JP6725935B2 - 遊技機 - Google Patents
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この種の遊技機では、前記当否判定の結果を特別図柄の確定表示によって報知するが、前記特別図柄は遊技領域の隅で小さく表示され、視認し難いため、前記特別図柄の疑似演出を遊技領域の中央で大きく表示するようになし、この演出表示を見せることにより遊技者に大当りなのかハズレなのか、大当りへの期待が持てるのか持てないのか等を判断させることができる。
このような特定演出(所謂、RTC演出)を行う構成のパチンコ機は、特定演出により遊技者に大きなインパクトを与え、例えば遊技機の選択に迷っている遊技者に大きくアピールすることができる。特に、RTC演出を見るために遊技を行う遊技者も存在する。
そこで本発明は前記事情に鑑み、遊技者の特定演出に対する興味が失せることがなく、演出及び遊技を十分に楽しませることができる遊技機を提供することを課題としてなされた発明である。
該数値データ抽出手段によって抽出された前記数値データを、所定数を限度に記憶する保留記憶手段と、
該保留記憶手段に記憶されている前記数値データをもとに当否を判定する当否判定手段と、
該当否判定手段による判定結果を示す特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、
該特別図柄表示装置に当りを示す特別図柄が確定表示されたことにより特別遊技を実行させる特別遊技実行手段と、
前記特別図柄に対応した疑似図柄を変動表示する演出図柄表示装置と、
時間を計時する計時手段と、
前記疑似図柄が変動表示されていない状態であっても前記計時手段による計時結果に基づき特定演出を前記演出図柄表示装置にて実行させる特定演出実行手段と、
を備えた遊技機において、
前記当否判定手段による当否の判定が行われる前の前記数値データ抽出手段によって抽出された前記数値データを確認する数値データ確認手段と、
前記特定演出実行手段による前記特定演出の実行を、予め定められた基本タイミングにて実行させるか、該基本タイミングとは異なる特別タイミングにて実行させるかを判定する実行タイミング決定手段と、を備え、
前記実行タイミング決定手段は、前記基本タイミング又は前記基本タイミングよりも前のタイミングにて、少なくとも、前記保留記憶手段に当選と判定される値を示す前記数値データが記憶されていることを条件に前記特別タイミングにて前記特定演出を実行させることを決定するようにしたことを要旨とする。
また前記特別タイミングでの前記特定演出を実行するための前記当選と判定される値として、ラウンド数が多い大当り遊技となると判定される値としてもよい。また前記当選と判定される値を確認したときの遊技状態や、第1特別図柄と第2特別図柄に対応する保留記憶手段が2つ存在しており、いずれの保留記憶手段に前記当選と判定される値が記憶されているか、前記当選と判定される値が何番目に抽選される保留記憶なのか等の条件を追加し、全ての条件が達成している場合のみに特別タイミングにて特定演出を実行させるようにしてもよい。
前記計時手段は、時刻を計時する構成であっても、遊技機に電源が投入されてからの経過を計時する構成であってもよい。前記特定演出が遊技施設の営業時間内に複数実行される構成が好適である。例えば、1回の特定演出は5分実行されるようになし、基本タイミングとして、10時、12時、14時、16時、18時、20時に行われる構成としてもよいし、基本タイミングとして、電源投入から2時間が経過する毎に行われる構成としてもよい。
尚、このように、営業時間に複数回、特定演出を実行可能な構成にした場合、毎回、同じ特定演出を実行させる構成であっても、毎回、異なる特定演出を実行させる構成であってもよい。ただし、基本タイミングにて行う場合でも特別タイミングで行う場合でも同じ特定演出(実行期間のみ異なる)を実行する構成が好適である。
本発明では、1回でも基本タイミングとは異なる特別タイミングにて特定演出が実行されると、その後に行われる特定演出も全て特別タイミングにて行われる構成ではなく、特定演出が行われる毎に、基本タイミングにて行うのか特別タイミングにて行うのかを決める構成とする。
また前記特別タイミングは、予め設定されたタイミング(例えば、基本タイミングの1分後、又は、基本タイミングの1分前)であっても、その時の遊技機の状態に応じて変化する構成であってもよい。例えば、前記当選と判定される値である保留記憶に基づく変動開始時を特別タイミングとしてもよい。
前記特別タイミングが、基本タイミングよりも遅いタイミングであった場合には、保留記憶を確認するタイミングは、基本タイミング又は基本タイミングよりも前のタイミングであり、前記特別タイミングが基本タイミングよりも早いタイミングであった場合には、保留記憶を確認するタイミングは、基本タイミングではなく、基本タイミングよりも前のタイミングとされる。
また、前記当選と判定される値は抽出される確率が低いので、ほとんどの場合に基本タイミングにて特定演出が行われ、特別タイミングにて特定演出が行われることはごく稀にしか発生しない構成となるので、特別タイミングにて特定演出が行われたことの価値を高めると共に、複数の遊技機が一斉に演出を開始する特定演出の良さを損ねずに済む。
前記特定演出が実行されている最中に、当選を示す特別図柄の変動が行われたことを条件に特定演出用確定演出を、当該当選を示す特別図柄の変動が終了する前に前記演出図柄表示装置にて実行させる確定演出実行手段を設けたことを要旨とする。
前記特定演出用確定演出は、特定演出が実行されており、且つ、当選を示す特別図柄の変動が開始された場合に、必ずしも実行する必要はないが、この条件が成立している状態でしか実行されないものとすることが好ましい。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
遊技領域20の中央部にはセンターケース200が装着されている。センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
センターケース200の中央直下位置には、常時、遊技球の入球が可能で、入球に起因して第1特別図柄(以下、第1特図という)の当否判定が実行される第1特図始動口23が設けてある。更にその直下位置にはチューリップ式普通電動役物(以下、単に普電役物という)からなり、入球に起因して第2特別図柄(以下、第2特図という)の当否判定が実行される第2特図始動口24が設置されている。尚、第2特図始動口24は普電役物の開放時にのみ入球(入賞)可能である。普電役物は、前記普図の抽選で当りとなると所定の時間、所定の開放態様で開放する構成である。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図3では発射制御装置44が描かれていないが、払出制御装置41の下に設けてある。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や特図の大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して球タンクが空状態になったことを検出する球切れSW520、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。また主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニット端子板535を介してCRユニットCRと電気的に接続され、貸出要求信号に応じて払出モータ521を稼働させて貸球を払い出させる。精算表示装置173を介して球貸及び精算SW171,172による貸出要求、精算要求の操作信号がCRユニットCRに入力され、プリペイドカードの残高表示はCRユニットCRによって制御される。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する演出や特図の擬似演出図柄の表示態様のコマンドを送信する。
更に遊技状態などの条件に応じて前記特定演出に変化を設けて遊技者の特定演出に対する関心を高め、演出及び遊技を十分に楽しませるようにしている。
図5は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
ここで正常割り込みでないとの否定判断(S100:no)ならS115の処理において初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値の書き込み、普図及び特図を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)を実行する。前記正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
続く当り決定用乱数更新処理(S104)は、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。尚、当選することとなる値は、常に「7」である。この当り決定用乱数は普図の抽選に使用し、初期値乱数、大当り決定用乱数、リーチ判定用乱数は特図の抽選に使用し、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数は、普図の抽選・特図の抽選の双方に用いる。
変動パターン決定用乱数更新処理(S106)は、「0」〜「119」の120個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く各出力処理(S109)では、遊技の進行に応じて主制御装置40は、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、大入賞口ソレノイド508等に対して各々出力処理を実行する。即ち、前記入賞確認処理(S107)により遊技盤上の各入賞口に遊技球の入球があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置41に賞球信号を送信する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を、パチンコ機に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
図6に示す「特図始動入賞確認処理」は、第1特図始動口23、第2特図始動口24に遊技球が入球したときに抽出される当否乱数等の種々の乱数値(特許請求の範囲に記載の「数値データ」に相当)を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして各特図始動口23,24への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。本実施形態において、第1特図始動口23への入球及び第2特図始動口24への入球に起因して記憶可能な保留記憶数は4個である。
保留記憶が満杯でなければ(S201:no)、S202の処理において特図の大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出し、抽出された各種の乱数値を特図の保留記憶として記憶し、保留記憶数を示す保留記憶カウンタに1を加算する。尚、それぞれの特図の保留記憶数が0であっても、第1特図始動口23又は第2特図始動口24に遊技球が入球したとき抽出される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に記憶される。尚、前記S202の処理は特許請求の範囲に記載の「数値データ抽出手段」、「保留記憶手段」に相当する。
図7に示すように「特図当否判定処理」は、先ず、役物連続作動装置の作動を確認して大当り遊技中であるか否かを確認し(S300)、大当り遊技中でなければ(S300:no)、特図が変動中であるか否かを確認する(S301)。変動中でなければ(S301:no)、特図の確定図柄が確定表示中であるか否かを確認する(S302)。尚、役物連続作動装置が作動中(S300:yes)であれば「特別遊技処理」に移行する。
特図の保留記憶がなければ(S310:no)、「特別遊技処理」に移行する。
確率変動状態でなければ(S312:no)、S314の処理において通常確率の当否判定用テーブルと前記大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う。
大当りであれば(S315:yes)、S316の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。
続いて前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の大当り図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する(S317)。
続くS322の処理において第1特図表示装置28A又は第1特図表示装置28Bの図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。尚、前記変動開始コマンド、図柄指定コマンドには特図の変動パターン、特図の当否判定の判定結果などが含まれる。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S340:yes)、S341の確定図柄表示終了の処理により第1特図表示装置28A又は第1特図表示装置28Bの特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する擬似演出図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
次に時短フラグが「1」であれば(S353:yes)、S354の処理において時短の継続期間をカウントする時短カウンタを減算し、減算した後の時短カウンタが「0」であるか否かを確認する。時短カウンタが「0」であれば(S354:yes)、時短フラグを「0」にリセットする(S355)。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
前記S401の処理で大入賞口25が開放中でなければ(S401:no)、S402の処理で大当り遊技のインターバル中か否かを確認し、インターバル中でなければ(S402:no)、S403の処理で特図大当り終了演出中か否かを確認し、大当り終了演出中でなければ(S403:no)、S404の処理で大当り開始演出時間が経過したか否かを確認し、大当り開始演出時間の経過を確認すれば(S404:yes)、大入賞口開放処理で第1ラウンドの大入賞口25を開放してリターンする(S405)。
一方、最終ラウンドでなければ、(S421:no)、S423の大入賞口25の開放処理により次のラウンドの大入賞口25の開放を実行してリターンする。
次にS436の処理では前記大当り図柄に応じて時短設定があるか否かを確認し、時短設定があれば(S436:yes)、時短状態の繰り返し回数(100回)を設定し(S437)、時短フラグに「1」をセットする(S438)。これにより大当り遊技終了後に時短状態が付与される。その後、特図の大当り終了コマンド送信の処理(S439)を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
尚、特定演出は遊技施設の営業時間内に複数実行される構成である。例えば、基本タイミングとして、10時、12時、14時、16時、18時、20時に行われる構成が望ましい。これに限らず、基本タイミングとして、電源投入から2時間が経過する毎に行われる構成でもよい。
このように営業時間内に複数回、特定演出が実行可能な構成では、毎回、同じ特定演出を実行させる構成であっても、毎回、異なる特定演出を実行させる構成であってもよい。ただし、基本タイミングにて行う場合でも特別タイミングで行う場合でも同じ特定演出(実行期間は異なる)を実行する構成が好適である。ちなみに、1回でも基本タイミングとは異なる特別タイミングにて特定演出が実行されると、その後に行われる特定演出も全て特別タイミングにて行われる構成ではなく、特定演出が行われる毎に、基本タイミングにて行われるのか特別タイミングにて行われるのかが決められる構成である。
一方、数値確認タイミング(1)において保留記憶内に当選があると判定された場合には、基本タイミング(2)より遅らせた特別タイミングにて、通常よりも遅れて特定演出(4)が実施される。尚、特別タイミングは基本タイミングより10秒程度遅らせる(T1)ことが望ましい。基本タイミングの特定演出(3)と特別タイミングの特定演出(4)とは同一の内容の演出とする。
更には基本タイミングの特定演出(3)と特別タイミングの特定演出(4)とで実施中の演出内容(場面)を一致させることが望ましい。即ち、特定演出として、始まりの場面と終わりの場面が決められた演出により構成され、基本タイミングの特定演出(3)ではその冒頭の場面から演出を開始する一方、基本タイミングより遅れて開始する特別タイミングの特定演出(4)ではその遅れる分(T1)の冒頭の場面を省いた場面から演出を開始せしめ、演出途中の場面及び演出終了のタイミングを基本タイミングの特定演出(3)と特別タイミングの特定演出(4)とで一致させることが望ましい。
これに限らず、演出終了のタイミングはずれるが、特別タイミングの特定演出(4)の演出期間を基本タイミングの特定演出と同じ標準期間としてもよい。
尚、前記変動開始コマンドは第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bによる特図の変動に対応して送信されるもので(前記特図当否判定処理のS322参照)、特定演出用確定演出を行うか否かの決定は特図の変動に応じたものである。
図例では、特定演出(d)は変動開始コマンド(e)及び特図変動(f)が大当りであるので特別タイミングで実施される。
そして特定演出(d)の実施中に、16R大当り遊技の変動開始コマンド(e)及び特図変動(f)が行われると、これらに応じて特定演出用確定演出(g)が実施される。
図19(a)は疑似図柄の通常の変動表示例を示すもので、演出図柄表示装置21の表示画面には、3桁の数字からなる疑似図柄700が大きく変動表示される。その後、3桁の数字が確定表示され、3つが同一図柄(数字)となることで大当りであることが示唆される。
また表示画面の下端部の左右両側位置にはそれぞれ第1特図の保留数を示す表示701と第2特図の保留数を示す表示702とが表示されている。
図19(b)は特定演出の通常の表示例を示すもので、図例では、パチンコ機1のメインキャラクタ703が歌う歌特定演出である。
更に図20(b)に示す特定演出用確定演出は、前記メインキャラクタ703による歌特定演出とともに疑似図柄700が小さく変動表示され、且つ疑似図柄700の変動表示の背景にサブキャラクタ704を表示することで、16R大当りが確定することを示唆する。即ち、背景のサブキャラクタ704が特定演出用確定演出に該当するものである。
また、前記大当りの確率は低いので、ほとんどの場合に基本タイミングにて特定演出が行われ、特別タイミングにて特定演出が行われることはごく稀にしか発生しないこととなるので、特別タイミングにて特定演出が行われたことの価値を高めると共に、複数の遊技機が一斉に演出を開始する特定演出の良さを損ねずに済む。
また保留記憶内に大当りとなる記憶があるか否かの確認は先読み判定に限らず他の処理で行うようにしてもよい。
更にまた前記実施形態では特定演出を特別タイミングで実施するか否かの決定をサブ統合制御装置42により決める構成としたが、主制御装置40の処理において決定するようにしてもよい。
この場合、特別タイミングの特定演出(5)の演出期間を、基本タイミングの特定演出(3)の標準期間よりも特別タイミングと基本タイミングの差(T2)分長い長期間とし、両特定演出(3)、(5)の演出終了タイミングを合致させることが望ましい。尚、これに限らず、特別タイミングの特定演出(5)の演出期間は基本タイミングの特定演出と同じ標準期間としてもよい。
21 演出図柄表示装置(演出装置)
23 第1特図始動口(始動口)
24 第2特図始動口(始動口)
25 大入賞口
28A 第1特図表示装置(特別図柄表示装置)
28B 第2特図表示装置(特別図柄表示装置)
40 主制御装置(数値データ抽出手段、保留記憶手段、当否判定手段、特別遊技実行手段、数値データ確認手段)
42 サブ統合制御装置(計時手段、特定演出実行手段、実行タイミング決定手段、確定演出実行手段)
Claims (2)
- 始動口に遊技球が入球することに起因して数値データを抽出する数値データ抽出手段と、
該数値データ抽出手段によって抽出された前記数値データを、所定数を限度に記憶する保留記憶手段と、
該保留記憶手段に記憶されている前記数値データをもとに当否を判定する当否判定手段と、
該当否判定手段による判定結果を示す特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、
該特別図柄表示装置に当りを示す特別図柄が確定表示されたことにより特別遊技を実行させる特別遊技実行手段と、
前記特別図柄に対応した疑似図柄を変動表示する演出図柄表示装置と、
時間を計時する計時手段と、
前記疑似図柄が変動表示されていない状態であっても前記計時手段による計時結果に基づき特定演出を前記演出図柄表示装置にて実行させる特定演出実行手段と、
を備えた遊技機において、
前記当否判定手段による当否の判定が行われる前の前記数値データ抽出手段によって抽出された前記数値データを確認する数値データ確認手段と、
前記特定演出実行手段による前記特定演出の実行を、予め定められた基本タイミングにて実行させるか、該基本タイミングとは異なる特別タイミングにて実行させるかを判定する実行タイミング決定手段と、を備え、
前記実行タイミング決定手段は、前記基本タイミング又は前記基本タイミングよりも前のタイミングにて、少なくとも、前記保留記憶手段に当選と判定される値を示す前記数値データが記憶されていることを条件に前記特別タイミングにて前記特定演出を実行させることを決定するようにしたことを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記特定演出が実行されている最中に、当選を示す特別図柄の変動が行われたことを条件に特定演出用確定演出を、当該当選を示す特別図柄の変動が終了する前に前記演出図柄表示装置にて実行させる確定演出実行手段を設けたことを特徴とする遊技機。
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