JP2008061744A - 遊技機用施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾球遊技機において、設置枠、本体、およびガラス扉の施錠機構を比較的簡素な構造で実現し、かつ、本体からガラス扉を不正に開放したり、設置枠から本体を不正に開放したりする不正な開錠行為を抑止する。
【解決手段】施錠ユニット22は、前扉11に固定される取付フレーム31、取付フレーム31の内部に組み合わされ、シリンダ錠13に差し込まれた鍵14の回転に対応して回転するカム板51によって上下に移動される鉤連結杆32、鉤連結杆32を元の位置に戻すための付勢バネ33および、付勢バネ33の復元力を鉤連結杆32に伝達する可動プレート34−1,34−2から構成される。鉤連結杆32には外枠鉤41とガラス扉鉤42が設けられている。すなわち、鉤連結杆32、外枠鉤41、およびガラス扉鉤42が一体成型されている点が特徴である。本発明は、弾球遊技機に適用することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機用施錠装置に関し、特に、例えばいわゆるパチンコ台などのように、対向する2辺のうち、一方が設置枠に蝶番などにより接続され、他方が開閉可能であって通常は施錠されている本体と、対向する2辺のうち、一方が本体に蝶番などにより接続され、他方が開閉可能であって通常は施錠されているガラス扉を備える遊技機の本体やガラス扉などが不正に開放されないようにする遊技機用施錠装置に関する。
一般的な弾球遊技機(いわゆる、パチンコ台)の場合、1つのシリンダ錠によって設置枠に対する本体の開錠と、本体に対するガラス扉の開錠との両方ができるようになされており、シリンダ錠に鍵を挿入して、時計回りに回転させた場合、設置枠に対して本体を閉鎖させておくために本体の上下2箇所に設けられた鉤が上下連動して移動され、設置枠の係合されていた箇所から外れて開錠するようになされている。また反時計回りに回転させた場合、本体に対してガラス扉を閉鎖させておくために本体の上下2箇所に設けられた鉤が上下連動して移動され、ガラス扉の係合されていた箇所から外れて開錠するようになされている。
したがって、正規の開錠操作としては、シリンダ錠に鍵を挿入して、時計回りに回転させることにより、本体を設置枠から開放することができ、反時計回りに回転させることにより、ガラス扉を本体から開放することができるようになされている。
ところで、従来、弾球遊技機に対する不正行為は後を絶たず、弾球遊技機に不正行為に対する防止策を施すことは必須である。
弾球遊技機に対する不正行為としては、遊戯球(パチンコ球)が所望の入賞口に入るように、例えば弾球遊技機を叩いたり揺すったり傾けたりすることによって打ち出された遊技球の進路を不正に変位させる行為、弾球遊技機正面のガラス扉を不正に開放して遊技球の進路を決定付ける釘の角度を調整したり、遊技球を直接手で入賞口に入れたりする行為、弾球遊技機を設置枠から不正に開放して不正な電子パーツを取り付ける行為などを挙げることができる。
上述した不正行為のうち、本体からガラス扉を不正に開放したり、設置枠から本体を不正に開放したりする不正な開錠行為は、ガラス扉または本体を閉鎖させておくために上下に2箇所設けられている鉤が連動しているので、2箇所の鉤のうちの一方を動かすと他方も動くことを利用して、本体とガラス扉(または、設置枠と本体)の隙間に薄板などを挿入して鉤の一方を強制的に動かし、結果的に上下の鉤を同時に係合されていた箇所から外させることが多い。
このような不正な開錠行為に対処する方法としては、ガラス扉(または本体)を閉鎖させておくために本体の上下に2箇所設けられている鉤の一方を動かしても他方が動かないように、それぞれの動作を独立させて、上下それぞれの鉤を同時に動かさなければ本体またはガラス扉が開放できないようにする方法(例えば、特許文献1参照)や、シリンダ錠を回転させる以外に、鉤を動かすことができないようにする方法(例えば、特許文献2参照)などがある。
特開2003−230733号公報 特開2004−44305号公報
しかしながら、不正な開錠行為に対処する従来の方法では、本体に対してガラス扉を閉鎖させておくために本体の上下2箇所に設けられた鉤や、設置枠に対して本体を閉鎖させておくために本体の上下2箇所に設けられた鉤などの形状、シリンダ錠の構造などが複雑となってしまうので、設置枠、本体、およびガラス扉の施錠機構の生産性が低下したり、コスト高となってしまったりする。
また、不正な開錠行為に対処する従来の方法では、施錠をより強固なものとするために結果として、施錠機構のサイズが大きくなってしまい、施錠機構の占める面積が広がってしまい、本体に搭載する弾球遊技機として必要な賞球装置、画像装置、制御基盤、電源などの設置面積や配置を制約してしまうことがある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、設置枠、本体、および扉の施錠機構を比較的簡素な構造で実現し、かつ、本体から扉を不正に開放したり、設置枠から本体を不正に開放したりする不正な開錠行為を抑止できるようにするものである。
本発明の一側面である遊技機用施錠装置は、外辺のうちの一辺が設置枠に接続され前記一辺とは異なる他辺が前記設置枠から開閉可能な本体と、外辺のうちの一辺が前記本体に接続され前記一辺とは異なる他辺が前記本体から開閉可能な前記本体を覆う扉とを備える遊技機に用い、前記設置枠に対して前記本体の他辺側を施錠するとともに、前記本体に対して前記扉の他辺側を施錠する遊技機用施錠装置において、挿入された鍵の回転に対応してカム板を回転させるシリンダ錠と、前記設置枠に設置された第1の係合受部と、前記扉に設置された第2の係合受部と、前記第1の係合受部に係合される第1の鉤、および前記第2の係合受部に係合される第2の鉤が設けられた鉤連結杆を内蔵する施錠部とを備え、前記鉤連結杆は、対向する長辺の一方に前記第1の鉤、他方に前記第2の鉤が設けられ、開錠時においてのみ、前記カム板の回転に連動し前記施錠部内において往復直線摺動される。
前記鉤連結杆、前記第1の鉤、および前記第2の鉤は、一体成型されているようにすることができる。
前記鉤連結杆には、前記カム板の凸部が挿入されるカム孔が設けられており、前記カム孔は、回転される前記カム板の前記凸部に対して遊び無く形成されているようにすることができる。
前記第1の係合受部または前記第2の係合受部のうちの少なくとも一方は、それぞれ対応する前記第1または第2の鉤が係合される可動プレートを内蔵しており、前記可動プレートは、施錠時に当接する前記第1または第2の鉤からの外力によって摺動されるとともに、バネ付勢力によって初期位置の方向に復帰されることによって係合されるようにすることができる。
本発明の一側面においては、対向する長辺の一方に前記第1の鉤、他方に前記第2の鉤が設けられている鉤連結杆が、開錠時においてのみ、シリンダ錠の回転に対応して回転するカム板に連動し、鉤連結杆が施錠部内において往復直線摺動される。
したがって、施錠部を比較的簡素に構成することができる。
この遊技機は、例えば弾球遊技機である。
本発明の一側面によれば、設置枠、本体、および扉の施錠機構を比較的簡素な構造で実現し、かつ、本体から扉を不正に開放したり、設置枠から本体を不正に開放したりする不正な開錠行為を抑止することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面である遊技機用施錠装置は、外辺のうちの一辺が設置枠(例えば、図1の外枠10)に接続され前記一辺とは異なる他辺が前記設置枠から開閉可能な本体(例えば、図1の前扉11)と、外辺のうちの一辺が前記本体に接続され前記一辺とは異なる他辺が前記本体から開閉可能な前記本体を覆う扉(例えば、図1のガラス扉12)とを備える遊技機(例えば、図1の弾球遊技機1)に用い、前記設置枠に対して前記本体の他辺側を施錠するとともに、前記本体に対して前記扉の他辺側を施錠する遊技機用施錠装置において、挿入された鍵の回転に対応してカム板(例えば、図5のカム板51)を回転させるシリンダ錠(例えば、図1のシリンダ錠13)と、前記設置枠に設置された第1の係合受部(例えば、図3の外枠係合受ユニット21−1,21−2)と、前記扉に設置された第2の係合受部(例えば、図3のガラス扉係合受ユニット23)と、前記第1の係合受部に係合される第1の鉤(例えば、図5の外枠鉤41−1,41−2)、および前記第2の係合受部に係合される第2の鉤(例えば、図5のガラス扉鉤42−1,42−2)が設けられた鉤連結杆(例えば、図5の鉤連結杆32)を内蔵する施錠部(例えば、図5の施錠ユニット22)とを備え、前記鉤連結杆は、対向する長辺の一方に前記第1の鉤、他方に前記第2の鉤が設けられ、開錠時においてのみ、前記カム板の回転に連動し前記施錠部内において往復直線摺動される。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2は、本発明の一実施の形態である弾球遊技機の斜め方向からの外観図を示している。この弾球遊技機1は、設置枠(以下、外枠と称する)10に対して図中の左側が蝶番などによって固定されており右側が開閉可能であって通常は施錠されている本体(以下、前扉と称する)11と、前扉11に対して図中の左側が蝶番などによって固定されており右側が開閉可能であって通常は施錠されているガラス扉12を備えている。なお、図1は、前扉11およびガラス扉12が施錠された状態であり、図2は、前扉11およびガラス扉12が開錠された状態を示している。
弾球遊技機1の正面には、外枠10に対する前扉11の開錠と、前扉11に対するガラス扉12の開錠との両方ができるシリンダ錠13が設けられている。なお、外枠10に対する前扉11の施錠は、外枠10に対して前扉11を閉鎖することにより、前扉11に対するガラス扉12の施錠は、前扉11に対してガラス扉12を閉鎖することにより自動的に行われる。
シリンダ錠13の正規の開錠操作としては、鍵14を挿入して時計回りに回転させることにより、前扉11を外枠10から開錠し、開放できるようになされている。また、鍵14を挿入して反時計回りに回転させることにより、ガラス扉12を前扉11から開錠し、開放できるようになされている。
次に、外枠10、前扉11、およびガラス扉12の施錠機構について、図3および図4を参照して説明する。図3は当該施錠機構の斜め方向からの外観図、図4は当該施錠機構の側面図を示している。
当該施錠機構は、外枠10の上下にそれぞれ設置される外枠係合受ユニット21−1,21−2、前扉11に設置される施錠ユニット22、およびガラス扉に設置されるガラス扉係合受ユニット23から構成される。
以下、外枠係合受ユニット21−1,21−2を個々に区別する必要がない場合、単に外枠係合受ユニット21と称する。他の構成要素についても同様とする。
なお、外枠10に対する外枠係合受ユニット21の取り付け、前扉11に対する施錠ユニット22の取り付け、およびガラス扉に対するガラス扉係合受ユニット23の取り付けには、リベット、釘、接着剤などが用いられる。
施錠ユニット22の外枠側には、外枠係合受ユニット21−1,21−2にそれぞれ係合される外枠鉤41−1,41−2が設けられており、反対のガラス扉側には、ガラス扉係合受ユニット23に係合されるガラス扉鉤42−1,42−2が設けられている。
図5は、施錠ユニット22の分解図を示している。
施錠ユニット22は、前扉11に固定される取付フレーム31、取付フレーム31の内部に組み合わされ、シリンダ錠13に差し込まれた鍵14の回転に対応して回転するカム板51によって取付フレーム31内で直線方向に摺動される鉤連結杆32、開錠時に取付フレーム31内で摺動される鉤連結杆32を元の位置(施錠時の位置)に戻すための付勢バネ33−1,33−2、および、付勢バネ33−1,33−2の復元力を鉤連結杆32に伝達する可動プレート34−1,34−2から構成される。
鉤連結杆32には、長辺の一方(外枠側)に外枠鉤41−1,41−2が設けられており、他方(ガラス枠側)にガラス扉鉤42−1,42−2が設けられている。すなわち、鉤連結杆32と外枠鉤41とガラス扉鉤42が一体成型されている点が特徴である。なお、外枠鉤41の数、およびガラス扉鉤42の数は、2つに限定されるものではなく、1つあるいは2つ以上であってもよい。そのような場合、当然ながら外枠係合受ユニット22も同じ数だけ必要となる。
鉤連結杆32には、可動プレート34−1,34−2と接する位置に付勢力伝達凸部43が設けられている。
さらに、鉤連結杆32には、カム板51が係合されるカム孔71,72(図7)が設けられている。このカム板51が回転することにより、鉤連結杆32が上下方向に摺動される。
ここで、上下方向とは、鉤連結杆32の長辺の方向を意味する。以降に用いる上方向、下方向は、それぞれ弾球遊技機1の上または下と一致する方向を意味するものとする。
カム孔71,72の大きさは、カム板51の凸部の動きが抑制されない程度に遊び(余裕)が無い狭さとする。カム孔71,72の大きさに遊びを無くすることにより、例えば、外枠11と前扉12の隙間や、前扉12とガラス扉13の隙間に薄板などを挿入して、鉤連結杆32、あるいは外枠鉤41やガラス扉鉤42を強制的に動かすような不正な開錠を抑止することができる。
付勢バネ33−1は、一端が取付フレーム31に接続され、他端が可動プレート34−1に接続されている。付勢バネ33−2は、一端が取付フレーム31に接続され、他端が可動プレート34−2に接続されている。
可動プレート34−1は、取付フレーム31に段付ビス35−1によって取り付けられ、所定の幅だけ下方向に移動できるようになされている。そして、鉤連結杆32が下方向に摺動されたとき、可動プレート34−1は、鉤連結杆32の付勢力伝達凸部43に押されて下方向に移動されるが、これに伴って付勢バネ33−1が伸ばされたことによって生じる復元力により、鉤連結杆32を元の位置に戻すよう上方向に移動される。
可動プレート34−2は、取付フレーム31に段付ビス35−2によって取り付けられ、所定の幅だけ上方向に移動できるようになされている。そして、鉤連結杆32が上方向に摺動されたとき、可動プレート34−2は、鉤連結杆32の付勢力伝達凸部43に押されて上方向に移動されるが、これに伴って付勢バネ33−2が伸ばされたことによって生じる復元力により、鉤連結杆32を元の位置に戻すよう下方向に移動される。
次に、図6は、外枠10に設置される外枠係合受ユニット21の分解図を示している。外枠係合受ユニット21は、外枠10に固定される取付フレーム61、取付フレーム61に段付ビス64によって取付られ、所定の幅だけ下方向に移動できる可動プレート62、一端が取付フレーム31に固定されたピン65に接続され、他端が可動プレート62に接続されており、移動された可動プレート62を元の位置に戻すバネ63から構成される。
取付フレーム61は、可動プレート62を覆う形状であり、取付フレーム61および可動フレーム62には、外枠鉤41が挿入される孔が設けられている。
外枠鉤41と取付フレーム61および可動プレート62の孔との位置関係については、外枠10に対して前扉11が閉鎖される施錠時において、上下に移動することなく真直ぐに進入してくる外枠鉤41に押されて可動プレート62が下方向に移動され、外枠鉤41が完全に挿入され、そして、バネ63の復元力によって可動プレート62が元の位置に戻されることにより外枠鉤41が完全に係合されるようになされている。また、外枠10に対して前扉11が開放される開錠時において、上方向に移動された状態で後退する外枠鉤41の係合を解除するようになされている。なお、前扉11に対してガラス扉12が開放される開錠時においては、外枠鉤41も下方向に移動されるが、外枠鉤41の係合は解除されない。
取付フレーム61が可動プレート62を覆う形状であることにより、なんらかの方法により可動プレート62を動かして不正に開錠するような行為を抑止することができる。
ガラス扉12に設置されるガラス扉係合受ユニット23には、外枠係合受ユニット21を構成する可動プレート62およびバネ63と同様のものが設けられている。なお、ガラス扉係合受ユニット23の代わりに、ガラス扉12に外枠係合受ユニット21を設置するようにしてもよい。
ガラス扉係合受ユニット23は、前扉11に対してガラス扉12が閉鎖される施錠時において、上下に移動することなく真直ぐに進入してくるガラス扉鉤42を自動的に係合されるようになされている。また、前扉11に対してガラス扉12が開放される開錠時において、下方向に移動された状態で後退するガラス扉鉤42の係合を解除するようになされている。なお、外枠10に対して前扉11が開放される開錠時においては、ガラス扉鉤42も上方向に移動されるが、ガラス扉鉤42の係合は解除されない。
次に、シリンダ錠13に差し込まれた鍵14の回転に対応して回転するカム板51の動きと、鉤連結杆32の動きとの関係について、図7乃至図10を参照して説明する。
図7は、シリンダ錠13とその周辺の背面断面図を示している。図8は、前扉11およびガラス扉12が施錠されている場合の外枠係合受ユニット21、ガラス扉係合受ユニット23、および鉤連結杆32の状態を示す側面断面図である。図9は、ガラス扉12を施錠したまま前扉11を開錠した場合の外枠係合受ユニット21、ガラス扉係合受ユニット23、および鉤連結杆32の状態を示す側面断面図である。図10は、前扉11を施錠したままガラス扉12と開錠した場合の外枠係合受ユニット21、ガラス扉係合受ユニット23、および鉤連結杆32の状態を示す側面断面図である。
図7Aに示すように、前扉11およびガラス扉12が施錠されている場合、シリンダ錠13に挿入された鍵14の回転に対応して回転されるカム板51は、その2箇所の凸部が鉤連結杆32に設けられたカム孔71,72に挿入された状態である。したがって、鉤連結杆32は初期位置のままであって、図8に示すように、鉤連結杆32の外枠鉤41およびガラス扉鉤42は上下に移動されず、それぞれ外枠係合受ユニット21、またはガラス扉係合受ユニット23との係合が維持される。
図7Bに示すように、シリンダ錠13に鍵14が挿入されて、シリンダ錠13の正面から見て時計回りに回転され、前扉11が開錠される場合、鍵14の回転に対応してカム板51が同図Bにおいて反時計回りに回転される。この結果、カム板51の一方の凸部がカム孔71から抜け、カム板51の他方の凸部がカム孔72に挿入されたまま鉤連結杆32を上方向に押し上げるので、図9に示すように、鉤連結杆32の外枠鉤41も上方向に移動されて外枠係合受ユニット21との係合が解除される。なお、このとき、鉤連結杆32のガラス扉鉤42も上方向に移動されるが、ガラス扉係合受ユニット23との係合は解除されない。したがって、この状態で前扉11に対し、外枠10から引き離す方向に外力を加えれば、外枠10から前扉11を開放することができる。
図7Cに示すように、シリンダ錠13に鍵14が挿入されて、シリンダ錠13の正面から見て反時計回りに回転され、ガラス扉12が開錠される場合、鍵14の回転に対応してカム板51が同図Cにおいて時計回りに回転される。この結果、カム板51の一方の凸部がカム孔72から抜け、カム板51の他方の凸部がカム孔71に挿入されたまま鉤連結杆32を下方向に押し下げるので、図10に示すように、鉤連結杆32のガラス扉鉤42も下方向に移動されてガラス扉係合受ユニット23との係合が解除される。なお、このとき、鉤連結杆32の外枠鉤41も下方向に移動されるが、外枠係合受ユニット21との係合は解除されない。したがって、この状態でガラス扉12に対し、前扉11から引き離す方向に外力を加えれば、前扉11からガラス扉12を開放することができる。
以上説明したように、本発明を適用した弾球遊技機1は、鉤連結杆32、外枠鉤41、およびガラス扉鉤42が一体成型された比較的簡易な構成でありながら、外枠10から前扉11を不正に開錠したり、前扉11からガラス扉12を不正に開錠したりする不正行為を抑止することができる。
なお、本発明は、弾球遊技機の他、対向する2辺のうち、一方が設置枠に蝶番などにより接続され、他方が開閉可能であって通常は施錠されている本体と、対向する2辺のうち、一方が本体に蝶番などにより接続され、他方が開閉可能であって通常は施錠されているガラス扉を備える遊技機などに適用することができる。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明の適用した弾球遊技機の外観図である。 本発明の適用した弾球遊技機の外観図である。 外枠、前扉、およびガラス扉の施錠機構の外観図である。 外枠、前扉、およびガラス扉の施錠機構の断面図である。 前扉に取り付けられる施錠ユニットの分解図である。 外枠に取り付けられる外枠係合受ユニットの分解図である。 カム板と鉤連結杆の連動関係を示す断面図である。 施錠時の外枠係合受ユニット、ガラス扉係合受ユニット、および鉤連結杆の状態を示す側面断面図である。 前扉開錠時の外枠係合受ユニット、ガラス扉係合受ユニット、および鉤連結杆の状態を示す側面断面図である。 ガラス扉開錠時の外枠係合受ユニット、ガラス扉係合受ユニット、および鉤連結杆の状態を示す側面断面図である。
符号の説明
1 弾球遊技機
10 外枠
11 前扉
12 ガラス扉
13 シリンダ錠
14 鍵
21 外枠係合受ユニット
22 施錠ユニット
23 ガラス扉係合受ユニット
31 取付フレーム
32 鉤連結杆
33 付勢バネ
34 可動プレート
41 外枠鉤
42 ガラス扉鉤
43 付勢力伝達凸部
51 カム板
61 取付フレーム
62 可動プレート
63 バネ
71 カム孔
72 カム孔

Claims (4)

  1. 外辺のうちの一辺が設置枠に接続され前記一辺とは異なる他辺が前記設置枠から開閉可能な本体と、外辺のうちの一辺が前記本体に接続され前記一辺とは異なる他辺が前記本体から開閉可能な前記本体を覆う扉とを備える遊技機に用い、前記設置枠に対して前記本体の他辺側を施錠するとともに、前記本体に対して前記扉の他辺側を施錠する遊技機用施錠装置において、
    挿入された鍵の回転に対応してカム板を回転させるシリンダ錠と、
    前記設置枠に設置された第1の係合受部と、
    前記扉に設置された第2の係合受部と、
    前記第1の係合受部に係合される第1の鉤、および前記第2の係合受部に係合される第2の鉤が設けられた鉤連結杆を内蔵する施錠部とを備え、
    前記鉤連結杆は、対向する長辺の一方に前記第1の鉤、他方に前記第2の鉤が設けられ、開錠時においてのみ、前記カム板の回転に連動し前記施錠部内において往復直線摺動される
    遊技機用施錠装置。
  2. 前記鉤連結杆、前記第1の鉤、および前記第2の鉤は、一体成型されている
    請求項1に記載の遊技機用施錠装置。
  3. 前記鉤連結杆には、前記カム板の凸部が挿入されるカム孔が設けられており、
    前記カム孔は、回転される前記カム板の前記凸部に対して遊び無く形成されている
    請求項1に記載の遊技機用施錠装置。
  4. 前記第1の係合受部または前記第2の係合受部のうちの少なくとも一方は、それぞれ対応する前記第1または第2の鉤が係合される可動プレートを内蔵しており、
    前記可動プレートは、施錠時に当接する前記第1または第2の鉤からの外力によって摺動されるとともに、バネ付勢力によって初期位置の方向に復帰されることによって係合される
    請求項1に記載の遊技機用施錠装置。
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