JP2793457B2 - 宅配ボックスの安全装置 - Google Patents

宅配ボックスの安全装置

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JP2793457B2
JP2793457B2 JP34220292A JP34220292A JP2793457B2 JP 2793457 B2 JP2793457 B2 JP 2793457B2 JP 34220292 A JP34220292 A JP 34220292A JP 34220292 A JP34220292 A JP 34220292A JP 2793457 B2 JP2793457 B2 JP 2793457B2
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崇 佐久間
憲一 武藤
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Panasonic Electric Works Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、留守の住宅に配達され
た荷物を受け取るための宅配ボックスの安全装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種宅配ボックスは、例え
ば電気錠を扉に付けて、暗唱番号や磁気カードによって
電気錠を施解錠するものがあり、また、荷物入口扉を閉
じると機械的に自動施錠して、その荷物入口扉を鍵を使
って解錠するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、宅配ボック
スの性格上、大きな荷物まで受け取るためにその内容量
を大きくした場合、子供が宅配ボックス内に入り込むこ
とができ、しかもその状態で外から電気錠や鍵を使って
施錠されてしまうと、子供を中に閉じ込めてしまい、長
時間に亘って確認できなくなり、安全管理面において問
題があった。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、ロック状態にある
前面扉を宅配ボックスの内部から開放できるようにした
宅配ボックスの安全装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、宅配ボックス1の側面1aには前面扉2
と背面扉3との間で前後方向に移動自在の前後連結ロッ
ド8が設けられる。前後連結ロッド8はバネ体9によっ
て背面扉3に向けて常にバネ付勢される。前面扉2には
外方へ向けて常にバネ付勢されたロック用押釦11が前
面扉2を貫通して取り付けられる。ロック用押釦11の
前面扉2の内側に突出した突出端部11aに係止凹部1
1bが設けられる。前面扉2の内面には安全ピン50が
移動自在に取り付けられる。前面扉2と前後連結ロッド
8との間には、前後連結ロッド8によって倒されてロッ
ク待機姿勢P1 をとり且つ前後連結ロッド8によって起
こされてロック解除姿勢P2 をとる揺動片12と、後端
部がバネ体10によって揺動片12に弾性的に係止され
ると共に先端部にロック用押釦11の係止凹部11bに
係止可能な係止爪13cが設けられたロック用カム13
と、ロック用押釦11の突出端部11aに接離自在のデ
ッドカム14と、一端部がデッドカム14に当接自在で
且つ他端部が前面扉2に設けたロック孔部16に係合可
能なロックプレート15と、背面扉3と前面扉2の夫々
の内面の少なくとも一方に揺動可能に配置されると共に
上記ロック用カム13の安全ピン50に接離自在である
ロック解除用プレート51とが設けられ、背面扉3が閉
じられた状態で、ロック待機姿勢P1 をとる揺動片12
によってロック用カム13の係止爪13cがロック用押
釦11の係止凹部11bの移動軌跡M上に位置し、ロッ
ク用押釦11が前面扉2の前方から押圧されることによ
りロック用押釦11の係止凹部11bがロック用カム1
3の係止爪13cに係合すると共にロック用押釦11の
突出端部11aがデッドカム14を押圧してロックプレ
ート15の鉤状部15cを前面扉2のロック孔部16に
係合させて前面扉2を閉じた状態に保持する。且つ、上
記ロック解除用プレート51が外力によって揺動した状
態では、ロック解除用プレート51がロック用カム13
の安全ピン50を押してロック用カム13の係止爪13
cがロック用押釦11の係止凹部11bの移動軌跡M上
から外れる方向に押圧され、ロック用押釦11が前面扉
2の前方にバネ力で押し出されることによりロック用押
釦11の突出端部11aによるデッドカム14の押圧が
解除されてロックプレート15の鉤状部15cが前面扉
2のロック孔部16から離脱して前面扉2が開放可能に
保持されて成るものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、ロック用カム13に安全ピン
50を設けると共に、前面扉2の内面に揺動可能に配置
されたロック解除用プレート51を上記安全ピン50に
接離自在としたから、背面扉3と前面扉2の両方が閉じ
られて宅配ボックス1内に子供が閉じ込められた場合
は、子供が宅配ボックス1の内部で暴れたり、或いはロ
ック解除用プレート51を叩いたりすることによってロ
ック解除用プレート51が揺動して安全ピン50が押さ
れ、ロック用カム13の係止爪13cがロック用押釦1
1の係止凹部11bの移動軌跡M上から外れる方向に押
圧される。従って、ロック用押釦11が前面扉2の前方
にバネ力で押し出されることによりロック用押釦11の
突出端部11aによるデッドカム14の押圧が解除され
てロックプレート15の鉤状部15cが前面扉2のロッ
ク孔部16から離脱するので、宅配ボックス1の内部か
ら前面扉2のロック状態を解除できる。従って、前面扉
2を宅配ボックス1内から開くことができ、宅配ボック
ス1内へ長時間閉じ込められてしまうのを防止できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例に用いられる宅配ボックス1の前面に
は、図2及び図3に示すように、その中央に荷物を入れ
るための収納スペースが設けられると共にこの収納スペ
ースが前面扉2によって開閉自在に覆われており、ま
た、宅配ボックス1の背面は、背面扉3によって開閉自
在に覆われており、この背面扉3には施錠できる止め金
具4付きの錠機構5(図12)が設けられている。前面
扉2の上部には、押印装置6の収納スペースが設けら
れ、図示省略した伝票挿入口から伝票を挿入して押印ス
イッチを押圧操作することにより、伝票に押印できるよ
うになっている。
【0008】宅配ボックス1の側面1aには、前面扉2
と背面扉3との間で前後方向に移動自在の前後連結ロッ
ド8が設けられる。前後連結ロッド8はバネ体9(図
7)によって背面扉3に向けて常にバネ付勢されてお
り、この前後連結ロッド8の後端部は、背面扉3の錠機
構5から弾性的に突出可能となっており、背面扉3を閉
じて施錠した状態では、図6の実線で示すように前後連
結ロッド8は錠機構5内に押し込まれて上記バネ体9の
バネ力に抗して前面扉2に押し出される方向に移動可能
となり、且つ背面扉3を解除した状態では図6の二点鎖
線で示すように前後連結ロッド8は錠機構5から突出し
て、背面扉3を押し開いて前面扉2から後退する方向に
移動可能となっている。
【0009】また、前面扉2には、図7に示すように、
ロック用押釦11が貫通して取り付けられており、この
ロック用押釦11には、図示省略したバネ体が内蔵され
ており、このバネ体によってロック用押釦11は外方へ
向けて常にバネ付勢されている。また、ロック用押釦1
1の前面扉2の内側に突出した突出端部11aには係止
凹部11bが設けられており、この突出端部11aがバ
ネ体によって通常は前面扉2の内面に弾性的に当接して
いる。この前面扉2の内面には、図1(a)(b)に示
すように、隙間をあけて前面扉2の略下半分を覆うロッ
ク解除用プレート51が取り付けられている。ロック解
除用プレート51の中央部に揺動軸51aが設けられ、
ロック解除用プレート51は通常は静止状態にあり、外
力によって揺動軸51aを中心に左右へシーソー揺動自
在となっている。
【0010】上記前面扉2と上記前後連結ロッド8との
間には、錠機構ユニット60が介在され、錠機構ユニッ
ト60内に揺動片12とロック用カム13とデッドカム
14とロックプレート15とが夫々収納配置されてい
る。まず、揺動片12は、略L字状に形成され、中央部
分が軸12aに回転自在に支持されると共に、その後端
部12bが前後連結ロッド8の先端部8aにピン結合さ
れており、先端にはロック用カム13が係止される被挿
入部12cが設けられており、前後連結ロッド8の移動
方向と垂直な軸線まわりに回動自在となっている。これ
により、揺動片12は、前後連結ロッド8の前進移動に
よって倒されてロック待機姿勢P1 をとり、また前後連
結ロッド8の後退移動によって起こされてロック解除姿
勢P2 をとるようになっている。
【0011】ロック用カム13は、揺動片12とロック
用押釦11との間に介在されており、図9(a)(b)
に示すように、軸13aを中心に揺動片12の揺動方向
と同一方向に回動自在に支持されると共にその後端部に
は上記揺動片12の先端部に設けた被挿入部12cに挿
入・係止される挿入部13bが設けられており、先端部
にはロック用押釦11の係止凹部11bに係止可能な係
止爪13cが設けられると共に、その下端部には安全ピ
ン50がロック解除用プレート51の側面に対向配置さ
れている。本実施例では、図8に示すように、安全ピン
50は前面扉2の内面に取り付けた錠機構ユニット60
に設けた切欠穴70からロック解除用プレート51の側
面に突出して配置されている。図7に示すロック用カム
13の軸13aにはバネ体10が設けられ、ロック用カ
ム13は上記バネ体10のバネ力によってロック用カム
13の挿入部13bが揺動片12の被挿入部12cに弾
性的に挿入される方向に常にバネ付勢されており、これ
により、揺動片12のロック待機姿勢P1 とロック解除
姿勢P2 とに追随してロック用カム13は軸を中心に回
動してその挿入部13bが揺動片12の被挿入部12c
に挿入された状態を保持できるようになっている。
【0012】つまり、上記ロック用カム13は、揺動片
12が前後連結ロッド8によってロック待機姿勢P1
とった状態ではロック用カム13の係止爪13cがロッ
ク用押釦11の係止凹部11bの移動軌跡M上に位置す
るようになり、この状態で、ロック用押釦11が押し込
まれることにより、ロック用押釦11の係止凹部11b
がロック用カム13の係止爪13cを乗り越えて、ロッ
ク用カム13のバネ復帰力によって係止凹部11bが係
止爪13cに係合され、ロック用押釦11は押し込み状
態に保持されるものであり、一方、揺動片12がロック
解除姿勢P2 をとった状態では、ロック用カム13の係
止爪13cがロック用押釦11の係止凹部11bの移動
軌跡M上から外れることにより、ロック用押釦11が前
面扉2の前方から押圧されてもロック用押釦11の係止
凹部11bはロック用カム13の係止爪13cに係止不
能となり、ロック用押釦11はバネ力によって元の状態
に自動的に復帰する。一方、ロック用カム13の下端部
にはロック解除用プレート51の端部に面して安全ピン
50が突設されているので、ロック解除用プレート51
の揺動時にロック解除用プレート51が安全ピン50を
押した状態で、ロック用カム13が軸13aを中心に回
動してロック解除姿勢P2 に復帰させられることによ
り、ロック用押釦11の係止凹部11bからロック用カ
ム13の係止爪13cが安全ピン50によって自動的に
離脱可能となっている。
【0013】デッドカム14は、ロック用カム13の上
方に配置された軸14aに回転自在に支持された扇形カ
ムから成り、このデッドカム14の円弧部の下端側には
ロック用押釦11の突出端部11aに接離自在の被押圧
部14bが設けられ、被押圧部14bがロック用押釦1
1の突出端部11aにて持ち上げられた状態では、デッ
ドカム14が軸14aを中心に上方へ向けて回動される
ようになっている。
【0014】ロックプレート15は、デッドカム14の
上方に配置された軸15aを中心に回動自在に支持さ
れ、ロックプレート15の後端部15bはデッドカム1
4の円弧部の上端側の当接部14cに当接しており、ロ
ックプレート15の先端部には前面扉2に設けたロック
孔部16に係合可能な鉤状部15cが設けられている。
そして、図11(a)(b)に示すロック用押釦11の
押し込み状態においては、デッドカム14がロック用押
釦11の突出端部11aによって持ち上げられてロック
プレート15の鉤状部15cが前面扉2のロック孔部1
6に押し付けられることにより、前面扉2は閉じた状態
に保持され、一方、ロック用押釦11の押し込まれない
状態においては、デッドカム14によるロックプレート
15の鉤状部15cのロック孔部16に対する押し付け
力が解除され、前面扉2は開放可能な状態に保持される
ようになっている。
【0015】次に、宅配ボックス1の使用方法を説明す
る。まず、留守住宅等で荷物を受け取る場合は、図10
(a)に示すように、家人が予め背面扉3を閉じて施錠
しておく。背面扉3を施錠した時は、前後連結ロッド8
が前方へ押されて、揺動片12がロック待機姿勢P1
とってロック用カム13の係止爪13cがロック用押釦
11の係止凹部11bの移動軌跡M上に位置する。この
状態では、デッドカム14は図7の二点鎖線で示すよう
にフリーな状態にあり、ロックプレート15もまたフリ
ーな状態にあり、このため、前面扉2のロック孔部16
にはロックプレート15の鉤状部15cが引っ掛かって
いるだけであるので、前面扉2を開こうとして前方へ引
っ張るとロックプレート15は一旦二点鎖線で示す状態
になり、前面扉2の開放が可能となる。そして、前面扉
2が開いてしまうとロックプレート15は実線の状態に
戻るが、荷物を投入した後に前面扉2を閉じるとロック
プレート15は再び二点鎖線の状態となり前面扉2を閉
じることができる。次いで、ロック用押釦11を操作す
ると、ロック用押釦11がデッドカム14を持ち上げて
ロックプレート15の鉤状部15cが前面扉2のロック
孔部16に係合し、前面扉2はロックプレート15によ
って閉じた状態に保持される(図7の実線)。この状態
では、前面扉2をロックした後は背面扉3を解除しない
限り前面扉2のロック解除ができなくなり、荷物を宅配
ボックス1内に投入した後に背面扉3から荷物を取り出
す可能性はなくなり、2枚の前面扉2と背面扉3とを電
気錠や鍵を用いずに何ら問題なく使用することができ
る。
【0016】一方、家人が背面扉3を解除して背面扉3
から荷物を取り出した後に、背面扉3を施錠しない場合
は、図10(b)に示すように、前後連結ロッド8は後
方へ押されてバネ体9によって背面扉3を押して背面扉
3を開きっぱなしの状態とする。このとき、ロック解除
姿勢P2 をとってロック用カム13の係止爪13cがロ
ック用押釦11の係止凹部11bの移動軌跡M上から外
れた状態となり、従って、ロック用押釦11を押し込ん
でもロック用カム13には係止されず、デッドカム14
は図7の二点鎖線の状態にあり、ロックプレート15は
フリーな状態にあるので、前面扉2はロックされること
がなく、開放可能な状態となり、その後背面扉3を閉じ
ることにより、次回の荷物の受け取り態勢に復帰させる
ことができる。
【0017】そして、この状態では、背面扉3が施錠さ
れていない時は誰でもが背面扉3及び前面扉2を自由に
開閉できるので、子供が簡単に宅配ボックス1内に入り
込むことができ、別の人間が気付かずに施錠した場合、
中に閉じ込められることとなる。そこで、宅配ボックス
1内で子供が暴れたり、ロック解除用プレート51を叩
いたりすることにより、ロック解除用プレート51がシ
ーソー揺動して安全ピン50が図7の実線位置から二点
鎖線の位置に押されて、ロック用カム13の係止爪13
cがロック用押釦11の係止凹部11bの移動軌跡M上
から外れる方向に押圧され、ロック用押釦11が前面扉
2の前方にバネ力で押し出されることによりロック用押
釦11の突出端部11aによるデッドカム14の押圧が
解除されてロックプレート15の鉤状部15cが前面扉
2のロック孔部16から離脱するので、宅配ボックス1
の内部から前面扉2のロック状態を解除できる。従っ
て、宅配ボックス1内から前面扉2を外へ押すだけで前
面扉2を開くことができ(図4の状態)、宅配ボックス
1内へ長時間閉じ込められてしまうのを防ぐことができ
ので、事故防止を図ることができる。
【0018】また、本実施例では、前面扉2の開閉を背
面扉3に連動させるようにしたから、電気錠や鍵を用い
ずに、不在の住宅において荷物を受け取ることができる
ので、部品コストが安くなり、しかも従来のようにIC
等の電子回路を低電圧で使用したりする必要がないの
で、仮りに本発明に係る宅配ボックス1が屋外で使用さ
れてもノイズ、寒熱、湿気等の外乱による影響がなくな
り、これに伴って不良も起こらず、この不良を解消する
ためのコストアップも防がれるという利点がある。ま
た、前面扉2を背面扉3の開放に連動して開放させるこ
とにより、背面扉3を確実に閉じていない限り前面扉2
をロックすることができず、しかも受領印を押印できな
い構造とすることにより、荷物を前面扉2から宅配ボッ
クス1内に投入して伝票に受領印を押印した後は、前面
扉2からも背面扉3からも荷物を取り出すことができ
ず、盗難防止の観点から施錠のない前面扉2を使用して
も何ら問題は生じない。さらに、家人は背面扉3を解除
して荷物を背面扉3から取り出すことができるので、た
とえ塀などの住宅の敷地の境界等に宅配ボックス1を設
置した場合であっても、塀の外側(敷地外)から宅配ボ
ックス1内に投入された荷物を塀の内側(敷地内)で取
り出すことができるようになり、使い勝手がきわめて良
くなるという利点もある。
【0019】なお、上記実施例では、前面扉2の内面に
シーソー揺動自在のロック解除用プレート51を配置し
たけれど、背面扉3の内面に配置してもよく、また、背
面扉3と前面扉2の内面に夫々配置するようにしてもよ
い。背面扉3の内面に配置する場合は、ロック解除用プ
レート51と安全ピン50とを連動させる部材を設けて
おき、背面扉3側のロック解除用プレート51のシーソ
ー揺動に連動して前面扉2側に位置するロック用カム1
3の安全ピン50を押すようにする構成としてもよい。
この場合、2枚のロック解除用プレート51を使うこと
で安全性をさらに高めることができるようになる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述のように、ロック解除用プ
レートが外力によって揺動した状態で、ロック解除用プ
レートがロック用カムの安全ピンを押してロック用カム
の係止爪がロック用押釦の係止凹部の移動軌跡上から外
れる方向に押圧され、ロック用押釦が前面扉の前方にバ
ネ力で押し出されることによりロック用押釦の突出端部
によるデッドカムの押圧が解除されてロックプレートの
鉤状部が前面扉のロック孔部から離脱して前面扉が開放
可能に保持されて成るものであるから、前面扉と背面扉
の両方が閉じて宅配ボックス内に子供が閉じ込められた
場合であっても、子供がロック解除用プレートを叩いた
り、暴れたりすることにより、ロック解除用プレートが
揺動して安全ピンが作動し、宅配ボックス内から前面扉
を開くことができる。その結果、宅配ボックス内への長
時間の閉じ込めを防ぐことができ、宅配ボックスの安全
性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いられる前面扉付近を示
し、(a)はロック解除用プレートが静止状態にある平
面図、(b)はロック解除用プレートが揺動状態にある
平面図である。
【図2】同上の宅配ボックスを正面から見た斜視図であ
る。
【図3】同上の宅配ボックスの前面扉を開いた状態の斜
視図である。
【図4】同上の前面扉を開いた状態の平面図である。
【図5】同上の前面扉を閉じた状態の平面図である。
【図6】同上の背面扉の前後連結ロッド付近の側面図で
ある。
【図7】同上の前面扉のロック用押釦付近の側面図であ
る。
【図8】同上のロック解除用プレートと安全ピンとを示
す斜視図である。
【図9】(a)は同上の揺動片とロック用カムとのロッ
ク状態を示す側面図、(b)はロック解除状態を示す斜
視図である。
【図10】(a)は同上の背面扉の施錠状態を示す側面
図、(b)は背面扉の解除状態を示す側面図である。
【図11】(a)は同上のロックプレートのロック解除
状態を示す断面図、(b)はロックプレートのロック状
態を示す断面図である。
【図12】同上の背面扉に用いられる止め金具付き錠機
構の斜視図である。
【符号の説明】
1 宅配ボックス 1a 側面 2 前面扉 3 背面扉 8 前後連結ロッド 9 バネ体 11 ロック用押釦 11a 突出端部 11b 係止凹部 12 揺動片 13 ロック用カム 13c 係止爪 14 デッドカム 15 ロックプレート 15c 鉤状部 16 ロック孔部 50 安全ピン 51 ロック解除用プレート P1 ロック待機姿勢 P2 ロック解除姿勢 M 移動軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05B 65/10 E05B 65/00 - 65/02 B65D 91/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宅配ボックスの側面には前面扉と背面扉
    との間で前後方向に移動自在の前後連結ロッドが設けら
    れ、前後連結ロッドはバネ体によって背面扉に向けて常
    にバネ付勢され、前面扉には外方へ向けて常にバネ付勢
    されたロック用押釦が前面扉を貫通して取り付けられ、
    ロック用押釦の前面扉の内側に突出した突出端部に係止
    凹所が設けられ、前面扉と前後連結ロッドとの間には、
    前後連結ロッドによって倒されてロック待機姿勢をとり
    且つ前後連結ロッドによって起こされてロック解除姿勢
    をとる揺動片と、後端部がバネ体によって揺動片に弾性
    的に係止されると共に先端部にロック用押釦の係止凹部
    に係止可能な係止爪と安全ピンとを備えたロック用カム
    と、ロック用押釦の突出端部に接離自在のデッドカム
    と、一端部がデッドカムに当接自在で且つ他端部が前面
    扉に設けたロック孔部に係合可能なロックプレートと、
    前面扉と背面扉の夫々の内面の少なくとも一方に揺動可
    能に配置されると共に上記ロック用カムの安全ピンに接
    離自在であるロック解除用プレートとが設けられ、上記
    背面扉が閉じられた状態では、ロック待機姿勢をとる揺
    動片によってロック用カムの係止爪がロック用押釦の係
    止凹部の移動軌跡上に位置し、ロック用押釦が前面扉の
    前方から押圧されることによりロック用押釦の係止凹部
    がロック用カムの係止爪に係合すると共にロック用押釦
    の突出端部がデッドカムを押圧してロックプレートの鉤
    状部を前面扉のロック孔部に係合させて前面扉を閉じた
    状態に保持され、且つ、上記ロック解除用プレートが外
    力によって揺動した状態では、ロック解除用プレートが
    ロック用カムの安全ピンを押してロック用カムの係止爪
    がロック用押釦の係止凹部の移動軌跡上から外れる方向
    に押圧され、ロック用押釦が前面扉の前方にバネ力で押
    し出されることによりロック用押釦の突出端部によるデ
    ッドカムの押圧が解除されてロックプレートの鉤状部が
    前面扉のロック孔部から離脱して前面扉が開放可能に保
    持されて成る宅配ボックスの安全装置。
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