JP3458070B2 - ドアロック装置 - Google Patents

ドアロック装置

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JP3458070B2
JP3458070B2 JP11971299A JP11971299A JP3458070B2 JP 3458070 B2 JP3458070 B2 JP 3458070B2 JP 11971299 A JP11971299 A JP 11971299A JP 11971299 A JP11971299 A JP 11971299A JP 3458070 B2 JP3458070 B2 JP 3458070B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアに適
用される防犯性に優れたドアロック装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に適用されるドアロック装
置として、例えば、特開平6−17568号で、リモコ
ン操作等によってロック用モータを動作させてドアをロ
ックするとともに、スーパーロック用モータを動作させ
てスーパーロック動作させることにより、窓の隙間から
針金等を差し込んでインナーロックノブまたはインナー
ロックロッドを操作しても、ドアをアンロック状態とで
きないようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ド
アロック装置では、通常のロック用とスパーロック用の
2つのモータが必要であるため、コスト高になるという
問題がある。また、これら2つのモータの動力をロック
プレートに伝達するために、複雑なリンク機構を設けな
ければならないとともに、このようなリンク機構を設け
た場合には、誤動作が発生する可能性が高くなる。
【0004】そこで、本発明では、通常のロック動作お
よびスーパーロック動作を1つのモータで実現し、構造
の簡素化を図るとともに誤動作の発生の恐れがない信頼
性が高いドアロック装置を提供することを課題とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1のドアロック装置は、ベースプレート
と、前記ベースプレートに配設し、一端をキーロッドに
連結し、該キーロッドに連動してアンロック位置とロッ
ク位置に変位するロック機構と、一端をインナーロック
機構のインナーロックロッドに連結するとともに、前記
ロック機構に回動可能に配設し、前記ロック機構をアン
ロック位置とロック位置に変位させるインナーロックプ
レートと、前記ロック機構に回動可能に配設するととも
に一端をモータに連結し、該モータの動作に応じ、前記
ロック機構をアンロック位置とロック位置に変位させる
とともに、前記ロック機構がロック位置にある時には該
ロック位置からスーパーロック位置にかけて回動するア
クチュエータプレートとを備え、前記インナーロックプ
レートのインナーロック機構を連結した端部と反対の他
端側を、前記アクチュエータプレートがロック位置の時
は該アクチュエータプレートに当接し、該アクチュエー
タプレートとともに前記ロック機構をアンロック位置側
へ変位可能とし、前記アクチュエータプレートがスーパ
ーロック位置の時は該アクチュエータプレートと当接で
きないように構成したものである。
【0006】前記ドアロック装置によれば、使用者がス
ーパーロック操作をすると、インナーロック機構に連結
したインナーロックプレートがアクチュエータプレート
に当接できないため、該アクチュエータプレートととも
にロック機構をアンロック位置側へ変位させることがで
きない。そのため、例えば、車外から何等かの方法でイ
ンナーロック機構をアンロック位置側に操作しても、ス
ーパーロック状態を解除してアンロックすることはでき
ない。また、前記スーパーロック操作は、ロック機構に
配設したアクチュエータプレートによってロック機構を
アンロック位置からロック位置に変位させ、更に、アク
チュエータプレートをスーパーロック位置に回動させる
ようにしているため、1つのモータで通常のロック操作
とアンロック操作を実現することが可能である。そのう
え、このモータをロック機構を連結するために、複雑な
リンク機構は必要ないため、構造の簡素化および誤作動
の防止を図ることができ、かつ、取付作業性の向上をも
図ることができる。
【0007】前記ドアロック装置では、前記ロック機構
は、前記キーロッドに連結した第1ロックプレートと、
前記第1ロックプレートの回動に連動して回動する第2
ロックプレートと、前記第2ロックプレートの回動に連
動して回動する第3ロックプレートと、前記第3ロック
プレートの回動に連動して回動し、前記インナーロック
プレートとアクチュエータプレートとを回動可能に配設
する第4ロックプレートとからなり、前記各ロックプレ
ートを、前記ベースプレートにそれぞれ回動可能に配設
することが好ましい。
【0008】また、本発明の第2のドアロック装置は、
ベースプレートと、前記ベースプレートに配設し、一端
をキーロッドに連結し、該キーロッドに連動してアンロ
ック位置とロック位置に変位するロック機構と、インナ
ーロック機構に連結し、前記ロック機構をアンロック位
置とロック位置に変位させるインナーロックプレート
と、前記ロック機構に回動可能に配設するとともに一端
をモータに連結し、該モータの動作に応じ、前記ロック
機構をアンロック位置とロック位置に変位させるととも
に、前記ロック機構がロック位置にある時には該ロック
位置からスーパーロック位置にかけて回動するアクチュ
エータプレートとを備え、前記インナーロックプレート
のインナーロック機構を連結した端部と反対の他端側
を、前記アクチュエータプレートがロック位置の時は該
アクチュエータプレートに当接し、該アクチュエータプ
レートとともに前記ロック機構をアンロック位置側へ変
位可能とし、前記アクチュエータプレートがスーパーロ
ック位置の時は該アクチュエータプレートと当接できな
いように構成し、前記ロック機構は、前記キーロッドに
連結した第1ロックプレートと、前記第1ロックプレー
トの回動に連動して回動する第2ロックプレートと、前
記第2ロックプレートの回動に連動して回動する第3ロ
ックプレートと、前記第3ロックプレートの回動に連動
して回動し、前記インナーロックプレートとアクチュエ
ータプレートとを回動可能に配設する第4ロックプレー
トとからなり、前記各ロックプレートを、前記ベースプ
レートにそれぞれ回動可能に配設した構成としている。
【0009】これら第1および第2のドアロック装置で
は、前記スーパーロック位置において、前記インナーロ
ックプレートを、前記ロック機構をアンロック位置に変
位させる力より弱い力でロック位置側へ付勢し、前記ア
クチュエータプレートを、前記ロック機構をアンロック
位置に変位させる力より強い力でスーパーロック位置側
へ付勢することが好ましい。このようにすれば、スーパ
ーロック操作をすることにより、インナーロックノブま
たはインナーロックロッドを操作しても、確実にアンロ
ックすることはできないため、装置自身の信頼性の向上
を図ることができる。
【0010】さらに、本発明の第3のドアロック装置
は、ベースプレートと、前記ベースプレートに配設し、
一端をキーロッドに連結し、該キーロッドに連動してア
ンロック位置とロック位置に変位するロック機構と、イ
ンナーロック機構に連結し、前記ロック機構をアンロッ
ク位置とロック位置に変位させるインナーロックプレー
トと、前記ロック機構に回動可能に配設するとともに一
端をモータに連結し、該モータの動作に応じ、前記ロッ
ク機構をアンロック位置とロック位置に変位させるとと
もに、前記ロック機構がロック位置にある時には該ロッ
ク位置からスーパーロック位置にかけて回動するアクチ
ュエータプレートとを備え、前記インナーロックプレー
トのインナーロック機構を連結した端部と反対の他端側
を、前記アクチュエータプレートがロック位置の時は該
アクチュエータプレートに当接し、該アクチュエータプ
レートとともに前記ロック機構をアンロック位置側へ変
位可能とし、前記アクチュエータプレートがスーパーロ
ック位置の時は該アクチュエータプレートと当接できな
いように構成し、かつ、前記スーパーロック位置におい
て、前記インナーロックプレートを、前記ロック機構を
アンロック位置に変位させる力より弱い力でロック位置
側へ付勢し、前記アクチュエータプレートを、前記ロッ
ク機構をアンロック位置に変位させる力より強い力でス
ーパーロック位置側へ付勢した構成としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1から図7は、本発明のドアロッ
ク装置1を示す。このドアロック装置1は、図1および
図2に示すように、2つのベースプレート2A,2Bを
備え、これらベースプレート2A,2Bに、ロック機構
10、インナーロックプレート35、アクチュエータプ
レート42、リンク54、オープンプレート59を配設
したものである。
【0012】前記ベースプレート2Aは、前記ロック機
構10を構成する2つのプレート21,25を回動可能
に配設するもので、図3(A)に示すように、上部に第
3ロックプレート21を回動可能に取り付ける軸3が設
けられるとともに、該軸3の上端に係止片4が設けられ
ている。また、該ベースプレート2Aの下部には、第4
ロックプレート25を回動可能に軸着するための取付孔
5が設けられている。さらに、略中央下部には、後述す
るロックプレート用スプリング51の端部を係止する孔
6と、第4ロックプレート25の回動をアンロック位置
で停止させるストッパ7aと、第4ロックプレート25
の回動をロック位置で停止させるストッパ7bと、アク
チュエータプレート42の回動を抑制するストッパ7c
が突設されている。また、このベースプレート2Aの下
部には、モータ44の動作を停止させるためのリミット
スイッチ8が配設されている。
【0013】前記ベースプレート2Bは、図1および図
2に示すように、前記ベースプレート2Aの側部に、該
ベースプレート2Aと直角になるように配設され、ロッ
ク機構10を構成する2つのプレート11,16および
オープンプレート59を回動可能に配設するもので、図
4(A)に示すように、各取付位置に取付孔9a,9b
が設けられている。
【0014】前記ロック機構10は、リンク54による
ドア開放動作を不可能または可能とし、自動車のドアを
ロックまたはアンロックするもので、図1に示すよう
に、本実施形態では、前記ベースプレート2A,2Bに
それぞれ回動可能に配設される4つのロックプレート1
1,16,21,25によって構成している。
【0015】そのうち、第1ロックプレート11は、図
1、図2および図4(B)に示すように、前記ベースプ
レート2Bの取付孔9bに回転可能に軸着する軸孔12
を備えている。この軸孔12の外周部には、第2ロック
プレート16を連動させて回動させるための切欠部13
が設けられている。この切欠部13は広角に形成され、
第2ロックプレート16が回動しても、中立位置にある
第1ロックプレート11が連動しないようになってい
る。即ち、この第1ロックプレート11の回動に第2ロ
ックプレート16は連動するが、第2ロックプレート1
6の回動には第1ロックプレート11は連動しないよう
になっている。また、この第1ロックプレート11の一
端には、図示しないキーシリンダと接続したキーロッド
14を回動可能に連結する連結孔15が設けられてい
る。
【0016】第2ロックプレート16は、前記第1ロッ
クプレート11とともにベースプレート2Bの取付孔9
bに軸着されるもので、図1、図2、および図4(C)
に示すように、前記軸孔12と一致する軸孔17を備え
ている。この第2ロックプレート16には、前記切欠部
13内に位置するように突片18が切り起こしによって
設けられている。また、この突片18と軸孔17とを直
線状に結んだ位置に、リンク54の長孔58にスライド
可能に係合する溝を備えた突出部19が設けられてい
る。さらに、この第2ロックプレート16の側部には、
第3ロックプレート21を連動して回動させるための連
動板部20が突設されている。
【0017】第3ロックプレート21は、前記ベースプ
レート2Aの軸3に回動可能に配設されるもので、図3
(B)および図4(D)に示すように、前記軸3と係止
片4を挿通可能な挿通孔22を備えている。この挿通孔
22は、前記係止片4を挿通可能な挿通部22aが、ア
ンロック位置からロック位置までの動作範囲外に位置す
るように形成されている。この第3ロックプレート21
には、前記第2ロックプレート16の連動板部20を所
定の遊びをもって挟持する一対の挟持部23,23が設
けられている。これら挟持部23,23は、前記連動板
部20が水平状態を維持したままで、この第3ロックプ
レート21が回動できるように、その突端が円弧状をな
すように形成されている。また、この第3ロックプレー
ト21には、図3(B)中、下部に位置するように第4
ロックプレート25を連動して回動させるための円柱状
の凸部24が設けられている。
【0018】第4ロックプレート25は、前記ベースプ
レート2Aの取付孔5に回動可能に配設されるもので、
図1および図3(C)に示すように、その中央に回動孔
26を備えている。この回動孔26の上部には、前記第
3ロックプレート21の凸部24の両側に位置し、該凸
部24を両側を位置決めする一対の屈曲壁部27が設け
られている。また、前記回動孔26の左側には、インナ
ーロックプレート35を回動可能に取り付けるための第
1接続孔28が設けられている。この第1接続孔28の
上部には屈曲片が設けられ、この屈曲片にインナーロッ
クプレート用スプリング52を位置決めするための孔2
9が設けられている。さらに、この第4ロックプレート
25の右側には、アクチュエータプレート42を回動可
能に取り付けるための第2接続孔30が設けられてい
る。この第2接続孔30の下部には、前記ベースプレー
ト2Aに配設されたリミットスイッチ8の接点をオンす
る操作部31が設けられている。また、第2接続孔30
の上部には、アクチュエータプレート42の回動を通常
位置(ロック位置)とスーパーロック位置に抑制するた
めの抑止片32が設けられている。さらに、この第4ロ
ックプレート25の回動孔26の下部には、ベースプレ
ート2Aに設けたストッパ7a,7bに当接するストッ
パ用の突出部33が突設され、この突出部33には消音
用のゴムラバー33aが装着されている。さらにまた、
この第4ロックプレート25には、ロックプレート用ス
プリング51とアクチュエータプレート用スプリング5
3の一端を係止するための孔34a,34bが設けられ
ている。
【0019】前記インナーロックプレート35は、前記
第4ロックプレート25に回動可能に配設されるもの
で、図1および図3(D)に示すように、前記第1接続
孔28に一致する接続孔36が設けられている。このイ
ンナーロックプレート35の一端には、インナーロック
機構を構成する図示しないインナーロックノブに連結さ
れたインナーロックロッド37を回動可能に連結する連
結孔38が設けられている。また、前記接続孔36の下
部には、該インナーロックプレート用スプリング52の
端部を係止する孔39が設けられるとともに、第4ロッ
クプレート25の外周縁に当接し、該インナーロックプ
レート35の反時計回りの回動を抑制する係止突起40
が設けられている。さらに、前記接続孔36の上部に
は、アクチュエータプレート42の端部を押圧すること
によってアンロックするためのロック解除用凸部41が
設けられている。
【0020】前記アクチュエータプレート42は、前記
第4ロックプレート25に回動可能に配設されるもの
で、図1および図3(E)に示すように、前記第2接続
孔30に一致する接続孔43が設けられている。このア
クチュエータプレート42の一端には、ベースプレート
2Aの下部に配設された1つのモータ44の出力軸に連
結されたアクチュエータロッド45を回動可能に連結す
るための連結孔46が設けられている。また、このアク
チュエータプレート42の接続孔43の上部には、第4
ロックプレート25の抑止片32が挿通する凹状の抑止
溝47が形成されている。さらに、このアクチュエータ
プレート42のアクチュエータロッド45を連結した端
部と反対の他端には、アクチュエータプレート用スプリ
ング53の端部を係止する孔48が設けられるととも
に、前記インナーロックプレート35のロック解除用凸
部41に当接する当接部49が設けられている。さらに
また、このアクチュエータプレート42の接続孔43の
下部には、前記ロック機構10によってスーパーロック
状態からロック状態を経てアンロック状態とする際に、
ベースプレート2Aのストッパ7cに当接する当接片5
0が設けられている。
【0021】ここで、前記モータ44は、内部の回転機
構が非駆動時には中立位置に自動で復帰し、外部の出力
軸との間には所定の遊びをもつようになっている。従っ
て、アクチュエータロッド45は、アクチュエータプレ
ート42の回動に従って容易に連動でき、アクチュエー
タプレート42に負荷が加わることのないようにされて
いる。
【0022】前記ロックプレート用スプリング51は、
図3(F)に示すように、ベースプレート2Aに対する
第4ロックプレート25の位置によって付勢方向が変わ
るアクションスプリングであり、図5に示すアンロック
位置では、第4ロックプレート25を時計回り(アンロ
ック位置側)に付勢する。また、図6に示すロック位
置、および、図8に示すスーパーロック位置では、第4
ロックプレート25を反時計回り(ロック位置側)に付
勢するものである。
【0023】前記インナーロックプレート用スプリング
52は、図3(G)に示すように、第4ロックプレート
25に対してインナーロックプレート35をロック位置
側へ付勢するもので、その付勢力は、前記ロックプレー
ト用スプリング51より弱いものである。そのため、図
8に示すスーパーロック位置で、図示しないインナーロ
ックノブを操作してインナーロックプレート35をアン
ロック位置に回動させても、第4ロックプレート25を
連動して回動させることができず、インナーロックノブ
の操作を止めると、インナーロックプレート35をロッ
ク位置に復帰させる作用をなす。なお、何等かの原因で
インナーロックプレート35が引っ掛かって操作が重く
なり、または、該インナーロックプレート用スプリング
52をロックプレート用スプリング51の付勢力より強
く設定しても、アクチュエータプレート42は、第4ロ
ックプレート25の回動孔26を中心として旋回するた
め、当接片50がストッパ7cに当接し、これらの回動
が抑えられるため、インナーロックプレート35のみが
回動することになる。そして、この状態では、後述する
アクチュエータ用スプリング53の付勢力が加わること
になる。
【0024】前記アクチュエータプレート用スプリング
53は、図3(H)に示すように、第4ロックプレート
25に対するアクチュエータプレート42の位置によっ
て付勢方向が変わるアクションスプリングであり、その
付勢力は、前記ロックプレート用スプリング51より強
いものである。このアクチュエータプレート用スプリン
グ53は、図5に示すアンロック位置および図6に示す
ロック位置では、第4ロックプレート25に対してアク
チュエータプレート42を時計回り(通常位置側)に付
勢する。そして、図8に示すスーパーロック位置では、
アクチュエータプレート42を反時計回り(スーパーロ
ック位置側)に付勢するものである。
【0025】前記リンク54は、図1、図2および図4
(E)に示すように、図示しないアウターハンドルと連
結されたアウターオープンロッド55とともにオープン
プレート59に連結され、ベースプレート2Bに沿って
上下にスライドし、従来と同様に、図示しないクローレ
バーを動作させてドアを開放するものである。このリン
ク54の上端には、アウターオープンロッド55ととも
にオープンプレート59に取り付けるための取付孔56
が設けられるとともに、該取付孔56の下部にクローレ
バーと当接する押圧部57が設けられている。また、こ
の押圧部57と前記取付孔56の間には、第2ロックプ
レート16の回動に連動して該リンク54が揺動するよ
うに、該第2ロックプレート16の突出部19をスライ
ド可能に取り付ける長孔58を形成した突出片が設けら
れている。
【0026】前記オープンプレート59は、前記ベース
プレート2Bに回動可能に配設するもので、図1、図2
および図4(F)に示すように、取付孔9aに一致する
取付孔60が設けられている。このオープンプレート5
9の一端には、前記アウターオープンロッド55および
リンク54を連結する連結孔61が設けられている。ま
た、このオープンプレート59の他端下部には、インナ
ープレート63の作動部64による動作を受ける受部6
2が設けられている。このインナープレート63は、イ
ンナーハンドルに連結されたインナーオープンロッド6
5に連結され、このインナーオープンロッド65が操作
されると、前記オープンプレート59を介してリンク5
4を動作させるものである。
【0027】前記構成のドアロック装置1は、インナー
ロックノブを操作することにより、アンロック状態のド
アをロックし、または、ロック状態のドアをアンロック
する。また、キー操作することにより、アンロック状態
のドアをロックし、または、ロック状態およびスーパー
ロック状態のドアをアンロックする。さらに、リモコン
操作することにより、自動車に搭載された図示しないマ
イコンおよびセンサを介して、アンロック状態のドアを
ロックおよびスーパーロックし、また、ロック状態のド
アをスーパーロックし、または、ロック状態およびスー
パーロック状態のドアをアンロックする。
【0028】また、前記マイコンは、図示しないリモコ
ンによってロック操作がなされた場合には、前記リミッ
トスイッチ8を常閉スイッチとし、第4ロックプレート
25の操作部31が接点を操作すると、モータ44の動
作を停止するとともに、モータ44の両端を電気接続し
て電気的にブレーキをかける。また、リモコンによって
スーパーロック操作がなされた場合には、前記と同様
に、ロック位置で一旦停止した後、再び動作させてロッ
ク位置を超え、スーパーロック位置でアクチュエータプ
レート42の抑止溝47の縁47bが第4ロックプレー
ト25の抑止片32に当接した時点で停止するように、
図示しないコントローラによって制御するものである。
【0029】次に、前記ドアロック装置1の動作につい
て具体的に説明する。まず、使用者が、ドアロック装置
1を操作せず、図5に示すように、アンロック状態とし
ている場合には、ロックプレート用スプリング51によ
って、第4ロックプレート25がベースプレート2Aに
対してアンロック位置側に付勢されている。また、イン
ナーロックプレート用スプリング52によって、インナ
ーロックプレート35が第4ロックプレート25に対し
てロック位置側に付勢されている。さらに、アクチュエ
ータプレート用スプリング53によって、アクチュエー
タプレート42が第4ロックプレート25に対してアン
ロック位置側に付勢されている。
【0030】そして、このアンロック状態で、使用者が
自動車の車外からドアのアウターハンドルを操作、また
は、車内からインナーハンドルを操作すると、リンク5
4が下降してクローレバーを動作させる。これにより、
該クローレバーに連動して図示しないラッチが回動し、
ドアに配設されたストライカを解放状態とする。また、
開放状態のドアを閉じると、ドアのストライカがラッチ
の凹溝内に進入することにより、該ラッチが回動し、ス
トライカを離脱不可に保持する。
【0031】そして、自動車のドアを閉じた状態で、使
用者がキーシリンダにキーを差し込んでロック操作をす
ると、まず、キーロッド14が上昇することにより、該
キーロッド14を介して第1ロックプレート11が、図
2中反時計回りに回動する。そうすると、この第1ロッ
クプレート11の回動に連動して、第2ロックプレート
16が反時計回りに回動し、これにより、図6に示すよ
うに、第3ロックプレート21が時計回りに回動する。
そして、この第3ロックプレート21に連動して第4ロ
ックプレート25が反時計回りに回動する。
【0032】前記第4ロックプレート25が回動する
と、該第4ロックプレート25に回動可能に配設された
インナーロックプレート35とアクチュエータプレート
42とが、第4ロックプレート25の回動孔26を中心
として反時計回りに旋回する。これに伴い、前記インナ
ーロックプレート35に連結したインナーロックロッド
37、および、アクチュエータプレート42に連結した
アクチュエータロッド45が連動し、ロック状態とな
る。この時、アクチュエータロッド45は、モータ44
の出力軸に連結されているが、その内部の回動機構は非
駆動時に中立位置に自動で復帰し、外部の出力軸との間
に所定の遊びが生じるようになっているため、アクチュ
エータプレート42に負荷が加わることがない。そのた
め、ロック機構10は、容易かつ確実にロック状態とな
る。
【0033】また、図5に示すアンロック状態で、使用
者が車内からインナーロックノブを操作すると、インナ
ーロックロッド37が下降することにより、インナーロ
ックプレート35が接続孔36を中心として第4ロック
プレート25に対して反時計回りに回動しようとする。
しかし、インナーロックプレート35の係止突起40が
第4ロックプレート25の外周縁に当接することによ
り、該インナーロックプレート35は回動できず、その
結果、第4ロックプレート25を連動させ、該第4ロッ
クプレート25の回動孔26を中心として回動する。こ
れにより、アクチュエータプレート42は、前記と同様
に、第4ロックプレート25に連動して反時計回りに旋
回する。
【0034】そうすると、第4ロックプレート25に連
動して第3ロックプレート21が時計回りに回動すると
ともに、該第3ロックプレート21に連動して第2ロッ
クプレート16が反時計回りに回動してロック状態とな
る。この時、第1ロックプレート11は、広角の切欠部
13により第2ロックプレート16の回動には連動せ
ず、中立状態を維持する。
【0035】さらに、図5に示すアンロック状態で、使
用者が車外からリモコンによってロック操作をすると、
モータ44が回動してアクチュエータロッド45が上昇
することにより、アクチュエータプレート42が接続孔
43を中心として第4ロックプレート25に対して反時
計回りに回動しようとする。しかし、ロックプレート用
スプリング51の付勢力よりもアクチュエータプレート
用スプリング53の付勢力の方が強いため、第4ロック
プレート25を連動させ、該第4ロックプレート25の
回動孔26を中心として回動する。これにより、インナ
ーロックプレート35は、前記と同様に、第4ロックプ
レート25に連動して反時計回りに旋回する。そして、
前記モータ44による回動は、第4ロックプレート25
の操作部31がリミットスイッチ8の接点をオンした時
点で停止する。
【0036】そうすると、前記インナーロックノブを操
作した場合と同様に、第4ロックプレート25に連動
し、第3ロックプレート21、および、第2ロックプレ
ート16が回動し、ロック状態となる。
【0037】前記ロック位置では、ロックプレート用ス
プリング51によって、第4ロックプレート25がベー
スプレート2Aに対してロック位置側に付勢されてい
る。また、インナーロックプレート用スプリング52に
よって、インナーロックプレート35が第4ロックプレ
ート25に対してロック位置側に付勢されている。さら
に、アクチュエータプレート用スプリング53によっ
て、アクチュエータプレート42が第4ロックプレート
25に対してアンロック位置側に付勢されている。
【0038】そして、このロック状態では、図7に示す
ように、前記第2ロックプレート16の回動に連動して
リンク54が取付孔56を中心として揺動する。これに
より、前記アンロック状態では、クローレバーの上部に
位置していたリンク54の押圧部57が側方に退避す
る。その結果、この状態で、使用者あるいは他者が車外
からアウターハンドルを操作しても、リンク54によっ
てクローレバーを押圧操作することができないため、ド
アを開放することができない。
【0039】前記図6に示すロック状態で、使用者が車
外からキーシリンダにキーを差し込んでアンロック操作
(ロック解除)をすると、図7に示すキーロッド14が
下降することにより、第1ロックプレート11が時計回
りに回動する。そうすると、この第1ロックプレート1
1の回動に連動して、第2ロックロッドが時計回りに回
動し、これにより、図5に示すように、第3ロックプレ
ート21が反時計回りに回動する。そして、この第3ロ
ックプレート21に連動して第4ロックプレート25が
時計回りに回動する。
【0040】前記第4ロックプレート25が回動する
と、該第4ロックプレート25に回動可能に配設された
インナーロックプレート35とアクチュエータプレート
42とが、第4ロックプレート25の回動孔26を中心
として時計回りに旋回する。これに伴い、前記インナー
ロックプレート35に連結したインナーロックロッド3
7、および、アクチュエータプレート42に連結したア
クチュエータロッド45が連動し、前述のように、ドア
を開放可能なアンロック状態となる。
【0041】また、図6に示すロック状態で、使用者が
車内からインナーロックノブを操作してアンロック操作
をすると、インナーロックロッド37が上昇することに
より、インナーロックプレート35が接続孔36を中心
として時計回りに回動しようとする。しかし、インナー
ロックプレート35のロック解除用凸部41がアクチュ
エータプレート42の当接部49に当接することによ
り、該インナーロックプレート35は回動できず、第4
ロックプレート25を連動させ、該第4ロックプレート
25の回動孔26を中心として回動する。これにより、
アクチュエータプレート42は、前記と同様に、第4ロ
ックプレート25に連動して時計回りに旋回する。
【0042】そうすると、第4ロックプレート25に連
動して第3ロックプレート21が反時計回りに回動する
とともに、該第3ロックプレート21に連動して第2ロ
ックプレート16が時計回りに回動し、アンロック状態
となる。
【0043】さらに、図6に示すロック状態で、使用者
が車外からリモコンでアンロック操作をすると、モータ
44が回動してアクチュエータロッド45が下降するこ
とにより、アクチュエータプレート42が接続孔43を
中心として時計回りに回動しとうとする。しかし、アク
チュエータプレート42の抑止溝47の縁47aが第4
ロックプレート25の抑止片32に当接しているため、
該アクチュエータプレート42は回動できず、第4ロッ
クプレート25を連動させ、該第4ロックプレート25
の回動孔26を中心として回動する。これにより、イン
ナーロックプレート35は、前記と同様に、第4ロック
プレート25に連動して時計回りに旋回する。
【0044】そうすると、前記インナーロックノブを操
作した場合と同様に、第4ロックプレート25に連動
し、第3ロックプレート21、および、第2ロックプレ
ート16が回動し、アンロック状態となる。
【0045】一方、図5に示すアンロック状態で、使用
者が車外からリモコンによってスパーロック操作をする
と、前記リモコンによるロック操作の時と同様に、モー
タ44が回動してアクチュエータロッド45が上昇する
ことにより、アクチュエータプレート42が接続孔43
を中心として第4ロックプレート25に対して反時計回
りに回動しようとする。しかし、ロックプレート用スプ
リング51の付勢力よりもアクチュエータプレート用ス
プリング53の付勢力の方が強いため、第4ロックプレ
ート25を連動させ、該第4ロックプレート25の回動
孔26を中心として回動する。これにより、インナーロ
ックプレート35は、前記と同様に、第4ロックプレー
ト25に連動して反時計回りに旋回する。
【0046】そして、前記モータ44によるアクチュエ
ータプレート42の回動は、第4ロックプレート25の
操作部31がリミットスイッチ8の接点をオンする時点
であるロック位置で一旦停止するが、その後、コントロ
ーラの動作によりロック位置を超えて更に回動する。そ
して、この回動は、構造的にロック位置で停止した第4
ロックプレート25の抑止片32に、アクチュエータプ
レート42の抑止溝47の他方の縁47bが当接するこ
とにより停止する。
【0047】前記リミットスイッチ8がオンした時点か
らモータ44の動作が停止するまでの間には、第4ロッ
クプレート25は、突出部33がベースプレート2Aの
ストッパ7bに当接しているため、回動孔26を中心と
して反時計回りに回動しない。そのため、第4ロックプ
レート25に配設しているインナーロックプレート3
5、および、他の各ロックプレート21,16も回動し
ない。その結果、この間には、第4ロックプレート25
に配設したアクチュエータプレート42だけが、接続孔
43を中心として反時計回りに回動し、図8に示すスー
パーロック状態となる。
【0048】このスーパーロック状態では、ロックプレ
ート用スプリング51によって、第4ロックプレート2
5がベースプレート2Aに対してロック位置側に付勢さ
れている。また、インナーロックプレート用スプリング
52によって、インナーロックプレート35が第4ロッ
クプレート25に対してロック位置側に付勢されてい
る。さらに、アクチュエータプレート用スプリング53
によって、アクチュエータプレート42が第4ロックプ
レート25に対して前記ロック位置を超えてスーパーロ
ック位置側に付勢され、この状態がアクチュエータプレ
ート42の抑止溝47の縁47bと第4ロックプレート
25の抑止片32との当接により維持されている。
【0049】そして、このスーパーロック状態で、例え
ば、車外から何等かの方法でインナーロックノブまたは
インナーロックロッド37をアンロック位置側に操作し
た場合、前記通常のロック位置でのアンロック操作時の
ように、インナーロックプレート35のロック解除用凸
部41はアクチュエータプレート42の当接部49に当
接できない。また、インナーロックプレート用スプリン
グ52の付勢力は、ロックプレート用スプリング51の
付勢力より弱いため、第4ロックプレート25を連動さ
せて回動孔26を中心として回動させることができな
い。そのため、図8中、破線で示すように、インナーロ
ックプレート35が第4ロックプレート25に対して接
続孔36を中心として回動するが、スーパーロック状態
を解除してアンロックすることはできない。なお、何等
かの原因でインナーロックプレート35の操作が重くな
り、または、該インナーロックプレート用スプリング5
2をロックプレート用スプリング51の付勢力より強く
設定しても、アクチュエータプレート42は当接片50
がストッパ7cに当接するため、このアクチュエータプ
レート42とともに第4ロックプレート25を回動させ
ることはできず、インナーロックプレート35のみが回
動する。
【0050】一方、この図8に示すスーパーロック状態
で、使用者が車外からリモコンによってアンロック操作
(スーパーロック解除)をすると、アクチュエータプレ
ート42は、第4ロックプレート25の回動孔26を中
心として時計回りに回動しようとするが、アクチュエー
タプレート42の当接部50がストッパ7cに当接する
ため、回動孔26を中心として回動することはできな
い。そのため、アクチュエータプレート42は、接続孔
43を中心として時計回り(通常位置側)に回動する。
そして、この回動は、アクチュエータプレート42の当
接部50がストッパ7cから外れ、アクチュエータプレ
ート42の抑止溝47の縁47aが第4ロックプレート
25の抑止片32に当接して停止する。その後、ロック
位置の状態に復帰したアクチュエータプレート42は、
第4ロックプレート25を連動させ、該第4ロックプレ
ート25の回動孔26を中心として時計回りに回動す
る。これにより、インナーロックプレート35は、第4
ロックプレート25に連動して時計回りに旋回し、図5
に示すアンロック位置となる。
【0051】そうすると、ロック解除の場合と同様に、
前記第4ロックプレート25に連動し、第3ロックプレ
ート21、および、第2ロックプレート16が回動し、
図1および図2に示すアンロック状態となる。
【0052】また、図8に示すスーパーロック状態で、
使用者が車外からキーシリンダにキーを差し込んでアン
ロック操作をすると、まず、前記ロック状態をアンロッ
クする場合と同様に、まず、キーロッド14が下降す
る。これにより、第1ロックプレート11が回動すると
ともに、この第1ロックプレート11の回動に連動して
第2ロックロッドが回動する。これにより、第3ロック
プレート21が反時計回りに回動するとともに、この第
3ロックプレート21に連動して第4ロックプレート2
5が時計回りに回動する。
【0053】前記第4ロックプレート25が回動する
と、該第4ロックプレート25に回動可能に配設された
インナーロックプレート35とアクチュエータプレート
42とが、第4ロックプレート25の回動孔26を中心
として時計回りに旋回しようとする。しかし、アクチュ
エータプレート42は、当接片50がベースプレート2
Aのストッパ7cに当接した状態であるため、回動孔2
6を中心として旋回することができない。そのため、こ
のアクチュエータプレート42は、接続孔43を中心と
して時計回りに回動するとともに、第4ロックプレート
25の回動孔26を中心として旋回する。このように、
各プレート16,21,25,35,42が回動および
旋回することにより、図5に示すドアを開放可能なアン
ロック状態となる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のドアロック装置では、使用者がスーパーロック操作を
すると、インナーロック機構に連結したインナーロック
プレートがアクチュエータプレートに当接できないた
め、該アクチュエータプレートとともにロック機構をア
ンロック位置側へ変位させることができない。そのた
め、例えば、車外から何等かの方法でインナーロック機
構をアンロック位置側に操作することにより、ロックを
解除してアンロックされるという不都合を確実に防止す
ることができる。
【0055】前記スーパーロック操作は、ロック機構に
配設したアクチュエータプレートによってロック機構を
アンロック位置からロック位置に変位させ、更に、アク
チュエータプレートをスーパーロック位置に回動させる
ようにしているため、1つのモータで通常のロック操作
とアンロック操作を実現することが可能である。また、
このモータをロック機構を連結するために、複雑なリン
ク機構が不要になるため、構造の簡素化および誤作動の
防止を図ることができる。そのうえ、該ロック機構を自
動車のドアに組み付ける際の取付作業性の向上を図るこ
とができる。
【0056】さらにまた、前記スーパーロック位置にお
いて、前記インナーロックプレートを、前記ロック機構
をアンロック位置に変位させる力より弱い力でロック位
置側へ付勢し、前記アクチュエータプレートを、前記ロ
ック機構をアンロック位置に変位させる力より強い力で
スーパーロック位置側へ付勢するように構成しているた
め、スーパーロック状態では、インナーロック機構を操
作しても、確実にアンロックすることはできないうえ、
これらを原状に復帰させることができ、誤操作を防止で
きるため、装置自身の信頼性の向上を図ることができ
る。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドアロック装置を示す正面図であ
る。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 (A)はベースプレート、(B)は第3ロッ
クプレート、(C)は第4ロックプレート、(D)はイ
ンナーロックプレート、(E)はアクチュエータプレー
ト、(F)は第4ロックプレート用スプリング、(G)
はインナーロックプレート用スプリング、(E)はアク
チュエータプレート用スプリングを示す正面図である。
【図4】 (A)は他のベースプレート、(B)は第1
ロックプレート、(C)は第2ロックプレート、(D)
は第3ロックプレート、(E)はリンク、(F)はオー
プンプレートを示す側面図である。
【図5】 ドアロック装置のアンロックの状態を示す正
面図である。
【図6】 ドアロック装置のロックの状態を示す正面図
である。
【図7】 ロック位置およびスーパーロック位置での正
面図である。
【図8】 ドアロック装置のスーパーロックの状態を示
す正面図である。
【符号の説明】
1…ドアロック装置、2A,2B…ベースプレート、8
…リミットスイッチ、10…ロック機構、11…第1ロ
ックプレート、14…キーロッド、16…第2ロックプ
レート、21…第3ロックプレート、25…第4ロック
プレート、35…インナーロックプレート、37…イン
ナーロックロッド、41…ロック解除用凸部、42…ア
クチュエータプレート、44…モータ、45…アクチュ
エータロッド、49…当接部、54…リンク、55…ア
ウターオープンロッド、59…オープンプレート、63
…インナープレート、65…インナーオープンロッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 - 65/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートと、 前記ベースプレートに配設し、一端をキーロッドに連結
    し、該キーロッドに連動してアンロック位置とロック位
    置に変位するロック機構と、 一端をインナーロック機構のインナーロックロッドに連
    結するとともに、前記ロック機構に回動可能に配設し、
    前記ロック機構をアンロック位置とロック位置に変位さ
    せるインナーロックプレートと、 前記ロック機構に回動可能に配設するとともに一端をモ
    ータに連結し、該モータの動作に応じ、前記ロック機構
    をアンロック位置とロック位置に変位させるとともに、
    前記ロック機構がロック位置にある時には該ロック位置
    からスーパーロック位置にかけて回動するアクチュエー
    タプレートとを備え、 前記インナーロックプレートのインナーロック機構を連
    結した端部と反対の他端側を、前記アクチュエータプレ
    ートがロック位置の時は該アクチュエータプレートに当
    接し、該アクチュエータプレートとともに前記ロック機
    構をアンロック位置側へ変位可能とし、前記アクチュエ
    ータプレートがスーパーロック位置の時は該アクチュエ
    ータプレートと当接できないように構成したことを特徴
    とするドアロック装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック機構は、 前記キーロッドに連結した第1ロックプレートと、 前記第1ロックプレートの回動に連動して回動する第2
    ロックプレートと、 前記第2ロックプレートの回動に連動して回動する第3
    ロックプレートと、 前記第3ロックプレートの回動に連動して回動し、前記
    インナーロックプレートとアクチュエータプレートとを
    回動可能に配設する第4ロックプレートとからなり、 前記各ロックプレートを、前記ベースプレートにそれぞ
    れ回動可能に配設したことを特徴とする請求項1に記載
    のドアロック装置。
  3. 【請求項3】 ベースプレートと、 前記ベースプレートに配設し、一端をキーロッドに連結
    し、該キーロッドに連動してアンロック位置とロック位
    置に変位するロック機構と、 インナーロック機構に連結し、前記ロック機構をアンロ
    ック位置とロック位置に変位させるインナーロックプレ
    ートと、 前記ロック機構に回動可能に配設するとともに一端をモ
    ータに連結し、該モータの動作に応じ、前記ロック機構
    をアンロック位置とロック位置に変位させるとともに、
    前記ロック機構がロック位置にある時には該ロック位置
    からスーパーロック位置にかけて回動するアクチュエー
    タプレートとを備え、 前記インナーロックプレートのインナーロック機構を連
    結した端部と反対の他端側を、前記アクチュエータプレ
    ートがロック位置の時は該アクチュエータプレートに当
    接し、該アクチュエータプレートとともに前記ロック機
    構をアンロック位置側へ変位可能とし、前記アクチュエ
    ータプレートがスーパーロック位置の時は該アクチュエ
    ータプレートと当接できないように構成し、 前記ロック機構は、 前記キーロッドに連結した第1ロックプレートと、 前記第1ロックプレートの回動に連動して回動する第2
    ロックプレートと、 前記第2ロックプレートの回動に連動して回動する第3
    ロックプレートと、 前記第3ロックプレートの回動に連動して回動し、前記
    インナーロックプレートとアクチュエータプレートとを
    回動可能に配設する第4ロックプレートとからなり、 前記各ロックプレートを、前記ベースプレートにそれぞ
    れ回動可能に配設したことを特徴とするドアロック装
    置。
  4. 【請求項4】 前記スーパーロック位置において、前記
    インナーロックプレートを、前記ロック機構をアンロッ
    ク位置に変位させる力より弱い力でロック位置側へ付勢
    し、前記アクチュエータプレートを、前記ロック機構を
    アンロック位置に変位させる力より強い力でスーパーロ
    ック位置側へ付勢したことを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれか1項に記載のドアロック装置。
  5. 【請求項5】 ベースプレートと、 前記ベースプレートに配設し、一端をキーロッドに連結
    し、該キーロッドに連動してアンロック位置とロック位
    置に変位するロック機構と、 インナーロック機構に連結し、前記ロック機構をアンロ
    ック位置とロック位置に変位させるインナーロックプレ
    ートと、 前記ロック機構に回動可能に配設するとともに一端をモ
    ータに連結し、該モータの動作に応じ、前記ロック機構
    をアンロック位置とロック位置に変位させるとともに、
    前記ロック機構がロック位置にある時には該ロック位置
    からスーパーロック位置にかけて回動するアクチュエー
    タプレートとを備え、 前記インナーロックプレートのインナーロック機構を連
    結した端部と反対の他端側を、前記アクチュエータプレ
    ートがロック位置の時は該アクチュエータプレートに当
    接し、該アクチュエータプレートとともに前記ロック機
    構をアンロック位置側へ変位可能とし、前記アクチュエ
    ータプレートがスーパーロック位置の時は該アクチュエ
    ータプレートと当接できないように構成し、かつ、 前記スーパーロック位置において、前記インナーロック
    プレートを、前記ロック機構をアンロック位置に変位さ
    せる力より弱い力でロック位置側へ付勢し、前記アクチ
    ュエータプレートを、前記ロック機構をアンロック位置
    に変位させる力より強い力でスーパーロック位置側へ付
    勢したことを特徴とするドアロック装置。
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