JP5798597B2 - 遊技機の傾斜部材 - Google Patents

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本発明は、遊技球導入口から導入された遊技球を流下させる遊技領域を備えた遊技機における傾斜部材に関する。
従来、遊技機のセンターケースにおいて、取付ベースのベース面から前方に延出するベース壁材を設け、その内部に装飾部材を設けた遊技機がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−251号公報
しかしながら、ベース壁材の内部に装飾部材を設けているため、装飾性の面において制約があった。この制約を解決するため、取付ベースの前面に装飾部材を設けると、発射球の衝突により装飾部材が壊れるという問題があった。
本発明の目的は、遊技領域の上方一側方の遊技球導入口から導入された遊技球により遊技を行う遊技機において、遊技球の衝突に対する十分な強度を担保したままセンターケースの装飾性を向上することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、遊技球導入口から導入された遊技球を流下させる遊技領域に前面側が開口した凹室を形成するセンターケースを備えた遊技機において、
前記センターケースの上部に設けられ遊技球の流下を補助する傾斜面を構成する傾斜部材であって、
前記凹室の上部に前方に突出するように設けられ、当該凹室内に遊技球が流入することを規制する規制部を備え、
前記規制部は、少なくとも奥側に位置する第1部材と、前記第1部材の前面側と前記センターケースの前面側とを装飾する装飾部材であって前記第1部材と当接する当接部を備えた第2部材とから構成され、
前記遊技領域の一側寄りに設けられる第1規制部と、
前記第1規制部よりも前記遊技領域の他側寄りに設けられ、前記第1規制部よりも上面が高い位置に配置される第2規制部と、
前記第1規制部と前記第2規制部との間に設けられ、前記遊技領域の一側上部から導入された遊技球の進路を遮ることが可能な第3規制部と、を備え、
前記第3規制部は、前記遊技球導入口から導入された遊技球が衝突する衝突部が前記第1部材となるとともに、前記当接部が前記第1部材と当接した状態では前記衝突部以外が前記第2部材となるように構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、遊技球が衝突する必要な部分にだけ衝突部を配するようにしたので、その他の部分には装飾部材を配設可能となる。よって、装飾部材の配設位置の自由度が高まり、装飾性を向上することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記衝突部の延出幅は奥側から少なくとも遊技球の半径以上の幅にて構成されていることを特徴とする。これにより、この部分に衝突する遊技球は、装飾部材ではなく衝突部に衝突するようになる。
本発明によれば、遊技球の衝突に対する十分な強度を担保したまま装飾性を向上することができるという効果がある。
本発明を適用した一実施の形態の構成を示す遊技機の正面図である。 遊技盤の正面図であって、可動演出部材が第2状態となっている図である。 遊技機の制御系の一部を示すブロック図である。 センターケースの前面側から見た斜視図である。 センターケースの前面側から見た分解斜視図である。 (a)センターケースの側面図、(b)(a)に示すA−A断面を示す図である。 図6(b)の衝突部が設けられた部分の拡大図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1から図5を用いて説明を行う。
図1に示すように、本実施形態の遊技機100は、矩形枠状に構成された機枠110を備え、機枠110の前面側には、該機枠110に対して前方向へ扉状に回動可能に矩形枠状の前面枠120が軸着されている。
前面枠120は、当該前面枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる前面枠本体130と、当該前面枠本体130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠140と、前面枠本体130の前面のクリア部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作ユニット150と、を有する。
前面枠本体130は、矩形枠状の機枠110の前面側をちょうど覆うような概略矩形板状に構成されるとともに、その中央から上端部に渡る部分に、図2に示すような遊技盤1を嵌め込んで収容するための方形状の開口部が形成されている。そして、前面枠本体130に収容された遊技盤1の前面が前面枠本体130の開口部から前側に臨むようになっている。すなわち遊技盤1は、前面枠本体130に嵌め込まれることで前面枠120に取り付けられている。
また、前面枠本体130の遊技盤1が嵌め込まれた開口部、すなわち、前面枠本体130の中央より少し下側から上端部にわたる部分には、前面枠本体130の前側を覆うクリア部材保持枠140が配置されており、遊技盤1の前面とクリア部材保持枠140に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板141との間で、遊技盤1の前面に設けられたガイドレール2に囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する遊技領域1aとされている。
また、クリア部材保持枠140の一方の側部(遊技機100の前面側から見て左側の側部)は、前面枠本体130の一方の側部に回動可能に軸支されて、扉状に開閉自在とされ、クリア部材保持枠140を開くことにより、遊技盤1の前面側の遊技領域1aの前側を開放可能となっている。クリア部材保持枠140には、前面枠本体130の開口部をほぼ閉塞するように、該開口部に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板141が固定されている。そして、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板141を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域1aの部分が視認可能となっている。また、クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板141が固定されて遊技領域1aを視認可能とする部分の周囲には、枠装飾装置としての装飾ランプ・LED144、音声を出力するスピーカ145,145などが設けられている。
また、前面枠本体130に軸着されたクリア部材保持枠140の開放端側となる前面側から見て右側の端部の前面には、施錠装置の一部をなす鍵穴143が形成されている。この鍵穴143は、前面枠本体130の施錠装置の一部であるとともに、クリア部材保持枠140の施錠装置の一部でもあって、鍵穴143に鍵を入れて一方(例えば左回り)に回すと前面枠本体130の施錠が解除され、他方(例えば右回り)に回すとクリア部材保持枠140の施錠が解除されるようになっている。
また、前面枠本体130の前面側のクリア部材保持枠140の下側には、発射操作ユニット150が取り付けられている。発射操作ユニット150は、左右側部のうちの一側部となる左側部を前面枠本体130に軸着されて、左右方向に回動して開閉自在な開閉パネル151とその下の下部パネル152とからなる。開閉パネル151は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置52(図3に図示)に遊技球を送る上皿153を有している。この上皿153の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン(図示略)が設けられている。また、開閉パネル151の下側の下部パネル152には、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154及び灰皿155と、遊技領域1aに向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該遊技領域1aに遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル156、音声を出力するスピーカ157などが設けられている。
遊技盤1は、図2に示すように、各種部材の取付ベースとなる平板状の遊技盤本体1b(木製もしくは合成樹脂製)を備え、該遊技盤本体1bの前面に、ガイドレール2で囲まれた遊技領域1aを有している。また、遊技盤本体1bの前面であってガイドレール2の外側には、前面構成部材3,3,…が取り付けられている。そして、このガイドレール2で囲まれた遊技領域1a内に発射装置52から遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。発射装置52から発射された遊技球は、遊技領域1aの前面側から見た左側に配されたガイドレール2の内周に沿って形成された遊技球導入路15を上方へ移動し、その上端の遊技球導入口15aから遊技領域1a内に導入される。
遊技領域1a内には、普通図柄始動ゲート4と、普通図柄変動表示ゲームの未処理回数を表示する普通図柄記憶表示器6(図3に図示)、普通図柄の変動表示ゲームを表示する普通図柄表示器5(図3に図示)が設けられている。また、遊技領域1a内には、第1始動入賞口13(入賞装置)と、第2始動入賞口をなす普通変動入賞装置7(入賞装置)と、補助遊技としての特別図柄変動表示ゲームの未処理回数を点灯表示する特別図柄記憶表示器8、特別図柄変動表示ゲームを表示する特別図柄表示器9(図3に図示)が設けられている。
さらに遊技領域1aには、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aを有し、補助遊技としての特別図柄変動表示ゲームの結果如何によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換する特別変動入賞装置10、入賞口などに入賞しなかった遊技球を回収するアウト穴11が設けられている。この他、遊技領域1aには、一般入賞口12,12,…、打球方向変換部材としての風車14、多数の障害釘(図示略)などが配設されている。
普通図柄始動ゲート4内には、該普通図柄始動ゲート4を通過した遊技球を検出するための普図始動センサ4a(図3に図示)が設けられている。そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が普通図柄始動ゲート4内を通過すると、普通図柄変動表示ゲームが行われる。また、普通図柄変動表示ゲームを開始できない状態、例えば、既に普通図柄変動表示ゲームが行われ、その普通図柄変動表示ゲームが終了していない状態や、普通図柄変動表示ゲームが当って普通変動入賞装置7が開状態に変換されている場合に、普通図柄始動ゲート4を遊技球が通過すると、普通図柄始動記憶数の上限数未満でならば、普通図柄始動記憶数が1加算されて普通図柄始動記憶が1つ記憶されることとなる。なお、普通図柄変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える普通図柄記憶表示器6にて表示されるようになっており、始動記憶が1つ記憶されるのに対応してLEDを1つ点灯し、始動記憶が1つ減算されるのに対応してLEDを1つ消灯するようになっている。
普通図柄変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた7セグからなる普通図柄表示器5で実行されるようになっている。なお、画像表示装置41の表示領域の一部で普図変動表示ゲームを表示するようにしても良く、この場合は識別図柄として、例えば、数字、記号、キャラクタ図柄などを用い、これを所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようにする。この普通図柄変動表示ゲームの停止表示が特別の結果態様となれば、普通図柄の当りとなって、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aが所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放される。これにより、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞しやすくなり、特別図柄の変動表示ゲームの始動が容易となる。
普通変動入賞装置7は左右一対の開閉部材7a,7aを具備し、第1始動入賞口13の下部に配設され、この開閉部材7a,7aは、常時は遊技球の直径程度の間隔をおいた閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普通図柄変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合には、駆動装置としてのソレノイド(普電開閉SOL7b、図3に図示)によって、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置7に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化させられるようになっている。この普通変動入賞装置7と第1始動入賞口13は、特別図柄変動表示ゲームの始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置7と第1始動入賞口13の内部(入賞領域)に備えられた特図始動センサ7d(図3に図示)によって遊技球を検出することに基づき、補助遊技としての特別図柄変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。
この特別図柄変動表示ゲームを開始する始動権利は、所定の上限数(例えば4)の範囲内で始動記憶(特別図柄始動記憶)として記憶される。従って、特別図柄変動表示ゲームが開始可能な状態で、且つ、始動記憶数が0の状態で、普通変動入賞装置7もしくは第1始動入賞口13に遊技球が入賞すると、始動権利の発生に伴って始動記憶が記憶されて、始動記憶数が1加算されるととともに、直ちに始動記憶に基づいて、特別図柄変動表示ゲームが開始され、この際に始動記憶数が1減算される。
一方、特別図柄変動表示ゲームが直ちに開始できない状態、例えば、既に特別図柄変動表示ゲームが行われ、その特別図柄変動表示ゲームが終了していない状態や、特別遊技状態となっている場合に、普通変動入賞装置7もしくは第1始動入賞口13に遊技球が入賞すると、始動記憶数が上限数未満ならば、始動記憶数が1加算されて始動記憶が1つ記憶されることになる。そして、始動記憶数が1以上となった状態で、特別図柄変動表示ゲームが開始可能な状態(前回の特別図柄変動表示ゲームの終了もしくは特別遊技状態の終了)となると、始動記憶数が1減算されるとともに、記憶された始動記憶に基づいて特別図柄変動表示ゲームが開始される。なお、特別図柄変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える特別図柄記憶表示器8にて表示されるようになっており、始動記憶が1つ記憶されるのに対応してLEDを1つ点灯し、始動記憶が1つ減算されるのに対応してLEDを1つ消灯するようになっている。
補助遊技としての特別図柄(特図、識別情報)変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた7セグからなる特別図柄表示器9(図3に図示)で実行されるようになっており、複数の識別情報を変動表示したのち、所定の結果態様を停止表示することで行われる。また、画像表示装置41にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特別図柄変動表示ゲームに対応した表示ゲームが実行されるようになっている。そして、この特別図柄変動表示ゲームの結果として、特別図柄表示器9の表示態様が特別結果態様(たとえば「7」)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。また、これに対応して画像表示装置41の表示態様も特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となる。なお、遊技機に特別図柄表示器9を備えずに、画像表示装置41のみで特別図柄変動表示ゲームを実行するようにしても良い。
また、遊技領域1aの略中央には、特別図柄変動表示ゲームの表示領域となる窓部22を形成するセンターケース20が取り付けられている。このセンターケース20に形成された窓部22の後方には、画像表示装置41が配されるようになっている。この画像表示装置41は、例えば、液晶ディスプレイを備え、表示内容が変化可能な表示部42がセンターケース20の窓部22を介して遊技盤1の前面側から視認可能となるように配されている。なお、画像表示装置41は、液晶ディスプレイを備えるものに限らず、EL、CRT等のディスプレイを備えるものであっても良い。
変動入賞装置としての特別変動入賞装置10は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aによって開閉される大入賞口を備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせる。なお、開閉扉10aは、例えば、駆動装置としてのソレノイド(大入賞口開閉SOL10b、図3に図示)により駆動される。また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出する入賞球検出手段としてのカウントセンサ10c(図3に図示)が配設されている。
また、遊技領域1aに設けられた各一般入賞口12には、一般入賞口12に入った遊技球を検出するための一般入賞口センサ12a(図3に図示)が配設されている。そして、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口12,12,…、普通変動入賞装置7、第1始動入賞口13、特別変動入賞装置10等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球が排出装置51によって排出される(払い出される)ようになっている。
また、図3に示すように、遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御する遊技制御装置30、この遊技制御装置30の制御下で各種の演出に関する制御を行うサブ制御装置としての演出制御装置40、排出装置51による賞球または貸球の払い出しの制御と、発射装置52による遊技球の発射の制御を行うサブ制御装置としての排出発射制御装置50、電力を供給する電源供給装置60を備えている。
遊技制御装置30は、CPU31a、RAM31b、ROM31c等を有する遊技用マイクロコンピュータ31を備えるとともに、入出力インタフェース(入出力I/F)33、各種処理の同期やタイマ等のためのパルス信号を出力するクロック(CLK)32(発振器)等により構成されている。
CPU31aは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特別図柄変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値などの各種乱数値なども生成している。RAM31bは、普通変動入賞装置7に設けられた特図始動センサ7dのオン信号などを記憶する記憶領域や、前記各種乱数値の記憶領域、並びに、CPU31aの作業領域等を備えている。ROM31cには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、上述の各種乱数値に対応して、特別図柄変動表示ゲームの大当り発生を判定するための、特別図柄変動表示ゲームの大当り判定値、変動パターン(リーチアクションの種類)の判定値などが記憶されている。
また、入出力インタフェース33には、ローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、特図始動センサ7d、普図始動センサ4a、一般入賞口センサ12a,12a,…、カウントセンサ10c、などが接続されている。そして、入出力インタフェース33は、これらから入力された各種信号を中継し、CPU31aに対し出力する。さらに、入出力インタフェース33には、CPU30bから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該入出力インタフェース33により中継されて、図示しない出力ポート及びドライバを介して、特別図柄表示器9、特別図柄記憶表示器8、普通図柄表示器5、普通図柄記憶表示器6、大入賞口開閉SOL10b、普電開閉SOL7b、遊技機外部の管理装置などと接続する外部出力端子16、演出制御装置40、排出発射制御装置50に出力される。
サブ制御装置としての演出制御装置40は、演算処理用CPU、ROM、RAM等を備え、遊技制御装置30から受信した演出制御データに基づいて(遊技制御装置30の制御の下に)遊技機の制御を行うものである。演出制御装置40が制御を行うものとしては、例えば、枠装飾装置としての装飾ランプ・LED144の点灯、点滅や、スピーカ145,157から出力される効果音、並びに、可動演出装置200の動作がある。また、演出制御装置40は画像表示装置41における表示の制御も行う。すなわち、演出制御装置40が表示制御手段をなす。
サブ制御装置としての排出発射制御装置50は、演算処理用CPU、ROM、RAM等を備え、遊技制御装置30からの賞球制御指令(賞球数データの受信)や、球貸機(図示略)からの球貸制御指令に基づいて、排出装置51に所定数の遊技球(賞球、貸球)を排出させる制御を行う。また、発射装置52による遊技球の発射制御を行ようになっており、排出発射制御装置50には、遊技者が操作ハンドル156に触れることで、操作ハンドル156に設けられたタッチセンサ54からの信号が入力されるようになっている。また、遊技者が操作ハンドル156に設けられた発射停止スイッチ53を操作することで、該発射停止スイッチ53からの入力信号がタッチセンサ54からの入力信号と併せて入力されるようになっている。
また、遊技制御装置30には、電源供給装置60から電力が供給されており、その他の装置にも電源供給装置60から電力が供給されるようになっている。さらに、電源供給装置60には、停電時等の外部からの電力の供給が途絶えた場合でも電力を供給可能とするためのバックアップ電源61が備えられ、停電時等に各制御装置の揮発性メモリに保存されたデータの消失を防止するようになっている。
これらの制御回路においては、例えば以下のような制御が行われる。
遊技制御装置30のCPU31aでは、普通図柄始動ゲート4に備えられた普図始動センサ4aからの遊技球の検出信号の入力に基づき、普通図柄の当たり判定用乱数値を抽出してROM31cに記憶されている判定値と比較し、普通図柄変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。そして、普通図柄表示器5に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する普通図柄変動表示ゲームを表示する処理を行う。この普通図柄変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、普通図柄表示器5に特別の結果態様を表示するとともに、普電開閉SOL7bを動作させ、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aを所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放する制御を行う。なお、普通図柄変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、普通図柄表示器5にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、普通変動入賞装置7に備えられた特図始動センサ7dからの遊技球の検出信号の入力に基づき、特別図柄の大当たり判定用乱数値を抽出してROM31cに記憶されている判定値と比較し、特別図柄変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。また、この他に変動パターンの判定を行う処理などを行い、これらの結果を含む制御信号(演出制御データ)を、演出制御装置40に出力する。そして、特別図柄表示器9に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する特別図柄変動表示ゲームを表示する処理を行う。また、演出制御装置40では、遊技制御装置30からの制御信号に基づき、画像表示装置41で特別図柄変動表示ゲームに対応した表示ゲームを表示する処理や、スピーカ145,157からの音の出力、枠装飾装置としての装飾ランプ、LED144を制御する処理、可動演出装置200を動作する処理を行う。
そして、遊技制御装置30のCPU31aは、特別図柄変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、特別図柄表示器9に特別の結果態様を表示するとともに、特別遊技状態を発生させる処理を行う。この特別遊技状態を発生させる処理においては、例えば、大入賞口開閉SOL10bにより特別変動入賞装置10の開閉扉10aを開放し、大入賞口内への遊技球の流入を可能とする制御を行う。そして、大入賞口に所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、大入賞口の開放から所定時間か経過するかの何れかの条件が達成されるまで大入賞口を開放することを1ラウンドとし、これを所定ラウンド回数(例えば15回)継続する(繰り返す)制御(サイクル遊技)を行う。なお、特別図柄変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、特別図柄表示器9にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、遊技制御装置30のCPU31aは、各種入賞口に設けられたセンサ(特図始動センサ7d、カウントセンサ10c、一般入賞口センサ12a)から入力される遊技球の検出信号に基づき、排出発射制御装置50に制御信号(賞球数データ)を出力する。排出発射制御装置50は、制御信号の入力に基づき排出装置51を制御して所定数の遊技球が払い出されるようにする。
また、排出発射制御装置50は、操作ハンドル156に設けられたタッチセンサ54からの信号が入力されている間は、発射装置52を動作させて遊技球を発射する制御を行う。また、タッチセンサ54から信号が入力されている間であっても、操作ハンドル156に設けられた発射停止スイッチ53からの入力信号が入力されている場合は、発射装置52を停止させて遊技球の発射を停止する制御を行う。
次にセンターケース20の詳細について説明する。図2、4、5に示すように、遊技領域1aの略中央に配されるセンターケース20は、中央に画像表示装置41の表示領域を区画する窓部22を有するとともにその周囲に装飾が施されている。また、センターケース20の中央であって窓部22が形成された部分は、所定の前後幅を有する筒状の空間となっており、この筒状の空間の後端部が画像表示装置41の前面によって閉鎖されている。すなわち、センターケース20の中央には、後方に窪んだ凹室21が形成されている。このセンターケース20は、遊技盤1の裏面側に配される後方構成部材80と、遊技盤1の前面側に配される前方構成部材90とから構成されている。
図5に示すように、後方構成部材80は、矩形枠状のベース部材81と、その後方に配される画像表示装置41とからなる前方に開口した凹部82を備え、該凹部82が、センターケース20の前方構成部材90を挿入する遊技盤1に形成された貫通部(図示略)を後方から覆うように配される。
ベース部材81は、前後に貫通する開口を有する矩形枠状に形成されており、このうち前面側の前面開口は、遊技盤1に形成された貫通部よりも大きく、後述する前方構成部材90の後部を受け入れ可能とされている。また、前面開口の周囲には、後方構成部材80を遊技盤1の裏面に固定するための外側へ鍔状に延出する固定部83,83,…が形成されている。
また、後面側の後面開口は、画像表示装置41の表示部42と略同じ大きさとされており、ベース部材81の後面には、この後面開口と表示部42が一致するように画像表示装置41が取り付けられる。これにより画像表示装置41の表示部42の画像が後面開口を通して前面側から視認可能となる。また、後方構成部材80の凹部82の上部には、遊技の演出を行う可動演出装置200が取り付けられている。なお、可動演出装置200の詳細については後述する。さらに、凹部82における後面開口の左右側部には、前方構成部材90の取付ベース91に形成された周囲壁91aの後端部を接続する接続部84が形成されている。
前方構成部材90は、該前方構成部材90を遊技盤1に固定するための取付ベース91を有し、該取付ベース91の前面側にセンターケース20を装飾する装飾部材92が取り付けられている。また、取付ベース91の下部には遊技球が転動可能なステージ部93aを形成するステージ部材93が取り付けられている。
取付ベース91は枠状であって、凹室21の周面を形成する周囲壁91aを有し、この周囲壁91aにねじ止め部などが形成され、各種部材を適切な位置に固定できるようになっている。この周囲壁91aは、可動演出装置200が配される上部とステージ部材93が配される下部ではこれらの部材が凹室21の周囲壁91aとなるので、左右の側部に形成される周囲壁91aよりも前後幅が短くされている。
また、周囲壁91aの前端部には、該周囲壁91aに対して垂直に外側に向かって延出する鍔状の取付部91bが形成されている。この取付部91bは、遊技盤1に形成された貫通部の周縁よりも外側に延出するように形成されており、貫通部に前方構成部材90を前面側から挿入した際に、遊技盤1の前面にその裏面が当接するようになっている。これによって、遊技盤1に対するセンターケース20の前後位置が所定の前後位置に設定されるようになっている。また、この取付部91bには、前後に貫通するねじ穴が複数形成されており、ねじによって前方構成部材90を遊技盤1に固定できるようになっている。さらに、取付部91bは遊技盤1の前面側であって遊技者から視認可能な位置に配されるものであり、その前面には装飾が施されている。
また、取付ベース91の前面をなす取付部91bの前面上部における左右方向の中央には、前側に延出する衝突部91dが形成されている。この衝突部91dは前方構成部材90を遊技盤1に取り付けた際に、遊技盤1の前面側へ延出するように配され、遊技領域1aから凹室21内に直接遊技球が流入するのを防ぐ規制部92aの一部をなす。なお、詳細については後述する。
取付ベース91の下側部分に配されるステージ部材93は、上面が遊技球が転動するステージ部93aとされている。ステージ部93aの前側部分をなす前方部93bは、左右両側が中央に向かって下る傾斜面となっているとともに、中央部が上向きに突出した略W字状に形成されている。また、略W字状に形成された前方部93bにおいて、上向きに突出した中央部の両側に位置する最も低くなった部分は、前方に向かって下る傾斜面とされている。またステージ部93aの後側部分をなす後方部93cは下方に突出した円弧状とされており、最も低くなった左右方向の中央には、ステージ部93aの前側へ向かって下る流下路93dが形成されている。
この流下路93dは、前方部93bの上向きに突出した中央部における遊技球が転動する面の下側をくぐり、ステージ部93aの前端に至る流路で、略遊技球3個分の左右幅を有する。また、流下路93dの前方部93bに形成された部分には、左右方向の中央に遊技球の幅と略等しい前後方向に延在する溝部93eが形成されている。上述したように、センターケース20の前端に位置する流下路93dの出口の下方には、図2に示すように第1始動入賞口13および普通変動入賞装置7が設けられている。つまり、この流下路93dを流下した遊技球は、高い確率で第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7に入賞することとなる。そして特に、溝部93eを流下した遊技球はさらに高い確率で第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7に入賞することとなる。なお、流下路93dに流入せず、ステージ部93aの前端部から遊技領域1aに流下した遊技球は、流下路93dを通過した場合よりは低い確率であるが、ステージ部93aの外を流下する遊技球よりは高い確率で第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7に入賞する可能性がある。
また、ステージ部93aの後方であって、後方部93cの後端に沿った部分は、センターケース20の凹室21における下側の周囲壁を形成する周囲壁形成部93fとされており、その後端が画像表示装置41の表示部42に隣設して配されるようになっている。この周囲壁形成部93fは、後方部93cよりも一段高くなるように形成されているとともに前側に傾斜しており、ステージ部93a上の遊技球が表示部42に衝突するのを防ぐようになっている。
図2に示すように、センターケース20の前面側から見た左下部であって、ステージ部材93の左端部の上方には、センターケース20の外側の遊技領域1aを流下する遊技球を受け入れ、ステージ部93a上へと誘導するワープ通路を形成するワープ通路形成部材94が配されている。ワープ通路は、遊技球が一列で流下可能な幅を有する流路で、上流側はセンターケース20の前面側に突出するように配されるワープ通路形成部材94で構成され、下流側は取付ベース91の内周面に形成された接続流路91cで構成されている。そして、ワープ通路形成部材94により形成された上流側部分で、センターケース20の左側の遊技領域1aを流下する遊技球を受け入れて右側へ流下誘導し、後方に接続した接続流路91cへ誘導する。さらに、接続流路91cにより下方に位置するステージ部93a上へ誘導するようになっている。
取付ベース91の上側部分に配される可動演出装置200は、表示部42の前方から退避した状態と、表示部42の前方に位置する状態とに変換可能な可動演出部材を備え、遊技の進行に合わせて表示部42の前方に可動演出部材を出現させることで遊技の演出を行うものである。また、この可動演出装置200の下面は、後端が画像表示装置41の表示部42に隣設して配されるようになっており、センターケース20の凹室21における上側の周囲壁を形成するようになっている。
取付ベース91の前面側の上部および左右側部には、センターケース20を装飾する装飾部材92が取り付けられている。この装飾部材92は、遊技領域1aから凹室21内に直接遊技球が流入するのを防ぐ規制部92aとしての機能も有するように、前方に向かって遊技領域1a内に突出するように配され、その前端が遊技領域1aの前側を覆うクリア部材保持枠140の内側のガラス板141の裏面近傍に配置される。これにより、遊技領域1aを流下する遊技球がセンターケース20の上側および側部から凹室21内に進入することを防止し、表示部42の視認性を確保するとともにステージ部93a上への遊技球の流入数を制限するようになっている。
このうち、センターケース20の上部に配される上部装飾部材95aは、上方から凹室21に遊技球が流入するのを規制するようになっている。上部装飾部材95aの上面には、その略中央部に前面側から見て右側が上方へ突出する段部95bが形成され、この段部95bを境として、左側は左側へ向かって下る円弧状の左側傾斜面95cとされ、右側は右側へ向かって下る円弧状の右側傾斜面95dとされている。この上面は、図2に示すようにセンターケース20を遊技盤1に配した際に、上側のガイドレール2と所定の間隔をおいて対向するようになっている。この上部装飾部材95aの上面とガイドレール2の間には、前面側から見て左側に位置する遊技球導入口15aから遊技球が導入されるようになっており、段部は遊技球導入口15aから導入される遊技球の進路を遮るように配される。
上部装飾部材95aとガイドレール2との間に形成される遊技領域1aのうち、段部95bより左側の左側傾斜面95cの上方に位置する遊技領域1aには、図示しない障害釘が植設されている。この障害釘は、遊技球導入口15aから導入された遊技球の進路にあたる部分には数が少なく、主に進路よりも下側に配されるようになっている。よって、遊技球導入口15aから導入された遊技球は、段部95bに直接衝突する頻度が高い。また、左側傾斜面95cには障害釘に衝突した後、落下するようになるので、遊技球が直接衝突する頻度は低くなっている。
また、上部装飾部材95aの上面における段部95bより右側の右側傾斜面95dは、ガイドレール2と遊技球の直径よりやや広い間隔をおいて配されている。この部分にも遊技球導入口15aから導入された遊技球が流入可能となっているが、右側傾斜面95dは、右側へ向かって下る傾斜面となっており、遊技球が直接衝突してもその衝撃は少ない。さらに、この部分に流入した遊技球は、センターケース20の右側面に沿って遊技領域1aの下方まで案内されるようになっていて、普通変動入賞装置7などへの入賞の可能性が低い。よって、遊技者がこの部分に直接遊技球を発射する頻度は低く、右側傾斜面95dに遊技球導入口15aから導入された遊技球が直接衝突する頻度は低い。
上部装飾部材95aは、凹室21内における上部を装飾する凹室上部装飾部材96に形成されたベース板96aに固定され、このベース板96aが枠状の取付ベース91に固定されることにより取付ベース91に固定されるようになっている。また、右側傾斜面95dの後端部には、上方へ鍔状に延出する取付片95eが形成されており、この取付片95eの前面が取付部91bの前面と同一面を形成するように取付ベース91に固定される。よって、上部装飾部材95aは、遊技盤1に対して取付ベース91を介して固定される。
また、上部装飾部材95aの段部95bにおける遊技球導入口15a側の壁部および段部95bの突出方向先端側の角部には、後方に開口した切欠き状の受入部95fが形成されている。この受入部95fには、取付ベース91に形成された衝突部91dが嵌め込まれるようになっている。
また、図6(b)に示すように、この受入部95fには、衝突部91dに接合する接合部95gが形成されている。また、この接合部95gの上部は、衝突部91dと当接する当接部95hとされており、接合部95gを介して衝突部91dと上部装飾部材95aを接合すると、当接部95hが板状の衝突部91dにおける遊技球が衝突する面と対向する裏面側に当接するようになっている。
図4から6に示すように、衝突部91dは、取付ベース91の取付部91bの前面に延出する板状の部分で、上記受入部95fの位置に対応して形成されている。この衝突部91dは、上部装飾部材95aの段部95bにおける遊技球導入口15a側の壁面および突出方向先端側の角部の形状に対応した略L字状に形成されており、ちょうど受入部95fに嵌るようになっている。そして、受入部95fに嵌った状態では、該受入部95fの周面と衝突部91dの周面とが当接し、遊技球が衝突する側の面は、上部装飾部材95aの遊技球が衝突する面と同一面を形成するようになっている。これにより、上部装飾部材95aと一体となって段部95bを形成するようになる。
また、衝突部91dの延出幅は、遊技球の半径以上の幅とされ、この部分に衝突する遊技球は、上部装飾部材95aではなく衝突部91dに衝突するようになる。すなわち、取付ベース91と上部装飾部材95aの境界の前後位置は、遊技球が直接衝突する頻度の低い部分では、遊技盤1の前面と略同じ位置にあり、遊技球が直接衝突する頻度の高い部分では遊技盤1の前面よりも前面側に位置にある。
また、衝突部91dには接合部95gを介して上部装飾部材95aが接合され、遊技球の衝突による衝撃を装飾部材92に逃がすことができるようになっている。さらに、板状の衝突部91dにおける遊技球が衝突する面に対して裏側となる面には、当接部95hが接するようになっており、衝突部91dを裏側から支えることで補強するようになっている。
また、衝突部91dの周面であって、遊技球導入口15a側の壁面をなす部分の下側に位置する周面は、遊技球が衝突する面に対して垂直ではなく、傾斜するように形成されている。また、この衝突部91dの周面と当接する受入部95fの周面も、同じように傾斜するように形成されていて、両周面は互いに対向し、当接するようになっている。これにより両周面が当接することで形成される当接面97は、遊技球が衝突する面に対して傾斜した状態となる。この傾斜した当接面97は、遊技球が衝突する側から裏側へ向かって受入部95fの中心方向に向かうように傾斜しており、これによって衝突部91dに加わる遊技球の衝突による衝撃を、当接面97を介して装飾部材92に逃がすことができるようになっている。
規制部92aがこのような構成を有することで、遊技球導入口15aから導入された遊技球が直接衝突する頻度が高い部分の強度を確保できるとともに、装飾性を向上することができる。すなわち、遊技盤1に直接固定された取付ベース91に形成される衝突部91dが、遊技球導入口15aから導入された遊技球が直接衝突する頻度が高い段部95bに配されることで、センターケース20における遊技球の衝突に対する十分な強度を確保できる。また、衝突部91dは、衝突部91dに加わる遊技球の衝突による衝撃を、受入部95fに形成された接合部95gや受入部95fとの当接面97を介して上部装飾部材95a(装飾部材92)に逃がすことができるとともに、当接部95hにより裏側から支えられており、遊技球の衝突に対して強度が高い。また、衝突部91dは遊技球が衝突する頻度が高い部分にだけ配され、その他の部分にはセンターケース20を装飾する装飾部材92が配設されるので、センターケース20の装飾性が向上する。さらに、衝突部91dは装飾部材92と一体となっているため、遊技機100の正面からは見えにくく、センターケース20の装飾性を損ねることがない。
以上のことから、遊技盤1に形成された遊技領域1aに、前面側が開口した凹室21を備えたセンターケース20を備え、遊技領域1aの上方一側方の遊技球導入口15aから導入された遊技球により遊技を行う遊技機100において、センターケース20は、凹室21の上部に、遊技盤1の前面から前方に延出し、上方からの該凹室21内への遊技球の流入を規制する規制部92aを備え、規制部92aは、遊技盤1に取り付けるための取付ベース91と、該取付ベース91の前面側に遊技盤1の前面側へ延出するように配されてセンターケース20を装飾するとともに、規制部92aの上面を形成する装飾部材92と、から構成され、取付ベース91に、遊技盤1の前面側へ延出して規制部92aの上面の一部をなし、遊技球導入口15aから導入された遊技球が衝突する衝突部91dを形成したこととなる。
また、規制部92aは、遊技球導入口15aから導入される遊技球の進路を遮るように突出する段部95bを備え、衝突部91dは段部95bの遊技球導入口15a側の壁部に配されていることとなる。
また、衝突部91dは、段部95bの突出方向先端側の角部に配されていることとなる。
また、装飾部材92は、衝突部91dに接合する接合部95gを備え、該接合部95gは、衝突部91dにおける遊技球が衝突する部分の裏側に当接する当接部95hを備えていることとなる。
また、装飾部材92は、衝突部91dを受け入れる受入部95fを備え、該受入部95fの周面と衝突部91dの周面とが当接するように構成され、受入部95fの周面と衝突部91dの周面とが当接することで形成される当接面97が、遊技球が衝突する側から裏側へ向かって受入部95fの中心方向に向かうように傾斜したこととなる。
以上のような遊技機100は、遊技盤1に形成された遊技領域1aに、前面側が開口した凹室21を備えたセンターケース20を備え、遊技領域1aの上方一側方の遊技球導入口15aから導入された遊技球により遊技を行う遊技機100であって、センターケース20は、凹室21の上部に、遊技盤1の前面から前方に延出し、上方からの該凹室21内への遊技球の流入を規制する規制部92aを備え、規制部92aは、遊技盤1に取り付けるための取付ベース91と、該取付ベース91の前面側に遊技盤1の前面側へ延出するように配されてセンターケース20を装飾するとともに、規制部92aの上面を形成する装飾部材92と、から構成され、取付ベース91に、遊技盤1の前面側へ延出して規制部92aの上面の一部をなし、遊技球導入口15aから導入された遊技球が衝突する衝突部91dを形成している。
したがって、センターケース20に、上方からの凹室21内への遊技球の流入を規制する規制部92aを備え、規制部92aは、遊技盤1に取り付けるための取付ベース91と、該取付ベース91の前面側に遊技盤1の前面側へ延出するように配されてセンターケース20を装飾するとともに、規制部92aの上面を形成する装飾部材92と、から構成され、取付ベース91に、遊技盤1の前面側へ延出して規制部92aの上面の一部をなし、遊技球導入口15aから導入された遊技球が衝突する衝突部91dを形成したので、センターケース20における遊技球の衝突に対する十分な強度を担保したまま装飾性を向上できる。すなわち、遊技球が衝突する必要な部分にだけ遊技盤1に固定される取付ベース91に形成された衝突部91dを配するようにしたので、その他の部分にはセンターケース20を装飾する装飾部材92を配設可能となる、よって装飾部材92の配設位置の自由度が高まり、センターケース20の装飾性を向上することができる。
また、規制部92aは、遊技球導入口15aから導入される遊技球の進路を遮るように突出する段部95bを備え、衝突部91dは段部95bの遊技球導入口15a側の壁部に配されている。
したがって、規制部92aは、遊技球導入口15aから導入される遊技球の進路を遮るように突出する段部95bを備え、衝突部91dは段部95bの遊技球導入口15a側の壁部に配されているので、遊技球が衝突する頻度が高いとともに衝突の衝撃が大きい部分が衝突部により形成されることとなり、センターケース20の強度を確保できる。
また、衝突部91dは、段部95bの突出方向先端側の角部に配されている。
したがって、衝突部91dは、段部95bの突出方向先端側の角部に配されているので、特に強度の弱い角部を確実に保護できる。
また、装飾部材92は、衝突部91dに接合する接合部95gを備え、該接合部95gは、衝突部91dにおける遊技球が衝突する部分の裏側に当接する当接部95hを備えている。
したがって、装飾部材92は、衝突部91dに接合する接合部95gを備え、該接合部95gは、衝突部91dにおける遊技球が衝突する部分の裏側に当接する当接部95hを備えるので、衝突部91dに加わる遊技球の衝突による衝撃を、接合部95gを介して装飾部材92に逃がすことができるとともに、当接部95hにより衝突部91dを補強することができる。
また、装飾部材92は、衝突部91dを受け入れる受入部95fを備え、該受入部95fの周面と衝突部91dの周面とが当接するように構成され、受入部95fの周面と衝突部91dの周面とが当接することで形成される当接面97が、遊技球が衝突する側から裏側へ向かって受入部95fの中心方向に向かうように傾斜している。
したがって、装飾部材92は、衝突部91dを受け入れる受入部95fを備え、該受入部95fの周面と衝突部91dの周面とが当接するように構成され、受入部95fの周面と衝突部91dの周面とが当接することで形成される当接面97が、遊技球が衝突する側から裏側へ向かって受入部95fの中心方向に向かうように傾斜しているので、衝突部91dに加わる遊技球の衝突による衝撃を、当接面97を介して装飾部材92に逃がすことができる。
なお、本発明の遊技機は、遊技機として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 遊技盤
1a 遊技領域
15a 遊技球導入口
20 センターケース
21 凹室
91 取付ベース
91d 衝突部
92 装飾部材
92a 規制部
95b 段部
95f 受入部
95g 接合部
95h 当接部
97 当接面
100 遊技機

Claims (2)

  1. 遊技球導入口から導入された遊技球を流下させる遊技領域に前面側が開口した凹室を形成するセンターケースを備えた遊技機において、
    前記センターケースの上部に設けられ遊技球の流下を補助する傾斜面を構成する傾斜部材であって、
    前記凹室の上部に前方に突出するように設けられ、当該凹室内に遊技球が流入することを規制する規制部を備え、
    前記規制部は、少なくとも奥側に位置する第1部材と、前記第1部材の前面側と前記センターケースの前面側とを装飾する装飾部材であって前記第1部材と当接する当接部を備えた第2部材とから構成され、
    前記遊技領域の一側寄りに設けられる第1規制部と、
    前記第1規制部よりも前記遊技領域の他側寄りに設けられ、前記第1規制部よりも上面が高い位置に配置される第2規制部と、
    前記第1規制部と前記第2規制部との間に設けられ、前記遊技領域の一側上部から導入された遊技球の進路を遮ることが可能な第3規制部と、を備え、
    前記第3規制部は、前記遊技球導入口から導入された遊技球が衝突する衝突部が前記第1部材となるとともに、前記当接部が前記第1部材と当接した状態では前記衝突部以外が前記第2部材となるように構成されていることを特徴とする遊技機の傾斜部材。
  2. 前記衝突部の延出幅は奥側から少なくとも遊技球の半径以上の幅にて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の傾斜部材。
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