JP2009034325A - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダ錠の交換作業時等に、シリンダ錠を外した状態でも、簡単な工具を使用して、連結杆を動かし、鉤部材の係止を解除して、解錠することができるゲーム機の施錠装置を提供する。
【解決手段】基枠体1の内側に連結杆4が摺動可能に配設され、連結杆4の上部と下部に鉤部材5,6が連結される。基枠体1の取付板にシリンダ錠用の開口孔2bが形成され、開口孔2bの近傍における連結杆4の開口孔2b側に頭付係合ピン22が、カム板13の回動時、カム板とは接触しない位置に突設される。シリンダ錠14を外した状態で、開口孔2bを通して基枠体1の内側に差し込まれた工具を頭付係合ピン22に係合させて、連結杆4を解錠方向に摺動可能とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、スロットマシン、パチンコ機等のゲーム機の前面枠(前扉)を、本体枠(筐体)に対し施錠するゲーム機の施錠装置に関し、特に基枠体の上部と下部に鉤部材を傾動可能に枢支し、上下の鉤部材を連結する連結杆を基枠体に摺動可能に配設し、シリンダ錠の錠軸に固定したカム板の回動により連結杆を摺動させ、鉤部材を傾動させて解錠する施錠装置に関する。
従来、この種のゲーム機の施錠装置として、基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、基枠体の支持板の上部と下部に鉤部材が、連結杆に連結されて傾動可能に枢支され、基枠体の取付板の中間部に、シリンダ錠がその錠軸を取付板に設けた孔から内側に差し込むように固定され、錠軸の先端に連結杆と係合するカム板が取り付けられた構成の施錠装置が、下記特許文献1などで知られている。
この種の施錠装置では、連結杆と基枠体または他の部材との間に、連結杆つまり鉤部材を施錠方向に付勢するばね部材が装着され、鉤部材はフリーの状態で、そのばね部材のばね力により施錠側に付勢され、施錠姿勢を保持している。一方、本体枠側には、鉤部材が係止される受け金具が取り付けられ、前面枠を閉じた際、鉤部材の傾斜面が受け金具に当たり、その閉鎖力によって鉤部材がばね部材のばね力に抗して一旦解錠側に傾動し、鉤部材の凹部が受け金具の係止部に係合したとき、ばね力により鉤部材が施錠姿勢に戻り、施錠状態となる。
実開昭60−2585号公報
ところで、この種の施錠装置は、ゲーム機に取り付けられて使用を開始した後、その基枠体からシリンダ錠とカム板を取り外し、それらの部材を交換する場合がある。このようなシリンダ錠とカム板の交換時、作業者がシリンダ錠とカム板を基枠体から取り外した状態で、誤ってそのゲーム機の前扉を閉じた場合、施錠装置の鉤部材が本体枠側の受け金具に係止され、施錠状態となる。
然るに、施錠装置を取り付けた前扉を一旦閉じて、シリンダ錠とカム板を外した施錠装置が施錠状態となった場合、シリンダ錠とカム板が基枠体から外されているため、鉤部材を解錠方向に傾動させることができず、ゲーム機の前扉の解錠が不可能となり、シリンダ錠とカム板の交換作業ができなくなるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、シリンダ錠の交換作業時等に、シリンダ錠を外した状態でも、簡単な工具を使用して、連結杆を動かし、鉤部材の係止を解除して、解錠することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のゲーム機の施錠装置は、取付板と支持板とを有する基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支され、連結杆の上端と下端が上下の鉤部材に連結され、取付板の一部にシリンダ錠用の開口孔が穿設され、シリンダ錠が該開口孔からその錠軸を基枠体の内側に挿入して該取付板に交換可能に取り付けられ、該錠軸の先端にカム板が連結杆に係合可能に取り付けられたゲーム機の施錠装置において、該開口孔の近傍における該連結杆の該開口孔側に係合部が、前記カム板の回動時、該カム板とは接触しない位置に突設され、該シリンダ錠を外した状態で、該開口孔を通して基枠体の内側に差し込まれた工具を該係合部に係合させて、該連結杆を解錠方向に摺動可能としたことを特徴とする。
ここで、上記係合部として、リベット状の頭付係合ピンが使用され、該頭付係合ピンの先端を前記連結杆の側面に穿設した孔にかしめ固定して取り付けることができる。
このような構成の施錠装置は、ゲーム機に取り付けられて使用されたとき、その基枠体からシリンダ錠とカム板を取り外し、シリンダ錠とカム板を交換する場合がある。このようなシリンダ錠とカム板の交換時、作業者がシリンダ錠とカム板を基枠体から取り外した状態で、誤ってそのゲーム機の前面枠(前扉)を閉じた場合、施錠装置の鉤部材が本体枠側の受け金具に係止され、施錠状態となってしまう。
このようなシリンダ錠のない状態で施錠状態となったとき、作業者は、シリンダ錠取付用に前面枠に形成した開口孔を通して、ねじ回しなどの工具を差し込み、工具の先端を施錠装置の基枠体の開口孔に挿入し、連結杆に突設された頭付係合ピンに、工具の先端を係合させる。この状態で、工具の先端を解錠方向(例えば上昇させる方向)に力を加え、連結杆を移動させる。これにより、鉤部材は解錠方向に傾動し、誤って施錠状態となった施錠装置を解錠状態に戻すことができる。ねじ回しなどの工具の先端を係合部に係合させる作業は、目視できない施錠装置の内部で行うことになるが、係合部として頭付係合ピンを使用すれば、頭付係合ピンは工具の先端を比較的容易に係合させることができるため、目視できない状態でも、工具の操作によって連結杆を解錠方向に移動させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はゲーム機用施錠装置の右側面図を示し、図2はその背面図を、図5はその分解側面図を示している。この施錠装置は、金属板をプレス加工して略チャンネル材に形成された縦長の基枠体1を備え、基枠体1は略直角に曲折された取付板2と支持板3を有し、取付板2にはシリンダ錠14の取付用の開口孔2b、複数の固定孔などが穿設されている。
取付板2に対し略直角に曲折された支持板3の上部と下部近傍に幅広部が形成され、その部分に、フック状に形成された鉤部材5、6が枢軸7、8により回動可能に軸支されている。鉛直状態とした支持板3に対し、上下の鉤部材5,6は、各々略水平横方向に突出した状態で停止し、且つその状態から下側に回動(傾動)可能に、枢軸6、7によって枢支されている。さらに、基枠体1の支持板3の内側に沿って帯状の連結杆4が摺動可能に配設され、上下の鉤部材5、6の末端部に連結軸9、10を介して連結杆4の上端と下端が連結され、連結杆4が上方に摺動することにより、鉤部材5、6は下側の解錠位置に傾動する。
一方、図5に示すように、鉤部材5,6を枢支した支持板3の幅広部には、鉤部材5,6の凹部に対応した背後位置に当接支持部3aが設けられ、前面枠31が本体枠30に対し閉じられ、鉤部材5,6が本体枠側の受け金具32,33に係止した状態で、その当接支持部3aが受け金具32,33に当接可能とされ、不正行為によって前面枠31が上方に持ち上げられ、不正解錠される不具合を防止している。
取付板2の上部と中間部と下部寄りに、山形のガイド支持部2aが連結杆4をガイドするように、取付板を内側に切り起して形成されている。連結杆4はそのガイド支持部2aと支持板3間に配設され、ガイド支持部2aと支持板3により上下摺動可能にガイドされる。また、図5のように、連結杆4の一部に長孔4bが穿設され、その長孔4bにガイドピン12が挿通されて支持板3に固定され、連結杆4はガイドピン12により長手方向に摺動可能にガイドされる。また、連結杆4の中間部には、後述のカム板13の係合凸部13aに係合可能な係合部4cが形成されている。
さらに、図7に示すように、連結杆4の上部近傍には、シリンダ錠の解錠操作時に、鉤部材5,6を傾動状態に保持するために、傾動保持部材16が取り付けられている。この連結杆4の上部には開口部4aが形成され、その開口部4aから係合部16bを突出させる形態で、傾動保持部材16が枢軸16cにより揺動可能に且つ連結杆4を施錠状態で基枠体1に対し係止するように、連結杆4の一部に枢支されている。
傾動保持部材16は略C字形に形成され、その先端に当接片16aが後述の本体枠側の当接部34と当接可能に設けられ、その末端には係合部16bが基枠体1の取付板2上に立設した係止部11(図5,6)と係合可能に形成されている。この傾動保持部材16には弱いばね力のコイルばね17がその係合部16bを係止部11に係止させる方向に回動させるように、連結杆4との間に装着されている。つまり、シリンダ錠14を解錠方向に回し、カム板13を介して連結杆4を上方に移動させ、鉤部材5,6を解錠状態に傾動させたとき、コイルばね17のばね力によって傾動保持部材16を係止側に回動させ、その位置の連結杆4を基枠体に対しロックして鉤部材5,6の解錠姿勢を保持するように、傾動保持部材16は連結杆4に取り付けられている。
さらに、取付板2の中間部には、シリンダ錠14を取り付けるための幅広部が形成され、その幅広部に円形の開口孔2b(図6)が穿設される。その開口孔2bにシリンダ錠14が背面側から挿入され、そのフランジ部14bを取付板2の内側にねじ止めして、シリンダ錠14がその錠軸14aを基枠体1の内側に挿入した状態で、取付板2上に取り付けられる。錠軸14a先端にはカム板13が固定される。
さらに、図5,6に示すように、支持板3と連結杆4との間に、スイッチ作動杆15が摺動可能に配設される。また、このスイッチ作動杆15は、シリンダ錠14によりその錠軸14aに固定されたカム板13を左に回したとき、その係合凸部13bに係合して下側に摺動し、作動スイッチ21をオンオフ操作するように構成される。作動スイッチ21は図2に示すように、取付板2の一部左側に延設した箇所に取り付けられる。連結杆4とスイッチ作動杆15の間にコイルばね19が掛けられ、このコイルばね19のばね力によって連結杆4は下側に付勢され、スイッチ作動杆15は上側に付勢されている。
シリンダ錠14は長尺のシリンダ部を有すると共に、基部にフランジ部14bを設けて形成され、その錠軸14aの先端が基枠体1の内側に突出しそこにカム板13が固定される。図4等に示すように、カム板13には係合凸部13aと13bが設けられ、連結杆4の対応箇所には、係合凸部13aと係合可能な係合部4cが設けられ、スイッチ作動杆15にも係合凸部13bと係合可能な係合凹部が設けられる。カム板13の係合凸部13aはシリンダ錠14のキーを右に回した時、連結杆4と係合して連結杆4を上方に移動させ、カム板13の係合凸部13bはキーを左に回した時、スイッチ作動杆15と係合してこれを下方に摺動させる。
連結杆4におけるカム板13近傍(係合部4cの少し背面側)に、シリンダ錠14とカム板13の交換時の緊急時に使用される、頭付係合ピン22が、図4、10のように、連結杆4のカム板側(開口孔2b側)の面に突設されている。この頭付係合ピン22は、上記工具用の係合部となるもので、シリンダ錠14とカム板13の交換時に、シリンダ錠14とカム板13を外した状態で、誤って前扉を閉じて施錠装置が施錠状態になったとき、緊急手段として、ねじ回しなどの工具で解錠操作ができるようにしたものである。このリベット状の頭付係合ピン22は、連結杆4のカム板側の側面に、開口孔2b側に向けて突設され、ねじ回しなどの工具の先端部を係合可能としている。
また、頭付係合ピン22は、シリンダ錠14によるカム板13の回動時に、カム板13とは接触しない位置に配置するように、係合部4cの背面側に偏倚して突設している。さらに、頭付係合ピン22は、連結杆4の移動時に他の部材と接触しない位置に突設している。
なお、図4に示すように、頭付係合ピン22の真下の連結杆4における内側面には、施錠状態においてカム板13の係合凸部13aに当接して連結杆4の解錠側への移動を阻止する移動ストッパ23が固定される。この移動ストッパ23は、施錠状態の連結杆4が不正工具により上側に動かされた際、カム板13の係合凸部13aに当たって連結杆4の解錠方向への移動を阻止する。また、この移動ストッパ23は、その中間部に設けたねじ孔に固定ねじをねじ込んで、既存の連結杆4であっても、外付け部材として移動ストッパ23を取り付け、不正解錠ができないようにすることができる。
図4のように、スイッチ作動杆15の下端部に対向した位置に、非接触式の作動スイッチ21が取付板2上に取り付けられ、シリンダ錠14を左に回し、スイッチ作動杆15が下に移動したとき、その端部を検知してリセット信号などの信号を出力する。支持板3の下部の幅広部には、合成樹脂製のローラ18が回転自在に軸支される。このローラ18は、前面枠の閉鎖時に本体枠側のローラ受け35上を転動して前面枠を支持するように設けられる。
このように構成された施錠装置は、図8に示すように、ゲーム機例えばスロットマシンの前面枠31(前扉)の内側に基枠体1の取付板2を縦に固定して装着され、ゲーム機の本体枠(キャビネット)30側の対応位置に、受け金具32、33が鉤部材5,6に係止可能に取り付けられる。さらに、傾動保持部材16に対応した位置には、当接部34が設けられ、受け金具33の下側にローラ受け35が設けられる。
前面枠31を本体枠30に対し閉じる際には、図9のように、先ず、キーによりシリンダ錠14の錠軸を回して、上下の鉤部材5、6を傾動状態とする。所定のキーをシリンダ錠14に挿入し、それを右に回すと、錠軸14a、カム板13が同方向に回動し、カム板13の係合凸部13aとの係合により連結杆4がコイルばね19の付勢力に抗して上方に移動し、これにより、上下の鉤部材5、6が下側に傾動した状態となる。
このとき、連結杆4と共に傾動保持部材16が上に移動するが、コイルばね17の弱いばね力によって傾動保持部材16は図1の時計方向に付勢されており、鉤部材5,6の傾動時には、同方向に僅かに回動して、傾動保持部材16の下端の係合部16bが基枠体1側の係止部11に係合し、これによって、連結杆4は、図9のように上下の鉤部材5、6を傾動させた状態でロックされ静止する。
この状態で、前面枠31を本体枠30に対し閉じると、傾動保持部材16の先端の当接片16aが本体枠側の当接部34に当たり、傾動保持部材16が図9の反時計方向に僅かに回動する。これにより、傾動保持部材16の係合部16bと基枠体側の係止部11との係合が外れ、連結杆4はコイルばね19の付勢力により下側に移動する。これに伴い、上下の鉤部材5,6は、施錠側に回動して、図8に示すように受け金具32、33に係止され、施錠状態となる。
一方、前面枠31を開くために、所定のキーをシリンダ錠14に挿入し、それを右に回すと、錠軸、カム板13が同方向に回動し、カム板13の係合凸部13aとの係合により連結杆4がコイルばね19の付勢力に抗して上方に移動し、これにより、上下の鉤部材5、6が下側に傾動して、本体枠30側の受け金具32、33との係合を外し、解錠状態となる。
解錠状態となると、図9のように、前面枠31が開放されるため、傾動保持部材16の先端の当接片16aを押していた本体枠側の当接部34が離れる。これにより、傾動保持部材16は図9の時計方向に僅かに回動し、傾動保持部材16の係合部16bが基枠体側の係止部11に係合して、連結杆4がその上方位置で係止され、図9のように、上下の鉤部材5,6は傾動姿勢を保持され、解錠状態が保持される。
そして、前面枠31を閉じて再び施錠する場合、連結杆4は、上記のように上下の鉤部材5、6を傾動させた状態で、傾動保持部材16の作動によりロックされ静止しているから、前面枠31をそのまま閉じれば、上述の如く、傾動保持部材16の先端の当接片16aが本体枠側の当接部34に当たり、傾動保持部材16が回動して、傾動保持部材16の係合部16bと基枠体側の係止部11との係合が外れる。したがって、連結杆4はコイルばね19の付勢力により下側に移動して、上下の鉤部材5,6が施錠側に回動して、図8のように受け金具32、33に係止され、施錠状態となる。
一方、遊技場において、各種の目的のために、基枠体1からシリンダ錠14とカム板13を取り外し、それらの部材を交換する場合、前面枠31を開放して、先ず、基枠体1の取付板2からシリンダ錠14をカム板13と共に取り外す。このシリンダ錠14とカム板13を基枠体1から取り外した状態で、誤ってそのゲーム機の前面枠31を閉じた場合、施錠装置の鉤部材5,6が本体枠30側の受け金具32,33に係止され、施錠状態となってしまう。このような場合、シリンダ錠14が取り外されており、また、解錠動作する連結杆4は施錠装置の基枠体1の内側に隠れているために、目視できないこともあって、通常は、簡単に解錠することは難しい。
しかし、この施錠装置の連結杆4におけるカム板13の近傍側、つまり連結杆4のカム板13側(開口孔2b側)の近傍に、頭付係合ピン22が突設されているため、図10に示すように、シリンダ錠取付用に前面枠31に形成した孔から基枠体1の開口孔2bを通して、ねじ回しなどの工具を基枠体1の内側に差し込む。そして、工具の先端を、連結杆4に突設された頭付係合ピン22に、係合させる。この状態で、工具の先端を上昇させるように力を加え、工具を使って連結杆4を持ち上げる。
これにより、連結杆4の上部と下部に連結された鉤部材5,6は、解錠方向に傾動して、受け金具32,33との係合が外れ、誤って施錠状態となった施錠装置を解錠状態に戻し、前面枠31を開くことができる。また、このときの、ねじ回しなどの工具の先端を係合させる作業は、目視できない施錠装置の内部で行うことになるが、頭付係合ピン22は工具の先端を比較的容易に係合させることができるため、目視できない状態でも、工具の操作によって連結杆4を解錠方向に移動させることができる。
なお、上記実施形態では、リベット状の頭付係合ピン22を連結杆4の側面に固定したが、連結杆4におけるカム板13の近傍位置の一部を切り起して係合部を側面に突設することもできる。この場合も上記と同様に、カム板13とは接触しない位置に突設する必要がある。
本発明の一実施形態を示す施錠装置の右側面図である。 同施錠装置の背面図である。 同装置のシリンダ錠近傍の部分拡大右側面図である。 同装置のシリンダ錠近傍の部分拡大背面図である。 同装置の分解右側面図である。 同装置の分解背面図である。 連結杆と傾動保持部材の拡大右側面図である。 使用状態を示す施錠状態右側面図である。 使用状態を示す解錠状態右側面図である。 シリンダ錠のない状態で、工具を使用して解錠する際の部分斜視図である。
符号の説明
1 基枠体
2 取付板
2b 開口孔
3 支持板
4 連結杆
4c 係合部
5 鉤部材
6 枢軸
7 枢軸
11 係止部
13 カム板
14 シリンダ錠
14a 錠軸
14b フランジ部
22 頭付係合ピン

Claims (2)

  1. 取付板と支持板とを有する基枠体の内側に連結杆が摺動可能に配設され、支持板の上部と下部に鉤部材が傾動可能に枢支され、連結杆の上端と下端が上下の鉤部材に連結され、取付板の一部にシリンダ錠用の開口孔が穿設され、シリンダ錠が該開口孔からその錠軸を基枠体の内側に挿入して該取付板に交換可能に取り付けられ、該錠軸の先端にカム板が連結杆に係合可能に取り付けられたゲーム機の施錠装置において、
    該開口孔の近傍における該連結杆の該開口孔側に係合部が、前記カム板の回動時、該カム板とは接触しない位置に突設され、該シリンダ錠を外した状態で、該開口孔を通して基枠体の内側に差し込まれた工具を該係合部に係合させて、該連結杆を解錠方向に摺動可能としたことを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 前記係合部として、リベット状の頭付係合ピンが使用され、該頭付係合ピンの先端を前記連結杆の側面に穿設した孔にかしめ固定して取り付けたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
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