JP2019084270A - 遊技機 - Google Patents
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Description
これらの遊技機においては、遊技に対する遊技者の興趣の向上を図るために、機種ごとに、様々な遊技領域の構成(遊技球が入球可能な各種入賞口や遊技球が通過可能なゲートの設置位置、遊技球が流下する流下通路の構造等)が採用されている。たとえば、遊技領域の右側に、ブロック部材を挟んで並設される2つの流下通路を設け、遊技球の発射強度に応じて遊技球がいずれかの流下通路を流下可能となる遊技機が考案されている(特許文献1参照)。この遊技機によれば、遊技領域の右側へ向けて打ち出された遊技球の流下経路のバリエーションが増え、遊技領域の右側へ向けて遊技球を打ち出す場合に、いずれの流下通路を狙って遊技球を打ち出すかという点について遊技者に関心を抱かせることができ、ひいては、遊技球の流下経路に対する遊技者の興趣を高めることができるようになっている。
以下、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。なお、下記の符号及び記載は、本発明の構成に相当する発明の実施の形態における構成の符号及び名称を示したものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(パチンコ機Pの外部構成)
本形態に係る遊技機は、遊技媒体として遊技球を使用するパチンコ機Pである。特に図示していないが、パチンコ機Pが設置される遊技場においては、島と呼ばれる遊技機の設置領域に、複数台のパチンコ機Pが並べて配設されるとともに、遊技球を貸し出すための遊技球貸出装置が各パチンコ機Pに隣接して設置される。また、各パチンコ機Pは対応する遊技球貸出装置Rに接続されている。
遊技球貸出装置Rは、紙幣の投入や遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶される記憶媒体(カード)の挿入が可能となっている。そして、遊技球貸出装置Rに紙幣を投入(又は、カードを挿入)した上で、パチンコ機Pに対して所定の操作を行うことにより、遊技球貸出装置Rから遊技球の貸し出しを受けることができるようになっている。
この遊技領域12は、図3に示すように、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て左側の領域である第1遊技領域12aと、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て右側の領域である第2遊技領域12bとから構成されている。これら2つの遊技領域12は、発射装置の発射強度により、遊技球の進入可能性が異なるようになっている。具体的には、発射装置の発射強度が所定の強度未満(発射装置により発射される遊技球が遊技領域12の最高地点に到達しない程度の強度)の場合には、遊技球は第1遊技領域12aに進入する。これに対して、発射装置の発射強度が所定の強度以上(発射装置により発射される遊技球が遊技領域12の最高地点に到達可能な強度)の場合には、遊技球は第2遊技領域12bに進入する。
これに対して、発射装置の発射強度が上述の所定の強度以上であって第2流下通路到達強度よりも小さい第1流下通路到達強度(発射装置により発射される遊技球が遊技領域12の最高地点に到達可能であるものの、仕切り壁50の上端を越えることのない強度)であった場合には、発射された遊技球が、レール13a及びレール13aの下方に配置された多数の釘により構成される進行通路53内を当該釘に案内されて右方向に進み、第2遊技領域12bに進入する。ここで、進行通路53は、上述の釘の配置により、第2遊技領域12bに右側に向かうに従って次第に下方向に傾斜し、第1流下通路51の上端まで至るように形成されている(図3参照)。したがって、上述の発射強度で発射され第2遊技領域12bに進入した遊技球は、上述の釘に案内されて第1流下通路51の上端に到達する。そして、この遊技球は、第1流下通路51を流下することとなる。
なお、一般入賞口14の設置個数や設置位置は特に限定されるものではない。
これに対して、第2始動入賞口16は、図3に示すように、第2遊技領域12b内であって第1流下通路51及び第2流下通路52の下流に、具体的には、第1流下通路51の下端の直下、かつ、第2流下通路52の下端の左下方に設けられている。そして、第2始動入賞口16へは、第2遊技領域12bに進入した遊技球のうち、第1流下通路51を流下する遊技球及び第2流下通路52を流下する遊技球のいずれもが入球可能となっており、第1遊技領域12aに進入した遊技球は入球できないようになっている。
なお、第1始動入賞口15や第2始動入賞口16の設置位置は特に限定されるものではない。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1始動入賞口15へ遊技球が入球すると、3個の賞球が払い出され、第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると、1個の賞球が払い出されるように設定されている。なお、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて払い出される賞球は、1個以上であれば特に限定されるものではなく、いかなる個数にしてもよい。また、可動片16bが設けられている始動入賞口(第2始動入賞口16)と可動片16bが設けられていない始動入賞口(第1始動入賞口15)とでは、賞球の数を同一にしてもよいし、異ならせてもよい。
そして、この普図入賞口20へ遊技球が入球すると、所定個数(本形態では1個)の賞球が払い出されるとともに、後述する普通図柄の抽選が行われる。そして、当該抽選の結果が当たりであった場合、上述の第2始動入賞口16に設けられた可動片16bが所定時間開かれるようになっている。
換言すれば、本形態に係るパチンコ機Pでは、第2流下通路52を流下する遊技球よりも第1流下通路51を流下する遊技球の方が第2始動入賞口16へ到達し易く、また、第1流下通路51を流下する遊技球よりも第2流下通路52を流下する遊技球の方が普図入賞口20へ到達し易くなっている。
具体的には、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1流下通路51を流下する遊技球の90パーセントが第2始動入賞口16へ到達し、残りの10パーセントが普図入賞口20へ到達するようになっている。また、第2流下通路52を流下する遊技球の90パーセントが普図入賞口20へ到達し、残りの10パーセントが第2始動入賞口16へ到達するようになっている。なお、第2始動入賞口16又は普図入賞口20への到達割合は、これらに限定されるものではない。
また、大入賞口18へは、第2遊技領域12bに進入した遊技球のうち、第1流下通路51を流下する遊技球及び第2流下通路52を流下する遊技球のいずれもが入球可能となっており、第1遊技領域12aに進入した遊技球は入球できないようになっている。
そして、大入賞口18へ遊技球が入球すると、所定個数(本形態では15個)の賞球が払い出される。
なお、一般入賞口14、第1始動入賞口15、第2始動入賞口16、普図入賞口20又は大入賞口18へ入球した遊技球は、遊技盤11の背面側に導かれ回収される。
また、上皿6の前方位置には、遊技者が操作することにより遊技中や待機中等に実行される演出の進行や切り替えが可能な演出操作装置9が設けられている。この演出操作装置9は、回転操作が可能な操作ダイヤル9aと押下操作が可能な操作ボタンとから構成されている。
次に、パチンコ機Pの遊技や演出を制御する制御手段について説明する。
上述の制御手段は、図4に示すように、主制御基板100、発射払出制御基板200、副制御基板300及び遊技球貸出制御基板400により構成されている。
また、図4に示すように、主制御基板100には、発射払出制御基板200及び副制御基板300が接続され、また、発射払出制御基板200には、遊技球貸出制御基板400が接続されている。さらに、主制御基板100及び発射払出制御基板200には、遊技進行上の種々の情報をパチンコ機Pの外部(たとえば、遊技場のホールコンピュータ等)に出力するための外部情報端子基板500が接続されている。
また、特に図示していないが、本形態に係るパチンコ機Pが備える各基板には電源基板が接続されている。この電源基板にはバックアップ電源が設けられており、パチンコ機Pに供給される電源の電圧値が所定値以下になった場合に電断と判断し、主制御基板100に電断信号を出力する。
この主制御基板100は、図4に示すように、メインCPU101と、メインROM102と、メインRAM103と、を備えている。そして、メインCPU101は、後述する各検出センサやタイマからの信号に基づき、メインROM102に格納されている制御プログラムを読み出して演算処理を行うとともに、メインCPU101に接続されている各種装置の制御や、演算処理の結果に基づく他の基板へのコマンド送信等を行う。
そして、主制御基板100によって、各ソレノイドが駆動されることで第2始動入賞口16や大入賞口18の開閉制御がなされ、また、各表示装置の表示制御がなされるようになっている。
図4に示すように、発射払出制御基板200には、遊技球の発射を制御するための機器として、操作ハンドル5に遊技者が触れたことを検出するタッチセンサ5aと、操作ハンドル5の操作角度(回転角度)を検出する操作ボリューム5bと、遊技球の発射を停止する発射停止スイッチ5cと、上皿6に受容されている遊技球を発射装置(図示しておらず)に送る球送りソレノイド60と、遊技球を発射する発射モータ61と、が接続されている。また、タッチセンサ5a、操作ボリューム5b及び発射停止スイッチ5cから出力される制御信号が、発射払出制御基板200に入力されるようになっている。
そして、タッチセンサ5a及び操作ボリューム5bからの制御信号が発射払出制御基板200に入力されると、球送りソレノイド60及び発射モータ61を通電して遊技球を発射させる制御がなされる。これに対して、発射停止スイッチ5cからの制御信号が発射払出制御基板200に入力されると、球送りソレノイド60及び発射モータ61の通電を止めて遊技球の発射を停止させる制御がなされる。
球貸ボタン36が押下操作されると、遊技球貸出装置Rにより、記憶されている価値情報から所定の価値情報を減算する処理がなされるとともに、減算された価値情報に対応する個数の遊技球を払い出す制御がなされる。また、カード返却ボタン37が押下操作されると、遊技球貸出装置Rによりカードを排出する制御がなされる。
この副制御基板300は、図4に示すように、各種演算処理を行うサブCPU301と、演出を実行するための制御プログラム、演出の実行に必要なデータやテーブル等を格納するサブROM302と、演算処理時の一時記憶領域等として用いられるサブRAM303と、を備えており、主制御基板100から副制御基板300への一方向に通信可能となるように接続されている。
サブCPU301は、主制御基板100から送信されるコマンドやタイマからの信号に基づき、サブROM302に格納されている制御プログラムを読み出して演算処理を行うとともに、画像表示を制御するための画像制御基板(特に図示しておらず)、音声出力を制御するための音声制御基板(特に図示しておらず)、照明の点灯を制御するための電飾制御基板(特に図示しておらず)に、演出実行用のコマンドを送信する。
そして、副制御基板300から送信されたコマンドに基づき、画像制御基板は演出表示装置21による画像表示を制御し、音声制御基板は音声出力装置10からの音声出力を制御し、電飾制御基板は演出照明装置23による照明の点灯を制御する。
次に、本形態のパチンコ機Pにおける遊技の概略を説明する。
上述の如く、本形態のパチンコ機Pにおいては、特図遊技と普図遊技とが並行して進行する。また、これら両遊技を進行する際の遊技状態としては、大当たりの抽選によって大当たりに当選する確率が異なる低確率遊技状態(いわゆる非確変状態)及び高確率遊技状態(いわゆる確変状態)のいずれかの遊技状態と、可動片16bの開放し易さが異なる非時短遊技状態及び時短遊技状態のいずれかの遊技状態と、が組み合わされたいずれかの遊技状態が設定される。
具体的には、本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた遊技状態(以下、通常遊技状態という)又は高確率遊技状態及び時短遊技状態を組み合わせた遊技状態(以下、高確率時短遊技状態という)のいずれかの遊技状態が設定される。
なお、工場出荷直後やリセット後の初期状態においては、通常遊技状態が設定されるようになっている。
その後、所定の変動時間が経過すると、第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31において、特別図柄の変動表示が停止し、大当たりの抽選により決定された特別図柄が停止表示される。すなわち、大当たりに当選した場合には大当たりに対応付けられた特別図柄が停止表示され、ハズレの場合にはハズレに対応付けられた特別図柄が停止表示されることとなる。また、特別図柄が停止表示されると、これに伴って、演出表示装置21において行われていた変動演出が終了し、大当たりの抽選の結果が報知される。
そして、大当たりに対応付けられた特別図柄が停止表示された場合には、大入賞口18が開放され当該大入賞口18へ遊技球を入球させることが可能となる特別遊技が開始される。
そして、特別遊技の終了後には、高確率時短遊技状態が設定され、その後、大当たりに当選することなく大当たりの抽選が予め定められた回数行われると、通常遊技状態へ移行する。なお、特別遊技の終了後には必ず、高確率時短遊技状態を設定するのではなく、大当たりの抽選において決定された特別図柄の種別に応じた遊技状態が設定されるようにしてもよい。また、大入賞口18内に遊技球が進入可能な特別領域を設け、特別遊技中において所定数の遊技球が特別領域を通過したか否かに応じた遊技状態が設定されるようにしてもよい。
具体的には、高確率時短遊技状態中及び特別遊技中は、演出表示装置21において第2遊技領域12bへ向けて遊技球を打ち出す旨を指示する表示が行われ、通常遊技状態が設定されると、演出表示装置21において第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出す旨を指示する表示が行われる。
具体的には、本形態に係るパチンコ機Pでは、通常遊技状態中に第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合には、後述する保留数の数に応じて、3秒、6秒、15秒、30秒又は60秒のいずれかの変動時間が決定され、高確率時短遊技状態中に第2始動入賞口16へ遊技球が入球した場合には、保留数の数によることなく、1秒の変動時間が決定されるようになっている。
なお、決定され得る変動時間の種類は、これらに限定されるものではない。たとえば、高確率時短遊技状態中においても複数種類の変動時間の中からいずれかの変動時間が決定されるようにしてもよい。
本形態に係るパチンコ機Pでは、非時短遊技状態中(通常遊技状態中)に普図入賞口20へ遊技球が入球した場合において普通図柄の抽選の結果が当たりとなる確率が1/65536に設定されており、時短遊技状態中(高確率時短遊技状態中)に普図入賞口20へ遊技球が入球した場合において普通図柄の抽選の結果が当たりとなる確率が1/6に設定されている。なお、普通図柄の抽選の結果が当たりとなる確率はこれに限定されるものではなく、たとえば、時短遊技状態中に普図入賞口20へ遊技球が入球した場合には、ほぼ100%の確率で普通図柄の抽選の結果が当たりとなるように設定してもよい。
本形態に係るパチンコ機Pでは、非時短遊技状態中においては上述の普通図柄変動時間が9秒に設定されており、時短遊技状態中においては上述の普通図柄変動時間が1秒に設定されている。なお、普通図柄変動時間はこれに限定されるものではなく、種々の時間を設定してもよい。また、遊技状態ごとに複数の普通図柄変動時間を設けておき、いずれかの普通図柄変動時間を抽選により決定してもよい。
そして、当たりに対応付けられた普通図柄が停止表示されると、第2始動入賞口16が開放される。第2始動入賞口16が開放されている場合には、より多くの遊技球を第2始動入賞口16へ入球させることができ、大当たりの抽選を受ける機会が増え、第2始動入賞口16が開放されていない場合よりも有利な状態とすることができる。
次に、高確率時短遊技状態中における遊技性について説明する。
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、高確率時短遊技状態中には、遊技球が普図入賞口20又は第2始動入賞口16へ入球するように、第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出しが行われるが、発射装置による発射強度(第1流下通路到達強度、第2流下通路到達強度)に応じて第1流下通路51又は第2流下通路52のいずれかを遊技球が流下することとなる。
ここで、上述の如く、第1流下通路51を流下する遊技球は、普図入賞口20よりも第2始動入賞口16へ到達し易くなっており、普図入賞口20へは入球し難い。そのため、第1流下通路到達強度で遊技球を打ち出し続けていた場合には、普図入賞口20への遊技球の入球に基づく普通図柄の抽選を受ける機会は少なくなる。すると、この場合には、普通図柄の抽選の結果が当たりとなって第2始動入賞口16に設けられた可動片16bが開かれる機会も少なくなることから、第2始動入賞口16は閉状態となることが多くなり(開状態となることが少なくなり)、第1流下通路51を流下する遊技球は、第2始動入賞口16へ到達しても第2始動入賞口16へ入球することが困難となる。
したがって、第1流下通路到達強度で遊技球を打ち出し続けていた場合には、打ち出された遊技球は普図入賞口20よりも第2始動入賞口16へ到達し易くなっているものの、実質的には、第2始動入賞口16が開状態となり難いため、第2始動入賞口16へ遊技球が入球し難いこととなる。
ここで、上述の如く、第2流下通路52を流下する遊技球は、第2始動入賞口16よりも普図入賞口20へ到達し易くなっている。そのため、第2流下通路到達強度で遊技球を打ち出し続けていた場合には、普図入賞口20への遊技球の入球に基づく普通図柄の抽選を受ける機会が多くなり、普通図柄の抽選の結果が当たりとなって第2始動入賞口16に設けられた可動片16bが開かれる機会も多くなることから、第2始動入賞口16は開状態となることが多くなる。しかし、上述の場合には、第2始動入賞口16は開状態となることが多いにもかかわらず、上述の如く、第2流下通路52を流下する遊技球は、第2始動入賞口16よりも普図入賞口20へ到達し易くなっているため、第2始動入賞口16へ遊技球が入球することが困難となる。
すなわち、第2流下通路到達強度で遊技球を打ち出し続けていた場合にも、第1流下通路到達強度で遊技球を打ち出し続けていた場合と同様に、第2始動入賞口16へ遊技球が入球し難いこととなる。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pによれば、遊技球が流下する経路(第1流下通路51、第2流下通路52)によって遊技性能が異なるように設定されているため、遊技を進行させるにあたり遊技球が流下する経路を選択することに対する遊技者の関心を高めることができ、遊技者の興趣が低下するのを防止することができるのである。
次に、主制御基板100で実行されるメイン処理の概要について、図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップ100において、メインCPU101は、工場出荷直後やリセット後の初期状態である場合に、初期状態におけるメインRAM103への各種データの記憶等を行う初期設定処理を実行する。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、メインCPU101は、各種タイマカウンタを更新するタイマ更新処理を実行する。そして、次のステップ102に進む。
ステップ103において、メインCPU101は、上記ステップ102の特別遊技制御処理における大当たりの抽選により大当たりに当選した場合に、特別遊技の実行、特別遊技終了後の遊技状態の設定等の各種処理を行う特別遊技制御処理を実行する。そして、次のステップ104に進む。
ステップ105において、メインCPU101は、一般入賞口検出センサ14a、第1始動入賞口検出センサ15a、第2始動入賞口検出センサ16a、普図入賞口検出センサ20a、大入賞口検出センサ18aからの検出信号が入力された場合に、それぞれの検出信号に対応する払出個数指定コマンドを発射払出制御基板200に送信する。これにより、発射払出制御基板200により、それぞれの検出信号に対応する数の賞球の払い出しが行われる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ107において、メインCPU101は、上述のステップ106で作成した各データの信号を出力するポート出力、及び、演出用伝送データ格納領域に記憶されたコマンドを送信するコマンド送信等の処理を行う出力制御処理を実行する。そして、メイン処理を終了する。
上述の実施の形態では、第2遊技領域12bへ進入した遊技球が流下する経路に応じて遊技性能を異ならせるために、第2遊技領域12bに第1流下通路51及び第2流下通路52を設けていたが、これに限定されるものではない。
たとえば、第1遊技領域12aに、上述の実施の形態と同様の構成の第1流下通路51及び第2流下通路52を設けるとともに、普図入賞口20及び第2始動入賞口16を設ける。そして、第1流下通路51を流下する遊技球は、普図入賞口20よりも第2始動入賞口16へ到達(入球)し易いように、また、第2流下通路52を流下する遊技球は、第2始動入賞口16よりも普図入賞口20へ到達(入球)し易いように、釘、第2始動入賞口16及び普図入賞口20等の位置を調整することで、第1遊技領域12aへ進入した遊技球が流下する経路に応じて遊技性能を異ならせてもよい。
12a 第1遊技領域
12b 第2遊技領域
16 第2始動入賞口
20 普図入賞口
Claims (1)
- 遊技者の操作に応じた強度で遊技球を発射させる発射手段と、
前記発射手段により発射された遊技球が流下可能な遊技領域と、
前記発射手段による発射の強度に応じて遊技球が流下可能な第1の流下通路及び第2の流下通路と、
前記第1の流下通路を流下する遊技球及び前記第2の流下通路を流下する遊技球が進入可能な第1進入領域と、
前記第1の流下通路を流下する遊技球及び前記第2の流下通路を流下する遊技球が進入可能であって、前記第1進入領域へ遊技球が進入することに基づいて遊技球の進入の難易度が変化可能な第2進入領域と、を備え、
前記第1の流下通路を流下する遊技球は、前記第1進入領域よりも前記第2進入領域へ進入し易く、前記第2の流下通路を流下する遊技球は、前記第2進入領域よりも前記第1進入領域へ進入し易いように、前記第1進入領域及び前記第2進入領域が設けられていることを特徴とする遊技機。
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