JP4748675B2 - 建物への荷物の繋止システム - Google Patents

建物への荷物の繋止システム Download PDF

Info

Publication number
JP4748675B2
JP4748675B2 JP2006121350A JP2006121350A JP4748675B2 JP 4748675 B2 JP4748675 B2 JP 4748675B2 JP 2006121350 A JP2006121350 A JP 2006121350A JP 2006121350 A JP2006121350 A JP 2006121350A JP 4748675 B2 JP4748675 B2 JP 4748675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving device
locking
opening
closing member
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006121350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007291746A (ja
Inventor
彰 高見澤
巌 高見澤
Original Assignee
株式会社Outin
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社Outin filed Critical 株式会社Outin
Priority to JP2006121350A priority Critical patent/JP4748675B2/ja
Publication of JP2007291746A publication Critical patent/JP2007291746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4748675B2 publication Critical patent/JP4748675B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Description

本発明は、建物に荷物を繋ぎ止める繋止システムに関する。
従来、施錠可能な扉と、扉が閉じている状態で扉の端部に対向する扉枠とを備えた建物に荷物を繋ぎ止める繋止システムとして、扉の端部と扉枠との隙間に挿入される金箆と、金箆の延在方向に延在して金箆に回転可能に支持された遊動軸と、金箆の先端側で遊動軸に対して曲げられて遊動軸に設けられた鉤爪と、金箆の根元側で遊動軸に対して曲げられて遊動軸に設けられた梃子と、遊動軸を中心とした梃子の回転をロックする錠機構とを有した繋止具を用いるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の繋止具においては、扉が閉じて施錠されている状態で扉の端部と扉枠との隙間に金箆が挿入された後、梃子が遊動軸を中心として回転させられることによって金箆に対して鉤爪が立てられる。そして、金箆に対して鉤爪が立てられた状態で、梃子の回転が錠機構によってロックされる。その結果、繋止具の錠機構を解錠することができる人か、扉を解錠することができる人のみが繋止具を扉から外すこと、即ち、建物から荷物を取り外すことができる。
例えば、顧客が留守中等の場合に配達業者が繋止具を用いて顧客宅の扉に荷物を繋ぎ止めておけば、顧客は、扉を解錠することによって、自宅の扉から荷物を取り外して受け取ることができる。また、顧客が繋止具を用いて自宅の扉に荷物を繋ぎ止めておけば、配達業者は、繋止具の錠機構を解錠することによって、顧客宅の扉から荷物を取り外して回収することができる。このように、特許文献1に記載の繋止具は、配達業者と顧客との間で繋止具自体が繰り返し利用される形態の配達に対して、特に高い利便性を発揮するものである。そのような配達としては、例えば、レンタルビデオの配達、容器の回収を前提とした食品の配達、容器の回収や新たに依頼される衣服の回収を前提としたクリーニング品の配達等がある。
特開2001−200671号公報
しかしながら、従来の繋止システムにおいては、扉の近傍の状態によっては繋止具が取り付けられることができないという問題があった。例えば、扉の端部と扉枠との隙間が狭すぎて金箆が挿入されることができない場合や、建物の内側に十分なスペースが無いために鉤爪が立てられることができない場合等があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、従来より多くの建物に荷物を繋ぎ止めることができる繋止システムを提供することを目的とする。
本発明の繋止システムは、施錠可能な開閉部材と、閉じている状態の前記開閉部材の端部に対向する対向部材とを備えた建物に荷物を繋ぎ止める繋止システムであって、前記荷物を繋ぎ止めるための繋止具と、開いている状態の前記開閉部材に予め取り付けられて前記開閉部材が閉じている状態で前記繋止具を前記開閉部材に固定するための受け装置とを備え、前記繋止具は、前記受け装置に挿入されるための挿入部を有し、前記挿入部は、前記受け装置からの抜け止めのための段差が形成され、前記受け装置は、閉じている前記開閉部材に前記受け装置が固定されている状態で前記端部及び前記対向部材の隙間に配置される隙間配置部と、閉じている前記開閉部材に前記受け装置が固定されている状態で前記建物の内側に配置され前記隙間配置部に接続されて前記隙間配置部の前記隙間からの抜け止めを行う抜止部と、前記繋止具が挿入される挿入穴が形成された穴形成部と、前記挿入穴に挿入された前記繋止具の前記段差に接触することによって前記繋止具の抜け止めを行う爪部材とを有したことを特徴とするものである。
この構成により、本発明の繋止システムは、開いている状態の開閉部材に予め取り付けられる受け装置に繋止具が取り付けられるので、閉まっている状態の開閉部材に繋止具が直接取り付けられる従来の繋止システムと比較して、多くの建物に荷物を繋ぎ止めることができる。
また、本発明の繋止システムの前記受け装置は、前記爪部材の突出方向に前記爪部材を付勢する爪付勢部材を有したことを特徴とするものである。
この構成により、本発明の繋止システムは、爪部材による繋止具の抜け止めが振動によって解除されることを防止することができる。
また、本発明の繋止システムの前記受け装置は、前記爪部材に接触して移動させられることによって前記爪部材を移動させ前記爪部材による前記繋止具の抜け止めを解除する解除部材と、前記解除部材に接触して前記解除部材の移動を防止するロック部材と、前記ロック部材に接触して前記ロック部材の位置を変更する変位部材とを有し、前記変位部材は、前記開閉部材が閉じている状態で前記対向部材に押されて前記ロック部材の位置を前記ロック部材が前記解除部材の移動を防止する位置にすることを特徴とするものである。
この構成により、本発明の繋止システムは、開閉部材が開いている状態で爪部材による繋止具の抜け止めが解除可能であるとともに、開閉部材が閉じている状態で爪部材による繋止具の抜け止めが解除されることを防止することができる。
また、本発明の繋止システムの前記受け装置は、前記開閉部材が閉じている状態の前記建物の外側から前記開閉部材に接触するための外側接触部と、前記外側接触部及び前記抜止部の間隔を調整する間隔調整部材とを有したことを特徴とするものである。
この構成により、本発明の繋止システムは、受け装置が開閉部材に固定されるので、開閉部材の開閉に連動して爪部材による繋止具の抜け止めの解除の可否を切り替えることができる。
また、本発明の繋止システムの前記間隔調整部材は、閉じている前記開閉部材に前記受け装置が固定されている状態で前記建物の内側に配置され前記間隔を調整するために利用者によって操作されるための操作部を有したことを特徴とするものである。
この構成により、本発明の繋止システムは、開閉部材の端部と、対向部材との隙間が大きいために受け装置が開閉部材に固定されていない状態では建物の外部から受け装置が取り外されることが可能である場合であっても、建物の外部から受け装置が取り外されることを防止することができる。
また、本発明の繋止システムの前記受け装置は、前記ロック部材が前記解除部材から離れる方向に前記ロック部材を付勢する離方向付勢部材を有したことを特徴とするものである。
この構成により、本発明の繋止システムは、開閉部材が開いている状態で爪部材による繋止具の抜け止めが確実に解除可能である。
また、本発明の繋止システムの前記繋止具は、前記荷物に繋がった連結用部材を連結するための連結部を有し、前記連結部は、前記連結用部材が取り付けられるための取付口が形成され、前記取付口は、前記繋止具が前記受け装置に挿入された状態で前記受け装置によって少なくとも一部が覆われる位置に形成されたことを特徴とするものである。
この構成により、本発明の繋止システムは、繋止具が受け装置に挿入されるだけで、荷物を建物に繋ぎ止めることができる。
また、本発明の繋止システムの前記挿入部は、前記挿入穴に挿入されるための金箆と、前記金箆の延在方向に延在して前記金箆に回転可能に支持された遊動軸と、前記金箆の先端側で前記遊動軸に対して曲げられて前記遊動軸に設けられた鉤爪とを有し、前記繋止具は、前記金箆の根元側で前記遊動軸に対して曲げられて前記遊動軸に設けられた梃子と、前記遊動軸を中心とした前記梃子の回転をロックする錠機構とを有し、前記段差は、前記鉤爪によって形成されることを特徴とするものである。
この構成により、本発明の繋止システムの繋止具は、受け装置が存在しない建物には開閉装置に直接取り付けられることも可能である。
また、本発明の受け装置は、施錠可能な開閉部材と、閉じている状態の前記開閉部材の端部に対向する対向部材とを備えた建物に荷物を繋ぎ止める繋止システムに使用され、前記荷物を繋ぎ止めるための繋止具を前記開閉部材が閉じている状態で前記開閉部材に固定するために、開いている状態の前記開閉部材に予め取り付けられる受け装置であって、閉じている前記開閉部材に前記受け装置が固定されている状態で前記端部及び前記対向部材の隙間に配置される隙間配置部と、閉じている前記開閉部材に前記受け装置が固定されている状態で前記建物の内側に配置され前記隙間配置部に接続されて前記隙間配置部の前記隙間からの抜け止めを行う抜止部と、前記繋止具が挿入される挿入穴が形成された穴形成部と、前記挿入穴に挿入された前記繋止具に接触することによって前記繋止具の抜け止めを行う爪部材とを有したことを特徴とするものである。
この構成により、本発明の受け装置は、開いている状態の開閉部材に予め取り付けられるので、従来より多くの建物に荷物を繋ぎ止めることができる。
また、本発明の繋止具は、施錠可能な開閉部材と、閉じている状態の前記開閉部材の端部に対向する対向部材とを備えた建物に荷物を繋ぎ止める繋止システムに使用され、開いている状態の前記開閉部材に予め取り付けられた受け装置に前記開閉部材が閉じている状態で固定される繋止具であって、前記受け装置に挿入されるための挿入部と、前記荷物に繋がった連結用部材を連結するための連結部とを有し、前記挿入部は、前記受け装置からの抜け止めのための段差が形成され、前記連結部は、前記連結用部材が取り付けられるための取付口が形成され、前記取付口は、前記繋止具が前記受け装置に挿入された状態で前記受け装置によって少なくとも一部が覆われる位置に形成されたことを特徴とするものである。
この構成により、本発明の繋止具は、開いている状態の開閉部材に予め取り付けられる受け装置に取り付けられるので、従来より多くの建物に荷物を繋ぎ止めることができる。また、本発明の繋止具は、取付口に連結用部材が取り付けられた状態で受け装置に挿入されるだけで、荷物を建物に繋ぎ止めることができる。
本発明によれば、従来より多くの建物に荷物を繋ぎ止めることができる繋止システムを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る繋止システムの構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る繋止システム10は、施錠可能な開閉部材としての開き戸101と、開き戸101が閉じている状態で開き戸101の端部101aに対向する対向部材としての戸枠102とを備えた建物100に荷物80や荷物90を繋ぎ止めるものである。
繋止システム10は、荷物80を繋ぎ止めるための繋止具20と、荷物90を繋ぎ止めるための繋止具30と、繋止具20や繋止具30が挿入されて繋止具20や繋止具30を開き戸101に固定するための受け装置70とを備えている。
図2に示すように、繋止具20は、受け装置70(図1参照。)に挿入されるための挿入部21と、荷物80(図1参照。)に繋がった連結用部材としてのリング状のワイヤ(以下単に「リング」という。)81(図1参照。)を連結するための連結部22と、受け装置70に挿入されるときの進行方向(以下「挿入方向」という。)における挿入部21の後側に配置されて受け装置70から取り外されるときに利用者に把持されるための把持部23とを有しており、樹脂製である。挿入部21は、挿入方向における先端の厚みが薄くなるように挿入方向に対して傾けられたテーパー面21aと、受け装置70からの抜け止めのための段差21bとが形成されている。段差21bは、挿入方向におけるテーパー面21aの後側に配置されている。また、挿入部21は、挿入方向における段差21bの後側に配置されて挿入方向とは直交する方向に突出した突出部21cとを有している。また、連結部22は、溝によって形成されており、リング81が取り付けられるための取付口22aが挿入部21上に形成されている。
図3に示すように、繋止具30は、荷物90(図1参照。)を収納するための荷箱31と、受け装置70(図1参照。)に繋ぎ止めるための繋止錠40と、荷箱31に取り付けられた締錠50と、繋止錠40及び締錠50を連結する連結管60とを有している。
荷箱31は、荷物90を覆い隠す蓋31aと、荷物90を載せる本体31bとを有している。
繋止錠40は、受け装置70に挿入されるための挿入部41を有している。挿入部41は、板状の金箆42と、金箆42の延在方向に延在して金箆42に回転可能に支持された遊動軸43aと、受け装置70に挿入されるときの進行方向、即ち挿入方向における金箆42の前側で遊動軸43aに対して直角に曲げられて遊動軸43aに設けられた鉤爪43bとを有している。金箆42は、挿入方向に延在するように中央部分に配置されて遊動軸43aが挿入された中央穴42aが形成されている。中央穴42aは、挿入方向における前側部分に挿入方向に延在した開口42bが形成されている。鉤爪43bは、図4に示すように金箆42に対して起こされることによって、受け装置70からの抜け止めのための段差41aを形成するようになっている。また、繋止錠40は、図3に示すように、挿入方向における金箆42の後側で遊動軸43aに対して鉤爪43bと同じ方向に曲げられて遊動軸43aに設けられた梃子43cと、遊動軸43aを中心とした梃子43cの回転をロックする錠機構44とを有している。錠機構44は、挿入方向における梃子43cの前側に配置されて挿入方向における後側に開口した戸袋45aが形成された本体45と、挿入方向における戸袋45aの後側に配置されて戸袋45aに一部が入ることによって梃子43cの回転を妨げる閉鎖戸46と、挿入方向における閉鎖戸46の後側に配置されて閉鎖戸46を戸袋45a側に付勢する押しバネ47と、螺旋状の溝48aが形成された螺旋筒48とを有している。本体45は、挿入方向に延在して閉鎖戸46及び押しバネ47が挿入された穴45bと、挿入方向に延在して螺旋筒48が挿入された穴45cと、金箆42に対して起こされた梃子43cを挿入方向における後側に移動可能にするための穴45dとが形成されており、金箆42と一体に形成されている。閉鎖戸46は、挿入方向とは直交する方向に突出して螺旋筒48の溝48aに挿入された突腕46aを有している。螺旋筒48には、螺旋筒48を回転させるための図示していない鍵が挿入されるための図示していない鍵穴が挿入方向に対する後端に形成されている。
締錠50は、荷箱31の蓋31aに図示していないボルト等によって固定された掛鉤51と、荷箱31の本体31bに図示していないボルト等によって固定された鉤受52とを有している。掛鉤51は、鉤受52からの抜け止めのための掛り部51aを有している。また、鉤受52は、掛鉤51の掛り部51aが挿入される掛鉤用穴53aが形成されて連結管60が接続された本体53と、掛り部51aが挿入される受穴54aが形成されて本体53の内部に移動可能に収納された受穴板54と、本体53の内部に収納されて受穴板54を連結管60側に付勢する押しバネ55とを有している。
連結管60は、一端が繋止錠40の梃子43cに接触し他端が締錠50の受穴板54に接触した導線61と、導線61を保護する外殻62と、外殻62の一端に取り付けられて外殻62の繋止錠40からの抜け止めを行う金管63と、外殻62の他端に取り付けられて外殻62の締錠50からの抜け止めを行う金管64とを有している。導線61は、ステンレス等の太さ3mmの金属撚線ワイヤであって、両末端が棒状に固められている。外殻62は、ステンレス等の金属製の中空の蛇腹か、塩化ビニール等の外膜を施した管状の金属編線等で形成されており、柔軟性を有している。導線61と、外殻62との間には、潤滑グリスが塗布されている。
図5に示すように、受け装置70は、閉じている開き戸101に受け装置70が固定されている状態で開き戸101の端部101a及び戸枠102の隙間100aに配置される隙間配置部71aと、閉じている開き戸101に受け装置70が固定されている状態で建物100の内側に配置され隙間配置部71aに接続されて隙間配置部71aの隙間100aからの抜け止めを行う2つの抜止部71bと、抜止部71bとは反対側から隙間配置部71aに接続されて隙間配置部71aの延在方向と同じ方向に延在した2つの突起部71c(図6参照。)とを有した扉接触部材71を有している。抜止部71bは、隙間配置部71aの延在方向と直交して延在している。扉接触部材71は、隙間配置部71aの延在方向と同じ方向に延在した貫通孔71d(図6参照。)が隙間配置部71aの中央部分に形成されている。
また、受け装置70は、繋止具20(図1参照。)や繋止具30(図1参照。)が挿入される挿入穴72aが形成された穴形成部としての本体72を有している。挿入穴72aは、繋止具20や繋止具30が挿入される挿入口72bと、繋止具20の突出部21c(図2参照。)や繋止具30の金箆42(図3参照。)が挿入される溝72cとが形成されている。本体72は、図6に示すように、挿入穴72a(図5参照。)とは反対側に開口して扉接触部材71の突起部71cが挿入される2つの穴72dと、2つの穴72dの間に配置されたネジ穴72eとが形成されている。また、本体72は、図5に示すように、開き戸101が閉じている状態の建物100の外側から開き戸101に接触するための外側接触部72fを穴72dが開口している面上に有している。
また、受け装置70は、挿入穴72aに挿入された繋止具20の段差21b(図2参照。)や繋止具30の段差41a(図4参照。)に接触することによって繋止具20の抜け止めを行う爪部材73を有している。爪部材73は、本体72の内部に形成されて挿入穴72aの延在方向と直交する方向に延在する爪部材用穴72gに挿入されており、一部が挿入穴72aに突出している。爪部材73は、挿入穴72aの挿入口72b側の面73aが曲面であり、挿入穴72aの挿入口72b側とは反対側の面73bが挿入穴72aの延在方向と直交する平面であり、挿入穴72a側の先端に近い部分ほど急激に薄くなるように面73aが形成されている。また、爪部材73は、中央部分に設けられた空間73cと、挿入穴72a側とは反対側に空間73cを連通させる連通穴73dとが形成されている。
また、受け装置70は、爪部材73に対して挿入穴72a側とは反対側に本体72の爪部材用穴72g内に配置されて爪部材73の突出方向に爪部材73を付勢する爪付勢部材としての押しバネ74と、爪部材73に接触して移動させられることによって爪部材73を移動させ爪部材73による繋止具20や繋止具30の抜け止めを解除する解除部材75とを有している。解除部材75は、本体72に形成されて本体72の外部に爪部材用穴72gを連通させる連通穴72hと、押しバネ74の内側空間と、爪部材73の連通穴73dとに挿入されている。解除部材75は、爪部材73の空間73cの内部に配置されて挿入穴72a側から爪部材73に接触するための接触部75aと、本体72の外側に配置されて挿入穴72a側への移動を制限するためのストッパ75bとを有している。
また、受け装置70は、解除部材75に接触して解除部材75の移動を防止するロック部材76を有している。ロック部材76は、本体72に形成されて挿入穴72aの延在方向及び爪部材用穴72gの延在方向と直交する方向に延在するロック部材用穴72iに挿入されており、解除部材75に形成された溝75cに先端が挿入されることによって解除部材75の移動を防止するようになっている。ロック部材76は、本体72の内部に配置されて本体72からの抜け止めを行うストッパ76aを有している。
また、受け装置70は、ロック部材76が解除部材75から離れる方向にロック部材76を付勢する離方向付勢部材としての押しバネ77を有している。押しバネ77は、ロック部材76のストッパ76aに接触している。
また、受け装置70は、ロック部材76に接触してロック部材76の位置を変更する変位部材78を有している。変位部材78は、扉接触部材71の隙間配置部71aの延在方向及び抜止部71bの延在方向と直交する方向に延在して隙間配置部71aに回転可能に支持された回転軸78aと、開き戸101が閉じている状態で戸枠102に接触する戸枠接触部78bと、回転軸78a側とは反対側に戸枠接触部78bに接続されて本体72の外部からロック部材76に接触するための接触部78cとを有している。変位部材78は、開き戸101が閉じている状態で戸枠102に押されて、ロック部材76の位置をロック部材76が解除部材75の移動を防止する位置にするようになっている。
また、受け装置70は、扉接触部材71の貫通孔71d(図6参照。)に挿入されて本体72のネジ穴72e(図6参照。)に嵌合する間隔調整部材としてのネジ79を有している。ネジ79は、閉じている開き戸101に受け装置70が固定されている状態で建物100の内側に配置され抜止部71b及び外側接触部72fの間隔70aを調整するために利用者によって操作されるための操作部としての頭79aを有している。抜止部71b及び外側接触部72fの間隔70aは、外側接触部72fに対する隙間配置部71aの突出量がネジ79で調整させられることによって調整させられるようになっている。
次に、繋止システム10の使用方法について説明する。
まず、建物100の住人が受け装置70を開き戸101に取り付けて開き戸101を施錠する場合について説明する。
住人は、開き戸101を開き、図7に示すように、受け装置70の本体72が建物100の外側に配置されるように抜止部71bと、外側接触部72fとで開き戸101の端部101aを挟み込む。そして、住人は、受け装置70のネジ79を締めることによって開き戸101の端部101aに受け装置70を固定し、開き戸101を閉めて施錠する。
受け装置70は、開き戸101が閉められると、図5に示すように、開き戸101の端部101aと戸枠102との隙間100aに隙間配置部71aが入り込み、変位部材78の戸枠接触部78bが戸枠102に押される。変位部材78は、戸枠接触部78bが戸枠102に押されると、回転軸78aを中心に回転して接触部78cで押しバネ77の付勢力に抗してロック部材76を本体72内に深く押し込む。ロック部材76は、変位部材78の接触部78cによって本体72内に深く押し込まれると、解除部材75の溝75cに先端が挿入されて解除部材75の移動を防止する。
次に、受け装置70が取り付けられた開き戸101が施錠されている状態で荷物80の配達業者が建物100に荷物80を繋ぎ止める場合について説明する。
なお、繋止具20を使い捨て品とする場合、荷物80としては、宅配便による荷物等、配達業者による回収が無いものが適している。
配達業者は、建物100の住人が留守中等の場合、持参した繋止具20の連結部22に荷物80のリング81を取り付けて、開き戸101に固定されている受け装置70の挿入穴72aに繋止具20の挿入部21を挿入する。
繋止具20は、挿入部21が受け装置70の挿入穴72aに挿入させられるとき、テーパー面21aで受け装置70の爪部材73の面73aに接触している間、挿入方向に進むに従って受け装置70の押しバネ74の付勢力に抗して爪部材73を押しバネ74側に移動させる。そして、繋止具20は、テーパー面21aと、受け装置70の爪部材73の面73aとの接触が解除されると、押しバネ74によって挿入穴72a側に付勢された爪部材73が元の位置に復帰し、図8に示す状態になる。
図8に示す状態のとき、繋止具20は、段差21bで受け装置70の爪部材73の面73bに接触するので、受け装置70の挿入穴72aから取り外されることができない。また、繋止具20の取付口22aが受け装置70によって覆われているので、荷物80に繋がったリング81は、繋止具20から取り外されることができない。即ち、荷物80は、建物100に繋ぎ止められている。
次に、建物100に繋ぎ止められた荷物80を建物100の住人が取り外す場合について説明する。
住人は、開き戸101を解錠して開ける。
開き戸101が開けられると、受け装置70は、変位部材78の戸枠接触部78bが戸枠102に押されなくなり、変位部材78が回転軸78aを中心に回転可能になるので、図9に示すように、変位部材78の接触部78cに接触したロック部材76が押しバネ77の付勢力によって接触部78cを押しながら本体72の外部側に移動する。ロック部材76が本体72の外部側に移動すると、解除部材75は、ロック部材76との接触が解除されて移動可能になる。
そして、住人は、受け装置70の解除部材75のうち本体72外に飛び出ている部分を摘んで解除部材75を本体72の外部側に引っ張る。
受け装置70は、解除部材75が本体72の外部側に引っ張られると、解除部材75の接触部75aと接触している爪部材73が解除部材75とともに移動させられて、図10に示すように、爪部材73の面73bが繋止具20の段差21bに一切接触しない位置に爪部材73が到達する。
したがって、住人は、繋止具20の把持部23を把持して受け装置70から繋止具20を引き出し、荷物80を建物100から取り外すことができる。
次に、受け装置70が取り付けられた開き戸101が施錠されている状態で荷物90の配達業者が建物100に荷物90を繋ぎ止める場合について説明する。
なお、繋止具30を繰り返し利用する場合、荷物90としては、レンタルビデオ等、配達業者による回収が有るものが適している。
配達元又は配達業者は、荷物90を入れた状態で荷箱31の本体31bに対して蓋31aを閉じる。
締錠50は、荷箱31の本体31bに対して蓋31aが閉じられると、本体31bに固定されている鉤受52の掛鉤用穴53aに、蓋31aに固定されている掛鉤51の掛り部51aが押し込まれる。そして、掛り部51aは、受穴板54の受穴54aにも押し込まれ、押しバネ55の付勢力に抗して受穴板54を押しバネ55側に移動させる。掛り部51aが受穴板54の受穴54aを通過して掛り部51aと、受穴板54との接触がなくなると、受穴板54は、押しバネ55によって付勢されて元の位置に戻る。受穴板54が元の位置に戻ると、掛り部51aは、受穴板54に引っ掛かるため、受穴板54の受穴54aを通過することができなくなる。即ち、荷箱31は、締錠50によって施錠される。
そして、配達業者は、建物100の住人が留守中等の場合、図11に示すように、繋止錠40の梃子43cを立てる。
繋止錠40は、梃子43cが立てられると、梃子43cとの接触が解除された閉鎖戸46が押しバネ47に押されて戸袋45aに入り、梃子43cが倒されることを閉鎖戸46によって防止する。
なお、配達業者は、繋止錠40の上述した鍵穴に鍵を挿入して螺旋筒48を回転させることによって、螺旋筒48の溝48aに突腕46aが挿入された閉鎖戸46を押しバネ47の付勢力に抗して元の位置に復帰させることができる。閉鎖戸46が元の位置に復帰させられると、梃子43cは、再び倒されることが可能となる。即ち、配達業者は、遊動軸43aを介して梃子43cに接続された鉤爪43bを再び倒すことができる。
配達業者は、繋止錠40の梃子43cを立てた後、開き戸101に固定されている受け装置70の挿入穴72aに繋止具30の繋止錠40の挿入部41を挿入する。
繋止錠40は、挿入部41が受け装置70の挿入穴72aに挿入させられるとき、鉤爪43bで受け装置70の爪部材73の面73aに接触している間、挿入方向に進むに従って受け装置70の押しバネ74の付勢力に抗して爪部材73を押しバネ74側に移動させる。そして、繋止具20は、鉤爪43bと、受け装置70の爪部材73の面73aとの接触が解除されると、押しバネ74によって挿入穴72a側に付勢された爪部材73が元の位置に復帰し、図12に示す状態になる。
図12に示す状態のとき、繋止錠40は、段差41aで受け装置70の爪部材73の面73bに接触するので、受け装置70の挿入穴72aから取り外されることができない。即ち、荷物90は、建物100に繋ぎ止められている。
次に、建物100に繋ぎ止められた荷物90を建物100の住人が取り外して荷箱31を開ける場合について説明する。
建物100に繋ぎ止められた荷物90を住人が取り外す作業については、上述した建物100に繋ぎ止められた荷物80を住人が取り外す作業と同様であるので、説明を省略する。
住人は、建物100から荷物90を取り外した後、図13に示すように、繋止錠40の鉤爪43bを開口42bに沿って梃子43c側に押し込む。
繋止錠40は、鉤爪43bが開口42bに沿って梃子43c側に押し込まれると、遊動軸43aを介して鉤爪43bと接続された梃子43cも穴45dに沿って移動し、梃子43cによって連結管60の導線61を締錠50側に押し込む。締錠50は、連結管60の導線61によって受穴板54が押しバネ55側に押し込まれると、掛鉤51の掛り部51aが受穴板54の受穴54aから抜き出されることが可能になる。
したがって、住人は、受穴板54の受穴54aと、鉤受52の掛鉤用穴53aとから掛鉤51の掛り部51aを抜き出すことによって、荷箱31の本体31bに対して蓋31aを開けることができる。
なお、繋止錠40は、図14に示すように、開き戸101の端部101aと、戸枠102との隙間100aが適切に設けられており、建物100の内側のスペース100bが十分である場合には、閉まっている状態の開き戸101の端部101aと、戸枠102との隙間100aに金箆42が挿入されて金箆42に対して鉤爪43bが起こされることによって、受け装置70ではなく開き戸101に直接取り付けられることも可能である。繋止錠40が開き戸101に直接取り付けられている場合、住人は、開き戸101を開いて繋止錠40を開き戸101から取り外した後、上述したように荷箱31を開けることができる。また、繋止具30は、受け装置70が存在しない建物には開き戸に直接取り付けられることも可能である。
以上に説明したように、繋止システム10は、開いている状態の開き戸101に予め取り付けられる受け装置70に繋止具20や繋止具30が取り付けられるので、閉まっている状態の開き戸101の端部101aと、戸枠102との隙間100aに繋止具30の金箆42が挿入されて金箆42に対して鉤爪43bが起こされる繋止システム、即ち、閉まっている状態の開き戸101に繋止具30が直接取り付けられる従来型の繋止システムと比較して、開き戸101の端部101aと、戸枠102との隙間100aや、建物100の内側のスペース100bの大きさによる影響が少ない。したがって、繋止システム10は、従来より多くの建物100に荷物80を繋ぎ止めることができる。
また、繋止システム10は、受け装置70が押しバネ74を有しているので、爪部材73による繋止具20や繋止具30の抜け止めが振動によって解除されることを防止することができる。また、繋止システム10は、受け装置70が押しバネ74を有しているので、爪部材73にかかる重力の向きとは無関係に爪部材73を安定して機能させることができ、受け装置70の取り付け位置を開き戸101の上下左右の任意の位置にすることができる。
また、繋止システム10は、受け装置70が解除部材75、ロック部材76及び変位部材78を有しているので、開き戸101が開いている状態で爪部材73による繋止具20や繋止具30の抜け止めが解除可能であるとともに、開き戸101が閉じている状態で爪部材73による繋止具20や繋止具30の抜け止めが解除されることを防止することができる。
また、繋止システム10は、受け装置70が扉接触部材71、本体72及びネジ79によって開き戸101に固定されるので、開き戸101の開閉に連動して爪部材73による繋止具20や繋止具30の抜け止めの解除の可否を切り替えることができる。また、繋止システム10は、受け装置70が扉接触部材71、本体72及びネジ79によって開き戸101に固定されるので、抜止部71b及び外側接触部72fの間隔70aが調整されることによって、様々な厚みの開き戸101に固定されることができる。
また、繋止システム10は、閉じている開き戸101に受け装置70が固定されている状態で建物100の内側にネジ79の頭79aが配置されているので、開き戸101の端部101aと、戸枠102との隙間100aが大きいために受け装置70が開き戸101に固定されていない状態では建物100の外部から受け装置70が取り外されることが可能である場合であっても、建物100の外部から受け装置70が取り外されることを防止することができる。
また、繋止システム10は、受け装置70が押しバネ77を有しているので、開き戸101が開いている状態で爪部材73による繋止具20の抜け止めが確実に解除可能である。また、繋止システム10は、受け装置70が押しバネ77を有しているので、ロック部材76にかかる重力の向きとは無関係にロック部材76を安定して機能させることができ、受け装置70の取り付け位置を開き戸101の上下左右の任意の位置にすることができる。
また、繋止具20は、受け装置70に挿入されるだけで、荷物80を建物100に繋ぎ止めることができる。また、繋止具20は、簡単な構造であるので、樹脂等による大量生産によって安価に製造されて使い捨て品として使用されることができる。なお、繋止具20は、樹脂以外の材料で製造されていても良い。
繋止具20は、使い捨て品として使用される場合、配達業者による荷物の回収を前提としていない宅配便等の配達において、繋止具30と比較して高い利便性を発揮することができる。即ち、配達業者による荷物の回収を前提としていない配達において、繋止具30が利用されて建物100に荷物90が繋ぎとめられた場合、配達業者は、荷物90の回収が無いのにもかかわらず繋止具30の回収のために建物100を再度訪問しなければならないという作業が余分に発生してしまうが、繋止具20が利用されて建物100に荷物80が繋ぎとめられた場合、配達業者は、使い捨て品である繋止具20の回収のために建物100を再度訪問することはない。繋止具30が使い捨て品として使用されると、繋止具30が利用されても余分な回収作業が発生することはないが、繋止具30は、繋止具20と比較して構造が複雑であるため通常は高価になるので、通常は配達業者による回収が必要になると考えられる。
なお、本実施の形態においては、施錠可能な開閉部材として開き戸について説明したが、例えば引き戸、吊戸、折戸、シャッタ、窓等、建物に取り付けられて開閉及び施錠が可能な部材であれば、開き戸以外の部材であっても良い。
また、本実施の形態においては、荷物80に繋がった連結用部材としてリングについて説明したが、繋止具20と連結するために荷物80に取り付けられた部材であれば、リング以外の部材であっても良い。
また、本実施の形態においては、繋止具20の取付口22aは、挿入部21上、即ち、繋止具20が受け装置70に挿入された状態で全部が覆われる位置に形成されているが、繋止具20が受け装置70に挿入された状態で受け装置70によって少なくとも一部が覆われてリング81が取り外し不可能になる位置に形成されていれば良い。
また、本実施の形態においては、受け装置70は、繋止具20と繋止具30との兼用であったが、繋止具20及び繋止具30の何れか一方のみが取り付け可能であっても良い。
また、本実施の形態においては、受け装置70は、繋止具20や繋止具30が一度に1つのみ取付可能であるが、一度に複数が取り付けられるようになっていても良い。
本発明の一実施の形態に係る繋止システムの斜視図 (a)図1に示す繋止システムの2種類の繋止具のうち一方の種類の繋止具の上面図 (b)図2(a)に示す繋止具の側面図 (a)図1に示す繋止システムの2種類の繋止具のうち図2に示す繋止具とは異なる種類の繋止具の部分的に破断させた側面図であって、鉤爪が金箆に対して倒されている状態での図 (b)図3(a)に示す状態での繋止具の繋止錠の部分的に破断させた上面図 図3(b)に示す繋止錠の斜視図であって、鉤爪が金箆に対して起こされている状態での図 (a)図1に示す繋止システムの受け装置の部分的に破断させた側面図であって、閉じている開き戸に受け装置が取り付けられている状態での図 (b)図5(a)に示す状態での受け装置の上面断面図 (c)図5(a)のI−I矢視断面図 図5に示す受け装置の分解斜視図 (a)図5に示す受け装置の部分的に破断させた側面図であって、開いている開き戸に受け装置が取り付けられている状態での図 (b)図7(a)に示す状態での受け装置の上面断面図 (c)図7(a)のII−II矢視断面図 (a)図5に示す受け装置の部分的に破断させた側面図であって、閉じている開き戸に取り付けられた受け装置に図2に示す繋止具が挿入されている状態での図 (b)図8(a)に示す状態での受け装置の上面断面図 (c)図8(a)のIII−III矢視断面図 (a)図5に示す受け装置の部分的に破断させた側面図であって、開いている開き戸に取り付けられた受け装置に図2に示す繋止具が挿入されている状態での図 (b)図9(a)に示す状態での受け装置の上面断面図 (c)図9(a)のIV−IV矢視断面図 (a)図5に示す受け装置の部分的に破断させた側面図であって、開いている開き戸に取り付けられた受け装置に図2に示す繋止具が挿入されているときに受け装置の解除部材が引っ張られている状態での図 (b)図10(a)に示す状態での受け装置の上面断面図 (c)図10(a)のV−V矢視断面図 (a)図3に示す繋止具の部分的に破断させた側面図であって、鉤爪が金箆に対して起こされている状態での図 (b)図11(a)に示す状態での繋止具の繋止錠の部分的に破断させた上面図 (a)図5に示す受け装置の部分的に破断させた側面図であって、閉じている開き戸に取り付けられた受け装置に図3に示す繋止具が挿入されている状態での図 (b)図12(a)に示す状態での受け装置の上面断面図 (c)図12(a)のVI−VI矢視断面図 (a)図3に示す繋止具の部分的に破断させた側面図であって、鉤爪が押し込まれた状態での図 (b)図13(a)に示す状態での繋止具の繋止錠の部分的に破断させた上面図 図3に示す繋止具の側面図であって、閉じている開き戸に繋止具が直接取り付けられている状態での図
符号の説明
10 繋止システム
20 繋止具
21 挿入部
21b 段差
22 連結部
22a 取付口
30 繋止具
41 挿入部
41a 段差
42 金箆
43a 遊動軸
43b 鉤爪
43c 梃子
44 錠機構
70 受け装置
70a 間隔
71a 隙間配置部
71b 抜止部
72 本体(穴形成部)
72a 挿入穴
72f 外側接触部
73 爪部材
74 バネ(爪付勢部材)
75 解除部材
76 ロック部材
77 バネ(離方向付勢部材)
78 変位部材
79 ネジ(間隔調整部材)
79a 頭(操作部)
80 荷物
81 リング(離方向付勢部材)
90 荷物
100 建物
100a 隙間
101 開き戸(開閉部材)
101a 端部
102 戸枠(対向部材)

Claims (10)

  1. 施錠可能な開閉部材と、閉じている状態の前記開閉部材の端部に対向する対向部材とを備えた建物に荷物を繋ぎ止める繋止システムであって、
    前記荷物を繋ぎ止めるための繋止具と、開いている状態の前記開閉部材に予め取り付けられて前記開閉部材が閉じている状態で前記繋止具を前記開閉部材に固定するための受け装置とを備え、
    前記繋止具は、前記受け装置に挿入されるための挿入部を有し、
    前記挿入部は、前記受け装置からの抜け止めのための段差が形成され、
    前記受け装置は、閉じている前記開閉部材に前記受け装置が固定されている状態で前記端部及び前記対向部材の隙間に配置される隙間配置部と、閉じている前記開閉部材に前記受け装置が固定されている状態で前記建物の内側に配置され前記隙間配置部に接続されて前記隙間配置部の前記隙間からの抜け止めを行う抜止部と、前記繋止具が挿入される挿入穴が形成された穴形成部と、前記挿入穴に挿入された前記繋止具の前記段差に接触することによって前記繋止具の抜け止めを行う爪部材とを有したことを特徴とする繋止システム。
  2. 前記受け装置は、前記爪部材の突出方向に前記爪部材を付勢する爪付勢部材を有したことを特徴とする請求項1に記載の繋止システム。
  3. 前記受け装置は、前記爪部材に接触して移動させられることによって前記爪部材を移動させ前記爪部材による前記繋止具の抜け止めを解除する解除部材と、前記解除部材に接触して前記解除部材の移動を防止するロック部材と、前記ロック部材に接触して前記ロック部材の位置を変更する変位部材とを有し、
    前記変位部材は、前記開閉部材が閉じている状態で前記対向部材に押されて前記ロック部材の位置を前記ロック部材が前記解除部材の移動を防止する位置にすることを特徴とする請求項1に記載の繋止システム。
  4. 前記受け装置は、前記開閉部材が閉じている状態の前記建物の外側から前記開閉部材に接触するための外側接触部と、前記外側接触部及び前記抜止部の間隔を調整する間隔調整部材とを有したことを特徴とする請求項3に記載の繋止システム。
  5. 前記間隔調整部材は、閉じている前記開閉部材に前記受け装置が固定されている状態で前記建物の内側に配置され前記間隔を調整するために利用者によって操作されるための操作部を有したことを特徴とする請求項4に記載の繋止システム。
  6. 前記受け装置は、前記ロック部材が前記解除部材から離れる方向に前記ロック部材を付勢する離方向付勢部材を有したことを特徴とする請求項3に記載の繋止システム。
  7. 前記繋止具は、前記荷物に繋がった連結用部材を連結するための連結部を有し、
    前記連結部は、前記連結用部材が取り付けられるための取付口が形成され、
    前記取付口は、前記繋止具が前記受け装置に挿入された状態で前記受け装置によって少なくとも一部が覆われる位置に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の繋止システム。
  8. 前記挿入部は、前記挿入穴に挿入されるための金箆と、前記金箆の延在方向に延在して前記金箆に回転可能に支持された遊動軸と、前記金箆の先端側で前記遊動軸に対して曲げられて前記遊動軸に設けられた鉤爪とを有し、
    前記繋止具は、前記金箆の根元側で前記遊動軸に対して曲げられて前記遊動軸に設けられた梃子と、前記遊動軸を中心とした前記梃子の回転をロックする錠機構とを有し、
    前記段差は、前記鉤爪によって形成されることを特徴とする請求項1に記載の繋止システム。
  9. 施錠可能な開閉部材と、閉じている状態の前記開閉部材の端部に対向する対向部材とを備えた建物に荷物を繋ぎ止める繋止システムに使用され、前記荷物を繋ぎ止めるための繋止具を前記開閉部材が閉じている状態で前記開閉部材に固定するために、開いている状態の前記開閉部材に予め取り付けられる受け装置であって、
    閉じている前記開閉部材に前記受け装置が固定されている状態で前記端部及び前記対向部材の隙間に配置される隙間配置部と、閉じている前記開閉部材に前記受け装置が固定されている状態で前記建物の内側に配置され前記隙間配置部に接続されて前記隙間配置部の前記隙間からの抜け止めを行う抜止部と、前記繋止具が挿入される挿入穴が形成された穴形成部と、前記挿入穴に挿入された前記繋止具に接触することによって前記繋止具の抜け止めを行う爪部材とを有したことを特徴とする受け装置。
  10. 施錠可能な開閉部材と、閉じている状態の前記開閉部材の端部に対向する対向部材とを備えた建物に荷物を繋ぎ止める繋止システムに使用され、開いている状態の前記開閉部材に予め取り付けられた受け装置に前記開閉部材が閉じている状態で固定される繋止具であって、
    前記受け装置に挿入されるための挿入部と、前記荷物に繋がった連結用部材を連結するための連結部とを有し、
    前記挿入部は、前記受け装置からの抜け止めのための段差が形成され、
    前記連結部は、前記連結用部材が取り付けられるための取付口が形成され、
    前記取付口は、前記繋止具が前記受け装置に挿入された状態で前記受け装置によって少なくとも一部が覆われる位置に形成されたことを特徴とする繋止具。
JP2006121350A 2006-04-25 2006-04-25 建物への荷物の繋止システム Expired - Fee Related JP4748675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006121350A JP4748675B2 (ja) 2006-04-25 2006-04-25 建物への荷物の繋止システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006121350A JP4748675B2 (ja) 2006-04-25 2006-04-25 建物への荷物の繋止システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007291746A JP2007291746A (ja) 2007-11-08
JP4748675B2 true JP4748675B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=38762628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006121350A Expired - Fee Related JP4748675B2 (ja) 2006-04-25 2006-04-25 建物への荷物の繋止システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4748675B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6591776B2 (ja) * 2015-04-20 2019-10-16 株式会社Fuji 収容ボックス及びストッカシステム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3769664B2 (ja) * 2000-06-08 2006-04-26 有限会社モモンガー 繋止錠及びそれを用いた防犯繋止軟禁機構付き配集荷箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007291746A (ja) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3816290B2 (ja) スクータ型車両のシート取付け構造
US7028513B2 (en) Anti-theft device for portable computers
US7437803B2 (en) Grip handle type door handle apparatus
JP4748675B2 (ja) 建物への荷物の繋止システム
US20030094485A1 (en) Non-contact food pass
JP4001242B2 (ja) ダブルクランプ式扉用ロックハンドル装置。
JP3822726B2 (ja) スライドカバーの錠装置
CN213710693U (zh) 行李箱的一键释放防盗保护直扣锁装置
JPS58501865A (ja) 施錠組立体
KR200468325Y1 (ko) 가방용 지퍼 잠금장치
JP3510086B2 (ja) 自動販売機の扉防盗装置
JP4530294B2 (ja) 扉開閉用ハンドルの掛金装置
JP2009203604A (ja) 扉開閉用ハンドルの掛金装置
JP4127353B2 (ja) 錠前
KR930007284Y1 (ko) 오토바이용 공구함 결착장치
KR100566658B1 (ko) 사물함
JP4116392B2 (ja) 錠装置
JP4252085B2 (ja) 自動販売機の補助錠止装置
JP4030033B2 (ja) ハンドル錠
JP3507053B2 (ja) 自動販売機等の補助ロック装置
JP6215180B2 (ja) ラッチ組立体
JP3512769B2 (ja) 自動販売機等の補助ロック装置
JP4219143B2 (ja) 扉錠装置
JP3059582U (ja) 施錠装置
JPH0632651U (ja) 傘立て用錠

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090122

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4748675

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees