JP4962925B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、ぱちんこ遊技機(一般的に「パチンコ機」とも称する)や回胴式遊技機(一般的に「パチスロ機」とも称する)等の遊技機に関するものである。
従来、パチンコ機等の遊技機において、遊技媒体として例えば遊技球が打ち込まれる遊技領域内には、多数の障害釘が所定のゲージ配列をなして設けられている他、遊技領域の上下方向の途中の適宜位置に風車が設けられている。また、遊技領域の適宜位置には、入球確率が変化するように左右に拡開する開閉片(所謂チューリップ)を備えた入賞口や、入賞口の開閉片を拡開させる始動口が設けられている。
この従来の遊技機では、入賞口の上方に、遊技球を滞留させることのできるステージを備えた役物を配置したものが知られている(例えば、特許文献1及び2)。この役物では、ステージ上において遊技球を左右方向に転動させることで滞留させ、入賞口の直上でステージから遊技球が流下すると、入賞口に入賞する確率が高くなるようになっており、入賞口の直上でステージから遊技球が流下するか否かを期待させ、ステージ上を左右方向に転動する遊技球の動きを楽しませるようになっている。
特開2004−057655号公報 特開2004−147900号公報
しかしながら、従来の遊技機では、遊技媒体がステージの上方に設けられた進入口から役物内に進入し、ステージの左右両端に立設された壁部を転動して、ステージ上に供給されるようになっており、遊技媒体の動きとしては、ステージや壁部に沿った単純な二次元的な動きとなるため、遊技者に飽きられ易くなる問題があった。
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、役物内における遊技媒体の動きを目立たせて、興趣が低下するのを防止することの可能な遊技機の提供を課題とするものである。
手段1:遊技機において、
「遊技者の操作によって遊技媒体が打ち込まれる遊技領域と、
該遊技領域内に配置され、前記遊技媒体を受入れることで遊技者に所定の特典を付与可能な第一受入口と、
該第一受入口の上方、且つ、前記遊技領域内に配置され、内部に供給された前記遊技媒体の運動エネルギーを物理的な変形により減衰させる運動エネルギー減衰手段、該運動エネルギー減衰手段によって運動エネルギーが減衰された前記遊技媒体を前記第一受入口に向かって案内可能な案内手段、を有した役物と
を具備する」ものであることを特徴とする。
ここで、「所定の特典」としては、「所定数の遊技媒体の払出」、「遊技媒体が受入れられることで遊技媒体が払い出されたり、遊技者が有利な状態となったりする受入口への受入確率を物理的に高くするもの」、「遊技媒体の受入れにより抽選を行って、その抽選結果に応じて遊技者に有利な有利遊技状態を発生させるものにおいて、有利遊技状態が発生する抽選結果が抽選される確率を高くするもの」、等が挙げられる。
また、「運動エネルギー減衰手段」としては、構成する部材が塑性変形や弾性変形等の物理的な変形をすることで運動エネルギーを減衰させるものであれば良く、「低反発性部材を用いたもの」、「繊維材からなり網状、織布状、又は不織布状に形成されたもの」、「有機、無機、金属等からなり繊維状又は線状に形成された素材を起毛状にしたもの」、等が挙げられる。
更に、「案内手段」としては、「傾斜面により案内するもの」、「溝や突起、突条により案内するもの」、「遊技媒体が通過可能な穴により案内するもの」、「上記の傾斜面、溝、突起、突条、穴などを適宜組み合わせて案内するもの」、等が挙げられる。
また、「第一受入口に向かって案内」とは、第一受入口そのものに案内するものでも良いし、第一受入口に所定の確率で受入れられるように案内するものであっても良い。
ところで、従来の遊技機では、その遊技領域内での遊技媒体の動きは、障害釘による小刻みな動き、或いは、役物の誘導部(例えば、ステージ、ステージ両端の壁部、など)による転がる動き等であり、遊技媒体の動きそのものにより遊技者に注目させたり、インパクトを与えたりすることが困難であった。そこで、例えば、遊技媒体を上下方向や左右方向に、大きく移動させたり、速く移動させたりすることで、遊技媒体に注目させることが考えられる。しかしながら、遊技媒体を大きく又は速く移動させた場合、移動後の遊技媒体には大きな運動エネルギーが蓄積されることとなり、移動先で障害釘や役物等と当接すると、遊技媒体が大きく弾かれて意図しない動きをしてしまい、想定した遊技をさせることが困難となる恐れがあった。
手段1の構成によると、所定の特典が付与される第一受入口の上方に、遊技媒体の運動エネルギーを減衰させる運動エネルギー減衰手段と、運動エネルギー減衰手段により運動エネルギーを減衰された遊技媒体を第一受入口へ向かって案内する案内手段とを有した役物を備えたものである。これにより、遊技媒体を左右方向や上下方向に大きく又は速く移動させた場合でも、その移動先に配された運動エネルギー減衰手段によって運動エネルギーが減衰されて、遊技媒体が弾かれて意図しない動きをするのを防止することができるので、遊技媒体にこれまでない、大きな動きや、速い動きをさせることができ、役物内における遊技媒体の動きを目立たせて、興趣が低下するのを防止することができる。
また、運動エネルギー減衰手段により、運動エネルギーの大きくなった遊技媒体の運動エネルギーを減衰させて、移動先においてその運動エネルギーにより予期せぬ動きをするのを抑制し、確実に案内手段に受け渡して、第一受入口に向かって案内させることができるので、遊技者に対して、運動エネルギー減衰手段までの遊技媒体の大きな又は速い動きを、運動エネルギー減衰手段からは、所定の特典が付与される第一受入口に向かって案内される遊技媒体の動を、それぞれ楽しませることができる。
なお、運動エネルギー減衰手段による運動エネルギーの減衰量を適宜選択することで、遊技媒体の移動速度を、運動エネルギー減衰手段までと、それ以降とで、大きく異ならせることが可能となり、例えば、運動エネルギー減衰手段までの移動速度をこれまでにない速度とすることで、遊技者に強烈なインパクトを与えることができ、運動エネルギー減衰手段以降の移動速度を極端に遅くすることで、遊技媒体が第一受入口に案内されて受入れられるか否かをハラハラ、ドキドキさせることができ、興趣の高められるものとすることができる。
ところで、従来の遊技機では、左右方向に遊技媒体を大きく移動させるものが殆んどであるので、上下方向に遊技媒体を大きく移動させるようにした場合、従来とは明らかに異なる動きとさせることができ、インパクトのあるものとすることができる。しかしながら、一般に遊技機では、遊技媒体が遊技領域内を上から下へ流下することで遊技が進行するものとされており、遊技領域内において、遊技媒体が上から下へ、大きく又は速く移動してしまうと、残りの遊技領域が狭くなり、遊技者によっては、損をした気分となり興趣を低下させてしまう恐れがあった。しかしながら、本構成によると、役物内で、遊技媒体を上から下へ大きく移動させても、運動エネルギー減衰手段により運動エネルギーを減衰させた後に、案内手段によって所定の特典が付与される第一受入口へ向かって案内されるので、損した気分となるのを抑制することかでき、興趣が低下するのを防止することができる。
また、大きな運動エネルギーを持った遊技媒体が他の部材に当接する前に、運動エネルギー減衰手段によって遊技媒体の運動エネルギーが減衰させられるので、遊技媒体と当接した部材が破損するのを防止することができると共に、遊技媒体が前後方向に跳ねるのを防止することができるので、前方に配置されたガラス板や、後方に配置されたもの(例えば、演出表示手段)が破損するのを防止することができる。
なお、役物内の運動エネルギー減衰手段への遊技媒体の供給としては、重力を用いて遊技媒体の速度を高めて供給するもの、ソレノイドやモータ等の電気的な駆動手段により遊技媒体の速度を高めて供給するもの、等が挙げられ、その速度が速いほどインパクトのある動きとすることができる。
手段2:手段1の構成において、
「前記役物は、
前記遊技領域内に打ち込まれた前記遊技媒体を受取って前記運動エネルギー減衰手段上に落下供給する落下供給手段を更に有している」ものであることを特徴とする。
ここで、「落下供給」とは、遊技媒体に壁などが当接せずに無接触で、略自由落下に近い状態で供給するものであり、上下左右方向等、適宜の方向に初速度を持って落下させるようにしても良い。
手段2の構成によると、遊技媒体が、落下供給手段により運動エネルギー減衰手段上に落下供給されるようにしたものである。これにより、従来の遊技機のような、壁部やステージに沿った二次元的な遊技媒体の動きとは異なり、遊技媒体が落下、つまり、空間内で宙に浮くので、三次元的な動きの印象を与えることが可能となり、これまでにない、インパクトのある遊技媒体の動きを実現させることができ、興趣が低下するのを抑制することができる。
また、例えば、落下供給手段によって、前後左右方向に所定の初速度を与えて、役物の左右から落下供給可能に構成した場合、左右から略同時に落下供給された遊技媒体が、落下空間内において、前後方向の位置を異ならせることで、遊技者に対して、あたかも遊技媒体が空中で交差するかのような動きを見せることが可能となり、より遊技媒体に注目させる動きとすることができ、興趣の高められるものとすることができる。
手段3:手段2の構成において、
「前記役物における前記落下供給手段により落下供給中の前記遊技媒体よりも後方に配置されると共に、前方から視認可能とされ、遊技状態に応じて所定の演出画像を表示可能な演出表示手段を更に具備する」ものであることを特徴とする。
ここで、「前方から視認可能」とは、遊技者側から視認可能とされていることであり、具体的には、例えば、「役物を枠状に構成し、その枠内を通して演出表示手段を視認可能としたもの」、「役物に所定の開口部を形成し、その開口部を通して演出表示手段を視認可能としたもの」、「役物を透明な部材で構成することで演出表示手段を視認可能としたもの」、等が挙げられる。なお、枠状に構成した役物の枠内や、開口部を形成した役物の開口を、透明な部材により閉鎖するようにしても良く、その透明な部材により役物の強度を高めることができる。
また、「演出表示手段」としては、「液晶ディスプレイ(LCD)」、「CRT」、「ドットマトリックス」、「発光ダイオード(LED)」、「7セグメントLED」、「エレクトロルミネセンス(EL)」、「蛍光表示管」、「白熱ランプ」、「プラズマディスプレイ(PDP)」、「レーザーディスプレイ」、等が挙げられる。
更に、「所定の演出画像」とは、キャラクタ、背景及び図柄等を静止画や動画として、或る動きをさせたり、ストーリー性のある表示をさせたりした画像のことである。なお、「キャラクタ」とは、図柄列及び背景以外の画像を意味しており、小説・漫画・映画・演劇などの登場人物、動物、植物、又は小道具類、もしくはこの遊技機のために作成された仮想上の人物、動物、植物、又は小道具類等を挙げられる。また、「図柄」とは、数字や記号、あるいはそれらと絵柄との組合わせ等からなる演出用の図柄である。
ところで、従来の遊技機では、遊技領域内に所定の演出画像を表示可能な演出表示手段を配置して、遊技状態に応じて、適宜選択される演出画像を表示することで、遊技媒体の動きを楽しませるだけでなく、演出表示手段に表示される演出画像によっても楽しませるものが知られている。この従来の遊技機では、遊技領域内での遊技媒体の流れが、演出表示手段の上方に打ち込まれた遊技媒体が、演出表示手段の左右外側の遊技領域を通って、その下方の遊技領域に流下するようになっており、流下する遊技媒体により演出表示手段が遮られて表示される演出画像が見辛くなるのを防止するようにしていた。そのため、遊技領域内を流下する遊技媒体の流下領域が狭く、遊技媒体の動きが小さくなって、遊技媒体の動きを楽しませることが困難となり、結果的に演出表示手段による演出画像の表示に重点を置いた遊技機となり、遊技媒体の動きは、単純で飽き易いものとなっていた。そして、より大型の演出表示手段を備えるようにするほど、上記の問題が顕著となる。
手段3の構成によると、演出表示手段を、落下供給手段から運動エネルギー減衰手段に落下供給される落下中の遊技媒体の後方に配置したものである。つまり、演出表示手段の前面を通って遊技媒体が運動エネルギー供給手段に落下供給されるものである。これにより、落下供給される遊技媒体により演出画像が遮られるような従来の遊技機では見られない遊技媒体の動きや演出画像を見せることが可能となり、飽き難くして遊技者の興趣が低下するのを防止することができる。
また、遊技媒体が演出表示手段の前面を通るので、遊技領域全体を使って遊技媒体を流下させることが可能となり、演出表示手段の大きさに関わらず、より遊技者に目立つように遊技媒体に大きな動きをさせることができ、より興趣の高められる遊技媒体の動きを実現することができる。
更に、落下供給された遊技媒体が運動エネルギー減衰手段によりその運動エネルギーを減衰させられるので、特に遊技球が前後方向に跳ねることがなく、後方に演出表示手段を配置しても、遊技媒体が当接することはなく、演出表示装置が破損するのを防止することができる。
なお、演出表示手段の前面に遊技媒体を落下供給させても、演出画像全体が遊技媒体により遮られることはなく、遊技者に演出画像を確実に認識させることができ、遊技媒体の動きと、演出画像の演出との両方を楽しませることができる。また、演出表示手段に、その前面を落下供給される遊技媒体の動きと、略同調するような演出画像を表示させるようにしても良く、遊技媒体と演出画像によるコラボレーションを遊技者に楽しませることが可能となり、より興趣の高められるものとすることができる。
手段4:手段1から手段3までの何れか一つの構成において、
「前記運動エネルギー減衰手段は、
低反発性部材からなる」ものであることを特徴とする。
ここで、「低反発性部材」とは、遊技媒体が当接(衝突)した際に、遊技媒体を殆んど、又は全く反発させずに、その運動エネルギーを減衰させることのできる部材であり、「粘弾性を有したゴムや樹脂」、「発泡成形されたゴムや樹脂」、「液体や粘性流体を内包したもの」、「ゲル状物質を内包したもの」、「粉体又は粒状体を内包したもの」、「不織布」、「モケット」、「パイル織状物又はパイル状物」、等が挙げられ、例えば、粘弾性を有したゴムとしては、内外ゴム株式会社の「ハネナイト(登録商標)」がある。
手段4の構成によると、運動エネルギー減衰手段として、低反発性部材を用いたものであり、これにより、運動エネルギー減衰手段上に供給された遊技媒体が、殆んど反発することなく、その運動エネルギーが減衰させられるので、遊技媒体が弾んで意図しない動きをするのを確実に防止することができる。
また、低反発性部材としたことで、運動エネルギー減衰手段により遊技媒体の運動エネルギーを可及的に0にすることができ、運動エネルギー減衰手段に到達するまでの遊技媒体の速度と、到達後の速度との差をより大きくすることが可能となり、その速度差により、遊技者によりインパクトのある遊技媒体の動きを見せることができ、飽き難く興趣の高められるものとすることができる。
手段5:手段1から手段4までの何れか一つの構成において、
「前記第一受入口への前記遊技媒体の受入れによって、所定の抽選結果を抽選する抽選手段と、
該抽選手段の前記抽選結果に応じて遊技者に有利な有利遊技状態を発生させる有利遊技状態発生手段と
を更に具備する」ものであることを特徴とする。
ここで、「有利遊技状態」とは、通常の遊技状態よりも遊技者に有利となる状態を意味するものであり、以下のような種々の状態を例示できる。
(1)パチンコ機等の遊技機において、開閉駆動される進入口(入賞口)を、所定回数繰返し開閉させたり、所定時間、あるいは遊技球が所定個数入賞するまで継続して開放させたりして、遊技媒体(遊技球)が多量に進入口に進入し易くした状態(所謂「大当り状態」)。
(2)パチンコ等の遊技機において、大当りに関する抽選の当選確率を通常よりも高確率として、大当り状態が発生する確率を通常よりも高確率とした状態、所謂「確率変動状態」。
(3)パチンコ機等の遊技機において、遊技媒体の進入(入賞)や通過により大当り状態を発生させるか否かの抽選を行う抽選用の抽選始動装置を、通常よりも遊技媒体が進入し易い状態とし、大当りの抽選が通常よりも頻繁に行われるようにした状態、所謂「時間短縮状態」。
(4)パチスロ機等の遊技機において、所定ゲームの間、遊技媒体であるメダルの払出しを行う態様にてリールが停止され易くした状態、所謂「ボーナスゲーム状態」。
(5)パチスロ機等の遊技機において、次回以降のゲーム状態をボーナスゲーム状態にさせるための条件であるボーナス図柄にてリールを停止可能とした状態、所謂「ボーナス成立状態」。
(6)パチスロ機等の遊技機において、所定ゲーム数の間、役を成立させるためのリールの停止順序や図柄を案内する等して、役の成立を手助けする状態、所謂「アシストゲーム状態」。
(7)パチスロ機等の遊技機において、ボーナスゲーム状態、ボーナス成立状態、アシストゲーム状態等の特典状態が発生する確率を通常よりも高確率とした状態、所謂「確率変動状態」。
手段5の構成によると、第一受入口に遊技媒体が受入れられると、所定の抽選結果が抽選手段によって抽選され、その抽選結果に応じて有利遊技状態発生手段により遊技者に有利な有利遊技状態が発生させるものである。これにより、遊技者に遊技媒体が第一受入口に受入れられるのを強く望ませることが可能となり、遊技媒体の第一受入口への受入れの契機となるその上方に配置された役物内へ遊技媒体を進入させるような遊技をさせることができ、役物内に遊技媒体を進入させることで、運動エネルギー減衰手段を用いたこれなでにない遊技媒体の動きを楽しませることができる。
また、遊技媒体が第一受入口に受入れられることで、有利遊技状態が発生するチャンスを得られるので、運動エネルギー減衰手段により運動エネルギーを減衰された遊技媒体が、案内手段によって第一受入口に向かって案内されるのを見せることで、遊技者をワクワク、ドキドキさせることができ、より興趣の高められる効果を期待することができる。
手段6:遊技機において、
「遊技者の操作によって遊技媒体が打ち込まれる遊技領域と、
該遊技領域内に配置され、前記遊技媒体を受入れ可能な第一受入口と、
該第一受入口への前記遊技媒体の受入れによって、所定の抽選結果を抽選する抽選手段と、
該抽選手段の前記抽選結果に応じて遊技者に有利な有利遊技状態を発生させる有利遊技状態発生手段と、
遊技状態に応じて所定の演出画像を表示可能な演出表示手段と、
該演出表示手段の前方で前記第一受入口の上方、且つ、前記遊技領域内に配置され、
前記遊技媒体の運動エネルギーを物理的な変形により減衰させる運動エネルギー減衰手段、
該運動エネルギー減衰手段の上方に配置され、前記遊技領域内に打ち込まれた前記遊技媒体を受取って前記運動エネルギー減衰手段上に落下供給する落下供給手段、
該落下供給手段により前記運動エネルギー減衰手段に落下供給された前記遊技媒体を前記第一受入口に向かって案内可能な案内手段、
を有し、前記落下供給手段により落下供給中の前記遊技媒体の後方に配置された前記演出表示手段を、前方から視認可能とされた役物と、
少なくとも前記第一受入口に前記遊技媒体が受入れられると、所定数の前記遊技媒体を払い出す払出手段と
を具備する」ものであることを特徴とする。
手段6の構成によると、遊技領域内に、受入れられることで所定の抽選が行われその抽選結果に応じて有利遊技状態が発生する第一受入口と、少なくとも第一受入口に遊技媒体が受入れられると所定数の遊技媒体を払い出す払出手段と、第一受入口の上方に、落下供給手段によって遊技領域内に打ち込まれた遊技媒体を受取って運動エネルギー減衰手段に落下供給し、運動エネルギー減衰手段により運動エネルギーを減衰させられた遊技媒体を案内手段により第一受入口に向かって案内させる役物と、を具備させたものである。
これにより、有利遊技状態を発生させるには、第一受入口に遊技媒体を受入れさせる必要があり、第一受入口の方向へ遊技媒体を案内する案内手段を有した役物に遊技媒体を進入させるような遊技をさせることができる。そして、役物内に遊技媒体が進入すると、落下供給手段により運動エネルギー減衰手段上に遊技媒体が落下供給され、空中を落下するこれまでにない遊技媒体の動きを見せることで遊技者に注目させ、興趣が低下するのを抑制することができる。
また、運動エネルギー減衰手段により遊技媒体の運動エネルギーが減衰させられるので、運動エネルギー減衰手段に向かって落下供給される遊技媒体の速度と、運動エネルギー減衰手段により運動エネルギーを減衰させられた遊技媒体の速度とが大きく異なることとなり、その速度差のギャップによってもこれまでにない遊技媒体の動きを実現させることができ、遊技者を楽しませて興趣を高められることかを期待することができる。
そして、運動エネルギー減衰手段によって運動エネルギーを減衰させられた遊技媒体は、案内手段によって第一受入口に向かって案内されるので、案内された遊技媒体が第一受入口に受入れられるか否かで、遊技者をハラハラ、ドキドキさせて興趣を高めることができ、飽き難く興趣が低下するのを防止することのできるものとすることができる。
手段7:手段1から手段6までの何れか一つの遊技機において、
パチンコ機であることを特徴とする。
ここで、パチンコ機とは、遊技者が遊技機に投入する媒体である投入媒体と、遊技者が行う実質的な遊技に用いられる媒体である遊技媒体とを同一のものとした遊技機であり、投入された例えば遊技球等の媒体を用いて遊技が行われるタイプの遊技機の一種である。具体的には、「操作ハンドルの操作に対応して遊技球を発射する発射装置と、多数の障害釘、役物、表示手段等の適宜の機器が組み込まれたり、始動入賞口、大入賞口、通過口、到達口等の遊技球が入球する適宜の入球口が設けられた遊技領域と、発射装置から遊技領域に遊技球を導くレールと、遊技領域に導かれた遊技球の入球口への入球に応じたり、複数の入球口への遊技球の入球態様に応じて、所定数の遊技球を賞球として払い出す払出手段とを具備するもの」である。
なお、パチンコ機としては、種々のタイプのものがあり、一般に「デジパチ機」と称されるものに代表される「入球口への入球状態を検出する入球状態検出手段(遊技状態検出手段として捉えることもできる)と、入球状態検出手段によって入球が検出されると所定の抽選を行う抽選手段と、抽選手段の抽選結果に応じて特別図柄を変動させると共に変動を停止させる特別図柄表示手段とを備えたもの」や「加えて、特別図柄の変動中に、複数の図柄からなる図柄列を変動表示し、図柄列にて図柄を停止表示させたり、キャラクタや種々の物品等の表示物を描写し、表示物を動作させたりする等によって適宜の演出表示を行う演出表示手段を更に具備するもの」、一般に「ハネモノ機」と称されるものに代表される「役物内での遊技球の振分けによって抽選を行う抽選手段を備えたもの」、一般に「アレパチ機」と称されるものに代表される「例えば16個等の所定個数の遊技球により1ゲームが行われ、1ゲームにおける複数の入球口への遊技球の入球態様に応じて所定個数の遊技球の払出しを行うもの」等を例示することができる。
手段7の構成によると、パチンコ機において、上述した手段のいずれかの作用効果を奏することができる。
手段8:手段1から手段6までの何れか一つの遊技機において、
パチスロ機であることを特徴とする。
ここで、パチスロ機とは、投入媒体であるメダルを投入し、メダルの投入後、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作によって、夫々複数の図柄が描かれた複数のリールを回転させる等して、各リール等によって構成された図柄列を変動表示させるとともに、その後、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に応じて各図柄列の変動表示を停止させる、といった遊技が遊技者によって行われるものである。換言すれば、停止操作機能付きのスロットマシーンとして捉えることができるものである。なお、所定時間が経過しても停止用操作手段が操作されない場合には、所定時間経過したことに応じて図柄列の変動表示を停止させるものであってもよい。そして、各図柄列の変動表示の停止時において、表示された単体の図柄が特定の図柄であったり、各図柄列にて表示された図柄の組合わせが特定の組合せであったりする等、特定の条件を満たす場合に、満たされた条件に応じて所定個数のメダルを払出したり、遊技者が多量のメダルを獲得することができる遊技者に有利な特別有利状態を発生させたりするものである。
手段8の構成によると、パチスロ機において、上述した手段のいずれかの作用効果を奏することができる。
手段9:手段1から手段6までの何れか一つの遊技機において、
パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなることを特徴とする。
ここで、「パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなる遊技機」とは、複数個(例えば5個)の遊技球を1単位の投入媒体とし、投入媒体を投入した後、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に応じて複数の図柄からなる図柄列を変動表示させるとともに、その後、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に応じて図柄列の変動を停止させるものである。なお、所定時間が経過しても停止用操作手段が操作されない場合には、所定時間経過したことに応じて図柄列の変動表示を停止させるものであってもよい。そして、各図柄列の変動表示の停止時において、表示された単体の図柄が特定の図柄であったり、各図柄列にて表示された図柄の組合わせが特定の組合せであったりする等、特定の条件を満たす場合に、満たされた条件に応じて所定個数のメダルを払出したり、遊技者が多量のメダルを獲得することができる遊技者に有利な特別有利状態を発生させたりするものである。
手段9の構成によると、パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなる遊技機において、上述した手段のいずれかの作用効果を奏することができる。
このように、本発明によれば、役物内における遊技媒体の動きを目立たせて、興趣が低下するのを防止することの可能な遊技機を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態であるパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)を、図面に基づいて詳細に説明する。
[パチンコ機の全体構成について] 図1及び図2に基づき説明する。
図1はパチンコ機の前側全体を示す正面図であり、図2はパチンコ機の外枠の一側に本体枠が開かれその本体枠の一側に前面枠が開かれた状態を示す斜視図である。なお、図1及び図2においては遊技領域における装飾部材を省略して示している。
パチンコ機1は、外枠2、本体枠3、前面枠4、及び遊技盤5等を備えて構成されている。外枠2は、上下左右の木製の枠材によって縦長四角形の枠状に形成され、同外枠2の前側下部には、本体枠3の下面を受ける下受板6を有している。外枠2の前面の片側には、ヒンジ機構7によって本体枠3が前方に開閉可能に装着されている。なお、外枠2は、樹脂やアルミニウム等の軽金属によって形成されていてもよい。
[本体枠の構成について] 図1及び図3に基づき説明する。
図3はパチンコ機の本体枠と遊技盤とを分離して斜め右上前方から示す斜視図である。
本体枠3は、前枠体11、遊技盤装着枠12及び機構装着体13を合成樹脂材によって一体成形することで構成されている。本体枠3の前枠体11は、外枠2(図2参照)の前側の下受板6を除く外郭形状に対応する大きさの矩形枠状に形成されている。そして、前枠体11の片側の上下部には、本体枠側ヒンジ具15が固定されており、外枠2の片側の上下部に固定された外枠側ヒンジ具14に対してヒンジピン及びヒンジ孔によって開閉回動可能に装着されている。すなわち、外枠側ヒンジ具14、本体枠側ヒンジ具15、ヒンジピン及びヒンジ孔によってヒンジ機構7が構成されている。
前枠体11の前側において、遊技盤装着枠12よりも下方に位置する前枠体11の前下部左側領域にはスピーカボックス部16が一体に形成され、そのスピーカボックス部16の前側開口部には、同開口部を塞ぐようにしてスピーカ装着板17が装着されている。そして、スピーカ装着板17にはスピーカ18が装着されている。また、前枠体11前面の下部領域内において、その上半部分には発射レール19が傾斜状に装着されている。また、前枠体11前面の下部領域内の下半部分には下部前面板30が装着されている。そして、下部前面板30の前面の略中央部には、遊技球を貯留可能な下皿31が設けられ、右側寄りには操作ハンドル32が設けられ、左側寄りには灰皿33が設けられている。なお、下皿31には、遊技球を下方に排出するための球排出レバー34が配設されている。
[前面枠の構成について] 図1及び図2に基づき説明する。
前枠体11の前面の片側には、その前枠体11の上端から下部前面板30の上縁にわたる部分を覆うようにして、前面枠4がヒンジ機構36によって前方に開閉可能に装着されている。また、前面枠4の略中央部には、遊技盤5の遊技領域37を前方から透視可能な略円形の開口窓38が形成されている。また、前面枠4の後側には開口窓38よりも大きな矩形枠状をなす窓枠39が設けられ、その窓枠39にはガラス板、透明樹脂板等の透明板50が装着されている。また、前面枠4の前面の略全体は、ランプ等が内設された前面装飾部材によって装飾され、同前面枠4の前面の下部には上皿51が形成されている。詳しくは、開口窓38の周囲において、左右両側部にサイド装飾装置52が、下部に上皿51が、上部に音響電飾装置53が装着されている。サイド装飾装置52は、ランプ基板が内部に配置され且つ合成樹脂材によって形成されたサイド装飾体54を主体として構成されている。サイド装飾体54には、横方向に長いスリット状の開口孔が上下方向に複数配列されており、該開口孔には、ランプ基板に配置された光源に対応するレンズ55が組み込まれている。音響電飾装置53は、透明カバー体56、スピーカ57、スピーカカバー58、及びリフレクタ体(図示しない)等を備え、これらの構成部材が相互に組み付けられてユニット化されている。また、上皿51の左側には、遊技者が操作可能なボタン59が設けられている。
[施錠装置の構成について] 図2及び図3に基づき説明する。
前枠体11のヒンジ機構36に対して反対側となる自由端側の後側には、外枠2に対し本体枠3を施錠する機能と、本体枠3に対し前面枠4を施錠する機能とを兼ね備えた施錠装置70が装着されている。すなわち、この実施形態において、施錠装置70は、外枠2に設けられた閉止具71に係脱可能に係合して本体枠3を閉じ状態に施錠する上下複数の本体枠施錠フック72と、前面枠4の自由端側の後側に設けられた閉止具73に係脱可能に係合して前面枠4を閉じ状態に施錠する上下複数の扉施錠フック74と、パチンコ機1の前方から鍵が挿入されて解錠操作可能に、前枠体11及び下部前面板30を貫通して露出されたシリンダー錠75と、を備えている。そして、シリンダー錠75の鍵穴に鍵が挿入されて一方向に回動操作されることで本体枠施錠フック72と外枠2の閉止具71との係合が外れて本体枠3が解錠され、これとは逆方向に回動操作されることで、扉施錠フック74と前面枠4の閉止具73との係合が外れて前面枠4が解錠されるようになっている。
[遊技盤装着枠の構成について] 図2乃至図4に基づき説明する。
図4はパチンコ機の後側全体を示す背面図である。
図2及び図3に示すように、本体枠3の遊技盤装着枠12は、前枠体11の後側に設けられかつ遊技盤5が前方から着脱交換可能に装着されるようになっている。遊技盤5は、遊技盤装着枠12の前方から嵌込まれる大きさの略四角板状に形成されている(図9参照)。遊技盤5の盤面(前面)には、外レール76と内レール77とを備えた案内レール78が設けられ、その案内レール78の内側に遊技領域37が区画形成されている。なお、発射レール19と案内レール78との間には、所定の隙間が設けられており、発射された遊技球が案内レール78を逆戻りした場合には、その遊技球は、その隙間から排出され下皿31に案内されるように構成されている。また、遊技盤5の前面には、その案内レール78の外側領域において、合成樹脂製の前構成部材79が装着されている。
一方、図4に示すように、遊技盤5の後側下部には、その中央部から下部にわたる部分において、各種入賞装置に流入した遊技球を受けかつその遊技球を所定位置まで導く集合樋としての機能とボックス装着部としての機能を兼ね備えたボックス装着台91が設けられている。このボックス装着台91には、音声制御基板、ランプ制御基板等の副制御基板92が収納された副制御基板ボックス93が装着され、その副制御基板ボックス93の後側に重ね合わされた状態で、主制御基板94が収納された主制御基板ボックス95が装着されている。さらに、遊技盤5の後側に対しボックス装着台91、副制御基板ボックス93及び主制御基板ボックス95がそれぞれ装着された状態において、本体枠3の遊技盤装着枠12の前方から遊技盤5を嵌込んで装着できるように、遊技盤5の外郭より外側にはみ出すことなくボックス装着台91、副制御基板ボックス93及び主制御基板ボックス95が配置されている。
[本体枠の機構装着体、球タンク及びタンクレールの構成について] 図7及び図8に基づき説明する。
図7はパチンコ機の本体枠に各種部材が組み付けられた状態を斜め右上後方から示す斜視図であり、図8は本体枠単体を斜め右上後方から示す斜視図である。
本体枠3の機構装着体13には、タンク装着部111、レール装着部112、及び払出装置装着部113等がそれぞれ形成され、タンク装着部111には球タンク114が装着されている。球タンク114は、透明な合成樹脂材よりなり、島設備から供給される多数の遊技球が貯留可能な上方に開口する箱形状に形成されている。そして、球タンク114の遊技球の貯留状態が球タンク114の後側壁を透して視認可能となっている。また、球タンク114の底板部115の後側隅部には遊技球を放出する放出口116が形成されるとともに、底板部115は放出口116に向けて下傾する傾斜面に形成されている。
本体枠3の機構装着体13には、そのタンク装着部111に下方に接近してレール装着部112が一体に形成され、そのレール装着部112にレール構成部材117が装着されることでタンクレール118が構成されるようになっている。すなわち、この実施形態において、レール装着部111は、本体枠3の上部横方向部分が所定深さ凹まされた状態で形成されており、その凹部の奥側壁をタンクレール118の前壁部119とし、その凹部の下縁部に沿って一端(図8に向かって左端)から他端(図8に向かって右端)に向けて下傾する傾斜状のレール棚120が形成されている。そして、レール棚120の横方向に延びる上向き面をレール受け部121としている。
レール装着部112に装着されてタンクレール118を構成するレール構成部材117は、レール装着部112の前壁部119との間にレール通路を構成する後壁部122と、傾斜状をなす下板部と、その下板部の上面の前後方向中央部に沿って突設されレール通路を前後複数列(この実施形態では前後2列)に区画する仕切り壁(いずれも図示しない)とを一体に備えて形成されている。このレール構成部材117は、レール装着部112に対し適宜の取付手段によって装着され、これによって、前後複数列のレール通路を備えたタンクレール118が構成されている。そして、球タンク114の放出口116から放出(自重によって落下)された遊技球がタンクレール118の前後複数列のレール通路の一端部においてそれぞれ受けられた後、遊技球が自重によってレール通路に沿って転動することでレール通路の他端部に向けて流れるようになっている。また、この実施形態において、レール構成部材117は、透明な合成樹脂材より形成され、これによって、レール通路内の遊技球の流れ状態が、レール構成部材117の後壁部122を透して視認可能となっている。
タンクレール118(レール装着部112)の前壁部119は、遊技盤5の後側に突出する装備品(例えば役物)における後部の上端部との干渉を避けるため第1空間部を隔てた状態で設けられている。また、この実施形態において、本体枠3の後端部となるレール棚120の後端と、タンクレール118の後壁部は、球タンク114の後側壁と略同一面をなしている。言い換えると、球タンク114の後壁部に対しタンクレール118の後壁部が略同一面となる位置までタンクレール118が遊技盤5の後面より後方に離隔して配置されている。これによって、遊技盤5の後側とタンクレール118の前壁部119との間に装備品(例えば役物)の後部との干渉を避けるための第1空間部が設けられるようになっている。
また、タンクレール118の上方には、レール通路を流れる遊技球を上下に重なることなく整列させる整流体123がその上部において軸124を中心として揺動可能に装着されている。この整流体123には、その中央部から下部において錘が設けられている。
[払出装置装着部及び球払出装置の構成について] 図7及び図8に基づき説明する。
本体枠3の機構装着体13の片側寄りの上下方向には、次に述べる球払出装置(球払出ユニット)125に対応する縦長の払出装置装着部113が形成されている。払出装置装着部113は、後方に開口部をもつ凹状に形成されている。また、払出装置装着部113の段差状をなす奥壁部(図示しない)の所定位置には、球払出装置125の払出用モータ126(図3参照)が突出可能な開口部127が形成されている。
払出装置装着部113の凹部に球払出装置125が装着された状態において、遊技盤5との間には、第1空間部と前後方向に略同一レベルとなる第2空間部が設けられている。これによって、レール通路と球通路とが前後方向に略同一レベルで配置されている。また、本体枠3の後端、すなわち払出装置装着部113の周壁部後端、レール棚120の後端、球タンク114、タンクレール118及び球払出装置125のそれぞれの後面は略同一面をなしている。
球払出装置125は、払出装置装着部113の凹部と略同じ大きさの縦長のボックス形状をなし、払い出しに関する各種部品が装着されることでユニット化されている。なお、球払出装置125は、払出装置装着部113の凹部の後方開口部から嵌込まれて適宜の取付手段(例えば、弾性クリップ、係止爪、ビス等の取付手段)によって装着されるようになっている。
また、図示しないが、球払出装置125は、タンクレール118におけるレール通路の出口にそれぞれ連通する流入口を有する球通路が前後複数列(例えば前後2列)に区画されて形成されている。また、その内部に形成された前後複数列の球通路の下流部が二股状に分岐されて前後複数列の賞球及び貸球用球通路と球抜き用球通路とがそれぞれ形成されている。そして賞球及び貸球用球通路と球抜き用球通路との分岐部には、遊技球をいずれかの通路に振り分けて払い出すための回転体よりなる払出部材(図示しない)が正逆回転可能に配設されている。
[本体枠の後側下部の装備について] 図3及び図4に基づき説明する。
本体枠3の前枠体11の後側において、遊技盤装着枠12よりも下方に位置する前枠体11の後下部領域の片側(図4に向かって左側)には、発射レール19の下傾端部の発射位置に送られた遊技球を発射するための発射ハンマー(図示しない)、その発射ハンマーを作動する発射モータ128等が取付基板129に組み付けられてユニット化された発射装置ユニット130が装着されている。また、前枠体11の後下部領域の略中央部には、電源基板131を収容する電源基板ボックス132が装着され、その電源基板ボックス132の後側に重ね合わされた状態で払出制御基板133を収容する払出制御基板ボックス134が装着されている。払出制御基板133は、遊技球を払い出す数を記憶するRAMを備え、主制御基板94から送信される払出用信号に従って遊技球を払い出す制御信号を中継用回路基板(図示しない)に伝達して払出用モータ126を作動制御するようになっている。
[後カバー体の構成について] 図4及び図5に基づき説明する。
図5はパチンコ機の後側全体を右上後方から示す斜視図である。
遊技盤5後面に配置された表示装置制御基板ボックス135(図9参照)及び主制御基板ボックス95の後端部は機構装着体13の中央部に開口された窓開口部に向けて突出している。そして、機構装着体13の窓開口部の一側壁を構成する側壁部と他側壁を構成する払出装置装着部113の片側壁との間には、不透明な合成樹脂材によって略方形の箱形状に形成された後カバー体136がカバーヒンジ機構137によって開閉並びに着脱可能に装着されている。
後カバー体136は、略四角形状の後壁部138と、その後壁部138の外周縁から前方に向けて突出された周壁部139とから一体に構成されている。後カバー体136の周壁部139のうち、一側の壁部139aには、機構装着体13の側壁部の上下及び中間の計3箇所に形成されたヒンジ体140のヒンジ孔の上方からそれぞれ着脱可能に嵌込まれるヒンジピン141を下向きに有するヒンジ体142が一体に形成されている。また、後カバー体136の周壁部139のうち、他側の壁部139bには、払出装置装着部113の片側壁に形成された係止孔に弾性的に係合可能な係止爪を有する弾性閉止体143が一体に形成されている。
すなわち、後カバー体136は、その上下及び中間のヒンジ体142の各ヒンジピン141が機構装着体13の側壁部のヒンジ体140のヒンジ孔の上方からそれぞれ嵌込まれる。この状態で、ヒンジピン141を中心として後カバー体136が機構装着体13の他側に向けて回動されながら、その弾性閉止体143を払出装置装着部113の片側壁の係止孔に差し込んで弾性的に係合させることで、機構装着体13の後側に後カバー体136が閉じ状態で保持される。そして、後カバー体136によって、遊技盤5後面の表示装置制御基板ボックス135(図9参照)全体及び主制御基板ボックス95の略中間部から上端にわたる部分が後カバー体136によって覆われるようになっている。これによって、主制御基板ボックス95の上部に露出された主制御基板94の基板コネクタ(主として表示装置制御基板と接続するための基板コネクタ)が後方から視認不能に隠蔽されている。
また、主制御基板ボックス95の略中間部から下端にわたる部分は後カバー体136によって覆われることなく露出されている。そして、主制御基板ボックス95の下部には、その主制御基板94上に配置された検査用コネクタ144が露出されており、後カバー体136が閉じられた状態で主制御基板94上の検査用コネクタ144に基板検査装置(図示しない)を接続して検査可能となっている。
後カバー体136には、多数の放熱孔145、146、147、148が貫設されており、これら多数の放熱孔145、146、147、148から内部の熱が放出されるようになっている。この実施形態において、後カバー体136には、その周壁部139から後壁部138に延びる多数のスリット状の放熱孔145が貫設され、後壁部138の略中間高さ位置から上部においては多数の長円形、楕円形等の放熱孔146が貫設され、後壁部138の下部には多数の長円形、楕円形等の放熱孔147と所定数の横長四角形状の放熱孔148が貫設されている。
また、横長四角形状の放熱孔148は、主制御基板ボックス95の封印ねじ(封印部材)によって封印される複数の並列状の封印部149の列の大きさ及び配設位置に対応する大きさ及び位置に貫設されている。これによって、不透明な後カバー体136が閉じられた状態であっても、主制御基板ボックス95の複数の並列状の封印部149が放熱孔148の部分において視認可能に露出される。このため、後カバー体136が閉じられた状態であっても、主制御基板ボックス95の封印部149の封印状態を容易に視認することができる。また、不透明な合成樹脂材は、透明な合成樹脂材と比べ、リサイクル使用される合成樹脂材を材料として用いることが容易であるため、後カバー体136を安価に製作することができる。
後カバー体136の周壁部139のうち、上側壁部139cの所定位置(この実施形態では左右2箇所)には、電源コード(図示しない)を適宜に折り畳んだ状態で保持する略C字状でかつ弾性変形可能なコード保持体150が上方のタンクレール118の後壁面(レール構成部材117の後壁面)に向けて延出されている。このコード保持体150の先端部には、同コード保持体150を弾性変形させて電源コードを取り外すためのつまみが形成されている。
電源コードは、その一端が分電基板151の基板コネクタ152に取り外し可能に接続され、他端の電源プラグが電源コンセントに差し込まれる。前記したように、後カバー体136にコード保持体150を一体に形成して電源コードを保持することで、パチンコ機1を運搬、保管する際に電源コードがぶらついて邪魔になったり、異物に引っ掛かる不具合を防止することができる。
[本体枠の後側下部の下皿用球誘導体等の構成について] 図1及び図6に基づき説明する。
図6は、図5に示すパチンコ機の斜視図から後カバー体及び各種制御基板等を取り外した状態を示す斜視図である。
本体枠3の後下部領域の他側寄り部分(ヒンジ寄り部分)には、そのスピーカボックス部16の後段差部の凹み部分において下皿用球誘導体153が装着されている。この下皿用球誘導体153は、球払出装置125の賞球及び貸球用球通路から上皿連絡路(図示しない)を経て上皿51に払い出された遊技球が満杯になったときに、上皿連絡路の遊技球を下皿31に導くためのものである。
なお、この実施形態において、下皿用球誘導体153の後壁外面には、インタフェース基板154を収納している基板ボックス155が装着されている。なお、インタフェース基板154は、パチンコ機1に隣接して設置される球貸機と払出制御基板133との間に介在され、球貸に関する信号を球貸機と払出制御基板133との間で送受信可能に電気的に接続するようになっている。
[遊技盤及び遊技領域の構成について] 図10乃至図13に基づき説明する。
図10は遊技領域の構成を示す拡大正面図であり、図11は遊技領域の要部を示す斜視図であり、図12は役物内における遊技媒体を動きを説明する説明図であり、図13は役物における振分手段を概略構成で示す斜視図である。
遊技盤5には、上述した通り外レール76、及び内レール77からなる案内レール78が備えられており、この案内レール78の内側には、遊技領域37が区画形成されている。この遊技領域37には、その略中央部分に役物210が配設されていると共に、役物210の後方に、前方から視認可能とされた演出表示装置211が備えられている。この役物210の左側には、ゲート212が設けられており、このゲート212には、図示は省略するがゲート212を通過した遊技球を検出するゲートスイッチが設けられている。
また、遊技領域37には、役物210の中央下方には、可変入賞装置213が配設されている。この可変入賞装置213は、上方から遊技球が入賞可能な第一始動口214と、第一始動口214の下方に設けられた第二始動口215と、第一始動口214に入賞した遊技球を検出する第一始動口スイッチと、第二始動口215に入賞した遊技球を検出する第二始動口スイッチと、第二始動口215の両側に配置されソレノイド(図示は省略する)により下部を支点として回動可能な一対の可動片216とを備えている。
この可変入賞装置213における第二始動口215は、通常、上方に位置する第一始動口214と、第二始動口215の両側に位置する可動片216により塞がれて遊技球が入賞不可能な閉塞状態となっており、図示しないソレノイドを可動して一対の可動片216が拡開するように回動させ、遊技球が左右方向から入賞可能な開放状態に制御する。この可動片216の開閉制御は、ゲート212を遊技球が通過してゲートスイッチによって検出されたことに基づいて、制御されるようになっている。なお、本例では、第一始動口214に遊技球が入賞し、第一始動口スイッチによって検出されたことに基づいて所定数(例えば、3個)の遊技球の払い出しが行われ、第二始動口215に遊技球が入賞し、第二始動口スイッチによって検出されたことに基づいて所定数(例えば、4個)の遊技球の払い出しが行われる。
また、遊技領域37には、その最下部に、流下していずれの入賞口や入賞装置にも入賞しなかった遊技球を遊技領域37から排出するアウト口217が設けられている。また、遊技領域37には、上方から遊技球が入賞可能な複数の一般入賞口218も設けられ、一般入賞口218に遊技球が入賞したことに基づいて所定数の遊技球の払い出しが行われる。なお、一般入賞口218に入賞した遊技球は一般入賞口スイッチ(図示は省略する)によって検出され、一般入賞口218に遊技球が入賞し、一般入賞口スイッチによって検出されたことに基づいて所定数(例えば、10個)の遊技球の払い出しが行われる。
更に、遊技領域37には、多数の障害釘が所定のゲージ配列をなして設けられていると共に、適宜位置に風車219が設けられており、遊技球の流下方向を変化させて、遊技球の挙動が面白くなるようにしている。
本例の役物210は、図示するように、後方に配置された演出表示装置211が前方から視認可能となるように、全体として額縁状(枠状)に構成されており、その枠内を通して演出表示装置211が前方から視認可能となっている。また、役物210には、岩等を模した装飾体が形成されており、役物210のデザインによってパチンコ機1の機種やゲームコンセプト等が特徴付けられている。具体的には、本例では、遊技球をゴルフボールに見立てて、フェアウエイやグリーン、カップ等に相当する装飾体を配置し、ゴルフ場をイメージした役物210となっている。
この役物210の上縁部には、アタッカ装置230が配置されており、アタッカ装置230は、遊技球が進入可能な大入賞口(図示は省略する)と、大入賞口を閉鎖する横長の矩形状に形成された開閉部材231と、開閉部材231を開閉動作させるためのアタッカソレノイド(図示は省略する)とから構成されている。このアタッカ装置230には大入賞口に入賞した遊技球をカウントする図示しないカウントセンサが備えられており、開閉部材231が開動作した際に遊技球が大入賞口に入賞すると、所定数(例えば、14個)の遊技球が払い出されるようになっている。
このアタッカ装置230は、所定の遊技状態として例えば「大当り遊技」となると、開閉動作するものであり、第一始動口214又は第二始動口215に遊技球が入賞すると、主制御基板94に備えられた乱数発生手段(図示しない)により所定の乱数を発生させ上で、その発生した乱数に応じて、図示しない特別図柄表示器で特別図柄の変動表示を開始させると共に、演出表示装置211で複数の装飾図柄の変動表示を開始し、停止表示された特別図柄及び装飾図柄の図柄の組合せが、所定の組合せを充足すると、同じく主制御基板94に備えられた有利遊技状態発生手段(図示しない)により「大当り遊技」が発生させられる。
この有利遊技状態発生手段は、「大当り遊技」として、アタッカ装置230の開閉部材231を開閉させるソレノイドを駆動して、大入賞口の入口を塞いでいる開閉部材231を、その下部を支点としてパチンコ機1の手前方向に回動させ、アタッカ装置230を、所定時間(例えば、30秒)、あるいは所定個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口に入賞してカウントセンサによって検出されるまで、開放した開放状態に維持させる。その後、ソレノイドを逆方向に駆動して、開閉部材231により大入賞口の入口を塞ぎ、アタッカ装置230を閉塞状態にする。そして、アタッカ装置230を開放状態にしてから閉塞状態にするまでの開閉サイクル(以下、これをラウンドともいう)を15回繰り返し実行(15ラウンド実行)すると「大当り遊技」が終了することとなる。このように、「大当り遊技」では、開放された大入賞口に遊技球を入賞させることで、第一始動口214及び第二始動口215に遊技球を入賞させるよりも短時間で多量の遊技球を獲得可能であるため、遊技者の興趣を高めることができるようになっている。
なお、本例の乱数発生手段は、本発明の抽選手段に相当している。
この役物210は、アタッカ装置230の下側に配置され役物210の上方に打ち込まれた遊技球を受け取って役物210の内部へと進入させるワープ入口232と、ワープ入口232から左右方向に延伸されワープ入口232に受け取られなかった遊技球を含む役物210の上部に供給された遊技球を役物210の左右へと導く誘導棚233とが備えられている。この誘導棚233は、図10及び図12に示すように、ワープ入口232の左側の誘導棚233が役物210の外側へ、また、ワープ入口232の右側の誘導棚233が役物210に設けられた誘導路を介して役物210の下側へ遊技球を導くように形成されており、本例では、岩を模した装飾体とされている。
なお、本例のワープ入口232は、本発明の落下供給手段に相当している。
この、右側の誘導棚233により導かれる誘導路は、役物210の内部と言うよりは、役物210の表面を遊技球が流下するような流路であり、流通する遊技球がジグザグに流下するように千鳥状に障害部234が複数配置されているものである。これら障害部234の遊技球と当接する当接部には、後述する低反発性部材が用いられており、遊技球が不用に跳ね回るのを防止して、滑らかに流下するようになっている。この障害部234は、滝の途中に水面から突出したような岩を模した装飾体とされており、遊技球と当接する低反発性部材の部分がゴルフ場におけるフェアウエイに見立てたものとされている。
また、役物210には、その内部に複数の遊技球の流路が形成されており、ワープ入口232から進入した遊技球を何れかの流路に振り分ける振分装置240を更に備えている。この振分装置240は、図13に示すように、ワープ入口232から進入した遊技球を受けると共に、その底部に遊技球が通過可能な複数(本例では三つ)の通孔241が穿設された皿状の受部242と、受部242の各通孔241に対応し遊技球を各流路に誘導する誘導部243とから構成されている。本例では、誘導部243が、演出表示装置211の前面で且つその上縁部よりやや下方に下がった位置に配置されている。
詳しくは、受部242の底部には、その前方左側に第一通孔241a、前方右側に第二通孔241b、中央後方に第三通孔241cが夫々穿設されておる。また、それら通孔241に対応した誘導部243は、第一通孔241aと対応し遊技球を役物210内部の左縁部に誘導する第一誘導部243a、第二通孔241bと対応し遊技球を役物210内部の右縁部に誘導する第二誘導部243b、第三通孔241cと対応し遊技球を役物210の略中央に誘導する第三誘導部243c、とされている。
この振分装置240では、受部242や誘導部243が夫々透光性を有する(例えば、透明)素材により形成されており、振分装置240内の遊技球を外部から視認することができ、振り分けられる遊技球を見せることで期待感を持たせられるようになっている。なお、受部242へ供給される遊技球を、受部242内でその周方向に回転するように供給させるようにしても良く、遊技球がルーレットの如く回転することで興趣を高めることができる。
また、この振分装置240では、各通孔241が夫々受部242の周方向に略均等に配置されていると共に、夫々略同じ大きさとされているので、受部242に供給された遊技球が夫々の通孔241を通過する確率は夫々1/3となっている。なお、通孔241の配置を変更したり、大きさを互いに異ならせたりしても良く、これにより、遊技球が各通孔241を通過する確率を互いに異ならせることができる。
なお、本例の振分装置240は、本発明の落下供給手段に相当している。
この役物210には、振分装置240により各流路に振り分けられた遊技球に、各流路に応じて種々の動きを付与させて遊技者を楽しませる様々なギミックが備えられている。その一つとして遊技球を跳躍させることのできる跳躍装置を備えており、本例では、跳躍装置は、遊技球自身の持つ運動エネルギーを利用して遊技球を跳躍させるもので、電気等による駆動力を必要としないものである。
この跳躍装置には、所定速度で転動する遊技球の移動方向を水平方向以上の方向に接触誘導させることで遊技球を跳躍させる第一跳躍装置250a、高反発性部材で遊技球を反発させることで遊技球を跳躍させる第二跳躍装置250b及び第三跳躍装置250c、が含まれている。本例では、跳躍装置が演出表示装置211の前面且つ下縁部付近に夫々配置され、第一跳躍装置250aと第二跳躍装置250bが互いに対向するように左右方向に所定距離離反して配置されていると共に、第二跳躍装置250bの近傍に第三跳躍装置250cが配置されている。
第一跳躍装置250aは、図10乃至図12に示すように、岩を模した装飾体からなり、上方が開放され遊技球が転動可能な所定の幅を有した湾曲状の誘導面251を有しており、所定の初速度で遊技球をこの誘導面251に供給すると、遊技球が誘導面251に沿って転動し、その開放端から放出されることでジャンプするように跳躍させることができるようになっている。
また、第二跳躍装置250b及び第三跳躍装置250cは、図示するように、略平面に形成された反発面252を有しており、この反発面252に遊技球が衝突(当接)することで高反発性部材の反発力によって遊技球を跳躍させることができると共に、各第二跳躍装置250b及び第三跳躍装置250cに供給される遊技球の速度や移動方向、遊技球の跳躍先等の条件に応じて夫々の反発面252の向きや角度が適宜選択されている。
これら第二跳躍装置250b及び第三跳躍装置250cは、岩を模した一つの装飾体とされ、それらの反発面252がゴルフ場におけるフェアウエイに見立てられている。また、第二跳躍装置250b及び第三跳躍装置250cを有した装飾体には、右側の誘導棚233から流出した遊技球が流下する誘導路内に配置された障害部234の一つが、一体に形成されている。
なお、第一跳躍装置250aには、振分装置240において第一誘導部243aに振り分けられた遊技球を受け取って誘導面251の開放端とは反対側の端部に供給する誘導スロープ253が接続されており、この誘導スロープ253を遊技球が転動落下することで所定量の運動エネルギーが付与されて、遊技球が第一跳躍装置250aによって確実に跳躍するようになっている。また、高反発性部材として、ゴム、バネ(金属製、樹脂製など)、等の弾性部材を適宜用いることができ、本例では、高反発性樹脂が用いられている。
また、役物210には、内部に進入した遊技球に所定の動きを付与して遊技者を楽しませるものとして、役物210内部の下縁部で、且つ、第一跳躍装置250aと第二跳躍装置250bとの間に配置され、遊技球を左右前後方向に転動させると共に、役物210の下方に配置された可変入賞装置213に向かって遊技球を役物210から流出させることのできるステージ260を更に備えている。
このステージ260は、役物210内に供給された遊技球の運動エネルギーを減衰させると共に、前後左右方向に遊技球を転動可能とされた第一ステージ261と、第一ステージ261の下方に配置され所定幅を有し遊技球を左右方向に転動可能とされた第二ステージ262とから構成されている。
第一ステージ261は、平面視、扇状に形成された捕捉転動面263(図11参照)と、捕捉転動面上263に開口する案内孔264とで構成されており、捕捉転動面263が正面視では左右方向の中央が窪んだ緩い円弧状とされると共に、高さの異なる複数段(本例では三段)の転動面からなり、捕捉転動面263における最下段の転動面の略中央に案内孔264が設けられている。この第一ステージ261は、ゴルフ場におけるグリーン見立てられており、案内孔264がグリーン上に設けられたカップに相当している。なお、この第一ステージ261の捕捉転動面263は、低反発性部材により形成されており、当接(衝突)した遊技球の運動エネルギーを減衰させることができるようになっている。
この第一ステージ261は、供給された遊技球の運動エネルギーを減衰させることで、その捕捉転動面263上で遊技球が弾んだり跳ねたりするのを防止して、その面形状に沿うように遊技球を転動させることができ、供給された遊技球がその上段の転動面から下段の転動面へ流下するような面形状となっており、最下段の転動面からは更に第二ステージ262へ流下するようになっている。また、捕捉転動面263上に案内孔264が設けられているので、その案内孔264に受入れられた遊技球は、流通路を介して可変入賞装置213の略直上に配置された流出口265から役物210外へと流出させて、高い確率で可変入賞口213の第一始動口214に受入れられるようになっている。
なお、第一ステージ261の捕捉転動面263は、遊技球の運動エネルギーをその物理的な変形により減衰させるものとして、「粘弾性を有したゴムや樹脂」、「発泡成形されたゴムや樹脂」、「液体や粘性流体を内包したもの」、「ゲル状物質を内包したもの」、「粉体又は粒状体を内包したもの」、「不織布」、「モケット」、「パイル織状物又はパイル状物」、等の低反発性部材を用いることができ、本例では、例えば、内外ゴム株式会社の「ハネナイト(登録商標)」が用いられている。
また、本例の第一ステージ261は、本発明の案内手段に相当し、捕捉転動面263が本発明の運動エネルギー減衰手段に相当している。
一方、第二ステージ262は、第一ステージ261から流下してきた遊技球を転動可能とし、その転動面の形状が、上方に開放された円弧形状とされると共に、特に中央部では緩い円弧形状とされ、遊技球が左右方向に転動し易いようになっている。
更に、役物210には、第三跳躍装置250cの上方に配置され、振分装置240における第二誘導部243bの端部から放出(落下)された遊技球を一旦受け取って、その運動エネルギーを減衰させた上で、第三跳躍装置250cに落下供給させる棚状のミニステージ270を備えている。このミニステージ270は、上方から供給される遊技球と当接可能とされ低反発性部材からなる傾斜面271と、傾斜面271の下端付近に設けられ遊技球を下方に流出させる流出部272とを備えている。なお、流出部272は遊技球が通過可能な穴とされており、この流出部272を遊技球が通過することで遊技球の水平方向の運動エネルギーを無くすことができ、第三跳躍装置250cに安定して落下させることができるようになっている。
このミニステージ270は、上方から供給された遊技球が傾斜面271と当接することで、傾斜面271を構成する低反発性部材によりその運動エネルギーを減衰させ、殆んど傾斜面271上を反発させることなく遊技球を受け止めた上で、傾斜面271の傾斜に沿って遊技球をその下端に配置された流出部272へと転動させて、流出部272から遊技球を下方へ流出させるものである。つまり、ミニステージ270により落下する遊技球を一旦、受け止めてから下方に供給させるので、遊技球の動きにアクセントを付けることができ、その動きを楽しませることができるようになっている。
また、ミニステージ270により、遊技球の運動エネルギーを減衰させた上で第三跳躍装置250cに供給させることができるので、第三跳躍装置250cに供給される遊技球の運動エネルギーを均質化させて、遊技球の跳躍ムラが発生するのを防止できるようになっている。
このミニステージ270は、全体を岩に、傾斜面271をフェアウエイに、夫々模した装飾体とされ、右側の誘導棚233から流出した遊技球が流下する誘導路内に配置された障害部234の一つと一体に形成されている。
なお、ミニステージ270を役物210内において、上下方向に移動可能とするようにしても良く、これにより、ミニステージ270と第三跳躍装置250cとの高低差を変化させることで、第三跳躍装置250cに供給される遊技球の運動エネルギーが変化して、第三跳躍装置250cから第一ステージ261へ跳躍する遊技球の飛距離を変化させることが可能となり、遊技球が第一ステージ261の案内孔264に入球する確率を変化させることができ、より興趣の高められるものとすることができる。
本例の役物210では、演出表示装置211の上縁部の高さに振分装置240を配置すると共に、演出表示装置211の下縁部の高さに跳躍装置やステージ260を配置しており、振分装置240と、跳躍装置やステージ260との間に所定の高低差を設けることで、その間を流下(落下)する遊技球に重力を用いて所定の運動エネルギーを付与することができるようになっており、それらの高低差による運動エネルギーが、遊技球を各跳躍装置250a,250b,250cにおいて所望の跳躍となるように選択されている。なお、本例の高低差が本発明の運動エネルギー付与手段に相当している。
(役物内での遊技球の流れについて)
次に、役物内での遊技球の流れについて、詳細に説明する。図12にも示すように、役物210の上部に配置されたワープ入口232に遊技球が受け入れられると、振分装置240の受部242へと送られ、受部242の底部に穿設された三つの通孔241の何れから通孔241と対応する誘導部243へと送られる。
まず、遊技球が振分装置240において、第一通孔241aを通過して第一誘導部243aに振り分けられた場合、遊技球の流れとしては、遊技球が第一誘導部243aに沿って左側の端部へと転動し、その左端部から誘導スロープ253へと受け渡され、誘導スロープ253に受け渡された遊技球が、重力加速度により急激にその速度を速めると共に、誘導スロープ253に沿って下方に接続された第一跳躍装置250aに向かって転動する。そして、第一跳躍装置250aでは、その湾曲状の誘導面251に誘導されて、移動方向を上方に変更されて、誘導面251の開放端からジャンプするように跳躍する。
そして、第一跳躍装置250aから跳躍した遊技球が、第一ステージ261を飛び越して、演出表示装置211の前面側且つ右縁部付近に配置された第二跳躍装置250bへと跳躍する。この第二跳躍装置250bは、その反発面252の角度が、第一跳躍装置250aから跳んできた遊技球を反発させた場合に、反発した遊技球が第一ステージ261上に跳ぶような角度とされており、第一跳躍装置250aから跳んできた遊技球が第二跳躍装置250bにより跳躍して第一ステージ261上に落下し、第一ステージ261の捕捉転動面263を形成する低反発性部材により殆んど反発することなく第一ステージ261に供給されるような遊技球の流れとなる(第一跳躍流路)。
これにより、この第一跳躍流路では、遊技球が、第一ステージ261を飛び越した上で第二跳躍装置250bによって跳躍して第一ステージ261上に載るので、遊技球を可変入賞装置213の第一始動口214へ案内させる契機となる第一ステージ261を飛び越すような従来にない躍動感に溢れた遊技球の動きをさせることができ、飽き難くすることが可能となって、興趣が低下するのを抑制することができる。また、遊技球が第一ステージ261を飛び越してしまうので、遊技者に遊技球が第一ステージ261に載らなくて第一始動口214に案内されないように思わせて一瞬興趣を低下させることができ、その後、第二跳躍装置250bにより跳躍して第一ステージ261に載ることで興趣を高めることができ、遊技者をよりハラハラ、ドキドキさせることが可能となり、抑揚に富んだ興趣を高められるものとすることができる。
一方、遊技球が振分装置240において、第二通孔241bを通過して第二誘導部243bに振り分けられた場合、遊技球の流れとしては、遊技球が第二誘導部243bに沿って右側の端部へと転動し、その右端部から下方に配置されたミニステージ270へと落下する。このミニステージ270の傾斜面271に落下した遊技球は、傾斜面271を形成する低反発性部材により殆んど反発することなく傾斜面271に受け取られ、その傾斜面271に沿って下端へと転動する。そして、傾斜面271の下端に設けられた流出部272から第三跳躍装置250cに向かって落下する。
この第三跳躍装置250cも、その反発面252の角度が、ミニステージ270から落下した遊技球を反発させた場合、反発した遊技球が第一ステージ261上に跳躍するような角度とされており、ミニステージ270の流出部272を介して落下してきた遊技球が第三跳躍装置250により跳躍して第一ステージ261上に落下し、第一ステージ261の捕捉転動面263を形成する低反発性部材により殆んど反発することなく第一ステージ261に供給されるような遊技球の流れとなる(第二跳躍流路)。
これにより、この第二跳躍流路では、下方に落下する遊技球の落下途中で、遊技球がミニステージ270に載ることで、一旦、遊技球の落下が停止して静かな動きとなり、ミニステージ270から流出すると再び落下して速い動きとなり、第三跳躍装置250で跳躍して第一ステージ261に載るような緩急があり躍動感のあるこれまでにない遊技球の動きをさせることができ、遊技者の興趣を高めることができる。
また、遊技球が振分装置240において、第三通孔241cを通過して第三誘導部243cに振り分けられた場合、遊技球の流れとしては、遊技球が第三誘導部243cから放出されると、役物210の略中央で、演出表示装置211の前面を、第一ステージ261に向かって一気に落下し、第一ステージ261の捕捉転動面263を形成する低反発性部材により殆んど反発することなく第一ステージ261に供給されるような流れとなる(特別流路)。
これにより、この特別流路では、上記の第一跳躍流路や第二跳躍流路と異なり、遊技球が跳躍することなく、一気に第一ステージ261へと落下供給されるため、遊技者にいきなりチャンスが到来したような感覚を持たせることが可能となり、より興趣の高められるものとすることができる。
ところで、ワープ入口232から進入した遊技球は、何れの流路に振り分けられても第一ステージ261上に供給されるが、特別流路を介して第一ステージ261に供給された遊技球は、左右方向の運動エネルギーを殆んど有していないので、第一ステージ261上の案内孔264に受入れられる確率が高くなる。それに対して、第一跳躍流路や第二跳躍流路を介して第一ステージ261に供給された遊技球は、左右方向の運動エネルギーが比較的大きいため、第一ステージ261上を左右方向に転動し易くなり、案内孔264に受入れられる確率が低くなる。これにより、特別流路に遊技球が振り分けられると案内孔264つまり第一始動214に入球する確率が高くなるので、特別流路に振り分けられることで遊技者の興趣を高めることができる。
このように、本実施形態のパチンコ機1によると、有利遊技状態としての「大当り遊技」を発生させるには、第一始動口214や第二始動口215に遊技球を入賞させる必要があり、第一始動口214や第二始動口215の方向へ遊技球を案内するステージ260を有した役物210のワープ入口232によって遊技球が受け取られるように遊技をさせることができる。そして、ワープ入口232に受け取られて役物210内に遊技球が進入すると、役物210内には、初めに第一跳躍装置250aにより跳躍し、遊技球を第一始動口214や第二始動口215に供給するための契機となる第一ステージ261を飛び越してから第二跳躍装置250bにより跳躍して第一ステージ261に供給される第一跳躍流路、第一ステージ261を飛び越さずに第三跳躍装置250により跳躍して第一ステージ261に供給される第二跳躍流路、及び跳躍装置では跳躍せずに第一ステージ261に落下供給される特別流路の何れかの流路に振分装置240によって振り分けられるので、何れの流路に振り分けられるかで遊技者をワクワクさせて興趣を高めることができる。
この振分装置240で、第一跳躍流路に振り分けられると、初めに遊技球を第一ステージ261に供給し損ねたように思わせてから第一ステージ261に供給するので、遊技者をよりハラハラ、ドキドキさせることが可能となり、一喜一憂させて興趣がより高められるようにすることができる。また、第二跳躍流路に振り分けられると、ミニステージ270において一旦遊技球の動きが遅くなってから跳躍するので緩急に富んだ動きとなり興趣が低下するのを抑制することができる。このように、上記の第一跳躍流路、及び第二跳躍流路に振り分けられると、遊技球が跳躍するので、躍動感に溢れたこれまでにない遊技球の動きを見せることで、遊技者を楽しませて興趣を高められるようにすることができる。
一方、特別流路に振り分けられると、遊技球が跳躍せずに直接第一ステージ261に落下供給され、これまでにない大きな動きをすると共に、遊技球が一気に第一ステージ261へと供給されることで、いきなりチャンスが到来したような感覚を持たせることが可能となり、より興趣の高められるものとすることができる。
また、第一ステージ261において遊技球が供給される際に、低反発性部材により形成された捕捉転動面263により遊技球の運動エネルギーが急激に減衰させられるので、供給される前の遊技球の速度と、供給された後の遊技球の速度とを大きく異なることができ、その速度差のギャップによってもこれまでにない遊技球の動きを実現させることができ、遊技者を楽しませて興趣を高められることを期待することができる。
そして、第一ステージ261に供給された遊技球は、その捕捉転動面263によって第一始動口214等に向かって案内されるので、案内された遊技球が第一始動口等に入賞するか否かで、遊技者をハラハラ、ドキドキさせて興趣を高めることができ、飽き難く興趣が低下するのを防止することのできるものとすることができる。
なお、演出表示装置211の前面において、遊技球が跳躍したり落下したりして流通するので、流通する遊技球により演出画像が遮られるような従来の遊技機では見られない遊技球の動きや演出画像を見せることが可能となり、飽き難くして遊技者の興趣が低下するのを防止することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、上記の実施形態では、遊技機としてパチンコ遊技機1を示したが、パチンコ機以外の遊技機、例えば、スロットマシーンや、パチンコ機とスロットマシーンとを融合させてなる遊技機等であっても本発明を適用することができる。
また、本実施形態では、役物210のコンセプトとしてゴルフをイメージしたものを示したが、例えば、野球、テニス、バスケットボール、バレーボール、等の球技の他に、格闘技、アドベンチャー映画やゲームのシーン等をイメージしたものでも良く、躍動感に溢れた遊技媒体の動きを見せることで、興趣が低下するのを抑制することができる。
パチンコ機の前側全体を示す正面図である。 パチンコ機の外枠の一側に本体枠が開かれその本体枠の一側に前面枠が開かれた状態を示す斜視図である。 パチンコ機の本体枠と遊技盤とを分離して斜め右上前方から示す斜視図である。 パチンコ機の後側全体を示す背面図である。 パチンコ機の後側全体を右上後方から示す斜視図である。 図5に示すパチンコ機の斜視図から後カバー体及び各種制御基板等を取り外した状態を示す斜視図である。 パチンコ機の本体枠に各種部材が組み付けられた状態を斜め右上後方から示す斜視図である。 本体枠単体を斜め右上後方から示す斜視図である。 遊技盤の背面斜視図である。 遊技領域の構成を示す拡大正面図である。 遊技領域の要部を示す斜視図である。 役物内における遊技媒体を動きを説明する説明図である。 役物における振分手段を概略構成で示す斜視図である。
符号の説明
1 パチンコ機
5 遊技盤
37 遊技領域
94 主制御基板
125 球払出装置(払出手段)
210 役物
211 演出表示装置(演出表示手段)
213 可変入賞装置(第一受入口)
214 第一始動口(第一受入口)
215 第二始動口(第一受入口)
230 アタッカ装置
231 開閉部材
232 ワープ入口(落下供給手段)
233 誘導棚
234 障害部
240 振分装置(落下供給手段)
241 通孔
242 受部
243 誘導部
250a 第一跳躍装置
250b 第二跳躍装置
250c 第三跳躍装置
251 誘導面
252 反発面
253 誘導スロープ
260 ステージ
261 第一ステージ(案内手段)
262 第二ステージ(案内手段)
263 捕捉転動面(運動エネルギー減衰手段)
264 案内孔
265 流出口
270 ミニステージ
271 傾斜面
272 流出部

Claims (1)

  1. 遊技者の操作によって遊技媒体が打ち込まれる遊技領域と、
    演出表示装置の前面に配置され、前記遊技領域に打ち込まれる遊技媒体を接触誘導させることで水平方向以上の方向に跳躍させる第一跳躍装置と、
    演出表示装置の前面に前記第一跳躍装置と対向配置され、該第一跳躍装置で跳躍した前記遊技媒体を高反発部材で遊技媒体を反発させることで遊技媒体を跳躍させる第二跳躍装置と、
    該遊技領域内に配置され、前記遊技媒体を受入れることで遊技者に所定の特典を付与可能な第一受入口と、
    該第一受入口の上方、且つ、前記遊技領域内に配置され、前記第二跳躍装置で跳躍した前記遊技媒体の運動エネルギーを物理的な変形により減衰させる運動エネルギー減衰手段と、
    該運動エネルギー減衰手段によって運動エネルギーが減衰された前記遊技媒体を前記第一受入口に向かって案内可能な案内手段と、
    を有した役物と
    を具備するものであることを特徴とする遊技機。
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