JP2003230736A - パチンコ機用施錠装置 - Google Patents

パチンコ機用施錠装置

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JP2003230736A JP2002033958A JP2002033958A JP2003230736A JP 2003230736 A JP2003230736 A JP 2003230736A JP 2002033958 A JP2002033958 A JP 2002033958A JP 2002033958 A JP2002033958 A JP 2002033958A JP 2003230736 A JP2003230736 A JP 2003230736A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 針金などを用いて行われる不正解錠を未然に
防止することができるパチンコ機用施錠装置を提供す
る。 【解決手段】取付板2と支持板3からなる基枠1の内側
に摺動杆6が摺動可能に配設され、基枠1内の上部と下
部に鉤部材4,5が摺動可能で且つ摺動杆6に対し解錠
方向にのみ連動可能に連結されて配設される。基枠1の
取付板2にシリンダ錠7がその錠軸を内側に差込むよう
に固定され、錠軸の先端に摺動杆6と係合可能なカム板
8が固定される。基枠の取付板2の上部と下部に挿入孔
14,15が形成され、上部と下部の挿入孔14,15
に対応した位置に各々係止孔12,13を有するガラス
枠施錠部材10,11が、記基枠内の取付板に沿って摺
動可能で且つ摺動杆に対し解錠方向にのみ連動可能に連
結されて配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の前面
枠を本体枠に対し施錠すると共に、前面枠内に開閉可能
に取付けられたガラス枠を、前面枠に対し施錠するパチ
ンコ機用施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の前面枠を本体枠に対し施錠
する施錠装置として、断面L字状の取付板と支持板から
なる基枠の内側に、摺動杆が摺動可能に配設され、支持
板の上部と下部に鉤部材が摺動杆に連結されて傾動可能
に枢支され、取付板の中間部にシリンダ錠がその錠軸を
取付板に設けた孔から内側に差込むように固定され、錠
軸の先端に摺動杆と係合するカム板が固定されてなる施
錠装置が、一般に使用されている。
【0003】一方、パチンコ機の前面枠内には、ガラス
を嵌め込んだガラス枠が開閉可能に取付けられている
が、この種の施錠装置には、ガラス枠を施錠するガラス
枠用施錠具は設けられてなく、単にガラス枠用施錠具を
解錠するための作動片付き作動杆が、施錠装置の基枠内
に設けられ、シリンダ錠によるカム板の回動によりその
作動杆を摺動させる機構が設けられているのみである。
【0004】このため、ガラス枠用施錠具を別個に前面
枠の内側に取付ける必要があり、その際の取付け作業に
多くの工数がかかると共に、施錠装置側の作動片をガラ
ス枠用施錠具側の受け具に合せるように、位置調整を行
なう必要があり、取付け時の調整作業にも多くの作業工
数がかかる問題があった。
【0005】そこで、本出願人は、特開平11−206
999号公報により、取付板と支持板からなる縦長の基
枠の内側に、上部と下部に鉤部を一体的に設けた摺動杆
が摺動可能に配設され、基枠の取付板にシリンダ錠がそ
の錠軸を内側に差込むように固定され、錠軸の先端に摺
動杆と係合するカム板が固定され、基枠の取付板の上部
と下部に挿入孔が形成され、挿入孔に対応した位置に係
止孔を設けたガラス枠施錠杆が、基枠内の取付板に沿っ
て摺動可能に配設され、ガラス枠施錠杆の一部に前記カ
ム板が係合可能な係合部が設けられ、パチンコ機のガラ
ス枠の内側に設けたガラス枠鉤部が、ガラス枠の閉鎖時
に、挿入孔からガラス枠施錠杆の係止孔に進入して係止
・施錠され、シリンダ錠を前面枠の解錠時と反対方向に
回してカム板を同方向に回動させることにより、ガラス
枠施錠杆を摺動させてガラス枠鉤部と係止孔の係合を解
きガラス枠を解錠する構造のパチンコ機用施錠装置を提
案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、パチ
ンコホールでは、営業中にパチンコ機の前面枠やガラス
枠を不正に解錠し、本体枠内の遊技プログラムを格納し
たROMなどを不正なものと取り替えてしまい、多くの
入賞球を不正に払い出すようにする不正行為が行われる
事件が発生している。このような不正解錠は、通常、本
体枠と前面枠の隙間から針金や線材などを差込み、針金
の先端で施錠装置の摺動杆やガラス枠施錠杆を引っ掛け
て、解錠方向にそれを動かすことにより行われている。
このために、針金などを用いて行われる不正解錠を未然
に防止することができるパチンコ機用施錠装置が要望さ
れていた。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、針金などを用いて行われる不正解錠を未
然に防止することができるパチンコ機用施錠装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のパチンコ機用施錠装置は、パチンコ機の
前面枠を本体枠に対し施錠し、且つガラス枠を前面枠に
対し施錠するパチンコ機用施錠装置において、取付板と
支持板からなる縦長の基枠の内側に摺動杆が摺動可能に
配設され、基枠内の上部と下部に鉤部材が摺動可能で且
つ摺動杆に対し解錠方向にのみ連動可能に連結されて配
設され、基枠の取付板にシリンダ錠がその錠軸を内側に
差込むように固定され、錠軸の先端に摺動杆と係合可能
なカム板が固定され、基枠の取付板の上部と下部に挿入
孔が形成され、上部と下部の挿入孔に対応した位置に各
々係止孔を有するガラス枠施錠部材が、基枠内の取付板
に沿って摺動可能で且つ摺動杆に対し解錠方向にのみ連
動可能に連結されて配設されたことを特徴とする。
【0009】ここで、カム板によらず摺動杆を鉤部材の
解錠方向に摺動させたとき、摺動杆の移動を阻止するス
トッパを、設けることができる。
【0010】
【作用】このような構成のパチンコ機用施錠装置では、
パチンコ機の前面枠を本体枠に対し閉じると、施錠装置
の上下の鉤部材が本体枠側の受け金具に当って摺動しな
がら係止され、施錠状態となる。
【0011】それを解錠する場合は、キーによってシリ
ンダ錠を回し、カム板を回転させると、カム板が摺動杆
と係合してこれを摺動させ、上下の鉤部材が連動して解
錠方向に移動することによって、本体枠の受け金具との
係合が外れ、前面枠は開放可能な状態となる。
【0012】一方、前面枠内のガラス枠を前面枠に対し
閉じると、ガラス枠内のガラス枠鉤部が前面枠側に取り
付けた本施錠装置の取付板の挿入孔からガラス枠施錠部
材の係止孔に進入し、これを摺動させながら、ガラス枠
が閉じられたとき、ガラス枠鉤部が係止孔の縁部に係止
され、ガラス枠は施錠状態となる。
【0013】ガラス枠を解錠する場合は、シリンダ錠の
キーを逆方向に回して、カム板を同方向に回動させる。
このとき、カム板の係合凸部が摺動杆と係合して摺動杆
を上記とは逆方向に摺動させる。この摺動杆の上記とは
逆方向の摺動に連動して、ガラス枠施錠部材が摺動し、
ガラス枠施錠部材の係止孔とガラス枠鉤部との係合が外
れ、ガラス枠は解錠される。
【0014】一方、施錠された状態で、パチンコ機の隙
間から針金などが差し込まれ、上部または下部の鉤部材
に引っ掛けて、上部または下部の一方を鉤部材を上方
(解錠側)に引いた場合、鉤部材の一方は上方に移動す
るが、上部と下部の鉤部材は一体ではなく独立して形成
され、解錠側には独立して移動可能であるから、針金が
掛けられた一方の鉤部材が解錠方向に移動した場合で
も、他方の鉤部材は移動しない。したがって、針金など
により一方の鉤部材が解錠方向に移動したとしても、他
方の鉤部材は施錠状態を保持するから、前面枠の不正解
除は防止される。
【0015】また、同様に、上部と下部のガラス枠施錠
部材も解錠側には独立して移動するように、摺動杆に対
して連動可能に連結されているから、一方のガラス枠施
錠部材に針金などを引っ掛けて行う不正解錠を防止する
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は施錠装置の正面図を、図2はそ
の背面図を示し、図3はその右側面図を、図4はその左
側面図を各々示している。1は取付板2と支持板3を断
面略L形に曲折して一体成形してなる縦長の基枠で、取
付板2には複数の取付孔が穿設され、さらにその上部と
下部に、後述のガラス枠鉤部26,27が進入する挿入
孔14,15が矩形孔として形成される。また、その挿
入孔14,15の下側の取付板2上には、ガイドピン2
a、2bが後述のガラス枠施錠部材10,11の摺動を
ガイドするために、取り付けられている。
【0017】上部と下部に鉤部材4,5を上方移動時の
み連動して摺動させる摺動杆6が支持板3の内側に、上
下に摺動可能に配設される。摺動杆6は、図6に示すよ
うに、金属板により帯状に形成され、上部と下部にガイ
ド孔6e、6fを設け、中間部に手動操作用の操作部6
gを突設し、下部のガイド孔6fの少し上には、後述の
カム板8が係合可能な2個の係合部6c、6dが矩形孔
として形成されて構成される。係合部6dは前面枠を解
錠する際にシリンダ錠7を右に回したとき、カム板8の
第一係合凸部8aが係合し、係合部6cはガラス枠を解
錠する際にシリンダ錠7を左に回したとき、カム板8の
第二係合凸部8bが係合する。
【0018】上部と下部の鉤部材4,5は三角形頭部を
有しその中間部に係合凹部を下側に向けて形成されてい
る。また、上下の鉤部材4,5には、その裏側から各々
ガイドピン4a,5aが、支持板3の上部と下部に設け
た小判形のガイド孔3a、3bに通して、鉤部材4,5
に固定され、さらに、鉤部材4,5は、図5に示すよう
に、支持板3の上部と下部に設けたガイド部3c、3d
にガイドされ保持される。このガイドピン4a,5aと
ガイド部3c、3dによって鉤部材4,5は、所定の範
囲で上下に摺動可能に保持される。
【0019】さらに、上記ガイドピン4a,5aが上記
摺動杆6のガイド孔6e,6fに挿通されており、且つ
鉤部材4,5と取付板2の間にコイルばね9b、9dが
掛けられ、鉤部材4,5は下方に付勢される。また、ガ
イドピン4a,5aが摺動杆6のガイド孔6e,6fと
支持板3のガイド孔3a、3bの下側縁部に当接してい
るから、摺動杆6が上方に摺動するとき、鉤部材4,5
は連動して移動する。したがって、各々の鉤部材4,5
は、独立して上方に移動可能であり、針金などで上下の
鉤部材4,5を上方に移動させる場合は、両方の鉤部材
4,5に引っ掛けて上に引かなければならず、針金など
で一方のみの鉤部材4または5を引っ掛けて上に引いた
だけでは、不正解錠をすることができない。
【0020】一方、ガラス枠施錠装置を構成するガラス
枠施錠部材10,11は、図5、図6に示すように、金
属板を断面コ字状に折り曲げて形成され、取付板2側に
係止孔12,13が矩形孔として形成され、この係止孔
12,13は取付板2側の挿入孔14,15に対向して
配置される。また、このガラス枠施錠部材10、11に
は、各々ガイド孔10a,10b、11a,11bが設
けられ、ガイド孔10a、11aには、摺動杆6の上部
と下部に固定されたガイドピン6a,6bが係合してい
る。
【0021】また、ガイド孔10b、11bには、取付
板2の上部と下部に固定されたガイドピン2a,2bが
係合し、ガラス枠施錠部材10,11と取付板2の間に
コイルばね9a、9cが掛けられ、ガラス枠施錠部材1
0,11は上方に付勢され、ガイドピン2a,2bがガ
ラス枠施錠部材10,11のガイド孔10b,11bの
下側縁部に当接し、ガイドピン6a、6bがガラス枠施
錠部材10,11のガイド孔10a,11aの下側縁部
に当接した状態で停止する。このようなガラス枠施錠部
材10,11の停止位置において、その係止孔12,1
3は、取付板2側の挿入孔14,15の上側に対向して
位置する。
【0022】したがって、ガラス枠施錠部材10,11
は、後述のガラス枠鉤部26,27がその係止孔12,
13に進入したとき、その鉤部に押されコイルばねの付
勢力に抗して下方に摺動し、その後、コイルばねの付勢
力で元の位置に戻り、ガラス枠鉤部26,27を係止す
る。また、ガラス枠施錠部材10,11は、解錠時に
は、摺動杆6の下方への摺動に伴いそれに連結されて下
方に摺動し、ガラス枠鉤部26,27と係止孔12,1
3の係合が解除される。
【0023】さらに、取付板2の下部の拡幅部分に、シ
リンダ錠7を取り付けるための異形孔が形成されると共
に、取付ブラケット部18が形成される。取付ブラケッ
ト部18は、取付板2の一部を切り開き、それを内側に
曲げて凹状に形成され、シリンダ錠7の元部を基枠1の
内側に入れ、その元部(フランジ)をそこに固定する。
シリンダ錠7は、その元部にフランジ7aを有し、錠軸
を基枠1の内側に挿入するようにして、フランジ7aを
取付ブラケット部18にねじ止めして固定される。
【0024】このように、基枠1の内側に凹状に形成さ
れた取付ブラケット部18にシリンダ錠7を固定するこ
とにより、シリンダ錠の7の前面への突き出し長を短く
し、規格化されたシリンダ錠を厚さの薄い前面枠にも良
好に使用することができる。シリンダ錠7の錠軸には第
一係合凸部8aと第二係合凸部8bを持つカム板8が固
定される。
【0025】シリンダ錠7を操作してカム板8を図2反
時計方向に回動させた場合、カム板の第一係合凸部8a
が摺動杆6の係合部6dに係合し、摺動杆6を上方に摺
動させ、鉤部材4,5を上方に摺動させる。このとき、
鉤部材4,5と本体枠側の受け金具24,25との係合
が解除され、前面枠が解錠される。したがって、この鉤
部材4,5、摺動杆6、カム板8、シリンダ錠7によっ
て、前面枠の施錠・解錠機構が形成されることになる。
【0026】一方、シリンダ錠7を操作してカム板8を
図2時計方向に回動させた場合、カム板の第二係合凸部
8bが摺動杆6の係合部6cに係合し、摺動杆6を下方
に摺動させ、ガラス枠施錠部材10,11を下方に摺動
させる。このとき、ガラス枠施錠部材10,11とガラ
ス枠側のガラス枠鉤部26,27の係合が解除され、ガ
ラス枠が解錠される。
【0027】したがって、ガラス枠施錠部材10,1
1、摺動杆6、カム板8、シリンダ錠7によって、ガラ
ス枠の施錠・解錠機構が形成されることになる。従来の
この種の施錠装置では、上下のガラス枠施錠部材が一体
に形成され、大型となっていたが、本施錠装置では、ガ
ラス枠施錠部材10,11が別個に小形化されて形成さ
れ、前面枠用解錠機構の摺動杆6に連係して解錠動作を
行うようにしている。このため、施錠装置の軽量化が図
れ、構造も簡単となる。
【0028】一方、摺動杆6における係合部6dの下側
のカム板側には、ストッパ16が内側に突出して設けら
れる。このストッパ16は、摺動杆6の不正な上方摺動
を防止するもので、施錠状態において、摺動杆6が上方
に針金などで不正に移動したとき、図2,3の通常位置
にあるカム板8の第一係合凸部8aにストッパ16が当
接し、摺動杆6と鉤部材4,5がその解錠位置まで移動
することを阻止するように作用する。
【0029】このように構成された施錠装置は、図8に
示すように、パチンコ機における例えば合成樹脂製の前
面枠21の内側に、シリンダ錠7の先端を前面に露出さ
せ、鉤部材4,5をパチンコ機の本体枠20側に突出し
た状態で、取付板2を用いて縦に取付けられる。
【0030】一方、本体枠20の内側の鉤部材4,5に
対応した上下位置には、受け金具24、25が固定され
る。さらに、パチンコ機の前面にはガラス枠22が前面
枠21の開口部にヒンジを介して開閉可能に取付けら
れ、そのガラス枠22の自由端部に、且つガラス枠施錠
部材10,11の係止孔12、13に進入可能な位置
に、ガラス枠鉤部26、27が内側に突出して固定され
る。
【0031】このようなパチンコ機用施錠装置は、パチ
ンコ機における前面枠21を本体枠20に対し閉じる
と、図8に示すように、施錠装置の上下の鉤部材4,5
が、各々独立して、コイルばね9b、9dの付勢力に抗
して、本体枠20側の受け金具24、25に当りながら
上方に移動し、その後、コイルばね9b、9dの付勢力
により戻って受け金具に係止され、施錠状態となる。
【0032】それを解錠する場合は、キーによってシリ
ンダ錠7の錠軸を回し、カム板8を図2反時計方向に回
転させると、カム板8の第一係合凸部8aが摺動杆6の
係合部6dと係合してこれを上方へ摺動させ、摺動杆6
の上昇時のみ連動する上下の鉤部材4,5を上に移動さ
せる。この鉤部材4,5の上移動によって、本体枠の受
け金具24、25との係合が外れ、前面枠21は開放可
能な状態となる。
【0033】一方、前面枠21内のガラス枠22を前面
枠21に対し閉じると、図7に示すように、ガラス枠2
2の内側に突出したガラス枠鉤部26、27が、挿入孔
14,15から基枠1内に進入し、ガラス枠施錠部材1
0,11の係止孔12、13に入る。そして、ガラス枠
施錠部材10,11をコイルばね9a,9cの付勢力に
抗して下方に摺動させた後、コイルばね9a,9cの付
勢力によりガラス枠施錠部材10,11が上方に戻り、
これにより、ガラス枠鉤部26、27が係止孔12、1
3の縁部に係止され、ガラス枠22は施錠状態となる。
【0034】ガラス枠22を解錠する場合は、シリンダ
錠7のキーを逆方向に回して、カム板8を図2時計方向
へ回動させると、図7に示すように、カム板8の第二係
合凸部8bが摺動杆6の係合部6cと係合し、これをコ
イルばね9a,9cの付勢力に抗して下方へ摺動させ、
摺動杆6の下方への摺動時にのみ連動する上下のガラス
枠施錠部材10,11を下方に摺動させる。このガラス
枠施錠部材10,11の係止孔12、13の下方への移
動動作によって、ガラス枠22のガラス枠鉤部26、2
7と係止孔12、13の縁部の係合が外れ、ガラス枠2
2は開放される。
【0035】一方、施錠された状態で、図10に示すよ
うに、パチンコ機の隙間から針金wなどが差し込まれ、
鉤部材4又は5に引っ掛けて、鉤部材4または5を上方
に引いた場合、鉤部材4または5は上方に移動するが、
鉤部材4,5は一体ではなく独立して形成され、上方に
は独立して移動可能であるから、針金wが掛けられた一
方の鉤部材4または5のみが解錠方向に移動し、他方の
鉤部材4または5は移動しない。したがって、針金など
により一方の鉤部材が解錠方向に移動したとしても、他
方の鉤部材は施錠状態を保持するから、前面枠の不正解
除は防止される。
【0036】また、針金などを摺動杆6に引っ掛けてそ
れを上方に摺動させて解錠しようとした場合には、図1
1のように、摺動杆6のカム板側に設けたストッパ16
がカム板8の第一係合凸部8aに当たり、摺動杆6の解
錠側への移動を阻止するから、矢張り前面枠の不正解錠
は防止される。
【0037】一方、ガラス枠施錠部材10,11も、摺
動杆6に対しては独立して下方に移動可能に形成されて
いるから、パチンコ機の隙間から差し込まれた針金など
をガラス枠施錠部材10または11に引っ掛けて不正に
解除方向の下方に摺動させたとしても、一方のみのガラ
ス枠施錠部材10または11の移動では、ガラス枠は解
錠状態とならず、不正解錠を防止することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、上部と下部の鉤部
材が一体ではなく独立して摺動可能に形成され、解錠方
向には独立して移動可能であるから、パチンコ機の隙間
から針金などが差し込まれ、一方の鉤部材に引っ掛け
て、それを上方に引いたとしても、一方の鉤部材は移動
するが、他方の鉤部材は施錠状態を保持して、前面枠の
不正解除を防止することができる。また、上部と下部の
ガラス枠施錠部材も、一体ではなく、別体で独立して摺
動可能に形成され、解錠側には独立して移動可能である
から、一方のガラス枠施錠部材に針金などを引っ掛けて
行うガラス枠の不正解錠を防止することができる。ま
た、上下の鉤部材と上下のガラス枠施錠部材は1本の摺
動杆により解錠方向に動かす構造であるから、従来に比
べ、ガラス枠施錠部材は小形化され、構造が簡単で、軽
量化を図ることができる。さらに、カム板によらずに摺
動杆の解錠方向への移動を阻止するストッパを設けるこ
とにより、隙間から差し込まれた針金などを摺動杆に引
っ掛けて、摺動杆を解錠側に動かそうとした場合、摺動
杆は解錠側に動かず、不正解錠を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す施錠装置の正面図であ
る。
【図2】その背面図である。
【図3】その右側面図である。
【図4】その左側面図である。
【図5】施錠装置の分解背面図である。
【図6】施錠装置の分解右側面図である。
【図7】ガラス枠施錠部材の移動時(解錠時)の背面図
である。
【図8】使用状態を示す右側面図である。
【図9】(a)は上部のガラス枠施錠部材12のみを動
かした状態の部分背面図、(b)は下部のガラス枠施錠
部材13のみを動かした状態の部分背面図である。
【図10】(a)上部の鉤部材4を動かした状態の部分
右側面図、(b)は下部の鉤部材5のみを動かした状態
の部分右側面図である。
【図11】施錠装置の下部の部分右側面図である。
【符号の説明】
1−基枠 2−取付板 3−支持板 4、5−鉤部材 6−摺動杆 7−シリンダ錠 8−カム板 10、11−ガラス枠施錠部材 12、13−係止孔 14、15−挿入孔 16−ストッパ 26、27−ガラス枠鉤部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の前面枠を本体枠に対し施錠
    し、且つガラス枠を前面枠に対し施錠するパチンコ機用
    施錠装置において、 取付板と支持板からなる縦長の基枠の内側に摺動杆が摺
    動可能に配設され、該基枠内の上部と下部に鉤部材が摺
    動可能で且つ該摺動杆に対し解錠方向にのみ連動可能に
    連結されて配設され、該基枠の取付板にシリンダ錠がそ
    の錠軸を内側に差込むように固定され、該錠軸の先端に
    前記摺動杆と係合可能なカム板が固定され、該基枠の取
    付板の上部と下部に挿入孔が形成され、該上部と下部の
    挿入孔に対応した位置に各々係止孔を有するガラス枠施
    錠部材が、前記基枠内の取付板に沿って摺動可能で且つ
    前記摺動杆に対し解錠方向にのみ連動可能に連結されて
    配設されたことを特徴とするパチンコ機用施錠装置。
  2. 【請求項2】 前記カム板によらず前記摺動杆を前記鉤
    部材の解錠方向に摺動させたとき、該摺動杆の移動を阻
    止するストッパが設けられたことを特徴とする請求項1
    記載のパチンコ機用施錠装置。
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