JP2001178937A - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

ゲーム機の施錠装置

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JP2001178937A JP36709099A JP36709099A JP2001178937A JP 2001178937 A JP2001178937 A JP 2001178937A JP 36709099 A JP36709099 A JP 36709099A JP 36709099 A JP36709099 A JP 36709099A JP 2001178937 A JP2001178937 A JP 2001178937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キーを用いてシリンダ錠を不正に解錠操作した
場合でも、他のロック手段を用いて不正解錠を防止する
ことができる施錠装置を提供する。 【解決手段】基枠体1の支持板3の上部と下部に鉤部材
5、6が枢軸を介して傾動可能に枢支される。上下の鉤
部材5、6が支持板3に沿って摺動可能に配設された連
結杆4により連結され、基枠体1の中間部に設けたシリ
ンダ錠10の錠軸にカム板9が固定され、カム板9が連
結杆4に係合可能に配置される。補助シリンダ錠15が
基枠体の取付板にその錠軸を内側に挿入して取り付けら
れ、連結杆4に嵌合孔4aが形成され、嵌合孔に進入し
て連結杆の摺動をロックするロックカム16が補助シリ
ンダ錠15の錠軸に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機或はス
ロットマシン等のゲーム機に使用される施錠装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のゲーム機用の施錠装置として、
ゲーム機の本体枠(キャビネット)の前面にヒンジを介
して開閉可能に取り付けられた前面枠(前扉)を施錠す
るために、前面枠の内側に縦に装着され、本体枠側に取
り付けた受け金具にフック状の鉤部材を係止させて施錠
する施錠装置が、従来一般に使用されている。
【0003】この施錠装置は、通常、取付板と支持板を
横断面略L形に成形してなる縦長の基枠体を有し、その
支持板の上部と下部に、鉤部材を傾動可能に枢支し、基
枠体内に摺動可能に配設した連結杆により上下の鉤部材
を連結し、基枠体の取付板の中間部にシリンダ錠が取り
付けられ、その錠軸の先端に取り付けたカム板を連結杆
に連結させ、シリンダ錠のキー操作によりカム板を回動
させ、連結杆を介して上下の鉤部材を下側に傾動させ、
解錠する構造である。また、連結杆には鉤部材を施錠側
に付勢するコイルばねが掛止され、前面枠を本体枠に対
し閉鎖した時、鉤部材が受け金具の縁部に当って傾動し
ながら、係止状態となり、コイルばねの付勢力で、鉤部
材が係止位置に戻り、施錠状態となるように動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のゲ
ーム機は、近年、大当たり入賞状態になれば、多くの球
やコインの払出が行なわれる機種が人気を呼び、大当た
り入賞の生じるゲーム機が多く製造されている。しか
し、大当たり入賞の当選の確率は、通常、制御回路内の
プログラムやメモリのデータにより決定されることか
ら、遊技場の営業中や非営業中に係らず、ゲーム機の前
面枠を不正に開き、制御回路内の回路部品を不正な部品
と交換し、有利な条件で遊技を行なうことにより、不正
に多くの球やコインの払出を得るような不正行為が発生
している。
【0005】ゲーム機には、殆ど全てに上記のような構
造の施錠装置が装着されており、正常なキーを用いてシ
リンダ錠を操作して、施錠装置を解錠しなければ、ゲー
ム機の前面枠は、殆ど開くことが難しいが、それでも、
不正に施錠装置が無理やり或は真正キーから作られた不
正キー等を用いて不正解錠が行なわれ、前面枠を開い
て、上記のような不正操作が行なわれる場合があった。
このため、真正キーから不正に作られた不正キー等によ
り施錠装置が解錠操作された場合であっても、他の手段
で施錠装置のロックが働き、不正解錠を阻止することが
できる施錠装置が要望されていた。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、キーを用いてシリンダ錠を不正に解錠操作した場合
でも、他のロック手段を用いて不正解錠を防止すること
ができる施錠装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の施錠装置は、基枠体が取付板と
支持板を横断面L形に曲折して形成され、基枠体の支持
板の上部と下部に鉤部材が枢軸を介して傾動可能に枢支
され、上下の鉤部材が支持板に沿って摺動可能に配設さ
れた連結杆により連結され、基枠体の中間部に設けたシ
リンダ錠の錠軸にカム板が固定され、カム板が連結杆に
係合可能に配置され、鉤部材がゲーム機の本体枠側に取
り付けた受け金具の係止部に係止されて施錠するゲーム
機の施錠装置において、シリンダ錠の他に補助シリンダ
錠が基枠体の取付板にその錠軸を内側に挿入して取り付
けられ、連結杆の一部に嵌合孔が形成され、嵌合孔に進
入して連結杆の摺動をロックするロックカムが補助シリ
ンダ錠の錠軸に固定され、補助シリンダ錠の操作によっ
て連結杆の摺動をロックすることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成の施錠装置は、ゲーム機の前面枠の内
側に取り付けられ、ゲーム機の本体枠側に取り付けた受
け金具の係止部に、上下の鉤部材が係止されて施錠が行
なわれる。そして、施錠した状態でさらに、補助シリン
ダ錠を操作してロックカムを回動させ、それを連結杆の
嵌合孔に進入させて、連結杆をロックする。
【0009】従って、連結杆がロックカムでロックされ
た状態では、シリンダ錠に挿入したキーより解錠しよう
としても、連結杆が摺動しないため、鉤部材が動かず、
解錠することができない。
【0010】例えば、真正キーから不正キーを作り、或
は真正キーを使用して不正解錠しようとする者がいた場
合、シリンダ錠にキーを差し込み、カム板を介して連結
杆を摺動させようとしても、補助シリンダ錠によるロッ
クカムの解除がなければ、施錠装置を解錠することはで
きず、キーを用いた不正解錠は防止される。
【0011】構造的には補助シリンダ錠を取付板に取り
付け、その錠軸の固定したロックカムを、連結杆に設け
た嵌合孔に嵌合させる構造であるから、従来のゲーム機
の施錠装置の基本構造をそのまま使用して比較的容易に
実施することができ、また、確実に連結杆をロックして
鉤部材をロックすることができる。
【0012】この施錠装置を使用したゲーム機を開く場
合、補助シリンダ錠をキーにより回してロックを解除し
た状態で、本来のキーをシリンダ錠に差し込み、解錠操
作して、ゲーム機の前面枠を解錠するから、2つのキー
を別々の者が持てば、二重のセキュリティが確保され、
より高いレベルで不正解錠を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、スロットマシン等のゲー
ム機に使用される施錠装置の右側面図を、図2はその背
面図を示している。この施錠装置は、取付板2と支持板
3を横断面L形に成形した縦長の基枠体1を有し、その
支持板3の上部と下部に、フック状の鉤部材5、6がそ
の末端を枢軸7、8を介して傾動可能に枢支され、両鉤
部材5、6の中間部が、基枠体1内に摺動可能に配設し
た連結杆4により、連結ピン5a,6aを介して連結さ
れる。
【0014】連結杆4は、取付板2上に切り起して形成
した複数の切起部2aにより、摺動可能にガイドされ、
支持板3の内側に突設したガイドピン24と連結杆4に
設けた長穴との係合によってもガイドされる。基枠体1
の取付板2の中央下寄りに幅広部が設けられ、そこにシ
リンダ錠10が前面に突き出す形態で取り付けられる。
シリンダ錠10は、長尺に形成されて、末端に大形のフ
ランジ部10aを有し、取付板2に穿設された孔に内側
から挿入され、フランジ部10aを取付板2の内側にね
じで固定し、取り付けられる。シリンダ錠10の錠軸の
末端はフランジ部10aを通して内側に突出し、その先
端にカム板9が固定される。カム板9には第一係合部9
aと第二係合部9bが設けられ、カム板9が図2の反時
計方向に回動した時、第一係合部9aは、上記連結杆4
の一部に設けた係合凹部に係合可能であり、カム板9が
図2の時計方向に下移動した時、第二係合部9bは、後
述のスイッチ作動杆11と係合可能である。
【0015】スイッチ作動杆11は、取付板2の幅広部
近傍における支持板3と連結杆4との間に摺動可能に配
設される。スイッチ作動杆11には左側面に突き出した
作動片11aが設けられ、この作動片11aが図示しな
い非接触スイッチを、スイッチ作動杆11の移動に伴い
動作させる。スイッチ作動杆11は、摺動方向に沿って
長穴を有し、その長穴に、支持板3の一部に取り付けた
ガイドピン24を係合させ所定の範囲で摺動可能に支持
される。
【0016】補助シリンダ錠15がシリンダ錠10と同
様に、取付板2の前面に突き出す形態で取り付けられ
る。この補助シリンダ錠15は、連結杆4とスイッチ作
動杆11の摺動をロックするために設けられ、末端がフ
ランジ部10aに固定され、取付板2に穿設された孔か
ら前面側に突出して配設される。この補助シリンダ錠1
5の長さは、ここでは図1のように、本来のシリンダ錠
10より少し短く形成されるが、ゲーム機の前面枠の形
状に応じてその長さは決められる。補助シリンダ錠15
の錠軸は、フランジ部10aの孔から内側に突出し、そ
の錠軸の先端にロックカム16が固定される。このロッ
クカム16は、一部に板状の凸部を有し、後述の連結杆
4とスイッチ作動杆11に設けた矩形長穴状の嵌合孔4
a,11b内に進入可能である。
【0017】連結杆4のロックカム16に対応した箇所
に、嵌合孔4aが形成され、スイッチ作動杆11のロッ
クカム16に対応した箇所にも、嵌合孔11bが上記連
結杆4の嵌合孔4aと重なる位置に形成される。ロック
カム16は、補助シリンダ錠15をロック側に操作した
時、その先端が連結杆4の嵌合孔4aとスイッチ作動杆
11の嵌合孔11bに進入するように、その錠軸に固定
され、補助シリンダ錠15の錠軸は、キー操作により約
90°の範囲で回動する。
【0018】この補助シリンダ錠15のキー15aは、
ロック位置でもロック解除位置でも鍵穴から引き抜くこ
とができる構造であり、補助シリンダ錠15はそのキー
操作によるロック状態或はロック解除状態を保持する。
これに対し、本来のシリンダ錠10のキー10bは、ゲ
ーム機の前面枠を解錠するために或はスイッチをオンす
るために、一時的に連結杆4やスイッチ作動杆11を摺
動させるように動作するから、鍵穴に差し込まれて解錠
側に或はスイッチオン側に回動された時、その鍵穴から
外れずにその状態を保持し、差し込み位置にキーが戻さ
れた時、鍵穴から引き抜くことができる構造である。
【0019】スイッチ作動杆11と取付板2との間にコ
イルばね12がかけ渡され、連結杆4と取付板2との間
にコイルばね13がかけ渡され、連結杆4を鉤部材5、
6の施錠方向に、スイッチ作動杆11を非作動方向に付
勢している。さらに、支持板3の上部と下部の鉤部材
5、6に対応した位置に突起部3bが設けられ、施錠装
置が固定された前面枠が受け金具の固定された本体枠に
対し上方に持ち上げられた場合、突起部3bの端部が受
け金具の係止部に当って移動を防止する構造である。ま
た、支持板3の中間部には、前面枠を支持するための滑
動部材14が取付られ、閉鎖時に受け金具側の受け板に
乗って滑り前面枠を支持する。
【0020】上記構成の施錠装置は、図5に示すよう
に、ゲーム機の本体枠(キャビネット)18の前面にヒ
ンジを介して開閉自在に取り付けられた前面枠(前扉)
19の内側に、その取付板2を介して縦に固定され、本
体枠18の内側縁部には、施錠装置との対向位置に、受
け金具20が縦に固定される。
【0021】図4に示すように、受け金具20は、縦長
の帯状金属板からなる帯本体の上部と下部に、係止部2
0a,20bを断面L形に曲げて形成され、さらに、そ
の中間部には前縁部を下方に曲げた板状の受け部材20
cが帯状金属の端部を略水平に曲げた形態で設けられ
る。閉鎖・施錠時、上下の鉤部材5、6は受け金具20
の係止部の20a,20bに下側から係合可能に、施錠
装置は装着される。
【0022】施錠装置を施錠・解錠操作する場合には、
補助シリンダ錠15による連結杆4とスイッチ作動杆1
1のロックを解除しておく。即ち、キー15aを補助シ
リンダ錠15の鍵穴に差し込み、時計方向に約90°回
す。この操作により、ロックカム16が図4のごとく、
嵌合孔4a,11bから抜け出た位置に回動し、連結杆
4とスイッチ作動杆11のロックが解除される。
【0023】受け金具20を取り付けた本体枠18に対
し、施錠装置を取り付けた前面枠19を閉じると、施錠
装置の上下の鉤部材5、6の傾斜部が、受け金具20の
係止部20a,20bに当接しながら下方に回動し、鉤
部材5、6のフック凹部の先端が係止部20a、20b
を越えたところで、コイルばね13の付勢力により水平
位置に戻るように動作して、鉤部材5、6が係止部20
a,20bに係止され施錠状態となる。施錠した状態
で、キー15aを補助シリンダ錠15の鍵穴に差し込
み、反時計方向に約90°回しておく。
【0024】この操作により、ロックカム16が図3の
ごとく、同方向に回動して嵌合孔4a,11bに進入
し、連結杆4とスイッチ作動杆11がロックされる。こ
れにより、本来のシリンダ錠10にキー10bを差し込
み、解錠しようとしても、連結杆4とスイッチ作動杆1
1がロックされているから、連結杆4やスイッチ作動杆
11が動かず、解錠することができず、また、スイッチ
操作も行なうことができない。
【0025】一方、解錠する場合には、キー15aを補
助シリンダ錠15の鍵穴に差し込み、時計方向に約90
°回し、ロックカム16を図4のように、嵌合孔4a,
11bから外した位置にし、連結杆4とスイッチ作動杆
11のロックを解除して、本来のシリンダ錠10を解錠
操作する。このようなロック解除状態で、キー10bを
シリンダ錠10に差し込み右に回すと、同方向にカム板
9が回動し、連結杆4に係合してそれをコイルばね13
の付勢力に抗して上方に摺動させ、上下の鉤部材5、6
が下側に傾動し、受け金具20の上下の係止部20a,
20bに対する係止が外れ、解錠される。また、差し込
んだキー10bを左に回すと、カム板9がスイッチ作動
杆11に係合してそれを下方に摺動させ、図示しない非
接触スイッチをオンオフさせる。
【0026】このように構成された施錠装置では、上述
のように、ホールの非営業時等、ゲーム機が使用されな
い場合、或は営業中であっても、ゲーム機の前面枠を開
いたりリセット等のスイッチ操作を行なわない場合は、
補助シリンダ錠15の錠軸を反時計方向に回し、ロック
カム16をロック状態としておく。これにより、ゲーム
機がホールに設置され、実際に使用される状態に置かれ
た場合だけでなく、例えば、ゲーム機をホールに設置す
る前の輸送時や倉庫等での保管時においても、補助シリ
ンダ錠15を施錠ロック状態としておけば、連結杆4が
ロックされているから、本来のシリンダ錠10のキーが
その真正キーから不正に作られて使用された場合でも、
ゲーム機の前面枠を開くことができず、その段階での不
正行為(制御回路のROMなどを不正部品と交換する行
為)を防止することができる。
【0027】前面枠19を開いたり、リセット等のスイ
ッチ操作を行なう場合は、キー15aを補助シリンダ錠
15に差し込んで、ロックの解除操作を行なうと共に、
本来のキー10bをシリンダ錠10に差し込み、解錠或
はリセット等の操作を行なう。このとき、ロックカム1
6が、連結杆4の嵌合孔4aとスイッチ作動杆11の嵌
合孔11bから外れ、連結杆4、スイッチ作動杆11の
ロックは解除されるから、施錠装置は、上記のように、
キー10bを使用してシリンダ錠10を操作し、カム板
9を回して連結杆4を摺動させ、鉤部材5、6を傾動さ
せて解錠或は施錠する、及びスイッチ作動杆11を摺動
させてリセット操作等を行なうことができる。
【0028】このように、ホールの営業中に、ゲーム機
の前面枠を開きたい場合、補助シリンダ錠15を操作し
ロックを解除した状態で、キー10bによりシリンダ錠
10を操作することになるから、例えば、本来のキー1
0bとロック用のキー15aを別々の人が持ち、両者の
キー操作による二重操作によってのみ、施錠装置の解錠
を行なうことができ、営業中のゲーム機のセキュリティ
を、より確実なものにすることができる。
【0029】図6〜図12は他の実施例の施錠装置を示
している。この実施例では、補助シリンダ錠35が、上
記実施例とは異なり、基枠体1の右側に向けて取り付け
られている。なお、基枠体1、取付板2、支持板3、上
下の鉤部材5、6、シリンダ錠10、その錠軸に固定し
たカム板9、連結杆4、スイッチ作動杆11、滑動部材
14等の部材については、その基本構成が上記実施例と
同様であるから、上記と同じ符号を付して、その説明を
省略する。
【0030】この例では、取付板2の幅広部における正
面側に、板状の取付部34が突設され、その取付部34
に補助シリンダ錠35がその鍵穴を右側に向け、その錠
軸35aの先端を左側に向けて取り付けられ、錠軸35
aの先端に略L形板状のロックカム36が固定される。
【0031】取付板2の幅広部には、スリット孔2bが
連結杆4の近傍の沿って形成され、そのスリット孔2b
にロックカム36が挿通される。ロックカム36は補助
シリンダ錠35の操作により、その錠軸35aと共に図
10と図12の範囲で回動可能であり、補助シリンダ錠
35に向かって反時計方向に錠軸を回した場合、図12
のように、ロックカム36が本来のシリンダ錠10のカ
ム板9と連結杆4との間に差し込まれ、カム板9の回動
をロックする構造である。
【0032】一方、幅広部の側部に立ち上がる支持板3
の一部に突出部3cが設けられ、その突出部3cにロッ
クレバー37が軸37aを支点に回動可能に軸支され
る。また、ロックレバー37の近傍の支持板3上には、
凹部3dが設けられ、スイッチ作動杆11の同じ位置に
凹部11dが設けられ、連結杆4の同じ位置に凹部4d
が設けられる。
【0033】ロックレバー37の先端には基枠体の内側
に入る先端部37bが設けられ、そのロックレバー先端
部37bが基枠体側に回動したとき、支持板3の凹部3
d、スイッチ作動杆11の凹部11d、及び連結杆4の
凹部4dに嵌入する。ロックレバー37と基枠体1の間
にコイルばね38がかけ渡され、ロックレバー37を内
側ロック方向に付勢する。ロックカム36には、ロック
レバー37の先端部37bの近傍に、突出部36aが設
けられ、ロックカム36が非ロック側に回動したとき、
その突出部36aが先端部37bを押し上げて、ロック
レバー37を非ロック状態とする。
【0034】この施錠装置は、上記と同様に、ゲーム機
の前面枠の内側に取り付け、本体枠側に受け金具を取り
付けて使用されるが、シリンダ錠10の鍵穴は前面枠の
正面に現れ、補助シリンダ錠35の鍵穴は前面枠の側部
に現れるように取り付けられる。施錠・解錠操作する場
合には、補助シリンダ錠35による連結杆4とスイッチ
作動杆11のロックを解除しておく。即ち、図9、図1
0に示すように、キーを補助シリンダ錠35の鍵穴に差
し込み、時計方向に約90°回し、ロックカム36をカ
ム板9と連結杆4との間から上方に退避させると共に、
ロックレバー37を上方に回動させ、その先端部37b
を、支持板3の凹部3d、スイッチ作動杆11の凹部1
1d、及び連結杆4の凹部4dから退避させ、連結杆4
とスイッチ作動杆11のロックを解除する。
【0035】受け金具を取り付けた本体枠に対し、施錠
装置を取り付けた前面枠を閉じると、施錠装置の上下の
鉤部材5、6の傾斜部が、受け金具の係止部に当接しな
がら下方に回動し、鉤部材5、6のフック凹部の先端が
係止部を越えたところで、コイルばね13の付勢力によ
り水平位置に戻るように動作して、鉤部材5、6が係止
部に係止され施錠状態となる。施錠した状態で、キーを
補助シリンダ錠35の鍵穴に差し込み、反時計方向に回
す。
【0036】この操作により、ロックカム36が図10
から図12に示すように回動して、カム板9と連結杆4
の間に進入し、カム板9の回動をロックすると共に、連
結杆4とスイッチ作動杆11の摺動をロックする。この
ロックは、ロックレバー37がコイルばね38の付勢力
により内側に回動し、その先端部37bが、支持板3の
凹部3d、スイッチ作動杆11の凹部11d、及び連結
杆4の凹部4dに嵌入することにより行なわれる。これ
により、本来のシリンダ錠10にキーを差し込み、解錠
しようとしても、連結杆4とスイッチ作動杆11がロッ
クされているから、連結杆4やスイッチ作動杆11が動
かず、解錠することができず、また、スイッチ操作も行
なうことができない。
【0037】一方、解錠する場合には、キーを補助シリ
ンダ錠35の鍵穴に差し込み、時計方向に回して、ロッ
クカム36を、図9、図10のように、カム板9と連結
杆4との間から上方に退避させると共に、ロックレバー
37を上方に回動させ、その先端部37bを、支持板3
の凹部3d、スイッチ作動杆11の凹部11d、及び連
結杆4の凹部4dから退避させ、連結杆4とスイッチ作
動杆11のロックを解除する。
【0038】このように、補助シリンダ錠35をロック
状態としておけば、連結杆4とスイッチ作動杆11がロ
ックされているから、本来のシリンダ錠10のキーがそ
の真正キーから不正に作られて使用された場合でも、ゲ
ーム機の前面枠を開くことができず、その段階での不正
行為を防止することができる。また、ホールの営業中
に、ゲーム機の前面枠を開きたい場合、補助シリンダ錠
35を操作しロックを解除した状態で、キーによりシリ
ンダ錠10を操作することになるから、上記と同様に、
本来のキーとロック用のキーを別々の者が持ち、両者の
キー操作による二重操作によってのみ、施錠装置の解錠
を行なうことができ、営業中のゲーム機のセキュリティ
を、より確実なものにすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の施錠装置
によれば、補助シリンダ錠の操作により連結杆をロック
するから、連結杆がロックした状態では、キーにより本
来のシリンダ錠を操作して解錠しようとしても、連結杆
及び鉤部材がロックされて動かず、解錠できない。従っ
て、本来のシリンダ錠のキーと補助シリンダ錠のキーを
別々の者が持ち、一方の者がロックを解除し、他方の者
が解錠操作するようにして、二重のセキュリティを確保
し、不正解錠をより高いレベルで防止することができ
る。
【0040】また、請求項1の発明では、補助シリンダ
錠を取付板に取り付け、その錠軸に固定したロックカム
を、連結杆に設けた嵌合孔に嵌合させる構造であるか
ら、従来のゲーム機の施錠装置の基本構造をそのまま使
用して比較的容易に実施することができ、また、確実に
連結杆をロックすることができる。さらに、請求項2の
発明では、連結杆と支持板の間に配設されたスイッチ作
動杆にも嵌合孔を設け、そこにロックカムを嵌合させ
て、連結杆と共にスイッチ作動杆をロックすることがで
きる。
【0041】また、請求項3の発明では、補助シリンダ
錠の錠軸に固定したロックカムで、カム板をロックする
ことに加え、ロックカムの動きに従動するロックレバー
により連結杆をロックするから、より確実に不正解錠を
防止することができる。さらに、請求項4の発明では、
連結杆と共にスイッチ作動杆をロックすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す施錠装置の右側面図
である。
【図2】同施錠装置の背面図である。
【図3】ロックしたロックカム付近の拡大背面図であ
る。
【図4】ロックを解除したロックカム付近の拡大背面図
である。
【図5】使用状態を示す右側面図である。
【図6】他の実施例を示す施錠装置の右側面図である。
【図7】同施錠装置の背面図である。
【図8】図7の施錠装置の拡大底面図である。
【図9】非ロック状態の要部の拡大背面図である。
【図10】非ロック状態の要部の拡大右側面図である。
【図11】ロック状態の要部の拡大背面図である。
【図12】ロック状態の要部の拡大右側面図である。
【符号の説明】
1−基枠体 3−支持板 4−連結杆 4a−嵌合孔 5、6−鉤部材 9−カム板 11−スイッチ作動杆 11b−嵌合孔 16−ロックカム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基枠体が取付板と支持板を横断面L形に
    曲折して形成され、該基枠体の支持板の上部と下部に鉤
    部材が枢軸を介して傾動可能に枢支され、上下の該鉤部
    材が該支持板に沿って摺動可能に配設された連結杆によ
    り連結され、該基枠体の中間部に設けたシリンダ錠の錠
    軸にカム板が固定され、該カム板が該連結杆に係合可能
    に配置され、該鉤部材がゲーム機の本体枠側に取り付け
    た受け金具の係止部に係止されて施錠するゲーム機の施
    錠装置において、 前記シリンダ錠の他に補助シリンダ錠が該基枠体の取付
    板にその錠軸を内側に挿入して取り付けられ、該連結杆
    の一部に嵌合孔が形成され、該嵌合孔に進入して該連結
    杆の摺動をロックするロックカムが該補助シリンダ錠の
    錠軸に固定され、該補助シリンダ錠の操作によって該連
    結杆の摺動をロックすることを特徴とするゲーム機の施
    錠装置。
  2. 【請求項2】 前記支持板と連結杆の間にスイッチ作動
    杆が摺動可能に配設され、前記連結杆の嵌合孔に対応し
    た該スイッチ作動杆の位置に嵌合孔が形成され、前記ロ
    ックカムが該連結杆の嵌合孔と共に該スイッチ作動杆の
    嵌合孔に進入して、該連結杆と該スイッチ作動杆をロッ
    クすることを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠
    装置。
  3. 【請求項3】 基枠体が取付板と支持板を横断面L形に
    曲折して形成され、該基枠体の支持板の上部と下部に鉤
    部材が枢軸を介して傾動可能に枢支され、上下の該鉤部
    材が該支持板に沿って摺動可能に配設された連結杆によ
    り連結され、該基枠体の中間部に設けたシリンダ錠の錠
    軸にカム板が固定され、該カム板が該連結杆に係合可能
    に配置され、該鉤部材がゲーム機の本体枠側に取り付け
    た受け金具の係止部に係止されて施錠するゲーム機の施
    錠装置において、 補助シリンダ錠が該基枠体に設けた取付部に側方を向い
    て取り付けられ、該補助シリンダ錠の錠軸に該カム板と
    該連結杆との間に進入可能なロックカムが固定され、該
    ロックカムのロック動作に従動して、該連結杆と支持板
    に設けた凹部に係合して該連結杆の摺動を阻止するロッ
    クレバーが配設されたことを特徴とするゲーム機の施錠
    装置。
  4. 【請求項4】 前記支持板と連結杆の間にスイッチ作動
    杆が摺動可能に配設され、前記連結杆の凹部に対応した
    該スイッチ作動杆の位置に凹部が形成され、前記ロック
    レバーが該連結杆の凹部と共に該スイッチ作動杆の凹部
    に進入して、該連結杆と該スイッチ作動杆をロックする
    ことを特徴とする請求項3記載のゲーム機の施錠装置。
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