JP2761343B2 - 宅配ボックスの開閉装置 - Google Patents

宅配ボックスの開閉装置

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JP2761343B2
JP2761343B2 JP5066374A JP6637493A JP2761343B2 JP 2761343 B2 JP2761343 B2 JP 2761343B2 JP 5066374 A JP5066374 A JP 5066374A JP 6637493 A JP6637493 A JP 6637493A JP 2761343 B2 JP2761343 B2 JP 2761343B2
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崇 佐久間
憲一 武藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、留守の住宅に配達され
た荷物を受け取ることができる宅配ボックスの開閉装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】宅配ボックスの荷物入口扉を機械的に施
錠・解錠するものにおいては、荷物の投函後、配達者が
ロック用押釦等で宅配ボックスの表側から施錠し、そう
することで荷物入口扉側からは解錠できなくなり、家人
が荷物取り出し扉を開くことで荷物入口扉を解錠させる
ものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、宅配ボック
スのうち、特に荷物入口扉と荷物取り出し扉とを備えた
宅配ボックスにおいては、一般的に住宅の塀に埋め込み
設置されることが多く、荷物入口扉が住宅の敷地の表側
に露出している場合が多い。かかる場合、錠機構は荷物
取り出し扉が閉じられていれば、表側に露出している荷
物入口扉側にある施錠用ロック用押釦を押すという一つ
の動作だけで施錠できるものであるため、配達者、家人
以外の第三者もまた簡単に施錠できるようになり、荷物
を配達していないにもかかわらず、いたずらなどによっ
て荷物入口扉が施錠されてしまうおそれがあり、そうさ
れた場合は、その後実際に配達されても荷物の投函(或
いは荷物の受け取り)ができなくなるという心配があっ
た。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、荷物入口扉のロッ
ク用押釦の操作だけでは荷物入口扉を施錠できないよう
にして、いたずらなどによる荷物入口扉の施錠を未然に
防ぎ、荷物を配達していないにもかかわらず荷物入口扉
が施錠されてしまう心配のない宅配ボックスの開閉装置
を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、表側の荷物入口扉2と裏側の荷物取り出
し扉3との間に前後連結ロッド8が設けられ、前後連結
ロッド8はバネ体9によって裏側に向けて常にバネ付勢
され、荷物入口扉2には表側へ向けて常にバネ付勢され
たロック用押釦11が荷物入口扉2を貫通して取付けら
れ、ロック用押釦11の先端部には宅配ボックス1の内
部に突出する係止凹部11bが設けられ、上記前後連結
ロッド8とロック用押釦11との間には錠機構5が設け
られ、上記錠機構5には、荷物取り出し扉3の閉状態で
前後連結ロッド8によって倒されてロック待機姿勢P1
をとり且つ荷物取り出し扉3の開状態で前後連結ロッド
8によって起こされてロック解除姿勢P2 をとる揺動片
12と、揺動片12のロック待機姿勢P1 に連動して施
錠姿勢P1 ′をとり且つ揺動片12のロック解除姿勢P
2 に連動して解錠姿勢P2 ′をとる連動カム33と、宅
配ボックス1の内部に配置されて連動カム33の解錠姿
勢P2 ′から施錠姿勢P1 ′への移行を阻止又は許容す
るリセット装置30と、連動カム33が施錠姿勢P1
にあるときにロック用押釦11が押圧されたときのみロ
ック用押釦11の係止凹部11bに係止して荷物入口扉
2を閉状態にロックする係止爪13cを有するロック用
カム13とが設けられ、上記リセット装置30の動作時
には、揺動片12のロック待機姿勢P1 での連動カム3
3の解錠姿勢P2 ′から施錠姿勢P1 ′への移行が阻止
され、解錠姿勢P2 ′をとる連動カム33によってロッ
ク用カム13の係止爪13cがロック用押釦11の係止
凹部11bの移動軌跡M上から外れてロック用押釦11
による施錠不能な状態に保持され、且つリセット装置3
0の動作が解除された時には、揺動片12のロック待機
姿勢P1 での連動カム33の解錠姿勢P2′から施錠姿
勢P1 ′への移行が許容され、施錠姿勢P1 ′をとる連
動カム33によってロック用カム13の係止爪13cが
ロック用押釦11の係止凹部11bの移動軌跡M上に位
置してロック用押釦11による施錠可能な状態に保持さ
れて成るものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、宅配ボックス1内部に設けた
リセット装置30の動作時には、揺動片12のロック待
機姿勢P1 での連動カム33の解錠姿勢P2 ′から施錠
姿勢P1 ′への移行が阻止されてロック用押釦11によ
る施錠不能な状態に保持され、且つリセット装置30の
動作が解除された時には、揺動片12のロック待機姿勢
1 での連動カム33の解錠姿勢P2 ′から施錠姿勢P
1 ′への移行が許容されてロック用押釦11による施錠
可能な状態に保持されるようにしたから、家人がリセッ
ト装置30を動作させておくことにより、配達者が荷物
入口扉2を開いて宅配ボックス1内部の上記リセット装
置30の動作を解除しない限り、ロック用押釦11をい
くら押しても荷物入口扉2を施錠することができなくな
る。従って、たとえ荷物入口扉2が表側に露出している
宅配ボックス1であっても、いたずらなどによる荷物入
口扉2の施錠を防止でき、荷物を配達していないにもか
かわらず荷物入口扉2が施錠されてしまう心配がなくな
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例の宅配ボックス1は、図2及び図4に示
すように、その中央に荷物を入れるための収納スペース
の表側が荷物入口扉2によって開閉自在に覆われ、裏側
が荷物取り出し扉3によって開閉自在に覆われている。
この荷物取り出し扉3には施錠できる止め金具4付き錠
ユニット60が設けられている。なお荷物入口扉2の上
部には、荷物の受け取った後に受領書に押印する押印装
置6が収納されている。
【0008】宅配ボックス1の内部には、図1に示すよ
うに、錠機構5の施錠・解錠と、荷物入口扉2と荷物取
り出し扉3の夫々の開閉とを連動させるための開閉装置
が設けられる。この開閉装置は、前後連結ロッド8と、
リセット装置30と、ロック用押釦11と、錠機構5等
で構成されている。まず、前後連結ロッド8は、宅配ボ
ックス1の側面において荷物入口扉2と荷物取り出し扉
3との間で前後方向に移動自在に設けられる。前後連結
ロッド8はバネ体9によって荷物取り出し扉3に向けて
常にバネ付勢されており、図3に示す前後連結ロッド8
の後端部は、荷物取り出し扉3の錠ユニット60から弾
性的に突出可能とされる。そして、荷物取り出し扉3を
閉じて施錠したときに前後連結ロッド8は錠機構5内に
表側に向けて押し込まれて上記バネ体9のバネ力に抗し
て荷物入口扉2に押し出される方向に移動可能となり、
且つ荷物取り出し扉3を解錠したときに、前後連結ロッ
ド8は錠機構5から裏側へ突出して荷物取り出し扉3を
押し開くようになっている。
【0009】一方、荷物入口扉2には、図1に示すよう
に、ロック用押釦11が貫通して取り付けられており、
このロック用押釦11には、図示省略した復帰バネが内
蔵されており、この復帰バネによってロック用押釦11
は外方へ向けて常にバネ付勢されている。また、ロック
用押釦11の荷物入口扉2の内側に突出した突出端部1
1aには係止凹部11bが設けられており、この突出端
部11aが復帰バネによって通常は荷物入口扉2の内面
に弾性的に当接している。
【0010】上記錠機構5は、上記荷物入口扉2と上記
前後連結ロッド8との間に介在されている。この錠機構
5には揺動片12とロック用カム13とデッドカム14
とロックプレート15とが夫々設けられている。まず、
揺動片12は、軸12aを中心に回動自在の略L字状の
部材から成り、その後端部12bが前後連結ロッド8の
先端部にピン結合されており、先端にはロック用カム1
3が係止される被挿入部12cが設けられている。これ
により、揺動片12は、前後連結ロッド8の前進移動に
よって倒されてロック待機姿勢P 1 (図1の実線で示
す)をとり、また前後連結ロッド8の後退移動によって
起こされてロック解除姿勢P2 (図1の仮想線で示す)
をとるようになっている。
【0011】この揺動片12には、図7に示すように、
揺動片12とは別体の略L字状の連動カム33が並設さ
れている。連動カム33は揺動片12と同軸に回動自在
とされ、連動カム33の一片33aには被挿入部37が
設けられると共に、この被挿入部37が後述するロック
用カム13の挿入部13bに挿入・離脱自在となってい
る。また、連動カム33の他片33bは、揺動片12の
ロック待機姿勢P1 及びロック解除姿勢P2 に連動して
前後移動できるように揺動片12の下方に垂下突設され
ている。
【0012】上記連動カム33の側方にはリセット装置
30が配設される。このリセット装置30は、図6
(a)〜(d)に示すように、ハウジング34から突出
する施錠セット釦31と、この施錠セット釦31に連動
して進退可能なリセットピン32とから成り、ハウジン
グ34内には施錠セット釦31とリセットピン32とを
連結する片持ちアーム35と、施錠セット釦31を突出
する方向にバネ付勢する復帰バネ36とが収納されてお
り、自然状態では施錠セット釦31は復帰バネ36のバ
ネ力によってハウジング34から突出する方向に付勢さ
れており(図6(a)の状態)、施錠セット釦31をハ
ウジング34内に押し込むことにより、片持ちアーム3
5がリセットピン32をハウジング34内に押し込む方
向に移動させる(図6(b)の状態)。また、上記リセ
ットピン32は、上記連動カム33の他片33bの移動
途中に配置されるものであって、その突出によって連動
カム33の移動が規制され、たとえ揺動片12がロック
解除姿勢P2 からロック待機姿勢P1 に移行した場合で
あっても連動カム33が解錠姿勢P2 ′から施錠姿勢P
1 ′へ移行するのを阻止して解錠状態のままで保持する
働きをし、且つリセットピン32の後退によって揺動片
12がロック解除姿勢P2 からロック待機姿勢P 1 に移
行した場合は連動カム33が解錠姿勢P2 ′から施錠姿
勢P1 ′へ移行するのを許容して施錠可能な状態に保持
する働きをする。
【0013】一方、上記揺動片12の前方には、図1に
示すように、ロック用カム13が設けられている。この
ロック用カム13は、軸13aを中心に揺動片12の揺
動方向と同一方向に回動自在に支持されると共にその後
端部には上記揺動片12の被挿入部12c又は連動カム
33の被挿入部37のいずれかに挿入・離脱される挿入
部13bが設けられており、先端部にはロック用押釦1
1の係止凹部11bに係止可能な係止爪13cが設けら
れている。ロック用カム13の軸13aには復帰バネが
設けられ、ロック用カム13は上記復帰バネによってロ
ック用カム13の挿入部13bが揺動片12の被挿入部
12cに弾性的に挿入される方向に常にバネ付勢されて
いる。これにより、揺動片12のロック待機姿勢P1
ロック解除姿勢P2 とに追随してロック用カム13は軸
13aを中心に回動してその挿入部13bが揺動片12
の被挿入部12c又は連動カム33の被挿入部37の一
方へ向けて弾性的に挿入される方向に常にバネ付勢され
ている。
【0014】ここで、ロック用カム13は、揺動片12
が前後連結ロッド8によってロック待機姿勢P1 をと
り、これに連動して上記連動カム33が施錠姿勢P1
をとったときのみ、ロック用カム13の係止爪13cが
ロック用押釦11の係止凹部11bの移動軌跡M上に位
置するようになり、この状態でロック用押釦11が押し
込まれることにより、ロック用押釦11の係止凹部11
bがロック用カム13の係止爪13cを乗り越えて、ロ
ック用カム13のバネ復帰力によって係止凹部11bが
係止爪13cに係合され、ロック用押釦11は押し込み
状態に保持されるようになっている。一方、揺動片12
がロック解除姿勢P2 をとった場合、或いは揺動片12
がロック待機姿勢P1 をとってもリセット装置30によ
り連動カム33が解錠姿勢P2 ′をとった場合のいずれ
かにおいて、ロック用カム13の係止爪13cがロック
用押釦11の係止凹部11bの移動軌跡M上から外れる
こととなり、ロック用押釦11が荷物入口扉2の表側か
ら押圧されてもロック用押釦11の係止凹部11bはロ
ック用カム13の係止爪13cに係止不能となり、ロッ
ク用押釦11はバネ力によって元の状態に自動的に復帰
するようになっている。
【0015】上記ロック用カム13の上方には、デッド
カム14が配置されている。このデッドカム14は、軸
14aを中心に回動自在の扇形カムから成り、デッドカ
ム14の円弧部の下端側にはロック用押釦11の突出端
部11aに接離自在の被押圧部14bが設けられ、被押
圧部14bがロック用押釦11の突出端部11aにて持
ち上げられた状態では、デッドカム14が軸14aを中
心に上方へ向けて回動されるようになっている。このデ
ッドカム14の上方には、軸15aを中心に回動自在の
ロックプレート15が配置されている。このロックプレ
ート15の後端部15bはデッドカム14の円弧部の上
端側の当接部14cに当接しており、ロックプレート1
5の先端部には荷物入口扉2に設けたロック孔部16に
係合可能な鉤状部15cが設けられている。そして、ロ
ック用押釦11の押し込み状態においては、デッドカム
14がロック用押釦11の突出端部11aによって持ち
上げられることにより、ロックプレート15の鉤状部1
5cが荷物入口扉2のロック孔部16に押し付けられて
荷物入口扉2がロックされ、一方、ロック用押釦11の
押し込まれない状態においては、ロックプレート15の
押し付け力が解除され、荷物入口扉2は開放可能な状態
に保持されるものである。
【0016】次に、動作を説明する。まず、留守住宅で
荷物を受け取る場合は、家人が荷物取り出し扉3を閉じ
て施錠する。このとき、図8(a)に示すように、リセ
ット装置30の施錠セット釦31は押し込まないように
してリセットピン32を突出させた状態としておく。従
って、前後連結ロッド8が表側へ押されて揺動片12が
ロック待機姿勢P1 をとるが、連動カム33はリセット
ピン32によって持ち上がったままであって解錠姿勢P
2 ′から施錠姿勢P1 ′への移行が阻止され、連動カム
33は揺動片12と一体に回動できなくなる。従って、
連動カム33によってロック用カム13の係止爪13c
はロック用押釦11の係止凹部11bの移動軌跡M上か
ら外れたままとなる。このときデッドカム14(図1)
はフリーな状態にあり、ロックプレート15もまたフリ
ーな状態にあるため、荷物入口扉2のロック孔部16に
はロックプレート15の鉤状部15cが引っ掛かってい
るだけであるので、荷物入口扉2を表側へ引っ張って開
くことができる。またこの状態では、配達者以外の第三
者がロック用押釦11を押しても、解錠姿勢P2 ′をと
る連動カム33によってロック用カム13の係止爪13
cがロック用押釦11の係止凹部11bの移動軌跡M上
から外れたままで保持されているから、荷物入口扉2は
施錠不能(図10(b)の状態)となる。従って、たと
え荷物入口扉2が表側に露出している宅配ボックスであ
っても、いたずらなどによる荷物入口扉2の施錠を防止
でき、荷物を配達していないにもかかわらず荷物入口扉
2が施錠されてしまうという心配がなくなる。
【0017】一方、配達者が荷物を投函した後に、荷物
入口扉2を開いてリセット装置30の施錠セット釦31
を押し込む操作と、荷物入口扉2を閉じてロック用押釦
11を押圧する操作とを行う。このとき、図8(b)に
示すように、リセットピン32が後退して連動カム33
は解錠姿勢P2 ′から施錠姿勢P1 ′へ移行できるよう
になり、施錠姿勢P1 ′をとる連動カム33によってロ
ック用カム13の係止爪13cがロック用押釦11の係
止凹部11bの移動軌跡M上に移動し、ロック用押釦1
1が押されると、ロック用押釦11がデッドカム14を
持ち上げてロックプレート15の鉤状部15cが荷物入
口扉2のロック孔部16に係合し、荷物入口扉2はロッ
クプレート15によって閉じた状態に保持される。この
状態で、ロック用押釦11を押した後は荷物取り出し扉
3を解除しない限り荷物入口扉2のロック解除ができな
くなり、荷物を宅配ボックス1内に投入した後に荷物取
り出し扉3から再び荷物が取り出されてしまうおそれが
ない。
【0018】一方、家人が荷物取り出し扉3を解錠して
荷物取り出し扉3から荷物を取り出した後に、荷物取り
出し扉3を施錠しないときは、前後連結ロッド8は裏側
へ押されてバネ体9によって荷物取り出し扉3を押して
荷物取り出し扉3を開きっぱなしの状態となる。これに
より、揺動片12がロック解除姿勢P2 をとってロック
用カム13の係止爪13cがロック用押釦11の係止凹
部11bの移動軌跡M上から外れた状態となり、仮りに
ロック用押釦11を押し込んでもロック用カム13には
係止されず、荷物入口扉2はロックされることがなく開
閉自在となり、押印を必要としない荷物を受け取ること
ができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述のように、宅配ボックス内
部に設けたリセット装置の動作時には、揺動片のロック
待機姿勢での連動カムの解錠姿勢から施錠姿勢への移行
が阻止されてロック用押釦による施錠不能な状態に保持
され、且つリセット装置の動作を解除した時には、揺動
片のロック待機姿勢での連動カムの解錠姿勢から施錠姿
勢への移行が許容されてロック用押釦による施錠可能な
状態に保持されて成るものであるから、家人によるリセ
ット装置の動作時において、配達者が荷物入口扉を施錠
するためにはリセット装置の動作の解除操作とロック用
押釦の操作との2つの動作が必要となり、宅配ボックス
のロック用押釦を第三者がたまたま見てそれを押すだけ
では施錠できなくなり、いたずらなどで荷物を配達して
いないのに荷物入口扉が施錠されてしまう心配がなくな
る結果、荷物が配達された場合に宅配ボックス内部が空
であるにもかかわらず荷物の投函(或いは荷物の受け取
り)ができなくなるという事態を防止できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の錠機構付近の側断面図であ
る。
【図2】(a)は同上の宅配ボックスの正面から見た斜
視図、(b)は背面から見た斜視図、(c)は荷物入口
扉を開いた状態の斜視図である。
【図3】同上の荷物取り出し扉付近の側面図である。
【図4】(a)は同上の荷物入口扉と荷物取り出し扉と
を開いた状態の平面図、(b)は荷物取り出し扉の錠ユ
ニットの斜視図である。
【図5】同上の揺動片と連動カムの位置関係を示す平面
図である。
【図6】同上のリセット装置を示し、(a)は平断面
図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(b)
のB−B線断面図、(d)は正面図である。
【図7】(a)は同上のリセット装置の動作が解除され
且つ荷物取り出し扉が閉状態にあるときの分解斜視図、
(b)は荷物取り出し扉が開状態になったときの分解斜
視図である。
【図8】(a)は同上のリセット装置が動作し且つ荷物
取り出し扉が閉状態にあるときの分解斜視図、(b)は
荷物取り出し扉が開状態になったときの分解斜視図であ
る。
【図9】(a)は同上のリセット装置の動作解除時の荷
物取り出し扉の閉状態の側面図、(b)は荷物取り出し
扉の開状態の側面図である。
【図10】(a)はリセット装置の動作時の荷物取り出
し扉の開状態の側面図、(b)は荷物取り出し扉の閉状
態の側面図である。
【符号の説明】
2 荷物入口扉 3 荷物取り出し扉 5 錠機構 8 前後連結ロッド 9 バネ体 11 ロック用押釦 11b 係止凹部 12 揺動片 13 ロック用カム 13c 係止爪 30 リセット装置 33 連動カム P1 ロック待機姿勢 P2 ロック解除姿勢 P1 ′ 施錠姿勢 P2 ′ 解錠姿勢 M 移動軌跡
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−62226(JP,U) 特公 昭44−6040(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 39/00 - 55/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表側の荷物入口扉と裏側の荷物取り出し
    扉との間に前後連結ロッドが設けられ、前後連結ロッド
    はバネ体によって裏側に向けて常にバネ付勢され、荷物
    入口扉には表側へ向けて常にバネ付勢されたロック用押
    釦が荷物入口扉を貫通して取付けられ、ロック用押釦の
    先端部には宅配ボックスの内部に突出する係止凹部が設
    けられ、上記前後連結ロッドとロック用押釦との間には
    錠機構が設けられ、上記錠機構には、荷物取り出し扉の
    閉状態で前後連結ロッドによって倒されてロック待機姿
    勢をとり且つ荷物取り出し扉の開状態で前後連結ロッド
    によって起こされてロック解除姿勢をとる揺動片と、揺
    動片のロック待機姿勢に連動して施錠姿勢をとり且つ揺
    動片のロック解除姿勢に連動して解錠姿勢をとる連動カ
    ムと、宅配ボックスの内部に配置されて連動カムの解錠
    姿勢から施錠姿勢への移行を阻止又は許容するリセット
    装置と、連動カムが施錠姿勢にあるときにロック用押釦
    が押圧されたときのみロック用押釦の係止凹部に係止し
    て荷物入口扉を閉状態にロックする係止爪を有するロッ
    ク用カムとが設けられ、上記リセット装置の動作時に
    は、揺動片のロック待機姿勢での連動カムの解錠姿勢か
    ら施錠姿勢への移行が阻止され、解錠姿勢をとる連動カ
    ムによってロック用カムの係止爪がロック用押釦の係止
    凹部の移動軌跡上から外れてロック用押釦による施錠不
    能な状態に保持され、且つリセット装置の動作が解除さ
    れた時には、揺動片のロック待機姿勢での連動カムの解
    錠姿勢から施錠姿勢への移行が許容され、施錠姿勢をと
    る連動カムによってロック用カムの係止爪がロック用押
    釦の係止凹部の移動軌跡上に位置してロック用押釦によ
    る施錠可能な状態に保持されて成る宅配ボックスの開閉
    装置。
JP5066374A 1993-03-25 1993-03-25 宅配ボックスの開閉装置 Expired - Lifetime JP2761343B2 (ja)

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