JP4038381B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機において、遊技盤が設けられた前枠を外枠に施錠するための遊技機における施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技機の一種であるパチンコ遊技機は、その外郭が縦長四角枠状をなす外枠と、外枠に開閉可能に支持される前枠と、前枠の内側に保持される遊技盤とから構成されている。また、前枠の前面には、四角板状をなすガラス扉が開閉可能に支持され、パチンコ遊技機前面から遊技盤が視認可能となっている。そして、前枠の一側には施錠装置が装着され、外枠に対して前枠を施錠できるとともに、前枠に対してガラス扉を施錠できるようになっている。
【0003】
この種の遊技機における施錠装置は、縦長筒状の支持体に縦長四角板状の作動板が上下移動可能に設けられ、作動板の両端部に一対の鉤部が設けられたものが知られている。そして、これらの鉤部は、外枠に設けられた一対の係合部と係脱可能に構成され、前記鉤部が係合部に係合した状態で前枠を外枠に対して施錠できるようになっている。また、作動板は上方に付勢されており、鉤部が係合部の下方から係合した際には、係合状態が維持できるようになっている。
【0004】
一方、支持体には、錠部材が設けられ、錠部材の回転操作が伝達板を介して前記鉤部に伝達され、鉤部を下方に移動できるようになっている。そして、錠部材の回転操作によって、鉤部を下方に移動させて係合部から離脱させることによって前枠を外枠から解錠できるようになっている。パチンコ遊技機は、遊技店等における枠台等に設置され、島設備を構成する。この状態において、パチンコ遊技機の上方、側面等に存在する隙間から針金等の不正部材、手等で鉤部を操作する行為によって、前枠が不正に開錠される可能性がある。そして、遊技盤に搭載されたプリント基板等の遊技構成部材に対して不正行為が行われる可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の技術では、施錠装置を構成する作動板等が側面から針金等の不正部材によって操作され、前枠が不正に解錠されるおそれがあるという問題があった。本発明は上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。本発明の目的は、不正行為を防ぐことができる遊技機における施錠装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
外枠と、該外枠の前面に開閉可能に支持される前枠と、該前枠を外枠に施錠するための施錠装置と、を備え、
さらに前記施錠装置が、前枠に固定される支持体と、該支持体の上端部と下端部とに各々傾動可能に支持され外枠に設けられた係合部に係合する鉤部材と、前記支持体に支持され解錠操作によって前記係合部と鉤部材の前記係合を解除するための錠部材と、前記支持体に支持され前記錠部材の解錠操作を鉤部材に伝達するための作動体と、
を有するものである遊技機において、
前記施錠装置は、
前記支持体に揺動可能に支持され、前記作動体の解錠方向への移動を妨げる規制位置と、作動体の解錠方向への移動を妨げない規制解除位置とに変位可能であり、さらに規制解除位置に向けて第1付勢部材により付勢されたロック体と、
前記ロック体に形成した取付片に該ロック体の揺動方向に摺動可能なように自己の軸部を支持させると共に該軸部にコイルバネである第2付勢部材を介装して外枠側に向けて突出する方向に付勢された軸状の当接体と、
前記錠部材に設けられ前記鉤部材を解錠する操作によって規制位置にあるロック体を規制解除位置に変位させ得るカム板と、を備え、
前記ロック体は、前枠の閉止方向の回転に伴い前記当接体の突出部分が外枠に当たって押圧される力をコイルバネである前記第2付勢部材を介して受けることによって規制位置に変位し、且つ、規制位置にある状態で外枠との間に規制解除位置への回動を許容する回動空間が形成されるようになし、さらに前記錠部材の解錠操作に伴う前記カム板の作動でコイルバネである前記第2付勢部材の付勢力に抗して規制解除位置に変位するものである遊技機を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した遊技機における施錠装置の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0008】
図6に示すように遊技機の一種であるパチンコ遊技機11は、その外郭が縦長四角枠状をなす外枠12により形成され、この外枠12の前面の一側部には外枠段部12aが凹設されている。また、外枠12の他側部には四角枠状をなす前枠13が開閉可能に支持されている。この前枠13には、図示しない打球発射装置、球皿等のパチンコゲームを展開可能とする遊技構成部材が搭載できるとともに、前枠13の内側には遊技盤14が保持されている。
【0009】
この遊技盤14の前面には、図示しない釘、入賞器具等の遊技構成部材が設けられ、背面にはプリント基板等の遊技構成部材が搭載されている。また、前枠13の前面には、四角板状をなすガラス扉15が開閉可能に支持され、パチンコ遊技機11前面から遊技盤14が視認可能となっている。
【0010】
前枠13には縦長四角筒状の施錠装置16が装着され、この施錠装置16により前枠13を外枠12に施錠できるようになっている。なお、以下において上下左右は、パチンコ遊技機11を前方から見た場合の上下左右を示すものとする。加えて、施錠装置16により前枠13が外枠12に施錠された状態を施錠装置16の施錠状態とし、外枠12から前枠13が開放された状態を施錠装置16の解錠状態とする。
【0011】
前枠13を外枠12に施錠するための施錠装置16は、図1に示すように、亜鉛メッキ鋼板等の金属板から形成され、平断面視略L字状をなすとともに、上下方向に延びるように形成された支持体17によって外郭が形成されている。この支持体17は、縦長四角板状の背板18と、同背板18の長さ方向に沿った一側から直交方向に折り曲げ形成された側板19とから構成されている。
【0012】
前記側板19の上下両端には鉤部としての三角板状の上部鉤部26及び下部鉤部27の基端部がリベットRによりかしめ着けされ、そのリベットRを回動中心として水平状態から先端が下がる方向に回動可能に支持体17に支持されている。上部鉤部26及び下部鉤部27の先端縁には、端部に向かうに従い、下方に傾斜する傾斜面33が形成されている。また、各鉤部26、27の中央には、上方に向かって開口する係合凹所34がそれぞれ凹設されている。これらの係合凹所34が、図6に示す外枠12の右端の上下両部に外枠12内へ四角板状に突出する係合部36にそれぞれ係合されることによって、外枠12に前枠13が施錠されるようになっている。
【0013】
図1及び図2(b)に示すように、前記側板19の内側には四角板状をなす作動体21が配置され、同作動体21の上下両端部に上部及び下部鉤部26,27がリベットRでかしめ着けられている。そして、作動体21の上動が各上部及び下部鉤部26,27の基端部へ伝達され、それら上部及び下部鉤部26,27が下方へ回動されるようになっている。
【0014】
作動体21の下端側及び背板18の下端側には、掛止片31がそれぞれ形成されている。各掛止片31に第1コイルバネ32の各端部が掛止され、その第1コイルバネ32により作動体21は支持体17に対して下方に付勢されるようになっている。
【0015】
図1に示すように、作動体21の上部側には、作動体21の長さ方向沿って延びる長孔21aが穿設され、その長孔21a内に作動係止片30が突設されている。また、作動体21の上部の背面側縁には係合凹所21bが形成されている。
【0016】
図1及び図2(a)に示すように、背板18のほぼ中央の後面側には背面横台形状をなすシリンダ錠固定片45が背板18と平行方向に突設されている。このシリンダ錠固定片45には錠部材としてのシリンダ錠44の基端側が固着され、先端を背板18の背面に突出した状態で背板18に装着されている。
【0017】
シリンダ錠44の基端面には、背面視横V字状のカム板46がカム板支持軸46aに軸着されている。シリンダ錠44に鍵47を挿入して回動すると、カム板46はカム板支持軸46aを中心に鍵47の回動方向と同一方向に回動するようになっている。カム板46には舌片状の第1脚片46bが、下方に向かって突設され、舌片状の第2脚片46cが段差部分を介してカム板46の中央から斜め上方に向かって突設されている。
【0018】
施錠状態におけるカム板46は、各脚片46b、46cが側板19に向かって開脚する方向に位置している。そして、図2(b)に示すように、第1脚片46bの上方には作動係止片30が位置している。そして、この施錠状態以外では、シリンダ錠44から鍵47が抜き差しできないようになっている。鍵47を前方から見て時計方向に回転させると、第1脚片46bは長孔21a内の作動係止片30の下端縁に係止し、さらに同作動係止片30を押し上げることができる。即ち、鍵47によるシリンダ錠44の解錠操作が作動体21により上部及び下部鉤部26,27に伝達され、それら上部及び下部鉤部26,27が下方へ回動して前記係合部36との係合が解除されることにより、前枠13を外枠12に対して解錠できるようになっている。
【0019】
図1及び図2(a)に示すように、背板18において、シリンダ錠固定片45の近傍位置には、前記支持体17の一部としての横長四角板状をなす取付支持部材51が、側板19に対してほぼ平行をなすように固着されている。この取付支持部材51は、同取付支持部材51の長さ方向の両側部から延設された固定脚片51aにより背板18の内面に固着されている。取付支持部材51の下端部には、ロック体52側へ延びるストッパー51dが形成されている。
【0020】
取付支持部材51の下端部には、略横長四角形状の一枚の金属板よりなるロック体52の基端部(図1では下端部)が軸体52aにより取り付けられ、そのロック体52は軸体52aを中心として揺動可能になっている。ロック体52の先端側(図1では上端側)には、ロック体52の軸線に対して直交して側方へ延びる係止片52bが形成されている。施錠装置16の施錠状態では係止片52bは作動体21の係合凹所21bに係合するように形成されている。
【0021】
このロック体52の基端部と前記取付支持部材51の下端部とには第1付勢部材としての収縮状態の第2コイルバネ54の各端部が掛止されている。そして、ロック体52は第2コイルバネ54により、作動体21から離れる方向へ付勢され、係止片52bと、前記係合凹所21bとの係合が解除される方向へ付勢されている。また、第2コイルバネ54によるロック体52の付勢状態でロック体52の基端部は前記ストッパー51dに当接してロック体52の回動が規制されている。
【0022】
ロック体52の中央側縁には、背板18側へ突出する規制突片52dが突設されている。前記規制突片52dは基端から先端、即ちロック体52から背板18側へ向かうに連れて上方へ傾斜するように形成されている。そして、図3に示すように、施錠装置16の施錠状態では、前記規制突片52dが前記第1脚片46bと第2脚片46cとの間に入り込み、カム板46の回転を規制するようになっている。
【0023】
また、図1に示すように、係止片52bより先端側には略直線状をなす延設部52cが延設されている。さらに、係止片52bの近傍位置にはロック体52から離れるように外方へ延び、さらに、前方へ延びる延設片52fが形成されている。そして、図3に示すように、前記延設片52fと延設部52cとの間に取付支持部材51及び作動体21が配置されている。延設片52fと作動体21との係止によりロック体52の厚み方向への揺動が規制され、ロック体52が作動体21の近傍位置に配置されている。
【0024】
延設部52cの先端部には取付片52eが側板19から離れる方向へ折り曲げ形成されている。その取付片52eには当接体53の軸部53a側が挿通支持され、ロック体52の軸線方向に対してほぼ直交する方向へ移動可能に取り付けられている。即ち、当接体53はロック体52の揺動方向に沿って移動可能に取り付けられている。
【0025】
当接体53の頭部53bと取付片52eとの間には第2付勢部材としてのとしての第3コイルバネ55が介装されている。この第3コイルバネ55により当接体53の頭部53b側はロック体52から離れる方向へ付勢され、取付片52eと当接体53の頭部53bとは離間している。即ち、第3コイルバネ55により当接体53は作動体21から離れる方向へ付勢されている。
【0026】
さて、この施錠装置16を前枠13に装着するには、背板18の外面を前枠13の背面右端部に当接し、ねじ等で固定する。そして、図6に示すようにシリンダ錠44の先端は前枠13に形成された図示しない挿通孔に挿通され、前枠13の前面に突出されている。
【0027】
次に、開放状態の前枠13を外枠12に施錠するには、前枠13を閉止方向に回転させる。このとき、図2(a)に示すように、ロック体52は第2コイルバネ54の付勢力により作動体21から離れるように背面側へ付勢されているため、係止片52bと係合凹所21bとは係合せず、作動体21は上方に移動可能な状態となっている。そして、上下各係合部36の下端縁に上部及び下部鉤部26,27の傾斜面33が摺動され、下方へ回動されるに伴い、作動体21は第1コイルバネ32の付勢力に抗して上方に移動される。
【0028】
前枠13の回転中に作動体21が上方へ移動されていくに伴い、図3に示すように、当接体53が外枠段部12aに当接し、第3コイルバネ55の付勢力に抗して作動体21側へ押圧される。すると、当接体53を介してロック体52も第2コイルバネ54の付勢力に抗して外枠段部12aに押圧されて、作動体21側へ回動し、係止片52bが係合凹所21bに係合する。このとき、第3コイルバネ55の付勢力により当接体53の頭部53b側はロック体52から離れる方向へ付勢されているため、当接体53を介して外枠段部12aとロック体52の端縁との間にはロック体52の回動を許容する回動空間が形成される。
【0029】
そして、前枠13の背面が外枠12の前面に当接したときには、各係合部36が各鉤部26、27の係合凹所34に係合される。それと同時に第1コイルバネ32の付勢力によって作動体21は下方へ移動されるとともに、各鉤部26、27は上方に回動して前枠13が外枠12に施錠される。
【0030】
また、第2コイルバネ54は伸長状態となり、その第2コイルバネ54により、ロック体52は作動体21から離れる方向へ引っ張られている。加えて、第1脚片46bと第2脚片46cとの間には規制突片52dが入り込んでいる。
【0031】
従って、外枠12に押圧されたロック体52が作動体21に直接係合して作動体21の移動を規制し、係合部36と上部及び下部鉤部26,27との係合が維持される。その結果、パチンコ遊技機11の上方、側面等に存在する隙間から不正部材、手等で上部鉤部26及び下部鉤部27を不正に操作しようとしても、係合凹所21bと係止片52bとの係合により作動体21を移動させることが不能となる。
【0032】
続いて、外枠12から前枠13を開錠するには、シリンダ錠44に鍵47を差し込み、鍵47を前方から見て時計方向に回転させる。鍵47の回転に伴いカム板46が前記時計方向に回転され、上方へ回転された第1脚片46bが規制突片52dに摺接する。
【0033】
すると、図4に示すように、規制突片52dが第1脚片46bにより徐々に背面側へ押し出され、ロック体52が外枠12の背面側へ回動される。このとき、当接体53の頭部53bが外枠段部12aに当接しているが、第3コイルバネ55の付勢力に抗し、ロック体52が当接体53の軸方向に沿って回動されることにより回動空間へロック体52の回動が許容され、ロック体52は背面側へ回動される。
【0034】
その結果、係合凹所21bに対する係止片52bの係合が解除される。さらに、鍵47を前記時計方向へ回転させると、第1脚片46bは作動係止片30の端縁に係止し、その作動係止片30が第1脚片46bにより押し上げられる。すると、図5に示すように、作動体21が上方へ移動するとともに、上部鉤部26及び下部鉤部27は下方に移動される。その結果、各鉤部26、27と対応する係合部36との係合が解除され、前枠13が開錠される。このとき、作動体21の移動とともに、第1コイルバネ32は伸長した状態となる。
【0035】
前枠13が解錠されると、当接体53に対する外枠段部12aの押圧が解除され、第2コイルバネ54の付勢力によりロック体52は作動体21から離れる方向へ回動する。第3コイルバネ55は収縮状態から伸長状態へ戻ろうとして当接体53の頭部53b側はロック体52から離れる方向へ移動する。
【0036】
また、鍵47の時計方向への回転状態を解除すると、前記伸長状態にある第1コイルバネ32が収縮状態に戻ろうとして、作動体21を下方へ移動させる。その下方への作動体21の移動に伴い作動係止片30により第1脚片46bが下方へ押圧され、カム板46が下方へ回転する。その結果、カム板46の回転に伴い鍵47が反時計方向へ回転し、解錠する前の状態に戻る。
【0037】
上記実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1)外枠12に押圧されたロック体52の係止片52bが作動体21の係合凹所21bに直接係合することにより作動体21の移動を直接的に規制し、係合部36と上部及び下部鉤部26,27との係合を維持することができる。そのため、施錠装置16の施錠状態では、パチンコ遊技機11の上方、側面等に存在する隙間から針金等の不正部材、手等でロック体52の回動、さらには作動体21の移動を行うことができない。従って、上部鉤部26及び下部鉤部27と係合部36との係合を維持して前枠13の不正開錠、さらには不正行為を防ぐことができる。
【0038】
(2)カム板46の回転によりロック体52を回動させて係止片52bと係合凹所21bとの係合を解除することができ、さらに作動体21を上方へ移動させて上部及び下部鉤部26,27と係合部36との係合を解除することができる。従って、カム板46一部材で二つの係合解除作業を行うことができ、施錠装置16の部材点数を少なくして構成を簡易化することができるとともに、製造コストの節約を図ることができる。
【0039】
(3)当接体53は取付片52eに対して移動可能に取り付けられている。そのため、外枠段部12aが当接体53に当接したとき、当接体53の移動により外枠12と施錠装置16との間の距離の寸法誤差を吸収して確実に施錠することができる。
【0040】
(4)第3コイルバネ55及び当接体53により外枠段部12aとロック体52との間を離間させて回動空間を形成することができ、その回動空間でロック体52の回動を許容することができる。従って、当接体53がロック体52に一体形成され、その当接体53が外枠12に当接するとロック体52をそれ以上回動不能になってしまう不具合をなくして、係合凹所21bと係止片52bとの係合を確実に解除することができる。
【0041】
(5)前枠13が開放している状態では、第2コイルバネ54の付勢力によりロック体52は作動体21から離れる方向へ付勢されているため、係止片52bが係合凹所21bに係合してしまうおそれを無くすことができる。そのため、外枠12を前枠13により閉止する前に、作動体21の移動が規制されてしまう不具合をなくすことができ、前枠13を回転させたとき、施錠装置16により確実に施錠することができる。
【0042】
(6)また、前枠13が開放している状態では、第3コイルバネ55の付勢力により当接体53の頭部53b側が前枠13の背面側へ突出するように付勢されている。そのため、前枠13を閉止方向へ回動させたとき、当接体53を外枠段部12aに確実に当接させてロック体52を作動体21方向へ確実に回動させることができ、係合凹所21bと係止片52bとの係合を確実に行うことができる。
【0043】
(7)ロック体52は一枚の板材より形成されているため、施錠装置16の構成を簡易化することができるとともに、製造コストを抑えることができる。
(8)延設部52cと取付支持部材51又は延設片52fと作動体21との係止によりロック体52を作動体21の近傍位置に配置することができる。従って、施錠装置16の施錠状態では、係合凹所21bと係止片52bとの係合状態を維持することができ、解錠状態から施錠状態へ移動するとき、係止片52bが係合凹所21bへ係合するようにロック体52を案内することができる。
【0044】
(9)ロック体52、第2コイルバネ54は取付支持部材51に一体的に取り付けられているため、取付支持部材51を支持体17の背板18に取り付けることにより、その支持体17に容易に施錠装置16を形成することができる。
【0045】
(10)ストッパー51dとロック体52との当接により、ロック体52の回動が規制され、係止片52bが係合凹所21bの近傍位置に配置される。そのため、ロック体52が作動体21側へ回動したとき、係止片52bを係合凹所21bに確実に係合させることができ、施錠装置16の施錠を確実に行うことができる。
【0046】
なお、前記実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・実施形態では、取付支持部材51の下端部にロック体52の基端部が当接するストッパー51dを形成したが、以下のように変更してもよい。取付支持部材51の中央部の側縁から背面側へ延び、さらにロック体52側へ延びるストッパーを形成してもよい。又はストッパー51dを省略してもよい。
【0047】
・実施形態では、取付支持部材51の下端部とロック体52の基端部との間に第2コイルバネ54を設けたが、その第2コイルバネ54を取付片52eの裏面と背板18との間に設けてもよい。そして、その第2コイルバネ54の付勢力によりロック体52を作動体21から離れる方向へ付勢してもよい。
【0048】
・実施形態では、延設片52fを形成したが、延設片52fを省略してもよい。
・係止片52bをロック体52の軸線に対して直交する方向へ延びた後、上方又は下方へ延びるように形成してもよい。
【0049】
・実施形態では、上部及び下部鉤部26,27に上方へ開口する係合凹所34を形成したが、上部及び下部鉤部26,27に下方へ開口する係合凹所34を形成し、作動体21を下方へ移動させることにより、係合部36と係合凹所34との係合を解除できる構成としてもよい。
【0050】
・前記作動体に、鉤部を3箇所以上に設けてもよい。このように構成した場合、外枠12に対する前枠13の施錠をより確実にすることができる。
・前記各コイルばねを、板ばねやゴム等の他の付勢部材にそれぞれ変更してもよい。
【0051】
・前記施錠装置16を、パチスロ遊技機等の他の遊技機においても使用してもよい。
次に、実施形態又は別例から把握できる技術的思想について以下に記載する。
【0052】
(1)前記錠部材には解錠操作により回転するカム板が設けられ、当該カム板は前記ロック体を作動体との係合を解除する方向へ回動させるとともに、作動体に係止して当該作動体を係合部と鉤部の係合を解除する方向へ作動させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の遊技機における施錠装置。このように構成した場合、カム板一部材で二つの係合解除作業を行うことができ、施錠装置の部材点数を少なくして構成を簡易化することができるとともに、製造コストの節約を図ることができる。
【0053】
(2)前記支持体にはロック体に当接するストッパーが設けられ、当該ストッパーにより前記第1付勢部材に付勢されたロック体の回動を規制し、ロック体を作動体との係合位置の近傍で停止させることを特徴とする請求項1〜請求項3及び前記技術的思想(1)のいずれか一項に記載の遊技機における施錠装置。このように構成した場合、ストッパーによりロック体が作動体から必要以上に離れる方向へ回動されるのを規制することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば、施錠装置の鉤部材を針金等の不正部材で操作して解錠しようとする不正行為を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の施錠装置を示す分解斜視図である。
【図2】 (a)は実施形態の施錠装置の一側面を示す側面図、(b)は実施形態の施錠装置の他側面を示す側面図である。
【図3】 実施形態の施錠装置の施錠状態を示す部分側面図である。
【図4】 係止片と係合凹所との係合が解除された状態を示す部分側面図である。
【図5】 実施形態の施錠装置の解錠状態を示す部分側面図である。
【図6】 実施形態のパチンコ遊技機を示す正面図である。
【符号の説明】
11 …遊技機としてのパチンコ遊技機
12 …外枠
13 …前枠
14 …遊技盤
16 …施錠装置
17 …支持体
21 …作動体
21b…ロック体と係合する係合凹所
26,27…鉤部としての上部及び下部鉤部
36 …係合部
44 …錠部材としてのシリンダ錠
52 …ロック体
52b…作動体と係合する係止片
52e…取付片
52f…延設片
53 …当接体
53a…軸部
54 …第1付勢部材たる第2コイルバネ
55 …第2付勢部材たる第3コイルバネ

Claims (1)

  1. 外枠と、該外枠の前面に開閉可能に支持される前枠と、該前枠を外枠に施錠するための施錠装置と、を備え、
    さらに前記施錠装置が、前枠に固定される支持体と、該支持体の上端部と下端部とに各々傾動可能に支持され外枠に設けられた係合部に係合する鉤部材と、前記支持体に支持され解錠操作によって前記係合部と鉤部材の前記係合を解除するための錠部材と、前記支持体に支持され前記錠部材の解錠操作を鉤部材に伝達するための作動体と、
    を有するものである遊技機において、
    前記施錠装置は、
    前記支持体に揺動可能に支持され、前記作動体の解錠方向への移動を妨げる規制位置と、作動体の解錠方向への移動を妨げない規制解除位置とに変位可能であり、さらに規制解除位置に向けて第1付勢部材により付勢されたロック体と、
    前記ロック体に形成した取付片に該ロック体の揺動方向に摺動可能なように自己の軸部を支持させると共に該軸部にコイルバネである第2付勢部材を介装して外枠側に向けて突出する方向に付勢された軸状の当接体と、
    前記錠部材に設けられ前記鉤部材を解錠する操作によって規制位置にあるロック体を規制解除位置に変位させ得るカム板と、を備え、
    前記ロック体は、前枠の閉止方向の回転に伴い前記当接体の突出部分が外枠に当たって押圧される力をコイルバネである前記第2付勢部材を介して受けることによって規制位置に変位し、且つ、規制位置にある状態で外枠との間に規制解除位置への回動を許容する回動空間が形成されるようになし、さらに前記錠部材の解錠操作に伴う前記カム板の作動でコイルバネである前記第2付勢部材の付勢力に抗して規制解除位置に変位するものであることを特徴とする遊技機。
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