JP4834587B2 - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシンなどのゲーム機の前扉をキャビネットに対し施錠するゲーム機の施錠装置に関し、特に解錠動作するための作動杆とリセット操作用などのスイッチング操作に使用するスイッチ作動杆を兼用としたゲーム機の施錠装置に関する。
従来、スロットマシンなどゲーム機の施錠装置として、基枠体の内側に作動杆が摺動可能に配設され、基枠体の支持板の上部と下部に鉤部材が、作動杆に連結されて傾動可能に枢支され、基枠体の取付板の中間部に、シリンダ錠がその錠軸を取付板に設けた孔から内側に差し込むように固定され、錠軸の先端に作動杆と係合するカム部材が取り付けられた構成の施錠装置が使用されている。
この種のゲーム機用施錠装置は、構造が強固で、施錠・解錠動作も確実に行うことができるものの、構造上、前面枠の内側に取付けられた施錠装置の鉤部材が前面枠の内側から突出する。このため、前面枠のアッセンブリーを梱包して搬送する場合、その梱包が難しく、突出した鉤部材が搬送中に他の部分に当たって傷つく等の問題があった。
そこで、本発明者らは、従来、前面枠の内側から突出する部分がなく、前面枠を本体枠に対し、円滑且つ確実に施錠・解錠することができるゲーム機の施錠装置を提案した(下記の特許文献1を参照)。
特開2004−105417号公報
この施錠装置は、取付板と支持板とを有する基枠体の内側に長尺の作動杆が摺動可能に配設され、取付板の中間部にシリンダ錠が固定され、シリンダ錠の錠軸にカム部材が作動杆に係合可能に取り付けられ、基枠体の取付板が前面枠の内側に取り付けられ、本体枠の内側に受け具が取り付けられる。基枠体の支持板の上部と下部に受け具の進入を許容する開口凹部が形成され、開口凹部内の受け具を拘束する溝状のラッチ凹部を有するラッチ部材が上部と下部の開口凹部の近傍に各々回動可能に枢支される。
ラッチ部材には係止ピンが移動可能に取り付けられ、支持板には係止ピンの先端が係合しガイドされるガイド係止孔がロック部を有して形成され、作動杆にはその移動時にラッチ部材の係止ピンに係合してロック部によるロックを外すように動作する作動係合部が設けられ、ラッチ部材を解錠側に付勢するばね部材が内蔵される。
そして、この施錠装置は、前面枠を閉じて施錠操作を行なったとき、上部と下部のラッチ部材のラッチ凹部に受け具の係止部が嵌入し、その係止部に押されてラッチ部材がラッチ位置に回動した時、ラッチ部材の係止ピンがガイド係止孔からロック部に移動して、ラッチ部材をラッチ位置にロックし、施錠する。
ところで、この種のゲーム機の施錠装置には、ゲームのリセットなどに使用される機能スイッチが取り付けられる場合があり、この場合には、基枠体内にスイッチ用作動杆が摺動可能に配設され、シリンダ錠の操作によりカム部材を解錠側とは反対方向に回動させたとき、カム部材がスイッチ用作動杆に係合してこれを移動させ、機能スイッチをスイッチングさせることができる。
しかしながら、このスイッチ用作動杆が基枠体内に配設されると、スイッチ用作動杆をガイド保持するガイド孔やガイドピンなどのガイド部が必要となることに加え、スイッチ用作動杆を非作動方向に付勢するためのばね部材が必要となるなど、部品点数が増大し、組み付けの加工工数も増大するという課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、シリンダ錠の操作に応じて機能する機能スイッチを備えた施錠装置において、スイッチ用作動杆を不要とすると共に、構造を簡単化し、ガイドピン、コイルばねなどの部品点数を削減することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1発明の施錠装置は、取付板と支持板とを有する基枠体の該支持板に沿って長尺の作動杆が摺動可能に配設され、該取付板にシリンダ錠が固定され、該シリンダ錠の錠軸にカム部材が該作動杆に係合可能に取り付けられ、該基枠体の取付板がゲーム機の前扉の内側に取り付けられ、ゲーム機のキャビネットの内側に受け具が取り付けられるゲーム機の施錠装置であって、
該基枠体の支持板の上部と下部に該受け具の進入を許容する開口凹部が形成され、該開口凹部内の受け具を拘束する溝状のラッチ凹部を有するラッチ部材が該支持板の上部と下部の該開口凹部の近傍に各々回動可能に枢支され、該ラッチ部材は、前扉の閉鎖時に該ラッチ部材が該受け具に押されてラッチ位置に回動した時、ラッチ位置に係止され、該シリンダ錠によりカム部材を該ラッチ部材の解錠方向に回動させたとき、作動杆が移動して係止が解除されて該ラッチ部材が解錠側に回動するゲーム機の施錠装置において、
該作動杆の一部にスイッチ作動部が設けられ、該スイッチ作動部の移動によってスイッチングする機能スイッチが該基枠体側に取り付けられ、該シリンダ錠により該カム部材を該ラッチ部材の解錠側と反対方向に回動させたとき、該カム部材によって該スイッチ作動部が該ラッチ部材の解錠方向と反対方向に移動して該スイッチ作動部が機能スイッチを動作させるように構成され、
該作動杆と前記基枠体の支持板に各々上長孔と下長孔が貫通して形成され、該上長孔に上移動部材が移動可能に挿通されると共に、該下長孔に下移動部材が移動可能に挿通され、該上移動部材と該下移動部材間に1本のコイルばねが掛け渡され、該作動杆の上昇時に該上移動部材が該コイルばねの付勢力に抗して上昇し、該作動杆の下降時に該下移動部材が該コイルばねの付勢力に抗して下降し、該作動杆は上下移動時、該コイルばねにより中立位置復帰方向に付勢されることを特徴とする。
また、第2発明の施錠装置は、取付板と支持板とを有する基枠体の該支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支され、該支持板に沿って長尺の作動杆が摺動可能に配設され、該取付板にシリンダ錠が固定され、該シリンダ錠の錠軸にカム部材が該作動杆と係合可能に取り付けられ、該作動杆には該カム部材の回動により該作動杆が解錠側に移動したとき該鉤部材に係合して該鉤部材を解錠方向に傾動させるための係合部が設けられたゲーム機の施錠装置であって、
該作動杆の一部にスイッチ作動部が設けられ、該スイッチ作動部の移動によってスイッチングする機能スイッチが該基枠体側に取り付けられ、該シリンダ錠により該カム部材を該鉤部材の解錠側と反対方向に回動させたとき、該カム部材によって該スイッチ作動部が該鉤部材の解錠方向と反対方向に移動して該スイッチ作動部が機能スイッチを動作させるように構成され、
該作動杆と前記基枠体の支持板に各々上長孔と下長孔が貫通して形成され、該上長孔に上移動部材が移動可能に挿通されると共に、該下長孔に下移動部材が移動可能に挿通され、該上移動部材と該下移動部材間に1本のコイルばねが掛け渡され、該作動杆の上昇時に該上移動部材が該コイルばねの付勢力に抗して上昇し、該作動杆の下降時に該下移動部材が該コイルばねの付勢力に抗して下降し、該作動杆は上下移動時、該コイルばねにより中立位置復帰方向に付勢されることを特徴とする。
ここで、上記上移動部材と下移動部材は、コイルばねを掛止するための掛止部を板状本体に対し直角に曲折して形成されると共に、同一形状に形成され、該掛止部を上記上長孔または下長孔に挿通されて装着するように構成することができる。
上記構成の施錠装置は、作動杆にスイッチ作動部を設けて、作動杆を解錠用とスイッチ作動用に兼用するため、従来の施錠装置で使用されるスイッチ作動杆、ガイド部、コイルばねなどの部材が不要となり、部品点数を削減し、組み立て作業を簡単化することができる。さらに、作動杆と基枠体の支持板に各々上長孔と下長孔が貫通して形成され、上長孔に上移動部材が移動可能に挿通されると共に、下長孔に下移動部材が移動可能に挿通され、上移動部材と下移動部材間に1本のコイルばねが掛け渡され、作動杆の上移動に伴い上移動部材が上昇してコイルばねを引き伸ばし、または作動杆の下移動に伴い下移動部材が下降してコイルばねを引き伸ばし、作動杆が上移動時または下移動時に、コイルばねにより中立位置復帰方向に付勢されるから、1本のコイルばねによって、作動杆を上下両方向にフローティング状態で支持することができる。
従来の施錠装置における作動杆は、通常、基枠体の取付板との間にコイルばねを掛け渡しているため、コイルばねの装着状態が斜めになり、或いは取付板の近傍に限られていたが、この施錠装置では、支持板と作動杆の任意の位置に上長孔と下長孔を形成し、上移動部材と下移動部材を上長孔と下長孔に挿入してその間にコイルばねを装着するため、作動杆の任意の位置に且つ作動杆の長手方向に沿って、つまり上下の移動方向と平行にコイルばねを装着することができる。このため、コイルばねの付勢力を真直ぐに作動杆の長手方向に作用させ、外れなどの不具合を生じることなく、施錠装置を良好に動作させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1はスロットマシンなどのゲーム機の前扉の施錠に使用される第1発明の施錠装置の左側面図、図2は同施錠装置の右側面図、図3は同背面図を示し、図4は解錠動作時の右側面図を示している。また、図5、図6は同施錠装置の分解右側面図と分解背面図を示している。この施錠装置は、概略的には、受け具31の係止部33,34に係止されるラッチ部材10,10を、支持板3の上部と下部に枢軸5、5を軸に回動可能に枢支し、ラッチ部材10,10の溝状のラッチ凹部15,15内に、係止部33,34の円柱部41を嵌入し拘束して施錠するように構成される。
施錠装置は、縦長の基枠体1を有し、基枠体1は略コ字状断面を有したチャンネル材状に形成され、その底板を取付板2とし、取付板2に対し一方の側に直角に曲折された幅広の支持板3を有しており、取付板2には複数の取付孔が穿設され、支持板3にはラッチ部材10,10が軸支される。
図6に示すように、取付板2の中間部下寄りに、拡幅部2aが幅広に形成され、その拡幅部2aにはシリンダ錠7を取り付けるための挿入孔が形成され、シリンダ錠7はその挿入孔に内側から挿入され、そのフランジ7aを拡幅部2aの内側に当てて固定される。また、拡幅部2aの側部の支持板は、分割支持板3aとして分割して形成され、その分割支持板3aの内側に長尺の作動杆4が上下摺動可能に配置される。また、支持板3の下部に支持ローラ22が回転自在に軸支される。
図5に示すように、支持板3の上部寄りと下部寄りの背面側に、その支持板3の一部を切り欠くように開口凹部3b、3cが形成され、この上部と下部の開口凹部3b、3cの真下位置に各々、ラッチ部材10,10が枢軸5,5を軸に所定の角度範囲で回動可能に枢支される。このラッチ部材10,10は、施錠時、受け具31の係止部33,34が開口凹部3b、3cに進入し、開口凹部3b、3cの真下位置に枢支されたラッチ部材10が係止部33,34の円柱部41をそのラッチ凹部15内に受け入れながら回動し、係止部33,34を拘束してする構造となっている。更に、図5に示すように、上部と下部の開口凹部3b、3cの少し下方に各々、ラッチ部材10側の係止ピン14をガイドし且つ係止するガイド係止孔8,8が支持板3に形成されている。
このガイド係止孔8,8は図5のように略L字状に形成され、支持板3と平行な部分がロック部8a,8aとして形成され、ラッチ部材10、10の係止ピン14が、カバー板12のガイド孔12a,12aを移動し、同時にガイド係止孔8、8からそのロック部8a,8aに進入したとき、ラッチ部材10はラッチ状態となりロックされる。
さらに、図5のように、上部と下部のガイド係止孔8,8の少し上の支持板3に各々、支持凸部9、9が内側つまりラッチ部材10,10側に突出して設けられる。この支持凸部9、9は、図7bに示すように、ラッチ部材10の内側面に形成された円弧状の係合凹部12bに進入し、ばね部材13に当接する。これにより、ラッチ部材10は、施錠時、図14に示すように、ばね部材13の付勢力に抗して回動し、解錠時に係止ピン14がロック部8aからガイド係止孔8側に外れたとき、ラッチ部材10はばね部材13の付勢力により解錠方向に回動する。
図7に示すように、ラッチ部材10には、受け具31の係止部33,34を受け入れて拘束する溝状のラッチ凹部15が形成され、更に、ラッチ部材10内には、ラッチ部材10をラッチ状態に係止するための係止ピン14と付勢用のばね部材13が内蔵される。また、ラッチ部材10は、図7のように、ラッチ本体11とそれを覆うカバー板12とを有して形成され、ラッチ本体11内には空間が形成され、その内部空間にばね部材13と係止ピン14が収納される。
ラッチ本体11は、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂などの耐摩耗性の高い硬質合成樹脂を用いて成形され、カバー板12は、補強のために金属板から形成される。ラッチ本体11を成形する成形材料には、二硫化モリブデンなどの滑剤が添加されており、これによって、ラッチ部材10の外面を形成するラッチ本体11に適度な滑性をもたせ、受け具31側の係止部33,34の円柱部41を滑らかに嵌入する形態となっている。
また、ラッチ本体11の内側面に金属板のカバー板12を固定ねじ12cで固定することにより、ラッチ部材10の強度を補強している。また、カバー板12は、端部に係止片12dを設け、その係止片12dをラッチ本体11に設けたスリットに差し込んで係止させ、1本の固定ねじ12cで固定できるようにしている。
ラッチ部材10に内蔵される係止ピン14は、ラッチ部材10をラッチ位置に回動させたとき、その位置で支持板3のガイド係止孔8のロック部8aに係止させてロックさせるもので、カバー板12に形成されたガイド孔12aから支持板3側に突き出して配設され、ばね部材13により常に外側に付勢されている。
ばね部材13は、図7に示す如く、2個の円形コイル部を有する捻りばねであり、その一方の円形コイル部13aをラッチ本体11の枢軸ボス部に嵌合させ、他方の円形コイル部13bをラッチ本体11内の偏倚位置に突設した係止ボス部11aに嵌合させて装着され、ばね部材13の一端で係止ピン14を付勢し、その他端で支持板3の内側に突設した支持凸部9を付勢するように掛止されている。
ラッチ部材10のカバー板12に形成された円弧状の係合凹部12bには、支持板3側の支持凸部9が進入して係合され、ラッチ部材10内のばね部材13の他端がその支持凸部9に係合している。つまり、このばね部材13の他端が支持凸部9に係合することにより、ラッチ部材10は相対的に解錠側(図14の時計方向)にばね力を受けて付勢される。
図7のように、ラッチ部材10は、内部にばね部材13及び係止ピン14を内蔵してユニット化され、ラッチ本体11内に係止ピン14、ばね部材13を組み込み、カバー板12を固定ねじ12cで固定して、施錠装置の組立工程の前に予め製造しておくことができる。これにより、施錠装置の製造ラインでは、このラッチ部材10を枢軸5で軸支するだけでよく、組付け作業は簡単となる。
なお、図2に示すように、上下のラッチ部材10の下側における支持板3の内側に、囲い部23がラッチ部材10を下側から囲うように突設されている。この囲い部23は、不正な行為によって針金等がキャビネット内に挿入されたときなどに、その侵入を阻止し、ラッチ部材10の係止ピン14などを不正に動かす不正解錠を防止することができる。
縦長で帯状の作動杆4が、基枠体1の支持板3の外側及び分割支持板3aの内側に沿って摺動可能に配設される。作動杆4には、図5に示すように、その上部と下部に作動係合部4a,4bが支持板3側で且つラッチ部材10側に向けて突設される。
また、作動係合部4a,4bは、上記ラッチ部材10、10の係止ピン14、14が配置されるガイド係止孔8、8のロック部8a,8a近傍に位置しており、解錠時には、その作動係合部4a,4bの先端でロック部8a,8a内の係止ピン14、14を押して、ロックを解除する構造である。なお、作動係合部4a,4bは作動杆4の内側に配置されてその外側が金属板で覆われた形態にあり、ガイド係止孔8,8を通して支持板3の外側の僅かに突出した係止ピン14,14の先端に作用する構造である。
さらに、作動杆4には後述のカム部材21が係合するための係合孔4c、4dが、その対応箇所である上部に形成されている。さらに、作動杆4の作動係合部4a,4bの真下位置にガイド孔4g、4gが形成され、ガイドピン6,6がこのガイド孔4g、4gに挿通されて支持板3に固定され、これにより、作動杆4の上下摺動がガイドピン6,6によってガイドされる。
作動杆4は支持板3の外側に沿って且つ分割支持板3aの内側に沿って配設され、1本のコイルばね16により、作動杆4は上下にフローティング状態で支持される。これにより、作動杆4は、カム部材21の回動によりコイルばね16の付勢力に抗して上又は下に移動し、カム部材21が原位置に戻るとき、コイルばね16の付勢力を受けて中立位置に復帰可能となっている。
具体的には、図5、図8に示すように、コイルばね16を装着する箇所の作動杆4と基枠体1の支持板3に、各々上長孔4fと下長孔4h及び上長孔3dと下長孔3eが貫通して形成され、上長孔4f、3dには上移動部材18の掛止部18bが移動可能に挿通される。また、下長孔4h、3eには下移動部材19の掛止部19bが移動可能に挿通される。
上移動部材18と下移動部材19には、図10に示すような同じ部材が使用され、板状本体18a,19aに対しコイルばね16を掛止するための掛止部18b、19bを直角に曲折して同一形状に形成されている。コイルばね16を装着する場合、図8に示すように、上移動部材18の掛止部18bを、作動杆4側からその上長孔4fに挿入すると共に、支持板3の上長孔3dに挿通させる。また、下移動部材19の場合は、掛止部19bを上記とは逆の上側にして、その掛止部19bを作動杆4側からその下長孔4hに挿入すると共に、支持板3の下長孔3eに挿通させる。
そして、基枠体1内に現われた掛止部18bと掛止部19b間にコイルばね16が掛け渡される。コイルばね16を上移動部材18と下移動部材19間に掛け渡した状態で、図11のように、上長孔4f、3dの上側に空間があり、下長孔4h,3eの下側に空間があるため、作動杆4を上に移動させたとき、上移動部材18が上昇してコイルばね16を引き伸ばす。一方、作動杆4を下に移動させたとき、下移動部材が下降してコイルばね16を引き伸ばすことになる。
このため、作動杆4の上移動時にはコイルばね16の下方への付勢力に抗して上昇し、作動杆4の下移動時にはコイルばね16の上方への付勢力に抗して下降することとなり、作動杆4の非作動時つまり移動力の消失時には、コイルばね16の付勢力により作動杆4は原位置(中立位置)に復帰する構造となっている。
したがって、作動杆4は図1の中立位置から図12のように、上方に及び下方にコイルばね16の付勢力に抗して移動可能であり、作動杆4がシリンダ錠7によるカム部材21の回動動作によって上方又は下方に移動したとき、その後の移動力の消失により中立位置に復帰する。
また、この作動杆4は、解錠作動用とスイッチ作動用に兼用とされ、作動杆4の中間部下寄りにスイッチ作動部4eが設けられる。一方、スイッチ作動部4eに対応した取付板2の部分に、機能スイッチ(光電式の非接触スイッチ)17が取り付けられ、作動杆4を下降させたとき、スイッチ作動部4eが機能スイッチ17に作用して機能スイッチ17をスイッチング動作させる。この機能スイッチ17はゲーム機のリセットなどに使用される。
このように、解錠用の作動杆4を、解錠作動用とスイッチ作動用に兼用することにより、従来、必要としていた作動スイッチ用の作動杆やそれを付勢するコイルばねが不要となり、部品点数を削減し、施錠装置の構造を簡単化することができる。
図5、図6に示すように、基枠体1の取付板2の上部の拡幅部2aに大径孔が形成され、その大径孔に内側から挿入する形態でシリンダ錠7が装着される。シリンダ錠7はフランジ7aを有しそのフランジ7aを取付板2の拡幅部2aにねじ止めして固定される。シリンダ錠7の錠軸は基枠体1の内側に突出し、その先端にカム部材21が固定される。カム部材21には第1の係合凸部21aと第2の係合凸部21bが形成され、その第1の係合凸部21aは、シリンダ錠7の鍵の右回転に応じて作動杆4の係合孔4dと係合し、第2の係合凸部21bはその左回転に応じて作動杆4の係合孔4cに係合する。
このような構造により、シリンダ錠7の鍵を右に回すと、カム部材21が同方向に回動して、カム部材21の係合凸部21aが作動杆4の係合孔4dに係合し、コイルばね16の付勢力に抗して作動杆4を上昇させ、その作動係合部4a,4bによりラッチ部材10,10の係止ピン14を押し上げて、ラッチ部材10,10を解錠動作させる。一方、シリンダ錠7の鍵を左に回すと、カム部材21が同方向に回動して、カム部材21の係合凸部21bが係合孔4cに係合し、コイルばね16の付勢力に抗して作動杆4を下降させ、そのスイッチ作動部4eが機能スイッチ17内に進入し、機能スイッチをスイッチング動作させる。
次に、上記構成の施錠装置の動作を説明する。施錠装置は、図13に示すように、ゲーム機の前扉51の内側の右側端部(自由端側)に、取付板2を介して縦に固定され、キャビネット50内の対向位置(右側壁部内面)に縦長の受け具31が取り付けられる。
受け具31は帯板状の取付部32の上部寄りと下部寄りに、係止部33,34を設けて形成され、係止部33,34には、円柱部41を有する合成樹脂製被覆部40が係止芯部を被覆するように装着され、この合成樹脂製の円柱部41に上記のラッチ部材10が係止される構造となっている。また、受け具31の取付部32の下部に滑り支持板38が設けられ、ゲーム機の前扉51を閉じる際、施錠装置の支持ローラ22がこの滑り支持板38の上を転動して前扉を支持する構造である。前扉51の内側に取り付けられた施錠装置のシリンダ錠7の鍵口は、前扉51の前面に露出する。
前扉51をキャビネット50に対し閉じると、図13に示すように、受け具31の上下の係止部33,34が、施錠装置の上部と下部の開口凹部3b、3cからラッチ部材10,10のラッチ凹部15,15内に進入する。このとき、図14の右から左に示すように、係止部33,34の合成樹脂製被覆部40の円柱部41がラッチ部材10,10を押し込むようにして、ラッチ部材10,10が図14の反時計方向に回動し、回動端までラッチ部材10,10が回動すると、ラッチ部材10内の係止ピン14がばね部材13の付勢力によりガイド係止孔8内で移動し、これによって、係止ピン14がガイド係止孔8のロック部8aに進入する。
このとき、ラッチ部材10,10の回動がロックされ、図14の左端図に示すように、ラッチ部材10,10のラッチ凹部15、15内に受け具31の係止部33,34が拘束され、ラッチ部材10,10がそのラッチ位置に保持され、図12に示すような施錠状態となる。このような施錠時、上述のように、ラッチ部材10のラッチ凹部15とそこに嵌入される受け具31の合成樹脂製被覆部40の円柱部41は、適度な滑性を有した合成樹脂により成形されているため、非常にスムーズに施錠することができ、解錠動作も円滑に行なうことができる。また、耐磨耗性が良好な合成樹脂製のラッチ部材10と受け具31の使用により、当接・接触箇所の摩耗を少なくして、ラッチ部材や受け具を長期にわたり安定して動作させることができる。
一方、ゲーム機のリセットなどを行なうために、機能スイッチ17をスイッチングする場合、シリンダ錠7に鍵を差し込み左に回す。このとき、カム部材21が同方向に回動してその係合凸部21bが作動杆4の係合孔4cに係合し、作動杆4が下方に移動する。これにより、作動杆4のスイッチ作動部4eが機能スイッチ17に作用する。このとき、作動杆4は下降するのみで、ラッチ部材10の係止ピン14には何ら作用しないため、施錠状態においても、作動杆4を下方に移動させて、機能スイッチ17をスイッチングさせることができる。
一方、前扉51を解錠する場合、シリンダ錠7に鍵を挿入しその鍵を右に回すと、カム部材21が同方向に回動し、カム部材21の係合凸部21aが作動杆4の係合孔4dに係合し、作動杆4が上に移動する。これにより、作動杆4の上部と下部の作動係合部4a、4b(支持板3のガイド係止孔8のロック部8aに対向して位置する)が同様に上方に移動し、そのロック部8a内の係止ピン14を図14に示すように、上方に押すように作用する。
このとき、係止ピン14は、図14の左から右に示すように、ばね部材13による付勢力によって、ロック部8aからガイド係止孔8へと移動し、ラッチ部材10,10のラッチ位置でのロックが外れる。つまり、ラッチ部材10,10はばね部材13の付勢力により、図14の時計方向に回動し、拘束されていた受け具31の係止部33,34の合成樹脂製被覆部40の円柱部41がラッチ部材10,10のラッチ凹部15、15から外れ、開口凹部3b、3cからも押し出されて解錠状態となる。
上記のように、シリンダ錠7の鍵を解錠時とは反対方向に回すと、カム部材21が同方向に回動し、そこに係合する作動杆4が解錠時とは反対方向に移動し、作動杆4に設けたスイッチ作動部4eが機能スイッチ17に作用して、機能スイッチ17がスイッチング動作するから、作動杆4は、解錠用とスイッチ作動用に兼用される。このため、従来の施錠装置で使用されるスイッチ作動杆、ガイド部、ばね部材などは不要となり、部品点数を削減し、組み立て作業を簡単化することができる。
また、作動杆4と支持板における上長孔4f、3d及び下長孔4h、3eに挿通された上移動部材18と下移動部材19の掛止部18b,19b間にコイルばね16を掛け渡し、このコイルばね16によって、作動杆4を上下両方向にフローティング状態で支持する構造であるから、作動杆4は単純に1本のコイルばねによって、上下両方向に、ばねの付勢力に抗して移動可能とされ、作動杆4の付勢手段の構造を簡単化することができる。
すなわち、従来の施錠装置の作動杆は、通常、基枠体の取付板との間にコイルばねを掛け渡しているため、コイルばねの装着状態が斜めになり、或いは取付板の近傍に限られていたが、この施錠装置では、支持板3と作動杆4の任意の位置に上長孔3d、4fと下長孔3e、4hを形成し、上移動部材18と下移動部材19を上長孔3d、4fと下長孔3e、4hに挿入してその間にコイルばね16を装着することができる。このため、作動杆4の任意の位置に且つ作動杆4の長手方向に沿って、つまり上下の移動方向と平行にコイルばね16を装着することができ、コイルばねの付勢力を真直ぐに作動杆の長手方向に作用させ、外れなどの不具合を生じることなく、施錠装置を良好に動作させることができる。
図15〜図19は他の実施形態の施錠装置を示している。本施錠装置は、基本的には、上記実施形態で使用した上下のラッチ部材10を、フック状の鉤部材70に代えて構成されており、シリンダ錠7、カム部材21、作動杆64を上下にフローティング状態に保持する上移動部材18、下移動部材19、及びコイルばね16は、上記と同様である。上記と同様の部材については、上記と同じ符号を図面に付して、その説明を省略する。
図15〜図17に示すように、この施錠装置は、縦長の基枠体61を有し、基枠体61は略コ字状断面を有したチャンネル材状に形成され、その底板を取付板62とし、取付板62に対し一方の側に直角に曲折された幅広の支持板63を有しており、取付板62には複数の取付孔が穿設され、支持板63の上部と下部には鉤部材70,70が傾動可能に軸支される。
取付板62の中間部下寄りに、拡幅部が幅広に形成され、その拡幅部にはシリンダ錠7を取り付けるための挿入孔が形成され、シリンダ錠7はその挿入孔に内側から挿入され、そのフランジ7aを拡幅部の内側に当てて固定される。シリンダ錠7の錠軸7bの先端にはカム部材21が固定され、カム部材21には係合凸部21a,21bが設けられる。また、拡幅部の側部の支持板は、分割支持板63aとして分割して形成され、その分割支持板63aの内側に長手方向に向けて、長尺の作動杆64が上下摺動可能に配置される。また、支持板63の下部に支持ローラ22が回転自在に軸支される。
図17に示すように、支持板63の上部寄りと下部寄りには幅広部が形成され、それらの幅広部の内側に各々、1対の鉤部材70,70が枢軸65、65によって、図に示すような水平姿勢から下側に所定角度だけ傾動可能に、支持板63に対し軸支される。鉤部材70は、図18,19に示すように、先端がフック状に形成され、その元部の内側に円形の凹部71が形成され、凹部71の中央には軸孔が形成され、さらに、その凹部71の右側に開口部72が形成されている。鉤部材70の元部の凹部71内には、図19に示すように、トーションばね73が収容され、そのトーションばね73は凹部71の中央を貫通する枢軸65の回りに装着される。
トーションばね73の一方の端部は、開口部72の縁部に掛止され、他方の端部は、開口部71から支持板63側に突き出し、鉤部材70の装着時に、支持板63側の掛止部63b、63cに掛止される。これにより、上下の鉤部材70,70は、図17に示すように、トーションばね73によって水平姿勢から上方(施錠側)に付勢され、水平状態で鉤部材70の末端の係合部74が作動杆64の係合部64a,64bに当たり静止している。
縦長で帯状の作動杆64が、上記と同様に、基枠体61の支持板63の外側及び分割支持板63aの内側に沿って摺動可能に配設される。作動杆64には、上記のように、上下の鉤部材70,70に対応した位置に、係合部64a,64bが形成され、鉤部材70の末端の係合部74がそこに係合している。
さらに、作動杆64にはカム部材21が係合するための係合孔が、その対応箇所である中間部に形成されている。さらに、作動杆64の係合部64a,64bの下側位置にガイド孔64g、64gが形成され、ガイドピン66,66がこのガイド孔64g、64gに挿通されて支持板63に固定され、これにより、作動杆64の上下摺動がガイドピン66,66によってガイドされる。また、分割支持板63aに形成されたガイド孔63fにガイドピン66aが挿入され、その先端が作動杆64に固定され、作動杆64の上下摺動がガイドされる。
作動杆64は、1本のコイルばね16により、上下にフローティング状態で支持される。これにより、作動杆64はカム部材21の回動によりコイルばね16の付勢力に抗して上又は下に移動し、カム部材21が原位置に戻るとき、コイルばね16の付勢力を受けて中立位置に復帰可能となっている。
具体的には、コイルばね16を装着する箇所の作動杆64と基枠体61の支持板63に、各々上長孔と下長孔及び上長孔と下長孔が貫通して形成され、上長孔には上移動部材18の掛止部18bが移動可能に挿通される。また、下長孔には下移動部材19の掛止部19bが移動可能に挿通される。
上移動部材18と下移動部材19は同一部材として形成され、板状本体に対しコイルばね16を掛止するための掛止部18b、19bを直角に曲折して同一形状に形成されている。コイルばね16を装着する場合、上移動部材18の掛止部18bを、作動杆64側からその上長孔に挿入すると共に、支持板63の上長孔に挿通させる。また、下移動部材19の場合は、掛止部19bを上記とは逆の上側にして、その掛止部19bを作動杆64側からその下長孔に挿入すると共に、支持板63の下長孔に挿通させる。
そして、基枠体61内に現われた掛止部18bと掛止部19b間にコイルばね16が掛け渡される。コイルばね16を上移動部材18と下移動部材19間に掛け渡した状態で、上長孔の上側に空間があり、下長孔の下側に空間があるため、作動杆64を上に移動させたとき、上移動部材18が上昇してコイルばね16を引き伸ばす。一方、作動杆64を下に移動させたとき、下移動部材19が下降してコイルばね16を引き伸ばすことになる。
このため、作動杆64の上移動時にはコイルばね16の下方への付勢力に抗して上昇し、作動杆64の下移動時にはコイルばね16の上方への付勢力に抗して下降することとなり、作動杆64の非作動時つまり移動力の消失時には、コイルばね16の付勢力により作動杆64は原位置(中立位置)に復帰する構造となっている。
したがって、作動杆64は図15の中立位置から、上方に及び下方にコイルばね16の付勢力に抗して移動可能であり、作動杆64がシリンダ錠7によるカム部材21の回動動作によって上方又は下方に移動したとき、その後の移動力の消失により中立位置に復帰する。上記のように、シリンダ錠7の錠軸7bの先端に固定されたカム部材21には、第1の係合凸部21aと第2の係合凸部21bが形成され、その第1の係合凸部21aは、シリンダ錠7の鍵の右回転に応じて作動杆64の下側の係合孔と係合可能である。また、第2の係合凸部21bはその左回転に応じて作動杆64の上側の係合孔に係合可能である。このような構成により、シリンダ錠7に挿入した鍵を右に回すと、カム部材21が図16の反時計方向に回転し、作動杆64が上方に摺動して解錠動作することとなる。一方、シリンダ錠7に挿入した鍵を左に回すと、カム部材21が図16の時計方向に回転し、作動杆64が下方に摺動する。
この作動杆64は、解錠作動用とスイッチ作動用に兼用とされ、図15のように、作動杆64の中間部下寄りにスイッチ作動部64eが設けられる。一方、スイッチ作動部64eに対応した取付板62の部分に、機能スイッチ(光電式の非接触スイッチ)17が取り付けられ、作動杆64を下降させたとき、スイッチ作動部64eが機能スイッチ17に作用して機能スイッチ17をスイッチング動作させる。この機能スイッチ17はゲーム機のリセットなどに使用される。
このように、解錠用の作動杆64を、解錠作動用とスイッチ作動用に兼用することにより、従来、必要としていた作動スイッチ用の作動杆やそれを付勢するコイルばねが不要となり、部品点数を削減し、施錠装置の構造を簡単化することができる。
本発明の一実施例を示す施錠装置の左側面図である。 同施錠装置の右側面図である。 同施錠装置の背面図である。 解錠時の右側面図である。 同施錠装置の分解右側面図である。 同施錠装置の分解背面図である。 ラッチ部材の分解斜視図(a)と背面図(b)である。 上移動部材、下移動部材、及びコイルばねの関係を示す分解斜視図である。 上移動部材、下移動部材、及びコイルばねの関係を示す部分斜視図である。 上移動部材(下移動部材)の正面図(a)、左側面図(b)、右側面図(c)、底面図(c)である。 上移動部材、下移動部材、及びコイルばねの装着状態を示す部分断面図である。受け具の係止部に合成樹脂製被覆部を嵌め込む際の分解斜視図である。 作動杆を上に移動した状態の左側面図(a)、作動杆を下に移動した状態の左側面図(b)である。 使用状態を示す前扉開放時の断面付きの右側面図である。 施錠時と解錠時のラッチ部材の動きを示す説明図である。 他の実施形態の施錠装置の左側面図である。 同施錠装置の背面図である。 同施錠装置の右側面図である。 鉤部材の側面図である。 鉤部材とトーションばねの分背面図である。
符号の説明
1 基枠体
2 取付板
3 支持板
3b 開口凹部
3d 上長孔
3e 下長孔
4 作動杆
4a 作動係合部
4c 係合孔
4d 係合孔
4e スイッチ作動部
4f 上長孔
4h 下長孔
5 枢軸
7 シリンダ錠
8 ガイド係止孔
9 支持凸部
10 ラッチ部材
14 係止ピン
15 ラッチ凹部
17 機能スイッチ
18 上移動部材
18b 掛止部
19 下移動部材
19b 掛止部
21 カム部材
31 受け具
50 キャビネット
51 前扉

Claims (3)

  1. 取付板と支持板とを有する基枠体の該支持板に沿って長尺の作動杆が摺動可能に配設され、該取付板にシリンダ錠が固定され、該シリンダ錠の錠軸にカム部材が該作動杆に係合可能に取り付けられ、該基枠体の取付板がゲーム機の前扉の内側に取り付けられ、ゲーム機のキャビネットの内側に受け具が取り付けられるゲーム機の施錠装置であって、
    該基枠体の支持板の上部と下部に該受け具の進入を許容する開口凹部が形成され、該開口凹部内の受け具を拘束する溝状のラッチ凹部を有するラッチ部材が該支持板の上部と下部の該開口凹部の近傍に各々回動可能に枢支され、該ラッチ部材は、前扉の閉鎖時に該ラッチ部材が該受け具に押されてラッチ位置に回動した時、ラッチ位置に係止され、該シリンダ錠によりカム部材を該ラッチ部材の解錠方向に回動させたとき、作動杆が移動して係止が解除されて該ラッチ部材が解錠側に回動するゲーム機の施錠装置において、
    該作動杆の一部にスイッチ作動部が設けられ、該スイッチ作動部の移動によってスイッチングする機能スイッチが該基枠体側に取り付けられ、該シリンダ錠により該カム部材を該ラッチ部材の解錠側と反対方向に回動させたとき、該カム部材によって該スイッチ作動部が該ラッチ部材の解錠方向と反対方向に移動して該スイッチ作動部が機能スイッチを動作させるように構成され、
    該作動杆と前記基枠体の支持板に各々上長孔と下長孔が貫通して形成され、該上長孔に上移動部材が移動可能に挿通されると共に、該下長孔に下移動部材が移動可能に挿通され、該上移動部材と該下移動部材間に1本のコイルばねが掛け渡され、該作動杆の上昇時に該上移動部材が該コイルばねの付勢力に抗して上昇し、該作動杆の下降時に該下移動部材が該コイルばねの付勢力に抗して下降し、該作動杆は上下移動時、該コイルばねにより中立位置復帰方向に付勢されることを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 取付板と支持板とを有する基枠体の該支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支され、該支持板に沿って長尺の作動杆が摺動可能に配設され、該取付板にシリンダ錠が固定され、該シリンダ錠の錠軸にカム部材が該作動杆と係合可能に取り付けられ、該作動杆には該カム部材の回動により該作動杆が解錠側に移動したとき該鉤部材に係合して該鉤部材を解錠方向に傾動させるための係合部が設けられたゲーム機の施錠装置であって、
    該作動杆の一部にスイッチ作動部が設けられ、該スイッチ作動部の移動によってスイッチングする機能スイッチが該基枠体側に取り付けられ、該シリンダ錠により該カム部材を該鉤部材の解錠側と反対方向に回動させたとき、該カム部材によって該スイッチ作動部が該鉤部材の解錠方向と反対方向に移動して該スイッチ作動部が機能スイッチを動作させるように構成され、
    該作動杆と前記基枠体の支持板に各々上長孔と下長孔が貫通して形成され、該上長孔に上移動部材が移動可能に挿通されると共に、該下長孔に下移動部材が移動可能に挿通され、該上移動部材と該下移動部材間に1本のコイルばねが掛け渡され、該作動杆の上昇時に該上移動部材が該コイルばねの付勢力に抗して上昇し、該作動杆の下降時に該下移動部材が該コイルばねの付勢力に抗して下降し、該作動杆は上下移動時、該コイルばねにより中立位置復帰方向に付勢されることを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  3. 前記上移動部材と下移動部材は、前記コイルばねを掛止するための掛止部を板状本体に対し直角に曲折して形成されると共に、同一形状に形成され、該掛止部を前記上長孔または下長孔に挿通して装着されることを特徴とする請求項1または2記載のゲーム機の施錠装置。



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