JPH07286458A - 宅配ボックスの閉じ込め防止装置 - Google Patents

宅配ボックスの閉じ込め防止装置

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JPH07286458A
JPH07286458A JP7740294A JP7740294A JPH07286458A JP H07286458 A JPH07286458 A JP H07286458A JP 7740294 A JP7740294 A JP 7740294A JP 7740294 A JP7740294 A JP 7740294A JP H07286458 A JPH07286458 A JP H07286458A
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latch
lock
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plate
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Takashi Sakuma
崇 佐久間
Hiroshi Itoyama
博 糸山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 宅配ボックス内からロック状態にある扉を容
易に押し開く。 【構成】 扉4の裏面4b側に回動板71を回動自在に
枢支する。回動板71を宅配ボックス1内部に面して配
設する。扉4の裏面4bと回動板71との間に、回動板
71の扉4側への回動操作に連動して扉4側に設けたロ
ック機構80によるラッチ6のロック状態を解除し、扉
4の端面4cから外方Hへ突出する方向にバネ付勢され
た扉施錠用のラッチ6を扉4の端面4cより内方Pへ引
き込む方向に移動させるための扉開放機構72を設け
る。宅配ボックス1内から回動板71を押して扉4を押
し開くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宅配ボックスの閉じ込
め防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種宅配ボックスは、例え
ば電気錠を扉に付けて、暗唱番号や磁気カードによって
電気錠を施解錠するものがあり、また、荷物入口扉を閉
じると機械的に自動施錠して、その荷物入口扉を鍵を使
って解錠するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、宅配ボック
スの性格上、大きな荷物まで受け取るためにその内容量
を大きくした場合、子供が宅配ボックス内に入り込むこ
とができ、しかもその状態で外から電気錠や鍵を使って
施錠されてしまうと、子供を中に閉じ込めてしまい、長
時間に亘って確認できなくなり、安全管理面において問
題があった。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、宅配ボックス内か
ら回動板を回動操作するだけで、宅配ボックス内部から
ロック状態にある扉を容易に押し開くことができるよう
にした宅配ボックスの閉じ込め防止装置を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、扉4の端面4cから外方Hへ突出する方
向にバネ付勢された扉施錠用のラッチ6と、ラッチ6を
扉4外部への突出位置でロックするロック機構80とを
扉4側に配設し、扉4の裏面4b側に宅配ボックス1の
内部に面して回動板71を回動自在に枢支すると共に、
扉4の裏面4bと回動板71との間に、回動板71の扉
4側への回動操作に連動してロック機構80によるラッ
チ6のロック状態を解除すると共に解錠状態にあるラッ
チ6を扉4の端面4cより内方Pへ引き込む方向に移動
させるための扉開放機構72とを備えて成ることを特徴
とする。
【0006】上記扉開放機構72は、回動板71の扉4
側への一定角度θの回動操作に連動して回動板71の枢
支軸と平行な軸廻りに回動してロック機構80によるラ
ッチ6のロック状態を解除するロック解除用カム75
と、回動板71の扉4側への一定角度θ以上の回動操作
に連動して上記ロック解除用カム75にて解錠状態とさ
れたラッチ6を扉4の端面4cより内方Pへ引き込む方
向に移動させるためのラッチ引き込み用カム76とから
成るのが好ましい。
【0007】上記開閉自在の扉4が設けられる開口部3
が荷物投函用入口と荷物取り出し用入口とを兼ねるのが
好ましい。
【0008】
【作用】本発明によれば、扉4の裏面4b側に回動板7
1を回動自在に枢支し、この回動板71を宅配ボックス
1内部に面して配設すると共に、扉4の裏面4bと回動
板71との間に、回動板71の扉4側への回動操作に連
動して扉4側に設けたロック機構80によるラッチ6の
ロック状態を解除し、扉4の端面4cから外方Hへ突出
する方向にバネ付勢された扉施錠用のラッチ6を扉4の
端面4cより内方Pへ引き込む方向に移動させるための
扉開放機構72を設けるようにしたから、子供が宅配ボ
ックス1内に閉じ込められた場合であっても、宅配ボッ
クス1内で子供が回動板71を押したり、叩いたりして
回動板71を扉4側に回動させると、ラッチ6のロック
が解除され、さらに扉4の端面4cから突出したラッチ
6が扉4の端面4cより内方Pに引き込まれるので、回
動板71を押した力で扉4を容易に押し開くことができ
る。従って、宅配ボックス1内に長時間閉じ込められて
しまうのを防ぐことができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例に用いられる宅配ボックス1は、図2に
示すボックス本体2の前面開口部3に1個の扉4が開閉
自在に取付けられている。この扉4は、枢支軸8によっ
てボックス本体2の前面開口部3の一端に開閉自在に取
付けられており、扉4を取付けた前面開口部3が荷物投
函用入口と荷物取り出し用出口とを兼ねるようになって
いる。この扉4の表面4aには扉開閉操作用の把手9、
投函表示用孔10、及び鍵孔11が夫々設けられ、扉4
の裏面4bには後述するラッチ6付き錠機構5、及び閉
じ込め防止用の回動板71等が付設されている。さらに
ボックス本体2の上部には、押印装置60が設けられて
いる。この押印装置60は、例えばボックス本体2に内
蔵されたセンサ等によって投函された荷物を感知し、押
印装置60内に差し込まれた伝票に受領印を自動的に押
印する機能を備えたものである。
【0010】先ず、把手9は、図12(b)に示すよう
に、扉4の表面4aに露出して設けられ、扉4の枢支軸
8と平行な軸廻りに回動自在の回動軸9aと、回動軸9
aに取付けられる手掛部9b及びラッチ引き込み部9c
とから成る。この手掛部9bは、扉4の表面4aと略面
一に配置されると共に、回動軸9a廻りに回動して扉4
の表面4aから引き出し自在となっている。また、ラッ
チ引き込み部9cは、回動軸9aの一端部より突設さ
れ、手掛部9bの引き出し操作に連動して解錠状態にあ
るラッチ6をバネ力に抗して扉4の端面4cより内方P
に引き込む方向に移動させるものである。
【0011】一方、ラッチ6付き錠機構5は、扉4の端
面4c側に取付けられるケース12と、このケース12
内に収納される扉施錠用のラッチ6と、このラッチ6を
施錠状態と解錠状態とに切り替えるためのロック機構8
0とより構成される。上記ケース12は、ケース本体1
2aとケースカバー12bとから成り、ケース本体12
aには、図5に示すように、上記ラッチ6及びロック機
構80が取付けられ、ケースカバー12bには図4に示
すように、トリガー13及び投函表示部材14が取付け
られており、ケースカバー12bのネジ孔15′からケ
ース本体12aの雌ねじ部15にネジを螺入することに
よってケースカバー12bがケース本体12aに組付け
られるようになっている。
【0012】上記ラッチ6は、図5に示すように、ケー
ス本体12a側に取付けられ、施錠状態でケース12の
外部(扉4外部)への突出位置で固定され且つ解錠状態
でケース12内に引き込み自在とされるものであって、
ケース本体12aの下半部に取付けた雌ねじ部15,1
5aの外周面に沿って往復移動自在に支持されると共
に、ラッチ6の後端部のバネ受部6aとケース本体12
aの後側壁12cとの間に圧縮状態で介在されたコイル
バネ16によって、ラッチ6の前端部6bはケース本体
12aの前側壁12dに設けた孔部12eから外方Hに
向かって突出する方向に常にバネ付勢されている。この
ラッチ6の前端部6bの形状は、扉4を閉じたときに扉
枠17を乗り越えて扉枠17の裏側に引っ掛かることが
できるように片面テーパ状に形成されている。また、ラ
ッチ6の下部中央側には、上記把手9のラッチ引き込み
部9c(図12)が引っ掛かるラッチ掛り18が突設さ
れ、ラッチ6が解錠状態にあるときは、把手9の引き出
し操作に連動してラッチ引き込み部9cがラッチ掛り1
8を後方に移動させることによって、ラッチ6はコイル
バネ16のバネ力に抗してケース12内に引き込まれる
ようになっている。さらに、ラッチ6の上部中央側には
後述するロックアーム21が係脱自在に係合するラッチ
孔22が凹設されており、ラッチ6が施錠状態にあると
きにロックアーム21のロック片21aがラッチ孔22
に係合したときは、上記把手9のラッチ引き込み部9c
によるラッチ6の引き込み動作が阻止され、ラッチ6は
扉4外部への突出位置で固定されるようになっている。
尚、図5中、90はラッチ6の後端部から突設されたス
トッパ、91はケース本体7aに穿孔されて上記ストッ
パ91が挿入されるガイド孔である。
【0013】上記ラッチ6を施錠状態と解錠状態とに切
り替えるためのロック機構80は、施錠状態にあるラッ
チ6を扉4外部への突出位置で固定するためのロックプ
レート20、トリガー13及びロックアーム21等から
構成されている。ここで、ロックプレート20は、図5
に示すように、施錠セット釦23の切り替え動作に連動
して解錠位置P1 又は施錠位置P2 のいずれかにセット
されるものであって、ケース本体12aの上半部に取付
けたガイド24に沿って往復移動自在に支持されてい
る。ロックプレート20の上部前端側には上方に開口し
た前後一対のV字溝25a,25bが横方向に隣接して
凹設され、これらV字溝25a,25bに面してケース
本体12a側の雌ねじ部15bに取付けたバネ部材11
1の先端部111aが対向配置されると共に、バネ部材
111の先端部111aがV字溝25a,25bのいず
れかに弾入することによってロックプレート20は解錠
位置P1 又は施錠位置P2 で位置決めされるようになっ
ている。また、ロックプレート20の上部中央側には貫
通孔27を備えた取付片28が突設されており、一方、
ケース本体12aには該取付片28に面して横方向に幅
広となったガイド孔29が穿孔されており、このガイド
孔29を貫通して施錠セット釦23の軸部23aがロッ
クプレート20の取付片28の貫通孔27に挿入される
と共に、ナット100,101によって軸部23aは取
付片28に締結されている。また、施錠セット釦23の
操作部23bはケース本体12aの裏面側に突出してお
り、この操作部23bはケース12の外部に突出して人
間の指又は鍵により回動操作されるレバー30(図1
4)によって夫々操作されるものである。
【0014】つまり、人間の指によって施錠セット釦2
3の操作部23bをケース本体12aのガイド孔29に
沿って前方へ移動させることにより、ロックプレート2
3が前進してロックプレート20の後方側のV字溝25
bに、ケース本体12a側に取付けられたバネ部材11
1の先端部111aが弾入してロックプレート20が施
錠位置P2 に位置決めされ、且つ、鍵により回動操作さ
れるレバー30によって施錠セット釦23の操作部23
bをケース本体12aのガイド孔29に沿って後方へ移
動させることにより、ロックプレート20が後退してロ
ックプレート20の前方側のV字溝25aにバネ部材1
11の先端部111aが弾入してロックプレート20が
解錠位置P1 に位置決めされるものである。
【0015】一方、トリガー13は、図4に示すよう
に、ケースカバー12b側に取付けられており、ケース
カバー12bの上半部に突設したガイド31に沿って往
復移動自在に支持されると共に、トリガー13の前端部
13aは、ケースカバー12b側に取付けた捩じりバネ
32によってケース本体12aの前側壁12dに設けた
孔部12f(図5)から外方Hに向かって突出する方向
にバネ付勢されている。トリガー13の前端部13aの
形状は、扉4を閉じたときに扉枠17(図12)に当接
してケース12内に押し込まれた状態で保持されるよう
な片面テーパ状に形成されている。このトリガー13は
上記ロックプレート20と共にラッチ6のロック又はロ
ック解除を行なう働きをする。つまり、トリガー13が
ケース12内に押し込まれ、且つロックプレート20
(図5)が施錠位置P2 にセットされているときにおい
てのみ、これらトリガー13とロックプレート20は後
述するロックアーム21のロック片21aをラッチ6に
係合させてラッチ6を扉4外部への突出位置でロック
し、それ以外の場合(トリガー13が扉4外部に突出し
ていたり、或いはロックプレート20が解錠位置にセッ
トされている場合等)は、ラッチ6にロックがかからな
いようにするものである。
【0016】上記トリガー13とロックプレート20と
の間には、ロックアーム21が介在されている。このロ
ックアーム21は、図5に示すように、その先端部にロ
ック片21aが形成されると共に、中央側に可動軸36
が突設され、さらに後端部にロックプレート20の後端
部に穿孔されたガイド孔34を貫通してケース本体12
a側に回動自在に取付けられるヒンジ軸37が貫通して
おり、ヒンジ軸37にはバネ体38が巻回される。この
バネ体38は、一端部がラッチ6のガイドを兼ねるケー
ス本体12a側の雌ねじ部15aに支承され、他端部が
可動軸36に支承されることにより、バネ体38のバネ
力によってロック片21aは下方に回動する方向に向け
て常にバネ付勢されている。そして、ロックアーム21
のロック片21aは、ラッチ孔22から離脱した状態で
ラッチ6をケース12内に引き込み自在とし、且つロッ
ク片21aがラッチ孔22に係合した状態でラッチ6を
ケース7外部(扉4外部)への突出位置で固定できるよ
うに構成されている。また、ロック片21aの可動軸3
6のロックプレート20側の一端部36aはロックプレ
ート20の中央側に形成されたカム溝41に挿入され、
可動軸36のトリガー13側の他端部36bは、トリガ
ー13の中央側に形成されたカム溝42(図4)に挿入
されている。
【0017】ここで、ロックプレート20のカム溝41
(図5)は、前端41a側で高く且つ後端41b側に向
かうにつれて徐々に低くなるテーパ状に形成されてお
り、一方、トリガー13のカム溝42(図4)は、前端
42a側で低く且つ後端42b側が高くなるように段差
状に形成されている。そして、ロックアーム21の可動
軸36は、ロックプレート20が施錠位置P2 にセット
された状態でロックプレート20のカム溝41の後端4
1b側の低い位置に移動することで、ロックアーム21
は下方に回動可能な状態でセットされ、且つこの状態で
トリガー13がケース12内に押し込まれてトリガー1
3のカム溝42の前端42a側の低い位置に移動したと
きのみ、ロック片21aがヒンジ軸37を中心に下方に
回動することができ、ロック片21aがラッチ孔22に
係合してラッチ6を扉4外部への突出位置で固定すると
共に、把手9のラッチ引き込み部9cによるラッチ6の
引き込み動作を阻止するものである。これとは逆に、ロ
ックアーム21の可動軸36は、ロックプレート20が
解錠位置にセットされているときにはロックプレート2
0のカム溝41の前端41a側の高い位置に移動してい
るため、トリガー13のカム溝42の位置とは関係な
く、ロック片21aはヒンジ軸37を中心に下方に回動
不能となり、ロック片21aはラッチ孔22から離脱し
てラッチ6をケース12内に引き込み可能な状態とし、
把手9のラッチ引き込み部9cによるラッチ6の引き込
み動作を許容するものである。
【0018】一方、閉じ込め防止装置70は、図1に示
すように、宅配ボックス1の内部からロックされた扉4
を開放するための回動板71と扉開放機構72とより構
成されている。先ず、回動板71は、宅配ボックス1の
内部に面して配置されるものであって、基端部71aが
錠機構5のケース12の裏面側より突設した取付片17
2に回動自在に枢支された枢支軸73に取付けられると
共に、遊端部71bが枢支軸73を中心として回動自在
となっている。本実施例では、回動板71の枢支軸73
を扉4の枢支軸8と平行に配置して、回動板71の回動
方向と扉4の開閉方向とを一致させてある。この回動板
71とケース12との間にはコイルバネ74が介在さ
れ、このコイルバネ74のバネ力によって回動板71
は、ケース12から離間した位置に保持されている。さ
らに、ケース12の裏面には、図7及び図8に示すロッ
ク解除用カム75とラッチ引き込み用カム76とが一体
形成されたカム部材77が配置されている。このカム部
材77は、ケース12の裏面から突設した取付片80に
回動支持された回動軸78を中心に回動自在に支持され
ている。図中、100′はEリングである。そして、回
動軸78にはバネ体79が装着されると共に、バネ体7
9の一端部はケース12の裏面に支承され、他端部はカ
ム部材77に突設した係止部81に支承されており、こ
のバネ体79のバネ力によってカム部材77は矢印方向
Yに向かって常にバネ付勢され、この状態でカム部材7
7の係止部81がケース本体12aにて支承されてい
る。
【0019】ここで、ロック解除用カム75は先端部7
5aが爪状に形成され、このロック解除用カム75の先
端部75aに対応して、錠機構5のケース12には窓孔
82が形成されると共に、この窓孔82からロックプレ
ート20の裏面から突設された係止凸部83が突出して
おり、この係止突部83にロック解除用カム75の先端
部75aが対向配置されている。そして、通常状態(回
動板71が押圧操作されない状態)では上記バネ体79
のバネ力によってロック解除用カム75の先端部75a
はロックプレート20の係止凸部83から離反してお
り、ロックプレート20の解錠位置P1 から施錠位置P
2 (図14、図15)への切り替え操作の妨げにならな
いようになっている。また、宅配ボックス1内から回動
板71が扉4側に向かって回動操作された場合には、回
動板71に突設された突起84(図1)によってロック
解除用カム75が回動してロックプレート20の係止凸
部83を後方へ引き込む方向へ押圧するようになってい
る。つまりロック解除用カム75の回動運動がロックプ
レート20の直線運動に変換されて、ロックプレート2
0はロック解除用カム75によって施錠位置P2 から解
錠位置P1 に強制的に切り替えられるようになってい
る。尚、ロックプレート20がすでに解錠位置P 1 に位
置しているときには、ロック解除用カム75は空回りし
てロックプレート20の係止凸部83に接触するもので
あり、従って、回動板71が一定角度θ内で回動操作さ
れたときには常にロックプレート20は解錠位置P1
位置して、ラッチ6はロック解除状態にセットされるも
のである。
【0020】また、ラッチ引き込み用カム76は、図7
に示すように、ロック解除用カム75と同様、先端が爪
状に形成され、このラッチ引き込み用カム76の先端部
に対応して、錠機構5のケース12には窓孔85が形成
されると共に、この窓孔85に面してラッチ6の裏面に
凹設された係止凸部86が設けられ、この係止凸部86
にラッチ引き込み用カム76の先端部が対向配置されて
いる。そして、通常状態(回動板71が押圧操作されな
い状態)では上記バネ体79のバネ力によってラッチ引
き込み用カム76の先端部はラッチ6の係止凸部86か
ら離脱しており、ラッチ6の突出動作又は引き込み動作
の妨げにならないようになっている。また、上記のよう
に宅配ボックス1内から回動板71が扉4側に一定角度
θで回動操作されて、ロック解除用カム75によってロ
ックプレート20が解錠位置P1にセットされた状態か
ら、回動板71がさらに一定角度θ以上の角度で回動操
作された場合には、ラッチ引き込み用カム76が回動し
てラッチ6の係止凸部86を後方へ引き込む方向に押圧
するようになっている。つまり、ロック解除用カム75
によってロックプレート20を解錠状態にセットした後
に、ラッチ引き込み用カム76の回動運動がラッチ6の
直線運動に変換されることによって、上記ロック解除用
カム75によって解錠状態にあるラッチ6が扉4の端面
4cから内方Pへ強制的に引き込まれるものである。
【0021】さらに、上記ケースカバー12bの外表面
には、扉4に設けた投函表示用孔10(図2)に面して
図4、図12(c)に示す投函表示部材14が回動自在
に取付けられている。この投函表示部材14は、施錠セ
ット釦23(図5)の切り替え動作に連動してロックプ
レート20の現在のセット位置を上記投函表示用孔10
から扉4の外部に表示するためのものであって、投函表
示部材14の上端部14aがケースカバー12b(図
4)に回転自在に枢支されると共に、裏面中央側に突出
した軸部14bが施錠セット釦23の軸部23a(図
5)に連結されており、施錠セット釦23の切り替え操
作に連動して投函表示部材14が上端部14aを中心に
矢印方向Aに回動できるようになっている。この投函表
示部材14の表面は、例えば左半分14cが青色(投函
可/荷物有り)、左半分14dが赤色(投函不可/荷物
無し)に色分けされており、この色を宅配ボックス1の
扉4の表面4aに設けた投函表示用孔10(図2)を通
して外部から識別することによって投函可/荷物有り、
或いは投函不可/荷物無しかを一目で判別できる構造と
なっている。尚、投函表示部材14の表面を色分けする
以外に、文字や記号等で識別できるようにしてもよい。
【0022】また、上記錠機構5のケース7内には、図
14(a)に示すように、ロックプレート20の解錠位
置P1 でオフ、施錠位置P2 でオンとなるように動作す
るマイクロスイッチS1 が設けられている。また、ボッ
クス本体2側には、図20に示す扉開閉検知装置50が
配設されている。この扉開閉検知装置50は、バネ51
によってボックス本体2の外部に突出する方向にバネ付
勢され、扉4が閉じられた状態で扉4によってボックス
本体2内に押し込まれる凹部53付き扉開閉検知ロッド
52と、扉開閉検知ロッド52の移動位置を検知するた
めのマイクロスイッチS2 とから成る。このマイクロス
イッチS2 は、扉開閉検知ロッド52の凹部53を通過
することによって扉4が開かれていることを検知するも
のであり、ラッチ6付き錠機構5内のロックプレート2
0によってオン・オフされるマイクロスイッチS1 がオ
ンになっているときに限って、マイクロスイッチS2
図3に示す押印装置60内の制御部54にパルス信号を
送って押印装置60のタイマーを動作させる働きをす
る。
【0023】次に、動作を説明する。先ず、荷物を受け
取る場合には、施錠セット釦23によってロックプレー
ト20を解錠位置P1 にセットしておく(図14(a)
の状態)。このとき、ロック片21aの可動軸36は、
ロックプレート20のカム溝41の前端41a側の高い
位置(図16(a)の位置)に移動するため、ロックア
ーム21のロック片21aはヒンジ軸37を中心に下方
へ回動できず、従って、ロック片21aはラッチ6のラ
ッチ孔22から離脱し、解錠状態にあるラッチ6はケー
ス12内に引き込み自在にセットされる。
【0024】そして、このような通常の解錠状態では、
扉4が閉じられると、扉4はラッチ6によって自動的に
ロックされるが、ロック片21aの可動軸36は、ロッ
クプレート20のカム溝41の前端41a側の高い位置
に位置しているため、たとえトリガー13がケース12
内に押し込まれて、トリガー13のカム溝42の前端4
2a側の低い位置に回動軸36が位置した場合であって
も、ロックアーム21のロック片21aはロックプレー
ト20によってヒンジ軸37を中心に下方へ回動でき
ず、ラッチ6はケース12内に引き込み自在に保持され
る。従って、図13(b)に示すように、把手9の手掛
部9bに扉4の外部から手を掛けて矢印方向Bに向かっ
て引き出す操作を行なえば、回動軸9aの一端部に突設
したラッチ引き込み部9cが手掛部9bに連動して回動
軸9a廻りに回動してラッチ掛り18を後退させること
により、解錠状態にあるラッチ6はバネ力に抗してケー
ス12内に引き込まれるので、扉4を自由に開くことが
できる。
【0025】また、このような通常の解錠状態で、図1
7(a)(b)に示すように、ロックプレート20は後
退して、投函表示部材14の青色(投函可/荷物無し)
に着色された左半分14cが扉4側の投函表示用孔10
から外部に表示されるので、宅配業者は扉4が開くかど
うかを確かめる必要がない。つまり、投函表示孔10か
ら青色が見えているときには、宅配業者は上記のような
把手9の引き出し操作によって扉4を開いて荷物を投函
することができ、その後、施錠セット釦23を矢印方向
C(図14(b))に向かって指で操作することによ
り、ロックプレート20は解錠位置P1 から施錠位置P
2 に切り替えられる。この状態で扉4を閉じることによ
り、ロックプレート20が前進してロック片21aの可
動軸36は、ロックプレート20のカム溝41の後端4
1b側の低い位置(図16(b)の位置)に移動して、
ロック片21aは下方に回動可能な状態となる。そして
扉4が閉じられることによって、図15(a)に示すよ
うに、トリガー13は扉枠17に当接してケース12内
に押し込まれ、トリガー13のカム溝42の前端42a
側の低い位置に可動軸36が位置するようになるので、
ロック片21aははじめてヒンジ軸37を中心に矢印方
向Dに向かって回動して、ロックアーム21のロック片
21aがラッチ6のラッチ孔22に係合し、施錠状態に
あるラッチ6は扉4外部への突出位置で固定され、扉4
はロックされる。この状態で仮りに把手9を引き出し操
作しても、ロック片21aによってラッチ6の引き込み
動作が阻止されているので、専用の鍵無しでは扉4を開
くことはできなくなり、宅配ボックス1内の荷物の盗難
防止を図ることができる。
【0026】また扉4を閉じたときには、図20に示す
ように、扉開閉検知装置50のマイクロスイッチS2
扉開閉検知ロッド52の凹部53を通過することによっ
てオフ→オン→オフに切り替えられ、これによりマイク
ロスイッチS2 は、扉開閉検知ロッド52が扉4が開か
れていることを検知する。このとき、ロックプレート2
0は解錠位置P1 から施錠位置P2 に前進して、図15
(a)に示すマイクロスイッチS1 がオンになっている
ため、マイクロスイッチS2 はパルス信号をボックス本
体2内の制御部54(図3)に送り、押印装置60のタ
イマーを動作させる。そして、宅配業者はタイマーによ
り設定された一定時間内に押印装置60を用いて伝票に
押印動作を行なうことができる。なお、タイマーにより
設定された一定時間経過後は、押印装置60が働かず、
第三者が荷物を投函しないにもかかわらず押印だけ行な
うという事態を未然に防止することができる。
【0027】その後、家人が荷物を取り出す際には、鍵
を鍵孔11(図2)から差し込んで錠機構5内のレバー
30を矢印方向F(図15(b))に向かって回動操作
することにより、レバー30が施錠セット釦23の操作
部23b(図5)を押圧してロックプレート20が施錠
位置P2 から解錠位置P1 に移動する。これにより、ロ
ック片21aの可動軸36は、ロックプレート20のカ
ム溝41の前端41a側の高い位置(図16(a)の位
置)に移動して、ロックアーム21のロック片21aを
ラッチ孔22から離脱させ、ラッチ6はケース12内に
引き込み自在に保持される。その後、把手9の手掛部9
bに外部から手を掛けて手前に引き出す操作を行なえ
ば、前記のように回動軸9aの一端部に突設したラッチ
引き込み部9cが手掛部9bに連動して回動軸9a廻り
に回動して、ラッチ掛り18を移動させて解錠状態にあ
るラッチ6をバネ力に抗してケース12内に引き込ませ
ることができるので、扉4を開くことができると同時
に、元の荷物の受入れ態勢に復帰させることができる。
【0028】ところで、扉4が開いているときには誰で
もが宅配ボックス1内に自由に出入りができるので、子
供が宅配ボックス1内に入り込み、その後、誤って扉4
を閉じてしまったり、或いは別の人間が気付かずに扉4
を施錠してしまったような事態が起こり得る。そこで、
本発明では、宅配ボックス1内で子供が回動板71を押
したり、或いは叩いたりすることによってロックされた
扉4を宅配ボックス1内部から自由に開放できるように
したものである。つまり、図10に示す宅配ボックス1
の内部から子供が回動板71を扉4側に押すと、回動板
71が扉4側に向かって回動し、回動板71の突起84
がカム部材77を押圧してロック解除用カム75とラッ
チ引き込み用カム76とを回動板71と平行な軸線廻り
に回動させる。このとき、最初に、ロック解除用カム7
5がロックプレート20の係止凸部83(図7)に係止
してロックプレート20を施錠位置P2 から解錠位置P
1に強制的に切り替え、その後、ラッチ引き込み用カム
76がラッチ6の係止凸部86(図7)に係止してラッ
チ6を扉4の端面4cから外方Hへ突出した位置から扉
4の端面4cから内方Pへ強制的に引き込ませることに
より、回動板71を押した力で扉4を容易に押し開くこ
とができる。また本実施例のように、回動板71の遊端
部71bをケース12よりも大きく張り出して回動支持
したことにより、てこの原理で回動板71の突起84に
よるロック解除用カム75及びラッチ引き込み用カム7
6の回動操作を比較的小さい力で回動させることができ
るので、子供の力でも十分にロック解除用カム75及び
ラッチ引き込み用カム76を回動させて扉4を押し開く
ことができるものである。従って、宅配ボックス1内に
子供が長時間閉じ込められてしまうのを防いで、安全性
を高めることができるという利点がある。
【0029】また本実施例では、ラッチ6が解錠状態に
あるときには、手掛部9bの引き出し操作を行なうだけ
で解錠状態にあるラッチ6をケース12内に引き込んで
扉4を開くことができるので、荷物が投函されていない
にもかかわらず、子供のいたずら等によって扉4が閉じ
られたり、或いは宅配業者が荷物を投函する時に誤って
扉4を先に閉じてしまったりして、扉4がラッチ6によ
って自動的にロックされた場合であっても、把手9の手
掛部9bの引き出し操作だけで扉4を鍵を用いずに再び
開くことができる。しかも、把手9を引き出す方向が扉
4を開く方向と一致しているので、把手9の引き出し操
作だけで扉4を開くことができ、例えば片方の手で荷物
を持ちながらもう片方の手で扉4を開くことができるの
で、荷物の投函作業をスムーズに行なうことができ、従
来のような宅配ボックス内に荷物を投函できなくなると
いう事態を回避できると同時に、使い勝手が良好にな
る。
【0030】さらに、宅配業者が荷物を投函した後に施
錠セット釦23を施錠位置P2 にセットして扉4を閉じ
ることによって、図18に示すように、ロックプレート
20が前進して、投函表示部材14の赤色(投函不可/
荷物有り)に着色された右半分14dが投函表示用孔1
0から外部に表示されるので、家人は荷物が投函されて
いないにもかかわらず、いちいち扉4を開いて荷物の有
無を確かめるという無駄な動作をする必要がなくなる。
また、施錠セット釦23を解錠位置P1 にセットするだ
けで、図17に示すように、ロックプレート20は後退
して、投函表示部材14の青色(投函可/荷物無し)に
着色された左半分14cを投函表示用孔10から外部に
表示させることができ、宅配業者もまた投函の可/不可
を容易に確かめることができる。そのうえ、開閉自在の
扉4が設けられた前面開口部3は荷物投函用入口と荷物
取り出し用出口とを兼ねるようになるので、1個の扉4
で荷物の投函と取り出しとを行なうことができ、扉4の
数が少なくて済み、部品点数の削減によって宅配ボック
スの構造を簡略化できるものである。
【0031】さらに、把手9の手掛部9bは扉4の表面
4aと略面一に配置されているので、把手9に人や物が
引っ掛かってそれらを傷付けたり、或いは把手9が破損
したりするおそれがなくなる。しかも、ラッチ6付き錠
機構5と把手9とを扉4の厚み方向と直角方向に位置ず
れして配置したことにより、錠機構5の薄型化を図るこ
とができる。ちなみに、従来の扉の厚みは、把手の厚み
と錠機構の厚みの合計の厚みが必要であったが、本発明
では、扉4の厚みを錠機構5の厚み程度に納めることが
でき、扉4全体の厚みを薄くすることが可能である。し
かも、錠機構5の薄型化によって扉4の裏面4bから錠
機構5が大きく突出しないようにすることができ宅配ボ
ックス1内の荷物に錠機構5が引っ掛かって荷物を傷付
けたり、或いは錠機構5が破損したりする心配もなくな
る。そのうえ、把手9の回動軸9aの一端部にラッチ引
き込み部9cを設け、このラッチ引き込み部9cをラッ
チ6のラッチ掛り18に引っ掛けるようにしたから、回
動軸9aの長さを長くすることによって、ラッチ6と把
手9とを離して配置でき、逆に回動軸9aの長さを短く
することによって、ラッチ6と把手9とを互いに近づけ
て配置できるようになる。従って、把手9の回動軸9a
の長短で把手9と錠機構5との位置関係を変えることが
でき、扉4表面のデザインの自由度が増すという利点が
ある。
【0032】
【発明の効果】上述のように、請求項1記載の発明によ
れば、扉の端面から外方へ突出する方向にバネ付勢され
た扉施錠用のラッチと、ラッチを扉外部への突出位置で
ロックするロック機構とを扉側に配設し、扉の裏面側に
宅配ボックスの内部に面して回動板を回動自在に枢支す
ると共に、扉の裏面と回動板との間に、回動板の扉側へ
の回動操作に連動してロック機構によるラッチのロック
状態を解除すると共に解錠状態にあるラッチを扉の端面
より内方へ引き込む方向に移動させるための扉開放機構
とを備えて成るから、子供が宅配ボックス内に閉じ込め
られた場合であっても、宅配ボックス内から子供が回動
板を押すだけで、ラッチのロックが解除され、さらに扉
の端面から突出したラッチが扉の端面より内方に引き込
まれるので、回動板を押した力で扉を押し開くことがで
き、宅配ボックス内に長時間閉じ込められてしまうのを
確実に防止できるようになる。その結果、回動板による
安全確保に万全を期すことができるという効果を奏す
る。
【0033】また請求項2記載の発明によれば、扉開放
機構は、回動板の扉側への一定角度の回動操作に連動し
て回動板の枢支軸と平行な軸廻りに回動してロック機構
によるラッチのロック状態を解除するロック解除用カム
と、回動板の扉側への一定角度以上の回動操作に連動し
て上記ロック解除用カムにて解錠状態とされたラッチを
扉の端面より内方へ引き込む方向に移動させるためのラ
ッチ引き込み用カムとから成るから、ロック解除用カム
とラッチ引き込み用カムとを利用してロックプレートの
解錠状態のセットとラッチの引き込みの両方を行なうこ
とができるので、請求項1と同様、回動板と上記ロック
解除用カム、ラッチ引き込み用カム等の働きによって、
子供が宅配ボックス内に閉じ込められるのを防止でき、
安全確保に万全を期すことができるという効果を奏す
る。
【0034】さらに請求項3記載の発明によれば、上記
開閉自在の扉が設けられた開口部が荷物投函用入口と荷
物取り出し用出口とを兼ねることにより、1個の扉で荷
物の投函と取り出しとを行なうことができるので、扉の
数が少なくて済み、請求項1記載の効果に加えて、部品
点数の削減によって宅配ボックスの構造の簡略化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の扉の施錠状態を示
す平面図、(b)は正面図である。
【図2】(a)は同上の宅配ボックスの斜視図、(b)
は扉を開いた状態の斜視図である。
【図3】同上の錠機構と押印装置の制御部に関連するブ
ロック図である。
【図4】(a)(b)は同上のトリガーの動作説明図で
ある。
【図5】同上のラッチ及びロック機構の分解斜視図であ
る。
【図6】(a)〜(f)は同上のラッチの平面図、正面
図、底面図、背面図、右側面図及び左側面図である。
【図7】同上のカム部材と錠機構の分解斜視図である。
【図8】同上のカム部材の斜視図である。
【図9】(a)(b)は施錠状態にセットする場合の平
面図及び正面図である。
【図10】(a)(b)は回動板を回動操作させる場合
の動作を説明する平面図及び正面図である。
【図11】(a)(b)は回動板を回動操作させる場合
の動作を説明する平面図及び正面図である。
【図12】(a)は同上のラッチがロック状態にある場
合の平面図、(b)は把手の平面図、(c)は正面図で
ある。
【図13】(a)(b)は同上のラッチを引き込む動作
を説明する平面図、(c)は正面図である。
【図14】(a)は解錠状態の説明図、(b)は解錠状
態から施錠状態に切り替える際の動作説明図である。
【図15】(a)は施錠状態の動作説明図、(b)は施
錠状態から解錠状態に切り替える際の動作説明図であ
る。
【図16】(a)は解錠状態でのロックプレートとロッ
ク片の可動軸の位置関係を示す正面図、(b)は施錠状
態でのロックプレートとロック片の可動軸の位置関係を
示す正面図である。
【図17】(a)(b)は解錠状態でのロックプレート
の動作説明図、及び投函表示部材の状態説明図である。
【図18】(a)(b)は施錠状態でのロックプレート
の動作説明図、及び投函表示部材の動作説明図である。
【図19】(a)(b)は施錠状態から解錠状態に切り
替える時のロックプレートの動作説明図、投函表示部材
の動作説明図である。
【図20】(a)(b)(c)は扉開閉検知装置の動作
説明図である。
【符号の説明】
3 開口部 4 扉 4c 端面 6 ラッチ 20 ロックプレート 71 回動板 72 扉開放機構 75 ロック解除用カム 76 ラッチ引き込み用カム 80 ロック機構 H 外方 P 内方

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の端面から外方へ突出する方向にバネ
    付勢された扉施錠用のラッチと、ラッチを扉外部への突
    出位置でロックするロック機構とを扉側に配設し、扉の
    裏面側に宅配ボックスの内部に面して回動板を回動自在
    に枢支すると共に、扉の裏面と回動板との間に、回動板
    の扉側への回動操作に連動してロック機構によるラッチ
    のロック状態を解除すると共に解錠状態にあるラッチを
    扉の端面より内方へ引き込む方向に移動させるための扉
    開放機構とを備えて成ることを特徴とする宅配ボックス
    の閉じ込め防止装置。
  2. 【請求項2】 扉開放機構は、回動板の扉側への一定角
    度の回動操作に連動して回動板の枢支軸と平行な軸廻り
    に回動してロック機構によるラッチのロック状態を解除
    するロック解除用カムと、回動板の扉側への一定角度以
    上の回動操作に連動して上記ロック解除用カムにて解錠
    状態とされたラッチを扉の端面より内方へ引き込む方向
    に移動させるためのラッチ引き込み用カムとから成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の宅配ボックスの閉じ込め
    防止装置。
  3. 【請求項3】 開閉自在の扉が設けられる開口部が荷物
    投函用入口と荷物取り出し用入口とを兼ねることを特徴
    とする請求項1記載の宅配ボックスの閉じ込め防止装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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