JP2004105417A - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラッチ部材を含む部品を作業性良く組付けることができ、各種の大きさの施錠装置に対し良好な汎用性を持って製造することができるゲーム機の施錠装置を提供する。
【解決手段】ラッチ部材10には係止ピン14が移動可能に支持板3側に突出して設けられ、支持板3には係止ピン14が係合するガイド係止孔8が設けられる。作動杆4には解錠時にラッチ部材10の係止ピン14に係合して解錠方向に動かす作動係合部4aが設けられる。ラッチ部材10がラッチ位置に回動した時、ラッチ部材10の係止ピン14が支持板3のガイド係止孔8のロック部8aに係合してラッチ部材10をラッチ位置に保持する。ラッチ部材10は、係止ピン14を移動可能に保持すると共に、係止ピン14を施錠側に付勢し且つラッチ部材10を解錠側に付勢するためのばね部材13を内蔵する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、スロットマシンなどのゲーム機の前面枠(前扉)を本体枠(キャビネット)に対し施錠するゲーム機の施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機の施錠装置として、一般に、基枠体の内側に作動杆が摺動可能に配設され、基枠体の支持板の上部と下部に鉤部材が、作動杆に連結されて傾動可能に枢支され、基枠体の取付板の中間部に、シリンダ錠がその錠軸を取付板に設けた孔から内側に差し込むように固定され、錠軸の先端に作動杆と係合するカム板が取り付けられた構成の施錠装置が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種のゲーム機用施錠装置は、構造が強固で、施錠・解錠動作も確実に行うことができるものの、構造上、前面枠の内側に取付けられた施錠装置の鉤部材が前面枠の内側から突出する。このため、前面枠のアッセンブリーを梱包して搬送する場合、その梱包が難しく、突出した鉤部材が搬送中に他の部分に当たって傷つく等の問題があった。
【0004】
そこで、本発明者らは、従来、前面枠の内側から突出する部分がなく、前面枠を本体枠に対し、円滑且つ確実に施錠・解錠することができるパチンコ機の施錠装置を提案した(下記の特許文献1を参照)。
【0005】
【特許文献1】
特許第3087024号公報
この施錠装置は、断面L形に曲折した取付板と支持板とを有する基枠体の内側に長尺の作動杆が摺動可能に配設され、取付板の中間部にシリンダ錠が固定され、シリンダ錠の錠軸にカム板が作動杆に係合可能に取り付けられ、基枠体の取付板が前面枠の内側に取り付けられ、本体枠の内側に受け金具が取り付けられる施錠装置であり、基枠体の支持板の上部と下部に受け金具の進入を許容する開口部が形成され、開口部内の受け金具を拘束するロック凹部を有するラッチ部材が上部と下部の開口部の近傍に各々回動可能に枢支され、作動杆の上部と下部に係合ピンが取付けられ、上部と下部のラッチ部材が受け金具に押されてラッチ位置に回動した時、作動杆の係合ピンが係合してラッチ位置にロックするための係合部がラッチ部材の一部に形成され、ラッチ部材を解錠側に付勢し作動杆を施錠側に付勢するためのコイルばねがラッチ部材と作動板間に掛けられて構成される。
【0006】
しかし、この施錠装置は、前面枠の内側から突出する部分がなく、前面枠を本体枠に対し、円滑且つ確実に施錠・解錠することができるものの、作動杆の上部と下部に係合ピンを組付ける作業、ラッチ部材と作動杆の係合ピンを係合させながら組付ける作業、コイルばねをラッチ部材と作動板間に装着するための作業などが煩雑で、組付け作業性が悪いという不具合があり、また、大きさが異なる施錠装置に対する汎用性に欠けるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ラッチ部材を含む部品を作業性良く組付けることができ、各種の大きさの施錠装置に対し良好な汎用性を持って製造することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のゲーム機の施錠装置は、断面略L形に曲折した取付板と支持板とを有する基枠体の該支持板に沿って長尺の作動杆が摺動可能に配設され、該取付板の中間部にシリンダ錠が固定され、該シリンダ錠の錠軸にカム板が該作動杆に係合可能に取り付けられ、該基枠体の取付板がゲーム機の前面枠の内側に取り付けられ、ゲーム機の本体枠の内側に受け金具が取り付けられるゲーム機の施錠装置において、該基枠体の支持板の上部と下部に該受け金具の進入を許容する開口部が形成され、該開口部内の受け金具を拘束するロック凹部を有するラッチ部材が上部と下部の該開口部の近傍に各々回動可能に枢支され、該ラッチ部材には係止ピンが移動可能に該支持板側に突出して設けられ、該支持板の上部と下部には該係止ピンが係合するガイド係止孔が設けられ、該作動杆の上部と下部には解錠時に該ラッチ部材の該係止ピンに係合して解錠方向に動かすための作動係合部が設けられ、該ラッチ部材が受け金具に押されてラッチ位置に回動した時、該ラッチ部材の係止ピンが該支持板のガイド係止孔のロック部に係合して該ラッチ部材をラッチ位置に保持するように構成され、該ラッチ部材は、前記係止ピンを移動可能に保持すると共に、該係止ピンを施錠側に付勢し且つラッチ部材自体を解錠側に付勢するためのばね部材を内蔵して構成されたことを特徴とする。
【0009】
ここで、請求項2のように、前記ラッチ部材には前記支持板側に係合孔が設けられ、該支持板に突設された支持凸部が該係合孔内に移動可能に挿入され、前記ばね部材が該支持凸部に当接して、該ラッチ部材を解錠側に付勢する構成とすることができる。
【0010】
また、請求項3のように、前記ラッチ部材は、ラッチ本体と該ラッチ本体の側部を覆うカバー部とから構成され、該カバー部に前記係合孔と前記係止ピンが突出するガイド孔が形成され、該ラッチ本体内に形成された空間に前記ばね部材と係止ピンを収容する構成とすることができる。
【0011】
また、請求項4のように、前記受け金具に先端フランジ付きピンが設けられ、該先端フランジ付きピンを前記開口部に進入させ、ラッチ部材のロック凹部内に拘束させる構成とすることができる。
【0012】
【作用】
このような構成の施錠装置は、前面枠を本体枠に対し閉じると、受け金具が支持板の開口部からラッチ部材のロック凹部内に進入し、受け金具がラッチ部材を押し込むようにしてラッチ部材が回動し、ラッチ部材のロック凹部内に受け金具が拘束された状態となる。この時、ラッチ部材の係止ピンが支持板側のガイド係止孔のロック部に進入して係止されるため、ラッチ部材がそのラッチ位置に保持され、受け金具はラッチ部材のロック凹部内にロックされ施錠状態となる。
【0013】
シリンダ錠の鍵を回すと、カム板が回動し、そこに係合する作動杆が移動し、それにより、作動杆の上部と下部に設けた作動係合部がラッチ部材の係止ピンを解錠方向に移動させる。これにより、係止ピンが支持板のガイド係止孔のロック部から外れ、このとき、ラッチ部材はばね部材の付勢力によって解錠側に回動し、ロックされていた受け金具がラッチ部材のロック凹部から外れ、開口部から押し出され、解錠状態となる。
【0014】
この施錠装置では、ラッチ部材内に係止ピンとばね部材を内蔵させてユニット化し、そのラッチ部材を支持板の所定部位に枢支し、作動杆を支持板に沿って摺動可能に配設し、シリンダ錠とカム板を取り付けるだけの比較的簡単な組付け作業で装置を製作することができ、施錠装置の製造ライン上で、ばね部材やピンなどの小形の部品を組付ける必要がなく、製造ラインでの組付け作業性を大きく向上させることができる。
【0015】
また、係止ピンとばね部材を内蔵させたラッチ部材をユニット化することにより、製造時のラッチ部材の作動不良時、或いは故障時にはラッチ部材を交換するだけで簡単に対応することができる。さらに、長さや幅の異なる各種の大きさの施錠装置に対し、ユニット化されたラッチ部材を共通部品として汎用性を持たせて使用することができ、製造コストを削減することができる。また、受け金具に先端フランジ付きピンを設けて使用すれば、施錠時の外れを防止し、且つ円滑に施錠・解錠を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は施錠装置の右側面図を、図2はその背面図を、図3はその左側面図を示している。この施錠装置は縦長の基枠体1を有し、基枠体1は断面略L形に曲折された取付板2と支持板3とからなり、取付板2には複数の取付け孔が穿設される。支持板3の中間部は、中間支持部3aとして、左側に突出して形成され、その中間支持部3aに対応した取付板2の部分は幅広に形成され、その部分に後述のシリンダ錠17が取り付けられる。
【0017】
支持板3の上部と下部の少し幅広に形成され部分に、開口部7,7が後述の受け金具20の先端フランジ付きピン21を受け入れるように切り欠いて形成される。更に、図5に示すように、開口部7,7の少し下方に、後述のラッチ部材10の係止ピン14をガイドし且つ係止するガイド係止孔8,8が支持板3に形成される。
【0018】
このガイド係止孔8,8は円弧状の部分とそれに続く作動杆4に平行なロック部8a,8aとからなり、ラッチ部材10の係止ピン14がガイド孔12aを移動してロック部8a,8aに進入したとき、ラッチ部材10はラッチ状態となりロックされる。その上下の開口部7,7の近傍に、開口部7,7に進入した受け金具のピン21、21を拘束するラッチ部材10,10が、軸ピン6,6により回動可能に軸支される。
【0019】
さらに、ガイド係止孔8,8の少し上の支持板3には、支持凸部9、9が内側つまりラッチ部材10,10側に突出して設けられる。この支持凸部9は、図7に示すように、ラッチ部材10の円弧状の係合孔12bに進入し、ばね部材13に当接する。これにより、ラッチ部材10は、図10のように、施錠方向に回動力を受けたとき、ばね部材13は、ラッチ部材10を図10の反時計方向つまり解錠方向に付勢する。
【0020】
ラッチ部材10には、受け金具のピン21、21を受け入れて拘束するロック凹部15が形成され、更に、ラッチ部材10内には、図6、図7に示すようにラッチ部材10をラッチ状態に係止するための係止ピン14と付勢用のばね部材13が内蔵される。すなわち、ラッチ部材10は、図6のように、ラッチ本体11とそれを覆うカバー部12とを有して形成され、ラッチ本体11内には空間が形成され、その内部空間にばね部材13と係止ピン14が収納される。ラッチ本体11は、ポリアミド樹脂などのプラスチックを用いて成形することができ、カバー部12は、金属板を用いて形成される。
【0021】
係止ピン14は、ラッチ部材10を図10のようにラッチ位置に回動させたとき、その位置で係止させてロックさせるもので、カバー板12に形成されたガイド孔12aから支持板側に突き出すように配設され、ばね部材13により常に外側に付勢されている。
【0022】
ばね部材13は、図6、図7のように捻り形状を有する捻りばねであり、その一端で係止ピン14を付勢し、その他端で支持板3の内側に突設した支持凸部9を付勢するように掛止され、中央の円環部をラッチ部材10の軸ピン6に外嵌させている。ラッチ部材10のカバー板12に形成された円弧状の係合孔12bには、上記支持凸部9が進入して係合され、ラッチ部材10内のばね部材13の他端がその支持凸部9に係合している。つまり、このばね部材13の他端がその支持凸部9に係合することにより、ラッチ部材10は相対的に解錠側(図10の時計方向)にばね力を受けて付勢される。
【0023】
図6、図7のような構造のラッチ部材10は、内部にばね部材13や係止ピン14を内蔵してユニット化されている。つまり、ラッチ本体11内に係止ピン14、ばね部材13を組み込み、カバー板12を固定ねじ16で固定して、施錠装置の組立工程の前に予め製造しておく。これにより、施錠装置の製造ラインでは、このラッチ部材10を軸ピン6で軸支するだけでよく、組付け作業が簡単となる。
【0024】
縦長で帯状の作動杆4は、基枠体1の支持板3の外側、中間支持板3aの内側に沿って摺動可能に配設される。作動杆4には、図5に示すように、その上部と下部に作動係合部4a,4aが支持板3側で且つラッチ部材10側に向けて突設され、上記ラッチ部材10の係止ピン14が配置されるガイド係止孔8のロック部8a内に進入しており、解錠時には、その作動係合部4a,4aの先端で係止ピン14を押して、ラッチを解除する構造である。
【0025】
また、作動杆4にはその中間部下寄りに後述のカム板18が係合するための係合孔部4dが形成される。さらに、作動杆4の上部と下部にはガイド孔4c、4cが形成され、ガイドピン4b、4bがこのガイド孔4c、4cに挿通されて支持板3に固定され、これにより、作動杆4の上下摺動がガイドピン4b、4bによりガイドされる。
【0026】
作動杆4は支持板3に沿って且つラッチ部材10,10を覆うように配設され、作動杆4と各ラッチ部材10,10との間に、ラッチ部材10,10を解錠側に付勢し作動杆4を施錠側に付勢するためのコイルばね9、10が掛けられている。
【0027】
基枠体1の取付板2の中間幅広部には孔が形成され、その孔に内側から挿入する形態でシリンダ錠17が装着される。シリンダ錠17はフランジを有しそのフランジを取付板2にねじ止めして固定される。シリンダ錠17の錠軸は基枠体1の内側に突出し、その先端にカム板18が固定される。カム板18には第1の係合凸部と第2の係合凸部が形成され、その第1の係合凸部は、シリンダ錠17の鍵の右回転に応じて上記作動杆4の係合孔部4dと係合し、第2の係合凸部はその左回転に応じて後述のスイッチ用作動杆19の係合部19bに係合可能である。また、このカム板18の第1の係合凸部は、作動杆4の係合孔部4d内に常時進入しているため、カム板18の回動によってのみ移動し、針金などを差し込み、その先端を作動杆4に引っ掛けて、作動杆4を解錠方向に移動させようとしても移動は不可能である。
【0028】
スイッチ用作動杆19は図2に示すように、作動杆4と中間支持板3aの間に摺動可能に配設され、その一部の作動部19aが中間支持板3aの長孔から外側に突出する。作動部19aの下方の中間支持部3aには、図2に示すように、ブラケットを介して非接触スイッチ25が固定される。そして、作動杆4との間に、スイッチ用作動杆19を上方に付勢し、作動杆4を下方に付勢するためのコイルばね26が掛けられる。シリンダ錠17の鍵を左に回すと、カム板18が回動して、カム板18が係合部19bに係合し、コイルばね26の付勢力に抗してスイッチ用作動杆19を下降させ、その作動部19aが非接触スイッチ25内に進入し、スイッチをオンオフさせる構造である。
【0029】
このように構成された施錠装置は、図11、図12に示すように、ゲーム機の前面枠(前扉)22の内側に取付板2を介して固定され、本体枠(キャビネット)23内の対向位置に受け金具20が取り付けられる。受け金具20は、図8、図9に示すように、縦長に形成され、その上部と下部に、先端フランジ付きピン21を突設して形成される。前面枠22を閉じた際、先端フランジ付きピン21は、基枠体1の支持板3の開口部7,7、及びラッチ部材10のロック凹部15に進入可能である。この先端フランジ付きピン21は先端にフランジが設けられ、ロック凹部15との係合時には、係合を外れにくくしている。また、受け金具20の下部には、基枠体1の下部に軸支した支持ローラ24が乗り上げるための、滑り板20aが取り付けられる。
【0030】
図11に示すように、前面枠22を本体枠23に対し閉じると、上下の受け金具20の先端フランジ付きピン21、21が、上部と下部の開口部7,7からラッチ部材10,10のロック凹部15,15内に進入する。このとき、図10に示すように、先端フランジ付きピン21、21がラッチ部材10,10を押し込むようにして、ラッチ部材10,10が図10の反時計方向に回動し、図10の最下段に示す位置までラッチ部材10,10が回動すると、ラッチ部材10内の係止ピン14がばね部材13の付勢力によりガイド孔12a内で移動し、これによって、係止ピン14がガイド係止孔8のロック部8aに進入する。
【0031】
このとき、ラッチ部材10,10の回動がロックされ、図12に示すように、ラッチ部材10,10のロック凹部15、15内に受け金具20の先端フランジ付きピン21、21が拘束され、ラッチ部材10,10がそのラッチ位置に保持され、施錠状態となる。
【0032】
前面枠22を解錠する場合、シリンダ錠17に挿入した鍵を右に回すと、カム板18が同方向に回動し、そこに係合する作動杆4が上に移動し、それにより、上部と下部の作動係合部4a(支持板3のガイド係止孔8のロック部8aに嵌入している)が同様に移動し、そのロック部8a内の係止ピン14を図10の左側に押すように作用する。これにより、係止ピン14はロック部8aからガイド係止孔8へと移動することにより、ラッチ部材10,10のラッチ位置でのロックが外れる。このとき、ラッチ部材10,10はばね部材13の付勢力により図10の時計方向に回動し、拘束されていた受け金具20、20のピン21、21がラッチ部材10,10のロック凹部15、15から外れ開口部7からも押し出されて解錠状態となる。また、上記のように、作動杆4の作動係合部4aは、支持板3のガイド係止孔8のロック部8a内に嵌入しているため、針金などを差し込み、その先端を作動係合部4aに引っ掛けようとしても不可能であり、針金などによる不正解錠を防止することができる。
【0033】
非接触スイッチ25を動作させる場合、シリンダ錠17に挿入した鍵を左に回すと、カム板18が同方向に回動し、そこに係合するスイッチ用作動杆19が下に移動し、作動部19aの下降により非接触スイッチ25内に作動部19aが進入し、スイッチ25がオンオフ動作する。
【0034】
このように、基枠体1の支持板3の上部と下部に開口部7、7を形成し、開口部7、7の近傍にラッチ部材10,10を回動可能に枢支し、開口部7内に進入した受け金具20の先端フランジ付きピン21を、ラッチ部材10,10のロック凹部15,15内に保持しロックするように構成したから、従来のような鉤部材が施錠装置の背面側に突出せず、前面枠のアッセンブリーを梱包して搬送する場合、その梱包を容易に行うことができ、突出した鉤部材がないため、搬送中にそれが他の部分に当たって傷つく等の問題を解消することができる。
【0035】
また、ここで使用されるラッチ部材10は、その内部にばね部材13及び係止ピン14が内蔵されてユニット化され、予めラッチ部材10を製作しておくことができるから、施錠装置の製造ラインの組付け作業を簡単化することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のゲーム機の施錠装置によれば、ラッチ部材内に係止ピンとばね部材を内蔵させてユニット化し、そのラッチ部材を支持板の所定部位に枢支し、作動杆を支持板に沿って摺動可能に配設し、シリンダ錠とカム板を取り付けるだけの比較的簡単な組付け作業で施錠装置を製作することができ、施錠装置の製造ライン上で、ばね部材やピンなどの小形の部品を組付ける必要がないため、製造ラインでの組付け作業性を大きく向上させることができる。
【0037】
また、係止ピンとばね部材を内蔵させたラッチ部材をユニット化することにより、製造時のラッチ部材の作動不良時、或いは故障時にはラッチ部材を交換するだけで簡単に対応することができる。さらに、長さや幅の異なる各種の大きさの施錠装置に対し、ユニット化されたラッチ部材を共通部品として汎用性を持たせて使用することができ、製造コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す施錠装置の施錠時の右側面図である。
【図2】同装置の背面図である。
【図3】同装置の左側面図である。
【図4】同装置の分解背面図である。
【図5】同装置の分解側面図である。
【図6】ラッチ部材10の分解斜視図である。
【図7】ラッチ部材10の背面図である。
【図8】受け金具20の右側面図である。
【図9】受け金具20の正面図である。
【図10】ラッチ部材10のラッチ動作を示す動作説明図である。
【図11】使用状態の断面説明図である。
【図12】施錠した状態の断面説明図である。
【符号の説明】
1−基枠体
2−取付板
3−支持板
4−作動杆
6−軸ピン
7−開口部
8−ガイド係止孔
8a―ロック部
10−ラッチ部材
11−ラッチ本体
12−カバー板
13−ばね部材
14−係止ピン
15−ロック凹部
17−シリンダ錠
18−カム板
20−受け金具
21−先端フランジ付きピン

Claims (4)

  1. 断面略L形に曲折した取付板と支持板とを有する基枠体の該支持板に沿って長尺の作動杆が摺動可能に配設され、該取付板の中間部にシリンダ錠が固定され、該シリンダ錠の錠軸にカム板が該作動杆に係合可能に取り付けられ、該基枠体の取付板がゲーム機の前面枠の内側に取り付けられ、ゲーム機の本体枠の内側に受け金具が取り付けられるゲーム機の施錠装置において、
    該基枠体の支持板の上部と下部に該受け金具の進入を許容する開口部が形成され、該開口部内の受け金具を拘束するロック凹部を有するラッチ部材が上部と下部の該開口部の近傍に各々回動可能に枢支され、該ラッチ部材には係止ピンが移動可能に該支持板側に突出して設けられ、該支持板の上部と下部には該係止ピンが係合するガイド係止孔が設けられ、該作動杆の上部と下部には解錠時に該ラッチ部材の該係止ピンに係合して解錠方向に動かすための作動係合部が設けられ、該ラッチ部材が受け金具に押されてラッチ位置に回動した時、該ラッチ部材の係止ピンが該支持板のガイド係止孔のロック部に係合して該ラッチ部材をラッチ位置に保持するように構成され、該ラッチ部材は、前記係止ピンを移動可能に保持すると共に、該係止ピンを施錠側に付勢し且つラッチ部材自体を解錠側に付勢するためのばね部材を内蔵して構成されたことを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 前記ラッチ部材には前記支持板側に係合孔が設けられ、該支持板に突設された支持凸部が該係合孔内に移動可能に挿入され、前記ばね部材が該支持凸部に当接して、該ラッチ部材が解錠側に付勢されていることを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  3. 前記ラッチ部材は、ラッチ本体と該ラッチ本体の側部を覆うカバー板とから構成され、該カバー板に前記係合孔と前記係止ピンが突出するガイド孔が形成され、該ラッチ本体内に形成された空間に前記ばね部材と係止ピンが収容されたことを特徴とする請求項2記載のゲーム機の施錠装置。
  4. 前記受け金具に先端フランジ付きピンが設けられ、該先端フランジ付きピンが前記開口部に進入しラッチ部材のロック凹部内に拘束されることを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
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