JP5651492B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機に関する。
図12に示すように、一般に、パチンコ機Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、該機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた本体枠2と、該本体枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス扉(前面扉)4を備えており、該ガラス扉4には、その開口部8にガラスやプラスチック等からなる透明板9が取り付けられている。
この本体枠2には遊技盤3が取り付けられており、この遊技盤3の表側(つまり、ガラス扉4側)には、各種入賞口5や入賞球装置6、障害釘(図示せず)などが配置された遊技領域3aが設けられ、この遊技盤3の裏側には各種制御基板(図示せず)等が取り付けられている。
発射装置から打ち出された遊技球は該遊技領域3aを流下するように構成されており、遊技者は、ガラス扉4に取り付けられた透明板9を通して、この遊技領域3aを観察することができる。
通常、このガラス扉4(前面扉)は、遊技盤3に対するセキュリティーを確保するために、本体枠2との間で錠前装置10によって施錠されている。
しかし、遊技領域3a上での球詰まり等に対処するためには、この施錠を解除してガラス扉4を開閉する必要があり、しかも遊技場の管理者によるこのようなガラス扉4の開閉動作は、比較的、頻繁に行われる行為となっている。
従来、この錠前装置10は、内部の構造体であるフック部及びフック受け部が金属製で形成されており、長期間の使用状況においては、部品どうしの摺動により動作の渋りが発生しやすい。
また、この錠前装置10に取り付けられたフック部は、垂直方向に回転または上下動させるために錠前ベース部とリベットで保持されているが、リベットの構造上、フック締結部に十分なクリアランスが必要となるため、フック部自体が前後左右に大きくがガタついてしまう。
このガタつきは、錠前装置10内部における偏摩耗の原因となり、ガラス扉4の施錠・解錠動作の渋りの原因ともなっている。
そして、このガタつきは、ガラス扉4の本体枠2に対するガタつきの原因となり、不正遊技者が、このガタつきによって生じるガラス扉4と本体枠2との隙間からピアノ線やセルロイドを挿入して遊技盤3に対して不正行為を働く等の、セキュリティー上の問題も生じる。
特開2008−43418号公報
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガラス扉(前面扉)の本体枠に対する開閉動作に伴う渋りやガタつきを防止し、不正遊技を予防することのできるパチンコ機を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、遊技領域が形成された遊技盤を保持する本体枠と、前記本体枠に前記遊技盤を覆うようにして開閉自在に取り付けられた前面扉と、前記前面扉を施錠する錠前装置を備えたパチンコ機において、
前記錠前装置は、前記本体枠に設けられ、鍵の回動に連動して上下方向にスライドすると共に、当該上下方向のうち、一方の方向である施錠方向へ付勢される竿部材と、前記本体枠に取り付けられ、前記竿部材の前記スライドに連動して、前記前面扉を施錠する施錠位置と前記前面扉を解錠する解錠位置との間で回動するフック部材と、前記前面扉に取り付けられ、可撓性材料によって構成されて、施錠状態において前記フック部材を係止し、解錠状態において前記フック部材を解放するフック受け部と、を有し、
前記前面扉を閉めると、前記フック部材の前記フック受け部への進入が、前記フック受け部が撓むことにより許可されて施錠状態となり、
前記鍵を回動して前記竿部材を前記施錠方向に抗する方向にスライドさせることにより、前記フック部材が前記フック受け部から解放されて解錠状態となるように構成されたことを特徴とする錠前装置を備えたことを特徴としている。
このように構成したことにより、本発明は、施錠状態において、フック受け部の可撓性によりガラス扉(前面扉)の本体枠に対する押圧力が機能することとなり、ガラス扉と本体枠とのガタつきが防止され、不正遊技を予防することができる。
また、上記目的を達成するため、本発明は、前記フック部材は、前記本体枠に保持されて前記遊技盤に略直行する方向に延びた軸中心回りに回動する軸本体と、前記軸本体から前記前面扉側に延長し、矢尻状の先端を有する先端部と、前記軸本体の後端側に固定されて前記竿部材の前記スライドに連動して前記軸本体を回動させるカム部材と、前記軸本体を前記軸中心回りの施錠位置へ付勢するバネ部材とを有し、
前記竿部材は、前記カム部材と係合する係合片を有し、
前記鍵を回動して前記竿部材を前記施錠方向に抗する方向へスライドさせることにより、前記軸本体が前記軸中心回りに回動して前記先端部が前記施錠位置から前記解錠位置まで回動し、
前記フック受け部は、前記フック部材が前記施錠位置にある状態で前記前面扉を閉めると、この閉動作に伴って自身が撓みながら前記先端部を受け入れて係止すると共に、前記フック部材が前記解錠位置にある状態で前記前面扉を開けると、前記先端部の解放を妨げないように構成された先端受け部材を有することを特徴としている。
このように構成したことにより、本発明は、ガラス扉(前面扉)の施錠が簡単に行えると共に、施錠時においてフック受け部とフック部材の係合のためのクリアランスを大きくする必要がないので、本体枠に対するガタつき防止がより効率的に行われるとともに、係合機構を単純に構成することができるので、長期間の使用状況においても、該ガラス扉の開閉動作を円滑に行うことができる。
このように、本発明によれば、長期間使用することに伴う施錠や解錠での動作渋りを改善することができるとともに、ガラス扉(前面扉)の本体枠に対するガタつきを防止して不正遊技を予防することができる。
本発明の実施の形態例に係るパチンコ機の正面上方からの斜視図。 本発明の実施の形態例に係るパチンコ機の遊技盤が組み付けられない状態での正面上方からの斜視図及び錠前装置の部分拡大図。 本発明の実施の形態例に係るパチンコ機の前面扉を解錠して開いた状態でのパチンコ機背面上方からの斜視図。 本発明の実施の形態例に係るフック部材の施錠時における前方からの斜視図及び側面図。 本発明の実施の形態例に係るフック部材の矢尻状部の平面に沿って切断した側断面図。 本発明の実施の形態例に係るフック部材の分解斜視図とその完成図。 本発明の実施の形態例に係るフック受け部の斜視図及び側断面図。 本発明の実施の形態例に係るガラス扉を施錠する状態を、フック部材の鉛直方向での断面図で説明する説明図。 本発明の実施の形態例に係るガラス扉を解錠する状態説明図(1)。 本発明の実施の形態例に係るガラス扉を解錠する状態説明図(2)。 本発明の実施の形態例に係るガラス扉を解錠する状態説明図(3)。 従来例におけるパチンコ機の開扉時の説明図。
以下、本発明の実施の形態例を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態例に係るパチンコ機Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた本体枠2と、本体枠2の内側に収容された遊技盤3(図1には、図示せず。)と、本体枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられ、中央に大きく開口部8が形成されたガラス扉(前面扉)4と、このガラス扉4の該開口部8に取り付けられた透明なガラス板9等を具備している。
これら機枠1、本体枠2、遊技盤3,ガラス扉(前面扉)4,ガラス板9の配置構造は、図12に示す従来例と同様である。
また、ガラス扉4を本体枠2から解錠するための鍵口11が、ガラス扉4の正面側(遊技者側)に設けられている。
このうち、遊技盤3を収納しない状態での本体枠2を、図2に示す。
図2に示すように、本体枠2の正面から見て右側枠の上下の所定位置に、3個のフック部材20が、その矢尻状の先端部21を本体枠2から前面扉4(図2では、図示しない。)側へ突出するように設けられている。また、該本体枠2には、正面から見て左側枠に、前面扉4を取り付けるための蝶番2aが設けられている。
つぎに、このフック部材20の詳細を、図4〜6を用いて説明する。
フック部材20は、本体枠2に保持されて遊技盤3に略直交する方向に延びた軸中心回りに回動する軸本体22と、該軸本体22から前面扉4側に延長し、矢尻状の先端を有する先端部21と、該軸本体22の後端側に固定されて竿部材のスライドに連動して軸本体22を回動させるカム部材24と、軸本体22を本体枠2に軸中心回りに回動可能な状態で取り付けるためのベース部23とを有している。
そして、この矢尻状の先端部21は、平板状に形成されていると共に、軸本体22の直径よりも外に張り出した係合部21aを有している。
また、軸本体22には、図6に示すように、軸中心回りにコイルバネ26の収納空間22eを形成する軸本体鍔部22dが設けられており、その軸本体鍔部22dには、その外周面に設けられて軸中心回りの位置決めをする位置決め突起22aと、その軸本体鍔部22dの一部が切り欠かれてそこに前記コイルバネ26の一端を支持する切欠部22cとが設けられている。
さらに、該軸本体22は、その後端に、カム部材24に嵌合する嵌合部22bを有しており、その嵌合部22bの終端には、嵌合されるカム部材24を固定するためのカム固定部材25用に、ねじ穴22fが設けられている。
また、ベース部23には、軸本体22の後端部分を軸中心回りに回動可能に支持するベース部鍔部23dが設けられており、該ベース部鍔部23dには、軸本体鍔部22dと同様に、その軸中心回りにコイルバネ26のベース部側の収納空間23eが形成されており、該収納空間23eは軸本体側の収納空間22eと連通することで、コイルバネ26全体を収納する空間を形成している。
また、このベース部鍔部23dの外周面には、軸本体鍔部22dの外周面に設けられている位置決め突起22aと常態において当接するベース部位置決め突起23aが設けられている。
さらに、該ベース部23には該ベース部23を本体枠2の所定位置に取り付けるためのベース部取付部23bが設けられており、このベース取付部23bに設けられた取付穴によって該ベース部23が本体枠2に取り付けられる。
また、軸本体22は、ベース部23内に嵌合されて、該ベース部23に対しその軸線回りに回動可能とされており、嵌合時には、その後端に設けられている嵌合部22bが該ベース部23から首を出すように構成されている。
そして、このように首を出した嵌合部22bには、カム部材24が、その軸線回りに位置決めされて嵌合される。
このカム部材24は、この嵌合部22bに嵌合する嵌合穴24aと、後述する竿部材40に係合するカムフロアー24bを有している。
このカム部材24は、嵌合部22bの後端面に設けられたねじ穴22fにカム部材24の上からカム固定部材25を締め付けることによって、軸本体22に対し軸線回りの所定角度で固定されて取り付けられる。
さらに、図5及び図6に示すように、軸本体鍔部22dのコイルバネの収納空間22eとベース部鍔部23dのコイルバネの収納空間23eとによって形成される収納空間にはコイルバネ26が収納されており、該コイルバネ26の一端は軸本体鍔部22dに形成された切欠部22cに嵌め込まれ、他端はベース部23に固定されている。
該コイルバネ26は、軸本体22をベース部23に対し軸線回りに付勢するように構成されており、図6に示す組立完成時においては、常態において、軸本体22側に設けられている位置決め突起22aがベース部23に設けられているベース部位置決め突起23aにコイルバネ26によりバネ付勢されて当接し、その際、カムフロアー24bの位置は、ベース部23を本体枠2に固定した状態で、カム部材24のカムフロアー24bをコイルバネ26のバネ付勢に抗して下方(a方向)に引き下げると、その先端部21の矢尻状部分を、常態から方向bに回動させることができる位置とされている。
このように組み立てられたフック部材20は、図10に示すように、その先端部21の矢尻状部分の平面が常態において略鉛直になるように、ベース取付部23bにより本体枠2にそれぞれ取り付けられる。
次に、図3に示すように、本体枠2に取り付けられたフック部材20に対向するように、ガラス扉(前面扉)4側には、フック受け部30が取り付けられている。
該フック受け部30は、弾性変形可能な合成樹脂からなる可撓性材料によって構成されており、施錠状態において前記フック部材20の先端部21を係止し、解錠状態において該フック部材20の先端部21を解放するように構成されている。
このため、図7に示すように、該フック受け部30は、フック部材20の先端部21を受け入れる挿通開口30aと、施錠時にフック部材20の先端部21を係止するフック先端係止部(先端受け部材)30bと、該フック受け部30自体をガラス扉(前面扉)4に取り付けるためのフック受け取付部30cとを有している。
この挿通開口30aは、図10に示すように、その方円形の開口面に対し、前記したフック部材20が矢尻状の先端部21の平板面を略鉛直状態にして挿入されるが、図11に示すような水平状態で挿入されるとしても挿入可能な開口形状を有している。
これに対し、該フック先端係止部(先端受け部材)30bは、図7に示すように、該挿通開口30aの上下の縁部に設けられた1対の板状体であって、該1対の板状体は、先端部21が挿入される奥方向に向かって延長されるフリーな先端をそれぞれ有していると共に、該フリーな先端によって形成される開口面が、挿入される奥方向に向かって次第に小さくなるように形成されている。そして、その最奥での開口面は、フック部材20の平板状の先端部21が、図3に示すような略水平状態で該フック受け部材30に対し抜き差しされたときのみ、先端部21が該フック先端係止部30bに接触することがないような開口形状とされている。したがって、先端部21の矢尻状部分の平板面を略鉛直状態にして挿入すると、先端部21の係合部21aが該フック先端係止部(先端受け部材)30bに当接し、開口面を次第に拡大するように該フック先端係止部(先端受け部材)30bを弾性変形させながら挿入されることとなる。
そして、このフック受け部30は、フック受け取付部30cによってガラス扉(前面扉)4に取り付けられるが、その際、図3に示すように、フック部材20の平板状の先端部21が略水平状態であるときに、該先端部21を該フック受け部30に対し抜き差ししたとしても、該先端部21が該フック先端係止部30bに接触することのないように取り付けられる。
一方、竿部材40は、図3及び図10、11に示すように、本体枠2の上下方向に沿って延在し、かつ、上下方向にスライド可能に設けられており、図2に示す3個のフック部材20のそれぞれに対応する位置にカムフロアー駆動部(係合片)40aが形成されている。そして、このカムフロアー駆動部40aは、3個のフック部材20のカムフロアー24bにそれぞれ係合しており、竿部材40の下方向へのスライド動作によってカムフロアー24bを回動させ、これによりフック部材20がそれぞれ連動して回動するように構成されている。
また、該竿部材40は錠前装置10における解錠動作に連動するように構成されており(図示しない)、遊技店の店員等が前面扉4の鍵口11から鍵を差し込み、解錠動作をすると、竿部材40が下方向に所定量スライドするように構成されている。
そして、この竿部材40のスライドに連動して、カムフロアー24bを介してフック部材20が所定量回動することにより、該フック部材20の先端部21が、その矢尻状の平面を常態である鉛直状態から水平状態に変動するように構成されている。
以下、このように構成された本発明の実施例における施錠動作及び解錠動作について、図8を用いて説明する。
まず、ガラス扉(前面扉)4が施錠される動作を説明する。
図8に示すように、本体枠2に取り付けられたフック部材20は、コイルバネ26等により、常態において、その先端部21が矢尻状の平面を略鉛直状態とされている。この状態でガラス扉4を閉めようとすると、該ガラス扉4に取り付けられたフック受け部30の挿通開口30aに先端部21が挿入される状態となる。図8(a)
この状態からガラス扉4が更に閉められると、先端部21がフック受け部30内に挿入されて行くが、フック受け部30のフック先端係止部30bはフリーな先端を有しており、しかも弾性変形可能な合成樹脂からなる可撓性材料で作成されているので、先端部21が挿入されて行くにつれ、その係合部21aがフック先端係止部30bを押し広げていくこととなる。図8(b)
次いで、ガラス扉4が完全に閉められると、フック先端係止部30bのフリーな先端が係合部21aを乗り越え、該フック先端係止部30bがその弾発力により弾性復帰することとなって、フック先端係止部30bのフリーな先端は係合部21aと係合する状態となる。図8(c)
なお、この状態を構成するため、ガラス扉4が完全に閉められ状態において、フック先端係止部30bのフリーな先端とフック部材20の係合部21aとが係合するように、本体枠2からの該係合部21aの突出量とフック先端係止部30bの長さとが、所定の関係で設計されている。
この図8(c)に示す状態は、フック部材20がフック受け部材30によりロックされ、しかも、フック受け部材30は弾性変形可能な合成樹脂からなる可撓性材料で作製されているので、本体枠2とガラス扉4との間のガタつきが吸収される状態となっている。
次に、このように施錠されたガラス扉4を解錠する動作について、図3、図9〜図11を用いて説明する。
上記したとおり、ガラス扉4が施錠された状態では、フック部材20の先端部21は、図10に示すように、その平板面が略鉛直の状態となっている。この状態から、錠前装置10の鍵口11に鍵を差し込んで解錠方向に回動させると、この回動に連動して、竿部材40は図9矢印c方向に所定量スライドされる。
竿部材40はカムフロアー24bと係合しているので、コイルバネ26の弾発力を受けながらも下方にスライドしてゆき、フック部材21を所定角度回動させ、先端部21の矢尻状部分の平面を略鉛直状態から略水平状態とする。図11
この矢尻状部分の平板面が略水平となる状態では、図3に示すように、フック受け部材30のフック先端係止部30bとフック部材20の係合部21aとの係合が外れるので、フック受け部材30からフック部材20を抜くことができ、ガラス扉4を本体枠2から開放することができる。
フック部材20は、コイルバネ26の弾発力により、図8(a)に示す常態、つまり先端部21の矢尻状部分の平面を略鉛直とする方向に付勢されているので、ガラス扉4をこのように開放した後、差し込んだ鍵を引き抜くなどにより、先端部21の矢尻状部分の平面は略鉛直状態に復帰することとなる。
したがって、この常態からガラス扉4を閉めるだけで、ガラス扉4を簡単に再度、施錠することができる。
なお、本発明は上述した実施形態例に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術思想の範囲で様々な変形が可能である。例えば、以下のように当業者が適宜、設計変更をすることが可能である。
(1)上記実施の形態例では、フック部材20がベース部23によって本体枠2に取り付けられているが、該ベース部23を用いることなく、本体枠2に該ベース部23の機能を持たせる構造とした上で、フック部材20を直接、本体枠2に取り付けることもできる。
(2)上記実施の形態例では、矢尻状の先端部21の平面を常態において鉛直となるように構成したが、これとは反対に、常態において水平とし、その水平状態においてフック受け部材30と係合するように構成することもできる。
(3)上記実施の形態例では、先端部21の矢尻状部分の形状を平板状としたが、必ずしも平板状にする必要はなく、該先端部21が常態から90度回転することによって、フック受け部材30のフック先端係止部(先端受け部材)30bと該先端部21の矢尻状部分との係合が外れるような構成であれば、例えば、該矢尻状部分の鉛直方向での断面が楕円状などの形状をしていても良い。
(4)上記実施の形態例では、コイルバネ26はカム部材24に対する張力の付勢を引っ張り力で行っているが、押圧力を付勢するように構成することも可能であり、その場合は、軸本体22側に設けられている位置決め突起22aとベース部23に設けられているベース部位置決め突起23aとの当接する位置関係を変更することが必要である。
(5)上記実施の形態例では、竿部材40の施錠方向への付勢手段は、コイルバネ26によって行われているが、これに加えて、或いはこれに替えて、竿部材40に対して、フック部材の先端部を常態にする方向に付勢する張力を、直接付加する構成とすることもできる。
1 機枠
2 本体枠
3 遊技盤
4 ガラス扉(前面扉)
20 フック部材
21 先端部
21a 係合部
22 軸本体
23 ベース部
24 カム部材
25 カム固定部材
26 コイルバネ(バネ部材)
30 フック受け部
30b フック先端係止部(先端受け部材)
40 竿部材
40a カムフロアー駆動部(係合片)

Claims (2)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤を保持する本体枠と、前記本体枠に前記遊技盤を覆うようにして開閉自在に取り付けられた前面扉と、前記前面扉を施錠する錠前装置を備えたパチンコ機において、
    前記錠前装置は、
    前記本体枠に設けられ、鍵の回動に連動して上下方向にスライドすると共に、当該上下方向のうち、一方の方向である施錠方向へ付勢される竿部材と、
    前記本体枠に取り付けられ、前記竿部材の前記スライドに連動して、前記前面扉を施錠する施錠位置と前記前面扉を解錠する解錠位置との間で回動するフック部材と、
    前記前面扉に取り付けられ、可撓性材料によって構成されて、施錠状態において前記フック部材を係止し、解錠状態において前記フック部材を解放するフック受け部と、を有し、
    前記前面扉を閉めると、前記フック部材の前記フック受け部への進入が、前記フック受け部が撓むことにより許可されて施錠状態となり、
    前記鍵を回動して前記竿部材を前記施錠方向に抗する方向にスライドさせることにより、前記フック部材が前記フック受け部から解放されて解錠状態となるように構成されたことを特徴とする錠前装置を備えたパチンコ機。
  2. 前記フック部材は、前記本体枠に保持されて前記遊技盤に略直交する方向に延びた軸中心回りに回動する軸本体と、前記軸本体から前記前面扉側に延長し、矢尻状の先端を有する先端部と、前記軸本体の後端側に固定されて前記竿部材の前記スライドに連動して前記軸本体を回動させるカム部材と、前記軸本体を前記軸中心回りの施錠位置へ付勢するバネ部材とを有し、
    前記竿部材は、前記カム部材と係合する係合片を有し、
    前記鍵を回動して前記竿部材を前記施錠方向に抗する方向にスライドさせることにより、前記軸本体が前記軸中心回りに回動して前記先端部が前記施錠位置から前記解錠位置まで回動し、
    前記フック受け部は、前記フック部材が前記施錠位置にある状態で前記前面扉を閉めると、この閉動作に伴って自身が撓みながら前記先端部を受け入れて係止すると共に、前記フック部材が前記解錠位置にある状態で前記前面扉を開けると、前記先端部の解放を妨げないように構成された先端受け部材を有することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
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