JP6718409B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技盤に形成されている遊技領域に各種の入賞装置やセンター役物、装飾枠部材が設けられている遊技機に関する。
従来から知られている遊技機の一つに、遊技球を遊技媒体として遊技を行うパチンコ遊技機がある。このパチンコ遊技機は、遊技者の操作によって遊技球が順次弾発されていき、この弾発された遊技球が遊技盤に形成されている遊技領域を流下するように構成されている。遊技領域を流下する遊技球は、遊技盤に打たれている遊技釘に当たって流下方向を変えながら流下していき、多くは遊技領域の最下部に設けられているアウト口に流入し、一部は遊技領域に配置されている各種の入賞装置に入賞する。遊技球が入賞装置に入賞すると、遊技者の興趣を向上させる演出が行われたり、遊技機の状態を遊技者にとって有利な状態に移行するか否かの抽選が行われる。
従来から知られているパチンコ遊技機では、遊技者の興趣を向上させる演出を行うための装置としてセンター役物が遊技領域に配置されていることが多い。このセンター役物は、近年では液晶表示装置などのような各種表示装置が用いられることも多く、アニメーションや動画などを流して、遊技者の興趣をより向上させることができるようになっている。また、センター役物での演出をより強調させるために、遊技盤にはセンター役物の周囲を囲むようにして、枠状の装飾枠部材が取り付けられていることも多くなっている。
装飾枠部材は、遊技機のコンセプトに応じた態様で形成されていることが多く、遊技機における演出を行うにあたって、遊技機のコンセプトに応じた一体感のある演出を行うことができるように形成されている。ところで、近年の遊技機では、装飾枠部材にステージを設けることがある。このステージは、遊技領域において装飾枠部材の外を流下している遊技球を装飾枠部材の内部に引き込み、その引き込まれた遊技球を転動させるための部位である。このステージで遊技球が転動する態様を遊技者に視認させることによって、この遊技球が入賞装置に入賞するか否かといったような興趣を向上させる演出効果を出すことができるようになっている。
このように、装飾枠部材にステージが設けられている遊技機の場合、装飾枠部材の枠内に遊技球を引き込んでステージ上を転動させるため、遊技球の引き込み方によってステージ上だけではなく、ステージの奥に位置する表示装置に向けて転動したり、中には遊技球がステージ上でバウンドして表示装置に向けて飛んでいく場合があった。この場合、遊技球は金属でつくられているため表示装置と衝突すると画面を損傷するおそれもあった。そこで、透明樹脂製の壁状部材を装飾枠部材に設けることによって、表示装置に向けて遊技球が転動したり、バウンドして移動することを規制している遊技機もある(例えば、特許文献1)
特開2011−104295号公報
特許文献1に記載された遊技機によれば、壁状部材を装飾枠部材に設けることによって、上記したおそれを解決することはできた。しかしながら、上記した特許文献1に記載された遊技機では、遊技者は透明樹脂製とはいえ壁状部材を介してその奥にある表示装置などを見ながら遊技を行うことになる。そのため、遊技者にとっての視認性を確保することが難しくなり、壁状部材を設けることにより視認性が低下すると言った問題が生じた。特に、この壁状部材は透明樹脂製であるため、遊技球が衝突して傷がつきやすかったり、又は長期間に亘って使用することによる経年劣化などにより全体的に視認性が悪くなることもあり、遊技者の興趣を向上させる演出を行っても、その演出効果を十分に遊技者に伝えることが難しくなってしまうといった問題もあった。
特に、近年は、表示装置が大型化したり、それに伴ってセンター役物も大型化する傾向にある。そのため、特許文献1に記載された遊技機のように壁状部材を設けてしまうと、表示装置の表示画面と壁状部材がオーバーラップする範囲も大きくなり、表示態様の視認性がより悪くなってしまうといった問題もあった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、遊技球の移動によって表示装置を損傷することがなく、かつ良好な視認性を維持しつつ遊技者の興趣を低下させることのない遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、
(1)遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤及び遊技の進行に応じて所定の図柄が表示される図柄表示装置が裏ユニットに設けられており、前記図柄表示装置の周囲に配置される装飾枠部材が前記遊技盤に組み付けられている遊技機であって、
前記図柄表示装置の下部前側に配置されている装飾体が前記裏ユニットに設けられており、
前記装飾枠部材には、前記遊技領域を流下する前記遊技球が流入可能に形成されるとともに、前記遊技球が転動可能に形成されたステージ部が形成されており、
前記遊技領域には、前記遊技球が入賞可能な入賞口を有する入賞装置が設けられており、
前記装飾枠部材は、前記ステージ部から前記入賞口に向けて前記遊技球を案内する特別路と、前記ステージ部から前記遊技領域に向けて前記遊技球を案内する一般路とを有しており、
前記ステージ部は、転動する前記遊技球を前記特別路に流出する第1ステージと、転動する前記遊技球を前記特別路又は前記一般路のいずれかに流出する第2ステージと、転動する遊技球を前記特別路又は前記一般路のいずれかに流出する第3ステージを有しており、
前記第1ステージには、前記特別路に前記遊技球を流入させる第1流入口を有し、
前記第1ステージは、転動する遊技球を前記特別路、前記第2ステージ又は前記第3ステージのいずれかに振り分けられるように形成されており、
前記第2ステージには、前記特別路に前記遊技球を流入させる第2流入口を有し、
前記第2ステージは、前記特別路又は前記一般路のいずれかに流出するように形成されており、
前記第3ステージは、前記特別路に流出する又は前記特別路の排出口よりも上方にて前記遊技領域に向けて遊技球を案内するように形成されており、
前記装飾体には、前記図柄表示装置に近づく方向に向けて転動する遊技球の転動方向を前記図柄表示装置から離れる方向に向けて転動するように前記遊技球の転動方向を変更する戻し部が形成されていることを特徴とする遊技機、
(2)前記第2ステージは、前記戻し部から前記装飾枠部材に向けて転動する遊技球を転動させる戻し経路を有する上記(1)記載の遊技機、
(3)前記戻し部は、左右方向に凹凸形状を有する上記(1)又は(2)記載の遊技機を要旨とする。
本発明によれば、図柄表示装置の前方下部に装飾体が配置され、この装飾体に戻し部が形成されているので、遊技者と図柄表示装置との間に介するものを減らすことができる。したがって、本発明によれば、遊技球の移動によって表示装置を損傷することがなく、かつ良好な視認性を維持しつつ遊技者の興趣を低下させることがない。
本発明の実施の形態に係る遊技機の正面図である。 本実施の形態に係る遊技機を構成する遊技盤と裏ユニットの外観斜視図である。 裏ユニット、遊技盤及び装飾枠部材の分解斜視図である。 第4装飾部材の外観斜視図である。 ステージ部を構成する各部材の分解斜視図である。 ステージ部を構成する各部材の分解斜視図である。 ステージ部における各通路を説明するための説明図である。 装飾枠部材におけるステージ部の部分を拡大した拡大斜視図である。 装飾枠部材におけるステージ部の部分を拡大した拡大正面図である。 ステージ部における特別路と一般路を説明するための説明図である。
本発明に係る遊技機の実施の形態について、図面を用いて具体的に説明する。なお、本明細書では、本発明に係る遊技機の例としてパチンコ遊技機を用いて説明するが、本発明ではパチンコ遊技機以外の遊技機にも適用することが可能である。また、本明細書においては、パチンコ遊技機(以下、単に「遊技機」と言う。)及び遊技機を構成する各部材の「前側」、「後側」は、遊技機を正面から見た場合における表面側(前面側)、背面側(後面側)を示すものとし、遊技機及び遊技機を構成する各部材に対して「上側」、「下側」、「左側」及び「右側」は、図1に示すように遊技機を正面から見た場合における上側、下側、左側及び右側を示すものとする。また、本明細書においては、遊技球が各種入賞口に流入することを「入賞」と言い、遊技球が入賞することによって遊技者に払い出される遊技球のことを「賞球」と言う。
[遊技機1の構成]
図1に示すように、遊技機1は、機体の外郭を構成する縦長方形の外枠2を備えている。この外枠2の開口前面側には、縦長方形の中枠3が外枠2に対して着脱自在に組み付けられている。中枠3は、全体的に合成樹脂材料を用いて形成されており、内部に裏ユニット12を着脱自在な状態で取付固定することができるように構成されている。前枠4は、中枠3の前面側に、該前枠4の左側に設けられたヒンジを中心に、中枠3に対して横開きできるように開閉自在に組み付けられている。前枠4は、ガラス板5を備えており、遊技者が遊技盤11を視認することができ、かつ遊技盤11を保護することができるように構成されている。また、前枠4は、遊技に使用する遊技球を一時的に貯留する上受け皿6と、上受け皿6から溢れ出て流下した遊技球を貯留する下受け皿7とがガラス板5の下方に備えられている。
遊技機1は、遊技盤11に向けて遊技球を弾発する発射装置(図示せず)が内部に設けられている。この発射装置は、遊技者が操作可能に構成されている操作ハンドル8の回動量によって遊技者を弾発する際の弾発強さを調整することができるように構成されている。つまり、遊技者が操作ハンドル8の回動量を大きくすると、発射装置における遊技球の弾発強さが強くなり、逆に遊技者が操作ハンドル8の回動量を小さくすると発射装置における遊技球の弾発強さが弱くなる。操作ハンドル8は、遊技機1を正面視した場合の右下部であって、遊技者が右手で操作しやすい位置に設けられている。
上受け皿6には、遊技球を貯留する貯留スペースの前側に、遊技者が遊技中に遊技の進行に応じて押圧操作を適宜行うことのできる各種ボタン9が配置されている。これら各種ボタン9は従来から公知のものを任意に選択して用いてよい。また、遊技機1の上部には、音声を出力するためのスピーカ10が設けられており、遊技の進行に応じて予め設定された音声や音楽などが流れるようになっている。
遊技機1は、遊技球が流下する遊技領域16が形成された遊技盤11及び遊技の進行に応じて所定の図柄が表示される図柄表示装置が裏ユニット12に設けられている。また、遊技盤11には、図柄表示装置の周囲に配置される装飾枠部材14が組み付けられている。以下においては、これら遊技盤11と裏ユニット12の構成について説明する。
[遊技盤11の構成]
図1から図3に示すように、遊技盤11は、裏ユニット12の前側にネジ止め等の任意な方法によって取付固定されている。遊技盤11は、アクリルやポリカーボネート等のような合成樹脂材料で成形された略正方形状の平板状の部材である。この遊技盤11は、ビス等によって裏ユニット12の前側に取付固定されている。また、遊技盤11には、センター役物13を構成する装飾枠部材14がネジ止め等によって取付固定されている。また、遊技盤11には、発射装置で弾発された遊技球を遊技盤11の上部に向けて案内するための案内レール15が表面に設けられている。さらに、遊技盤11の表面には、案内レール15により遊技盤11の上部まで案内された遊技球が該遊技盤11の下部に向けて流下する遊技領域16が形成されている。
遊技領域16には、装飾枠部材14を取付固定するための開口部が該遊技領域16の略中央部に開口形成されている。また、遊技領域16には、普通入賞装置18、始動入賞装置19及び大入賞装置20が設けられている。また、遊技領域16には、多数の遊技釘21が打たれている。遊技領域16を流下する遊技球は、遊技釘21に当たって流下方向を変化させながら、遊技領域16の上部から下部に向かって流下する。遊技領域16を流下する遊技球の一部は、各種入賞装置に設けられている各種入賞口(図示せず)に入賞する。また、遊技領域16を流下する遊技球のうち、各種入賞口に入賞しなかった遊技球は、遊技領域16の最下部に設けられたアウト口22に流入する。
普通入賞装置18は、遊技領域16において、装飾枠部材14の下方であって、左右方向中央寄りも左側の所定箇所に配置されている。本実施の形態では、複数個(本実施の形態では3個)の普通入賞装置18がユニット化された形態となるように形成されている。なお、普通入賞装置18は、本実施の形態において示すように、ユニット化されている形態のものに限定されるものではなく、他の形態であってもよい。また、普通入賞装置18の数についても、本実施の形態に示す例に限定されるものではない。
普通入賞装置18は、遊技球が流入可能な大きさに形成された普通入賞口(図示せず)が開口形成されている。普通入賞口は、遊技領域16において上方に向けて開口しており、遊技領域16を流下してくる遊技球が流下しやすいように開口形成されている。遊技機1では、遊技球が普通入賞口に入賞すると、所定数(例えば10個)の賞球を上受け皿6又は下受け皿7に払い出すように構成されている。
始動入賞装置19は、遊技領域16において、装飾枠部材14の下方であって、左右方向の略中央の所定箇所に配置されている。この始動入賞装置19は、遊技領域16を流下してくる遊技球や、装飾枠部材14に形成されている後述するステージ部51などを転動してくる遊技球が入賞できる位置に配置されている。始動入賞装置19は、始動入賞口(図示せず)を有しており、この始動入賞口は遊技球1個が流入できる大きさに開口形成されている。始動入賞口は、遊技領域16において上方に向けて開口しており、遊技領域16を流下してくる遊技球又は装飾枠部材14から流出してきた遊技球が流入できるように開口形成されている。遊技機1では、遊技球が始動入賞口に入賞すると、遊技者に不利な状態で遊技を行う通常遊技状態から、遊技者にとって有利な状態で遊技を行う特別遊技状態に移行して遊技を行うか否かを抽選する大当たり抽選を行う。
大入賞装置20は、遊技機1を正面視した時に、装飾枠部材14の下方であって左右方向中央寄りも右側の所定位置に配置されている。この大入賞装置20は、大入賞口(図示せず)を備えている。大入賞装置20は、大入賞口を開閉するシャッター部材(図示せず)を有しており、遊技機1が通常遊技状態で遊技を行っている間は、シャッター部材が大入賞口を閉じている状態となっている。そして、遊技球が始動入賞口に入賞し、大当たり抽選に当選して遊技状態が通常遊技状態から特別遊技状態へと移行すると、シャッター部材が稼働して、大入賞口を閉じた状態から開いた状態になる。大入賞口は、通常は遊技球が複数個流入することのできる大きさに開口形成しており、遊技球が流入できるように、遊技領域16の上方に向けて開口している。そのため、特別遊技状態では、遊技球が大入賞口に入賞しやすい状態となっており、大量の遊技球が大入賞口に入賞し、遊技球が1個入賞する毎に所定個数(例えば10個)の賞球が上受け皿6又は下受け皿7に払い出される。
大入賞口のシャッター部材は、特別遊技状態において所定個数(例えば10個)の遊技球が大入賞口に入賞するか、又は所定時間(例えば30秒)が経過するまでの間だけ大入賞口を開口する。遊技機1では、通常は特別遊技状態になると所定のラウンド数(例えば7ラウンド)だけ、シャッター部材が開いて大入賞口に遊技球が入賞しやすい状態にすることができるように構成されている。
[裏ユニット12の構成]
図2及び図3に示すように、裏ユニット12は、遊技機1の中枠3の内部に取付固定することができるように形成されている。この裏ユニット12は、センター役物13を構成する図柄表示装置としての液晶表示装置(図示せず)が設けられている。また、この裏ユニット12には、内部に各種の装飾部材を取り付けるための空間部23が形成されている。
空間部23は、裏ユニット12を正面視した時の左側に第1装飾部材24を取り付け、上側に第2装飾部材25を取り付け、右側に第3装飾部材26を取り付けることができるように構成されている。また、裏ユニット12には、前側に第1開口部28が形成されており、後側に第2開口部29が形成されている。第2開口部29は、裏ユニット12の後方から空間部23内に向けて液晶表示装置を配置させるための開口であり、この第2開口部29に図示しない液晶表示装置が挿通されて、さらにこの液晶表示装置が裏ユニット12に取付固定されている。
第1開口部28は、配置された液晶表示装置の表示画面に表示される各種のアニメーションや映像等を遊技者に視認させることができるようにするための開口である。遊技者は、この第1開口部28を通して液晶表示画面に表示される各種図柄やアニメーション等のような各種動画を視認することができるようになっている。
第1装飾部材24は、「3」や「7」と言った数字を模式的にイラスト化した文字態様の装飾や、「JACK」と言う文字を模式的にイラスト化した態様の装飾等が形成されている第1装飾部30を備えている。この第1装飾部材24は、裏ユニット12に対してネジ止め等の任意な方法によって取付固定されている。また、第2装飾部材25は、例えば遊技機1の機種名を表す文字等を図案化した態様で表示する第2装飾部31が形成されている。この第2装飾部材25は、裏ユニット12に対してネジ止め等の任意な方法によって取付固定されている。第3装飾部材26は、「5」と言った数字を模式的にイラスト化した文字態様の装飾や、例えばスイカやチェリー等を模した絵柄態様の装飾などが形成されている第3装飾部32を備えている。この第3装飾部材26は裏ユニット12に対してネジ止め等の任意な方法によって取付固定されている。
これら第1装飾部材24、第2装飾部材25及び第3装飾部材26は、それぞれ発光部材(図示せず)を有しており、遊技の進行に伴って、発光の態様を変化させたり、又は消灯させるなどして、遊技機1における各種の演出を行うことができるようになっており、このような第1装飾部材24、第2装飾部材25及び第3装飾部材26の発光態様等の演出を遊技者に視認させることによって、遊技の興趣を向上しながら遊技を行う興趣を向上させることができるようになっている。
次に、第4装飾部材27の構成について説明する。図2及び図3に示すように、装飾体としての第4装飾部材27は、液晶表示装置の下部前側に配置されている。また、この第4装飾部材27は、裏ユニット12に取付固定されている。即ち、この第4装飾部材27は、裏ユニット12における空間部23の下部に位置するように、該裏ユニット12に取付固定されている。
図4に示すように、上部装飾体34と下部装飾体35とを備えている。上部装飾体34は、遊技機1を正面視した時の左右方向中央部にハート形状を模した第1装飾体36と、この第1装飾体36の左右両側に形成された第2装飾体37とを備えている。この第2装飾体37は、液晶表示装置の液晶表示画面に近い側に位置する一端側から液晶表示画面から遠い側に位置する他端側に向けて下り傾斜するように形成されており、遊技球が液晶表示画面に近づく方向、本実施の形態では奥側に向けて転動している場合に、その転動する方向を液晶表示画面から遠ざかる方向に向けて転動するように、その転動する方向を変更させるための戻し部38が形成されている。
戻し部38は、遊技をスムーズに進行させる場合に、遊技球が液晶表示画面に近づく方向に移動すると、却って遊技の進行をスムーズにすることができないおそれや、遊技球が液晶表示画面に当たって該液晶表示画面を破損するおそれを解消するためのものである。このように、戻し部38によって遊技球の転動方向を液晶表示画面に近づく方向から液晶表示画面から遠ざかる方向へと変更させることによって、遊技者の興趣を低減させることなくスムーズに遊技を進行させることができるようになっている。
下部装飾体35は、遊技の進行に伴って各種の演出を行うための各種装飾部材が形成されている。例えば、この下部装飾体35には、「BAR」という文字を模式的に図案化した装飾や、円形の装飾を形成したり、それ以外の各種装飾を施している。これらの各種装飾体の裏側には発光部材が配置されており、遊技の進行に伴って発光態様を任意に変化させる等して、遊技者の興趣を向上させるような演出を行うことができるようになっている。
[センター役物13の構成]
センター役物13は、遊技盤11の略中央に位置するように構成されている。センター役物13は、図柄表示装置としての液晶表示装置(図示せず)及び装飾枠部材14を備えている。なお、本実施の形態では、この装飾枠部材14と液晶表示装置とを合わせてセンター役物13と呼ぶ。即ち、センター役物13は、液晶表示装置と装飾枠部材14とを組み合わせて構成される、遊技者の興趣を向上させるために用いられている遊技機1の要素の一つである。また、裏ユニット12に遊技盤11を取り付けると、該遊技盤11に取り付けられている装飾枠部材14は第4装飾部材27を構成する上部装飾体34の前側に位置するように配置される。つまり、装飾枠部材14は、後述するステージ部51が裏ユニット12よりも前に位置するように配置され、ステージ部51よりも奥側に第4装飾部材27の戻し部38が位置するように配置されている。
[装飾枠部材14の構成]
図3に示すように、装飾枠部材14は枠本体41を備えている。この枠本体41は、装飾枠部材14のベースとなる部材であり、遊技盤11に対してネジ止め等の方法によって取付固定することができるように構成されている。枠本体41には、内部に開口部が形成されており、装飾枠部材14を遊技盤11に取付固定した時に、裏ユニット12に取付固定されている液晶表示装置の液晶表示画面を遊技者に対して視認させることができるようにするためのもので、装飾枠部材14に取り付けられている各種の装飾体や液晶表示装置に表示される各種の図柄やアニメーション等の動画によって、遊技の進行に伴って変化する各種の演出を遊技者に提供することができるようになっている。
枠本体41は、合成樹脂材料で成形することによって形成されている。なお、枠本体41は、後方に配置されている第4装飾部材27による演出効果を遊技者に対して視認させることができるようにするため、透光性を有する合成樹脂材料で形成することが好ましい。また、枠本体41は、遊技盤11に取付固定された時に、第4装飾部材27よりも前方に位置するように配置されることが好ましい。
枠本体41には、遊技機1を正面視した時の左側に第1通過入賞装置42が設けられている。また、枠本体41には、遊技機1を正面視した時の右側に第2通過入賞装置43が設けられている。これら第1通過入賞装置42及び第2通過入賞装置43は、遊技領域16を流下してくる遊技球が通過可能な通過入賞口としての第1通過入賞口(図示せず)及び第2通過入賞口(図示せず)を有しており、遊技領域16を流下してくる遊技球がこれら第1通過入賞口及び第2通過入賞口内を通過することができるように構成されている。遊技機1は、これら第1通過入賞口や第2通過入賞口を遊技球が通過すると、所定数(例えば10個)の賞球が払い出される等のような各種の特典が付与されるようになっている。
また、枠本体41には、高さ方向の略中央よりも上位置に、遊技球を流下させる際の流下経路が形成されている。流下経路は、枠本体41の左右方向中央よりも左側に形成されている第1流下経路44と、枠本体41の左右方向中央よりも右側に形成されている第2流下経路45とから構成されている。
第1流下経路44は、いわゆる左打ちの遊技が行われている時に、発射装置から弾発された遊技球が装飾枠部材14よりも左側を流下するように形成されている。この第1流下経路44を転動又は流下する遊技球は、第1通過入賞装置42に形成されている第1通過入賞口に流入する可能性を有しており、第1通過入賞口を通過してさらに下流へ流下するか、又は第1通過入賞装置42が設けられている以外の経路を流下するかのいずれかの経路をたどって流下するように構成されている。
第2流下経路45は、いわゆる右打ちの遊技が行われている時に、発射装置から弾発された遊技球を装飾枠部材14よりも右側に案内するように形成されている。この第2流下経路45を転動又は流下する遊技球は、第2通過入賞装置43に形成されている第2通過入賞口に流入する可能性を有しており、第2通過入賞口内を通過してさらに下流へ流下するか、又は第2通過入賞装置43が設けられている以外の経路を流下するかのいずれかの経路をたどって流下するようになっている。
この第2流下経路45には、複数の減速リブ46が形成されている。この減速リブ46は、第2流下経路45を転動又は流下する遊技球の速度を減速させるためのものである。この減速リブ46は、第2流下経路45に対して突出するように形成されており、遊技球がこの減速リブ46に衝突することで該遊技球の速度を減速させることができるようになっている。また、本実施の形態では、減速リブ46を複数形成することによって、遊技球の速度をより減速させやすくすることができるようになっている。
また、枠本体41には、ワープ通路47が形成されている。ワープ通路47は、枠本体41の外部に位置する遊技領域16と枠本体41内に設けられている後述する転動路としての第1転動路75との間に設けられている通路である。本実施の形態では、ワープ通路47は、枠本体41の外部に向けて開口する入球口48と、枠本体41の内部に向けて開口する出球口49との間に形成されており、遊技領域16を流下する遊技球、具体的には第1流下経路44を流下している遊技球のうちの一部の遊技球が入球口48に入球し、ワープ通路47を通じて出球口49から出球することができるように形成されている。なお、これら入球口48と出球口49との間には、流動面50が形成されている。即ち装飾枠部材14における枠本体41には、遊技球が流動可能な流動面50を有していることになる。
このワープ通路47は、遊技者には視認することができないようになっており、遊技領域16を流下する遊技球の一部が入球口48から入球した後に遊技者が視認できなくなり、所定時間経過すると出球口49から出てきて遊技者が再度視認することができるようになっており、あたかも遊技球が遊技領域16から枠本体41内へワープしたかのような演出を行うことができるようになっている。
さらに、枠本体41には、下部にステージ部51が形成されている。ステージ部51は、ワープ通路47を通じて入球した遊技球を転動させることによって遊技者に対する演出を行うことができるように形成されている部材である。このステージ部51は、後述する転動部としての第1転動部等を遊技球が転動することができるように形成されており、この遊技球が転動可能な状態に形成されている。また、このステージ部51は、上記した第4装飾部材27に形成されている戻し部38の前側に位置するように形成されており、後述する転動面などから意図せず遊技球がステージ部51の奥側に向かって流れた遊技球があった場合に、この遊技球が戻し部38に戻され、さらにその遊技球がステージ部51の外方に向けて排出することができるようにも形成されている。以下においては、ステージ部51の構成について詳細に説明する。
[ステージ部51の構成]
図5及び図6に示すように、ステージ部51は、第1ステージ部形成部材55、第2ステージ部形成部材56及び特別路形成部材57から構成されている。これら第1ステージ部形成部材55、第2ステージ部形成部材56及び特別路形成部材57が枠本体41に対してネジ止め等の方法によって取付固定されることによって、ステージ部51は形成されている。また、これら第1ステージ部形成部材55、第2ステージ部形成部材56及び特別路形成部材57を枠本体41に取付固定すると、ステージ部51は図8及び図9に示すように構成される。即ち、ステージ部51は、転動面としての第1転動面58上を転動する遊技球を後述する特別路59等に流出する第1ステージ部52、転動面としての第2転動面61上を転動する遊技球を特別路59又は後述する一般路60に向けて流出する第2ステージ部53及び転動面としての第3転動面62上を転動する遊技球を特別路59又は一般路60のいずれにも流出可能に形成された第3ステージ部54を有するように構成されている。
これら第1ステージ部52、第2ステージ部53及び第3ステージ部54は、上に位置するものから順に、第1ステージ部52、第3ステージ部54及び第2ステージ部53という順番で上方から下方に向かって順次配置されている。即ち、第1ステージ部52、第2ステージ部53及び第3ステージ部54の高さ方向の位置関係としては、第1ステージ部52が最上位に位置し、第2ステージ部53は第1ステージ部52よりも前側下方に位置し、第3ステージ部54は、これら第1ステージ部52及び第2ステージ部53の間の高さ位置に形成されている。なお、第1ステージ部52は、ワープ通路47の流動面50を通して出球口49から出球した遊技球が転動するため、遊技球が転動する第1転動面58が流動面50と連続的に形成される位置に形成されていることが好ましい。
また、上記した特別路59とは、ステージ部51から始動入賞口に向けて遊技球を案内することができるように形成されている路であり、一般路60とは、ステージ部51から遊技領域16に向けて遊技球を案内することができるように形成されている路である。
また、ステージ部51には、第1ステージ部52、第2ステージ部53又は第3ステージ部54を転動する遊技球が始動入賞口に高確率で入賞するように形成された第1領域63と、第1領域63におけるよりも低い確率で入賞するように形成された第2領域64とが形成されている。そして、この第2領域64には、上記した戻し部38から装飾枠部材14に向けて転動する遊技球も転動する戻し経路65も形成されている。
さらに、ステージ部51には、第1ステージ部52、第2ステージ部53又は第3ステージ部54を転動する遊技球が始動入賞口に入賞する確率が最も高い第1経路66と、第1経路66よりも始動入賞口に入賞する確率が低い第2経路67と、この第2経路67よりも始動入賞口に入賞する確率が低い第3経路68とを有している。ここで、第1ステージ部52は、第1転動面58上を転動する遊技球を第1経路66、第2ステージ部53又は第3ステージ部54のいずれかに振り分けられるように形成されており、第2ステージ部53は、第2転動面61上を転動する遊技球を第1経路66又は第3経路68のいずれかに振り分けられるように形成されており、第3ステージ部54は、第3転動面62上を転動する遊技球を第1経路66又は第2経路67のいずれかに振り分けられるように形成されている。
第1ステージ部形成部材55は、第1ステージ部52、第1流入口69、第3ステージ部54及び第3流入口71を備えている。第1ステージ部52は、第2ステージ部53及び第3ステージ部54よりも上側に位置するように形成されている。この第1ステージ部52は、左右方向中央部が起伏し、この中央部よりも左右両側が凹状に形成されている。つまり、第1ステージ部52は、遊技球が左右方向左側端部から遊技球が流入した時に、一つ目の凹部である第1凹部72を経て左右方向中央の起伏部73に到達し、その起伏部73よりも右側に転動すると二つ目の凹部である第2凹部74に向けて転動するように形成されている。
第1転動路75は、第1ステージ部52に形成されている、遊技球が転動する路である。この第1転動路75は、上記した第1凹部72、起伏部73及び第2凹部74の上面に形成されており、第1転動路75上を転動する遊技球の転動速さが左右方向の場所によって変化させることができるように形成されている。また、この第1転動路75上には、流動面50上を転動してきた遊技球が転動する転動面としての第1転動面58が形成されている。第1転動面58も、第1凹部72、起伏部73及び第2凹部74に沿って起伏が生じるように形成されている。
第1ステージ部52には、これら第1凹部72及び第2凹部74に、第1転動路75上を転動する遊技球をこの第1ステージ部52よりも下方へ位置する第3ステージ部54及びこの第3ステージ部54よりも下方に位置する第2ステージ部53へ流下させるための第1誘導路76が形成されている。この第1誘導路76は、第1凹部72及び第2凹部74において、第1ステージ部52の前側に向けて、遊技球が転動しやすくなるような傾斜面として形成されている。また、第1ステージ部52には、起伏部73に第1転動路75上を転動する遊技球をこの第1ステージ部52の後方に位置する第1流入口69に向けて案内するための第2誘導路77が形成されている。この第2誘導路77は、第1流入口69に向けて遊技球が転動しやすくなるような傾斜面として形成されている。つまり、第1ステージ部52において第1転動路75上を転動する遊技球は、第1凹部72、起伏部73及び第2凹部74を経て転動するうちに、第1誘導路76によって第2ステージ部53又は第3ステージ部54のいずれかに誘導されるか、又は第2誘導路77によって第1流入口69に向けて誘導されるように構成されている。
第1流入口69は、第1ステージ部52において起伏部73の奥側に位置するように形成されている。この第1流入口69は、遊技球1個が流入可能な大きさに形成された開口である。この第1流入口69は、排出口78まで通じる特別路59に遊技球を流入させるための開口として形成されている。第1ステージ部52において、第1転動路75上を転動する遊技球が第1流入口69において流入すると、特別路59を通じて排出口78から流出する。そして、排出口78の下方に位置する始動入賞装置19の始動入賞口に入賞しやすい位置に流下するようになっている。つまり、この特別路59が形成されている箇所が、ステージ部51においてもっとも始動入賞口に遊技球が入賞しやすい領域であり、この領域のことを上記した第1領域63としている。また、この第1領域63とは異なる領域は、該第1領域63よりも始動入賞口への入賞の確率が低くなるため、この領域のことを上記した第2領域64としている。
第3ステージ部54は、高さ方向の位置において第1ステージ部52と第2ステージ部53との間に位置するように形成されている。第3ステージ部54は、左右方向の左右両端部が第1ステージ部52に形成されている第1誘導路76の下方に位置するように形成されている。また、この左右両端部は、第1誘導路76から流下してきた遊技球を第3ステージ部54に向けて転動させるか、又は第2ステージ部53に向けてさらに流下させるかを仕分けることができるようにもなっている。このような第3ステージ部54は、左右両端部が最も高く、左右方向中央部が最も低くなる凹状に形成されている。
また、第3ステージ部54には、遊技球が転動する第3転動路79が形成されている。この第3転動路79は、左右方向両端部が第3ステージ部54の中央から離れる方向に向けて下り傾斜するように形成されており、遊技球を第2ステージ部53に向けて流下させることができるように形成されている。更に、第3転動路79は、左右方向両端に形成されている第2ステージ部53に向けて流下させる部位の間に、左右方向中央部に向けて遊技球が転動することができるように形成されている。
第3転動路79は、左右方向中央部に、第3流入口71に向けて遊技球を誘導する第3誘導路80が形成されている。第3流入口71は、第3ステージ部54の左右方向中央部に形成されており、流入した遊技球を特別路59に向けて案内することができるように形成されている開口である。この第3流入口71は特別路59に通じており、特別路59内において第1流入口69から排出口78に至る特別路59と合流することができるように形成されている。
さらに、第3転動路79は、左右方向中央部において、第4誘導路81が形成されている。第4誘導路81は、第3転動路79において、該第3転動路79を転動する遊技球を遊技領域16に向けて誘導するためのものであり、第3転動路79において前側に向けて遊技球が転動するように形成されている。この第4誘導路81は、第3転動路79の左右方向中央部において、第3誘導路80の周囲に形成されている。この第4誘導路81によって案内された遊技球は、センター役物13の外部にある遊技領域16に向けて流下し、さらに遊技領域16内を流下するようになっている。
第2ステージ部形成部材56は、第2ステージ部53、第2転動路82及び第2流入口70を備えている。また、この第2ステージ部形成部材56は、枠本体41の後部にネジ止め等の任意な方法によって取付固定することができるように形成されている。
第2ステージ部53は、高さ方向の位置において、第1ステージ部52及び第3ステージ部54よりも下方に位置するように形成されている。また、第2ステージ部53には、裏ユニット12に配置されている該装飾枠部材14よりも奥側に位置する戻し部38から戻ってきた戻り球(遊技球)が通過するための通過孔83が開口形成されている。第2ステージ部53は、左右方向の高さ位置が最も高く、そして中央部に向けて曲線を描くように下り傾斜し、中央部において隆起する隆起部84があるように形成されている。この第2ステージ部53において第2ステージ部53に向けて振り分けられた遊技球が流入するように形成されている。
第2ステージ部53は、第2転動路82を備えている。この第2転動路82は、第3転動路79等を経て流入してきた遊技球が転動するように形成された路であり、この第2転動路82上を遊技球が転動しながら遊技が進められていくようになっている。また、この第2転動路82は、隆起部84において第2流入口70に向けて遊技球を誘導する第5誘導路85が形成されている。この第5誘導路85は、第2転動路82上を転動している遊技球を隆起部84の後方に開口形成する第2流入口70に向けて誘導することができるように形成されている開口である。この第2流入口70は、特別路59に通じており、該特別路59において、第1流入口69から排出口78に至る特別路59と合流するように形成されている。
また、第2ステージ部53には、第2転動路82を転動する遊技球を第2ステージ部53よりも下流に向けて流下させるように誘導する第6誘導路86が形成されている。この第4誘導路81は、第2ステージ部53における左右両端部と左右方向中央部との間に形成されている最下端部に形成されており、この最下端部において、第2ステージ部53の前方に向けて第2転動路82上を転動する遊技球を案内することができるようになっている。この第6誘導路86によって誘導された遊技球は、さらに下方へ流下し、再度遊技領域16を流下するように形成されている。
特別路形成部材57は、第1ステージ部形成部材55及び第2ステージ部形成部材56の後方側に、ネジ止め等の任意な方法によって枠本体41に取付固定されている。この特別路形成部材57は、枠本体41に取付固定するための取付部87が前側に形成されており、この取付部87にネジ孔が開口形成されている。このネジ孔は、枠本体41に特別路形成部材57をネジ止めにより取付固定するためのものである。また、この特別路形成部材57には、特別路形成部88が形成されている。この特別路形成部88は、一端側に第1流入口69が形成され、他端側に排出口78が形成されており、第1流入口69から下方向に延び、その下端部から前後方向の前側に向かって延びて排出口78に至るL字形状に形成されている。上記した取付部は、特別路形成部88の前端に形成されている。
特別路形成部88は、遊技球が流下可能な大きさの開口が内部に形成されている筒状の部材である。この特別路形成部88は、上部に第1流入口69が開口し、内部に特別路59が形成されている。上記した通り、この特別路59はL字形状に形成されており、第1流入口69から下方向に延びる下延部89と、下延部89から前側に延びる前延部90とから構成されている。下延部89は、内周面に、該内周面から内側に向かって突出する突出部91が形成されている。この突出部91は、第1流入口69から流入した遊技球が特別路59を流下する時に、その遊技球の流下速度を減少させるためのものである。即ち、この突出部91は、遊技球が特別路59を流下する時に、その流下する遊技球が衝突することによって、遊技球の流下速度を減少させるためのものである。この突出部91は複数設けられており、これら複数の突出部91が互いに向き合う面から交互に突出していることが好ましい。
前延部90は、遊技球が転動可能な大きさに内部が形成されている部材である。この前延部90は、下延部89と連続的に形成されており、第1流入口69から流入して下延部89を流下してきた遊技球が前側に向けて転動することのできるように形成されている。この遊技球が転動する経路は転動路として形成されており、下延部89から連続的に前延部90となるように形成されている。特別路59は、最終的に排出口78に至るように形成されている。特別路59は、地点Gにおいて、第2流入口70から流入する経路と合流し、地点Hにおいて、第3流入口71から流入する経路と合流するようにも形成されている。即ち、特別路59は、第1流入口69、第2流入口70及び第3流入口71から流入した遊技球が排出口78より排出される構成となっている。
なお、特別路59は、下延部89よりも前延部90が広くなるように形成されていてもよい。例えば、前延部90は、第1流入口69、第2流入口70及び第3流入口71から流入した遊技球が転動するので、下延部89よりも転動する遊技球の数が多くなる場合がある。このような場合に、転動する遊技球が球詰まりを起こさずスムーズに流動させるようにするために、前延部90を下延部89よりも広くなるように形成してもよい。
次に、本発明に係る遊技機の作用効果について説明する。上記した通り、本実施の形態に係る遊技機は、遊技者が遊技を行う際には、操作ハンドル8の回転量に応じた弾発強さで遊技球が順次弾発される。そして、遊技球が遊技領域16内を流下して、各種入賞口などに入賞したり、大多数はアウト口22に流入する。
そして、遊技領域16内を流下する遊技球の一部は、入球口48に入球してワープ通路47を通過し、さらには出球口から出球する。このようにワープ通路47を通過した遊技球は、装飾枠14の枠本体41に形成されているステージ部51に到達する。
ステージ部51に到達する遊技球は、ワープ通路47の流動面50上を転動した後に第1転動面58上、言い換えれば第1転動路75上を転動する。そして、第1転動面58上を転動した後に、第1誘導路76によって誘導され、第1流入口69に流入し、特別路59へ流入するか、又は第2誘導路77によって誘導され、第1転動面58よりも前方に転動する。そして、この遊技球は、第3ステージ部54の左右両端部において、第3ステージ部54における第3転動路79を転動するか、又は第3ステージ部54のさらに下方に位置する第2ステージ部53に向けて流下する。
第3転動路79を遊技球が転動した場合、この遊技球は中央に向けて凹状に形成されている第3転動路79上を順次転動する。この時、遊技球は、第3転動路79中に形成されている第3誘導路80又は第4誘導路81によって誘導される。遊技球が第3誘導路80によって誘導された場合、該遊技球は第3転動路79の奥側に位置する第3流入口71に流入する。そして、第3流入口71の下方に位置する特別路59を通って、排出口78から排出される。この排出口78から排出された遊技球は、始動入賞口に入賞しやすい状態で排出される。
また、第3転動路79上を遊技球が転動している場合において、第4誘導路81によって誘導された場合、該遊技球は第3ステージ部54の前側に向けて転動し、さらに第3ステージ部54の前方に向けて流下し、最終的には遊技領域に到達する。この場合には、遊技球は、再び遊技領域を流下して各種入賞口に入賞するか、又はアウト口22に流入することになる。
さらに第3ステージ部54において、第3ステージ部54よりもさらに下方に位置する第2ステージ部53に向けて遊技球が流下した場合には、該遊技球は、第2転動路76上を転動する。第2ステージ部53においては、起伏部73が形成されているところに第5誘導路85が形成されるとともに、凹部には第6誘導路86が形成されている。そのため、遊技球は、第5誘導路85によって誘導された場合には、該第5誘導路85によって案内され、特別路59に合流する。一方、第6誘導路86によって誘導された場合には、遊技球は、ステージ部51よりも前方に向けて流下する。
また、第1転動面58上を転動している遊技球の中には、遊技球同士が衝突すること等によって、ステージ部51の奥側へ移動する遊技球もある。このような遊技球は、奥側に向けて転動等することになるものの、ステージ部51の奥側には、第4装飾部材27に形成されている戻し部38によって転動する方向が奥側から前側向きに変更される。そのため、仮にステージ部51の奥側へ遊技球が移動したとしても、戻し部38で遊技球の転動する方向を確実に前側にすることができる。そのため、ステージ部51の奥側に位置する液晶表示画面に遊技球が当たることによって該液晶表示画面が破損したりすることを確実に防止することができる。
また、このような場合において、戻し部38で転動方向が変化した遊技球は、通過孔を通過して第2転動面61上に到達する。そして、第2転動面61を通過して、ステージ部51よりも前方に向けて転動し、遊技領域16に向けて流下していく。
このように、本発明に係る遊技機によれば、ステージ部51において遊技球が種々の方向に向けて転動すると共に、各流入口に流入することによって始動入賞口に遊技球が入賞したり、それとも遊技領域に向けて流下したりと、遊技球の移動方向に大きく変化を持たせることができる。そのため、遊技を行っている遊技者にとってはステージ部51に入った遊技球がその後どの経路をたどっていくのかの予測をつきにくくすることができ、遊技者の興趣を大きく向上させることが可能になる。
また、本発明に係る遊技機によれば、ステージ部51よりも奥側に行った遊技球による液晶表示画面等の破損をも戻り部38を形成することによって確実に防止することができるので、ステージ部51において確実に遊技球が該ステージ部51の奥側へ行かないようにしなくてもよい。例えば、ステージ部51の後部に遊技球が移動しないようにするための防護壁を設けたりする必要がなくなる。そのため、遊技者に対して、より各種の装飾部材を遊技者が視認し易くすることができ、遊技者の興趣をより向上させるような演出を行うことが可能になる。つまり、図柄表示装置の前方下部に装飾体が配置され、この装飾体に戻し部が形成されているので、遊技者と図柄表示装置との間に介するものを減らすことができる。したがって、本発明によれば、遊技球の移動によって表示装置を損傷することがなく、かつ良好な視認性を維持しつつ遊技者の興趣を低下させることがない
以上、本発明に係る遊技機について詳細に説明したが、上記したのは本発明に係る遊技機の一つの例を示したに過ぎないものであり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更等をしてもよい。
1 遊技機
11 遊技盤
12 裏ユニット
13センター役物
14 装飾枠部材
16 遊技領域
18 普通入賞装置
19 始動入賞装置
20 大入賞装置
27 第4装飾部材
38 戻し部
41 枠本体
42 第1通過入賞装置
43 第2通過入賞装置
50 流動面
51 ステージ部
52 第1ステージ部
53 第2ステージ部
54 第3ステージ部
55 第1ステージ部形成部材
56 第2ステージ部形成部材
57 特別路形成部材
58 第1転動面
59 特別路
60 一般路
61 第2転動面
62 第3転動面
63 第1領域
64 第2領域
66 第1経路
67 第2経路
68 第3経路
69 第1流入口
70 第2流入口
71 第3流入口
75 第1転動路
79 第3転動路
82 第2転動路

Claims (3)

  1. 遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤及び遊技の進行に応じて所定の図柄が表示される図柄表示装置が裏ユニットに設けられており、前記図柄表示装置の周囲に配置される装飾枠部材が前記遊技盤に組み付けられている遊技機であって、
    前記図柄表示装置の下部前側に配置されている装飾体が前記裏ユニットに設けられており、
    前記装飾枠部材には、前記遊技領域を流下する前記遊技球が流入可能に形成されるとともに、前記遊技球が転動可能に形成されたステージ部が形成されており、
    前記遊技領域には、前記遊技球が入賞可能な入賞口を有する入賞装置が設けられており、
    前記装飾枠部材は、前記ステージ部から前記入賞口に向けて前記遊技球を案内する特別路と、前記ステージ部から前記遊技領域に向けて前記遊技球を案内する一般路とを有しており、
    前記ステージ部は、転動する前記遊技球を前記特別路に流出する第1ステージと、転動する前記遊技球を前記特別路又は前記一般路のいずれかに流出する第2ステージと、転動する遊技球を前記特別路又は前記一般路のいずれかに流出する第3ステージを有しており、
    前記第1ステージには、前記特別路に前記遊技球を流入させる第1流入口を有し、
    前記第1ステージは、転動する遊技球を前記特別路、前記第2ステージ又は前記第3ステージのいずれかに振り分けられるように形成されており、
    前記第2ステージには、前記特別路に前記遊技球を流入させる第2流入口を有し、
    前記第2ステージは、前記特別路又は前記一般路のいずれかに流出するように形成されており、
    前記第3ステージは、前記特別路に流出する又は前記特別路の排出口よりも上方にて前記遊技領域に向けて遊技球を案内するように形成されており、
    前記装飾体には、前記図柄表示装置に近づく方向に向けて転動する遊技球の転動方向を前記図柄表示装置から離れる方向に向けて転動するように前記遊技球の転動方向を変更する戻し部が形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2ステージは、前記戻し部から前記装飾枠部材に向けて転動する遊技球を転動させる戻し経路を有する請求項記載の遊技機。
  3. 前記戻し部は、左右方向に凹凸形状を有する請求項1又は2記載の遊技機。
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