JP4099005B2 - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシン、パチンコ機などのゲーム機に使用される施錠装置に関し、特に、前面枠と本体枠の隙間から針金などを差し込んで鉤部材を動かして行う不正解錠を効果的に防止し得るゲーム機の施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のゲーム機の施錠装置として、ゲーム機の本体枠の前面にヒンジを介して開閉可能に取り付けられた前面枠(前扉)を施錠するために、前面枠の内側に縦に装着され、本体枠側に取り付けた受け金具にフック状の鉤部材を係止させて施錠する施錠装置が、従来一般に使用されている。
【0003】
この施錠装置は、通常、取付板と支持板を横断面略L形またはコ字形に成形してなる縦長の基枠体を有し、その支持板の上部と下部に、鉤部材を傾動可能に枢支し、基枠体内に摺動可能に配設した連動杆により上下の鉤部材を連結し、基枠体の取付板の中間部にシリンダ錠が取り付けられ、その錠軸の先端に取り付けたカム板を連結杆に連結させ、シリンダ錠のキー操作によりカム板を回動させ、連動杆を介して上下の鉤部材を下側に傾動させ、解錠する構造である。また、連結杆には鉤部材を施錠側に付勢するコイルばねが掛止され、前面枠を本体枠に対し閉鎖した時、鉤部材が受け金具の縁部に当って傾動しながら、係止状態となり、コイルばねの付勢力で、鉤部材が係止位置に戻り、施錠状態となるように動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のゲーム機は、近年、大当たり入賞状態になれば、多くの球の払出が行なわれる機種が人気を呼び、大当たり入賞の生じるゲーム機が多く製造されている。しかし、大当たり入賞の当選の確率は、通常、制御回路内のプログラムやメモリ内のデータにより決定されることから、遊技場の営業中や非営業中に係らず、ゲーム機の前面枠を不正に開き、制御回路内の回路部品を不正な部品と交換し、有利な条件で遊技を行なうことにより、不正に多くの球の払出を得るような不正行為が発生している。
【0005】
ゲーム機には、殆ど全てに上記のような構造の施錠装置が装着されており、正常なキーを用いてシリンダ錠を操作して、施錠装置を解錠しなければ、ゲーム機の前面枠は、殆ど開くことが不可能である。しかしながら、前面枠と本体枠の隙間から針金などを差し込み、連結杆や鉤部材を動かして不正解錠が行なわれ、上記のような不正行為が行われる問題があった。
【0006】
このため、従来、ゲーム機の前面枠を施錠する施錠装置において、前面枠を鉤部材により施錠した状態で、その鉤部材を連結する連動杆を不正解錠禁止機構とクラッチ機構によってロックし、不正解錠を防止する施錠装置が、特開2001-38026号公報等により提案されている。しかしながら、上記従来のゲーム機の施錠装置は、不正解錠禁止機構とクラッチ機構が複雑な構造であるため、部品の加工工数が増大すると共に、部品点数も多く、部品の組付作業時にも多くの工数が必要となる等の問題があった。
【0008】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、簡単な機構で不正解錠を防止することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願発明の請求項1のゲーム機の施錠装置は、取付板と支持板と有した基枠体の支持板の上部と下部に鉤部材が枢軸によって傾動可能に枢支され、支持板に沿って連動杆が連動杆に設けたガイド用の長孔を枢軸に挿通させて摺動可能に配設され、上下の鉤部材の末端には突部が設けられ、突部には鉤部材を各々施錠側に付勢するコイルばねが掛けられ、連動杆の解錠方向への移動時にのみ上下の鉤部材の末端の突部に係合して上下の鉤部材を解錠側に傾動させる係合部が連動杆に設けられ、取付板の一部にシリンダ錠がその錠軸を基枠体内に向けて取り付けられ、シリンダ錠の錠軸にはカム板が連動杆と係合可能に取り付けられ、上下の鉤部材に解錠方向の力が印加されたとき、上部の鉤部材と下部の鉤部材が独立して傾動可能に構成され、施錠状態におけるシリンダ錠の非操作時、カム板の係合部が連動杆の係合部に係合して、連動杆の解錠方向への移動を阻止し、解錠時における連動杆の解錠側への移動時、該連動杆に設けた係合部が該上下の鉤部材の末端に設けた該突部に各々係合して該上下の鉤部材を解錠方向に傾動させることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2の発明は、上記請求項1のものにおいて、基枠体内に正面枠施錠杆が摺動可能に配設され、正面枠施錠杆には3個の鉤部が該取付板から前面側に突出させて設けられ、該基枠体内に鉤部を上下に有する正面枠施錠杆が鉤部を取付板から前面側に突出させた状態で摺動可能に配設され、正面枠施錠杆にはカム板と係合可能な係合部が設けられ、正面枠施錠杆の鉤部が正面枠側に設けた係止部に係止されて正面枠が施錠されるように構成される。なお、ここで、正面枠とは、ゲーム機の前面枠の正面に開閉可能に取り付けられ、ガラスや透明プラスチックなどの透明板を嵌めた枠状の扉である。
【0012】
【作用】
上記構成の施錠装置では、本体枠に対し前面枠を閉じると、本体枠側の受け金具に前面枠側の施錠装置の上下の鉤部材が係止されて施錠される。このとき、上下の鉤部材は、独立して傾動可能であるから、閉鎖時に鉤部材が受け金具に当って容易に傾動して係止され、施錠される。前面枠を解錠する場合は、キーをシリンダ錠に差込み右に回すと、錠軸と共にカム板が回動し、その係合部が連動杆に係合してそれを解錠方向に摺動させる。このとき、連動杆の上部と下部の係合部が上下の鉤部材の突部を押し、上下の鉤部材は枢軸を軸に解錠方向に傾動し、本体枠側の受け金具と鉤部材との係合が外れ、解錠される。
【0013】
上下の鉤部材は、各々解錠方向に力が加えられた場合、解錠方向に独立して傾動するため、ゲーム機の本体枠と前面枠との隙間から針金などを差し込んで行う不正解錠では、上部と下部の2つの鉤部材を同時に解錠方向に引くことは難しく、一方の鉤部材のみを解錠方向に引いて解錠しようとしても、解錠は不可能であるから、不正解錠を防止することができる。
【0014】
また、シリンダ錠の非操作時、つまりキーを挿入しない状態のシリンダ錠の錠軸はロックされて動かず、カム板もロックされる。加えて、シリンダ錠の非操作時、カム板の係合部が連動杆の係合部に係合して、連動杆の解錠方向への移動を阻止するから、ゲーム機の本体枠と前面枠との隙間から針金などを差し込んで連動杆を移動させようとしても動かず、不正解錠を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、ゲーム機に使用される施錠装置の正面図を、図2はその右側面図を示し、図3はその左側面図を示し、図4はその背面図を示している。この施錠装置は、取付板2と支持板3を断面L形または断面コ字形に形成した縦長の基枠体1を有し、その支持板3の上部と下部に設けた幅広部に、フック状の鉤部材5、6がその末端を枢軸(軸ピン)7、8を介して傾動する(傾くように所定の角度範囲で回動する)ように枢支される。
【0016】
図5の分解図に示すように、鉤部材5,6の末端部にはその部分を内側に折り曲げるようにして突部5b、6bが突設され、その突部5b、6bには、後述のコイルばねが基枠体1との間に掛けられている。コイルばねは鉤部材5、6を施錠方向に付勢する。一方、基枠体1の支持板3の内側に、帯状の連動杆4が摺動可能に配設される。図5に示すように、連動杆4の上部と下部には長孔4a、4bが設けられ、鉤部材5,6を軸支する枢軸7,8がこの長孔4a、4bに挿通され、枢軸7,8の先端は支持板3に固定される。連動杆4は支持板3の内側でこの枢軸7,8と長孔4a、4bを介して摺動可能にガイドされる。
【0017】
ところで、上下の鉤部材5,6は、解錠方向に外部から力を受けた場合、独立して傾動可能にするように、連動杆4とは連結された状態とはなっていない。すなわち、連動杆4における鉤部材5,6の突部5b、6bに対応した個所には、係合部4c、4dが凹状に設けられる。そして、連動杆4を解錠方向に摺動させたとき、この係合部4c、4dに鉤部材5,6の突部5b、6bが係合し、鉤部材5,6を解錠方向に傾動させる。また、各鉤部材5,6は、解錠方向に力を受けたとき、各々が独自に解錠方向に傾動するように、枢軸7,8によって軸支され、また、連動杆4とは突部5b、6bと係合部4c、4dを介して一方向にのみ係合するようにして、鉤部材5,6の単独での傾動を可能にしている。さらに、各鉤部材5,6の末端部の突部5b、6bと基枠体1の間にコイルばね16,18が掛け渡され、鉤部材5,6はコイルばね16,18によって、常時施錠方向に付勢されている。
【0018】
鉤部材5、6を解錠方向つまり下方に傾動させる場合には、このコイルばね16,18による付勢力に抗して下方に傾動させることになる。また、コイルばね16,18によって下方に付勢された鉤部材5,6は、その突部5b、6bが連動杆4の係合部4c、4dに係合し、略水平位置で停止する。また、連動杆4の上部には後述のカム板9に係合可能なカム係合部4eが設けられている。
【0019】
基枠体1の取付板2の上部寄りに幅広部が設けられ、そこにシリンダ錠10が前面に突き出す形態で取り付けられる。シリンダ錠10は、異形筒状に形成され、末端に大形のフランジ部を有し、取付板2に形成された異形孔に内側から挿入され、フランジ部を取付板2の内側にねじで固定し、取り付けられる。シリンダ錠10の錠軸の末端はフランジ部を通して内側に突出し、その先端にカム板9が固定される。
【0020】
カム板9には図4に示すように、第一係合部9aと第二係合部9bが形成される。カム板9を図4の反時計方向に回動した時、第一係合部9aが上記連動杆4の一部に設けたカム係合部4eに係合可能であり、図4の時計方向に回動した時、第二係合部9bがスイッチ作動杆12の係合部12cと係合可能である。スイッチ作動杆12は基枠体1内上部の支持板3に沿って摺動可能に配設され、スイッチ作動杆12に対応した位置の基枠体1内に作動スイッチ11が取り付けられる。この作動スイッチ11は、ゲーム機のリセット用などに用いられる非接触スイッチであり、シリンダ錠10の操作によってオンオフされる。
【0021】
さらに、上記連動杆4は、非解錠操作時、そのカム係合部4eにカム板9の第一係合部9aが係合していることにより、解錠方向への動きをロックされた状態にある。つまり、キーを挿入しない状態のシリンダ錠10の錠軸はロックされて動かず、カム板9もロックされているから、シリンダ錠10の非操作時、カム板9の第一係合部9aが連動杆4のカム係合部4eに係合して、連動杆4の解錠方向への移動を阻止する。これによって、ゲーム機の本体枠と前面枠との隙間から針金などを差し込んで連動杆4を移動させようとしても動かず、不正解錠を防止することができる。なお、基枠体1の支持板3の下部には、支持ローラ15が軸支され、前面枠21の閉鎖時には、本体枠20側に設けた転動板の上を転動して、前面枠21の荷重を支持させるように作用する。
【0022】
このように構成された施錠装置は、図7に示す如く、ゲーム機の本体枠(キャビネット)20に開閉可能に装着された前面枠(前扉)21の内側における矩形開口部の縁部に、シリンダ錠10の先端を前面に露出させ、鉤部材5、6を本体枠20側に向けた姿勢で、取付板2を用いて縦に取付けられる。一方、本体枠20の内側の鉤部材5、6に対応した上下位置には、受け金具24、25が固定される。
【0023】
ゲーム機の前面枠21を本体枠20に対し閉じると、図7のように、施錠装置の上下の鉤部材5、6が、本体枠20側の受け金具24、25に当って下方に傾動し、その後コイルばね16.18の付勢力により戻って係止され、施錠状態となる。このとき、連動杆4は動かずに、上部と下部の鉤部材5,6が各々独立して傾動し、係止状態となって施錠されるから、鉤部材5,6の傾動は摩擦などの負荷が少ないために、極めて軽く動き、軽い動作で確実に施錠することができる。
【0024】
前面枠21を解錠する場合は、図7に示すように、キーをシリンダ錠10に差し込み右に回し、カム板9を図8のように、反時計方向に回転させる。この動作により、カム板9の第一係合部9aが連動杆4のカム係合部4eと係合してこれを上方へ摺動させ、連動杆4の摺動時にその係合部4c、4dが上下の鉤部材5、6の末端部の突部5b、6bを上方に押して下方に傾動させる。この鉤部材5、6の傾動によって、本体枠20の受け金具24、25との係合が外れ、前面枠21は開放可能な状態となる。
【0025】
一方、ゲーム機のリセットなどで、作動スイッチ11を動作させたい場合、シリンダ錠10に差し込んだキーを左に回し、カム板9を図9のように、時計方向に回転させる。この動作により、カム板9の第二係合部9bがスイッチ作動杆12の係合部と係合してこれを下方に摺動させ、スイッチ作動杆12の移動に応じて作動スイッチ11がオンオフする。
【0026】
ところで、ゲーム機では、その本体枠20と前面枠21との隙間から針金などを差し込んで、不正解錠される場合がある。施錠装置は、ゲーム機の正面に向かって、前面枠21の右端の自由端側に取り付けられているから、ゲーム機の右側の隙間から針金などを差し込み、その先端で鉤部材5,6や連動杆4を引っ掛けて、解錠方向に摺動させて、不正解錠が行われやすい。
【0027】
しかしながら、本施錠装置では、鉤部材5,6が独立して傾動可能であるから、何れか一方の鉤部材に針金などを引っ掛けて傾動させたとしても、他方は傾動せず、施錠状態を保持し、不正解錠を防止できる。また、シリンダ錠の非解錠操作時には、カム板9の第一係合部9aが連動杆4のカム係合部4eに進入して係合しているため、連動杆4はロックされて移動できず、隙間から差し込まれた針金などで連動杆4を動かして行う不正解錠も防止することができる。
【0028】
図10〜図14は他の実施形態の施錠装置を示している。この施錠装置は、ゲーム機の本体枠に対し前面枠を施錠すると共に、前面枠の正面に開閉可能に装着される正面枠を施錠する施錠装置である。
【0029】
取付板32と支持板33を略断面コ字形に形成した縦長の基枠体31を有し、その支持板33の上部と下部に設けた幅広状の支持板33a,33bに、フック状の鉤部材35、36がその末端を枢軸(軸ピン)37、38を介して傾動可能に枢支される。図13に示すように、取付板32には後述のシリンダ錠40を挿入するための異形孔と、正面枠施錠杆42の鉤部43,44,45が挿入されるスリット孔32a,32b,32cが縦方向に形成される。
【0030】
図13,14に示すように、鉤部材35,36の末端部にはその部分を内側に折り曲げるようにして突部35b、36bが突設され、その突部35b、36bには、後述のコイルばね46,48が正面枠施錠杆42との間に掛けられている。コイルばね46,48は鉤部材35、36を施錠方向に付勢する。一方、基枠体31の支持板33の内側に、帯状の連動杆4が摺動可能に配設される。図14に示すように、連動杆34の上部と下部には長孔34a、34bが設けられ、鉤部材35,36を軸支する枢軸37,38がこの長孔34a、34bに挿通され、枢軸37,38の先端は支持板33に固定される。連動杆34は支持板33の内側でこの枢軸37,38と長孔34a、34bを介して摺動可能にガイドされる。
【0031】
ところで、上下の鉤部材35,36は、解錠方向に外部から力を受けた場合、独立して傾動可能にするように、連動杆34とは連結された状態とはなっていない。すなわち、図14に示すように、連動杆34における鉤部材35,36の突部35b、36bに対応した個所には、係合部34c、34dが凹状に設けられる。そして、連動杆34を解錠方向に摺動させたとき、この係合部34c、34dに鉤部材35,36の突部35b、36bが係合し、鉤部材35,36を解錠方向に傾動させる構造である。
【0032】
つまり、各鉤部材35,36は、解錠方向に力を受けたとき、各々が独自に解錠方向に傾動するように、枢軸37,38によって軸支され、また、連動杆34とは突部35b、36bと係合部34c、34dを介して一方向にのみ係合するようにして、鉤部材35,36の単独での傾動を可能にしている。さらに、各鉤部材35,36の末端部の突部35b、36bと基枠体31の間にコイルばね46,48が掛け渡され、鉤部材35,36はコイルばね46,48によって、常時施錠方向に付勢されている。
【0033】
鉤部材35、36を解錠方向つまり下方に傾動させる場合には、このコイルばね46,48による付勢力に抗して下方に傾動させることになる。また、コイルばね46,48によって下方に付勢された鉤部材35,36は、その突部35b、36bが連動杆34の係合部34c、34dに係合し、略水平位置で停止する。また、連動杆34の上部には後述のカム板39に係合可能なカム係合部34eが設けられている。
【0034】
ゲーム機の前面扉の正面に開閉可能に装着された正面枠を施錠する正面枠施錠杆42は、基枠体31の内側に摺動可能に配設され、ガイドピン41a,41b,41cと長孔42cの係合により上下摺動可能に支持される。正面枠施錠杆42には、その上部と中間部と下部の3箇所に正面を向けて鉤部43,44,45が突設され、さらに、その中間部には手動のための操作部42bが背面側に突き出して設けられる。鉤部43,44,45は、基枠体41の取付板42に設けたスリット孔32a、32b、32cから前方に突出し、その状態で正面枠施錠杆42は上下に摺動可能に装着される。
【0035】
基枠体31の取付板32の中間部に、シリンダ錠40が前面に突き出す形態で取り付けられる。シリンダ錠40は、異形筒状に形成され、末端に大形のフランジ部を有し、取付板32に形成された異形孔に内側から挿入され、フランジ部を取付板32の内側にねじで固定し、取り付けられる。シリンダ錠40の錠軸の末端はフランジ部を通して内側に突出し、その先端にカム板39が固定される。
【0036】
カム板39には図11に示すように、第一係合部39aと第二係合部39bが形成される。カム板39を図11の反時計方向に回動した時、第一係合部39aが上記連動杆34の一部に設けたカム係合部34eに係合可能であり、図11の時計方向に回動した時、第二係合部39bが正面枠施錠杆42の係合部42aと係合可能である。また、上記と同様に、シリンダ錠40の非解錠操作時には、カム板39の第一係合部39aは、連動杆34のカム係合部34e内に進入した状態にあり、これにより、非解錠操作時、連動杆34はカム板39の第一係合部39aによりロックされ、移動を阻止される。
【0037】
正面枠施錠杆42は、基枠体31内に沿って摺動可能に配設される。正面枠施錠杆42の下部寄りに設けた長孔状の係合部42aはカム板39の第二係合部39bと係合可能であり、シリンダ錠40の錠軸がキー操作により左に回されたとき、カム板39の回動に伴い正面枠施錠杆42が下方に摺動し、正面枠が解錠する。コイルばね47が正面枠施錠杆42と上記連動杆34との間にかけ渡され、連動杆34はコイルばね47のばね力により常時下方(施錠方向)に付勢され、正面枠施錠杆42はこのコイルばね47により常時上方(施錠方向)に付勢されている。
【0038】
このように構成された施錠装置は、ゲーム機の本体枠に開閉可能に装着された前面枠の内側における矩形開口部の縁部に、シリンダ錠40の先端を前面に露出させ、鉤部材35、36を本体枠側に向け、正面枠施錠杆42の鉤部42a、42b、42cを正面側の正面枠用の凹部に突き出した姿勢で、取付板32を用いて縦に取付けられる。
【0039】
一方、本体枠の内側の鉤部材35、36に対応した上下位置には、上記と同様に受け金具が固定される。さらに、正面枠が、前面枠の開口部内にヒンジを開閉可能に取付けられ、その正面枠の自由端部に、正面枠施錠杆42の鉤部42a,42b、42cが係止可能な係止部が設けられる。
【0040】
ゲーム機の前面枠を本体枠に対し閉じると、施錠装置の上下の鉤部材35、36が、本体枠側の受け金具に当って下方に傾動し、その後コイルばね46、48の付勢力により戻って係止され、施錠状態となる。このとき、連動杆34は動かずに、上部と下部の鉤部材35,36が各々独立して傾動し、係止状態となって施錠されるから、鉤部材35,36の傾動は摩擦などの負荷が少ないために、極めて軽く動き、軽い動作で確実に施錠することができる。
【0041】
一方、正面枠を前面枠内に閉じると、正面枠内の係止部が正面枠施錠杆42の鉤部42a,42b、42cに当り、これを下方に摺動させながら閉じられ、コイルばね47の付勢力により正面枠施錠杆40が上方に戻る。これにより、鉤部42a,42b、42cに係止部が係止され、正面枠は施錠状態となる。
【0042】
正面枠を解錠する場合は、キーをシリンダ錠40に差し込み、これを左方向に回して、カム板39を図11時計方向へ回動させると、カム板9の第二係合部9bが正面枠施錠杆42の係合部42aと係合してこれを下方へ摺動させ、上下の鉤部42a,42b、42cを下方へ摺動させる。この動作によって、正面枠の係止部と鉤部42a,42b、42cとの係合が外れ、正面枠は解錠される。
【0043】
前面枠を解錠する場合は、キーをシリンダ錠40に差し込み右に回し、カム板39を図11反時計方向に回転させる。この動作により、カム板39の第一係合部39aが連動杆34のカム係合部34eと係合してこれを上方へ摺動させ、連動杆34の摺動時にその突部34c、34dが上下の鉤部材35、36の末端部を上方に押して下方に傾動させる。この鉤部材35、36の傾動によって、本体枠の受け金具との係合が外れ、前面枠は開放可能な状態となる。
【0044】
一方、ゲーム機では、その本体枠と前面枠との隙間から針金などを差し込んで、不正解錠される場合がある。施錠装置は、ゲーム機の正面に向かって、前面枠の右端の自由端側に取り付けられているから、ゲーム機の右側の隙間から針金などを差し込み、その先端で鉤部材35,36や連動杆34を引っ掛けて、解錠方向に摺動させて、不正解錠が行われやすい。
【0045】
しかしながら、本施錠装置では、鉤部材35,36が独立して傾動可能であるから、何れか一方の鉤部材に針金などを引っ掛けて傾動させたとしても、他方は傾動せず、施錠状態を保持し、不正解錠を防止できる。また、シリンダ錠40の非解錠操作時には、カム板99の第一係合部39aが連動杆34のカム係合部34eに進入して係合しているため、連動杆34はロックされて移動できず、隙間から差し込まれた針金などで連動杆34を動かして行う不正解錠も防止することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の施錠装置によれば、上下の鉤部材が、各々解錠方向に力が加えられた場合、解錠方向に独立して傾動するため、ゲーム機の本体枠と前面枠との隙間から針金などを差し込んで行う不正解錠では、上部と下部の2つの鉤部材を同時に解錠方向に引くことは難しく、一方の鉤部材のみを解錠方向に引いて解錠しようとしても、解錠は不可能となり、不正解錠を防止することができる。また、シリンダ錠の非操作時、カム板の係合部が連動杆の係合部に係合して、連動杆の解錠方向への移動を阻止するから、ゲーム機の本体枠と前面枠との隙間から針金などを差し込んで連動杆を移動させようとしても動かず、不正解錠を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す施錠装置の正面図である。
【図2】同施錠装置の右側面図である。
【図3】同施錠装置の左側面図である。
【図4】同施錠装置の背面図である。
【図5】同施錠装置の分解右側面図である。
【図6】同施錠装置のカム板部分の拡大斜視図である。
【図7】同施錠装置の装着使用状態を示す右側面図である。
【図8】同施錠装置の解錠時の状態を示す背面図である。
【図9】同施錠装置の作動スイッチの作動状態を示す背面図である。
【図10】他の実施形態を示す施錠装置の右側面図である。
【図11】同施錠装置の背面図である。
【図12】同施錠装置の底面図である。
【図13】同施錠装置の分解背面図である。
【図14】同施錠装置の分解右側面図である。
【符号の説明】
1−基枠体
2−取付板
3−支持板
4−連動杆
4c、4d−係合部
4e―カム係合部
5、6−鉤部材
5b,6b−突部
9−カム板
9a―第一係合部
9b―第二係合部
10−シリンダ錠
20−本体枠
21−前面枠
Claims (2)
- 取付板と支持板と有した基枠体の該支持板の上部と下部に鉤部材が枢軸によって傾動可能に枢支され、該支持板に沿って連動杆が該連動杆に設けたガイド用の長孔を該枢軸に挿通させて摺動可能に配設され、該上下の鉤部材の末端には突部が設けられ、該突部には該鉤部材を各々施錠側に付勢するコイルばねが掛けられ、該連動杆の解錠方向への移動時にのみ上下の該鉤部材の末端の突部に係合して該上下の鉤部材を解錠側に傾動させる係合部が該連動杆に設けられ、該取付板の一部にシリンダ錠がその錠軸を基枠体内に向けて取り付けられ、該シリンダ錠の錠軸にはカム板が該連動杆と係合可能に取り付けられ、該上下の鉤部材に解錠方向の力が印加されたとき、該上部の鉤部材と下部の鉤部材が独立して傾動可能に構成され、施錠状態における該シリンダ錠の非操作時、該カム板の係合部が該連動杆の係合部に係合して、該連動杆の解錠方向への移動を阻止し、解錠時における該連動杆の解錠側への移動時、該連動杆に設けた係合部が該上下の鉤部材の末端に設けた該突部に各々係合して該上下の鉤部材を解錠方向に傾動させることを特徴とするゲーム機の施錠装置。
- 前記基枠体内に正面枠施錠杆が摺動可能に配設され、該正面枠施錠杆には3個の鉤部が該取付板から前面側に突出させて設けられ、該正面枠施錠杆に前記カム板と係合可能な係合部が設けられ、該正面枠施錠杆の鉤部が該正面枠側に設けた係止部に係止されて該正面枠が施錠されるように構成した請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
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