JP2003260244A - 遊技機用施錠装置 - Google Patents

遊技機用施錠装置

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JP2003260244A
JP2003260244A JP2002067302A JP2002067302A JP2003260244A JP 2003260244 A JP2003260244 A JP 2003260244A JP 2002067302 A JP2002067302 A JP 2002067302A JP 2002067302 A JP2002067302 A JP 2002067302A JP 2003260244 A JP2003260244 A JP 2003260244A
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sliding rod
spring
locking device
locked
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Toshiki Nakagawa
利器 中川
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NK Parts Kogyo KK
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NK PARTS KOGYO KK
NK Parts Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】針金などを用いて摺動杆や鉤部材を不正に動か
して解錠する不正解錠を防止することができる遊技機用
施錠装置を提供する。 【解決手段】この施錠装置は、カム部材8近傍の摺動杆
6に揺動可能に軸支されロック部材9と、ロック部材9
をロック位置に回動させるロック作動部材10と、を備
える。前面枠を本体枠側に閉したとき、本体枠側に設け
た押え部に押されてロック作動部材10が基枠の内側に
回動し、ロック作動部材10の回動によってロック部材
9の先端をカム部材8に当接可能なロック位置まで、捻
りばね12を介してロック部材9を回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、スロ
ットマシンなどの遊技機の前面枠(前扉)を本体枠(キ
ャビネット)に対し施錠する施錠装置に関し、特に針金
などを差し込んで行われる不正解錠を防止する遊技機用
施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機の前面枠(前扉)を本体枠に対し
施錠する施錠装置として、略断面L字状の取付板と支持
板からなる基枠の内側に、摺動杆が摺動可能に配設さ
れ、支持板の上部と下部に鉤部材が摺動杆に連結されて
傾動可能に枢支され、取付板の中間部にシリンダ錠がそ
の錠軸を取付板に設けた孔から内側に差込むように固定
され、錠軸の先端に摺動杆と係合するカム部材が固定さ
れてなる施錠装置が、一般に使用されている(例えば、
実公昭58−41998号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の施錠装置は、
遊技機の前面枠の自由端の内側に、その鉤部材を本体枠
側に向けて縦に固定され、本体枠の内側には、上下の鉤
部材に対向する位置に、受け金具が固定され、前面枠を
閉じたとき、それらの鉤部材が受け金具に係止されて施
錠されるが、通常、この施錠装置は、施錠された状態で
も、摺動杆や鉤部材に外力が加わり、解錠方向に摺動杆
や鉤部材が力を受けた場合、解錠方向に動き得る構造で
ある。
【0004】このため、不正解錠を意図した者が、遊技
機の前面枠と本体枠の間にできた隙間から、針金などを
内部に差込み、針金の先端を摺動杆や鉤部材に引っ掛け
て、引いた場合、摺動杆や鉤部材が解錠方向に動き、前
面枠が不正に解錠されてしまう問題があった。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、針金などを用いて摺動杆や鉤部材を不正
に動かして解錠する不正解錠を防止することができる遊
技機用施錠装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の施錠装置は、取付板と支持板からなる縦
長の基枠の支持板から外側に向けて、鉤部材が上部と下
部に突出して設けられ、該両鉤部材が該基枠内の支持板
に沿って摺動可能に配設された摺動杆と連結または一体
に形成され、該基枠の取付板にシリンダ錠がその錠軸を
内側に入れて固定され、該錠軸の先端に前記摺動杆と係
合可能なカム部材が固定され、前記基枠の取付板が遊技
機の前面枠に縦に取付けられ、遊技機の本体枠側に取付
けられた係止受け具に前記鉤部材が係止されて該前面枠
を施錠し、該摺動杆を摺動させて解錠する遊技機用施錠
装置において、前記カム部材近傍の前記摺動杆に揺動可
能に軸支され、施錠状態で、該カム部材に先端を当接可
能として該摺動杆の解錠方向への移動を阻止するロック
部材と、該摺動杆に揺動可能に軸支されると共に、該ロ
ック部材とはばね部材を介して連結され、該ロック部材
をロック位置に回動させるロック作動部材と、を備え、
前記前面枠を前記本体枠側に閉したとき、該本体枠側に
設けた押え部に押されて該ロック作動部材が前記基枠の
内側に回動し、該ロック作動部材の回動によって該ロッ
ク部材の先端を該カム部材に当接可能なロック位置ま
で、該ばね部材を介して該ロック部材を回動させること
を特徴とする。
【0007】ここで、上記構成の遊技機用施錠装置にお
いて、上記ロック部材と上記ロック作動部材とが上記カ
ム部材近傍の摺動杆上に支持軸によって揺動可能に軸支
され、ロック部材が支持軸に装着された第一のばね部材
によりロックを外す方向に付勢され、ロック作動部材と
ロック部材間に第二のばね部材が装着され、第二のばね
部材のばね力が第一のばね部材のばね力より強く形成さ
れ、ロック作動部材は第一のばね部材及び第二のばね部
材の付勢力に抗してロック部材をロック位置まで回動さ
せるように構成することができる。
【0008】また、上記の施錠装置においては、第一の
ばね部材と第二のばね部材として各々捻りばねが支持軸
に外嵌されて装着され、第一の捻りばねはロック部材と
取付板との間に装着され、第二の捻りばねはロック部材
とロック作動部材との間に掛止された構成とすることが
できる。
【0009】
【作用】この遊技機用施錠装置は、遊技機の前面枠を本
体枠に対し閉じると、施錠装置の上下の鉤部材が本体枠
側の係止受け具に当って傾動または摺動しながら係止さ
れ、施錠状態となる。このとき、摺動杆は摺動しながら
施錠状態となるが、ロック部材がアンロック位置にある
から正常に施錠され、その際、本体枠側に設けた押え部
によってロック作動部材が基枠の内側に回動してロック
部材をカム部材と当接可能なロック位置に動かし、摺動
杆が解錠方向への移動をロックされた状態で施錠状態と
なる。
【0010】したがって、不正解錠を意図した者が、前
面枠の隙間から針金などを差し込んで、摺動杆や鉤部材
を動かそうとしても、ロック部材によってロックされ、
つまりロック部材がカム部材に当接して解錠方向への移
動を阻止され、不正解錠は防止される。
【0011】それを解錠する場合は、キーによってシリ
ンダ錠を回し、カム部材を回転させると、カム部材の回
動によって、摺動杆が解錠方向に摺動して解錠される
が、カム部材はロック部材の干渉を受けずに回動し、ま
た摺動杆は解錠方向に摺動するから、上下の鉤部材が傾
動または摺動し、本体枠の受け具との係合が外れ、前面
枠は開放可能な状態となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は施錠装置の右側面図を、図2は
その部分背面図を示している。1は取付板2と支持板3
を断面略L形に曲折して、アングル材状に一体成形して
なる縦長の基枠で、取付板2には複数の取付孔が穿設さ
れる。
【0013】支持板3の上部と下部には、鉤部材4,5
を枢支するための枢支部31,32が、支持板3を幅広
にして形成される。上部と下部の枢支部31,32に、
鉤部材4、5が枢軸(頭付ピン)4a,5aによって、
傾動可能つまり一定の角度範囲で回動するように枢支さ
れる。鉤部材4,5は、略三角形の先端部と中間部の上
側に開口した係止部を有して形成され、枢軸4a,5a
を軸に水平より下側に約30度の範囲で傾動して施錠・
解錠を行う。
【0014】さらに、摺動杆6が鉤部材4と鉤部材5間
に連結ピン6cを介して連結される。摺動杆6の上端は
鉤部材4の枢軸4aより末端寄りに連結され、摺動杆6
の下端は鉤部材5の枢軸5aより末端寄りに連結ピン6
cを介して連結される。
【0015】摺動杆6は支持板3の内側に沿って所定の
範囲で上下に摺動可能に配設される。摺動杆6にはガイ
ド孔6bが形成され、そのガイド孔6bに対応する支持
板3の内側にガイドピン18が取り付けられ、そのガイ
ドピン18とガイド孔6bとの係合により、摺動杆6は
摺動可能に保持される。また、摺動杆6の中間部には、
後述のカム部材8の係合部8aが係合する係合部6aが
一部を切り起こし水平突部として形成される。取付板2
と摺動杆6の間にコイルばね19が掛けられ、摺動杆6
はこのばねにより常時下方につまり施錠側に付勢されて
いる。
【0016】取付板2の中間部に、シリンダ錠7を取り
付けるための孔が形成され、シリンダ錠7は基枠1の外
側からその錠軸7aを挿入するように差し込み固定され
る。さらに、シリンダ錠7の錠軸7bには上記係合部8
aを持つカム部材8が固定される。カム部材8には、係
合部8aがその平坦面から突き出すように曲折されて突
設され、カム部材8の回転時に、係合部8aは摺動杆6
の係合部6aと係合可能である。つまり、シリンダ錠7
にキーを差し込んで右に回した際、錠軸7aとカム部材
8が同方向(図2の反時計方向)に回動し、そのとき、
カム部材8の係合部8aが摺動杆6の係合部6aを押し
て上方に移動させ、解錠する。
【0017】一方、摺動杆6におけるカム部材8の近傍
の基枠1内には、ロック部材9とロック作動部材10が
支持軸13により揺動可能に軸支される。ロック部材9
は、基枠1の取付板2側に回動したとき、カム部材8の
係合部8aに当接して、ロック部材9自体つまり摺動杆
6の上方移動を阻止する機能を有し、摺動杆6の上方移
動をロックすることにより、不正解錠を防止する。
【0018】ロック部材9と同軸上の支持軸13に揺動
自在に軸支されたロック作動部材10は、支持板3より
背面側に突き出す程度に長くレバー状に形成され、先端
部には平坦な当接部が、後述の本体枠側の押え部22に
容易に当接するように、形成される。このロック作動部
材10は、前面枠の閉鎖時に、その先端が本体枠側の押
え部22に当って、押えられたとき、基枠1の内側に回
動し、その動きに従動するようにロック部材9をロック
位置に回動させる部材である。そのために、ロック作動
部材10とロック部材9の間にばね手段として、捻りば
ね12が装着され、ロック部材9と取付板2の間にも、
捻りばね11が装着される。
【0019】捻りばね12はそのコイル部を支持軸13
に外嵌させて装着され、その一端がロック作動部材10
に掛止され、その他端はロック部材9に掛止され、これ
によって、捻りばね12は、ロック作動部材10をロッ
ク部材9に対し所定の角度αだけ開いた角度に保持する
ように作用する。また、捻りばね11もそのコイル部を
支持軸13に外嵌させて装着され、その一端がロック部
材9に掛止され、その他端は取付板2上に摺動可能に当
接し、これによって捻りばね11は、ロック部材9を取
付板2と平行な面に対し所定の角度βだけ開いた角度に
保持するように作用する。ロック作動部材10用の捻り
ばね12は、ロック部材9用の捻りばね11より僅かに
強いばね力を持って形成されている。ロック作動部材1
0とロック部材9に外力が加わらない場合、ロック作動
部材10とロック部材9は、図1に示すような角度αと
角度βの状態で静止している。
【0020】したがって、前面枠の閉鎖時に、後述の押
え部がロック作動部材10の先端に当接してそれを基枠
1の内側に押した場合、先ず、ロック作動部材10とロ
ック部材9は、捻りばね11のばね力に抗して、且つ内
角の角度αを保持しながら取付板2側に回動し、ロック
部材9が取付板2と平行となる回動限度(カム部材8の
係合部8aに当接可能な位置)まで回動した後は、角度
αを狭くするようにロック作動部材10のみが同方向に
回動する構造である。
【0021】すなわち、ロック部材9の回動側にカム部
材8の係合部8aが位置する場合、ロック部材9の取付
板2側への回動時にロック部材9がその係合部8aに当
りそれ以上回動できない場合があるが、この場合には、
ロック作動部材10はその捻りばね12を捻って角度α
を狭くするように回動し、ロック部材9とカム部材8の
係合部8aが当らない状態に移動したとき、ロック部材
9がその捻りばね12の付勢力によって、ロック位置ま
で回動するように構成されている。
【0022】このように構成された施錠装置は、図3に
示すように、遊技機における例えば合成樹脂製の前面枠
21の内側に、シリンダ錠7の先端を前面に露出させ、
鉤部材4、5を遊技機の本体枠20側に突出した状態
で、取付板2を用いて縦に取付けられる。
【0023】一方、本体枠20の内側の鉤部材4、5に
対応した上下位置には、係止受け具23,24が固定さ
れ、さらに、ロック作動部材10の先端に対向した位置
に、押え部22が固定される。この押え部22の先端に
は、ロック作動部材10の先端に当接して押えるための
平坦部が形成され、前面枠21の閉じる際にロック作動
部材10を基枠側に押し込むように作用する。
【0024】このような遊技機用施錠装置は、遊技機に
おける前面枠21を本体枠20に対し閉じると、先ず図
5に示すように、施錠装置の上下の鉤部材4、5が本体
枠20側の受け金具23、24に当って下側に回動し、
これに伴い摺動杆6がコイルばね19の付勢力に抗して
上方に移動し、同時に、ロック作動部材10が本体枠側
の押え部22に押されて、少し基枠1の内側に回動す
る。
【0025】このとき、ロック作動部材10の内側への
回動に伴い、これと捻りばね12を介して連結されたロ
ック部材9も同じ方向に回動し、図5に示すように、摺
動杆6が上方に移動することによって、ロック部材9の
先端は、カム部材8の係合部8aの上に乗り上げた状態
となる。
【0026】しかしその後、鉤部材4,5が本体枠20
側の受け金具23,24に適正に係止される状態になる
と、鉤部材4,5の傾動が元の位置に戻り、これによっ
て摺動杆6も下方位置に戻るため、図3のような施錠状
態となる。このとき、摺動杆6が少し下方に戻り移動す
る際、カム部材8の係合部8aに乗り上げていたロック
部材9は、摺動杆6の下方への移動により、それ自体も
下降するため、図6のように、係合部8aへの乗り上げ
が解消される。よって、ロック部材9は、ロック作動部
材10の回動力を捻りばね12を介して受け、図3のよ
うに、基枠1の取付板2と平行な位置に、つまりカム部
材8の係合部8aにその先端を当接されるロック位置に
回動して停止する。
【0027】この図3の施錠状態において、ロック作動
部材10は、本体枠側の押え部22にロック部材9をロ
ック位置に押して回動した位置にあり、ロック部材9は
カム部材8の係合部8aに当って、摺動杆6の上昇を阻
止した状態となる。したがって、この状態で、不正解錠
を意図する者が、針金などを前面枠の隙間から差し込ん
で、その先端を摺動杆6や鉤部材4,5に引っ掛けて、
解錠方向に移動させようとしても、動かすことができ
ず、不正解錠を防止することができる。
【0028】前面枠21を解錠する場合は、キーをシリ
ンダ錠7に差し込みその錠軸を回し、カム部材8を図2
の反時計方向に回転させると、カム部材8の回転によ
り、係合部8aが同方向に回動して摺動杆6側の係合部
6aに係合し、その係合部6aつまり摺動杆6を上方に
摺動させる。このとき、図4のように、摺動杆6がロッ
ク部材9、ロック作動部材10と共に上方に摺動し、上
下の鉤部材4,5が下側に回動し、本体枠20の係止受
け具23、24との係合が外れ、前面枠21は開放可能
な状態となる。
【0029】ところで、前面枠21が開いている状態
で、シリンダ錠7を不用意に操作し、カム部材8を回動
させたり、鉤部材4,5を回動させたりすることが予想
されるが、このような場合、図1のように、ロック部材
9、ロック作動部材10は非ロック位置に回動している
ため、キーを回したとしても、摺動杆6を摺動させたと
しても、それに伴って非ロック位置のロック部材9及び
ロック作動部材10が上下に移動するのみである。した
がって、施錠を不可能とするような不具合は全く生じ
ず、この状態で前面枠21を閉じれば、上記と同様に、
鉤部材4,5が受け金具23,24と係合し、何ら問題
なく施錠状態とすることができる。
【0030】また、前面枠21が閉鎖された状態で、シ
リンダ錠7にキーを差し込み、解錠しようとして、それ
を少し回し、その後、解錠操作を途中でやめて、キーを
中央位置に戻して抜いたような場合でも、カム部材8の
回動に伴い、摺動杆6、ロック部材9、及びロック作動
部材10が上下に移動し、鉤部材4,5が傾動するのみ
であるから、ロック部材9による摺動杆6のロックが不
用意に外れたりすることはなく、摺動杆6のロック動作
を確実に保持し、針金などによる不正解錠を防止するこ
とができる。
【0031】このように、本施錠装置では、その施錠状
態時に、ロック部材9がカム部材8の係合部8aに当っ
て摺動杆6の解錠方向への移動を阻止するから、本体枠
20と前面枠21の隙間から針金などを差し込んで、鉤
部材4,5や摺動杆6を解錠方向に動かそうとしても、
それが不可能となり、不正解錠を防止することができ
る。また、この不正解錠の防止構造は、構造が極めて簡
単で、ロック部材9、ロック作動部材10、及び捻りば
ね11,12の簡単な4個の部品から構成することがで
きるため、容易に且つ安価に製造することができる。
【0032】なお、上記の実施形態の施錠装置には、ガ
ラス枠を施錠・解錠するためのガラス枠施錠杆、或いは
ガラス枠を解錠するためのガラス枠解錠杆を、付加する
構造とすることもできる。この場合には、上記支持板3
と摺動杆6との間にガラス枠解錠杆、或は取付板2の内
側にガラス枠施錠杆を摺動可能に配設し、カム部材8に
突設した第2の係合部により、キーを左側に回し、カム
部材8が逆方向に回動したとき、その第2の係合部をガ
ラス枠解錠杆またはガラス枠施錠杆に係合させ、それを
下方に摺動させて、ガラス枠の解錠を行うようにするこ
とができる。
【0033】さらに、上記実施形態では、鉤部材4,5
を枢軸4a,5aを軸に傾動可能に枢支する構造とした
が、摺動杆と鉤部材を一体に形成し、施錠・解錠時に
は、摺動杆及び鉤部材を上下に摺動させて、解錠・施錠
を行うような構造とすることもできる。
【0034】また、上記実施形態では、ロック部材9と
ロック作動部材10を同一の支持軸13により軸支した
構造としたが、別々の支持軸により軸支する構造にする
こともできる。また、上記捻りばね11,12は他のコ
イルばねなどから構成することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の遊技機用
施錠装置によれば、前面枠を本体枠に対し閉じると、上
下の鉤部材が本体枠側の係止受け具に当って傾動または
摺動しながら係止され、施錠状態となるが、このときロ
ック部材はアンロック位置にあって、摺動杆は摺動しな
がら施錠状態となり、正常に施錠される。そして、施錠
状態では、ロック作動部材がロック部材をロック位置
に、つまり摺動杆に取り付けられたロック部材がカム部
材に当って解錠方向に移動できない位置に動かし、摺動
杆がロックされた施錠状態となるから、不正解錠を意図
した者が、前面枠の隙間から針金などを差し込んで、摺
動杆や鉤部材を動かそうとしても、ロック部材によって
ロックされ、不正解錠は防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す施錠装置の右側面図
である。
【図2】その拡大部分背面図である。
【図3】前面枠を閉鎖して施錠した状態の右側面図であ
る。
【図4】キーにより解錠する際の右側面図である。
【図5】前面枠を閉じて施錠する途中状態の右側面図で
ある。
【図6】前面枠を閉じて施錠する途中状態の右側面図で
ある。
【符号の説明】
1−基枠 2−取付板 3−支持板 4、5−鉤部材 6−摺動杆 6a-係合部 7−シリンダ錠 8−カム部材 8a-係合部 9−ロック部材 10−ロック作動部材 11−捻りばね 12−捻りばね 13−支持軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付板と支持板からなる縦長の基枠の支
    持板から外側に向けて、鉤部材が上部と下部に突出して
    設けられ、該両鉤部材が該基枠内の支持板に沿って摺動
    可能に配設された摺動杆と連結または一体に形成され、
    該基枠の取付板にシリンダ錠がその錠軸を内側に入れて
    固定され、該錠軸の先端に前記摺動杆と係合可能なカム
    部材が固定され、前記基枠の取付板が遊技機の前面枠に
    縦に取付けられ、遊技機の本体枠側に取付けられた係止
    受け具に前記鉤部材が係止されて該前面枠を施錠し、該
    摺動杆を摺動させて解錠する遊技機用施錠装置におい
    て、 前記カム部材近傍の前記摺動杆に揺動可能に軸支され、
    施錠状態で、該カム部材に先端を当接可能として該摺動
    杆の解錠方向への移動を阻止するロック部材と、 該摺動杆に揺動可能に軸支されると共に、該ロック部材
    とはばね部材を介して連結され、該ロック部材をロック
    位置に回動させるロック作動部材と、を備え、 前記前面枠を前記本体枠側に閉したとき、該本体枠側に
    設けた押え部に押されて該ロック作動部材が前記基枠の
    内側に回動し、該ロック作動部材の回動によって該ロッ
    ク部材の先端を該カム部材に当接可能なロック位置ま
    で、該ばね部材を介して該ロック部材を回動させること
    を特徴とする遊技機用施錠装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック部材と前記ロック作動部材と
    が前記カム部材近傍の前記摺動杆上に支持軸によって揺
    動可能に軸支され、該ロック部材が該支持軸に装着され
    た第一のばね部材によりロックを外す方向に付勢され、
    該ロック作動部材と該ロック部材間に第二のばね部材が
    装着され、第二のばね部材のばね力が第一のばね部材の
    ばね力より強く形成され、該ロック作動部材は該第一の
    ばね部材及び第二のばね部材の付勢力に抗して該ロック
    部材をロック位置まで回動させることを特徴とする請求
    項1記載の遊技機用施錠装置。
  3. 【請求項3】 前記第一のばね部材と第二のばね部材と
    して各々捻りばねが前記支持軸に外嵌されて装着され、
    該第一の捻りばねは該ロック部材と前記取付板との間に
    装着され、該第二の捻りばねはロック部材と前記ロック
    作動部材との間に掛止されていることを特徴とする請求
    項2記載の遊技機用施錠装置。
JP2002067302A 2002-03-12 2002-03-12 遊技機用施錠装置 Pending JP2003260244A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008036052A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2009268575A (ja) * 2008-05-01 2009-11-19 Moriso:Kk 遊技機用施錠装置
CN103134091A (zh) * 2011-12-05 2013-06-05 乐金电子(天津)电器有限公司 微波炉的联锁装置
JP2013233353A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Heiwa Corp パチンコ機

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