JP2004044305A - 遊技機用施錠装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】前面枠の隙間から針金などを差し込んで行なわれる不正解錠を防止することができる遊技機用施錠装置を提供する。
【解決手段】基枠1の内側に、鉤部4,5を一体的に設けた摺動杆6が摺動可能に配設され、基枠1の取付板2にシリンダ錠7が取り付けられる。錠軸の先端に摺動杆6と係合するカム板8が固定される。本体枠20側に取付けられた受け金具30に鉤部4,5が係止されて前面枠を施錠する。施錠状態の摺動杆6をカム板以外により解錠方向に摺動させようとしたとき、摺動杆6の移動を阻止するストッパ18が設けられ、受け金具30には、摺動杆6の鉤部4,5が係止される係止部材31が移動可能に取り付けられる。係止部材31は、摺動杆6の鉤部4、5が係止動作を開始するときに係止可能な位置に移動し、係止完了時には鉤部の係止状態を保持するように形成される。
【選択図】図9
【解決手段】基枠1の内側に、鉤部4,5を一体的に設けた摺動杆6が摺動可能に配設され、基枠1の取付板2にシリンダ錠7が取り付けられる。錠軸の先端に摺動杆6と係合するカム板8が固定される。本体枠20側に取付けられた受け金具30に鉤部4,5が係止されて前面枠を施錠する。施錠状態の摺動杆6をカム板以外により解錠方向に摺動させようとしたとき、摺動杆6の移動を阻止するストッパ18が設けられ、受け金具30には、摺動杆6の鉤部4,5が係止される係止部材31が移動可能に取り付けられる。係止部材31は、摺動杆6の鉤部4、5が係止動作を開始するときに係止可能な位置に移動し、係止完了時には鉤部の係止状態を保持するように形成される。
【選択図】図9
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、スロットマシンなどの遊技機の施錠装置に関し、特に、遊技機の前面枠(前扉)を本体枠(筐体)に対し良好に施錠すると共に、不正解錠を防止し得る遊技機用施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パチンコ機の前面枠を本体枠に対し施錠する施錠装置として、断面L字状の取付板と支持板からなる基枠の内側に摺動杆が摺動可能に配設され、摺動杆の上部と下部に鉤部が側方に突出して形成され、取付板の中間部にシリンダ錠がその錠軸を取付板に設けた孔から内側に差込むように固定され、錠軸の先端に摺動杆と係合するカム板が固定されてなる施錠装置が使用されている(例えば、実開平2−3784号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種の施錠装置は、前面枠を施錠するために、前面枠を本体枠に対し閉じると、本体枠側に固定した受け金具の係止部に、摺動杆の上部と下部の鉤部が当たり、鉤部が摺動杆と共に解錠方向に一旦移動しながら元の位置に戻ってそのフック状の係止部分に係止され、施錠される。
【0004】
しかしながら、この種の施錠装置では、摺動杆と鉤部が一体に形成されているため、不正解錠をしようとする者が、前面枠の隙間から針金などを差し込み、その先端を摺動杆や鉤部の一部に引っ掛けて、解錠方向に引いた場合、摺動杆が上下の鉤部と共に、解錠側に摺動するため、不正解錠が比較的容易に行なわれ易いという課題があった。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、前面枠の隙間から針金などを差し込んで行なわれる不正解錠を防止することができる遊技機用施錠装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の施錠装置は、取付板と支持板を有した縦長の基枠の内側に、上部と下部に鉤部を一体的に設けた摺動杆が摺動可能に配設され、基枠の取付板にシリンダ錠がその錠軸を内側に差込むように固定され、錠軸の先端に前記摺動杆と係合するカム板が固定され、基枠の取付板が遊技機の前面枠に縦に取付けられ、遊技機の本体枠側に取付けられた受け金具に鉤部が係止されて前面枠を施錠する遊技機用施錠装置において、施錠状態の摺動杆をカム板以外により解錠方向に摺動させようとしたとき、摺動杆の移動を阻止するロック手段が設けられ、受け金具には、摺動杆の上部と下部に設けた鉤部が係止される係止部材が移動可能に取り付けられ、係止部材は、摺動杆の鉤部が係止動作を開始するときに係止可能な位置に移動し、係止完了時には鉤部の係止状態を保持するように形成されたことを特徴とする。
【0007】
ここで、上記ロック手段として、カム板が係合する摺動杆の係合部近傍に、摺動杆をカム板以外により解錠方向に摺動させたとき、カム板に当接して摺動杆の移動を阻止するストッパを設けることができる。
【0008】
また、上記係止部材は、ガイドピンとそのガイドピンが係合するガイド孔とにより、鉤部の係止方向と離脱方向に移動可能に、受け金具本体に取り付けられ、係止部材には係止方向に付勢するばね部材をかけられて構成することができる。
【0009】
【作用】
このような構成の施錠装置では、前面枠を本体枠に対し閉じると、施錠装置の摺動杆の上下の鉤部の傾斜部が、本体枠側の受け金具の係止部材に当る。このとき、摺動杆はロック手段によって解錠方向への移動が遊び幅を除き実質的に阻止されているため、係止部材が鉤部の力を受けて先ず係止可能な位置に動き、さらに、係止部材が解錠側に摺動し、フック状の鉤部が係止部材に係止される状態になると、係止部材が元の施錠位置に戻り、施錠状態となる。つまり、施錠時には、実質的に受け金具の係止部材が動いて施錠状態となる。
【0010】
施錠状態においては、ロック手段により摺動杆は解錠方向への移動を阻止されるから、前面枠の隙間から針金などを差し込み摺動杆や鉤部に引っ掛けてそれを解錠方向に不正に動かして不正解錠しようとしても、摺動杆は動かず、不正解錠を防止することができる。
【0011】
それを解錠する場合は、キーによってシリンダ錠を回し、カム板を回転させる。ロック手段はカム板の回転によっては作動せず、或いはカム板の回転によってロック手段のロックが解除されるから、カム板が摺動杆と係合してこれを解錠方向に摺動させ、上下の鉤部が移動することによって、本体枠側の受け金具の係止部材との係合が外れ、前面枠は開放可能な状態となる。
【0012】
このように、施錠状態における摺動杆の移動がロック手段によって阻止されるから、不正解錠を防止することができ、また、ロック手段としては、摺動杆におけるカム板との係合部近傍にストッパを設けるだけの簡単な構造を採用できるため、ロック手段を備えた施錠装置の構造を極めて簡単化することができる。
【0013】
さらに、この種の摺動杆のロック手段を設けた施錠装置では、前面枠が開いた状態から閉じて施錠する場合、ロック手段が摺動杆をロック状態としているため、前面枠を閉じる際にロック状態を一時的に解除し摺動杆を摺動可能にする機構が必要となるが、本発明では、受け金具の係止部材を移動させて摺動杆の鉤部を係止つまり施錠状態とするため、ロック状態を一時的に解除し摺動杆を摺動可能にする機構は不要となり、施錠装置の構造を簡単化することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は施錠装置の正面図を、図2はその左側面図を、図3はその右側面図を、図4はその背面図を各々示している。1は取付板2と支持板3を有してフレーム状に一体成形してなる縦長の基枠で、取付板2には複数の取付孔が穿設される。
【0015】
上部と下部に鉤部4、5を一体的に設けた摺動杆6が上下に摺動可能に配設される。鉤部4、5は三角形頭部を有しその中間部に係合凹部を下側に向けて有してフック状に形成されている。また、支持板3の一部を内側に曲げそこにスリットを設けることによって、鉤部4、5を摺動可能にガイドするガイド部3cを形成している。
【0016】
支持板3に2個の長孔3bが形成され、その長孔3bに頭付ガイドピン6aを通しその先端が摺動杆6に固定され、摺動杆6は支持板3に対し所定の範囲で摺動可能に支持される。摺動杆6の下部に、後述のカム板8の第一係合凸部8aが係合する係合部17が形成される。取付板2と摺動杆6の間にコイルばね9cが掛けられ、摺動杆6はこのばねにより常時下方に付勢される。鉤部4、5を上部と下部に有する摺動杆6は、パチンコ機の前面枠用の施錠機構を構成する。
【0017】
取付板2の下部の拡幅部分に、シリンダ錠7を取り付けるための異形孔が形成され、シリンダ錠7の元部を基枠1の内側に入れ、そこに固定する。シリンダ錠7は、その元部にフランジ7aを有し、錠軸を基枠1の内側に挿入するようにして、フランジ7aを取付板2の内側に固定ねじで固定する。
【0018】
シリンダ錠7の錠軸には第一係合凸部8aと第二係合凸部8bを持つカム板8が固定される。図4反時計方向にカム板8を回動させた場合、カム板の第一係合凸部8aは摺動杆6の係合部17に係合し、摺動杆6を上方に摺動させ、鉤部4、5を上方に摺動させる。また、図5に示すように、摺動杆6の係合部17の近傍には、ストッパ18が設けられる。このストッパ18は、施錠状態において、摺動杆6がカム板以外の力によって解錠方向に動かされた場合、カム板8の第一係合凸部8aにストッパ18が当たり、摺動杆6の解錠方向への移動を阻止し、不正解錠を防止するものである。
【0019】
さらに、取付板2の内側に長手方向に沿って、縦長のガラス枠施錠杆10が摺動可能に配設される。ガラス枠施錠杆10は、図4、図5に示すように、帯状金属の上部と下部に、ガラス枠鉤部12と13を突設し、さらに下部にカム板8の第二係合凸部8bと係合可能な係合部14を設けて形成される。上下のガラス枠鉤部12、13は、略三角形頭部を有して後述のガラス枠に設けた係止部23に係止可能に形成され、また、ガラス枠施錠杆10の中間部には手動操作用の操作部15が突設される。操作部15は、基枠1の支持板3に形成した開口部3aから外側に突き出るように配設される。
【0020】
基枠1の取付板2の上部には、ガラス枠鉤部12を挿通するための長孔2aが形成され、その長孔2aからガラス枠鉤部12は前方に突出する。また、取付板2の下部には、ガラス枠鉤部13を挿通するための開口部2bが形成され、その開口部2bからガラス枠鉤部13は前方に突出する。ガラス枠施錠杆10には、複数の長孔10cが形成され、各々の長孔に頭付ガイドピン2cが通され、その先端が取付板2上に固定される。
【0021】
これにより、ガイド枠施錠杆10は取付板2上において所定の範囲で上下摺動可能に支持される。ガラス枠施錠杆10と取付板2の間にコイルばね9bが掛けられ、さらにガラス枠施錠杆10と摺動杆6と間にコイルばね9aが掛けられ、これにより、ガラス枠施錠杆10は上方へ付勢される。
【0022】
このように構成された施錠装置は、図9に示すように、パチンコ機における例えば合成樹脂製の前面枠21の内側に、シリンダ錠7の先端を前面に露出させ、鉤部4、5をパチンコ機の本体枠20側に突出した状態で、取付板2を用いて縦に取付けられる。
【0023】
一方、本体枠20の内側の鉤部4、5に対応した上下位置には、受け金具30が固定される。受け金具30は、図6〜図8に示すように、矩形板状の受け金具本体32の表面側に、鉤部4,5が係止される係止部材31を、所定の範囲で上下に且つ前後に摺動可能に取り付けられる。
【0024】
すなわち、受け金具本体32には、ガイド孔32aとL形ガイド孔32bが形成され、係止部材31は、受け金具本体32の表面に摺接する平板本体に、鉤部4,5が係止される係止部31aを、直角に曲折して突き出すように形成し、平板本体の裏面側にガイド孔32aとL形ガイド孔32bに係合可能なガイドピン34と35を突設して形成される。そして、係止部材31の上部と受け金具本体32間にコイルばね33がかけられる。
【0025】
このコイルばね33は、不正防止や他からの干渉を回避するために、受け金具本体32の裏面側に配設され、図6のように、係止部材31を上方位置で且つ鉛直姿勢で、鉤部4,5を適正に係止可能な状態に付勢している。また、この係止部材31は、図6の状態で、施錠装置の鉤部4,5が横方向から進入し、係止部31aを後方に押すと共に、下方に押しさげた場合、ガイド孔32aとL形ガイド孔32b及びそこに係合するガイドピン34,35の作用により、係止部材31の下部が先ず後方に移動して傾斜し、その状態で下方に移動するように動作する。
【0026】
つまり、この係止部材31は、単に下方への下降力を受けただけでは、下方に移動せず、鉤部4,5による押し込み動作のように、後方に押されながら下方に押し下げられた場合、下方に移動して、鉤部4,5の係止を可能とし、且つ係止した鉤部4,5が係止部31aから容易に外れない構造としている。
【0027】
一方、パチンコ機の前面にはガラス枠22が前面枠21の開口部にヒンジを介して開閉可能に取付けられ、そのガラス枠22の自由端部に、且つガラス枠施錠杆10のガラス枠鉤部12、13が係止可能な、係止部23が取り付けられる。この係止部23は、ガラス枠鉤部12、13が進入可能な凹部の上部に金属板を渡す形態で形成される。
【0028】
このような遊技機用施錠装置は、パチンコ機における前面枠21を本体枠20に対し閉じると、先ず図9に示すように、施錠装置の上下の鉤部4、5の傾斜部が本体枠20側の受け金具30の係止部材31の係止部31aに当る。このとき、鉤部4,5と一体の摺動杆6は、その一部に設けたストッパ18とカム板8の第一係合凸部8aとの係合により、遊び幅を除き実質的に阻止されているから、上昇移動できない。しかし、鉤部4,5の傾斜部が係止部31aに当たるため、係止部材31が、先ずその下部を後方に移動し、ガイドピン35がガイド孔32bの水平部を後方に移動して、下降可能な状態となったとき、次に、図10のように、係止部材31が下降するから、鉤部4,5が係止可能な状態となる。そして、さらに前面枠21が閉鎖方向に押されると、鉤部4,5の凸部が係止部31aを乗り越え、このとき、図11のように、係止部材31がコイルばね33の付勢力によって、施錠位置に上昇し、鉤部4,5が係止部材31の係止部31aに係止され、施錠状態となる。
【0029】
このように、前面枠21を閉じて施錠する際には、鉤部4,5と一体の摺動杆6がストッパ18とカム板8の係合により摺動できない状態にあって、この鉤部4,5が移動するのではなく、受け金具30の係止部材31が摺動して鉤部4,5が係止部31aに係止されて施錠される。したがって、施錠状態において、前面枠21と本体枠20の隙間から針金などを差し込み、摺動杆6や鉤部4,5を引っ掛けて解錠方向に移動させようとしても、摺動杆6がその一部に設けたストッパ18とカム板8の係合により摺動できない状態にあって動かず、この種の不正解錠を防止することができる。
【0030】
一方、前面枠を解錠する場合は、キーによってシリンダ錠7の錠軸を回し、カム板8を図4反時計方向に回転させると、カム板8の第一係合凸部8aが摺動杆6の係合部17と係合してこれを上方へ摺動させ、上下の鉤部4、5を上に移動させる。勿論このときには、カム板8が摺動杆6を摺動させるため、ストッパ18が作用することはない。この鉤部4、5の上移動によって、本体枠20の受け金具30の係止部材31の係止部31aとの係合が外れ、前面枠21は開放可能な状態となる。
【0031】
一方、前面枠21内のガラス枠22を前面枠21に対し閉じると、図9〜図11に示すように、ガラス枠22の内側に設けた係止部23が、ガラス枠施錠杆10のガラス枠鉤部12、13の頭部の傾斜面に当り、これをガラス枠施錠杆10と共に下方に摺動させ、コイルばね9a,9bの付勢力によりガラス枠施錠杆10が上方に戻ることにより、係止部23にガラス枠鉤部12、13が係止され、ガラス枠22は施錠状態となる。
【0032】
ガラス枠22を解錠する場合は、シリンダ錠7のキーを逆方向に回して、カム板8を図4時計方向へ回動させると、図12に示すように、カム板8の第二係合凸部8bがガラス枠施錠杆10の係合部14と係合してこれを下方へ摺動させ、上下のガラス枠鉤部12、13を下方へ移動させる。この動作によって、ガラス枠22のガラス枠鉤部12、13と係止部23の係合が外れ、ガラス枠22は開放される。
【0033】
なお、上記実施形態では、施錠状態において摺動杆6の解錠方向への移動を阻止するようにロックするロック手段として、カム板8に係合するストッパ18を摺動杆6の一部に設けた構造としたが、その他に、別のロック部材を基枠1内に配設し、そのロック部材により施錠状態時の摺動杆6の解錠方向への摺動を阻止する構造とすることもできる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の遊技機用施錠装置によれば、施錠状態においては、ロック手段により摺動杆は解錠方向への移動を阻止されるから、前面枠の隙間から針金などを差し込み摺動杆や鉤部に引っ掛けてそれを解錠方向に不正に動かして不正解錠しようとしても、摺動杆は動かず、不正解錠を防止することができる。また、ロック手段としては、摺動杆におけるカム板との係合部近傍にストッパを設けるだけの簡単な構造を採用できるため、ロック手段を備えた施錠装置の構造を極めて簡単化することができる。
【0035】
さらに、この種の摺動杆のロック手段を設けた施錠装置では、前面枠が開いた状態からそれを閉じることにより施錠する際、ロック手段が摺動杆をロックしているため、前面枠を閉じる際にそのロック状態を一時的に解除し摺動杆を摺動可能にする機構が必要となるが、本発明では、受け金具の係止部材を移動させて摺動杆の鉤部を係止つまり施錠状態とするため、ロック状態を一時的に解除し摺動杆を摺動可能にする機構は不要となり、施錠装置の構造を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す施錠装置の正面図である。
【図2】その左側面図である。
【図3】その右側面図である。
【図4】その背面図である。
【図5】施錠装置の分解側面図である。
【図6】受け金具の正面図である。
【図7】受け金具の左側面図である。
【図8】受け金具の分解正面図である。
【図9】施錠する状態の左側面図である。
【図10】施錠する状態の左側面図である。
【図11】施錠した状態の左側面図である。
【図12】ガラス枠施錠杆を解錠方向に動かしたときの背面図である。
【符号の説明】
1−基枠
2−取付板
3−支持板
4、5−鉤部
6−摺動杆
7−シリンダ錠
8−カム板
18−ストッパ
30−受け金具
31−係止部材
32−受け金具本体
33−コイルばね
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、スロットマシンなどの遊技機の施錠装置に関し、特に、遊技機の前面枠(前扉)を本体枠(筐体)に対し良好に施錠すると共に、不正解錠を防止し得る遊技機用施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パチンコ機の前面枠を本体枠に対し施錠する施錠装置として、断面L字状の取付板と支持板からなる基枠の内側に摺動杆が摺動可能に配設され、摺動杆の上部と下部に鉤部が側方に突出して形成され、取付板の中間部にシリンダ錠がその錠軸を取付板に設けた孔から内側に差込むように固定され、錠軸の先端に摺動杆と係合するカム板が固定されてなる施錠装置が使用されている(例えば、実開平2−3784号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種の施錠装置は、前面枠を施錠するために、前面枠を本体枠に対し閉じると、本体枠側に固定した受け金具の係止部に、摺動杆の上部と下部の鉤部が当たり、鉤部が摺動杆と共に解錠方向に一旦移動しながら元の位置に戻ってそのフック状の係止部分に係止され、施錠される。
【0004】
しかしながら、この種の施錠装置では、摺動杆と鉤部が一体に形成されているため、不正解錠をしようとする者が、前面枠の隙間から針金などを差し込み、その先端を摺動杆や鉤部の一部に引っ掛けて、解錠方向に引いた場合、摺動杆が上下の鉤部と共に、解錠側に摺動するため、不正解錠が比較的容易に行なわれ易いという課題があった。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、前面枠の隙間から針金などを差し込んで行なわれる不正解錠を防止することができる遊技機用施錠装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の施錠装置は、取付板と支持板を有した縦長の基枠の内側に、上部と下部に鉤部を一体的に設けた摺動杆が摺動可能に配設され、基枠の取付板にシリンダ錠がその錠軸を内側に差込むように固定され、錠軸の先端に前記摺動杆と係合するカム板が固定され、基枠の取付板が遊技機の前面枠に縦に取付けられ、遊技機の本体枠側に取付けられた受け金具に鉤部が係止されて前面枠を施錠する遊技機用施錠装置において、施錠状態の摺動杆をカム板以外により解錠方向に摺動させようとしたとき、摺動杆の移動を阻止するロック手段が設けられ、受け金具には、摺動杆の上部と下部に設けた鉤部が係止される係止部材が移動可能に取り付けられ、係止部材は、摺動杆の鉤部が係止動作を開始するときに係止可能な位置に移動し、係止完了時には鉤部の係止状態を保持するように形成されたことを特徴とする。
【0007】
ここで、上記ロック手段として、カム板が係合する摺動杆の係合部近傍に、摺動杆をカム板以外により解錠方向に摺動させたとき、カム板に当接して摺動杆の移動を阻止するストッパを設けることができる。
【0008】
また、上記係止部材は、ガイドピンとそのガイドピンが係合するガイド孔とにより、鉤部の係止方向と離脱方向に移動可能に、受け金具本体に取り付けられ、係止部材には係止方向に付勢するばね部材をかけられて構成することができる。
【0009】
【作用】
このような構成の施錠装置では、前面枠を本体枠に対し閉じると、施錠装置の摺動杆の上下の鉤部の傾斜部が、本体枠側の受け金具の係止部材に当る。このとき、摺動杆はロック手段によって解錠方向への移動が遊び幅を除き実質的に阻止されているため、係止部材が鉤部の力を受けて先ず係止可能な位置に動き、さらに、係止部材が解錠側に摺動し、フック状の鉤部が係止部材に係止される状態になると、係止部材が元の施錠位置に戻り、施錠状態となる。つまり、施錠時には、実質的に受け金具の係止部材が動いて施錠状態となる。
【0010】
施錠状態においては、ロック手段により摺動杆は解錠方向への移動を阻止されるから、前面枠の隙間から針金などを差し込み摺動杆や鉤部に引っ掛けてそれを解錠方向に不正に動かして不正解錠しようとしても、摺動杆は動かず、不正解錠を防止することができる。
【0011】
それを解錠する場合は、キーによってシリンダ錠を回し、カム板を回転させる。ロック手段はカム板の回転によっては作動せず、或いはカム板の回転によってロック手段のロックが解除されるから、カム板が摺動杆と係合してこれを解錠方向に摺動させ、上下の鉤部が移動することによって、本体枠側の受け金具の係止部材との係合が外れ、前面枠は開放可能な状態となる。
【0012】
このように、施錠状態における摺動杆の移動がロック手段によって阻止されるから、不正解錠を防止することができ、また、ロック手段としては、摺動杆におけるカム板との係合部近傍にストッパを設けるだけの簡単な構造を採用できるため、ロック手段を備えた施錠装置の構造を極めて簡単化することができる。
【0013】
さらに、この種の摺動杆のロック手段を設けた施錠装置では、前面枠が開いた状態から閉じて施錠する場合、ロック手段が摺動杆をロック状態としているため、前面枠を閉じる際にロック状態を一時的に解除し摺動杆を摺動可能にする機構が必要となるが、本発明では、受け金具の係止部材を移動させて摺動杆の鉤部を係止つまり施錠状態とするため、ロック状態を一時的に解除し摺動杆を摺動可能にする機構は不要となり、施錠装置の構造を簡単化することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は施錠装置の正面図を、図2はその左側面図を、図3はその右側面図を、図4はその背面図を各々示している。1は取付板2と支持板3を有してフレーム状に一体成形してなる縦長の基枠で、取付板2には複数の取付孔が穿設される。
【0015】
上部と下部に鉤部4、5を一体的に設けた摺動杆6が上下に摺動可能に配設される。鉤部4、5は三角形頭部を有しその中間部に係合凹部を下側に向けて有してフック状に形成されている。また、支持板3の一部を内側に曲げそこにスリットを設けることによって、鉤部4、5を摺動可能にガイドするガイド部3cを形成している。
【0016】
支持板3に2個の長孔3bが形成され、その長孔3bに頭付ガイドピン6aを通しその先端が摺動杆6に固定され、摺動杆6は支持板3に対し所定の範囲で摺動可能に支持される。摺動杆6の下部に、後述のカム板8の第一係合凸部8aが係合する係合部17が形成される。取付板2と摺動杆6の間にコイルばね9cが掛けられ、摺動杆6はこのばねにより常時下方に付勢される。鉤部4、5を上部と下部に有する摺動杆6は、パチンコ機の前面枠用の施錠機構を構成する。
【0017】
取付板2の下部の拡幅部分に、シリンダ錠7を取り付けるための異形孔が形成され、シリンダ錠7の元部を基枠1の内側に入れ、そこに固定する。シリンダ錠7は、その元部にフランジ7aを有し、錠軸を基枠1の内側に挿入するようにして、フランジ7aを取付板2の内側に固定ねじで固定する。
【0018】
シリンダ錠7の錠軸には第一係合凸部8aと第二係合凸部8bを持つカム板8が固定される。図4反時計方向にカム板8を回動させた場合、カム板の第一係合凸部8aは摺動杆6の係合部17に係合し、摺動杆6を上方に摺動させ、鉤部4、5を上方に摺動させる。また、図5に示すように、摺動杆6の係合部17の近傍には、ストッパ18が設けられる。このストッパ18は、施錠状態において、摺動杆6がカム板以外の力によって解錠方向に動かされた場合、カム板8の第一係合凸部8aにストッパ18が当たり、摺動杆6の解錠方向への移動を阻止し、不正解錠を防止するものである。
【0019】
さらに、取付板2の内側に長手方向に沿って、縦長のガラス枠施錠杆10が摺動可能に配設される。ガラス枠施錠杆10は、図4、図5に示すように、帯状金属の上部と下部に、ガラス枠鉤部12と13を突設し、さらに下部にカム板8の第二係合凸部8bと係合可能な係合部14を設けて形成される。上下のガラス枠鉤部12、13は、略三角形頭部を有して後述のガラス枠に設けた係止部23に係止可能に形成され、また、ガラス枠施錠杆10の中間部には手動操作用の操作部15が突設される。操作部15は、基枠1の支持板3に形成した開口部3aから外側に突き出るように配設される。
【0020】
基枠1の取付板2の上部には、ガラス枠鉤部12を挿通するための長孔2aが形成され、その長孔2aからガラス枠鉤部12は前方に突出する。また、取付板2の下部には、ガラス枠鉤部13を挿通するための開口部2bが形成され、その開口部2bからガラス枠鉤部13は前方に突出する。ガラス枠施錠杆10には、複数の長孔10cが形成され、各々の長孔に頭付ガイドピン2cが通され、その先端が取付板2上に固定される。
【0021】
これにより、ガイド枠施錠杆10は取付板2上において所定の範囲で上下摺動可能に支持される。ガラス枠施錠杆10と取付板2の間にコイルばね9bが掛けられ、さらにガラス枠施錠杆10と摺動杆6と間にコイルばね9aが掛けられ、これにより、ガラス枠施錠杆10は上方へ付勢される。
【0022】
このように構成された施錠装置は、図9に示すように、パチンコ機における例えば合成樹脂製の前面枠21の内側に、シリンダ錠7の先端を前面に露出させ、鉤部4、5をパチンコ機の本体枠20側に突出した状態で、取付板2を用いて縦に取付けられる。
【0023】
一方、本体枠20の内側の鉤部4、5に対応した上下位置には、受け金具30が固定される。受け金具30は、図6〜図8に示すように、矩形板状の受け金具本体32の表面側に、鉤部4,5が係止される係止部材31を、所定の範囲で上下に且つ前後に摺動可能に取り付けられる。
【0024】
すなわち、受け金具本体32には、ガイド孔32aとL形ガイド孔32bが形成され、係止部材31は、受け金具本体32の表面に摺接する平板本体に、鉤部4,5が係止される係止部31aを、直角に曲折して突き出すように形成し、平板本体の裏面側にガイド孔32aとL形ガイド孔32bに係合可能なガイドピン34と35を突設して形成される。そして、係止部材31の上部と受け金具本体32間にコイルばね33がかけられる。
【0025】
このコイルばね33は、不正防止や他からの干渉を回避するために、受け金具本体32の裏面側に配設され、図6のように、係止部材31を上方位置で且つ鉛直姿勢で、鉤部4,5を適正に係止可能な状態に付勢している。また、この係止部材31は、図6の状態で、施錠装置の鉤部4,5が横方向から進入し、係止部31aを後方に押すと共に、下方に押しさげた場合、ガイド孔32aとL形ガイド孔32b及びそこに係合するガイドピン34,35の作用により、係止部材31の下部が先ず後方に移動して傾斜し、その状態で下方に移動するように動作する。
【0026】
つまり、この係止部材31は、単に下方への下降力を受けただけでは、下方に移動せず、鉤部4,5による押し込み動作のように、後方に押されながら下方に押し下げられた場合、下方に移動して、鉤部4,5の係止を可能とし、且つ係止した鉤部4,5が係止部31aから容易に外れない構造としている。
【0027】
一方、パチンコ機の前面にはガラス枠22が前面枠21の開口部にヒンジを介して開閉可能に取付けられ、そのガラス枠22の自由端部に、且つガラス枠施錠杆10のガラス枠鉤部12、13が係止可能な、係止部23が取り付けられる。この係止部23は、ガラス枠鉤部12、13が進入可能な凹部の上部に金属板を渡す形態で形成される。
【0028】
このような遊技機用施錠装置は、パチンコ機における前面枠21を本体枠20に対し閉じると、先ず図9に示すように、施錠装置の上下の鉤部4、5の傾斜部が本体枠20側の受け金具30の係止部材31の係止部31aに当る。このとき、鉤部4,5と一体の摺動杆6は、その一部に設けたストッパ18とカム板8の第一係合凸部8aとの係合により、遊び幅を除き実質的に阻止されているから、上昇移動できない。しかし、鉤部4,5の傾斜部が係止部31aに当たるため、係止部材31が、先ずその下部を後方に移動し、ガイドピン35がガイド孔32bの水平部を後方に移動して、下降可能な状態となったとき、次に、図10のように、係止部材31が下降するから、鉤部4,5が係止可能な状態となる。そして、さらに前面枠21が閉鎖方向に押されると、鉤部4,5の凸部が係止部31aを乗り越え、このとき、図11のように、係止部材31がコイルばね33の付勢力によって、施錠位置に上昇し、鉤部4,5が係止部材31の係止部31aに係止され、施錠状態となる。
【0029】
このように、前面枠21を閉じて施錠する際には、鉤部4,5と一体の摺動杆6がストッパ18とカム板8の係合により摺動できない状態にあって、この鉤部4,5が移動するのではなく、受け金具30の係止部材31が摺動して鉤部4,5が係止部31aに係止されて施錠される。したがって、施錠状態において、前面枠21と本体枠20の隙間から針金などを差し込み、摺動杆6や鉤部4,5を引っ掛けて解錠方向に移動させようとしても、摺動杆6がその一部に設けたストッパ18とカム板8の係合により摺動できない状態にあって動かず、この種の不正解錠を防止することができる。
【0030】
一方、前面枠を解錠する場合は、キーによってシリンダ錠7の錠軸を回し、カム板8を図4反時計方向に回転させると、カム板8の第一係合凸部8aが摺動杆6の係合部17と係合してこれを上方へ摺動させ、上下の鉤部4、5を上に移動させる。勿論このときには、カム板8が摺動杆6を摺動させるため、ストッパ18が作用することはない。この鉤部4、5の上移動によって、本体枠20の受け金具30の係止部材31の係止部31aとの係合が外れ、前面枠21は開放可能な状態となる。
【0031】
一方、前面枠21内のガラス枠22を前面枠21に対し閉じると、図9〜図11に示すように、ガラス枠22の内側に設けた係止部23が、ガラス枠施錠杆10のガラス枠鉤部12、13の頭部の傾斜面に当り、これをガラス枠施錠杆10と共に下方に摺動させ、コイルばね9a,9bの付勢力によりガラス枠施錠杆10が上方に戻ることにより、係止部23にガラス枠鉤部12、13が係止され、ガラス枠22は施錠状態となる。
【0032】
ガラス枠22を解錠する場合は、シリンダ錠7のキーを逆方向に回して、カム板8を図4時計方向へ回動させると、図12に示すように、カム板8の第二係合凸部8bがガラス枠施錠杆10の係合部14と係合してこれを下方へ摺動させ、上下のガラス枠鉤部12、13を下方へ移動させる。この動作によって、ガラス枠22のガラス枠鉤部12、13と係止部23の係合が外れ、ガラス枠22は開放される。
【0033】
なお、上記実施形態では、施錠状態において摺動杆6の解錠方向への移動を阻止するようにロックするロック手段として、カム板8に係合するストッパ18を摺動杆6の一部に設けた構造としたが、その他に、別のロック部材を基枠1内に配設し、そのロック部材により施錠状態時の摺動杆6の解錠方向への摺動を阻止する構造とすることもできる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の遊技機用施錠装置によれば、施錠状態においては、ロック手段により摺動杆は解錠方向への移動を阻止されるから、前面枠の隙間から針金などを差し込み摺動杆や鉤部に引っ掛けてそれを解錠方向に不正に動かして不正解錠しようとしても、摺動杆は動かず、不正解錠を防止することができる。また、ロック手段としては、摺動杆におけるカム板との係合部近傍にストッパを設けるだけの簡単な構造を採用できるため、ロック手段を備えた施錠装置の構造を極めて簡単化することができる。
【0035】
さらに、この種の摺動杆のロック手段を設けた施錠装置では、前面枠が開いた状態からそれを閉じることにより施錠する際、ロック手段が摺動杆をロックしているため、前面枠を閉じる際にそのロック状態を一時的に解除し摺動杆を摺動可能にする機構が必要となるが、本発明では、受け金具の係止部材を移動させて摺動杆の鉤部を係止つまり施錠状態とするため、ロック状態を一時的に解除し摺動杆を摺動可能にする機構は不要となり、施錠装置の構造を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す施錠装置の正面図である。
【図2】その左側面図である。
【図3】その右側面図である。
【図4】その背面図である。
【図5】施錠装置の分解側面図である。
【図6】受け金具の正面図である。
【図7】受け金具の左側面図である。
【図8】受け金具の分解正面図である。
【図9】施錠する状態の左側面図である。
【図10】施錠する状態の左側面図である。
【図11】施錠した状態の左側面図である。
【図12】ガラス枠施錠杆を解錠方向に動かしたときの背面図である。
【符号の説明】
1−基枠
2−取付板
3−支持板
4、5−鉤部
6−摺動杆
7−シリンダ錠
8−カム板
18−ストッパ
30−受け金具
31−係止部材
32−受け金具本体
33−コイルばね
Claims (3)
- 取付板と支持板を有した縦長の基枠の内側に、上部と下部に鉤部を一体的に設けた摺動杆が摺動可能に配設され、該基枠の取付板にシリンダ錠がその錠軸を内側に差込むように固定され、該錠軸の先端に前記摺動杆と係合するカム板が固定され、前記基枠の取付板が遊技機の前面枠に縦に取付けられ、遊技機の本体枠側に取付けられた受け金具に前記鉤部が係止されて該前面枠を施錠する遊技機用施錠装置において、
施錠状態の前記摺動杆をカム板以外により解錠方向に摺動させようとしたとき、該摺動杆の移動を阻止するロック手段が設けられ、前記受け金具には、該摺動杆の上部と下部に設けた鉤部が係止される係止部材が移動可能に取り付けられ、該係止部材は、該摺動杆の鉤部が係止動作を開始するときに係止可能な位置に移動し、係止完了時には該鉤部の係止状態を保持するように形成されたことを特徴とする遊技機用施錠装置。 - 前記ロック手段として、前記カム板が係合する前記摺動杆の係合部近傍に、該摺動杆をカム板以外により解錠方向に摺動させたとき、該カム板に当接して該摺動杆の移動を阻止するストッパが設けられたことを特徴とする請求項1記載の遊技機用施錠装置。
- 前記係止部材は、ガイドピンと該ガイドピンが係合するガイド孔とにより、前記鉤部の係止方向と離脱方向に移動可能に、受け金具本体に取り付けられ、該係止部材には係止方向に付勢するばね部材がかけられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機用施錠装置。
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-
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- 2002-07-15 JP JP2002205636A patent/JP2004044305A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060131 |