JP4786487B2 - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシン、パチンコ機などのゲーム機に使用される施錠装置に関し、特に、非解錠操作時にはシリンダ錠の錠軸に固定したカム部材の先端を連結杆に係止させて、連結杆をロックし、針金などによる不正解錠を効果的に防止し得るゲーム機の施錠装置に関する。
この種のゲーム機の施錠装置として、ゲーム機の本体枠(筐体)の前面にヒンジを介して開閉可能に取り付けられた前面枠(前扉)を施錠するために、前面枠の内側に縦に装着され、本体枠側に取り付けた受け金具にフック状の鉤部材を係止させて施錠する施錠装置が、従来一般に使用されている。
この施錠装置は、通常、取付板と支持板を横断面略L形またはコ字形に成形してなる縦長の基枠体を有し、その支持板の上部と下部に、鉤部材を傾動可能に枢支し、基枠体内に摺動可能に配設した連結杆により上下の鉤部材を連結し、基枠体の取付板の中間部にシリンダ錠が取り付けられ、その錠軸の先端に取り付けたカム部材を連結杆に連結させ、シリンダ錠のキー操作によりカム部材を回動させ、連結杆を介して上下の鉤部材を下側に傾動させ、解錠する構造である。また、連結杆には鉤部材を施錠側に付勢するコイルばねが掛止され、前面枠を本体枠に対し閉鎖した時、鉤部材が受け金具の縁部に当って傾動しながら、係止状態となり、コイルばねの付勢力で、鉤部材が係止位置に戻り、施錠状態となるように動作する。
特開2001-38026号公報 特開2001-342763号公報
ところで、この種のゲーム機は、近年、大当たり入賞状態になれば、多くの球の払出が行なわれる機種が人気を呼び、大当たり入賞の生じるゲーム機が多く製造されている。しかし、大当たり入賞の当選の確率は、通常、制御回路内のプログラムやメモリ内のデータにより決定されることから、遊技場の営業中や非営業中に係らず、ゲーム機の前面枠を不正に開き、制御回路内の回路部品を不正な部品と交換し、有利な条件で遊技を行なうことにより、不正に多くの球の払出を得るような不正行為が発生している。
ゲーム機には、殆ど全てに上記のような構造の施錠装置が装着されており、正常なキーを用いてシリンダ錠を操作して、施錠装置を解錠しなければ、ゲーム機の前面枠は、殆ど開くことが不可能である。しかしながら、この種の通常の施錠装置では施錠状態で連結杆や鉤部材に解錠方向の力を加えた場合、解錠側に動き得る構造のため、前面枠と本体枠の隙間から針金などを差し込み、連結杆や鉤部材を動かして不正解錠が行なわれ、上記のような不正行為が行われる問題があった。
このため、従来、ゲーム機の前面枠を施錠する施錠装置において、前面枠を鉤部材により施錠した状態で、その鉤部材を連結する連結杆を不正解錠禁止機構とクラッチ機構によってロックし、不正解錠を防止する施錠装置が、上記特許文献1等により提案されている。しかしながら、上記従来のゲーム機の施錠装置は、不正解錠禁止機構とクラッチ機構が複雑な構造であるため、部品の加工工数が増大すると共に、部品点数も多く、部品の組付作業時にも多くの工数が必要となる等の問題があった。
また、上記特許文献2などにおいて、上部の鉤部材と下部の鉤部材を独立して傾動可能な構造とする共に、何れか一方の鉤部材を針金などで引っ掛けて傾動させた場合でも、他方の鉤部材は連動しないようにして、針金などを使用した不正解錠を防止する施錠装置が提案されているが、この種の施錠装置は構造的に鉤部材やそれを連結する連結杆がゲーム機の前面枠と本体枠の開口隙間に近い箇所に配置されるため、やはり針金などで不正解錠される虞があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で不正解錠を防止することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のゲーム機の施錠装置は、取付板と支持板とを有する基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支され、連結杆の上端と下端が上下の鉤部材に連結され、連結杆に鉤部材を施錠側に付勢するばね部材が装着され、取付板の中間部にシリンダ錠が錠軸を内側に挿入して取り付けられ、錠軸にカム板が連結杆に係合可能に固定され、ゲーム機の前面枠の内側に該基枠体が縦に固定され、ゲーム機の本体枠内に固定された受け金具に鉤部材が係止されて前面枠を施錠するゲーム機の施錠装置において、連結杆には鉤部材の傾動時に移動した連結杆を基枠体に対し係止して鉤部材を傾動状態に保持する傾動保持部材が揺動可能に枢支され、前面枠を本体枠に対し閉じたとき、傾動保持部材の一部が本体枠側の当接部に接触して回動し、連結杆の係止を解除するように構成され、施錠状態時に、カム部材の係合凸部に係合して、連結杆の解錠方向への移動を阻止するためのストッパが、連結杆の一部に固定され、ストッパには連結杆を嵌め込むための板状の凹部が設けられ、ストッパは、シリンダ錠の解錠操作時にカム部材が回動して連結杆と係合する際のカム部材の係合凸部と対向する連結杆の部位であって、解錠時のカム部材の回動方向とは反対側に、凹部を嵌め込み、固定ねじにより締付固定されたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2のゲーム機の施錠装置は、取付板と支持板とを有する基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支され、連結杆の上端と下端が上下の鉤部材に連結され、連結杆に鉤部材を施錠側に付勢するばね部材が装着され、取付板の中間部にシリンダ錠が錠軸を内側に挿入して取り付けられ、錠軸にカム板が連結杆に係合可能に固定され、ゲーム機の前面枠の内側に基枠体が縦に固定され、ゲーム機の本体枠内に固定された受け金具に鉤部材が係止されて前面枠を施錠するゲーム機の施錠装置において、連結杆には鉤部材の傾動時に移動した連結杆を基枠体に対し係止して鉤部材を傾動状態に保持する傾動保持部材が揺動可能に枢支され、前面枠を本体枠に対し閉じたとき、傾動保持部材の一部が本体枠側の当接部に接触して回動し、連結杆の係止を解除するように構成され、施錠状態時に、カム部材の係合凸部に係合して、連結杆の解錠方向への移動を阻止するためのストッパが、連結杆のカム部材近傍に設けたコ字状の曲折部に取り付けられ、ストッパは、カム部材の係合凸部に係合可能な突起部を有すると共に、カム部材の係合凸部に隣接する連結杆の曲折部の角部であって、カム部材の解錠時の反回動方向側の角部に、接着剤で接着されたことを特徴とする
上記構成の施錠装置は、シリンダ錠にキーを差し込み解錠操作すると、カム部材を介して連結杆が解錠側に摺動し、鉤部材が傾動したとき、傾動保持部材が連結杆を係止して、鉤部材を傾動状態に保持し、解錠状態となる。そして、本体枠に対し前面枠を閉じると、傾動保持部材が本体枠側の当接部に接触して、傾動状態を解除し、これにより、上下の鉤部材が施錠側に回動して本体枠側の受け金具に係止されて施錠される。
このような施錠状態において、本施錠装置では、仮に、前面枠の隙間から針金等の不正器具が差し込まれ、連結杆を解錠側に動かそうとする不正が行なわれたとしても、連結杆に固定したストッパがカム部材の係合凸部に当接して、連結杆の解錠側への摺動を阻止する。このため、針金等の不正器具による不正解錠をストッパの取付により防止することができる。
また、ストッパは、連結杆におけるカム部材の係合凸部近傍に、固定ねじにより固定し或いは接着剤により接着するため、既に設計された施錠装置或いは既に製造された施錠装置に対し、簡便に適用することができる。さらに、請求項1の発明では、ストッパがその凹部を連結杆に嵌め込んだ状態で固定ねじにより締付固定されるので、連結杆の正確な所定位置にストッパを簡便に固定することができる。また、請求項2の発明では、ストッパが、連結杆のカム部材近傍に設けたコ字状の曲折部の角部に、接着剤を用いて接着固定されるので、連結杆の正確な所定位置にストッパを簡便に固定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4はゲーム機用施錠装置の正面図、右側面図、背面図、及び斜視図を示し、図5、図6は分解図を示している。この施錠装置は、金属板をプレス加工して形成された縦長の基枠体1を有し、基枠体1は略断面L形に曲折された取付板2と支持板3を持ち、取付板2の反支持板側の端部は短い幅で正面側に長手方向に沿って曲折される。また、取付板2には、後述の連結杆4を摺動可能にガイドするガイド部2aが内側に突設され、さらに、シリンダ錠14の取付用の孔と複数の固定孔が穿設されている。
取付板2に対し略直角に曲折された支持板3の上部と下部近傍に幅広部が形成され、その部分に、フック状に形成された鉤部材5、6が枢軸7、8により回動可能に軸支されている。鉛直状態とした支持板3に対し、上下の鉤部材5,6は、各々略水平横方向に突出した状態で停止し、且つその状態から下側に所定の傾斜角度だけ回動するように、枢軸7、8によって枢支されている。さらに、基枠体1の支持板3の内側に沿って、帯状の連結杆4が摺動可能に配設され、上下の鉤部材5、6の末端部に連結軸9、10を介して連結杆4の上端と下端が連結され、連結杆4が取付板2の内側を上方に摺動することにより、鉤部材5、6は下側の解錠位置に傾動する。
取付板2の上部と中間部と下部寄りに、山形のガイド部2aが連結杆4をガイドするように、取付板を内側に切り起して形成されている。連結杆4はそのガイド部2aと支持板3間に配設され、ガイド部2aと支持板3により上下摺動可能にガイドされる。また、図5、図6のように、連結杆4の一部に長孔4bが穿設され、その長孔4bにガイドピン12が挿通されて支持板3に固定され、連結杆4はガイドピン12により長手方向に摺動可能にガイドされる。また、連結杆4の中間部には、後述のカム部材13の係合凸部13aに係合可能な係合部4cが形成されている。
さらに、図5、図6に示すように、連結杆4の上部近傍には、シリンダ錠14の解錠操作時に、鉤部材5,6を傾動状態に保持するために、傾動保持部材16が取り付けられている。この連結杆4の上部には開口部4aが形成され、その開口部4aから係合部16bを突出させる形態で、傾動保持部材16が枢軸16cにより揺動可能に且つ連結杆4を施錠状態で基枠体1に対し係止するように、連結杆4の一部に枢支されている。
傾動保持部材16は略C字形に形成され、その先端に当接片16aが後述の本体枠側の当接部36と当接可能に設けられ、その末端には係合部16bが基枠体1の取付板2上に立設した係止部11と係合可能に形成されている。この傾動保持部材16には弱いばね力のコイルばね17がその係合部16bを係止部11に係止させる方向に回動させるように、連結杆4との間に装着されている。すなわち、シリンダ錠14を解錠方向に回し、カム部材13を介して連結杆4を上方に移動させ、鉤部材5,6を解錠状態に傾動させたとき、コイルばね17のばね力によって傾動保持部材16を係止側に回動させ、その位置の連結杆4を基枠体1に対しロックして鉤部材5,6の解錠姿勢を保持するように、傾動保持部材16は連結杆4に取り付けられている。
さらに、取付板2の中間部には、シリンダ錠14を取り付けるための幅広部が形成され、その幅広部に円形孔が穿設され、その孔にシリンダ錠14が背面側から挿入され、そのフランジ部を取付板2の内側にねじ止めして、シリンダ錠14が取付板2上に取り付けられる。さらに、図5に示すように、支持板3と連結杆4との間に、スイッチ作動杆15が摺動可能に配設される。また、このスイッチ作動杆15は、後述のシリンダ錠14によりカム部材13を左に回したとき、その係合凸部13bに係合して下側に摺動し、作動スイッチ21をオンオフ操作するように構成される。連結杆4とスイッチ作動杆15の間にコイルばね17bが掛けられ、このコイルばね17bのばね力によって連結杆4は下側に付勢され、スイッチ作動杆15は上側に付勢されている。
シリンダ錠14は長尺のシリンダ部を有して形成され、その錠軸の先端が基枠体1の内側に突出しそこにカム部材13が固定される。図6に示すように、カム部材13には係合凸部13aと13bが設けられ、連結杆4の対応箇所には、係合凸部13aと係合可能な係合部4cが設けられ、スイッチ作動杆15にも係合凸部13bと係合可能な係合凹部が設けられる。カム部材13の係合凸部13aはシリンダ錠14のキーを右に回した時、連結杆4と係合して連結杆4を上方に移動させ、カム部材13の係合凸部13bはキーを左に回した時、スイッチ作動杆15と係合してこれを下方に摺動させる。
図5、図6に示すように、取付板2の幅広部の下寄りに、連結杆4の下端部をその下降時に検出するように検出スイッチ20が取り付けられている。検出スイッチ20には、透過型の光電スイッチ、近接スイッチなどの非接触スイッチが使用され、施錠状態にある連結杆4を検知してその信号を出力すると共に、シリンダ錠14の右回動操作によって連結杆4が解錠位置に移動したとき、連結杆4の端部が外れたことを検出してその信号を出力する。また、スイッチ作動杆15の下端部に対向した位置に、上記と同様な非接触式の作動スイッチ21が取付板2上に取り付けられ、シリンダ錠14を左に回し、スイッチ作動杆15が下に移動したとき、その端部を検知してリセット信号などの信号を出力する。
支持板3の下部の幅広部には、合成樹脂製のローラ18が回転自在に軸支される。このローラ18は、前面枠の閉鎖時に本体枠側のローラ受け上を転動して前面枠を支持するように設けられる。また、図2のように、支持板3と反対側の取付板2の側縁部には、縁部を正面側に直角に曲げることにより、側壁2bが形成され、これによって、基枠体1を補強すると共に、カム部材13やその係合部分に、針金等を侵入させないようにしている。
さらに、図5、図6、図8などに示すように、シリンダ錠14の非操作時、カム部材13の係合凸部13aに係合して、連結杆4の解錠方向への移動を阻止するためのストッパ19が、連結杆4の側面に固定される。ストッパ19は、例えば合成樹脂により図7に示すような形状に成形され、その下部内側に、カム部材13の係合凸部13aが係合可能な突起部19aが形成される。
さらに、ストッパ19の内側には、連結杆4の側部を嵌合させるための板状の凹部19bが形成され、この凹部19bに連結杆4を嵌め合わせるようにして、ストッパ19は連結杆4の側部の定位置に取り付けられる。また、ストッパ19には固定ねじ19dをねじ込むための固定孔19cが穿設され、連結杆4の対応位置にも固定孔が穿設される。ストッパ19を連結杆4に取り付ける場合、ストッパ19の凹部19bを連結杆4の定位置に嵌め込み、連結杆4の側から固定ねじ19dをその固定孔に挿入し、固定ねじ19dの先端をストッパ19側の固定孔19cにねじ込み、締付固定する。
このように構成された施錠装置は、図9に示すように、ゲーム機例えばスロットマシンの前面枠31(前扉)の内側に、基枠体1の取付板2を縦に固定して装着され、ゲーム機の本体枠30側の対応位置に、受け金具33が取り付けられる。
受け金具33は、図9のように、縦長の基板の上部と下部に、板状の係止部34,35を突設して形成され、係止部34,35は施錠装置側の鉤部材5、6の対向位置に配置される。さらに、受け金具33における傾動保持部材16に対応した位置には、当接部36が設けられ、その板状係止部35の下側にはローラ受け37が設けられる。
前面枠31を本体枠30に対し閉じる際には、先ず、キーによりシリンダ錠14の錠軸を回して、上下の鉤部材5、6を傾動状態とする。所定のキーをシリンダ錠14に挿入し、それを右に回すと、錠軸、カム部材13が同方向に回動し、カム部材13の係合凸部13aとの係合により連結杆4がコイルばね17bの付勢力に抗して上方に移動し、これにより、上下の鉤部材5、6が下側に傾動した状態となる。
このとき、連結杆4と共に傾動保持部材16が上に移動するが、コイルばね17aの弱いばね力によって傾動保持部材16は図2の時計方向に付勢されており、鉤部材5,6の傾動時には、同方向に僅かに回動して、傾動保持部材16の下端の係合部16bが基枠体1側の係止部11に係合し、これによって、連結杆4は、上下の鉤部材5、6を傾動させた状態でロックされ静止する。
この状態で、前面枠31を本体枠30に対し閉じると、傾動保持部材16の先端の当接片16aが本体枠側の当接部36に当たり、傾動保持部材16が図9の反時計方向に僅かに回動する。これにより、傾動保持部材16の係合部16bと基枠体側の係止部11との係合が外れ、連結杆4はコイルばね17bの付勢力により下側に移動する。これに伴い、上下の鉤部材5,6は、図9のように、施錠側に回動して、受け金具33の係止部34,35に係止され、施錠状態となる。この際、連結杆4が下方へ移動したとき、検出スイッチ20がそれを検出して信号を出力し、前面枠31の施錠が電気的に検出される。
このような施錠状態において、図4、図8に示すように、連結杆4に取り付けたストッパ19は、カム部材13の係合凸部13aの真下に位置する。このため、仮に、前面枠31と本体枠30との隙間から差し込まれた針金等の不正器具により、連結杆4を解錠方向(上側)に移動させようとしても、ストッパ19がカム部材13の係合凸部13aに当接して移動できず、不正解錠を行なうことはできない。
一方、前面枠31を開くために、所定のキーをシリンダ錠14に挿入し、それを右に回すと、図10のように、錠軸、カム部材13が同方向に回動し、カム部材13の係合凸部13aとの係合により連結杆4がコイルばね17bの付勢力に抗して上方に移動し、これにより、上下の鉤部材5、6が下側に傾動して、本体枠30側の受け金具33の係止部34,35との係合を外し、解錠状態となる。
解錠状態となると、前面枠31が開放されるため、傾動保持部材16の先端の当接片16aを押していた本体枠側の当接部36が離れる。これにより、傾動保持部材16は図2の時計方向に僅かに回動し、傾動保持部材16の係合部16bが基枠体側の係止部11に係合して、連結杆4がその上方位置で係止され、上下の鉤部材5,6は傾動姿勢を保持され、解錠状態が保持される。このような連結杆4の上方位置へ移動は、検出スイッチ20によって検出され、その信号が出力されて前面枠31の解錠が電気的に検出される。
そして、前面枠31を閉じて再び施錠する場合、連結杆4は、上記のように上下の鉤部材5、6を傾動させた状態で、傾動保持部材16の作動によりロックされ静止しているから、前面枠31をそのまま閉じれば、上述の如く、傾動保持部材16の先端の当接片16aが本体枠側の当接部36に当たり、傾動保持部材16が回動して、傾動保持部材16の係合部16bと基枠体側の係止部11との係合が外れる。したがって、連結杆4はコイルばね17aの付勢力により下側に移動して、上下の鉤部材5,6が施錠側に回動して、図9のように受け金具33の係止部34,35に係止され、施錠状態となる。
このように、前面枠31を閉じて施錠する際、鉤部材5,6が傾動姿勢を保持した状態で、前面枠31が閉鎖されるが、そのときに傾動保持部材16が本体枠側の当接部36に接触すると、傾動保持部材16つまり連結杆4の基枠体1に対する係止が解除される。これによって、連結杆4はコイルばね17bのばね力により施錠方向に移動して鉤部材5,6が施錠側に回動し、受け金具33に係止され、施錠状態となるから、鉤部材の傾斜面が受け金具に当接したとき、連結杆を施錠側に付勢する強力なばね力に抗して鉤部材が受け金具を押して傾動するときの抵抗がなくなり、非常に僅かな力で、前面枠31を閉じて施錠することができる。これにより、鉤部材5,6と受け金具33の係止部34,35との間に、大きな摩擦力は生じず、鉤部材5,6または受け金具33の係止部34,35の摩耗を低減することができる。
また、基枠体1上に解錠・施錠状態を検出するための検出スイッチ20を設け、摺動する連結杆4の端部を検知して施錠状態と解錠状態を検出する場合、キーを用いてシリンダ錠14を解錠操作し、キーに加えた回動操作力をなくしてシリンダ錠を元の復帰位置に戻した場合でも、解錠位置に移動した連結杆4はその状態を傾動保持部材16により保持されるため、検出スイッチ20は、前面枠31が開放されている間、連結杆4の解錠姿勢を検出する信号を出し続ける。このため、キーによりシリンダ錠の錠軸を回動して解錠した後、キーの回動操作力をなくした際に、連結杆がばね力により元の状態(施錠状態)に復帰することがなく、前面枠31が解錠され開放されている間は、検出スイッチ20が連結杆4の解錠姿勢を検出する信号を出し続けることができる。これにより、検出スイッチ20からの検出信号を入力する管理用コンピュータなどは、ゲーム機の前面枠が解錠され開放された状態を正確に認識することができる。
一方、ゲーム機のリセットなどで、作動スイッチ21を動作させたい場合、シリンダ錠14に差し込んだキーを左に回し、カム部材13を図8のように、時計方向に回転させる。この動作により、カム部材13の係合凸部13bがスイッチ作動杆15の係合部と係合してこれを下方に摺動させ、スイッチ作動杆15の移動に応じて作動スイッチ21がオンオフする。
このように、上記ゲーム機の施錠装置によれば、仮に、前面枠31の隙間から針金等の不正器具が差し込まれ、連結杆4を解錠側に動かそうとする不正が行なわれたとしても、連結杆4に固定したストッパ19がカム部材13の係合凸部13aに当接して、連結杆4の解錠側への摺動を阻止する。このため、針金等の不正器具による不正解錠を、ストッパ19の取付により防止することができる。
また、ストッパ19は、連結杆4におけるカム部材13の係合凸部13a近傍に、固定ねじ19dにより固定するため、既に設計された施錠装置或いは既に製造された施錠装置に対し、簡便に適用することができる。
図11〜図20は他の実施形態のゲーム機用施錠装置を示している。この施錠装置は、金属板をプレス加工して略断面コ字状に形成されたチャンネル材型の縦長の基枠体51を、基本フレームとして有して形成されている。基枠体51は、正面側に位置する取付板52と、取付板52の左縁部から直角に背面側に曲折された支持板53と、取付板52の右縁部から背面側に直角に曲折された側壁52bを有し、充分な曲げ強度をもって形成される。また、取付板52には、後述の連結杆54を摺動可能にガイドするガイド部52aが内側に突設され、さらに、シリンダ錠64の取付用の孔と複数の固定孔が穿設されている。
取付板52に対し略直角に曲折された支持板53の上部と下部近傍に幅広部が形成され、その部分に、フック状に形成された鉤部材55、56が枢軸57、58により回動可能に軸支されている。上下の鉤部材55,56は、支持板53から略水平横方向に突出した状態で停止し、且つその状態から上側に所定の傾斜角度だけ回動するように、枢軸57、58によって支持板53の上部と下部に枢支される。
さらに、基枠体51の支持板53の内側に沿って、帯状の連結杆54が摺動可能に配設される。連結杆54の上端と下端は、上下の鉤部材55、56の末端部に連結軸59、60を介して連結され、連結杆54が取付板52の内側を下方に摺動することにより、鉤部材55、56は上側の解錠角度まで傾動する。連結杆54の下部には、コ字状に曲折した曲折部が設けられ、その曲折部は取付板52の幅広部52cに取り付けられるシリンダ錠64側に向けられ、後述のカム部材63に係合可能とされる。
取付板52の下部に、山形のガイド部52aが連結杆54をガイドするように、取付板を内側に切り起して形成されている。連結杆54はそのガイド部52aと支持板53間に配設され、ガイド部52aと支持板53により上下摺動可能にガイドされる。また、連結杆54の中間部には、後述のカム部材63の係合凸部63aに係合可能な係合部54cが形成されている。
さらに、図15、図16に示すように、連結杆54の上部近傍には、シリンダ錠64の解錠操作時に、鉤部材55,56を傾動状態に保持するために、傾動保持部材66が取り付けられている。この連結杆54の上部には開口部54aが形成され、その開口部54aから係合部66bを突出させる形態で、傾動保持部材66が、枢軸66cにより揺動可能に、且つ連結杆54を施錠状態で基枠体51に対し係止するように、連結杆54の一部に枢支されている。
図15、図16に示すように、傾動保持部材66は略C字形に形成され、その先端に当接部66aが本体枠側の当接部と当接可能に設けられ、その末端には係合部66bが基枠体51の取付板52上に立設した係止部61と係合可能に形成されている。この傾動保持部材66には弱いばね力のコイルばね67aがその係合部66bを係止部61に係止させる方向に回動させる如く、連結杆54との間に装着されている。すなわち、シリンダ錠64の錠軸を解錠方向(右方向)に回し、カム部材63を回して連結杆54を下方に移動させ、鉤部材55,56を解錠状態に傾動させたとき、コイルばね67aのばね力によって傾動保持部材66を係止側に回動させ、その位置の連結杆54を基枠体51に対しロックして鉤部材55,56の解錠姿勢を保持するように、傾動保持部材66は連結杆54に取り付けられている。
さらに、図13、図16に示すように、取付板52の中間部に、シリンダ錠64を取り付けるための幅広部52cが正面視で支持板53の左側(外側)に突き出すように形成される。その幅広部52cに円形孔が穿設され、その孔にシリンダ錠64が背面側から挿入され、そのフランジ部を取付板52の内側にねじ止めして、シリンダ錠64が取付板52の幅広部52c上に取り付けられる。
さらに、図15、図16に示すように、支持板53と連結杆54との間に、スイッチ作動杆65が摺動可能に配設される。また、このスイッチ作動杆65は、シリンダ錠64によりカム部材63を図13の時計方向(左側)に回したとき、その係合凸部63bに係合して上側に摺動し、作動スイッチ71をオンオフ操作するように構成される。連結杆54とスイッチ作動杆65の間にコイルばね67bが掛けられ、このコイルばね67bのばね力によって連結杆54は上側に付勢され、スイッチ作動杆65は下側に付勢されている。
シリンダ錠64は長尺のシリンダ部を有して形成され、その錠軸の先端が基枠体51の内側に突出しそこにカム部材63が固定される。図16に示すように、カム部材63には係合凸部63aと63bが設けられ、連結杆54の対応箇所には、係合凸部63aと係合可能な係合部54cが設けられ、スイッチ作動杆65にも係合凸部63bと係合可能な係合部65cが設けられる。カム部材63の係合凸部63aはシリンダ錠64のキーを右に回した時、連結杆54と係合して連結杆54を下方に移動させ、カム部材63の係合凸部63bはキーを左に回した時、スイッチ作動杆65と係合してこれを上方に摺動させる。
図15、図16に示すように、取付板52の幅広部52cの下寄りに、連結杆54の下降時にその下端近傍を検出するように、検出スイッチ70が取り付けられている。検出スイッチ70には、透過型の光電スイッチ、近接スイッチなどの非接触スイッチが使用され、施錠状態にある連結杆54を検知してその信号を出力すると共に、シリンダ錠64の右回動操作によって連結杆54が解錠位置に移動したとき、連結杆54の端部を検出してその信号を出力する。一方、スイッチ作動杆65の下端部近傍にも、上記と同様な非接触式の作動スイッチ71が取付板52上に取り付けられ、シリンダ錠64を左に回し、スイッチ作動杆65が上に移動したとき、その端部を検知してリセット信号などの信号を出力する。
支持板53の下部の幅広部には、合成樹脂製のローラ68が回転自在に軸支される。このローラ68は、前面枠の閉鎖時に本体枠側のローラ受け上を転動して前面枠を支持するように設けられる。
さらに、図15、図16、図18などに示すように、シリンダ錠64の非操作時、カム部材63の係合凸部63aに係合して、連結杆54の解錠方向への移動を阻止するためのストッパ69が、連結杆54の下部近傍の曲折部における角部の側面に嵌め込まれ、且つ接着剤により固定される。ストッパ69は、例えば合成樹脂により、図17に示すような形状に成形され、その下部内側に、カム部材63の係合凸部63aが係合可能な突起部69aが形成されている。
図17のように、ストッパ69の側部に、連結杆54の角部の内側面に当接する2面の接着面69b、69cが形成され、その接着面69b、69cの上部に、連結杆54の角部の縁部に、上から被せるように嵌合する嵌合部69dが形成されている。ストッパ69を連結杆54の角部定位置に固定する場合、この嵌合部69dを、連結杆54の曲折部の角部に嵌め込み、接着面69b、69cと連結杆54の側面に接着剤を付し、連結杆54にストッパ69が取着される。
このような状態で、ストッパ69の突起部69aは、図18に示す如く、カム部材63の係合凸部63aの真上に位置し、施錠状態において、このストッパ69の突起部69aにカム部材の係合凸部63aが当接することにより、連結杆54の下降移動を阻止するように作用する。このような構造のストッパ69は、それを連結杆54の角部の定位置に接着するだけで、その突起部69aをカム部材63の係合凸部63aの真上に簡単に配置して取り付けることができる。
次に、上記施錠装置の動作を説明する。この施錠装置を取り付けた前面枠を本体枠に対し閉じる際には、先ず、キーによりシリンダ錠64の錠軸を回して、上下の鉤部材55、56を傾動状態とする。所定のキーをシリンダ錠64に挿入し、それを右に回すと、錠軸、カム部材63が同方向に回動し、カム部材63の係合凸部63aとの係合により連結杆54がコイルばね67bの付勢力に抗して下方に移動し、これにより、上下の鉤部材55、56が上側に傾動した状態となる。
このとき、連結杆54と共に傾動保持部材66が下に移動するが、コイルばね67aの弱いばね力によって傾動保持部材66は図14の反時計方向に付勢されており、鉤部材55,56の傾動時には、同方向に僅かに回動して、傾動保持部材66の下端の係合部66bが基枠体51側の係止部61に係合し、これによって、連結杆54は、上下の鉤部材55、56を傾動させた状態でロックされ静止する。
この状態で、前面枠を本体枠に対し閉じると、傾動保持部材66の先端の当接部66aが本体枠側の当接部に当たり、傾動保持部材66が図14の時計方向に僅かに回動する。これにより、傾動保持部材66の係合部66bと基枠体側の係止部61との係合が外れ、連結杆54はコイルばね67aの付勢力により上側に移動する。これに伴い、上下の鉤部材55,56は、施錠側に回動して、受け金具の係止部に係止され、施錠状態となる。この際、連結杆54が上方へ移動したとき、検出スイッチ70がそれを検出して信号を出力し、前面枠の施錠が電気的に検出される。
このような施錠状態において、図13、図18に示すように、連結杆54に取り付けたストッパ69は、カム部材63の係合凸部63aの真上に位置する。このため、仮に、前面枠と本体枠との隙間から差し込まれた針金等の不正器具により、連結杆54を解錠方向(下側)に移動させようとしても、ストッパ69がカム部材63の係合凸部63aに当接して移動できず、不正解錠を行なうことはできない。
一方、前面枠を開くために、所定のキーをシリンダ錠64に挿入し、それを右に回すと、図19のように、錠軸、カム部材63が同方向に回動し、カム部材63の係合凸部63aとの係合により連結杆54がコイルばね67bの付勢力に抗して下方に移動し、これにより、上下の鉤部材55、56が上側に傾動して、本体枠側の受け金具の係止部との係合を外し、解錠状態となる。
解錠状態となると、前面枠が開放されるため、傾動保持部材66の先端の当接部66aを押していた本体枠側の当接部が離れる。これにより、傾動保持部材66は図14の反時計方向に僅かに回動し、傾動保持部材66の係合部66bが基枠体側の係止部61に係合して、連結杆54がその下方位置で係止され、上下の鉤部材55,56は傾動姿勢を保持され、解錠状態が保持される。このような連結杆54の下方位置へ移動は、検出スイッチ70によって検出され、その信号が出力されて前面枠の解錠が電気的に検出される。
このように、上記ゲーム機の施錠装置によれば、仮に、前面枠の隙間から針金等の不正器具が差し込まれ、連結杆54を解錠側に動かそうとする不正が行なわれたとしても、連結杆54に固定したストッパ69がカム部材63の係合凸部63aに当接して、連結杆54の解錠側への摺動を阻止する。このため、針金等の不正器具による不正解錠を、ストッパ69の取付により防止することができる。
また、ストッパ69は、連結杆54における曲折部の角部であって、カム部材63の係合凸部63a近傍の所定位置に、接着剤により簡便に固定することができ、既に設計された施錠装置或いは既に製造された施錠装置に対し、簡便に適用することができる。
本発明の一実施形態を示すゲーム機の施錠装置の正面図である。 同施錠装置の右側面図である。 同施錠装置の背面図である。 同施錠装置の背面側からの斜視図である。 同施錠装置の分解右側面図である。 同施錠装置の分解背面図である。 (a)はストッパの正面側からの斜視図、(b)は同ストッパの背面側からの斜視図である。 カム部材付近の拡大背面図である。 施錠装置の使用状態を示す右側面図である。 前面枠解錠操作時のカム部材付近の拡大背面図である。 他の実施形態の施錠装置の背面からの斜視図である。 同施錠装置の底面図である。 同施錠装置の背面図である。 同施錠装置の右側面図である。 同施錠装置の分解右側面図である。 同施錠装置の分解背面図である。 ストッパ69の斜視図である。 同施錠装置のカム部材近傍の拡大背面図である。 解錠操作時のカム部材近傍の拡大背面図である。 斜め右側背面からのカム部材近傍の拡大斜視図である。
符号の説明
1 基枠体
2 取付板
3 支持板
4 連結杆
4a 開口部
4c 係合部
5 鉤部材
6 枢軸
7 枢軸
9 連結軸
11 係止部
13 カム部材
13a 係合凸部
13b 係合凸部
14 シリンダ錠
15 スイッチ作動杆
16 傾動保持部材
16b 係合部
16c 枢軸
19 ストッパ
30 本体枠
31 前面枠
33 受け金具

Claims (2)

  1. 取付板と支持板とを有する基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、該支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支され、該連結杆の上端と下端が上下の鉤部材に連結され、該連結杆に鉤部材を施錠側に付勢するばね部材が装着され、該取付板の中間部にシリンダ錠が錠軸を内側に挿入して取り付けられ、該錠軸にカム板が該連結杆に係合可能に固定され、ゲーム機の前面枠の内側に該基枠体が縦に固定され、該ゲーム機の本体枠内に固定された受け金具に該鉤部材が係止されて前面枠を施錠するゲーム機の施錠装置において、
    該連結杆には該鉤部材の傾動時に移動した該連結杆を該基枠体に対し係止して該鉤部材を傾動状態に保持する傾動保持部材が揺動可能に枢支され、前面枠を本体枠に対し閉じたとき、該傾動保持部材の一部が本体枠側の当接部に接触して回動し、該連結杆の係止を解除するように構成され、
    施錠状態時に、該カム部材の係合凸部に係合して、該連結杆の解錠方向への移動を阻止するためのストッパが、該連結杆の一部に固定され
    該ストッパには該連結杆を嵌め込むための板状の凹部が設けられ、該ストッパは、前記シリンダ錠の解錠操作時に該カム部材が回動して該連結杆と係合する際の該カム部材の係合凸部と対向する該連結杆の部位であって、解錠時の該カム部材の回動方向とは反対側に該凹部を嵌め込み、固定ねじにより締付固定されたことを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 取付板と支持板とを有する基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、該支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支され、該連結杆の上端と下端が上下の鉤部材に連結され、該連結杆に鉤部材を施錠側に付勢するばね部材が装着され、該取付板の中間部にシリンダ錠が錠軸を内側に挿入して取り付けられ、該錠軸にカム板が該連結杆に係合可能に固定され、ゲーム機の前面枠の内側に該基枠体が縦に固定され、該ゲーム機の本体枠内に固定された受け金具に該鉤部材が係止されて前面枠を施錠するゲーム機の施錠装置において、
    該連結杆には該鉤部材の傾動時に移動した該連結杆を該基枠体に対し係止して該鉤部材を傾動状態に保持する傾動保持部材が揺動可能に枢支され、前面枠を本体枠に対し閉じたとき、該傾動保持部材の一部が本体枠側の当接部に接触して回動し、該連結杆の係止を解除するように構成され、
    施錠状態時に、該カム部材の係合凸部に係合して、該連結杆の解錠方向への移動を阻止するためのストッパが、該連結杆の該カム部材近傍に設けたコ字状の曲折部に取り付けられ、該ストッパは、該カム部材の該係合凸部に係合可能な突起部を有すると共に、該カム部材の該係合凸部に隣接する該連結杆の該曲折部の角部であって、該カム部材の解錠時の反回動方向側の角部に、接着剤で接着されたことを特徴とするゲーム機の施錠装置。
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