JP4310754B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技場の島に設置されるパチンコ機などの遊技機に関し、さらに詳しくは、遊技機本体が遊技場の島に対して軸着される遊技機や、遊技機本体の前面に扉が軸着される遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置される遊技機としてパチンコ機が挙げられる。このパチンコ機は、遊技場の島設備に木枠などの固定枠に対してパチンコ機本体の幅方向の一端部が回動中心として軸着され、その他端部が施錠されることで遊技場の島に固定されている。このようなパチンコ機は、上述したパチンコ機本体と、パチンコ機本体に軸着される前面扉とを備えている。この前面扉は、その回動中心がパチンコ機の回動中心とほぼ一致するようにパチンコ機本体に軸着される。
このようなパチンコ機においては、例えば遊技盤ユニットがパチンコ機本体の前面側から組み付けられている。この遊技盤ユニットは、障害釘や入賞装置などが前面に設けられた遊技盤の後面に、遊技の進行における制御を行う遊技制御基板や、遊技盤に組み付けられた液晶表示装置の表示制御を行う表示制御基板などが組み付けられた構成となっており、遊技盤ユニットをパチンコ機本体に組み付けると、遊技盤ユニットの後面に組み付けられた制御基板などがパチンコ機本体の後方に突出した状態となる。このため、パチンコ機においては、このようなパチンコ機においては、前面扉の回動中心とは反対側の端部において、1つの施錠装置を用いて、パチンコ機本体と固定枠との施錠、及び前面扉とパチンコ機本体との施錠が行われている。
パチンコ機に用いられる施錠装置は、施錠を解除する際に鍵が挿入されるシリンダ錠機構と、挿入された鍵の操作によるシリンダ錠機構の駆動に連動し、パチンコ機の上下方向にスライドするスライド板と、前面扉の回動中心となる端部とは反対側の端部の上下2カ所に係止される扉用フックと、固定枠の上下方向の2カ所に係止される枠用フックとから構成され、例えばスライド板がスライドした際に、扉用フック又は枠用フックと当接して係止が解除される。
パチンコ機が設置される遊技場の中には、解錠キーを用いずに、パチンコ機本体と固定枠との施錠を解除する、又はパチンコ機本体と前面扉との施錠を解除する自動開閉装置を備えた遊技場がある。この自動開閉装置は、施錠装置に設けられたスライド板などの可動部分に先端が組み付けられるワイヤーと、このワイヤーの他端が巻き掛けられたホイールと、ホイールを回転させる駆動機構とから構成されており、ホイールにワイヤーを巻き取ることで、施錠装置による施錠を解除させることが可能となる(特許文献1等)。
特許第3527177号公報
しかしながら、このような自動開閉装置が導入された遊技場の店舗数は少ないことから、上述したワイヤーの先端は、可動部分を初期位置に復帰させるバネの一端が引掛けられる取付片や、可動部分に設けられたレバーなどに組み付けられている。最近では、パチンコ機に生じる隙間から針金や合成樹脂製の薄板などを挿入し、その先端を可動部分の取付片やレバーに引っ掛けた後、可動部分を動かすことにより施錠装置による施錠を解除する不正行為が行われている。この不正行為を防止するために、上述した可動部分から取付片やレバーなどのないものにすることも考えられるが、自動開閉装置が導入された遊技場にパチンコ機が設置された場合には、上述するワイヤーを組み付ける箇所がなく、自動開閉装置を使用することができないという欠点がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、自動開閉装置を構成するワイヤー等の施錠に係る解除部材の組み付け箇所を利用した施錠装置の不正解除を防止することができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技場に設置する際に用いられる固定枠と、前記固定枠の幅方向の一端側が軸着された遊技機本体とを備え、前記遊技機本体の幅方向の他端側と前記固定枠とが施錠される遊技機において、前記固定枠と遊技機本体との施錠を解除する際の鍵が差し込まれるシリンダと、前記シリンダに差し込まれた鍵の操作によって移動する移動板と、前記移動板の移動の有無に関係なく前記移動板を覆うカバー部材と、前記カバー部材から突出する突出状態が維持されるとともに、その突出方向に対して垂直となる方向における幅が先端に向けて狭くなるように前記移動板に設けられた突出片と、前記突出片に設けられ、前記鍵の操作を行わずに前記施錠を解除する操作部材が取り付けられる取付部と、を備えたことを特徴とする。なお、突出片は、その突出方向の先端がR状となる山形状の板材であると好ましい。
また、前記固定枠に係止される枠用係止部材と、前記枠用係止部材と前記移動板とを連結する枠施錠用連結部材とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の遊技機は、パチンコ球が流下する遊技領域を備えた遊技機本体と、前記遊技領域を視認する窓部を有し、前記遊技機本体の幅方向の一端側に軸着される扉とを備え、前記遊技機本体の幅方向の他端側と扉とが施錠される遊技機において、前記遊技機本体と前記扉との施錠を解除する際の鍵が差し込まれるシリンダと、前記シリンダに差し込まれた鍵の操作によって移動する移動板と、前記移動板の移動の有無に関係なく前記移動板を覆うカバー部材と、前記カバー部材から突出する突出状態が維持されるとともに、その突出方向に対して垂直となる方向における幅が先端に向けて狭くなるように前記移動板に設けられた突出片と、前記突出片に設けられ、前記鍵の操作を行わずに前記施錠を解除する操作部材が取り付けられる取付部と、を備えたことを特徴とする。
また、前記施錠装置は、前記扉に係止される扉用係止部材と、前記扉用係止部材と前記移動板とを連結する扉施錠用連結部材とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の遊技機は、遊技場に設置する際に用いられる固定枠と、この固定枠の幅方向の一端側で軸着される遊技機本体と、前記遊技機本体の前面で、且つ前記遊技機本体が固定枠に軸着される一端側で軸着される扉とを備え、前記遊技機本体の幅方向の他端側において、前記遊技機本体と前記固定部材との施錠、及び前記扉と前記遊技機本体との施錠がそれぞれ行われる遊技機において、前記遊技機本体と固定部材との施錠、又は前記遊技機本体と前記扉との施錠の少なくともいずれか一方を解除する際の鍵が差し込まれるシリンダと、前記シリンダに差し込まれた鍵の操作によって移動する移動板と、前記移動板の移動の有無に関係なく前記移動板を覆うカバー部材と、前記カバー部材から突出する突出状態が維持されるとともに、その突出方向に対して垂直となる方向における幅が先端に向けて狭くなるように前記移動板に設けられた突出片と、前記突出片に設けられ、前記鍵の操作を行わずに前記遊技機本体と固定部材との施錠、又は前記本体部材と前記扉との施錠の少なくともいずれか一方を解除する操作部材が取り付けられる取付部と、を備えたことを特徴とする。
また、前記扉に係止される扉用係止部材と、前記固定枠に係止される枠用係止部材と、前記移動板と扉用係止部材とを連結する扉施錠用連結部材と、前記移動板と枠用係止部材とを連結する枠施錠用連結部材とを備えていることを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、移動板がカバー部材によって被覆されたときに突出片のみが露呈するが、突出片が先端に向けて幅狭となるように形成されることで、針金や合成樹脂製の薄板を突出片に引っ掛けようとしても、突出片の斜面を滑るだけで引っ掛けることができない。これにより、移動板を針金や薄板を用いて移動させて施錠を解除する不正行為を防止することができる。また、突出片に取付部が形成されていることで、自動開閉装置を導入した遊技場では、移動板に自動開閉装置を構成するワイヤー等を組み付けることができる。
また、移動板は、扉用係止部材や枠用係止部材などと連結部材を介して連結されていることで、移動板が移動する方向における長さを従来の移動板よりも短くすることで、カバー部材によって覆う領域を狭くすることができる。
図1乃至図3に示すように、パチンコ機(遊技機)10は、基体となる本体部材(遊技機本体)11と、本体部材11に軸着される前面扉(窓)12から構成されている。前面扉12は、その幅方向の一端側が回動軸Z1となるように本体部材11に軸着される。また、前面扉12が閉じた状態では、前面扉12の幅方向の他端側が後述する施錠装置50によって施錠される。本体部材11は、その幅方向の一端側が前面扉12の回動軸Z1と同軸となるように固定枠(固定部材)15に軸着される。また、本体部材11が閉じた状態では、その他端側が施錠装置50によって施錠される。なお、固定枠15は、パチンコ機を遊技場の島に設置するときに用いられる。
前面扉12は、その略中央に開口12aが設けられ、前面扉12の背面に組み付けられたガラスなどの透光性を有する部材によって塞がれている。この開口12aからは、本体部材11に組み付けられた遊技盤20の遊技領域35や、遊技領域35を流下するパチンコ球などを視認できるようになっている。
本体部材11は、その前面上部に遊技盤20が設けられ、その下部に供給皿21や操作ハンドル22が設けられている。遊技盤20には、障害釘や風車などの他に、センター役物25、通過チャッカー26、始動チャッカー27、通常チャッカー28、アタッカ29などの構造物が設けられている。これら構造物の外周を合成樹脂からなるレール枠30が組み付けられることで、レール枠30の内部の空間が遊技領域35となる。なお、遊技盤20に設けられる構造物については、周知であることから、ここではその詳細を省略する。
供給皿21は、パチンコ機10において遊技を行う際にパチンコ球が供給される。また、この供給皿21には、遊技領域35を流下したパチンコ球が上述した始動チャッカー27、通常チャッカー28或いはアタッカ29のいずれかに入賞したときに、入賞に対するパチンコ球が払出口36を介して払い出される。そして、供給皿21に供給されたパチンコ球は、1球ずつ整列された状態で図示を省略した発射装置に送り込まれる。
操作ハンドル22は、遊技領域35に向けたパチンコ球を発射する際に回転操作される。この操作ハンドル22を回転させると、内部に設けられた発射装置が作動し、パチンコ球の打ち出し動作が開始される。この発射装置によるパチンコ球の打ち出し強さは、操作ハンドル22の内部に設けられた打出用ボリュームの回転量に基づいて決定される。
この供給皿21の側方であって、操作ハンドル22の上方には、施錠装置50を構成するシリンダ40が露呈されている。このシリンダ40には解錠キー41が差し込まれる。シリンダ40に差し込まれた解錠キー41をA方向に回転させると、前面扉12の施錠が解除され、回動軸Z1を中心として前面扉12を回動させることができる。一方、シリンダ40に差し込まれた解錠キー41をB方向に回転させると、本体部材11の施錠が解除され、回動軸Z1を中心として本体部材11を回動させることができる。
施錠装置50は、本体部材11の幅方向において回動軸Z1とは反対側の端部に、本体部材11の上下方向に沿って組み付けられる。図4乃至図8に示すように、施錠装置50は、扉用フック(扉用係止部材)55,扉用フック56、枠用フック(枠用係止部材)57、スライド板(移動板)58、連結ロッド(扉施錠用連結部材)59、連結ロッド(枠施錠用連結部材)60、伝達部材61、シリンダ40、係止機構63、保持部材64及び保護カバー(カバー部材)65から構成されている。
扉用フック55は、保持部材64の上端部に回動自在に、かつ上下方向に反復移動可能に組み付けられる。扉用フック55を保持部材64に組み付ける方法としては、扉用フック55に設けられた挿通孔55aにカシメピン71を挿通した後、カシメピン71を保持部材64に固定する方法が挙げられる。この扉用フック55は、その長手方向の一端側に爪部55bが設けられており、前面扉12を閉じると、爪部55bが前面扉12の係合片72に係止される。扉用フック55の爪部55bとは反対側の端部には、扉用フック55の長手方向に延びる長孔55cが形成されている。また、扉用フック55の長手方向において、爪部55bと挿通孔55aとの間には引掛片55dが設けられている。この引掛片55dには、一端が保持部材64のフック64aに組み付けられたコイルバネ73の他端が取り付けられる。
扉用フック56は、保持部材64の長手方向における中央よりも下端部側に回動自在に、かつ上下方向に反復移動可能に組み付けられる。扉用フック56を保持部材64に組み付ける方法としては、扉用フック55と同様に、扉用フック56に設けられた挿通孔56aにカシメピン74を挿通した後、カシメピン74を保持部材64に固定する方法が挙げられる。この扉用フック56は、その長手方向の一端側に爪部56bが設けられており、前面扉12を閉じると、爪部56bが前面扉12の係合片75に係止される。扉用フック56の長手方向において、爪部56bと挿通孔56aとの間には引掛片56cが設けられている。この引掛片56cには、一端が保持部材64のフック64bに組み付けられたコイルバネ76の他端が取り付けられる。
枠用フック57は、保持部材64の上端部であって、扉用フック55の下方に回動自在に、かつ上下方向に反復移動可能に組み付けられる。枠用フック57を保持部材64に組み付ける方法としては、枠用フック57に設けられた挿通孔57aにカシメピン80を挿通した後、カシメピン80を保持部材64に固定する方法が挙げられる。この枠用フック57は、その長手方向の一端側に爪部57bが設けられており、この爪部57bが固定枠15に設けられた係合片81に係止される。枠用フック57の爪部57bとは反対側の端部には、枠用フック57の長手方向に延びる長孔57cが形成されている。また、枠用フック57の長手方向において、挿通孔57aと爪部57bとの間には、引掛片57dが形成されている。この引掛片57dには、一端が保持部材64のフック64cに組み付けられたコイルバネ83の一端が取り付けられる。
スライド板58は、パチンコ機10の上下方向を長手方向とする板から形成されている。このスライド板58の長手方向の略中央部と下端部とに長孔58a,58bが設けられている。これら長孔58a,58bは、スライド板58を保持部材64に取り付けるときにカシメピン85が挿通され、これらカシメピン85を保持部材64に固定することで、スライド板58をC方向又はD方向にスライドさせることが可能となる。このスライド板58の上端部には、2つの並列する長孔58c,58dが設けられている。また、スライド板58の長手方向において、長孔58dの下方には板面に対して90度折り曲げられた押圧片58eが設けられている。この押圧片58eは、スライド板58のC方向への移動時に、扉用フック56の爪部56bとは反対側の端部の上面を押圧する。この押圧を受けて扉用フック56がコイルバネ76の付勢に抗して回動する。
押圧片58eの側方には、三角形状の突出片58fが設けられている。この突出片58fは、その先端の角度が鈍角となるように形成されている。このように突出片58fの先端を鈍角とすることで、この突出片58fに異物を引っ掛けることができないようになっている。この突出片58fの先端部には、挿通孔(取付部)58gが設けられている。この挿通孔58gは、自動開閉装置が設置されている島設備にパチンコ機10が設置された場合に、自動開閉装置のワイヤー(解除部材)130を挿通させるために設けられている。
なお、突出片58fの形状を三角形状としているが、これに限定する必要はなく、例えば楕円弧形状とすることも可能である。また、突出片58fの先端の角度を鈍角としているが、針金やセル板などを引っ掛けることができなければ、突出片の先端の角度を、例えば60°〜90°の範囲としてもよい。また、取付部として挿通孔としているが、この他に、突出片と直交するように設けられた突出片やピンなどであってもよい。
長孔58a,58bの間には、突片58hが設けられている。この突片58hは、シリンダ40と連動する伝達部材61の押圧片61a,61bの間に入り込んだ状態で保持される。また、スライド板58の下端縁には、板面に対して90度折り曲げられた押圧片58iが設けられている。この押圧片58iは、係止機構63のフックレバー95の引掛け片101の下方に位置し、スライド板58がD方向にスライドしたときにフックレバー95の引掛け片101を押圧してフックレバー95を回動させる。
連結ロッド59は、針金などの円棒からなり、その両端部が略クランク状に折り曲げられ、略クランク状に折り曲げられた両端部の先端がそれぞれ同一方向に90度折り曲げられている。この連結ロッド59の一端59aは扉用フック55の長孔55cに挿通され、連結ロッド59の他端59bは、スライド板58の長孔58cの上端側に挿通される。例えばスライド板58がC方向へスライドしたときには連結ロッド59の他端59bが長孔58cの内壁面の上端部に押圧され、連結ロッド59が移動する。この連結ロッド59の移動により扉用フック55がコイルバネ73の付勢に抗して回動する。スライド板58がD方向にスライドしたときには、連結ロッド59の他端59bは、長孔58cの内壁面の下端部に押圧されることがないので、連結ロッド59は移動しない。このときには、扉用フック55は回動しない。
連結ロッド60は、連結ロッド59と同様の構成となっていることから、ここではその詳細を省略するが、この連結ロッド60の一端60aは枠用フック57の長孔57cに挿通され、その他端60bはスライド板58の長孔58dであって、その下端側に挿通される。例えばスライド板58がD方向へスライドしたときには、連結ロッド60の他端60bが長孔58dの内壁面の下端部に押圧され、連結ロッド60が移動する。この連結ロッド60の移動により枠用フック57がコイルバネ83の付勢に抗して回動する。スライド板58がC方向にスライドしたときには、連結ロッド60の他端60bは、長孔58dの内壁面の上端部に押圧されることがないので、連結ロッド60は移動しない。このときには、枠用フック57は回動しない。これら連結ロッド59,60を設けることで、スライド板58を短くしても、スライド板58のスライド方向を変化させれば、回動させるフックを切り替えることができる。また、連結ロッド59,60の両端をそれぞれ略クランク状に折り曲げることで、本体部材11の前面側の隅部に寄せる、つまり施錠装置50のスペースを抑制することができる。
伝達部材61は、シリンダ40の後面から突出し、鍵41の操作に応じて回転自在な回転軸40aにカシメなどにより組み付けられる。この伝達部材61は、V字状の2つの押圧片61a,61bが、所定のピッチ間隔を空けて、且つ同一方向に延びるように設けられている。これら押圧片61a,61bの間に、スライド板58の被押圧片58hが入り込む。シリンダ40に差し込まれた解錠キー41をA方向に回転させると伝達部材61が回転し、押圧片61aによってスライド板58の被押圧片58hが押圧される。これにより、スライド板58はC方向にスライドする。また、解錠キーをB方向に回転させると、押圧片61bによってスライド板58の被押圧片58hが押圧されるので、スライド板58がD方向にスライドする。なお、ネジ84は、シリンダ40を保持部材64に組み付ける際に用いられる。
係止機構63は、固定枠15の内壁に設けられた係合ピン120を係止するために設けられている。この係止機構63は、フックレバー95、ロックレバー(第2の枠用係止部材)96及びコイルバネ97とから構成されている。
フックレバー95は、レバー本体100と、レバー本体100から突出する引掛け片101とから構成される。レバー本体100は、その長手方向における一端側には挿通孔100aが設けられており、フックレバー95を保持部材64へ組み付ける時にカシメピン105が挿通される。このレバー本体100には、受入側ストッパ100bと保持側ストッパ100cとが設けられている。この受入側ストッパ100bと保持側ストッパ100cとの間には略円弧状の摺接面100dが形成されている。引掛け片101は、その端部に切欠き部101aが設けられている。この切欠き部101aには、コイルバネ97の一端が引っ掛けられる。
ロックレバー96は、レバー本体110と、レバー本体110から突出する引掛け片111とから構成される。レバー本体110は、その略中央に挿通孔110aが設けられており、ロックレバー96を保持部材64に組み付ける時にカシメピン115が挿通される。レバー本体110には、突出片110b、保持溝110c、被押圧面110dが設けられている。
突出片110bは、フックレバー95の受入側ストッパ100b、又は保持側ストッパ100cのいずれか一方と係止するために設けられている。以下では、突出片110bが受入側ストッパ100bに係止されているときのロックレバー96の位置を待機位置と称し、保持側ストッパ100cに係止されているときのロックレバー96の位置を保持位置と称する。
保持溝110cは、本体部材11を固定枠15に向けて回動させたときに、固定枠15に設けられた係合ピン120を受け入れる。この保持溝110cは、ロックレバー96が待機位置に保持されたときには、保持部材64の受入溝64dから退避し、ロックレバー96が保持位置に保持されたときには、保持部材64の受入溝64dと同一の高さに位置する。
被押圧面110dは、ロックレバー96が待機位置にある場合に、保持部材64の受入溝64dと同一の高さに位置し、本体部材11を固定枠15に向けて回動させたときに、固定枠15に設けられた係合ピン120に当接されることで、ロックレバー96をJ方向に回動させる。このロックレバー96のJ方向への回動時に、係合ピン120が保持溝110cに受け入れられる。
引掛け片111は、その先端部に切欠き部111aを備えている。この切欠き部111aには、上述したコイルバネ97の他端が引っ掛けられる。
コイルバネ97は、その一端がフックレバー95の引っ掛け片101に、その他端がロックレバー96の引掛け片111にそれぞれ引っ掛けられる。コイルバネ97をこれらレバーに引っ掛けることで、一方のレバーに向けて他方のレバーを付勢することができる。例えば、スライド板58がD方向にスライドすると、スライド板58の押圧片58iによってフックレバー95が押圧される。この押圧を受けて、フックレバー95の保持用ストッパ100cとロックレバー96の突出片110bとの係止が解除される。この係止の解除により、突出片110bがフックレバー95の摺接面100dに摺接しながらロックレバー96が回動した後、突出片110bが受入側ストッパ100bに係止される。なお、この状態では、保持部材64に設けられたストッパ64eにロックレバー96が当接する。これにより、ロックレバー96の回動及びフックレバー95の回動がそれぞれ停止される。
保護カバー65は、ネジ125等により保持部材64に組み付けられる。この保護カバー65は、C方向、又はD方向に移動するスライド板58を被覆する。この保護カバー65を保持部材64に組み付けると、スライド板58は突出片58fを除く箇所が保護カバー65によって被覆される。スライド板58には、押圧片58e,58iや被押圧片58hなど針金や合成樹脂製の板などを引っ掛ける箇所が存在しているため、この保護カバー65によりスライド板58を被覆することで、針金や板などを引っ掛けてスライド板58をスライドさせるなどの不正行為を防止することができる。なお、この保護カバー65を保持部材64に組み付けると、スライド板58の他に、扉用フック56や係止機構63のフックレバー95やロックレバー96の一部がそれぞれ被覆される。
次に、施錠装置50の動作について説明する。本体部材11と固定枠15との施錠を行う場合には、本体部材11の幅方向における一端側を固定枠15に軸着した後、他端側を固定枠15に向けて回動させる。図9及び図10に示すように、本体部材11の他端側を固定枠15に向けて(E方向に)回動させると、施錠装置50の枠用フック57の爪部57bが、固定枠15に組み付けられた係合片81に当接する。係合片81に爪部57bが当接された枠用フック57はコイルバネ83の付勢に抗してF方向に回動していく。回動する枠用フック57は、爪部57bと係合片81との当接が解除された時点で、コイルバネ83の復帰力によりG方向に回動する。これにより、枠用フック57が係合片81に係止される。
枠用フック57とスライド板58とは連結ロッド60を介して連結されているが、連結ロッド60の他端60bは、スライド板58の長孔58dの長手方向の下端側に位置していることから、枠用フック57がF方向に回動すると連結ロッド60はH方向に移動するが、連結ロッド60の他端60bはスライド板58の長孔58dに沿って移動するので、スライド板58をD方向にスライドさせることがない。なお、枠用フック57がG方向に回動するときには、連結ロッド60はI方向に移動する。
図11に示すように、枠用フック57のF方向への回動時に、固定枠15に設けられた係合ピン120が保持部材64の受入溝64dに受け入れられる。係合ピン120が受入溝64dに受け入れられることで、固定枠15に対するパチンコ機10の上下方向の位置決めが行われる。この状態ではロックレバー96は待機位置に保持されているので、本体部材11がE方向に回動することで、ロックレバー96の被押圧面110dが係合ピン120に当接される。この当接を受けて、ロックレバー96がカシメピン115を中心としてJ方向に回動する。その回動の過程で、ロックレバー96に設けられた保持溝110cが受入溝64dと同一の高さになることで、係合ピン120が保持溝110cに受け入れられる。なお、ロックレバー96とフックレバー95とには、コイルバネ97が組み付けられていることから、ロックレバー96がJ方向に回動すると、フックレバー95はコイルバネ97の付勢を受けてカシメピン105を中心にK方向に回動する。
ロックレバー96がJ方向に回動する過程において、ロックレバー96の突出片110bがフックレバー95の摺接面100dに摺接しながら回動する。図12に示すように、ロックレバー96の突出片110bと、フックレバー95の摺接面100dとの摺接が解除されると、ロックレバー96の突出片110bがフックレバー95の保持側ストッパ100cに係止される。この係止により、ロックレバー96が保持位置に保持される。ロックレバー96が保持位置にあるときには、保持溝110cと保持部材64の受入溝64dとで囲まれた領域に係合ピン120が位置していることから、係合ピン120が係止機構により係止された状態となる。これにより、本体部材11と固定枠15とが施錠される。
前面扉12と本体部材11とを施錠する場合には、前面扉12を本体部材11の幅方向の一端側で軸着した後、前面扉12の他端側を本体部材11に向けて回動させる。図13に示すように、前面扉12を本体部材11に向けて(L方向に)回動させると、扉用フック55の爪部55bが前面扉12の後面に設けられた係合片72に当接される。係合片72に爪部55bが当接された扉用フック55はコイルバネ73の付勢に抗してM方向に回動していく。図14に示すように、爪部55bと係合片72との当接が解除されると、扉用フック55はコイルバネ73の復帰力によりN方向にカシメピン71を中心にして回動する。これにより、扉用フック55が係合片72に係止される。
扉用フック55がM方向に回動したときには連結ロッド59はその一端59aが長孔55cの内壁面に押圧されることでO方向に移動するが、連結ロッド59の他端59bはスライド板58の長孔58cの上端側に位置していることから、連結ロッド59の他端59bは長孔58cに沿って移動するだけで、スライド板58をC方向にスライドさせることがない。その後、扉用フック55がN方向に回動すると連結ロッド59の一端59aが長孔55cにより押圧され、連結ロッド59はP方向に移動する。
図15及び図16に示すように、前面扉12を本体部材11に向けて回動させた場合には、扉用フック55の他に、扉用フック56の爪部56bが係合片75に当接される。そして、係合片75に爪部56bが当接された扉用フック56はコイルバネ76の付勢に抗してQ方向に回動していく。爪部56bと係合片75との当接が解除されると、扉用フック56はコイルバネ76の復帰力によりカシメピン74を中心にしてR方向に回動する。これにより、扉用フック56が係合片75に係止される。なお、この扉用フック56はスライド板58と連結されていないことから、扉用フック56が回動したとしても、スライド板58をスライドさせることはない。これにより、本体部材11と前面扉12とが施錠される。
本体部材11と固定枠15との施錠を解除する時には、シリンダ40に解錠キー41を差し込んだ後、解錠キー41をB方向に回転させる。解錠キー41をB方向に回転させることで、伝達部材61が回転軸40aを中心に回転し、伝達部材61の押圧片61bがスライド板58の被押圧片58hを上方向に押圧する。この押圧を受けてスライド板58がD方向にスライドする。上述したように、スライド板58の長孔58dの下端側に連結ロッド60の他端60bが位置しているので、スライド板58が移動すると、連結ロッド60の他端60bが長孔58dの下端側の内壁面に押圧され、連結ロッド60がH方向に移動する。一方、連結ロッド59の他端59bは、長孔58cの上端側に位置していることで、スライド板58のD方向のスライド時には連結ロッド59は移動しない。
スライド板58のD方向への移動に伴って連結ロッド60がH方向に移動すると、連結ロッド60の一端60aが枠用フック57の長孔57cの内壁面の上側部を押圧する。これにより、枠用フック57がカシメピン80を中心にF方向に回動し、枠用フック57と固定枠15に設けられた係合片81との係止が解除される。
スライド板58がD方向へとスライドする過程で、スライド板58の下端部に設けられた押圧片58iがフックレバー95の引掛け片101を上方向に押圧する。図12に示すように、押圧を受けてフックレバー95がカシメピン105を中心にS方向に回動する。フックレバー95がS方向に回動すると、フックレバー95の保持用ストッパ100cが、ロックレバー96の突出片110bの回動軌跡上から退避する。コイルバネ97がフックレバー95とロックレバー96とに組み付けられていることから、フックレバー95がS方向に回動すると、ロックレバー96がコイルバネ97の付勢を受けてカシメピン115を中心にT方向に回動する。
このロックレバー96のT方向への回動の際に、ロックレバー96の保持溝110cと、保持部材64の受入溝64dとの間の距離が係合ピン120の直径よりも小さくなっていくことから、係合ピン120が保持溝110cから外れていく。係合ピン120は固定枠15に保持されていることから、この過程でロックレバー96が係合ピン120の押圧を受け、本体部材11が固定部材15から押し出されていく。そして、ロックレバー96が保持部材64のストッパ64eに当接されると、ロックレバー96の回動が停止される。このロックレバー96の停止時にロックレバー96の突出片110bが受入用ストッパ100bに係止され、ロックレバー96が待機位置に保持される。これにより、本体部材11と固定枠15との施錠が解除され、本体部材11を回動軸Z1を中心にして回動させることができる。
前面扉12と本体部材11との施錠を解除する時には、シリンダ40に解錠キー41を差し込んだ後、解錠キー41を回転軸40aを中心にA方向に回転させる。解錠キー41をA方向に回転させることで、伝達部材61が回転し、伝達部材61の押圧片61aがスライド板58の被押圧片58hを下方向に押圧する。この押圧を受けてスライド板58がC方向にスライドする。スライド板58の長孔58cの上端側に連結ロッド59の他端59bが位置しているので、スライド板58がC方向に移動すると、連結ロッド59の他端59bが長孔58cの上端側の側面に押圧され、連結ロッド59がO方向に移動する。この移動によって、連結ロッド59の一端59aが扉用フック55の長孔55cの内壁面の下側部を押圧する。これにより、扉用フック55がM方向に回動し、扉用フック55と前面扉12に設けられた係合片72との係止が解除される。なお、連結ロッド60の他端60bは、スライド板58の長孔58dの下端側に位置していることから、スライド板58が移動しても、連結ロッド60が移動することがない。
スライド板58がC方向にスライドすると、スライド板58の押圧片58eが扉用フック56の爪部56bとは反対側の端部を押圧するので、扉用フック56がカシメピン74を中心にQ方向に回動し、扉用フック56と前面扉12に設けられた係合片75との係止が解除され、図示しない付勢手段によって前面扉12が押し出される。これにより、前面扉12と本体部材11との施錠が解除される。
このようなパチンコ機10が遊技場に設置されると、遊技場の開店とともに遊技者によって遊技が実行されることになるが、遊技者の中には、解錠キー41を用いずに、針金等の異物をパチンコ機10と遊技場の島とに発生する隙間や、パチンコ機自体に生じる隙間から挿入し、前面扉12と本体部材11との施錠を解除、又は本体部材11と固定枠15との施錠を解除しようとする遊技者がいる。
例えば、前面扉12と本体部材11との施錠を解錠しようとして扉用フック55に針金などの異物を引っ掛けてM方向に回動させたとしても、連結ロッド59の他端59bがスライド板58の長孔58cの上端側に位置していることから、扉用フック55を回動させたとしても、連結ロッド59の他端59bはスライド板58の長孔58cに沿って移動するだけで、スライド板58はスライドしない。スライド板58がスライドしないことで、扉用フック56と係合片75との係止は解除されないので、前面扉12と本体部材11との施錠は解除されない。同様にして、針金などの異物によって扉用フック56をQ方向に回動させても、スライド板58はスライドしないことから、扉用フック55と係合片72との係止は解除されない。これにより、不正に前面扉12を開放しようとする不正行為を防止することができる。
同様にして、本体部材11と固定枠15との施錠を解除しようとして枠用フック57に針金などを引っ掛け、F方向に回動させたとしても、連結ロッド60の他端60bは、スライド板58の長孔58dの下端側に位置していることから、枠用フック57を回動させたとしても、連結ロッド60の他端60bは長孔58dの内部を移動するだけで、スライド板58はスライドしない。スライド板58がスライドしないことで、係止機構63による係合ピン120の係止状態が解除されないので、本体部材11と固定枠15との施錠は解除されない。また、針金等を用いて係止機構63による係合ピン120の係止を解除しようとしても、係止機構63は保護カバー65によって被覆されていることから、係止機構63による係合ピン120の係止を解除することができない。仮に保護カバー65の内部に針金を挿入したとしても、フックレバー95を回動させない限りは係止機構63による係合ピン120の係止状態は解除されないので、本体部材11と固定枠15との施錠を不正に解除する不正行為を防止することができる。
図17に示すように、合成樹脂製の薄板、所謂セル板125を用いてスライド板58をスライドさせようとしても、保護カバー65によってスライド板58は被覆されていることで、針金やセル板をスライド板58に引っ掛けることができない。スライド板58は突出片58fのみが保護カバー65から露呈しているので、セル板125を突出片58fの上辺126に当接させた後、セル板125を下方にスライドさせると、セル板125は上辺126を滑ることでT方向に移動し、突出片58fの上辺126から逸脱する。また、セル板125を突出片58fの下辺に当接させた後、セル板125を上方にスライドさせると、セル板125は下辺127を滑ることでU方向に移動し、突出片58fの下辺127から逸脱する。これにより、セル板125によりスライド板58をスライドさせることができない。なお、針金の場合も同様であり、針金の先端を突出片58fに引っ掛けることができない。これにより、針金やセル板などを用いて施錠装置50による施錠を解除する不正行為を防止することができる。なお、突出片58fは、その周縁部に曲面加工を施し、また、突出片の表面にメッキ加工を施すことで、セル板等を用いて突出片を押圧した不正行為を抑止できる。
本実施形態では、本体部材と前面扉との施錠、及び本体部材と固定枠との施錠との両方の施錠を行う施錠装置について説明したが、本体部材と固定枠との施錠を行う施錠装置であってもよい。例えば本体部材と固定枠との施錠を行う施錠装置の場合には、本実施形態の枠用フック57、スライド板58、連結ロッド60、シリンダ40、伝達部材61、係止機構63,保持部材64及び保護カバー65を用いて施錠装置を構成すればよい。また、本体部材と前面扉との施錠を行う施錠装置の場合には、本実施形態の扉用フック55,56、スライド板58、連結ロッド59、シリンダ、伝達部材61、保持部材64及び保護カバー65を用いて施錠装置を構成すればよい。
本発明のパチンコ機の外観を示す斜視図である。 前面扉を開放したときのパチンコ機の構成を示す斜視図である。 本体部材を回動させたときの本体部材及び固定枠との構成を示す斜視図である。 施錠装置の構成を分解して示す斜視図である。 施錠装置の上端側の構成を分解して示す斜視図である。 スライド板の近傍の構成を分解して示す斜視図である。 スライド板の近傍の構成を分解して示す斜視図である。 施錠装置の下端部であって、保護カバーを取り外した状態を示す斜視図である。 本体部材を固定枠に向けて回動させたときに、施錠装置の枠用フックと固定枠の係合片とが当接した状態を示す正面図である。 施錠装置の枠用フックが固定枠の係合片に係止された状態を示す正面図である。 本体部材を固定枠に向けて回動させたときに、施錠装置の係止機構のロックレバーが係合ピンに当接した状態を示す正面図である。 係止機構に係合ピンが保持された状態を示す正面図である。 扉用フックと前面扉の係合片とが当接したときの施錠装置の上端部分の状態を示す正面図である。 前面扉の係合片に扉用フックが係止されたときの施錠装置の上端部分の状態を示す正面図である。 扉用フックと前面扉の係合片とが当接したときの施錠装置の中央部分の状態を示す正面図である。 前面扉の係合片に扉用フックが係止されたときの施錠装置の中央部分の状態を示す正面図である。 保護カバーによって被覆されたスライド板の突出片近傍の構成を示す正面図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
11 本体部材(遊技機本体)
12 前面扉(扉)
15 固定枠(固定部材)
40 シリンダ
41 解錠キー
50 施錠装置
55 扉用フック(扉用係止部材)
56 扉用フック
57 枠用フック(枠用係止部材)
58 スライド板(移動板)
58f 突出片
58g 挿通孔
59 連結ロッド(扉施錠用連結部材)
60 連結ロッド(枠施錠用連結部材)
63 係止機構
64 保持部材
65 保護カバー(カバー部材)
130 ワイヤー(解除部材)

Claims (6)

  1. 遊技場に設置する際に用いられる固定枠と、前記固定枠の幅方向の一端側が軸着された遊技機本体とを備え、前記遊技機本体の幅方向の他端側と前記固定枠とが施錠される遊技機において、
    前記固定枠と遊技機本体との施錠を解除する際の鍵が差し込まれるシリンダと、
    前記シリンダに差し込まれた鍵の操作によって移動する移動板と、
    前記移動板の移動の有無に関係なく前記移動板を覆うカバー部材と、
    前記移動板に設けられ、前記移動板の移動時に前記カバー部材から突出した状態が維持されるとともに、その突出方向に対して垂直となる方向における幅が先端に向けて狭くなるように形成された突出片と、
    前記突出片に設けられ、前記鍵の操作を行わずに前記施錠を解除する解除部材が取り付けられる取付部と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記固定枠に係止される枠用係止部材と、前記枠用係止部材と前記移動板とを連結する枠施錠用連結部材とを備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. パチンコ球が流下する遊技領域を備えた遊技機本体と、前記遊技領域を視認する窓部を有し、前記遊技機本体の幅方向の一端側に軸着される扉とを備え、前記遊技機本体の幅方向の他端側と扉とが施錠される遊技機において、
    前記遊技機本体と前記扉との施錠を解除する際の鍵が差し込まれるシリンダと、
    前記シリンダに差し込まれた鍵の操作によって移動する移動板と、
    前記移動板の移動の有無に関係なく前記移動板を覆うカバー部材と、
    前記移動板に設けられ、前記移動板の移動時に前記カバー部材から突出した状態が維持されるとともに、その突出方向に対して垂直となる方向における幅が先端に向けて狭くなるように形成された突出片と、
    前記突出片に設けられ、前記鍵の操作を行わずに前記施錠を解除する解除部材が取り付けられる取付部と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  4. 前記扉に係止される扉用係止部材と、前記扉用係止部材と前記移動板とを連結する扉施錠用連結部材とを備えていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 遊技場に設置する際に用いられる固定枠と、この固定枠の幅方向の一端側で軸着される遊技機本体と、前記遊技機本体の前面で、且つ前記遊技機本体が固定枠に軸着される一端側で軸着される扉とを備え、前記遊技機本体の幅方向の他端側において、前記遊技機本体と前記固定部材との施錠、及び前記扉と前記遊技機本体との施錠がそれぞれ行われる遊技機において、
    前記遊技機本体と固定部材との施錠、又は前記遊技機本体と前記扉との施錠の少なくともいずれか一方を解除する際の鍵が差し込まれるシリンダと、
    前記シリンダに差し込まれた鍵の操作によって移動する移動板と、
    前記移動板の移動の有無に関係なく前記移動板を覆うカバー部材と、
    前記移動板に設けられ、前記移動板の移動時に前記カバー部材から突出した状態が維持されるとともに、その突出方向に対して垂直となる方向における幅が先端に向けて狭くなるように形成された突出片と、
    前記突出片に設けられ、前記鍵の操作を行わずに前記遊技機本体と固定部材との施錠、又は前記本体部材と前記扉との施錠の少なくともいずれか一方を解除する解除部材が取り付けられる取付部と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  6. 前記扉に係止される扉用係止部材と、前記固定枠に係止される枠用係止部材と、前記移動板と扉用係止部材とを連結する扉施錠用連結部材と、前記移動板と枠用係止部材とを連結する枠施錠用連結部材とを備えていることを特徴とする請求項5記載の遊技機。
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