JP4802543B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技領域に設けられて変動図柄を表示する映像表示装置を備えた遊技機に関するものである。
従来より、遊技領域に設けられて変動図柄を表示する映像表示装置を備えた遊技機に関して種々提案されている。
例えば、図柄表示装置を備える遊技機であって、図柄表示装置は、主表示装置と、補助表示装置を有し、主表示装置は、変動停止時の表示態様により遊技者に特典の成立の可否を認識させる図柄を変動表示し、補助表示装置は、主表示装置の周囲を回転移動する回転体を有し、補助表示装置の回転体が主表示装置の周囲を回転移動すると、主表示装置に表示される画像が、回転体の回転移動に同期して回転表示されると共に、主表示装置に表示される画像が回転体に同期して回転表示される間、図柄は遊技者と正対する状態で表示され続けるように構成した遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−292032号公報(段落(0037)、図29〜図31)
しかしながら、上述の遊技機の構成では、主表示装置の周囲を回転移動する回転体に設けられている第2識別情報は、この回転体に印刷されたものであるため、変更することが困難であり、演出効果が損なわれ、遊技者の興趣を増大させることが困難であるという問題がある。
ここで、この問題を解決するために回転体に第2識別情報を表示する液晶表示器等を複数配置して、可変表示することが考えられるが、液晶表示器等を複数配置した場合には、製造コストアップになると共に、耐久性の面から小型化が難しいという問題がある。
また、この回転体に設けられている第2識別情報を可変表示した場合には、複雑な演出表示を行い遊技者を楽しませると共に、遊技者に対して遊技の結果を明確に認識できるように報知する必要があるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、映像表示装置の前面側に回転装飾部材を配置すると共に、この回転装飾部材の開口部の相対向する外側近傍に一対の透かし孔を設け、この回転装飾部材の回転に伴って開口部内に変動図柄を変動表示し、各透かし孔内にキャラクタ図柄を変動表示することにより、製造コストの削減化及び回転装飾部材の小型化を図ることが可能となる遊技機を提供することを目的とする。また、各透かし孔を介して複雑な演出表示を行い遊技者を楽しませると共に、各透かし孔を介して遊技者に対して遊技の結果を明確に認識できるように報知できる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、中央部に略円形の開口部を有する枠部材と、正面視略円形で中央部に略横長四角形の開口部が形成されると共に、前記略横長四角形の開口部の相対向する長辺部中央位置の各外側近傍に一対の透かし孔が形成されて、前記略円形の開口部に回転可能に取り付けられる回転装飾部材と、前記回転装飾部材を回転駆動する回転手段と、前記回転装飾部材の回転位置を検出する検出手段と、を有して、遊技盤に取り付けられる裏側装飾部材と、前記裏側装飾部材の背面部に取り付けられて、前記略横長四角形の開口部を介して複数の変動図柄を表示すると共に、前記各透かし孔を介して一対のキャラクタ図柄を変動表示する映像表示装置と、遊技機の動作状態を制御する主制御手段と、前記検出手段の検出情報に基づいて前記回転手段を駆動制御する回転制御手段と、前記映像表示装置を制御する表示制御手段と、前記映像表示装置に表示される複数の変動図柄の表示パターンを決定するサブ制御手段と、を備え、前記主制御手段は、始動口への遊技球の入賞に基づいて複数種類の変動パターンから一の変動パターンを選択する変動パターン選択手段を有し、前記サブ制御手段は、前記複数種類の変動パターンのそれぞれに対応して複数種類の表示パターンを記憶する表示パターン記憶手段と、前記変動パターン選択手段によって選択された変動パターンに対応して一の表示パターンを所定確率で選択する表示パターン選択手段と、を有し、前記回転制御手段は、前記各表示パターンに対応して前記回転装飾部材を複数種類の所定回転位置でそれぞれ予め定められた時間停止させる回転駆動パターンを記憶する回転駆動パターン記憶手段と、前記表示パターン選択手段によって選択された表示パターンに対応する回転駆動パターンに従って前記回転装飾部材を複数種類の所定回転位置でそれぞれ予め定められた時間停止させるように駆動制御する駆動制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記回転装飾部材の複数種類の回転位置のそれぞれに対応して前記略横長四角形の開口部に対向する略横長四角形の前記変動図柄の変動領域を記憶する変動領域記憶手段と、前記回転装飾部材の複数種類の回転位置のそれぞれに対応して前記各透かし孔に対向する前記キャラクタ図柄の一対の付属変動領域を記憶する付属変動領域記憶手段と、前記回転装飾部材の各回転位置のそれぞれに対応して、前記各変動図柄のうちの停止した停止図柄が視認可能に表示される複数の停止図柄表示領域を記憶する図柄表示領域記憶手段と、前記回転装飾部材の各回転位置に対応する前記各変動図柄及び各キャラクタ図柄のスクロール方向及びスクロール位置を記憶するスクロール情報記憶手段と、前記各表示パターンに対応して前記回転装飾部材の各回転位置に対応する前記変動領域内に予め定められた時間前記各変動図柄又は前記停止図柄を表示させると共に、該回転装飾部材の各回転位置に対応する前記各付属変動領域内に予め定められた時間前記各キャラクタ図柄を変動表示又は停止表示させる回転表示パターンを記憶する回転表示パターン記憶手段と、前記表示パターン選択手段によって選択された表示パターンに対応する回転表示パターンに従って前記変動領域及び前記各付属変動領域を順次選択する変動領域選択手段と、該表示パターンに対応する回転表示パターンに従って前記各変動図柄及び各キャラクタ図柄のスクロール方向及びスクロール位置を順次選択して前記変動領域選択手段によって選択された前記変動領域及び前記各付属変動領域に該各変動図柄及び各キャラクタ図柄を変動表示すると共に、該変動領域と該各付属変動領域とを相互に重ならないように表示するスクロール表示手段と、該表示パターンに対応する回転表示パターンに従って前記変動領域選択手段によって選択された前記変動領域内で前記略横長四角形の開口部から視認できる前記停止図柄表示領域を順次選択して前記停止図柄を該停止表示領域に表示する停止図柄表示手段と、を有し、前記枠部材は、前記略円形の開口部の裏側周縁部から所定高さ裏側方向へ周設された正面視略円形の第1リブ部と、前記第1リブ部の半径方向外側に配設された中継基板と、を有し、前記回転装飾部材は、前記略横長四角形の開口部の周囲に前記第1リブ部の内周面から所定距離離間して該内周面に対向するように所定高さ周設された正面視略円形の第2リブ部と、前記略横長四角形の開口部の外周部前面側に配置される電飾装置と、前記第1リブ部の内周面と前記第2リブ部の外周面とによって形成される空間部に配設されて前記中継基板と前記電飾装置とを電気的に接続するフレキシブルプリント配線と、を有し、前記フレキシブルプリント配線は、可撓性及び屈曲性を有して、前記中継基板から引き出されて前記第1リブ部に形成された切欠部から前記空間部内へ挿入されて該第1リブ部の内周面に沿って配設されると共に、内側方向に側面視U字形に折り返されて前記第2リブ部の外周面に沿って配設されて該第2リブ部の前記電飾装置の近傍に形成された切欠部に挿入されて該電飾装置に接続されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、前記キャラクタ図柄は、前記複数の変動図柄の確定表示態様を予告する複数種類の予告キャラクタを含み、前記主制御手段は、前記複数種類の予告キャラクタから一の予告キャラクタを選択する予告キャラクタ選択手段を有し、前記表示制御手段は、前記複数種類の予告キャラクタのそれぞれの画像データを記憶する予告キャラクタ記憶手段と、前記表示パターン選択手段によって選択された表示パターンに対応する回転表示パターンに前記複数の変動図柄の確定表示態様を所定タイミングで予告する予告演出表示パターンが含まれている場合には、前記予告キャラクタ選択手段によって選択された予告キャラクタを該予告演出表示パターンに従って前記各付属変動領域に所定時間表示する予告キャラクタ表示制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に係る遊技機では、遊技盤には裏側装飾部材が配置されている。また、この裏側装飾部材は、回転装飾部材が回転可能に設けられ、回転手段によって回転駆動される。また、裏側装飾部材には、回転装飾部材の回転位置を検出する検出手段が設けられている。そして、この回転装飾部材の中央部には、略横長四角形の開口部が形成されると共に、この開口部の相対向する長辺部中央位置の各外側近傍に一対の透かし孔が形成されている。また、遊技機の動作状態を制御する主制御手段は、始動口への遊技球の入賞に基づいて複数種類の変動パターンから一の変動パターンを選択する。そして、サブ制御手段は、変動パターンのそれぞれに対応して複数種類の表示パターンを記憶しており、主制御手段の選択した変動パターンに対応して一の表示パターンを所定確率で選択する。また、検出手段の検出情報に基づいて回転手段を駆動制御する回転制御手段は、各表示パターンに対応して回転装飾部材を複数種類の所定回転位置でそれぞれ予め定められた時間停止させる回転駆動パターンを記憶している。
また、映像表示装置を制御する表示制御手段は、回転装飾部材の複数種類の回転位置のそれぞれに対応する各変動図柄の変動領域とキャラクタ図柄の一対の付属変動領域を記憶する。また、表示制御手段は、回転装飾部材の各回転位置に対応する各変動図柄及び各キャラクタ図柄のスクロール方向及びスクロール位置を記憶する。また、表示制御手段は、回転装飾部材の各回転位置のそれぞれに対応して、各変動図柄のうちの停止した停止図柄が視認可能に表示される複数の停止図柄表示領域を記憶する。また、表示制御手段は、表示パターンに対応して回転装飾部材の各回転位置に対応する変動領域内に予め定められた時間各変動図柄又は停止図柄を表示させると共に、該回転装飾部材の各回転位置に対応する各付属変動領域内に予め定められた時間前記各キャラクタ図柄を変動表示又は停止表示させる回転表示パターンを記憶する。
そして、回転制御手段は、サブ制御手段によって選択された表示パターンに対応する回転駆動パターンに従って回転装飾部材を各回転位置にそれぞれ予め定められた時間停止させるように駆動制御する。一方、表示制御手段は、サブ制御手段によって選択された表示パターンに対応する回転表示パターンに従って変動領域及び一対の付属変動領域と、各変動図柄及び各キャラクタ図柄のスクロール方向とスクロール位置を順次選択して、変動領域と各付属変動領域とを相互に重ならないように表示する。また同時に、各変動図柄を該変動領域に変動表示すると共に、キャラクタ図柄を各付属変動領域に表示する。また、表示制御手段は、該表示パターンに対応する回転表示パターンに従って順次選択された変動領域内で回転装飾部材の開口部から視認できる停止図柄表示領域を順次選択して、停止図柄を該停止表示領域に表示するように制御する。
これにより、回転制御手段は、サブ制御手段によって選択された表示パターンに対応する回転駆動パターンに従って回転装飾部材を回転駆動制御する。また、該回転装飾部材の回転によって映像表示装置の変動図柄の変動表示が回転装飾部材の開口部からはみ出て、各キャラクタ図柄の変動表示が各透かし孔よりもはみ出ても、表示制御手段は、該サブ制御手段によって選択された表示パターンに対応する回転表示パターンに従って、この回転装飾部材の停止した各回転位置に対応する各変動図柄及び各キャラクタ図柄のスクロール方向及びスクロール位置を選択して、この変動領域及び各付属変動領域に各変動図柄及び各キャラクタ図柄を変動表示すると共に、該変動領域と該各付属変動領域とを相互に重ならないように表示する。このため、回転した回転装飾部材の開口部と各透かし孔内に変動図柄と各キャラクタ図柄を1つの映像表示装置によって確実に変動表示することができ、製造コストの削減化及び回転装飾部材の小型化を図ることが可能となる。また、回転装飾部材の停止した各回転位置に対応する各付属変動領域にキャラクタ図柄を確実に変動表示することができるため、各透かし孔を介して複雑な演出表示を行い遊技者を楽しませることができると共に、この各透かし孔を介して遊技者に対して遊技の結果を明確に認識できるように報知することが可能となる。また、該回転装飾部材の回転位置に対応して各変動図柄を開口部内に確実に変動表示することができる。
また、各変動図柄のうち停止した停止図柄がある場合には(例えば、リーチ状態などである。)、表示制御手段は、サブ制御手段によって選択された表示パターンに対応する回転表示パターンに従って選択された変動領域内で開口部から視認できる停止図柄表示領域を順次選択し、この停止図柄を該停止表示領域に表示するため、停止した停止図柄を常に各回転位置に停止した回転装飾部材の開口部内に確実に表示でき、遊技者の興趣を増大させることができる。
また、請求項2に係る遊技機では、キャラクタ図柄には、複数の変動図柄の確定表示態様を予告する複数種類の予告キャラクタが含まれている。そして、表示制御手段は、表示パターン選択手段によって選択された表示パターンに対応する回転表示パターンに複数の変動図柄の確定表示態様を所定タイミングで予告する予告演出表示パターンが含まれている場合には、主制御手段の選択した予告キャラクタを該予告演出表示パターンに従って各付属変動領域に所定時間表示する。
これにより、回転装飾部材の開口部内に表示されている複数の変動図柄の確定表示態様を予告する予告キャラクタを開口部の外側近傍に設けられた一対の透かし孔を介して見ることが可能となる。従って、遊技者に、予告キャラクタによって複数の変動図柄の最終確定表示態様、即ち大当たりの有・無の予告を明確に報知することが可能となり、遊技者の大当り獲得に対する期待感を向上させることが可能となる。また、予告キャラクタは、相対向する一対の透かし孔に他所定タイミングで所定時間表示されるため、この予告キャラクタを遊技者に確実に認識できるように表示制御することができる。
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るパチンコ機の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6が取付けられている。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側端縁部には、内枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、上皿8に連通する不図示の球送り機構を介して上皿8のパチンコ球が操作ハンドル10によりパチンコ球の発射勢を調整される発射装置(不図示)へ送られるよう構成されている。この発射装置は、供給されるパチンコ球を連続的に叩打する発射ソレノイド(不図示)や発射勢装置として機能する発射制御基板30等から構成され、該発射制御基板30は、操作ハンドル10の内部に取り付けられる可変抵抗器(不図示)を介して発射ソレノイドへの供給電力が調節され、パチンコ球の発射勢を強めたり、弱めたりすることが可能なように構成されている。これにより、遊技者が操作ハンドル10における回動操作部材10Aの回動量を調節することによって、該操作ハンドル10内に取り付けられた可変抵抗器の抵抗値が増減され、発射ソレノイドによるパチンコ球の発射勢の加減を適宜行うことができるように構成されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、この内枠3のほぼ中央部には遊技盤41が着脱自在なように鉄板等の金属製や合成樹脂製又は合成樹脂の一体成形により形成される機構盤18に取り付けられている。そして、この機構盤18の裏側には合成樹脂製の機構セット盤20が開閉自在に蝶番により取り付けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチやパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータが内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。
また、タンクレール23の下側には液晶表示器(LCD)52(図4参照)等を制御する演出表示基板260(図22参照)が内蔵される演出表示基板ケース26が配設されている。また、演出表示基板ケース26の横側には普通役物等を駆動制御する役物駆動制御基板が内蔵される役物駆動制御基板ケース27が配設されている。また、演出表示基板ケース26の下側には、各スピーカ7、スピーカ筐体11に内蔵されるスピーカ、エラー表示電飾ランプ6等のフルカラーダイオード、及び後述の回転用モータ125(図8参照)等を駆動制御するサブ統合制御基板280(図22参照)が内蔵されるサブ統合制御基板ケース28が配設されている。また、このサブ統合制御基板ケース28の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主制御基板290(図22参照)が内蔵される主制御基板ケース29が配設されている。そして、この主制御基板ケース29の遊技者側前面部には、操作ハンドル10の操作によって発射装置を駆動制御する発射制御基板が内蔵される発射制御基板ケース30が配設されている。また、主制御基板ケース29の横側には、賞球払出装置22を駆動制御する払出制御基板が内蔵される払出制御基板ケース31が配設されている。更に、この払出制御基板ケース31の下側には、AC24Vの供給電源からDC5VやDC12V等の各種駆動電源を生成して供給する電源基板が内蔵される電源基板ケース32が配設されている。
次に、遊技盤41上の遊技領域42の構成について図3及び図4に基づいて説明する。
図3及び図4に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、第1開口部47が開設され、この第1開口部47に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、遊技盤41の前面側に装着される後述の前面側装飾部材49(図5、図6参照)と、この前面側装飾部材49の背面側に配置される後述の裏側装飾部材50(図7等参照)と、この前面側装飾部材49及び裏側装飾部材50の背面部を覆うように第1開口部47の裏側に取り付けられる取付カバー部材51と、この取付カバー部材51の背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、上、中、下に上下方向3列の変動図柄が表示され、後述のように回転装飾部材の回転に伴って各変動図柄は回転表示される(図37等参照)。また、液晶表示器52の左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。
一方、特別図柄表示装置48の左側にはゲート54が配設されている。また、このゲート54にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ54A(図22参照)が備えられている。また、特別図柄表示装置48の左右の下角部の外側には、通常の風車55、56が設けられている。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図22参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主制御基板290(図22参照)に設けられるRAMに記憶されて変動確定回数として保留される。
また、ゲート54のパチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部50の普通図柄が変動する。そして、このゲート54にパチンコ球が入って、普通図柄表示部50の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「11」、「77」のように揃った場合等)には、始動口57の上部に設けられるチューリップ式役物57Bが所定時間(本実施例では、約1秒間)開かれ、この始動口57にパチンコ球が入賞する確率が増加する。また、普通図柄が変動中にゲート54をパチンコ球が通過した場合には、通過個数が4個まで主制御基板290に設けられるRAMに記憶されて普通図柄の変動確定回数として保留される。
そして、始動口57の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉59で前面部を覆われる大入賞口60が形成された特別入賞装置61が配設されている。また、この大入賞口60の左右両側には上方に開口する各入賞口62、63が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口62、63への入賞を検出する入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、各入賞口62、63の下側には、各電飾ランプ62A、63Aが内蔵されている。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
次に、遊技盤41の第1開口部47に前面側から取り付けられる前面側装飾部材49の概略構成について図5及び図6に基づいて説明する。
図5及び図6に示すように、前側装飾部材49は、遊技盤41の第1開口部47に前面側から嵌入されて各取付穴67を介してビス止め等によって取り付けられ、この第1開口部47の前面部を閉塞すると共に装飾している。また、この前側装飾部材49の中央部には、液晶表示器(LCD)52の表示画面にほぼ等しい大きさの略横長四角形の第2開口部69が開設されている。また、この前側装飾部材49の背面部は、ほぼ前面に渡って透明な板状の樹脂製保護カバー71で覆われている。これにより、この第2開口部69内に遊技球が転動落下しても遊技盤41の裏側に進入することを阻止でき、裏側装飾部材50内に滞留したり、液晶表示器52に衝突することを防止することができる。また、遊技者はこの保護カバー71を介して液晶表示器52の演出表示を見ることができる。
また、この第2開口部69の下側側壁部72は、外側下方向に傾斜して設けられているため、該第2開口部69内に転動落下した遊技球を確実に外側方向に転動落下させることができる。
また、この前側装飾部材49の両肩部73、74には、上辺部に転動落下してこの両肩部73、74上を転動落下した遊技球が進入可能な各ワープ入り口73A、74Aが形成されており、左右側縁部に沿って下端部まで連通される各ワープ通路75、76に進入可能に構成されている。そして、各ワープ通路75、76内を転動落下した遊技球は、前面装飾部材49の下端面上を転動して、この前面側装飾部材49の下端部前面で、且つ始動口57の直上に形成される始動口案内孔77から下方に転動落下するように構成されている。
次に、裏側装飾部材50の概略構成について図7乃至図18に基づいて説明する。
図7に示すように、裏側装飾部材50は、中央部に略円形の第3開口部81が形成されて、取付カバー部材51の前面部に取り付けられる略矩形状の枠部材82と、この枠部材82の前面側から第3開口部81の外周部を覆うと共に該第3開口部81に回転可能に装着される正面視略円形の前側回転装飾部材83と、該枠部材82の背面側から前側回転装飾部材83の背面部を覆うように取り付けられて第3開口部81内に回転可能に装着される回転カバー部材84とから構成されている。
また、第3開口部81の裏側周縁部には、リブ部81Aが所定高さ(例えば、約10mmの高さである。)裏側方向に周設されている。また、回転カバー部材84の開口部86の周囲には、この回転カバー部材84の回転軸心を中心として、正面視円形のリブ部84Aが所定高さ(例えば、約10mmの高さである。)前面側方向に立設されている。これにより、枠部材81の第3開口部81及びリブ部81Aの内周面と、前側回転装飾部材83の背面部及び回転カバー部材84のリブ部84Aの外周面とによって、後述のように、可撓性及び屈曲性を有する各フレキシブルプリント配線103、104(図15参照)が側面視U字形に折り返されて配設される空間部105が形成される(図12参照)。
また、前側回転装飾部材83と回転カバー部材84とのそれぞれの略中央部には、略横長四角形の各開口部85、86が形成され、前側回転装飾部材83の背面部に回転カバー部材84を取り付けた場合には、前面側装飾部材49の第2開口部69とほぼ同じ大きさの第4開口部87が形成される(図8参照)。そして、取付カバー部材51を介して遊技盤41の第1開口部47の裏側に装着された場合には、前面側装飾部材49の第2開口部69と裏側装飾部材50の第4開口部87とは、相対向するように配置される(図3参照)。
また、前側回転装飾部材83の開口部85の相対向する長辺部略中央位置の各外側近傍の位置には、正面視横長四角形で筒状の各貫通孔200A、201Aが裏側面まで形成されている。一方、回転カバー部材84の開口部86の相対向する長辺部略中央位置の各外側近傍の各貫通孔200A、201Aに対向する位置には、正面視横長四角形の各貫通孔200B、201Bが形成されている。これにより、枠部材82に前側回転装飾部材83と回転カバー部材84とを取り付けた場合には、貫通孔200Aと貫通孔200Bとは連通し、また、貫通孔201Aと201Bとは連通して、各透かし孔200、201(図8〜図11参照)が形成される。
図8乃至図11に示すように、枠部材82の前面側の上辺部には、下端縁部が円弧状に形成された前側回転支持板89が取り付けられている。この前側回転支持板89の下端縁部は、前側回転装飾部材83の外周部から所定寸法(例えば、約3mm〜5mmである。)半径方向内側の位置に、軸方向に形成された正面視円形の段差部90の外周面に摺接可能に設けられ、該前側回転装飾部材83の上方向への変位を支持すると共に、軸方向前側への変位を支持するように構成されている。また、この前側回転支持板89の左右方向中央部には逆三角形の位置マーク91が形成されている。一方、前側回転装飾部材83の段差部90の前面部には、第4開口部87の長手方向が略水平に位置した場合に、この位置マーク91に対向する位置に原点位置を表す原点マーク92が形成されている。これにより、原点マーク92を位置マーク91に合わせることによって、枠部材82に対する前側回転装飾部材83の原点位置合わせを目視で行うことができる。
また、枠部材82の背面側の上辺部には、下端縁部が円弧状に形成された裏側回転支持板95が取り付けられている。この裏側回転支持部材95の下端縁部は、回転カバー部材84の外周部から所定寸法(例えば、約5mm〜10mmである。)半径方向内側の位置に、軸方向に形成された正面視円形の段差部94の外周面に摺接可能に設けられ、該回転カバー部材84の上方向への変位を支持すると共に、軸方向背面側への変位を支持するように構成されている。
また、枠部材82の第3開口部81の外周部には、位置マーク91から正・逆回転方向の中心角約120度の位置に、金属製の各シャフト97、98が前後方向に貫通して立設され、各回転ローラ97A、97Bと各回転ローラ98A、98Bとが軸支されている。また、枠部材82の前面側に配置される各回転ローラ97A、98Aは、前側回転装飾部材83の段差部90の外周面に当接可能に設けられ、該前側回転装飾部材83の下方向への変位及び荷重を支持すると共に、軸方向前側への変位を支持するように構成されている。また、枠部材82の背面側に配置される各回転ローラ97B、98Bは、回転カバー部材84の段差部94の外周面に当接可能に設けられ、該回転カバー部材84の下方向への変位及び荷重を支持すると共に、軸方向背面側への変位を支持するように構成されている。また、各シャフト97、98の背面側端縁部には、正面視略L字形の保護板99が取り付けられ、各回転ローラ97B、98Bの背面側端縁部に摺接している。
これにより、枠部材81が取付カバー部材51を介して遊技盤41に平行になるように取り付けられた場合には、前側回転装飾部材83及び回転カバー部材84は、各回転ローラ97A、97Bと各回転ローラ98A、98Bとによって、第3開口部81に回転可能に支持される。また、裏側装飾部材50の第4開口部87は、該第4開口部87の長手方向が略水平に位置した場合に、前面側装飾部材49の第2開口69と協働して略横長四角形の連続した開口部を形成するように配置される。また、裏側装飾部材50の第4開口部87の長手方向が略鉛直方向に位置した場合には、後述のように前面側装飾部材49の第2開口69内の左右方向両端縁部に各透かし孔200、201が配置されると共に、第4開口部87の中央部が該第2開口部69と対向するように配置される(図20参照)。
また、前側回転装飾部材83の第4開口部87の相対向する長辺側の外周部前面側には、長手方向中央部の各透かし孔200、201の外周部にフルカラーの発光ダイオードが内蔵される各電飾部100、101が設けられると共に、該各電飾部100、101の長手方向両外側には各電飾ランプカバー100A、101Aが設けられている。また、前側回転装飾部材83の各電飾部100、101及び各電飾ランプカバー100A、101Aの背面部には、点灯駆動される各フルカラーの発光ダイオードや光演出用の各種電飾ランプ等が配設された各電飾回路基板100B、101B(図12参照)が設けられ、各電飾部100、101における光演出が可能に構成されると共に、各種光演出に合わせて各電飾ランプカバー100A、101Aによる光演出が行われる。
一方、枠部材82の背面側には、右側縁部(図9中、左側縁部)の上下方向略中央部に中継基板102が配設され、該中継基板102と各電飾回路基板100B、101Bとは、各フレキシブルプリント配線103、104を介して電気的に接続されている。また、後述のように、各電飾回路基板100B、101Bは、中継基板102を介してサブ統合制御基板280に電気的に接続されている(図22参照)。
ここで、各フレキシブルプリント配線103、104の配線状態の詳細について図12乃至図15に基づいて説明する。
図12に示すように、各フレキシブルプリント配線103、104は、中継基板102から下側方向に引き出されて、該中継基板102の内側に対向して立設される断面略四角形のボス部107Aと断面略円形のボス部107Bとの間を重ねられて通り、枠部材82のリブ部81Aの外周部が軸方向に所定幅(本実施例では、約3mm〜5mm幅である。)で切り欠かれたスリット状の挿入口108から空間部105内に、該リブ部81Aの内周面の接線方向に沿って挿入されている。また、前側回転装飾部材83が原点位置に位置する場合には、この重ねられて挿入された各フレキシブルプリント配線103、104は、この空間部105内の第3開口部81及びリブ部81Aの内周面に沿って上側の電飾回路基板101B上を通り過ぎて、原点マーク92から中心角が所定角度(本実施例では、約45度である。)に達した場合には、再度挿入口108方向へ側面視U字形に内側方向に折り返されて、配設される。
また、この折り返された各フレキシブルプリント配線103、104は、回転カバー部材84のリブ部84Aの外周面に沿って上側の電飾回路基板101B上に達した場合には、このリブ部84Aに形成された軸方向に所定幅(本実施例では、約3mm〜5mm幅である。)で切り欠かれたスリット状の入口部110に、外周面の接線方向に沿って挿入される。そして、この入口部110に挿入されたフレキシブルプリント配線103は、電飾回路基板101Bに接続される。一方、この入口部110に挿入されたフレキシブルプリント配線104は、リブ部84Aの内周面に沿って配設され、このリブ部84Aに形成されたスリット状の出口部111から空間部105に引き出されて、このリブ部84Aの外周面に沿って配設される。そして、原点マーク92を過ぎて中心角が約90度に達した場合には、リブ部84Aに形成されたスリット状の入口部112に挿入された後、このリブ部84Aに形成されたスリット状の出口部113から再度、空間部105に引き出されてリブ部84Aの外周面に沿って配設される。続いて、リブ部84Aの外周面に沿って下側の電飾回路基板100B上に達した場合には、このリブ部84Aに形成されたスリット状の入口部115に、外周面の接線方向に沿って挿入される。そして、この入口部115に挿入されたフレキシブルプリント配線104は、電飾回路基板100Bに接続される。
従って、挿入口108から空間部105内に挿入された各フレキシブルプリント配線103、104は、空間部105内で側面視U字形に折り返されて配設されるため、中継基板102から各電飾回路基板100B、101Bまでの最大配線長さよりも長くなるように形成されている。また、フレキシブルプリント配線103は、電飾回路基板101B上を通り過ぎた後、空間部105内で内側方向に折り返されて配設された後、入口部110に挿入されるため、このフレキシブルプリント配線103の曲げ弾性によってリブ部84Aの外周面に密着させて取り付けることができる。これにより、図13及び図15に示すように、フレキシブルプリント配線103は、その曲げ弾性によって前側回転装飾部材83及び回転カバー部材84の回転に伴って、順次リブ部84Aの外周面に密着するように空間部105内でスムーズに折り返されて移動することが可能となる。
また、フレキシブルプリント配線104は、回転カバー部材84のリブ部84Aに形成されたスリット状の出口部111から引き出された後、入口部112及び出口部113に挿入されて、入口部115に挿入されるため、フレキシブルプリント配線104をリブ部84Aの外周面に確実に密着させて取り付けることができる。このため、図14及び図15に示すように、フレキシブルプリント配線104は、その曲げ弾性によって前側回転装飾部材83及び回転カバー部材84の回転に伴って、順次リブ部84Aの外周面に密着するように空間部105内でスムーズに折り返されて移動することが可能となる。
また、図8及び図10に示すように、前側回転装飾部材83の各電飾部100、101及び各電飾ランプカバー100A、101Aの外周部には、原点マーク92に対して左右対称に所定中心角度(本実施例では、約270度である。)で案内溝118が形成され、この案内溝118の両端縁部には、所定高さの各リブ119が外側方向に突設されている。一方、枠部材82の前面部の右側端縁部には、案内溝118の前側を覆うように回転規制板120が取り付けられている。また、この回転規制板120の下端縁部の背面側には、所定高さのボス部121が立設されて、案内溝118内に挿入されている。これにより、このボス部121が案内溝118の両端縁部に突設された各リブ119に当接することによって、前側回転装飾部材83の時計方向及び反時計方向への最大回転可能角度を規制することができる。
また、図8乃至図11に示すように、枠部材82の前面部の右上角部には、ステッピングモータ等によって構成される回転用モータ125がモータ軸を該枠部材82の裏側方向に貫通して取り付けられている。また、このモータ軸にはピニオンギヤ126が取り付けられている。また、このピニオンギヤ126には、枠部材82及び保護板99間に軸支されるアイドルギヤ127が歯合している。また、このアイドルギヤ127の枠部材82側の面には、このアイドルギヤ127の歯数よりも少ない歯数のアイドルギヤ128(図16参照)が同軸上に設けられている。更に、このアイドルギヤ128には、回転カバー部材84の外周部の全周に形成される回転ギヤ部129(図16参照)が歯合している。これより、回転用モータ125が時計方向に正回転した場合には、各アイドルギヤ127、128及び回転ギヤ部129を介して、各回転ローラ97A、97B、98A、98B等によって回転可能に支持される前側回転装飾部材83及び回転カバー部材84が時計方向に回転される。また、回転用モータ125が反時計方向に逆回転した場合には、各アイドルギヤ127、128及び回転ギヤ部129を介して、前側回転装飾部材83及び回転カバー部材84が反時計方向に回転される。
また、図7、図8及び図10に示すように、前側回転装飾部材83の外周部には、原点マーク92から反時計方向に中心角が約45度の位置から約225度の位置までに渡って、半径方向外側に所定長さ(本実施例では、約5mm〜10mmである。)延出された正面視略半円弧状の延出部131が形成されている。また、前側回転装飾部材83の原点マーク92が枠部材82の位置マーク91に対向する位置、即ち、前側回転装飾部材83が原点位置に位置する場合に、この延出部131の反時計方向側の端縁部に対向する枠部材82の前面部には、透過型のフォトセンサSW1が、該延出部131の反時計方向側の端縁部を挟むように配設されている。従って、このフォトセンサSW1は、位置マーク91から中心角が時計方向に約135度の枠部材82の前面部に配設されている。
また、この透過型のフォトセンサSW1から中心角が時計方向に約90度の枠部材82の前面部には、透過型のフォトセンサSW2が、該延出部131を挟むように配設されている。ここで、各フォトセンサSW1、SW2は、延出部131を挟んだ場合には、OFF信号を出力し、延出部131を挟んでない場合には、ON信号を出力するように構成されている。
ここで、各フォトセンサSW1、SW2の出力信号の一例を図16乃至図18に基づいて説明する。
図16に示すように、先ず、回転用モータ125を駆動して前側回転装飾部材83を回転させ、原点マーク92を位置マーク91に対向させた場合には、即ち前側回転装飾部材83を回転させて原点位置に移動させた場合には、各フォトセンサSW1、SW2は、延出部131によって遮られて共にOFF信号を出力する。
また、図17示すように、回転用モータ125を駆動して前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向に約90度回転させた場合には、フォトセンサSW1は、延出部131によって遮られないため、ON信号を出力する。一方、フォトセンサSW2は、延出部131の反時計方向側の端縁部によって遮られるためOFF信号を出力する。
更に、図18に示すように、回転用モータ125を駆動して前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向に約180度回転させた場合には、フォトセンサSW1は、延出部131の時計方向側の端縁部によって遮られるためOFF信号を出力する。一方、フォトセンサSW2は、延出部131によって遮られないため、ON信号を出力する。
次に、このように構成された特別図柄表示装置48の裏側装飾部材50を回転駆動した一例を図19乃至図21に基づいて説明する。
図19に示すように、特別図柄表示装置48の裏側装飾部材50を構成する前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向に約45度回転駆動した場合には、前面側装飾部材49の第2開口部69を介して、液晶表示器(LCD)52の表示画面の右上角部に電飾部101が出現して、透かし孔201の長手方向の約下半分が出現し、該透かし孔201を介して液晶表示器(LCD)52の表示画面の右上隅部を見ることが可能となる。また、電飾部101の斜め右下側に電飾ランプカバー101Aが出現する。また、液晶表示器(LCD)52の表示画面の左下角部に電飾部100が出現して、透かし孔200の長手方向の約上半分が出現し、該透かし孔200を介して液晶表示器(LCD)52の表示画面の左下隅部を見ることが可能となる。また、電飾部100の斜め左上側に電飾ランプカバー100Aが出現する。
そして、図20に示すように、特別図柄表示装置48の裏側装飾部材50を構成する前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向に約90度回転駆動した場合には、前面側装飾部材49の第2開口部69を介して、液晶表示器(LCD)52の表示画面の右側端縁部の中央部に電飾部101の全体が出現して、透かし孔201が表示画面の右側端縁部の上下方向中央部に位置し、該透かし孔201を介して液晶表示器(LCD)52の表示画面の右側端縁部の上下方向中央部を見ることが可能となる。また、電飾部101の上下に各電飾ランプカバー101Aが出現する。また、液晶表示器(LCD)52の表示画面の左側端縁部の中央部に電飾部100が出現して、透かし孔200が表示画面の左側端縁部の上下方向中央部に位置し、該透かし孔200を介して液晶表示器(LCD)52の表示画面の左側端縁部の上下方向中央部を見ることが可能となる。また、電飾部100の上下に各電飾ランプカバー100Aが出現する。
また、図21に示すように、特別図柄表示装置48の裏側装飾部材50を構成する前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向に約135度回転駆動した場合には、前面側装飾部材49の第2開口部69を介して、液晶表示器(LCD)52の表示画面の右下角部に電飾部101が出現して、透かし孔201の長手方向の約上半分が出現し、該透かし孔201を介して液晶表示器(LCD)52の表示画面の右下隅部を見ることが可能となる。また、電飾部101の斜め右上側に電飾ランプカバー101Aが出現する。また、液晶表示器(LCD)52の表示画面の左上角部に電飾部100が出現して、透かし孔200の長手方向の約下半分が出現し、該透かし孔200を介して液晶表示器(LCD)52の表示画面の左上隅部を見ることが可能となる。また、電飾部100の斜め左下側に電飾ランプカバー100Aが出現する。
更に、特別図柄表示装置48の裏側装飾部材50を構成する前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向に約180度回転駆動した場合には、前側回転装飾部材83は、前面側装飾部材49の背面側にほぼ隠れるように配置され、第2開口部69を介して液晶表示器52の略横長四角形の表示画面全体を見ることができる。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図22乃至図26に基づいて説明する。
図22に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。
主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路(I/O)294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A等が接続されている。また、この入出力回路(I/O)294には、開閉扉59を開閉する開閉扉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
また、図23に示すように、RAM293には、クロック回路295から入力されるクロック信号に基づいて0から359まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値359の次には最小値0に戻る)が格納される大当たりカウンタ293Aが設けられている。この大当たりカウンタ293Aのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「7」が大当たりに対応し、その他のカウント値はハズレとなる。
尚、大当たりが抽選された場合には、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「9」、「0」のうちのいずれかが「111」、「222」、「333」、・・・、「999」、「000」と揃って確定停止して表示され、その後、大入賞口60が所定回数(例えば、15回である。)連続して、毎回30秒間又は30秒以内に10個入賞するまで開放され、遊技者に多くの賞球が払い出されるいわゆる大当たり遊技を行うことができる。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から142まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値142の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ293Bが設けられている。かかるリーチカウンタ293Bのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきリーチ状態かどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」がリーチ後に外れとなるリーチハズレの場合に対応し、カウント値「28〜142」がリーチに至ることなく直ちにハズレとなる完全ハズレの場合に対応している。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される変動パターン選択カウンタ293Cが設けられている。かかる変動パターン選択カウンタ293Cのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。尚、変動パターン選択カウンタ293Cのカウント値は、液晶表示器52の3列の変動図柄の変動が開始されるタイミングで読み取るように構成してもよい。また、この変動パターン選択カウンタ293Cのカウント値に基づいて選択される各変動パターンは、各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を表示するパターンであり、本実施例においては、表示演出時間としてはリーチハズレの各リーチ変動パターンX、Yの変動パターンとして「20秒間」、「30秒間」の2種類のものが設定されている。また、各大当たりのリーチ変動パターンX、Yの変動パターンとして「22秒間」、「32秒間」の2種類のものが設定されている。
ここでは、例えば、カウント値「0〜4」がリーチハズレのリーチ変動パターンXの変動パターンとして「20秒間」のものに対応し、大当たりのリーチ変動パターンXの変動パターンとして「22秒間」のものに対応している。また、カウント値「5〜9」がリーチハズレのリーチ変動パターンYの変動パターンとして「30秒間」のものに対応し、大当たりのリーチ変動パターンYの変動パターンとして「32秒間」のものに対応している。
尚、リーチ状態とは、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、左列と右列との変動図柄が各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「9」、「0」のうちのいずれかで揃って停止し、中列の変動図柄が変動する状態をいう(例えば、「1↓1」、「2↓2」、・・・、「7↓7」等の状態である。)。また、左、中、右の3列の変動図柄のうち左列と右列に停止する特別図柄をリーチ図柄という。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ293Dが設けられている。かかるハズレ図柄選択カウンタ293Dのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Eが設けられている。かかるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Eのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
尚、ハズレ図柄選択カウンタ293Dのカウント値、及びリーチハズレ図柄選択カウンタ293Eのカウント値は、液晶表示器52の3列の変動図柄の変動が開始されるタイミングで読み取るように構成してもよい。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される大当たり図柄選択カウンタ293Fが設けられている。かかる大当たり図柄選択カウンタ293Fのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき液晶表示器(LCD)52に表示される大当たり図柄が選択される。ここで、大当たり時には液晶表示器52に「111」、「222」、「333」、「444」、「555」、「666」「777」、「888」、「999」、「000」のうちのいずれかが選択されて表示される。尚、各大当たり図柄は、後述のように各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から14まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値14の次には最小値0に戻る)が格納される予告図柄選択カウンタ293Gが設けられている。かかる予告図柄選択カウンタ293Gののカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき液晶表示器(LCD)52に後述のように各透かし孔200、201に対向する表示画面の第1付属変動領域300と第2付属変動領域301(図40等参照)に表示される予告キャラクタが選択される。
ここで、予告キャラクタには、「大吉」、「中吉」、「小吉」の3種類が予めROM292に記憶されている。そして、大当たり時には、予告図柄選択カウンタ293Gのカウント値が「0〜9」の場合に、予告キャラクタとして「大吉」が選択され、また、このカウント値が「10〜13」の場合に、予告キャラクタとして「中吉」が選択され、更に、このカウント値が「14」の場合に、予告キャラクタとして「小吉」が選択される。一方、リーチハズレ時には、予告図柄選択カウンタ293Gのカウント値が「0〜10」の場合に、予告キャラクタとして「小吉」が選択され、また、このカウント値が「11〜13」の場合に、予告キャラクタとして「中吉」が選択され、更に、このカウント値が「14」の場合に、予告キャラクタとして「大吉」が選択される。
また、RAM293には、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されたときの各カウンタ293A〜293Gのカウント値等が記憶されるパラメータ記憶エリア293Hが設けられている。
尚、各カウンタ293A〜293Gの各カウント値及びパラメータ記憶エリア293Hは、起動時に「0」に初期化される。
また、図22に示すように、サブ統合制御基板280には、CPU281、スピーカ7や回転用モータ125等の駆動制御プログラム等を格納するROM282、主制御基板290からの各種制御信号を格納するRAM283、主制御基板290から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)284、スピーカ7を駆動制御する駆動回路141、エラー表示電飾ランプ6、各電飾回路基板100B、101Bを駆動制御する駆動回路142、及び回転用モータ125を駆動制御する駆動回路143等が配設されている。そして、このCPU281、ROM282、RAM283、及び入出力回路(I/O)284は、バス線により相互に接続されている。また、CPU281にはクロック回路285が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)284には、主制御基板290の入出力回路(I/O)294が接続されている。また、この入出力回路(I/O)284には、各駆動回路141、142、143が接続されている。また、この入出力回路(I/O)284には、透過型の各フォトセンサSW1、SW2等が接続されている。
また、図24に示すように、RAM283には、クロック回路285から入力されるクロック信号に基づいて0から19まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値19の次には最小値0に戻る)が格納される表示パターン選択カウンタ283Aが設けられている。かかる表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値は、主制御基板290から変動パターンの指示信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値は、パラメータ記憶エリア283Bに記憶される。
そしてまた、図25に示すように、ROM282には、後述のフォトセンサ出力テーブル145(図27参照)が格納されるフォトセンサ出力テーブル記憶エリア282Aが設けられている。また、ROM282には、後述の通常変動表示パターンテーブル146(図27参照)及びリーチ変動表示パターンテーブル147(図28参照)が格納される表示パターンテーブル記憶エリア282Bが設けられている。また、ROM282には、後述の各表示パターンA1、B1、C1、D1、A2、B2、C2、D2に対応して前側回転装飾部材83を回転駆動する駆動タイミングを決定する各タイムチャート151A〜158A(図30、図31参照)が格納される回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cが設けられている。更に、ROM282には、演出表示基板260のCPU261に選択した表示パターンを指示すると共に、該表示パターンに対応するタイムチャートに基づいて前側回転装飾部材83を所定角度まで回転させ、各回転停止位置でそれぞれ予め定められた時間停止させるための後述の各種のサブ制御プログラム(図36等参照)が格納されている。
また、図22に示すように、演出表示基板260には、CPU261、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM262、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM263、サブ統合制御基板280から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)264、及びCPU261から送られた表示情報を受けて液晶表示器(LCD)52に対して画像を加工して表示するVDP(VideoDisplayProcessor)265等が配設されている。そして、このCPU261、ROM262、RAM263、入出力回路(I/O)264、及びVDP(VideoDisplayProcessor)265は、バス線により相互に接続されている。また、CPU261にはクロック回路266が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU261は、サブ統合制御基板280から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器52に所定の演出表示を行う。
また、図26に示すように、ROM262には、後述の通常回転変動座標テーブル161(図34参照)とリーチ時回転変動座標テーブル162(図35参照)とが格納される回転変動座標テーブル記憶エリア262Aが設けられている。また、ROM262には、後述の各表示パターンA1、B1、C1、D1、A2、B2、C2、D2に対応して前側回転装飾部材83の各回転停止位置に対応する変動表示態様を決定する各タイムチャート151B〜158B(図32、図33参照)が格納される回転表示タイムチャート記憶エリア262Bが設けられている。また、ROM262には、液晶表示器(LCD)52に後述のように各透かし孔200、201に対向する表示画面の第1付属変動領域300と第2付属変動領域301(図40等参照)に表示する予告キャラクタの画像データが格納される予告キャラクタ記憶エリア262Cが設けられている。
次に、サブ統合制御基板280のROM282のフォトセンサ出力テーブル記憶エリア282Aに記憶されるフォトセンサ出力テーブル145の一例について図27に基づいて説明する。ここで、フォトセンサ出力テーブル145は、サブ統合制御基板280のCPU281が前側回転装飾部材83の原点位置(0度)等の回転位置を各フォトセンサSW1、SW2の出力信号によって判定する場合に使用するものである。
図27に示すように、フォトセンサ出力テーブル145は、前側回転装飾部材83の原点位置からの回転角度を表す「回転角度」と、前側回転装飾部材83が各回転角度に位置した場合のフォトセンサSW1の出力信号を表す「SW1」と、前側回転装飾部材83が各回転角度に位置した場合のフォトセンサSW2の出力信号を表す「SW2」とから構成されている。この「回転角度」は、前側回転装飾部材83の原点マーク92が位置マーク91に対向した位置を原点位置(0度)とし、この原点位置から時計方向の回転角度を正の角度で表し、反時計方向の回転角度を負の角度で表す。
また、フォトセンサ出力テーブル145の「回転角度」には、「−1度」、「0度」、「1度」、・・・「89度」、「90度」、「91度」、・・・「179度」、「180度」、「181度」、・・・の回転角度が予め格納されている。
また、フォトセンサ出力テーブル145の「SW1」には、「回転角度」の「−1度」及び「0度」に対応して「OFF」、「回転角度」の「1度」に対応して「ON」、・・・、「回転角度」の「89度」、「90度」及び「91度」に対応して「ON」、・・・、「回転角度」の「179度」に対応して「ON」、「回転角度」の「180度」及び「181度」に対応して「OFF」、・・・のフォトセンサSW1の出力信号が予め格納されている。
また、フォトセンサ出力テーブル145の「SW2」には、「回転角度」の「−1度」、「0度」及び「1度」に対応して「OFF」、・・・、「回転角度」の「89度」に対応して「OFF」、「回転角度」の「90度」及び「91度」に対応して「ON」、・・・、「回転角度」の「179度」、「180度」及び「181度」に対応して「ON」、・・・のフォトセンサSW2の出力信号が予め格納されている。
次に、サブ統合制御基板280のROM282の表示パターンテーブル記憶エリア282Bに記憶される通常変動表示パターンテーブル146の一例について図28に基づいて説明する。ここで、通常変動表示パターンテーブル146は、サブ統合制御基板280のCPU281が、主制御基板290のCPU291から各変動図柄を変動させて表示するように指示する通常変動パターンの指示信号が入力された際に、この通常変動パターンの指示信号に対応した表示パターンを選択する場合に使用するものである。
以下、主制御基板290のCPU291から通常変動パターンの一例として「通常変動パターンX1」の指示信号が入力された場合に使用する通常変動表示パターンテーブル146について説明する。
図28に示すように、通常変動表示パターンテーブル146は、主制御基板290のCPU291から入力された通常変動パターンの指示信号を表す「指示信号」と、指示信号が入力された際の表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「表示パターン」とから構成されている。
尚、後述のように、CPU281は、この選択した表示パターンに対応する表示パターン情報を演出表示基板260のCPU261に出力する。
また、通常変動表示パターンテーブル146の「指示信号」には、変動パターンの一例として「通常変動パターンX1」が予め格納されている。
また、通常変動表示パターンテーブル146の「カウント値」には、「通常変動パターンX1」に対応して「0〜4」、「5〜9」、「10〜14」、「15〜19」の4種類のカウント値が予め格納されている。
また、通常変動表示パターンテーブル146の「表示パターン」には、「カウント値」の「0〜4」に対応して「表示パターンA1」、「カウント値」の「5〜9」に対応して「表示パターンB1」、「カウント値」の「10〜14」に対応して「表示パターンC1」、「カウント値」の「15〜19」に対応して「表示パターンD1」が予め格納されている。
尚、各表示パターンA1〜D1の演出表示時間は、すべて同一時間である(例えば、約5秒〜10秒である。)。
また、通常変動表示パターンテーブル146の「指示信号」には「通常変動パターンX1」だけでなく、複数種類の通常変動パターンが格納されている。また、それぞれの「指示信号」に対して各「カウント値」と各「表示パターン」とが格納されている。
次に、サブ統合制御基板280のROM282の表示パターンテーブル記憶エリア282Bに記憶されるリーチ変動表示パターンテーブル147の一例について図29に基づいて説明する。ここで、リーチ変動表示パターンテーブル147は、サブ統合制御基板280のCPU281が、主制御基板290のCPU291から各変動図柄のうち所定の2列の変動図柄を停止して表示し、第3列目の変動図柄を変動させて表示するリーチ状態の表示をするように指示するリーチ変動パターンの指示信号が入力された際に、このリーチ変動パターンの指示信号に対応した表示パターンを選択する場合に使用するものである。
以下、主制御基板290のCPU291からリーチ変動パターンの一例として「リーチ変動パターンY1」の指示信号が入力された場合に使用するリーチ変動表示パターンテーブル147について説明する。
図29に示すように、リーチ変動表示パターンテーブル147は、主制御基板290のCPU291から入力されたリーチ変動パターンの指示信号を表す「指示信号」と、指示信号が入力された際の表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「表示パターン」とから構成されている。
尚、後述のように、CPU281は、この選択した表示パターンに対応する表示パターン情報を演出表示基板260のCPU261に出力する。
また、リーチ変動表示パターンテーブル147の「指示信号」には、変動パターンの一例として「リーチ変動パターンY1」が予め格納されている。
また、リーチ変動表示パターンテーブル147の「カウント値」には、「リーチ変動パターンY1」に対応して「0〜4」、「5〜9」、「10〜14」、「15〜19」の4種類のカウント値が予め格納されている。
また、リーチ変動表示パターンテーブル147の「表示パターン」には、「カウント値」の「0〜4」に対応して「表示パターンA2」、「カウント値」の「5〜9」に対応して「表示パターンB2」、「カウント値」の「10〜14」に対応して「表示パターンC2」、「カウント値」の「15〜19」に対応して「表示パターンD2」が予め格納されている。
尚、各表示パターンA2〜D2の演出表示時間は、すべて同一時間である(例えば、約20秒〜30秒である。)。
また、リーチ変動表示パターンテーブル147の「指示信号」には「リーチ変動パターンY1」だけでなく、複数種類のリーチ変動パターンが格納されている。また、それぞれの「指示信号」に対して各「カウント値」と各「表示パターン」とが格納されている。
次に、サブ統合制御基板280のROM282の回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cに記憶される前側回転装飾部材83を通常変動表示時に回転駆動する駆動タイミングを決定するタイムチャートの一例について図30に基づいて説明する。
ここで、サブ統合制御基板280のCPU281は、後述のように、通常変動表示時に表示パターンを決定した場合には、この表示パターンを表示パターン情報として演出表示基板260のCPU261に出力すると共に、この表示パターンに対応するタイムチャートを回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cから読み込み、前側回転装飾部材83をこのタイムチャートに従って回転駆動する。そして、タイムチャートの終了時間、即ち、表示パターンの演出終了時間に達した場合には、CPU281はCPU261に対して演出表示確定信号を出力する。
以下、各表示パターンA1〜D1のそれぞれに対応する各タイムチャートについて説明する。尚、各表示パターンA1〜D1の演出表示時間は時間T7(秒)(例えば、T7=5〜10(秒))である。
図30(A)に示すように、表示パターンA1に対応するタイムチャート151Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT1〜T2秒、T3〜T4秒、T5〜T6秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT7秒とから構成されている。
また、図30(B)に示すように、表示パターンB1に対応するタイムチャート152Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT8〜T9秒、T10〜T11秒、T12〜T13秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT7秒とから構成されている。
また、図30(C)に示すように、表示パターンC1に対応するタイムチャート153Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT15〜T16秒、T17〜T18秒、T19〜T20秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT7秒とから構成されている。
更に、図30(D)に示すように、表示パターンD1に対応するタイムチャート154Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT22〜T23秒、T24〜T25秒、T26〜T27秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT7秒とから構成されている。
次に、サブ統合制御基板280のROM282の回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cに記憶される前側回転装飾部材83を各変動図柄のうち所定の2列の変動図柄を停止して表示し、第3列目の変動図柄を変動させて表示するリーチ変動表示時に回転駆動する駆動タイミングを決定するタイムチャートの一例について図31に基づいて説明する。
ここで、サブ統合制御基板280のCPU281は、後述のように、リーチ変動表示時に表示パターンを決定した場合には、この表示パターンを表示パターン情報として演出表示基板260のCPU261に出力すると共に、この表示パターンに対応するタイムチャートを回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cから読み込み、前側回転装飾部材83をこのタイムチャートに従って回転駆動する。そして、タイムチャートの終了時間、即ち、表示パターンの演出終了時間に達した場合には、CPU281はCPU261に対して演出表示確定信号を出力する。
以下、各表示パターンA2〜D2のそれぞれに対応する各タイムチャートについて説明する。尚、各表示パターンA2〜D2の演出表示時間は時間T37(秒)(例えば、T7=20〜30(秒))である。
図31(A)に示すように、表示パターンA2に対応するタイムチャート155Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT31〜T32秒、T33〜T34秒、T35〜T36秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT37秒とから構成されている。
また、図31(B)に示すように、表示パターンB2に対応するタイムチャート156Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT40〜T41秒、T42〜T43秒、T44〜T45秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT37秒とから構成されている。
また、図31(C)に示すように、表示パターンC2に対応するタイムチャート157Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT47〜T48秒、T49〜T50秒、T51〜T52秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT37秒とから構成されている。
更に、図31(D)に示すように、表示パターンD2に対応するタイムチャート158Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を時計方向約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT55〜T56秒、T57〜T58秒、T59〜T60秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT37秒とから構成されている。
次に、演出表示基板260のROM262の回転表示タイムチャート記憶エリア262Bに記憶されて、通常変動表示時に各表示パターンに対応して前側回転装飾部材83の各回転停止位置に対応する変動表示態様を決定するタイムチャートの一例について図32に基づいて説明する。
ここで、演出表示基板260のCPU261は、後述のようにサブ統合制御基板280のCPU281から表示パターン情報を入力された場合には、この表示パターン情報に対応する表示パターンをROM262から読み出し、該表示パターンに対応するタイムチャートを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み込み、液晶表示器52をこのタイムチャートに従って表示駆動する。そして、タイムチャートの終了時間、即ち、表示パターンの演出終了時間に達した場合には、CPU261はCPU281から演出表示確定信号が入力されるのを待ち、該演出表示確定信号が入力された場合には、確定表示を行う。
以下、演出表示基板260のCPU261が、各表示パターンA1〜D1のそれぞれに対応して選択する各タイムチャートについて説明する。尚、各表示パターンA1〜D1の演出表示時間は時間T7(秒)(例えば、T7=5〜10(秒))である。
図32(A)に示すように、表示パターンA1に対応するタイムチャート151Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応して通常変動表示を行う各表示時間を表す0〜T1秒、T2〜T3秒、T4〜T5秒、T6〜T7秒から構成されている。
また、図32(B)に示すように、表示パターンB1に対応するタイムチャート152Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応して通常変動表示を行う各表示時間を表す0〜T8秒、T9〜T10秒、T11〜T12秒、T13〜T7秒から構成されている。
また、図32(C)に示すように、表示パターンC1に対応するタイムチャート153Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応して通常変動表示を行う各表示時間を表す0〜T15秒、T16〜T117秒、T18〜T19秒、T20〜T7秒から構成されている。
更に、図32(D)に示すように、表示パターンD1に対応するタイムチャート154Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応して通常変動表示を行う各表示時間を表す0〜T22秒、T23〜T24秒、T25〜T26秒、T27〜T7秒から構成されている。
次に、演出表示基板260のROM262の回転表示タイムチャート記憶エリア262Bに記憶されて、各変動図柄のうち所定の2列の変動図柄を停止して表示し、第3列目の変動図柄を変動させて表示するリーチ変動表示時に各表示パターンに対応して回転装飾部材の各回転停止位置に対応する変動表示態様を決定するタイムチャートの一例について図33に基づいて説明する。
ここで、演出表示基板260のCPU261は、後述のようにサブ統合制御基板280のCPU281から表示パターン情報を入力された場合には、この表示パターン情報に対応する表示パターンをROM262から読み出し、該表示パターンに対応するタイムチャートを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み込み、液晶表示器52をこのタイムチャートに従って表示駆動する。そして、タイムチャートの終了時間、即ち、表示パターンの演出終了時間に達した場合には、CPU261はCPU281から演出表示確定信号が入力されるのを待ち、該演出表示確定信号が入力された場合には、確定表示を行う。
以下、演出表示基板260のCPU261が、各表示パターンA2〜D2のそれぞれに対応して選択する各タイムチャートについて説明する。尚、各表示パターンA2〜D2の演出表示時間は時間T37(秒)(例えば、T37=20〜30(秒))である。
図33(A)に示すように、表示パターンA2に対応するタイムチャート155Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応してリーチ変動表示を行う各表示時間を表す0〜T31秒、T32〜T33秒、T34〜T35秒、T36〜T37秒から構成されている。また、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの回転角度90度での停止時間(T36〜T37秒)に対応するリーチ変動表示時に予告表示はされない。
また、図33(B)に示すように、表示パターンB2に対応するタイムチャート156Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応してリーチ変動表示を行う各表示時間を表す0〜T40秒、T41〜T42秒、T43〜T44秒、T45〜T37秒から構成されている。また、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの回転角度90度での停止時間(T45〜T37秒)のリーチ変動表示時に予告キャラクタを停止表示して予告表示を行う時間T46(秒)から構成されている。
また、図33(C)に示すように、表示パターンC2に対応するタイムチャート157Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応してリーチ変動表示を行う各表示時間を表す0〜T47秒、T48〜T49秒、T50〜T51秒、T52〜T37秒から構成されている。また、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの回転角度90度での停止時間(T52〜T37秒)のリーチ変動表示時に予告キャラクタを停止表示して予告表示を行う時間T53(秒)から構成されている。
更に、図33(D)に示すように、表示パターンD2に対応するタイムチャート158Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応してリーチ変動表示を行う各表示時間を表す0〜T55秒、T56〜T57秒、T58〜T59秒、T60〜T37秒から構成されている。また、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの回転角度90度での停止時間(T60〜T37秒)のリーチ変動表示時に予告キャラクタを停止表示して予告表示を行う時間T61(秒)から構成されている。
次に、演出表示基板260のROM262の回転変動座標テーブル記憶エリア262Aに記憶される通常回転変動座標テーブル161の一例について図34に基づいて説明する。ここで、通常回転変動座標テーブル161は、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から通常変動表示の表示パターン情報を入力された際に、この表示パターン情報に対応する表示パターンをROM262から読み出し、該表示パターンに対応して各変動図柄を各回転角度に回転して通常変動表示する場合に使用するものである。
図34に示すように、通常回転変動座標テーブル161は、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)から時計方向に回転した回転角度を表す「回転角度」と、前側回転装飾部材83の各回転位置における第4開口部87に対応する変動領域の各頂点の座標を時計回りに表す「変動領域座標」と、この変動領域の回転中心から両外側の各変動図柄のスクロール位置までの距離を表す「通常距離」と、前側回転装飾部材83の各回転位置における透かし孔200に対応する変動領域の各頂点の座標を時計回りに表す「第1付属変動領域座標」と、前側回転装飾部材83の各回転位置における透かし孔201に対応する変動領域の各頂点の座標を時計回りに表す「第2付属変動領域座標」と、前側回転装飾部材83の各回転位置における各変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」とから構成されている。
また、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」には、「0度」、「30度」、「60度」、「90度」の4種類の角度が予め格納されている。
また、通常回転変動座標テーブル161の「変動領域座標」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y2)、(X2、Y1)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X3、Y3)、(X4、Y4)、(X5、Y5)、(X6、Y6)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X7、Y7)、(X8、Y8)、(X9、Y9)、(X10、Y10)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X11、Y11)、(X11、Y12)、(X12、Y12)、(X12、Y11)」が予め格納されている。
また、通常回転変動座標テーブル161の「通常距離」には、「回転角度」の「0度」、「30度」、「60度」、「90度」に対応して「L1」が予め格納されている。
また、通常回転変動座標テーブル161の「第1付属変動領域座標」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X100、Y101)、(X100、Y1)、(X101、Y1)、(X101、Y101)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X107、Y107)、(X108、Y108)、(X109、Y109)、(X110、Y110)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X115、Y115)、(X116、Y116)、(X117、Y117)、(X118、Y118)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X121、Y120)、(X11、Y120)、(X11、Y121)、(X121、Y121)」が予め格納されている。
また、通常回転変動座標テーブル161の「第2付属変動領域座標」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X100、Y2)、(X100、Y100)、(X101、Y100)、(X101、Y2)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X103、Y103)、(X104、Y104)、(X105、Y105)、(X106、Y106)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X111、Y111)、(X112、Y112)、(X113、Y113)、(X114、Y114)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X12、Y120)、(X120、Y120)、(X120、Y121)、(X12、Y121)」が予め格納されている。
また、通常回転変動座標テーブル161の「スクロール方向」には、「回転角度」の「0度」に対応して「右向き」、「回転角度」の「30度」に対応して「30度右下向き」、「回転角度」の「60度」に対応して「60度右下向き」、「回転角度」の「90度」に対応して「下向き」が予め格納されている。
尚、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」には、「0度」、「30度」、「60度」、「90度」の4種類の角度について「変動領域座標」、「通常距離」、「第1付属変動領域」、「第2付属変動領域」及び「スクロール方向」を格納したが、「0度」、「1度」、「2度」、・・・・、「179度」、「180度」等、種々の角度について「変動領域座標」、「通常距離」、「第1付属変動領域」、「第2付属変動領域」及び「スクロール方向」を格納してもよい。
次に、演出表示基板260のROM262の回転変動座標テーブル記憶エリア262Aに記憶されるリーチ時回転変動座標テーブル162の一例について図35に基づいて説明する。ここで、リーチ時回転変動座標テーブル162は、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281からリーチ変動表示の表示パターン情報を入力された際に、この表示パターン情報に対応する表示パターンをROM262から読み出し、該表示パターンに対応して各変動図柄を各回転角度に回転して変動表示する場合に使用するものである。
図35に示すように、リーチ時回転変動座標テーブル162は、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)から時計方向に回転した回転角度を表す「回転角度」と、前側回転装飾部材83の各回転位置における第4開口部87に対応する変動領域の各頂点の座標を時計回りに表す「変動領域座標」と、この変動領域の回転中心から変動中の変動図柄のスクロール位置までの距離を表す「リーチ距離」と、前側回転装飾部材83の各回転位置における透かし孔200に対応する変動領域の各頂点の座標を時計回りに表す「第1付属変動領域座標」と、前側回転装飾部材83の各回転位置における透かし孔201に対応する変動領域の各頂点の座標を時計回りに表す「第2付属変動領域座標」と、前側回転装飾部材83の各回転位置における変動中の変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」と、最初に停止表示された停止図柄を表示する表示領域の各頂点の座標を時計回りに表す「第1図柄表示領域」と、2番目に停止表示された停止図柄を表示する表示領域の各頂点の座標を時計回りに表す「第2図柄表示領域」とから構成されている。
また、リーチ時回転変動座標テーブル162の「回転角度」には、「0度」、「30度」、「60度」、「90度」の4種類の角度が予め格納されている。
また、リーチ時回転変動座標テーブル162の「変動領域座標」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y2)、(X2、Y1)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X3、Y3)、(X4、Y4)、(X5、Y5)、(X6、Y6)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X7、Y7)、(X8、Y8)、(X9、Y9)、(X10、Y10)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X11、Y11)、(X11、Y12)、(X12、Y12)、(X12、Y11)」が予め格納されている。
また、リーチ時回転変動座標テーブル162の「リーチ距離」には、「回転角度」の「0度」、「30度」、「60度」、「90度」に対応して「L2」が予め格納されている。
また、リーチ時回転変動座標テーブル162の「第1付属変動領域座標」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X100、Y101)、(X100、Y1)、(X101、Y1)、(X101、Y101)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X107、Y107)、(X108、Y108)、(X109、Y109)、(X110、Y110)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X115、Y115)、(X116、Y116)、(X117、Y117)、(X118、Y118)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X121、Y120)、(X11、Y120)、(X11、Y121)、(X121、Y121)」が予め格納されている。
また、リーチ時回転変動座標テーブル162の「第2付属変動領域座標」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X100、Y2)、(X100、Y100)、(X101、Y100)、(X101、Y2)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X103、Y103)、(X104、Y104)、(X105、Y105)、(X106、Y106)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X111、Y111)、(X112、Y112)、(X113、Y113)、(X114、Y114)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X12、Y120)、(X120、Y120)、(X120、Y121)、(X12、Y121)」が予め格納されている。
また、リーチ時回転変動座標テーブル162の「スクロール方向」には、「回転角度」の「0度」に対応して「右向き」、「回転角度」の「30度」に対応して「30度右下向き」、「回転角度」の「60度」に対応して「60度右下向き」、「回転角度」の「90度」に対応して「下向き」が予め格納されている。
また、リーチ時回転変動座標テーブル162の「第1図柄表示領域」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X21、Y21)、(X21、Y22)、(X22、Y22)、(X22、Y21)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X25、Y25)、(X25、Y26)、(X26、Y26)、(X26、Y25)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X30、Y30)、(X30、Y31)、(X31、Y31)、(X31、Y30)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X35、Y35)、(X35、Y36)、(X36、Y36)、(X36、Y35)」が予め格納されている。
また、リーチ時回転変動座標テーブル162の「第2図柄表示領域」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X23、Y21)、(X23、Y22)、(X24、Y22)、(X24、Y21)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X27、Y27)、(X27、Y28)、(X28、Y28)、(X28、Y27)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X32、Y32)、(X32、Y33)、(X33、Y33)、(X33、Y32)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X35、Y37)、(X35、Y38)、(X36、Y38)、(X36、Y37)」が予め格納されている。 尚、リーチ時回転変動座標テーブル162の「回転角度」には、「0度」、「30度」、「60度」、「90度」の4種類の角度について「変動領域座標」、「リーチ距離」、「第1付属変動領域」、「第2付属変動領域」、「スクロール方向」、「第1図柄表示領域」、「第2図柄表示領域」を格納したが、「0度」、「1度」、「2度」、・・・・、「179度」、「180度」等、種々の角度について「変動領域座標」、「リーチ距離」、「第1付属変動領域」、「第2付属変動領域」、「スクロール方向」、「第1図柄表示領域」、「第2図柄表示領域」を格納してもよい。
次に、サブ統合制御基板280のCPU281が、前側回転装飾部材83を原点位置(0度)から時計方向約90度まで回転駆動する際に、各回転角度での通常変動表示時に実行する「通常回転変動処理」のサブ処理について図36に基づいて説明する。
図36に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU281は、主制御基板290のCPU291から入力された「指示情報」としての「通常変動パターンの指示信号」と「最終停止図柄」をRAM283に記憶する。
また、S2において、CPU281は、「通常変動パターンの指示信号」が入力された時の表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値を読み出し、このカウント値をパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
そして、S3において、CPU281は、主制御基板290のCPU291から入力された通常変動パターンの指示信号の入力時の表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値をパラメータ記憶エリア283Bから再度読み出し、このカウント値に対応する表示パターンを通常変動表示パターンテーブル146から読み込みパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
例えば、主制御基板290のCPU291から入力された通常変動パターンの指示信号が「通常変動パターンX1」で、パラメータ記憶エリア283Bから読み出したカウント値が「3」の場合には、通常変動表示パターンテーブル146から表示パターンとして「表示パターンA1」を読み込みパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
そして、S4において、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから表示パターンを再度読み出すと共に、RAM263から最終停止図柄を読み出し、該表示パターンに対応する表示パターン情報及び最終停止図柄を演出表示基板260のCPU261に演出表示指示情報として出力する。即ち、CPU281は、CPU261に通常変動表示の表示パターンと最終停止図柄を指示する。
そしてまた、S5において、CPU281は、各フォトセンサSW1、SW2からの入力信号がOFFか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、各フォトセンサSW1、SW2からの入力信号が共にOFFでない場合には(S4:NO)、S6において、CPU281は、前側回転装飾部材83が原点位置(0度)に位置していないと判定し、異常処理を行うサブ処理を実行する。
一方、各フォトセンサSW1、SW2からの入力信号が共にOFFの場合には(S4:YES)、S7において、CPU281は、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)から時計方向への回転角度を表す角度変数Nをパラメータ記憶エリア283Bから読み出し、この角度変数Nに0度を表す「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
そして、S8において、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから表示パターンを読み出し、該表示パターンに対応するタイムチャートを回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cから読み出し、RAM283に記憶する。そしてまた、このタイムーチャートから回転角度「N度」(Nは、角度変数Nの値である。)の変動表示時間が経過するのを待つ、即ち、前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転させる次の駆動開始時間を読み込み、当該時間になるのを待つ(S8:NO)。
例えば、表示パターンA1の場合には、CPU281は、回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cからタイムチャート151A(図30参照)を読み出す。そして、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、該角度変数Nが「0」の場合には、このタイムチャート151Aから「30度回転」を開始する時間T1秒を読み込み、時間T1秒になるのを待つ。また、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、該角度変数Nが「30」の場合には、このタイムチャート151Aから「60度回転」を開始する時間T3秒を読み込み、時間T3秒になるのを待つ。また、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、該角度変数Nが「60」の場合には、このタイムチャート151Aから「90度回転」を開始する時間T5秒を読み込み、時間T5秒になるのを待つ。また、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、該角度変数Nが「90」の場合には、このタイムチャート151Aから演出表示の終了時間T7秒を読み込み、時間T7秒になるのを待つ。
続いて、当該回転角度「N度」の変動表示時間が経過した場合には、即ち、前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転させる次の駆動開始時間になった場合には(S8:YES)、S9において、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、この角度変数Nに「30」加算して、再度パラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
そしてまた、S10において、CPU281は、再度パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、「90」より大きいか否かを判定する判定処理を実行する。そして、角度変数Nが「90」以下の場合には(S10:NO)、S11において、CPU281は、前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向にN度回転した位置に達するまで回転させる後述の「N度回転処理」のサブ処理を実行後、再度、S8以降の処理を実行する。
一方、角度変数Nが「90」より大きい場合には(S10:YES)、S12において、CPU281は、CPU261に変動確定指示を出力後、S13において、前側回転装飾部材83を時計方向約90度まで回転した位置から反時計方向に原点位置(0度)まで回転駆動する後述の「90度〜0度回転処理」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了する。
次に、サブ統合制御基板280のCPU281が実行する上記「N度回転処理」のサブ処理(S11)について図37に基づいて説明する。
図37に示すように、S21において、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、角度変数Nが「90」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、角度変数Nが「90」でない場合には(S21:NO)、S22において、CPU281は、ROM282から回転用モータ125の回転速度DT(度/秒)を読み出し、RAM283に記憶する。そして、CPU281は、回転用モータ125を回転速度DT(度/秒)で時計方向に正回転させ、前側回転装飾部材83を対応した回転速度(例えば、30÷(T2−T1)(度/秒)の回転速度である。)で時計方向に回転駆動する。
続いて、S23において、CPU281は、RAM283からタイムチャートを読み出し、各角度への回転駆動時間を読み出し、当該駆動時間が経過するのを待つ(S23:NO)。
例えば、RAM283からタイムチャート151を読み出した場合には、角度変数Nが「30」のときは、回転用モータ125の回転開始から(T2−T1)秒経過するのを待つ。また、RAM283からタイムチャート151を読み出した場合には、角度変数Nが「60」のときは、回転用モータ125の回転開始から(T4−T3)秒経過するのを待つ。
そして、当該駆動時間が経過した場合には(S23:YES)、S24において、CPU281は、駆動回路143を介して回転用モータ125の回転駆動を停止して、前側回転装飾部材83を停止後、当該サブ処理を終了して、「通常回転変動処理」のサブ処理に戻る。
他方、S21で、角度変数Nが「90」の場合には(S21:YES)、S25において、CPU281は、回転用モータ125を回転速度DT(度/秒)で時計方向に正回転させ、前側回転装飾部材83を対応した回転速度(例えば、30÷(T2−T1)(度/秒)の回転速度である。)で時計方向に回転駆動する。
また、S26において、CPU281は、回転用モータ125の正回転開始から所定時間(例えば、約1秒〜3秒である。)経過後、フォトセンサSW1からの入力信号がONか否かを判定する判定処理を実行する。そして、フォトセンサSW1からの入力信号がONでない場合、即ちOFFの場合には(S26:NO)、CPU281は、前側回転装飾部材83が回転していないと判定して、S27において、異常処理を行うサブ処理を実行する。
一方、フォトセンサSW1からの入力信号がONの場合には(S26:YES)、CPU281は、前側回転装飾部材83が時計方向に回転していると判定して、S28において、フォトセンサSW2からの入力信号がOFFからONに変化したか否か、即ち、前側回転装飾部材83が時計方向に約90度回転したか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、フォトセンサSW2からの入力信号がOFFからONに変化していない場合には(S28:NO)、CPU281は、前側回転装飾部材83が時計方向に未だ90度回転していないと判定して、回転用モータ125の正回転駆動を継続する。
一方、フォトセンサSW2からの入力信号がOFFからONに変化した場合には(S28:YES)、CPU281は、前側回転装飾部材83が原点位置から時計方向に約90度回転したと判定して、S24において、駆動回路143を介して回転用モータ125の回転駆動を停止して、前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向約90度回転した位置に停止後、当該サブ処理を終了して「通常回転変動処理」のサブ処理に戻る。
尚、上記S26の処理を実行することなく、S25の処理を実行後、続いてS28の処理を実行するようにしてもよい。
次に、サブ統合制御基板280のCPU281が、前側回転装飾部材83を時計方向約90度まで回転した位置から反時計方向に原点位置(0度)まで回転駆動する際に実行する「90度〜0度回転処理」のサブ処理(S13)について図38に基づいて説明する。
図38に示すように、S31において、CPU281は、各フォトセンサSW1、SW2からの入力信号がONか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、各フォトセンサSW1、SW2からの入力信号が共にONでない場合には(S31:NO)、S32において、CPU281は、前側回転装飾部材83が時計方向約90度まで回転した位置に位置していないと判定し、異常処理を行うサブ処理を実行する。
一方、各フォトセンサSW1、SW2からの入力信号が共にONの場合には(S31:YES)、S33において、CPU281は、駆動回路143を介して回転用モータ125を所定回転速度で反時計方向に逆回転させ、前側回転装飾部材83を駆動時間に対応した回転速度で反時計方向に回転駆動する。
また、S34において、CPU281は、回転用モータ125の逆回転開始から所定時間(例えば、約1秒〜3秒である。)経過後、フォトセンサSW2からの入力信号がOFFか否かを判定する判定処理を実行する。そして、フォトセンサSW2からの入力信号がOFFでない場合、即ちONの場合には(S34:NO)、CPU281は、前側回転装飾部材83が回転していないと判定して、S32以降の処理を実行する。
他方、フォトセンサSW2からの入力信号がOFFの場合には(S34:YES)、CPU281は、前側回転装飾部材83が反時計方向に回転していると判定して、S35において、フォトセンサSW1からの入力信号がONからOFFに変化したか否か、即ち、前側回転装飾部材83が回転開始から反時計方向に約90度回転して原点位置(0度)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、フォトセンサSW1からの入力信号がONからOFFに変化していない場合には(S35:NO)、CPU281は、前側回転装飾部材83が回転開始から反時計方向に未だ90度回転していないと判定して、再度、S33以降の処理を実行する。
一方、フォトセンサSW1からの入力信号がONからOFFに変化した場合には(S35:YES)、CPU281は、前側回転装飾部材83が回転開始から反時計方向に約90度回転して原点位置(0度)に達したと判定して、S36において、駆動回路143を介して回転用モータ125の回転駆動を停止後、当該サブ処理を終了して「通常回転変動処理」のサブ処理に戻る。
次に、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から通常変動表示の表示パターン情報を入力された場合に実行する「回転変動表示処理」のサブ処理について図39乃至図42に基づいて説明する。
図39に示すように、先ず、S41において、CPU261は、CPU281から回転変動表示の指示が入力されたか否か、即ち、通常変動表示の表示パターン情報としての表示パターンと最終停止図柄の演出表示指示情報が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、当該指示が入力されていない場合には(S41:NO)、CPU261は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、CPU281から回転変動表示の指示が入力された場合、即ち、通常変動表示の表示パターン情報及び最終停止図柄を入力された場合には(S41:YES)、S42において、CPU261は、この表示パターン情報に対応する表示パターンをROM262から読み出し、該表示パターン及び最終停止図柄をRAM263に記憶する。また、CPU261は、角度表示変数MをRAM263から読み出し、この角度表示変数Mに0度を表す「0」を代入して、再度RAM263に記憶する。
例えば、表示パターン情報が「表示パターンA1」に対応するものである場合には、CPU261は、ROM262から「表示パターンA1」を読み出してRAM263に回転表示する表示パターンとして記憶する。また、表示パターン情報が「表示パターンB1」に対応するものである場合には、CPU261は、ROM262から「表示パターンB1」を読み出してRAM263に回転表示する表示パターンとして記憶する。
続いて、S43において、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出した後、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納される通常回転変動座標テーブル161から回転角度「M度」(Mは、角度表示変数Mの数値である。)に対応する「変動領域座標」、「通常距離」、「スクロール方向」の各データを読み込み、第1スクロール変動の始点・終点座標を算出し、RAM263に記憶する。
この第1スクロール変動の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図40(A)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標「(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y2)、(X2、Y1)」と、この第4開口部87の回転中心から上側の変動図柄のスクロール位置までの距離を表す「通常距離」の「L1」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから第1スクロール変動171Aの該第4開口部87に対応する始点座標(X1,(Y2+Y1)/2+L1)と、終点座標(X2,(Y2+Y1)/2+L1)とを算出しRAM263に記憶する。
同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図40(B)、図41(C)、(D)、図42(E)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の各角度「30度」、「60度」、「90度」の第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標と、この第4開口部87の回転中心から変動図柄の各第1スクロール変動171B、171C、171Dの位置までの距離を表す「通常距離」の「L1」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから各回転角度「30度」、「60度」、「90度」の場合における、各第1スクロール変動171B、171C、171Dの該第4開口部87に対応する始点座標と終点座標とを算出しRAM263に記憶する。
また、S44において、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出した後、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納される通常回転変動座標テーブル161から回転角度「M度」(Mは、角度表示変数Mの数値である。)に対応する「変動領域座標」、「スクロール方向」の各データを読み込み、第2スクロール変動の始点・終点座標を算出し、RAM263に記憶する。
この第2スクロール変動の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図40(A)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標「(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y2)、(X2、Y1)」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから第4開口部87の回転中心を通過する第2スクロール変動172Aの該第4開口部87に対応する始点座標(X1,(Y2+Y1)/2)と、終点座標(X2,(Y2+Y1)/2)とを算出しRAM263に記憶する。
同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図40(B)、図41(C)、(D)、図42(E)、(F)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の各角度「30度」、「60度」、「90度」の第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから第4開口部87の回転中心を通過する各第2スクロール変動172B、172C、172Dの該第4開口部87に対応する始点座標と終点座標とを算出しRAM263に記憶する。
また、S45において、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出した後、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納される通常回転変動座標テーブル161から回転角度「M度」(Mは、角度表示変数Mの数値である。)に対応する「変動領域座標」、「通常距離」、「スクロール方向」の各データを読み込み、第3スクロール変動の始点・終点座標を算出し、RAM263に記憶する。
この第3スクロール変動の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図40(A)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標「(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y2)、(X2、Y1)」と、この第4開口部87の回転中心から下側の変動図柄のスクロール位置までの距離を表す「通常距離」の「L1」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから第3スクロール変動173Aの該第4開口部87に対応する始点座標(X1,(Y2+Y1)/2−L1)と、終点座標(X2,(Y2+Y1)/2−L1)とを算出しRAM263に記憶する。
同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図40(B)、図41(C)、(D)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の各角度「30度」、「60度」、「90度」の第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標と、この第4開口部87の回転中心から変動図柄の各第3スクロール変動173B、173C、173Dの位置までの距離を表す「通常距離」の「L1」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから各回転角度「30度」、「60度」、「90度」の場合における、各第3スクロール変動173B、173C、173Dの該第4開口部87に対応する始点座標と終点座標とを算出しRAM263に記憶する。
また、S46において、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出した後、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納される通常回転変動座標テーブル161から回転角度「M度」(Mは、角度表示変数Mの数値である。)に対応する「第1付属変動領域座標」、「スクロール方向」の各データを読み込み、第1付属変動領域の変動表示の始点・終点座標を算出し、RAM263に記憶する。
この第1付属変動領域の変動表示の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図40(A)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の透かし孔200に対応する「第1付属変動領域座標」の各座標「(X100、Y101)、(X100、Y1)、(X101、Y1)、(X101、Y101)」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから透かし孔200に対応する第1付属変動領域300の変動表示の始点座標(X100、(Y101+Y1)/2)と、終点座標(X101、(Y101+Y1)/2)とを算出しRAM263に記憶する。
同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図40(B)、図41(C)、(D)、図42(E)、(F)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の各角度「30度」、「60度」、「90度」の透かし孔200に対応する「第1付属変動領域座標」の各座標と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから各回転角度「30度」、「60度」、「90度」の場合における、透かし孔200に対応する第1付属変動領域300の変動表示の始点座標と終点座標とを算出しRAM263に記憶する。
また、S47において、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出した後、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納される通常回転変動座標テーブル161から回転角度「M度」(Mは、角度表示変数Mの数値である。)に対応する「第2付属変動領域座標」、「スクロール方向」の各データを読み込み、第2付属変動領域の変動表示の始点・終点座標を算出し、RAM263に記憶する。
この第2付属変動領域の変動表示の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図40(A)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の透かし孔201に対応する「第2付属変動領域座標」の各座標「(X100、Y2)、(X100、Y100)、(X101、Y100)、(X101、Y2)」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから透かし孔201に対応する第2付属変動領域301の変動表示の始点座標(X100、(Y2+Y100)/2)と、終点座標(X101、(Y2+Y100)/2)とを算出しRAM263に記憶する。
同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図40(B)、図41(C)、(D)、図42(E)、(F)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の各角度「30度」、「60度」、「90度」の透かし孔201に対応する「第2付属変動領域座標」の各座標と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから各回転角度「30度」、「60度」、「90度」の場合における、透かし孔201に対応する第2付属変動領域301の変動表示の始点座標と終点座標とを算出しRAM263に記憶する。
続いて、S48において、CPU261は、第1スクロール変動の始点・終点座標、第2スクロール変動の始点・終点座標、及び第3スクロール変動の始点・終点座標をRAM263から読み出し、各変動図柄をこの第1スクロール変動乃至第3スクロール変動上に変動表示する。また、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301の変動表示の始点座標と終点座標とをRAM263から読み出し、結果報知図柄を第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に変動表示する。従って、液晶表示器52の各回転角度「0度」、「30度」、「60度」、「90度」における第4開口部87と重なった表示領域
が、第1スクロール変動乃至第3スクロール変動上の変動が表示される各変動領域になる。また、液晶表示器52の各回転角度「0度」、「30度」、「60度」、「90度」における各透かし孔200、201と重なった表示領域が結果報知図柄の変動が表示される第1付属変動領域300と第2付属変動領域301となる。
例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図40(A)に示すように、CPU261は、第1スクロール変動171A、第2スクロール変動172A、及び第3スクロール変動173A上に各変動図柄を右向きに変動表示する。また、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301は、液晶表示器52の表示画面の上下端縁部の外側に配置され、結果報知図柄の変動は、遊技者に見えない状態となる。
また、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」の場合には、図40(B)に示すように、CPU261は、第1スクロール変動171B、第2スクロール変動172B、及び第3スクロール変動173B上に各変動図柄を30度右下向きに変動表示する。また、第1付属変動領域300の左上隅部に結果報知図柄の変動を30度右下向きに表示する。また、第2付属変動領域301の右下隅部に結果報知図柄の変動を30度右下向きに表示する。
また、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「60」の場合には、図41(C)に示すように、CPU261は、第1スクロール変動171C、第2スクロール変動172C、及び第3スクロール変動173C上に各変動図柄を60度右下向きに変動表示する。また、第1付属変動領域300の約斜め上半分に結果報知図柄の変動を60度右下向きに表示する。また、第2付属変動領域301の約斜め下半分に結果報知図柄の変動を60度右下向きに表示する。
また、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「90」の場合には、図41(D)に示すように、CPU261は、第1スクロール変動171D、第2スクロール変動172D、及び第3スクロール変動173D上に各変動図柄を下向きに変動表示する。また、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に結果報知図柄の変動を下向きに表示する。
そしてまた、S49において、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、この角度表示変数Mが「90」か否か、即ち、90度変動表示か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、この角度表示変数Mが「90」の場合には(S49:YES)、S50において、CPU261は、90度変動表示であると判定して、各第1・第2・第3図柄の90度変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出表示指示情報を構成する「最終停止図柄」のデータを読み出し、該「最終停止図柄」のデータの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、図42(E)に示すように、RAM263から読み出した最終停止図柄のデータが「756」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄173Eとして「7」の図柄を停止表示する。
そしてまた、S51において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第2所定時間(例えば、約3.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄のデータを読み出し、該最終停止図柄のデータの第3番目の図柄を液晶表示器52の右列の第2図柄として停止表示する。また、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄を停止表示するとともに、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、図42(F)に示すように、RAM263から読み出した演出表示指示情報を構成する最終停止図柄のデータが「756」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄171Eとして「6」の図柄を停止表示する。
また、S52において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3所定時間(例えば、約5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄のデータを読み出し、該最終停止図柄のデータの第2番目の図柄を液晶表示器52の中央部の第3図柄として停止表示する。これにより、各第1・第2・第3図柄が完全ハズレの図柄で停止表示される。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄のデータが「756」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「5」の図柄を停止表示する。
尚、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301には、結果報知図柄の変動表示が継続されている。
そして、S53において、CPU261は、RAM263から表示パターンを読み出し、該表示パターンに対応するタイムチャートを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み出し、RAM263に記憶する。そしてまた、CPU261は、このタイムーチャートから回転角度「90度」の変動表示時間T7(秒)を読み出し、この変動表示時間が経過するのを待つ(S53:NO)。
例えば、表示パターンA1の場合には、CPU261は、回転表示タイムチャート記憶エリア262Bからタイムチャート151Bを読み出し、RAM263に記憶する。そして、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「90」の場合には、このタイムチャート151Bから「90度変動表示」の開始時間T6秒及び終了時間T7秒を読み込み、時間T6秒から表示を開始し、時間T7秒になるまで待つ。
一方、S49でRAM263から角度表示変数Mを読み出し、この角度表示変数Mが「90」でない場合、即ち90度変動表示でない場合には(S49:NO)、S53において、CPU261は、RAM263から表示パターンを読み出し、該表示パターンに対応するタイムチャートを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み出し、RAM263に記憶する。そしてまた、CPU261は、このタイムーチャートから回転角度「M度」(Mは、角度表示変数Mの値である。)の変動表示時間を読み出し、この変動表示時間が経過するのを待つ(S53:NO)。
例えば、表示パターンA1の場合には、CPU261は、回転表示タイムチャート記憶エリア262Bからタイムチャート151Bを読み出し、RAM263に記憶する。そして、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「0」の場合には、このタイムチャート151Bから「0度変動表示」の開始時間0秒及び終了時間T1秒を読み込み、時間0秒即ち表示開始から時間T1秒になるまで、当該スクロール表示を継続して待つ。
また、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「30」の場合には、このタイムチャート151Bから「30度変動表示」の開始時間T2秒及び終了時間T3秒を読み込み、時間T2秒から表示を開始し、時間T3秒になるまで、当該スクロール表示を継続して待つ。
また、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「60」の場合には、このタイムチャート151Bから「60度変動表示」の開始時間T4秒及び終了時間T5秒を読み込み、時間T4秒から表示を開始し、時間T5秒になるまで、当該スクロール表示を継続して待つ。
続いて、回転角度「M度」(Mは、角度表示変数Mの値である。)の「M度変動表示」の変動表示時間が経過した場合には(S53:YES)、S54において、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mに「30」加算して、再度、RAM263に記憶する。
そして、S55において、CPU261は、CPU281からの演出表示確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行し、当該演出表示確定信号が入力されていない場合には(S55:NO)、再度、S43以降の処理を実行する。
一方、CPU281からの演出表示確定信号が入力された場合には(S55:YES)、S56において、CPU261は、第1図柄、第2図柄及び第3図柄を確定停止して完全ハズレを報知する最終停止図柄を表示画面の上下方向中央部に確定表示する。また、S57において、CPU261は、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に結果報知図柄「ハズレ」を上下方向に表示後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、図42(G)に示すように、CPU261は、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄のデータが「756」の場合には、表示画面の上下方向中央部に第1図柄173Eとして「7」、第3図柄172Eとして「5」、第2図柄171Eとして「6」を左右方向に配置して確定表示する。また、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に完全ハズレを報知する結果報知図柄「ハズレ」を上下方向に表示後、当該サブ処理を終了する。
次に、サブ統合制御基板280のCPU281が、前側回転装飾部材83を原点位置(0度)から時計方向約90度まで回転駆動する際に、各回転角度でのリーチ変動表示時に実行する「リーチ回転変動処理」のサブ処理について図43に基づいて説明する。
図43に示すように、S101において、CPU281は、主制御基板290のCPU291から入力された「指示情報」としての「リーチ変動パターンの指示信号」、「最終停止図柄」及び「予告キャラクタ」をRAM283に記憶する。尚、CPU291は、「リーチ変動パターンの指示信号」と「最終停止図柄」を出力する場合には、予告図柄選択カウンタ293Gのカウント値に基づいて選択した「予告キャラクタ」をCPU281に指示情報として出力する。
また、S102において、CPU281は、「リーチ変動パターンの指示信号」が入力された時の表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値を読み出し、このカウント値をパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
そして、S103において、CPU281は、主制御基板290のCPU291から入力されたリーチ変動パターンの指示信号の入力時の表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値をパラメータ記憶エリア283Bから読み出し、このカウント値に対応する表示パターンをリーチ変動表示パターンテーブル147から読み込みパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
例えば、主制御基板290のCPU291から入力されたリーチ変動パターンの指示信号が「リーチ変動パターンY1」で、パラメータ記憶エリア283Bから読み出したカウント値が「3」の場合には、リーチ変動表示パターンテーブル147から表示パターンとして「表示パターンA2」を読み込みパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
続いて、S104において、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから表示パターンを再度読み出すと共に、RAM263から最終停止図柄及び予告キャラクタを読み出し、該表示パターンに対応する表示パターン情報、最終停止図柄及び予告キャラクタを演出表示基板260のCPU261に演出表示指示情報として出力する。即ち、CPU281は、CPU261にリーチ変動表示の表示パターン、最終停止図柄及び予告キャラクタを指示する。
そして、S105乃至S107において、CPU281は、上記S5乃至S7の処理を実行する。
続いて、S108において、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから表示パターンを読み出し、該表示パターンに対応するタイムチャートを回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cから読み出し、RAM283に記憶する。そしてまた、このタイムーチャートから回転角度「N度」(Nは、角度変数Nの値である。)の変動表示時間を読み込み、当該変動表示時間が経過するのを待つ、即ち、前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転させる次の駆動開始時間を読み込み、当該時間になるのを待つ(S108:NO)。
例えば、表示パターンA2の場合には、CPU281は、回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cからタイムチャート155A(図31参照)を読み出す。そして、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、該角度変数Nが「0」の場合には、このタイムチャート155Aから「30度回転」を開始する時間T31秒を読み込み、時間T31秒になるのを待つ。また、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、該角度変数Nが「30」の場合には、このタイムチャート155Aから「60度回転」を開始する時間T33秒を読み込み、時間T3秒になるのを待つ。また、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、該角度変数Nが「60」の場合には、このタイムチャート155Aから「90度回転」を開始する時間T35秒を読み込み、時間T35秒になるのを待つ。また、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、該角度変数Nが「90」の場合には、このタイムチャート155Aから演出表示の終了時間T37秒を読み込み、時間T37秒になるのを待つ。
続いて、当該回転角度「N度」(Nは、角度変数Nの値である。)のリーチ変動の表示時間が経過した場合には(S108:YES)、S109乃至S113において、上記S9乃至S13の処理を実行後、当該サブ処理を終了する。
次に、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示指示情報としてリーチ変動表示の表示パターン情報を入力された場合に実行する「回転リーチ表示処理」のサブ処理について図44乃至図47に基づいて説明する。 図44に示すように、先ず、S201において、CPU261は、CPU281から回転変動表示の指示が入力されたか否か、即ち、リーチ変動表示の表示パターン情報等を入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、当該指示が入力されていない場合には(S201:NO)、CPU261は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、CPU281から回転変動表示の指示が入力された場合、即ち、リーチ変動表示の表示パターン情報を入力された場合には(S201:YES)、S202において、CPU261は、この表示パターン情報に対応する表示パターンをROM262から読み出し、該表示パターン、最終停止図柄及び予告キャラクタをRAM263に記憶する。また、CPU261は、角度表示変数MをRAM263から読み出し、この角度表示変数Mに0度を表す「0」を代入して、再度RAM263に記憶する。
例えば、表示パターン情報が「表示パターンA2」に対応するものである場合には、CPU261は、ROM262から「表示パターンA2」を読み出してRAM263に回転表示する表示パターンとして記憶する。また、表示パターン情報が「表示パターンB2」に対応するものである場合には、CPU261は、ROM262から「表示パターンB2」を読み出してRAM263に回転表示する表示パターンとして記憶する。
続いて、S203において、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出した後、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納されるリーチ時回転変動座標テーブル162から回転角度「M度」(Mは、角度表示変数Mの数値である。)に対応する「変動領域座標」、「リーチ距離」、「スクロール方向」、「第1図柄表示領域」、「第2図柄表示領域」の各データを読み込み、RAM263に記憶する。そして、CPU261は、再度RAM263から「第1図柄表示領域」の座標データを読み出し、各変動図柄のうち第1番目に停止した第1特別図柄をこの「第1図柄表示領域」内に表示する。
例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図45(A)に示すように、第1図柄表示領域175Aの各座標「(X21、Y21)、(X21、Y22)、(X22、Y22)、(X22、Y21)」内に各変動図柄のうち第1番目に停止した第1特別図柄「7」を表示する。また同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図45(B)、図46(C)、(D)、図47(E)、(F)に示すように、各回転角度「30度」、「60度」、「90度」に対応する各「第1図柄表示領域」の座標データを読み出し、この各第1図柄表示領域175B、175C、175D内に各変動図柄のうち第1番目に停止した第1特別図柄「7」を表示する。
また、S204において、CPU261は、再度RAM263から「第2図柄表示領域」の座標データを読み出し、各変動図柄のうち第2番目に停止した第2特別図柄をこの「第2図柄表示領域」に表示する。
例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図45(A)に示すように、第2図柄表示領域176Aの各座標「(X23、Y21)、(X23、Y22)、(X24、Y22)、(X24、Y21)」内に各変動図柄のうち第2番目に停止した第2特別図柄「7」を表示する。また同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図45(B)、図46(C)、(D)、図47(E)、(F)に示すように、各回転角度「30度」、「60度」、「90度」に対応する各「第2図柄表示領域」の座標データを読み出し、この各第2図柄表示領域176B、176C、176D内に各変動図柄のうち第2番目に停止した第2特別図柄「7」を表示する。
また、S205において、CPU261は、再度RAM263から「変動領域座標」、「リーチ距離」、「スクロール方向」の各データを読み込み、第3スクロール変動の始点・終点座標を算出し、RAM263に記憶する。
この第3スクロール変動の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図45(A)に示すように、「回転角度」が「0度」における第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標「(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y2)、(X2、Y1)」と、この第4開口部87の回転中心から下側の変動図柄のスクロール位置までの距離を表す「リーチ距離」の「L2」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とをRAM263から読み出す。そして、これらのデータから第3スクロール変動177Aの該第4開口部87に対応する始点座標(X1,(Y2+Y1)/2−L2)と、終点座標(X2,(Y2+Y1)/2−L2)とを算出しRAM263に記憶する。
同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図45(B)、図46(C)、(D)、図47(E)に示すように、各回転角度「30度」、「60度」、「90度」に対応する第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標と、この第4開口部87の回転中心から変動図柄の各第3スクロール変動177B、177C、177Dの位置までの距離を表す「リーチ距離」の「L2」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」とをRAM263から読み出す。そして、これらのデータから各回転角度「30度」、「60度」、「90度」の場合における、各第3スクロール変動177B、177C、177Dの該第4開口部87に対応する始点座標と終点座標とを算出しRAM263に記憶する。
また、S206において、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出した後、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納されるリーチ時回転変動座標テーブル162から回転角度「M度」(Mは、角度表示変数Mの数値である。)に対応する「第1付属変動領域座標」、「スクロール方向」の各データを読み込み、第1付属変動領域の変動表示の始点・終点座標を算出し、RAM263に記憶する。
この第1付属変動領域の変動表示の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図45(A)に示すように、リーチ時回転変動座標テーブル162の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の透かし孔200に対応する「第1付属変動領域座標」の各座標「(X100、Y101)、(X100、Y1)、(X101、Y1)、(X101、Y101)」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから透かし孔200に対応する第1付属変動領域300の変動表示の始点座標(X100、(Y101+Y1)/2)と、終点座標(X101、(Y101+Y1)/2)とを算出しRAM263に記憶する。
同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図45(B)、図46(C)、(D)に示すように、リーチ時回転変動座標テーブル162の各角度「30度」、「60度」、「90度」の透かし孔200に対応する「第1付属変動領域座標」の各座標と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから各回転角度「30度」、「60度」、「90度」の場合における、透かし孔200に対応する第1付属変動領域300の変動表示の始点座標と終点座標とを算出しRAM263に記憶する。
また、S207において、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出した後、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納されるリーチ時回転変動座標テーブル162から回転角度「M度」(Mは、角度表示変数Mの数値である。)に対応する「第2付属変動領域座標」、「スクロール方向」の各データを読み込み、第2付属変動領域の変動表示の始点・終点座標を算出し、RAM263に記憶する。
この第2付属変動領域の変動表示の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図45(A)に示すように、リーチ時回転変動座標テーブル162の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の透かし孔201に対応する「第2付属変動領域座標」の各座標「(X100、Y2)、(X100、Y100)、(X101、Y100)、(X101、Y2)」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから透かし孔201に対応する第2付属変動領域301の変動表示の始点座標(X100、(Y2+Y100)/2)と、終点座標(X101、(Y2+Y100)/2)とを算出しRAM263に記憶する。
同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図45(B)、図46(C)、(D)に示すように、リーチ時回転変動座標テーブル162の各角度「30度」、「60度」、「90度」の透かし孔201に対応する「第2付属変動領域座標」の各座標と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから各回転角度「30度」、「60度」、「90度」の場合における、透かし孔201に対応する第2付属変動領域301の変動表示の始点座標と終点座標とを算出しRAM263に記憶する。
続いて、S208において、CPU261は、RAM263から第3スクロール変動の始点・終点座標をRAM263から読み出し、変動図柄をこの第3スクロール変動上に変動表示する。また、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301の変動表示の始点座標と終点座標とをRAM263から読み出し、所定の予告キャラクタを第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に順次変動表示する(本実施例では、「大吉」、「中吉」、「小吉」の各予告キャラクタを順次変動表示する。)。従って、液晶表示器52の各回転角度「0度」、「30度」、「60度」、「90度」における第4開口部87と重なった表示領域が、リーチ状態の変動が表示される各変動領域になる。また、液晶表示器52の各回転角度「0度」、「30度」、「60度」、「90度」における各透かし孔200、201と重なった表示領域が予告キャラクタの変動が表示される第1付属変動領域300と第2付属変動領域301となる。
例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図45(A)に示すように、CPU261は、第3スクロール変動177A上に第3変動図柄を右向きに変動表示する。また、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301は、液晶表示器52の表示画面の上下端縁部の外側に配置され、予告キャラクタの変動は、遊技者に見えない状態となる。
また、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」の場合には、図45(B)に示すように、CPU261は、第3スクロール変動177B上に第3変動図柄を30度右下向きに変動表示する。また、第1付属変動領域300の左上隅部に予告キャラクタの変動を30度右下向きに表示する。また、第2付属変動領域301の右下隅部に予告キャラクタの変動を30度右下向きに表示する。
また、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「60」の場合には、図46(C)に示すように、CPU261は、第3スクロール変動177C上に第3変動図柄を60度右下向きに変動表示する。また、第1付属変動領域300の約斜め上半分に予告キャラクタの変動を60度右下向きに表示する。また、第2付属変動領域301の約斜め下半分に予告キャラクタの変動を60度右下向きに表示する。
また、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「90」の場合には、図46(D)に示すように、CPU261は、第3スクロール変動177D上に第3変動図柄を下向きに変動表示(スクロール表示)する。また、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に予告キャラクタの変動を下向きに表示する。
そしてまた、S209において、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、この角度表示変数Mが「90」か否か、即ち、90度リーチ表示か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、この角度表示変数Mが「90」の場合には(S209:YES)、S210の処理に移行する。 続いて、S210において、CPU261は、90度リーチ表示であると判定して、予告表示の時間が設定されているか否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU261は、RAM263から表示パターンを読み出し、該表示パターンに対応するタイムチャートを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み出し、このタイムーチャートから回転角度「90度」の変動表示時間内に予告表示を行う時間が設定されているか否かを判定する。従って、表示パターンが表示パターンA2の場合には、CPU261は、回転角度「90度」の変動表示時間内に予告表示を行う時間が設定されていないと判定する(S210:NO)。一方、表示パターンが各表示パターンB2、C2、D2の場合には、CPU261は、回転角度「90度」の変動表示時間内の各時間T46、T53、T61に予告表示を行う時間が設定されていると判定する(S210:YES)。
そして、回転角度「90度」の変動表示時間内に予告表示の時間が設定されていると判定した場合には(S210:YES)、S211において、CPU261は、RAM263から予告キャラクタを読み出し、この予告キャラクタに対応する画像データを予告キャラクタ記憶エリア262Cから読み出す。その後、CPU261は、回転角度「90度」の変動表示時間内の各時間T46、T53、T61に第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に予告キャラクタの画像データを停止表示し、S212の処理に移行する。
一方、回転角度「90度」の変動表示時間内に予告表示の時間が設定されていないと判定した場合には(S210:NO)、CPU261は、S212の処理に移行する。
例えば、図47(E)に示すように、演出表示指示情報としてCPU281から「予告キャラクタ」として「大吉」が入力されていた場合には、CPU261は、RAM263から該「大吉」を読み出し、この「大吉」に対応する画像データを予告キャラクタ記憶エリア262Cから読み出す。その後、CPU261は、回転角度「90度」の変動表示時間内に設定された予告表示の各時間T46、T53、T61に第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に予告キャラクタとして「大吉」の画像データを停止表示する。尚、CPU261は、第3スクロール変動177D上の第3変動図柄の変動表示を継続される。
続いて、S212において、CPU261は、90度リーチ表示を開始してからROM262に予め記憶する所定時間(例えば、約20秒〜32秒秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出表示指示情報を構成する「最終停止図柄」のデータを読み出し、該「最終停止図柄」のデータの第2番目の図柄を液晶表示器52の第3スクロール変動177D上の表示画面の上下方向略中央部に第3特別図柄として停止表示する。
例えば、図47(F)に示すように、RAM263から読み出した最終停止図柄のデータが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の第3スクロール変動177D上の表示画面の上下方向略中央部に「7」の第3特別図柄を停止表示する。
そして、S213において、CPU261は、RAM263から表示パターンを読み出し、該表示パターンに対応するタイムチャートを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み出し、RAM263に記憶する。そしてまた、CPU261は、このタイムーチャートから回転角度「90度」に対する「90度リーチ表示」の開始時間及び終了時間を読み出し、この終了時間が経過するのを待つ(S213:NO)。
例えば、表示パターンA2の場合には、CPU261は、回転表示タイムチャート記憶エリア262Bからタイムチャート155Bを読み出し、RAM263に記憶する。そして、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「90」の場合には、このタイムチャート155Bから「90度リーチ表示」の開始時間T36秒及び終了時間T37秒を読み込み、時間T36秒から表示を開始し、時間T37秒になるまで待つ。
一方、S209でRAM263から角度表示変数Mを読み出し、この角度表示変数Mが「90」でない場合、即ち90度リーチ表示でない場合には(S209:NO)、S213において、CPU261は、RAM263から表示パターンを読み出し、該表示パターンに対応するタイムチャートを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み出し、RAM263に記憶する。そしてまた、CPU261は、このタイムーチャートから回転角度「M度」(Mは、角度表示変数Mの値である。)の変動表示時間を読み出し、この変動表示時間が経過するのを待つ(S213:NO)。
例えば、表示パターンA2の場合には、CPU261は、回転表示タイムチャート記憶エリア262Bからタイムチャート155Bを読み出し、RAM263に記憶する。そして、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「0」の場合には、このタイムチャート155Bから「0度リーチ表示」の開始時間0秒及び終了時間T31秒を読み込み、時間0秒即ち表示開始から時間T31秒になるまで、当該スクロール表示を継続して待つ。
また、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「30」の場合には、このタイムチャート155Bから「30度リーチ表示」の開始時間T32秒及び終了時間T33秒を読み込み、時間T32秒から表示を開始し、時間T33秒になるまで、当該スクロール表示を継続して待つ。
また、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「60」の場合には、このタイムチャート155Bから「60度リーチ表示」の開始時間T34秒及び終了時間T35秒を読み込み、時間T34秒から表示を開始し、時間T35秒になるまで、当該スクロール表示を継続して待つ。
続いて、回転角度「M度」(Mは、角度表示変数Mの値である。)の「M度リーチ表示」の変動表示時間が経過した場合には(S213:YES)、S214において、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mに「30」加算して、再度、RAM263に記憶する。
そして、S215において、CPU261は、CPU281からの演出表示確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行し、当該変動確定指示が入力されていない場合には(S215:NO)、再度、S203以降の処理を実行する。
一方、CPU281からの変動確定指示が入力された場合には(S215:YES)、S216において、CPU261は、第1特別図柄、第2特別図柄、第3特別図柄を確定停止してリーチハズレ又は大当たりを報知する最終停止図柄を表示画面の上下方向中央部に確定表示する。また、S217において、CPU261は、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301にリーチハズレの場合にはリーチハズレを報知する結果報知図柄「残念」を上下方向に表示し、大当たりの場合には大当たりを報知する結果報知図柄「当たり」を上下方向に表示後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、図47(G)に示すように、CPU261は、最終停止図柄が「777」の大当たりの場合には、表示画面の上下方向中央部に第1特別図柄175Eとして「7」、第3特別図柄177Fとして「7」、第2特別図柄176Eとして「7」を左右方向に配置して確定表示する。また、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に大当たりを報知する結果報知図柄「当たり」を上下方向に表示後、当該サブ処理を終了する。
ここで、第4開口部87は、開口部として機能する。また、液晶表示器(LCD)52は、映像表示装置として機能する。また、前側回転装飾部材83及び回転カバー部材84は、回転装飾部材を構成する。また、回転用モータ125、ピニオンギヤ126、各アイドルギヤ127、128、及び回転ギヤ部129は、回転手段を構成する。また、フォトセンサSW1、フォトセンサSW2は、検出手段を構成する。また、CPU291、ROM292、RAM293は、主制御手段、変動パターン選択手段、予告キャラクタ選択手段を構成する。また、CPU281、ROM282、RAM283は、回転制御手段、サブ制御手段、駆動制御手段を構成する。具体的には、上記S1〜S4、S101〜S104の処理において、CPU281、ROM282及びRAM283は、サブ制御手段として機能し、上記S5〜S13、S105〜S113の処理において、CPU281、ROM282及びRAM283は、回転制御手段として機能する。
また、CPU261、ROM262、RAM263は、表示制御手段、変動領域選択手段、スクロール表示手段、停止図柄表示手段、予告キャラクタ表示制御手段を構成する。また、表示パターンテーブル記憶エリア282Bは、表示パターン記憶手段として機能する。また、CPU281、ROM282、表示パターン選択カウンタ283Aは、表示パターン選択手段を構成する。また、回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cは、回転駆動パターン記憶手段として機能する。また、回転変動座標テーブル記憶エリア262Aは、変動領域記憶手段、付属変動領域記憶手段、スクロール情報記憶手段、及び図柄表示領域記憶手段として機能する。また、回転表示タイムチャート記憶エリア262Bは、回転表示パターン記憶手段として機能する。また、「大吉」、「中吉」、「小吉」は、予告キャラクタを構成する。また、予告キャラクタ記憶エリア262Cは、予告キャラクタ記憶手段として機能する。
従って、本実施例に係るパチンコ機1では、前側回転装飾部材83の中央部に形成される第4開口部87が第2開口部69と略同一の大きさで相対向するように配置されている。また、この第4開口部87の相対向する長辺部中央位置の各外側近傍に一対の各透かし孔200、201が形成されている。また、パチンコ機1の動作状態を制御するCPU291は、始動口57への入賞に基づいて複数種類の変動パターンから一の変動パターン、最終停止図柄、予告図柄等を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する。そして、CPU281は、CPU291から通常変動パターン及び最終停止図柄を入力された場合には、通常変動表示の表示パターンを選択し、この選択した表示パターンに対応する表示パターン情報と最終停止図柄を演出表示基板260のCPU261に出力すると共に、該表示パターンに対応する各タイムチャート151A〜154Aを回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cから読み出し、この各タイムチャート151A〜154Aに従って前側回転装飾部材83を回転駆動する。また、CPU261は、CPU281から入力された表示パターン情報に対応する表示パターンをROM262から読み出し、該表示パターンに対応する各タイムチャート151B〜154Bを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み出す。そして、この各タイムチャート151B〜154Bに従って、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納される通常回転変動座標テーブル161から、この前側回転装飾部材83の停止した回転位置に対応する「変動領域座標」と「スクロール方向」と「通常距離」を選択して各変動図柄を各第1スクロール変動171A、171B、171C、171D、各第2スクロール変動172A、172B、172C、172D、及び各第3スクロール変動173A、173B、173C、173D上に変動表示する。このため、該前側回転装飾部材83の回転によって第2開口部69が第4開口部87よりもはみ出ても、各変動図柄を第4開口部87内の表示画面に確実に変動表示することができる。
また、CPU261は、該表示パターンに対応する各タイムチャート151B〜154Bを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み出す。そして、この各タイムチャート151B〜154Bに従って、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納される通常回転変動座標テーブル161から、この前側回転装飾部材83の停止した回転位置に対応する「第1付属変動領域座標」と「第2付属変動領域座標」と「スクロール方向」を選択して、各結果報知図柄を第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に変動表示する。このため、該前側回転装飾部材83の回転によって各透かし孔200、201が第2開口部69よりもはみ出る、即ち、各結果報知図柄の変動表示が各透かし孔200、201よりもはみ出ても、CPU261は、各結果報知図柄の変動表示を各透かし孔200、201内に対向する表示画面に確実に変動表示することができ、遊技者の興趣を増大させることができると共に、遊技者に対して遊技の結果を明確に認識できるように報知することができる。更に、CPU281から演出表示確定信号が入力された場合には、当該透かし孔200、201内に完全ハズレの場合には「ハズレ」が表示されるため、遊技者に完全ハズレを確実に報知するように表示制御することができ、遊技者に対して「ハズレ」の結果を明確に認識できるように報知することができる。また、各変動図柄を第4開口部87内の表示画面に確実に変動表示することができると共に、各結果報知図柄の変動表示を各透かし孔200、201内に対向する表示画面に確実に変動表示することができるため、製造コストの削減化及び前側回転装飾部材83の小型化を図ることが可能となる。
また、リーチ状態で各変動図柄のうち停止した停止図柄がある場合には、CPU281は、リーチ変動表示の表示パターンを選択し、この選択した表示パターンに対応する表示パターン情報を演出表示基板260のCPU261に出力すると共に、該表示パターンに対応する各タイムチャート155A〜158Aを回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cから読み出し、この各タイムチャート155A〜158Aに従って前側回転装飾部材83を回転駆動する。また、CPU261は、CPU281から入力された表示パターン情報に対応する表示パターンをROM262から読み出し、該表示パターンに対応する各タイムチャート155B〜158Bを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み出す。そして、この各タイムチャート155B〜158Bに従って、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納されるリーチ時回転変動座標テーブル162の「第1図柄表示領域」、「第2図柄表示領域」の各座標データを読み出し、停止表示する第1特別図柄と第2特別図柄とを該「第1図柄表示領域」、「第2図柄表示領域」に表示する。このため、該前側回転装飾部材83の回転によって第2開口部69が第4開口部87よりもはみ出ても、停止した第1特別図柄と第2特別図柄とを常に各回転位置で停止した前側回転装飾部材83の第4開口部87内の表示画面に確実に表示でき、遊技者の興趣を増大させることができる。
また、CPU261は、該表示パターンに対応する各タイムチャート155B〜158Bを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み出す。そして、この各タイムチャート155B〜158Bに従って、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納されるリーチ時回転変動座標テーブル162から、この前側回転装飾部材83の停止した回転位置に対応する「第1付属変動領域座標」と「第2付属変動領域座標」と「スクロール方向」を選択して、各予告キャラクタを第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に変動表示する。このため、該前側回転装飾部材83の回転によって各透かし孔200、201が第2開口部69よりもはみ出る、即ち、各予告キャラクタの変動表示が各透かし孔200、201よりもはみ出ても、CPU261は、各予告キャラクタの変動表示を各透かし孔200、201内に対向する表示画面に確実に変動表示することができ、遊技者の大当たり獲得に対する期待感を高め、興趣を増大させることができる。また、各予告キャラクタは、各タイムチャート156B〜158Bの90度リーチ表示における各予告表示の時間T46、T53、T61に各透かし孔200、201内に停止表示されるため、この予告キャラクタを遊技者に確実に認識できるように表示制御することができる。また、遊技者に、予告キャラクタによって複数の変動図柄の最終確定表示態様、即ち大当たりの有・無の予告を明確に報知することが可能となり、遊技者の大当り獲得に対する期待感を向上させることが可能となる。更に、CPU281から演出表示確定信号が入力された場合には、当該透かし孔200、201内にリーチハズレの場合には「残念」が表示され、大当たりの場合には「当たり」が表示されるため、遊技者にリーチハズレ又は大当たりを確実に報知するように表示制御することができ、遊技者に対して「リーチハズレ」又は「大当たり」の結果を明確に認識できるように報知することができる。
また、停止表示する第1特別図柄と第2特別図柄とが表示される各第1図柄表示領域175A、175B、175C、175Dと各第2図柄表示領域176A、176B、176C、176Dは、各第3スクロール変動177A、177B、177C、177Dのスクロール方向に沿って配置されるように予め設定されているため、遊技者は停止表示される第1特別図柄と第2特別図柄を容易に認識することができる。また、各第1図柄表示領域175A、175B、175C、175Dと各第2図柄表示領域176A、176B、176C、176Dは、各第3スクロール変動177A、177B、177C、177Dのスクロール方向に沿って配置されるため、この各第1図柄表示領域175A、175B、175C、175Dと各第2図柄表示領域176A、176B、176C、176Dを各第3スクロール変動177A、177B、177C、177D上を変動する変動図柄の外側に容易に配置することができ、該各第3スクロール変動177A、177B、177C、177D上を変動する変動図柄の表示領域を広くすることができ、演出効果を向上させることができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、上記実施例では、前側回転装飾部材83を原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度で停止させて通常変動表示及びリーチ変動表示を行ったが、原点位置(0度)から各回転角度1度、2度、3度、・・・、89度、90度で所定時間(例えば、1秒間〜2秒間である。)停止させて、通常変動表示及びリーチ変動表示を行ってもよい。これにより、各変動図柄の変動表示を前側回転装飾部材83の回転に従って滑らかに回転するように表示でき、各変動図柄のよりきめ細かな回転表示制御を確実に行うことが可能となる。
また、例えば、以下のようにしてもよい。
(A)上記実施例では、前側回転装飾部材83の第4開口部87と、その前面側に配置される前面側装飾部材49の第2開口部69との大きさはほぼ同一であるため、図40〜図42及び図45〜図47に示すように、前側回転装飾部材83の回転に伴って、各変動図柄の変動表示領域、及び第1付属変動領域300と第2付属変動領域301が変化したが、図49〜図51に示すように、第2開口部69を第4開口部87及び各透かし孔200、201を内側に含むように大きくすると共に液晶表示器182の表示画面も該第2開口部69の大きさとほぼ同一の大きさに拡大してもよい。
これにより、回転変動座標テーブル記憶エリア262Aに、図48に示すリーチ時回転変動座標テーブル181を予め格納することによって、図49〜図51に示すように、CPU261は、CPU281から入力された表示パターン情報に対応する表示パターンをROM262から読み出し、該表示パターンに対応する各タイムチャートを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み出す。そして、CPU261は、この各タイムチャートに従って、回転座標テーブル記憶エリア262Aに格納されるリーチ時回転変動座標テーブル181の「第1図柄表示領域」、「第2図柄表示領域」の各座標データを読み出し、停止表示する第1特別図柄と第2特別図柄とを各第1図柄表示領域184A、184B、184Cと各第2図柄表示領域185A、185B、185Cに表示することができる。
また、図49(A)に示すように、CPU261は、リーチ時回転変動座標テーブル181の「第1付属変動領域」、「第2付属変動領域」及び「スクロール方向」の各データを読み出し、予告キャラクタの変動表示を各透かし孔200、201内に表示することができる。また、図49(B)に示すように、「45度リーチ表示」に予告表示時間が設定されている場合には、CPU261は、RAM263から予告キャラクタ「大吉」を読み出し、該予告キャラクタに対応する画像データを予告キャラクタ記憶エリア262Cから読み出して、前側回転装飾部材83が原点位置から時計方向に回転角度45度回転した位置の各透かし孔200、201内に停止表示することができる。そして、図50(C)、(D)に示すように、CPU261は、第3特別図柄186Dを停止表示する。その後、図51(E)に示すように、CPU261は、CPU281から演出表示確定信号が入力された場合には、各透かし孔200、201内に大当たりを報知する「当たり」を表示することができる。
このため、停止した第1特別図柄と第2特別図柄とを常に前側回転装飾部材83の第4開口部87の全領域に対応する表示画面上に確実に表示できると共に、各第3スクロール変動186A、186B、186C上を変動する変動図柄を該第4開口部87の全領域に対応する表示画面上に確実に表示でき、各変動図柄の回転変動表示の演出効果をより高くして遊技者の興趣を更に増大させることができる。また、前側回転装飾部材83の回転に対応して予告キャラクタの変動表示及び停止表示、また、「ハズレ」、「残念」、「当たり」等の結果報知図柄の変動表示及び停止表示を各透かし孔200、201内に対応する表示画面上に常に表示でき、各予告キャラや結果報知図柄の回転変動表示の演出効果をより高くして遊技者の興趣を更に増大させることができると共に、遊技者に対して「ハズレ」又は「大当たり」の結果を明確に認識できるように報知することができる。
(B)上記実施例では、サブ統合制御基板280のCPU281が、S1〜S3及びS101〜S103の処理を実行して主制御基板290のCPU291から入力された指示信号に対応する表示パターンを選択すると共に、S4〜S13及びS104〜S113の処理を実行して駆動回路143を介して回転用モータ125を駆動制御しているが、ワンチップ・マイコン等とこの駆動回路143を搭載した回転制御用基板をサブ統合制御基板280とは別体に設け、CPU281がS1〜S3及びS101〜S103の処理を実行して選択した表示パターンに基づいて、この回転制御用基板に搭載したワンチップ・マイコン等が上記S4〜S13及びS104〜S113の処理を実行して駆動回路143を介して回転用モータ125を駆動制御する構成にしてもよい。
本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機全体を示した背面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤に取り付けられる特別図柄表示装置を示した分解側断面図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置の前側装飾部材を示した正面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置の前側装飾部材を示した背面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置の裏側装飾部材を示した分解斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置の裏側装飾部材を示した正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置の裏側装飾部材を示した背面図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置の裏側装飾部材を示した正面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置の裏側装飾部材を示した背面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置の裏側装飾部材における各フレキシブルプリント配線の配線状態を模式的に示す背面図である。 図12における上側の電飾回路基板に接続されるフレキシブルプリント配線の回転装飾部材の回転に伴う折り返し状態を模式的に示す図で、(A)は回転装飾部材が原点位置の折り返し状態、(B)は回転装飾部材が時計方向に45度回転した位置の折り返し状態、(C)は回転装飾部材が時計方向に90度回転した位置の折り返し状態、(D)は回転装飾部材が時計方向に135度回転した位置の折り返し状態の一例を示す図である。 図12における下側の電飾回路基板に接続されるフレキシブルプリント配線の回転装飾部材の回転に伴う折り返し状態を模式的に示す図で、(A)は回転装飾部材が原点位置の折り返し状態、(B)は回転装飾部材が時計方向に45度回転した位置の折り返し状態、(C)は回転装飾部材が時計方向に90度回転した位置の折り返し状態、(D)は回転装飾部材が時計方向に135度回転した位置の折り返し状態の一例を示す図である。 図13と図14を重ね合わせた各フレキシブルプリント配線の折り返し状態を模式的に示す図で、(A)は回転装飾部材が原点位置の折り返し状態、(B)は回転装飾部材が時計方向に45度回転した位置の折り返し状態、(C)は回転装飾部材が時計方向に90度回転した位置の折り返し状態、(D)は回転装飾部材が時計方向に135度回転した位置の折り返し状態の一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の裏側装飾部材を構成する回転装飾部材が原点位置に位置している場合の、回転装飾部材と各フォトセンサとの位置関係を模式的に示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の裏側装飾部材を構成する回転装飾部材が時計方向に90度回転した場合の、回転装飾部材と各フォトセンサとの位置関係を模式的に示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の裏側装飾部材を構成する回転装飾部材が時計方向に180度回転した場合の、回転装飾部材と各フォトセンサとの位置関係を模式的に示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の裏側装飾部材を構成する回転装飾部材を原点位置から時計方向に45度回転した場合における遊技盤を示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の裏側装飾部材を構成する回転装飾部材を原点位置から時計方向に90度回転した場合における遊技盤を示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の裏側装飾部材を構成する回転装飾部材を原点位置から時計方向に135度回転した場合における遊技盤を示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMのフォトセンサ出力テーブル記憶エリアに格納されるフォトセンサ出力テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの表示パターンテーブル記憶エリアに格納される通常変動表示パターンテーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの表示パターンテーブル記憶エリアに格納されるリーチ変動表示パターンテーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの回転駆動タイムチャート記憶エリアに格納されて、回転装飾部材を通常変動表示時に各表示パターンに対応して回転駆動する駆動タイミングを決定するタイムチャートの一例を示す図で、(A)は表示パターンA1に対応するタイムチャート、(B)は表示パターンB1に対応するタイムチャート、(C)は表示パターンC1に対応するタイムチャート、(D)は表示パターンD1に対応するタイムチャートである。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの回転駆動タイムチャート記憶エリアに格納されて、回転装飾部材をリーチ変動表示時に各表示パターンに対応して回転駆動する駆動タイミングを決定するタイムチャートの一例を示す図で、(A)は表示パターンA2に対応するタイムチャート、(B)は表示パターンB2に対応するタイムチャート、(C)は表示パターンC2に対応するタイムチャート、(D)は表示パターンD2に対応するタイムチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの回転表示タイムチャート記憶エリアに格納されて、通常変動表示時に各表示パターンに対応して回転装飾部材の各回転停止位置に対応する変動表示態様を決定するタイムチャートの一例を示す図で、(A)は表示パターンA1に対応するタイムチャート、(B)は表示パターンB1に対応するタイムチャート、(C)は表示パターンC1に対応するタイムチャート、(D)は表示パターンD1に対応するタイムチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの回転表示タイムチャート記憶エリアに格納されて、リーチ変動表示時に各表示パターンに対応して回転装飾部材の各回転停止位置に対応する変動表示態様を決定するタイムチャートの一例を示す図で、(A)は表示パターンA2に対応するタイムチャート、(B)は表示パターンB2に対応するタイムチャート、(C)は表示パターンC2に対応するタイムチャート、(D)は表示パターンD2に対応するタイムチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの回転変動座標テーブル記憶エリアに格納される通常回転変動座標テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの回転変動座標テーブル記憶エリアに格納されるリーチ時回転変動座標テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のCPUが、回転装飾部材を原点位置(0度)から時計方向約90度まで回転駆動する際に、各回転角度での通常変動表示時に実行する「通常回転変動処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のCPUが、回転装飾部材を各角度に回転駆動する際に実行する「N度回転処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のCPUが、回転装飾部材を時計方向約90度まで回転した位置から反時計方向に原点位置(0度)まで回転駆動する際に実行する「90度〜0度回転処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが、サブ統合制御基板のCPUから通常変動表示に対応する表示パターンの変動表示の指示をされた場合に実行する「回転変動表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の通常変動表示時に回転装飾部材の回転角度に合わせて各変動図柄のスクロール方向を変更して表示する一例を示す図で、(A)は回転装飾部材が原点位置(0度)、(B)は回転装飾部材が原点位置から時計方向に30度回転した図である。 本実施例に係るパチンコ機の通常変動表示時に回転装飾部材の回転角度に合わせて各変動図柄のスクロール方向を変更して表示する一例を示す図で、(C)は回転装飾部材が原点位置から時計方向に60度回転、(D)は回転装飾部材が原点位置から時計方向に90度回転した図である。 本実施例に係るパチンコ機の通常変動表示時に回転装飾部材の回転角度に合わせて各変動図柄のスクロール方向を変更して表示する一例を示す図で、(E)は回転装飾部材が原点位置から時計方向に90度回転した状態で第1図柄が停止した状態を示す図、(F)は(E)に続いて第2図柄が停止した状態を示す図、(G)は(F)に続いて第3図柄が停止後、演出表示確定信号が入力されて第1図柄〜第3図柄が確定停止されると共に、第1付属変動領域と第2付属変動領域にハズレの結果報知表示がされた状態を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のCPUが、回転装飾部材を原点位置(0度)から時計方向約90度まで回転駆動する際に、各回転角度でのリーチ時変動表示時に実行する「リーチ回転変動処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが、サブ統合制御基板のCPUからリーチ変動表示に対応する表示パターンの変動表示の指示をされた場合に実行する「回転リーチ表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機のリーチ変動表示時に回転装飾部材の回転角度に合わせて変動図柄のスクロール方向を変更して表示する一例を示す図で、(A)は回転装飾部材が原点位置(0度)、(B)は(A)に続いて回転装飾部材が原点位置から時計方向に30度回転した図である。 本実施例に係るパチンコ機のリーチ変動表示時に回転装飾部材の回転角度に合わせて変動図柄のスクロール方向を変更して表示する一例を示す図で、(C)は(B)に続いて回転装飾部材が原点位置から時計方向に60度回転、(D)は(C)に続いて回転装飾部材が原点位置から時計方向に90度回転した図である。 本実施例に係るパチンコ機のリーチ変動表示時に回転装飾部材の回転角度に合わせて変動図柄のスクロール方向を変更して表示する一例を示す図で、(E)は(D)に続いて第1付属変動領域と第2付属変動領域に予告表示がされた状態を示す図、(F)は(E)に続いて第3特別図柄が停止表示された状態を示す図、(G)は(F)に続いて演出表示確定信号が入力されて第1特別図柄〜第3特別図柄が確定表示されると共に第1付属変動領域と第2付属変動領域に大当たりの結果報知表示がされた状態を示す図である。 他の実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの回転変動座標テーブル記憶エリアに格納されるリーチ時回転変動座標テーブルの一例を示す図である。 他の実施例に係るパチンコ機のリーチ変動表示時に回転装飾部材の回転角度に合わせて変動図柄のスクロール方向を変更して表示する一例を示す図で、(A)は回転装飾部材が原点位置(0度)、(B)は(A)に続いて回転装飾部材が原点位置から時計方向に45度回転して、第1付属変動領域と第2付属変動領域に予告表示がされた状態を示す図である。 他の実施例に係るパチンコ機のリーチ変動表示時に回転装飾部材の回転角度に合わせて変動図柄のスクロール方向を変更して表示する一例を示す図で、(C)は(B)に続いて回転装飾部材が原点位置から時計方向に90度回転した状態、(D)は(C)に続いて第3特別図柄が停止表示された状態を示す図である。 他の実施例に係るパチンコ機のリーチ変動表示時に回転装飾部材の回転角度に合わせて変動図柄のスクロール方向を変更して表示する一例を示す図で、(E)は(D)に続いて演出表示確定信号が入力されて第1特別図柄〜第3特別図柄が確定表示されると共に第1付属変動領域と第2付属変動領域に大当たりの結果報知表示がされた状態を示す図である。
1 パチンコ機
41 遊技盤
42 遊技領域
47 第1開口部
48 特別図柄表示装置
49 前側装飾部材
50 裏側装飾部材
51 取付カバー部材
52、182 液晶表示器(LCD)
69 第2開口部
81 第3開口部
82 枠部材
83 前側回転装飾部材
84 回転カバー部材
87 第4開口部
100、101 電飾部
100A、101A 電飾ランプカバー
100B、101B 電飾回路基板
SW1、SW2 フォトセンサ
200、201 透かし孔
260 演出表示基板
261、281、291 CPU
262、282、292 ROM
262A 回転変動座標テーブル記憶エリア
262B 回転表示タイムチャート記憶エリア
262C 予告キャラクタ記憶エリア
263、283、293 RAM
280 サブ統合制御基板
282B 表示パターンテーブル記憶エリア
282C 回転駆動タイムチャート記憶エリア
290 主制御基板
300 第1付属変動領域
301 第2付属変動領域

Claims (2)

  1. 中央部に略円形の開口部を有する枠部材と、
    正面視略円形で中央部に略横長四角形の開口部が形成されると共に、前記略横長四角形の開口部の相対向する長辺部中央位置の各外側近傍に一対の透かし孔が形成されて、前記略円形の開口部に回転可能に取り付けられる回転装飾部材と、
    前記回転装飾部材を回転駆動する回転手段と、
    前記回転装飾部材の回転位置を検出する検出手段と、を有して、遊技盤に取り付けられる裏側装飾部材と、
    前記裏側装飾部材の背面部に取り付けられて、前記略横長四角形の開口部を介して複数の変動図柄を表示すると共に、前記各透かし孔を介して一対のキャラクタ図柄を変動表示する映像表示装置と、
    遊技機の動作状態を制御する主制御手段と、
    前記検出手段の検出情報に基づいて前記回転手段を駆動制御する回転制御手段と、
    前記映像表示装置を制御する表示制御手段と、
    前記映像表示装置に表示される複数の変動図柄の表示パターンを決定するサブ制御手段と、
    を備え、
    前記主制御手段は、始動口への遊技球の入賞に基づいて複数種類の変動パターンから一の変動パターンを選択する変動パターン選択手段を有し、
    前記サブ制御手段は、
    前記複数種類の変動パターンのそれぞれに対応して複数種類の表示パターンを記憶する表示パターン記憶手段と、
    前記変動パターン選択手段によって選択された変動パターンに対応して一の表示パターンを所定確率で選択する表示パターン選択手段と、
    を有し、
    前記回転制御手段は、
    前記各表示パターンに対応して前記回転装飾部材を複数種類の所定回転位置でそれぞれ予め定められた時間停止させる回転駆動パターンを記憶する回転駆動パターン記憶手段と、
    前記表示パターン選択手段によって選択された表示パターンに対応する回転駆動パターンに従って前記回転装飾部材を複数種類の所定回転位置でそれぞれ予め定められた時間停止させるように駆動制御する駆動制御手段と、
    を有し、
    前記表示制御手段は、
    前記回転装飾部材の複数種類の回転位置のそれぞれに対応して前記略横長四角形の開口部に対向する略横長四角形の前記変動図柄の変動領域を記憶する変動領域記憶手段と、
    前記回転装飾部材の複数種類の回転位置のそれぞれに対応して前記各透かし孔に対向する前記キャラクタ図柄の一対の付属変動領域を記憶する付属変動領域記憶手段と、
    前記回転装飾部材の各回転位置のそれぞれに対応して、前記各変動図柄のうちの停止した停止図柄が視認可能に表示される複数の停止図柄表示領域を記憶する図柄表示領域記憶手段と、
    前記回転装飾部材の各回転位置に対応する前記各変動図柄及び各キャラクタ図柄のスクロール方向及びスクロール位置を記憶するスクロール情報記憶手段と、
    前記各表示パターンに対応して前記回転装飾部材の各回転位置に対応する前記変動領域内に予め定められた時間前記各変動図柄又は前記停止図柄を表示させると共に、該回転装飾部材の各回転位置に対応する前記各付属変動領域内に予め定められた時間前記各キャラクタ図柄を変動表示又は停止表示させる回転表示パターンを記憶する回転表示パターン記憶手段と、
    前記表示パターン選択手段によって選択された表示パターンに対応する回転表示パターンに従って前記変動領域及び前記各付属変動領域を順次選択する変動領域選択手段と、
    該表示パターンに対応する回転表示パターンに従って前記各変動図柄及び各キャラクタ図柄のスクロール方向及びスクロール位置を順次選択して前記変動領域選択手段によって選択された前記変動領域及び前記各付属変動領域に該各変動図柄及び各キャラクタ図柄を変動表示すると共に、該変動領域と該各付属変動領域とを相互に重ならないように表示するスクロール表示手段と、
    該表示パターンに対応する回転表示パターンに従って前記変動領域選択手段によって選択された前記変動領域内で前記略横長四角形の開口部から視認できる前記停止図柄表示領域を順次選択して前記停止図柄を該停止表示領域に表示する停止図柄表示手段と、
    を有し、
    前記枠部材は、前記略円形の開口部の裏側周縁部から所定高さ裏側方向へ周設された正面視略円形の第1リブ部と、
    前記第1リブ部の半径方向外側に配設された中継基板と、
    を有し、
    前記回転装飾部材は、前記略横長四角形の開口部の周囲に前記第1リブ部の内周面から所定距離離間して該内周面に対向するように所定高さ周設された正面視略円形の第2リブ部と、
    前記略横長四角形の開口部の外周部前面側に配置される電飾装置と、
    前記第1リブ部の内周面と前記第2リブ部の外周面とによって形成される空間部に配設されて前記中継基板と前記電飾装置とを電気的に接続するフレキシブルプリント配線と、
    を有し、
    前記フレキシブルプリント配線は、可撓性及び屈曲性を有して、前記中継基板から引き出されて前記第1リブ部に形成された切欠部から前記空間部内へ挿入されて該第1リブ部の内周面に沿って配設されると共に、内側方向に側面視U字形に折り返されて前記第2リブ部の外周面に沿って配設されて該第2リブ部の前記電飾装置の近傍に形成された切欠部に挿入されて該電飾装置に接続されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記キャラクタ図柄は、前記複数の変動図柄の確定表示態様を予告する複数種類の予告キャラクタを含み、
    前記主制御手段は、前記複数種類の予告キャラクタから一の予告キャラクタを選択する予告キャラクタ選択手段を有し、
    前記表示制御手段は、
    前記複数種類の予告キャラクタのそれぞれの画像データを記憶する予告キャラクタ記憶手段と、
    前記表示パターン選択手段によって選択された表示パターンに対応する回転表示パターンに前記複数の変動図柄の確定表示態様を所定タイミングで予告する予告演出表示パターンが含まれている場合には、前記予告キャラクタ選択手段によって選択された予告キャラクタを該予告演出表示パターンに従って前記各付属変動領域に所定時間表示する予告キャラクタ表示制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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