JP7058958B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
これらの遊技機においては、遊技に対する遊技者の興趣の向上を図るために、機種ごとに、様々な遊技領域の構成(遊技球が入球可能な各種入賞口や遊技球が通過可能なゲートの設置位置、遊技球が流下する流下通路の構造等)が採用されている。たとえば、遊技領域の右側に、ブロック部材を挟んで並設される2つの流下通路を設け、遊技球の発射強度に応じて遊技球がいずれかの流下通路を流下可能となる遊技機が考案されている(特許文献1参照)。この遊技機によれば、遊技領域の右側へ向けて打ち出された遊技球の流下経路のバリエーションが増え、遊技領域の右側へ向けて遊技球を打ち出す場合に、いずれの流下通路を狙って遊技球を打ち出すかという点について遊技者に関心を抱かせることができ、ひいては、遊技球の流下経路に対する遊技者の興趣を高めることができるようになっている。
以下、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。なお、下記の符号及び記載は、本発明の構成に相当する発明の実施の形態における構成の符号及び名称を示したものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(パチンコ機Pの外部構成)
本形態に係る遊技機は、遊技媒体として遊技球を使用するパチンコ機Pである。特に図示していないが、パチンコ機Pが設置される遊技場においては、島と呼ばれる遊技機の設置領域に、複数台のパチンコ機Pが並べて配設されるとともに、遊技球を貸し出すための遊技球貸出装置が各パチンコ機Pに隣接して設置される。また、各パチンコ機Pは対応する遊技球貸出装置Rに接続されている。
遊技球貸出装置Rは、紙幣の投入や遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶される記憶媒体(カード)の挿入が可能となっている。そして、遊技球貸出装置Rに紙幣を投入(又は、カードを挿入)した上で、パチンコ機Pに対して所定の操作を行うことにより、遊技球貸出装置Rから遊技球の貸し出しを受けることができるようになっている。
この遊技領域12は、図3に示すように、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て左側の領域である第1遊技領域12aと、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て右側の領域である第2遊技領域12bとから構成されている。これら2つの遊技領域12は、発射装置の発射強度により、遊技球の進入可能性が異なるようになっている。具体的には、発射装置の発射強度が所定の強度未満(発射装置により発射される遊技球が遊技領域12の最高地点に到達しない程度の強度)の場合には、遊技球は第1遊技領域12aに進入する。これに対して、発射装置の発射強度が所定の強度以上(発射装置により発射される遊技球が遊技領域12の最高地点に到達可能な強度)の場合には、遊技球は第2遊技領域12bに進入する。
これに対して、発射装置の発射強度が上述の所定の強度(発射装置により発射される遊技球が遊技領域12の最高地点に到達可能な強度)以上であって最大強度未満であった場合には、発射された遊技球が、ブロック部50の上端を越えることができずブロック部50の左側面やブロック部50の左下方に配置された釘等に当たり、第1流下通路51の上端に到達する。すなわち、上述の発射強度で発射され第2遊技領域12bに進入した遊技球は、ブロック部50や釘等に案内されて第1流下通路51の上端に到達する。そして、この遊技球は、第1流下通路51を流下することとなる。
これに対して、第2始動入賞口16は、図3に示すように、遊技領域12の中央下部に設けられている。第2始動入賞口16へは、第1遊技領域12aに進入した遊技球及び第2遊技領域12bに進入した遊技球のいずれもが入球可能となっている。
なお、第1始動入賞口15や第2始動入賞口16の設置位置は特に限定されるものではない。
具体的には、第1始動入賞口15へ遊技球が入球すると、上述の待機時間の経過後、左開閉部材21c及び右開閉部材21dの0.5秒間の開放が1回行われ、第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると、上述の待機時間の経過後、左開閉部材21c及び右開閉部材21dの0.8秒間の開放が2回行われる。また、上述の待機時間については、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ遊技球が入球したことを契機に行われる抽選で、複数の待機時間(本形態では、0.5秒、1.0秒、1.5秒)の中からいずれかが決定されるようになっている。なお、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ遊技球が入球することにより左開閉部材21c及び右開閉部材21dが開放する時間や開放回数については、上述の内容に限定されるものではなく、他の時間を設定してもよい。
また、第2始動入賞口16には、左右に開閉可能な可動片(普通電動役物)を設け、可動片が閉じているときには第2始動入賞口16が閉状態となり、第2始動入賞口16への遊技球の入球は不可能又は困難とし、所定の作動条件(たとえば、遊技領域12に設けられゲートを遊技球が通過すること等)を満たすことにより可動片が開くと、第2始動入賞口16が開状態となり、第2始動入賞口16への遊技球の入球が容易となるようにしてもよい。
また、第2始動入賞口16に可動片を設けた場合には、可動片が設けられている第2始動入賞口16と可動片が設けられていない第1始動入賞口15とでは、賞球の数を同一にしてもよいし、異ならせてもよい。
また、図3に示すように、第1仕切部20aの略中央には、上方に向けて突出し、上部大入賞口18aの下部空間を左右2つに仕切る正面視T字状の部材である第2仕切部20bが設けられており、この第2仕切部20bにより、上部大入賞口18aにおける左下側の空間である左部空間18cと、上部大入賞口18aにおける右下側の空間である右部空間18dとが形成されている。
左開閉部材21cは、左入球口21aの開口全体が閉鎖される閉鎖位置(図4参照)から左入球口21aの開口全体が開放される最大開放位置(図3参照)までの範囲内で変位し、右開閉部材21dは、右入球口21bの開口全体が閉鎖される閉鎖位置(図4参照)から右入球口21bの開口全体が開放される最大開放位置(図3参照)までの範囲内で変位するようになっている。
具体的には、左開閉部材21c及び右開閉部材21dが閉鎖位置から最大開放位置に至るまで変位する。これにより、左入球口21a及び右入球口21bが開放され、左開閉部材21c及び右開閉部材21dが遊技球を上部大入賞口18aへ導く案内部材として機能することにより、上部大入賞口18aへの遊技球の入球が可能となる(図3参照)。その後、左開閉部材21c及び右開閉部材21dが最大開放位置から閉鎖位置に至るまで変位する。これにより、左入球口21a及び右入球口21bが閉鎖され、上部大入賞口18aへの遊技球の入球が不可能となる。
また、上部大入賞口18aへ入球した遊技球は、当該上部大入賞口18aへの入球角度等に応じて、上部大入賞口18aにおける左部空間18c又は右部空間18dのいずれかに進入するようになっている。
そして、上部大入賞口18aにおける左部空間18cに進入した遊技球は、第1案内通路22aに案内されて、下部大入賞口18bの左下部まで到達し、また、上部大入賞口18aにおける右部空間18dに進入した遊技球は、第2案内通路22bに案内されて、下部大入賞口18bの右上部まで到達するようになっている。
下部大入賞口18bへ進入し底部18cに到達した遊技球は、底部18cを手前側へ向けて転動するようになっており、転動方向によっては特定領域57へ進入し、特定領域57へ進入しなかった遊技球はすべて排出溝へ進入する。
また、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ遊技球が入球し、左開閉部材21c及び右開閉部材21dの開放中に大入賞口18へ入球した遊技球が特定領域57へ進入すると、遊技者にとって有利な特別遊技が実行されるようになっている。ここで、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、左部空間18cに進入した遊技球の方が、右部空間18dに進入した遊技球よりも、特定領域57へ進入し易いようになっていることから、左部空間18cに遊技球が進入した方が、右部空間18dに遊技球が進入した場合よりも、特別遊技が実行され易いこととなる。
すると、第1流下通路51を流下する遊技球は右入球口21bの上半分に対して略真上の方向から入球することとなるため、右入球口21bの上半分が開放される位置(本形態では、閉鎖位置と最大開放位置との中間の位置)まで右開閉部材21dが変位すれば、当該遊技球は右入球口21bに入球可能となる(図5参照)。
また、右入球口21bの上半分に対して略真上の方向から入球する遊技球は、右開閉部材21dに接触しない場合にはそのまま上部大入賞口18aの右部空間18dへ進入する可能性が高く、また、右開閉部材21dに接触しても、当該右開閉部材21dの上端から下端へ向けての傾斜が急であることから略下方向へ案内され、第2仕切部20bを乗り越えることができる可能性は低く、やはり上部大入賞口18aの右部空間18dへ進入する可能性が高い(図5参照)。すなわち、第1流下通路51を流下する遊技球は、左部空間18cよりも右部空間18dへ進入し易くなっている。
すると、第2流下通路52を流下する遊技球は右入球口21bの下半分に対して右斜め上の方向から入球することとなるため、右入球口21bの上半分のみならず下半分が開放される位置(本形態では、最大開放位置)まで右開閉部材21dが変位した場合に、当該遊技球は右入球口21bに入球可能となる(図3参照)。すなわち、第2流下通路52を流下する遊技球が右入球口21bに入球するためには、第1流下通路51を流下する遊技球が右入球口21bに入球する場合よりも右入球口21bが大きく開放されなければならないため、第2流下通路52を流下する遊技球は、第1流下通路51を流下する遊技球よりも右入球口21bへ入球し難いこととなっている。また、第2流下通路52には、上述の如く、間隙53が設けられているため、第2流下通路52を流下する遊技球の一部が右入球口21bに到達することとなる。
したがって、第2流下通路52を流下する遊技球は、第1流下通路51を流下する遊技球よりも大入賞口18への入球の可能性が低くなっている。
そして、上述の如く、上部大入賞口18aにおける左部空間18cに進入した遊技球の方が、上部大入賞口18aにおける右部空間18dに進入した遊技球よりも、特定領域57へ進入し易く、特別遊技が実行され易いことから、遊技球が第2流下通路52を流下した場合の方が、遊技球が第1流下通路51を流下した場合よりも、特別遊技が実行され易いようになっている。
したがって、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ遊技球が入球することで大入賞口18が開放した際に、第1流下通路51を流下可能となるような発射強度で遊技球を打ち出した場合には、遊技球が大入賞口18へは入球し易いため多くの賞球を得られる可能性は高いものの、特定領域57へは進入し難く特別遊技が実行され難いという遊技性能を提供することができるのに対し、第2流下通路52を流下可能となるような発射強度で遊技球を打ち出した場合には、遊技球が大入賞口18へは入球し難く多くの賞球を得られる可能性は低いものの、特定領域57へは進入し易く特別遊技が実行され難いという遊技性能を提供することができる。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pによれば、遊技球が流下する経路(第1流下通路51、第2流下通路52)によって提供される遊技性能が異なるため、遊技球が流下する経路を選択することに対する遊技者の関心を高めることができ、遊技者の興趣が低下するのを防止することができるのである。
また、第1遊技領域12aにおいても、第2遊技領域12bと同様の遊技性能を提供可能な2つの流下通路を設けてもよい。また、左入球口21a及び左開閉部材21cを設けることなく、右入球口21b及び右開閉部材21dのみ設けてもよい。
また、演出装置としては、これらに限定されるものはなく、たとえば、動画や静止画等の画像を表示するための演出表示装置等を備えてもよい。
また、上皿6の前方位置には、遊技者が操作することにより遊技中に出力される音声の切り替え等が可能な演出操作装置9が設けられている。この演出操作装置9は、回転操作が可能な操作ダイヤル9aと押下操作が可能な操作ボタンとから構成されている。
次に、パチンコ機Pの遊技や演出を制御する制御手段について説明する。
上述の制御手段は、図6に示すように、主制御基板100、発射払出制御基板200、副制御基板300及び遊技球貸出制御基板400により構成されている。
また、図6に示すように、主制御基板100には、発射払出制御基板200及び副制御基板300が接続され、また、発射払出制御基板200には、遊技球貸出制御基板400が接続されている。さらに、主制御基板100及び発射払出制御基板200には、遊技進行上の種々の情報をパチンコ機Pの外部(たとえば、遊技場のホールコンピュータ等)に出力するための外部情報端子基板500が接続されている。
また、特に図示していないが、本形態に係るパチンコ機Pが備える各基板には電源基板が接続されている。この電源基板にはバックアップ電源が設けられており、パチンコ機Pに供給される電源の電圧値が所定値以下になった場合に電断と判断し、主制御基板100に電断信号を出力する。
この主制御基板100は、図6に示すように、メインCPU101と、メインROM102と、メインRAM103と、を備えている。そして、メインCPU101は、後述する各検出センサやタイマからの信号に基づき、メインROM102に格納されている制御プログラムを読み出して演算処理を行うとともに、メインCPU101に接続されている各種装置の制御や、演算処理の結果に基づく他の基板へのコマンド送信等を行う。
そして、主制御基板100によって、各ソレノイドが駆動されることで大入賞口18の開閉制御がなされ、また、各表示装置の表示制御がなされるようになっている。
図6に示すように、発射払出制御基板200には、遊技球の発射を制御するための機器として、操作ハンドル5に遊技者が触れたことを検出するタッチセンサ5aと、操作ハンドル5の操作角度(回転角度)を検出する操作ボリューム5bと、遊技球の発射を停止する発射停止スイッチ5cと、上皿6に受容されている遊技球を発射装置(図示しておらず)に送る球送りソレノイド60と、遊技球を発射する発射モータ61と、が接続されている。また、タッチセンサ5a、操作ボリューム5b及び発射停止スイッチ5cから出力される制御信号が、発射払出制御基板200に入力されるようになっている。
そして、タッチセンサ5a及び操作ボリューム5bからの制御信号が発射払出制御基板200に入力されると、球送りソレノイド60及び発射モータ61を通電して遊技球を発射させる制御がなされる。これに対して、発射停止スイッチ5cからの制御信号が発射払出制御基板200に入力されると、球送りソレノイド60及び発射モータ61の通電を止めて遊技球の発射を停止させる制御がなされる。
球貸ボタン36が押下操作されると、遊技球貸出装置Rにより、記憶されている価値情報から所定の価値情報を減算する処理がなされるとともに、減算された価値情報に対応する個数の遊技球を払い出す制御がなされる。また、カード返却ボタン37が押下操作されると、遊技球貸出装置Rによりカードを排出する制御がなされる。
この副制御基板300は、図6に示すように、各種演算処理を行うサブCPU301と、演出を実行するための制御プログラム、演出の実行に必要なデータやテーブル等を格納するサブROM302と、演算処理時の一時記憶領域等として用いられるサブRAM303と、を備えており、主制御基板100から副制御基板300への一方向に通信可能となるように接続されている。
サブCPU301は、主制御基板100から送信されるコマンドやタイマからの信号に基づき、サブROM302に格納されている制御プログラムを読み出して演算処理を行うとともに、音声出力を制御するための音声制御基板(特に図示しておらず)、照明の点灯を制御するための電飾制御基板(特に図示しておらず)に、演出実行用のコマンドを送信する。
そして、副制御基板300から送信されたコマンドに基づき、音声制御基板は音声出力装置10からの音声出力を制御し、電飾制御基板は演出照明装置23による照明の点灯を制御する。
次に、本形態のパチンコ機Pにおける遊技の概略を説明する。
本形態に係るパチンコ機Pでは、発射装置(図示しておらず)により発射され遊技領域12を流下する遊技球が第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ入球すると、所定の乱数が取得され、複数の待機時間の中からいずれかを決定する抽選が行われる。その後、決定された待機時間が経過すると、上部大入賞口18a(大入賞口18)の左入球口21a及び右入球口21bをそれぞれ開閉する左開閉部材21c及び右開閉部材21dの所定時間の開放が所定回数行われる。そして、左開閉部材21c及び右開閉部材21dの開放中に大入賞口18へ遊技球が入球し、この遊技球が特定領域57へ進入すると、特別遊技が開始される。
なお、実行されるラウンド遊技の回数は、常に同一となるように設定してもよいし、特定領域57への遊技球の進入時に所定の抽選を行うことで複数の回数の中からいずれかを決定するようにしてもよい。また、特定領域57へ進入した遊技球が通過可能な複数の通過領域を設け、当該遊技球が通過した通過領域に応じてラウンド遊技の回数を決定するようにしてもよい。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、決定された回数のラウンド遊技が必ず実行されるようになっているが、ラウンド遊技中に特定領域57へ遊技球が進入した場合にのみ次のラウンド遊技を実行可能とし、特定領域57へ遊技球が進入しなかった場合には次のラウンド遊技が実行されることなく、特別遊技が終了するように設定してもよい。
次に、主制御基板100で実行されるメイン処理の概要について、図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップ101において、メインCPU101は、各種タイマカウンタを更新するタイマ更新処理を実行する。そして、次のステップ102に進む。
ステップ103において、メインCPU101は、特別遊技が実行されていないときに、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づく左開閉部材21c及び右開閉部材21dの開放中に大入賞口18へ入球した遊技球が特定領域57へ進入した場合に、特別遊技の実行に関する処理を行う特別遊技制御処理を実行する。そして、次のステップ104に進む。
ステップ105において、メインCPU101は、特別遊技が開始された場合に特別遊技中である旨を当該パチンコ機Pの外部に出力するための外部情報データ、左開閉部材21c及び右開閉部材21dを開閉するためのソレノイドデータ等の作成を実行する。そして、次のステップ106に進む。
上述の実施の形態では、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて大入賞口18が開放され、開放中の大入賞口18に入球した遊技球が特定領域57を通過したことを条件として特別遊技が実行される遊技機において、大入賞口18への遊技球の入球の可能性及び特定領域57への遊技球の進入の可能性を異ならせるために、第1流下通路51及び第2流下通路52を設けていたが、これに限定されるものではない。
たとえば、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて大当たりの抽選を行い、大当たりに当選した場合に大入賞口18が開放される特別遊技が実行されるとともに、特別遊技中に大入賞口18へ入球した遊技球が特定領域57へ進入したか否かに応じて、当該特別遊技の終了後の遊技状態を設定する遊技機において、大入賞口18への遊技球の入球の可能性及び特定領域57への遊技球の進入の可能性を異ならせるために、上述の実施の形態と同様の構成の第1流下通路51及び第2流下通路52を設けるようにしてもよい。
このように形成することで、遊技球が流下する経路に応じて、大入賞口18へ遊技球が入球し易く多くの賞球を取得できるものの所定の遊技状態へは移行し難いという遊技性能、及び、大入賞口18へ遊技球がし難く賞球を取得し難いものの所定の遊技状態へは移行し易いという遊技性能を遊技に提供することができる。
15 第1始動入賞口
16 第2始動入賞口
17 大入賞口装置
18 大入賞口
51 第1流下通路
52 第2流下通路
57 特定領域
Claims (1)
- 遊技者の操作に応じた強度で遊技球を発射させる発射手段と、
前記発射手段によって第1の強度未満で発射された遊技球が流下可能な第一の遊技領域と、前記発射手段によって前記第1の強度以上で発射された遊技球が流下可能な第二の遊技領域とを含む遊技領域と、
前記第1の強度以上であって、かつ当該第1の強度よりも強い第2の強度未満で発射されて前記第二の遊技領域を流下する遊技球が流下可能な第1の流下通路、及び、前記第2の強度で発射されて前記第二の遊技領域を流下する遊技球が流下可能な第2の流下通路と、
前記第1の流下通路を流下する遊技球及び前記第2の流下通路を流下する遊技球が入球可能な入賞口と、
前記入賞口へ入球した遊技球が進入可能な特定領域と、を備え、
前記第1の流下通路を流下する遊技球が前記入賞口へ入球する入球率が、前記第2の流下通路を流下する遊技球が前記入賞口へ入球する入球率よりも高くなっているとともに、前記第2の流下通路から前記入賞口へ入球した遊技球が、前記第1の流下通路から前記入賞口へ入球した遊技球よりも前記特定領域へ進入し易くなっていることを特徴とする遊技機。
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