JP4276820B2 - 遊技機における施錠装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機において、遊技盤が設けられた前枠を外枠に施錠するとともに、ガラス扉を前枠に施錠するための遊技機における施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技機の一種であるパチンコ遊技機は、その外郭が縦長四角枠状をなす外枠と、外枠に開閉可能に支持される前枠と、前枠の内側に保持される遊技盤とから構成されている。また、前枠の前面には、四角板状をなすガラス扉が開閉可能に支持され、パチンコ遊技機前面から遊技盤が視認可能となっている。そして、前枠の一側には施錠装置が装着され、その施錠装置により外枠に対して前枠を施錠できるとともに、前枠に対してガラス扉を施錠できるようになっている。
【0003】
この種の遊技機における施錠装置は、前枠に固定される支持体を備え、その支持体には、鍵によって回転操作可能なシリンダ錠が設けられている。また、支持体には、前記シリンダ錠の解錠操作によって作動する外枠作動体及びガラス扉作動体と、外枠作動体の作動に伴って作動する上下二体の外枠用鉤部と、ガラス扉作動体の作動に伴って作動するガラス扉鉤部が備えられている。
【0004】
さらに、前記外枠作動体は、上下各外枠用鉤部を作動させる一対の作動片と、両作動片を連結する連結片とから形成されている。また、ガラス扉作動体と、連結片との間には連動部材が設けられ、シリンダ錠の解錠操作が連結片及び連動部材を介してガラス扉作動体に伝達されるようになっている。加えて、ガラス扉作動体には、ガラス扉の施錠時に、不正部材によるガラス扉作動体の不正操作によってガラス扉が不正に解錠されるのを防止するためのロック体が取り付けられている。
【0005】
上記施錠装置に対し、外枠及びガラス扉には、それぞれ外枠用鉤部及びガラス扉用鉤部と係脱可能な係合部材が備えられている。そして、前枠を閉止方向に回転させると、外枠用鉤部と外枠の係合部材とが係合して外枠に対して前枠が施錠される。また、ガラス扉を閉止方向に回転させると、ガラス扉用鉤部とガラス扉の係合部材とが係合して前枠に対してガラス扉が施錠される。このとき、ロック体によりガラス扉作動体の不正移動が防止されている。
【0006】
一方、シリンダ錠による外枠の解錠操作によって外枠用作動体が作動され、その作動により外枠用鉤部は係合部材から離脱し、外枠から前枠が解錠される。また、シリンダ錠によるガラス扉の解錠操作によって連結板が独立して作動され、その連結板の作動により連動部材が作動される。その連動部材の作動により、ロック体が作動してガラス扉作動体の不正移動を防止した状態が解除される。続けて解錠操作が行われると、シリンダ錠の解錠操作がロック体の取り付けられたガラス扉作動体に伝達される。そして、ガラス扉作動体が作動し、各ガラス扉用鉤部は係合部材から離脱して前枠からガラス扉が解錠される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の遊技機における施錠装置においては、ガラス扉作動体を作動させ、ガラス扉を前枠から解錠するために、シリンダ錠の解錠操作を連動部材を介してガラス扉作動体に伝達しなければならない。そのため、遊技機における施錠装置の部品点数が多くなるとともに、構造が複雑であるという問題があった。本発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、部品点数を減らして簡易な構成で、ガラス扉作動体を作動させることができる遊技機における施錠装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、
外枠と、遊技盤が保持されて前記外枠の前面に開閉可能に支持される前枠と、前記前枠の前面に開閉可能に支持されるガラス扉とから構成される遊技機の前記前枠に取着され、前記前枠を前記外枠に施錠するとともに、前記ガラス扉を前記前枠に施錠する遊技機における施錠装置であって、
前記前枠に固定される支持体には、前記支持体に軸支されて、前記前枠を前記外枠に施錠すべく前記外枠の上下二箇所で係合する上部外枠鉤部及び下部外枠鉤部と、前記ガラス扉を前記前枠に施錠すべく前記ガラス扉に係合するガラス扉鉤部と、各鉤部の解錠操作を行う錠部材と、前記錠部材による前記前枠の前記外枠からの解錠操作を前記上部外枠鉤部及び前記下部外枠鉤部に伝達する外枠作動体と、前記錠部材による前記ガラス扉の解錠操作を前記ガラス扉鉤部に伝達するガラス扉作動体と、前記支持体に軸支されて、前記ガラス扉が前記前枠から解錠された状態で前記ガラス扉作動体と係合して前記ガラス扉作動体の移動を規制する規制部材と、が設けられ、
前記外枠作動体は、前記上部外枠鉤部を作動させる上部作動片と、前記下部外枠鉤部を作動させる下部作動片と、前記上部作動片及び前記下部作動片を連結する連結片とからなり、
前記ガラス扉作動体には、前記前枠に前記ガラス扉が施錠された状態で、前記支持体に形成された係合部位に係合して前記ガラス扉作動体の移動を規制するロック体が設けられており、
前記錠部材を所定方向に操作することによって、前記連結片、前記上部作動片、及び前記下部作動片を連結して作動させ、前記上部作動片及び前記下部作動片が、対応する前記上部外枠鉤部及び前記下部外枠鉤部を回転させて、前記外枠と前記上部外枠鉤部及び前記下部外枠鉤部との係合を解除して前記前枠を解錠させ、
前記錠部材を前記所定方向とは異なる方向に操作することによって、前記連結片を独立して作動させ、前記連結片が、前記ロック体を作動させて前記ロック体と前記係合部位との係合を解除した後、前記ロック体を介して前記ガラス扉作動体を作動させて前記ガラス扉鉤部と前記ガラス扉との係合を解除して前記ガラス扉を解錠させると共に、前記ガラス扉作動体の作動により前記規制部材を回転させて前記規制部材と前記作動したガラス扉作動体とを係合させる
ことを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図9に基づいて詳細に説明する。
図8に示すように遊技機の一種であるパチンコ遊技機11は、その外郭が縦長四角枠状をなす外枠12により形成され、この外枠12の前面には、四角枠状をなす前枠13が開閉可能に支持されている。この前枠13には、図示しない打球発射装置、球皿等のパチンコゲームを展開可能とする遊技構成部材が搭載できるとともに、前枠13の内側には遊技盤14が保持されるようになっている。この遊技盤14の前面には、図示しない釘、入賞器具等の遊技構成部材が設けられ、背面にはプリント基板等の遊技構成部材が搭載されている。
【0012】
前枠13の前面には四角板状のガラス扉15が開閉可能に支持され、パチンコ遊技機11前面から遊技盤14が視認可能となっている。さらに、ガラス扉15の下方には、図示しないパチンコ球を貯留するための上皿を備えた長四角板状の上皿扉16が前枠13の前面下部に開閉可能に支持されている。
【0013】
図9に示すように、前枠13の一側には縦長四角筒状の施錠装置17が装着され、ガラス扉15及び上皿扉16を前枠13に施錠できるとともに、前枠13を外枠12に施錠できるようになっている。なお、以下において上下左右は、パチンコ遊技機11を前方から見た場合の上下左右を示すものとする。
【0014】
図1及び図2(a)に示すように、施錠装置17は、亜鉛メッキ鋼板等の金属板から形成され、断面略L字状をなすとともに、上下方向に延びるように形成された支持体18によって外郭が形成されている。この支持体18は、縦長四角板状の固定板18aと固定板18aの左側から背面方向に折り曲げ形成されている側板18bを備えている。また、固定板18aの右側には、細長四角板状の補強リブ18cが上下に一対折り曲げ形成され、固定板18aが補強されている。
【0015】
さらに、側板18bの中央部には、平面視略四角板状に側板18bが切り起こされることによって係合部位としての係合部18dが形成されている。加えて、固定板18aの下側には、下方向に延びる掛止フック18eが形成されている。そして、図9に示すように、この施錠装置17は固定板18aの前面が前枠13の背面の一側に当接されるとともに、ビス等の固定部材によって前枠13に固定されている。
【0016】
まず、前記上皿扉16の前枠13に対する施錠機構について詳述する。図1に示すように、側板18bの下端左側には長四角形状の上皿扉作動体20が上下動可能に設けられている。この上皿扉作動体20の前面の上下両部には、それぞれ四角板状の上皿扉鉤部21が前方に延びるように設けられ、各上皿扉鉤部21の上面にはそれぞれ係合凹所23が凹設されている。
【0017】
この上皿扉作動体20の上側及び下側にはそれぞれ平面視横T字状の取付板25が右方向に延びるように折り曲げ形成されている。また、上皿扉作動体20において、下端側の取付板25の上側には、取付板抜止片27が右方向に折り曲げ形成されている。一方、側板18bの下端側には、上下各取付板25に対応する位置に取付板挿入孔26が透設され、各取付板25を挿入できるようになっている。また、両取付板挿入孔26の間にはプレート掛止片33が突設されている。
【0018】
そして、各取付板25を各取付板挿入孔26に挿入して上皿扉作動体20を下方にスライドさせることにより、各取付板25の先端が各取付板挿入孔26の周縁に掛止して上皿扉作動体20が支持体18に上下動可能に取り付けられている。このとき、図2(b)に示すように、両上皿扉鉤部21は施錠装置17の前面側へ突出している。
【0019】
さらに、図1に示すように、四角板状をなす移動規制プレート32に形成されたプレート掛止孔32a内に前記プレート掛止片33が挿通されている。そして、図2(a)に示すように、移動規制プレート32に折り曲げ形成された第1ばね掛止片32bと、前記取付板抜止片27との間に第1コイルばね34が設けられている。また、図1に示すように、上皿扉作動体20の上端には、側面逆L字状の手動上皿扉解除片35が右方向に延びるように折り曲げ形成され、この手動上皿扉解除片35は図8に示すように前枠13の内側に突出されている。
【0020】
そして、これらの上皿扉鉤部21は前枠13から前方に突出して設けられ、上皿扉16の閉止状態において上皿扉16の一側に設けられた上皿扉係合金具24に係合凹所23が係合し、前枠13に上皿扉16が施錠されるようになっている。
【0021】
次に、前枠13の外枠12に対する施錠機構について詳述する。図1に示すように、固定板18aの中央には上下一対の四角板状のシリンダ錠固定部36が折り曲げ形成されている。シリンダ錠固定部36には、錠部材としてのシリンダ錠37が内側から装着され、その先端は固定板18aの前面側に突出した状態となっている。図2(a)に示すように、シリンダ錠37の基端には、背面視略V字状のカム板38が錠軸39に軸着され、シリンダ錠37の先端側から鍵(図示せず)を挿入して回動すると、カム板38は錠軸39を中心に鍵の回動方向と同一方向に回動するようになっている。
【0022】
カム板38には、舌片状の第1脚片38aが段差部分を介してカム板38の中央から斜め上方に向かって突設されている。また、カム板38には舌片状の第2脚片38bがカム板38の中央から斜め下方に向かって突設されている。この第1脚片38aは第2脚片38bより背面方向に位置し、各脚片38a、38bは基端において鋭角をなしている。
【0023】
図1に示すように、固定板18aの上下側にはそれぞれ四角板状の上部鉤部固定板41及び下部鉤部固定板42が背面方向に切り起こし形成されている。これら上部及び下部鉤部固定板41、42は、側板18bと平行になるように支持体18の内側に位置している。各鉤部固定板41、42には、それぞれ板状の上部外枠鉤部43及び下部外枠鉤部44がリベットでかしめ着けされることによって回動可能に軸支されている。図2(b)に示すように、これら上部及び下部外枠鉤部43,44は施錠装置17の背面側へ突出している。
【0024】
図1に示すように、各外枠鉤部43、44の中央には、それぞれ上方に向かって開口する係合凹所43a,44aが凹設され、各外枠鉤部43、44の先端は端部に向かうに従って下方に傾斜するように形成されている。そして、これらの係合凹所43a,44aが、図9に破線に示す外枠12の右端に設けられた上下一対の二箇所で外枠係合金具45にそれぞれ係合されることによって、外枠12に前枠13が施錠されるようになっている。
【0025】
図3(a)に示すように、各外枠鉤部43、44の基端には、縦長四角板状の外枠作動体46の上下端がそれぞれ軸支され、同外枠作動体46の上下動に伴って、各外枠鉤部43、44は回動するようになっている。この外枠作動体46は、前記シリンダ錠37による外枠12の解錠操作を上部及び下部外枠鉤部43,44に伝達するものである。
【0026】
前記外枠作動体46は、図1に示すように、上部外枠鉤部43に連結された上部作動片47、下部外枠鉤部44に連結された下部作動片48及び前記上部作動片47と下部作動片48とを連結する連結片49の三部材により形成されている。
【0027】
略四角板状をなす前記上部作動片47の上側には四角板状をなす一対の規制片47aが右方向に延びるように間隔をおいて折り曲げ形成されている。また、上部作動片47の中央部の背面側の縁部には、第2ばね掛止片47bが右方向に延びるように折り曲げ形成されている。さらに、図2(a)に示すように、上部作動片47の下端側には、平面視横T字状をなす連結板47cが折り曲げ形成されている。
【0028】
図1に示すように、略四角板状をなす前記下部作動片48の下側には四角板状をなす一対の規制片48aが右方向に延びるように間隔をおいて折り曲げ形成されている。また、図2(a)に示すように、下部作動片48の上端側には、平面視横T字状をなす連結板48bが折り曲げ形成されている。また、前記連結板48bの下側には、第4ばね掛止片48cが上方向に延びるように折り曲げ形成されている。
【0029】
図1に示すように、略四角板状をなす前記連結片49の上部には、側面視T字状をなす上部作動片連結孔49aが形成され、下部には側面視T字状をなす下部作動片連結孔49bが形成されている。また、連結片49の上側の側縁には、第2ばねフック49cが右方向に延びるように折り曲げ形成されている。
【0030】
さらに、前記第2ばねフック49cの下側の側縁は、背面方向へ膨出形成され、その膨出部位に係止膨出部49dが形成されている。また、連結片49の上部には、長孔状の第1脚片係止孔49eが透設され、第1脚片係止孔49eの下側には、長孔状の第2脚片係止孔49fが透設されている。
【0031】
そして、上部外枠鉤部43の側面に軸支された上部作動片47の連結板47cが連結片49の上部作動片連結孔49aに挿入され、下部外枠鉤部44の側面に軸支された下部作動片48の連結板48bが連結片49の下部作動片連結孔49bに挿入されている。さらに、連結片49が下方へスライドされることによって、図2(a)に示すように、連結板47c,48bの先端がそれぞれ上部作動片連結孔49a,49bの周縁に掛止して、連結片49が上部及び下部作動片47,48に連結されて外枠作動体46が形成されている。
【0032】
外枠作動体46において、第2ばね掛止片47bに第2コイルばね50の一端が掛止され、第2ばねフック49cに第2コイルばね50の他端が掛止されている。そして、第2コイルばね50の付勢力によって、連結片49は上方に付勢され、上部作動片47は下方に付勢されている。さらに、図3(a)に示すように、第1脚片係止孔49eには第1脚片38aの先端が挿入配置され、第2脚片係止孔49fには第2脚片38bの先端が挿入配置されている。
【0033】
また、図2(a)に示すように、下部作動片48において、第4ばね掛止片48cに第4コイルばね57の一端が掛止され、同第4コイルばね57の他端が掛止フック18eに掛止されている。そして、第4コイルばね57の付勢力によって下部作動片48は下方に付勢されている。
【0034】
続いて、ガラス扉15の前枠13に対する施錠機構について詳述する。図1及び図2(a)に示すように、側板18bの内側には長四角板状のガラス扉作動体52が上下動可能に設けられている。図1に示すように、ガラス扉作動体52の上下端側には、側面視横T字状の上部ガイド孔52a及び下部ガイド孔52bが透設されている。
【0035】
一方、側板18bの内側には各ガイド孔52a,52bに対応して平面視横T字状の上部取付板51a及び下部取付板51bが右方向に延びるように折り曲げ形成されている。ガラス扉作動体52は、上部及び下部取付板51a,51bを上部及び下部ガイド孔52a,52bに挿入するとともに左側面を側板18bの内側面に当接させ、下方にスライドさせることによって側板18bに上下動可能に取着されている。
【0036】
ガラス扉作動体52の上下端には、側面横コ字状の上部ガラス扉鉤部53及び下部ガラス扉鉤部54が設けられ、図2(b)に示すように、上部及び下部ガラス扉鉤部53,54は施錠装置17の前面側に突出している。図1に示すように、各ガラス扉鉤部53、54の中央には、上方に向かって開口する係合凹所53a,54aがそれぞれ凹設されている。
【0037】
そして、これらの係合凹所53a,54aはガラス扉15に設けられた図示しないガラス扉係合金具に係脱することによって、前枠13に対してガラス扉15を施錠及び解錠することができる。また、シリンダ錠37によるガラス扉15の解錠操作がガラス扉作動体52により上部及び下部ガラス扉鉤部53,54に伝達される。ガラス扉作動体52の中央部の背面側の縁部には、ガラス扉作動体52の内方へ向かって斜めに延びる係合溝52cが形成されている。
【0038】
図1及び図3(b)に示すように、ガラス扉作動体52の中央部右側には側面横L字状のロック体55の一端部がリベット56でかしめ着けされることによって回動可能に軸支されている。ロック体55の上端には、L字状をなす第3ばね掛止片55aが右方向に折り曲げ形成されている。さらに、ロック体55の背面側の縁部には背面側へ延び、前記係止膨出部49dに係止可能な係止突片55bが形成されている。ロック体55の下端背面側の縁部には背面側へ突出する係合突部55cが形成され、この係合突部55cは前記係合部18dに係合可能に形成されている。
【0039】
図1に示すように、前記側板18bの中央より上側には、側面視略V字状の規制部材60が配設され、図3(b)に示すように、この規制部材60は分岐した一端部がリベット61で側板18bにかしめ着けされることによって回動可能に軸支されている。規制部材60において、分岐した他端部には細長板状の解除片60aが前方に延設されている。そして、この解除片60aは固定板18aを貫通して前方に突出するように設けられている。
【0040】
また、図1に示すように、解除片60aの基端側には、四角板状のロック板60bが右方向に延びるように折り曲げ形成されている。このロック板60bは、ガラス扉作動体52の上下動に伴い、規制部材60が回動することによって前記係合溝52cに係脱可能となっている。
【0041】
さらに、図2(a)及び図3(b)に示すように、規制部材60の背面側の縁部と、前記第3ばね掛止片55aとの上端背面側には第3コイルばね63の両端が掛止されている。そして、この第3コイルばね63の付勢力によって、ロック体55の背面側がパチンコ遊技機11の背面側へ引っ張られ、係合突部55cが係合部18dに係合する方向に付勢されている。
【0042】
また、第3コイルばね63の付勢力によって、規制部材60は解除片60aが前方へ向かい、ロック板60bが係合溝52cに係合する方向へ回動するように付勢されている。さらに、側板18bに固定された規制部材60に第3コイルばね63が取り付けられているため、第3コイルばね63の付勢力によってガラス扉作動体52はロック体55を介して上方に付勢されている。
【0043】
そして、図3(b)に示すように、ガラス扉作動体52が下方へ移動し、さらに、ロック板60bが係合溝52cに係合してガラス扉作動体52のそれ以上の下方への移動が規制された状態を、ガラス扉15に対する施錠装置17の解錠状態とする。このとき、ロック体55の係合突部55cは係合部18dと係合不能な位置に配置されている。
【0044】
一方、図4に示すように、ロック板60bが係合溝52cから離脱してガラス扉作動体52の上方へ移動し、ロック体55の係合突部55cが係合部18dと係合可能な位置に配置された状態を、ガラス扉15に対する施錠装置17の施錠状態とする。
【0045】
次に、施錠装置17の使用方法を作用とともに説明する。
まず、施錠装置17を前枠13に装着するには、各上皿扉鉤部21、手動上皿扉解除片35、シリンダ錠37の先端、各ガラス扉鉤部53、54及び解除片60aを前枠13に形成された図示しない挿通孔に挿通させ、固定板18aの前面を前枠13の四角枠状の縦枠の背面に当接させる。そして、前枠13に固定板18aをねじ等で固定する。このとき、図8に示すように各上皿扉鉤部21、手動上皿扉解除片35、シリンダ錠37の先端、各ガラス扉鉤部53、54及び解除片60aは前枠13の前面に突出するようになっている。
【0046】
次に、前枠13に対して上皿扉16を施錠するには、上皿扉16を閉止方向に回動させる。すると、各上皿扉鉤部21の先端が上皿扉係合金具24に摺動され、各上皿扉鉤部21は第1コイルばね34の付勢力に抗して下方に移動する。そして、各上皿扉鉤部21が上皿扉係合金具24に係合するとともに、第1コイルばね34の付勢力によって各上皿扉鉤部21が上方に移動復帰される。第1コイルばね34の付勢力によって各上皿扉鉤部21がこの状態で維持されることによって、前枠13に対する上皿扉16の施錠が維持されている。
【0047】
続いて、上皿扉16を解錠するには、ガラス扉15を解錠して手動上皿扉解除片35を第1コイルばね34の付勢力に抗して、手動で下方に押し下げる。すると、各上皿扉鉤部21と上皿扉係合金具24の係合が解除され、上皿扉16を解錠することができる。
【0048】
次に、開放状態の前枠13を外枠12に施錠するには、前枠13を閉止方向に回動させる。すると、上部外枠鉤部43及び下部外枠鉤部44は、外枠係合金具45によって先端が下がる方向に回動する。このとき、上部外枠鉤部43に連結された上部作動片47と、下部外枠鉤部44に連結された下部作動片48とはそれぞれ連結片49に対して独立して取り付けられている。
【0049】
そのため、連結板47cが上部作動片連結孔49aに案内されるとともに、連結板48bが下部作動片連結孔49bに案内されて上部及び下部作動片47,48がそれぞれ連結片49に沿って上方へスライド移動する。このとき、上部及び下部作動片47,48はそれぞれ規制片47a,48aの上部及び下部鉤部固定板41,42に対する当接により、移動量が規制されている。また、上部及び下部作動片47,48の上方への移動に伴い第2及び第4コイルばね50,57が伸張する。
【0050】
そして、係合凹所43a,44aが外枠係合金具45に係合すると、伸張した第2及び第4コイルばね50,57の下方への付勢力によって上部及び下部作動片47,48が下方へ移動され、各外枠鉤部43、44が水平状態に復帰される。そして、第2及び第4コイルばね50,57の付勢力によって、係合凹所43a,44aが外枠係合金具45に係合した状態が維持され、外枠12に対する前枠13の施錠が維持される。
【0051】
続いて、外枠12から前枠13を解錠するには、シリンダ錠37に鍵40を差し込み、前方から見て時計方向に回転する。すると、図7に示すように、第2脚片38bの先端は第2脚片係止孔49fの内周縁に係止し、第2脚片38bの回転によって連結片49が押し上げられる。連結片49の押し上げと同時に上部作動片連結孔49a及び下部作動片連結孔49bの内縁が連結板47c,48bに当接し、上部作動片47及び下部作動片48が押し上げられる。このとき、外枠作動体46は第4コイルばね57の付勢力に抗して押し上げられる。
【0052】
すると、各外枠鉤部43、44の基端側は上方に向かって回転されると同時に、先端側は下方に向かって回転される。これに伴って、係合凹所43a,44aと外枠係合金具45の係合が解除され、外枠12から前枠13が解錠される。解錠後、鍵40の回転を解除すると、伸張した第4コイルばね57の付勢力により外枠作動体46が下方へ移動され、各外枠鉤部43、44が水平状態に復帰される。
【0053】
次に、開放状態のガラス扉15を前枠13に施錠するには、図3(a)に示すように、施錠装置17がガラス扉15に対して解錠状態にあるとき、ガラス扉15を閉止方向に回動させる。すると、ガラス扉15の背面が解除片60aに当接するとともに、解除片60aは、背面側へ押し出され、規制部材60は第3コイルばね63の付勢力に抗して背面方向に回動し、第3コイルばね63は伸張される。そして、図4に示すように、ロック板60bと係合溝52cとの係合が解除されると、伸張した第3コイルばね63の付勢力によってガラス扉作動体52は上部及び下部取付板51a,51bに上部及び下部ガイド孔52a,52bが案内されながら上方に移動される。
【0054】
すると、各ガラス扉鉤部53、54が上方へ移動し、ガラス扉係合金具(図示せず)に係合する。さらに、ロック体55が第3コイルばね63の付勢力によって引っ張られて背面側へ回転し、係合突部55cが係合部18dに係合可能な位置に配置される。そして、施錠装置17がガラス扉15に対して施錠状態となり、ガラス扉15が前枠13に施錠される。この施錠状態でガラス扉作動体52を下方へ移動させる不正操作が行われても、係合突部55cの係合部18dに対する係合によりガラス扉作動体52の下方への移動が規制される。
【0055】
続いて、前枠13からガラス扉15を解錠するには、施錠装置17がガラス扉15に対して施錠状態にあるとき、シリンダ錠37に鍵40を差し込み、前方から見て反時計方向に回転する。すると、図5に示すように、第1脚片係止孔49eに係止した第1脚片38aによって連結片49が押し下げられ、さらに、係止膨出部49dが係止突片55bに係止してロック体55が押し下げられる。
【0056】
このとき、連結片49は上部及び下部作動片47,48とは独立して移動するため、上部及び下部外枠鉤部43,44が外枠係合金具45に係合されている場合は、その係合が解除されない。そして、ロック体55の他端側は第3コイルばね63の付勢力に抗してパチンコ遊技機11の前面側へ回動し、係合突部55cと係合部18dとの係合が解除され、ガラス扉作動体52の下方への移動が規制された状態が解除される。
【0057】
さらに鍵40を回転させると、図6に示すように、第1脚片38aによって、第2コイルばね50の付勢力に抗して連結片49が押し下げられ、係止膨出部49dによってロック体55が押し下げられる。すると、第3コイルばね63の付勢力に抗してロック体55が取り付けられたガラス扉作動体52が押し下げられる。そして、各ガラス扉鉤部53、54とガラス扉係合金具の係合が解除される。
【0058】
また、ガラス扉作動体52が押し下げられることにより、図3(b)に示すように、係合溝52cがロック板60bに近づき、さらに、伸張された第3コイルばね63により規制部材60が前面側へ引っ張られ、解除片60aが前方へ突出する方向へ回動される。すると、ロック板60bが係合溝52cに落ち込み係合し、ガラス扉作動体52の上下動が規制される。このとき、第2コイルばね50が伸張しているため、連結片49は第2コイルばね50の付勢力により引き上げられ、施錠装置17は施錠状態となる。
【0059】
実施形態の施錠装置17によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)外枠作動体46を三部材で形成し、そのうちの連結片49の係止膨出部49dを、ガラス扉作動体52に取り付けられたロック体55の係止突片55bと係止可能に形成した。そのため、鍵40によって連結片49を作動させることにより、ガラス扉作動体52を作動させることができ、ガラス扉作動体52の解錠操作を行うことができる。従って、鍵40によってガラス扉作動体52を作動させるために、連動部材を別途必要としていた従来と異なり、施錠装置17の部品点数を減らすことができるとともに、構成を簡易化することができる。
【0060】
(2)ガラス扉15の解錠時には、連結片49の作動によりガラス扉作動体52を作動させ、前枠13の解錠時には、連結片49の作動により外枠作動体46を作動させることができる。そのため、連結片49を鍵40により作動させることができれば、施錠装置17を作動させることができる。従って、各パチンコ遊技機11のメーカーによって前枠13へのシリンダ錠37の挿通位置が異なっていても、シリンダ錠37の固定板18aに対する取付位置と、第1及び第2脚片係止孔49e,49fの位置を変更することにより、連結片49を作動させて施錠装置17を作動させることができる。即ち、施錠装置17を各メーカーのパチンコ遊技機11に容易に対応させて使用することができる。
【0061】
(3)外枠作動体46を三部材で形成したため、上部作動片47及び下部作動片48はそれぞれ独立して作動する。従って、上部作動片47及び下部作動片48をそれぞれ作動させなければ外枠係合金具45に対する上部及び下部外枠鉤部43,44の係合を同時に解除することができず、外枠12に対する前枠13の不正解錠を行いにくくすることができる。
【0062】
(4)ロック板60bの係合溝52cに対する係合により、ガラス扉作動体52の移動を規制してガラス扉15の解錠状態を維持することができる。そのため、前枠13に対するガラス扉15の開放状態でガラス扉作動体52が移動してしまい、ガラス扉15を閉止方向へ回転させたとき、ガラス扉15を前枠13に施錠できなくなる不具合を防止することができる。
【0063】
(5)ロック体55は、連結片49の動作をガラス扉作動体52に伝達して同ガラス扉作動体52を作動させる機能と、係合部18dに係合してガラス扉作動体52の移動を規制する機能とを発揮させることができる。従って、各機能を別々の部材で発揮させる場合と比較して、施錠装置17を安定して作動させることができるとともに、施錠装置17の部品点数を少なくして構造を簡易化することができる。
【0064】
(6)ロック体55の係止突片55bと、連結片49の係止膨出部49dとの係止により、連結片49の動作をロック体55に正確に伝達することができ、ガラス扉作動体52を確実に移動させることができる。
【0065】
(7)係合突部55cが係合する係合部18dを側板18bに形成した。そのため、係合突部55cの係合によるガラス扉作動体52の移動を確実に規制して、ガラス扉15の不正な開放を防止することができる。
【0066】
(8)係合部18dは側板18bを切り起こして形成されている。そのため、係合部18dを別部材で側板18bに設ける場合と比較して、ガラス扉作動体52の移動を規制する機構を施錠装置17に容易に形成することができる。
【0067】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 実施形態では、ロック板60bと係合溝52cとの係合により解錠状態におけるガラス扉作動体52の移動を規制したが、規制部材60に係合溝を形成し、ガラス扉作動体52にロック板を形成してもよい。
【0068】
・ 実施形態では、側板18bを切り起こして係合部18dを形成したが、側板18bに板材を溶接して係合部18dを形成してもよい。
・ 実施形態では、ロック体55の係合突部55cを側板18bの係合部18dに係合させてガラス扉作動体52の移動を規制したが、ロック体55に左方向に延びる係合突部55cを形成する。一方、側板18bに前記係合突部55cが係合可能な係合凹溝を形成する。そして、前枠13に対するガラス扉15の施錠状態では、係合突部55cが係合凹溝に係合してガラス扉作動体52の移動を規制してもよい。
【0069】
ガラス扉15を前枠13から解錠するには、鍵40を回転させて解錠操作を行うと、連結片49によりロック体55が回動される。すると、係合凹溝に対する係合突部55cの係合が解除され、ガラス扉作動体52が作動される。
【0070】
・ 実施形態では、ガラス扉作動体52に取り付けられたロック体55を介してガラス扉作動体52を作動させたが、連結片49からガラス扉作動体52に係止可能な係止部を延設し、連結片49の作動によりガラス扉作動体52を直接的に作動させてもよい。
【0071】
・ 実施形態では、シリンダ錠37を固定板18aの上側に形成し、連結片49の上側に第1及び第2脚片係止孔49e,49fを形成したが、シリンダ錠37の固定板18aに対する取付位置を変更してもよい。このとき、シリンダ錠37のカム板38における第1及び第2脚片38a,38bに対応させて第1及び第2脚片係止孔49e,49fの位置を変更する。
【0072】
次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)前記支持体には、規制部材が回動可能に軸支され、同規制部材はガラス扉の解錠状態でガラス扉作動体と係合して同ガラス扉作動体の移動を規制することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の遊技機における施錠装置。このように構成した場合、前枠に対するガラス扉の開放状態で、ガラス扉作動体の移動を防止することができるため、ガラス扉作動体が移動してしまい、ガラス扉を閉止方向へ回転させたとき、ガラス扉を前枠に施錠できなくなる不具合を防止することができる。
【0073】
(2)ロック体に形成された係止突片と、連結片に形成された係止膨出部との係止によって、連結片によりロック体を介してガラス扉作動体を移動させることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技機における施錠装置。このように構成した場合、係止突片と係止膨出部との間の係止関係により、ロック体を介してガラス扉作動体を正確に作動させることができる。
【0074】
【発明の効果】
以上、詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、部品点数を減らして簡易な構成で、ガラス扉用作動体を作動させることができる。
【0075】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、ロック体はガラス扉作動体を作動させる機能と、ガラス扉作動体の移動を規制する機能とを発揮させることができる。従って、各機能を別々の部材で発揮させる場合と比較して、施錠装置を安定して作動させることができるとともに、部品点数を少なくすることができる。
【0076】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、支持体の係合部位と、ロック体との係合によるガラス扉作動体の移動を確実に規制して、ガラス扉の不正な開放を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の施錠装置を示す分解斜視図。
【図2】(a)は施錠装置を示す背面図、(b)は施錠装置を示す側面図。
【図3】(a)は施錠装置を示す側面図、(b)は施錠装置を示す部分破断側面図。
【図4】ガラス扉に対する施錠状態を示す部分破断側面図。
【図5】ロック体と係合部との係合解除状態を示す側面図。
【図6】ガラス扉に対する解錠状態を示す側面図。
【図7】外枠に対する解錠状態を示す側面図。
【図8】ガラス扉及び上皿扉が解錠された前枠を示す斜視図。
【図9】前枠が解錠されたパチンコ遊技機を示す斜視図。
【符号の説明】
11…遊技機としてのパチンコ遊技機、12…外枠、13…前枠、14…遊技盤、15…ガラス扉、17…施錠装置、18…支持体、18d…係合部位としての係合部、37…錠部材としてのシリンダ錠、43,44…上部及び下部外枠鉤部、46…外枠作動体、47…上部作動片、48…下部作動片、49…連結片、52…ガラス扉作動体、53,54…上部及び下部ガラス扉鉤部、55…ロック体。

Claims (1)

  1. 外枠と、遊技盤が保持されて前記外枠の前面に開閉可能に支持される前枠と、前記前枠の前面に開閉可能に支持されるガラス扉とから構成される遊技機の前記前枠に取着され、前記前枠を前記外枠に施錠するとともに、前記ガラス扉を前記前枠に施錠する遊技機における施錠装置であって、
    前記前枠に固定される支持体には、前記支持体に軸支されて、前記前枠を前記外枠に施錠すべく前記外枠の上下二箇所で係合する上部外枠鉤部及び下部外枠鉤部と、前記ガラス扉を前記前枠に施錠すべく前記ガラス扉に係合するガラス扉鉤部と、各鉤部の解錠操作を行う錠部材と、前記錠部材による前記前枠の前記外枠からの解錠操作を前記上部外枠鉤部及び前記下部外枠鉤部に伝達する外枠作動体と、前記錠部材による前記ガラス扉の解錠操作を前記ガラス扉鉤部に伝達するガラス扉作動体と、前記支持体に軸支されて、前記ガラス扉が前記前枠から解錠された状態で前記ガラス扉作動体と係合して前記ガラス扉作動体の移動を規制する規制部材と、が設けられ、
    前記外枠作動体は、前記上部外枠鉤部を作動させる上部作動片と、前記下部外枠鉤部を作動させる下部作動片と、前記上部作動片及び前記下部作動片を連結する連結片とからなり、
    前記ガラス扉作動体には、前記前枠に前記ガラス扉が施錠された状態で、前記支持体に形成された係合部位に係合して前記ガラス扉作動体の移動を規制するロック体が設けられており、
    前記錠部材を所定方向に操作することによって、前記連結片、前記上部作動片、及び前記下部作動片を連結して作動させ、前記上部作動片及び前記下部作動片が、対応する前記上部外枠鉤部及び前記下部外枠鉤部を回転させて、前記外枠と前記上部外枠鉤部及び前記下部外枠鉤部との係合を解除して前記前枠を解錠させ、
    前記錠部材を前記所定方向とは異なる方向に操作することによって、前記連結片を独立して作動させ、前記連結片が、前記ロック体を作動させて前記ロック体と前記係合部位との係合を解除した後、前記ロック体を介して前記ガラス扉作動体を作動させて前記ガラス扉鉤部と前記ガラス扉との係合を解除して前記ガラス扉を解錠させると共に、前記ガラス扉作動体の作動により前記規制部材を回転させて前記規制部材と前記作動したガラス扉作動体とを係合させることを特徴とする遊技機における施錠装置。
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