JP3726102B2 - ラッチ錠 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配電盤、制御盤、キュービクル、キャビネットなどの筺体に対する扉の開閉時に使用する鎖錠、および鎖錠解除のためのラッチ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、配電盤や制御盤などの筺体には、これを開閉する扉の鎖錠および鎖錠解除を行うためのラッチ錠が取り付けられている。このラッチ錠は、例えばケース内に収納されて、ケース開口部の内外に出没するラッチ部材と、このラッチ部材をケース外へ突出する方向に附勢するスプリングとを有し、筺体に設置される。従って、この筺体の扉を閉じようとすると、扉の一部がラッチ部材に当ってこのラッチ部材がケース内に没入され、続いてスプリングの反発力を受けてラッチ部材が扉の係止部に係合する。このようなラッチ錠は、扉の開閉時に扉の開閉操作とともにラッチ部材をケースの内外に出没させて、扉の閉止状態を単に軽く保持する構成であり、その扉の閉止状態をロックできない。
【0003】
一方、これに対し筺体を扉が閉じている状態をロックする機能をそのラッチ錠に持たせたものも種々提案されているが、これらの多くは、扉を閉じている状態をロックするために、扉を開閉する一連の操作とは別の操作で、前記ラッチ部材の動きを規制する機構が別途必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のラッチ錠においては、扉の閉止状態をロックするためには、このロックのためロック機構を前記のように別途ケース内に設置し、このロックのための機構を作動させるための操作を、閉止操作とは別に行わなければならないという不都合があった。また、このようなロック機構の設置によってラッチ錠全体の構造が複雑化してコスト高になるほか、扉を閉鎖するための操作数が増え、その操作が煩わしいという問題があった。
【0005】
本発明は前記従来の欠点に着目し、これを解決せんとするものであり、その目的は、初めのプッシュ(押し込み)操作によってラッチ部材による扉の閉止状態をロック可能にし、再度のプッシュ(押し込み)操作によって前記閉止状態のロック解除可能にし、これにより簡単かつ迅速に扉の開閉操作を行うことができるラッチ錠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的に鑑みてなされたものであり、その要旨とするところは、軸支部を中心に揺動可能に支持されたラッチ部材と、該ラッチ部材を解錠方向に揺動附勢するスプリングと、該スプリングの反発力を前記ラッチ部材を介して受けて回動附勢されるとともに、前記反発力に抗して前記ラッチ部材を鎖錠方向に回動操作するための操作部材と、該操作部材の押し込み操作および押し込み操作の解除により一方向に回動して、該操作部材の係止部を保持し、次の操作部材の押し込み操作および押し込み操作の解除により前記係止部の保持を解除する係止ロック駒とを備えてなることを特徴とするラッチ錠にある。
【0007】
この態様によれば、操作部材の押し込み操作によるラッチ部材の解錠方向および鎖錠方向への附勢と、係止ロック駒の回動と、この回動による係止ロック駒による操作部材自体のロックおよびロック解除を、少ない部品および簡単な構成によってスムースに実施できる。
【0008】
本発明の他の要旨は、前記係止ロック駒が、前記操作部材の押し込み操作によって回動附勢され、この押し込み操作の解除によって操作方向とは逆方向に回動しようとする操作部材の係止部を保持し、続く操作部材の押し込み操作によって回動附勢されて、前記係止部の保持を解除する一対の係止溝を持つことを特徴とするラッチ錠にある。
【0009】
この態様によれば、軽量で簡単な構成の係止ロック駒の溝部を、操作部材によるこの係止ロック駒の回転操作部材およびこの係止ロック駒による操作部材のロック部材として使用することで、ラッチ部材による扉などの閉止ロックを確実にすることができる。
【0010】
本発明のさらに他の要旨は、前記係止ロック駒が前記係止溝を挟む一対の突起を持ち、前記係止溝に操作部材の係止部を保持したとき、前記各突起のうち係止ロック駒の前記係止溝側にある突起の先端部に対し、前記係止部を干渉させて前記係止ロック駒および操作部材相互の回転をロックするようにしたことを特徴とする。
【0011】
この態様によれば、操作部材の係止部および係止ロック駒の相対的なサイズ、形状を決定するのみで、係止ロック駒の回動を規制するために、スプリングや長孔などを使った複雑なメカニズムを採用せずに、操作部材のロック機構を安価に構成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図について説明する。図2、図3、図4は本発明のラッチ錠の平面図、正面図および右側面図であり、全体として直法形のケース1と、このケース1の上部開口1aを開閉自在に塞ぐ操作部材2とを有する。また、ケース1は、図5および図6に示すような合成樹脂の成型品として得られ、薄肉の連結部3を介して繋れる前後二つの半ケース部分4a、4bを、図2および図4に示すように衝き合わせて連結したものからなる。
【0013】
前記半ケース部分4bの右側壁には、他方の半ケース部分4aに対する前記衝き合わせ方向に突出する係止爪片5が突設されている。一方、前記他方の半ケース部分4aの右側壁には、前記衝き合わせ時に、前記係止爪片5が挿入されてこれを抜け止めする係止孔6が設けられている。さらに、各半ケース部分4a、4bの左右側壁および底板には、前後対称形状の衝き合わせ面a1、a2およびb1、b2が設けられている。
【0014】
これらのうち、衝き合わせ面a1、b1は半ケース部分4a、4bの周縁に略L字状に設けられ、衝き合わせ面a2、b2は半ケース部分4a、4bの左上部の僅かな領域に設けられている。そして、これらの衝き合わせ面a1、b1が設けられない部分、つまり左側壁が設けられない部分は、ラッチ部材20がケース1の内外に出没する後述の係止孔を形成する。
【0015】
また、これらの衝き合わせ面a1、a2には小径の位置決め孔7が設けられ、他方の衝き合わせ面b1、b2には、その位置決め孔7に対応する位置に突ピン8が一体に設けられている。従って、ケース1の組み付け時にこれらの突ピン8が対応する位置の位置決め孔7に嵌まり込むことで、各半ケース部分4a、4bの組み付け位置を正しくかつ容易に決められるようにされている。
【0016】
また、半ケース部分4aの衝き合わせ面a2付近の前壁内面と半ケース部分4bの衝き合わせ面b2の後壁内面には、前記操作部材2に一体に設けられた回動軸を支持する軸孔9a、9bと、後述のラッチ部材に一体に設けられた回動軸を支持する軸孔10a、10bが形成されている。
【0017】
さらに、ケース1下部における半ケース部分4aの前壁内面および半ケース部分4bの後壁内面の各隅部には、各衝き合わせ面a1、b1に連続し、かつこれにより低い段部11a、11bが一体に形成されている。これらのうち段部11aには、後述のスプリングの一端を係止するためのピン12が突設され、段部11bにはこのピン12の先端部を受け入れて支持するピン挿入孔13が設けられている。
【0018】
さらに、前記各半ケース部分4a、4bの衝き合わせ面a2、b2に連続する所定位置には、前記段部11a、11bより更に低い段部14a、14bが設けられている。これらの各段部14a、14bの互いに対応する位置には、後述の係止ロック駒に一体の回動軸を支持するための軸孔15a、15bが設けられている。各半ケース部分4aの前壁および半ケース部分4bの後壁には、上部が自由端となる切り起こし片が16a、16bが一体に設けられている。
【0019】
これらの切り起こし片16a、16bと各半ケース部分4a、4bの上端周縁の突縁1b、1cとの間には扉などのパネル17の取付孔17aの周縁部を挟持可能にしている。これらの切り起こし片16a、16bの上端面には、パネル17との摩擦抵抗を確保するための凹凸面などの摩擦処理が施されている。18はラッチ錠の後述のラッチ部材20を係脱させるための、係止孔19を持った盤類である。
【0020】
図1(a)〜図1(g)は、本発明のラッチ錠における前記ケース1の内部構造およびラッチ錠の組み立て工程を詳細に示す。ここでは、説明を分り易くするため、半ケース部分4aの図示を省き、半ケース部分4bに前記操作部材2、ラッチ部材20および係止ロック駒21を装着した状態を図示してある。ラッチ部材20は全体として錨形状をなし、上方の突出部22の前後端面には回動軸22aが設けられている。これらの各回動軸22aは図5に示した軸孔9a、9bに挿入されて、ケース1内で回動自在に支持されている。
【0021】
また、このラッチ部材20は図上左方に向って先細りとなる、下面が円滑な傾斜面の係止部20aを有し、これが、回動軸22aを中心とする揺動(回動)によって、各半ケース部分4a、4b間に作られた係止孔23の内外に出没可能となっている。
【0022】
また、ラッチ部材20の下部には下方および右方に開口する切欠24が形成されており、この切欠24内に突設された係止ピン25と前記ケース1内の段部11aに突設されたピン12とに、コイル型のスプリング26の各一端が係止されている。従って、ラッチ部材20はこのスプリング26によって、その先端部をケース1の内方へ常時附勢している。
【0023】
次に、前記操作部材2は、左端部の前後端に回動軸2aを持つ。これらの回動軸2aは、図5に示した半ケース部分4a、4bの前記軸孔10a、10bに挿入されて、ケース1内で回動自在に支持されている。また、この操作部材2の前後部の下面には、スプリング支持片27が突設されており、これらの支持片27と操作部材2との間に、略U字状に折り曲げられた板スプリング28の一方の片が挿入されて、容易に脱抜しないように保持されている。この板スプリング28の他方の片は撓み片28aとされて、先端が内側にわん曲に形成され、前記ラッチ部材20の突部20bに摺接可能に支持されている。
【0024】
また、前記操作部材2の下面には、中央部に空隙30を形成するように、駒案内部材29が、ブリッジ状に突設されており、この駒案内部材29の水平ブリッジ29aが、係止ロック駒21によって係止ロック可能な係止部として後述のように機能する。なお、駒案内部材29の図上右側面は全体として滑らかな円弧面29bに形成され、従って係止部である水平ブリッジ29の側面も円弧面Lとなっている。さらに、前記操作部材2の下面であって、前記駒案内部材29の右方には駒ガイド溝31が形成され、この駒ガイド溝31の前縁部31a付近が係止ロック駒21の回動操作部となっている。
【0025】
一方、係止ロック駒21は、図7および図8に示すように、前後に突出する回動軸21aを中心として、隣り合う1組の台形および三角形の突起32、33を2組分点対称配置した構成を持つ。これらの突起32、33間にはV字溝としての係止溝34aとこれにより緩やかな傾きのV字溝であるガイド溝34bとが形成されている。
【0026】
また、台形の突起33のガイド溝34a側のガイド溝34a側の傾斜面Kは、前記水平ブリッジ29の円弧面Lに後述のように接触する。なお、三角形の突起32は台形の突起33よりも外径方向に尖って僅か突出しており、台形の突起33の外周面は円弧状に形成されている。そして、前記各回動軸21aは、図5に示すような前記軸孔15a、15b内に挿入されて、小さな摩擦抵抗にて回動可能に支持されている。
【0027】
次に、このような構成のラッチ錠の動作を説明する。図1(a)はこのラッチ錠の解錠状態を示す。この状態においては、操作部材2の係止ロック駒21による後述のロック動作が解除されているため、ラッチ部材20はスプリング26の反発力(収縮力)を受けて、回動軸22aを中心に、図上反時計方向に揺動附勢されている。
【0028】
このため、揺動附勢されたラッチ部材20の係止部20aはケース1内に没入し、一方、突部20bがケース1の上部開口1aより上方に大きく突出する。従って、その突部20bに接触している板スプリング28を持つ操作部材2は、回動軸2aを中心に反時計方向にはね上げられた状態で、ケース1上に起立している。このとき、係止ロック駒21は図示の状態に傾いているが、必ずしもこの傾きである必要はない。
【0029】
ここで、このラッチ錠により盤類18に対する鎖錠を行う場合には、操作部材2の上面を指で押し下げ、この操作部材2を回動軸2aを中心として図1(a)の矢印P方向に回動させる。この回動により、ラッチ部材20の突部20bが板スプリング28の撓み片28aに押されて回動軸22aを中心に時計方向に回動する。また、操作部材2の駒案内部材29の円弧面29bが図1(b)に示すように係止ロック駒21の緩やかなガイド溝34bに軽く摺接しながら下方へ移動する。
【0030】
さらにこの操作部材2を押し下げると、操作部材2に形成された前記駒ガイド溝31の前縁部31aが係止ロック駒21の係止溝34a内に、図1(c)に示すように入り込みながら、三角形の突起32の内側面を下方へ押圧する。これにより、係止ロック駒21は、図1(d)に示すように回動軸21aを中心に時計方向に回動する。このとき、三角形の突起32は台形の突起33より径が大きいため、駒ガイド溝31の前縁部31aによる突起32の係合および回動操作が確実となる。
【0031】
このため、係止ロック駒21の対称位置にあるもう一方の三角形の突起32の先端が、駒案内部材29の前記空隙30内に突出する。ここで、この操作部材2の押し込み操作を止めて、この操作部材2から指を離すと、スプリング26の反発力をラッチ部材20を介して受ける操作部材2は、回動軸2aを中心に反時計の矢印方向Qに回動する。この回動によって、前記駒案内部材29の水平ブリッジ29aの右側面である円弧面29bが、図1(e)に示すように係止ロック駒21の係止溝34a内に入り込む。
【0032】
このとき、スプリング26の反発力を受けて矢印V方向に附勢されている操作部材2は、係止ロック駒21を矢印W方向へ回転させようとする。しかし、係止ロック駒21の係止溝34a側の突起33の先端部(角部またはその付近)が、前記円弧面29bの下部に点(または面)Xで衝合し、この点(または面)Xにおける操作部材2の矢印Wの移動方向と前記角部の矢印Yの回動方向とが互いに干渉し合う方向となる。このため、前記衝合は解除されず、操作部材2はロック状態となる。このような操作部材2のロック状態においては板スプリング28を介してラッチ部材20の突部20bがスプリング26の反発力に抗して押し下げられている。このため、ラッチ部材20の係止部20aは所定量を係止孔23の外へ突出した状態に維持され、盤類18に対するパネル17の鎖錠状態を継続する。
【0033】
次に、このような盤類18に対する鎖錠を解除するには、前記操作部材2を図1(f)に示すように指で再度押し下げ操作する。この押し下げ操作力を受けて操作部材2は回動軸2aを中心に時計方向に回動するため、この操作部材2下面の前記前縁部31aが、これに対向する係止ロック駒21の台形の突起32を下方へ押し下げる。
【0034】
このため係止ロック駒21の係止溝34aおよび前記角部から離れるように、駒案内部材29の水平ブリッジ29aも下降するとともに、係止ロック駒21は最大量時計方向に回動し、係止ロック駒21の前記係止溝34aおよび前記角部から水平ブリッジ29aが下方へ離れていく。
【0035】
従って、係止ロック駒21は駒案内部材29の移動規制を解除するとともに、自身の回動も自由になり、図6(g)に示すような状態となる。この状態では、操作部材2は何の回動規制を受けることもなく、操作部材2の前記再度の押し下げを最大量行った後は、これから指を離すことにより、スプリング26の反発力をラッチ部材20を介して受けて、一気に時計方向に回動して、図1(a)に示す状態になる。この状態では、ラッチ部材20の係止部20aは係止孔23の外へ突出して、盤類18に対する鎖錠動作を解除することとなる。
【0036】
このように、ラッチ部材20の係止部20aのケース1からの突出動作のロックは、ロック錠を別途用意したり、両手操作をしたりして行う必要がなく、操作部材2に対する作業者の片手の指によるいわゆるプッシュ・プッシュ操作のみで行える。従って初めのプッシュ(押し込み)操作のみでラッチ部材をケース1外へ突出させてこれを保持でき、盤類18に対する鎖錠を確実にできるとともに、次のプッシュ操作によってこの鎖錠を簡単かつ迅速に解除できる。なお、このプッシュ操作は女性などの指の爪を傷めることもない。
【0037】
また、ラッチ部材20の係止部20aの前記出没動作は回動軸22aを中心とする揺動であるため、ラッチ部材20の運動領域を小さく抑えることができ、従って、ラッチ錠全体のサイズを小形化できる。さらに、操作部材2が図1(a)に示すように大きく立ち上がっている解除状態を除いて、板スプリング28の撓み片28aがラッチ部材20の突部20bに接触している。
【0038】
このため、ケース1の係止孔23から突出するラッチ部材20の係止部20aに対して、盤類18などからの大きな外力が作用しても、板スプリング28の撓み片28aを撓ませることで、その外力を吸収でき、ラッチ部材20を含むラッチ錠全体の損傷や破壊を未然に防止することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ラッチ部材を鎖錠方向に揺動操作可能にするとともに、スプリングの反発力を前記ラッチ部材を介して受けて回動する操作部材を設け、該操作部材の押し込みおよび押し込み解除の操作により係止ロック駒を一方向に回動させて、この係止ロック駒に該操作部材の係止部を保持させ、次の前記操作部材の押し込みおよび押し込み解除の操作により前記係止部の保持を解除させるようにしたので、操作部材の押し込み(プッシュ)操作によるラッチ部材の解錠方向および鎖錠方向への揺動と係止ロック駒の回動、この回動による係止ロック駒による操作部材自体のロックおよびロック解除を少ない部品および小形で簡単な構成にてスムースに実施できる。
【0040】
また、本発明によれば、前記係止ロック駒に前記操作部材の押し込み操作によって回動附勢され、この押し込み操作の解除によって操作方向とは逆方向に回動しようとする操作部材の係止部を保持させ、続く操作部材の押し込み操作によって回動附勢されて、前記係止部の保持を解除する一対の係止溝を持たせるようにしたので、軽量で簡単な構成の係止ロック駒の溝部を、操作部材によるこの係止ロック駒の回転操作部材およびこの係止ロック駒による操作部材のロック部材として使用でき、これによりラッチ部材による扉、パネルの閉止ロックを確実にすることができる。
【0041】
さらに、本発明によれば、前記係止ロック駒が前記係止溝を挟む一対の突起を持ち、前記係止溝に操作部材の係止部を保持したとき、前記各突起のうち係止ロック駒の前記係止溝側にある突起の先端部に対し、前記係止部を干渉させて、前記係止ロック駒および操作部材相互の回転をロックするようにしたので、操作部材の係止部および係止ロック駒の相対的なサイズ、形状を決定するのみで、係止ロック駒の回動を規制するために、スプリングや長孔などを使った複雑なメカニズムを採用せずに、操作部材のロック機構を安価に構成できるというメリットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるラッチ錠の構造および組立工程を示す要部の断面図である。
【図2】図1に示すラッチ錠の平面図である。
【図3】図1に示すラッチ錠の正面図である。
【図4】図1に示すラッチ錠の右側面図である。
【図5】図1に示すケースを展開して示した平面図である。
【図6】図1に示すケースを展開して示した右側面図である。
【図7】図1に示す係止ロック駒の側面図である。
【図8】図7に示す係止ロック駒の正面図である。
【符号の説明】
2 操作部材
20 ラッチ部材
21 係止ロック駒
26 スプリング
29a 水平ブリッジ(係止部)
32、33 突起
34a 係止溝
K 傾斜面
L 円弧面

Claims (3)

  1. 軸支部を中心に揺動可能に支持されたラッチ部材と、該ラッチ部材を解錠方向に揺動附勢するスプリングと、該スプリングの反発力を前記ラッチ部材を介して受けて回動附勢されるとともに、前記反発力に抗して前記ラッチ部材を鎖錠方向に回動操作するための操作部材と、該操作部材の押し込み操作および押し込み操作の解除により一方向に回動して、該操作部材の係止部を保持し、次の操作部材の押し込み操作および押し込み操作の解除により前記係止部の保持を解除する係止ロック駒とを備えてなることを特徴とするラッチ錠。
  2. 前記係止ロック駒が、前記操作部材の押し込み操作によって回動附勢され、この押し込み操作の解除によって操作方向とは逆方向に回動しようとする操作部材の係止部を保持し、続く操作部材の押し込み操作によって回動附勢されて、前記係止部の保持を解除する一対の係止溝を持つことを特徴とする請求項1に記載のラッチ錠。
  3. 前記係止ロック駒が前記係止溝を挟む一対の突起を持ち、前記係止溝に操作部材の係止部を保持したとき、前記各突起のうち係止ロック駒の前記係止溝側にある突起の先端部に対し、前記係止部を干渉させて、前記係止ロック駒および操作部材相互の回転をロックするようにしたことを特徴とする請求項2に記載のラッチ錠。
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