JP3945400B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス枠を前枠に開閉可能に支持するとともに、閉鎖状態のガラス枠を施錠装置により前枠に係止するようにしたパチンコ遊技機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技機としては、外枠の前側に前枠を開閉可能に取付けるとともに、その前枠内にガラス枠を開閉可能に取付け、さらにそのガラス枠を施錠装置により前枠に係止するようにしたものがよく知られている。施錠装置は、複数の受け金具、シリンダ錠、施錠杆、解錠操作部材等を備えている。各受け金具はガラス枠の外面に固定されている。シリンダ錠は前枠を貫通しており、解錠に際し、前枠の前方から専用の鍵が差込まれて回動操作される。施錠杆は前枠の内側に上下方向への往復動可能に配置されており、その一部には、前記往復動にともない前記受け金具に係止及び離脱する鉤部が形成されている。解錠操作部材は、少なくともその一部を施錠杆から後方へ突出させた状態で同施錠杆に取付けられている。
【0003】
上記施錠装置によると、施錠時には、施錠杆が上方に位置していて、その上下両鉤部がそれぞれ受け金具に係止している。鍵がシリンダ錠に差込まれて所定方向に回されると、そのシリンダ錠の動作が、解錠操作部材を介して施錠杆に伝達される。解錠操作部材及び施錠杆が一体で下方へ移動し、上下両鉤部が受け金具から離脱し、解錠される。また、工場等でのパチンコ遊技機の検査、組付け等に際し、専用の鍵を用いずにガラス枠を開閉させるために、解錠操作部材が指等で直接押し下げられると、それにともなって施錠杆も下方へ移動する。この場合にも、上下両鉤部が受け金具から離脱し、解錠される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パチンコホールのシマにおいては、多数台のパチンコ遊技機が横に列をなして並べられ、さらに隣合うパチンコ遊技機の間には球貸し機が配置される。この球貸し機の設置のために、通常は、隣合うパチンコ遊技機が球貸し機の幅よりも多少広めの間隔をおいて配置される。これにともない、パチンコ遊技機と球貸し機との間に若干の隙間が生ずる。そのため、遊技者等が線材等、例えば針金を用い、これをパチンコ遊技機の前側から前記隙間に差込み、解錠操作部材に直接力を加えることが可能である。解錠操作部材が線材等によって下方へ動かされると、それと一体となった施錠杆もまた下方へ移動し、上下両鉤部が受け金具から外れる。本来ならば、専用の鍵を用いなければ解錠できないはずの施錠装置が、その鍵を用いることなく不正に解錠されてしまう問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、専用の鍵を用いた解錠操作を支障なく行うことができ、しかも、解錠操作部材を線材等で不正に動かしてガラス枠を解錠する不正解錠を確実に防止することのできる遊技機の提供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために手段1は、前枠内に開閉可能に取付けられ、かつ外面に被係止部を有するガラス枠と、前記前枠の内側に往復動可能に配置され、その往復動にともない前記被係止部に係止及び離脱する鉤部を有する施錠杆と、少なくとも一部が前記施錠杆から後方へ突出した状態で、同施錠杆に取付けられた解錠操作部材と、前記前枠に設けられ、その前枠の前方から鍵により解錠操作される錠とを備え、前記鍵の解錠操作に応じた前記錠の動作を、前記解錠操作部材を介して前記施錠杆に伝達し、鉤部を被係止部から離脱させるようにした遊技機において、前記解錠操作部材の前記施錠杆からの突出部分を覆うカバーをさらに備えることを特徴としている。
【0007】
前記手段1によると、施錠時には、全ての鉤部が被係止部に係止し、ガラス枠が前枠に対し閉鎖された状態に保たれる。この状態のもとで前枠の前方から鍵を解錠操作すると、その操作に応じて錠が動作する。錠の動作は、解錠操作部材を介して施錠杆に伝達される。この伝達により、解錠操作部材及び施錠杆が移動し、全ての鉤部が被係止部から離脱し、ガラス枠が開放可能となる。このとき、解錠操作部材において、少なくとも施錠杆から突出する部分を後方から覆うカバーは、その解錠操作部材の動きの妨げとならない。一方、施錠時において、鍵を用いずに解錠操作部材を不正に動かすために、線材等を解錠操作部材に近づけようとしてもカバーによって遮られる。線材等を解錠操作部材に接触させて力を加えることは困難である。その結果、解錠操作部材及び施錠杆はともに動かず、全ての鉤部は被係止部に係止し続ける。
【0008】
手段2は、前記手段1の構成に加え、軸により前記前枠が回動可能に支持される外枠と、前記前枠の後側に開閉可能に取付けられ、閉鎖時に前記外枠との間に間隙を生ずる機構板とをさらに備え、前記カバーは少なくとも前記間隙と同程度の幅を有し、その一側面において前記機構板の外面に固定されていることを特徴とする遊技機である。
【0009】
前記手段2によると、前枠が外枠に対し閉鎖され、機構板が前枠に対し閉鎖された状態では、外枠と機構板との間に間隙が生じ、ここに解錠操作部材が位置する。一方、解錠操作部材を後方から覆うカバーは、その一側面において機構板の外面に固定されている。この一側面が外面に密着していれば、カバーと機構板との間には隙間が実質上存在しない。また、カバーが少なくとも前記間隙と同程度の幅を有していることから、このカバーの他側面と外枠の内面との隙間は小さい。従って、鍵を用いずに解錠操作部材を不正に動かそうとして、線材等を、カバーと機構板との間、又はカバーと外枠との間に通すことは困難である。このため、前記手段1と同様の効果を奏するほか、機構板及び外枠をカバーの一部として機能させていることから、カバーの構造を簡略化することが可能である。また、機構板をカバーの固定箇所として利用していることから、同カバーの固定のために特別な機構や別部材は不要である。
【0010】
手段3は、前記手段2の構成に加え、前記外枠には、その内面において開口し、かつ前記前枠の閉鎖時に前記カバーの側部を収容する凹部が設けられていることを特徴とする遊技機である。
【0011】
前記手段3によると、前枠が外枠に対し閉鎖され、機構板が前枠に対し閉鎖された状態では、解錠操作部材が後方からカバーによって覆われるが、そのカバーの側部は、外枠の内面において開口した凹部内に入り込む。このため、解錠操作部材を不正に動かすために、線材等の先端部を、カバーと外枠との間に通そうとすれば、カバーと凹部との隙間を通過させなければならない。この隙間は屈曲しているので、ここに線材等を通すことは実質上不可能である。従って、前記手段2の効果に加え、簡単な構成でありながら、不正解錠をより確実に防止することができる。
【0012】
手段4は、前記手段3の構成に加え、前記凹部は、その後端部において最も浅く、前側ほど深くなるように形成され、前記カバーの側部は、前枠及び機構板の閉鎖時に前記凹部の後端部で収容されることを特徴とする遊技機である。
【0013】
前記手段4によると、機構板が閉鎖された状態の前枠の開閉に際し、その前枠が軸を支点として回動された場合、カバーはその軸を中心とする円弧に沿って移動する。軸が凹部よりも前方に位置していることから、前記円弧は凹部の後端部よりも前端部の方が外方へ膨らんでいる。ここで、仮に、凹部の深さがどの箇所においても一定であるとする。この前提のもとで、凹部の内底面の前端部を基準位置とし、ここでの同内底面とカバーとの隙間が狭くなるように凹部の深さを設定すれば、後端部での隙間が広くなり、線材が通りやすくなってしまう。これとは逆に、凹部の内底面の後端部を基準位置とし、ここでの同内底面とカバーとの隙間が狭くなるように凹部の深さを設定すれば、前端部では内底面とカバーとが接触し、前枠の開閉が困難となる。
【0014】
これに対し手段4では、凹部の深さを工夫し、後端部において最も浅く、前側ほど深くしている。この凹部の内底面が前記円弧に沿ったものであれば、カバーが凹部のどこに位置していても、同カバーと内底面との隙間は略均一となる。このため、カバーが凹部の後端部に収容されたとき、同カバーと内底面との隙間は狭く、しかも、前枠の開閉時にカバーが凹部の前端部で内底面と干渉することがない。従って、前記手段3の効果に加え、不正解錠の防止と、前枠の開閉動作の確保とを両立させることができる。
【0015】
手段5は、前記手段1の構成に加え、軸により前記前枠が回動可能に支持される外枠と、前記前枠の後側に開閉可能に取付けられ、閉鎖時に前記外枠との間に間隙を生ずる機構板とをさらに備え、前記カバーは少なくとも前記間隙と同程度の幅を有し、その一側面において前記外枠の内面に固定されていることを特徴とする遊技機である。
【0016】
前記手段5によると、前枠が外枠に対し閉鎖され、機構板が前枠に対し閉鎖された状態では、外枠と機構板との間に間隙が生じ、ここに解錠操作部材が位置する。一方、解錠操作部材を後方から覆うカバーは、その一側面において外枠の内面に固定されている。この一側面が内面に密着していれば、カバーと外枠との間には隙間が実質上存在しない。また、カバーが少なくとも前記間隙と同程度の幅を有していることから、このカバーの他側面と機構板の外面との隙間は小さい。従って、鍵を用いずに解錠操作部材を不正に動かそうとして、線材等を、カバーと機構板との間、又はカバーと外枠との間に通すことは困難である。このため、前記手段1と同様の効果を奏するほか、機構板及び外枠をカバーの一部として機能させていることから、カバーの構造を簡略化することが可能である。また、外枠をカバーの固定箇所として利用していることから、同カバーの固定のために特別な機構や別部材は不要である。
【0017】
手段6は、前記手段1の構成に加え、前記カバーには長孔があけられており、前記解錠操作部材には、前記カバーよりも前方で格納される格納位置と、前記長孔を通じてカバーを貫通する貫通位置との間で回動する延長レバーが軸により取付けられ、さらに貫通位置での延長レバーの動きを解錠操作部材に伝達する伝達部が設けられていることを特徴とする遊技機である。
【0018】
前記手段6によると、格納位置に配置された延長レバーは、カバーよりも前方で格納される。この状態では、延長レバー及び解錠操作部材はカバーにより後方から覆われる。鍵を用いずに解錠操作部材を不正に動かそうとして、線材等を解錠操作部材に近づけてもカバーによって遮られる。この際、カバーにあけられている長孔の幅が、不正解錠に用いられると予想される一般的な線材の太さよりも狭ければ、線材等を長孔に通すことは困難である。一方、貫通位置に配置された延長レバーは、長孔を通じてカバーを貫通する。この延長レバーを操作して長孔に沿って移動させれば、その動きが伝達部によって解錠操作部材に伝わる。同部材及び施錠杆が移動し、全ての鉤部が被係止部から離脱し、ガラス枠が開放可能となる。従って、前記手段1の効果に加え、工場等での遊技機の検査、組付け等に際しては、鍵を用いなくても、延長レバーを操作することにより解錠してガラス枠を開閉させることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の遊技機をパチンコ遊技機に具体化した一実施形態を、図1乃至図9に従って説明する。
【0020】
パチンコホールのシマには、図1に示すパチンコ遊技機1が、横に列をなして並べられている。隣合うパチンコ遊技機1の間には、二点鎖線で示すように縦長の球貸し機2が配置されている。図1及び図2(a),(b)に示すように、パチンコ遊技機1は、外枠3、前枠4、遊技盤5、ガラス枠6、機構板7及び施錠装置8を備えている。外枠3は縦長の四角枠からなる。前枠4は内枠とも呼ばれるものであり、外枠3の前側に配置され、軸4aによりその外枠3に開閉可能(回動可能)に支持されている。遊技盤5は前枠4に固定されており、この遊技盤5に、入賞口、遊技釘、風車、保留装置その他の遊技球の落下の方向に変化を与えるための装置が組込まれている。ガラス枠6は遊技盤5の前側に配置され、軸6aにより前枠4内に開閉可能(回動可能)に支持されている。機構板7は裏セットとも呼ばれるものであり、遊技盤5の後側に配置され、軸(図示略)により前枠4に開閉可能(回動可能)に支持されている。閉鎖状態の機構板7を前枠4に係止するために、機構板7及び前枠4には留具(図示略)が設けられている。施錠装置8は、閉鎖状態の前枠4を外枠3に係止するための前枠施錠機構9と、閉鎖状態のガラス枠6を前枠4に係止するためのガラス枠施錠機構10とを備えている。
【0021】
図2(a)及び図3(a),(b)に示すように、前枠施錠機構9は、複数の受け金具11、枠体12、複数の鉤部材13、連結杆14、シリンダ錠15、カム板16等からなる。受け金具11は外枠3の内側面に固定されている。枠体12は前枠4の後面に固定され、各鉤部材13は軸13aにより枠体12に支持されている。各鉤部材13は、軸13aを支点として傾動することにより、前記受け金具11に対し係止及び離脱する。連結杆14は、枠体12に対し上下方向への往復動可能に配置され、ピン14aにより鉤部材13に連結されている。シリンダ錠15は、前枠4にあけられた孔(図示略)に通され、枠体12に取付けられている。シリンダ錠15は、解錠に際し専用の鍵(以下「専用キー」という)17が差込まれて回動操作される。カム板16は、シリンダ錠15の錠軸15aに一体回動可能に取付けられている。カム板16の外周には、その回動を連結杆14に伝達するための第1突起18が形成されている。
【0022】
上記構成の前枠施錠機構9によると、前枠4の施錠時には、連結杆14が上方に位置し、各鉤部材13が受け金具11に係止する。前枠4の開放のために専用キー17が所定方向(図3(a)の反矢印X方向)へ回されると、錠軸15a及びカム板16が同方向へ回動する。第1突起18が連結杆14の段差部14bに下側から当接し、同連結杆14を押し上げる。全鉤部材13が軸13aを支点として一斉に下方へ傾動して受け金具11から離脱し、前枠4が開放可能となる。
【0023】
ガラス枠施錠機構10は、被係止部、可動部材19、シリンダ錠、カム板、施錠杆21、解錠操作部材22等からなる。図4に示すように、被係止部は、ガラス枠6の外側面に固定された複数の受け金具23からなる。図3(a),(b)に示すように、可動部材19は、自身の下部に折曲部19aを有し、前述した枠体12と連結杆14との間において、上下方向への往復動可能に配置されている。可動部材19及び連結杆14にはばね24が掛け渡されている。前枠施錠機構9のシリンダ錠15及びカム板16は、ガラス枠施錠機構10でのシリンダ錠及びカム板をも兼ねている。カム板16の外周において、前記第1突起18から上方へ離れた箇所には、そのカム板16の回動を可動部材19に伝達するための第2突起25が形成されている。
【0024】
図5及び図6に示すように、施錠杆21は、上端が尖った複数の鉤部26を有しており、前枠4の内側近傍に配置されている。施錠杆21は、鉤部26が受け金具23に下側から入り込む係止位置(図5参照)と、鉤部26が受け金具23から下方へ離脱する解除位置との間で往復動する。解錠操作部材22は、可動部材19の下方への動きを施錠杆21に伝え、その施錠杆21を係止位置から解除位置へ移動(下動)させるためのものである。解錠操作部材22は、支持部材27を介して施錠杆21に取付けられている。より詳しくは、支持部材27は、ピン27aにより施錠杆21に連結されている。解錠操作部材22は、ピン22aにより支持部材27に連結されている。図中22b,27bは、施錠杆21との接触により、支持部材27及び解錠操作部材22が所定方向(施錠杆側)へ回動するのを阻止するための回動阻止部である。このように施錠杆21に取付けられた解錠操作部材22の大部分は、同施錠杆21から後方へ突出している。
【0025】
解除位置へ移動した施錠杆21をその位置に保持したり、その保持を解除したりするために、以下の機構が採用されている。施錠杆21には切欠き21aが形成されている。前枠4には、ストッパ28が軸28aにより回動可能に支持されている。ストッパ28の後部には、その回動にともない前記切欠き21aに入り込んだり抜け出たりする係止部28bが形成されている。ストッパ28及び支持部材27にはばね29が掛け渡されている。
【0026】
次に、本実施形態の特徴部分について説明する。図7乃至図9に示すように、パチンコ遊技機1は、解錠操作部材22の施錠杆21からの突出部分を覆うカバー31をさらに備えている。カバー31は、(1)前枠4の開閉、機構板7の開閉、解錠操作部材22の上下動等、パチンコ遊技機1の可動部分の動きの妨げとならず、(2)針金等の線材等が解錠操作部材22に達するのを防ぐものである必要があるが、それ以外の要素(例えば、形状、材質、固定方法)に関しては特に制約がない。本実施形態では、カバー31として、本体部32、上壁部33、底壁部34及び側壁部35からなるものが用いられている。本体部32は四角板状をなし、外枠3と機構板7との間隙Gに関し、少なくともその間隙Gと同程度の横幅を有している。上壁部33、底壁部34及び側壁部35もまた平板状をなし、それぞれ本体部32の上縁、下縁、側縁から前方へ向けて延びている。
【0027】
本体部32には縦長で、かつ不正解錠に用いられると予想される一般的な線材の太さよりも幅狭の長孔36があけられている。そして、カバー31は側壁部35において機構板7の外側面に接着固定されている。固定手段としては、接着以外にも、木ねじ、ボルト・ナット等の締結部材を用いてもよい。また、カバー31は全体が合成樹脂によって形成されているが、それ以外の材料、例えば、金属、木、ゴム、セラミックス等によって形成されてもよい。
【0028】
解錠操作部材22には、延長レバー37が軸38により取付けられている。延長レバー37は前記長孔36の幅よりも若干薄い板材によって形成されており、軸38を支点として、格納位置(図7参照)と貫通位置(図8参照)との間で回動可能である。延長レバー37は、格納位置では、カバー31の本体部32よりも前方で、起立状態、好ましくは略垂直状態にされる。延長レバー37は、貫通位置では、長孔36を通じてカバー31を貫通する。貫通位置での延長レバー37の姿勢(傾き)は特に限定されないが、ここでは略水平状態としている。さらに、貫通位置に配置された延長レバー37の下方への動きを解錠操作部材22に伝達するために、延長レバー37には、その一部を曲げ形成してなる伝達部37aが設けられている。この伝達部37aは、延長レバー37が貫通位置まで回動されたとき、解錠操作部材22にもともと設けられている伝達部22cに上から重なる。なお、延長レバー37は基本的には格納位置に配置されており、特別な場合、例えば、工場等でのパチンコ遊技機1の検査、組付け等に際し、専用キー17を用いずにガラス枠6を開閉させる場合等に、貫通位置まで回動される。
【0029】
さらに、外枠3には、その内側面3aにおいて開口する凹部39が設けられており、前枠4及び機構板7がともに閉鎖されたとき、カバー31の側部31aを同凹部39の後端部で収容するようにしている。この収容状態において、凹部39の内壁面、例えば内底面39bとカバー31との隙間は、不正解錠に用いられると予想される一般的な線材の太さよりも狭くなっている。また、凹部39は深さDが一定ではなく、後端部において最も浅く、前側ほど深くなっている。前枠4が開放される際に、カバー31と外枠3とが干渉しあうのを防ぐためである。これについては後述する。
【0030】
次に、前記のように構成された本実施形態の作用及び効果について説明する。図2(a),(b)は、前枠4、ガラス枠6、機構板7がそれぞれ閉鎖され、しかも前枠4及びガラス枠6が施錠された状態を示している。この状態では、図5及び図7に示すように、外枠3と機構板7との間隙Gに解錠操作部材22が位置し、可動部材19が最上位置で停止している。ストッパ28がガラス枠6によって後方へ押され、係止部28bが切欠き21aから抜け出ている。切欠き21aによる施錠杆21の上動抑止力は働いていない。そのため、ばね29によって上方へ引張られている解錠操作部材22は、可動部材19に下側から当って停止している。解錠操作部材22と一体となっている施錠杆21も最上位置、すなわち、係止位置で停止し、鉤部26が受け金具23内に入り込んでいる。延長レバー37は格納位置に配置され、起立状態となっている。解錠操作部材22だけでなくこの延長レバー37もカバー31によって覆われている。
【0031】
ガラス枠6の開放のために、例えば、パチンコ店の店員が専用キー17をシリンダ錠15に差込み、図3(a)の矢印X方向へ回すと、錠軸15a及びカム板16が同方向へ回動する。カム板16の回動により、第2突起25が可動部材19の段差部19bに上側から当接し、ばね24に抗して同可動部材19を押し下げる。図5に示すように、可動部材19の動きは解錠操作部材22に伝達され、同解錠操作部材22はばね29に抗して押し下げられる。このとき、カバー31は解錠操作部材22及び延長レバー37を後方から非接触状態で覆っているにすぎず、同解錠操作部材22等の動きの妨げになることはない。
【0032】
解錠操作部材22と一体となった施錠杆21もまた下方へ移動する。この移動の過程で、まず、全ての鉤部26が受け金具23から離脱し(解錠し)、ガラス枠6の開放が可能となる。次いで、切欠き21aがストッパ28の係止部28bとほぼ同じ高さになると、ばね29によって下方へ引張られているストッパ28は軸28aを支点として前方へ回動し、係止部28bが切欠き21a内に入り込む。この入り込みにより、施錠杆21がストッパ28を介して前枠4に結合された状態となり、同施錠杆21が解除位置に保持される。また、前記回動により、ストッパ28の前部が前枠4から前方へ飛び出す。このストッパ28により押されたガラス枠6は軸6aを支点として前方へ回動し、自動的に開放する。
【0033】
前記とは逆に、ガラス枠6の閉鎖のために、軸6aを支点として同ガラス枠6を後方へ回動させると、そのガラス枠6によってストッパ28の前部が押される。ストッパ28がばね29に抗し、軸28aを支点として後方へ回動する。係止部28bが切欠き21aから抜け出ると、ばね29の引張り力により、解錠操作部材22が施錠杆21と一体で上方へ移動し、全ての鉤部26が一斉に受け金具23内に入り込む。施錠杆21の上方への移動は、解錠操作部材22が可動部材19(折曲部19a)に接触することにより止り、施錠杆21が係止位置に保持される。このようにしてガラス枠6が施錠される。
【0034】
一方、パチンコ遊技機1と球貸し機2との間に若干の隙間が生じていることを利用し、前記施錠時において、専用キー17を用いずに、線材等、例えば針金をその隙間下部を通じて差込み、解錠操作部材22を不正に動かそうとして、線材等の先端部を解錠操作部材22に近づけてもカバー31によって遮られる。図7乃至図9に示すように、カバー31の側壁部35が機構板7に接着固定されていることから、両者35,7間には隙間が存在しない。また、カバー31の側部31aが凹部39の後端部内に入り込んでいることから、同カバー31と外枠3の内側面3aとの間にも隙間が実質上存在しない。従って、線材等の先端部を、カバー31と機構板7との間、又はカバー31と外枠3との間に通すことは非常に困難である。線材等の先端部を、カバー31と外枠3との間に通そうとすれば、カバー31と凹部39との隙間を通過させなければならない。この隙間は屈曲しているので、ここに線材等を通すことは実質上不可能である。
【0035】
さらに、本体部32の上縁及び下縁からは前方へ向けて板状の上壁部33及び底壁部34が延びていて、これらが解錠操作部材22を上下から覆っている。これらをかいくぐる(迂回する)ようにして線材等を侵入させ、解錠操作部材22に到達させることは難しい。カバー31にあけられている長孔36の幅は、一般的な線材の太さよりも狭いので、線材等を長孔36に通すことはできない。従って、線材等を解錠操作部材22に接触させて力を加えることは不可能に近い。その結果、解錠操作部材22及び施錠杆21はともに動かず、全ての鉤部26は受け金具23に係止し続ける。このように、本実施形態によると、専用キー17を用いた解錠操作を支障なく行うことができ、しかも、非常に簡単な構成でありながら、解錠操作部材22を線材等で不正に動かしてガラス枠6を解錠する不正解錠を確実に防止することができる。また、カバー31の付加にともなうパチンコ遊技機1のコスト上昇は最小限ですむ。
【0036】
なお、機構板7が閉鎖された状態の前枠4の開閉に際しては、同前枠4は軸4aを支点として回動する。この場合、図2(b)に示すように、カバー31の側部31aは軸4aを中心とする円弧Cに沿って移動する。軸4aが凹部39よりも前方に位置していることから、円弧Cは凹部39の後端部よりも前端部の方が外方(図2(b)では下方)へ膨らんでいる。ここで、仮に、凹部39の深さDがどの箇所においても一定であるとする。この前提のもとで、凹部39の内底面39bの前端部を基準位置とし、ここでの同内底面39bとカバー31との隙間が狭くなるように深さDを設定すれば、後端部での隙間が広くなり、線材等が通りやすくなってしまう。これとは逆に、内底面39bの後端部を基準位置とし、ここでの同内底面39bとカバー31との隙間が狭くなるように深さDを設定すれば、前端部では内底面39bとカバー31とが接触し、前枠4の開閉が困難又は不能となる。
【0037】
これに対し本実施形態では、凹部39の深さDを前記円弧Cに沿うように工夫し、後端部において最も浅く、前側ほど深くしている。このため、カバー31が凹部39のどこに位置していても、同カバー39と内底面39bとの隙間は略均一となる。カバー31が凹部39の後端部に収容されたとき、同カバー31と内底面39bとの隙間は狭く、しかも、前枠4の開閉時にカバー31が凹部39の前端部で内底面39bと干渉することがない。従って、不正解錠の防止と、前枠4の開閉動作の確保とを両立させることができる。
【0038】
ところで、工場等でのパチンコ遊技機1の検査、組付け等に際し行われる作業の1つに、ガラス枠6を閉鎖したり開放したりする作業がある。このとき、いちいち専用キー17を用いて解錠するのでは作業性が悪い。この場合、従来ならば、解錠操作部材22を直接指で押し下げている。本実施形態では、カバー31が解錠操作部材22を覆っているため、そのままでは従来のような操作はできない。そこで、一旦前枠4を開放し、カバー31を凹部39から前方へ離間させ、次いで機構板7を開放する。そして、延長レバー37を軸38を支点として下方へ回動させることにより、格納位置から貫通位置に切替え、機構板7及び前枠4を順に閉鎖してゆく。機構板7が閉鎖される過程で、延長レバー37が長孔36を貫通し、カバー31から後方へ突出する。延長レバー37に指を掛け、ばね29に抗して下方に力を加えると、延長レバー37が長孔36に沿って下方へ移動する。この動きは重なり合った伝達部37a,22cを通じて解錠操作部材22に伝わり、同部材22及び施錠杆21が下方へ移動する。全ての鉤部26が受け金具23から離脱し、ガラス枠6が開放可能となる。従って、従来の施錠装置(カバー31の設けられていないもの)が有する、作業に対する利便性を損なうことがない。
【0039】
本実施形態は前述した事項以外にも次の特徴を有する。解錠操作部材22が、外枠3と機構板7との間隙Gに位置することに着目し、カバー31の横幅を、少なくとも間隙Gと同程度にし、そのカバー31の側壁部35において機構板7に固定している。カバー31と機構板7との隙間、カバー31と外枠3との隙間を小さくする(零も含む)ことで、それらの機構板7及び外枠3を、カバー31の一部(左右両側部)として機能させている。その分、カバー31の構造を簡略化することが可能である。また、機構板7をカバー31の固定箇所として利用していることから、同カバー31の固定のために特別な機構や別部材は不要である。
【0040】
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
【0041】
(1)カバー31を機構板7とは異なる箇所、例えば外枠3、前枠4等に取付けてもよい。図10は、カバー31を外枠3に固定した例を示している。種々の固定手段を採用可能であることについては既に説明したが、ここでは、カバー31にフランジ40を設け、このフランジ40を貫通する木ねじ等の締結部材41によって、カバー31を外枠3に締付け固定している。この実施形態の場合、カバー31の横幅を少なくとも外枠3と機構板7との間隙Gと同程度にする。このようにすると、カバー31と外枠3との間には隙間が実質上存在しない。また、カバー31と機構板7との隙間も小さい。従って、施錠時において、専用キー17を用いずに解錠操作部材22を不正に動かそうとして、線材等の先端部を、カバー31と機構板7との間、又はカバー31と外枠3との間に通すことは困難である。このように、機構板7及び外枠3を、カバー31の一部(左右両側部)として機能させているため、その分、カバー31の構造を簡略化することが可能である。また、機構板7をカバー31の固定箇所として利用していることから、同カバー31の固定のために特別な機構や別部材は不要である。
【0042】
(2)前記実施形態では、機構板7とカバー31とを別部材とし、これらを接着により固定したが、機構板7の成形時にカバー31を一体成形してもよい。すなわち、カバー31が機構板7の一部として設けられてもよい。
【0043】
(3)カバー31は必ずしも機構板7や外枠3に固定されていなくてもよく、脱着可能に取付けられてもよい。ただし、線材等を用いた不正解錠操作によって簡単に外れないような取付け構造とする必要がある。また、可動式のカバーとしてもよい。例えば、カバーをヒンジにより開閉可能に取付け、パチンコ遊技機のパチンコホールへの据付時等の際に、カバーを閉鎖して解錠操作部材を覆い、係止具によって開放不能に係止するようにしてもよい。
【0044】
(4)本発明は、ガラス枠を前枠内に開閉可能に取付け、かつ閉鎖状態のガラス枠を前枠に係止するようにした遊技機であれば、種類にかかわらず広く適用することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、専用の鍵を用いた解錠操作を支障なく行うことができ、しかも、解錠操作部材を線材等で不正に動かしてガラス枠を解錠する不正解錠を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】(a)はパチンコ遊技機の側面図であり、(b)は平面図である。
【図3】(a)は前枠施錠機構を示す斜視図であり、(b)は分解斜視図である。
【図4】ガラス枠を後方から見た部分斜視図である。
【図5】ガラス枠施錠機構の一部を示す斜視図である。
【図6】図5の分解斜視図である。
【図7】解錠操作部材及び延長レバーがカバーによって覆われた様子を後方から見た部分斜視図である。
【図8】延長レバーがカバーの長孔を貫通した様子を後方から見た部分斜視図である。
【図9】図8の部分平断面図である。
【図10】カバーを外枠に取付けた別の実施形態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技機としてのパチンコ遊技機
4 前枠
6 ガラス枠
15 錠としてのシリンダ錠
17 鍵としての専用キー
21 施錠杆
22 解錠操作部材
23 被係止部としての受け金具
26 鉤部
31 カバー
Claims (4)
- 前枠内に開閉可能に取付けられ、かつ外面に被係止部を有するガラス枠と、 前記前枠の内側に往復動可能に配置され、その往復動にともない前記被係止部に係止及び離脱する鉤部を有する施錠杆と、
少なくとも一部が前記施錠杆から後方へ突出した状態で、同施錠杆に取付けられた解錠操作部材と、
前記前枠に設けられ、その前枠の前方から鍵により解錠操作される錠と
を備え、前記鍵の解錠操作に応じた前記錠の動作を、前記解錠操作部材を介して前記施錠杆に伝達し、鉤部を被係止部から離脱させるようにした遊技機において、
前記解錠操作部材の前記施錠杆からの突出部分を覆うカバーをさらに備えることを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、軸により前記前枠が回動可能に支持される外枠と、前記前枠の後側に開閉可能に取付けられ、閉鎖時に前記外枠との間に間隙を生ずる機構板とをさらに備え、前記カバーは少なくとも前記間隙と同程度の幅を有し、その一側面において前記機構板の外面に固定されていることを特徴とする遊技機。
- 請求項2に記載の遊技機において、前記外枠には、その内面において開口し、かつ前記前枠の閉鎖時に前記カバーの側部を収容する凹部が設けられていることを特徴とする遊技機。
- 請求項3に記載の遊技機において、前記凹部は、その後端部において最も浅く、前側ほど深くなるように形成され、前記カバーの側部は、前枠及び機構板の閉鎖時に前記凹部の後端部で収容されることを特徴とする遊技機。
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