JP2001162009A - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

ゲーム機の施錠装置

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JP2001162009A
JP2001162009A JP35502599A JP35502599A JP2001162009A JP 2001162009 A JP2001162009 A JP 2001162009A JP 35502599 A JP35502599 A JP 35502599A JP 35502599 A JP35502599 A JP 35502599A JP 2001162009 A JP2001162009 A JP 2001162009A
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Japan
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connecting rod
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locking device
support plate
electromagnetic solenoid
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Atsufumi Nakamura
農史 中村
Tsuneo Nakamura
常男 中村
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Chuto Sangyo KK
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Chuto Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キーを用いてシリンダ錠を不正に解錠操作した
場合でも、他のロック手段を用いて不正解錠を防止する
ことができる施錠装置を提供する。 【解決手段】基枠体1が取付板2と支持板3を横断面L
形に曲折して形成され、基枠体1の支持板3の上部と下
部に鉤部材5、6が枢軸を介して傾動可能に枢支され
る。上下の鉤部材5、6が支持板3に沿って摺動可能に
配設された連結杆4により連結され、基枠体1の中間部
に設けたシリンダ錠10の錠軸にカム板9が固定され、
カム板9が連結杆4に係合可能に配置される。連結杆4
の摺動をロックするための電磁ソレノイド15が取り付
けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機或はス
ロットマシン等のゲーム機に使用される施錠装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のゲーム機用の施錠装置として、
ゲーム機の本体枠(キャビネット)の前面にヒンジを介
して開閉可能に取り付けられた前面枠(前扉)を施錠す
るために、前面枠の内側に縦に装着され、本体枠側に取
り付けた受け金具にフック状の鉤部材を係止させて施錠
する施錠装置が、従来一般に使用されている。
【0003】この施錠装置は、通常、取付板と支持板を
横断面略L形に成形してなる縦長の基枠体を有し、その
支持板の上部と下部に、鉤部材を傾動可能に枢支し、基
枠体内に摺動可能に配設した連結杆により上下の鉤部材
を連結し、基枠体の取付板の中間部にシリンダ錠が取り
付けられ、その錠軸の先端に取り付けたカム板を連結杆
に連結させ、シリンダ錠のキー操作によりカム板を回動
させ、連結杆を介して上下の鉤部材を下側に傾動させ、
解錠する構造である。また、連結杆には鉤部材を施錠側
に付勢するコイルばねが掛止され、前面枠を本体枠に対
し閉鎖した時、鉤部材が受け金具の縁部に当って傾動し
ながら、係止状態となり、コイルばねの付勢力で、鉤部
材が係止位置に戻り、施錠状態となるように動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のゲ
ーム機は、近年、大当たり入賞状態になれば、多くの球
やコインの払出が行なわれる機種が人気を呼び、大当た
り入賞の生じるゲーム機が多く製造されている。しか
し、大当たり入賞の当選の確率は、通常、制御回路内の
プログラムやメモリのデータにより決定されることか
ら、遊技場の営業中や非営業中に係らず、ゲーム機の前
面枠を不正に開き、制御回路内の回路部品を不正な部品
と交換し、有利な条件で遊技を行なうことにより、不正
に多くの球やコインの払出を得るような不正行為が発生
している。
【0005】ゲーム機には、殆ど全てに上記のような構
造の施錠装置が装着されており、正常なキーを用いてシ
リンダ錠を操作して、施錠装置を解錠しなければ、ゲー
ム機の前面枠は、殆ど開くことが難しいが、それでも、
不正に施錠装置が無理やり或は真正キーから作られた不
正キー等を用いて不正解錠が行なわれ、前面枠を開い
て、上記のような不正操作が行なわれる場合があった。
このため、真正キーから不正に作られた不正キー等によ
り施錠装置が解錠操作された場合であっても、他の手段
で施錠装置のロックが働き、不正解錠を阻止することが
できる施錠装置が要望されていた。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、キーを用いてシリンダ錠を不正に解錠操作した場合
でも、他のロック手段を用いて不正解錠を防止すること
ができる施錠装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の施錠装置は、基枠体が取付板と支持板を横
断面L形に曲折して形成され、基枠体の支持板の上部と
下部に鉤部材が枢軸を介して傾動可能に枢支され、上下
の鉤部材が支持板に沿って摺動可能に配設された連結杆
により連結され、基枠体の中間部に設けたシリンダ錠の
錠軸にカム板が固定され、カム板が連結杆に係合可能に
配置され、鉤部材がゲーム機の本体枠側に取り付けた受
け金具の係止部に係止されて施錠するゲーム機の施錠装
置において、連結杆と支持板に孔が貫通して同軸上に穿
設され、連結杆と支持板の孔にプランジャを嵌入可能な
形態で電磁ソレノイドが連結杆にまたは基枠体に取り付
けられたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成の施錠装置は、ゲーム機の前面枠の内
側に取り付けられ、ゲーム機の本体枠側に取り付けた受
け金具の係止部に、上下の鉤部材が係止されて施錠が行
なわれる。そして、施錠時にあってはさらに、電磁ソレ
ノイドのプランジャが押し出されて、連結杆の孔と支持
板の孔に嵌入し、連結杆をロックする。
【0009】従って、連結杆が電磁ソレノイドでロック
された状態では、シリンダ錠に挿入したキーより解錠し
ようとしても、連結杆が摺動しないため、鉤部材が動か
ず、解錠することができない。
【0010】例えば、真正キーから不正キーを作り、或
は真正キーを使用して不正解錠しようとする者がいた場
合、シリンダ錠にキーを差し込み、カム板を介して連結
杆を摺動させようとしても、電磁ソレノイドによるロッ
クの解除がなければ、施錠装置を解錠することはでき
ず、キーを用いた不正解錠は防止される。
【0011】構造的には電磁ソレノイドが連結杆または
基枠体に取り付けられるため、既存の施錠装置の基本構
造を変更することなく、簡単に実施することができる。
また、連結杆と支持板に孔を穿設し、それらの孔に電磁
ソレノイドのプランジャの先端を嵌入させてロックする
構造であるから、確実に連結杆の摺動をロックすること
ができ、連結杆の摺動方向に大きな押圧力が印加された
場合でも、ロックを保持することができる。
【0012】電磁ソレノイドの電源回路は、ゲーム機の
電源回路を使用し、その電源回路のオン・オフと共に、
オン・オフするように接続することができる。ゲーム機
の電源投入に伴い、電磁ソレノイドが付勢されてプラン
ジャが引き戻され動作形態の電磁ソレノイドを使用すれ
ば、ゲーム機を使用しない非営業時に電源がオフとなっ
ている場合、電磁ソレノイドのプランジャを孔に嵌入さ
せて連結杆をロックさせ、キーによる不正解錠を阻止す
ることができる。
【0013】また、電磁ソレノイドの電源ケーブルを、
専用のスイッチ手段を設けた専用電源回路に接続し、ス
イッチ手段の操作により電磁ソレノイドを付勢・消勢す
るようにすれば、例えば、スイッチ手段をホールの管理
室等に設けておき、管理者のスイッチ操作により、連結
杆のロックを解除した状態で、キーを施錠装置のシリン
ダ錠に差し込み、解錠操作して、ゲーム機の前面枠を解
錠するように実施することができ、これにより、二重の
セキュリティが確保され、不正解錠を防止することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、スロットマシン等のゲー
ム機に使用される施錠装置の左側面図を、図2はその背
面図を示している。この施錠装置は、取付板2と支持板
3を横断面L形に成形した縦長の基枠体1を有し、その
支持板3の上部と下部に、フック状の鉤部材5、6がそ
の末端を枢軸7、8を介して傾動可能に枢支され、両鉤
部材5、6の中間部が、基枠体1内に摺動可能に配設し
た連結杆4により、連結ピン5a,6aを介して連結さ
れる。
【0015】連結杆4は、支持板3の一部を内側に切り
起して形成した4箇所の切起部3aにより、摺動可能に
支持され、この切起部3aと連結杆4に設けた段差部と
の当接により、連結杆4の移動範囲つまり鉤部材5、6
の傾動(回動)範囲を設定している。
【0016】連結杆4の上側部にブラケット14を介し
て電磁ソレノイド15が、連結杆のロック手段として取
り付けられる。また、その連結杆4の取り付け箇所と対
応する支持板3の箇所に、孔4aと孔3cが同軸上に貫
通して穿設される。ブラケット14は略コ字状に形成さ
れ、そのコ字状のブラケット14内に電磁ソレノイド1
5がそのプランジャ15aを連結杆4側に向けて取り付
けられる。連結杆4と基枠体1の支持板3に設けた孔4
a,3cは、プランジャ15aが嵌入可能に形成され、
プランジャ15aが押し出された状態で、プランジャ1
5aの先端部が連結杆4の孔4aと支持板3の孔3cに
嵌入する。
【0017】電磁ソレノイド15はプランジャ15aの
先端部にコイルばね15bを装着し、非通電時(消勢
時)にはプランジャ15aを、コイルばね15bの付勢
力によって押し出した状態を保持し、連結杆4をロック
する。そして、通電時(付勢時)にはプランジャ15a
を引き戻し作動して、プランジャ15aの先端部を連結
杆4の孔4aと支持板3の孔3cから引き抜き、ロック
を解除するように動作する。
【0018】基枠体1の取付板2の中央下寄りに幅広部
が設けられ、そこにシリンダ錠10が前面に突き出す形
態で取り付けられる。シリンダ錠10は、長尺に形成さ
れて、末端にフランジ部10aを有し、取付板2に穿設
された孔に内側から挿入され、フランジ部10aを取付
板2の内側にねじで固定し、取り付けられる。シリンダ
錠10の錠軸の末端はフランジ部10aを通して内側に
突出し、その先端にカム板9が固定される。カム板9に
は第一係合部9aと第二係合部9bが設けられ、カム板
9が図2の反時計方向に回動した時、第一係合部9a
は、上記連結杆4の一部に設けた係合凹部に係合可能で
あり、カム板9が図2の時計方向に下移動した時、第二
係合部9bは、後述のスイッチ作動杆11と係合可能で
ある。
【0019】スイッチ作動杆11が、基枠体1の下部の
おける支持板3と連結杆4との間に摺動可能に配設され
る。スイッチ作動杆11には左側面に突き出した作動片
11aが設けられ、この作動片11aが図示しない非接
触スイッチを、スイッチ作動杆11の移動に伴い動作さ
せる。スイッチ作動杆11は、摺動方向に沿って長穴を
有し、その長穴に、支持板3の一部に取り付けたガイド
ピン14を係合させ所定の範囲で摺動可能に支持される
と共に、切起部3aによっても支持される。
【0020】このスイッチ作動杆11と上記連結杆4と
の間にコイルばね12がかけ渡され、連結杆4を鉤部材
5、6の施錠方向に、スイッチ作動杆11を非作動方向
に付勢している。さらに、上下の鉤部材5、6の背面側
の支持板3の一部に突起部3bが設けられ、施錠装置が
固定された前面枠が受け金具の固定された本体枠に対し
上方に持ち上げられた場合、突起部3bの端部が受け金
具の係止部に当って移動を防止する構造である。また、
支持板3の下端部には、前面枠を支持するための支持ロ
ーラ13が回転自在に軸支され、閉鎖時に受け金具側の
ローラ受けに乗り前面枠を支持する。
【0021】上記構成の施錠装置は、図4に示すよう
に、ゲーム機の本体枠(キャビネット)18の前面にヒ
ンジを介して開閉自在に取り付けられた前面枠(前扉)
19の内側に、その取付板2を介して縦に固定され、本
体枠18の内側縁部には、施錠装置との対向位置に、受
け金具16が縦に固定される。
【0022】図4に示すように、受け金具16は、縦長
の帯状金属板からなる帯本体の上部と下部に、係止部1
6a,16bを断面L形に曲げて形成され、さらに、そ
の下端部には前縁部を下方に曲げた板状のローラ受け1
6cが帯状金属の端部を略水平に曲げた形態で設けられ
る。閉鎖・施錠時、上下の鉤部材5、6は受け金具16
の係止部の16a,16bに下側から係合する形態で、
施錠装置は装着される。
【0023】図3に示すように、電磁ソレノイド15の
電源ケーブルは、ゲーム機の電源回路20に接続され、
ゲーム機の電源がオンされた状態で、電磁ソレノイド1
5は付勢動作するが、その電源回路を介さずに電源供給
を行なうための専用電源回路21とスイッチ手段22を
設けておき、そのスイッチ手段22を操作して電磁ソレ
ノイド15を、ゲーム機の電源回路とは独立して付勢動
作させることもできる。この場合のスイッチ手段22と
しては、管理用コンピュータのキーボード操作により、
専用電源回路21にロック解除指令信号を出力し、専用
電源回路21をオン動作させて、ロックを解除するよう
に構成することができる。
【0024】ゲーム機の電源をオンすると、その電源回
路20から電磁ソレノイド15に通電が行なわれ、電磁
ソレノイド15が付勢動作し、そのプランジャ15aが
引き戻される。これにより、プランジャ15aが連結杆
4の孔4aと支持板3の孔3cから引き抜かれ、ロック
は解除される。従って、このようなロック解除状態で、
施錠装置の施錠及び解錠が可能となる。
【0025】受け金具16を取り付けた本体枠18に対
し、施錠装置を取り付けた前面枠19を閉じると、施錠
装置の上下の鉤部材5、6の傾斜部が、受け金具16の
係止部16a,16bに当接しながら下方に回動し、鉤
部材5、6のフック凹部の先端が係止部16a、16b
を越えたところで、コイルばね12の付勢力により水平
位置に戻るように動作して、鉤部材5、6が係止部16
a,16bに係止され施錠状態となる。
【0026】一方、解錠する場合には、所定のキーをシ
リンダ錠10に差し込み右に回すと、同方向にカム板9
が回動し、連結杆4に係合してそれをコイルばね12の
付勢力に抗して下方に摺動させ、上下の鉤部材5、6が
下側に傾動し、受け金具16の上下の係止部16a,1
6bに対する係止が外れ、解錠される。また、キーを左
に回すと、カム板9がスイッチ作動杆11に係合してそ
れを上方に摺動させ、図示しない非接触スイッチをオン
オフさせる。
【0027】このように構成された施錠装置は、上述の
ごとく、電磁ソレノイド15に通電してない状態、例え
ば、ゲーム機を設置したホールが非営業時にゲーム機の
電源を切っている状態では、電磁ソレノイド15のプラ
ンジャ15aが連結杆4の孔4aと支持板3の孔3aに
嵌入し、連結杆4をロックしているから、施錠装置は施
錠状態を保持する。この施錠状態は、ゲーム機の電源を
切った非営業時だけではなく、例えばゲーム機をホール
に設置する前の輸送時や倉庫等での保管時においても、
電磁ソレノイド15による連結杆4のロックがなされて
いるから、ゲーム機の前面枠を開くことができず、その
段階での不正行為(制御回路のROMなどを不正部品と
交換する行為)を防止することができる。
【0028】ゲーム機の電源が投入され、或は専用電源
回路21がオンされて、電磁ソレノイド15に通電され
ると、付勢状態になって、プランジャ15aが引き戻さ
れる。このとき、プランジャ15aは、連結杆4の孔4
aと支持板3の孔3aから外れ、連結杆4のロックは解
除されるから、施錠装置は、上記のように、キーを使用
してシリンダ錠10を操作し、カム板9を回して連結杆
4を摺動させ、鉤部材5、6を傾動させて解錠或は施錠
することができる。
【0029】また、図3のように、電磁ソレノイド15
用の専用電源回路21とスイッチ手段22を設けておけ
ば、ゲーム機の電源とは無関係に施錠装置をロックする
ことができるから、例えば、ホールの営業中に、その専
用電源回路21をオフ状態にしておけば、キーを使用し
てシリンダ錠を操作した場合でも、施錠装置を解錠する
ことができない。従って、ホールの営業中に、ゲーム機
の前面枠を開きたい場合、専用電源回路21のスイッチ
手段22をオンし、電磁ソレノイド15を付勢動作させ
てロックを解除した状態で、キーによりシリンダ錠10
を操作することになるから、管理者のスイッチ操作と係
員のキー操作の二重操作によってのみ、施錠装置の解錠
を行なうことができ、営業中のゲーム機のセキュリティ
を、より確実なものにすることができる。
【0030】図5は他の実施例を示し、この例では、電
磁ソレノイド25を基枠体の取付板2上に取り付けてい
る。基枠体の取付板2には、取付座部2aが側方に突出
して形成され、その取付座部2a上に電磁ソレノイド2
5が、そのプランジャ25aを連結杆4の孔4aに向け
て、固定ねじ等で締付・固定される。このように、取付
板2に取付座部2aを突設し、その上に電磁ソレノイド
25を取り付ければ、ブラケットを使用せずに取り付け
ることができる。電磁ソレノイド25により連結杆4を
ロックする動作は、上記実施例と同様である。
【0031】図6はさらに他の実施例を示し、この例で
は、電磁ソレノイド35を基枠体の下部の支持板33の
外側に、ブラケット34を介して取り付けている。略コ
字状のブラケット34が支持板33の外側に固定ねじ等
で締付・固定され、そのブラケット34内に電磁ソレノ
イド35が、そのプランジャ35aを支持板33に穿設
した孔33aと連結杆24の孔24aに向けて、固定ね
じ等で締付・固定される。電磁ソレノイド35への非通
電時、プランジャ35aはコイルばねにより押し出され
た状態で、支持板33の孔33aと連結杆24の孔24
aに嵌入し、連結杆24をロックする。一方、電磁ソレ
ノイド35に通電すると、付勢されてプランジャ35a
が引き戻されて、孔33a,24aから外れ、連結杆2
4のロックは解除される。
【0032】なお、上記実施例で使用した電磁ソレノイ
ド15、25、35は、非通電時にプランジャを押し出
し、通電時にプランジャを引き戻す作動形態のものであ
ったが、非通電時にそのプランジャをコイルばねにより
引き戻し、通電時にプランジャを押し出す作動形態のも
のでも使用することができる。この場合、専用のスイッ
チ手段を備えた専用電源回路を使用し、連結杆つまり施
錠装置をロックしておきたい場合は、常に専用電源回路
から電磁ソレノイドに通電しておき、解錠したい場合
は、専用電源回路をオフして、電磁ソレノイドを消勢
し、プランジャを引き戻すようにすればよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の施錠装置
によれば、連結杆の摺動をロックするための電磁ソレノ
イドを取り付けたから、電磁ソレノイドにより連結杆を
ロックし、その摺動を不可能な状態とすれば、キーによ
りシリンダ錠を操作して不正解錠しようとしても、連結
杆及び鉤部材をロックして、不正解錠を防止することが
できる。また、電磁ソレノイドが連結杆または基枠体に
取り付けられるため、既存の施錠装置の基本構造を変更
することなく、簡単に実施することができる。さらに、
連結杆と支持板に孔を穿設し、それらの孔に電磁ソレノ
イドのプランジャの先端を嵌入させてロックする構造で
あるから、確実に連結杆の摺動をロックすることがで
き、連結杆の摺動方向に大きな押圧力が印加された場合
でも、ロックを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す施錠装置の左側面図
である。
【図2】同施錠装置の背面図である。
【図3】図1のIII-III 断面図である。
【図4】施錠装置の使用状態を示す左側面図である。
【図5】他の実施例を示す部分平面図(a)と部分左側
面図(b)である。
【図6】さらに他の実施例を示す部分右側面図(a)と
部分平面図(b)である。
【符号の説明】
1−基枠体 3−支持板 3c,4a−孔 4−連結杆 5、6−鉤部材 7、8−枢軸 9−カム板 15−電磁ソレノイド 15a−プランジャ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基枠体が取付板と支持板を横断面L形に
    曲折して形成され、該基枠体の支持板の上部と下部に鉤
    部材が枢軸を介して傾動可能に枢支され、上下の該鉤部
    材が該支持板に沿って摺動可能に配設された連結杆によ
    り連結され、該基枠体の中間部に設けたシリンダ錠の錠
    軸にカム板が固定され、該カム板が該連結杆に係合可能
    に配置され、該鉤部材がゲーム機の本体枠側に取り付け
    た受け金具の係止部に係止されて施錠するゲーム機の施
    錠装置において、 該連結杆と該支持板に孔が貫通して同軸上に穿設され、
    該連結杆と該支持板の孔にプランジャを嵌入可能な形態
    で電磁ソレノイドが該連結杆にまたは基枠体に取り付け
    られたことを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 【請求項2】 前記電磁ソレノイドの電源ケーブルがゲ
    ーム機の電源回路に接続され、ゲーム機の電源投入に伴
    い、該電磁ソレノイドが付勢されることを特徴とする請
    求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  3. 【請求項3】 前記電磁ソレノイドの電源ケーブルが専
    用のスイッチ手段を設けた専用電源回路に接続され、該
    スイッチ手段の操作により電磁ソレノイドが付勢される
    ことを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102595092A (zh) * 2011-01-18 2012-07-18 技嘉科技股份有限公司 卸换装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102595092A (zh) * 2011-01-18 2012-07-18 技嘉科技股份有限公司 卸换装置
CN102595092B (zh) * 2011-01-18 2016-03-30 技嘉科技股份有限公司 卸换装置

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