JP2515354Y2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2515354Y2
JP2515354Y2 JP5432591U JP5432591U JP2515354Y2 JP 2515354 Y2 JP2515354 Y2 JP 2515354Y2 JP 5432591 U JP5432591 U JP 5432591U JP 5432591 U JP5432591 U JP 5432591U JP 2515354 Y2 JP2515354 Y2 JP 2515354Y2
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伸明 水貝
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、前枠の正面内部にセ
ットされた遊技盤を、前枠の前面側に開閉自在に装着さ
れた透視覆蓋扉で覆蓋する型式のパチンコ遊技機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機に代表されるこの種の遊技機
では、外枠に対して着脱及び開閉可能に組付けられる前
枠の各部に、殆んど全ての遊技用構成部材が搭載されて
おり、この構成部材の一つである遊技盤は、前枠の開口
内部に収容セットされて、前枠の開口前面側に装着され
た窓構成部材における開閉透視扉(通称ガラス扉ともい
う)で覆蓋されている。この窓構成部材については、サ
イズや付加的構造部分の有無等により多少の差異があっ
ても、基本的には前枠の開口前周囲に固定された窓枠の
内側に対して、前記ガラス扉が支軸を介して組付け支持
されて、軽快かつ円滑に開閉し得る一方、反開閉支点側
の施錠部で閉鎖状態にロック保持できるようになってい
る。そしてこのガラス扉は、主として遊技盤側の調整時
や点検時及び盤自体の新旧交換時等において、その都度
解錠して開放されるようになっている。
【0003】前述した従来の何れのパチンコ機において
も、窓構成部材におけるガラス扉は、軽快に開閉し得る
と共に一般的には90度以上に全開できるが、一側縁
(通常正面左側端)の前記支軸により片持ち状態で開閉
自在に支持されている形式であることから、開放された
場合その位置が非常に不安定な状態にあり、単に触れた
程度でも変動してしまう。特に遊技店内で遊技に供され
ている遊技機では、その全体が所要の傾き角度を以て設
置されていることもあって、ガラス扉は全開位置側へ開
放された後に閉鎖位置側へ自然的に変動することがあ
る。また全開位置に押し付けたとしても、振動や微少な
外力を受けた場合には同様に閉鎖位置側へ変動すること
が多々ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述した窓構成部材の
ガラス扉に係る技術的状況にあって、従来ではこのガラ
ス扉を開放状態特に全開位置に安定保持するための適切
な技術がなかった。このためガラス扉の開放のもとで、
遊技盤の交換時や調整時等の作業・操作においては相当
苦慮しているのが現状である。すなわち開放したガラス
扉が変動したり閉じてしまうような状況について、遊技
盤の点検や確認等に係る操作が比較的に短時間で済むよ
うな場合や片手(主として右手)作業で行ない得る場合
等では、当該技術者や管理者にはさほど苦にならない。
しかし長時間を要する場合や両手作業となる場合には、
変動するガラス扉が作業上の障害や邪魔にもなり、煩ら
わしいばかりではなく苦痛感さえ伴うことが多々あっ
た。
【0005】ちなみに前述した後者の作業例の場合にあ
って、遊技盤の新旧交換セット時においては、旧盤の解
錠取外し時や新盤の収容施錠時に、ガラス扉に対して作
業者の人体(主として左腕)を当打したり遊技盤をぶつ
けたりする。また遊技盤の調整時においては、遊技釘に
係る間隔測定具(一般にゲージ棒ともいう)及びハンマ
ーを左右の手に持って多くの遊技釘を所要方向へ当打し
ながら間隔を調整する毎に、ガラス扉が作業者の左腕に
当ったり、摺ったりする。このためにガラス扉が変動障
害物として邪魔になるだけではなく、左腕の切傷や衣類
の破損等を招く危害物となってしまうことがある。
【0006】なお前述の窓構成部材では、窓枠にガラス
扉を組付けてユニット化されており、そして前枠に取着
された後においてガラス扉の下方の開口面域に、上の球
皿等を挿着セットした横長方形の開閉支盤が、着脱及び
開閉可能に組付けられて施錠保持されるようになってい
る。この開閉支盤は、ガラス扉と対比して開閉支持部が
比較的に硬い(きつい)支持条件にあるため、開放状態
において変動しにくく、むしろ開放度に応じた位置に静
止し易い。また変動するとしても、遊技盤のセット位置
より下方にあることから、前述した夫々の作業時におい
ては作業者にとってさほど苦にならず、また干渉・障害
物となることも少ない。このため同支盤の開放拘束保持
については、前述したガラス扉の場合程には特に強く要
望されない。
【0007】本考案は、前述した課題を好適に解決する
べく提案されたもので、前枠の開口前面側に装着された
透視覆蓋扉(ガラス扉)を、軽快かつ円滑に開閉し得る
と共に閉鎖状態に施錠保持できるようにしたもとで、開
放された透視覆蓋扉を全開位置に、拘束保持し、また拘
束解除し得るようにして、透視覆蓋体の変動等を解消し
て開放状態の安定化を図り、遊技盤の交換や調整等に係
る作業の安全性及び迅速化等を向上し得るパチンコ遊技
機を提供することを目的とする。
【0008】本考案は、先に述べた課題を克服すると共
に、所期の目的を好適に達成するための技術手段とし
て、前枠の開口面域の正面内部に遊技盤が着脱交換可能
に収容セットされる一方、同開口面域の前側に遊技盤用
の窓構成部材が設置され、該窓構成部材では、適宜保持
枠に対して遊技盤を透視条件で覆蓋し得る透視覆蓋扉が
開閉支持部を介して横開き可能に組付け支持されると共
に、この開閉支持部の近傍に透視覆蓋扉をほぼ全開位置
に拘束保持し得ると共に解除し得る回動操作形態の開放
保持機構が装備され、この開放保持機構における開放保
持部材を、保持の内側又は透視覆蓋扉の内側に回動可
能に支持して、同開放保持部材の自由端部側を、透視覆
蓋扉の内側又は保持枠の内側に係止可能にしたものであ
る。
【0009】
【作用】前枠前面側の窓構成部材における透視覆蓋扉を
開放した場合において、開放保持機構における開放保持
部材を拘束保持方向に回動操作することにより、同開放
保持部材が窓構成部材と透視覆蓋扉との間に係るストッ
パー部材と化して、同覆蓋扉を全開位置に拘束保持す
る。一方前記開放保持部材を拘束解除方向へ回動操作す
ることにより、窓構成部材に対する透視覆蓋扉の拘束が
解除されて、同覆蓋扉を閉鎖することができる。
【0010】
【実施例】次に本考案に係るパチンコ遊技機について、
好適な実施例を挙げて添付図面を参照して説明する。
【0011】本実施例の対象とされるパチンコ機につい
て、図1及び図2に略示するように全体の概要として、
外枠Aの開口前側に対して前枠Bが開閉連結支持部E及
び施錠装置Fを介して着脱及び開閉可能に組付けられて
おり、この前枠Bの内外各部に遊技盤C及び窓構成部材
Dを含む全ての遊技用構成部材が搭載されている。そし
て窓構成部材Dの開閉支持部側に透視覆蓋扉であるガラ
ス扉22を全開位置に拘束保持する開閉保持機構G(図
3,4等参照)が設置されて、同ガラス扉22の全開状
態のもとで、遊技盤Cが前面側から着脱交換可能に収容
セットされている。
【0012】そこで本実施例のパチンコ機における前記
構成部材毎について説明する。 (前枠Bについて) この前枠Bは、その全体が合成樹脂成形されたもので、
図2等に示すように基本的には窓口2が開口された枠体
1と、遊技盤用のセット口6が開口された収容保持枠5
とが、前後連設して複合枠形状に一体成形されている。
そして枠体1では、窓口2の開口前面周囲に沿って後述
の窓構成部材用の設置凹座3が成形されると共に、窓口
2の下端部に図1に略示する下の球皿10及び打球発射
装置11等を設置するための支持盤部4が一体成形され
ている。一方収容保持枠5では、セット口6の下端部に
図2に略示する発射レール12等を取着するための枠盤
部7が一体成形されている。
【0013】なおこの前枠Bにおいて、詳細な記述は省
略するが、枠体1及び収容保持枠5の各部分に、各種の
遊技用構成部材や付属部品等に係る設置部及び開口部そ
してパチンコ球の通口部等が成形されている。また枠体
1の窓口2と収容保持枠5の前面との間には、遊技盤C
の前面等に取着される各種部材を収容し得るスペース面
域8が、窓口2と同等広さで形成されている。一方セッ
ト口6の内周四隅部には遊技盤C用のセット保持具9が
設置されている。そして図示しないが収容保持枠5の裏
側にアウト球、入賞球及び賞品球の排出等に係る経路や
機構及び器具等を備えた表機構セット盤が着脱開閉可能
にセットされている。 (遊技盤Cについて) この遊技盤Cは、前枠B側のセット口6の内周面域に適
合するほぼ方形に成形されており、図1に略示するよう
に前面に取着されたほぼ円形状のレール13内に、多数
本の遊技釘15や各種の入賞器具16等を配設して所要
のゲーム内容を展開し得る遊技領域14が構成される一
方、この領域14外の前面に装飾保持部材17がビス等
で取着セットされている。なおこの部材17は遊技盤C
の外形より適宜大きい場合のものを例示し、遊技盤Cが
セット口6内に収容セットされた状態において、前枠B
のスペース面域8内に収容位置される。また図示しない
が遊技盤Cの4ケ所の隅部には前記各セット保持具9に
係合される係合部が形成されており、これに合わせて装
飾保護部材17の各隅部には当該セット保持具9に対す
る操作口18が形成されている。 (窓構成部材Dについて) この窓構成部材Dは、前記セット口6内の遊技盤Cを透
視可能条件で覆蓋保護するもので、一般的に実施されて
いる型式のものと同様な基本的構成として、前枠Bの設
置凹座3及び窓口2の内周に嵌込みセットしてビス固定
された外部保持枠をなす縦長方形の窓枠21の内側に、
透視覆蓋扉をなす正方形のガラス扉22が、正面左側の
開閉支持部により開閉自在に組付け支持されると共に、
正面右内側の施錠部により解錠可能にロックされて、全
体がユニット化されている。そして窓枠21は、上下及
び左右の各枠杆21a,21d,21b,21cを枠組
み結合した形式を例示し、またガラス扉22は、窓枠2
1の内側に整合される前側の基枠23の内側(後側)
に、前後2枚のガラス25を挿入し得る受け枠24を結
合した複合枠形式を例示する。
【0014】なお開閉支持部では、基枠23の左内側に
縦挿結合された支軸26の上下軸端が、窓枠21の上枠
杆21aの軸孔27と左枠杆21bの下方内側に突設さ
れた軸支片28とに各々支持されている。一方施錠部で
は、窓枠21の右枠杆21c内側にバネを利用して昇降
可能に縦支持された施錠杆29に、受け枠24の右側上
下に固着された掛け具30が係脱可能に係合されるよう
になっている。ただしこの施錠杆29は、図5に示すよ
うに前記施錠装置E(一般にダブル錠とも称される双方
向操作型式のもの)におけるシリンダー錠31の錠軸3
2端の解錠盤33で操作される昇降杆34に適宜連繋さ
れており、外枠Aに対する前枠Bの解錠時と反対向きに
操作された際に、下降解錠されるようになっている。ち
なみにガラス扉22は窓枠21に対して約110度位に
横開きされた位置が全開状態とされる。
【0015】そしてこの窓構成部材Dでは、前枠Bに設
置された後において、ガラス扉22下方の開口面域に横
長方形の開閉支盤35が正面左側の開閉支持部により着
脱及び開閉自在に組付け支持されると共に、正面右内側
の施錠部により解錠可能にロックされるようになってい
る。ただしこの開閉支盤35は、主として前枠B側の枠
盤部7の前面に対する覆蓋部材とされて通常ではガラス
扉22の開放状態時に開閉できるようになっており、そ
の前面には図1に略示する上の球皿36が装着され、後
面(内面)には球送り整流器37がセットされている。
【0016】なお開閉支持部では、図示しないが開閉支
盤35の左側縁上部に形成された軸支筒部が、前記支軸
26下端に嵌挿支持されると共に、同左側端下部に縦挿
支持されたバネ付きの昇降可動支軸が、窓枠21の下枠
杆21dの軸支孔に突入支持されている。一方施錠部で
は、窓枠21の右枠杆21c内側に付設された昇降操作
部材38に、支盤35の右端内側に固着された掛け具が
係脱可能に係合されるようになっている。ちなみに支盤
35は、窓枠21に対して約90度位に横開きされた位
置が全開状態とされる。 (窓構成部材Dの開放保持機構Gについて) この開放保持機構Gは、ガラス扉22の開閉支持部側に
装備された前提例にあって、図3,4,6に示すように
窓枠21の左枠杆21bに固着された補強防護杆48に
対して、回動操作形態の開放保持杆43が縦挿支持され
ている。すなわち補強防護杆48に突設された軸支部4
2に対し、開放保持杆43がその基端部において水平方
向へ回動可能に支持されている。そして開放保持杆43
は、摘み46を利用して簡単に回動操作し得る前提にお
いて、先端部に形成した係止部47を、前記スペース面
域8に位置させた拘束解除位置(非ロック位置)と、受
け枠24の左枠杆部上の補強防護枠41に固着された板
バネ製の保持片44のフック部45に係入する拘束保持
位置(ロック位置)とに変更されて保持されるようにな
っている。
【0017】なお受け枠24の補強防護枠41は、金属
材より加工成形されたもので、受け枠24の補強及び不
正線状材等の侵入防護等を目的として、受け枠24の構
成後に溶着される。ちなみにこの開放保持杆43は、ロ
ック位置から非ロック位置へ回動させても、セット口6
内の遊技盤Cの装飾保護部材17の左側縁と一切干渉さ
れないし、また非ロック位置でガラス扉22を閉鎖すれ
ば、前期両補強防護杆41,48間に位置決めされる。 (作用) 前述のように構成された本実施例のパチンコ機は、図1
に略示するように前枠Bの正面内部に収容セットされた
遊技盤Cを、窓構成部材Dの閉鎖位置のガラス扉22
(開閉支盤35の閉鎖を含む)で覆蓋した縦長起立状態
が本来の遊技姿勢とされて、遊技店内における設置枠台
H(通称「島」)に、所定の傾き角度(下端前縁を定置
基準として上端が後退された傾斜角度をいう)に設置さ
れて遊技に供される。そしてこの実施状態において、各
パチンコ機では、営業開始前(開店前)や営業終了後
(閉店後)さらには営業中(稼働中)にあって、遊技盤
Cの新旧交換時や遊技釘の調整時あるいは故障等に対す
る点検・修理時等に係る作業や操作に際して、ガラス扉
22を開放することが必要とされる。
【0018】そこで前記ガラス扉22の開放保持に係る
操作及び態様等について説明する。すなわちガラス扉2
2は、通常の閉鎖状態に保持されている前提にあって、
施錠装置Fに対する例えば合鍵等を正面反時計方向へ回
動操作した場合に、窓枠21の施錠杆29が所定位置ま
で下降されて受け枠24の掛け具30を解離することに
より、解錠される。このもとでガラス扉22は、手前
(前側)へ引出すように操作されることにより、支軸2
6に基づいて正面左方へ速やかに横開きされ、そして基
枠23の左側縁が窓枠21の左枠杆21bに当接した位
置で、それ以上の開放が不能に制止されて全開状態とさ
れる。なおこの全開状態において、内側のガラス25が
窓枠21に対して左側面位置に露呈され、また開放保持
機構Gが窓枠21の開口面域の前方位置に露呈される。
【0019】そして全開されたガラス扉22を保持する
場合には、前記開放保持機構Gをロック状態に操作す
る。すなわち摘み46を利用して非ロック位置に静止さ
れている開放保持杆43を、ロック位置に回動させる。
これにより同保持杆43は、受け枠24上の補強防護杆
41まで回動されて、係止部47を保持片44のフック
部45に係入した状態に変移される。そしてこの状態に
おいて、開放保持杆43が直接的には受け枠24と窓枠
21の左枠杆21bとの双方に係るストッパー部材とし
てロック状態を呈することになり、ガラス扉22を拘束
することになる(図3(b),図4(b),図6参照)
この結果ガラス扉22は、図示のように窓枠21に対し
て全開位置に固定化されて、パチンコ機自体の傾き角度
や振動等に何ら影響されず常時安定に保持される。従っ
てガラス扉22の全開ロック状態のもとでは、とかく長
時間を要するとされている遊技盤C自体の新旧交換セッ
ト作業や故障部品の交換作業さらには当該遊技盤Cにお
ける遊技釘15の間隔調整等について、ガラス扉22の
変動や干渉等を一切苦にせず、またこれに煩わされるこ
となく、手早く容易にかつ安全に行なうことができる。
ちなみに作業者の左側の手や腕が、ガラス扉22の受け
枠24と干渉したり当打することが解消される。また遊
技盤Cの調整作業等において、遊技釘をハンマーで当打
した際の大きな衝撃に対してガラス扉22が変動するこ
とも回避される。
【0020】そして遊技盤Cに係る所要の作業等を終了
した後において、ガラス扉22を元状態に閉じる場合に
は、前記開放保持機構Gにおける開放保持杆43を、摘
み46を介して非ロック位置に回動させる。これにより
同保持杆43の係止部47を保持片44のフック部45
から離して、受け枠24と窓枠21とのロック状態を解
除する。この状態においてガラス扉22は、窓枠21側
へ閉じ込まれることにより、受け枠24の掛け具30が
窓枠21の施錠杆29に係合されて、閉鎖状態に施錠保
持される(図3(a),図5参照)。なおガラス扉22
の閉鎖状態において、前記開放保持杆43は、図3
(a)に示すように前枠Bのスペース面域8の左側部内
に収容位置される。
【0021】
【別実施例】本考案の対象とするパチンコ遊技機にあっ
て、ガラス扉に係る開放保持機構については、別実施例
として、図7に示す形態も好適に推奨される。すなわち
この形態の開放保持機構Gでは、窓枠21の上枠杆21
aの下内側に開放保持杆51が回動可能に取着され、同
保持杆51の係止口52がガラス扉22の受け枠24の
上枠杆部で係止片53に係止可能になっている。そして
通常時例えばガラス扉22の閉鎖状態時では、図7の想
像線で示すように、この開放保持杆51を窓杆21の上
枠杆21aの下内側の下方に位置させる。
【0022】このような機構Gにおいて、開放したガラ
ス扉22を全開位置に保持する場合には、前記開放保持
杆51を回動させて係止口52を係止片53に係入させ
る。これにより同保持杆51を受け枠24と窓枠21と
の間に係るストッパー部材として、ガラス扉22が全開
位置で拘束(ロック)されて安定に保持される。なおこ
の拘束状態において、開放保持杆51を元位置に回動さ
せることにより、係止部52を受け枠24から解離させ
てガラス扉22に対する拘束を解除することができる。
【0023】前述の各実施例で提示した夫々の開放保持
機構G,Gは、枠サイズ、枠杆形状等の異なる窓構成部
材に対しても実施可能であり、また外郭保持枠である窓
枠21が省略されてガラス扉22が前枠Bに対して開閉
支持具等を介して直接的に開閉可能に装着される型式に
あっても、勿論適用できる。特に必要があれば前記開閉
支盤35に対しても実施可能である。そして夫々の開放
保持杆43,51は、バネ等を利用してロック方向側へ
付勢するようにしてもよく、適度の弾性変形可能な素材
により成形してもよい。勿論同保持杆43,51の形状
等は、窓枠21とガラス扉22との各枠形状に合わせて
設定すればよい。
【0024】また図示の開放保持機構G,Gは、本考案
にかかる一例であってこれ以外の形態とすることも可能
である。例えば前記回動形態の応用例の一つとして、図
示はしないがいわゆる南京錠のようなものを利用しても
よい。そのほか、開放保持杆については、ガラス扉22
の受け枠24の左枠杆部側で施回的に回動可能に支持し
て、同保持杆の係止部を反支持側の枠の一部に係止する
こともできる。また、窓枠21と受け枠24とに夫々軸
支した開放保持杆同志の他端を連結してもよい。
【0025】
【考案の効果】前述した実施例から理解できるように、
本考案のパチンコ遊技機では、前枠前面側における窓構
成部材の透視覆蓋扉を開放した状態において、開放保持
機構の開放保持杆を拘束保持方向へ回動操作して、その
係止部を透視覆蓋扉側又は同透視覆蓋扉を支持する枠側
等に係止又は当接させることにより、開放保持枠を枠及
び扉の双方に係るストッパー用部材として、透視覆蓋扉
を全開位置に拘束する。これによって開放された透視覆
蓋扉は、不安定な揺動や閉鎖方向への変動等が積極的に
阻止されて、安定に開放保持される。
【0026】従ってパチンコ遊技機において、透視覆蓋
扉の全開保持が必要とされる作業、例えば遊技盤自体の
交換セット、当該遊技盤における調整、故障や異常な部
品の点検や修理及び交換さらには透明板(ガラス)の挿
入にかかる夫々の作業においては、透視覆蓋扉の変動に
よる煩わしさや作業者との干渉等を解消して、気楽にか
つ手早く安全に行なうことができる。特にこれらの作業
時に多発していた作業者の損傷や衣類の破損等を回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るパチンコ遊技機の全体を
略示する正面図である。
【図2】前枠及び開放状態の窓構成部材を略示する正面
図である。
【図3】(a)は窓構成部材の開閉支持部側及び開放保
持機構側を閉鎖状態にして示す平断面図であり、(b)
は同じく開放状態にして示す平断面図である。
【図4】(a)は同上側を閉鎖状態にして示す側断面図
であり、(b)は同じく開放状態にして示す側断面図で
ある。
【図5】施錠装置の要部を示す平断面図である。
【図6】窓枠に対するガラス扉の全開位置での拘束保持
状態を示す斜視図である。
【図7】別実施例における開放保持機構によるガラス扉
の全開拘束保持状態を例示する斜視図である。
【符号の説明】
B 前枠、C 遊技盤、D 窓構成部材、G 開放保持
機構、22 透視覆蓋扉としてのガラス扉、43 開放
保持杆、51 開放保持杆

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前枠(B)の開口面域の正面内部に遊技
    盤(C)が着脱交換可能に収容セットされる一方、同開
    口面域の前側に遊技盤(C)用の窓構成部材(D)が設
    置され、該窓構成部材(D)では、適宜保持枠(21)
    に対して遊技盤(C)を透視条件で覆蓋し得る透視覆蓋
    扉(22)が開閉支持部を介して横開き可能に組付け支
    持されると共に、この開閉支持部の近傍に透視覆蓋扉
    (22)をほぼ全開位置に拘束保持し得ると共に解除し
    得る回動操作形態の開放保持機構(G)が装備され、こ
    の開放保持機構(G)における開放保持部材(43,5
    1)を、保持(21)の内側又は透視覆蓋扉(22)
    の内側に回動可能に支持して、同開放保持部材(43,
    51)の自由端部側を、透視覆蓋扉(22)の内側又は
    保持枠(21)の内側に係止可能にしたことを特徴とす
    るパチンコ遊技機。
JP5432591U 1991-07-12 1991-07-12 パチンコ遊技機 Expired - Lifetime JP2515354Y2 (ja)

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JP5432591U JP2515354Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 パチンコ遊技機

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