JP2003019267A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003019267A
JP2003019267A JP2001208204A JP2001208204A JP2003019267A JP 2003019267 A JP2003019267 A JP 2003019267A JP 2001208204 A JP2001208204 A JP 2001208204A JP 2001208204 A JP2001208204 A JP 2001208204A JP 2003019267 A JP2003019267 A JP 2003019267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
convex portion
deceleration
game
game board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001208204A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Ichihara
高明 市原
Tomomoto Tabata
智基 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Shokai Co Ltd filed Critical Daiichi Shokai Co Ltd
Priority to JP2001208204A priority Critical patent/JP2003019267A/ja
Publication of JP2003019267A publication Critical patent/JP2003019267A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 役物装置の側方を流れる球を受けその球を入
球装置に向けて誘導するとともに、その球の流速を減速
することができる遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技盤10の遊技領域15に対し、役物
装置50と、その役物装置の下方に位置する入球装置2
5と、がそれぞれ配置される。遊技領域15には、役物
装置50の側方を流下する球Bを受け、その球Bを入球
装置25に導くために遊技盤10の前面に対し突出する
傾斜誘導部71を有する傾斜通路70が設けられる。傾
斜通路70には、その傾斜誘導部71上を流下する球B
に接触してその球Bの流速を減速する減速用凸部75が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、パチン
コ機(雀球機、アレンジボール機等も含む)のような遊
技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技盤の遊技領域に対し、役物装
置(主として、センター役物と呼ばれている役物装置)
と、その役物装置の下方に位置する入球装置と、がそれ
ぞれ配置されたパチンコ機(遊技機)が知られている。
このようなパチンコ機において、役物装置の本体部を構
成する役物本体の中央部に、抽選図柄が変動表示される
表示部を有する図柄表示装置が配設された構造のものが
ある。また、役物装置の左右両側方位置する遊技領域の
サイド部を流下する球を、役物装置の下方の略中央部に
位置する入球装置に誘導案内するために、遊技盤の遊技
領域に複数(多数)の寄せ釘を傾斜状に配列して傾斜誘
導部を構成することが知られている。近年、役物装置
は、その図柄表示装置の表示部が大型化されるに伴って
大型化し、左右方向の幅寸法も大きくなる傾向にあっ
た。役物装置の左右方向の幅寸法が大きくなった場合、
遊技盤の遊技領域のサイド部近傍から入球装置の近傍に
わたる比較的長い誘導距離をもって下傾する傾斜誘導部
を構成することで対処することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊技盤の遊
技領域のサイド部近傍から入球装置の近傍にわたる比較
的長い誘導距離をもって下傾する傾斜誘導部を設けた場
合、その傾斜誘導部の上流側の球はしだいに流速を増加
しながら下流側に向けて流下する。そして、球が傾斜誘
導部を通過するときには、その球の流速が過大となって
入球装置を飛び越える不具合が発生する場合がある。こ
れによって、遊技の興趣が損なわれるという問題点があ
った。
【0004】この発明の目的は、前記問題点に鑑み、役
物装置の側方を流れる球を受けその球を入球装置に向け
て誘導するとともに、その球の流速を減速することがで
きる遊技機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明は、請求項1に記載のとおりの構成を要
旨とする。したがって、遊技盤の遊技領域において、そ
の役物装置の側方を流下する球のうち、一部の球は、傾
斜通路の傾斜誘導部に受けられる。そして、球は傾斜誘
導部に沿って流下し、入球装置に向けて誘導される。傾
斜通路の傾斜誘導部上を流下する球は、同傾斜通路の減
速用凸部に接触することで、その球の流速が減速され
る。このため、傾斜誘導部の下流端を通過する球は、入
球装置に向けて流れる。この結果、傾斜誘導部の下流端
を通過する球の流速が過大となって、その球が入球装置
を飛び越える不具合が防止される。
【0006】また、第2の発明は、請求項2に記載のと
おりの構成を要旨とするのもで、減速用凸部は、役物装
置の本体部分を構成する役物本体の一部から突出して設
けられている。したがって、役物本体とは別個に減速用
凸部を製作し、かつその減速用凸部を傾斜通路に組み付
ける手間をそれぞれ省くことができ、製作、組付コスト
の低減を図ることができる。
【0007】第3の発明は、請求項3に記載のとおりの
構成を要旨とするもので、減速用凸部は、役物本体の一
部を構成する取付基板の前面から一体に突設され、傾斜
誘導部上を流下する球が前記減速用凸部に接触して減速
されながらその減速用凸部の前側を通過する構成にして
ある。したがって、役物本体とは別個に減速用凸部を製
作し、かつその減速用凸部を傾斜通路に組み付ける手間
をそれぞれ省くことができるばかりでなく、減速用凸部
を取付基板の前面に容易に形成することができるため、
製作、組付コストの低減に効果が大きい。
【0008】第4の発明は、請求項4に記載のとおりの
構成を要旨とするもので、傾斜通路の傾斜誘導部は、遊
技盤側が低く前端側が高い傾斜状をなし、球を遊技盤側
に誘導する構成にしてある。したがって、傾斜誘導部の
上流側から下流側に向けて流れる球は、遊技盤側に誘導
されながら流下するため、その球は減速用凸部に確実に
接触してその流速が減速される。また、傾斜通路の上流
側と下流側との間の複数箇所に減速用凸部を配設するこ
とも可能である。この場合には、傾斜通路の傾斜誘導部
上の球を略ジグザグ状に流下させることができ、これに
よって球の流速を効率よく減速することができる。
【0009】第5の発明は、請求項5に記載のとおりの
構成を要旨とするのもで、減速用凸部に対応する位置に
おいて、遊技領域の前側に配設の前面ガラスに接近して
ガラス保護板が設けられている。したがって、傾斜誘導
部を流れかつ減速用凸部に接触した球が前面ガラス板に
衝突する不具合を防止することができ、前面ガラス板を
保護することができる。また、ガラス保護板を、役物本
体の取付基板に一体に形成することも可能である。この
場合、部品点数や組付工数の増加を抑えることができ
る。また、ガラス保護板を、透明、半透明の合成樹脂板
によって形成し、透光性をもたせることも可能である。
この場合、傾斜誘導部を流下する球を、ガラス保護板を
通して視認可能となり、ガラス保護板によって球の存在
が不明となって遊技の興趣が損なわれる不具合を防止す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面にし
たがって説明する。遊技機としてのパチンコ機の遊技盤
を正面(前面)で表した図4において、遊技盤10の前
面の周縁部には、外レール12と内レール13とを備え
た案内レール11が装着されている。案内レール11の
内側には、遊技領域15が区画形成されるとともに、外
レール12と内レール13との間には、図示しない球発
射装置から発射された球(パチンコ球)を遊技領域15
の上部に案内する球発射通路14が形成されている。遊
技盤10の遊技領域15の略中央部には役物装置50が
装着されとともに、その遊技領域15の略全域にわたっ
て多数の釘17が配設されるとともに、役物装置50の
上下左右側方の計4箇所に風車器18がそれぞれ配設さ
れている。また、遊技盤10の遊技領域15には、その
役物装置50の片側(図に向かって左側)に位置して普
通図柄始動用ゲート口を有するゲート器20が設けられ
ている。
【0011】また、遊技盤10の遊技領域15には、役
物装置50の下方中央部に位置しかつ開閉部材28によ
る可変始動口26を備えた始動用入賞器としての入球装
置25が配設されている。この入球装置25の可変始動
口26に球が流入すると、後述する図柄表示装置56が
作動するようになっている。なお、球がゲート器20の
普通図柄始動用ゲート口を通過することで、後述する普
通図柄表示部58が作動して普通図柄の抽選が行われ
る。そして、普通図柄表示部58の抽選に基づいて、入
球装置25の開閉部材28が所定時間(例えば、1秒
間)開放し、これによって入球装置25の可変始動口2
6に対し球が流入し易くなるようになっている。また、
遊技盤10の遊技領域15には、その入球装置25の下
方に位置してアタッカ装置30が装着されている。この
アタッカ装置30には、その略中央部に開閉扉31によ
って開閉される大入賞口32が設けられている。また、
遊技盤10の遊技領域15には、その最下端に位置しか
つアタッカ装置30の下方においてアウト口33が形成
されている。さらに、アタッカ装置30の左右両側部に
位置してサイド装飾部材35が配設され、これらサイド
装飾部材35の所定位置には、ランプのレンズ36と、
一般入賞口37とがそれぞれ設けられている。
【0012】前記役物装置50の本体部をなす役物本体
51は、複数又は単数の本体構成部材によって形成さ
れ、遊技盤10の略中央部に貫設された役物装着孔10
aの前面開口部の周縁を塞ぐようにして枠状に構成され
ている。そして、役物本体51は、その一部を構成する
取付基板52において、ビス等によって遊技盤10の前
面に取り付けられている。図1と図4に示すように、役
物本体51の略中央部には、四角形の開口窓55が形成
され、その開口窓55に表示部57を視認可能に臨んで
図柄表示装置56が装着されている。この図柄表示装置
56の表示部57の略全域には、特別図柄が変動表示さ
れる特別図柄表示領域が設けられている。また、表示部
57の一部には、普通図柄が変動表示される普通図柄表
示部58が設けらている。
【0013】また、役物本体51の上部に形成された上
部飾り部59には、ゲート器20のゲート口を通過した
球を保留球として所要数(例えば、最大で4個)まで表
示するための複数の保留ランプを有する保留球表示部6
0が設けられている。役物本体51の片側(図4に向か
って左側)の略中央高さ位置には、遊技領域15を流れ
る球が流入可能なサイド入球口63を有し、その球を役
物本体51の下部に形成された下部球受け誘導部66に
導くワープ通路が形成されている。図1に示すように、
役物本体51の下部球受け誘導部66は、ワープ通路の
出口を通過した球を揺動させながら前側に流下させる後
段ステージ部67と、その後段ステージ部67の前側下
部に設けられ、後段ステージ部67から流下した球を受
ける前段ステージ部68とを備えて段差枠状に形成され
ている。そして、前段ステージ部68に流下した球は、
左右に揺動(往復動)しながら、その振幅をしだいに小
さくして、前段ステージ部68の幅方向の中央部に設け
られたU溝状の放出口69から放出されるようになって
いる。なお、放出口69の中央部において案内され放出
された球は、入球装置25の可変始動口26に流入し易
く、また、放出口69の中央から左右にずれて放出され
た球は、入球装置25の可変始動口26の直上に配設さ
れた釘に当たって、流入し難く構成されている。
【0014】遊技領域15には、役物装置50の左右両
側方を流下する球を入球装置25に導く傾斜通路70が
設けられている。これら左右の傾斜通路70は、遊技盤
10の前面に対し突出して遊技領域15を流れる球を受
けて入球装置25に導く傾斜誘導部71をそれぞれ有し
ている。すなわち、この実施の形態において、図1に示
すように、左右の傾斜誘導部71は、役物装置50の左
右両側方の風車器18の近傍から入球装置25の近傍に
わたってそれぞれ傾斜状に配列されて遊技盤10の前面
に打ち込まれた複数(多数)の寄せ釘よりなる誘導釘列
72によって構成されている。
【0015】傾斜通路70には、その傾斜誘導部71、
すなわち、誘導釘列72上を流下する球Bに接触(当接
したり、あるいは、衝突する場合を言う)してその球B
の流速を減速する減速用凸部75が設けられている。こ
の実施の形態において、減速用凸部75は、役物本体5
1の一部を構成する取付基板52の前面から一体に突設
されている。また、減速用凸部75は、誘導釘列72上
を流下する球Bが減速用凸部75に接触して減速されな
がらその減速用凸部75の前側を通過するように、傾斜
通路70の邪魔物として存在している。すなわち、図2
と図3に示すように、減速用凸部75の前端と、遊技領
域15の前側に配設された前面ガラス板19との間には
球Bが通過し得る程度の隙間が確保されるように、取付
基板52の前面に対する減速用凸部75の突出量が設定
されている。
【0016】また、この実施の形態において、図1に示
すように、減速用凸部75は、役物本体51の開口窓5
5の下部外側の近傍位置と、その位置から下流側に所定
距離だけ隔てた位置との各2箇所において、各傾斜通路
70の邪魔物としてそれぞれ存在している。以下、役物
本体51の開口窓55の下部外側の近傍位置に形成され
た減速用凸部75を第1の減速用凸部76といい、その
第1の減速用凸部76から下流側に所定距離だけ隔てた
位置に形成された減速用凸部75を第2の減速用凸部7
7という。また、この実施の形態において、図3に示す
ように、傾斜誘導部71を構成している誘導釘列72上
を流下する球Bを遊技盤10の前面側に誘導しながら流
下案内するために、遊技盤10側が低く前端(釘頭部)
側が高い傾斜状をなして誘導釘列72の各寄せ釘が打ち
込まれている。そして、図2と図3に示すように、誘導
釘列72上を流下する球Bは、遊技盤10の前面側に誘
導されながら流下するとともに、第1の減速用凸部76
と、第2の減速用凸部77にそれぞれ接触して前側に移
行することで、略ジグザグ状をなして流下するようにな
っている。
【0017】この実施の形態に係る遊技機としてのパチ
ンコ機は上述したように構成される。したがって、遊技
の際、図示しない球発射装置から球発射通路14に発射
された球B(パチンコ球)は、遊技領域15の上部に打
ち出され、多数の釘17、風車器18等に案内されなが
ら遊技領域15の下部に向けて流れる。遊技領域15に
打ち出された球Bのうち、一部の球Bはゲート器20の
普通図柄始動用ゲート口を通過したり、あるいは、入球
装置25、一般入賞口37等の入球口に流入する。ま
た、これら入球口に流入しなかった多くの球Bは遊技領
域15の下部のアウト口33に流入し、機外に排出され
る。
【0018】球Bがゲート器20の普通図柄始動用ゲー
ト口を通過すると、その球Bがセンサによって検出さ
れ、その検出信号が主制御装置(図示しない)に送られ
る。すると、その信号が図柄表示装置56に伝達され、
その表示部57の一部に設けられた普通図柄表示部58
の図柄が変動する。そして普通図柄表示部58には、抽
選結果に基づく図柄が表示される。普通図柄表示部58
の図柄が当たり図柄となって表示されると、入球装置2
5の可変始動口26の開閉部材28が所定時間(例え
ば、1秒間)開放して閉じる。入球装置25の可変始動
口26に球Bが流入すると、その球Bがセンサによって
検出され、その検出信号が主制御装置に送られる。する
と、その信号が図柄表示装置56に伝達され、これによ
って表示部57に表示された図柄が変動し、設定時間後
停止する。そして、表示部57には抽選結果に基づく基
づく図柄が表示される。
【0019】表示部57に表示された図柄が「大当たり
図柄」、例えば「7・7・7」となって停止した場合、
大当たりとなる。すると、アタッカ装置30の開閉扉3
1によって大入賞口32が開かれる。大入賞口32に球
Bが10個流入するか、あるいは、30秒経過すると、
開閉扉31によって大入賞口32が閉じられる。大入賞
口32の開放時において、その大入賞口32に設けられ
た特定領域に球Bが入ると、開閉扉31によって大入賞
口32が一旦閉じた後、再び開く。開閉扉31によって
大入賞口32が所定回数(例えば、最大16回)開閉を
繰り返すことで、大当たり遊技が終了する。
【0020】さて、遊技の際、図1〜図3に示すよう
に、役物装置50の左右両側方に位置する遊技領域15
の両サイド部をそれぞれ流れる球Bの一部は、左右の傾
斜通路70の各傾斜誘導部71を構成する誘導釘列72
の上流側に受けられ、同誘導釘列72上を流下して入球
装置25に向けて流れる。誘導釘列72の上流部を流下
する球Bは、遊技盤10側に誘導されながら流下し、第
1の減速用凸部76に接触して減速され、その第1の減
速用凸部76の前側を通過する。すると、球Bは、再
び、遊技盤10側に誘導されながら流下し、第2の減速
用凸部77に接触して減速され、その第2の減速用凸部
77の前側を通過する。すると、球Bは、再々、遊技盤
10側に誘導されながら流下し、誘導釘列72の下流端
から入球装置25に向けて流れる。前記したように、誘
導釘列72の上流側から下流側に向けて流れる球Bは、
遊技盤10側に誘導されながら流下するとともに、第1
の減速用凸部76と、第2の減速用凸部77にそれぞれ
接触して前側に移行することで、略ジグザグ状をなして
流下する。これによって球Bの流速が効率よく減速され
る。このため、誘導釘列72の下流端を球Bが通過する
ときに、その球Bの流速が過大となって入球装置25を
飛び越える不具合を軽減することができる。
【0021】なお、この発明は前記実施の形態に限定す
るものではない。例えば、図5〜図7に示すように、第
1の減速用凸部76と第2の減速用凸部77にそれぞれ
対応する位置において、遊技領域15の前側に配設の前
面ガラス板19に接近してガラス保護板90を設けても
よい。このようにガラス保護板90を設けることによっ
て、誘導釘列72の上流側から下流側に向けて流れる球
Bが第1の減速用凸部76や第2の減速用凸部77に接
触して前側に移行する際、その球Bが、ガラス保護板9
0に当接して跳ね返る。このため、球Bが前面ガラス板
19に衝突する不具合を防止することができ、前面ガラ
ス板19を保護することができる。また、ガラス保護板
90は、役物本体51の取付基板52の前面から支柱を
突設し、その支柱の前端部に張り出して設けることがで
きる。さらに、役物本体51を合成樹脂の射出成形によ
って形成すると同時に、支柱及びガラス保護板90を一
体成形することも可能である。また、ガラス保護板90
を、透明、半透明の合成樹脂板によって形成し、透光性
をもたせることで、誘導釘列72を流下する球Bを、ガ
ラス保護板90を通して視認可能となる。このため、ガ
ラス保護板90によって球Bの存在が不明となって遊技
の興趣が損なわれる不具合を防止することができる。
【0022】また、図8に示すように、誘導釘列72に
沿って接近する役物本体51の取付基板52の下部前面
に、減速用凸部75としての第1の減速用凸部76と第
2の減速用凸部77とを、前面ガラス板に接近する位置
までそれぞれ突設してもよい。この場合、誘導釘列72
を流下する球Bは、その外周下部が第1の減速用凸部7
6と第2の減速用凸部77に接触してこれら第1の減速
用凸部76と第2の減速用凸部77とをそれぞれ乗り越
える。そして、球Bの流速は、前記乗り越え動作によっ
て減速される。但し、この場合、誘導釘列72上を流下
する球Bの流下速度が極めて小さい場合においても、そ
の球Bが第1の減速用凸部76及び第2の減速用凸部7
7に当たって停止することがないように、第1の減速用
凸部76と第2の減速用凸部77の形状を、例えば、横
断面円弧状、湾曲状、傾斜状等に形成することが望まし
い。また、前記実施の形態においては、役物本体51の
取付基板52の前面に減速用凸部75を突設したが、役
物本体51とは別個に専用の減速用凸部75を製作し、
その減速用凸部75を、傾斜通路70の部分において、
遊技盤10の前面に突出して取り付けてもよい。また、
前記実施の形態においては、傾斜誘導部71としての誘
導釘列72を有する傾斜通路70に対し、その上流側位
置と、その位置から下流側に所定距離だけ隔てた位置と
の各2箇所において第1の減速用凸部76と第2の減速
用凸部77とがそれぞれ配設される場合を例示したが、
減速用凸部75の配設個数は限定するものではない。例
えば、傾斜誘導部71としての誘導釘列72を有する傾
斜通路70の2箇所以上に減速用凸部75を配設しても
よい。また、傾斜通路70の一箇所のみに減速用凸部7
5を配設してもよい。
【0023】また、前記実施の形態においては、傾斜通
路70の傾斜誘導部71を複数(多数)の誘導釘よりな
る誘導釘列72によって構成したが、例えば、役物本体
51の取付基板52に対し、傾斜誘導部71を一体に形
成することも可能である。また、減速用凸部75は、傾
斜通路70の傾斜誘導部71を流れる球Bに対し、その
球Bの外周側面に接触するように、役物本体51の取付
基板52の前面、あるいは、遊技盤10の前面から前方
に向けて突出することが望ましい。すなわち、傾斜誘導
部71を流れる球Bの外周側面に接触するように、減速
用凸部75を設けることによって、球Bの流下速度が極
めて小さい場合においても、その球Bが減速用凸部75
に当たって停止する不具合を防止することができる。言
い換えると、傾斜通路70の傾斜誘導部71上に減速用
凸部75を設けた場合、傾斜誘導部71上を流れる球B
の流下速度が極めて小さい場合には、その球Bが減速用
凸部75に当接して停止する不具合が発生することがあ
る。このため、傾斜通路70の傾斜誘導部71上に減速
用凸部75を設ける場合には、その球Bが停止すること
なく自重によって流下し得るように、傾斜誘導部71上
に対する減速用凸部75の形状及び突出量を適宜に設定
することが望ましい。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
傾斜通路の傾斜誘導部上を流下する球の流速を減速し、
その球を入球装置に向けて誘導することができる。言い
換えると、傾斜誘導部の下流端を通過する球の流速が過
大となって、その球が入球装置を飛び越える不具合を防
止することができ、遊技の興趣を喪失させることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る遊技機としてのパ
チンコ機の役物装置、入球装置、傾斜誘導部等を拡大し
て示す遊技盤の部分正面図である。
【図2】同じく図1のII−II線に基づく平断面図で
ある。
【図3】同じく図1のIII−III線に基づく側断面
図である。
【図4】同じくパチンコ機の遊技盤全体を示す正面図で
ある。
【図5】同じくガラス保護板を設けた実施態様を示す説
明図である。
【図6】同じく図5のVI−VI線に基づく平断面図で
ある。
【図7】同じく図5のVII−VII線に基づく側断面
図である。
【図8】同じく減速用凸部の変更例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】 10 遊技盤 25 入球装置 30 役物装置 70 傾斜通路 71 傾斜誘導部 72 誘導釘列 75 減速用凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の遊技領域に対し、役物装置と、
    その役物装置の下方に位置する入球装置と、がそれぞれ
    配置された遊技機であって、 前記遊技領域には、前記役物装置の側方を流下する球を
    受け、その球を前記入球装置に導くために前記遊技盤の
    前面に対し突出する傾斜誘導部を有する傾斜通路が設け
    られ、 前記傾斜通路には、その傾斜誘導部上を流下する球に接
    触してその球の流速を減速する減速用凸部が設けられて
    いる遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機であって、 減速用凸部は、役物装置の本体部分を構成する役物本体
    の一部から突出して設けられている遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の遊技機であって、 減速用凸部は、役物本体の一部を構成する取付基板の前
    面から一体に突設され、傾斜誘導部上を流下する球が前
    記減速用凸部に接触して減速されながらその減速用凸部
    の前側を通過する構成にしてある遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の遊技機であっ
    て、 傾斜通路の傾斜誘導部は、遊技盤側が低く前端側が高い
    傾斜状をなし、球を遊技盤側に誘導する構成にしてある
    遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいづれか一項に記載の遊
    技機であって、 減速用凸部に対応する位置において、遊技領域の前側に
    配設の前面ガラスに接近してガラス保護板が設けられて
    いる遊技機。
JP2001208204A 2001-07-09 2001-07-09 遊技機 Pending JP2003019267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001208204A JP2003019267A (ja) 2001-07-09 2001-07-09 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001208204A JP2003019267A (ja) 2001-07-09 2001-07-09 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003019267A true JP2003019267A (ja) 2003-01-21

Family

ID=19044075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001208204A Pending JP2003019267A (ja) 2001-07-09 2001-07-09 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003019267A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005131151A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2006325765A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Samii Kk 弾球遊技機
JP2007029302A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機のセンター枠部材
JP2009119187A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Newgin Corp 遊技機
JP2010119526A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Kyoraku Sangyo Kk 誘導部材、および遊技機
JP2010220967A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Olympia:Kk 弾球遊技機
JP2015003144A (ja) * 2014-09-11 2015-01-08 株式会社平和 パチンコ機
JP2016165607A (ja) * 2016-06-21 2016-09-15 株式会社平和 パチンコ機
JP2018086160A (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000051446A (ja) * 1998-08-04 2000-02-22 Daiichi Shokai Co Ltd パチンコ機
JP2000084168A (ja) * 1998-09-16 2000-03-28 Toyomaru Sangyo Kk パチンコ機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000051446A (ja) * 1998-08-04 2000-02-22 Daiichi Shokai Co Ltd パチンコ機
JP2000084168A (ja) * 1998-09-16 2000-03-28 Toyomaru Sangyo Kk パチンコ機

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005131151A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2006325765A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Samii Kk 弾球遊技機
JP2007029302A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機のセンター枠部材
JP2009119187A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Newgin Corp 遊技機
JP2010119526A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Kyoraku Sangyo Kk 誘導部材、および遊技機
JP2010220967A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Olympia:Kk 弾球遊技機
JP2015003144A (ja) * 2014-09-11 2015-01-08 株式会社平和 パチンコ機
JP2016165607A (ja) * 2016-06-21 2016-09-15 株式会社平和 パチンコ機
JP2018086160A (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4362998B2 (ja) 遊技機
JP4189526B2 (ja) 遊技機
JP2010022710A (ja) 遊技機
JP6098049B2 (ja) 遊技機
JPH07250954A (ja) 遊技機
JP2004049795A (ja) 弾球遊技機
JP2003019267A (ja) 遊技機
JP4825822B2 (ja) 遊技機
JP4936434B2 (ja) 遊技機
JP4917113B2 (ja) 遊技機
JP4821979B2 (ja) 遊技機
JP2001149597A (ja) 遊技機
JP2009082760A5 (ja)
JP2001259124A (ja) 遊技機
JP4297498B2 (ja) 遊技機
JP5017585B2 (ja) 遊技機
JP4846994B2 (ja) 遊技部品
JP3759998B2 (ja) 遊技機の入賞装置
JPH09308733A (ja) 流路変更板付ゲート
JP6714538B2 (ja) 遊技機
JP5189175B2 (ja) 遊技機
JP2005028012A5 (ja)
JP2005028012A (ja) パチンコ機
JP3969327B2 (ja) 遊技機
JP2004208723A (ja) パチンコ機の遊技部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060531

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091116

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100423