JP4802543B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
例えば、図柄表示装置を備える遊技機であって、図柄表示装置は、主表示装置と、補助表示装置を有し、主表示装置は、変動停止時の表示態様により遊技者に特典の成立の可否を認識させる図柄を変動表示し、補助表示装置は、主表示装置の周囲を回転移動する回転体を有し、補助表示装置の回転体が主表示装置の周囲を回転移動すると、主表示装置に表示される画像が、回転体の回転移動に同期して回転表示されると共に、主表示装置に表示される画像が回転体に同期して回転表示される間、図柄は遊技者と正対する状態で表示され続けるように構成した遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、この問題を解決するために回転体に第2識別情報を表示する液晶表示器等を複数配置して、可変表示することが考えられるが、液晶表示器等を複数配置した場合には、製造コストアップになると共に、耐久性の面から小型化が難しいという問題がある。
また、この回転体に設けられている第2識別情報を可変表示した場合には、複雑な演出表示を行い遊技者を楽しませると共に、遊技者に対して遊技の結果を明確に認識できるように報知する必要があるという問題がある。
また、映像表示装置を制御する表示制御手段は、回転装飾部材の複数種類の回転位置のそれぞれに対応する各変動図柄の変動領域とキャラクタ図柄の一対の付属変動領域を記憶する。また、表示制御手段は、回転装飾部材の各回転位置に対応する各変動図柄及び各キャラクタ図柄のスクロール方向及びスクロール位置を記憶する。また、表示制御手段は、回転装飾部材の各回転位置のそれぞれに対応して、各変動図柄のうちの停止した停止図柄が視認可能に表示される複数の停止図柄表示領域を記憶する。また、表示制御手段は、表示パターンに対応して回転装飾部材の各回転位置に対応する変動領域内に予め定められた時間各変動図柄又は停止図柄を表示させると共に、該回転装飾部材の各回転位置に対応する各付属変動領域内に予め定められた時間前記各キャラクタ図柄を変動表示又は停止表示させる回転表示パターンを記憶する。
そして、回転制御手段は、サブ制御手段によって選択された表示パターンに対応する回転駆動パターンに従って回転装飾部材を各回転位置にそれぞれ予め定められた時間停止させるように駆動制御する。一方、表示制御手段は、サブ制御手段によって選択された表示パターンに対応する回転表示パターンに従って変動領域及び一対の付属変動領域と、各変動図柄及び各キャラクタ図柄のスクロール方向とスクロール位置を順次選択して、変動領域と各付属変動領域とを相互に重ならないように表示する。また同時に、各変動図柄を該変動領域に変動表示すると共に、キャラクタ図柄を各付属変動領域に表示する。また、表示制御手段は、該表示パターンに対応する回転表示パターンに従って順次選択された変動領域内で回転装飾部材の開口部から視認できる停止図柄表示領域を順次選択して、停止図柄を該停止表示領域に表示するように制御する。
また、各変動図柄のうち停止した停止図柄がある場合には(例えば、リーチ状態などである。)、表示制御手段は、サブ制御手段によって選択された表示パターンに対応する回転表示パターンに従って選択された変動領域内で開口部から視認できる停止図柄表示領域を順次選択し、この停止図柄を該停止表示領域に表示するため、停止した停止図柄を常に各回転位置に停止した回転装飾部材の開口部内に確実に表示でき、遊技者の興趣を増大させることができる。
これにより、回転装飾部材の開口部内に表示されている複数の変動図柄の確定表示態様を予告する予告キャラクタを開口部の外側近傍に設けられた一対の透かし孔を介して見ることが可能となる。従って、遊技者に、予告キャラクタによって複数の変動図柄の最終確定表示態様、即ち大当たりの有・無の予告を明確に報知することが可能となり、遊技者の大当り獲得に対する期待感を向上させることが可能となる。また、予告キャラクタは、相対向する一対の透かし孔に他所定タイミングで所定時間表示されるため、この予告キャラクタを遊技者に確実に認識できるように表示制御することができる。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6が取付けられている。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチやパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータが内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。
図3及び図4に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、第1開口部47が開設され、この第1開口部47に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、遊技盤41の前面側に装着される後述の前面側装飾部材49(図5、図6参照)と、この前面側装飾部材49の背面側に配置される後述の裏側装飾部材50(図7等参照)と、この前面側装飾部材49及び裏側装飾部材50の背面部を覆うように第1開口部47の裏側に取り付けられる取付カバー部材51と、この取付カバー部材51の背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、上、中、下に上下方向3列の変動図柄が表示され、後述のように回転装飾部材の回転に伴って各変動図柄は回転表示される(図37等参照)。また、液晶表示器52の左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図22参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主制御基板290(図22参照)に設けられるRAMに記憶されて変動確定回数として保留される。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
図5及び図6に示すように、前側装飾部材49は、遊技盤41の第1開口部47に前面側から嵌入されて各取付穴67を介してビス止め等によって取り付けられ、この第1開口部47の前面部を閉塞すると共に装飾している。また、この前側装飾部材49の中央部には、液晶表示器(LCD)52の表示画面にほぼ等しい大きさの略横長四角形の第2開口部69が開設されている。また、この前側装飾部材49の背面部は、ほぼ前面に渡って透明な板状の樹脂製保護カバー71で覆われている。これにより、この第2開口部69内に遊技球が転動落下しても遊技盤41の裏側に進入することを阻止でき、裏側装飾部材50内に滞留したり、液晶表示器52に衝突することを防止することができる。また、遊技者はこの保護カバー71を介して液晶表示器52の演出表示を見ることができる。
また、この第2開口部69の下側側壁部72は、外側下方向に傾斜して設けられているため、該第2開口部69内に転動落下した遊技球を確実に外側方向に転動落下させることができる。
また、この前側装飾部材49の両肩部73、74には、上辺部に転動落下してこの両肩部73、74上を転動落下した遊技球が進入可能な各ワープ入り口73A、74Aが形成されており、左右側縁部に沿って下端部まで連通される各ワープ通路75、76に進入可能に構成されている。そして、各ワープ通路75、76内を転動落下した遊技球は、前面装飾部材49の下端面上を転動して、この前面側装飾部材49の下端部前面で、且つ始動口57の直上に形成される始動口案内孔77から下方に転動落下するように構成されている。
図7に示すように、裏側装飾部材50は、中央部に略円形の第3開口部81が形成されて、取付カバー部材51の前面部に取り付けられる略矩形状の枠部材82と、この枠部材82の前面側から第3開口部81の外周部を覆うと共に該第3開口部81に回転可能に装着される正面視略円形の前側回転装飾部材83と、該枠部材82の背面側から前側回転装飾部材83の背面部を覆うように取り付けられて第3開口部81内に回転可能に装着される回転カバー部材84とから構成されている。
また、第3開口部81の裏側周縁部には、リブ部81Aが所定高さ(例えば、約10mmの高さである。)裏側方向に周設されている。また、回転カバー部材84の開口部86の周囲には、この回転カバー部材84の回転軸心を中心として、正面視円形のリブ部84Aが所定高さ(例えば、約10mmの高さである。)前面側方向に立設されている。これにより、枠部材81の第3開口部81及びリブ部81Aの内周面と、前側回転装飾部材83の背面部及び回転カバー部材84のリブ部84Aの外周面とによって、後述のように、可撓性及び屈曲性を有する各フレキシブルプリント配線103、104(図15参照)が側面視U字形に折り返されて配設される空間部105が形成される(図12参照)。
また、前側回転装飾部材83の開口部85の相対向する長辺部略中央位置の各外側近傍の位置には、正面視横長四角形で筒状の各貫通孔200A、201Aが裏側面まで形成されている。一方、回転カバー部材84の開口部86の相対向する長辺部略中央位置の各外側近傍の各貫通孔200A、201Aに対向する位置には、正面視横長四角形の各貫通孔200B、201Bが形成されている。これにより、枠部材82に前側回転装飾部材83と回転カバー部材84とを取り付けた場合には、貫通孔200Aと貫通孔200Bとは連通し、また、貫通孔201Aと201Bとは連通して、各透かし孔200、201(図8〜図11参照)が形成される。
また、枠部材82の背面側の上辺部には、下端縁部が円弧状に形成された裏側回転支持板95が取り付けられている。この裏側回転支持部材95の下端縁部は、回転カバー部材84の外周部から所定寸法(例えば、約5mm〜10mmである。)半径方向内側の位置に、軸方向に形成された正面視円形の段差部94の外周面に摺接可能に設けられ、該回転カバー部材84の上方向への変位を支持すると共に、軸方向背面側への変位を支持するように構成されている。
これにより、枠部材81が取付カバー部材51を介して遊技盤41に平行になるように取り付けられた場合には、前側回転装飾部材83及び回転カバー部材84は、各回転ローラ97A、97Bと各回転ローラ98A、98Bとによって、第3開口部81に回転可能に支持される。また、裏側装飾部材50の第4開口部87は、該第4開口部87の長手方向が略水平に位置した場合に、前面側装飾部材49の第2開口69と協働して略横長四角形の連続した開口部を形成するように配置される。また、裏側装飾部材50の第4開口部87の長手方向が略鉛直方向に位置した場合には、後述のように前面側装飾部材49の第2開口69内の左右方向両端縁部に各透かし孔200、201が配置されると共に、第4開口部87の中央部が該第2開口部69と対向するように配置される(図20参照)。
一方、枠部材82の背面側には、右側縁部(図9中、左側縁部)の上下方向略中央部に中継基板102が配設され、該中継基板102と各電飾回路基板100B、101Bとは、各フレキシブルプリント配線103、104を介して電気的に接続されている。また、後述のように、各電飾回路基板100B、101Bは、中継基板102を介してサブ統合制御基板280に電気的に接続されている(図22参照)。
図12に示すように、各フレキシブルプリント配線103、104は、中継基板102から下側方向に引き出されて、該中継基板102の内側に対向して立設される断面略四角形のボス部107Aと断面略円形のボス部107Bとの間を重ねられて通り、枠部材82のリブ部81Aの外周部が軸方向に所定幅(本実施例では、約3mm〜5mm幅である。)で切り欠かれたスリット状の挿入口108から空間部105内に、該リブ部81Aの内周面の接線方向に沿って挿入されている。また、前側回転装飾部材83が原点位置に位置する場合には、この重ねられて挿入された各フレキシブルプリント配線103、104は、この空間部105内の第3開口部81及びリブ部81Aの内周面に沿って上側の電飾回路基板101B上を通り過ぎて、原点マーク92から中心角が所定角度(本実施例では、約45度である。)に達した場合には、再度挿入口108方向へ側面視U字形に内側方向に折り返されて、配設される。
また、フレキシブルプリント配線104は、回転カバー部材84のリブ部84Aに形成されたスリット状の出口部111から引き出された後、入口部112及び出口部113に挿入されて、入口部115に挿入されるため、フレキシブルプリント配線104をリブ部84Aの外周面に確実に密着させて取り付けることができる。このため、図14及び図15に示すように、フレキシブルプリント配線104は、その曲げ弾性によって前側回転装飾部材83及び回転カバー部材84の回転に伴って、順次リブ部84Aの外周面に密着するように空間部105内でスムーズに折り返されて移動することが可能となる。
また、この透過型のフォトセンサSW1から中心角が時計方向に約90度の枠部材82の前面部には、透過型のフォトセンサSW2が、該延出部131を挟むように配設されている。ここで、各フォトセンサSW1、SW2は、延出部131を挟んだ場合には、OFF信号を出力し、延出部131を挟んでない場合には、ON信号を出力するように構成されている。
図16に示すように、先ず、回転用モータ125を駆動して前側回転装飾部材83を回転させ、原点マーク92を位置マーク91に対向させた場合には、即ち前側回転装飾部材83を回転させて原点位置に移動させた場合には、各フォトセンサSW1、SW2は、延出部131によって遮られて共にOFF信号を出力する。
また、図17示すように、回転用モータ125を駆動して前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向に約90度回転させた場合には、フォトセンサSW1は、延出部131によって遮られないため、ON信号を出力する。一方、フォトセンサSW2は、延出部131の反時計方向側の端縁部によって遮られるためOFF信号を出力する。
更に、図18に示すように、回転用モータ125を駆動して前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向に約180度回転させた場合には、フォトセンサSW1は、延出部131の時計方向側の端縁部によって遮られるためOFF信号を出力する。一方、フォトセンサSW2は、延出部131によって遮られないため、ON信号を出力する。
図19に示すように、特別図柄表示装置48の裏側装飾部材50を構成する前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向に約45度回転駆動した場合には、前面側装飾部材49の第2開口部69を介して、液晶表示器(LCD)52の表示画面の右上角部に電飾部101が出現して、透かし孔201の長手方向の約下半分が出現し、該透かし孔201を介して液晶表示器(LCD)52の表示画面の右上隅部を見ることが可能となる。また、電飾部101の斜め右下側に電飾ランプカバー101Aが出現する。また、液晶表示器(LCD)52の表示画面の左下角部に電飾部100が出現して、透かし孔200の長手方向の約上半分が出現し、該透かし孔200を介して液晶表示器(LCD)52の表示画面の左下隅部を見ることが可能となる。また、電飾部100の斜め左上側に電飾ランプカバー100Aが出現する。
更に、特別図柄表示装置48の裏側装飾部材50を構成する前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向に約180度回転駆動した場合には、前側回転装飾部材83は、前面側装飾部材49の背面側にほぼ隠れるように配置され、第2開口部69を介して液晶表示器52の略横長四角形の表示画面全体を見ることができる。
図22に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。
主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路(I/O)294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A等が接続されている。また、この入出力回路(I/O)294には、開閉扉59を開閉する開閉扉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
尚、大当たりが抽選された場合には、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「9」、「0」のうちのいずれかが「111」、「222」、「333」、・・・、「999」、「000」と揃って確定停止して表示され、その後、大入賞口60が所定回数(例えば、15回である。)連続して、毎回30秒間又は30秒以内に10個入賞するまで開放され、遊技者に多くの賞球が払い出されるいわゆる大当たり遊技を行うことができる。
ここでは、例えば、カウント値「0〜4」がリーチハズレのリーチ変動パターンXの変動パターンとして「20秒間」のものに対応し、大当たりのリーチ変動パターンXの変動パターンとして「22秒間」のものに対応している。また、カウント値「5〜9」がリーチハズレのリーチ変動パターンYの変動パターンとして「30秒間」のものに対応し、大当たりのリーチ変動パターンYの変動パターンとして「32秒間」のものに対応している。
尚、リーチ状態とは、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、左列と右列との変動図柄が各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「9」、「0」のうちのいずれかで揃って停止し、中列の変動図柄が変動する状態をいう(例えば、「1↓1」、「2↓2」、・・・、「7↓7」等の状態である。)。また、左、中、右の3列の変動図柄のうち左列と右列に停止する特別図柄をリーチ図柄という。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Eが設けられている。かかるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Eのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
尚、ハズレ図柄選択カウンタ293Dのカウント値、及びリーチハズレ図柄選択カウンタ293Eのカウント値は、液晶表示器52の3列の変動図柄の変動が開始されるタイミングで読み取るように構成してもよい。
ここで、予告キャラクタには、「大吉」、「中吉」、「小吉」の3種類が予めROM292に記憶されている。そして、大当たり時には、予告図柄選択カウンタ293Gのカウント値が「0〜9」の場合に、予告キャラクタとして「大吉」が選択され、また、このカウント値が「10〜13」の場合に、予告キャラクタとして「中吉」が選択され、更に、このカウント値が「14」の場合に、予告キャラクタとして「小吉」が選択される。一方、リーチハズレ時には、予告図柄選択カウンタ293Gのカウント値が「0〜10」の場合に、予告キャラクタとして「小吉」が選択され、また、このカウント値が「11〜13」の場合に、予告キャラクタとして「中吉」が選択され、更に、このカウント値が「14」の場合に、予告キャラクタとして「大吉」が選択される。
また、RAM293には、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されたときの各カウンタ293A〜293Gのカウント値等が記憶されるパラメータ記憶エリア293Hが設けられている。
尚、各カウンタ293A〜293Gの各カウント値及びパラメータ記憶エリア293Hは、起動時に「0」に初期化される。
また、図26に示すように、ROM262には、後述の通常回転変動座標テーブル161(図34参照)とリーチ時回転変動座標テーブル162(図35参照)とが格納される回転変動座標テーブル記憶エリア262Aが設けられている。また、ROM262には、後述の各表示パターンA1、B1、C1、D1、A2、B2、C2、D2に対応して前側回転装飾部材83の各回転停止位置に対応する変動表示態様を決定する各タイムチャート151B〜158B(図32、図33参照)が格納される回転表示タイムチャート記憶エリア262Bが設けられている。また、ROM262には、液晶表示器(LCD)52に後述のように各透かし孔200、201に対向する表示画面の第1付属変動領域300と第2付属変動領域301(図40等参照)に表示する予告キャラクタの画像データが格納される予告キャラクタ記憶エリア262Cが設けられている。
図27に示すように、フォトセンサ出力テーブル145は、前側回転装飾部材83の原点位置からの回転角度を表す「回転角度」と、前側回転装飾部材83が各回転角度に位置した場合のフォトセンサSW1の出力信号を表す「SW1」と、前側回転装飾部材83が各回転角度に位置した場合のフォトセンサSW2の出力信号を表す「SW2」とから構成されている。この「回転角度」は、前側回転装飾部材83の原点マーク92が位置マーク91に対向した位置を原点位置(0度)とし、この原点位置から時計方向の回転角度を正の角度で表し、反時計方向の回転角度を負の角度で表す。
また、フォトセンサ出力テーブル145の「SW1」には、「回転角度」の「−1度」及び「0度」に対応して「OFF」、「回転角度」の「1度」に対応して「ON」、・・・、「回転角度」の「89度」、「90度」及び「91度」に対応して「ON」、・・・、「回転角度」の「179度」に対応して「ON」、「回転角度」の「180度」及び「181度」に対応して「OFF」、・・・のフォトセンサSW1の出力信号が予め格納されている。
また、フォトセンサ出力テーブル145の「SW2」には、「回転角度」の「−1度」、「0度」及び「1度」に対応して「OFF」、・・・、「回転角度」の「89度」に対応して「OFF」、「回転角度」の「90度」及び「91度」に対応して「ON」、・・・、「回転角度」の「179度」、「180度」及び「181度」に対応して「ON」、・・・のフォトセンサSW2の出力信号が予め格納されている。
以下、主制御基板290のCPU291から通常変動パターンの一例として「通常変動パターンX1」の指示信号が入力された場合に使用する通常変動表示パターンテーブル146について説明する。
図28に示すように、通常変動表示パターンテーブル146は、主制御基板290のCPU291から入力された通常変動パターンの指示信号を表す「指示信号」と、指示信号が入力された際の表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「表示パターン」とから構成されている。
尚、後述のように、CPU281は、この選択した表示パターンに対応する表示パターン情報を演出表示基板260のCPU261に出力する。
また、通常変動表示パターンテーブル146の「カウント値」には、「通常変動パターンX1」に対応して「0〜4」、「5〜9」、「10〜14」、「15〜19」の4種類のカウント値が予め格納されている。
また、通常変動表示パターンテーブル146の「表示パターン」には、「カウント値」の「0〜4」に対応して「表示パターンA1」、「カウント値」の「5〜9」に対応して「表示パターンB1」、「カウント値」の「10〜14」に対応して「表示パターンC1」、「カウント値」の「15〜19」に対応して「表示パターンD1」が予め格納されている。
尚、各表示パターンA1〜D1の演出表示時間は、すべて同一時間である(例えば、約5秒〜10秒である。)。
また、通常変動表示パターンテーブル146の「指示信号」には「通常変動パターンX1」だけでなく、複数種類の通常変動パターンが格納されている。また、それぞれの「指示信号」に対して各「カウント値」と各「表示パターン」とが格納されている。
以下、主制御基板290のCPU291からリーチ変動パターンの一例として「リーチ変動パターンY1」の指示信号が入力された場合に使用するリーチ変動表示パターンテーブル147について説明する。
図29に示すように、リーチ変動表示パターンテーブル147は、主制御基板290のCPU291から入力されたリーチ変動パターンの指示信号を表す「指示信号」と、指示信号が入力された際の表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「表示パターン」とから構成されている。
尚、後述のように、CPU281は、この選択した表示パターンに対応する表示パターン情報を演出表示基板260のCPU261に出力する。
また、リーチ変動表示パターンテーブル147の「カウント値」には、「リーチ変動パターンY1」に対応して「0〜4」、「5〜9」、「10〜14」、「15〜19」の4種類のカウント値が予め格納されている。
また、リーチ変動表示パターンテーブル147の「表示パターン」には、「カウント値」の「0〜4」に対応して「表示パターンA2」、「カウント値」の「5〜9」に対応して「表示パターンB2」、「カウント値」の「10〜14」に対応して「表示パターンC2」、「カウント値」の「15〜19」に対応して「表示パターンD2」が予め格納されている。
尚、各表示パターンA2〜D2の演出表示時間は、すべて同一時間である(例えば、約20秒〜30秒である。)。
また、リーチ変動表示パターンテーブル147の「指示信号」には「リーチ変動パターンY1」だけでなく、複数種類のリーチ変動パターンが格納されている。また、それぞれの「指示信号」に対して各「カウント値」と各「表示パターン」とが格納されている。
ここで、サブ統合制御基板280のCPU281は、後述のように、通常変動表示時に表示パターンを決定した場合には、この表示パターンを表示パターン情報として演出表示基板260のCPU261に出力すると共に、この表示パターンに対応するタイムチャートを回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cから読み込み、前側回転装飾部材83をこのタイムチャートに従って回転駆動する。そして、タイムチャートの終了時間、即ち、表示パターンの演出終了時間に達した場合には、CPU281はCPU261に対して演出表示確定信号を出力する。
以下、各表示パターンA1〜D1のそれぞれに対応する各タイムチャートについて説明する。尚、各表示パターンA1〜D1の演出表示時間は時間T7(秒)(例えば、T7=5〜10(秒))である。
また、図30(B)に示すように、表示パターンB1に対応するタイムチャート152Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT8〜T9秒、T10〜T11秒、T12〜T13秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT7秒とから構成されている。
また、図30(C)に示すように、表示パターンC1に対応するタイムチャート153Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT15〜T16秒、T17〜T18秒、T19〜T20秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT7秒とから構成されている。
更に、図30(D)に示すように、表示パターンD1に対応するタイムチャート154Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT22〜T23秒、T24〜T25秒、T26〜T27秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT7秒とから構成されている。
ここで、サブ統合制御基板280のCPU281は、後述のように、リーチ変動表示時に表示パターンを決定した場合には、この表示パターンを表示パターン情報として演出表示基板260のCPU261に出力すると共に、この表示パターンに対応するタイムチャートを回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cから読み込み、前側回転装飾部材83をこのタイムチャートに従って回転駆動する。そして、タイムチャートの終了時間、即ち、表示パターンの演出終了時間に達した場合には、CPU281はCPU261に対して演出表示確定信号を出力する。
以下、各表示パターンA2〜D2のそれぞれに対応する各タイムチャートについて説明する。尚、各表示パターンA2〜D2の演出表示時間は時間T37(秒)(例えば、T7=20〜30(秒))である。
また、図31(B)に示すように、表示パターンB2に対応するタイムチャート156Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT40〜T41秒、T42〜T43秒、T44〜T45秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT37秒とから構成されている。
また、図31(C)に示すように、表示パターンC2に対応するタイムチャート157Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT47〜T48秒、T49〜T50秒、T51〜T52秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT37秒とから構成されている。
更に、図31(D)に示すように、表示パターンD2に対応するタイムチャート158Aは、CPU281が前側回転装飾部材83を時計方向約30度回転駆動して停止させる各駆動時間を表すT55〜T56秒、T57〜T58秒、T59〜T60秒と、CPU281がCPU261に対して変動確定指示を出力する時間を表すT37秒とから構成されている。
ここで、演出表示基板260のCPU261は、後述のようにサブ統合制御基板280のCPU281から表示パターン情報を入力された場合には、この表示パターン情報に対応する表示パターンをROM262から読み出し、該表示パターンに対応するタイムチャートを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み込み、液晶表示器52をこのタイムチャートに従って表示駆動する。そして、タイムチャートの終了時間、即ち、表示パターンの演出終了時間に達した場合には、CPU261はCPU281から演出表示確定信号が入力されるのを待ち、該演出表示確定信号が入力された場合には、確定表示を行う。
以下、演出表示基板260のCPU261が、各表示パターンA1〜D1のそれぞれに対応して選択する各タイムチャートについて説明する。尚、各表示パターンA1〜D1の演出表示時間は時間T7(秒)(例えば、T7=5〜10(秒))である。
また、図32(B)に示すように、表示パターンB1に対応するタイムチャート152Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応して通常変動表示を行う各表示時間を表す0〜T8秒、T9〜T10秒、T11〜T12秒、T13〜T7秒から構成されている。
また、図32(C)に示すように、表示パターンC1に対応するタイムチャート153Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応して通常変動表示を行う各表示時間を表す0〜T15秒、T16〜T117秒、T18〜T19秒、T20〜T7秒から構成されている。
更に、図32(D)に示すように、表示パターンD1に対応するタイムチャート154Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応して通常変動表示を行う各表示時間を表す0〜T22秒、T23〜T24秒、T25〜T26秒、T27〜T7秒から構成されている。
ここで、演出表示基板260のCPU261は、後述のようにサブ統合制御基板280のCPU281から表示パターン情報を入力された場合には、この表示パターン情報に対応する表示パターンをROM262から読み出し、該表示パターンに対応するタイムチャートを回転表示タイムチャート記憶エリア262Bから読み込み、液晶表示器52をこのタイムチャートに従って表示駆動する。そして、タイムチャートの終了時間、即ち、表示パターンの演出終了時間に達した場合には、CPU261はCPU281から演出表示確定信号が入力されるのを待ち、該演出表示確定信号が入力された場合には、確定表示を行う。
以下、演出表示基板260のCPU261が、各表示パターンA2〜D2のそれぞれに対応して選択する各タイムチャートについて説明する。尚、各表示パターンA2〜D2の演出表示時間は時間T37(秒)(例えば、T37=20〜30(秒))である。
また、図33(B)に示すように、表示パターンB2に対応するタイムチャート156Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応してリーチ変動表示を行う各表示時間を表す0〜T40秒、T41〜T42秒、T43〜T44秒、T45〜T37秒から構成されている。また、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの回転角度90度での停止時間(T45〜T37秒)のリーチ変動表示時に予告キャラクタを停止表示して予告表示を行う時間T46(秒)から構成されている。
更に、図33(D)に示すように、表示パターンD2に対応するタイムチャート158Bは、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度での停止時間に対応してリーチ変動表示を行う各表示時間を表す0〜T55秒、T56〜T57秒、T58〜T59秒、T60〜T37秒から構成されている。また、CPU261が、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)からの回転角度90度での停止時間(T60〜T37秒)のリーチ変動表示時に予告キャラクタを停止表示して予告表示を行う時間T61(秒)から構成されている。
また、通常回転変動座標テーブル161の「変動領域座標」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y2)、(X2、Y1)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X3、Y3)、(X4、Y4)、(X5、Y5)、(X6、Y6)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X7、Y7)、(X8、Y8)、(X9、Y9)、(X10、Y10)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X11、Y11)、(X11、Y12)、(X12、Y12)、(X12、Y11)」が予め格納されている。
また、通常回転変動座標テーブル161の「通常距離」には、「回転角度」の「0度」、「30度」、「60度」、「90度」に対応して「L1」が予め格納されている。
また、通常回転変動座標テーブル161の「第2付属変動領域座標」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X100、Y2)、(X100、Y100)、(X101、Y100)、(X101、Y2)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X103、Y103)、(X104、Y104)、(X105、Y105)、(X106、Y106)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X111、Y111)、(X112、Y112)、(X113、Y113)、(X114、Y114)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X12、Y120)、(X120、Y120)、(X120、Y121)、(X12、Y121)」が予め格納されている。
尚、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」には、「0度」、「30度」、「60度」、「90度」の4種類の角度について「変動領域座標」、「通常距離」、「第1付属変動領域」、「第2付属変動領域」及び「スクロール方向」を格納したが、「0度」、「1度」、「2度」、・・・・、「179度」、「180度」等、種々の角度について「変動領域座標」、「通常距離」、「第1付属変動領域」、「第2付属変動領域」及び「スクロール方向」を格納してもよい。
また、リーチ時回転変動座標テーブル162の「変動領域座標」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y2)、(X2、Y1)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X3、Y3)、(X4、Y4)、(X5、Y5)、(X6、Y6)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X7、Y7)、(X8、Y8)、(X9、Y9)、(X10、Y10)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X11、Y11)、(X11、Y12)、(X12、Y12)、(X12、Y11)」が予め格納されている。
また、リーチ時回転変動座標テーブル162の「リーチ距離」には、「回転角度」の「0度」、「30度」、「60度」、「90度」に対応して「L2」が予め格納されている。
また、リーチ時回転変動座標テーブル162の「第2付属変動領域座標」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X100、Y2)、(X100、Y100)、(X101、Y100)、(X101、Y2)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X103、Y103)、(X104、Y104)、(X105、Y105)、(X106、Y106)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X111、Y111)、(X112、Y112)、(X113、Y113)、(X114、Y114)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X12、Y120)、(X120、Y120)、(X120、Y121)、(X12、Y121)」が予め格納されている。
また、リーチ時回転変動座標テーブル162の「第1図柄表示領域」には、「回転角度」の「0度」に対応して「(X21、Y21)、(X21、Y22)、(X22、Y22)、(X22、Y21)」、「回転角度」の「30度」に対応して「(X25、Y25)、(X25、Y26)、(X26、Y26)、(X26、Y25)」、「回転角度」の「60度」に対応して「(X30、Y30)、(X30、Y31)、(X31、Y31)、(X31、Y30)」、「回転角度」の「90度」に対応して「(X35、Y35)、(X35、Y36)、(X36、Y36)、(X36、Y35)」が予め格納されている。
図36に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU281は、主制御基板290のCPU291から入力された「指示情報」としての「通常変動パターンの指示信号」と「最終停止図柄」をRAM283に記憶する。
また、S2において、CPU281は、「通常変動パターンの指示信号」が入力された時の表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値を読み出し、このカウント値をパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
例えば、主制御基板290のCPU291から入力された通常変動パターンの指示信号が「通常変動パターンX1」で、パラメータ記憶エリア283Bから読み出したカウント値が「3」の場合には、通常変動表示パターンテーブル146から表示パターンとして「表示パターンA1」を読み込みパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
そしてまた、S5において、CPU281は、各フォトセンサSW1、SW2からの入力信号がOFFか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、各フォトセンサSW1、SW2からの入力信号が共にOFFでない場合には(S4:NO)、S6において、CPU281は、前側回転装飾部材83が原点位置(0度)に位置していないと判定し、異常処理を行うサブ処理を実行する。
一方、各フォトセンサSW1、SW2からの入力信号が共にOFFの場合には(S4:YES)、S7において、CPU281は、前側回転装飾部材83の原点位置(0度)から時計方向への回転角度を表す角度変数Nをパラメータ記憶エリア283Bから読み出し、この角度変数Nに0度を表す「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
例えば、表示パターンA1の場合には、CPU281は、回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cからタイムチャート151A(図30参照)を読み出す。そして、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、該角度変数Nが「0」の場合には、このタイムチャート151Aから「30度回転」を開始する時間T1秒を読み込み、時間T1秒になるのを待つ。また、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、該角度変数Nが「30」の場合には、このタイムチャート151Aから「60度回転」を開始する時間T3秒を読み込み、時間T3秒になるのを待つ。また、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、該角度変数Nが「60」の場合には、このタイムチャート151Aから「90度回転」を開始する時間T5秒を読み込み、時間T5秒になるのを待つ。また、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、該角度変数Nが「90」の場合には、このタイムチャート151Aから演出表示の終了時間T7秒を読み込み、時間T7秒になるのを待つ。
そしてまた、S10において、CPU281は、再度パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、「90」より大きいか否かを判定する判定処理を実行する。そして、角度変数Nが「90」以下の場合には(S10:NO)、S11において、CPU281は、前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向にN度回転した位置に達するまで回転させる後述の「N度回転処理」のサブ処理を実行後、再度、S8以降の処理を実行する。
一方、角度変数Nが「90」より大きい場合には(S10:YES)、S12において、CPU281は、CPU261に変動確定指示を出力後、S13において、前側回転装飾部材83を時計方向約90度まで回転した位置から反時計方向に原点位置(0度)まで回転駆動する後述の「90度〜0度回転処理」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了する。
図37に示すように、S21において、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから角度変数Nを読み出し、角度変数Nが「90」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、角度変数Nが「90」でない場合には(S21:NO)、S22において、CPU281は、ROM282から回転用モータ125の回転速度DT(度/秒)を読み出し、RAM283に記憶する。そして、CPU281は、回転用モータ125を回転速度DT(度/秒)で時計方向に正回転させ、前側回転装飾部材83を対応した回転速度(例えば、30÷(T2−T1)(度/秒)の回転速度である。)で時計方向に回転駆動する。
例えば、RAM283からタイムチャート151を読み出した場合には、角度変数Nが「30」のときは、回転用モータ125の回転開始から(T2−T1)秒経過するのを待つ。また、RAM283からタイムチャート151を読み出した場合には、角度変数Nが「60」のときは、回転用モータ125の回転開始から(T4−T3)秒経過するのを待つ。
そして、当該駆動時間が経過した場合には(S23:YES)、S24において、CPU281は、駆動回路143を介して回転用モータ125の回転駆動を停止して、前側回転装飾部材83を停止後、当該サブ処理を終了して、「通常回転変動処理」のサブ処理に戻る。
また、S26において、CPU281は、回転用モータ125の正回転開始から所定時間(例えば、約1秒〜3秒である。)経過後、フォトセンサSW1からの入力信号がONか否かを判定する判定処理を実行する。そして、フォトセンサSW1からの入力信号がONでない場合、即ちOFFの場合には(S26:NO)、CPU281は、前側回転装飾部材83が回転していないと判定して、S27において、異常処理を行うサブ処理を実行する。
そして、フォトセンサSW2からの入力信号がOFFからONに変化していない場合には(S28:NO)、CPU281は、前側回転装飾部材83が時計方向に未だ90度回転していないと判定して、回転用モータ125の正回転駆動を継続する。
一方、フォトセンサSW2からの入力信号がOFFからONに変化した場合には(S28:YES)、CPU281は、前側回転装飾部材83が原点位置から時計方向に約90度回転したと判定して、S24において、駆動回路143を介して回転用モータ125の回転駆動を停止して、前側回転装飾部材83を原点位置から時計方向約90度回転した位置に停止後、当該サブ処理を終了して「通常回転変動処理」のサブ処理に戻る。
尚、上記S26の処理を実行することなく、S25の処理を実行後、続いてS28の処理を実行するようにしてもよい。
図38に示すように、S31において、CPU281は、各フォトセンサSW1、SW2からの入力信号がONか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、各フォトセンサSW1、SW2からの入力信号が共にONでない場合には(S31:NO)、S32において、CPU281は、前側回転装飾部材83が時計方向約90度まで回転した位置に位置していないと判定し、異常処理を行うサブ処理を実行する。
一方、各フォトセンサSW1、SW2からの入力信号が共にONの場合には(S31:YES)、S33において、CPU281は、駆動回路143を介して回転用モータ125を所定回転速度で反時計方向に逆回転させ、前側回転装飾部材83を駆動時間に対応した回転速度で反時計方向に回転駆動する。
他方、フォトセンサSW2からの入力信号がOFFの場合には(S34:YES)、CPU281は、前側回転装飾部材83が反時計方向に回転していると判定して、S35において、フォトセンサSW1からの入力信号がONからOFFに変化したか否か、即ち、前側回転装飾部材83が回転開始から反時計方向に約90度回転して原点位置(0度)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。
一方、フォトセンサSW1からの入力信号がONからOFFに変化した場合には(S35:YES)、CPU281は、前側回転装飾部材83が回転開始から反時計方向に約90度回転して原点位置(0度)に達したと判定して、S36において、駆動回路143を介して回転用モータ125の回転駆動を停止後、当該サブ処理を終了して「通常回転変動処理」のサブ処理に戻る。
図39に示すように、先ず、S41において、CPU261は、CPU281から回転変動表示の指示が入力されたか否か、即ち、通常変動表示の表示パターン情報としての表示パターンと最終停止図柄の演出表示指示情報が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、当該指示が入力されていない場合には(S41:NO)、CPU261は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、表示パターン情報が「表示パターンA1」に対応するものである場合には、CPU261は、ROM262から「表示パターンA1」を読み出してRAM263に回転表示する表示パターンとして記憶する。また、表示パターン情報が「表示パターンB1」に対応するものである場合には、CPU261は、ROM262から「表示パターンB1」を読み出してRAM263に回転表示する表示パターンとして記憶する。
この第1スクロール変動の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図40(A)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標「(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y2)、(X2、Y1)」と、この第4開口部87の回転中心から上側の変動図柄のスクロール位置までの距離を表す「通常距離」の「L1」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから第1スクロール変動171Aの該第4開口部87に対応する始点座標(X1,(Y2+Y1)/2+L1)と、終点座標(X2,(Y2+Y1)/2+L1)とを算出しRAM263に記憶する。
この第2スクロール変動の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図40(A)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標「(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y2)、(X2、Y1)」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから第4開口部87の回転中心を通過する第2スクロール変動172Aの該第4開口部87に対応する始点座標(X1,(Y2+Y1)/2)と、終点座標(X2,(Y2+Y1)/2)とを算出しRAM263に記憶する。
この第3スクロール変動の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図40(A)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標「(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y2)、(X2、Y1)」と、この第4開口部87の回転中心から下側の変動図柄のスクロール位置までの距離を表す「通常距離」の「L1」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから第3スクロール変動173Aの該第4開口部87に対応する始点座標(X1,(Y2+Y1)/2−L1)と、終点座標(X2,(Y2+Y1)/2−L1)とを算出しRAM263に記憶する。
この第1付属変動領域の変動表示の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図40(A)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の透かし孔200に対応する「第1付属変動領域座標」の各座標「(X100、Y101)、(X100、Y1)、(X101、Y1)、(X101、Y101)」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから透かし孔200に対応する第1付属変動領域300の変動表示の始点座標(X100、(Y101+Y1)/2)と、終点座標(X101、(Y101+Y1)/2)とを算出しRAM263に記憶する。
この第2付属変動領域の変動表示の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図40(A)に示すように、通常回転変動座標テーブル161の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の透かし孔201に対応する「第2付属変動領域座標」の各座標「(X100、Y2)、(X100、Y100)、(X101、Y100)、(X101、Y2)」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから透かし孔201に対応する第2付属変動領域301の変動表示の始点座標(X100、(Y2+Y100)/2)と、終点座標(X101、(Y2+Y100)/2)とを算出しRAM263に記憶する。
が、第1スクロール変動乃至第3スクロール変動上の変動が表示される各変動領域になる。また、液晶表示器52の各回転角度「0度」、「30度」、「60度」、「90度」における各透かし孔200、201と重なった表示領域が結果報知図柄の変動が表示される第1付属変動領域300と第2付属変動領域301となる。
また、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」の場合には、図40(B)に示すように、CPU261は、第1スクロール変動171B、第2スクロール変動172B、及び第3スクロール変動173B上に各変動図柄を30度右下向きに変動表示する。また、第1付属変動領域300の左上隅部に結果報知図柄の変動を30度右下向きに表示する。また、第2付属変動領域301の右下隅部に結果報知図柄の変動を30度右下向きに表示する。
また、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「90」の場合には、図41(D)に示すように、CPU261は、第1スクロール変動171D、第2スクロール変動172D、及び第3スクロール変動173D上に各変動図柄を下向きに変動表示する。また、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に結果報知図柄の変動を下向きに表示する。
例えば、図42(E)に示すように、RAM263から読み出した最終停止図柄のデータが「756」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄173Eとして「7」の図柄を停止表示する。
例えば、図42(F)に示すように、RAM263から読み出した演出表示指示情報を構成する最終停止図柄のデータが「756」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄171Eとして「6」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄のデータが「756」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「5」の図柄を停止表示する。
尚、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301には、結果報知図柄の変動表示が継続されている。
例えば、表示パターンA1の場合には、CPU261は、回転表示タイムチャート記憶エリア262Bからタイムチャート151Bを読み出し、RAM263に記憶する。そして、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「90」の場合には、このタイムチャート151Bから「90度変動表示」の開始時間T6秒及び終了時間T7秒を読み込み、時間T6秒から表示を開始し、時間T7秒になるまで待つ。
例えば、表示パターンA1の場合には、CPU261は、回転表示タイムチャート記憶エリア262Bからタイムチャート151Bを読み出し、RAM263に記憶する。そして、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「0」の場合には、このタイムチャート151Bから「0度変動表示」の開始時間0秒及び終了時間T1秒を読み込み、時間0秒即ち表示開始から時間T1秒になるまで、当該スクロール表示を継続して待つ。
また、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「30」の場合には、このタイムチャート151Bから「30度変動表示」の開始時間T2秒及び終了時間T3秒を読み込み、時間T2秒から表示を開始し、時間T3秒になるまで、当該スクロール表示を継続して待つ。
また、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「60」の場合には、このタイムチャート151Bから「60度変動表示」の開始時間T4秒及び終了時間T5秒を読み込み、時間T4秒から表示を開始し、時間T5秒になるまで、当該スクロール表示を継続して待つ。
そして、S55において、CPU261は、CPU281からの演出表示確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行し、当該演出表示確定信号が入力されていない場合には(S55:NO)、再度、S43以降の処理を実行する。
一方、CPU281からの演出表示確定信号が入力された場合には(S55:YES)、S56において、CPU261は、第1図柄、第2図柄及び第3図柄を確定停止して完全ハズレを報知する最終停止図柄を表示画面の上下方向中央部に確定表示する。また、S57において、CPU261は、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に結果報知図柄「ハズレ」を上下方向に表示後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、図42(G)に示すように、CPU261は、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄のデータが「756」の場合には、表示画面の上下方向中央部に第1図柄173Eとして「7」、第3図柄172Eとして「5」、第2図柄171Eとして「6」を左右方向に配置して確定表示する。また、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に完全ハズレを報知する結果報知図柄「ハズレ」を上下方向に表示後、当該サブ処理を終了する。
図43に示すように、S101において、CPU281は、主制御基板290のCPU291から入力された「指示情報」としての「リーチ変動パターンの指示信号」、「最終停止図柄」及び「予告キャラクタ」をRAM283に記憶する。尚、CPU291は、「リーチ変動パターンの指示信号」と「最終停止図柄」を出力する場合には、予告図柄選択カウンタ293Gのカウント値に基づいて選択した「予告キャラクタ」をCPU281に指示情報として出力する。
また、S102において、CPU281は、「リーチ変動パターンの指示信号」が入力された時の表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値を読み出し、このカウント値をパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
例えば、主制御基板290のCPU291から入力されたリーチ変動パターンの指示信号が「リーチ変動パターンY1」で、パラメータ記憶エリア283Bから読み出したカウント値が「3」の場合には、リーチ変動表示パターンテーブル147から表示パターンとして「表示パターンA2」を読み込みパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
続いて、S108において、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Bから表示パターンを読み出し、該表示パターンに対応するタイムチャートを回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cから読み出し、RAM283に記憶する。そしてまた、このタイムーチャートから回転角度「N度」(Nは、角度変数Nの値である。)の変動表示時間を読み込み、当該変動表示時間が経過するのを待つ、即ち、前側回転装飾部材83を停止位置から時計方向に約30度回転させる次の駆動開始時間を読み込み、当該時間になるのを待つ(S108:NO)。
例えば、表示パターン情報が「表示パターンA2」に対応するものである場合には、CPU261は、ROM262から「表示パターンA2」を読み出してRAM263に回転表示する表示パターンとして記憶する。また、表示パターン情報が「表示パターンB2」に対応するものである場合には、CPU261は、ROM262から「表示パターンB2」を読み出してRAM263に回転表示する表示パターンとして記憶する。
例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図45(A)に示すように、第1図柄表示領域175Aの各座標「(X21、Y21)、(X21、Y22)、(X22、Y22)、(X22、Y21)」内に各変動図柄のうち第1番目に停止した第1特別図柄「7」を表示する。また同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図45(B)、図46(C)、(D)、図47(E)、(F)に示すように、各回転角度「30度」、「60度」、「90度」に対応する各「第1図柄表示領域」の座標データを読み出し、この各第1図柄表示領域175B、175C、175D内に各変動図柄のうち第1番目に停止した第1特別図柄「7」を表示する。
例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図45(A)に示すように、第2図柄表示領域176Aの各座標「(X23、Y21)、(X23、Y22)、(X24、Y22)、(X24、Y21)」内に各変動図柄のうち第2番目に停止した第2特別図柄「7」を表示する。また同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図45(B)、図46(C)、(D)、図47(E)、(F)に示すように、各回転角度「30度」、「60度」、「90度」に対応する各「第2図柄表示領域」の座標データを読み出し、この各第2図柄表示領域176B、176C、176D内に各変動図柄のうち第2番目に停止した第2特別図柄「7」を表示する。
この第3スクロール変動の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図45(A)に示すように、「回転角度」が「0度」における第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標「(X1、Y1)、(X1、Y2)、(X2、Y2)、(X2、Y1)」と、この第4開口部87の回転中心から下側の変動図柄のスクロール位置までの距離を表す「リーチ距離」の「L2」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とをRAM263から読み出す。そして、これらのデータから第3スクロール変動177Aの該第4開口部87に対応する始点座標(X1,(Y2+Y1)/2−L2)と、終点座標(X2,(Y2+Y1)/2−L2)とを算出しRAM263に記憶する。
同様に、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」、「60」、「90」の場合には、図45(B)、図46(C)、(D)、図47(E)に示すように、各回転角度「30度」、「60度」、「90度」に対応する第4開口部87に対応する「変動領域座標」の各座標と、この第4開口部87の回転中心から変動図柄の各第3スクロール変動177B、177C、177Dの位置までの距離を表す「リーチ距離」の「L2」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」とをRAM263から読み出す。そして、これらのデータから各回転角度「30度」、「60度」、「90度」の場合における、各第3スクロール変動177B、177C、177Dの該第4開口部87に対応する始点座標と終点座標とを算出しRAM263に記憶する。
この第1付属変動領域の変動表示の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図45(A)に示すように、リーチ時回転変動座標テーブル162の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の透かし孔200に対応する「第1付属変動領域座標」の各座標「(X100、Y101)、(X100、Y1)、(X101、Y1)、(X101、Y101)」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから透かし孔200に対応する第1付属変動領域300の変動表示の始点座標(X100、(Y101+Y1)/2)と、終点座標(X101、(Y101+Y1)/2)とを算出しRAM263に記憶する。
この第2付属変動領域の変動表示の始点・終点座標の算出は、例えば、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「0」の場合には、図45(A)に示すように、リーチ時回転変動座標テーブル162の「回転角度」を「0度」として、当該「0度」の透かし孔201に対応する「第2付属変動領域座標」の各座標「(X100、Y2)、(X100、Y100)、(X101、Y100)、(X101、Y2)」と、変動図柄のスクロール方向を表す「スクロール方向」の「右方向」とを読み出し、RAM263に記憶する。そして、これらのデータから透かし孔201に対応する第2付属変動領域301の変動表示の始点座標(X100、(Y2+Y100)/2)と、終点座標(X101、(Y2+Y100)/2)とを算出しRAM263に記憶する。
また、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「30」の場合には、図45(B)に示すように、CPU261は、第3スクロール変動177B上に第3変動図柄を30度右下向きに変動表示する。また、第1付属変動領域300の左上隅部に予告キャラクタの変動を30度右下向きに表示する。また、第2付属変動領域301の右下隅部に予告キャラクタの変動を30度右下向きに表示する。
また、RAM263から読み出した角度表示変数Mが「90」の場合には、図46(D)に示すように、CPU261は、第3スクロール変動177D上に第3変動図柄を下向きに変動表示(スクロール表示)する。また、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に予告キャラクタの変動を下向きに表示する。
一方、回転角度「90度」の変動表示時間内に予告表示の時間が設定されていないと判定した場合には(S210:NO)、CPU261は、S212の処理に移行する。
例えば、図47(E)に示すように、演出表示指示情報としてCPU281から「予告キャラクタ」として「大吉」が入力されていた場合には、CPU261は、RAM263から該「大吉」を読み出し、この「大吉」に対応する画像データを予告キャラクタ記憶エリア262Cから読み出す。その後、CPU261は、回転角度「90度」の変動表示時間内に設定された予告表示の各時間T46、T53、T61に第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に予告キャラクタとして「大吉」の画像データを停止表示する。尚、CPU261は、第3スクロール変動177D上の第3変動図柄の変動表示を継続される。
例えば、図47(F)に示すように、RAM263から読み出した最終停止図柄のデータが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の第3スクロール変動177D上の表示画面の上下方向略中央部に「7」の第3特別図柄を停止表示する。
例えば、表示パターンA2の場合には、CPU261は、回転表示タイムチャート記憶エリア262Bからタイムチャート155Bを読み出し、RAM263に記憶する。そして、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「90」の場合には、このタイムチャート155Bから「90度リーチ表示」の開始時間T36秒及び終了時間T37秒を読み込み、時間T36秒から表示を開始し、時間T37秒になるまで待つ。
例えば、表示パターンA2の場合には、CPU261は、回転表示タイムチャート記憶エリア262Bからタイムチャート155Bを読み出し、RAM263に記憶する。そして、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「0」の場合には、このタイムチャート155Bから「0度リーチ表示」の開始時間0秒及び終了時間T31秒を読み込み、時間0秒即ち表示開始から時間T31秒になるまで、当該スクロール表示を継続して待つ。
また、CPU261は、RAM263から角度表示変数Mを読み出し、該角度表示変数Mが「60」の場合には、このタイムチャート155Bから「60度リーチ表示」の開始時間T34秒及び終了時間T35秒を読み込み、時間T34秒から表示を開始し、時間T35秒になるまで、当該スクロール表示を継続して待つ。
そして、S215において、CPU261は、CPU281からの演出表示確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行し、当該変動確定指示が入力されていない場合には(S215:NO)、再度、S203以降の処理を実行する。
一方、CPU281からの変動確定指示が入力された場合には(S215:YES)、S216において、CPU261は、第1特別図柄、第2特別図柄、第3特別図柄を確定停止してリーチハズレ又は大当たりを報知する最終停止図柄を表示画面の上下方向中央部に確定表示する。また、S217において、CPU261は、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301にリーチハズレの場合にはリーチハズレを報知する結果報知図柄「残念」を上下方向に表示し、大当たりの場合には大当たりを報知する結果報知図柄「当たり」を上下方向に表示後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、図47(G)に示すように、CPU261は、最終停止図柄が「777」の大当たりの場合には、表示画面の上下方向中央部に第1特別図柄175Eとして「7」、第3特別図柄177Fとして「7」、第2特別図柄176Eとして「7」を左右方向に配置して確定表示する。また、第1付属変動領域300と第2付属変動領域301に大当たりを報知する結果報知図柄「当たり」を上下方向に表示後、当該サブ処理を終了する。
また、CPU261、ROM262、RAM263は、表示制御手段、変動領域選択手段、スクロール表示手段、停止図柄表示手段、予告キャラクタ表示制御手段を構成する。また、表示パターンテーブル記憶エリア282Bは、表示パターン記憶手段として機能する。また、CPU281、ROM282、表示パターン選択カウンタ283Aは、表示パターン選択手段を構成する。また、回転駆動タイムチャート記憶エリア282Cは、回転駆動パターン記憶手段として機能する。また、回転変動座標テーブル記憶エリア262Aは、変動領域記憶手段、付属変動領域記憶手段、スクロール情報記憶手段、及び図柄表示領域記憶手段として機能する。また、回転表示タイムチャート記憶エリア262Bは、回転表示パターン記憶手段として機能する。また、「大吉」、「中吉」、「小吉」は、予告キャラクタを構成する。また、予告キャラクタ記憶エリア262Cは、予告キャラクタ記憶手段として機能する。
例えば、上記実施例では、前側回転装飾部材83を原点位置(0度)からの各回転角度0度、30度、60度、90度で停止させて通常変動表示及びリーチ変動表示を行ったが、原点位置(0度)から各回転角度1度、2度、3度、・・・、89度、90度で所定時間(例えば、1秒間〜2秒間である。)停止させて、通常変動表示及びリーチ変動表示を行ってもよい。これにより、各変動図柄の変動表示を前側回転装飾部材83の回転に従って滑らかに回転するように表示でき、各変動図柄のよりきめ細かな回転表示制御を確実に行うことが可能となる。
また、例えば、以下のようにしてもよい。
41 遊技盤
42 遊技領域
47 第1開口部
48 特別図柄表示装置
49 前側装飾部材
50 裏側装飾部材
51 取付カバー部材
52、182 液晶表示器(LCD)
69 第2開口部
81 第3開口部
82 枠部材
83 前側回転装飾部材
84 回転カバー部材
87 第4開口部
100、101 電飾部
100A、101A 電飾ランプカバー
100B、101B 電飾回路基板
SW1、SW2 フォトセンサ
200、201 透かし孔
260 演出表示基板
261、281、291 CPU
262、282、292 ROM
262A 回転変動座標テーブル記憶エリア
262B 回転表示タイムチャート記憶エリア
262C 予告キャラクタ記憶エリア
263、283、293 RAM
280 サブ統合制御基板
282B 表示パターンテーブル記憶エリア
282C 回転駆動タイムチャート記憶エリア
290 主制御基板
300 第1付属変動領域
301 第2付属変動領域
Claims (2)
- 中央部に略円形の開口部を有する枠部材と、
正面視略円形で中央部に略横長四角形の開口部が形成されると共に、前記略横長四角形の開口部の相対向する長辺部中央位置の各外側近傍に一対の透かし孔が形成されて、前記略円形の開口部に回転可能に取り付けられる回転装飾部材と、
前記回転装飾部材を回転駆動する回転手段と、
前記回転装飾部材の回転位置を検出する検出手段と、を有して、遊技盤に取り付けられる裏側装飾部材と、
前記裏側装飾部材の背面部に取り付けられて、前記略横長四角形の開口部を介して複数の変動図柄を表示すると共に、前記各透かし孔を介して一対のキャラクタ図柄を変動表示する映像表示装置と、
遊技機の動作状態を制御する主制御手段と、
前記検出手段の検出情報に基づいて前記回転手段を駆動制御する回転制御手段と、
前記映像表示装置を制御する表示制御手段と、
前記映像表示装置に表示される複数の変動図柄の表示パターンを決定するサブ制御手段と、
を備え、
前記主制御手段は、始動口への遊技球の入賞に基づいて複数種類の変動パターンから一の変動パターンを選択する変動パターン選択手段を有し、
前記サブ制御手段は、
前記複数種類の変動パターンのそれぞれに対応して複数種類の表示パターンを記憶する表示パターン記憶手段と、
前記変動パターン選択手段によって選択された変動パターンに対応して一の表示パターンを所定確率で選択する表示パターン選択手段と、
を有し、
前記回転制御手段は、
前記各表示パターンに対応して前記回転装飾部材を複数種類の所定回転位置でそれぞれ予め定められた時間停止させる回転駆動パターンを記憶する回転駆動パターン記憶手段と、
前記表示パターン選択手段によって選択された表示パターンに対応する回転駆動パターンに従って前記回転装飾部材を複数種類の所定回転位置でそれぞれ予め定められた時間停止させるように駆動制御する駆動制御手段と、
を有し、
前記表示制御手段は、
前記回転装飾部材の複数種類の回転位置のそれぞれに対応して前記略横長四角形の開口部に対向する略横長四角形の前記変動図柄の変動領域を記憶する変動領域記憶手段と、
前記回転装飾部材の複数種類の回転位置のそれぞれに対応して前記各透かし孔に対向する前記キャラクタ図柄の一対の付属変動領域を記憶する付属変動領域記憶手段と、
前記回転装飾部材の各回転位置のそれぞれに対応して、前記各変動図柄のうちの停止した停止図柄が視認可能に表示される複数の停止図柄表示領域を記憶する図柄表示領域記憶手段と、
前記回転装飾部材の各回転位置に対応する前記各変動図柄及び各キャラクタ図柄のスクロール方向及びスクロール位置を記憶するスクロール情報記憶手段と、
前記各表示パターンに対応して前記回転装飾部材の各回転位置に対応する前記変動領域内に予め定められた時間前記各変動図柄又は前記停止図柄を表示させると共に、該回転装飾部材の各回転位置に対応する前記各付属変動領域内に予め定められた時間前記各キャラクタ図柄を変動表示又は停止表示させる回転表示パターンを記憶する回転表示パターン記憶手段と、
前記表示パターン選択手段によって選択された表示パターンに対応する回転表示パターンに従って前記変動領域及び前記各付属変動領域を順次選択する変動領域選択手段と、
該表示パターンに対応する回転表示パターンに従って前記各変動図柄及び各キャラクタ図柄のスクロール方向及びスクロール位置を順次選択して前記変動領域選択手段によって選択された前記変動領域及び前記各付属変動領域に該各変動図柄及び各キャラクタ図柄を変動表示すると共に、該変動領域と該各付属変動領域とを相互に重ならないように表示するスクロール表示手段と、
該表示パターンに対応する回転表示パターンに従って前記変動領域選択手段によって選択された前記変動領域内で前記略横長四角形の開口部から視認できる前記停止図柄表示領域を順次選択して前記停止図柄を該停止表示領域に表示する停止図柄表示手段と、
を有し、
前記枠部材は、前記略円形の開口部の裏側周縁部から所定高さ裏側方向へ周設された正面視略円形の第1リブ部と、
前記第1リブ部の半径方向外側に配設された中継基板と、
を有し、
前記回転装飾部材は、前記略横長四角形の開口部の周囲に前記第1リブ部の内周面から所定距離離間して該内周面に対向するように所定高さ周設された正面視略円形の第2リブ部と、
前記略横長四角形の開口部の外周部前面側に配置される電飾装置と、
前記第1リブ部の内周面と前記第2リブ部の外周面とによって形成される空間部に配設されて前記中継基板と前記電飾装置とを電気的に接続するフレキシブルプリント配線と、
を有し、
前記フレキシブルプリント配線は、可撓性及び屈曲性を有して、前記中継基板から引き出されて前記第1リブ部に形成された切欠部から前記空間部内へ挿入されて該第1リブ部の内周面に沿って配設されると共に、内側方向に側面視U字形に折り返されて前記第2リブ部の外周面に沿って配設されて該第2リブ部の前記電飾装置の近傍に形成された切欠部に挿入されて該電飾装置に接続されていることを特徴とする遊技機。 - 前記キャラクタ図柄は、前記複数の変動図柄の確定表示態様を予告する複数種類の予告キャラクタを含み、
前記主制御手段は、前記複数種類の予告キャラクタから一の予告キャラクタを選択する予告キャラクタ選択手段を有し、
前記表示制御手段は、
前記複数種類の予告キャラクタのそれぞれの画像データを記憶する予告キャラクタ記憶手段と、
前記表示パターン選択手段によって選択された表示パターンに対応する回転表示パターンに前記複数の変動図柄の確定表示態様を所定タイミングで予告する予告演出表示パターンが含まれている場合には、前記予告キャラクタ選択手段によって選択された予告キャラクタを該予告演出表示パターンに従って前記各付属変動領域に所定時間表示する予告キャラクタ表示制御手段と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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