JP2006325765A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 遊技球の無用な跳動を抑制することができる弾球遊技機を提供すること。
【解決手段】 遊技盤面2を流下する遊技球の方向を急変させて、当該遊技球を所定方向に案内する際の当該遊技球の跳動を抑制する跳動抑制部品50を備える。特に、遊技盤面2の略中央に配設され、遊技盤面2の下方に配設されている始動入賞部4への遊技球の入賞を容易とするセンター役物100に設ける。これにより、遊技球の動きが安定してムラなく始動入賞部4に入賞し易いので、遊技者に継続的に遊技興趣を与えうる。また、遊技球同士の不測の干渉、特に始動入賞部4へ入賞しそうな遊技球との干渉を防止することができ、興趣性を損なうような事態を回避して安心して遊技を行うことができる。
【選択図】 図6
【解決手段】 遊技盤面2を流下する遊技球の方向を急変させて、当該遊技球を所定方向に案内する際の当該遊技球の跳動を抑制する跳動抑制部品50を備える。特に、遊技盤面2の略中央に配設され、遊技盤面2の下方に配設されている始動入賞部4への遊技球の入賞を容易とするセンター役物100に設ける。これにより、遊技球の動きが安定してムラなく始動入賞部4に入賞し易いので、遊技者に継続的に遊技興趣を与えうる。また、遊技球同士の不測の干渉、特に始動入賞部4へ入賞しそうな遊技球との干渉を防止することができ、興趣性を損なうような事態を回避して安心して遊技を行うことができる。
【選択図】 図6
Description
本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関する。
従来、弾球遊技機の一つであるパチンコ遊技機では、遊技盤面に複数の釘や風車等が配設されており、遊技球は、これら釘や風車等に衝突し、その動きを変えられながら流下してゆく。遊技盤面の略中央には表示部を囲む表示枠体が配設され、表示枠体の下方には始動入賞口が設けられている。また、表示枠体には、始動入賞口に遊技球を案内する球通路が形成されている。このパチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に大当たりの抽選等を行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。このような構成のパチンコ遊技機によれば、遊技球は不規則に変化しながら様々な経路で始動入賞口に入賞する。
上述した従来のパチンコ遊技機では、遊技球が釘や風車等によって、例えば始動入賞口方向に案内される場合、遊技球は勢いのあるままに流下方向を急変させ大きく跳動する。従って、始動入賞口近傍で遊技球の動きが大きく、遊技中に急に始動入賞口に入賞し難くなる等のムラが生じる場合がある。このため、遊技者に継続的に遊技興趣を与えることはできなかった。
また、跳動した遊技球は表示枠体の下部から内部に入り込み易くなり、球通路を通過してくる遊技球と干渉して始動入賞口への入賞を妨害してしまうおそれがある。
本発明は、以上のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、遊技球の無用な跳動を抑制することで遊技球を始動入賞口にムラなく入賞し易くして、遊技者に継続的に遊技興趣を与えうる弾球遊技機を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の弾球遊技機では、遊技球を遊技盤面に向けて弾いて遊技する弾球遊技機において、前記遊技盤面を流下する前記遊技球の方向を急変させて当該遊技球を所定方向に案内する際の当該遊技球の跳動を抑制する跳動抑制部品を備えたことを特徴としている。これにより、遊技球の動きが安定し、遊技球同士の不測の干渉を防止することができるので、興趣性を損なうような事態を回避することができる。
また、前記跳動抑制部品は、前記遊技盤面の略中央に配設され、前記遊技盤面の下方に配設されている入賞部への遊技球の入賞を容易とする遊技部品に設けられていることを特徴としている。これにより、遊技球の動きが安定してムラなく入賞部に入賞し易いので、遊技者に継続的に遊技興趣を与えうる。さらに、入賞部へ入賞しそうな遊技球との干渉を防止することができるので、遊技者は安心して遊技を行うことができる。
また、前記跳動抑制部品は、波板形状の部材であり、跳動する前記遊技球が衝突することにより当該跳動を抑制することを特徴としている。これにより、跳動抑制部品を簡易な構成とすることができる。また、前記遊技球の方向を急変させる部品は、風車であることを特徴としている。また、前記遊技球を所定方向に案内する部品は、道釘であることを特徴としている。これにより、跳動抑制部品をパチンコ遊技機に適用することができる。
本発明によれば、遊技盤面を流下する遊技球の方向を急変させて当該遊技球を所定方向に案内する際の当該遊技球の跳動を抑制する跳動抑制部品を、遊技盤面の略中央に配設され、遊技盤面の下方に配設されている入賞部への遊技球の入賞を容易とする遊技部品に設けているので、遊技球の動きが安定してムラなく入賞部に入賞する。このため、遊技者に継続的に遊技興趣を与えうる。
また、遊技球同士の不測の干渉、特に入賞部へ入賞しそうな遊技球との干渉を防止することができ、興趣性を損なうような事態を回避して安心して遊技を行うことができる。
図1は、本発明の実施形態に係る弾球遊技機の遊技盤面の外観を示す正面図である。この弾球遊技機1の遊技盤面2の略中央には、センター役物(遊技部品)100が配設されている。このセンター役物100は、中央に前後開口する大きな窓口110を有する枠状に形成されており、その図示左側の側枠部130の下部には、本発明の特徴的な部分である屋根部(跳動抑制部品)50が配設されている。さらに、センター役物100の上枠部120の略中央から側枠部130の下部にかけて、案内通路150が形成されている。そして、センター役物100の下枠部140には遊技球が転動する上段ステージ141と下段ステージ142と特別通路143が配設されている。下段ステージ142には、センター役物100外へ遊技球を排出する排出経路144が設けられている。
屋根部50は、センター役物100の側枠部130の下部において前面側に突き出るように一体形成されており、遊技盤面2を流下する遊技球がセンター役物100の側枠部130の下部において大きく跳動してしまうことを抑制するようになっている。なお、この屋根部50の詳細については後述する。案内通路150は、上枠部120の略中央に形成されている役物入口151から、側枠部130の下部に形成されている通路出口152まで連通して形成されており、役物入口151に入球した遊技球を通路出口152まで案内して上段ステージ141上に放出するようになっている。そして、この案内通路150の途中には、通過する遊技球により機械的に動作する機械的動作手段160が配設されている。
センター役物100の窓口110には、図柄や遊技演出等の識別情報を可変表示する可変表示装置の一例として、図柄表示装置3が配設されている。この図柄表示装置3は、従来の図柄表示装置より大型の、例えば、10.4インチサイズの液晶ディスプレイが使用されており、従来よりも迫力のある遊技演出を遊技者に提供することができる。なお、この図柄表示装置3は、主に液晶ディスプレイが使用されるが、画面上に画像等の識別情報を表示可能であれば、例えば、CRT、ドットマトリックス等の表示装置であっても良い。
センター役物100の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞部4が配設されている。この始動入賞部4の上部の開口部には、開口幅を拡大させる拡大装置5が配設されている。この拡大装置5は、通常は遊技球を1個通過可能とするが2個同時通過不可能な幅を保つことにより、始動入賞部4への遊技球の入賞を困難なものとしている。そして、拡大作動時は広い範囲で遊技球を拾うことが可能となり、始動入賞部4への遊技球の入賞を容易なものとする。
始動入賞部4の左側には、遊技球が通過可能な作動ゲート7が配設され、該作動ゲート7の左側には入賞口6が配設されている。作動ゲート7には通過した遊技球を検出する図示しない検出装置が設けられ、遊技球の通過を契機として普通図柄表示部11における普通図柄の変動表示が開始される。普通図柄は普通図柄表示部11に設けられたランプの表示によって行われ、当該ランプが所定の状態に点灯すると、始動入賞部4の拡大装置5は所定時間だけ作動される。
始動入賞部4の下方には、アタッカーユニット8が配設されている。このアタッカーユニット8の正面略中央には、特別遊技が実行される際に開放される大入賞口9が設けられている。この特別遊技(大当たり)とは、図柄表示装置3に停止表示される図柄が所定の大当たり図柄の場合に遊技者に特別の利益が提供されるような遊技であって、特別遊技は例えば、最大15ラウンドの所定のラウンド数の単位特別遊技より構成される。単位特別遊技とは、通常は閉鎖されている大入賞口9を、例えば、所定個数の遊技球の入賞があるまで、または、所定時間を経過するまで特別に開放させ、この間に大入賞口9に入賞した各遊技球に対して所定の個数の賞球を遊技者に与えるような遊技である。
遊技盤面2の下端には、始動入賞部4、大入賞口9、入賞口6の何れにも入賞しなかった遊技球が排出されるアウト口10が配設されている。また、遊技盤面2には、遊技球の落下方向に変化を付けるための図示しない風車や遊技球の流下を案内するための図示しない道釘等が配設されている。そして、遊技盤面2の前面は、図示しないガラス板で覆われている。更に、遊技盤面2の下方には、遊技球を遊技盤面2の下端から上端へ打ち出すための図示しない弾球ハンドルや、始動入賞部4、入賞口6、大入賞口9に遊技球が入賞したときに所定の個数の遊技球が払い出される図示しない賞球払出口及びそれらの遊技球を受ける図示しない球受け皿がそれぞれ配設されている。
図2及び図3は、上記センター役物100の全体を示す斜視図である。センター役物100は、上述したように、中央に前後開口する大きな窓口110を有する枠状に形成されており、この大きな窓口110には従来よりも大型の図柄表示装置3が配設される。センター役物100の図示左側の側枠部130の下部には、側枠部130の下部を塞ぐように前面側に突き出た屋根部50が配設されている。
屋根部50は、波板形状に形成されており、センター役物100の側枠部130の下部に一体形成されている。この屋根部50は、遊技盤面2を流下する遊技球の方向を急変させて当該遊技球を所定方向に案内する際に当該遊技球が跳ね上がった場合、当該遊技球と衝突することにより跳ね上がりを抑制するようになっている。この作用を図を参照して説明する。
図4は、上記屋根部50とその周辺部を示す正面図である。図5は、上記屋根部50を設けない場合のその周辺部における遊技球の動作を示す図であり、図6は、上記屋根部50とその周辺部における遊技球の動作を示す図である。図4に示すように、屋根部50の下方、すなわちセンター役物100の図示左側の側枠部130の下方には、遊技盤面2を流下する遊技球の方向を急変させるための風車13と、遊技球を所定方向に案内するための道釘14が配設されている。なお、風車及び釘は、屋根部50に関与するもののみを図示しており、その他の風車及び釘は省略されている。
風車13は、遊技盤面2に回転自在に軸支持されており、例えば上方から落下してくる遊技球を捉えて共に回転し、斜め右下方の道釘14に向けて放出するようになっている。道釘14は、複数本が列を成すように遊技盤面2に打ち付けられており、例えば斜め左上方の風車13から放出される遊技球を斜め右下方の始動入賞部4へ向けて案内するようになっている。
風車13から放出される遊技球は、道釘14に沿って流れる場合は問題が無いが、例えば道釘14に衝突した場合は大きく跳ね上がることがある。この場合、屋根部50が設けられていないと、図5(A)の点線で示すように、遊技球Aは跳ね上がった勢いが抑制されないまま流下方向を急変させ、始動入賞部4の方へ流下していく。従って、始動入賞部4近傍でも、遊技球Aは道釘14に再度衝突した場合、大きく跳ね上がってしまい始動入賞部4を飛び越えてしまうことが多い。また、遊技球の勢いがあるため道釘14に衝突した場合の跳ね上がり方のばらつきも大きく、遊技球の動きは安定しない。このため、遊技中に、それまでより始動入賞部4に遊技球が入賞し難くなる等のムラが生じて、遊技者に不興を与えてしまう場合がある。
また、図5(B)の点線で示すように、遊技球Bがセンター役物100の側枠部130の下部から内部へ入り込み、センター役物100の上段ステージ141や下段ステージ142を転動している遊技球BBと干渉するおそれがあり、始動入賞部4への入賞の機会を奪って遊技者の興趣性を損なう場合もある。
一方、屋根部50が設けられていると、図6(A)の点線で示すように、遊技球Aが道釘14に衝突して跳ね上がっても、屋根部50の下面に衝突して勢いが軽減され、始動入賞部4の方へ大きく跳ねることなく流下していく。したがって、跳ね上がり方のばらつきも少なく、始動入賞部4近傍における遊技球の動きは安定する。このため、遊技球は始動入賞部4にムラなく入賞し易く、遊技者に継続的に遊技興趣を与えうる。
また、屋根部50が設けられていると、図6(B)の点線で示すように、遊技球Bがセンター役物100の側枠部130の下部から内部へ入り込むことが少なくなる。したがって、センター役物100の上段ステージ141や下段ステージ142を転動している遊技球BBを邪魔することなく、遊技者は始動入賞部4への入賞の期待感を持ち続けることができる。特に、屋根部50は波板形状に形成されているので、跳ね上がって衝突したときの遊技球Bのエネルギを分散させることができ、遊技球Bの跳動を抑制して遊技球を道釘14に沿うように流下させることができる。
センター役物100の上枠部120の略中央から側枠部130の下部にかけて、機械的動作手段160を有する案内通路150が形成されている。センター役物100の下枠部140における窓口110の奥側には、遊技球が転動する上段ステージ141が配設され、この上段ステージ141の手前側には1段低く形成された下段ステージ142が配設されている。そして、上段ステージ141と下段ステージ142との間には特別通路143が配設されている。
案内通路150は、センター役物100の略中央上部に形成されている役物入口151に入った遊技球を図示右斜め下方へ案内する第1通路153と、この第1通路153を通過した遊技球を図示下方へ案内する第2通路154と、この第2通路154を通過した遊技球を図示下方及び左斜め下方へ案内して第1のステージ145上へ放出する第3通路155を備えている。
そして、機械的動作手段160を構成する移動体161は、案内通路150の前面側であって第2通路154と第3通路155の間に配設され、機械的動作手段160を構成する図示しない揺動機構は、案内通路150の背面側であって第2通路154と第3通路155の間に配設されている。また、図示していないが、案内通路150を通過する遊技球を検出する案内通路通過検出器156が、第2通路154の下方であって揺動機構の上方に取り付けられるようになっている。
上段ステージ141は、手前側(下段ステージ142側)の第1のステージ145と奥側の第2のステージ146により略構成されている。第1のステージ145及び第2のステージ146は、それぞれセンター役物100の幅方向(左右方向)に帯状であって、それぞれの左右端部付近が持ち上げられた略弓形形状に形成されている。第1のステージ145は、案内通路150の通路出口152に連設されている。第1のステージ145の中央付近の上面は波状に形成されており、案内通路150の通路出口152から放出される遊技球の速度を減速させたり、遊技球の転動に変化を与えることができるようになっている。第2のステージ146の略中央には流下孔146aが設けられており、遊技球を特別通路143へ落下させることができるようになっている。
第1のステージ145と第2のステージ146との間には、僅かな段差が形成されて4つの中央リブ147が配設されている。これらの中央リブ147は、第1のステージ145と第2のステージ146とを仕切る機能と、第1、第2のステージ145、146上を転動する遊技球を案内して遊技球のステージ間移動を制限する機能を有している。但し、各中央リブ147の間では、遊技球はステージ間移動の制限を受けず、第1のステージ145から第2のステージ146へ、または、第2のステージ146から第1のステージ145への移動が可能である。また、第1のステージ145の手前側端部(下段ステージ142との境界)には、3つの上段リブ145aが配設されており、遊技球が下段ステージ142側に流下するのを制限している。更に、第2のステージ146の奥側端部にも、奥側リブ146bが配設されており、遊技球が図柄表示装置3側に落下するのを防止している。
下段ステージ142は、略矩形状であって、左右端部付近が持ち上げられた略弓形形状に形成されている。そして、下段ステージ142上面は、排出経路144に向かって僅かな勾配がつけられ、さらに排出経路144を取り囲むように略放射線状の凹凸142a(以下、放射線状凹凸142aという)が形成されている。また、下段ステージ142の手前側端部には、下段リブ142bが形成されている。放射線状凹凸142aと下段リブ142bは下段ステージ142上を転動する遊技球を排出経路144に案内し、また、下段リブ142bは遊技球が下段ステージ142から落下するのを防止する機能を有している。
特別通路143は、流下孔146aに入球した遊技球の通路であり、流下孔146aから第1のステージ145の下をくぐり下段ステージ142の上方を跨いで前方(手前側)に突出して延びるような形状(断面略S字形)に形成されている。即ち、特別通路143の上面は、上段ステージ141下方の特別通路143は遊技球が流下する下降傾斜面143aと、下段ステージ142上方の特別通路143は遊技球が駆け上がる上昇傾斜面143bとで成る滑らかな曲面に形成されている。
そして、上昇傾斜面143bの端部には、特別通路リブ143cが形成されており、遊技球が特別通路143から落下するのを制限している。特別通路143の突出先端部は、下段ステージ142の下段リブ142bより更に前方(手前側)に延びて落下孔143dが形成されており、特別通路143上を先端まで進んできた遊技球を始動入賞部4へ落下させることができるようになっている。
図7は、上記弾球遊技機1に係る機能を制御する装置のブロック図である。遊技制御装置20は、始動入賞判定手段21、大入賞口駆動制御手段22、表示概要決定手段23、画像制御手段32を備えている。始動入賞判定手段21は、始動入賞部4に配設された始動入賞検出器4aからの検出信号により、始動入賞部4に遊技球が入賞したか否かを判定する。この始動入賞検出器4aは、例えば受発光素子を有する光センサを備え、発光素子からの光を遊技球が遮ることにより遊技球を検出するようになっている。なお、始動入賞検出器4aとしては、上述した透過型の光センサのみならず、反射型の光センサや磁気センサ、容量センサ、機械式センサ等を使用することができる。
大入賞口駆動制御手段22は、アタッカーユニット8の大入賞口9に配設されたソレノイドで成る大入賞口駆動源9aを駆動させて大入賞口9を開閉制御する。表示概要決定手段23は、表示概要抽選手段25、停止図柄決定手段26、概要変動パターン決定手段27を備えている。表示概要抽選手段25は、始動入賞部4に遊技球が入賞したことに基づいて乱数を取得し、この取得された乱数に基づく抽選を行い、該抽選結果に基づき特別遊技としての大当たり遊技を実行するか否かを判定する。停止図柄決定手段26は、表示概要抽選手段25の判定結果に基づいて図柄表示装置3に図柄を変動表示させた後に停止表示させる図柄変動演出の際の停止図柄を決定する。
概要変動パターン決定手段27は、図柄変動演出の際の概要変動パターンを決定する。例えば、通常の変動後上記の大当たり又はハズレになる変動パターン、リーチがかかった後上記の大当たり又はハズレになる変動パターン、更には、スーパーリーチに発展した後上記の大当たり又はハズレになる変動パターン等、図柄変動演出の際の変動パターンの概要を決定する。
画像制御手段32は、詳細表示内容決定手段35、予告表示判定手段37を備えている。詳細表示内容決定手段35は、詳細表示内容抽選手段36を有している。この詳細表示内容抽選手段36は、表示概要に従って概要変動パターン決定乱数を取得する。これに基づき、詳細表示内容決定手段35は、表示概要の内容の詳細を決定する。予告表示判定手段37は、所定の演出表示を行うか否かを判定するものであり、予告表示抽選手段38、抽選判定テーブル39、タイミング判定手段40を備えている。予告表示抽選手段38は、表示概要に従って抽選判定テーブル39から所定の予告演出判定乱数を取得する。タイミング判定手段40は、予告演出のタイミングを判定する。
なお、本実施形態においては、遊技球が案内通路150に配設されている案内通路通過検出器156を通過すると、その検出信号は画像制御手段32に入力される。そして、画像制御手段32は、案内通路通過検出器156を通過して上述したように機械的動作手段160を動作させた遊技球の数が、例えば、所定数になったら、移動体161である壷の先端からあたかも煙が出たかのような所定の演出画像を図柄表示装置3に表示させる制御をも行う。
以上のような構成の弾球遊技機1の遊技の概要を説明する。遊技者が弾球ハンドルを操作すると、遊技球が発射されガイドレール12に案内されて遊技盤面2の上方に放出される。遊技球は、風車13や道釘14等に接触して落下方向が変化しながら、一部は入賞口6あるいは始動入賞部4に入り、入賞口6あるいは始動入賞部4に入らなかった遊技球は、アウト口10に入る。ここで、風車13から放出される遊技球が道釘14に衝突して跳ね上がった場合、遊技球は屋根部50の下面に衝突して道釘14に向かって落下する。したがって、遊技球の勢いは抑えられるため、遊技球は道釘14に沿うように流下して始動入賞部4にムラなく入り易くなる。
遊技球が入賞口6に入賞すると、賞球払出口から例えば5球の賞球が遊技者に払い出される。また、遊技球が作動ゲート7を通過すると、検出装置からの通過信号を契機に抽選が行われ、普通図柄表示部11において普通図柄の変動を開始する。そして、変動開始してから例えば30秒が経過すると、抽選された結果の態様で普通図柄が停止する。このとき普通図柄の停止態様が予め定められた当たりの態様であれば、始動入賞部4の拡大装置5が例えば0.5秒作動する。
これにより、始動入賞部4の開口幅が拡大するので、始動入賞部4への入賞が容易となる。また、普通図柄の停止態様が予め定められたハズレの態様であれば、始動入賞部4の拡大装置5は作動しないが、この場合でも始動入賞部4への入賞は可能である。なお、普通図柄表示部11において普通図柄の変動中に遊技球が作動ゲート7を通過した場合には、その分の変動は保留されて順次実行される。
また、ガイドレール12に案内されて遊技盤面2の上方に放出される遊技球の一部は、役物入口151から案内通路150へ入り、途中で機械的動作手段160を動作させた後に通路出口152から上段ステージ141上に出る。すなわち、役物入口151に入った遊技球は、第1通路153により案内されてセンター役物100の上枠部120の略中央からセンター役物100の側枠部130の上部へ転動し、さらに第2通路154により案内されてセンター役物100の側枠部130の上部からセンター役物100の側枠部130の下部に落下する。そして、遊技球が、第2通路154の下方を落下している途中で案内通路通過検出器156を通過すると、その検出信号が遊技制御装置20へ送出されて、所定の表示制御が行われる。
続いて、遊技球が、第2通路154の下方に配設されている揺動機構に衝突すると、その衝突力により移動体161を動作させる。その後、遊技球は、第3通路155により案内されてセンター役物100の側枠部130の下部に形成されている通路出口152からセンター役物100の第1のステージ145へ向かって放出される。
案内通路150を経由して第1のステージ145上に流下した遊技球は、図示右方向に移動し中央付近の波状ステージ面を越えた後、ステージ右端部の傾斜面を駆け上がる。駆け上った遊技球は、今度は図示左方向に移動を始め、第1のステージ145上を往復する。そして、遊技球が第1のステージ145の中央部で停止したときは、第2のステージ146側へ転動して流下孔146a内へ落下し、特別通路143の下降傾斜面143aを流下し、上昇傾斜面143bを駆け上がって落下孔143dから始動入賞部4へ向かって落下する。
また、第1のステージ145の中央部で停止しなかった遊技球は、中央リブ147の間を通過して第2のステージ146に移動するか、上段リブ145aの間を通過して下段ステージ142側に流下する。なお、第1のステージ145の中央部分が波状に形成されているので、案内通路150を経由して第1のステージ145上に勢いよく流下した遊技球が、この中央部分で跳ねて上段リブ145aまたは中央リブ147を飛び越え、下段ステージ142または第2のステージ146に移動することもある。そして、下段ステージ142上を転動する遊技球は、勾配により排出経路144側に移動し、排出経路144を経由してセンター役物100から排出される。
ここで、上述したように、遊技球が道釘14に衝突して跳ね上がっても、屋根部50の下面に衝突して勢いが軽減され、始動入賞部4の方へ大きく跳ねることなく流下していく。したがって、遊技球の動きは安定し、遊技球は始動入賞部4にムラなく入賞し易いため、遊技者に継続的に遊技興趣を与えうる。また、遊技球がセンター役物100の側枠部130の下部から内部へ入り込むことを防止することができる。したがって、センター役物100の上段ステージ141や下段ステージ142を転動している遊技球と干渉することは無いので、遊技者は始動入賞部4への入賞の期待感を持ち続けることができる。
そして、排出経路144から遊技盤面2の下方へ排出された遊技球は、一部が特別通路143を通って始動入賞部4に入る。遊技球が始動入賞部4に入賞すると、始動入賞検出器4aからの検出信号を契機に賞球払出口から例えば4球の賞球が遊技者に払い出されるとともに、入賞毎に行われる特別遊技の実行可否の判定結果に基づいて図柄表示装置3に図柄を変動表示させた後に停止表示させる図柄変動演出、例えばハズレ変動、リーチ、スーパーリーチを示す図柄変動演出が行われる。ここで、リーチとは、例えば3つの図柄変動表示を行う場合に2つの図柄が揃い、あと1つの図柄が揃えば当たりになるという状態の表示演出を行うことをいい、スーパーリーチとは、通常のリーチよりも当たりとなる確率の高い状態の表示演出を行うことを意味している。
このとき停止表示される図柄が当たり図柄であるときは、当たり遊技が発生して普段は閉鎖している大入賞口9が開放する。そして、遊技球が大入賞口9に入賞すると、賞球払出口から例えば15球の賞球が遊技者に払い出される。この大入賞口9は、例えば開放してから30秒経過するか、10球の入賞があるかの何れかにより一旦閉鎖する。そして、この大入賞口9が開放している間に、この大入賞口9の内部に設けられているVゾーンへの入賞があると、大入賞口9は一旦閉鎖した後、再度開放するようになっている。このような大入賞口9の開放及び閉鎖の繰り返し、即ち当たり遊技は、例えば最大15回連続するようになっている。一方、大入賞口9が15回開閉を繰り返すか、大入賞口9の開放中にVゾーンへの入賞が無かった場合には、この当たり遊技は終了する。
以上のように、本発明の弾球遊技機1によれば、遊技盤面2を流下する遊技球の方向を急変させて当該遊技球を所定方向に案内する際の当該遊技球の跳動を抑制する屋根部50を備えたので、遊技球の動きが安定し、遊技球同士の不測の干渉を防止することができ、興趣性を損なうような事態を回避することができる。また、屋根部50は、遊技盤面2の略中央に配設され、遊技盤面2の下方に配設されている始動入賞部4への遊技球の入賞を容易とするセンター役物100に設けられているので、遊技球の動きが安定してムラなく始動入賞部4に入賞し、遊技者に継続的に遊技興趣を与えうる。さらに、始動入賞部4へ入賞しそうな遊技球との干渉を防止することができ、遊技者は安心して遊技を行うことができる。
なお、上述した実施形態では、屋根部50は、波板形状の部材としたが、特にこれに限定されるものでは無く、平板形状あるいは湾曲板形状等の部材であっても良い。また、屋根部50は、センター役物100と一体的に形成するようにしたが、特にこれに限定されるものでは無く、別部品として配設するようにしても良い。また、屋根部50は、センター役物100の側枠部130の下部に設けるようにしたが、特にこれに限定されるものでは無く、遊技盤面2を流下する遊技球の方向を急変させて当該遊技球を所定方向に案内する際に当該遊技球が大きく跳動する個所であれば任意の位置に任意の数を設けても良い。そして、遊技球の方向を急変させる手段として風車13を、遊技球を所定方向に案内する手段として道釘14を例に挙げたが、特にこれらに限定されるものでは無い。
本発明は、遊技球を用いる弾球遊技機であれば、いわゆるパチンコ機のみならず、雀球、アレンジボール等他の弾球遊技機にも適用可能である。
1 弾球遊技機、2 遊技盤面、3 図柄表示装置、4 始動入賞部、5 拡大装置、6 入賞口、7 作動ゲート、8 アタッカーユニット、9 大入賞口、10 アウト口、11 普通図柄表示部、12 ガイドレール、13 風車、14 道釘、4a 始動入賞検出器、9a 大入賞口駆動源、20 遊技制御装置、21 始動入賞判定手段、22 大入賞口駆動制御手段、23 表示概要決定手段、25 表示概要抽選手段、26 停止図柄決定手段、27 概要変動パターン決定手段、32 画像制御手段、35 詳細表示内容決定手段、36 詳細表示内容抽選手段、37 予告表示判定手段、38 予告表示抽選手段、39 抽選判定テーブル、40 タイミング判定手段、50 屋根部、100 センター役物、150 案内通路、151 役物入口、152 通路出口、153 第1通路、154 第2通路、155 第3通路、156 案内通路通過検出器、160 機械的動作手段、161 移動体
Claims (5)
- 遊技球を遊技盤面に向けて弾いて遊技する弾球遊技機において、
前記遊技盤面を流下する前記遊技球の方向を急変させて当該遊技球を所定方向に案内する際の当該遊技球の跳動を抑制する跳動抑制部品を備えたことを特徴とする弾球遊技機。 - 前記跳動抑制部品は、前記遊技盤面の略中央に配設され、前記遊技盤面の下方に配設されている入賞部への遊技球の入賞を容易とする遊技部品に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
- 前記跳動抑制部品は、波板形状の部材であり、跳動する前記遊技球が衝突することにより当該跳動を抑制することを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
- 前記遊技球の方向を急変させる部品は、風車であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の弾球遊技機。
- 前記遊技球を所定方向に案内する部品は、道釘であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の弾球遊技機。
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