JP3769664B2 - 繋止錠及びそれを用いた防犯繋止軟禁機構付き配集荷箱 - Google Patents

繋止錠及びそれを用いた防犯繋止軟禁機構付き配集荷箱 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、施錠された扉の外側に置いた荷箱(8)を繋止するための繋止錠(2)と、荷箱(8)を軟禁するための締錠(3)からなり、繋止錠(2)からの操作を締錠(3)に伝達する導線(5)、その導線(5)を内包する連結管(4)によって繋止錠(2)と締錠(3)を接続した一連構成の装置(13)、その装置を装着した繋止軟禁一体機構の荷箱(8)によって、留守宅への配達及び留守宅からの集荷回収業務において防犯機能を備えつつ、迅速に行なうことを目的とした荷箱(8)に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
食材宅配業は、利用宅の玄関前等に錠付ロッカーを常時据置き、業者と利用宅の双方が合い鍵を所持し受注品の受け渡しを行なっていた。保温性を必要とする食品は、発泡スチロール製の箱ごと錠付ロッカーに入れていた。
【0003】
また宅配レンタルビデオ業は、利用者からの受注貸出品を留守宅においても配達し、期日に利用済み貸出品の返却回収を行なう。そうした業務の中で、業者側が所有する防犯通函の形態及び使用方法を例に以下説明する。
【0004】
従来の防犯通函の形態は、業者側が掛金付き通函と錠前を持ち、利用宅側は業者から渡された繋止具を持ち、それら分離した構成を組み合わせるものであった。
【0005】
留守宅への配達方法は、予め利用宅が外出する際の扉施錠時に繋止具を扉隙間に挟んで出しておき、配達側は配達物を入れた掛金付き通函をその繋止具に錠前で接続し繋止してくる。というものであった。
【0006】
留守宅からの回収方法は、施錠扉に挟まれた繋止具と回収物が入った掛金付き通函を接続している錠前を外し分離回収する、その際施錠扉に繋止具が残る。というものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の錠付ロッカー及び通函には次のような欠点がある。従来の防犯通函においては、配達物を入れる掛金付き通函と、錠前と、繋止具、を個々に用意して配達した時点で組み合わせるという、分離したものであった。
【0008】
繋止具は、扉内側に引掛かる鉤が固定形状の金具を用いていたため、施錠扉に対し外側からの操作で回収するということができない構造であった。
【0009】
繋止具は、事前に利用宅へ渡しておく必要があり、繋止具を持っていない初回においての留守宅へは配達ができなかった。
【0010】
掛金から閂兼用の繋止具を抜いてある時、蓋の取手を持ち上げると通函が開いてしまい、中の物を落としてしまう事があった。
【0011】
掛金付き通函を回収した際、扉に挟まったままになっている繋止具は、その後の利用に備えて常に利用宅側での保管が必要となっていた。
【0012】
分離型の場合、錠前や繋止具の保管場所が分散するために紛失が生じやすかった。
【0013】
留守宅へ配達に行った際、利用宅側が繋止具を出し忘れていた場合、配達物を繋ぐことができず無駄足となっていた。
【0014】
繋止具及び錠付ロッカーの必要数量は、すべての利用宅が常備するための数量と、利用宅の増加等に充当するための在庫数量を必要とした。
【0015】
繋止具及び錠付ロッカーの設置等は、利用率の低い個宅は償却率の低下、途中移転においては未償却によるコスト割れという無駄も生じた。
【0016】
錠付ロッカーは繋止機能が無く防犯面が充分とは言えなかった。
【0017】
錠付ロッカーは外寸で、高さ60cm、幅40cm、奥行30cm前後の立方体形状のため、そこに入れられる配達物の大きさ、量、形状に限界がある。そのため、容量に無駄が生じたり不足することがあった。また上記寸法のロッカーを玄関前等に常時据え置くことは美観的にも害する感があった。
【0018】
錠付ロッカーの開閉は双方の合い鍵によるもので、鍵の複数化や複雑化を要した。また分離型の防犯通函も操作上は複雑で手間を要した。
【0019】
保温性を必要とする食品の運搬に使われている発泡スチロール製の箱は耐久性、衛生保持面等に欠け、消耗に伴う廃材を発生させやすかった。
【0020】
本発明は上記欠点を補い更に美観を損ねず低コストが要求される。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記欠点に対する要求と対処を図1を参照に列記する。繋止錠(2)の解除鍵は、複数の繋止錠(2)に共通する同一鍵で使用できることが望ましい。
【0022】
利用宅では、施錠されていた扉を開けて繋止の解除をする、それと連動して荷箱(8)は鍵を使わず簡単に解締できることが望ましい。
【0023】
繋止錠(2)は、連結管(4)によって締錠(3)に常時連結し、荷箱(8)から簡単には外れずに保管できることが望ましい。
【0024】
繋止錠(2)と締錠(3)を連結管(4)によって常時連結する一連構成の装置は、内容物の大きさや形状に応じた様々な容器に装着できることが望ましい。
【0025】
荷箱(8)は、蓋を押すだけで簡単に軟禁でき、蓋の取手を持ち上げても勝手に開かないことが望ましい。
【0026】
荷箱(8)は、丈夫で雨水などの浸入や外気温から内容物を保護でき恒久的に使用できることが望ましい。更に、食品運搬に使用する場合は、衛生処理を施しやすいことが望ましい。
【0027】
利用宅には注文並びに出荷依頼がある時以外は、荷箱、繋止具等の器具の保管、及びロッカー設置を必要とせず、全利用宅に対し統一形態の物で共用できることが望ましい。
【0028】
本発明は上記欠点と要求を解決するためのものである。従来は図11で示す繋止具(26)の鉤が固定形状であり施錠扉の外側から抜き取ることができなかった、図1〜図4において、梃子(11)の操作により鉤爪(1)が倒立する可動式の機構により、それを可能とする繋止錠(2)に変える。連結用に分離していた錠前(33)は、鉤爪(1)の立状態の固定と固定解除を目的とした錠機構(12)に変え、それを繋止錠(2)に組み込む。連結用の鎖(28)が閂を兼ねて軟禁していた掛金(27)に変わり、蓋を押すだけで軟禁できる締錠(3)にする。締錠(3)は、鉤爪(1)が施錠扉に隔絶される事によって軟禁状態を保持し、扉を開けて繋止錠(2)を解放することで、隔絶されていた鉤爪(1)の操作を可能とし、別途鍵を使用せず軟禁解除ができる機構にする。繋止錠(2)は、導線(5)を内包する連結管(4)によって締錠(3)と常時連結状態にし、各個体が分離しない図6と図7における、一連構成の装置にする。一連構成の装置は荷箱(8)に対し着脱可能とし、荷箱(8)に装着して一連構成一体型化にする。それによって統一形態を機軸とする繋止軟禁機構付き配集荷箱となる。
【0029】
【作用】
本発明の作用を留守宅への配達と受け渡し手順に従い、図1〜図4・図6における繋止軟禁機構付き配集荷箱の各部役割を説明する。
【0030】
荷箱(8)の蓋の開け方は、繋止錠(2)の鉤爪(1)を後方へ押し込むと連結管(4)に内包された導線(5)から締錠(3)の鉤受(6)内部に操作が伝わり荷箱(8)の蓋が開く。配達物を入れ、蓋を押下げると締錠(3)は閉じ、荷箱(8)は仮軟禁状態になる。
【0031】
続いて施錠された扉外側より鉤爪(1)を倒した状態で金箆(9)を扉の隙間から扉内側に送り込み、繋止作業をする。金箆(9)前方部は、鉤爪(1)が立ち上がった時点で逆T字形3点支持の底辺として作用をする。鉤爪(1)は扉から抜けないよう扉内側で立ち上がり引掛かる。梃子(11)は、指先の操作で起こす、その操作は同じ動きで鉤爪(1)を立ち上げる。閉鎖戸(16)は、梃子(11)を起こし終えた瞬間にバネ反発で梃子(11)を遮蔽する。解除鍵で解除するまで遮蔽を維持する。
【0032】
鉤爪(1)は扉の内側に隠れ入り、部外者による鉤爪(1)の接触及び梃子(11)部の操作は不可能となる、よって荷箱(8)の締錠(3)を解除することも不可能である。よって、扉への繋止操作が荷箱(8)の軟禁に同時に作用し、配達が完了する。
【0033】
届けられた配達物を荷箱(8)より取り出すには、施錠扉を開ける事により隙間に挟み込みこまれた繋止錠(2)を外れ、繋止錠(2)の鉤爪(1)を後方へ押し込む、その操作は連結管(4)に内包された導線(5)により締錠(3)の鉤受(6)内部に伝わり掛鉤(7)を外し、荷箱(8)の軟禁が解かれる。
【0034】
返却、集荷等において留守中に回収を受ける場合。荷物を入れた荷箱(8)の蓋を閉じ、繋止錠(2)の鉤爪(1)が立った状態の金箆(9)を扉に挟み込みながら閉め施錠する。これにより、鉤爪(1)が扉内側に引掛り、回収を受ける荷物が入った荷箱(8)は軟禁状態で繋止され、部外者による荷箱(8)の開閉及び盗難等を不可能にする。
【0035】
回収の際における錠機構(12)は、解除鍵の操作でバネ反発に逆行して閉鎖戸(16)を開かせる、閉鎖戸(16)による梃子(11)の遮蔽を解除し梃子(11)を倒せる状態にする。鉤爪(1)は扉内側で倒れ金箆(9)と水平状態になり回収を可能にする。梃子(11)を倒したまま解除鍵を抜くと閉鎖戸(16)はバネ反発で梃子(11)を押している状態に戻る。
【0036】
【実施例】
一般的な玄関の扉に対する実施例、図1〜図8を参照して説明する。
【0037】
図2〜図5で示す繋止錠(2)は、大半が金属製で鋼鉄、ステンレス、真鍮等の丈夫な耐蝕性金属を用いる。金箆(9)部は扉の厚さに適応した長さ50mm、幅14mmが引戸にも対応でき、最も広範囲に使用できる。金箆(9)部は底板と一体になった厚さ2.2mmの鋼硬板である。遊動軸(17)は、両端に鉤爪(1)と梃子(11)を設けた直径2mmの鋼鉄単軸であり、金箆(9)を縦に貫通する。鉤爪(1)は金箆(9)先端で長さ7mmの直角の鈎状になる。遊動軸(17)は梃子(11)と連動し約90°半転し、それに伴い鉤爪(1)が倒立する。梃子(11)は右から左への操作で鉤爪(1)の(倒)から(立)への選択を行なう。(立)で閉鎖戸(16)が遮蔽し、梃子(11)の戻りが抑止される、それに伴い鉤爪(1)が固定される。閉鎖戸(16)は、梃子(11)の後片に対し押しバネ(18)による常時バネ反発を伴って密着し、梃子(11)を起こし切った時点で閉鎖戸(16)と梃子(11)の接点が無くなり、更にバネ反発で戸袋(19)に一部が入り梃子(11)の動きを遮る。また、梃子(11)を抑止する別の方法として考えられるものに図5で示す、梃子(11)に内蔵された突起棒(20)方式が考えられる。突起棒(20)を内蔵する梃子(11)は、左から右への操作で鉤爪(1)の(倒)から(立)への選択を行なう。突起棒(20)は、梃子(11)に内蔵された直径2mmの金属棒であり、常時後方からの押しバネ(18)により梃子(11)内から外方向へ2mm突出する反発を有している。突起棒(20)は、密接する対壁面(21)により梃子(11)内部に押し込まれ平面を成し、梃子(11)を立上げる祭の対壁面(21)上に弧を描いて滑り移動する。対壁面(21)上の弧の最終地点に直径2mmの留穴(22)があり、梃子(11)内に押し込まれていた突起棒(20)は、バネ反発を伴いその留穴(22)に2mm突入し歯止めが掛かり、梃子(11)自体を抑止する。閉鎖戸(16)および突起棒(20)の両方式ともに解除鍵の操作は、梃子(11)の抑止を筒形錠の半転運動で解除し、鉤爪(1)の(倒)を行なうものである。錠機構(12)は、筒形錠を用いて螺旋筒(10)を半転させ閉鎖戸(16)に設けた突腕(23)を後方へ押し下げ、閉鎖戸(16)を開かせる梃子の遮蔽を解除する機構である。梃子(11)内蔵の突起棒(20)に対する錠機構(12)は、対壁面(21)上の弧の最終地点に空けた直径2mmの留穴(22)の中に突起棒同様の直径2mmの金属の押釘棒(24)があり、筒形錠による螺旋筒(10)の半転運動により、押釘棒(24)が2mm突入している突起棒(20)を梃子(11)内に押し戻し、梃子(11)の歯止めを解除する機構である。図4と図5で示す錠機構(12)は、他に鍵差込み式や番号合わせ式等の使用が考えられる。扉からの繋止を解除した鉤爪(1)は、(立)時に後方へ10mm押すことができ、同時に梃子(11)が誘導溝(32)に収納され、その運動を導線(5)が締錠(3)に伝える機構になっている。繋止錠(2)後部の連結管(4)の連結穴(25)内部は、図8で示す別の方式である掛金(27)に閂を兼務する鎖(28)の連結にも対応する、凹形状を設けてある。また、繋止錠(2)の外寸法は、掛金(27)の閂環の中を通過するため、全高13mm、全幅20mm、以内とした。
【0038】
連結管(4)は、前後に滑動する導線(5)を芯とし、それを保護する外殼との二重構造である、外殼は、ステンレス等の金属で非伸縮性の長さ25cm(適宜に応ずる)、太さは7mm程度が適当であると考えられる、柔軟性を持たせるため中空の蛇腹か、塩化ビニール等の外膜を施した管状の金属編線等でできていて繋止作業等が自在に行なえる。両端の連結部は抜け防止のための金管(29)直径8mmを止め、凸形状を形成する。芯にあたる導線(5)は、ステンレス等の金属撚線ワイヤーで太さ3mm、長さは外殼に対して3cm程度余りを付け、その両末端は2cmづつを棒状に固めてある、外殼の内部で滑動するため潤滑グリスで滑らかな動きを保っている。
【0039】
締錠(3)は、掛鉤(7)と鉤受(6)による上下組一対型の丈夫な金属製である。掛鉤(7)は、固定平形で先端形状は鋭角の尖状を成し、一片に引掛りがある、掛り部(30)の切り込みは、繋止した鉤爪(1)の揺動及び、連結管(4)の湾曲による導線(5)の余分な動作等に伴う鉤受(6)からの脱落を防止するため深さを設けた。掛鉤(7)は、先端を下に向け蓋側に装着する。鉤受(6)は、露出した解締装置が無く、掛鉤挿入口(31)以外は密閉した箱形であり、一部に連結管(4)が接続されている、掛鉤挿入口(31)を上に向けて本体側に装着し、掛鉤(7)と組合わさり締錠(3)を成す。鉤受(6)は、唯一の解締装置である繋止錠(2)を、連結管(4)によって鉤受(6)から隔絶し接続してある。繋止錠(2)の解締操作は、連結管(4)が内包する導線(5)によって密閉された鉤受(6)内部の受穴板(15)に伝えられる、導線(5)の末端部に押された受穴板(15)は、内溝に沿って閉位置から開位置へ移動し、掛鉤(7)の掛かりを外す機構である。受穴板(15)は、常時バネ反発で閉位置を支持し、開位置への滑動時は、バネ反発に逆行して移動する。締錠(3)の軟禁は、蓋に上から軽く力を与えるたけで、掛鉤(7)先端が閉位置にある受穴板(15)を押し開き挿入され掛かる機構である。また、鉤受(7)に専用の鍵による解締用の鍵穴を設けた両解締方式の機構も考えられる。
【0040】
上記3項目に基づく部材である繋止錠(2)と締錠(3)を連結管(4)で接続した、図6に示す一連構成の装置は、締錠(3)の掛鉤(7)と鉤受(6)それぞれを荷箱(8)の蓋と本体にボルト等で装着する事により荷箱(8)が、一連構成一体化となる。これにより荷箱(8)は、配達側のみが所有する解除鍵による回収と繋止及び軟禁を可能とし、受け取り側のみが所有する玄関扉の鍵による繋止解除と軟禁解除を可能とした双方間においてのみの受け渡しに機能する防犯配収荷箱となる。
【0041】
荷箱(8)は金属や塩化ビニール等の耐久性と防水性を持たせた被せ蓋付き箱型である。この箱以外の容器としては、食品運搬用に抗菌処理を施した保温性アイスボックス、蓋付瓶等が考えられる、事務関係、商取引、クリーニング等の搬送には、書類ケース、ファスナー付きの袋、収束バンド等も考えられる。
【0042】
一連構成の装置を荷箱(8)に装着する方法は、締錠(3)を開放状態にし、締錠(3)の裏側に設けたネジ穴を荷箱(8)の装着面に空けた穴に合わせ内側からボルトで止める、また道具を使わずに装着可能な差し込み式、引き上げ下げによって簡単に脱着できる物も考えられる。装着の際に緩みを防ぐためゴム、板バネ等の隙間材がある。締錠(3)を荷箱(8)から外す場合は、荷箱(8)の開放時のみ可能である。
【0043】
本発明は、大型の鉄扉、シャッター等への使用に合わせた各部の大型設計からウィンドーケース等に合わせた小型設計の用途目的別の仕様が考えられる。
また、オートロック式のマンション等で扉を利用できない場合に、図12に示す繋止錠専用の錠付き差し込み口を集合ポスト周辺等に設置しての使用も考えられる。その錠方式は番号合わせ式が望ましい。
【0044】
【発明の効果】
繋止錠にするため別途繋止具等を用いることなく、施錠扉に対し外側から直接荷箱の繋止軟禁及びその解除ができる。
【0045】
繋止錠にするため繋止具等の出し忘れによる配達の無駄足が無くなり、またそうした不安からも解放される。
【0046】
繋止錠にするため繋止具等を事前に渡す必要が無く、初回の利用宅が留守であっても対応できる。
【0047】
一連構成一体化にした荷箱は、統一形態の恒久共用物としての運搬が可能となり、全利用宅に対し、利用時のみの使用が可能になるため無駄な設備負担増が軽減される。また、個々の利用宅が常備保管する器具、錠付きロッカー等の設置が一切無いため、構成部具や鍵等の紛失、利用率の低い個宅による償却率の低下、途中移転等による未償却等の問題も解消される。
【0048】
一連構成の装置を着脱式にするため内容物に適応した荷箱へ装着ができる、また部分的な補修や交換がしやすくなる。
【0049】
内容物に適応した荷箱の選択ができるため無駄な容量や不適合性が軽減できる。抗菌処理を施した保温性アイスボックスを使用することによって発泡スチロール等の廃材処理が無くなる。
【0050】
全体の構成を一体型にするため接続分離が無く、利用宅側の受け取り時、また集荷・回収時の操作も単純化できる。
【0051】
荷箱に締錠が付いたため軟禁操作が簡単になり、蓋の取手を持ち上げても勝手に開放しなくなる。
【0052】
配達側のみが共通鍵を一本持つだけで対応でき、鍵の複数化と複雑化が解消できる。それによって防犯面の不安も軽減でき迅速かつ円滑な業務遂行ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施錠された扉に繋止した状態を示す一連構成一体型化の荷箱及び繋止錠を拡大した平面図
【図2】繋止錠の閉鎖戸方式の立面図
【図3】繋止錠の閉鎖戸方式の上面と側面の構造を表わす平面図
【図4】繋止錠の閉鎖戸方式の上面と側面と後面を表わす平面図
【図5】繋止錠の突起棒内蔵梃子方式の上面と後面の構造を表わす平面図
【図6】繋止錠と締錠が連結管で接続された一連構成の装置の平面図
【図7】一連構成の装置の開閉動作を表わす構造平面図
【図8】掛金方式で扉に繋止した荷箱の平面図
【図9】厚さ調整補具の斜視図
【図10】厚さ調整補具を使用した繋止状態を示す平面図
【図11】従来の分離型防犯通函と繋止具を拡大した平面図
【図12】繋止錠専用の差し込み口
【符号の説明】
1 鉤爪
2 繋止錠
3 締錠
4 連結管
5 導線
6 鉤受
7 掛鉤
8 荷箱
9 金箆
10 螺旋筒
11 梃子
12 錠機構
13 一連構成の装置
14 厚さ調整補具
15 受穴板
16 閉鎖戸
17 遊動軸
18 押しバネ
19 戸袋
20 突起棒
21 対壁面
22 留穴
23 突腕
24 押釘棒
25 連結穴
26 繋止具
27 掛金
28 鎖
29 金管
30 掛り部
31 掛鉤挿入口
32 誘導溝
33 錠前

Claims (4)

  1. 施錠された扉の縁部と扉枠との隙間に対し、扉の外側から挿入する金箆(9)と、金箆(9)の先端に扉の外側からの操作で90度半転させることにより起立させ扉縁部の内側に引っ掛かり抜けないように作用する為に設けた鉤爪(1)と、扉の外側から鉤爪(1)に90度の半転を与える操作を行なう為に設けた梃子(11)と、扉の外側に位置する梃子(11)の半転操作を扉の内側に位置する鉤爪(1)に伝達する為に金箆(9)の中心を貫通し梃子(11)と鉤爪(1)を連結するように設けた遊動軸(17)と、鉤爪(1)を90度起立させた状態で扉の外側に位置する梃子(11)を固定する為に設けた錠機構(12)からなり、錠機構(12)による固定を解除するか、又は前記の施錠された扉を解放するまで扉に対し繋止された状態を保持することを特徴する繋止錠。
  2. 繋止を解き鉤爪(1)が起立したままの状態において、金箆(9)の中心を貫通する遊動軸(17)は金箆(9)に対し前後方向に滑り動かせることを特徴とする請求項1記載の繋止錠。
  3. 片開きの荷箱等に設けられた締錠(3)に連結される請求項2記載の繋止錠であって、締錠(3)は本体側に装着される鉤受(6)と蓋側に装着される掛鉤(7)と鉤受(6)内部に密閉される受穴板(15)と受穴板(15)を閉じ位置側に押す押しバネ(18)からなっており、繋止錠と締錠(3)とを連結管(4)で連結しており、連結管(4)に内包された導線(5)は一端が受穴板(15)に他端が遊動軸(17)末端に接続されており、前記の前後方向に滑り動かす遊動軸(17)の動きを、鉤受(6)内部に密閉された受穴板(15)を開の位置側に押し戻す力として伝達する様にした請求項2記載の繋止錠。
  4. 前記繋止錠と、前記締錠とを接続した一連構成の装置(13)を、集配用の荷箱(8)に装着することにより、配達物を入れ前記締錠によって錠をした荷箱(8)を、前記繋止錠によって施錠扉に対し繋止し錠止めする、また逆に前記施錠扉の解錠によって繋止が解かれ前記遊動軸の動作によって荷箱(8)の錠を解除することを特徴とする請求項3記載の繋止錠を用いた防犯繋止軟禁機構付き配集荷箱。
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