JP2002081236A - 施解錠装置及びその操作方法 - Google Patents

施解錠装置及びその操作方法

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JP2002081236A JP2001206464A JP2001206464A JP2002081236A JP 2002081236 A JP2002081236 A JP 2002081236A JP 2001206464 A JP2001206464 A JP 2001206464A JP 2001206464 A JP2001206464 A JP 2001206464A JP 2002081236 A JP2002081236 A JP 2002081236A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋内側からは一つのサムターンで施解錠がで
き、屋外側からは、施錠時は一つのシリンダーを操作
し、解錠時は二つのシリンダーを操作する施錠装置及び
その操作方法を提供する。 【解決手段】 施錠装置1において、屋外側からのキー
操作によりロック部材を進退させて施解錠を行う第一シ
リンダー錠5と、第一シリンダー錠5の施錠キー操作に
連動して第一シリンダー錠5の回転を阻止する位置に移
動されるスライドプレート25と、屋外側からの解錠キー
操作によりスライドプレート25を第一シリンダー錠5の
回転阻止位置から退避させる第二シリンダー錠7と、施
錠回転操作によりロック部材を突出させ且つスライドプ
レート25を第一シリンダー錠5の回転阻止位置に移動さ
せる一方、解錠回転操作によりスライドプレート25を回
転阻止位置から退避させ且つロック部材を後退させるサ
ムターン45とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内側に一つのサ
ムターンと、屋外側に二つのシリンダー錠とを備えた施
解錠装置及びその操作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】施解錠装置には、防犯性能を高めるため
に、一の扉に二つの錠前を設ける、所謂ワンドア2ロッ
クシステムが従来より採用されている。従来、このワン
ドア2ロックシステムは、屋外側に2シリンダー、屋内
側に2サムターンを装着する、すなわちそれぞれが単独
で機能する施解錠装置を2つ設ける構成が一般的であ
る。このような従来の施解錠装置は、施錠箇所に種々の
錠前を設けることができるので、バール等によるこじ開
けを困難にし、防犯性能を高めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の施解錠装置は、施錠箇所に種々の錠前を設ける
ことができるので、バール等によるこじ開けには強い
が、2つのサムターン又は2つのシリンダー錠を、それ
ぞれに操作、すなわち2回操作しなければならず、煩雑
である。
【0004】また、近年、マンションや住宅の玄関扉な
どの開閉体、あるいはこれら玄関扉などの開閉体の近傍
における開口枠体(扉枠)の周囲である壁部分に、高級
感や優美性を高める目的で、ガラス板を嵌め込んだ小窓
付のものが多用されるようになってきている。ところ
が、このような開閉体の小窓や壁部分の小窓では、ガラ
ス板が割られると、外部から、先端を鉤状に曲げた針金
を挿入したり、手を差し入れることで、サムターンが不
正に操作されてしまう虞れがある。
【0005】一般的に扉に多用される回転式のサムター
ンは、屋内側に露出する摘み部の翼体が水平状態である
場合に施錠状態であり、この摘み部の翼板に針金の鉤状
先端を掛止し、回転モーメントを与えることにより不正
な解錠操作が可能となる。また、このようなサムターン
は、上記した小窓の無い開閉体においても、針金を挿入
する隙間や孔などが開閉体自体或いは壁部分等にあれ
ば、同様に不正解錠される虞れがあった。
【0006】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、屋内側からは一つのサムターンで施解錠ができ、屋
外側からは、施錠時は一つのシリンダーを操作し、解錠
時は二つのシリンダーを操作する施解錠装置及びその操
作方法を提供し、もって、防犯性能、利便性の向上を図
ることを目的とする。また、扉や扉周辺の小窓などから
の不正なサムターンの操作による解錠などの屋内側から
の容易な不正解錠を防止し、防犯性を向上することを目
的としている。さらに、扉の施錠忘れの防止など、その
施錠操作や解錠操作を、遠隔操作にて可能とする施解錠
装置及びその操作方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明の請求項1記載の施解錠装置は、
扉3に錠箱Aが設けられ、該錠箱Aに前記扉3の前端面
から進退されるロック部材が備えられた施解錠装置1に
おいて、前記錠箱Aの屋外側に設けられ屋外側からのキ
ー操作により前記ロック部材を進退させて施解錠を行う
第一シリンダー錠5と、前記錠箱Aの屋外側に設けられ
該第一シリンダー錠5の施錠キー操作に連動して該第一
シリンダー錠5の回転を阻止する位置に移動されるスラ
イドプレート25と、前記錠箱Aの屋外側に設けられ屋
外側からの解錠キー操作により該スライドプレート25
を前記第一シリンダー錠5の回転阻止位置から退避させ
る第二シリンダー錠7と、前記錠箱Aの屋内側に設けら
れ、施錠回転操作により前記ロック部材を突出させ且つ
前記スライドプレート25を前記第一シリンダー錠5の
回転阻止位置に移動させる一方、解錠回転操作により前
記スライドプレート25を前記回転阻止位置から退避さ
せ且つ前記ロック部材を後退させるサムターン45と、
を具備したことを特徴とする。
【0008】この施解錠装置1では、屋内側からサムタ
ーン45が施錠回転操作されると、ロック部材が突出さ
れ、かつスライドプレート25が第一シリンダー錠5の
回転阻止位置に移動される。また、サムターン45が解
錠回転操作されると、スライドプレート25が回転阻止
位置から退避され且つロック部材が後退される。つま
り、一つのサムターン45の回転操作により、ダブルロ
ックの施解錠が可能になる。一方、屋外側からは、施錠
時は一つの第一シリンダー錠5が操作されると、ロック
部材が突出され且つスライドプレート25が第一シリン
ダー錠5の回転阻止位置に移動される。また、解錠時
は、先ず、第二シリンダー錠7によって、スライドプレ
ート25が回転阻止位置から退避され、次いで、第一シ
リンダー錠5によって、ロック部材が後退される。即
ち、二つのシリンダー錠5,7の操作を必要とさせる。
【0009】請求項2記載の施解錠装置は、扉3に錠箱
Aが設けられ、該錠箱Aに前記扉3の前端面から進退さ
れるロック部材が備えられた施解錠装置1において、前
記錠箱Aの屋外側に設けられ屋外側からのキー操作によ
り前記ロック部材を進退させて施解錠を行う第一シリン
ダー錠5と、前記錠箱Aの屋外側に設けられ該第一シリ
ンダー錠5の施錠キー操作に連動して該第一シリンダー
錠5の回転を阻止する位置に移動されるスライドプレー
ト25と、前記錠箱Aの屋外側に設けられ屋外側からの
解錠キー操作により該スライドプレート25を前記第一
シリンダー錠5の回転阻止位置から退避させる第二シリ
ンダー錠7と、前記錠箱Aの屋内側に設けられ、施錠回
転操作により前記ロック部材を突出させ且つ前記スライ
ドプレート25を前記第一シリンダー錠5の回転阻止位
置に移動させる一方、解錠回転操作により前記スライド
プレート25を前記回転阻止位置から退避させ且つ前記
ロック部材を後退させるサムターン45と、前記サムタ
ーン45に連動連結され、外部からの電気信号に基づ
き、前記サムターン45を回転させ施錠または解錠を行
う回転制御部61と、を具備したことを特徴とする。
【0010】この施解錠装置1では、屋内側からサムタ
ーン45が施錠回転操作されると、ロック部材が突出さ
れ、かつスライドプレート25が第一シリンダー錠5の
回転阻止位置に移動される。また、サムターン45が解
錠回転操作されると、スライドプレート25が回転阻止
位置から退避され且つロック部材が後退される。つま
り、一つのサムターン45の回転操作により、ダブルロ
ックの施解錠が可能になる。一方、屋外側からは、施錠
時は一つの第一シリンダー錠5が操作されると、ロック
部材が突出され且つスライドプレート25が第一シリン
ダー錠5の回転阻止位置に移動される。また、解錠時
は、先ず、第二シリンダー錠7によって、スライドプレ
ート25が回転阻止位置から退避され、次いで、第一シ
リンダー錠5によって、ロック部材が後退される。即
ち、二つのシリンダー錠5,7の操作を必要とさせる。
また、施錠忘れや非常時などの際には、外部から電気信
号を送ることで、回転制御部61によりサムターン45
が回転し、施錠や解錠が行われることとなり、すなわち
遠隔操作などにより電気信号を送ることで、サムターン
45が回転して、施錠状態から解錠、または解錠状態か
ら施錠となる。
【0011】請求項3記載の施解錠装置は、扉3に錠箱
Aが設けられ、該錠箱Aに前記扉3の前端面から進退さ
れるロック部材が備えられた施解錠装置1において、前
記錠箱Aの屋外側に設けられ屋外側からのキー操作によ
り前記ロック部材を進退させて施解錠を行う第一シリン
ダー錠5と、前記錠箱Aの屋外側に設けられ該第一シリ
ンダー錠5の施錠キー操作に連動して該第一シリンダー
錠5の回転を阻止する位置に移動されるスライドプレー
ト25と、前記錠箱Aの屋外側に設けられ屋外側からの
解錠キー操作により該スライドプレート25を前記第一
シリンダー錠5の回転阻止位置から退避させる第二シリ
ンダー錠7と、前記錠箱Aの屋内側に設けられ、屋内側
からのキーによる施錠回転操作により前記ロック部材を
突出させ且つ前記スライドプレート25を前記第一シリ
ンダー錠5の回転阻止位置に移動させる一方、キーによ
る解錠回転操作により前記スライドプレート25を前記
回転阻止位置から退避させ且つ前記ロック部材を後退さ
せる屋内シリンダー錠63と、を具備したことを特徴と
する。
【0012】この施解錠装置では、屋内側から屋内シリ
ンダー錠63がキーにて施錠回転操作されると、ロック
部材が突出され、かつスライドプレート25が第一シリ
ンダー錠5の回転阻止位置に移動される。また、屋内シ
リンダー錠63がキーにて解錠回転操作されると、スラ
イドプレート25が回転阻止位置から退避され且つロッ
ク部材が後退される。つまり、一つの屋内シリンダー錠
63の回転操作により、ダブルロックの施解錠が可能に
なる。一方、屋外側からは、施錠時は一つの第一シリン
ダー錠5が操作されると、ロック部材が突出され且つス
ライドプレート25が第一シリンダー錠5の回転阻止位
置に移動される。また、解錠時は、先ず、第二シリンダ
ー錠7によって、スライドプレート25が回転阻止位置
から退避され、次いで、第一シリンダー錠5によって、
ロック部材が後退される。即ち、二つのシリンダー錠
5,7の操作を必要とさせる。特に、屋内側の操作を、
キーを用いる構成としていることから、屋内面にはサム
ターンの摘みなどが突出していない構造となり、不正操
作が不可能となる。
【0013】請求項4記載の施解錠装置は、前記扉3の
屋内側に回転操作可能に設けられ一方の回転位置で前記
スライドプレート25に当接して該スライドプレート2
5の前記回転阻止位置への移動を阻止する一方、他方の
回転位置で前記スライドプレート25に当接する位置か
ら退避されて前記スライドプレート25を前記回転阻止
位置へ移動可能にする切替えダルマ44と、を具備した
ことを特徴とする。
【0014】この施解錠装置1では、切替えダルマ44
が、出荷時等の通常の操作時以外の際に、一方の回転位
置に配置されることで、スライドプレート25に当接さ
れ、スライドプレート25の回転阻止位置への移動が阻
止される。従って、第一シリンダー錠5が回転規制され
ることがなくなり、第一シリンダー錠5のみで施解錠を
行う、シングルロック状態となる。一方、切替えダルマ
44が、引き渡し時等の通常の操作状態とする時に、他
方の回転位置に配置されることで、スライドプレート2
5に当接する位置から外れ、スライドプレート25の回
転阻止位置への移動が可能になる。従って、第一シリン
ダー錠5が施錠された際には、スライドプレート25が
第一シリンダー錠5の回転阻止位置に移動されるダブル
ロック状態となる。
【0015】請求項5記載の施解錠装置は、一方の回転
位置で前記スライドプレート25に当接して該スライド
プレート25の前記回転阻止位置への移動を阻止する一
方、他方の回転位置で前記スライドプレート25に当接
する位置から退避されて前記スライドプレート25を前
記回転阻止位置へ移動可能にする切替えダルマ44と、
前記切替えダルマ44に連動連結され、外部からの電気
信号に基づき、該切替えダルマ44を回転させる切替制
御部65と、を具備したことを特徴とする。
【0016】この施解錠装置1では、切替えダルマ44
が、出荷時等の通常の操作時以外の際に、一方の回転位
置に配置されることで、スライドプレート25に当接さ
れ、スライドプレート25の回転阻止位置への移動が阻
止される。従って、第一シリンダー錠5が回転規制され
ることがなくなり、第一シリンダー錠5のみで施解錠を
行う、シングルロック状態となる。一方、切替えダルマ
44が、引き渡し時等の通常の操作状態とする時に、他
方の回転位置に配置されることで、スライドプレート2
5に当接する位置から外れ、スライドプレート25の回
転阻止位置への移動が可能になる。従って、第一シリン
ダー錠5が施錠された際には、スライドプレート25が
第一シリンダー錠5の回転阻止位置に移動されるダブル
ロック状態となる。また、遠隔操作など外部から電気信
号を送ることで切替制御部65を作動させ、これにより
切替えダルマ44を回転して、上記シングルロック状態
とダブルロック状態を切り替えることが可能となる。
【0017】請求項6記載の施解錠装置は、一方の回転
位置で前記スライドプレート25に当接して該スライド
プレートの前記回転阻止位置への移動を阻止する一方、
他方の回転位置で前記スライドプレートに当接する位置
から退避されて前記スライドプレートを前記回転阻止位
置へ移動可能にする切替えダルマ44と、前記錠箱Aの
屋内側に設けられ、前記切替えダルマ44に連動連結さ
れ、屋内側からのキーによる回転操作にて、該切替えダ
ルマ44を回転させる切替えシリンダー錠67と、を具
備したことを特徴とする。
【0018】この施解錠装置1では、切替えダルマ44
が、出荷時等の通常の操作時以外の際に、キーにて切替
えシリンダー錠67を回転操作し一方の回転位置に配置
されることで、スライドプレート25に当接され、スラ
イドプレート25の回転阻止位置への移動が阻止され
る。従って、第一シリンダー錠5が回転規制されること
がなくなり、第一シリンダー錠5のみで施解錠を行う、
シングルロック状態となる。一方、切替えダルマ44
が、引き渡し時等の通常の操作状態とする時に、キーに
て切替えシリンダー錠67を回転操作し他方の回転位置
に配置されることで、スライドプレート25に当接する
位置から外れ、スライドプレート25の回転阻止位置へ
の移動が可能になる。従って、第一シリンダー錠5が施
錠された際には、スライドプレート25が第一シリンダ
ー錠5の回転阻止位置に移動されるダブルロック状態と
なる。
【0019】請求項7記載の施解錠装置の操作方法は、
扉3に錠箱Aが設けられ、該錠箱Aに前記扉3の前端面
から進退されるロック部材が備えられた施解錠装置1の
操作方法において、屋外側からの施錠には、第一シリン
ダー錠5のみをキー操作することで前記ロック部材を突
出させて施錠すると同時に、該第一シリンダー錠5の回
転を規制してダブルロック状態に施錠し、屋内側からの
施錠には、サムターン45のみを操作することで前記ロ
ック部材を突出させて施錠すると同時に、該第一シリン
ダー錠5の回転を規制してダブルロック状態に施錠し、
屋外側からの解錠には、第二シリンダー錠7のキー操作
によって前記第一シリンダー錠5の回転規制を解除した
後、前記第一シリンダー錠5をキー操作して前記ロック
部材を後退させて解錠し、屋内側からの解錠には、前記
サムターン45のみの回転操作により前記第一シリンダ
ー錠5の回転規制を解除すると同時に、前記ロック部材
を後退させて解錠することを特徴とする。
【0020】この施解錠装置1の操作方法では、屋外側
からの施錠時には、第一シリンダー錠5のみがキー操作
されることで、この第一シリンダー錠5の回転が規制さ
れてダブルロック状態に施錠される。屋内側からの施錠
時には、サムターン45のみが操作されることでダブル
ロック状態に施錠される。また、屋外側からの解錠時に
は、第二シリンダー錠7のキー操作によって、先ず、第
一シリンダー錠5の回転規制が解除された後、第一シリ
ンダー錠5をキー操作してロック部材を後退させて解錠
される。屋内側からの解錠時には、サムターン45のみ
の回転操作により第一シリンダー錠5の回転規制が解除
されると同時に、ロック部材が後退されて解錠が可能と
なる。即ち、施錠時は、屋外側、屋内側からのいずれの
場合においても、第一シリンダー錠5又はサムターン4
5のみによってダブルロックが可能となる。一方、解錠
時には、屋外側からは、第一シリンダー錠5及び第二シ
リンダー錠7の操作が必要になるのに対し、屋内側から
は、サムターン45のみにより一度に解錠が可能にな
る。
【0021】請求項8記載の施解錠装置の操作方法は、
扉3に錠箱Aが設けられ、該錠箱Aに前記扉3の前端面
から進退されるロック部材が備えられた施解錠装置1の
操作方法において、屋外側からの施錠には、第一シリン
ダー錠5のみをキー操作することで前記ロック部材を突
出させて施錠すると同時に、該第一シリンダー錠5の回
転を規制してダブルロック状態に施錠し、屋内側からの
施錠には、サムターン45のみを操作することで前記ロ
ック部材を突出させて施錠すると同時に、前記第一シリ
ンダー錠5の回転を規制してダブルロック状態に施錠
し、屋外側からの解錠には、第二シリンダー錠7のキー
操作によって前記第一シリンダー錠5の回転規制を解除
した後、前記第一シリンダー錠5をキー操作して前記ロ
ック部材を後退させて解錠し、屋内側からの解錠には、
前記サムターン45のみの回転操作により前記第一シリ
ンダー錠5の回転規制を解除すると同時に、前記ロック
部材を後退させて解錠し、施錠状態の際に、外部からの
電気信号により前記サムターン45が回転され、解錠と
し、解錠状態の際に、外部からの電気信号により前記サ
ムターン45が回転され、施錠とすることを特徴とす
る。
【0022】この施解錠装置1の操作方法では、屋外側
からの施錠時には、第一シリンダー錠5のみがキー操作
されることで、この第一シリンダー錠5の回転が規制さ
れてダブルロック状態に施錠される。屋内側からの施錠
時には、サムターン45のみが操作されることでダブル
ロック状態に施錠される。また、屋外側からの解錠時に
は、第二シリンダー錠7のキー操作によって、先ず、第
一シリンダー錠5の回転規制が解除された後、第一シリ
ンダー錠5をキー操作してロック部材を後退させて解錠
される。屋内側からの解錠時には、サムターン45のみ
の回転操作により第一シリンダー錠5の回転規制が解除
されると同時に、ロック部材が後退されて解錠が可能と
なる。即ち、施錠時は、屋外側、屋内側からのいずれの
場合においても、第一シリンダー錠5又はサムターン4
5のみによってダブルロックが可能となる。一方、解錠
時には、屋外側からは、第一シリンダー錠5及び第二シ
リンダー錠7の操作が必要になるのに対し、屋内側から
は、サムターン45のみにより一度に解錠が可能にな
る。また、外部からの電気信号を受けることで、サムタ
ーン45が回転し、これにより、施錠状態を解錠とし、
または解錠状態を施錠とする。すなわち、遠隔操作など
により、サムターン45の回転を行え、施錠または解錠
が可能となる。
【0023】請求項9記載の施解錠装置の操作方法は、
扉3に錠箱Aが設けられ、該錠箱Aに前記扉3の前端面
から進退されるロック部材が備えられた施解錠装置1の
操作方法において、屋外側からの施錠には、第一シリン
ダー錠5のみをキー操作することで前記ロック部材を突
出させて施錠すると同時に、該第一シリンダー錠5の回
転を規制してダブルロック状態に施錠し、屋内側からの
施錠には、屋内シリンダー錠63のみをキー操作するこ
とで前記ロック部材を突出させて施錠すると同時に、前
記第一シリンダー錠5の回転を規制してダブルロック状
態に施錠し、屋外側からの解錠には、第二シリンダー錠
7のキー操作によって前記第一シリンダー錠5の回転規
制を解除した後、前記第一シリンダー錠5をキー操作し
て前記ロック部材を後退させて解錠し、屋内側からの解
錠には、前記屋内シリンダー錠63のみのキー操作によ
り前記第一シリンダー錠5の回転規制を解除すると同時
に、前記ロック部材を後退させて解錠することを特徴と
する。
【0024】この施解錠装置1の操作方法では、屋外側
からの施錠時には、第一シリンダー錠5のみがキー操作
されることで、この第一シリンダー錠5の回転が規制さ
れてダブルロック状態に施錠される。屋内側からの施錠
時には、屋内シリンダー錠63のみがキー操作されるこ
とでダブルロック状態に施錠される。また、屋外側から
の解錠時には、第二シリンダー錠7のキー操作によっ
て、先ず、第一シリンダー錠5の回転規制が解除された
後、第一シリンダー錠5をキー操作してロック部材を後
退させて解錠される。屋内側からの解錠時には、屋内シ
リンダー錠63のみのキーの回転操作により第一シリン
ダー錠5の回転規制が解除されると同時に、ロック部材
が後退されて解錠が可能となる。即ち、施錠時は、屋外
側、屋内側からのいずれの場合においても、第一シリン
ダー錠5又は屋内シリンダー錠63のみによってダブル
ロックが可能となる。一方、解錠時には、屋外側から
は、第一シリンダー錠5及び第二シリンダー錠7の操作
が必要になるのに対し、屋内側からは、屋内シリンダー
錠63のみにより一度に解錠が可能になる。
【0025】請求項10記載の施解錠装置1の操作方法
は、前記第一シリンダー錠5のキー操作を不能にするダ
ブルロック状態への移行が規制されて前記第一シリンダ
ー錠5のみのキー操作によって前記ロック部材を突出さ
せて施錠するシングルロック状態の施解錠モードに保持
され、該シングルロック状態の施解錠モードを解除操作
することによって前記ダブルロック状態の操作モードに
移行されることを特徴とする。
【0026】この施解錠装置1の操作方法では、出荷時
などの通常の操作時以外の際に、第一シリンダー錠5の
キー操作を不能にするダブルロック状態への移行が規制
されて、第一シリンダー錠5のみのキー操作によってロ
ック部材を突出させて施錠するシングルロック状態の施
解錠モードに保持される。一方、このシングルロック状
態の施解錠モードが解除操作されると、ダブルロック状
態の操作モードに移行され、第一シリンダー錠5のみに
よって施錠がなされた場合であっても、第二シリンダー
錠7の操作が必要になる。
【0027】請求項11記載の施解錠装置の操作方法
は、屋内側からのキーによる操作を行って、前記第一シ
リンダー錠5のキー操作を不能にするダブルロック状態
への移行が規制されて前記第一シリンダー錠5のみのキ
ー操作によって前記ロック部材を突出させて施錠するシ
ングルロック状態の施解錠モードに保持され、屋内側か
らのキーによる操作を行って、該シングルロック状態の
施解錠モードを解除操作することによって前記ダブルロ
ック状態の操作モードに移行されることを特徴とする。
【0028】この施解錠装置1の操作方法では、出荷時
などの通常の操作時以外の際に、屋内側からのキーによ
る操作を行うことで、第一シリンダー錠5のキー操作を
不能にするダブルロック状態への移行が規制されて、第
一シリンダー錠5のみのキー操作によってロック部材を
突出させて施錠するシングルロック状態の施解錠モード
に保持される。一方、屋内側からのキーによる操作を行
うことで、このシングルロック状態の施解錠モードが解
除されると、ダブルロック状態の操作モードに移行さ
れ、第一シリンダー錠5のみによって施錠がなされた場
合であっても、第二シリンダー錠7の操作が必要にな
る。
【0029】請求項12記載の施解錠装置の操作方法
は、外部からの電気信号を受けることで、前記第一シリ
ンダー錠5のキー操作を不能にするダブルロック状態へ
の移行が規制されて前記第一シリンダー錠5のみのキー
操作によって前記ロック部材を突出させて施錠するシン
グルロック状態の施解錠モードに保持され、外部からの
電気信号を受けることで、該シングルロック状態の施解
錠モードを解除操作することによって前記ダブルロック
状態の操作モードに移行されることを特徴とする。
【0030】この施解錠装置1の操作方法では、出荷時
などの通常の操作時以外の際に、外部からの電気信号を
受けることで、第一シリンダー錠5のキー操作を不能に
するダブルロック状態への移行が規制されて、第一シリ
ンダー錠5のみのキー操作によってロック部材を突出さ
せて施錠するシングルロック状態の施解錠モードに保持
される。一方、外部からの電気信号を受けることで、こ
のシングルロック状態の施解錠モードが解除されると、
ダブルロック状態の操作モードに移行され、第一シリン
ダー錠5のみによって施錠がなされた場合であっても、
第二シリンダー錠7の操作が必要になる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る施解錠装置及
びその操作方法の好適な実施の形態を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明に係る施解錠装置の縦断面
図、図2は図1の台座ユニットを屋内側から視た正面
図、図3は図2におけるイ−イ線矢視図、図4は施解錠
装置の要部分解斜視図である。
【0032】図1に示すように、施解錠装置1は、扉3
に配設される錠箱Aと、錠箱Aに対して屋外側に取り付
けられる台座ユニットCと、錠箱Aに対して屋内側に取
り付けられるサムターンユニットDとにより大別して構
成される。
【0033】錠箱Aは、例えば扉3の端部に内蔵され、
錠箱Aに固定された図示しないフロント板が扉3の木口
(前端面)に露出して取り付けられる。この錠箱A内に
は、図示しないロック部材が内蔵される。このロック部
材は、後述の第一シリンダー錠、サムターンの操作によ
って、錠箱Aに対しスライドし、扉3のフロント板から
進退されるようになっている。つまり、扉枠に対しての
施解錠を可能とする。ここでは、その具体的な機構の説
明は省略する。
【0034】なお、このロック部材としては、扉枠側に
取り付けられたガードアームに係止してドアチェーンと
同様の働きをするガードボルト、主施錠手段となるデッ
ドボルト、円弧状の可動軌跡を描いて突出されるカマデ
ット、扉3の上端面或いは下端面から進退して扉枠に係
合するロック手段等が含まれる。
【0035】台座ユニットCには、第一シリンダー錠5
と、第二シリンダー錠7とが上下に設けられる。第一,
第二シリンダー錠5,7は、図4に示すキー9の挿入口
が屋外側に露出する一方、キー操作により回転される図
1の回転軸11,13が、台座ユニットCの内部に突出
されている。この第一,第二シリンダー錠5,7は、同
一のキー9によって回転操作される。
【0036】第一シリンダー錠5の回転軸11にはスト
ッパーダルマ15が相対回転不能に嵌合され、ストッパ
ーダルマ15は回転軸11と一体回転する。ストッパー
ダルマ15には、図6に示すように、軸心方向に突出す
る突起板15aと、円周から半径方向内側に切り欠かれ
た係合溝15bとが設けられている。つまり、第一シリ
ンダー錠5は、突起板15aが錠箱A内に突出され、回
転軸11によって回転される突起板15aによって、錠
箱A内の機構を介してロック部材を錠箱Aから進退可能
としている。
【0037】ストッパーダルマ15の外周には、リセッ
トダルマ17が相対回転自在に嵌合されている。リセッ
トダルマ17には、図7に示すように、軸心方向に突出
する一対の凸部17a,17aと、円周から半径方向に
突出するリセット板17bとが設けられている。リセッ
トダルマ17は、円環状に形成され、中央部で開口した
穴部17cにはストッパーダルマ15の突起板15aが
挿通される。また、リセットダルマ17には、外周から
半径方向内側へ凹んだ凹部17dが形成されている。
【0038】第二シリンダー錠7の回転軸13には副ダ
ルマ19が相対回転不能に嵌合され、副ダルマ19は回
転軸13と一体回転する。副ダルマ19には、図8に示
すように、円周から直径方向に突出する押圧板19aが
設けられている。押圧板19aには、副ダルマ19の軸
心と同方向に突出する小突起19bが設けられている。
【0039】台座ユニットCには、錠箱Aと対向する面
に図4に示す凹部21が形成されている。上述のストッ
パーダルマ15,リセットダルマ17,副ダルマ19
は、この凹部21内に配置される。凹部21の底面と、
これらのダルマとの間には、底板23が設けられてい
る。底板23には、図5に示すように、ストッパーダル
マ15の円周に沿った穴部23aと、副ダルマ19の円
周に沿った穴部23bと、軸穴23cと、長穴23d
と、片側部を切り欠いた欠切部23eとが設けられてい
る。また、底板23には、バネピン孔23fが穿設さ
れ、バネピン孔23fには底板23の上面から図14
(f)に示すクリックバネピン27が嵌合されている。
さらに、底板23には、第一リリースピン穴23gが穿
設され、第一リリースピン穴23gには底板23の上面
から図14(e)に示す第一リリースピン28が嵌合さ
れている。この底板23は、四隅のビス孔23hによっ
て、凹部21の底部に移動不能に固定される。
【0040】底板23と、錠箱Aとの間には、スライド
プレート25が平行に設けられている。スライドプレー
ト25は、凹部21の内壁に両側端面が摺接され、凹部
21で上下方向(図2の上下方向)にスライドされるよ
うになっている。なお、本明細書中では、スライドプレ
ート25の上方のスライド位置(図15に示した位置)
を回転阻止位置、スライドプレート25の下方のスライ
ド位置(図2に示した位置)を回転阻止位置から退避さ
せた位置と称す。
【0041】図9に示すように、スライドプレート25
の上辺部には、リセット板17bの回転軌跡に沿う逃げ
部25aが切り欠かれている。逃げ部25aの下部には
突起25bが上方に突設されている。スライドプレート
25は、図15に示す回転阻止位置で係合溝15bに、
この突起25bを係合させて第一シリンダー錠5の回転
を阻止し、図2に示す回転阻止位置から退避させた位置
で突起25bとストッパーダルマ15との係合を解除し
て第一シリンダー錠5を回転自在とする。
【0042】図9に示すように、スライドプレート25
の右側辺部には、アーム溝25cが切り欠かれている。
スライドプレート25の下辺部には、副ダルマ19の円
周に沿う中央切欠25dが切り欠かれている。この中央
切欠25dの左部には凹部25e、右部には小突起用溝
25fが連続して切り欠かれている。また、スライドプ
レート25にはアームピン孔25hが穿設されている。
さらに、スライドプレート25には、底板23の方向に
向かって起立する二つの切り起こし25j、25jが形
成されている。また、スライドプレート25には軸穴2
5kが穿設されている。スライドプレート25は、小突
起用溝25fが、副ダルマ19の小突起19bに押圧さ
れることにより、回転阻止位置から退避させた位置に移
動される。スライドプレート25には長穴25mが穿設
され、長穴25mには第一リリースピン28が挿通され
る。さらに、スライドプレート25には、図14(d)
にしめす第二リリースピン48が固着されている。
【0043】台座ユニットCの凹部21には図14
(a)に示す筒状の軸29が、軸穴23c、軸穴25k
を貫通して立設されている(図1参照)。軸29には、
図2に示すスライドバネ31の一端が支持され、スライ
ドバネ31の他端はスライドプレート25の図中左側の
切り起こし25jに支持されている。つまり、スライド
バネ31は、台座ユニットCとスライドプレート25と
の間に亘って配設され、スライドプレート25を上方向
となる回転阻止位置に付勢するようになっている。
【0044】アームピン孔25hにはスライドプレート
25の底板23側の面から図14(c)に示す第一アー
ムピン33が嵌合されている。第一アームピン33には
図10に示すアーム35が回転自在に軸支されている。
つまり、アーム35は、スライドプレート25と一体に
移動される。アーム35にはバネ座35aと、回転規制
突起35bとが設けられている。
【0045】アームピン33には図2に示すアームバネ
37が装着される。アームバネ37は、一端が右側の切
り起こし25jに掛止されるとともに、他端がバネ座3
5aに掛止される。アーム35は、アームバネ37によ
って、先端がスライドプレート25の中央方向に回転す
るように付勢される。また、アーム35は、回転規制突
起35bがスライドプレート25のアーム溝25cに当
接することで所定位置で回転が規制されている。さら
に、アーム35の先端部には図14(b)に示す摺接ピ
ン36が嵌着されている。アーム35に設けられた摺接
ピン36は、アーム35がアームバネ37によって付勢
されることで、底板23の欠切部23eに摺接するよう
になっている。また、アーム35の先端部は、略鉤状に
形成される爪部35cを有しており、副ダルマ19の押
圧板19aの下辺に係合する。
【0046】底板23の第一リリースピン穴23gに嵌
合された第一リリースピン28には、図11に示すリリ
ースプレート38が回転自在に支持される。リリースプ
レート38には、図2に示すリリースバネ46の当接す
るバネ座38aと、第一リリースピン28が挿入される
支持穴38bと、スライドプレート25に固定された第
二リリースピン48に係合するL字状の曲溝38cと、
切替えダルマ係合部38dと、リセットダルマ係合部3
8eとが形成されている。
【0047】ストッパーダルマ15,リセットダルマ1
7,副ダルマ19,底板23,スライドプレート25の
収容された凹部21は、図4に示すカバープレート39
によって塞がれる。カバープレート39には、ストッパ
ーダルマ15、リセットダルマ17を露出させる上部穴
39aと、副ダルマ19を露出させる下部穴39bと、
軸29の中空穴と一致する固定孔39cと、取付孔39
dとが穿設されている。カバープレート39は、図1に
示すように、固定穴39cに挿通された皿ビス41、取
付孔39dに挿通されたビスにより台座ユニットCに固
定される。
【0048】図1に示すように、サムターンユニットD
には屋内側に摘み部45aを露出させるサムターン45
が回転自在に設けられる。サムターン45の摘み部45
aには錠箱A内に突出する軸45bが固着される。サム
ターン45は、回転させることにより、軸45bを介し
て錠箱A内の機構部を作動させ、ロック部材を扉3のフ
ロント板から進退させ、施解錠を可能としている。ま
た、軸45bの解錠方向の回転は、錠箱A内の機構部を
介してリセットダルマ17に伝達されるようになってい
る。つまり、スライドプレート25は、上辺部が、サム
ターン45により回転されるリセットダルマ17のリセ
ット板17bに当接され、回転阻止位置から回転阻止位
置から退避させた位置に移動されるようになっている。
【0049】サムターンユニットDには、図12に示す
棒状の切替えボタン42が設けられる。切替えボタン4
2は、一端が屋内側に露出され、他端が錠箱A内で図1
3に示す切替えダルマ44と係合されている。切替えボ
タン42の一端には例えばマイナスドライバ等により回
転が可能となる溝42aが形成される。また、切替えボ
タン42の他端には偏平部42bが形成され、切替えボ
タン42はこの偏平部42bが切替えダルマ44に嵌入
されて、切替えダルマ44と相対回転不能となる。さら
に、切替えボタン42には爪42cが設けられ、爪42
cは図16(a),(b)に示す回転規制バネ54の孔
54aに係合するようになっている。
【0050】この切替えボタン42は、サムターンユニ
ットDの屋内側の面に露出穴を介して露出されるが、出
荷時等には、不用意な操作が行われないようにするため
の目隠しテープやシール等によって封印されている。
【0051】切替えボタン42に係合される切替えダル
マ44には、図13に示すように、切替えボタン42と
の係合部44aと、リリースプレート係合部44bと、
スライドプレート係合部44cと、図2に示す切替えバ
ネ52の当接するバネ座44dとが形成されている。
【0052】次に、このように構成される施解錠装置1
の作用を説明する。施解錠装置1は、出荷時には、図2
に示すように、切替えダルマ44が図中反時計回り方向
に90°回転されて配置されたコンス状態とされる。こ
の状態では、切替えダルマ44のスライドプレート係合
部44cがスライドプレート25の中央切欠25d下縁
に当接し、スライドプレート25を回転阻止位置から退
避させた位置である下側に保持させる。つまり、スライ
ドプレート25は、回転阻止位置への移動が阻止されて
いる。また、スライドプレート25が下側に保持されて
いる状態であり、アーム35の先端の爪部35cが副ダ
ルマ19の押圧板19aの下辺に係合し、この副ダルマ
19の回転を阻止し、すなわち、この第二シリンダー錠
7の操作が不能状態とされる。
【0053】この状態では、施解錠装置1は、第一シリ
ンダー錠5又はサムターン45のみによる施解錠(シン
グルロック)が可能となる。
【0054】一方、引渡後、まず、屋内側において、封
印されている切替えボタン42のシール等を剥離し、切
替えボタン42の操作を可能とする。切替えボタン42
が図中時計回り方向へ90°回転されると、切替えダル
マ44が同様に時計回り方向へ90°回転され、図15
に示すダブルロック位置に配置される。ダブルロックへ
回転された切替えボタン42は、図16(b)に示すよ
うに、爪42cが回転規制バネ54の孔54aに係合し
て、回転が規制されることとなる。なお、この係合状態
は容易に解かれることはなく、切替えボタン42の機能
は無効となり、すなわち、建物引渡し後の通常動作とな
る。
【0055】切替えダルマ44がダブルロック位置に配
置されると、切替えダルマ44のスライドプレート係合
部44cがスライドプレート25の凹部25eに配置さ
れ、スライドプレート25の上下方向の移動規制を解除
する。これと同時に、切替えダルマ44のリリースプレ
ート係合部44bがリリースプレート38の切替えダル
マ係合部38dを押圧し、リリースプレート38を反時
計回り方向へ回転させる。リリースプレート38が反時
計回り方向へ回転されると、第二リリースピン48と曲
溝38cとの係合が解除され、スライドプレート25が
スライドバネ31の付勢力によって上方、即ち、回転阻
止位置へスライドされる。また、移動するスライドプレ
ート25によりアーム35は底板23の欠切部23eと
摺接ピン36とにより副ダルマ19との係合状態が解か
れる。
【0056】そして、スライドプレート25が回転阻止
位置へ移動されると、スライドプレート25の突起25
bが係合溝15bに係合され、第一シリンダー錠5の回
転が阻止される。つまり、図15に示すダブルロック施
錠状態となる。
【0057】従って、施解錠装置1は、出荷時に、第一
シリンダー錠5のキー操作を不能にするダブルロック状
態への移行が規制されて、第一シリンダー錠5のみのキ
ー操作によってロック部材を突出させて施錠するシング
ルロック状態の施解錠モードに保持されるが、切替えボ
タン42を回転することにより、このシングルロック状
態の施解錠モードを解除操作することで、ダブルロック
状態の操作モードに移行されることになる。
【0058】次に、このダブルロック状態での屋外側、
屋内側からの施解錠について説明する。図15はダブル
ロック施錠状態を示す図、図17はダブルロック解錠状
態を示す図である。屋外側からの施錠には、第一シリン
ダー錠5のみを、キーにて操作することで行われる。第
一シリンダー錠5がキー操作されると、錠箱Aのロック
部材が突出されて施錠されると同時に、キーの回転操作
によりストッパーダルマ15とリセットダルマ17とが
回転して、リリースプレート38とリセットダルマ17
との係合状態が解かれ、これによりスライドプレート2
5に対してスライドバネ31の付勢力が働くが、図18
に示すように、リセットダルマ17によりスライドプレ
ート25は上昇移動しない。そして、キーを第一シリン
ダー錠5から抜脱するために、施錠方向とは逆に90°
回転させることで、図15に示すように、スライドプレ
ート25は上昇移動しで回転阻止位置に移動され、第一
シリンダー錠5の回転を規制するダブルロック状態とな
る。すなわち、第一シリンダー錠5は、施錠操作時、9
0°回転させて施錠を行った後、90°戻すことによっ
て回転が規制されて固定状態となる。
【0059】屋内側からの施錠には、サムターン45の
みの操作となる。解錠状態からサムターン45が操作さ
れると、錠箱Aのロック部材が突出されて施錠されると
同時に、スライドプレート25がスライドバネ31の付
勢力によって、回転阻止位置に移動され、第一シリンダ
ー錠5の回転を規制するダブルロック状態となる。
【0060】屋外側からの解錠には、第一のシリンダー
錠5は操作不能な状態とされ、第二のシリンダー錠7
を、まず操作することとなる。第二シリンダー錠7がキ
ー操作されると、副ダルマ19が図中時計回り方向に回
転され、小突起19bがスライドプレート25を押下し
て回転阻止位置から退避させた位置へ移動させる。スラ
イドプレート25がこの位置に移動されると、スライド
プレート25の第二リリースピン48がリリースプレー
ト38の曲溝38cに入り込むと同時に、リリースプレ
ート38のリセットダルマ係合部38eがリセットダル
マ17の凹部17dに係合して(図2参照)、スライド
プレート25が回転阻止位置から退避させた位置に保持
される。即ち、これにより、第一シリンダー錠5の回転
規制が解除される。
【0061】次いで、第一シリンダー錠5がキー操作さ
れ、ロック部材が後退されて解錠が完了する。
【0062】屋内側からの解錠には、サムターン45の
みが回転操作されると、サムターン45と共に回転され
るリセットダルマ17がスライドプレート25を回転阻
止位置から退避させた位置へ移動させると同時に、第一
シリンダー錠5を回転させて、一度に、ダブルロック状
態が解錠される。
【0063】なお、解錠状態においては、、第二シリン
ダー錠7は、アーム35が副ダルマ19に係止している
ことで、回転が不能となり、すなわち、第一シリンダー
錠5による施錠操作のみ受け付けることとなる。
【0064】また、第一シリンダー錠5が施錠方向に4
5°回転されると、ガードロック状態となる。この場合
には、スライドプレート25は移動されず、ダブルロッ
ク状態とはならない。従って、第二リリースピン48
は、固定されたままで操作不能状態となる。第一シリン
ダー錠5がガードロック状態からさらに45°回転され
ると、ダブルロック状態に施錠される。
【0065】従って、この施解錠装置1及びその操作方
法によれば、屋内側からは一つのサムターン45で施解
錠ができ、屋外側からは、施錠時は一つの第一シリンダ
ー錠5を操作し、解錠時は二つのシリンダー(第二シリ
ンダー錠7,第一シリンダー錠5)を操作して施解錠が
できる。この結果、防犯性能、利便性の向上を達成でき
る。
【0066】なお、上述した実施の形態では、屋内側で
施錠及び解錠の操作を行う構成として、サムターン45
を設け、このサムターン45の回転操作にて、すなわち
人の手の回転操作のみにてロック部材の進退が行われる
構成として説明したが、図19に示すように、サムター
ン45の軸45bの中途に、回転制御部61を設け、こ
の回転制御部61によってもサムターン45を回転させ
る構成としてもよい。この回転制御部61とサムターン
45との組合せは、所謂電動サムターンを構成してお
り、すなわち、手動による回転操作の他に外部からの電
気信号により回転制御部61がサムターン45を回転さ
せ、施錠または解錠を行う。
【0067】回転制御部61は、図示しないが、モー
タ,減速歯車,クラッチやラチェット機構,ソレノイド
などより構成され、サムターン45の中途部分に連動連
結されて、施解錠装置1の外部、例えば、扉表面に設け
られるスイッチや、扉以外の外部に設けられる制御回路
より、有線、若しくは無線にて信号を受け取り、駆動
し、サムターン45の回転を行う。回転制御部61への
外部から送られる信号としては、上記したスイッチ操作
によるもの以外に、例えば、扉を閉めた状態を検知した
後に所定の時間経過を検知し、回転制御部61に施錠を
行う信号を送る例や、火災などの災害や非常時に施錠状
態を解除して扉の開放を自由にするための解錠を行う信
号を送る例などがある。そして、サムターン45が回転
制御部61により回転させられることで、施錠状態であ
るロック部材の突出状態から解錠状態であるロック部材
の後退状態、または解錠状態であるロック部材の後退状
態から施錠状態であるロック部材の突出状態へと作動さ
せる。
【0068】従って、この施解錠装置1によれば、屋外
側からの施錠、及び解錠の操作は、上述した実施の形態
と同様、施錠時には第一シリンダー錠5のみをキーにて
回転操作することで行われ、解錠時には第二シリンダー
錠7をキーにて操作した後、第一シリンダー錠をキーに
て操作することで行われる。また、屋内側からの施錠、
及び解錠の操作においても、上記同様、サムターン45
のみの回転操作で施錠及び解錠が行われる。そして、こ
れら手動による操作以外に、施錠忘れや非常時における
解錠の際に、外部からの電気信号が回転制御部61に送
られることで、この回転制御部61がサムターン45を
回転させ、施錠や解錠が行われる。
【0069】また、上述した実施の形態では、屋内側に
て行われる施錠操作及び解錠操作がサムターン45によ
るものであるが、図20に示すように、サムターンに替
えて屋内側にシリンダー錠63を設け、この屋内シリン
ダー錠63にて施解錠の操作を行う構成としてもよい。
すなわち、屋内側にて行う施解錠の操作において、屋内
シリンダー錠63に対しキーを用いて回転操作を行うこ
とで施錠及び解錠の操作を行うこととなる。
【0070】なお、この屋内シリンダー錠63は、屋外
側である第一シリンダー錠5及び第二シリンダー錠7と
同じ構造構成のシリンダー錠としてもよく、その場合、
屋外、屋内で使用するキーを同じものである1つのキー
で施解錠の操作が行え、また、屋外側の第一,第二シリ
ンダー錠5,7とは別構成で例えば全く構造等の異なる
シリンダー錠にて構成してもよく、その場合には、屋外
側用のキーと、屋内側のキーの二本のキーで施解錠の操
作を行うこととなる。
【0071】従って、この施解錠装置1によれば、屋外
側からの施錠、及び解錠の操作は、上述した実施の形態
と同様、施錠時には第一シリンダー錠5のみをキーにて
回転操作することで行われ、解錠時には第二シリンダー
錠7をキーにて操作した後、第一シリンダー錠をキーに
て操作することで行われる。また、屋内側からの施錠、
及び解錠の操作においては、屋内シリンダー錠63にキ
ーを使用して回転操作を行い、施錠及び解錠が行われ
る。このような屋内側からの施解錠の操作にキーを用い
る構成としたことで、屋内側にサムターンの摘み部など
の突出構造が存在しないこととなり、扉や扉周辺の小窓
などから針金などを挿入されたり、手を差し入れるなど
して行われる不正な行為による解錠操作が不可能とな
り、防犯性が向上することとなる。
【0072】さらに、上述した実施の形態では、シング
ルロック状態とダブルロック状態との切替えを行う切替
えダルマ44を、この切替えダルマ44に係合して屋内
側に表出する棒状の切替えボタン42にて操作を行う構
成として説明したが、図21に示すように、屋内側に表
出せず、サムターンユニットD内部に配置する切替制御
部65にて切替えダルマ44を回転させる構成としても
よい。この切替制御部65は、例えばソレノイドにて構
成され、外部からの電気信号に基づき駆動軸65aを回
転する構成とされ、この駆動軸65aを切替えダルマ4
4に係合させる。そして、切替制御部65の作動により
回転する駆動軸65aにより切替えダルマ44を回転さ
せることで、シングルロック状態とダブルロック状態の
切替えを行う。切替制御部65に送られる外部からの信
号は、上述した実施の形態と同様に、出荷時の状態と引
渡後の状態とを切替える際や、施解錠装置としてシング
ルロック状態の施解錠装置とダブルロック状態の施解錠
装置とを適宜切り替える際などに、例えば図示しない制
御部より発信される信号であり、有線によるものや無線
によるものなどである。
【0073】従って、この施解錠装置1によれば、屋外
側からの施解錠操作が第一シリンダー錠5のみであるシ
ングルロックの状態と、屋外側から第一,第二シリンダ
ー錠5,7の2つのシリンダー錠を操作することにより
施解錠となるダブルロック状態との切替えを、外部から
の電気信号にて行うことが可能となり、出荷時における
施解錠の操作モードと、通常使用時における施解錠の操
作モードとを切り替えることが可能となる。また、切替
えを行う駆動部分が屋内側面に表出せず、このことから
不用意な切り替え操作を行われることがなくなる。さら
に、このような切替えを外部から操作できることから、
例えば、昼間や在宅時における施解錠状態をシングルロ
ック状態とし、夜間や不在時においてはダブルロック状
態とするなど、使用状態において施解錠操作の手数を容
易に切り替えることが可能となる。
【0074】また、図22に示すように、上記した切替
制御部65と上述した実施の形態での切替えボタン42
と同様の構造の切替えボタン42’を組み合わせる構成
としてもよい。すなわち、切替えダルマ44に係合する
棒状の切替えボタン42’を屋内側面に表出する構成と
するとともに、その中途部分にモータ,減速歯車,クラ
ッチやラチェット機構,ソレノイドなどより構成される
切替制御部65を連動連結し、屋内側からの手動による
切替操作と、外部からの電気信号に基づいて切り替える
操作との両方を兼ね備えた構成とする。なお、この構成
における切替えボタン42’は、上述した実施の形態の
ように爪42aと回転規制バネ54との構成は省略さ
れ、すなわち規制されることなく機能が無効になること
はない構成とする。そして、通常の使用状態としては、
切替えボタン42には、上述した実施の形態と同様に、
シールなどが貼着されて封印状態とされ、容易に操作さ
れないようになっている。
【0075】このような構成によれば、上記同様に、屋
外側からの施解錠操作が第一シリンダー錠5のみである
シングルロックの状態と、屋外側から第一,第二シリン
ダー錠5,7の2つのシリンダー錠を操作することによ
り施解錠となるダブルロック状態との切替えを、外部か
らの電気信号にて行うことが可能となるとともに、手動
操作によっても可能となり、出荷時における施解錠の操
作モードと、通常使用時における施解錠の操作モードと
を切り替えることが可能となる。このような切替えを外
部から操作できることから、例えば、昼間や在宅時にお
ける施解錠状態をシングルロック状態とし、夜間や不在
時においてはダブルロック状態とするなど、使用状態に
おいて施解錠操作の手数を容易に切り替えることが可能
となる。また、不用意な切り替え操作を行われた場合に
も、切替えを行う駆動部分である切替制御部65が屋内
側面に表出せず設けられることから、切替え操作を再び
行うことが可能となる。
【0076】さらに、上述した実施の形態では、シング
ルロック状態とダブルロック状態との切替えを行う切替
えダルマ44を、この切替えダルマ44に係合して屋内
側に表出する棒状の切替えボタン42にて操作を行う構
成として説明したが、図23に示すように、この切替え
ボタン42に替えて切替えシリンダー錠67にて切替え
る構成としてもよい。この切替えシリンダー錠67は、
第一シリンダー錠5及び第二シリンダー錠7とは別構成
で例えば全く構造等の異なるシリンダー錠にて構成さ
れ、この場合、屋外側用の施解錠のためのキーと、シン
グルロックとダブルロックとの切替え用のキーとの二本
のキーで構成されることとなる。
【0077】なお、切替えシリンダー錠67は、第一,
第二シリンダー錠5,7と同じ構造構成のシリンダー錠
としてもよく、その場合、1つのキーで施解錠の操作と
モード切替えの操作が行えるととなる。また、図23に
示すように、この切替えシリンダー錠67は、先端の回
転軸部が切替えダルマ44に係合する構成とされる。
【0078】従って、この施解錠装置1によれば、屋外
側からの施解錠操作が第一シリンダー錠5のみであるシ
ングルロックの状態と、屋外側から第一,第二シリンダ
ー錠5,7の2つのシリンダー錠を操作することにより
施解錠となるダブルロック状態との切替えを、キーを用
いて切替えシリンダー錠67を操作し切替えダルマ44
を回転することで可能となり、出荷時における施解錠の
操作モードと、通常使用時における施解錠の操作モード
とを切り替えることが可能となる。また、切替えを行う
構成がキーを使用することが必須であるシリンダー錠で
あり、このことから不用意な切り替え操作を行われるこ
とがなくなる。
【0079】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る施解錠装置によれば、ロック部材を進退させて施解錠
を行う第一シリンダー錠と、第一シリンダー錠の施錠キ
ー操作に連動して第一シリンダー錠の回転を阻止するス
ライドプレートと、スライドプレートを第一シリンダー
錠の回転阻止位置から退避させる第二シリンダー錠と、
施錠回転操作によりロック部材を突出させ且つスライド
プレートを第一シリンダー錠の回転阻止位置に移動させ
る一方、解錠回転操作によりスライドプレートを回転阻
止位置から退避させ且つロック部材を後退させるサムタ
ーンとを設けたので、屋内側からは一つのサムターンで
施解錠ができ、屋外側からは、施錠時は一つのシリンダ
ーを操作してダブルロック状態にでき、解錠時は二つの
シリンダーの操作を必要にさせることができる。この結
果、施解錠装置における防犯性能及び利便性を同時に向
上させることができる。
【0080】また、サムターンに連動連結され、外部か
らの電気信号に基づいてサムターンの回転を行う回転制
御部を具備させたことにより、施錠忘れや非常時などの
際に、施錠及び解錠を行うことが可能となり、手動によ
るサムターンの回転での施解錠に加え、遠隔操作などに
よる施解錠を行うことを可能とする。
【0081】さらに、屋内側の施解錠の操作を行うサム
ターンに代え屋内シリンダー錠を構成した施解錠装置に
よれば、屋内における施解錠の操作においても、キーを
使用することとなり、これにより屋内面にはサムターン
の摘み部などが突出しない構造となり、扉や扉周辺の小
窓などから針金を挿入されたり、手を差し入れるなどし
て行われる不正な行為による解錠操作を無効とすること
ができ、防犯性を向上させることが可能となる。
【0082】また、本発明の施解錠装置によれば、切替
えダルマを具備した構成とすることで、例えば出荷時や
建築施工中などの通常の操作時以外の際と、引渡し後の
通常の操作状態との切替えなど、屋外側からの施解錠操
作が第一シリンダー錠のみであるシングルロックの状態
と、屋外側から第一,第二シリンダー錠の2つのシリン
ダー錠を操作することにより施解錠となるダブルロック
状態とのモード切替えを行なうことができる。
【0083】さらに、上記切替えダルマに切替制御部を
連動連結させる構成とすることで、外部からの電気信号
に基づいて、上記した操作モードの切替えを容易に行う
ことが可能となる。これにより、例えば、昼間や在宅時
における施解錠状態をシングルロック状態とし、夜間や
不在時においてはダブルロック状態とするなど、使用状
態において施解錠操作の手数を容易に切り替えることが
可能となる。
【0084】また、上記切替えダルマに切替えシリンダ
ー錠を連動連結する構成とすることで、上記したシング
ルロックの状態と、ダブルロック状態との切替えを、キ
ーを用いて切替えシリンダー錠を操作し切替えダルマを
回転することで可能となり、例えば出荷時における施解
錠の操作モードと、通常使用時における施解錠の操作モ
ードとを切り替えることが可能となる。また、切替えを
行う構成がキーを使用することが必須であるシリンダー
錠であり、このことから不用意な切り替え操作を行われ
ることがなくなる。
【0085】本発明に係る施解錠装置の操作方法によれ
ば、屋外側からの施錠には、第一シリンダー錠のみをキ
ー操作することでこの第一シリンダー錠の回転を規制し
てダブルロック状態に施錠し、屋内側からの施錠には、
サムターンのみを操作することでダブルロック状態に施
錠することができる。また、屋外側からの解錠には、第
二シリンダー錠のキー操作によって第一シリンダー錠の
回転規制を解除した後、第一シリンダー錠をキー操作し
てロック部材を後退させて解錠し、屋内側からの解錠に
は、サムターンのみの回転操作により第一シリンダー錠
の回転規制を解除すると同時に、ロック部材を後退させ
て解錠することができる。この結果、施解錠装置におけ
る防犯性能及び利便性を同時に向上させることができ
る。
【0086】また、外部からの電気信号に基づいてサム
ターンが回転し、施解錠を行うことにより、遠隔操作な
どにてこの施解錠装置の施錠、及び解錠を行うことが可
能となる。
【0087】さらに、屋内シリンダー錠を構成すること
で、施錠時は、屋外側、屋内側からのいずれの場合にお
いても、第一シリンダー錠又は屋内シリンダー錠のみに
よってダブルロックが可能となる。一方、解錠時には、
屋外側からは、第一シリンダー錠及び第二シリンダー錠
の操作が必要になるのに対し、屋内側からは、屋内シリ
ンダー錠のみにより一度に解錠が可能となる。
【0088】また、本発明の施解錠装置の操作方法によ
れば、出荷時などの通常の操作時以外の際に、第一シリ
ンダー錠のキー操作を不能にするダブルロック状態への
移行が規制されて、第一シリンダー錠のみのキー操作に
よってロック部材を突出させて施錠するシングルロック
状態の施解錠モードに保持することができ、一方、この
シングルロック状態の施解錠モードが解除操作される
と、ダブルロック状態の操作モードに移行され、第一シ
リンダー錠のみによって施錠がなされた場合であって
も、第二シリンダー錠の操作が必要になる施解錠モード
とすることができる。これにより、例えば、出荷時や建
築施工中などの通常の操作時以外の際と、引渡し後の通
常の操作状態との切替えなど、施解錠装置の施解錠の手
順を切り替えることができる。
【0089】さらに、上記のような切替え操作を、屋内
側からのキーによる操作とすることで、シングルロック
とダブルロックの2つの施解錠モードの切替えを、キー
を必須とする操作手順とし、容易に切替え操作を行えな
いようにすることが可能となる。
【0090】また、上記のような切替え操作を、外部か
らの電気信号に基づいて行う方法とすることで、例え
ば、昼間や在宅時における施解錠状態をシングルロック
状態とし、夜間や不在時においてはダブルロック状態と
するなど、使用状態において施解錠操作の手数である操
作モードを容易に切り替えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る施解錠装置の縦断面図である。
【図2】図1の台座ユニットを屋内側から視た正面図で
ある。
【図3】図2におけるイ−イ線矢視図である。
【図4】施解錠装置の要部分解斜視図である。
【図5】底板の拡大斜視図である。
【図6】ストッパーダルマの拡大斜視図である。
【図7】リセットダルマの拡大斜視図である。
【図8】副ダルマの拡大斜視図である。
【図9】スライドプレートの拡大斜視図である。
【図10】アームの拡大斜視図である。
【図11】リリースプレートの拡大斜視図である。
【図12】切替えボタンの拡大斜視図である。
【図13】切替えダルマの拡大斜視図である。
【図14】(a)〜(f)各種ピンを示した拡大側面図
である。
【図15】本発明に係る施解錠装置のダブルロック状態
時における施錠状態を示す縦断面図である。
【図16】(a)コンス状態の切替えダルマを示した正
面図である。 (b)ダブルロック状態の切替えダルマを示した正面図
である。
【図17】本発明に係る施解錠装置のダブルロック状態
時における解錠状態を示す縦断面図である。
【図18】本発明に係る施解錠装置のダブルロック状態
時における施錠操作を示す縦断面図である。
【図19】他の実施の形態による施解錠装置の縦断面図
である。
【図20】他の実施の形態による施解錠装置の縦断面図
である。
【図21】他の実施の形態による施解錠装置の縦断面図
である。
【図22】他の実施の形態による施解錠装置の縦断面図
である。
【図23】他の実施の形態による施解錠装置の縦断面図
である。
【符号の説明】
1…施解錠装置 3…扉 5…第一シリンダー錠 7…第二シリンダー錠 9…キー 25…スライドプレート 44…切替えダルマ 45…サムターン 61…回転制御部 63…屋内シリンダー錠 65…切替制御部 67…切替えシリンダー錠 A…錠箱

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉に錠箱が設けられ、該錠箱に前記扉の
    前端面から進退されるロック部材が備えられた施解錠装
    置において、 前記錠箱の屋外側に設けられ屋外側からのキー操作によ
    り前記ロック部材を進退させて施解錠を行う第一シリン
    ダー錠と、 前記錠箱の屋外側に設けられ該第一シリンダー錠の施錠
    キー操作に連動して該第一シリンダー錠の回転を阻止す
    る位置に移動されるスライドプレートと、 前記錠箱の屋外側に設けられ屋外側からの解錠キー操作
    により該スライドプレートを前記第一シリンダー錠の回
    転阻止位置から退避させる第二シリンダー錠と、 前記錠箱の屋内側に設けられ、施錠回転操作により前記
    ロック部材を突出させ且つ前記スライドプレートを前記
    第一シリンダー錠の回転阻止位置に移動させる一方、解
    錠回転操作により前記スライドプレートを前記回転阻止
    位置から退避させ且つ前記ロック部材を後退させるサム
    ターンと、 を具備したことを特徴とする施解錠装置。
  2. 【請求項2】 扉に錠箱が設けられ、該錠箱に前記扉の
    前端面から進退されるロック部材が備えられた施解錠装
    置において、 前記錠箱の屋外側に設けられ屋外側からのキー操作によ
    り前記ロック部材を進退させて施解錠を行う第一シリン
    ダー錠と、 前記錠箱の屋外側に設けられ該第一シリンダー錠の施錠
    キー操作に連動して該第一シリンダー錠の回転を阻止す
    る位置に移動されるスライドプレートと、 前記錠箱の屋外側に設けられ屋外側からの解錠キー操作
    により該スライドプレートを前記第一シリンダー錠の回
    転阻止位置から退避させる第二シリンダー錠と、 前記錠箱の屋内側に設けられ、施錠回転操作により前記
    ロック部材を突出させ且つ前記スライドプレートを前記
    第一シリンダー錠の回転阻止位置に移動させる一方、解
    錠回転操作により前記スライドプレートを前記回転阻止
    位置から退避させ且つ前記ロック部材を後退させるサム
    ターンと、 前記サムターンに連動連結され、外部からの電気信号に
    基づき、前記サムターンを回転させ施錠または解錠を行
    う回転制御部と、 を具備したことを特徴とする施解錠装置。
  3. 【請求項3】 扉に錠箱が設けられ、該錠箱に前記扉の
    前端面から進退されるロック部材が備えられた施解錠装
    置において、 前記錠箱の屋外側に設けられ屋外側からのキー操作によ
    り前記ロック部材を進退させて施解錠を行う第一シリン
    ダー錠と、 前記錠箱の屋外側に設けられ該第一シリンダー錠の施錠
    キー操作に連動して該第一シリンダー錠の回転を阻止す
    る位置に移動されるスライドプレートと、 前記錠箱の屋外側に設けられ屋外側からの解錠キー操作
    により該スライドプレートを前記第一シリンダー錠の回
    転阻止位置から退避させる第二シリンダー錠と、 前記錠箱の屋内側に設けられ、屋内側からのキーによる
    施錠回転操作により前記ロック部材を突出させ且つ前記
    スライドプレートを前記第一シリンダー錠の回転阻止位
    置に移動させる一方、キーによる解錠回転操作により前
    記スライドプレートを前記回転阻止位置から退避させ且
    つ前記ロック部材を後退させる屋内シリンダー錠と、 を具備したことを特徴とする施解錠装置。
  4. 【請求項4】 前記扉の屋内側に回転操作可能に設けら
    れ一方の回転位置で前記スライドプレートに当接して該
    スライドプレートの前記回転阻止位置への移動を阻止す
    る一方、他方の回転位置で前記スライドプレートに当接
    する位置から退避されて前記スライドプレートを前記回
    転阻止位置へ移動可能にする切替えダルマと、 を具備したことを特徴とする請求項1,2,3のいずれ
    か1つに記載の施解錠装置。
  5. 【請求項5】 一方の回転位置で前記スライドプレート
    に当接して該スライドプレートの前記回転阻止位置への
    移動を阻止する一方、他方の回転位置で前記スライドプ
    レートに当接する位置から退避されて前記スライドプレ
    ートを前記回転阻止位置へ移動可能にする切替えダルマ
    と、 前記切替えダルマに連動連結され、外部からの電気信号
    に基づき、該切替えダルマを回転させる切替制御部と、 を具備したことを特徴とする請求項1,2,3のいずれ
    か1つに記載の施解錠装置。
  6. 【請求項6】 一方の回転位置で前記スライドプレート
    に当接して該スライドプレートの前記回転阻止位置への
    移動を阻止する一方、他方の回転位置で前記スライドプ
    レートに当接する位置から退避されて前記スライドプレ
    ートを前記回転阻止位置へ移動可能にする切替えダルマ
    と、 前記錠箱の屋内側に設けられ、前記切替えダルマに連動
    連結され、屋内側からのキーによる回転操作にて、該切
    替えダルマを回転させる切替えシリンダー錠と、 を具備したことを特徴とする請求項1,2,3のいずれ
    か1つに記載の施解錠装置。
  7. 【請求項7】 扉に錠箱が設けられ、該錠箱に前記扉の
    前端面から進退されるロック部材が備えられた施解錠装
    置の操作方法において、 屋外側からの施錠には、第一シリンダー錠のみをキー操
    作することで前記ロック部材を突出させて施錠すると同
    時に、該第一シリンダー錠の回転を規制してダブルロッ
    ク状態に施錠し、 屋内側からの施錠には、サムターンのみを操作すること
    で前記ロック部材を突出させて施錠すると同時に、前記
    第一シリンダー錠の回転を規制してダブルロック状態に
    施錠し、 屋外側からの解錠には、第二シリンダー錠のキー操作に
    よって前記第一シリンダー錠の回転規制を解除した後、
    前記第一シリンダー錠をキー操作して前記ロック部材を
    後退させて解錠し、 屋内側からの解錠には、前記サムターンのみの回転操作
    により前記第一シリンダー錠の回転規制を解除すると同
    時に、前記ロック部材を後退させて解錠することを特徴
    とする施解錠装置の操作方法。
  8. 【請求項8】 扉に錠箱が設けられ、該錠箱に前記扉の
    前端面から進退されるロック部材が備えられた施解錠装
    置の操作方法において、 屋外側からの施錠には、第一シリンダー錠のみをキー操
    作することで前記ロック部材を突出させて施錠すると同
    時に、該第一シリンダー錠の回転を規制してダブルロッ
    ク状態に施錠し、 屋内側からの施錠には、サムターンのみを操作すること
    で前記ロック部材を突出させて施錠すると同時に、前記
    第一シリンダー錠の回転を規制してダブルロック状態に
    施錠し、 屋外側からの解錠には、第二シリンダー錠のキー操作に
    よって前記第一シリンダー錠の回転規制を解除した後、
    前記第一シリンダー錠をキー操作して前記ロック部材を
    後退させて解錠し、 屋内側からの解錠には、前記サムターンのみの回転操作
    により前記第一シリンダー錠の回転規制を解除すると同
    時に、前記ロック部材を後退させて解錠し、 施錠状態の際に、外部からの電気信号により前記サムタ
    ーンが回転され、解錠とし、 解錠状態の際に、外部からの電気信号により前記サムタ
    ーンが回転され、施錠とすることを特徴とする施解錠装
    置の操作方法。
  9. 【請求項9】 扉に錠箱が設けられ、該錠箱に前記扉の
    前端面から進退されるロック部材が備えられた施解錠装
    置の操作方法において、 屋外側からの施錠には、第一シリンダー錠のみをキー操
    作することで前記ロック部材を突出させて施錠すると同
    時に、該第一シリンダー錠の回転を規制してダブルロッ
    ク状態に施錠し、 屋内側からの施錠には、屋内シリンダー錠のみをキー操
    作することで前記ロック部材を突出させて施錠すると同
    時に、前記第一シリンダー錠の回転を規制してダブルロ
    ック状態に施錠し、 屋外側からの解錠には、第二シリンダー錠のキー操作に
    よって前記第一シリンダー錠の回転規制を解除した後、
    前記第一シリンダー錠をキー操作して前記ロック部材を
    後退させて解錠し、 屋内側からの解錠には、前記屋内シリンダー錠のみのキ
    ー操作により前記第一シリンダー錠の回転規制を解除す
    ると同時に、前記ロック部材を後退させて解錠すること
    を特徴とする施解錠装置の操作方法。
  10. 【請求項10】 前記第一シリンダー錠のキー操作を不
    能にするダブルロック状態への移行が規制されて前記第
    一シリンダー錠のみのキー操作によって前記ロック部材
    を突出させて施錠するシングルロック状態の施解錠モー
    ドに保持され、 該シングルロック状態の施解錠モードを解除操作するこ
    とによって前記ダブルロック状態の操作モードに移行さ
    れることを特徴とする請求項7,8,9のいずれか1つ
    に記載の施解錠装置の操作方法。
  11. 【請求項11】 屋内側からのキーによる操作を行っ
    て、前記第一シリンダー錠のキー操作を不能にするダブ
    ルロック状態への移行が規制されて前記第一シリンダー
    錠のみのキー操作によって前記ロック部材を突出させて
    施錠するシングルロック状態の施解錠モードに保持さ
    れ、 屋内側からのキーによる操作を行って、該シングルロッ
    ク状態の施解錠モードを解除操作することによって前記
    ダブルロック状態の操作モードに移行されることを特徴
    とする請求項7,8,9のいずれか1つに記載の施解錠
    装置の操作方法。
  12. 【請求項12】 外部からの電気信号を受けることで、
    前記第一シリンダー錠のキー操作を不能にするダブルロ
    ック状態への移行が規制されて前記第一シリンダー錠の
    みのキー操作によって前記ロック部材を突出させて施錠
    するシングルロック状態の施解錠モードに保持され、 外部からの電気信号を受けることで、該シングルロック
    状態の施解錠モードを解除操作することによって前記ダ
    ブルロック状態の操作モードに移行されることを特徴と
    する請求項7,8,9のいずれか1つに記載の施解錠装
    置の操作方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016133954A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 矢崎エナジーシステム株式会社 電池式警報器
JP2018049634A (ja) * 2017-10-19 2018-03-29 矢崎エナジーシステム株式会社 電池式警報器
CN114033258A (zh) * 2021-10-29 2022-02-11 浙江宏泰电子设备有限公司 带有离合结构的智能门锁

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CN114033258A (zh) * 2021-10-29 2022-02-11 浙江宏泰电子设备有限公司 带有离合结构的智能门锁

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