JP2002161661A - 引戸扉等のサムターン付き錠 - Google Patents

引戸扉等のサムターン付き錠

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JP2002161661A
JP2002161661A JP2000357951A JP2000357951A JP2002161661A JP 2002161661 A JP2002161661 A JP 2002161661A JP 2000357951 A JP2000357951 A JP 2000357951A JP 2000357951 A JP2000357951 A JP 2000357951A JP 2002161661 A JP2002161661 A JP 2002161661A
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信久 藤井
Keiichi Abe
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 回転円板をフリー時のみならずロック時にお
いても確実に位置決めできる引戸扉等のサムターン付き
錠を提供する。 【解決手段】 ロック装置2は、支持部材5と回動体6
と、この回動体6とともに回動する回動円板7よりな
り、掛金15が解錠されている状態と本施錠の状態とに
のみ円板7を位置決めしうる位置決め用のピン溝51に
嵌合する位置決め用のピン58を有し、掛金15が解錠
されている状態と本施錠の状態とに切替わるときに円周
溝50を摺動する摺動部材52と、この摺動部材52か
ら突出され、上下案内部8の裏面R側に設けた小孔部5
5を貫通する位置決め用のシャフト56と、このシャフ
ト56に両端57a,57bが常時それぞれ小孔部55
および摺動部材52を押圧するよう介挿され、掛金15
が解錠されている状態と本施錠の状態のときに円板7の
回動を阻止しうる位置決め用のバネ57とより構成して
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばミニハ
ウスや物置、倉庫、ガレージ等の組立家屋のつき合わせ
引戸に使用されるサムターン付き錠に関する。
【0002】
【従来の技術】室外側から仮施錠が可能であり、かつ室
外側と室内側の両方から本施錠が可能な引戸扉等のサム
ターン付き錠98として、図15に示すように、上端に
傾斜面99を有する支持部材100と、この支持部材1
00に形成された貫通孔101内に回動自在に支持され
係止突起102が後面Dに形成された回動体103と、
この回動体103とともに回動するよう支持部材100
の裏面S側に設けられサムターン104の係合溝部10
5を後面に突出状態で有する回動円板106とよりなる
ロック装置107を備え、このロック装置107と連係
する摺動子108をシフター109と連係させ、そのシ
フター109によって掛金110を回動動作させるよう
にして、そのシフター109のつまみを下方操作するこ
とによって仮施解錠がなされる一方、回動体103に前
面側から挿入したキー112またはサムターン104を
操作することによって、本施解錠がなされるように構成
したものがある。
【0003】本施錠の作動手順は以下の通りである。 (1)掛金110が解錠されている状態(図17参照)
(以下、フリー時という)で回動体103の前面側に設
けたキー溝103a(図16参照)にキー112を挿入
する。図16は、キー112挿入時の回動体103に設
けた前記係止突起102の位置を示す。 (2)キー溝103aに挿入されたキー112をたとえ
ば時計まわり(A方向)に回動させ始めると、予め摺動
子108の係止孔120に遊嵌係合している回転円板1
06のピン軸113(図17参照)が回動体103の前
記係止突起102に係合して回転円板106がA方向に
回動し始める(図18参照)。このとき、摺動子108
が下方へ移動し始める。 (3)同時に、摺動子108の上端に設けた摺動カム1
21が支持部材100の前記傾斜面99により摺動子1
08の上端に摺動カム121に隣接して設けた摺動ピン
122の側に押されて摺動ピン122の先端122aが
シフター109の下端に設けた切欠孔123に引掛か
り、摺動子108とともにシフター109も下方へ移動
し始める。 (4)この状態でキー112を180度回動させると本
施錠の状態になる。すなわち、摺動子108の更なる下
降に連係してシフター109も図19に示すように更に
下降した状態になるとともに、このシフター109に連
結支持されている掛金110が回動して図20のように
なり、掛金110を閉位置に固定することができる。図
21は、キー112を時計方向に180度回動させた本
施錠の状態での回動体103に設けた前記係止突起10
2の位置を示す。すなわち、図21において、キー11
2を時計方向に180度回動させると、係止突起102
に係合するピン軸113を介して回転円板106もA方
向に回動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、図21の本施
錠の状態(以下ロック時という)ではキー溝103aか
らキー112を取り外すことはできず、また、キー11
2をロック時の位置から少しずらした位置まで戻しても
取り外すことはできず、結局、ロック時の位置からキー
112を反時計まわりに180度回動させて回動体10
3に設けた前記係止突起102を図16で示すキー11
2挿入時(フリー時)の位置にもってきて始めてキー1
12を取り外すことができる。
【0005】ところで、このロック時において、従来で
は、たとえば振動等があるとその反動で掛金110が前
記閉位置から外れ易くなるという事態が発生する場合が
ある。これは、前記回転円板106がフリー時のみなら
ずロック時においても確実に位置決めされていないから
であると考えられる。すなわち、ロックをおこない、キ
ー112をフリー時の位置に戻してキー溝103aから
キー112を取り外した時点では、回動体103に設け
た前記係止突起102の位置は、図16に示した状態で
ある一方、回転円板106の前記ピン軸113は図21
に示す位置にある。そのため、前記A方向とは逆の方向
には前記ピン軸113を遮るものはないので、振動等の
反動で回転円板106は前記A方向とは逆の方向に回動
し易くなる。そして、前記逆の方向に回転円板106の
ピン軸113が回動すると、摺動子108が上方へ移動
し始め、同時に、摺動ピン122の先端122aがシフ
ター109の下端に設けた切欠孔123に引掛かかった
状態で、シフター109も上方へ移動し始め、結局、掛
金110が解錠される事態になる。
【0006】また、フリー時においても、逆に前記A方
向には前記ピン軸113を遮るものはないので、振動等
の反動で回転円板106は前記A方向に回動し易くな
り、ロック状態になるおそれがある。
【0007】この発明は、上述の事柄に基づいてなされ
たもので、回転円板をフリー時のみならずロック時にお
いても確実に位置決めできる引戸扉等のサムターン付き
錠を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、錠ケース内に、本施解錠操作用のロッ
ク装置、このロック装置と連係する摺動子およびこの摺
動子の上部側に位置して前記摺動子と連係するシフター
を備え、錠ケースの側面に形成した開口から掛止端をつ
き合わせ引戸の開閉方向に出没させる掛金をこの掛金に
連結支持された前記シフターの上下動によって回動動作
させるように構成するとともに、前記シフターの室外側
に錠ケースの前面開口から突出状態で設けられるつまみ
を操作することによって前記シフターが下方移動して仮
施解錠がなされる一方、前記ロック装置に挿入したキー
または室内側に前記ロック装置に連動するよう設けられ
るサムターンを操作することによって本施解錠がなされ
るように構成した引戸扉等のサムターン付き錠におい
て、前記ロック装置は、傾斜面に形成された上端面を有
し、前記摺動子を上下動自在に案内する上下案内部を有
する支持部材と、この支持部材の上下案内部下方位置に
形成された貫通孔内に回動自在に支持され、かつキー溝
が前面側に形成され、更に、係止突起が後面に形成され
た回動体と、この回動体とともに回動するよう前記上下
案内部の裏面側に設けられ前記サムターンの係合溝部を
後面側に突出状態で有する回動円板よりなり、この円板
は前面に前記係止突起に係合するピン軸を有し、また、
前記摺動子は、前記ピン軸を遊嵌係合させるよう設けら
れ、前記掛金が解錠されている状態から前記キーまたは
サムターンを操作して本施錠の状態にするときに前記円
板の回動により前記摺動子を下方へ移動させうる係止孔
を下部に有するとともに、前記摺動子の下方移動によっ
て前記支持部材の前記傾斜面に当接案内されて回動変位
する摺動カムと、前記掛金が解錠されている状態ではバ
ネの付勢力で回動変位前の前記摺動カムに後端側が接近
し、本施錠時では前記変位した前記摺動カムにより前記
付勢力に抗して押圧され先端が突出する摺動ピンとを上
端に有する一方、前記シフターは、前記摺動子の下方移
動時に前記摺動子とともに下方移動するよう前記摺動ピ
ンの前記先端に係合する切欠孔を下部に有し、更に、前
記円板は後面において、前記係合溝部のまわりに円周溝
を有するとともに、この円周溝内に位置決め用のピン溝
を有する一方、前記支持部材における前記上下案内部の
裏面側において前記掛金が解錠されている状態と前記本
施錠の状態とにのみ前記円板を位置決めしうる位置決め
手段を有し、しかも、この位置決め手段は、前記位置決
め用のピン溝に嵌合する位置決め用のピンを有し、前記
掛金が解錠されている状態と前記本施錠の状態とに切替
わるときに前記円周溝を摺動する摺動部材と、この摺動
部材から突出され、前記上下案内部の裏面側に設けた小
孔部を貫通する位置決め用のシャフトと、このシャフト
に両端が常時それぞれ前記小孔部および摺動部材を押圧
するよう介挿され、それによって、前記掛金が解錠され
ている状態と前記本施錠の状態のときに前記円板の回動
を阻止しうる位置決め用のバネとよりなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1〜図14におい
て、1は、錠ケースで、この錠ケース1内に、本施解錠
操作用のロック装置2、このロック装置2と連係する摺
動子3およびこの摺動子3の上部側に位置して前記摺動
子3と連係するシフター4を有する。
【0010】前記ロック装置2は、支持部材5と回動体
(シリンダ)6と回動円板7よりなる。
【0011】前記支持部材5は、傾斜面Qに形成された
上端面を有し、前記摺動子3を上下動自在に案内する上
下案内部8を有するとともに、上下案内部8下方位置に
貫通孔9を有する。
【0012】前記回動体6は、前記貫通孔9内に回動自
在に支持されキー溝10を前面側に有し、かつ、後面W
に係止突起11を有する。
【0013】前記円板7は、前記回動体6とともに回動
するよう前面Eに前記係止突起11に係合するピン軸1
2を有するとともに、支持部材5の前記上下案内部8の
裏面R側に設けられている。そして、円板7は、室内側
に前記ロック装置2に連動するよう設けられるサムター
ン13の係合溝部14を後面T側に突出状態で有する。
【0014】15は、錠ケース1の側面に形成した開口
から掛止端15aをつき合わせ引戸41の開閉方向に出
没させる板金材よりなる掛金である。
【0015】16は、キー溝10に挿入されるキーであ
る。
【0016】前記摺動子3は、前記ピン軸12を遊嵌係
合させるよう設けられた係止孔17を下部に有する。こ
の係止孔17は、掛金15が解錠されている状態(以下
フリー時という)(図2、図4、図5、図7、図10参
照)から前記キー16をたとえば時計まわりに180度
回動操作したり、または、前記キー16の代わりにサム
ターン13をたとえば反時計まわりに180度回動操作
して本施錠の状態(以下ロック時という)(図9、図1
1、図13参照)にするときに前記円板7の回動により
前記摺動子3を下方へ移動させうる。
【0017】更に、前記摺動子3は、上端に、摺動カム
20と摺動ピン21を有する。すなわち、20aは、摺
動カム20の枢支部で、前記摺動カム20は、摺動子3
の下方移動によって前記支持部材5の前記傾斜面Qに当
接案内され、図7の状態から、図8および図9に示す状
態に順次、摺動ピン21側に回動変位する。なお、図7
は、フリー時を示し、回動変位前の摺動カム20の位置
を示している。また、図8は、摺動カム20の回動変位
途中位置を示し、図9は、摺動カム20の回動変位終了
位置を示す。
【0018】図7において、摺動ピンガイド体23の前
端小径部n’には、案内孔29が形成されており、この
案内孔29内にバネ定数の弱いバネ24を介して摺動ピ
ン21の後端部21aが摺接可能に嵌め込まれている。
また、28は、ケース体であり、掛金15が解錠されて
いる状態では摺動ピン21の後端部21aを覆う。そし
て、この後端部21aの外周における摺動ピンガイド体
23およびケース体28間には前記バネ24よりもバネ
定数の強いバネ22が介装されており、これによって、
摺動ピンガイド体23を摺動カム20の側に付勢してい
る。そのため、摺動カム20の前端部mに摺動ピンガイ
ド体23の後端大径部nが当接する。一方、摺動ピン2
1の前端部21bは前記バネ24の付勢力でシフター4
の切欠孔26(後述する)の側にケース体28から突出
することなく付勢されている。
【0019】以下、前記掛金15の回動支持機構につい
て簡単に説明する。図3において、前記掛金15は、支
軸30によって錠ケース1に回動自在に支持されてい
る。支軸30は、ピン31aによって錠ケース1に固定
設置されるL型フレーム31に設けた支軸穴32と、シ
フター4の上端に設けた連結部4aに結合する爪部33
aを有する爪33に形成された支軸穴34とに挿通され
て錠ケース1に接続される。また、爪33に設けたピン
33bに掛金15の軸穴35が係止されるとともに、掛
金15に設けたピン穴36にピン36aが係止された状
態で、このピン36aと錠ケース1の背板1aに形成し
た突片37との間につる巻きばね38を掛張し、掛金1
5を錠ケース1内に収納した位置(例えば図5参照)
と、掛金15の掛止端15cを錠ケース1の一側面1b
に開設した開口(図示せず)から突出させた位置(図6
参照)とにゆるく付勢保持できるようになっている。
【0020】また、前記シフター4は、フリー時および
ロック時にそれぞれ前記摺動子3とともに上方移動およ
び下方移動するよう前記摺動ピン21の前記先端21b
に係合する切欠孔26を下部に有する。
【0021】40は、シフター4の前面Gの中間位置の
中央部に設けたつまみである。このつまみを、図5にお
けるフリー時において下方操作することによって仮施解
錠がなされる(図6参照)。
【0022】41は引戸、42は、相手側の引戸(また
は柱)43に設けた、掛金15が掛止可能な受金具であ
る。また、44は、錠ケース1の前面を覆う前面化粧
板、45は、錠ケース1の後面を覆う後面化粧板であ
る。
【0023】以下、この発明の特徴的構成について説明
する。図3、図7〜図11において、前記円板7は、サ
ムターン13の係合溝部14を有する後面Tにおいて、
前記係合溝部14のまわりに円周状に切欠いた円周溝5
0を有するとともに、この円周溝50内に前記円板7を
フリー時とロック時において位置決めするために用いる
ピン溝51を有する。
【0024】この位置決め手段は、前記ピン溝51と、
フリー時とロック時とに切替わるときに前記円周溝50
を摺動する摺動部材52と、この摺動部材52から突出
され、前記上下案内部8の裏面R側に設けた屋根部54
の中央に形成された小孔部55を貫通する位置決め用の
シャフト56と、このシャフト56に両端57a,57
bが常時それぞれ前記小孔部55および摺動部材52を
押圧するよう介挿され、それによって、フリー時とロッ
ク時に前記円板7の回動を阻止しうる位置決め用のバネ
57とより主としてなる。更に、摺動部材52は、前記
ピン溝51に嵌合する位置決め用のピン58を有する。
【0025】而して、図7および図10に示すフリー時
から図9および図13に示されるロック時に切替えるに
は、 (1)まず、キー溝10にキー16を挿入する。図12
は、キー挿入時の回動体6に設けた前記係止突起11の
位置を示す。
【0026】(2)続いて、キー溝10に挿入されたキ
ー16をたとえば時計まわり(A方向)に回動させ始め
ると、予め摺動子3の係止孔17に遊嵌係合している回
転円板7のピン軸12が回動体6の前記係止突起11に
係合して回転円板7がA方向に回動し始める(図8参
照)。このとき、摺動子3が下方へ移動し始める。
【0027】(3)同時に、摺動子3の上端に設けた摺
動カム20が支持部材5の前記傾斜面Qにより摺動子3
の上端に摺動カム20に隣接して設けた摺動ピン21の
側に押されて摺動ピン21の先端21aがシフター4の
下端に設けた切欠孔26に引掛かり、摺動子3とともに
シフター4も下方へ移動し始める。
【0028】(4)この状態でキー16を180度回動
させると図9に示すロック状態になる。すなわち、摺動
子3の更なる下降に連係してシフター4も図9に示すよ
うに更に下降した状態になるとともに、このシフター4
に連結支持されている掛金15を閉位置に固定すること
ができる。図13は、キー16を前記A方向に180度
回動させたロック時における回動体6に設けた前記係止
突起11の位置を示す。すなわち、図13において、キ
ー16を前記A方向に180度回動させると、係止突起
11に係合するピン軸12を介して回転円板7もA方向
に回動する。
【0029】そして、キー溝10に挿入されているキー
16をロック位置から反時計まわりに180度回動させ
て回動体6に設けた前記係止突起11を図12で示すキ
ー挿入時(フリー時)の位置にもってきてキー16を取
り外す。
【0030】以上のように従来と何ら変わることのない
ロック動作であるけれども、このロック時において、従
来では、前記回転円板106が確実に位置決めされてい
ないから振動等の反動で回転円板106は前記A方向と
は逆の方向に回動し易くなる事態が発生していたのに対
し、この発明では、前記A方向とは逆の方向に前記ピン
軸12を遮るものがないけれども、前記位置決め手段5
1,50,52,55,56,57,58によって回転
円板7を図11で示すロック位置に位置決めしているの
で、前記逆の方向に回転円板7のピン軸12が回動する
のを確実に防止できる。
【0031】逆に、ロック時からフリー時に切替えるに
は、図12に示す状態にてキー溝10にキー16が挿入
されることになり、図14に示すように、前記A方向と
は逆の方向(A’方向)にキー16を180度以上回動
させると掛金15が受金具42から外れてフリーの状態
になる(図10参照)。
【0032】そして、このフリー時において、従来で
は、前記回転円板106が確実に位置決めされておら
ず、しかも、前記A方向には前記ピン軸113を遮るも
のはないので、振動等の反動で回転円板106は前記A
方向に回動し易くなり、ロック状態になる事態が発生し
ていたのに対し、この発明では、前記A方向には前記ピ
ン軸12を遮るものはないけれども、前記位置決め手段
51,50,52,55,56,57,58によって回
転円板7を図10で示すフリー位置に位置決めしている
ので、前記A方向に回転円板7のピン軸12が回動する
のも確実に防止できる。
【0033】また、図5、図7に示すフリー時からシフ
ター4のつまみ40を下方操作することによって仮施錠
がなされる場合(図6参照)、フリー時には摺動ピン2
1の先端21aがシフター4の下端に設けた切欠孔26
に引掛かっていない(図5、図7参照)ので、摺動子3
は移動せず、シフター4だけが図6に示すように下方移
動する。そして、この仮施錠の状態から、キー溝10に
キー16を挿入し、キー溝10に挿入されたキー16を
A方向に180度回動させると図9に示すロック状態に
できる。というのは、図6において、摺動子3が下方へ
移動し、摺動ピン21の先端21aがシフター4の下端
に設けた切欠孔26に引掛かるからである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、フリ
ー時とロック時において回動円板を位置決め手段によっ
て確実に位置決めするように構成したので、ロック時に
突然掛金が解錠されたり、フリー時に掛金が施錠された
りするおそれを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】上記実施形態における解錠時の状態を示す縦断
側面図である。
【図3】上記実施形態を示す分解斜視図である。
【図4】上記実施形態における錠ケースの解錠時の縦断
正面図である。
【図5】上記実施形態における仮施錠前の錠ケースの解
錠状態を示す構成説明図である。
【図6】上記実施形態における仮施錠後の錠ケースの状
態を示す構成説明図である。
【図7】上記実施形態における錠ケースの解錠状態を示
す構成説明図である。
【図8】上記実施形態における錠ケースの本錠状態に至
る途中の状態を示す構成説明図である。
【図9】上記実施形態における錠ケースの本錠状態を示
す構成説明図である。
【図10】上記実施形態における錠ケースの解錠状態を
示す構成説明図である。
【図11】上記実施形態における錠ケースの本錠状態を
示す構成説明図である。
【図12】上記実施形態におけるキー挿入・取り外し動
作を示す構成説明図である。
【図13】上記実施形態における錠ケースの本錠状態を
示す構成説明図である。
【図14】上記実施形態における錠ケースの本錠状態お
よび解錠状態間の動作を示す構成説明図である。
【図15】従来例を示す分解斜視図である。
【図16】従来例におけるキー挿入・取り外し動作を示
す構成説明図である。
【図17】従来例における錠ケースの解錠状態を示す構
成説明図である。
【図18】従来例における錠ケースの本錠状態に至る途
中の状態を示す構成説明図である。
【図19】従来例における錠ケースの本錠状態を示す構
成説明図である。
【図20】従来例における錠ケースの本錠状態または仮
施錠状態を示す構成説明図である。
【図21】従来例における錠ケースの本錠状態を示す構
成説明図である。
【符号の説明】
1…錠ケース、2…ロック装置、3…摺動子、4…シフ
ター、5…支持部材、6…回動体、7…回動円板、8…
上下案内部、9…貫通孔、11…係止突起、12…ピン
軸、15…掛金、17…係止孔、20…摺動カム、21
…摺動ピン、26…切欠孔、51,50,52,55,
56,57,58…位置決め手段、Q…傾斜面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠ケース内に、本施解錠操作用のロック
    装置、このロック装置と連係する摺動子およびこの摺動
    子の上部側に位置して前記摺動子と連係するシフターを
    備え、錠ケースの側面に形成した開口から掛止端をつき
    合わせ引戸の開閉方向に出没させる掛金をこの掛金に連
    結支持された前記シフターの上下動によって回動動作さ
    せるように構成するとともに、前記シフターの室外側に
    錠ケースの前面開口から突出状態で設けられるつまみを
    操作することによって前記シフターが下方移動して仮施
    解錠がなされる一方、前記ロック装置に挿入したキーま
    たは室内側に前記ロック装置に連動するよう設けられる
    サムターンを操作することによって本施解錠がなされる
    ように構成した引戸扉等のサムターン付き錠において、 前記ロック装置は、傾斜面に形成された上端面を有し、
    前記摺動子を上下動自在に案内する上下案内部を有する
    支持部材と、この支持部材の上下案内部下方位置に形成
    された貫通孔内に回動自在に支持され、かつキー溝が前
    面側に形成され、更に、係止突起が後面に形成された回
    動体と、この回動体とともに回動するよう前記上下案内
    部の裏面側に設けられ前記サムターンの係合溝部を後面
    側に突出状態で有する回動円板よりなり、この円板は前
    面に前記係止突起に係合するピン軸を有し、 また、前記摺動子は、前記ピン軸を遊嵌係合させるよう
    設けられ、前記掛金が解錠されている状態から前記キー
    またはサムターンを操作して本施錠の状態にするときに
    前記円板の回動により前記摺動子を下方へ移動させうる
    係止孔を下部に有するとともに、前記摺動子の下方移動
    によって前記支持部材の前記傾斜面に当接案内されて回
    動変位する摺動カムと、前記掛金が解錠されている状態
    ではバネの付勢力で回動変位前の前記摺動カムに後端側
    が接近し、本施錠時では前記変位した前記摺動カムによ
    り前記付勢力に抗して押圧され先端が突出する摺動ピン
    とを上端に有する一方、 前記シフターは、前記摺動子の下方移動時に前記摺動子
    とともに下方移動するよう前記摺動ピンの前記先端に係
    合する切欠孔を下部に有し、 更に、前記円板は後面において、前記係合溝部のまわり
    に円周溝を有するとともに、この円周溝内に位置決め用
    のピン溝を有する一方、 前記支持部材における前記上下案内部の裏面側において
    前記掛金が解錠されている状態と前記本施錠の状態とに
    のみ前記円板を位置決めしうる位置決め手段を有し、 しかも、この位置決め手段は、前記位置決め用のピン溝
    に嵌合する位置決め用のピンを有し、前記掛金が解錠さ
    れている状態と前記本施錠の状態とに切替わるときに前
    記円周溝を摺動する摺動部材と、この摺動部材から突出
    され、前記上下案内部の裏面側に設けた小孔部を貫通す
    る位置決め用のシャフトと、このシャフトに両端が常時
    それぞれ前記小孔部および摺動部材を押圧するよう介挿
    され、それによって、前記掛金が解錠されている状態と
    前記本施錠の状態のときに前記円板の回動を阻止しうる
    位置決め用のバネとよりなることを特徴とする引戸扉等
    のサムターン付き錠。
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