JP2003071007A - 遊技部材及びセンターケース - Google Patents
遊技部材及びセンターケースInfo
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- JP2003071007A JP2003071007A JP2001263766A JP2001263766A JP2003071007A JP 2003071007 A JP2003071007 A JP 2003071007A JP 2001263766 A JP2001263766 A JP 2001263766A JP 2001263766 A JP2001263766 A JP 2001263766A JP 2003071007 A JP2003071007 A JP 2003071007A
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Abstract
て、変更後の遊技球の進行方向を安定させる。 【解決手段】 センターケース10には、遊技球を落下
誘導してUターンさせて上向きに放出するUターン部2
2を備えるので、例えばUターン部22の先端のガイド
樋23の形状や向き等を適宜に設定することで、上向き
という条件下でも、遊技球をある方向に向けて放出する
ことができる。
Description
分野に属する。
例えば障害釘や風車等によって遊技球の進路を変化させ
ることが行われている。また、図柄表示装置のセンター
ケースや中央入賞装置の内部で遊技球を跳躍させるもの
もある(例えば特開平6−182038号公報、特開2
000−79209号公報)。
衝突や跳躍による場合は、その後の遊技球の進行方向が
不安定なので、遊技球をある方向に向けて誘導する用途
等には使いにくかった。
題を解決するための請求項1記載の遊技部材は、遊技球
を落下誘導する落下誘導部と、該落下誘導部を落下して
きた遊技球をUターンさせて上向きに放出するUターン
部とを備えるので、例えばUターン部の先端(遊技球を
放出する部分)の形状や向き等を適宜に設定すること
で、上向きという条件下でも、遊技球をある方向に向け
て放出することができる。
ネルギ)を利用して遊技球を上向きに放出するので、駆
動源を必要としない。これにより構造がきわめて単純と
なり、例えばセンターケースや中央入賞装置等に組み込
むのも容易である。ところで、遊技球の落下速度等は、
そこに至るまでの遊技球の挙動等により不安定であり、
また遊技部材内部での摩擦等もある。このため、落下し
てくる遊技球の勢いが足りなくてUターン部から上向き
放出されないことも起こり得る。
に、前記上向き放出に至らなかった遊技球が流出可能な
流出開口を前記Uターン部のボトムに設ければよい。そ
うすれば、Uターン部から放出されなかった遊技球を流
出開口から排出できるので、そのような遊技球がUター
ン部にとどまって、いわゆる球詰まり状態になるのを防
止できる。なお、勢いの衰えた遊技球を流出させて、勢
いのある遊技球(そのまま行けば上向きに放出される遊
技球)は流出させない構造とするために、流出開口の開
口方向は、Uターン部の通路の軸線に対して垂直方向と
するとよい。
せるためには、請求項3記載のように、前記Uターン部
からの遊技球の放出方向を一定方向に案内する放出案内
部を備えるとよい。上述のように遊技球の勢いは一定で
はないから、放出案内部を備えても遊技球の飛距離等は
一定にはならない。したがって、遊技球の放出方向が、
上向き且つある程度一定方向になるとしても、その先の
例えば着地点は一定にはならないから、弾球遊技の必須
要素である不特定性(ランダム性)を確保できる。
て使用してもよいし、遊技盤に装着される各種の装置に
組み込むこともできる。請求項4のセンターケースはそ
の一例である。請求項4記載のセンターケースは、図柄
表示装置の保護枠となるセンターケースであって、請求
項1ないし3のいずれか記載の遊技部材を備えたことを
特徴とする。遊技部材は例えばワープ通路の一部とされ
て、センターケース内での遊技球の進路変化に用いられ
る。
で、請求項5のように構成すると面白さが向上する。請
求項5記載のセンターケースは、請求項4記載のセンタ
ーケースであって、請求項2記載または請求項2を引用
する請求項3記載の遊技部材と、前記上向きに放出され
た遊技球を着地させる受面及び該受面上の遊技球を落下
させる落下口を有する上ステージと、該上ステージの下
側に配されて、前記落下口から落下した遊技球並びに前
記ボトムの流出開口から流出した遊技球を遊動させ、そ
の前縁から落下させる下ステージとを備えたことを特徴
とする。
十分であればUターン部から上向き放出されて上ステー
ジに着地し、その落下口から下ステージに落下する。勢
いが不十分で上向き放出に至らなければ流出開口から流
出し下ステージに至る。遊技球は下ステージ上で遊動し
て下ステージの前縁から落下する。
中央部に落下誘導溝等を設けておき、上ステージの落下
口を複数箇所に設けておいて、その落下口の位置によっ
て落下誘導溝から落下する確率を変化させれば、結局は
Uターン部からの飛び出し距離に応じて落下誘導溝から
落下する確率が変化する。通常は、落下誘導溝の下方に
は重要な入賞口(例えば始動入賞口)が配されているか
ら、Uターン部からの飛び出し距離は始動入賞口への入
賞の確率に影響する。これにより、遊技者にUターン部
からの飛び出し距離に注目させることができる。
示装置の保護枠となるセンターケースに組み込んだ実施
例により発明の実施の形態を説明する。なお、センター
ケースは図柄表示装置の取付枠ともなり、また図柄表示
装置の外周枠ともなる。
は、各部を支持する部材であるベースブロック12を備
えている。ベースブロック12の内側には窓11が設け
られており、透明な保護板11aが張られている。窓1
1は図柄表示装置の表示面(例えば液晶表示盤)を臨ま
せるもので、保護板11aはその表示面を保護する。ま
た、ベースブロック12は、センターケース10を遊技
盤(図示せず)に取り付けるためにも利用され、外周の
取付基板部13にはビスを通すためのビス穴13aが設
けられている。
14が取り付けられている。庇部材14は、図2に示す
ようにベースブロック12の前方に庇状に突出してい
る。庇部材14は、センターケース10が遊技盤に取り
付けられた際には遊技盤面より突出し、遊技盤面に沿っ
て落下してくる遊技球がさらにそのまま落下するのを阻
止し、左方または右方に進路を変更させる。センターケ
ース10は、このような機能により図柄表示装置の保護
枠となる。また、図1及び図2に示すように、庇部材1
4には上向きに開口する一対のワープ入口15が設けら
れている。そして、図2及び図3に示すように、ベース
ブロック12には、ワープ入口15から流入した遊技球
を受け入れる連通口16aが開設され、連通口16aか
ら流入した遊技球を縦辺部17方向に誘導して下端の開
口16bから落下させる中継通路16が設けられてい
る。
においては、保持部材18がベースブロック12の一部
として設けられており、図1及び図2に示すように、遊
技部材に該当するUターン樋20を保持している。Uタ
ーン樋20は、直線状の鉛直部21、その下方に連設さ
れたUターン部22、Uターン部22の先端に設けられ
たガイド樋23(放出案内部に該当)等を備えている。
面が正方形状の樋であり、上端の流入開口21aは、中
継通路16の開口16bに整合する寸法である。なお、
鉛直部21の内法は遊技球の直径をわずかに上回る(1
辺の内法長さが約12mm)。
る閉樋部分22aと、縦割り状の半開樋部分22bとか
らなっている。両者の区切り(閉樋部分22aの終端)
はUターン部22の中心軸(Uターン樋20をベースブ
ロック12に固定するためのビス穴)24を通る鉛直線
よりも鉛直部21側になっている。すなわち、Uターン
部22の最低部分22cは半開樋部分22bに含まれて
おり、最低部分22cに遊技球があったとすると、この
遊技球は半開樋部分22bの開口22d(流出開口に該
当)から流出する。なお、半開樋部分22bの縦縁22
eは、図1に示すように縦方向の中心線から偏った位置
にあり、半開樋部分22bの樋深さは遊技球の半径を上
回っている。
は半開樋部分22bと同様の樋形状であるが、センター
ケース10の内側に向かって傾いている。図1及び図3
に示すように、ベースブロック12の下部においては、
取付基板部13から一連のステージ支持部25が設けら
れ、その背後には上ステージ26が配されている。上ス
テージ26には中央及び左右の漏斗部27、28、29
が設けられている。図4に示すように、漏斗部27は2
段階に凹んでおり、その底部分には落下口27aが設け
られている。漏斗部28、29も漏斗部27と同様の2
段階の凹みで、それぞれ落下口28a、29aが設けら
れている。また、上ステージ26には、漏斗部27、2
8間と漏斗部27、29間に切欠30が設けられてい
る。そして、全体的にステージ支持部25側(手前)か
ら切欠30側(奥側)に向かって緩やかな傾斜が施され
ている。したがって、上ステージ26に置かれた遊技球
は、落下口27a、28a、29aまたは切欠30から
落下する。
3を前縁とする下ステージ31が設けられている。下ス
テージ31の奥行きは山状の落下球振分部材32にて規
定されている。落下球振分部材32の2つのピーク32
aは、それぞれ切欠30の中心に対応しており、切欠3
0から落下した遊技球はピーク32aに衝突して左右あ
るいは前方へと進路を変える。また、下ステージ31の
左右端は図3に示すとおり、中継通路16の開口16b
の下方すなわちUターン樋20の下に達している。した
がって、Uターン部22の開口22dから流出した遊技
球は、下ステージ31上に乗る。
くなる円弧状の傾斜と奥側が高く前縁側が低くなる緩や
かな傾斜が施されている。下ステージ31の中心部には
落下誘導溝33が前後方向に沿って設けられ、その前端
は取付基板部13(下ステージ31の前縁)に至ってい
る。このような構成であるので、下ステージ31上に落
下あるいは流入した遊技球は、下ステージ31上を遊動
するもののいずれは前縁から落下する。その場合、遊技
球の運動方向や勢いなどにも依るが、多くは中央部に集
まって落下誘導溝33から落下する。なお、下ステージ
31の前縁には落下を妨害するためのリブのようなもの
は設けられておらず、前縁のどこからでも遊技球を落下
させる。
ば中央部に取り付けて使用される。その使用時には、セ
ンターケース10の背後には、表示面(例えば液晶盤)
が窓11に臨む姿勢で図柄表示装置が配される。その際
に、庇部材14は、遊技盤面に沿って落下してくる遊技
球がさらにそのまま落下して表示面に向かうの阻止す
る。庇部材14上に落下してきた遊技球の中には庇部材
14の上を転動してワープ入口15に流入するものがあ
る。また、上方から落下してきて直接ワープ入口15に
入るものもある。
口16aから中継通路16に流れ込んで下端の開口16
bから落下する。ここから落下した遊技球はUターン樋
20に流入し、そのまま鉛直部21を落下してUターン
部22に至る。遊技球は、Uターン部22によって進行
方向を上向きに変化させられ、その勢いで半開樋部分2
2bを駆け上って、ガイド樋23によって誘導された方
向に(センターケース10の内側に向かって)飛び出
す。なお、半開樋部分22bの樋深さが遊技球の半径を
上回っているので、例えば駆け上がる途中で開口22d
から流出することは少ない。
が配されているので、ガイド樋23から飛び出した遊技
球は上ステージ26に着地する。上ステージ26上で例
えば跳躍し転動した遊技球は、落下口27a、28a、
29aまたは切欠30から下ステージ31に落下する。
半開樋部分22bを駆け上って飛び出すほどの勢いがな
かった遊技球は、半開樋部分22bを落下して例えば最
低部分22cにおいて開口22dから流出して下ステー
ジ31上に移動する。下ステージ31上に落下あるいは
流入した遊技球は、下ステージ31上を遊動するものの
いずれは前縁から落下する。その場合、遊技球の運動方
向や勢いなどにも依るが、多くは中央部に集まって落下
誘導溝33から落下する。
妨害するためのリブのようなものは設けられておらず、
前縁のどこからでも遊技球が落下できるので、例えば落
下口28a、29aまたは切欠30から下ステージ31
に落下したものは、落下誘導溝33に至らずに前縁から
落下する可能性が比較的高いと言える。特に、切欠30
から落下したものはピーク32aに衝突するので、この
衝突具合によっては一気に前縁に向かって落下する可能
性もある。一方、中央の落下口27aから下ステージ3
1に落下した遊技球は、落下誘導溝33から落下する可
能性が比較的高いと言える。このように、落下口27
a、28a、29aのいずれから落下するか、また切欠
30から落下するかに応じて、落下誘導溝33から落下
する確率に高低がある。そして、その確率の高低(上ス
テージ26からの落下位置)は、ガイド樋23から飛び
出すときの勢い(飛距離)に左右されるが、その飛距離
は遊技球毎に多様に変化して一様ではないから、興趣が
高まる。
0には、遊技球を落下誘導してUターンさせて上向きに
放出するUターン部22を備えるので、例えばUターン
部22の先端のガイド樋23の形状や向き等を適宜に設
定することで、上向きという条件下でも、遊技球をある
方向に向けて放出することができる。
するが、遊技球の勢いは一定ではないから、飛び出した
遊技球の飛距離等は一定にはならない。したがって、遊
技球の放出方向がある程度一定方向になるとしても、そ
の先の上ステージ26への着地点は一定にはならないか
ら、ランダム性を確保できる。
ネルギ)を利用して遊技球を上向きに放出するので、駆
動源を必要としない。これにより構造がきわめて単純と
なり、センターケース10にUターン樋20を組み込む
のも容易である。また、ガイド樋23から飛び出さなか
った遊技球を開口22dから流出させるので、飛び出な
かった遊技球がUターン部22にとどまって、いわゆる
球詰まり状態になるのを防止できる。
下遊技球及び開口22dから流出して下ステージ31に
移動した遊技球は、下ステージ31上を遊動してから落
下するが、下ステージ31に至るまでの経路(落下口2
7a、28a、29aまたは切欠30のいずれから落下
したか、開口22dから流出したか)により、落下誘導
溝33から落下する確率に高低がある。落下誘導溝33
の下方には重要な入賞口(例えば始動入賞口)が配され
ているから、Uターン部22からの飛び出し距離または
飛び出さなかったことは始動入賞口への入賞の確率に影
響する。これにより、遊技者にUターン部22からの飛
び出し距離に注目させることができる。
態について説明したが、本発明はこのような実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。例え
ば、実施例では遊技部材に該当するUターン樋をセンタ
ーケースに備えたが、中央入賞装置等の入賞装置に備え
てもよいし、遊技盤に直接的に設置してもよい。
(b)は上ステージ付近の一部破断図、(c)は上ステ
ージの平面図。
路の説明図であり、(a)は断面構造の説明図、(b)
はUターン樋の斜視図。
部分正面図。
の断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 遊技球を落下誘導する落下誘導部と、 該落下誘導部を落下してきた遊技球をUターンさせて上
向きに放出するUターン部とを備えることを特徴とする
遊技部材。 - 【請求項2】 請求項1記載の遊技部材において、 前記上向き放出に至らなかった遊技球が流出可能な流出
開口を前記Uターン部のボトムに設けたことを特徴とす
る遊技部材。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の遊技部材におい
て、 前記Uターン部からの遊技球の放出方向を一定方向に案
内する放出案内部を備えたことを特徴とする遊技部材。 - 【請求項4】 図柄表示装置の保護枠となるセンターケ
ースであって、 請求項1ないし3のいずれか記載の遊技部材を備えたこ
とを特徴とするセンターケース。 - 【請求項5】 請求項4記載のセンターケースであっ
て、 請求項2記載または請求項2を引用する請求項3記載の
遊技部材と、 前記上向きに放出された遊技球を着地させる受面及び該
受面上の遊技球を落下させる落下口を有する上ステージ
と、 該上ステージの下側に配されて、前記落下口から落下し
た遊技球並びに前記ボトムの流出開口から流出した遊技
球を遊動させ、その前縁から落下させる下ステージとを
備えたことを特徴とするセンターケース。
Priority Applications (1)
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