JP2005000198A - 弾球遊技機 - Google Patents

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JP2005000198A JP2003163746A JP2003163746A JP2005000198A JP 2005000198 A JP2005000198 A JP 2005000198A JP 2003163746 A JP2003163746 A JP 2003163746A JP 2003163746 A JP2003163746 A JP 2003163746A JP 2005000198 A JP2005000198 A JP 2005000198A
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Abstract

【課題】遊技者が遊技球の動きを楽しみながら長時間遊技できる弾球遊技機を提供する。
【解決手段】所定の遊技領域に対して打ち出された遊技球を所定の入賞部へ入賞させ得る入賞装置を備えた弾球遊技機において、遊技球を飛躍させる飛躍部95を備えていることを特徴とする。この構成によれば、飛躍部95を用いて下方以外の方向へ遊技球を飛躍させることで、遊技球に大きな躍動感を与えることができ、遊技者に対し満足感を与えることが期待できる。結果として、遊技者に長時間遊技してもらうことができ、遊技店の営業効率の向上に貢献できる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技領域に対して打ち出された遊技球を所定の入賞部へ入賞させ得る入賞装置を備えた弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機等の弾球遊技機は、遊技球を供給することによって所定条件を成立させ、遊技の結果として当たりの場合に賞球として遊技球が払い出され得るように構成されている。また、パチンコ遊技機等の弾球遊技機は、前記所定条件の成立により図柄表示装置が表示する表示態様をコンピュータ等の制御装置を用いて制御し、表示態様の結果に基づき遊技者にとって有利及び又は不利な遊技状態を告知するように構成されている。なお、ここでいう所定条件とは、入賞部に遊技球が入ったことを検知センサにて検知されること(入賞)等をいう。なお、入賞部とは、所定入賞口や始動入賞口(始動チャッカー)等をいう。
【0003】
例えば、弾球遊技機(第1種特別電動役物等)の図柄表示装置は、通常デジタルと呼ばれる液晶の画像表示領域(図柄表示部)を有し、この図柄表示部は弾球遊技機前面に設けられている。この図柄表示部の中には、複数の図柄(絵や数字を含む識別情報)を可変表示する主表示領域があり、この主表示領域では図柄を高速で回転しているように可変表示し、所定時間の経過後に各図柄毎に数秒程度の時間差を以て順に回転を停止させる表示をする。この主表示領域において停止した図柄態様が、同種の図柄が揃うなど予め定めた特定の停止図柄態様、例えば「7」、「7」、「7」の組み合わせであった場合には、パチンコ遊技機では、パチンコ玉等の遊技球が多数獲得できる遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生する。
【0004】
また、その揃った停止図柄が予め決められた特定図柄(確率変動図柄等)である場合は、次回の大当たり確率や小当たり確率が大幅に上昇する確率変動を発生するようにした遊技機もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、発射された遊技球(以下、パチンコ玉という)は、盤面に配置された釘(ゲージともいう)に衝突し弾かれて球の移動方向を変化させ、球速を減じながらガラス面と遊技盤面との間の空間(遊技領域)を落下する。そして、釘に弾かれながら落下するパチンコ玉が所定入賞口へ入賞すると賞球が発生したり、始動入賞口へ入賞すると特定遊技状態が発生する。
【0006】
このように、弾球遊技機は、パチンコ玉を入賞部へ入賞させて、遊技者にとって有利な状態を発生させて遊技を楽しむものではあるが、また、一方で、弾球遊技機は、遊技領域に打ち出されたパチンコ玉が、遊技領域内を飛び跳ねるパチンコ玉の動きを楽しむ遊技でもある。
【0007】
しかしながら、従来の弾球遊技機では、遊技領域内を飛び跳ねるパチンコ玉の動きとしては、釘に衝突し弾かれながら遊技領域を落下していくだけであり、飛び跳ねるパチンコ玉の動きを楽しむ遊技者にとっては、十分に満足できるものではなかった。そのために、遊技に飽き、短時間で弾球遊技機から席を立ってしまうことで遊技店の営業効率の低下を招くことがあった。
【0008】
そこで、本発明は、遊技者が遊技球の動きを楽しみながら長時間遊技できる弾球遊技機を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の弾球遊技機は、前述の技術的課題を解決するために以下のように構成されている。
すなわち、本発明の弾球遊技機は、所定の遊技領域に対して打ち出された遊技球を所定の入賞部へ入賞させ得る入賞装置を備えた弾球遊技機において、前記遊技球を飛躍させる飛躍部を備えていることを特徴とする。
【0010】
この構成により、例えば下方以外の方向へ遊技球を飛躍させることで、遊技球に大きな躍動感を与えることができ、遊技者に対し満足感を与えることが期待できる。結果として、遊技者に長時間遊技してもらうことができ、遊技店の営業効率の向上に貢献できる。なお、所定の遊技領域とは、遊技盤面と透明ガラス面との間およびこれらの両面を含む空間のことをいう。また、入賞部とは、所定入賞口や始動入賞口(始動チャッカー)等をいい、かかる入賞口に遊技球を入賞させることで、多数の遊技球を得るなど遊技利益を獲得できる。
【0011】
また、本発明の弾球遊技機において、前記飛躍部は、前記遊技球を滑走させて飛躍させる飛躍部材を備えていることを特徴とする。この構成によれば、遊技球が飛躍部材を滑走することで得られる運動エネルギーのみで遊技球を飛躍させることができ、遊技球を飛躍させるための駆動機構等を設ける必要がないので、飛躍部の構成が容易となり、結果的に飛躍部の製造コスト低減が図れる。
【0012】
更に、本発明の弾球遊技機において、前記飛躍部材は、弓形板状に形成されていることを特徴とする。この構成によれば、遊技球が弓形(円弧)状の板上を滑走して飛躍するので、遊技球が飛躍部材上に滞在することなく、確実に飛躍することができる。また、飛躍部の構成が容易であり、飛躍部の製造コスト低減も図れる。
【0013】
更にまた、本発明の弾球遊技機は、前記遊技球を前記飛躍部に案内する案内通路が下方に延びるように設けられていることを特徴とする。この構成によれば、案内通路により遊技球を飛躍部へ確実に案内することができる。また、遊技球を下方へ案内することで、遊技球に位置エネルギーを与えることができ、遊技球に勢いを付けて大きく(遠くへ)飛躍させることができる。
【0014】
更にまた、本発明の弾球遊技機において、前記案内通路には、前記遊技球を導入する導入口が、高さ方向に異なる位置に複数箇所設けられていることを特徴とする。この構成によれば、遊技球がどの導入口に入るかによって、遊技球に異なる位置エネルギーを与えることができる。すなわち、遊技球の移動(落下)距離と、遊技球の飛躍距離とは比例関係にあるため、より高い導入口に入った遊技球ほど大きく(遠くに)飛躍する。このように遊技球の飛躍態様が変化することで遊技に多様性を持たせることができる。
【0015】
更にまた、本発明の弾球遊技機において、前記案内通路は、複数個設けられ、これらの案内通路はそれぞれ、その長さが異なっていることを特徴とする。この構成によれば、遊技球がどの案内通路に入るかによって、遊技球に異なる位置エネルギーを与えることができる。すなわち、遊技球の移動(落下)距離と、遊技球の飛躍距離とは比例関係にあるため、より長い案内通路に入った遊技球ほど大きく(遠くに)飛躍する。このように遊技球の飛躍態様が変化することで遊技に多様性を持たせることができる。
【0016】
更にまた、本発明の弾球遊技機において、前記飛躍部材は、前記案内通路の途中に設けられており、前記案内通路の内部空間のうち前記飛躍部材が設けられている部分は、前記飛躍部材により仕切られている仕切領域と、前記遊技球が通過可能な通過領域とに分けられていることを特徴とする。この構成によれば、遊技球が案内通路内で仕切領域に入れば、飛躍部材に沿って滑走し飛躍することができ、通過領域に入れば、遊技球は飛躍することなく、例えばステージ側へ移行する。このように、案内通路内で遊技球を振り分けすることで、遊技球の動きの意外性を演出することができる。
【0017】
更にまた、本発明の弾球遊技機において、前記仕切領域は、前記通過領域より大きいことを特徴とする。この構成によれば、仕切領域が通過領域よりも大きいので、案内通路を通過する遊技球をより多く飛躍部材に乗せることができる。逆に言えば、小さな確率ではあるが、飛躍部材に乗せることができずに、例えばステージ側へ移行する場合が発生し、遊技球の動きの意外性を演出することができる。
【0018】
更にまた、本発明の弾球遊技機において、前記飛躍部は、前記遊技球に衝突して前記遊技球を飛躍させる衝突部材と、この衝突部材を駆動する駆動機構とを備えていることを特徴とする。この構成によれば、衝突部材を駆動することで遊技球を確実に飛躍させることができる。なお、駆動機構は、アクチュエータ(小型モータ)等により衝突部材を駆動する機構が例示できる。
【0019】
更にまた、本発明の弾球遊技機において、前記飛躍部材は、軸を中心に回転自在に設けられ、前記飛躍部は、前記飛躍部材を回動させる回動機構を備えていることを特徴とする。この構成によれば、飛躍部材が回動する角度を回動機構により変えることで、遊技球が飛躍する角度や飛躍する距離を変えることができる。例えば、回動機構を用いて常時飛躍部材を回動させることにより、遊技球の飛躍態様を変化させることで、遊技者にとって有利な飛躍態様や不利な飛躍態様を周期的に発生させることができる。なお、回動機構は、アクチュエータ(小型モータ)等により飛躍部材を回動させる機構が例示できる。
【0020】
更にまた、本発明の弾球遊技機において、前記飛躍部材の長さを延長する延長部材を備えていることを特徴とする。この構成によれば、飛躍部材の長さを延長することで遊技球の滑走距離を延ばすことができ、結果的に遊技球が飛躍する距離を変えることができる。また、飛躍部材の長さを調節することで、遊技球が飛躍する距離を調整できる。
【0021】
更にまた、本発明の弾球遊技機は、前記飛躍部から飛躍した前記遊技球の落下地点に、前記遊技球の目標物が設けられていることを特徴とする。この構成によれば、飛躍部は遊技球を目標物に向けて飛躍させることができ、遊技性を向上させることができる。
【0022】
更にまた、本発明の弾球遊技機において、前記飛躍部は、複数個設けられ、前記目標物は、複数個の前記飛躍部の一つであることを特徴とする。この構成によれば、遊技球を一方の飛躍部から他方の飛躍部に向けて飛躍させた後、他方の飛躍部からさらに飛躍させることができるため、例えば、遊技球を複数個の飛躍部伝いに順次飛び跳ねさせるようにする等、遊技球の飛躍態様の多様化を図ることができる。
【0023】
更にまた、本発明の弾球遊技機において、前記目標物は、前記所定の入賞部であることを特徴とする。この構成によれば、飛躍部は遊技球を入賞部に向けて飛躍させることができ、遊技性を向上させることができる。
以上の構成は、可能な限り互いに組み合わせることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る弾球遊技機の好適な実施の形態について説明する。なお、本実施の形態では、風営適正化法(風俗営業等の規則及び業務の適正化等に関する法律)の内規上「第1種」に区分されるパチンコ遊技機を例に説明する。
【0025】
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態に示すパチンコ遊技機(以下、遊技機という)1は、図1に示すように、設置場所たる遊技店の所謂「島」に固定される外枠3と、この外枠3に一側を保持され且つ外枠3に対して開閉自在に設けられた表枠4と、表枠4の前面上部に開閉自在に設けられた窓枠5と、を備えている。なお、遊技機1を構成する主要構成部品は、表枠4に集約して取り付けられている。
【0026】
表枠4に設けられる主要構成部品としては、遊技盤6、遊技機1に供給する遊技球(以下、パチンコ玉という)及び遊技機1より遊技者へ払い出されるパチンコ玉を一時貯留する受皿2、パチンコ玉を遊技盤6の遊技領域に向けて打ち出すための発射装置7、この発射装置7を操作するための操作ハンドル8、必要に応じて所定個数のパチンコ玉を受皿2内に払い出す払出装置66(図2参照)、遊技に係る主たる制御を処理する主制御装置60、主制御装置60から出力された制御コマンドを実行するために各種装置を制御する副制御装置等がある。また、副制御装置としては、図柄制御装置61、ランプ制御装置62、音声制御装置63、払出制御装置64、発射制御装置65等がある。
【0027】
以下、各構成について詳述する。
表枠4(図1参照)に対して開閉自在に設けられる窓枠5には、その枠内に遊技盤6を覗き見ることができる透視窓(ガラス窓)9が嵌め込まれている。透視窓9の外周部には、装飾LED10、装飾ランプ11、音声発生装置たるスピーカ12が設けられている。
【0028】
表枠4に設けられる受皿2は、窓枠5の下方に取り付けられている。
受皿2内部には螺旋状のスロープが形成され、そのスロープの上流側の一端部には、CRユニット(図示せず)に通じる遊技球借入口2aが設けられている。また、遊技球借入口2aと連通して、パチンコ玉を賞球として払い出すための賞球払出口2bが設けられている。前記スロープの下流側の他端部には、受皿2内のパチンコ玉を一列に整列して遊技機1内に導く貯留球整列路2cが形成されている。そして、貯留球整列路2cの下流側の端部には、発射装置7に通じる遊技球供給口2dが設けられている。
【0029】
受皿2の正面側には、受皿2のパチンコ玉を排出するための2つの球抜きボタン2e,2fが設けられている。
一方の球抜きボタン2eの操作時には、遊技球借入口2aから賞球払出口2bまでの間にある余剰球であるパチンコ玉が受皿2背後の球抜き通路を通じて、別途用意した容器内に排出される。他方、球抜きボタン2fの操作時には、賞球払出口2bから遊技球供給口2dまでの間にあるパチンコ玉が先の余剰球と共に容器へと排出される。
【0030】
受皿2の左下には、灰皿28が設けられている。また、受皿2の右下に、操作ハンドル8が設けられている。操作ハンドル8には、発射装置7を稼働させるメインスイッチ、及びタッチアンテナが内蔵されている。そして、この操作ハンドル8の操作具合によって、遊技盤6に打ち出されるパチンコ玉の勢いを任意に調節できる仕組みになっている。
【0031】
発射装置7は、表枠4の裏面側に設けられている。発射装置7内には、パチンコ玉を打ち出す打出杆、及び打出杆を連続的に揺動させる電動モータ(共に図示せず)などが内蔵されている。
【0032】
また、第1の実施の形態では、受皿2の左方に発射停止ボタン40を設けている。この発射停止ボタン40は、遊技者の判断のもと、操作ハンドル8を操作している状態でパチンコ玉の発射操作を一時停止させるための外部操作装置であり、遊技者は、この発射停止ボタン40を操作(押下)することで、操作ハンドル8の使用状態を維持しつつも任意のタイミングでパチンコ玉の発射を一時停止させることができる。
【0033】
図2に示すパチンコ玉の払出装置66は、表枠4の裏面側に設けられており、賞球として払い出されるパチンコ球を貯留するタンクと、払い出されるパチンコ玉を数える賞球計数装置と、前記タンク内のパチンコ玉を賞球計数装置に送る賞球整列レールと、を備えている。そして、パチンコ玉の入賞時には、その入賞に応じた個数のパチンコ玉を賞球計数装置にて計量し、先の受皿2内に賞球として払い出す。
【0034】
遊技盤6は、略正方形状をなす合板からなり、表枠4の裏面側に形成された遊技盤収納枠(図示せず)に収納されて固定されている。
また、図1に示すように、遊技盤6の前面には、うず巻き状に形成された誘導レール13が設けられている。そして、その誘導レール13によって囲まれた領域が遊技領域を形成している。
【0035】
遊技領域には、小当りの有無を報知する普通図柄表示装置18、小当り抽選の契機をなす通過ゲート49、通称「メインデジタル」と呼ばれる液晶表示ユニット(以下、図柄表示装置17と称する)、パチンコ玉を受け入れるための後述する各種入賞装置25,26,27、遊技くぎ23および風車24等の障害物、入賞に至らなかったパチンコ玉を遊技盤6から排出するアウト口16等、が設けられている。
【0036】
普通図柄表示装置18は、通過ゲート49での入賞を受けて開始される小当り抽選の結果を報知するための装置である。
【0037】
また、小当りの報知については、例えば、小当りの有無に応じて「○」「×」等の記号を表示し、この記号によって、遊技者に小当りの有無を報知する。
【0038】
また、本実施の形態では、小当りの当選に連動して開いてパチンコ玉を受け入れる範囲が広くなる可動片扉26aを始動入賞装置26の開口部(入賞部)に設けている。
【0039】
遊技盤6の略中央には、図柄表示装置17が配置され、図柄表示装置17は、遊技の進行に伴いその時々に要求される制御コマンドに従って図柄等の識別情報を表示する。なお、図柄の表示を例に説明すれば、複数種の図柄(識別情報)を回胴をモチーフとして表示している。
【0040】
図3に示すように、図柄表示装置17は、図柄等の識別情報を種々の演出を踏まえて表示する液晶部17aと、液晶部17aの周辺部を遊技領域から隔離する図柄表示装置本体17bとから構成される。なお、図柄表示装置本体17bは、打ち出された遊技球(以下、パチンコ玉という)が遊技領域からその本体内に入り込むと、パチンコ玉がその本体内に一時的に滞在させた後に落下させ踊り場(通称、ステージ)Sを備えている。また、図柄表示装置本体17bは、遊技領域からその本体内に入り込んだパチンコ玉を飛躍させる飛躍部95を備えている。この図柄表示装置本体17bの踊り場S及び飛躍部95については後述する。
【0041】
また、図柄表示装置17が行う図柄の表示制御についてその概要を説明すれば、始動入賞装置26における入賞(始動入賞)を一条件に、主制御装置60では、遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるための条件に当選したか否かの判定制御にあたる大当り乱数抽選制御処理(以下、単に大当り抽選判定と称する)を実行する。
また、この大当り抽選判定に基づき報知内容すなわち「アタリ」「ハズレ」が決定される。
【0042】
また、決定された報知内容を遊技者に報知するにあたり、主制御装置60は、図柄の変動パターンや仮停止及び確定停止図柄を決定するための乱数抽選を更に実行する。この乱数抽選では、先の大当り抽選判定の抽選結果に基づき「アタリ」に対応したデータ選択テーブル、若しくは「ハズレ」に対応したデータ選択テーブルを対象に乱数抽選が実行される。そして、この乱数抽選で抽出された乱数を含む乱数範囲値に設定された種々のデータが、図柄制御装置61用の制御データとして図柄制御装置61に送信される。
【0043】
なお、データ選択テーブルは、変動パターン抽選用、仮停止図柄抽選用、確定停止図柄抽選用等に区分されており、図柄制御装置61に送信すべき制御データには、これら各データ選択テーブルから抽出されたデータが組み込まれた状態で送信されている。
【0044】
一方、図柄制御装置61では、受信した制御データを解析して当該データに対応した画像データ抽選テーブルを参照し、この画像データ抽選テーブルを対象に乱数抽選を実行する。そして、この乱数抽選にて抽出した乱数値に対応する画像データを、先の制御データに割り当てVDP(ビデオディスプレイ基盤)データを生成する。そして、このVDPデータをビデオプロセッサユニットに送信し、図柄表示装置17に表示する。
【0045】
また、始動入賞装置(いわゆる、スタートチャッカー)26は、大当り抽選判定の契機となるものであり、一般入賞装置25は、所定個数の賞球払出しを主制御装置60を介して払出装置66に指示するものであり、大入賞装置(いわゆる、アタッカー)27は、大当り遊技状態時に拡開されて多数のパチンコ玉を賞球として取り込むものである。
【0046】
始動入賞装置26は、図柄表示装置17の下方に配置されている。
大入賞装置27は、始動入賞装置26のさらに下方に配置されている。
一般入賞装置25は、始動入賞装置26の両側に配置されている。
そして、これら各種入賞装置26,27,25の周囲に遊技くぎ23や風車24等が設けられている。
【0047】
遊技くぎ23や風車24等は、遊技盤6上に打ち出されたパチンコ玉の接触時にパチンコ玉の落下動作に変化(踊り)を与えて視覚上の面白みを遊技者に提供する機能と、遊技盤6上部に打ち上げられたパチンコ玉を遊技領域で適度に拡散させつつ入賞領域近傍に導く機能と、を備えている。
【0048】
以下、遊技機の制御系について説明する。
【0049】
[主制御装置]
主制御装置60は、遊技機1の主たる制御を処理する装置であり、基本処理装置であるCPU(Central Processing Unit)60a、CPU60aでの処理に用いられるデータを一時記憶するRAM(Random Access Memory)60c、CPU60aでの処理に用いられる各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)60bを備えている。
【0050】
ROM60bに記録されるプログラムの一例を説明すれば、大当り抽選判定等に用いられる乱数抽選実行用のプログラム、また、乱数抽選で抽出した乱数値の比較対照たる乱数範囲値を更新するための乱数範囲値更新プログラム、並びに大当り抽選判定の結果を踏まえて各副制御装置に出力すべき制御コマンド(制御命令)を生成・出力する出力制御プログラム等を例示できる。
【0051】
また、主制御装置60には、ランプ制御装置62、音声制御装置63、払出制御装置64、発射制御装置65、図柄制御装置61、入賞球装置67、可動部材制御装置83等が接続されている。
【0052】
そして、主制御装置60は、これら各副制御装置に対して、例えば、大当り抽選判定の結果及び賞球の有無を示す8ビットの制御情報(制御コマンド)を2バイト伝送方式で送信している。
【0053】
[副制御装置]
副制御装置の一つであるランプ制御装置62は、主制御装置60から出力される制御コマンドに基づき、電飾品を用いての演出を制御する。
より詳しくは、遊技機1前面に設けられる装飾LED10及び装飾ランプ11の発光を制御するためのプログラムを記録したROM62bと、ROM62bに記録されるプログラムを主制御装置60から出力される制御コマンドに基づき処理するCPU62aと、CPU62aでの処理に用いられるデータを一時記憶しておくRAM62cと、を備えている。
【0054】
音声制御装置63は、遊技機1前面に設けられたスピーカ12を制御するための装置であり、上記ランプ制御装置62同様にして、スピーカ制御に用いるプログラムを記録したROM63bと、ROM63bに記録されるプログラムを主制御装置60から出力される制御コマンドに基づき処理するCPU63aと、CPU63aでの処理に用いられるデータを一時記憶しておくRAM63cと、を備えている。
【0055】
払出制御装置64は、主制御装置60から出力される制御コマンドに基づき球貸信号制御装置、及び払出装置66、CRユニット、発射制御装置65を制御し、パチンコ玉の払出動作や供給動作を制御する。なお、球貸信号制御装置は、先のCRユニットの制御を司る制御コマンドを生成しCRユニットに送信する。発射制御装置65は、遊技中であるか否か、また発射停止ボタン40が押下されているか、等の出力信号に基づき操作ハンドル8の操作をパチンコ玉の発射に反映させるか否かを決定している。
【0056】
発射制御装置65は、操作ハンドル8の操作によりパチンコ玉を遊技盤6上に発射させる発射装置7の制御を行う副制御装置である。尚、この発射制御装置65にも、発射装置7の制御を行う為のプログラムを記憶するCPUと、CPUの処理事項を一時的に記憶するRAMと、制御情報等を記憶するROM等を設けてもよい。
【0057】
また、入賞球装置67は、一般入賞装置25、始動入賞装置26、大入賞装置27等に設けられるソレノイドを制御するための副制御装置であり、一般入賞装置25用の制御装置、始動入賞装置26用の制御装置、大入賞装置27用の制御装置に細分化されている。
【0058】
図柄制御装置61は、上述の如く主制御装置60より受信した制御データに基づき、その時々に要求されるVDPデータを生成して、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサに送信し、図柄表示装置17(液晶表示ユニット)に表示させる。
【0059】
より詳しくは、図柄表示装置17での図柄(識別情報)の変動表示に要する制御データを主制御装置60から受信した制御コマンドに基づき設定して送信するための図柄制御プログラムを記録したROM61bと、ROM61bに記録される図柄制御プログラムを主制御装置60から出力される制御コマンドに基づき処理するCPU61aと、CPU61aでの処理に用いられるデータを一時記憶しておくRAM61cと、を備えている。
【0060】
[踊り場Sと飛躍部95の説明]
次に、図柄表示装置本体17bに設けた踊り場Sと飛躍部95について説明する。
図柄表示装置本体17bは、図3に示すように、本体の外部と内部とを繋ぐ誘導部90と、パチンコ玉を飛躍させる飛躍部95と、この飛躍部95を介して本体内部に入り込んだパチンコ玉を一時滞在状態とする踊り場Sとを備えた構造物である。
【0061】
ステージSには、一時的に滞在しているパチンコ玉を図柄表示装置本体17bの外部へ落下させるための落下穴Hが設けられている。また、ステージS上のパチンコ玉が落下穴Hに向かうように、ステージSには落下穴Hへ向かう緩やかな傾斜が設けられている。なお、落下穴Hは始動入賞装置26の真上に設けられ、落下穴Hより落下するパチンコ玉が始動入賞装置26に入賞する確率を高めている。
【0062】
誘導部90は、下方へ延びて遊技領域内に打ち出されたパチンコ玉を図柄表示装置本体17bの内部に案内する案内通路92a,92bを備えている。これらの案内通路92a,92bのそれぞれの上端部には、パチンコ玉を導入する導入口93a,93bと、これらの導入口93a,93bにパチンコ玉を誘導する板状の誘導板91a,91bとが設けられている。
【0063】
誘導板91a,91bはそれぞれ、略水平方向に延びており、これらの誘導板91a,91bの基端部はそれぞれ、各導入口93a,93bの下部に一体的に設けられている。なお、誘導板91a,91bの前面部には、パチンコ玉が導入口93a,93b以外に落ちないようにストッパ84a,84bが板上に立設されている。また、誘導板91a,91bはそれぞれ、各誘導板91a,91b上に乗ったパチンコ玉を各導入口93a,93bに向けて誘導するために、水平方向において基端部が先端部よりも下方に位置するように傾斜していることが好ましい。
【0064】
案内通路92a,92bは、パチンコ玉を導入口93a,93bから下方に向けて案内するものであるが、本実施の形態ではパチンコ玉を案内する経路が2通り存在する。第1の案内経路は、導入口93a,93bから下方にあるステージSへ直接落下させるものであり、第2の案内経路は導入口93a,93bから飛躍部95に案内するものである。
【0065】
飛躍部95は、誘導されたパチンコ玉を飛躍させる飛躍部材(以下、ジャンプ台という)96a,96bからなっている。ジャンプ台96a,96bは、弓形板状に形成されている。また、ジャンプ台96a,96bは、その一端部が案内通路92a,92bのうち、後述する空間99aが形成された部分の内側面に設けられている。案内通路92a,92bの内部空間のうち、ジャンプ台96a,96bが設けられている部分はジャンプ台96a,96bにより仕切られた仕切領域と、パチンコ玉が通過可能な領域は通過領域とに分けられている。そして、ジャンプ台96a,96bの他端は液晶部17a(中心部)側へ向けてせり出ており、ジャンプ台96a,96bに乗ったパチンコ玉は、ジャンプ台96a,96b上を滑走した後、液晶部17aに向けて飛躍するようになっている。なお、この実施の形態では、導入口93a(93b)より下方へ落下し、ジャンプ台96a(96b)より飛躍したパチンコ玉は、落下地点が落下穴Hとなるように設定されている。
【0066】
案内通路92a,92bには、図4及び図5に示すように、略直方体状の案内部材98aを備えている。この案内部材98aの上面には、導入口93aに連通する案内通路穴84aが形成され、また、案内部材98aにおいて、案内通路穴84aの下部には空間99aが形成されている。空間99aは、ジャンプ台96aに乗らないで通過領域を通過するパチンコ玉を更に下方へ落とす機能を有する。下方へ落ちたパチンコ玉は、ステージS上に滞在した後、落下穴Hから外部へ落下する。ジャンプ台96aに乗ったパチンコ玉は、ジャンプ台96a上を滑走した後、液晶部17aに向けて飛躍するようになっている。
【0067】
この第1の実施の形態によれば、ジャンプ台96a,96bにより下方以外の方向へパチンコ玉を飛躍させることで、パチンコ玉に大きな躍動感を与えることが期待でき、遊技者に対し満足感を与えることができる。
【0068】
遊技者に満足感を与える遊技となるので、遊技者に長時間遊技してもらうことができ、遊技店の営業効率の向上に貢献できる。
【0069】
また、この第1の実施の形態によれば、飛躍部95が、パチンコ玉を滑走させて飛躍させるジャンプ台96a,96bを備えているので、パチンコ玉がジャンプ台96a,96bを滑走することで得られる運動エネルギーのみでパチンコ玉を飛躍させることができ、パチンコ玉を飛躍させるための駆動機構等を設ける必要がないので、飛躍部95の構成が容易となり、結果的に飛躍部の製造コスト低減が図れる。
【0070】
更に、この第1の実施の形態によれば、ジャンプ台96a,96bが、弓形板状に形成されているので、パチンコ玉が弓形(円弧)状の板上を滑走して飛躍し、パチンコ玉がジャンプ台96a,96b上に滞在することなく、確実に飛躍することができる。また、飛躍部95の構成が容易であり、飛躍部の製造コスト低減も図れる。
【0071】
更にまた、この第1の実施の形態によれば、パチンコ玉を飛躍部95に案内する案内通路92a,92bが下方に延びるように設けられているので、案内通路92a,92bによりパチンコ玉を飛躍部95へ確実に案内することができる。また、パチンコ玉を下方へ案内することで、パチンコ玉に位置エネルギーを与えることができ、遊技球に勢いを付けて大きく(遠くへ)飛躍させることができる。
【0072】
更にまた、この第1の実施の形態によれば、ジャンプ台96a,96bは、案内通路92a,92bの途中に設けられており、案内通路92a,92bの内部空間99aのうちジャンプ台96a,96bが設けられている部分は、ジャンプ台96a,96bにより仕切られている仕切領域と、パチンコ玉が通過可能な通過領域とに分けられているので、パチンコ玉が案内通路92a,92b内で仕切領域に入れば、ジャンプ台96a,96bに沿って滑走し飛躍することができ、通過領域に入れば、パチンコ玉は飛躍することなく、例えばステージS側へ移行する。このように、案内通路92a,92b内でパチンコ玉を振り分けすることで、パチンコ玉の動きの意外性を演出することができる。
【0073】
更にまた、この第1の実施の形態によれば、ジャンプ台96a,96bから飛躍したパチンコ玉の落下地点に、落下穴Hが設けられているので、パチンコ玉が直接落下穴Hに入るといった飛躍態様を遊技者が楽しむことができ、遊技性を向上させることができる。
【0074】
更にまた、この第1の実施の形態によれば、始動入賞装置26の開口部が落下穴Hの真下に設けられ、落下穴Hより落下するパチンコ玉が前記開口部に入賞する確率を高めているので、飛躍部95によるパチンコ玉の飛躍と開口部への入賞とを関連付けることができ、遊技性を向上させることができる。
【0075】
次に、本発明の別の実施の形態を順次説明する。その説明にあたり、上述した第1の実施の形態と同様な構成要素には同一符号を付して、その説明を簡略化する。
【0076】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態を説明する。なお、第1の実施の形態と第2の実施の形態との相違点は、案内通路の形状である。また、案内通路において、第1の実施の形態における案内通路92a(図4及び図5参照)と、第2の実施の形態における案内通路92A(図6〜図8参照)との相違点は、案内通路穴94a(第1の実施の形態)の通路口の面積が上部から下部方向にかけて同じであるのに対し、案内通路穴94A(第2の実施の形態)の通路口の面積が上部から下部に向かうに従い小さくなるよう形成されている点である。従って、ここでは第1の実施の形態と異なる案内通路について詳しく説明し、その他の構成についてその説明を省略する。
【0077】
図6〜図8は、第2の実施の形態に係る案内通路92Aを示す。
案内通路穴94Aは、図6に示すように、その通路内部の壁面が上部から下部方向にかけて通路口が狭くなるような傾斜面97A,98Aを備えている。この傾斜面97A,98Aは、上部から下部方向にかけて通路口を狭めることによりパチンコ玉を傾斜面97Aからジャンプ台96Aに導く確率を高める構成となっている。
【0078】
すなわち、案内通路92Aは、上部より下方へ形成された案内通路穴94Aと、案内通路穴94Aの下部に設けられた空間99Aと、を備えている。また、案内通路穴94Aは、通路内部を上部から下部方向にかけて狭くする傾斜面97A,98Aにより、下方ほどその横方向の断面積が狭くなっている。また、空間99Aは、ジャンプ台96Aに乗らなかったパチンコ玉を更に下方へ落とす機能を有する。
【0079】
なお、第2の実施の形態の案内通路は、第1の実施の形態と同様に、案内通路92Aと左右対称の案内通路を備えているが、機能は案内通路92Aと同様なのでその説明は省略する。
【0080】
この第2の実施の形態によれば、案内通路92Aの上部から下部方向にかけて通路口を狭めることで、ジャンプ台96Aが設置されている途中の部位では案内通路92Aの内部空間に対するジャンプ台96Aの占有面積(すなわち、仕切領域)が通過領域に比して大きいので、パチンコ玉がジャンプ台96Aへ向かう落下方向の精度が増し、案内通路92Aを通過するパチンコ玉をより多くジャンプ台96Aに乗せることができる。
【0081】
また、この第2の実施の形態によれば、通過領域を仕切領域に比して小さく構成したので、パチンコ玉がジャンプ台96Aに乗らずに、空間99Aを経てステージS側へ移行する場合が小さな確率で発生し、パチンコ玉の動きの意外性を演出することができる。
【0082】
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態を説明する。なお、第1の実施の形態と第3の実施の形態との相違点は、図柄表示装置本体の外部と内部とを繋ぐ誘導部の形状である。また、この誘導部において、第1の実施の形態における誘導部90(図3参照)と、第3の実施の形態における誘導部90A(図9及び図10参照)との相違点は、誘導部90(第1の実施の形態)の導入口が1つの案内通路に対し1箇所設けられているのに対し、誘導部90A(第3の実施の形態)の導入口が1つの案内通路に対し複数(図9及び図10では3箇所)設けられている点である。従って、ここでは第1の実施の形態と異なる誘導部について詳しく説明し、その他の構成についてその説明を省略する。
【0083】
図9及び図10は、第3の実施の形態に係る図柄表示装置本体17Bを示す。
図柄表示装置本体17Bには、その左側部と右側部とに2つの案内通路92A,92Bが左右対称に設けられている。案内通路92A,92Bには、1つの案内通路に対し高さ方向に異なる位置に、導入口93A〜93Fが3箇所ずつ(すなわち、2つの案内通路92A,92Bに対し計6箇所)設けられている。導入口93A〜93Fは、パチンコ玉を案内通路92A,92B内に導入するために案内通路92A,92に沿って開口されている。
【0084】
すなわち、図9及び図10の左側の案内通路92Aには、上部より下部にかけて高さ方向に異なる位置に上、中、下の3カ所の導入口93A,93C,93Eが開口されている。これら導入口93A,93C,93Eには、それぞれにパチンコ玉を導く誘導板91A,91C,91Eが設けられている。同様に、図9及び図10の右側の案内通路92Bには、上部より下部にかけて高さ方向に異なる位置に上、中、下の3カ所の導入口93B,93D,93Fが開口されている。これら導入口93B,93D,93Fには、それぞれにパチンコ玉を導く誘導板91B,91D,91Fが設けられている。誘導板91a,91bはそれぞれ、略水平方向に延びており、これらの誘導板91A〜91Fの基端部はそれぞれ、各導入口93A〜93Fの下部に一体的に設けられている。なお、誘導板91A,91C,91Eの前面部には、パチンコ玉が導入口93A,93C,93E以外に落ちないようにストッパ84A,84C,84Eが板上に立設されている。また、誘導板91B,91D,91Fの前面部にも、パチンコ玉が導入口93B,93D,93F以外に落ちないようにストッパ84B,84D,84Fが板上に立設されている。
【0085】
そして、導入口93A,93C,93E(93B,93D,93F)からジャンプ台96C(96D)までの落下距離が異なることから、パチンコ玉がジャンプ台96C(96D)から本体内側に飛躍する距離は、全て異なる飛躍態様を示す。第3の実施の形態では、導入口93C(93D)より下方へ落下し、ジャンプ台96C(96D)より飛躍したパチンコ玉は、落下地点が落下穴Hとなるように設定されている。従って、導入口93A(93B)より下方へ落下し、ジャンプ台96C(96D)より飛躍したパチンコ玉は、落下穴Hを飛び越えたステージS上に落下するように設定され、一方、導入口93E(93F)より下方へ落下し、ジャンプ台96C(96D)より飛躍したパチンコ玉は、落下穴Hまで到達しないステージS上に落下するように設定されている。
【0086】
この第3の実施の形態によれば、パチンコ玉がどの導入口に入るかによって、パチンコ玉に異なる位置エネルギーを与えることができる。すなわち、パチンコ玉の移動(落下)距離と、パチンコ玉の飛躍距離とは比例関係にあるため、より高い導入口に入った遊技球ほど大きく(遠くに)飛躍する。このようにパチンコ玉の飛躍態様が変化することで遊技に多様性を持たせることができる。
【0087】
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態を説明する。なお、第1の実施の形態と第4の実施の形態との相違点は、図柄表示装置本体に設けられた案内通路の数である。すなわち、第1の実施の形態における案内通路90a,90bは、図3の正面図に示すように、左右1つずつ設けられているのに対し、第4の実施の形態における案内通路は前記図柄表示装置本体の左右(図11は図柄表示装置本体17Cの左側を一部拡大した断面図を示す)それぞれ複数箇所設けられている点である。従って、ここでは第1の実施の形態と異なる案内通路の数及びその形状について詳しく説明し、その他の構成についてその説明を省略する。
【0088】
第4の実施形態に係る図柄表示装置本体17Cは、図11に示すように、その左側に、本体の外部と内部とを繋ぐ誘導路91Gと、この誘導路91Gから下方に延びてパチンコ玉を更に本体内部に案内する3本の案内通路94X,94Y,94Zと、案内通路94X,94Y,94Zのそれぞれの下流に設けられた飛躍部95X,95Y,95Zと、を備えている。
【0089】
案内通路94X,94Y,94Zのそれぞれの上端部には、誘導路91Gからパチンコ玉を導入する導入口93X,93Y,93Zが設けられている。また、案内通路94X,94Y,94Zは、導入口93X,93Y,93Zから飛躍部95X,95Y,95Zまでの長さがそれぞれ異なっている。すなわち、長さは、案内通路94Xが一番長く、案内通路94Zが一番短く、案内通路94Yの長さは案内通路94Xと案内通路94Zとの中間の長さに設定されている。
【0090】
そして、導入口93X,93Y,93Zから飛躍部95X,95Y,95Zまでの長さがそれぞれ異なっていることから、パチンコ玉が飛躍部95X,95Y,95Zから本体内側に飛躍する距離は、全て異なる飛躍態様を示す。第4の実施の形態では、導入口93Yより下方へ落下し、飛躍部95Yより飛躍したパチンコ玉は、落下地点が落下穴Hとなるように設定されている。従って、導入口93Xより下方へ落下し、飛躍部95Xより飛躍したパチンコ玉は、落下穴Hまで到達しないステージS上に落下するように設定され、一方、導入口93Zより下方へ落下し、飛躍部95Zより飛躍したパチンコ玉は、落下穴Hを飛び越えたステージS上に落下するように設定されている。
【0091】
なお、図示しないが、図柄表示装置本体17Cは、その右側部にも左側部と同様に、本体の外部と内部とを繋ぐ誘導路と、3本の案内通路と、案内通路のそれぞれの下流に設けられた飛躍部と、を備えている。
【0092】
第4の実施の形態によれば、パチンコ玉がどの案内通路を経て飛躍するかによって、パチンコ玉に異なる位置エネルギーを与えることができ、飛躍態様が変化することで遊技に多様性を持たせることができる。また、所定の目標物へ飛躍できるもの(案内通路94Z)と、できないもの(案内通路94X,94Y)との飛躍態様を多様化させることで、遊技者に対し満足感を与えることができる。
【0093】
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態を説明する。なお、第1の実施の形態と第5の実施の形態との相違点は、第5の実施の形態が飛躍部を複数個設けている点である。従って、ここでは第1の実施の形態と異なる飛躍部の構成について詳しく説明し、その他の構成についてその説明を省略する。
【0094】
第5の実施形態にかかる図柄表示装置本体17Dには、図3に示す第1の実施の形態と同様な誘導部90が設けられている。この誘導部90は、パチンコ玉を導入する誘導板91a,91bと導入口93a,93bを備えている。また、図柄表示装置本体17Dは、案内通路92a,92bと飛躍部95,95を備えている。
【0095】
また、図柄表示装置本体17DのステージSには、飛躍部95,95とは異なる飛躍部195a,195bを設けている。
【0096】
飛躍部195a,195bは、飛躍部95,95から飛躍したパチンコ玉の落下地点に設けられている。飛躍部195a,195bは、それぞれ本体中心部に向けて上方に傾斜する傾斜板を備えている。この傾斜板はステージSに立設した支柱で支えられている。
【0097】
また、本体中心部の落下穴Hの上方には、シュート部196が設けられている。このシュート部196は、円筒形状を有し、このシュート部196の穴が落下穴Hに連通して設けられている。従って、パチンコ玉が上記穴に入れば、落下方向が上記穴で規制され落下穴Hを介してかなりの確率で始動入賞装置26へ入賞することができる。また、シュート部196の下端には、両側に通過穴が穿設されている。上記通過穴は落下穴Hに連通しており、ステージSに滞在したパチンコ玉を落下穴Hより本体の外部へ排出するためのものである。
【0098】
また、シュート部196の中央部には、シュート部196の穴に入ったパチンコ玉を検出する検出センサ100が設けられている。この検出センサ100は、第2の飛躍部195からさらに飛躍したパチンコ玉がシュート部196の穴に入った場合は、主制御装置60(図2参照)に信号を通知する。すると、主制御装置60は、ランプ制御装置62及び音声制御装置63を介して枠ランプ10や音声発生装置12を実行させ、光や音声でパチンコ玉がシュート部196の穴に入ったことを報知することができる。
【0099】
第5の実施の形態によれば、パチンコ玉を一方の飛躍部95,95から他方の飛躍部195a,195bに向けて飛躍させた後、他方の飛躍部195a,195bから更に飛躍させる構成としたことにより、パチンコ玉を複数個の飛躍部伝いに順次飛び跳ねさせるようにする等、パチンコ玉の飛躍態様の多様化を図ることができる。
【0100】
[第6の実施の形態]
次に、第6の実施の形態を説明する。なお、第1の実施の形態と第6の実施の形態との相違点は、飛躍部の形状である。従って、ここでは第1の実施の形態と異なる飛躍部について詳しく説明し、その他の構成についてその説明を省略する。
【0101】
図13は、第6の実施の形態に係る飛躍部95Eを示す。なお、図13(a)はパチンコ玉を飛躍させる前の状態の飛躍部95Eを示し、図13(b)はパチンコ玉を飛躍させた状態の飛躍部95Eを示す。
【0102】
第6の実施の形態に係る飛躍部95Eは、図示しない案内通路からジャンプ台96aに移動してきたパチンコ玉を検出する検出センサ110と、ジャンプ台96aの下方よりパチンコ玉をはじき飛ばす衝突部材113と、パチンコ玉をはじき飛ばすために衝突部材113を伸縮自在に駆動する駆動機構111と、を備えている。
【0103】
検出センサ110は、ジャンプ台96aの上流側の下面に設置されている。そして、検出センサ110が設置されたジャンプ台96aの部位には、パチンコ玉の検出を容易にするための穴110aが形成されている。検出センサ110はパチンコ玉がジャンプ台96aに移動し始めたことを検知し、主制御装置60(図2参照)に通知する。検出センサ110としては、パチンコ玉の通過を検出する光センサ、磁力線等の変化を用いた近接スイッチ、圧電体を用いたスイッチ等が好ましい。
【0104】
ジャンプ台96aの下流側の下面には、駆動機構111が設けられている。駆動機構111は、例えば電磁弁であり、電気的に進退自在なロッド111aを備えている。このロッド111aの先端には、衝突部材113が傾動自在に設けられている。なお、駆動機構111は電磁弁のほか、アクチュエータ(小型モータ)等により直接、パチンコ玉を弾き飛ばすものや、弾性部材の付勢力のON/OFFの切替を電磁弁等で行うものであってもよい。
【0105】
衝突部材113は円形板状に形成されている。また、衝突部材113は下面の中心位置においてロッド111aと軸継手113aを介して傾動自在に接続している。この軸継手113aは、ロッド111aの後退時に、衝突部材113を水平状態に保持し、ロッド111aの前進時に、衝突部材113を図柄表示装置本体中心側に傾けた状態に保持する。ロッド111aの前進時における軸継手113aの傾斜角度は水平状態に対し30度程度である。
【0106】
ジャンプ台96aの弓形板状において駆動機構111が設置された部位には、円形の衝突部材113が水平状態で通過可能な穴114が穿設されている。
【0107】
駆動機構111は、ロッド111aに挿着したコイルバネ112を備えている。コイルバネ112は、衝突部材113をロッド111aの進行方向に付勢する。
【0108】
この第6の実施の形態によれば、飛躍部95Eがパチンコ玉を検出センサ110で検出し、駆動機構111により衝突部材113をジャンプ台96a下面より伸張させてパチンコ玉を確実に飛躍させることができる。第6の実施の形態では、衝突部材113が伸張した時、軸継手113aによる傾斜角度の設定と、駆動機構111の伸張力と、コイルバネ112の付勢力を調節することで、パチンコ玉を所望の落下地点まで飛躍させることができる。
【0109】
[第7の実施の形態]
次に、第7の実施の形態を説明する。なお、第1の実施の形態と第7の実施の形態との相違点は、第7の実施の形態が飛躍部材を回動自在に設けている点である。従って、ここでは第1の実施の形態と異なる飛躍部材について詳しく説明し、その他の構成についてその説明を省略する。
【0110】
図14は、本発明の第7の実施の形態に係る飛躍部材(以下、ジャンプ台という)120を示す。なお、ジャンプ台120の上流側端部は第1の実施の形態と同様に案内通路92Fの内面側に設けられている。
【0111】
ジャンプ台120は、パチンコ玉が滑走する上流側の基部121aと下流側の先端部121bとを備えている。基部121aは、その一端部が案内通路92Fに連結している。また、基部121aの他端部には回転自在な軸122が設けられている。先端部121bは、その一端部が基部121aの他端部と軸122を介して回転自在に連結している。
【0112】
ジャンプ台120の先端部121bの下面には、駆動装置123が設置されている。この駆動装置123は図柄表示装置本体(図示せず)側に固定されている。また、この駆動装置123は進退自在なロッド123aを備え、このロッド123aの一端は先端部121bの下面と係合している。従って、先端部121bは、ロッド123aが進行すると、軸122を中心に図14(a)に示すA方向に回動し、あるいはロッド123aが退行すると、軸122を中心にB方向に回動する。なお、駆動装置123は、電磁弁を使用するが、アクチュエータ(小型モータ)を使用してもよい。
【0113】
駆動装置123は、通常、ロッド123aを基準停止位置(第1ポジション)で停止させている(図14(a)参照)。そして、駆動装置123は、ロッド123aを基準停止位置より進行させた第2ポジションでも停止させることができる(図14(b)参照)。また、駆動装置123は、ロッド123aを基準停止位置より退行させた第3ポジションでも停止させることができる(図14(c)参照)。なお、駆動装置123は、主制御装置60(図3参照)等の制御装置によって、第1〜第3ポジションの3箇所の何れかの位置でロッド123aを停止させるように制御される。
【0114】
第7の実施の形態では、その一端が先端部121bと係合するロッド123aと、このロッド123aを備えた駆動装置123と、このロッド123aが所定の停止位置に停止できるように駆動装置123を制御する主制御装置60等制御装置と、で回動機構を形成する。
【0115】
この回動機構は、主制御装置60等制御装置の制御指令によりロッド123aを進行あるいは退行させ、先端部121bを軸122を中心にA方向にあるいはB方向に回動させる。
【0116】
すなわち、ロッド123aが基準停止位置(第1ポジション)にある時、図14(a)に示すように、ジャンプ台120は弓形に形成される。この第7の実施の形態では、先端部121bが第1ポジションにある時、先端部121bの面上を滑走するパチンコ玉は、飛躍した後に落下する地点が落下穴Hとなるように設定されている。
【0117】
ロッド123aが第1ポジションより進行した第2ポジションにある時、図14(b)に示すように、先端部121bが第1ポジションよりA方向に回動して上方に傾き、先端部121bの面上に滑走するパチンコ玉は、先端部121bにより阻止され停止する。
【0118】
ロッド123aが第1ポジションより退行した第3ポジションにある時、図14(c)に示すように、先端部121bが第1ポジションよりB方向に回動して下方に傾き、基部121aと先端部121bが略直線状に形成される。そして、ロッド123aが第3ポジションにある時、パチンコ玉は、略直線状の基部121aと先端部121bに沿って下方に滑り落ち、飛距離は第1ポジションの状態よりも延びずステージS上に落下する。
【0119】
第7の実施の形態によれば、ジャンプ台120の先端部121bが軸122を中心に回転自在となるので、前記制御指令によりロッド123aを第1ポジションで停止させ先端部121bよりパチンコ玉を飛躍させたり、ロッド123aを第2ポジションや第3ポジションで停止させ先端部121bよりパチンコ玉を飛躍させないでステージSに落下させることができ、パチンコ玉の多様な飛躍態様を周期的に出現させることができる。
【0120】
なお、第7の実施の形態では、パチンコ玉の通過を検出するセンサをジャンプ台に設けずに、前記制御指令により先端部121bの回動を実行するように構成したが、ジャンプ台にパチンコ玉の通過を検出するセンサを設けて、センサがパチンコ玉を検出した時、ロッド123aを第1ポジションから第2ポジションまで進行させて先端部121bを回動させるようにした構成も本発明に含まれる。この構成によれば、パチンコ玉が通過する時に先端部121bを回動させることで、先端部121bによりパチンコ玉を跳ね上げるようにすることもできる。
【0121】
また、第7の実施の形態では、ロッド123aを第1ポジション、第2ポジション、第3ポジションで制御指令により停止するように構成したが、ロッド123aをその都度停止させるのではなく、第2ポジションから第3ポジションとの間でロッド123aを常時進退させて先端部121bを連続的に回動させる構成も本発明に含まれる。この構成によれば、先端部121bが連続的に回動しており、先端部121bが図14(a)に示す位置に一致した時だけパチンコ玉を落下穴Hまで飛躍させ、図14(a)に示す位置に一致しない場合は、パチンコ玉を飛躍させずにステージS上に落下させることができ、パチンコ玉の多様な飛躍態様を周期的に出現させることができる。
【0122】
更に、第7の実施の形態では、ジャンプ台120の先端部121bのみを回動自在に設けた場合で説明したが、ジャンプ台全体を案内通路に対して回動自在に設けた構成も本発明に含まれる。
【0123】
[第8の実施の形態]
次に、第8の実施の形態を説明する。なお、第1の実施の形態と第8の実施の形態との相違点は、飛躍部材の形状である。従って、ここでは第1の実施の形態と異なる飛躍部材について詳しく説明し、その他の構成についてその説明を省略する。
【0124】
図15は、本発明の第8の実施の形態に係る飛躍部材(以下、ジャンプ台という)120を示す。
第8の実施の形態に係るジャンプ台130は、ジャンプ台130の長さを調整する延長部材133を備えている。
【0125】
延長部材133は、弓形板状のジャンプ本体131の下面に設置されている。また、延長部材133は、駆動装置132のロッド132aと係合している。そして、延長部材133は、ロッド132aの伸縮により進退動を行う。図15(a)は延長部材133が短縮した状態を示し、図15(b)は延長部材133が伸張した状態を示す。なお、駆動装置132は、電磁弁やアクチュエータ(小型モータ)が使用される。
【0126】
また、ジャンプ台130の長さを調節することで、パチンコ玉が飛躍する距離を調整できる。そこで、図15(a)の場合は、落下穴Hに直接到達できずにステージS上に落下するものとし、図15(b)の場合は、落下穴Hに直接到達できるものとする。そして、ジャンプ台の先端の長さを例えば定期的に変えるように構成すれば、パチンコ玉の飛躍距離を変えることで遊技内容を多様化することができる。
【0127】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の弾球遊技機によれば、下方以外の方向へ遊技球を飛躍させることで、遊技球に大きな躍動感を与えることができ、遊技者に対し満足感を与えることが期待できる。
【0128】
結果として、遊技者に長時間遊技してもらうことができ、遊技店の営業効率の向上に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明弾球遊技機をパチンコ遊技機に適用し正面側から見た斜視図である。
【図2】本発明弾球遊技機の制御部のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる図柄表示装置の概略説明図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる案内通路の斜視図である。
【図5】図4の案内通路を3方向より見た図であり、図5(a)は平面図を示し、図5(b)は正面図を示し、図5(c)は側面図を示す。
【図6】第2の実施の形態にかかる案内通路の斜視図である。
【図7】図6の案内通路を3方向より見た図であり、図7(a)は平面図を示し、図7(b)は正面図を示し、図7(c)は側面図を示す。
【図8】図7の案内通路を断面した図であり、図8(a)は図7(b)のA−A断面図を示し、図8(b)は図7(b)のB−B断面図を示し、図8(c)は図7(c)のC−C断面図を示側面図を示す。
【図9】第3の実施の形態にかかる図柄表示装置の斜視図である。
【図10】第3の実施の形態にかかる図柄表示装置の概略説明図である。
【図11】第4の実施の形態にかかる図柄表示装置本体の一部概略説明図である。
【図12】第5の実施の形態に係る図柄表示装置の概略説明図である。
【図13】第6の実施の形態にかかる飛躍部の概略図である。
【図14】第7の実施の形態にかかる飛躍部材の概略図である。
【図15】第8の実施の形態にかかる飛躍部材の概略図である。
【符号の説明】
1 遊技機
2 受皿
2a 遊技球借入口
2b 賞球払出口
2c 貯留球整列路
2d 遊技球供給口
2e,2f 球抜きボタン
3 外枠
4 表枠
5 窓枠
6 遊技盤
7 発射装置
8 操作ハンドル
9 透視窓
10 装飾LED
11 装飾ランプ
12 音声発生装置(スピーカ)
13 誘導レール
14 障害物
15 入賞装置
16 アウト口
17 図柄表示装置
17a 液晶部
17b 図柄表示装置本体
18 普通図柄表示装置
23 釘
24 風車
25 一般入賞装置(入賞装置)
26 始動入賞装置(入賞装置)
27 大入賞装置(入賞装置)
28 灰皿
40 発射停止ボタン
47 始動入賞球検知センサ
48 大入賞球検知センサ
49 通過ゲート
54 集中管理装置
60 主制御装置
61 図柄制御装置
62 ランプ制御装置
63 音声制御装置
64 払出制御装置
65 発射制御装置
66 払出装置
90 誘導部
91a,91b 誘導板
92a,92b 案内通路
93a,93b 誘導口
95 飛躍部
96a,96b ジャンプ台(飛躍部材)
110 センサ
111 駆動機構
112 付勢部材
113 ロッド
114 穴
120 飛躍部
121 衝突部材
122 軸
123 回動機構
S ステージ

Claims (14)

  1. 遊技領域に対して打ち出された遊技球を所定の入賞部へ入賞させ得る入賞装置を備えた弾球遊技機において、
    前記遊技球を飛躍させる飛躍部を備えていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記飛躍部は、前記遊技球を滑走させて飛躍させる飛躍部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記飛躍部材は、弓形板状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記遊技球を前記飛躍部に案内する案内通路が下方に延びるように設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記案内通路には、前記遊技球を導入する導入口が、高さ方向に異なる位置に複数箇所設けられていることを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。
  6. 前記案内通路は、複数個設けられ、これらの案内通路はそれぞれ、その長さが異なっていることを特徴とする請求項4又は5に記載の弾球遊技機。
  7. 前記飛躍部材は、前記案内通路の途中に設けられており、前記案内通路の内部空間のうち前記飛躍部材が設けられている部分は、前記飛躍部材により仕切られている仕切領域と、前記遊技球が通過可能な通過領域とに分けられていることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の弾球遊技機。
  8. 前記仕切領域は、前記通過領域より大きいことを特徴とする請求項7に記載の弾球遊技機。
  9. 前記飛躍部は、前記遊技球に衝突して前記遊技球を飛躍させる衝突部材と、この衝突部材を駆動する駆動機構とを備えていることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の弾球遊技機。
  10. 前記飛躍部材は、軸を中心に回転自在に設けられ、前記飛躍部は、前記飛躍部材を回動させる回動機構を備えていることを特徴とする請求項2〜9の何れかに記載の弾球遊技機。
  11. 前記飛躍部材の長さを延長する延長部材を備えていることを特徴とする請求項2〜10の何れかに記載の弾球遊技機。
  12. 前記飛躍部から飛躍した前記遊技球の落下地点に、前記遊技球の目標物が設けられていることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の弾球遊技機。
  13. 前記飛躍部は、複数個設けられ、前記目標物は、複数個の前記飛躍部の一つであることを特徴とする請求項12に記載の弾球遊技機。
  14. 前記目標物は、前記所定の入賞部であることを特徴とする請求項12に記載の弾球遊技機。
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