JP6725935B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は遊技機、特に時間の経過に応じて特定演出を実施可能とされた遊技機に関する。
一般に遊技機(パチンコ機)は、遊技球が始動口へ入球することに起因して複数種類の乱数値が抽出され、乱数値に基づいて大当りとなるか否かの当否判定を行ない、該当否判定の結果が大当りであれば大入賞口を開放して賞球の獲得に有利な大当り遊技状態に移行するものが主流である。
この種の遊技機では、前記当否判定の結果を特別図柄の確定表示によって報知するが、前記特別図柄は遊技領域の隅で小さく表示され、視認し難いため、前記特別図柄の疑似演出を遊技領域の中央で大きく表示するようになし、この演出表示を見せることにより遊技者に大当りなのかハズレなのか、大当りへの期待が持てるのか持てないのか等を判断させることができる。
また、従来のパチンコ遊技機には、直接的には前記当否判定に関係ない特定演出を、時間の経過や時刻等に応じて、複数の同一種類のパチンコ機で一斉に行わせるものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような特定演出(所謂、RTC演出)を行う構成のパチンコ機は、特定演出により遊技者に大きなインパクトを与え、例えば遊技機の選択に迷っている遊技者に大きくアピールすることができる。特に、RTC演出を見るために遊技を行う遊技者も存在する。
特開2010−17350号公報
しかしながら、前記特定演出そのものは直接的には大当りの当否判定とは関係ないので、何度も前記特定演出を見ている遊技者は、興味が失せてしまい面白みのない演出と感じてしまうといったおそれがある。
そこで本発明は前記事情に鑑み、遊技者の特定演出に対する興味が失せることがなく、演出及び遊技を十分に楽しませることができる遊技機を提供することを課題としてなされた発明である。
請求項1に記載の発明は、始動口に遊技球が入球することに起因して数値データを抽出する数値データ抽出手段と、
該数値データ抽出手段によって抽出された前記数値データを、所定数を限度に記憶する保留記憶手段と、
該保留記憶手段に記憶されている前記数値データをもとに当否を判定する当否判定手段と、
該当否判定手段による判定結果を示す特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、
該特別図柄表示装置に当りを示す特別図柄が確定表示されたことにより特別遊技を実行させる特別遊技実行手段と、
前記特別図柄に対応した疑似図柄を変動表示する演出図柄表示装置と、
時間を計時する計時手段と、
前記疑似図柄が変動表示されていない状態であっても前記計時手段による計時結果に基づき特定演出を前記演出図柄表示装置にて実行させる特定演出実行手段と、
を備えた遊技機において、
前記当否判定手段による当否の判定が行われる前の前記数値データ抽出手段によって抽出された前記数値データを確認する数値データ確認手段と、
前記特定演出実行手段による前記特定演出の実行を、予め定められた基本タイミングにて実行させるか、該基本タイミングとは異なる特別タイミングにて実行させるかを判定する実行タイミング決定手段と、を備え、
前記実行タイミング決定手段は、前記基本タイミング又は前記基本タイミングよりも前のタイミングにて、少なくとも、前記保留記憶手段に当選と判定される値を示す前記数値データが記憶されていることを条件に前記特別タイミングにて前記特定演出を実行させることを決定するようにしたことを要旨とする。
尚、本発明では、前記特別タイミングでの前記特定演出の実行は、前記保留記憶手段に前記当選と判定される値を示す前記数値データが記憶されていることを条件としており、前記当選と判定される値が出現する確率は低いので、多くの場合には基本タイミングにて特定演出が実行されることとなる。
また前記特別タイミングでの前記特定演出を実行するための前記当選と判定される値として、ラウンド数が多い大当り遊技となると判定される値としてもよい。また前記当選と判定される値を確認したときの遊技状態や、第1特別図柄と第2特別図柄に対応する保留記憶手段が2つ存在しており、いずれの保留記憶手段に前記当選と判定される値が記憶されているか、前記当選と判定される値が何番目に抽選される保留記憶なのか等の条件を追加し、全ての条件が達成している場合のみに特別タイミングにて特定演出を実行させるようにしてもよい。
前記計時手段は、時刻を計時する構成であっても、遊技機に電源が投入されてからの経過を計時する構成であってもよい。前記特定演出が遊技施設の営業時間内に複数実行される構成が好適である。例えば、1回の特定演出は5分実行されるようになし、基本タイミングとして、10時、12時、14時、16時、18時、20時に行われる構成としてもよいし、基本タイミングとして、電源投入から2時間が経過する毎に行われる構成としてもよい。
尚、このように、営業時間に複数回、特定演出を実行可能な構成にした場合、毎回、同じ特定演出を実行させる構成であっても、毎回、異なる特定演出を実行させる構成であってもよい。ただし、基本タイミングにて行う場合でも特別タイミングで行う場合でも同じ特定演出(実行期間のみ異なる)を実行する構成が好適である。
本発明では、1回でも基本タイミングとは異なる特別タイミングにて特定演出が実行されると、その後に行われる特定演出も全て特別タイミングにて行われる構成ではなく、特定演出が行われる毎に、基本タイミングにて行うのか特別タイミングにて行うのかを決める構成とする。
また前記特別タイミングは、予め設定されたタイミング(例えば、基本タイミングの1分後、又は、基本タイミングの1分前)であっても、その時の遊技機の状態に応じて変化する構成であってもよい。例えば、前記当選と判定される値である保留記憶に基づく変動開始時を特別タイミングとしてもよい。
前記特別タイミングが、基本タイミングよりも遅いタイミングであった場合には、保留記憶を確認するタイミングは、基本タイミング又は基本タイミングよりも前のタイミングであり、前記特別タイミングが基本タイミングよりも早いタイミングであった場合には、保留記憶を確認するタイミングは、基本タイミングではなく、基本タイミングよりも前のタイミングとされる。
この発明によれば、前記特定演出が行われたタイミングが、近くに設置された同じ機種の他の遊技機と異なる場合、保留記憶内に前記当選と判定される値である数値データが記憶されているということなので、遊技者は、自分の遊技機だけでなく、同じ機種の他の遊技機も意識しながら遊技をすることになり、何度も前記特定演出を見た遊技者であっても、開始タイミングが他の遊技機と違うかもしれないといった前記特定演出への関心を高め、遊技の面白みを向上することができる。
また、前記当選と判定される値は抽出される確率が低いので、ほとんどの場合に基本タイミングにて特定演出が行われ、特別タイミングにて特定演出が行われることはごく稀にしか発生しない構成となるので、特別タイミングにて特定演出が行われたことの価値を高めると共に、複数の遊技機が一斉に演出を開始する特定演出の良さを損ねずに済む。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、
前記特定演出が実行されている最中に、当選を示す特別図柄の変動が行われたことを条件に特定演出用確定演出を、当該当選を示す特別図柄の変動が終了する前に前記演出図柄表示装置にて実行させる確定演出実行手段を設けたことを要旨とする。
前記特定演出用確定演出は、特定演出が実行されており、且つ、当選を示す特別図柄の変動が開始された場合に、必ずしも実行する必要はないが、この条件が成立している状態でしか実行されないものとすることが好ましい。
この発明によれば、前記特定演出の開始タイミングが、前記特定演出用確定演出の予告となり、特定演出用確定演出が行われることを前もって知ることができる。そこで、最近ではごく稀にしか実施されない演出をインターネット上等に投稿することが流行っており、特定演出用確定演出が行われることを前もって知ることができれば、カメラ等を準備することができ、前記特定演出用確定演出を撮影することができる。
本発明を適用した実施形態の遊技機の正面図である。 前記遊技機の遊技盤の正面図である。 前記遊技機の背面図である。 前記遊技機の電気ブロック図である。 前記遊技機の主制御装置で実行されるメインルーチンの制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特図始動入賞確認処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特図当否判定処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記特図当否判定処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記特図当否判定処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 前記特図当否判定処理の制御内容を示す第4のフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特別遊技処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第4のフローチャートである。 前記遊技機のサブ制御装置で実行される実行タイミング決定処理の制御内容を示すフローチャートである。 特別タイミングでの特定演出の実施を示す第1のタイミングチャートである。 前記サブ制御装置で実行される確定演出実行処理の制御内容を示すフローチャートである。 特定演出用確定演出の実施を示すタイミングチャートである。 前記遊技機の演出図柄表示装置に表示される第1の表示態様を示す図である。 前記演出図柄表示装置に表示される第2の表示態様を示す図である。 他の特別タイミングでの特定演出の実施を示す第2のタイミングチャートである。
本発明を適用した遊技機たるパチンコ機1を説明する。図1に示すように、パチンコ機1は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造としてある。外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ101を介して、板ガラス110が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)11及び図略の内枠が開閉可能に設けてある。尚、これら前枠11及び前記内枠はシリンダ錠18により外枠10に閉鎖ロックされ、シリンダ錠18に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠11を開放する。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
前枠11の上部の左右両側位置にはそれぞれスピーカ112が設置してあり、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向を向上させる。また前枠11には遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ113のほか、遊技の異常を報知するLED類が設けてある。
前枠11の下半部には上皿12と下皿13とが一体に形成してある。下皿13の右側には発射ハンドル14が設けてあり、該発射ハンドル14を時計回りに操作することにより発射装置が作動して、上皿12から供給された遊技球が遊技盤2に向けて発射される。また上皿12には賞球が払い出される。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
本パチンコ機1は所謂CR機であって、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)CRが隣接してある。パチンコ機1には上皿12の右側に貸出ボタン171、精算ボタン172及び精算表示装置173が設けてある。また上皿12の中央位置には遊技者が操作可能な演出ボタン15と、その外周を囲むようにジョグダイヤル16が設置されている。
図2に示すように、遊技盤2には外レール201と内レール202とによって囲まれた略円形の遊技領域20が形成されている。遊技領域20には多数の遊技釘が植設されている。
遊技領域20の中央部にはセンターケース200が装着されている。センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
遊技領域20のセンターケース200の左横位置には、遊技球が通過可能であり、通過時に普通図柄(以下、単に普図という)の抽選が実行される普図作動ゲート22が設けられている。
センターケース200の中央直下位置には、常時、遊技球の入球が可能で、入球に起因して第1特別図柄(以下、第1特図という)の当否判定が実行される第1特図始動口23が設けてある。更にその直下位置にはチューリップ式普通電動役物(以下、単に普電役物という)からなり、入球に起因して第2特別図柄(以下、第2特図という)の当否判定が実行される第2特図始動口24が設置されている。尚、第2特図始動口24は普電役物の開放時にのみ入球(入賞)可能である。普電役物は、前記普図の抽選で当りとなると所定の時間、所定の開放態様で開放する構成である。
第2特図始動口24の直下位置には、特別電動役物の開閉板にて開閉可能に設けられ、大当り遊技に開放される大入賞口25が設置されている。
センターケース200の左側斜め下方位置で、第1特図始動口23乃至大入賞口25の左側位置には複数(4つ)の一般入賞口27が配されている。また、大入賞口25の直下の盤面最下部にはアウト口203が設けられている。
遊技盤2の右下端部には、レール201の外部に、第1特図表示装置28A、第2特図表示装置28B、第1特図保留数表示装置281、第2特図保留数表示装置282、普図表示装置29及び普図保留数表示装置291が設けられている。
図3は本パチンコ機1の裏面を示すもので、本パチンコ機1の裏面側には、前記遊技盤2を脱着可能に取付ける内枠30が収納されている。内枠30は、前記前枠11と同様に、一方の側縁(図3の右側)の上下位置が前記外枠10にヒンジ結合され開閉可能に設置されている。内枠30には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク31、タンクレール32、払出ユニット33が設けられ、払出ユニット33の中には払出機構が設けられている。この構成により、遊技盤2の入賞口に遊技球が入賞すれば球タンク31からタンクレール32を介して所定個数の遊技球(賞球)が払出ユニット33により払出球流下通路を通り前記上皿12に払い出される。また、前記賞球を払い出す払出ユニット33により前記貸出ボタン171の操作で払い出される貸球も払い出す構成としてある。
パチンコ機1の裏面側には、主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、電源基板45が設けられている。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図3では発射制御装置44が描かれていないが、払出制御装置41の下に設けてある。
また、球タンク31の右側には、外部接続端子板38が設けてあり、外部接続端子板38により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。尚、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子板には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠側(外枠10、前枠11、内枠30から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施形態では、ひとつの外部接続端子板38を介して遊技状態や遊技結果を示す信号をホールコンピュータへ送信する。
図4は本パチンコ機1の電気的構成を示すもので、遊技進行等の制御を司る主制御装置40を中心に、サブ制御装置として払出制御装置41、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43を具備する構成である。主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43においては、何れもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え、これら制御装置は何れもCPUにより、2ms周期又は4ms周期の割り込み信号に起因してROMに搭載しているメインルーチン及びサブルーチンからなるプログラムが開始され、各種の制御が実行される。また、主制御装置40には各種の乱数を抽出する乱数カウンタ等も備わっている。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40は、裏配線中継端子板530及び外部接続端子板38を介して遊技施設のホールコンピュータ500と電気的に接続される。また主制御装置40には、裏配線中継端子板530や遊技盤中継端子板531を介して、前枠(ガラス枠)及び内枠が閉鎖しているか否か検出するガラス枠開放SW(スイッチ)501、内枠開放SW502、第1特図始動口23への入球を検出する第1特図始動口SW503、第2特図始動口24への入球を検出する第2特図始動口SW504、普図作動ゲート22への入球を検出する普図作動SW505、複数の一般入賞口27への入球を検出する一般入賞口SW506、大入賞口25への入球を検出するカウントSW507等の検出信号が入力される。
また主制御装置40は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置41や、演出中継端子板532を介してサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43へ向けてのコマンドの出力や、図柄表示装置中継端子板533を介して第1特図表示装置28A、第2特図表示装置28B、第1特図保留数表示装置281、第2特図保留数表示装置282、普図表示装置29及び普図保留数表示装置291等の表示制御を行なう。
更に主制御装置40は、遊技盤中継端子板531を介して、大入賞口ソレノイド508、普電役物ソレノイド509が接続されている。そして大入賞口ソレノイド508を制御して前記特電役物の開閉板を作動させて大入賞口25を開放せしめる。また普電役物ソレノイド509を制御して前記普電役物を作動させて第2特図始動口24の開閉作動せしめる。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や特図の大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
主制御装置40と払出制御装置41とは双方向通信が可能である。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して球タンクが空状態になったことを検出する球切れSW520、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。また主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニット端子板535を介してCRユニットCRと電気的に接続され、貸出要求信号に応じて払出モータ521を稼働させて貸球を払い出させる。精算表示装置173を介して球貸及び精算SW171,172による貸出要求、精算要求の操作信号がCRユニットCRに入力され、プリペイドカードの残高表示はCRユニットCRによって制御される。
発射制御装置44は、発射を停止する発射停止SW524、発射ハンドル14に遊技者が接触(操作)していることを検出するタッチSW525等の検出信号が入力される。払出制御装置41を介して主制御装置40から送られてくるコマンド(タッチSW525の信号や遊技状況を反映している)、発射ハンドル14の回動信号及び発射停止SW524の信号に基づいて発射モータ526を制御して遊技球を発射及び停止させる。
サブ統合制御装置42には、音量調節SWを備え、また演出ボタン15やジョグダイヤル16の操作信号が入力される。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する演出や特図の擬似演出図柄の表示態様のコマンドを送信する。
演出図柄制御装置43は、LCDパネルユニットや付属ユニットと共に演出図柄表示装置21を構成している。演出図柄制御装置43は、サブ統合制御装置42から送られてくるコマンドに応じて演出図柄表示装置21のLCDパネルの表示を制御する。
この様に構成された本パチンコ機1は、普図作動ゲート22に遊技球が入球すると、普図表示装置29で普図が変動表示を開始し、所定時間後に停止した普図の態様に応じて、当選であれば普電役物ソレノイド509を駆動させ、第2特図始動口24への入球が可能となる。尚、本パチンコ機1では、普電役物の開放時間は、通常時は0.2秒(1回)、遊技者にとって有利な時短状態(開放延長状態)では1.8秒(2回)である。また、第2特図始動口24は、普電役物が駆動しなければ遊技球が入球不可能な構成となっている。
第1特図始動口23に遊技球が入球すると、第1特図の当否判定に関する複数種類の乱数が抽出され、第1特図の保留記憶として所定数記憶される。そして該保留記憶の乱数に基づいて当否判定が実施され、これに伴い第1特図表示装置28Aにおいて第1特図が変動を開始し、所定時間後に停止する。また、第2特図始動口24に遊技球が入球すると、第2特図の当否判定に関する複数種類の乱数が抽出され、第2特図の保留記憶として所定数記憶される。そして該保留記憶の乱数に基づいて当否判定が実施され、これに伴い第2特図表示装置28Bにおいて第2特図が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。
尚、第1特図と第2特図の当否判定は、第1特図始動口23と第2特図始動口24への入球順に関係なく、第2特図の当否判定を優先して実施する。具体的には、第1特図の保留記憶がある場合、第2特図の変動が停止し且つ第2特図保留記憶が無い状態となってから、第1特図の保留記憶分の当否判定を実施する。
第1特図及び第2特図の変動中は、演出図柄表示装置21において各々の特図の変動に連動した演出態様を表示する。
第1特図及び第2特図の確定表示した態様に応じ、大当りであれば、所定の開放態様にて大入賞口25の開放し、大入賞口25への遊技球の入球が可能となる大当り遊技が実施される。尚、大当り遊技として、所定の開放態様で大入賞口25を開放するラウンド遊技を2ラウンド行う2R大当り遊技と、16ラウンド行う16R大当り遊技とが設けられている。
本パチンコ機1は確率変動機として構成されている。具体的には、本パチンコ機1による遊技は、大入賞口25を閉鎖した遊技と大入賞口25を開放する大当り遊技とに大別され、前記大入賞口25を閉鎖した遊技には、大きく分類して、通常確率状態(以下、通常状態)と、該通常状態に比べて遊技者にとって有利な状態(大当りとなる確率が高く、大当りし易い)となる高確率状態(以下、確率変動状態とも記載)とが存在する。
第1及び第2特図は、確率変動図柄及び非確率変動図柄とからなり、確率変動状態は確率変動図柄での大当り遊技終了後に移行可能に設定され、通常状態、確率変動状態のうち、いずれの遊技状態でも確率変動図柄で大当りすれば、大当り遊技終了後、確率変動状態に移行する。同様に通常状態は、非確率変動図柄での大当り遊技終了後に移行可能に設定され、通常状態、確率変動状態のうち、いずれの遊技状態でも非確率変動図柄で大当りすれば、大当り遊技終了後、通常状態に移行する。
通常状態に移行後は、規定回数(例えば、100回)だけ第1特図、第2特図及び普図の変動時間が短縮され、かつ普電役物の開放延長機能が作動する時短状態となる。第1特図、第2特図及び普図の変動時間(変動開始から結果が表示されるまでの時間)が短縮されると、一定時間内に変動表示が行なわれる回数が増大される。
具体的には、前記時短状態では、第1及び第2特図の変動時間の短縮とともに、普図表示装置29に表示される普図の時間短縮も行われるが、この普図の変動表示を短縮させることで、一定時間内で多数回普図の確定表示を行う。従って、一定時間内での普図が当りとなる回数が増大し、これにより第2特図始動口24の開放回数も増大する。また、第2特図始動口24(普電役物)の開放時間が長くなるように設定されている(開放延長機能)ので、多数の遊技球が入賞し易くなる。このように多数の遊技球が入賞し易くなることにより、第2特図の変動表示回数が更に増大されるとともに、第2特図始動口24の入賞で得る賞球により、遊技者の持ち球が減り難くなり、有利な遊技を行うことができる。
尚、確率変動状態では、時短状態と同様に第1特図、第2特図及び普図の変動時間が短縮され、普電役物の開放延長機能が作動する。各種図柄の短縮と普電役物開放延長機能に関わる設定は時短状態と同一であるが、確率変動状態は時短状態に加えて特図の大当り確率が高くなる(大当りし易い状態)ため、更に遊技者に有利な遊技状態となる。
また、本パチンコ機1は計時手段(所謂、RTC)を備え、所定の基本タイミング(時刻)が到来すると、実施中の遊技状況とは関係ない(大当り判定とは関係のない)特定演出を演出図柄表示装置21において所定時間実施する構成となっている。これにより、遊技機島設備に設置された同一種類の遊技機が一斉に同じ特定演出を行い、このような演出が遊技者に与える迫力は、個々の遊技機で演出を行う場合と比較して、飛躍的に増し、多数の遊技機の演出が同調する様は、興趣溢れる状態となる。
更に遊技状態などの条件に応じて前記特定演出に変化を設けて遊技者の特定演出に対する関心を高め、演出及び遊技を十分に楽しませるようにしている。
尚、前記RTCはサブ統合制御装置42に搭載されている。RTCの駆動電源は、パチンコ機1への電源投入時には当該投入されている電源を、電源遮断時には電源基板45が具備するバックアップ電源(バックアップ装置)を使用する。これにより、電源投入時は無論、電源遮断時であってもRTCは滞りなく計時を実行可能に構成される。RTCの駆動電源については、前記の構成に限らず、電源遮断時でもRTCの計時機能を維持できる構成であれば他の方法でも良く、当該機能を充足する電池を例えばサブ統合制御装置42等に具備するものであっても良い。尚、RTCはサブ統合制御装置42に限らず、主制御装置40、或いは他の制御装置にRTCを備え、サブ統合制御装置42のCPUがクロック信号を受信可能に構成してもよい。またRTCはサブ統合制御装置42のプログラム処理により計時する構成でもよい。
以下、本パチンコ機1の作動の詳細を、主制御装置40及びサブ統合制御装置42等で実行されるプログラム処理に基づいて説明する。
図5は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
ここで正常割り込みでないとの否定判断(S100:no)ならS115の処理において初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値の書き込み、普図及び特図を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)を実行する。前記正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
前記S100の処理において正常割り込みとの肯定判断がなされると(S100:yes)、S101の初期値乱数更新処理が実行される。この処理は、初期値乱数の値についてこの処理を実行する毎に「1」を加算するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期値乱数の値に「1」を加算するが、この処理を実行する前の乱数が最大値としての例えば「299」のときには次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「299」までの300個の整数を繰り返し昇順に作成する。
続く大当り決定用乱数更新処理(S102)では、前記初期値乱数更新処理と同様に処理を実行する毎に「1」を加算するインクリメント処理であり、最大値としての例えば「299」のときは次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「299」までの300個の整数を繰り返し昇順に作成する。尚、大当り決定用乱数の最初の値は、前記初期値乱数更新処理(S101)で設定(作成)された値となる。この値が150であったとすると、大当り決定用乱数は「150」「151」「152」・・・「299」「0」「1」・・・と更新されていく。
尚、大当り決定用乱数が一巡(300回、更新されること)すると、そのときの前記初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする。大当り決定用乱数は、その初期値から「1」を加算していく。そして、再び大当り決定用乱数が一巡すると、その時の初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする動作を行なう。つまり、この一連の動作を繰り返し続けることになる。前記の例では大当り決定用乱数が「149」になると一巡であるから、「149」の次は前記初期値乱数の値となる。仮に初期値乱数の値が「87」だったとすると、「149」「87」「88」・・・「299」「0」「1」・・・「86」と変化していき、「86」の次は新たな前記初期値乱数の値となる。
続く大当り図柄決定用乱数更新処理(S103)は、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く当り決定用乱数更新処理(S104)は、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。尚、当選することとなる値は、常に「7」である。この当り決定用乱数は普図の抽選に使用し、初期値乱数、大当り決定用乱数、リーチ判定用乱数は特図の抽選に使用し、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数は、普図の抽選・特図の抽選の双方に用いる。
リーチ判定用乱数更新処理(S105)は、「0」〜「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
変動パターン決定用乱数更新処理(S106)は、「0」〜「119」の120個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く入賞確認処理(S107)では、第1特図始動口23、第2特図始動口24の入球(入賞)確認、普図作動ゲート22の遊技球の通過の確認、一般入賞口27の入球(入賞)確認、及び主制御装置40に接続された各スイッチ類の入力処理等が実行される。
次の当否判定処理(S108)では、普図及び特図のそれぞれに対応した当否判定や、当否判定に付随する図柄変動や特別遊技処理などの処理を行なう。
続く各出力処理(S109)では、遊技の進行に応じて主制御装置40は、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、大入賞口ソレノイド508等に対して各々出力処理を実行する。即ち、前記入賞確認処理(S107)により遊技盤上の各入賞口に遊技球の入球があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置41に賞球信号を送信する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を、パチンコ機に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
続く不正監視処理(S110)は、一般入賞口27に対する不正が行われていないか監視する処理であり、所定時間内における入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否かを判断して、多かった場合には不正と判断され、その旨を報知する処理である。
本処理に続く前記残余処理は、S111の初期値乱数更新処理から構成されるが、前記S101と全く同じ処理である。この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。前記S100〜S111までの本処理を実行するのに必要とされる時間は、大当り処理を実行するか否か、特図の表示態様の相違等により割り込み毎に異なる。この結果、残余処理を実行する回数も割り込み毎に異なり、割り込み処理が1回実行されることにより初期値乱数に更新される値も一律ではなくなる。これにより、初期値乱数が大当り決定用乱数と同期する可能性は極めて小さくなる。大当り決定用乱数が一巡したときの、初期値乱数の値(0〜299の300通り)が、同程度に発生するとすれば、同期する確率はわずか300分の1である。また、前記当り決定用乱数更新処理(S104)も残余処理内において実行するよう構成してもよい。
次に、本発明に関わりの深い入賞確認処理(S107)、当否判定処理(S108)及び各出力処理(S109)の一部のサブルーチンについて説明する。
図6に示す「特図始動入賞確認処理」は、第1特図始動口23、第2特図始動口24に遊技球が入球したときに抽出される当否乱数等の種々の乱数値(特許請求の範囲に記載の「数値データ」に相当)を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして各特図始動口23,24への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。本実施形態において、第1特図始動口23への入球及び第2特図始動口24への入球に起因して記憶可能な保留記憶数は4個である。
本「特図始動入賞確認処理」は、先ず、前記第1特図始動口SW503により第1特図始動口23への入球を検出したか否か、又は前記第2特図始動口SW504により第2特図始動口24への入球を検出したか否かを判定する(S200)。入球が無ければ(S200:no)、リターンする。第1又は第2特図始動口23,24への入球が有れば(S200:yes)、S201の処理において主制御装置40に格納されている特図の保留記憶の数が満杯か否かを確認する。満杯であれば(S201:yea)、リターンする。
保留記憶が満杯でなければ(S201:no)、S202の処理において特図の大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出し、抽出された各種の乱数値を特図の保留記憶として記憶し、保留記憶数を示す保留記憶カウンタに1を加算する。尚、それぞれの特図の保留記憶数が0であっても、第1特図始動口23又は第2特図始動口24に遊技球が入球したとき抽出される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に記憶される。尚、前記S202の処理は特許請求の範囲に記載の「数値データ抽出手段」、「保留記憶手段」に相当する。
続いて先読み判定処理を実行する(S203)。本先読み判定処理は、大当りとなるか否かの当否判定が行われる前に、記憶された大当り決定用乱数や大当り図柄決定用乱数などが特定の数値、例えば当選(大当り)と判定される数値、リーチと判定される数値等であるか否か、更に大当りの場合はラウンド数の多い大当りであるか否かなどを確認する。また本処理では先読み判定の判定結果をサブ統合制御装置42へ送信する。本処理は特許請求の範囲に記載の「数値データ確認手段」に相当する。その後、保留記憶数を示す保留記憶カウンタを加算し、加算した保留記憶カウンタの値を示す保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42に送信する(S204)。
図7乃至図10は「特図当否判定処理」のフローチャートを示す。この処理において第1特図の当否判定と第2特図の当否判定は個別に実行され、且つ第2特図の保留記憶があるときは第2特図の当否判定が優先して実行される。尚、第1特図と第2特図の当否判定はほぼ同じ処理であり、以下の説明では、必要があれば両者を区別するが、それ以外は第1特図及び第2特図を区別せずに単に「特図」とする。
図7に示すように「特図当否判定処理」は、先ず、役物連続作動装置の作動を確認して大当り遊技中であるか否かを確認し(S300)、大当り遊技中でなければ(S300:no)、特図が変動中であるか否かを確認する(S301)。変動中でなければ(S301:no)、特図の確定図柄が確定表示中であるか否かを確認する(S302)。尚、役物連続作動装置が作動中(S300:yes)であれば「特別遊技処理」に移行する。
前記S302の処理で特図の確定図柄が表示中でなければ(S302:no)、図8に示すように、特図の保留記憶があるか確認する(S310)。特図の保留記憶があれば(S310:yes)、S311の処理において保留記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行う。該シフト処理により保留記憶のうちで最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。
特図の保留記憶がなければ(S310:no)、「特別遊技処理」に移行する。
次に確変フラグを確認して現在の遊技状態が前記確率変動状態であるか確認する(S312)。確率変動状態であれば(S312:yes)、S313の処理において確率変動状態の当否判定用テーブルと前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して、所定の高確率に基づいて大当りか否か当否判定を行う。
確率変動状態でなければ(S312:no)、S314の処理において通常確率の当否判定用テーブルと前記大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う。
続いて前記S313又はS314の処理の当否判定が大当りか否かの確認を行う(S315)。該S315の処理は特許請求の範囲に記載の「当否判定手段」に相当する。
大当りであれば(S315:yes)、S316の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。
続いて前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の大当り図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する(S317)。
変動パターンの決定後、大当り設定処理を行う(S318)。この処理では、前記決定された大当り図柄に基づき、例えば、前記2R大当り遊技とするか前記16R大当り遊技とするかと言った大当り遊技の内容、大当り遊技終了後の確変遊技への移行や時短遊技への移行、演出図柄表示装置21で実行される大当り遊技のオープニング演出の時間の設定、エンディング演出の時間等の設定がなされる。
前記S315の処理において、大当りでなくハズレであれば(S315:no)、S319の処理において特図のハズレ図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する。次にハズレ設定処理を行う(S320)。
前記S318の処理又はS320の処理の後、当否判定後の保留記憶の情報(例えば当否判定実行後の保留記憶の減少を示す情報など)をサブ統合制御装置42に送信する処理を行う(S321)。
続くS322の処理において第1特図表示装置28A又は第1特図表示装置28Bの図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。尚、前記変動開始コマンド、図柄指定コマンドには特図の変動パターン、特図の当否判定の判定結果などが含まれる。
前記図7のS301の処理で特図の変動中のときは(S301:yes)、図9に示すように、図柄の変動時間が経過したことを確認すると(S330:yes)、S331の確定図柄表示処理において、第1特図表示装置28A又は第1特図表示装置28Bの特図の変動表示を終了させる制御を行う。その後、「特別遊技処理」へ移行する。
前記図7のS302の処理で特図の確定図柄を表示中であれば(S302:yes)、図10のS340の処理に移行して、確定図柄表示時間が終了したか確認する。確定図柄表示時間が終了していなければ(S340:no)、「特別遊技処理」へ移行する。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S340:yes)、S341の確定図柄表示終了の処理により第1特図表示装置28A又は第1特図表示装置28Bの特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する擬似演出図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
続いて特図の図柄が大当りになる組合せであるか否かを確認し(S342)、大当りになる組合せであったときは(S342:yes)、確率変動状態を示す確変フラグが「1」であれば(S343:yes)、確変フラグを「0」にリセットする(S344)。続いて時短状態を示す時短フラグが「1」であれば(S345:yes)、時短フラグを「0」にリセットする(S346)。これらの処理により大当り遊技(特別遊技)中での確率変動状態及び時短状態に関する遊技状態を通常状態にリセットする。
続いて条件装置の作動を開始させる(S347)。尚、条件装置は特図の当否判定が大当りとなり大当り図柄が確定表示されることにより作動して大当り遊技の開始条件を成立させるものであり、且つ、大当り遊技で役物連続作動装置の作動に必要な装置である。更に役物連続作動装置の作動を開始する(S348)とともに、大当り開始演出処理を行ない(S349)、「特別遊技処理」へ移行する。
前記S342の処理で大当りになる組合せでなければ(S342:no)、確変フラグが「1」であるか確認し、確変フラグが「1」であれば(S350:yes)、S351の処理において確率変動状態の継続期間をカウントする確変カウンタを減算し、減算した後の確変カウンタが「0」であるか否かを確認する。確変カウンタが「0」であれば(S351:yes)、確変フラグを「0」にリセットする(S352)。
次に時短フラグが「1」であれば(S353:yes)、S354の処理において時短の継続期間をカウントする時短カウンタを減算し、減算した後の時短カウンタが「0」であるか否かを確認する。時短カウンタが「0」であれば(S354:yes)、時短フラグを「0」にリセットする(S355)。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
図11に示す「特別遊技処理」は、特許請求の範囲に記載の「特別遊技実行手段」に相当し、先ず、前記役物連続作動装置が作動中か否かを確認し(S400)、作動中であれば(S400:yes)、S401の処理で大入賞口25が開放中か否かを確認する。役物連続作動装置が作動中でなければ(S400:no)リターンする。
前記S401の処理で大入賞口25が開放中でなければ(S401:no)、S402の処理で大当り遊技のインターバル中か否かを確認し、インターバル中でなければ(S402:no)、S403の処理で特図大当り終了演出中か否かを確認し、大当り終了演出中でなければ(S403:no)、S404の処理で大当り開始演出時間が経過したか否かを確認し、大当り開始演出時間の経過を確認すれば(S404:yes)、大入賞口開放処理で第1ラウンドの大入賞口25を開放してリターンする(S405)。
前記S401の処理で大入賞口開放中であれば(S401:yes)、図12に示すように、大入賞口25に9個の入賞があったか否か(規定入賞数)の確認(S410)、又は大入賞口25の開放時間が終了したか否かを確認して(S411)、いずれか確認できれば大入賞口25を閉鎖し(S412)、大当りインターバル処理を実行して(S413)、リターンする。
前記S402の処理で大当りのインターバル中であれば(S402:yes)、図13に示すように、大当りインターバル時間が経過したか否かを確認し(S420)、経過していれば(S420:yes)、S421の処理において最終ラウンド(例えば2ラウンドの大当り遊技であれば第2ラウンド、16ラウンドの大当り遊技であれば第16ラウンド)であるか否かを確認し、最終ラウンドであれば、(S421:yes)、S422の大当り終了演出の処理を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
一方、最終ラウンドでなければ、(S421:no)、S423の大入賞口25の開放処理により次のラウンドの大入賞口25の開放を実行してリターンする。
前記S403の処理で大当り終了演出中であれば(S403:yes)、図14に示すように、大当り終了演出時間が経過したか否かを確認し(S430)、該時間の経過を確認すれば(S430:yes)、S431の役物連続作動装置の作動を停止する処理を実行し、続いて条件装置の作動を停止する処理を実行する(S432)。
続く、S433の処理において前記大当り図柄に応じて大当り遊技終了後に確変とする設定があるか否かを確認し、確変の設定があれば(S433:yes)、S434の処理において確率変動状態の繰り返し回数(100回)を設定し、S435の処理において確変フラグに「1」をセットする。これにより大当り遊技終了後に確率変動状態が付与される。
次にS436の処理では前記大当り図柄に応じて時短設定があるか否かを確認し、時短設定があれば(S436:yes)、時短状態の繰り返し回数(100回)を設定し(S437)、時短フラグに「1」をセットする(S438)。これにより大当り遊技終了後に時短状態が付与される。その後、特図の大当り終了コマンド送信の処理(S439)を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
次に、本パチンコ機1で実施される前記特定演出について説明する。本パチンコ機1では特定演出は、通常、前記RTCで計時された基本タイミングにおいて、遊技機島設備に設置された同一種類のパチンコ機が一斉に同じ内容の演出を実施する基本構成を有する。一方、第1特図及び第2特図の保留記憶内に、前記先読み判定により当選となる保留記憶があると判定された場合、前記基本タイミングよりも遅らせた特別タイミングにて特定演出を実施するようにしている。
尚、特定演出は遊技施設の営業時間内に複数実行される構成である。例えば、基本タイミングとして、10時、12時、14時、16時、18時、20時に行われる構成が望ましい。これに限らず、基本タイミングとして、電源投入から2時間が経過する毎に行われる構成でもよい。
このように営業時間内に複数回、特定演出が実行可能な構成では、毎回、同じ特定演出を実行させる構成であっても、毎回、異なる特定演出を実行させる構成であってもよい。ただし、基本タイミングにて行う場合でも特別タイミングで行う場合でも同じ特定演出(実行期間は異なる)を実行する構成が好適である。ちなみに、1回でも基本タイミングとは異なる特別タイミングにて特定演出が実行されると、その後に行われる特定演出も全て特別タイミングにて行われる構成ではなく、特定演出が行われる毎に、基本タイミングにて行われるのか特別タイミングにて行われるのかが決められる構成である。
図15に示すように、前記サブ統合制御装置42で実行される「実行タイミング決定処理」により特定演出を実行するタイミグが決定される。本処理では先ず、数値確認タイミングであるか否かを確認する(S500)。数値確認タイミングは、予め設定されたタイミングであり、前記基本タイミングよりも前の時期(例えば1秒前など)で前記RTCにより計時される。数値確認タイミングであれば(S500:yes)、先読み判定により判定結果を参照する(S501)。そして保留記憶の中に当選となる保留記憶があるか否かを確認する(S502)。当選となる保留記憶がなければ(S502:no)、基本タイミングにて特定演出を実施するように決定される。一方、当選となる保留記憶があれば(S502:yes)、前記特別タイミングにて特定演出を実施するように決定される。
これにより特定演出は、図16に示すように、基本タイミング(2)よりも早い時期の数値確認タイミング(1)において保留記憶内に当選がないと判定された場合には、基本タイミング(2)にて通常の特定演出(3)が実施される。この場合、特定演出は、標準期間である5分間の演出が、同一種類の他のパチンコ機と一斉に実施される
一方、数値確認タイミング(1)において保留記憶内に当選があると判定された場合には、基本タイミング(2)より遅らせた特別タイミングにて、通常よりも遅れて特定演出(4)が実施される。尚、特別タイミングは基本タイミングより10秒程度遅らせる(T1)ことが望ましい。基本タイミングの特定演出(3)と特別タイミングの特定演出(4)とは同一の内容の演出とする。
また、基本タイミングの特定演出(3)と特別タイミングの特定演出(4)とは、両者の演出終了のタイミングを合致させることが望ましい。即ち、基本タイミングの特定演出(3)が前記基準期間の5分間であるのに対して、特別タイミングの特定演出(4)の演出期間を、特別タイミングにより演出開始が10秒(T1)遅れる分を差し引いた4分50秒の短期間とする。
更には基本タイミングの特定演出(3)と特別タイミングの特定演出(4)とで実施中の演出内容(場面)を一致させることが望ましい。即ち、特定演出として、始まりの場面と終わりの場面が決められた演出により構成され、基本タイミングの特定演出(3)ではその冒頭の場面から演出を開始する一方、基本タイミングより遅れて開始する特別タイミングの特定演出(4)ではその遅れる分(T1)の冒頭の場面を省いた場面から演出を開始せしめ、演出途中の場面及び演出終了のタイミングを基本タイミングの特定演出(3)と特別タイミングの特定演出(4)とで一致させることが望ましい。
これに限らず、演出終了のタイミングはずれるが、特別タイミングの特定演出(4)の演出期間を基本タイミングの特定演出と同じ標準期間としてもよい。
更に本パチンコ機1では、前記特定演出の最中であり、且つ前記当否判定の結果が前記16R大当り遊技となる特図の変動に応じて、演出図柄表示装置21おいて、大当りとなることを示唆する特定演出用確定演出が実施される。
図17に示すように、前記サブ統合制御装置42で実行される「確定演出実行処理」により特定演出用確定演出を実行するか否かが決定される。本処理では先ず、主制御装置42から送信される大当りの特図変動の開始を指示する変動開始コマンドを受信したか否かを確認する(S600)。変動開始コマンドを確認すれば(S600:yes)、特定演出が実施中であるか否かを確認する(S601)。特定演出実施中であれば(S601:yes)、16R大当り遊技となる大当りであるか否かを確認する(S602)。16R大当り遊技となる大当りであれば(S602:yes)、特定演出用確定演出の実行処理を行う。
尚、前記変動開始コマンドは第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bによる特図の変動に対応して送信されるもので(前記特図当否判定処理のS322参照)、特定演出用確定演出を行うか否かの決定は特図の変動に応じたものである。
図18に示すように、変動開始コマンド(a)及び特図変動開始(b)が行われても、これらが前記基本タイミング(c)より前の時期であれば特定演出(d)が開始されても、特定演出用確定演出は行われない。
図例では、特定演出(d)は変動開始コマンド(e)及び特図変動(f)が大当りであるので特別タイミングで実施される。
そして特定演出(d)の実施中に、16R大当り遊技の変動開始コマンド(e)及び特図変動(f)が行われると、これらに応じて特定演出用確定演出(g)が実施される。
次に図19及び図20に基づいて演出図柄表示装置21で表示される疑似図柄演出、特定演出、及び特定演出用確定演出の表示例を説明する。
図19(a)は疑似図柄の通常の変動表示例を示すもので、演出図柄表示装置21の表示画面には、3桁の数字からなる疑似図柄700が大きく変動表示される。その後、3桁の数字が確定表示され、3つが同一図柄(数字)となることで大当りであることが示唆される。
また表示画面の下端部の左右両側位置にはそれぞれ第1特図の保留数を示す表示701と第2特図の保留数を示す表示702とが表示されている。
図19(b)は特定演出の通常の表示例を示すもので、図例では、パチンコ機1のメインキャラクタ703が歌う歌特定演出である。
そして特定演出は、疑似図柄の変動演出と重なる場合があり、この場合は図20(a)に示すように、前記メインキャラクタ703による歌特定演出とともに、その下半部左側の位置に3桁の数字からなる疑似図柄700が小さく変動表示される。
更に図20(b)に示す特定演出用確定演出は、前記メインキャラクタ703による歌特定演出とともに疑似図柄700が小さく変動表示され、且つ疑似図柄700の変動表示の背景にサブキャラクタ704を表示することで、16R大当りが確定することを示唆する。即ち、背景のサブキャラクタ704が特定演出用確定演出に該当するものである。
本実施形態によれば、特定演出の開始タイミングが、近くに設置された同じ機種の他の遊技機よりも遅れた場合、保留記憶内に大当りあるということなので、遊技者は、自分のパチンコ機だけでなく、同じ機種の他のパチンコ機も意識しながら遊技をすることになり、何度も特定演出を見た遊技者であっても、開始タイミングが他のパチンコ機と違うかもしれない特定演出への関心を高め、遊技の面白みを向上することができる。
また、前記大当りの確率は低いので、ほとんどの場合に基本タイミングにて特定演出が行われ、特別タイミングにて特定演出が行われることはごく稀にしか発生しないこととなるので、特別タイミングにて特定演出が行われたことの価値を高めると共に、複数の遊技機が一斉に演出を開始する特定演出の良さを損ねずに済む。
また、特別タイミングを基本タイミングよりも遅いタイミングとし、且つ特別タイミングの特定演出を基本タイミングの特定演出よりも短期間とし、更に特別タイミングの特定演出と基本タイミングの特定演出とで演出の終了タイミングを合わせるように構成したので、基本タイミングで特定演出が開始された遊技機と特別タイミングで特定演出が開始された遊技機とで一斉に特定演出を終了させることができ、複数の遊技機で演出をシンクロさせるといった特定演出の醍醐味を損なうことなく、特定演出の完成度を高めることができる。
更に、特定演出用確定演出を行うように構成したので、この演出が実施されることにより遊技者の期待感と満足感とを高めることができる。また特定演出用確定演出は稀な演出であり、最近ではこの様なごく稀にしか実施されない演出をインターネット上等に投稿することが流行っており、特別タイミングで遅れて始まる特定演出が、特定演出用確定演出の予告となり、特定演出用確定演出が行われることを前もって知ることができる。このように特定演出用確定演出が行われることを前もって知ることができれば、カメラ等を準備することができ、特定演出用確定演出を容易に撮影することができる。
前記実施形態では、特定演出を特別タイミングで実施するか否かを、先読み判定により保留記憶内に大当りとなる記憶があるか否かを確認することで決定するようにしたが、これに限らず他の条件を加えてもよい。例えば、単に大当りだけではなく、ラウンド数が多い大当りの判定とか、確認したときの遊技状態や、第1特図の保留記憶又は第2特図の保留記憶のいずれの保留記憶であるか、何番目に当否判定がなされる保留記憶なのか等の条件も加え、これらのうちのいずれかの条件又は全ての条件が達成している場合のみに特別タイミングにて特定演出を実行させるようにしてもよい。
また保留記憶内に大当りとなる記憶があるか否かの確認は先読み判定に限らず他の処理で行うようにしてもよい。
更にまた前記実施形態では特定演出を特別タイミングで実施するか否かの決定をサブ統合制御装置42により決める構成としたが、主制御装置40の処理において決定するようにしてもよい。
特定演出を開始する特別タイミングとして、開始時期の異なる複数種類のタイミングを設け、その時のパチンコ機の遊技状態に応じて変化する構成であってもよい。例えば、特別タイミングの一種として大当りとなる保留記憶に基づく変動開始時を特別タイミングとしてもよい。
前記実施形態では、保留記憶を確認する前記数値確認タイミング(図15、S500)を基本タイミングよりも前の時期に行うようにしたが、特別タイミングを基本タイミングより遅らせているので、基本タイミングにて保留記憶を確認するようにしてもよい。
また前記実施形態では、特別タイミングの特定演出を基本タイミングの特定演出よりも遅らせる構成としたが、これに限らず、特別タイミングの特定演出を基本タイミングの特定演出よりも早い時期に実施する構成でもよい。即ち図21に示すように、数値確認タイミング(1)にて保留記憶に大当りとなる記憶があることが確認できれば、基本タイミング(2)の特定演出(3)よりも所定の早い時期において特別タイミングの特定演出(5)を実施するようにしてもよい。
この場合、特別タイミングの特定演出(5)の演出期間を、基本タイミングの特定演出(3)の標準期間よりも特別タイミングと基本タイミングの差(T2)分長い長期間とし、両特定演出(3)、(5)の演出終了タイミングを合致させることが望ましい。尚、これに限らず、特別タイミングの特定演出(5)の演出期間は基本タイミングの特定演出と同じ標準期間としてもよい。
また基本タイミングよりも早い特別タイミングの特定演出と、基本タイミングよりも遅い特別タイミングとを設け、条件に応じて使い分けるようにしてもよい。例えば前記条件として大当りの種類(2R大当りか16R大当りであるかといった条件)や、遊技状態に応じて使い分けることが望ましい。
更にまた、特別タイミングの特定演出(基本タイミングよりも早いものも遅いものも含む)は、数値確認タイミングにて保留記憶に大当りとなる記憶があることを条件に、必ずしも実施する必要はないが、この条件が成立している状態でしか実施しないものとすることが望ましい。
前記特定演出用確定演出は、特定演出の最中であり、且つ当否判定の結果が前記16R大当り遊技となる特図の変動を条件に、必ずしも実施する必要はないが、この条件が成立している状態でしか実施しないものとすることが望ましい。また特定演出用確定演出を実施するか否かの決定をサブ統合制御装置42により決める構成としたが、主制御装置40の処理において決定するようにしてもよい。
また本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは勿論である。例えば、パチンコ機台内に所定数の遊技球が封入され、封入された遊技球を遊技盤の遊技領域に向けて発射するとともに、発射された遊技球を回収し、回収した遊技球を再度発射することで内部の所定数の遊技球を循環的に使用して遊技を行う封入式パチンコ機に適用してもよい。
1 パチンコ機(遊技機)
21 演出図柄表示装置(演出装置)
23 第1特図始動口(始動口)
24 第2特図始動口(始動口)
25 大入賞口
28A 第1特図表示装置(特別図柄表示装置)
28B 第2特図表示装置(特別図柄表示装置)
40 主制御装置(数値データ抽出手段、保留記憶手段、当否判定手段、特別遊技実行手段、数値データ確認手段)
42 サブ統合制御装置(計時手段、特定演出実行手段、実行タイミング決定手段、確定演出実行手段)

Claims (2)

  1. 始動口に遊技球が入球することに起因して数値データを抽出する数値データ抽出手段と、
    該数値データ抽出手段によって抽出された前記数値データを、所定数を限度に記憶する保留記憶手段と、
    該保留記憶手段に記憶されている前記数値データをもとに当否を判定する当否判定手段と、
    該当否判定手段による判定結果を示す特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、
    該特別図柄表示装置に当りを示す特別図柄が確定表示されたことにより特別遊技を実行させる特別遊技実行手段と、
    前記特別図柄に対応した疑似図柄を変動表示する演出図柄表示装置と、
    時間を計時する計時手段と、
    前記疑似図柄が変動表示されていない状態であっても前記計時手段による計時結果に基づき特定演出を前記演出図柄表示装置にて実行させる特定演出実行手段と、
    を備えた遊技機において、
    前記当否判定手段による当否の判定が行われる前の前記数値データ抽出手段によって抽出された前記数値データを確認する数値データ確認手段と、
    前記特定演出実行手段による前記特定演出の実行を、予め定められた基本タイミングにて実行させるか、該基本タイミングとは異なる特別タイミングにて実行させるかを判定する実行タイミング決定手段と、を備え、
    前記実行タイミング決定手段は、前記基本タイミング又は前記基本タイミングよりも前のタイミングにて、少なくとも、前記保留記憶手段に当選と判定される値を示す前記数値データが記憶されていることを条件に前記特別タイミングにて前記特定演出を実行させることを決定するようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記特定演出が実行されている最中に、当選を示す特別図柄の変動が行われたことを条件に特定演出用確定演出を、当該当選を示す特別図柄の変動が終了する前に前記演出図柄表示装置にて実行させる確定演出実行手段を設けたことを特徴とする遊技機。
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