JP2004298485A - 遊技機 - Google Patents

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Takahiro Sakurai
隆博 桜井
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Abstract

【課題】遊技球の動作に多くの変化を与えることができ、また、より多くの技術介入性を遊技者に提供し得る機能性に富む障害物を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】入賞装置15が設けられる入賞領域と、入賞領域での遊技球の入賞を一条件に、後の遊技の展開を変化するか否かにつき判定制御を実行する主制御装置60と、入賞領域以外に設けられて遊技盤6上に打ち出された遊技球の落下動作に変化を与える障害物(可動部材)80と、この障害物80の少なくとも一つを遊技盤6上で通常状態と異なる状態へ可動させる可動装置82と、主制御装置60による処理によって、障害物80を可動装置82を介して可動させる可動制御装置83及びそのプログラムを備えることを特徴とする遊技機。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関し、より詳細には、遊技盤上に可動式の障害物を備える遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技盤上に設けられる障害物の代表例として「風車」及び「遊技くぎ」等が当業分野で知られている。
風車は、遊技盤上に設置された回転自在の障害物であり、遊技球との接触により遊技球の落下動作に変化を与える障害機能と、遊技球との接触による外力を以て自転することで視覚上の面白みを遊技者に与える回動機能とを備えている。
【0003】
一方、遊技くぎは、遊技盤上に打ち込まれた棒状の障害物であり、遊技領域に打ち出された遊技球を、その遊技領域に於いて適度に拡散させつつ入賞領域近傍に導く機能と、遊技球との接触時に遊技球の落下動作に変化(踊り)を与えて視覚上の面白みを奏する機能と、を備えている。
【0004】
なお、上記で「入賞領域」とは、遊技の配当(遊技利益)や後の展開(状態変更)に影響を与える遊技球を受容するための役物装置が据え付けられた領域である。また、役物装置としては、例えば、以下の装置を例示できる。
【0005】
まず、風営適正化法による第二種特別電動役物の例では、所定受口(入賞口)に遊技球が入り込むことで拡開する可動式の羽根が組み込まれたセンター役物装置等を例示できる。一方、近年主流のCR機では、扉状の板部材が組み込まれた大入賞装置(第一種特別電動役物)等を例示できる。
【0006】
また、上記の他、例えば、スルーチャッカーの愛称で親しまれる通過式役物装置や、電動チューリップの愛称で親しまれるチューリップ式役物装置等も上記役物装置の一種として一般に知られている。
これらの役物装置は、遊技球の通過を検知するためのセンサを内蔵しており、遊技機の制御系(例えば、主制御装置)では、このセンサの出力検知時に、例えば、大当り抽選制御等に代表される判定制御を実行している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本発明者らの鋭意研究によれば、この種の遊技機に於いて種々の改善すべき点が見出された。
まず、従来の遊技機では、入賞領域の周囲に風車及び遊技くぎ等の障害物が設置されている。しかしながら、その何れも遊技盤上に固定されており、これら障害物によって形成される遊技球の落下経路(ルート)は不変的なものと成らざる得なかった。
【0008】
従って、遊技者の技術介入性を加味して考えた場合、これら障害物は、単に偶発的に遊技球を振り分けるのみの機能しか持たず、障害物の存在によって遊技者に求められる技術介入性は、さほど期待できるものではなかった。
このため、一旦、遊技球の打力調整等の遊技操作を行った後には、以降、大当り状態に当選する迄、遊技者は、漠然と遊技球を打ち続ける傾向にあった。
【0009】
また、近年では、遊技盤中央に設置される画像表示装置(メインデジタル:液晶等)や前記センター役物装置の面白みを追求すべく、年々それら装置の大型化が図られている。
【0010】
しかしながら、一方で障害物の設置領域は年々減少傾向にあり、必要とすべき箇所に必要数の障害物を適切に配置できない等の弊害が生じている。
【0011】
とりわけ、画像表示装置やセンター役物装置の直下に入賞領域を有する遊技球では、障害物の誘導機能を利用して、遊技球の落下方向に大きな変更を加えて入賞領域近傍に導く必要があるため、上記障害物の設置に関する制約は、遊技機を開発する上で大きな障壁となる。
【0012】
なお、遊技球の落下方向は、遊技くぎの角度調整、所謂「くぎ調節」によって所望の方向に在る程度偏らせることができる。しかしながら、その調節量が増えるほど遊技球の動作は規則的且つ緩慢になり、遊技球の処理に係る視覚上得られる面白みや意外性を大きく損なうことになる。
【0013】
また、遊技球を所望の位置へ誘導すべく偏ったくぎ調節を行った場合には、遊技者の技量の有無を問わず、一律、入賞領域近傍等の目的の部位に遊技球が集中する。つまり、遊技盤上に打ち出された遊技球は、技量の有無を問わず、単調な動きで且つ容易に入賞領域近傍等に向かうため、技術介入性の低下を招く結果になる。
【0014】
このように、近年の遊技機では、障害物に対する機能的要求が高く求められており、遊技機メーカでは、この要求を満たすべく、遊技盤といった限られた領域内で、いかに遊技球の動作に変化を持たせかるか、並びにいかに技術介入性を与えるかといった点について日々努力を重ねている。
また、勿論、この機能性に富む障害物を備えた遊技機の提供によって顧客の満足が得られ、また、遊技場での採用率も高くなる。
【0015】
本発明は、上記した技術的背景を考慮してなされたもので、遊技球の動作に多くの変化を与えることができ、また、より多くの技術介入性を遊技者に提供し得る機能性に富む障害物を備えた遊技機の提供を課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決するため、本発明では以下の構成とした。
すなわち、本発明は、
遊技盤上に設けられた入賞領域と、
前記入賞領域での遊技球の入賞を一条件に、後の遊技の展開を変化するか否かにつき判定制御を実行する制御装置と、
前記入賞領域以外に設けられ、前記遊技盤上に打ち出された遊技球の落下動作に変化を与える障害物と、
前記制御装置による処理によって、この障害物の少なくとも一つを前記遊技盤上で通常状態と異なる状態へ可動させる可動装置と、
を備えることを特徴とする。
【0017】
また、前記可動装置は、前記制御装置による処理に基づいて前記障害物を通常状態と異なる状態へ可動させることで、前記遊技盤上に遊技球の落下経路が定まり易い方向を生成する構成を備えてもよい。
【0018】
このように本発明の遊技機は、役物装置等の設置領域たる入賞領域と、この入賞領域以外に設けられた障害物と、を遊技盤上に備えている。
また、遊技盤上に打ち出された遊技球が先の入賞領域に於いて所定の受口(入賞口)に入賞する等の条件を満たすことで、その入賞タイミングに基づき種々の判定制御(例えば、大当り抽選判定制御)などを実行する制御装置を備えている。
【0019】
なお、本発明に於いて「入賞」とは、例えば、先の入賞領域内に設けられた所定の受口(例:役物装置の入賞口)に遊技球が入り込んだ動作を以て入賞と定義することができる。
【0020】
また、上述の如く制御装置に基づいて、前記障害物の少なくとも一つを前記遊技盤上で通常状態と異なる状態へ可動させることができる。
また、前記障害物を通常状態と異なる状態に可動(状態変化)させることで、通常時に較べて遊技球の落下方向が定まり易い経路を、遊技盤上に生成することも可能である。
【0021】
つまり、この場合には、通常時に較べて、より一層遊技球の落下経路が定まり易い方向を遊技盤上に生成できる。
よって、生成すべき落下経路として入賞領域周囲に至り易い落下経路を予め設定しておけば、入賞領域周囲に至り易い落下経路が遊技盤上に形成されることとなる。
【0022】
すなわち、既存の落下経路から障害物の可動に伴い形成された落下経路への打ち代え操作が要求され、結果として、多くの技術介入の機会を遊技者に提供できる。また、技術介入の機会が増えることで、遊技者の満足や期待感なども同時に得られるため、遊技機を開発する上で重要な面白みを得るとの効果も奏することができる。
【0023】
なお、本明細書に於いて「定まり易い」とは、例えば、当業者等の経験則を以て設定された確率の大きさ等で定義づけることができる。
また、「所定条件」とは、予め指定されている物事の生起を実現する上で必要な事柄に相当し、本明細書では、障害物の可動の有無を決定する上で要する条件に相当する。そして、この条件の成立を以て障害物が可動する。
【0024】
また、上記では技術介入性に着目したが、勿論、機構上得られる利点もある。
すなわち、本発明では、障害物を可動させることで遊技球の落下経路を強制的に変更できるため、障害物の設置領域が少ない遊技盤に於いても、少ない障害物でより多く落下経路を選択的に遊技盤上に形成できる等の利点が得られる。
【0025】
また、少ない障害物で数多くの落下経路を確保し得るため、例えば、画像表示装置やセンター役物等の更なる大型化を図ることができ、これら相乗効果によって、さらなる面白みを遊技者に提供することが可能となる。
【0026】
また、本発明によれば前記制御装置に基づいて、所定の方向に位置した所定の部位に向かって前記障害物を可動させる構成を備えることもできる。
【0027】
また、この際、前記通常状態から異なるように前記障害物を状態変化させることで、前記障害物を前記通常状態と異なる所定の方向に位置した所定の部位に向かって可動させる構成を備えることもできる。
【0028】
これらの構成では、所定の方向に向かって障害物が可動する。また、最終的には、その所定の方向に位置した所定の部位で障害物を停止させることも可能である。よって、障害物の停止によって初めて障害物の可動範囲が分かり、障害物の可動範囲を、見かけ上分からなくすることができる。つまり、意外性をもたらすことが可能となる。
【0029】
また、前記障害物が、前記通常状態と異なる状態へ可動した場合、前記制御装置に基づく所定条件の成立を受けて前記障害物を通常状態へ復帰させる構成を備えてもよい。なお、ここで「可動」とは、可動装置による動力以外の外力をも含む概念で捉えてもよい。
【0030】
また、前記制御装置に基づく所定条件の成立を受けて可動した障害物を、再度の所定条件の成立又は所定条件に替わる他の条件の成立を受けて、前記通常状態へ障害物を復帰させる構成を備えてもよい。尚、本発明における所定条件とは、例えば、予め定められた入賞口へ所定数の遊技球を入賞させる条件を達成させた場合、又は該入賞させる条件を達成した時に所定の抽選手段にて抽選を行い当選させた場合、又は所定の記憶手段にて記憶される所定の入賞情報などの遊技履歴が予め定められた状態となった場合、又は所定入賞口への入賞後の制御処理に係る保留状態の継続数が予め定められた継続数となった場合、などである。
【0031】
これらの構成では、例えば、所定条件の成立に基づき障害物が可動した場合、所定条件若しくはこの所定条件に変わる他の条件の成立を受けて障害物を通常状態へと復帰させる方向に可動装置によって可動させる。なお、上記で「可動した」とは、可動中及び可動後の何れであってもよい。
【0032】
また、前記制御装置に基づく、前記所定条件の1つとなる第1の所定条件の成立を契機に前記通常状態と異なる特定状態へ前記障害物を変化させ、
前記所定条件の1つとなる第2の所定条件の成立を契機に、前記特定状態及び通常状態と異なる特別状態へ前記障害物が変化する可動態様で、前記障害物を可動させる構成を備えてもよい。
【0033】
本構成では、第1の所定条件の成立時及び第2の所定条件の成立時で障害物の可動態様が異なる。すなわち、可動装置は、所定条件の成立内容に基づき、特定状態又は特別状態へと障害物を可動させる。なお「特定状態」と「特別状態」は、相対的に可動態様が相違していれば足りる。また、第2の所定条件に対応した特別状態は、必ずしも第1の所定条件に対応した特定状態若しくは通常状態を基準に事後的に設定されるものではない。
【0034】
また、前記制御装置は、前記第1の所定条件成立時以降の経過を計測する経過計測手段と、
前記経過計測手段にて計測した経過が所定の計測値に達したことを受けて前記第2の所定条件の成立とする経過判定手段と、
をさらに備える構成であってもよい。
【0035】
この構成では、第1の所定条件の成立を受けて、この第1の所定条件成立時以降の経過が経過計測手段で計測される。また、経過が所定の計数値に達したことを受け、経過判定手段は、第2の所定条件の成立となるようにする。
【0036】
つまり、第1の所定条件の成立を以て、初めて第2の所定条件が成立するため、障害物の可動態様において、特定状態および特別状態への可動を一連の動作として遊技者に認識させることができる。また、前記第2の所定条件の成立を以て前記通常状態へ復帰させる構成を備えてもよい。
【0037】
また、前記可動装置は、前記障害物を定位置に拘束することなく前記遊技盤上に支持する支持機構と、前記制御装置による処理に基づいて、前記障害物を前記定位置に拘束する拘束機構と、をさらに備えてもよい。
【0038】
また、前記制御装置は、前記障害物を定位置に拘束するか否かを決定する判定手段をさらに備え、前記拘束機構は、前記判定結果に従って前記障害物の可動状態を変更する構成であってもよい。
【0039】
これらの構成では、障害物を定位置に拘束することなく遊技盤上に支持する支持機構を備えている。また、可動装置は、前記制御装置による処理に基づいて障害物を定位置に拘束する拘束機構を備えている。また、障害物を定位置に拘束するか否かを決定する判定手段を備え、判定結果に従って障害物の可動状態を変更することもできる。
【0040】
また、可動対象たる前記障害物として前記遊技盤上に設けられた可動体が用いられ、且つこの可動体は、前記可動装置として前記可動体を通常状態と比較して異なる状態に可動させ得る動力部と接続している構成としてもよい。
【0041】
なお、動力部とは、例えば、モータ、ソレノイドなどの電力又は磁力を用いた駆動装置又は駆動源を備えた制御装置などである。また、本発明における可動体とは、例えば、平板状、円柱状、円盤状、凹凸を有する歯車状、等のものである。
【0042】
また、上記した技術的課題を解決するため本発明では、以下のプログラムを提供する。
すなわち、遊技盤上に設けられた入賞領域と、前記入賞領域での遊技球の入賞を一条件に、後の遊技の展開を変化するか否かにつき判定制御を実行する制御装置と、前記入賞領域以外に設けられ、前記遊技盤上に打ち出された遊技球の落下動作に変化を与える障害物と、この障害物の少なくとも一つを前記遊技盤上で通常状態と異なる状態へ可動させる可動装置と、前記可動装置を稼働するコンピュータと、を備える遊技機の前記コンピュータ用のプログラムであって、
前記障害物を通常状態と異なる状態に可動させることで、前記遊技盤上に、遊技球の落下経路が定まり易い方向を生成するように前記可動装置を稼働する動力制御手段と、
所定条件の成立を判断する判定手段と、
この所定条件の成立を判断した場合に、前記可動装置の稼働を許可する制御手段と、
を含み構成されるプログラムを提供する。
【0043】
このように構成されたプログラムでは、可動装置を稼働するコンピュータに本プログラムを導入することで、所定条件の成立時に前記障害物を可動させることができる。
【0044】
また、上記した技術的課題を解決するため本発明では、以下のプログラムを記録した記録媒体を提供する。
すなわち、遊技盤上に設けられた入賞領域と、前記入賞領域での遊技球の入賞を一条件に、後の遊技の展開を変化するか否かにつき判定制御を実行する制御装置と、前記入賞領域以外に設けられ、前記遊技盤上に打ち出された遊技球の落下動作に変化を与える障害物と、この障害物の少なくとも一つを前記遊技盤上で通常状態と異なる状態へ可動させる可動装置と、前記可動装置を稼働するコンピュータと、を備える遊技機の前記コンピュータ読み取り可能なプログラムを記録した記録媒体であって、
前記障害物を通常状態と異なる状態に可動させることで、前記遊技盤上に、遊技球の落下経路が定まり易い方向を生成するように前記可動装置を稼働する動力制御手段と、
所定条件の成立を判断する判定手段と、
この所定条件の成立を判断した場合に、前記可動装置の稼働を許可する制御手段と、
を含み構成されるプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【0045】
ここで記録媒体としては、プログラムを流通させ得る有体物で足りる。また、好ましくは、ROM(Read Only Memory)、MO(Magnet Optical)、CD(Compact Disk)、HD(Hard Disk)、電磁的手段によりデータを記録する記録装置が望ましい。なお、本記録媒体に記録されるプログラムを含み上述のプログラムは、単体での流通も可能であり、この場合には、インターネット等の通信媒体を介しての配布、及びアップロード、ダウンロード等の流通が考えられる。
【0046】
また、本発明は、当該プログラムにより実行されうる制御方法にも相当し、この制御方法に従い遊技機の制御系を制御すれば、上述に示した障害物の可動に関連した多彩な制御が可能になる。また、上述の種々の内容は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲に於いて、可能な限り組み合わせることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る遊技機の好適な実施形態について説明する。
本実施の形態では、風営適正化法(風俗営業等の規則及び業務の適正化等に関する法律)の内規上「第1種」に区分されるパチンコ遊技機を例に説明する。
【0048】
本実施の形態に示す遊技機1は、設置場所たる遊技店の所謂「島」に固定される外枠3と、この外枠3に一側を保持され且つ外枠3に対して開閉自在に設けられた表枠4と、表枠4の前面上部に開閉自在に設けられた窓枠5と、を備えている。また、遊技機1を構成する主要構成部品は、表枠4に集約して取り付けられている。
【0049】
表枠4に設けられる主要構成部品としては、盤面が遊技領域にあたる遊技盤6、遊技機1に供給すべき遊技球(遊技媒体)及び遊技機1より払い出される賞球を一時貯留する受皿2、遊技球を遊技盤6上部に打ち出すための発射装置7、この発射装置7を操作するための操作ハンドル8、必要に応じて所定個数の賞球を受皿2内に払い出す払出装置(図示せず)、遊技に係る主たる制御を処理する主制御装置60(図3参照)、主制御装置60から出力された制御コマンドに基づき各種装置を制御する副制御装置(図3中61、62、63、64、65,67,68)等を例示できる。
【0050】
以下、各構成について詳述する。
表枠4に対して開閉自在に設けられる窓枠5は、その枠内に先の遊技盤6を覗き見ることができる透視窓9を備えている。また、この透視窓9にはガラスが嵌め込まれている。透視窓9の外周には、装飾LED10、装飾ランプ11、音声発生装置たるスピーカ12が設けられている。
【0051】
表枠4に設けられる受皿2は、窓枠5の下方に取り付けられている。
受皿2内部には螺旋状のスロープが形成され、その最上流部には、CRユニット(図示せず)に通じる遊技球借入口2aが設けられている。また、その下流には賞球払出し用の賞球払出口2bが設けられている。最下流部には、受皿2内の遊技球を一列に整列して遊技機1内に導く貯留球整列路2cが形成されている。そして、貯留球整列路2cの末端には、発射装置7に通じる遊技球供給口2dが設けられている。
【0052】
受皿2の正面側には、2つの球抜きボタン2e,2fが設けられている。
一方の球抜きボタン2eの操作時には、遊技球借入口2aから賞球払出口2bにかけての余剰球が受皿2背後の球抜き通路を通じて、別途用意した容器内に排出される。他方、球抜きボタン2fの操作時には、賞球払出口2bから遊技球供給口2dにかけての遊技球が先の余剰球と共に容器へと排出される。
【0053】
受皿2の左下には、灰皿28が設けられている。また、受皿2の右下に、先の操作ハンドル8が設けられている。操作ハンドル8には、発射装置7を稼働させるメインスイッチ、及びタッチアンテナが内蔵されている。そして、この操作ハンドル8の操作具合によって、遊技盤6に打ち出される遊技球の勢いを任意に調節できる仕組みになっている。
【0054】
操作ハンドル8の操作対象たる発射装置7は、表枠4の裏面側に設けられている。発射装置7内には、遊技球を打ち出す打出杆、及び打出杆を連続的に揺動させる電動モータ(共に図示せず)などが内蔵されている。
【0055】
上記遊技球の打ち出しに関して、本実施の形態では、受皿2の左方に発射停止ボタン40を設けている。この発射停止ボタン40は、遊技者の判断のもと、操作ハンドル固定のまま遊技球の発射操作を一時停止させるための外部操作装置(外部入力手段)であり、遊技者は、この発射停止ボタン40を操作(押下)することで、操作ハンドル8の開度を維持しつつも任意のタイミングで遊技球の発射を一時停止させることができる。
【0056】
賞球の払出装置66(図3参照)は表枠4の裏面側に設けられ、賞球たる遊技球(パチンコ球)を貯留するタンクと、賞球として払い出される遊技球を数える賞球計数装置と、遊技機1の背面に設けられた遊技球タンク内の遊技球を賞球計数装置に送る賞球整列レールと、を備えている。そして、遊技球の入賞時には、その入賞に応じた個数の遊技球を賞球計数装置にて計量し、先の受皿2内に賞球として払い出す。
【0057】
遊技盤6は、図2に示されるように略正方形状をなす合板からなる。また、表枠4の裏面側に形成された遊技盤収納枠(図示せず)に収納固定されている。
遊技盤6の前面には、円形うず巻き状に形成された誘導レール13が設けられている。そして、その誘導レール13によって囲まれた領域によって遊技領域が構成されている。
【0058】
遊技領域には、小当りの有無を報知する普通図柄表示装置18、小当り抽選の契機をなす通過ゲート49、通称「メインデジタル:液晶」と呼ばれる液晶表示ユニット(以下、図柄表示装置17と称する)、遊技球を受け入れるための各種入賞装置15、遊技くぎ23および風車24等の障害物14、入賞に至らなかった遊技球を遊技盤6から排出するアウト口16、が設けられている。
【0059】
また、本実施形態では、上述の遊技くぎ23及び風車24等に加えて、可動式の障害物すなわち可動体たる可動部材80を遊技盤6上に設けている。なお、可動部材80については、後に詳述する。
【0060】
小当りの有無を報知する普通図柄表示装置18は、通過ゲート49での入賞を受けて開始される小当り抽選の結果を報知するための装置である。
また、小当りの報知については、例えば、小当りの有無に応じて「○」「×」等の記号を表示し、この記号によって、遊技者に小当りの有無を報知する。
【0061】
また、本実施の形態では、上記小当りの当選に連動して拡開する可動片扉26aを始動入賞装置26の開口部に設けている。このため、小当りの当選時には、始動入賞装置26の間口が拡がり、より多くの遊技球が始動入賞装置26内に取り込まれる。
【0062】
図柄表示装置17は、遊技盤6の略中央に配置され、遊技の進行に伴いその時々に要求される制御コマンドに基づき図柄等の識別情報を種々の演出を踏まえて表示する。なお、図柄の表示を例に説明すれば、複数種の図柄(識別情報)を回胴をモチーフとして表示している。
【0063】
また、この図柄の表示制御についてその概要を説明すれば、始動入賞装置26における入賞(始動入賞)を一条件に、主制御装置60では、遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるための条件に当選したか否かの判定制御にあたる大当り乱数抽選制御処理(以下、単に大当り抽選判定と称する)を実行する。
また、この大当り抽選判定に基づき報知内容すなわち「アタリ」「ハズレ」が決定される。
【0064】
また、決定された報知内容を遊技者に報知するにあたり、主制御装置60は、図柄の変動パターンや仮停止及び確定停止図柄を決定するための乱数抽選を更に実行する。この乱数抽選では、先の大当り抽選判定の抽選結果に基づき「アタリ」に対応したデータ選択テーブル、若しくは「ハズレ」に対応したデータ選択テーブルを対象に乱数抽選が実行される。そして、この乱数抽選で抽出された乱数を含む乱数範囲値に設定された種々のデータが、副制御装置たる図柄制御装置61用の制御データとして図柄制御装置61に送信される。
【0065】
なお、データ選択テーブルは、変動パターン抽選用、仮停止図柄抽選用、確定停止図柄抽選用等に区分されており、図柄制御装置61に送信すべき制御データには、これら各データ選択テーブルから抽出されたデータが組み込まれた状態で送信されている。
【0066】
一方、図柄制御装置61では、受信した制御データを解析して当該データに対応した画像データ抽選テーブルを参照し、この画像データ抽選テーブルを対象に乱数抽選を実行する。そして、この乱数抽選にて抽出した乱数値に対応する画像データを、先の制御データに割り当てVDP(ビデオディスプレイ基盤)データを生成する。そして、このVDPデータをビデオプロセッサユニットに送信し、図柄表示装置17たる液晶表示ユニット(LCD)に表示する。
【0067】
続いて、入賞装置15および障害物14について説明する。
入賞装置15としては、上述の如く大当り抽選判定の契機をなす始動入賞装置26(スタートチャッカー)と、所定個数の賞球払出しを主制御装置60を介して払出装置66に指示する一般入賞装置25と、大当り遊技状態時に拡開されて多数の遊技球を賞球として取り込む大入賞装置27(アタッカー)等を例示できる。
【0068】
始動入賞装置26は、図柄表示装置17の下方に配置されている。
大入賞装置27は、始動入賞装置26のさらに下方に配置されている。
一般入賞装置25は、大入賞装置27の両側に配置されている。
そして、これら各種入賞装置26,27,25の設置領域たる入賞領域の周囲に上記障害物14が設けられている。
【0069】
遊技くぎ23や風車24等の障害物14は、遊技盤6上に打ち出された遊技球の接触時に遊技球の落下動作に変化(踊り)を与えて視覚上の面白みを遊技者に提供する機能と、遊技盤6上部に打ち上げられた遊技球を遊技領域で適度に拡散させつつ入賞領域近傍に導く機能と、を備えている。
【0070】
続いて、可動部材80について説明する。
本実施の形態では、始動入賞装置26より上方であって且つ図柄表示装置17の両側に可動部材80を設置している。すなわち、可動部材80は、遊技盤6上部から始動入賞装置26に至る遊技球の落下経路(ルート)途中に配置されている。
【0071】
可動部材80は、合成樹脂及び金属等の硬度の高い素材で形成されている。
また、可動部材80は四角板状をなし、その面盤部分が遊技盤6の表面に対して略垂直となる角度で遊技盤6上に設けられている。
可動部材80の側端面には支軸(図示せず)が設けられ、この支軸は、遊技盤6の背面に設けられた可動装置82に連結されている。
【0072】
可動装置82は、往復運動可能な可動軸(プランジャ)を内蔵したアクチュエータと、この可動軸の往復運動を回転運動に変換して支軸に伝達するためのリンク機構と、を備えている(共に図示せず)。
【0073】
そして、可動軸の往復運動は、リンク機構を介して支軸の回転運動に変換され、可動部材80は、支軸と共動して支軸の回転方向に傾斜(回動)する。
なお、可動部材80の可動範囲は、アクチュエータに内蔵される可動軸のストローク量、及びリンク機構のリンク比の調整によって適切な値に調整されている。また、本実施の形態では、これらアクチュエータ及びリンク機構等で本発明に係る動力部を構成している。
【0074】
また、可動装置82は、副制御装置たる可動部材制御装置83に接続されている。
可動部材制御装置83は、主制御装置60の要求のもと、所定条件の成立時に可動装置82(動力部)を可動させるべく必要なプログラムを実行する。そして、本プログラムの実行によって可動部材80が可動する。
【0075】
以下、可動部材制御装置83等を含み構成される、遊技機の制御系について説明する。
【0076】
[主制御装置]
主制御装置60は、遊技機1の主たる制御を処理する装置であり、基本処理装置であるCPU(Central Processing Unit)60a、CPU60aでの処理に用いられるデータを一時記憶するRAM(Random Access Memory)60c、CPU60aでの処理に用いられる各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)60bを備えている。
【0077】
ROM60bに記録されるプログラムの一例を説明すれば、大当り抽選判定等に用いられる乱数抽選実行用のプログラム、また、乱数抽選で抽出した乱数値の比較対照たる乱数範囲値を更新するための乱数範囲値更新プログラム、並びに大当り抽選判定の結果を踏まえて各副制御装置に出力すべき制御コマンド(制御命令)を生成・出力する出力制御プログラム等を例示できる。
【0078】
また、主制御装置60には、ランプ制御装置62、音声制御装置63、払出制御装置64、発射制御装置65、図柄制御装置61、入賞球装置67、可動部材制御装置83等が接続されている。
【0079】
そして、主制御装置60は、これら各副制御装置に対して、例えば、大当り抽選判定の結果及び賞球の有無を示す8ビットの制御情報(制御コマンド)を2バイト伝送方式で送信している。
なお、これら制御情報の生成・処理に要する基本プログラムすなわち遊技に係る主たる制御プログラムについては、後に詳述する。
【0080】
[副制御装置]
副制御装置の一つであるランプ制御装置62は、主制御装置60から出力される制御コマンドに基づき、電飾品を用いての演出を制御する。
より詳しくは、遊技機1前面に設けられる装飾LED10及び装飾ランプ11の発光を制御するためのプログラムを記録したROM62bと、ROM62bに記録されるプログラムを主制御装置60から出力される制御コマンドに基づき処理するCPU62aと、CPU62aでの処理に用いられるデータを一時記憶しておくRAM62cと、を備えている。
【0081】
音声制御装置63は、遊技機1前面に設けられたスピーカ12を制御するための装置であり、上記ランプ制御装置62同様にして、スピーカ制御に用いるプログラムを記録したROM63bと、ROM63bに記録されるプログラムを主制御装置60から出力される制御コマンドに基づき処理するCPU63aと、CPU63aでの処理に用いられるデータを一時記憶しておくRAM63cと、を備えている。
【0082】
払出制御装置64は、主制御装置60から出力される制御コマンドに基づき球貸信号制御装置、及び払出装置66、CRユニット、発射制御装置65を制御し、遊技球の払出動作や供給動作を制御する。なお、球貸信号制御装置は、先のCRユニットの制御を司る制御コマンドを生成しCRユニットに送信する。発射制御装置65は、遊技中であるか否か、また発射停止ボタン40が押下されているか、等の出力信号に基づき操作ハンドル8の操作を遊技球の発射に反映させるか否かを決定している。
【0083】
発射制御装置65は、操作ハンドル8の操作により遊技球を遊技盤6上に発射させる発射装置7の制御を行う副制御装置である。尚、この発射制御装置65にも、発射装置7の制御を行う為のプログラムを記憶するCPUと、CPUの処理事項を一時的に記憶するRAMと、制御情報等を記憶するROM等を設けてもよい。
【0084】
また、入賞球装置67は、一般入賞装置25、始動入賞装置26、大入賞装置27等に設けられるソレノイドを制御するための副制御装置であり、一般入賞装置25用の制御装置、始動入賞装置26用の制御装置、大入賞装置27用の制御装置に細分化されている。
【0085】
図柄制御装置61は、上述の如く主制御装置60より受信した制御データに基づき、その時々に要求されるVDPデータを生成して、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサに送信し、図柄表示装置17(液晶表示ユニット)に表示させる。
【0086】
より詳しくは、表示装置17(液晶表示ユニット:LCD)での図柄(識別情報)の変動表示に要する制御データを主制御装置60から受信した制御コマンドに基づき設定して送信するための図柄制御プログラムを記録したROM61bと、ROM61bに記録される図柄制御プログラムを主制御装置60から出力される制御コマンドに基づき処理するCPU61aと、CPU61aでの処理に用いられるデータを一時記憶しておくRAM61cと、を備えている。
【0087】
続いて、上記主制御装置60および副制御装置からなる制御系で実行される各種制御について説明する。
【0088】
また、以下では、主制御装置60内での処理をメインとした遊技に係る主たる制御(基本プログラム)を説明した後、可動部材制御装置83内にて処理される可動部材制御プログラムについて詳述する。なお、副制御装置たる可動部材制御装置83は、必ずしも必要でなく、主制御装置60にてその機能を兼ねることもできる。
【0089】
[基本プログラム]
まず、主制御装置60は、電源の投入を受けて基本プログラムを立ち上げ、初期設定処理を実行する(S100)。本処理では、その一処理としてまず、電源断チェック処理を実行する。
【0090】
電源断チェック処理は、電源断発生後の電源投入か否かすなわち電源復帰からの起動か/稼働状態からの起動かを振り分ける。なお、振り分けにあたり参照する項目としては、(1)RAM60cクリアスイッチの状態、(2)電源断発生時にセットするフラグの値、(3)電源遮断時の全RAM領域のデータと電源投入時の全RAM領域のデータ、等を例示できる。
【0091】
また、本初期設定処理では、電源断チェック処理の他、各種データの初期化、並びに各副制御装置に対する通常起動コマンドの送信処理、又はエラー状態の復帰回復処理、システムタイマ割込処理等を併せて実行する。
【0092】
このうちシステムタイマ割込処理は、後述のステップ101からステップ113までをメインルーチンとして、このメインルーチンを遊技機稼働中のマシンサイクルとして定期に実行させる処理であり、例えば、主制御装置60に内蔵されたクロックのリセット信号に基づきタイマを更新して、本マシンサイクルを確立させる。
【0093】
続いて、初期設定処理の後、主制御装置60は、続くステップ101に移り、遊技目的(大当り抽選、小当り抽選、図柄制御装置61に送信すべきデータの抽選・・・など複数)毎に乱数範囲を設定し、設定した乱数範囲内にて乱数を定期に更新させ続ける乱数更新処理を実行する(S101)。
【0094】
次に、主制御装置60は入力管理処理を実行し(S102)、各種制御装置の入力ポートに入力された入力信号(例えば、始動入賞球検知センサ47及び大入賞球検知センサ48等の出力)を読み込む。なお、ここで始動入賞球検知センサ47は、上記始動入賞装置26に入賞した遊技球を検知するセンサである。また、大入賞球検知センサ48は、大入賞装置に入賞した遊技球を検知するセンサである。
【0095】
また、本入力管理処理では、上記入力ポートのチェックの他、エッジ検出を実行する。また、これらポートチェックに加え、全入賞装置15の入賞情報を個別に集計し、また、以降の各種処理にてこれら各種センサの出力信号並びに入賞情報をプログラム上活用し得るデータに整えるデータ生成処理を実行している。
【0096】
次に、主制御装置60は、異常監視処理(S103)及び普通図柄制御処理を実行する(S104)。
異常監視処理では、補給球切れエラーや受皿満タンエラー等のエラー情報を読み込み後の処理に反映させる。また、普通図柄制御処理では、入力管理処理で得られた小入賞球検知センサの出力に基づき、普通図柄表示装置18に表示すべき普通図柄を決定し、この旨を図柄制御装置61に送信する。なお、上記で小入賞球検知センサとは、先の通過ゲート49に入賞した遊技球を検知するためのセンサである。
【0097】
次に、主制御装置60は、特別図柄制御処理を実行する(S105)。
本処理では、その時々の遊技状態に応じた報知内容を設定すべく、ROM60cに記録された各種制御プログラムを起動し、入力管理処理にて得られた始動入賞装置26での入賞を契機に大当り抽選判定を実行する。また、この大当り抽選判定にて得られた抽選結果に従い、報知すべき内容すなわち表示装置17にて表示すべき図柄の変動表示に要する制御データを主制御装置60及び図柄制御装置61内での処理にて設定する。なお、本特別図柄制御処理に関する説明は、後に詳述する。
【0098】
次に、主制御装置60は、出力管理処理を実行する(S106)。
本処理では、各副制御装置に送信すべき制御コマンドを編集し、当該制御コマンドの受信を要求する副制御装置に対してその編集した制御コマンドを送信する。また、併せて外部(ホールや試験機械等)の集中管理装置54にも必要なデータを送信する。
【0099】
続いて、本基本プログラムでは、副制御装置たる図柄制御装置61を介して可変図柄表示制御処理を実行する(S107)。
この可変図柄表示制御処理では、先の特別図柄制御処理および普通図柄制御処理で生成された各種制御データに基づき表示装置17及び普通図柄表示装置18を制御し、その時々に要求される識別情報を表示装置17及び普通図柄表示装置18に所定時間内表示させる。
【0100】
続いて、本基本プログラムでは、副制御装置たる入賞球装置67を介して普通図柄電動役物制御処理を実行する(S108)。
この普通図柄電動役物制御処理では、先の普通図柄制御処理にて得られた小当りの抽選結果を踏まえ、始動入賞装置26及び一般入賞装置25に設けられた可動扉の開閉を制御する。
【0101】
続いて、本基本プログラムでは、副制御装置たる入賞球装置67を介して大入賞領域制御処理を実行する(S109)。
この大入賞領域制御処理では、大当り抽選判定の抽選結果を踏まえ、当該抽選結果に基づき大入賞装置27の開閉を操作する。より詳しくは、大当り抽選判定の当選を条件に大入賞装置27を開放し、また、所定個数の入賞及び所定時間の経過を受けて閉鎖し、また、上記入賞においてVゾーンへの入賞があった場合には、所定ラウンド(通常15ラウンド)を上限値として、以下、同様の開閉制御を繰り返す。そして、ラウンドの終了若しくは未消化(パンク)に至ったことを受け、大入賞装置27を閉鎖する。つまり、大入賞装置27に関連した一連の制御を処理する。
【0102】
続いて、本基本プログラムでは、副制御装置たる払出制御装置64を介して払出制御処理を実行する(S110)。
この払出制御処理では、ステップ102の入力管理処理で得られた各種センサの出力に基づき入賞装置15での入賞の有無を把握し、入賞時には、その入賞に見合う賞球の払出しを払出装置66に指示する。
【0103】
続いて、本基本プログラムでは、副制御装置たるランプ制御装置62を介して、ランプ・LED制御処理を実行する(S111)。
このランプ・LED制御処理は、大当り抽選判定の判定結果に基づきランプ制御装置62を制御し、その時々に要求される光の演出を装飾ランプ11、及び装飾LED10に実行させる。
【0104】
続いて、本基本プログラムでは、副制御装置たる音声制御装置63を介して、音声出力制御処理を実行する(S112)。
この音声出力制御処理は、大当り抽選判定の判定結果に基づき音声制御装置63を制御し、その時々に要求される音の演出を、例えば、スピーカ12等の音声発生装置に実行させる。
【0105】
そして、本メインルーチンの最終処理として、主制御装置60は、電源が断たれたか否かを把握し(S113)、電源遮断時には、本マシンサイクルを終了させるべく本基本プログラムを終了する。また、未だ遊技機1が稼働中であるときには、ステップ101に戻り、再度ステップ101からステップ113に至るメインルーチンを実行する。
【0106】
このように遊技機1の制御系では、主制御装置60及び副制御装置にて種々の制御を実行し、これら各種制御の実行によって遊技を進行させている。
【0107】
続いて、可動部材制御装置83で処理する可動部材制御プログラムについて図5を参照して詳述する。
【0108】
[可動部材制御プログラム]
まず、本可動部材制御プログラムでは、始動入賞装置26での始動入賞を受け(S201)、可動部材80を可動させるか否かにつき抽選判定処理を実行する(S202)。この抽選判定処理では、始動入賞のタイミングを読み込み、この入賞タイミングに基づく乱数抽選を実行する。
【0109】
そして、当選に値する乱数範囲値に該当した乱数値の抽出を以て当選とみなし(S203)、続く、ステップ204に進む。また、ステップ203の否定判定時には、本ルーチンを一旦抜ける。
【0110】
続いて、本可動部材制御プログラムは、図柄変動状態チェック処理を行う(S204)。
図柄変動状態チェック処理では、特別図柄制御処理の開始と共に進行するクロック信号を読み込み、変動表示終了時刻に値する数値に達したことを受けて変動停止信号の獲得すなわち図柄の変動が停止したとみなす(S205)。また、続くステップ206に於いて、可動装置82に電力を供給し、可動部材80を可動(状態変化)させる。
【0111】
なお、ここで可動部材80の状態変化(可動態様)について、遊技球の落下方向を参照しながらその概要を説明する(図6及び図7参照)。
可動部材80は、通常時すなわち非電力供給時に於いて略水平に保たれている。また、電力供給時には、遊技球を始動入賞装置26側に誘導すべく始動入賞装置82に向かって前傾する。
【0112】
より詳しくは、始動入賞装置26に近い端部80aが、相反する他方の端部80bに較べて低くなるように可動部材80が回動する。従って、図柄表示装置17側方を通じて落下してきた遊技球Pは、可動部材80との接触・衝突によって始動入賞装置26側に進路をとり、より高い確率で図柄表示装置17下方の始動入賞装置26に至ることとなる。
つまり、通常状態と異なる状態への可動時には、遊技球の落下経路が定まり易い方向が遊技盤6上に生成される。
【0113】
続いて、可動部材制御装置83は、可動装置80への電力供給開始と共に可動部材80の作動(可動)時間をカウントする(S207)。
また、併せて特別図柄制御処理の実行時に取得した大当り抽選判定の結果を読み込み、当選しているならば(S208)、この可動部材80の可動状態を継続させるべく、本ステップを一旦抜ける。
【0114】
また、ステップ208に於いて落選しているならば、作動時間終了時刻に達したことを受けて(S209)、可動部材80を定位置(通常状態)に復帰させる(S210)。
【0115】
なお、本実施の形態では、これらステップ207及びステップ209にて処理するプログラムの他、これらプログラムを実行する上で必要な可動部材制御装置83等のタイマー等で、本発明に係る経過測定手段および経過判定手段を構成している。
【0116】
このように本実施の形態では、始動入賞をトリガーに、可動部材80を可動させるか否かにつき抽選判定制御を実行する。また、この抽選判定制御での当選を所定条件の成立とみなし、可動部材80を可動させるべく次なるステップに移行する。
【0117】
また、ステップ205での肯定判定を受け、可動部材80を可動させる。
このときステップ208の処理に於いて「当選」及び「落選」を振り分け、肯定判定時には、可動部材80の可動状態を維持する。否定判定時には、可動部材80を所定時間経過後に初期の位置に復帰させる可動態様を選択する。つまり、可動状態が相互に異なる特定状態および特別状態を選択的に切り替える。
【0118】
また、ステップ208の否定判定時には、ステップ205の肯定判定が得られ且つ可動部材80の可動開始を受けて開始される作動時間のカウントを参照し、当該作動時間が、予め定められた終了時刻に達したことを受けて、可動部材80を初期の位置に復帰させる。
【0119】
このように本実施の形態に示す遊技機1は、所定条件の成立を契機に障害物の一種である可動部材80を可動させる可動装置82を備えている。
また、この可動装置82は、可動部材80を通常状態と比較して異なる状態に可動変化させることで、遊技球の落下経路が定まり易い方向を遊技領域たる遊技盤6上に生成することもできる。
【0120】
なお、通常、入賞領域を狙って打ち出された遊技球の多くは、障害物24の障害機能によって様々な方向に拡散する。この点、本実施の形態に示す遊技機1では、障害物の可動(状態変化)に伴い、遊技盤6上に遊技球の落下経路が定まり易い方向が生成されるため、上述の如く生成すべき落下経路として入賞領域に至る落下経路を予め設定しておけば、所定条件成立時に、入賞領域に至り易い落下経路が形成されることとなる。
【0121】
すなわち、遊技者には、所定条件の成立時に於いて、既存の落下経路から障害物の可動に伴い形成された落下経路への打ち代え操作が要求され、結果として、多くの技術介入の機会を遊技者に提供できる。
【0122】
また、技術介入の機会が増えることで、遊技者の満足や期待感も同時に得られるため、遊技機を開発する上で重要な面白みを得るとの効果も奏することができる。
【0123】
また、障害物の可動によって、種々の落下経路を遊技盤6上に形成できるため、障害物24の配置に於いて種々の制約がある遊技機においても、遊技球の落下経路の設計において、その自由度を増やすことができる。
【0124】
なお、上述の実施形態は、あくまでも本発明の一実施形態であり、その詳細は、所望に応じて種々変更可能である。
【0125】
例えば、上述では始動入賞のタイミングを所定条件成立の有無を判定する上での一パラメータに採用しているが、必ずしもその必要はなく、(1)技量、すなわち技術介入性に伴い成立させる事柄、(2)遊技履歴、すなわち遊技者が行った遊技結果の累積に伴いみたされる事柄、(3)遊技状態、すなわち遊技を行うことにより、例えば偶発的に発生し得る特定状態とさせた場合、などに関連する制御上抽出可能な情報をパラメータに判定を行うこともできる。なお、上記で、「偶発的」とは、他のものとの因果関係がはっきりもせず、予期しない事が起こる事柄に相当する。
【0126】
なお、上記遊技履歴を例に、その具体例を説明すれば、入賞扱いとさせた達成回数が所定回数に達したとき、利益率が基準値より低下したとき、図柄の変動回数が所定の値になったとき、賞球の獲得数が所定の値になったとき、などに所定条件の成立とみなし、可動部材80を可動させる等の制御方法が考えられる。
なお、ここで列挙した事項は、あくまでも一例であり、所定条件の判定基準となるパラメータは、遊技機の制御に於いて抽出し得る情報で構成できる。
【0127】
また、上記で「利益率」とは、単位時間当たりに於ける遊技球の発射数と賞球として還元された遊技球の割合い等から求めることができる。また、利益率が下限値を下回りそうな場合には、利益率を増加させるべく可動部材80を可動させる促進制御を行い、利益率が上限値を上回りそうな場合には、逆に可動部材80の可動を抑制する等の抑制制御を実行すれば、利益率の平準化を図ることができる。すなわち、遊技履歴(例:入賞、獲得利益、変動回数、利益率)等を加味して、有利若しくは不利となるように可動部材80を可動させれば、利益率の平準化を図れる。
【0128】
また、上述では、可動部材80を通常状態と異なる状態へ可動させるにあたり、所定の方向に位置した所定の部位に向かって障害物を可動させているが、例えば、可動部材を定位置に拘束することなく遊技盤上に支持する支持機構と、所定条件の成立を契機に可動部材を定位置に拘束する拘束機構等を設ける、および所定条件の成立を契機に可動部材を定位置に拘束するか否かにつき判定を実行する判定手段を設けて、この判定結果に従って可動部材の可動状態を変更する等の構成も考えられる。
【0129】
なお、上述の支持機構としてその一例を上げれば、可動部材80と共に回動する支軸と、この支軸の回動を拘束するための装置等で本支持機構及び拘束機構を構成できる。つまり、通常時には、回動自在の支軸を介して可動部材を回動自在とし、所定条件の成立時には、支軸の回動を拘束することで可動部材80の回動を阻止する。この構成では、可動部材80の動作を拘束するように状態変化させることで意外性や面白みを遊技者に提供できる。
【0130】
また、上述の実施形態では、可動部材80の傾斜角度を変更するように可動部材80を回転させているが、回転のみならずスライド、出没等の態様で可動部材80を可動させる構成とすることもできる。
【0131】
また、上記可動部材制御プログラムでは、可動部材の作動時間をカウントしているが、必ずしもその必要はなく、カウントすべきパラーメータとしては、遊技時間、入賞回数、発射回数等でもよい。すなわち、遊技機の制御上取得可能なデータを採用することができる。
【0132】
また、上記実施形態では、可動装置82として、内部に可動軸を備えたアクチュエータを採用しているが、電動モータ等を採用することもできる。この場合には、可動部材80を所定の方向に回動させることができる。また、回転角を所望の範囲に設定することが可能な電動モータの採用時には、可動部材80をその時々に要求される角度、すなわち、制御装置から出力される角度で可動部材を停止させることができる。この場合には、角度等時応じた、より高度な遊技球の発射操作が要求されることとなる。
【0133】
また、本実施の形態では、遊技者にとって有利な方向に可動部材80を可動させているが、必ずしもその必要はなく、所定条件成立時にあえて不利若しくは入賞し難くする方向に可動部材80を可動させるように可動部材制御プログラムを組むこともできる。このように、本発明では、可動部材制御プログラムの変更や、可動装置82の変更によって、可動部材80を種々の態様で可動させることができる。
【0134】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、遊技球の動作に多くの変化を与えることができ、また、より多くの技術介入性を遊技者に提供し得る機能性に富む障害物を備えた遊技機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る遊技機の正面側斜視図である。
【図2】本実施の形態に係る遊技機の遊技盤を示す図である。
【図3】本実施の形態に係る遊技機の制御系を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態に係る遊技機の制御系にて処理される基本プログラムを説明するためのフローチャートである。
【図5】本実施の形態に係る可動部材制御用のプログラムを説明するためのフローチャートである。
【図6】可動部材の非可動時に於ける遊技球の落下経路を示す図である。
【図7】可動部材の可動時に於ける遊技球の落下経路を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技機
2 受皿
2a 遊技球借入口
2b 賞球払出口
2c 貯留球整列路
2d 遊技球供給口
2e,2f 球抜きボタン
3 外枠
4 表枠
5 窓枠
6 遊技盤
7 発射装置
8 操作ハンドル
9 透視窓
10 装飾LED
11 装飾ランプ
12 音声発生装置(スピーカ)
13 誘導レール
14 障害物
15 入賞装置
16 アウト口
17 表示装置(液晶表示ユニット)
18 普通図柄表示装置
23 釘
24 風車
25 一般入賞装置
26 始動入賞装置
27 大入賞装置
28 灰皿
40 発射停止ボタン
47 始動入賞球検知センサ
48 大入賞球検知センサ
49 通過ゲート
54 集中管理装置
60 主制御装置
61 図柄制御装置
62 ランプ制御装置
63 音声制御装置
64 払出制御装置
65 発射制御装置
66 払出装置
67 入賞球装置
80 可動部材
82 可動装置
83 可動部材制御装置
P 遊技球

Claims (13)

  1. 遊技盤上に設けられた入賞領域と、
    前記入賞領域での遊技球の入賞を一条件に、後の遊技の展開を変化するか否かにつき判定制御を実行する制御装置と、
    前記入賞領域以外に設けられ、前記遊技盤上に打ち出された遊技球の落下動作に変化を与える障害物と、
    前記制御装置による処理によって、この障害物の少なくとも一つを前記遊技盤上で通常状態と異なる状態へ可動させる可動装置と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動装置は、前記制御装置による処理に基づいて前記障害物を通常状態と異なる状態へ可動させることで、前記遊技盤上に遊技球の落下経路が定まり易い方向を生成することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記制御装置に基づいて、所定の方向に位置した所定の部位に向かって前記障害物を可動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記制御装置に基づいて、前記通常状態から異なるように前記障害物を状態変化させることで、前記障害物を前記通常状態と異なる所定の方向に位置した所定の部位に向かって可動させることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記障害物が、前記通常状態と異なる状態へ可動した場合、
    前記制御装置に基づく、所定条件の成立を受けて前記障害物を通常状態へ復帰するように可動させることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の遊技機。
  6. 前記制御装置に基づく、所定条件の成立を受けて可動した障害物を、再度の所定条件の成立又は所定条件に替わる他の条件の成立を受けて、前記通常状態へ障害物を復帰させることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の遊技機。
  7. 前記制御装置に基づく、前記所定条件の1つとなる第1の所定条件の成立を契機に前記通常状態と異なる特定状態へ前記障害物を変化させ、
    前記所定条件の1つとなる第2の所定条件の成立を契機に、前記特定状態及び通常状態と異なる特別状態へ前記障害物が変化する可動態様で、前記障害物を可動させることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の遊技機。
  8. 前記制御装置は、前記第1の所定条件成立時以降の経過を計測する経過計測手段と、
    前記経過計測手段にて計測した経過が所定の計測値に達したことを受けて前記第2の所定条件の成立とする経過判定手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 前記可動装置は、前記障害物を定位置に拘束することなく前記遊技盤上に支持する支持機構と、
    前記制御装置による処理に基づいて、前記障害物を前記定位置に拘束する拘束機構と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  10. 前記制御装置は、前記障害物を定位置に拘束するか否かを決定する判定手段をさらに備え、
    前記拘束機構は、前記判定結果に従って前記障害物の可動状態を変更することを特徴とする請求項9に記載の遊技機。
  11. 可動対象たる前記障害物として前記遊技盤上に設けられた可動体が用いられ、且つこの可動体は、前記可動装置として前記可動体を通常状態と比較して異なる状態に可動させ得る動力部と接続していることを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の遊技機。
  12. 遊技盤上に設けられた入賞領域と、前記入賞領域での遊技球の入賞を一条件に、後の遊技の展開を変化するか否かにつき判定制御を実行する制御装置と、前記入賞領域以外に設けられ、前記遊技盤上に打ち出された遊技球の落下動作に変化を与える障害物と、この障害物の少なくとも一つを前記遊技盤上で通常状態と異なる状態へ可動させる可動装置と、前記可動装置を稼働するコンピュータと、を備える遊技機の前記コンピュータ用のプログラムであって、
    前記障害物を通常状態と異なる状態に可動させることで、前記遊技盤上に、遊技球の落下経路が定まり易い方向を生成するように前記可動装置を稼働する動力制御手段と、
    所定条件の成立を判断する判定手段と、
    この所定条件の成立を判断した場合に、前記可動装置の稼働を許可する制御手段と、
    を含み構成されるプログラム。
  13. 遊技盤上に設けられた入賞領域と、前記入賞領域での遊技球の入賞を一条件に、後の遊技の展開を変化するか否かにつき判定制御を実行する制御装置と、前記入賞領域以外に設けられ、前記遊技盤上に打ち出された遊技球の落下動作に変化を与える障害物と、この障害物の少なくとも一つを前記遊技盤上で通常状態と異なる状態へ可動させる可動装置と、前記可動装置を稼働するコンピュータと、を備える遊技機の前記コンピュータ読み取り可能なプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記障害物を通常状態と異なる状態に可動させることで、前記遊技盤上に、遊技球の落下経路が定まり易い方向を生成するように前記可動装置を稼働する動力制御手段と、
    所定条件の成立を判断する判定手段と、
    この所定条件の成立を判断した場合に、前記可動装置の稼働を許可する制御手段と、
    を含み構成されるプログラムを記録した記録媒体。
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JP2017080110A (ja) * 2015-10-28 2017-05-18 株式会社三洋物産 遊技機

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