JP6522022B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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尚、抽出され記憶された乱数は、演出図柄表示装置等にて、記憶された数と同数の保留表示を表示することで遊技者に分かりやすくしている。
しかしながら、稼働演出にて変動予告演出及び先読み予告演出を実行する場合、変動予告演出と先読み予告演出とで稼働内容を相違させても、遊技者にとっては稼働演出の見分けが困難であり、予告演出が、変動予告演出であるのか、先読み予告演出であるのか判別し難いといった問題が生じるおそれがある。
始動口に遊技球が入球したことに起因して数値データを抽出する数値データ抽出手段と、
前記数値データ抽出手段により抽出された数値データを複数記憶可能な保留記憶手段と、
前記保留記憶手段に記憶された数値データに基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否判定の結果を示す特別図柄を変動表示し、後に確定表示する特別図柄表示装置と、
前記保留記憶手段に記憶された前記数値データの数を示す保留図柄及び、前記当否判定手段による当否判定の結果を示す疑似図柄を表示する演出図柄表示装置と、
遊技者が操作可能な操作手段と、
前記当否判定手段の結果が当選となり、前記特別図柄表示装置に当選を示す特別図柄が確定表示されることで開始される大当り遊技の制御を行う大当り遊技制御手段と、
前記数値データ抽出手段により抽出された数値データを、該数値データに基づいて行われる前記当否判定手段による当否判定よりも前に、特定の値であるか否かを確認する数値データ確認手段と、を備え、
前記当否判定の結果を示す前記特別図柄が前記特別図柄表示装置に確定表示される前に当選となる可能性を示唆する予告演出を実行可能であり、前記予告演出には、変動中の前記特別図柄を対象にして行う変動予告演出と、前記数値データ確認手段により確認された前記当否判定の前の数値データを対象にして行う先読み予告演出と、を実行可能とする弾球遊技機において、
前記変動予告演出として、前記特別図柄の変動開始時に前記操作手段を振動させる変動開始時稼働予告演出を実行する変動開始時稼働予告演出実行手段と、
前記先読み予告演出として、前記保留記憶手段に数値データが記憶され、前記演出図柄表示装置に新たな前記保留図柄が表示されるタイミングで前記操作手段を振動させる保留記憶時稼働予告演出を実行する保留記憶時稼働予告演出実行手段と、を備え、
前記変動開始時稼働予告演出と前記保留記憶時稼働予告演出とでは、前記操作手段の振動開始時間を相違させ、且つ、演出が実行された際の当選となる可能性を示す信頼度を相違させ、
前記変動開始時稼働予告演出実行手段は、前記保留記憶時稼働予告演出実行手段によって前記保留記憶時稼働予告演出が実行された数値データを対象とした当否判定に伴う前記特別図柄に対しては変動開始時稼働予告演出を実行させず、
前記保留記憶時稼働予告演出実行手段は、所定数の数値データが前記保留記憶手段に記憶されていない場合には、前記保留記憶時稼働予告演出を実行しないように設定されていることを特徴とする。
また、保留記憶手段に記憶された数値データの数が上限数に達していなければ、抽出された数値データを、所定の記憶領域と保留記憶手段とにそれぞれ記憶するようにしてもよい。
更に、始動口への入球に起因して数値データが抽出されると、抽出された数値データを所定の記憶領域に記憶する。そして保留記憶手段に記憶された数値データの数が上限数に達しているか否か確認し、上限数に達していなければ、所定の記憶領域に記憶された数値データを保留記憶手段に記憶するようにしてもよい。この場合、保留記憶手段に記憶された数値データが上限数に達していれば、所定の記憶領域に記憶した数値データを消去する。
数値データ確認手段は、所定の記憶領域に記憶された数値データが特定の値であるか否かを確認する構成が望ましい。これに限らず、保留記憶手段に記憶された数値データを確認するようにしてもよい。
前記先読み予告演出は、前記保留記憶時稼働予告演出の他に、演出図柄表示装置等に表示された保留表示おいて先読み保留表示演出を実行するようになし、保留記憶時稼働予告演出と先読み保留表示演出を組み合わせて演出を行うことが望ましい。これに限らず、前記保留記憶時稼働予告演出のみを実行する構成でもよい。
前記保留記憶時稼働予告演出は、保留記憶手段への数値データの記憶と同時に操作手段を振動させる構成が好適であるが、保留記憶手段への数値データの記憶から所定時間経過後に操作手段を振動させる構成であってもよい。
変動開始時稼働予告演出と保留記憶時稼働予告演出とでは、変動開始時稼働予告演出のほうが当選となる可能性を示す信頼度が高い構成が好適である。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図3)が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
またジョグダイヤルは、遊技者の回転操作による操作信号を発する機能の他に、ダイヤル部に連結されたダイヤル振動機構542によりダイヤル部全体を振動させることが可能に構成されている。
遊技領域20の中央部にはセンターケース200が装着されている。センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
センターケース200の中央直下位置には、常時、遊技球の入球が可能で、入球に起因して第一特別図柄(以下、第一特図という)の当否判定が実行される第一特図始動口23が設けてある。更にその直下位置にはチューリップ式普通電動役物(以下、単に普電役物という)からなり、入球に起因して第二特別図柄(以下、第二特図という)の当否判定が実行される第二特図始動口24が設置されている。尚、第二特図始動口24は普電役物の開放時にのみ入球(入賞)可能である。普電役物は、前記普図の抽選で当りとなると所定の時間、所定の開放態様で開放する構成である。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図4では発射制御装置44が描かれていないが、払出制御装置41の下に設けてある。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や特図の大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して球タンクが空状態になったことを検出する球切れSW520、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。また主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニット端子板535を介してCRユニットCRと電気的に接続され、貸出要求信号に応じて払出モータ521を稼働させて貸球を払い出させる。精算表示装置173を介して球貸SW171及び精算SW172による貸出要求、精算要求の操作信号がCRユニットCRに入力され、プリペイドカードの残高表示はCRユニットCRによって制御される。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する演出や特図の疑似演出図柄の表示態様のコマンドを送信する。更にまた、演出ボタン15のボタン振動機構541を駆動制御することにより演出ボタン15を振動させ、ジョグダイヤル16のダイヤル振動機構542を駆動制御することによりジョグダイヤル16を振動させる。
先読み予告演出では、第一特図始動口23への入球に起因して抽出された乱数又は第二特図始動口24への入球に起因して抽出された乱数が保留記憶されたことに起因して例えば演出ボタン15やジョグダイヤル16(可動物)を振動(稼働)させる保留記憶時稼働予告演出を実行可能である。
そして、変動開始時稼働予告演出と保留記憶時稼働予告演出とでは、演出が実行された際の大当りとなる可能性を示す信頼度が異なる、例えば、変動開始時稼働予告演出の信頼度のほうが、保留記憶時稼働予告演出の信頼度よりも高い設定である。
一方、保留記憶時稼働予告演出は、例えば、直ちに当否判定の対象となる以外の乱数が保留記憶されていない場合に予告演出が実行されない。
図6は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行してよいのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えてよいので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
ここで正常割り込みでないとの否定判断(S100:no)ならS115の処理において初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値の書き込み、普図及び特図を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)を実行する。前記正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
続く当り決定用乱数更新処理(S104)は、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。尚、当選することとなる値は、常に「7」である。この当り決定用乱数は普図の抽選に使用され、初期値乱数、大当り決定用乱数、リーチ判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数は、特図の抽選に使用される。
変動パターン決定用乱数更新処理(S106)は、「0」〜「119」の120個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く各出力処理(S109)では、遊技の進行に応じて主制御装置40は、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、大入賞口ソレノイド508等に対して各々出力処理を実行する。即ち、前記入賞確認処理(S107)により遊技盤上の各入賞口に遊技球の入球があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置41に賞球信号を送信する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を、パチンコ機に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
図7に示す「特図始動入賞確認処理」は、第一特図始動口23、第二特図始動口24に遊技球が入球したときに抽出される当否乱数等の種々の乱数(特許請求の範囲に記載の「数値データ」に相当)を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして各特図始動口23,24への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。本実施形態において、第一特図始動口23への入球に起因して記憶可能な保留記憶数及び第二特図始動口24への入球に起因して記憶可能な保留記憶数は各4個である。
尚、先読みコマンドは、大当りやリーチ等の可能性がある場合に、サブ統合制御装置42へ送信することが望ましい。
本「特図始動入賞確認処理」では、先読み判定処理は、所定の記憶領域に記憶された乱数を先読み判定するが、これに限らず、保留記憶領域に記憶された乱数を先読み判定するようにしてもよい。
図8に示すように「特図当否判定処理」は、先ず、役物連続作動装置の作動を確認して大当り遊技中であるか否かを確認し(S300)、大当り遊技中でなければ(S300:no)、特図が変動中であるか否かを確認する(S301)。変動中でなければ(S301:no)、特図の確定図柄が確定表示中であるか否かを確認する(S302)。尚、役物連続作動装置が作動中(S300:yes)であれば「特別遊技処理」に移行する。
特図の保留記憶がなければ(S310:no)、「特別遊技処理」に移行する。
確率変動状態でなければ(S312:no)、S314の処理において通常確率の当否判定用テーブルと前記大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う。
大当りであれば(S315:yes)、S316の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。
続いて前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の大当り図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する(S317)。
続くS322の処理において第一特図表示装置28A又は第二特図表示装置28Bの図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。尚、前記変動開始コマンド、図柄指定コマンドには特図の変動パターン、特図の当否判定の判定結果などが含まれる。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S340:yes)、S341の確定図柄表示終了の処理により第一特図表示装置28A又は第二特図表示装置28Bの特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する疑似演出図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
次に時短フラグが「1」であれば(S353:yes)、S354の処理において時短の継続期間をカウントする時短カウンタを減算し、減算した後の時短カウンタが「0」であるか否かを確認する。時短カウンタが「0」であれば(S354:yes)、時短フラグを「0」にリセットする(S355)。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
前記S401の処理で大入賞口25が開放中でなければ(S401:no)、S402の処理で大当り遊技のインターバル中か否かを確認し、インターバル中でなければ(S402:no)、S403の処理で特図大当り終了演出中か否かを確認し、大当り終了演出中でなければ(S403:no)、S404の処理で大当り開始演出時間が経過したか否かを確認し、大当り開始演出時間の経過を確認すれば(S404:yes)、大入賞口開放処理で第一ラウンドの大入賞口25を開放してリターンする(S405)。
一方、最終ラウンドでなければ、(S421:no)、S423の大入賞口25の開放処理により次のラウンドの大入賞口25の開放を実行してリターンする。
次にS436の処理では前記大当り図柄に応じて時短設定があるか否かを確認し、時短設定があれば(S436:yes)、時短状態の繰り返し回数(100回)を設定し(S437)、時短フラグに「1」をセットする(S438)。これにより大当り遊技終了後に時短状態が付与される。その後、特図の大当り終了コマンド送信の処理(S439)を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
図16に示すように、「保留記憶時演出決定処理」は、先ず、主制御装置40から先読みコマンドを受信したか否かを確認する(S500)。先読みコマンドの受信を確認できなければ(S500:no)、サブ統合制御装置42により実行されるメインルーチン(図略)にリターンして本処理を終了する。
先読みコマンドの受信を確認できれば(S500:yes)、稼働中フラグが「1」であるか否かを確認する(S501)。
演出決定処理Aでは、保留記憶数が所定数、即ち「1」以上であって保留記憶時稼働予告演出を実行可能であるため、受信した先読みコマンドに対応する保留記憶に関し、保留記憶時稼働予告演出を実行するか否かの決定が行われる。また受信した先読みコマンドに対応する保留記憶に関し、変動開始時稼働予告演出を実行するか否かの決定、先読み保留表示演出を実行するか否かの決定が行われる。尚、保留記憶時稼働予告演出の実行が決定された場合には、変動開始時稼働予告演出を行わない決定がなされる。また、変動開始時稼働予告演出の実行が決定された場合には、保留記憶時稼働予告演出を行わない決定がなされる。
保留記憶時稼働予告演出により演出ボタン15及びジョグダイヤル16を稼働させる所定の時間は約5秒に設定されている。
演出決定処理Bでは、前記S501からの移行してきた場合には、稼働中フラグが「1」なので保留記憶時稼働予告演出又は変動開始時稼働予告演出により演出ボタン15及びジョグダイヤル16の稼働中あるため、前記S500で受信した先読みコマンドに対応する保留記憶に関し、保留記憶時稼働予告演出を行わないとの決定がなされる。
また前記S502からの移行してきた場合には、他の保留記憶が無いので、前記S500で受信した先読みコマンドに対応する保留記憶に関する変動が直ちに開始されるので、保留記憶時稼働予告演出を行わないとの決定がなされる。
従って演出決定処理Bでは、変動開始時稼働予告演出を実行するか否かの決定、先読み保留表示演出を実行するか否かの決定が行われる。その後、前記S507の処理へ移行する。
変動開始コマンドの受信を確認できれば(S600:yes)、演出図柄表示装置21で実行される演出パターン(演出の種類等)を決定し(S601)、演出図柄表示装置21で実行される演出パターンの開始処理を行う(S602)。
一方、変動開始時稼働予告演出を実行することが設定されていれば(S603:yes)、稼働中フラグが「1」であるか否かを確認する(S604)。稼働中フラグが「1」でなければ(S604:no)、S605の処理において、変動開始時稼働予告演出として、ボタン振動機構541(図5)及びダイヤル振動機構542(図5)を駆動して、演出ボタン15及びジョグダイヤル16を所定の時間にわたり振動(稼働)させる。該S605の処理は特許請求の範囲に記載の「変動開始時稼働予告演出実行手段」に相当する。そして、稼働中フラグに「1」をセットする(S607)。尚、稼働中フラグは、所定の時間が経過した後に演出ボタン15及びジョグダイヤル16の稼働が終了することにより「0」にリセットされる。
変動開始時稼働予告演出により演出ボタン15及びジョグダイヤル16を稼働させる所定の時間は約8秒に設定されている。
前記S607の処理終了後、S608の処理において変動開始時稼働予告演出を実行するための設定の解除処理を行う。その後、リターンする。
これによれば、変動開始時稼働予告演出中にボタン操作有効期間を設けたので、遊技者が変動開始時稼働予告演出中に演出ボタン15を操作することとなり、変動開始時稼働予告演出の演出ボタン15の振動を遊技者に伝えることができる。
しかし、遊技の興趣を高めるために、一つの保留記憶に対して、保留記憶時、変動開始時の双方で演出ボタン15及びジョグダイヤル16を振動させる演出を行うようにしてもよい。
前記実施形態では、変動開始時稼働予告演出及び保留記憶時稼働予告演出に、演出ボタン15、ジョグダイヤル16を用いてこれらを振動させる構成としたが、振動させると共に発光、点滅させることが望ましい。また、演出ボタン15、ジョグダイヤル16に限らず、変動開始時稼働予告演出及び保留記憶時稼働予告演出に、演出専用の可動役物、遊技者が遊技球を発射させるためのハンドル等を用いるようにしてもよい。
前記実施形態では、変動開始時稼働予告演出は、特別図柄の変動開始と同時に可動物を稼働させる構成としたが、変動開始から所定時間経過後に可動物を稼働させる構成でもよい。
また前記実施形態では、保留記憶時稼働予告演出は、保留記憶手段への数値データの記憶と同時に可動物を稼働させる構成としたが、保留記憶手段への数値データの記憶から所定時間経過後に可動物を稼働させる構成であってもよい。
更に、本発明は、パチンコ機台内に所定数の遊技球が封入され、封入された遊技球を遊技盤の遊技領域に向けて発射すると共に、発射された遊技球を回収し、回収した遊技球を再度発射することで内部の所定数の遊技球を循環的に使用して遊技を行う封入式パチンコ機に適用してもよい。
15 演出ボタン(操作手段)
16 ジョグダイヤル(操作手段)
21 演出図柄表示装置
23 第一特図始動口(始動口)
24 第二特図始動口(始動口)
25 大入賞口
28A 第一特図表示装置(特別図柄表示装置)
28B 第二特図表示装置(特別図柄表示装置)
40 主制御装置(数値データ抽出手段、保留記憶手段、当否判定手段、特別遊技制御手段、数値データ確認手段)
42 サブ統合制御装置(変動開始時稼働予告演出実行手段、保留記憶時稼働予告演出実行手段)
Claims (1)
- 始動口に遊技球が入球したことに起因して数値データを抽出する数値データ抽出手段と、
前記数値データ抽出手段により抽出された数値データを複数記憶可能な保留記憶手段と、
前記保留記憶手段に記憶された数値データに基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否判定の結果を示す特別図柄を変動表示し、後に確定表示する特別図柄表示装置と、
前記保留記憶手段に記憶された前記数値データの数を示す保留図柄及び、前記当否判定手段による当否判定の結果を示す疑似図柄を表示する演出図柄表示装置と、
遊技者が操作可能な操作手段と、
前記当否判定手段の結果が当選となり、前記特別図柄表示装置に当選を示す特別図柄が確定表示されることで開始される大当り遊技の制御を行う大当り遊技制御手段と、
前記数値データ抽出手段により抽出された数値データを、該数値データに基づいて行われる前記当否判定手段による当否判定よりも前に、特定の値であるか否かを確認する数値データ確認手段と、を備え、
前記当否判定の結果を示す前記特別図柄が前記特別図柄表示装置に確定表示される前に当選となる可能性を示唆する予告演出を実行可能であり、前記予告演出には、変動中の前記特別図柄を対象にして行う変動予告演出と、前記数値データ確認手段により確認された前記当否判定の前の数値データを対象にして行う先読み予告演出と、を実行可能とする弾球遊技機において、
前記変動予告演出として、前記特別図柄の変動開始時に前記操作手段を振動させる変動開始時稼働予告演出を実行する変動開始時稼働予告演出実行手段と、
前記先読み予告演出として、前記保留記憶手段に数値データが記憶され、前記演出図柄表示装置に新たな前記保留図柄が表示されるタイミングで前記操作手段を振動させる保留記憶時稼働予告演出を実行する保留記憶時稼働予告演出実行手段と、を備え、
前記変動開始時稼働予告演出と前記保留記憶時稼働予告演出とでは、前記操作手段の振動開始時間を相違させ、且つ、演出が実行された際の当選となる可能性を示す信頼度を相違させ、
前記変動開始時稼働予告演出実行手段は、前記保留記憶時稼働予告演出実行手段によって前記保留記憶時稼働予告演出が実行された数値データを対象とした当否判定に伴う前記特別図柄に対しては変動開始時稼働予告演出を実行させず、
前記保留記憶時稼働予告演出実行手段は、所定数の数値データが前記保留記憶手段に記憶されていない場合には、前記保留記憶時稼働予告演出を実行しないように設定されていることを特徴とする弾球遊技機。
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