JP4828373B2 - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、スロットマシンなどのゲーム機の前面枠(前扉)を本体枠(キャビネット)に対し施錠するゲーム機の施錠装置に関する。
従来、パチンコ機の施錠装置として、一般に、基枠体の内側に作動杆が摺動可能に配設され、基枠体の支持板の上部と下部に鉤部材が、作動杆に連結されて傾動可能に枢支され、基枠体の取付板の中間部に、シリンダ錠がその錠軸を取付板に設けた孔から内側に差し込むように固定され、錠軸の先端に作動杆と係合するカム部材が取り付けられた構成の施錠装置が使用されている。
この種のゲーム機用施錠装置は、構造が強固で、施錠・解錠動作も確実に行うことができるものの、構造上、前面枠の内側に取付けられた施錠装置の鉤部材が前面枠の内側から突出する。このため、前面枠のアッセンブリーを梱包して搬送する場合、その梱包が難しく、突出した鉤部材が搬送中に他の部分に当たって傷つく等の問題があった。
そこで、本発明者らは、従来、前面枠の内側から突出する部分がなく、前面枠を本体枠に対し、円滑且つ確実に施錠・解錠することができるパチンコ機の施錠装置を提案した(下記の特許文献1を参照)。
特許第3087024号公報
この施錠装置は、断面L形に曲折した取付板と支持板とを有する基枠体の内側に長尺の作動杆が摺動可能に配設され、取付板の中間部にシリンダ錠が固定され、シリンダ錠の錠軸にカム部材が作動杆に係合可能に取り付けられ、基枠体の取付板が前面枠の内側に取り付けられ、本体枠の内側に受け金具が取り付けられる施錠装置であり、基枠体の支持板の上部と下部に受け金具の進入を許容する開口部が形成され、開口部内の受け金具を拘束するロック凹部を有するラッチ部材が上部と下部の開口部の近傍に各々回動可能に枢支され、作動杆の上部と下部に係合ピンが取付けられ、上部と下部のラッチ部材が受け金具に押されてラッチ位置に回動した時、作動杆の係合ピンが係合してラッチ位置にロックするための係合部がラッチ部材の一部に形成され、ラッチ部材を解錠側に付勢し作動杆を施錠側に付勢するためのコイルばねがラッチ部材と作動板間に掛けられて構成される。
ところで、この種の施錠装置は、シリンダ錠のキー操作により作動杆を摺動させて解錠操作を行なうところ、施錠状態において、前面枠の隙間に針金等を不正に差し込み、作動杆に引っ掛けて摺動させた場合、作動杆が解錠方向に動いて不正解錠が行なわれる可能性があった。このため、シリンダ錠による解錠操作時以外の施錠状態において、シリンダ錠の錠軸に固定されたカム部材と作動杆を係合させ、解錠方向への作動杆の摺動を阻止することにより、不正解錠を防止する構造が検討された。
しかしながら、シリンダ錠による解錠操作時以外の施錠状態において、シリンダ錠の錠軸に固定されたカム部材と作動杆を係合させ、解錠方向への作動杆の摺動を阻止する構造とした場合、パチンコホールでの施錠装置の使用範囲が制限されるという問題があった。
つまり、この種の施錠装置を装着したパチンコ機がパチンコホールに搬入されて使用される場合、ホール側で電動式解錠機構を施錠装置に付加することがあり、電動式解錠機構は、一般に、電磁ソレノイドなどの電動駆動機構を作動杆に連結し、作動杆を電気的に摺動させて解錠するように構成されるが、シリンダ錠による解錠操作以外は、カム部材が作動杆の摺動を阻止する状態となるため、このような電動式解錠機構を装着することができなくなる。
このため、シリンダ錠による解錠操作時以外の施錠状態において、シリンダ錠の錠軸に固定されたカム部材と作動杆を係合させ、解錠方向への作動杆の摺動を阻止する不正解錠防止機能を備えると共に、この不正解錠防止機能を使用者の希望に応じて停止することができる構造の施錠装置が要望されていた。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、針金等により作動杆を摺動させて行なう不正解錠を防止すると共に、その不正解錠防止機能を使用者が所望に応じて解除することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のゲーム機の施錠装置は、断面略L形に曲折した取付板と支持板とを有する基枠体の該支持板に沿って長尺の作動杆が摺動可能に配設され、該取付板にシリンダ錠が固定され、該シリンダ錠の錠軸にカム部材が該作動杆に係合可能に取り付けられ、該基枠体の取付板がゲーム機の前面枠の内側に取り付けられ、ゲーム機の本体枠の内側に受け金具が取り付けられるゲーム機の施錠装置において、
該基枠体の支持板に該受け金具の進入を許容する開口部が形成され、該開口部内の受け金具を拘束するロック凹部を有するラッチ部材が該開口部の近傍に回動可能に枢支され、該ラッチ部材には係止ピンが移動可能に該支持板側に突出して設けられ、該支持板には該係止ピンが係合するガイド係止孔が設けられ、該作動杆には解錠時に該ラッチ部材の該係止ピンに係合して解錠方向に動かすための作動係合部が設けられ、該ラッチ部材が受け金具に押されてラッチ位置に回動した時、該ラッチ部材の係止ピンが該支持板のガイド係止孔のロック部に係合して該ラッチ部材をラッチ位置に保持
該ラッチ部材は、前記係止ピンを移動可能に保持すると共に、該係止ピンを施錠側に付勢し且つラッチ部材自体を解錠側に付勢するためのばね部材を内蔵して構成され、
該作動杆における該カム部材に対応した位置に、施錠状態で該カム部材の係合凸部に係合して該作動杆の摺動を阻止するカムロック部材が、該作動杆の摺動阻止と該作動杆の摺動許容を切り替え可能に、該作動杆に取り付けられ、
該カムロック部材の切り替え操作により、該カム部材の係合凸部が係合して該作動杆の摺動を阻止する状態と、該カム部材の係合凸部が該作動杆に係合せずに該作動杆の摺動を許容する状態と、が切り替えられることを特徴とする。
ここで、上記カムロック部材は、略S字状に形成されると共に、中央部が上記作動杆に対し枢軸を介して回動可能に枢支され、該カムロック部材の両端内側が上記カム部材の係合凸部に係合して該作動杆の摺動を阻止するように構成することができる。
また、上記カムロック部材は、開口部を有する板状に形成され、該開口部の縁部に前記カム部材の係合凸部に当接して該作動杆の摺動を阻止するカム当接部が内側に曲折して形成され、該カムロック部材は、前記作動杆に対する固定位置をスライドさせて該作動杆の摺動と摺動阻止を切り替えるように構成することができる。
また、上記受け金具の係止部には、金属板の縁部をカール状に曲げてカール状曲げ部が形成され、施錠時、該カール状曲げ部が開口部に進入しラッチ部材のロック凹部内に拘束されるように構成することができる。
上記構成の施錠装置は、前面枠を本体枠に対し閉じると、受け金具が支持板の開口部からラッチ部材のロック凹部内に進入し、受け金具がラッチ部材を押し込むようにしてラッチ部材が回動し、ラッチ部材のロック凹部内に受け金具が拘束された状態となる。この時、ラッチ部材の係止ピンが支持板側のガイド係止孔のロック部に進入して係止されるため、ラッチ部材がそのラッチ位置に保持され、受け金具はラッチ部材のロック凹部内にロックされ施錠状態となる。
一方、このような施錠状態において、カムロック部材が不正解錠防止機能を生じる位置に設定切替されている場合、作動杆はその解錠方向への移動をカム部材により阻止されるため、前面枠の隙間から針金等の不正器具を差し込んで不正解錠を行なおうとしても、作動杆は移動せず、不正解錠を防止することができる。他方、例えば本施錠装置に電動式解錠機構を装着し、電気的に作動杆を移動させて解錠するような場合、カムロック部材を摺動許容側に切り替え、カム部材の係合凸部が作動杆に係合せずに作動杆の摺動を許容する状態にする。これにより、電動機構により作動杆を解錠方向に解錠操作を行なう電動式解錠機構の使用などを可能とすることができる。
また、受け金具に、金属板の縁部をカール状に曲げてカール状曲げ部を形成し、施錠時、このカール状曲げ部をラッチ部材のロック凹部内に進入させて拘束されるように構成すれば、カール状曲げ部の取付部に対する角度を調整することができ、これにより、受け金具に軸ピンを使用した場合に比べ、カール状曲げ部の角度を容易に調整して、ロック凹部との嵌め合いの調整を簡単に行うことができる。さらに、受け金具は、金属板のみの裁断加工、曲げ加工によって、より少ない工程で製造することができ、施錠時には、カール状曲げ部を円滑にロック凹部内に進入させ、ロックすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ機の施錠装置の正面図を示し、図2はその左側面図を、図3はその右側面図を、図4はその背面図を示している。この施錠装置は、パチンコ機の本体枠23に対し前面枠22を上下のラッチ部材10,10により施錠し、前面枠22に対しガラス枠24を上下のガラス枠鉤部材16,16により施錠する施錠装置である。施錠装置の基本構造は、フレームとなる縦長の基枠体1を有し、基枠体1には断面略L形に曲折された取付板2と支持板3が設けられ、取付板2には複数の取付孔が穿設され、この取付板2を介して前面枠22の自由端の内側に縦に取り付けられる。
取付板2の右側縁部は、小幅をもって背面側に直角に曲折され、基枠体1の強度を確保している。支持板3の上部と下部には、ガラス枠鉤部材用のガラス枠鉤取付部5a,5bが、その一部を内側に凹状に曲げて形成される。ガラス枠鉤取付部5a,5bの外側に、ガラス枠鉤部材16,16が傾動可能に、枢軸16a、16aによって枢支される。さらに、ガラス枠鉤取付部5a,5bは背面側に突出し、突出部分が外側(正面視で左側)に曲折して他の部品の取付座部5c、5dを形成している。
図5に示すように、支持板3におけるガラス枠鉤取付部5a,5bの下側に、背面側から矩形に切り欠くように、開口部7,7が形成され、この開口部7,7に、後述の受け金具25,26のカール状曲げ部25b、26bが進入可能である。更に、図5に示すように、開口部7,7の少し下方に、ラッチ部材10の係止ピン14をガイドし且つ係止するガイド係止孔8,8が支持板3に形成される。
このガイド係止孔8,8は円弧状の部分とそれに続く作動杆4に平行なロック溝8a,8aとからなり、ラッチ部材10の係止ピン14がガイド孔12aを移動してロック溝8a,8aに進入したとき、ラッチ部材10,10は受け金具を拘束しロックされる。その上下の開口部7,7の近傍に、開口部7,7に進入した受け金具25,26のカール状曲げ部25b、26bを拘束するラッチ部材10,10が、軸ピン6,6により回動可能に軸支される。
さらに、ガイド係止孔8,8の少し上の支持板3に、図5のように、支持凸部19、19が内側つまりラッチ部材10,10側に突出して設けられる。この支持凸部19は、図5に示すように、ラッチ部材10の円弧状の係合孔12bに進入し、ばね部材13の一端がそこに当接する。これにより、ラッチ部材10は、図14のように、施錠方向に回動力を受けたとき、ばね部材13は、ラッチ部材10を図14の時計方向つまり解錠方向に付勢する。
ラッチ部材10には、受け金具25,26のカール状曲げ部25b、26bを受け入れて拘束するU字溝状のロック凹部15が形成される。ラッチ部材10内には、図7、図8に示すようにラッチ部材10をラッチ状態に係止するための係止ピン14と付勢用のばね部材13が内蔵されている。ラッチ部材10は、図7,8のように、ラッチ本体11とそれを覆うカバー板12とを有して形成され、ラッチ本体11内には空間が形成され、その内部空間にばね部材13と係止ピン14が収納される。ラッチ本体11は、ポリアミド樹脂などのプラスチックを用いて成形することができ、カバー板12は、金属板を用いて形成される。
係止ピン14は、ラッチ部材10を図14のようにラッチ位置に回動させたとき、その位置で係止させてロックさせるもので、カバー板12に形成されたガイド孔12aから支持板側に突き出すように配設され、ばね部材13により常に外側に付勢されている。
ばね部材13は、図7、図8のように捻り形状を有する捻りばねであり、ばね部材の一端で係止ピン14を付勢し、その他端で支持板3の内側に突設した支持凸部19を付勢するように掛止され、中央の円環部をラッチ部材10の軸ピン6に外嵌させて装着される。ラッチ部材10のカバー板12に形成された円弧状の係合孔12bには、上記支持凸部19が進入して係合され、ラッチ部材10内のばね部材13の他端がその支持凸部19に係合している。つまり、このばね部材13の他端がその支持凸部19に係合することにより、ラッチ部材10は相対的に解錠側(図14の時計方向)にばね力を受けて付勢される。
図7、図8のように、ラッチ部材10は、内部にばね部材13や係止ピン14を内蔵してユニット化されている。つまり、ラッチ本体11内に係止ピン14、ばね部材13を組み込み、カバー板12を被せて固定し、施錠装置の組立工程の前に予め製造しておく。これにより、施錠装置の製造ラインでは、このラッチ部材10を軸ピン6で軸支するだけでよく、組付け作業が簡単となる。
ガラス枠24を施錠するガラス枠鉤部材16は、図9に示すように、先端に鉤部を有すると共に、基部に設けた枢軸用の挿入孔の周囲に、円形凹部を形成し、その円形凹部内にトーションばね16bを収納して構成される。一対のガラス枠鉤部材16,16は、支持板3の上部と下部に凹状に形成されたガラス枠鉤取付部5a,5bの外側に、枢軸16a、16aをその基部の挿入孔に挿通することによって、水平位置から上方に傾動(回動)可能に、枢支される。
図9に示すように、ガラス枠鉤部材16の基部に開口部が形成され、その開口部からトーションばね16bの端部が外側に突出し、トーションばね16bの一端が作動杆4の係止部4bに係止される。一方、トーションばね16bの他端がガラス枠鉤部材16に係止されることにより、ガラス枠鉤部材16は、施錠方向(図2の時計方向)に付勢され、略水平の施錠位置で、その一部が支持板3の係止部3aに当接して停止する。
さらに、ガラス枠鉤部材16の末端部に係合凸部16cが設けられる。この係合凸部16cは作動杆4の下降時にガラス枠鉤部材16が解錠方向(図2の反時計方向)に回動(傾動)するように、ガラス枠鉤部材16には、その下降時に係合可能な作動係合部4cが作動杆4の係合凸部16cに係合してガラス枠鉤部材16を解錠させる構造となっている。
ラッチ部材10とガラス枠鉤部材16,16の解錠用に、縦長で帯状の作動杆4が、基枠体1の支持板3の外側に沿って摺動可能に配設される。図5に示すように、作動杆4には長手方向に沿って4個のガイド孔4eが形成され、各ガイド孔4eにガイドピン4dが挿通され、ガイドピン4dの先端は支持板3の外側に固定され、これにより、作動杆4は所定の範囲内で上下摺動可能である。
作動杆4は、カム部材18の回動により、上昇したとき、ラッチ部材10を解錠動作させ、下降したとき、ガラス枠鉤部材16,16を解錠動作させるように構成される。このため、作動杆4には、図5に示すように、その上部と下部に作動係合部4a,4aが支持板3側で且つラッチ部材10側に向けて突設され、上記ラッチ部材10の係止ピン14が配置されるガイド係止孔8のロック溝8a内に進入しており、解錠時には上昇し、その作動係合部4a,4aの先端で係止ピン14を押して、ラッチを解除する構造である。
また、作動杆4にはその下寄りのカム部材18と対向した位置に、2個の係合部4f、4gが上下に形成される。上の係合部4fは、カム部材18が図4の時計方向に回動したとき、その第2係合凸部18bが係合して作動杆4を下方に摺動させる係合部分である。また、下の係合部4gは、カム部材18が図4の反時計方向に回動したとき、その第1係合凸部18aが係合して作動杆4を上方に摺動させる係合部分である。
これにより、シリンダ錠9に挿入したキーを右に回したとき、その錠軸に固定したカム部材18が図4の反時計方向に回動し、カム部材18の第1係合凸部18aが係合部4gに係合し、作動杆4が上方に摺動する。また、シリンダ錠9に挿入したキーを左に回したとき、その錠軸に固定したカム部材18が図4の時計方向に回動し、カム部材18の第2係合凸部18bが係合部4fに係合し、作動杆4が下方に摺動する。
さらに、図5に示すように、作動杆4の係合部4gと4fの中間部内側に、略S字型のカムロック部材20が、その中央部を枢軸20cにより僅かな角度範囲で回動可能(切り替え可能)に取り付けられている。このカムロック部材20は、図10に示すように、略S字型に形成され、その上部と下部の内側端部に、カム当接部20a,20bが内側に曲げる形態で形成され、その中央には枢軸用の孔が穿設されている。
このカムロック部材20の中央の孔に、枢軸20cが挿通され、図11のように、作動杆4のカム部材18に対応した位置に、枢軸20cにより回動切り替え可能に取り付けられる。枢軸20cには例えば固定ねじが使用され、固定ねじの枢軸20cを締め付けることにより、図11(a)または(b)に示すようにロックとアンロックを切り替えて固定される。このカムロック部材20は、作動杆4の上下摺動をカム部材18に対し係合して、施錠状態で作動杆4の摺動を阻止するために、作動杆4の外側に取り付けられる。
略S字型に形成されたカムロック部材20には、その上部と下部の端部に縁部を内側に曲折して、カム当接部20aと20bが内側に突出して設けられる。上側のカム当接部20bは、カム部材18の第2係合凸部18bに当接可能に設けられ、下側のカム当接部20aは、カム部材18の第1係合凸部18aに当接可能に設けられる。図11(a)のように、カムロック部材20を時計方向に回して作動杆4の長手方向に沿わせた状態としたとき、カムロック部材20のカム当接部20aと20bがカム部材18の第1係合凸部18aと第2係合凸部18bを上下から拘束するように当接し、作動杆4の上下動をロックするように動作する。
一方、図11(b)のように、カムロック部材20を図の反時計方向に僅かに回すと、カムロック部材20のカム当接部20aと20bがカム部材18の第1係合凸部18aと第2係合凸部18bの上下位置から外れ、作動杆4の上下動のロックは解除される。
このように、カムロック部材20は、図11(a)と図11(b)の位置に回動することにより、作動杆4のロックとアンロック、つまり摺動許容と摺動阻止が切り替えられる。カムロック部材20を枢支する枢軸20cの回動に操作荷重を設定し、カムロック部材20を図11(a)または(b)の位置に切り替えた際、その状態を保持可能とすることができるが、枢軸20cに固定ねじを使用し、切り替える際には枢軸の固定ねじを緩めて、カムロック部材20を図11(a)または(b)の位置に切り替えた後、固定ねじを固定することもできる。
また、カムロック部材20の上下のカム当接部20aと20bは、内側に曲折され、作動杆4と支持板3に設けた開口部内に進入するように取り付けられている。このため、カム部材8は、その第1・第2係合凸部18a,18bの先端を当該開口部に位置させるようにセットすれば、カムロック部材20のカム当接部20aと20bを第1・第2係合凸部18a,18bに当接させて作動杆4の摺動を阻止することができる。これにより、第1・第2係合凸部18a,18bを作動杆4と支持板3に設けた開口部から外側に突き出すようにカム部材18をセットする必要がない。したがって、シリンダ錠9を交換する際、カム部材18を錠軸から外すことなく、カム部材付きのシリンダ錠9を容易に基枠体1から外して交換することができる。
基枠体1の取付板2の下寄りに大径の孔が形成され、その孔に内側から挿入する形態でシリンダ錠9が装着される。シリンダ錠9はフランジを有しそのフランジを取付板2にねじ止めして固定される。シリンダ錠9の錠軸は基枠体1の内側に突出し、その先端にカム部材18が固定される。カム部材18には第1係合凸部18aと第2係合凸部18bが形成され、その第1係合凸部18aは、シリンダ錠9の鍵の右回転に応じて上記作動杆4の係合部4gと係合し、第2係合凸部18bはその左回転に応じて作動杆4の係合部4fに係合する。
また、このカム部材18の第1係合凸部18aと第2係合凸部18bは、施錠状態で、作動杆4の係合部4f,4gの孔内に常時進入しているが、図11(b)のように、カムロック部材20が第1係合凸部18aと第2係合凸部18bに係合しない摺動許容状態では、施錠状態において作動杆4は上下摺動が可能とされる。一方、図11(a)のように、カムロック部材20が第1係合凸部18aと第2係合凸部18bに係合する摺動阻止状態では、施錠状態において作動杆4は上下摺動が阻止される。
このため、解錠時のカム部材18の回動によってのみ、作動杆4は解錠方向に移動し、針金などの不正器具を前面枠の隙間から差し込まれ、その先端を作動杆4に引っ掛けて、作動杆4を解錠方向に移動させようとしても、作動杆4の移動は阻止され、不正解錠は不可能となっている。さらに、支持板3の下寄りで、カムロック部材20の少し上方に、支持ローラ17が軸支される。この支持ローラ17は、前面枠22を閉じる際、本体枠23の内側に固定された下側の受け金具26(図13)に設けた滑り板26c上を転動し、基枠体1を取り付けた前面枠22を持ち上げながら閉じるように作用する。
上記構成の施錠装置は、図15、図16に示すように、パチンコ機の前面枠22の内側に取付板2を介して固定され、本体枠23内の対向位置に受け金具25,26が取り付けられる。一方、前面枠22の前面側にガラス枠24が開閉可能に取り付けられ、その自由端側の内側に、施錠装置の上下のガラス枠鉤部材16,16が係止可能な係止部24a,24aが設けられている。
本体枠23内の上部に固定される受け金具25は、図12に示すように、板状の固定部から係止部25aが直角に曲折して形成され、その係止部25aの上部と下部に、カール状曲げ部25bが係止部25aの縁部をカール状(円筒状)に曲げて形成されている。このカール状曲げ部25bを含む係止部25aは、上記支持板3に設けた開口部7及びラッチ部材10のロック凹部15内に進入可能である。
一方、下部の受け金具26は、図13に示すように、縦長に形成され、上部に、基枠体1の下部に軸支した支持ローラ17が乗り上げるための、滑り板26cが取り付けられる。また、受け金具26の下部には、係止部26aが直角に曲折して形成され、その係止部26aの上部と下部に、カール状曲げ部26bが係止部26aの縁部をカール状(円筒状)に曲げて形成されている。なお、受け金具25、26の係止部25a,26aにおいて、上下にカール状曲げ部25b、26bが形成されることにより、ラッチ部材10のロック凹部15が上向きであっても、或いは下向きであっても、使用可能としている。
前面枠22を閉じた際、カール状曲げ部26bを含む係止部26aは、支持板3の下部の開口部7及びラッチ部材10のロック凹部15に進入可能となっている。特に、下側の受け金具26は、その上部に滑り板26cが設けられ、その下部に係止部26aとカール状曲げ部26bを設けることにより、前面枠22を閉じたとき、受け金具26が施錠装置側の支持ローラ17と下側のラッチ部材10との間に挟まれるように進入し、係止部26aのカール状曲げ部26bがラッチ部材10のロック凹部15に円滑に嵌入し、施錠されるようにしている。
使用時、前面枠22を本体枠23に対し閉じると、上下の受け金具25,26のカール状曲げ部25b、26bは、図18、図19に示すように、上部と下部の開口部7,7からラッチ部材10,10のロック凹部15,15内に進入する。このとき、図18、図19に示すように、カール状曲げ部25b、26bがラッチ部材10,10を押し込むようにして、ラッチ部材10,10が図の反時計方向に回動し、そのロック凹部15が開口部7の奥に入る位置までラッチ部材10,10が回動すると、ラッチ部材10内の係止ピン14がばね部材13の付勢力によりガイド孔12a内で移動し、これによって、係止ピン14がガイド係止孔8のロック部8aに進入する。
このとき、ラッチ部材10,10の回動がロックされ、図14に示すように、ラッチ部材10,10のロック凹部15、15内に受け金具25,26のカール状曲げ部25b、26bが拘束され、ラッチ部材10,10がそのラッチ位置に保持され、施錠状態となる。そして、このとき、カムロック部材20が図11(a)のように、カム部材18の第1係合凸部18aと第2係合凸部18bに係合可能にセットされている場合、前面枠22の隙間から針金等の不正器具を差し込んで作動杆4を動かそうとしても、作動杆4に取り付けられたカムロック部材20が第1係合凸部18aと第2係合凸部18bに係合することにより、作動杆4の移動が相対的に阻止され、これにより、不正解錠は防止される。また、ラッチ部材10においては、作動杆4の作動係合部4aが、支持板3のガイド係止孔8のロック部8a内に嵌入しているため、針金などを差し込み、その先端を作動係合部4aに引っ掛けようとしても不可能であり、針金などによる不正解錠を防止することができる。
一方、前面枠22を解錠する場合、シリンダ錠9に挿入した鍵を右に回すと、カム部材18が図4の反時計方向に回動し、そこに係合する作動杆4が上に移動し、それにより、上部と下部の作動係合部4a(支持板3のガイド係止孔8のロック部8aに嵌入している)が同様に移動し、そのロック部8a内の係止ピン14を図14の左側に押すように作用する。これにより、係止ピン14はロック部8aからガイド係止孔8へと移動することにより、ラッチ部材10,10のラッチ位置でのロックが外れる。このとき、ラッチ部材10,10はばね部材13の付勢力により図14の時計方向に回動し、拘束されていた受け金具25,26のカール状曲げ部25b、26bがラッチ部材10,10のロック凹部15、15から外れ、解錠状態となる。
一方、ガラス枠24を解錠する場合、シリンダ錠9に差し込んだ鍵を左に回すと、カム部材18が図4の時計方向に回動し、その第2係合凸部18bが作動杆4の係合部4fに係合し、作動杆4が下側に摺動する。これにより、作動杆4の作動係合部4c、4cが上下のガラス枠鉤部材16,16の係合部16c、16cに係合し、これによって、上下のガラス枠鉤部材16,16が上側に傾動し、ガラス枠24の係止部24a,24aとガラス枠鉤部材16,16との係止が解除され、ガラス枠24は解錠される。
このように、基枠体1の支持板3の上部と下部に開口部7、7を形成し、開口部7、7の近傍にラッチ部材10,10を回動可能に枢支し、開口部7内に進入した受け金具25,26の係止部のカール状曲げ部25b、26bを、ラッチ部材10,10のロック凹部15,15内に保持しロックするように構成したから、施錠は、前面枠22を本体枠23に対し閉じるのみで、ラッチ部材10,10を回動させて、円滑に施錠することができる。また、カール状曲げ部25b、26bとロック凹部15,15の嵌め合いの調整は、カール状曲げ部25b、26bの取付部に対する角度(図12c、図13cにおけるカール状曲げ部25b、26bの左右方向の曲げ角度)を調整することにより、容易に行なうことができる。
また、施錠状態において、カムロック部材20が不正解錠防止機能を生じる位置に設定されている場合、作動杆4はその解錠方向への移動をカム部材18によりロックされるため、前面枠22の隙間から針金等の不正器具を差し込んで不正解錠を行なおうとしても、作動杆4は移動せず、不正解錠を防止することができる。
一方、本施錠装置に電動式解錠機構を装着し、電気的に作動杆4を移動させて解錠する場合など、カム部材18による作動杆4のロックを解除する場合には、図17に示すように、カムロック部材20を回動操作して、カム部材18の第1・第2係合凸部18a,18bが作動杆4に係合せずに作動杆4の摺動を許容する状態に切替える。これにより、電動機構により作動杆4を解錠方向に解錠操作を行なう電動式解錠機構の使用を可能とすることができる。
図20は他の実施形態のカムロック部材30を示し、図21はその使用状態の部分左側面図を示している。このカムロック部材30は、図20のように、上部と下部に矩形の開口部を有した板状に形成され、開口部の上縁部と下縁部に、カム当接部30a,30bが内側に曲折して形成される。また、カムロック部材30の中央部にねじ孔30cが形成され、作動杆4の内側からねじ込まれる固定ねじにより、このカムロック部材30は、作動杆4の所定位置(カム部材18の対向位置)に、その位置をスライド切り替え可能に固定される。また、カムロック部材30の上縁部と下縁部に、波形凹部30dが設けられ、作動杆4側の定位置に突設した球状凸部をその波形凹部30dに嵌合させることにより、カムロック部材30の摺動許容位置と摺動阻止位置の位置決めを行なうようにしている。
このカムロック部材30は、図21に示すように、作動杆4の外側面におけるカム部材18の対向位置に、固定ねじにより位置を切り替え可能に固定される。作動杆4の所定位置に長孔が形成され、固定ねじを作動杆4の内側からその長孔に挿通させ、カムロック部材30のねじ孔30cに固定ねじの先端をねじ込み、カムロック部材30の位置を図21(a)と図21(b)の間でスライドさせ、摺動許容位置と摺動阻止位置を切り替え可能に締付固定される。
そして、図21(a)に示すように、カムロック部材30を正面側にシフト(スライド)して作動杆4に固定した場合、カムロック部材30のカム当接部30a,30bがカム部材18の第1・第2係合凸部18a,18bに当接して作動杆4の摺動を阻止する状態となる。一方、図21(b)に示すように、カムロック部材30を背面側にシフト(スライド)して作動杆4に固定した場合、カムロック部材30のカム当接部30a,30bはカム部材18の第1・第2係合凸部18a,18bの位置から外れた状態となり、作動杆4の摺動が許容される状態となる。このように、カムロック部材30の作動杆4に対する固定位置を、スライドにより切り替えることにより、作動杆4の摺動と摺動阻止を切り替えることができる。
なお、上記実施形態は、前面枠22をラッチ部材10により施錠する場合を説明したが、本発明はラッチ部材を用いた施錠装置に限定されることはなく、傾動可能なフック状の鉤部材により前面枠の受け金具を係止して施錠する施錠装置にも適用することもできる。すなわち、この施錠装置は、断面略L形に曲折した取付板と支持板とを有する基枠体の支持板に沿って長尺の作動杆が摺動可能に配設され、支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支されると共にばね部材によって施錠側に付勢され、作動杆の摺動により作動杆と鉤部材が係合して鉤部材が解錠側に傾動可能とされ、取付板の一部にシリンダ錠が固定され、シリンダ錠の錠軸にカム部材が作動杆に係合可能に取り付けられる。さらに、この施錠装置は、作動杆におけるカム部材に対応した位置に、施錠状態でカム部材の係合凸部に係合して作動杆の摺動を阻止するカムロック部材が切り替え可能に取り付けられ、カムロック部材の回動または摺動操作により、カム部材の係合凸部が係合して作動杆の摺動を阻止する状態と、カム部材の係合凸部が作動杆に係合せずに作動杆の摺動を許容する状態と、が切り替えられる。
本発明の一実施例を示す施錠装置の正面図である。 同装置の左側面図である。 同装置の右側面図である。 同装置の背面図である。 同装置の分解右側面図である。 同装置の分解背面図である。 ラッチ部材10の分解斜視図である。 ラッチ部材10の背面図である。 ガラス枠鉤部材の右側面図(a)と正面図(b)である。 カムロック部材の左側面図(a)、正面図(b)、及び平面図(c)である。 カムロック部材の切り替え状態を示す部分左側面図であり、(a)はカムロック部材をロック状態とした状態、(b)はカムロック部材をアンロック状態とした状態である。 受け金具25の正面図(a)、同右側面図(b)、同平面図(c)である。 受け金具26の正面図(a)、同右側面図(b)、同平面図(c)である。 ラッチ部材10の施錠時の動作を示す説明図である。 施錠装置の使用状態を示す解錠時の右側面図である。 施錠装置の使用状態を示す施錠時の右側面図である。 カムロック部材をロック解除状態とし、作動杆を下降させた状態の要部拡大図(a)と作動杆を上昇させた状態の要部拡大図(b)である。 上部のラッチ部材10の施錠時の動作を示す説明図である。 下部のラッチ部材10の施錠時の動作を示す説明図である。 他の実施形態のカムロック部材の左側面図(a)、同正面図(b)、同平面図(c)である。 同カムロック部材をロック状態に切り替え状態の部分左側面図(a)、同カムロック部材をアンロック状態に切り替えた状態の部分左側面図(b)である。
符号の説明
1 基枠体
2 取付板
3 支持板
4 作動杆
4a 作動係合部
4b 係止部
4c 作動係合部
4f 係合部
4g 係合部
6 軸ピン
7 開口部
8 ガイド係止孔
8a ロック溝
9 シリンダ錠
10 ラッチ部材
11 ラッチ本体
12 カバー板
14 係止ピン
15 ロック凹部
16 ガラス枠鉤部材
16a 枢軸
16c 係合凸部
17 支持ローラ
18 カム部材
18a 第1係合凸部
18b 第2係合凸部
19 支持凸部
20 カムロック部材
20a カム当接部
20b カム当接部
20c 枢軸
22 前面枠
23 本体枠
24 ガラス枠

Claims (5)

  1. 断面略L形に曲折した取付板と支持板とを有する基枠体の該支持板に沿って長尺の作動杆が摺動可能に配設され、該取付板にシリンダ錠が固定され、該シリンダ錠の錠軸にカム部材が該作動杆に係合可能に取り付けられ、該基枠体の取付板がゲーム機の前面枠の内側に取り付けられ、ゲーム機の本体枠の内側に受け金具が取り付けられるゲーム機の施錠装置において、
    該基枠体の支持板に該受け金具の進入を許容する開口部が形成され、該開口部内の受け金具を拘束するロック凹部を有するラッチ部材が該開口部の近傍に回動可能に枢支され、該ラッチ部材には係止ピンが移動可能に該支持板側に突出して設けられ、該支持板には該係止ピンが係合するガイド係止孔が設けられ、該作動杆には解錠時に該ラッチ部材の該係止ピンに係合して解錠方向に動かすための作動係合部が設けられ、該ラッチ部材が受け金具に押されてラッチ位置に回動した時、該ラッチ部材の係止ピンが該支持板のガイド係止孔のロック部に係合して該ラッチ部材をラッチ位置に保持し、
    該ラッチ部材は、前記係止ピンを移動可能に保持すると共に、該係止ピンを施錠側に付勢し且つラッチ部材自体を解錠側に付勢するためのばね部材を内蔵して構成され、
    該作動杆における該カム部材に対応した位置に、施錠状態で該カム部材の係合凸部に係合して該作動杆の摺動を阻止するカムロック部材が、該作動杆の摺動阻止と該作動杆の摺動許容を切り替え可能に、該作動杆に取り付けられ、
    該カムロック部材の切り替え操作により、該カム部材の係合凸部が係合して該作動杆の摺動を阻止する状態と、該カム部材の係合凸部が該作動杆に係合せずに該作動杆の摺動を許容する状態と、が切り替えられることを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 前記カムロック部材は、略S字状に形成されると共に、中央部が前記作動杆に対し枢軸を介して回動可能に枢支され、該カムロック部材の両端内側が前記カム部材の係合凸部に係合して該作動杆の摺動を阻止することを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  3. 前記カムロック部材は、開口部を有する板状に形成され、該開口部の縁部に前記カム部材の係合凸部に当接して該作動杆の摺動を阻止するカム当接部が内側に曲折して形成され、該カムロック部材は、前記作動杆に対する固定位置をスライドさせて該作動杆の摺動と摺動阻止を切り替えることを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  4. 前記受け金具には金属板の縁部をカール状に曲げてカール状曲げ部が係止部として形成され、該カール状曲げ部が前記開口部に進入し前記ラッチ部材のロック凹部内に拘束されることを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  5. 断面略L形に曲折した取付板と支持板とを有する基枠体の該支持板に沿って長尺の作動杆が摺動可能に配設され、該支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支されると共にばね部材によって施錠側に付勢され、該作動杆の摺動により該作動杆と該鉤部材が係合して該鉤部材が解錠側に傾動可能とされ、該取付板にシリンダ錠が固定され、該シリンダ錠の錠軸にカム部材が該作動杆に係合可能に取り付けられたゲーム機の施錠装置において、
    該作動杆における該カム部材に対応した位置に、施錠状態で該カム部材の係合凸部に係合して該作動杆の摺動を阻止するカムロック部材が、該作動杆の摺動阻止と該作動杆の摺動許容を切り替え可能に、該作動杆に取り付けられ、
    該カムロック部材の切り替え操作により、該カム部材の係合凸部が係合して該作動杆の摺動を阻止する状態と、該カム部材の係合凸部が該作動杆に係合せずに該作動杆の摺動を許容する状態と、が切り替えられることを特徴とするゲーム機の施錠装置。
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