JP2003260248A - 遊技機、ならびにプログラムおよびその記録媒体 - Google Patents

遊技機、ならびにプログラムおよびその記録媒体

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JP2003260248A
JP2003260248A JP2002067293A JP2002067293A JP2003260248A JP 2003260248 A JP2003260248 A JP 2003260248A JP 2002067293 A JP2002067293 A JP 2002067293A JP 2002067293 A JP2002067293 A JP 2002067293A JP 2003260248 A JP2003260248 A JP 2003260248A
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Masaru Nikaido
勝 二階堂
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Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技性の異なる遊技を一つの遊技機で行うこ
とができるように、遊技者の希望する遊技を台の移動無
しに行うことができる遊技機、ならびにプログラム及び
記録媒体を提供する。 【解決手段】 所定の遊技領域4L、4Rを通過させて
遊技球を入賞させることにより、遊技利益を獲得可能な
遊技機1において、左の遊技領域4Lで通過させる場合
と、右の遊技領域4Rで遊技球を通過させる場合とで獲
得できる遊技利益の割合を異ならせ、かつ、左の遊技領
域4L左の遊技領域Rで通過させた場合による単位時間
当りの獲得可能とさせる遊技利益をほぼ等しくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の遊技領域を
通過させて遊技媒体を入賞させることにより、遊技利益
を獲得可能な遊技機ならびにプログラムおよびその記録
媒体に関し、特に、遊技盤に複数の遊技領域を有し、各
遊技領域で遊技球を入賞口に入賞させることにより賞球
の払出しを受けて遊技利益を獲得可能にする弾球遊技機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ぱちんこ機等の弾球式遊技機で
は、特定の入賞口(始動入賞口)に遊技球が入る(入賞
する)と、遊技領域中央部の可変表示装置(回動、液
晶、ドット、セグメント)が図柄や数字などを可変表示
し、一定の図柄や数字などが揃うと大当りになり、大当
り動作例えば大入賞口(アタッカーなどとも称する)が
一定時間間隔で開閉作動して、遊技球を一定条件下で入
賞させる機種(いわゆるセブン機と称される)が一般的
にある。このような機種では、いずれの識別図柄で当っ
ても大当りの確率が変更しないものや、特定の識別図柄
が揃うと大当りの発生確率が上がる確率変動を設けたも
のがある。また、特定の入賞口に入賞すると、役物の可
動を行う羽根が1回および2回開閉動作を行い、その羽
根の開放によって生じる領域に遊技球が入って役物内の
Vゾーンへ入賞すると、羽根を所定回あるいは所定球数
入賞させるまで動作させる機種(いわゆる羽根物、ヒコ
ーキと称される)もある。さらには、表示部がデジタル
であるときには、通常のセブン機と同様に表示部下方の
始動口(通常賞球の払い出しはない)に遊技球を入れ、
可変表示させて図柄が揃ったら、次に権利獲得用のアタ
ッカーが開放され、その開放によって生じるVゾーンに
遊技球を入れることによりはじめて大入賞口を開放させ
ることのできる権利を獲得したことになる。そして、権
利を獲得したら右側にある回転体チャッカーへの入賞に
基づいて大入賞口(アタッカー)が開放して遊技球を所
定個数あるいは所定時間入賞させることができ、後は権
利獲得後の動作を所定回数繰り返す機種(いわゆる権利
物と称される)がある。
【0003】上述したような、各機種では、1桁からな
る表示装置などの小型のデジタルを所定期間内変動表示
させる、普通図柄と呼ばれる図柄の変動時に抽選をして
当ると電動チューリップと呼ばれる可動入賞装置の可動
片を所定時間開放するものや、当該抽選による当選確率
の変動を設けたり、役物やくぎ配列により入賞達成率の
設定を変えて種々にバリエーションを出していた。前述
のセブン機では大当り確率が1/300〜1/350付
近が一般的であり権利物が1/1000に近い低確率で
あるのに比べて大当り発生回数は多いが大当り一回の出
球すなわち遊技利益が少なくなっている。しかも、セブ
ン機では、始動口がスルー(通過ゲート式)チャッカー
でなく入賞口になり、しかも普通図柄変動装置という可
動部を制御する装置により当該入賞口近傍に設けられた
電動チューリップを開閉するなどして始動口に対する入
賞を増やして賞球が得られるようにし球減りを少なくし
ている。一方、権利物では始動口をスルーチャッカーと
させて賞球を得られないようにしているため球減りが早
いが、一回大当りになると賞球の獲得率が増えるのが早
い。さらには、羽根物では、Vゾーン以外は入賞が比較
的容易にさせ賞球を得られ易いようにしているため、球
の減りが遅いがVゾーンへ入賞しにくく球すなわち遊技
利益が増えにくい。このように、機種によって、遊技性
(ゲーム性)が全く異なる。さらには、羽根物では羽根
の開閉にタイミングを合わせて入賞させるには、遊技技
術(例えば球の発射操作のタイミング)の優劣によって
獲得利益の差が大きく、セブン機等が始動入賞口を主に
狙えばいいのに対して必要とされる遊技技術の介入性も
異なると言える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
機種では、遊技盤には、セブン機などのように一つの始
動口と一つの可変表示装置および風車や一般入賞口と共
に一セットで一つの遊技領域として設けられており、遊
技において同じ台では遊技性などが一つしか選びようが
無かった。したがって、遊技性あるいは遊技利益の割合
さらには遊技技術による出球の差異(技術介入性)のあ
る遊技を望むときには、別の機種に遊技台を変えねばな
らず、煩わしいものであった。また、遊技の当初におい
ては、出球の確実性を望んで例えば羽根物を遊技し、獲
得球の増えてきたところで、出球の多さを望んでセブン
機や権利物で遊技したい場合などは、やはり遊技台を移
動する必要があり、煩わしいものであった。さらには、
セブン機などで「大当り」の発生確率を変動させるよう
な遊技性を付与した場合に、遊技者が当該確率の高い場
合だけを狙ってしか遊技しなくなり、この台の遊技継続
時間が短くなりホール側では台の稼動率の低下の原因に
なる。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に着目し
てなされたもので、遊技利益の割合または遊技性の異な
る遊技を一つの遊技機で行うことができるように、遊技
者の希望する遊技を台の移動無しに行うことができる遊
技機、ならびにプログラム及び記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、以下の発明を提供する。請求項1に記載の発明は、
所定の遊技領域(例えば釘・入賞口・可動入賞装置・風
車・ランプなどで構成された領域)を通過させて遊技媒
体(例えば遊技球)を入賞させることにより、遊技利益
(例えば賞球)を獲得可能な遊技機において、特定の遊
技領域で通過させる場合と、特定の遊技領域以外の遊技
領域で通過させる場合とで獲得できる遊技利益の割合
(例えば賞球数・入賞達成率・大当りまたは図柄可変表
示装置の抽選確率・確率変動発生率)を異ならせ、か
つ、特定の遊技領域と特定の遊技領域以外の遊技領域で
通過させた場合による単位時間当りの獲得可能とさせる
遊技利益をほぼ等しくすることを特徴とする遊技機であ
る。請求項1の発明によれば、特定の遊技領域と特定の
遊技領域以外の遊技領域に遊技媒体を通過させる場合と
で獲得できる遊技利益を異ならせるので、例えば遊技者
の狙いが、確実性が低いが遊技利益の短時間での増加を
狙う場合と長時間かかるが確実性高く遊技利益を獲得で
きることを狙う場合とである場合に、これらの狙いを遊
技領域を選択して遊技することで実現できるようにな
る。従来、このような狙いが異なると遊技機自体を別の
台に変えて遊技する必要があったが、本発明では同じ遊
技機中で遊技領域を選択して遊技すればよいので遊技の
選択の幅が広がり、遊技に対する興味を継続させること
ができる。例えば、遊技開始当初は、技術介在性が高い
が収益の確実性も高い特定の遊技領域で遊技して獲得球
などの遊技利益の増大に努め、遊技媒体がある程度増え
たならば技術介在性が低いが大当りのときに特定の遊技
領域で遊技した場合と比較して遊技利益を高くとれる、
特定の遊技領域以外の遊技領域で遊技して短期間に多く
の遊技利益を獲得できるチャンスを増やすなどと言う、
遊技者の戦略に応じた遊技が可能なり、遊技興味をいつ
までも引き付けておくことができる。また、特定の遊技
領域とそれ以外の遊技領域とでは単位時間の中での獲得
可能な遊技利益がほぼ等しくなるように前記遊技利益の
割合を制御または設定するようにし、遊技領域を問わず
に最終的には同程度の遊技利益が得られるようにしてい
るため、遊技利益の割合だけを見て特定の遊技領域かそ
れ以外の遊技領域かのゲーム開始当初からの選択遊技の
偏りを排除することができる。なお、本発明における特
定の遊技領域と特定の遊技領域以外の遊技領域で通過さ
せた場合とは、当該遊技領域における入賞口または入賞
領域にて入賞させたことも含むものとする。
【0007】請求項2の発明は、特定の遊技領域の入賞
達成条件と特定の遊技領域以外の遊技領域の入賞達成条
件が同種であることを特徴とする請求項1に記載の遊技
機である。なお、入賞達成条件は、例えば所定入賞口に
遊技媒体を入賞させたことによって実行開始となる特定
遊技状態(所定期間内において賞球などの遊技利益を多
く獲得できる遊技状態)とさせる抽選の確率条件、入賞
達成後に行われる可動入賞装置の変動条件、入賞達成後
に払い出される賞球個数の条件、可動入賞装置を変動開
始させるための入賞条件を含むものである。請求項2の
発明によれば、各遊技領域の入賞達成条件を同じにする
ので特定の遊技領域とそれ以外の以外の領域では、技術
介入性は同等であるが、獲得できる遊技利益の割合が異
なる。すなわち、入賞達成条件以外の遊技割合の差異を
勘案して遊技領域を選択し遊技できる。
【0008】請求項3の発明は、特定の遊技領域の入賞
達成条件と特定の遊技領域以外の遊技領域の入賞達成条
件が異種であることを特徴とする請求項1に記載の遊技
機である。請求項3の発明によれば、各遊技領域の入賞
達成条件を含めて遊技利益の割合を考慮して遊技領域を
選択して遊技できる。
【0009】請求項4の発明は、特定あるいは特定以外
の遊技領域の少なくとも一方には、図柄可変表示装置の
識別図柄が揃うと特定の遊技利益が得られる特定遊技状
態になる遊技部が設けられていることを特徴とする請求
項1ないし3のうちのいずれか1項に記載の遊技機であ
る。この請求項4の発明によれば、図柄可変表示装置の
ある遊技領域では、技術介入性が低くなるが識別図柄の
揃ったときの一度に獲得できる遊技利益を大きくしたり
任意に遊技性を設定し、遊技する遊技領域の選択を図柄
可変表示装置にて行われる表示演出と技術介入性の高・
低で行うことができ、遊技の興味を拡大することができ
る。
【0010】請求項5の発明は、特定の遊技領域で入賞
させた場合の特定遊技状態とさせる抽選確率は低いが、
当選した場合獲得できる遊技利益が高く、一方、特定の
遊技領域以外の遊技領域で入賞させた場合の特定遊技状
態とさせる抽選確率は高いが、当選した場合獲得できる
遊技利益が低いことを特徴とする請求項1ないし4のう
ちのいずれか1項に記載の遊技機である。この請求項5
の発明によれば、遊技領域を選択するのに、特定遊技状
態へと当選した場合の獲得できる遊技利益を狙って遊技
するか、あるいは、抽選確率の高さを狙って遊技するか
でき、抽選確率が低い遊技領域が当選しそうだと考えた
ときにときはそこを狙って遊技し、一方、当選しそうも
無いと考えたときは抽選確率の高い遊技領域で遊技すれ
ば良く、遊技領域の選択という遊技技術または判断技術
で遊技利益を効率的に増やすことができるようになる。
【0011】請求項6の発明は、特定の遊技領域で通過
させた場合の特定遊技状態とさせる入賞確率は低いが、
特定遊技状態となった場合に獲得できる遊技利益が高
く、一方、特定の遊技領域以外の遊技領域で通過させた
場合の特定遊技状態とさせる入賞確率は高いが、特定遊
技状態となった場合に獲得できる遊技利益が低いことを
特徴とする請求項1ないし4のうちのいずれか1項に記
載の遊技機である。この請求項6の発明でも、請求項5
と同じく、遊技者が自己の遊技技術(例えば、所定入賞
口に対して遊技媒体を入賞させる技術)と遊技領域の構
成を勘案して入賞させやすいか否かで、入賞確率が低く
ても獲得できる遊技利益の高い遊技領域を選択するかあ
るいは入賞で獲得できる遊技利益が低くても入賞確率が
高い遊技領域を選択するかでき、遊技機を遊技技術の介
在性の高いものにできる。
【0012】請求項7の発明は、特定の遊技領域では図
柄可変表示装置の識別図柄が揃うと特定の遊技利益が得
られる遊技を可能にするものであり、特定の遊技領域以
外の遊技領域では可変表示装置を設けずに特定口に入賞
させた場合に所定時間、所定役物の入賞口を広げて遊技
媒体の入賞を容易化する遊技を可能にするものであるこ
とを特徴とする請求項1または3ないし6のうちのいず
れか1項に記載の遊技機である。この請求項7の発明に
よれば、遊技者が図柄可変表示装置の識別図柄の態様が
当り条件となる遊技領域を選択するか、あるいはその他
の入賞口を所定条件で広げる遊技領域を選択して遊技で
き、遊技特性の異なる遊技を同じ遊技機内で選択して行
うことができる。
【0013】請求項8の発明は、特定の遊技領域と特定
の遊技領域以外の遊技領域における遊技媒体の通過によ
って遊技利益の割合を異なるものに制御するのは、所定
条件達成を契機にして所定時間経過までまたは所定の始
動変動回数が終了するまでとしたことを特徴とする請求
項1ないし7のうちのいずれか1項に記載の遊技機であ
る。請求項8の発明によれば、例えば大当りのときなど
の所定条件を達成したことを契機にして所定時間経過ま
であるいは始動変動回数(例えば図柄変動の定められた
開始回数)が終了するまで、所定遊技領域における遊技
利益の割合を例えば高くするなど、大当りに伴ってさら
に賞球を増やすチャンスを作ることができ、遊技(大当
りなどの特別遊技)のバリエーションを増やすことがで
きる。
【0014】請求項9の発明は、特定の遊技領域と特定
の遊技領域以外の遊技領域とが遊技盤表面の上下に並設
されていることを特徴とする請求項1ないし8のうちの
いずれか1項に記載の遊技機である。請求項9の発明に
よれば、上下の各遊技領域のいずれを選択するかは遊技
球などの遊技媒体の遊技盤(遊技領域)への打ち出し技
術で選択でき、しかも左右に遊技媒体を打ち出すよりも
技術介入性が高く、技術のある遊技者の遊技への興味を
増すことができる。
【0015】請求項10の発明は、特定の遊技領域と特
定の遊技領域以外の遊技領域とが遊技盤表面の左右に並
設されていることを特徴とする請求項1ないし8のうち
のいずれか1項に記載の遊技機である。請求項10の発
明によれば、左右の各遊技領域のいずれを選択するかは
遊技媒体の遊技盤(遊技領域)への打ち出し技術で選択
でき、しかも、上下の領域のいずれに遊技球を流すかよ
りも容易であり技術介入性が簡便になり、遊技技術の低
い遊技者に対しても遊技への興味を増すことができる。
【0016】請求項11の発明は、特定の遊技領域また
は特定の遊技領域以外の遊技領域が、遊技盤上で離れた
複数の箇所に設けられていることを特徴とする請求項1
ないし8のうちのいずれか1項に記載の遊技機である。
これにより、特定の遊技領域または特定の遊技領域以外
の遊技領域に遊技媒体を打ち出すのは少なくとも距離的
に離れた複数の箇所となるため遊技技術的に難しくなる
が、遊技利益の割合によってはそこへ打ち出すのが有利
であるなどの状況であれば、打ち出せれば有利であり、
技術介在性が高くなる。
【0017】請求項12の発明は、特定の遊技領域と特
定の遊技領域以外の遊技領域における入賞させた場合の
遊技利益の増加割合の性質を正反対にしたことを特徴と
する請求項1ないし11のうちのいずれか1項に記載の
遊技機である。請求項12の発明によれば、例えば遊技
者の狙いが、確実性が低いが遊技利益の短時間での増加
を狙う場合と長時間かかるが確実性高く遊技利益を獲得
できることを狙う場合とである場合に、これらの狙いを
遊技領域を選択して遊技することで実現できるようにな
り、遊技に技術介在性が高まる。
【0018】請求項13の発明は、特定の遊技領域と特
定の遊技領域以外の領域は、遊技利益の増加割合の性質
により技術介入性が異なるようにしたことを特徴とする
請求項1ないし12のうちのいずれか1項に記載の遊技
機である。請求項13の発明によれば、遊技利益の増加
割合の性質に応じて技術介入性が異なる(例えば増加割
合が高ければ技術介入性が低く、逆に増加割合が低けれ
ば技術介入性が高い)ようにすれば、遊技者が遊技の流
れに応じて技術介入性の高い・低い遊技領域を選択して
遊技でき遊技性の広がりができる。例えば、技術介入性
の低い遊技領域になる図柄可変表示装置により大当り表
示が出た後に次の大当りまで時間が掛かることが予想さ
れる場合、技術介入性の高い遊技領域にて遊技利益を少
ないながらも確実に獲得できる遊技を選択できる。
【0019】請求項14の発明は、特定の遊技領域と特
定の遊技領域以外の遊技領域における境界部において、
遊技盤面に配設する遊技釘の密度を高めるか、または、
遊技盤面に対して植設させた仕切り板により遊技媒体の
移動範囲を抑制するようにしたことを特徴とする請求項
1ないし13のうちのいずれか1項に記載の遊技機であ
る。請求項14の発明によれば、特定領域とそれ以外の
領域を遊技盤上で具体的に分ける構造の一例として一般
的な弾球遊技機の遊技領域内で用いられている遊技釘あ
るいは仕切り板を用いれば、別途の部品を使用せずしか
も遊技領域内の遊技釘と共用できるなどコストダウンで
き、さらには、遊技盤の遊技用域内と境界が自然に繋が
る外観品質の高いものになる。
【0020】請求項15の発明は、所定の遊技領域を通
過させて遊技媒体を入賞させることにより、遊技利益を
獲得可能なコンピュータによって実行される遊技機のプ
ログラムにおいて、特定の遊技領域で通過させる場合
と、特定の遊技領域以外の遊技領域で通過させる場合と
で獲得できる遊技利益の割合を異ならせ、かつ、特定の
遊技領域と特定の遊技領域以外の遊技領域で通過させた
場合による単位時間当りの獲得可能とさせる遊技利益を
ほぼ等しくさせる手段により機能させることを特徴とす
る遊技機のプログラムである。この請求項15の発明に
よれば、上記請求項1ないし14のうちのいずれか1項
の機能を、遊技機として用いるコンピュータなどにプロ
グラムとしてインストールするだけで達成できる。請求
項16の発明は、請求項15のプログラムを記録したこ
とを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体
である。請求項16の発明によれば、前記のプログラム
を記録媒体に格納して保存流通など可能になる。
【0021】なお、記録媒体としては、ROM(Rea
d Only Memory)、MO(Magnet
Optical)、CD(Compact Dis
k)、FD(Floppy(登録商標) Disk)等
が挙げられる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機の実施
の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6は、本発
明に係る遊技機の第1の実施形態の説明図である。図1
は、本発明に係る遊技機が適用される弾球遊技機1の外
観を示す斜視図である。弾球遊技機1は、外枠2と、外
枠2に開閉自在に設けられたガラス扉3と、ガラス扉3
の後方に配置され外枠2に固定される遊技盤4と、遊技
盤4の下方に配置され操作ハンドル5を有し遊技球を1
発ずつ遊技盤4に向けて発射する発射装置6と、ガラス
扉3の上方に配置された枠ランプ7と、ガラス扉3の左
右上方に配置されたスピーカ8と、ガラス扉3の下方に
配置され払出された賞球または貸球を貯留する受け皿9
等を備えている。
【0023】図2は、図1の弾球遊技機1の遊技盤4を
示す平面図である。実施形態の弾球遊技機1は、遊技盤
4における所定の遊技領域4L、4Rを通過させて遊技
球(遊技媒体の例)を入賞させることにより、賞球の払
出しの(遊技利益の獲得の例)可能な遊技機において、
遊技盤4の幅方向の左右(図2の場合向かって左右)に
それぞれ遊技領域4L、4Rを有し、遊技球を左側の遊
技領域(特定の遊技領域の例)4Lで通過させる場合
と、右側の遊技領域(特定の遊技領域以外の遊技領域の
例)4Rで通過させる場合とで獲得できる遊技利益の割
合を異ならせ、かつ、左の遊技領域4Lで遊技球を通過
させる場合と右の遊技領域4Rで遊技球を通過させる場
合による単位時間当りの獲得可能とさせる遊技利益をほ
ぼ等しくするものである。この場合、遊技利益は獲得球
を一例とし、遊技利益の割合は、賞球数、入賞達成率、
大当りまたは可動入賞装置の抽選確率、確率変動発生率
など、遊技中あるいは遊技終了時点においてより多くの
遊技球を獲得できる可能性に繋がる事柄を一例とする。
遊技盤4の遊技領域は、釘・入賞口、可動入賞装置、風
車、ランプなどから構成されたものであり、遊技球を通
過させた際に遊技球が釘や風車で弾性運動および落下移
動をし、チャッカーへの入賞・通過などを契機にした図
柄変動や抽選による遊技を主に行う領域である。そし
て、左の遊技領域4Lは、第1の特別図柄可変表示装置
4a、第1の始動入賞口4b、保留玉ランプ4c、その
他、スルーチャッカー4d、電動役物4e、一般入賞口
4f、第1の大入賞口4g、風車4h等を備えている。
また、右の遊技領域4Rは、第2の特別図柄可変表示装
置4i、第2の始動入賞口4j、可動入賞装置4kおよ
び4l、小デジタル(普通図柄可変表示装置)4m、第
2の大入賞口4n、風車4h等を備えている。なお、左
右の遊技領域4Lおよび4Rには、いずれも風車と共に
多数の遊技釘が打たれており、主にこれらで遊技球の通
路の形成をしており、左右の遊技領域も中央の上下に長
い境界4Cに配列されて打たれた遊技釘で分けられてい
る。この場合、左の遊技領域4Lと右の遊技領域4Rに
おける境界部において、遊技盤面4に配設する遊技釘の
密度を高めるか、または、遊技盤面4に対して植設させ
た仕切り板により遊技球(遊技媒体の例)の移動範囲を
抑制するようにできる。
【0024】第1の特別図柄可変表示装置4a、第2の
特別図柄可変表示装置4iは、各遊技領域4Lおよび4
Rのそれぞれ上下方向中央部に配置され、特別図柄(特
別な遊技状態(例えば、大当り)に移行する性質を持つ
ような数字、符号あるいは絵柄などの図柄)を変動表示
させる装置であって、例えば、LCD(LiquidC
rystal Display)、3つのデジタルセグ
メント、CRT(Cathod ray tube)な
どが用いられる。
【0025】各始動入賞口4b、4jは、特別図柄可変
表示装置4a、4iの下方に配置され、発射装置6から
発射され誘導レール4oに沿って遊技領域4L、4Rに
打出された遊技球が入賞することによって第1、第2の
特別図柄可変表示装置4a、4iを変動表示させるもの
である。
【0026】左の遊技領域4Lにおいて、保留玉ランプ
4cは、第1の特別図柄可変表示装置4aが変動表示中
に第1の始動入賞口4bへ遊技球が入賞する度に入賞回
数を所定回数(例えば、4回)まで加算するとともに、
特別図柄表示装置4aの変動表示が1入賞分終了する度
に入賞回数を減算する始動記憶カウンタの値を表示させ
るものである。また、第1の大入賞口4gは、第1の特
別図柄可変表示装置4aの変動表示により大当り停止表
示された場合に一定の開閉をして入賞させるものであ
る。また、電動役物4eは始動入賞口4bの入賞口をス
ルーチャッカー(スルーゲート)4dなどの遊技球の通
過を条件などにして入賞口を拡大する、一対の可動片を
有する電動チューリップである。
【0027】また、右の遊技領域4Rにおいて、保留球
ランプは設けられておらず、第2の始動入賞口4jへの
入賞球に係る保留に対する上限を設けずに作動記憶して
第2の図柄可変表示装置4iが変動表示する。この第2
の図柄可変表示装置4iは所定の特別図柄の組み合わせ
で大当り停止表示になったとき(大当り時)には、第1
の可動入賞装置4kが一定時間開放する。このとき第1
の可動入賞装置4kに入賞させると第2の可動入賞装置
4lを変動させるために小デジタル(普通図柄可変表示
装置)4mを変動表示させ抽選を行う。抽選により「当
る」と第2の可動入賞口4lが変動を開始し、そこへ入
賞させると第2の大入賞口4nが開く。なお、図2で符
号4pはアウト穴である。
【0028】図3は、図1の弾球遊技機1の制御回路を
示すブロック図である。制御回路10は、主制御装置1
1、図柄制御装置(演出制御手段)12、ランプ制御装
置13、発射制御装置16、その他、音声制御装置1
4、払出制御装置15、入賞球装置17等を備えてい
る。
【0029】主制御装置11は、遊技制御プログラムに
従って弾球遊技機1を制御する。主制御装置11には、
CPU(Central Processing Un
it;中央処理装置)111が設けられている。CPU
111には、遊技制御プログラム(乱数テーブルを含
む)を記憶しているROM(Read Only Me
mory)112、CPU111のワーク用メモリ(状
態データテーブル、乱数メモリを含む)として機能する
RAM(Random Access Memory)
113が接続されている。また、主制御装置11には、
定期的にリセットパルスをCPU111に送信する乱数
発生回路が接続されていることが好ましい。また、主制
御装置11には、各種信号を主制御装置11に取り扱い
得る信号に変換して入力するための入力インターフェー
ス11aが設けられている。
【0030】入力インターフェース11aには、第1の
始動入賞口4bに入賞した遊技球を検知する始動入賞球
検知センサ115A、第2の始動入賞口4jに入賞した
遊技球を検知する始動入賞球検知センサ115B、第1
の可動入賞口4kに入賞した遊技球を検知する可動入賞
球検知センサ115C、第2の可動入賞口4lに入賞し
た遊技球を検知する可動入賞球検知センサ115D、大
入賞球検知センサ116、継続球検知センサ117、そ
の他入賞球(一般入賞球)検知センサ118、通過入賞
球(スルーチャッカー)ゲート入賞検知センサ119、
賞球払出検知センサ120、受け皿9の遊技球での満杯
などを検出するエラー検知センサ121、その他発射装
置6から発射される遊技球を検知する遊技球発射検知セ
ンサ(図示省略)等の各種検知センサが接続され、各セ
ンサ115A〜121から出力される信号を主制御装置
11へ送信する。
【0031】図柄制御装置12は、特別図柄を変動表示
させる第1および第2の特別図柄表示装置4a、4i
を、主制御装置11から出力インターフェース11bを
介して送信される制御信号に基づいて、VDP(Vid
eo Display Processor;画像表示
用プロセッサ)124を介して制御する。また、小デジ
タル(普通図柄表示装置(例えば、LCD)4mにて表
示される普通図柄を制御する。図柄制御装置12は、主
制御装置11と同様にCPU12a、CPU12aに接
続されるROM12bおよびRAM12cを備えてい
る。
【0032】各入賞球装置17は、電動役物4e、可動
入賞口4kおよび4l、大入賞口4gおよび4iなどの
駆動用あるいは大入賞継続領域用の駆動ソレノイドに主
制御装置11から出力インターフェース11bを介して
入力される駆動信号に基づいて駆動する。
【0033】ランプ制御装置13は、主制御装置11か
ら出力インターフェース11bを介して送信される制御
信号に基づいて、保留玉ランプ4c、盤面ランプおよび
枠ランプ7を制御する。ランプ制御装置14は、主制御
装置11と同様にCPU13aと、CPU13aに接続
されるROM13bおよびRAM13cを備えている。
【0034】発射制御装置16は、遊技者による操作ハ
ンドル5の発射操作に応じて発射装置6による遊技球の
発射を制御する。また、主制御装置11から出力インタ
ーフェース11bを介して送信される発射停止信号に基
づいて、発射装置6を停止制御する。
【0035】その他、音声制御装置14は、主制御装置
11から出力インターフェース11bを介して送信され
る制御信号に基づいて、サウンドプロセッサーやスピー
カ8などの音声発生装置144を制御し、払出制御装置
15は、主制御装置11から出力インターフェース11
bを介して送信される制御信号に基づいて、払出装置1
54およびCR(Card Reader)ユニット1
55を制御する。これらは、主制御装置11と同様にそ
れぞれCPU14a、15aと、CPU14a、15a
に接続されるROM14b、15bおよびRAM14
c、15cを備えている。
【0036】次に、実施形態の弾球遊技機の動作につい
て説明する。図4は前記弾球遊技機の電源投入時のメイ
ンルーチンのフローチャートである。まず、電源投入時
には、初期設定処理を行って(S1)、遊技機の通常制
御のメインルーチンに移行する。メインルーチンでは乱
数更新処理(S2)、入力管理処理(S3)、異常監視
処理(S4)、普通図柄制御処理(S5)、特別図柄処
理(S6:サブルーチンであり後に詳述する)、出力管
理処理(S7)、可変図柄表示制御処理(S8)、普通
電動役物制御処理(S9)、大入賞領域制御処理(S1
0)、払出し制御処理(S11)、ランプ・LED制御
処理(S12)、および音声出力制御処理(S13)の
各処理を電源投入状態中行う(S14:No)。一方、
電源断のときに弾球遊技機の各動作および制御を終了す
る(S14:Yes)。
【0037】図5、図6は、図4の特別図柄制御(特別
図柄管理処理(S6))の詳細ルーチンを示すフローチ
ャートである。図5に示すように、まず、特別図柄関連
タイマ更新処理を実行する(S21)。次いで、特別図
柄ゲーム制御処理を実行する(S22)。
【0038】上記のS22の特別図柄ゲーム制御処理で
は、まず、特別図柄作動記憶個数(作動記憶カウンタ
値)チェック処理を実行する(S23)。次いで、特別
図柄変動時間監視処理を実行する(S24)。そして、
特別図柄確定時間監視処理を実行する(S25)。次い
で、大当り開始表示時間監視処理を実行する(S2
6)。そして、特別図柄電動役物(大入賞口4g、4
j)の開放監視処理を実行する(S27)。次いで、特
別図柄電動役物の閉鎖後監視処理を実行する(S2
8)。そして、大当り終了表示時間監視処理を実行する
(S29)。次いで、特別図柄作動終了の監視処理を実
行する(S30)。
【0039】ここで、前記のS23の特別図柄作動記憶
個数チェック処理では、図6に示すように、まず、作動
記憶個数(作動記憶カウンタ値)が0であるか否かを判
断する(S31)。作動記憶個数が0である場合には、
客待ちデモ変動演出表示処理を実行する(S32)。一
方、作動記憶個数が0でない場合には、始動口A(第1
の始動入賞口4b)への入賞を検知したか否かを判断す
る(S33)。始動口Aの入賞の有無から、遊技盤4の
左の遊技領域4Lで遊技が行われていると判断できると
考えられる。このように始動口Aの入賞を検知したなら
ば(S33:Yes)、作動記憶個数つまり保留球の記
憶個数が5(仮に定めた保留上限値)であるか否かを判
断する(S34)。記憶個数が5であるとそれ以上入賞
しても抽選しないと定められているため特別図柄ゲーム
制御処理ルーチンに戻る(S34:Yes)。一方、記
憶個数が5で無いならば(S34:No)、特別図柄変
動開始時RAM設定処理を実行する(S35)。次い
で、特別図柄大当り判定処理を実行する(S36)(大
当り抽選)。そして、特別図柄変動時間短縮判定処理
(S37)を実行し、特別図柄変動パターンの選択処理
を実行する(S38)(演出決定)。このS38の特別
図柄変動パターンの選択処理では、大当り時に作動させ
る役物(大入賞口4gまたは4j)などの変動パターン
もここで決定されることとする。
【0040】次いで、特別図柄停止図柄決定処理を実行
する(S39)(演出決定)。なお、S39の特別図柄
停止図柄決定処理においては、最終的に確定される図柄
を、特別図柄大当り判定結果Aに基づいて乱数抽選によ
り決定する。そして、特別図柄作動記憶領域シフト処理
(特別図柄始動記憶領域シフト処理)を実行する(S4
0)。次いで、特別図柄変動時間設定処理を実行する
(S41)。なお、特別図柄変動時間は、特別図柄変動
パターンの選択処理で決定されるので、その時間を設定
する。そして、特別図柄作動記憶個数の減算処理を実行
する(S42)。次いで、特別図柄作動記憶個数に応じ
てカウンタの加算処理を実行する(S43)。
【0041】一方、前記S33で始動口Aの入賞を検知
しなかったときには、第2の始動入賞口4j(始動口
B)への遊技球が入賞したか否かが判断される(S4
4)。始動口Bの入賞の有無から、遊技盤4の右の遊技
領域4Rで遊技が行われていると判断できると考えられ
る。このように始動口Bの入賞を検知したならば(S4
4:Yes)、特別図柄変動開始時RAM設定処理を実
行する(S45)。次いで、特別図柄大当り判定処理を
実行する(S46)(大当り抽選)。そして、特別図柄
変動時間短縮判定処理(S47)を実行し、特別図柄変
動パターンの選択処理を実行する(S48)(演出決
定)。次いで、特別図柄停止図柄決定処理を実行する
(S49)(演出決定)。なお、S49の特別図柄停止
図柄決定処理においては、最終的に確定される図柄を、
特別図柄大当り判定結果Bに基づいて乱数抽選により決
定する。そして、特別図柄作動記憶領域シフト処理(特
別図柄始動記憶領域シフト処理)を実行する(S5
0)。次いで、特別図柄変動時間設定処理を実行する
(S51)。なお、特別図柄変動時間は、特別図柄変動
パターンの選択処理で決定されるので、その時間を設定
する。そして、特別図柄作動記憶個数の減算処理を実行
する(S52)。次いで、特別図柄作動記憶個数に応じ
てカウンタの加算処理を実行する(S53)。なお、始
動口Bに入賞が無いと前記S44で判断されたときには
(S44:No)、遊技がされていないことが考えられ
るので、客待ちデモ表示を行う(S32)。
【0042】上記の遊技機では左右の遊技領域で遊技性
を異なるものにしている。詳細には、遊技盤4の左の遊
技領域4Lの遊技性は、作動記憶にかかる保留球の個数
に上限(例えば5個)が設けられているため、上限以内
で入賞させるよう、操作ハンドル5を操作して発射と発
射中止を繰り返す止め打ちをする必要性がある。また、
特別図柄可変表示装置4aの大当り当選確率(例えば1
/315)が右側の遊技領域4Rに比較して低い。ま
た、大当り状態時は第1の大入賞口4gが開口し、当該
入賞口4gが開口し、当該入賞口4gに所定個数入賞さ
せると、大量の賞球を獲得することができる。大当り時
の技術介入性が低いが、通常時には、止め打ちの技術が
必要であり、技量が低いと抽選に無関係な無効球が発生
してしまうことがある。一方、右側の遊技領域4Rの遊
技性は、まず、作動記憶にかかる保留球の個数に上限が
無いため、止め打ちの必要性が無い。また、大当り当選
確率(例えば1/200)が左側の遊技領域4Lに比較
して高い。また、大当り状態時は、まず、第1の可動入
賞装置4k(電動チューリップなど)が一定時間開放す
る。大当り時に可動入賞装置4kに入賞させると、第2
の可動入賞装置4l(電動チューリップなど)を変動さ
せるための小デジタル4mが変動して抽選が行われる。
この抽選に当選すると第2の可動入賞装置4lが変動を
開始し、この可動入賞装置4lに入賞させることによ
り、第2の大入賞口4nが開く。このように、左側遊技
領域4Lに比較して大当りになり易いが、小デジタルの
抽選のためには、前記遊技領域4Rで第2の始動入賞口
4jの下方に第1の可動入賞装置4kが有り、そこ狙い
付けて遊技球を発射し、さらには、当選するとこの可動
入賞装置4lに入賞させ、さらに第2の大入賞口4nの
開くのにタイミング良く合わせて遊技球を入賞させて大
量獲得球を狙うことができる。よって、この右側遊技領
域4Rが左側遊技領域4Lよりも技術介入性が高い。し
かも、1回当りの賞球は左側遊技領域4Lよりも少な
い。
【0043】以上のように、左の遊技領域4L(特定の
遊技領域の例)で入賞させた場合の大当たり(特定遊技
状態の例)とさせる抽選確率は1/315と低いが、当
選した場合獲得できる遊技利益が高く、一方、右の遊技
領域4R(特定の遊技領域以外の遊技領域の例)で入賞
させた場合の特定遊技状態とさせる抽選確率は1/20
0と高いが、当選した場合獲得できる遊技利益が低い。
そして、1回の大当りの獲得賞球は、右側遊技領域4R
の方が左側遊技領域4Lよりも少ないが、大当り確率が
比較的高いため賞球獲得の確実性が高く、初めに右側で
賞球を稼いでから大量の賞球獲得を狙って大当り確率の
低いギャンブル性の高い左側遊技領域で遊技を行うこと
ができるようになる。また、左の遊技領域4L(特定の
遊技領域の例)と右に遊技領域4R(特定の遊技領域以
外の遊技領域の例)における入賞させた場合の遊技利益
の増加割合の性質を正反対にすることができる。また、
左の遊技領域4Lと右の遊技領域4Rは、遊技利益の増
加割合の性質により技術介入性が異なるようにしたもの
である。
【0044】次に、本発明の第2の実施形態にかかる弾
球遊技機を図7に基づき説明する。図7は弾球遊技機の
遊技盤4の説明図であり、その他の構成は前記第1実施
形態と同様のため、図示を省略する。この第2実施形態
の遊技盤4では、左の遊技領域4L(特定の遊技領域あ
るいはそれ以外の遊技領域の例)が第1実施形態と同様
に図柄可変表示装置の識別図柄が揃うと特定の遊技利益
が得られる遊技を可能にするものである。これと共に、
右の遊技領域4R(特定以外の遊技領域あるいは特定の
遊技領域)が前記のような可変表示装置を設けずに特定
口に入賞させた場合に所定時間、所定役物の入賞口を広
げて遊技球(遊技媒体の例)の入賞を容易化する遊技を
可能にする例の、いわゆる羽根物の遊技性を有するもの
になっており、中央の役物40には、左右に開いたり閉
じたり左右対の羽根部材40a、40aと、入賞によっ
て羽根部材40a、40aの開閉を所定時間あるいは所
定回数繰り返すVゾーン40bとが設けられる。前記中
央役物40の下方左右には機械作動のチューリップ役物
の一般入賞口4f、4fが設けられ、さらに下方には、
所要個数の前記羽根部材始動口40cが設けられる。こ
の中央役物40は、始動口40cへ入賞したときに比較
的短い一定期間(1秒〜2秒程度)の間、羽根部材40
a、40aが開き、この開いた状態の羽根部材の可動に
より発生する解放口40a’、40a’へタイミング良
く入賞させなければ、大当り状態とさせるVゾーン40
bへの入賞が望めないものであって、技術介入性が高い
遊技領域であると言える。一般入賞口4f、4fの釘配
列や調整で入賞確率をある程度高くしておけば、球減り
が少なく、確実に獲得球を増やしたいときには好適な遊
技領域である。これに対して、左遊技領域4Lは大当り
を狙って第1の始動口4bに向けて打出すが、結局は大
当りしなければ、大量獲得ができない遊技性を有してい
る。そして、左の遊技領域4Lと右の遊技領域4Rで通
過させた場合による単位時間当りの獲得可能とさせる賞
球などの遊技利益をほぼ等しくしている。
【0045】以上のように、第2実施形態の遊技機で
は、1回の大当りの獲得賞球は、右側遊技領域4Rの方
が左側遊技領域4Lよりも少ないが、大当り確率が比較
的高いため賞球獲得の確実性が高く、初めに右側で賞球
を稼いでから大量の賞球獲得を狙って大当り確率の低い
ギャンブル性の高い左側遊技領域で遊技を行うことがで
きるようになる。しかも、第2実施形態の右側遊技領域
4Rは第1実施形態のような図柄可変表示装置4iや小
デジタル4mによる抽選を行わないので、より技術介入
性が高い遊技領域であると言える。
【0046】次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図8は弾球遊技機の遊技盤4の説明図であり、その他の
構成は前記第1実施形態ならびに第2実施形態と同様の
ため、同様部分に同一符号を付している。
【0047】この第3実施形態は、遊技盤に複数の遊技
領域を設けたものであって、遊技盤4の中央部遊技領域
(特定の遊技領域に相当)4Cでは、前記第2実施形態
の右の遊技領域4Rで設けていた羽根物役物40および
その始動口40c、40c、40cが設けられており、
遊技盤4の左右両端部の遊技領域(特定の遊技領域以外
の遊技領域)4Sには、前記第1、2実施形態で左4L
に設けた遊技領域であった特別図柄可変表示装置4aと
同様の特別図柄可変表示装置4a’、4a’と始動口4
b’、4b’と可動入賞口4k’、4k’が、遊技盤4
上で左右端部に離れて2箇所(複数の箇所の遊技領域の
例)に設けられているものである。なお、前記左右両端
部の遊技領域4Sで共通の大入賞口4gが前記始動口4
0c、40c、40cの下方に設けられる。そして、左
右両端部の遊技領域4Sでは、始動口4b’、4b’の
遊技球の通過で特別図柄可変表示装置4a’、4a’が
変動し、そこで大当たりになると可動入賞口4k’、4
k’が所定期間あるいは所定回数開閉する。その可動入
賞口4k’、4k’に遊技球が入賞すると大入賞口4g
が開放するようにできる。その他、始動口4b’、4
b’の遊技球の通過で可動入賞口4k’、4k’が一定
期間開放し、可動入賞口4k’、4k’への入賞で特別
図柄可変表示装置4a’、4a’が変動し、そこで大当
たりになると大入賞口4gが所定期間あるいは所定回数
開閉して、多くの入賞により賞球を獲得できるようにす
ることもできる。
【0048】第3実施形態では、中央の遊技領域4Cは
一箇所であるが、他の遊技領域4Sが、遊技盤上で離れ
た複数の箇所に設けられていることにより、左右両端部
の遊技領域4Sに遊技球を打ち出すのは遊技技術的に難
しくなるが、遊技利益の割合によってはそこへ打ち出す
のが有利であるなどの状況であれば、打ち出せれば有利
であり、技術介在性が高くなる。
【0049】次に、本発明の第4実施形態を説明する。
図9は弾球遊技機の遊技盤4の説明図であり、前記第1
実施形態と同様部分に同一符号を付している。この第4
実施形態は、遊技盤に複数の遊技領域を設けたものであ
って、遊技盤4の下側やや右よりの遊技領域(特定の遊
技領域の例)4Uでは、前記第1実施形態の左の遊技領
域4Lと同様で、遊技盤4の上側やや左よりの遊技領域
(特定の遊技領域以外の遊技領域)4Tには、前記第1
実施形態で右の遊技領域と同様である。これら下側やや
右よりの遊技領域4Uと上側やや左よりの遊技領域4T
における境界部において、遊技盤4面に配設する遊技釘
の密度を高めるか、または、遊技盤面に対して植設させ
た仕切り板により遊技媒体の移動範囲を抑制するように
したものである。その他は第1実施形態と同様である。
【0050】第4実施形態の遊技機では、上側の遊技領
域4Tと下側に遊技領域4Uとが遊技盤4表面の上下に
並設されているので、上下の各遊技領域4T、4Uのい
ずれを選択するかは遊技球などの遊技媒体の遊技盤4へ
の打ち出し技術で選択でき、しかも前記第1実施形態や
第2実施形態のように左右に遊技媒体を打ち出すよりも
技術介入性が高く、技術のある遊技者の遊技への興味を
増すことができる。なお、特定の遊技領域または、特定
の遊技領域以外の遊技領域とに分けて設ける遊技性は、
風俗営業などの規則および業務の適正化などに関する法
律にて定められている、第1種〜第3種特別電動役物な
どの遊技性を当該遊技領域にて用いて、幅広い遊技者の
興趣に応じた遊技機を提供することができるようにな
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1の発明によ
れば、特定の遊技領域と特定の遊技領域以外の遊技領域
に遊技媒体を通過させる場合とで獲得できる遊技利益を
異ならせるので、例えば遊技者の狙いが、確実性が低い
が遊技利益の短時間での増加を狙う場合と長時間かかる
が確実性高く遊技利益を獲得できることを狙う場合とで
ある場合に、これらの狙いを遊技領域を選択して遊技す
ることで実現できるようになる。すなわち、ホールにお
いて遊技客がその状況(経済状態、遊技見込み時間な
ど)により遊技客自身の意思で同一の盤面から複数の遊
技射幸性を選択することができる。また、まず盤面の一
の遊技領域で様子を見て溶融があれば他の遊技領域で遊
技するなど遊技性の幅が広がる。従来、このような狙い
が異なると遊技機を変えて遊技する必要があったが、本
発明では同じ遊技機中で遊技領域を選択して遊技すれば
よいので遊技の選択の幅が広がり、遊技に対する興味を
継続させることができる。例えば、遊技開始当初は、特
定の遊技領域が技術介在性が高い遊技が可能な特定の遊
技領域で遊技して獲得球などの遊技利益の増大に努め、
遊技媒体がある程度増えたならば技術介在性が低いが大
当りのときに遊技利益を高くとれる、特定の遊技領域以
外の遊技領域で遊技して多くの遊技利益の高くとれるチ
ャンスを増やすなどと言う、遊技者の戦略に応じた遊技
が可能なり、遊技興味をいつまでもひきつけておくこと
ができる。また、遊技領域とそれ以外の遊技領域とでは
単位時間の中での獲得可能な遊技利益がほぼ等しいの
で、遊技領域を問わずに最終的には同じような遊技利益
が得られ、遊技利益に係る期待感だけを見て特定の遊技
領域かそれ以外の遊技領域かの当初からの選択遊技を排
除することができる。
【0052】請求項2の発明によれば、各遊技領域の入
賞達成条件を同じにするので特定の遊技領域とそれ以外
の以外の領域では、入賞達成条件以外の遊技割合の差異
を勘案して遊技領域を選択し遊技できる。
【0053】請求項3の発明によれば、各遊技領域の入
賞達成状件を含めて遊技利益の割合を考慮して遊技領域
を選択して遊技できる。
【0054】請求項4の発明によれば、図柄可変表示装
置のある遊技領域では、技術介入性が低くなるが識別図
柄の揃ったときの遊技利益は大きくし、もう一方の遊技
領域での技術介入性が高いが入賞条件を達成できれば確
実に遊技利益が得られると言ったようにして、遊技する
遊技領域の選択を技術介入性の高・低で行うことがで
き、遊技の興味を拡大することができる。
【0055】請求項5の発明によれば、遊技領域を選択
するのに、当選した場合の獲得できる遊技利益を狙って
遊技するか、あるいは、抽選確率の高さを狙って遊技す
るかでき、抽選確率が低い遊技領域が当選しそうだと考
えたときにときはそこを狙って遊技し、一方、当選しそ
うも無いと考えたときは抽選確率の高い遊技領域で遊技
すれば良く、遊技領域の選択という遊技技術で遊技利益
を増やすことができるようになる。
【0056】請求項6の発明でも、請求項5と同じく、
遊技者が自己の遊技技術と遊技領域の構成を勘案して入
賞させやすいか否かで、入賞確率が低く技術的に困難性
があっても獲得できる遊技利益の高い遊技領域を選択す
るかあるいは入賞で獲得できる遊技利益が低くても技術
的に簡単で入賞確率が高い遊技領域を選択するかでき、
遊技機を遊技技術の介在性の高いものにできる。
【0057】請求項7の発明によれば、遊技者が図柄可
変表示装置による識別図柄の態様により大当りさせる遊
技性を持つ遊技領域を選択するか、あるいはその他の入
賞口を所定条件で可動部を広げてこの開口部に入賞させ
ることにより大当りとさせる遊技性を持つ遊技領域を選
択して遊技でき、遊技特性の異なる遊技を同じ遊技機内
で選択して行うことができる。
【0058】請求項8の発明によれば、例えば大当りの
ときなどの所定条件を達成したことを契機にして所定時
間経過まであるいは大当り判定回数などの始動変動回数
が終了するまで、所定遊技領域における遊技利益の割合
を例えば高くするなど、大当りに伴ってさらに賞球を増
やすチャンスを作ることができ、遊技(大当りなどの特
別遊技)のバリエーションを増やすことができる。
【0059】請求項9の発明によれば、上下の各遊技領
域のいずれを選択するかは遊技球などの遊技媒体の遊技
盤への打ち出し技術で選択でき、しかも左右に遊技媒体
を打ち出すよりも技術介入性が高く、技術のある遊技者
の遊技への興味を増すことができる。
【0060】請求項10の発明によれば、左右の各遊技
領域のいずれを選択するかは遊技媒体の遊技盤への打ち
出し技術で選択でき、しかも、上下の領域のいずれに遊
技球を流すかよりも容易であり技術介入性が簡便にな
り、遊技技術の低い遊技者であっても遊技への興味を増
すことができる。
【0061】請求項11によれば、特定の遊技領域以外
の遊技領域に打ち出すのは遊技技術的に難しくなるが、
遊技利益の割合によってはそこへ打ち出すのが有利であ
るなどの状況であれば、打ち出せれば有利であり、チャ
レンジ精神または技術介在性が高くなる。
【0062】請求項12の発明によれば、例えば遊技者
の狙いが、確実性が低いが遊技利益の短時間での増加を
狙う場合と長時間かかるが確実性高く遊技利益を獲得で
きることを狙う場合とである場合に、これらの狙いを遊
戯利益の増加割合の性質によって遊技領域を選択して遊
技することで実現できるようになり、遊技に技術介在性
が高まる。
【0063】請求項13の発明によれば、遊技利益の増
加割合の性質に応じて技術介入性が異なる(例えば増加
割合が高ければ技術介入性が低く、逆に増加割合が低け
れば技術介入性が高い)ようにすれば、遊技者が遊技の
流れに応じて技術介入性の高い・低い遊技領域を選択し
て遊技でき遊技性の広がりができる。
【0064】請求項14の発明によれば、特定領域とそ
れ以外の領域を遊技盤上で具体的に分ける構造の一例と
して一般的な弾球遊技機の遊技領域内で用いられている
遊技釘あるいは仕切り板を用いれば、別途の部品を使用
せずしかも遊技領域内の遊技釘と共用できるなどコスト
ダウンでき、さらには、遊技盤の遊技用域内と境界が自
然に繋がる外観品質の高いものになる。
【0065】請求項15の発明によれば、上記請求項1
ないし14のうちのいずれか1項の機能を、遊技機とし
て用いられるコンピュータなどにプログラムとしてイン
ストールするだけで達成できる。請求項16の発明によ
れば、前記のプログラムを記録媒体に格納して保存流通
など可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる弾球遊技機の
外観を示す斜視図である。
【図2】図1の弾球遊技機の遊技盤を示す平面図であ
る。
【図3】図1の弾球遊技機1の制御回路を示すブロック
図である。
【図4】前記弾球遊技機の電源投入時のメインルーチン
のフローチャートである。
【図5】特別図柄制御(特別図柄管理処理)の詳細ルー
チンを示すフローチャートである。
【図6】図5の特別図柄制御のうちの特別図柄作動記憶
個数チェック処理の詳細ルーチンを示すフローチャート
である。
【図7】第2の実施形態にかかる弾球遊技機の遊技盤を
示す平面図である。
【図8】第3の実施形態にかかる弾球遊技機の遊技盤を
示す平面図である。
【図9】第4の実施形態にかかる弾球遊技機の遊技盤を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機 4 遊技盤 4L、4R 左、右の遊技領域 4C、4S 中央の遊技領域、左右端部に分かれたの遊
技領域 4T 上やや左よりの遊技領域 4U 下やや右よりの遊技領域 4a 特別図柄可変表示装置 4b 始動入賞口 4c 保留球ランプ 4d スルーチャッカー 4e 電動役物 4f 一般入賞口 4g 第1の大入賞口 4h 風車 4i 第2の特別図柄可変表示装置 4j 第2の始動入賞口 4k、4l 可動入賞装置 4m 小デジタル(普通図柄可変表示装置) 4n 第2の大入賞口 4o ガイロレール 4p アウト穴

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の遊技領域を通過させて遊技媒体を
    入賞させることにより、遊技利益を獲得可能な遊技機に
    おいて、 特定の遊技領域で通過させる場合と、特定の遊技領域以
    外の遊技領域で通過させる場合とで獲得できる遊技利益
    の割合を異ならせ、かつ、特定の遊技領域と特定の遊技
    領域以外の遊技領域で通過させた場合による単位時間当
    りの獲得可能とさせる遊技利益をほぼ等しくすることを
    特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 特定の遊技領域の入賞達成条件と特定の
    遊技領域以外の遊技領域の入賞達成条件が同種であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 特定の遊技領域の入賞達成条件と特定の
    遊技領域以外の遊技領域の入賞達成条件が異種であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 特定あるいは特定以外の遊技領域の少な
    くとも一方には、図柄可変表示装置の識別図柄が揃うと
    特定の遊技利益が得られる特定遊技状態になる遊技部が
    設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のう
    ちのいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 特定の遊技領域で入賞させた場合の特定
    遊技状態とさせる抽選確率は低いが、当選した場合獲得
    できる遊技利益が高く、一方、特定の遊技領域以外の遊
    技領域で入賞させた場合の特定遊技状態とさせる抽選確
    率は高いが、当選した場合獲得できる遊技利益が低いこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のうちのいずれか1項
    に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 特定の遊技領域で通過させた場合の特定
    遊技状態とさせる入賞確率は低いが、特定遊技状態とな
    った場合に獲得できる遊技利益が高く、一方、特定の遊
    技領域以外の遊技領域で通過させた場合の特定遊技状態
    とさせる入賞確率は高いが、特定遊技状態となった場合
    に獲得できる遊技利益が低いことを特徴とする請求項1
    ないし4のうちのいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 特定の遊技領域では図柄可変表示装置の
    識別図柄が揃うと特定の遊技利益が得られる遊技を可能
    にするものであり、特定の遊技領域以外の遊技領域では
    可変表示装置を設けずに特定口に入賞させた場合に所定
    時間、所定役物の入賞口を広げて遊技媒体の入賞を容易
    化する遊技を可能にするものであることを特徴とする請
    求項1または3ないし6のうちのいずれか1項に記載の
    遊技機。
  8. 【請求項8】 特定の遊技領域と特定の遊技領域以外の
    遊技領域における遊技媒体の通過によって遊技利益の割
    合を異なるものに制御するのは、所定条件達成を契機に
    して所定時間経過までまたは所定の始動変動回数が終了
    するまでとしたことを特徴とする請求項1ないし7のう
    ちのいずれか1項に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 特定の遊技領域と特定の遊技領域以外の
    遊技領域とが遊技盤表面の上下に並設されていることを
    特徴とする請求項1ないし8のうちのいずれか1項に記
    載の遊技機。
  10. 【請求項10】 特定の遊技領域と特定の遊技領域以外
    の遊技領域とが遊技盤表面の左右に並設されていること
    を特徴とする請求項1ないし8のうちのいずれか1項に
    記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 特定の遊技領域または特定の遊技領域
    以外の遊技領域が、遊技盤上で離れた複数の箇所に設け
    られていることを特徴とする請求項1ないし8のうちの
    いずれか1項に記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 特定の遊技領域と特定の遊技領域以外
    の遊技領域における入賞させた場合の遊技利益の増加割
    合の性質を正反対にしたことを特徴とする請求項1ない
    し11のうちのいずれか1項に記載の遊技機。
  13. 【請求項13】 特定の遊技領域と特定の遊技領域以外
    の領域は、遊技利益の増加割合の性質により技術介入性
    が異なるようにしたことを特徴とする請求項1ないし1
    2のうちのいずれか1項に記載の遊技機。
  14. 【請求項14】 特定の遊技領域と特定の遊技領域以外
    の遊技領域における境界部において、遊技盤面に配設す
    る遊技釘の密度を高めるか、または、遊技盤面に対して
    植設させた仕切り板により遊技媒体の移動範囲を抑制す
    るようにしたことを特徴とする請求項1ないし13のう
    ちのいずれか1項に記載の遊技機。
  15. 【請求項15】 所定の遊技領域を通過させて遊技媒体
    を入賞させることにより、遊技利益を獲得可能なコンピ
    ュータによって実行される遊技機のプログラムにおい
    て、 特定の遊技領域で通過させる場合と、特定の遊技領域以
    外の遊技領域で通過させる場合とで獲得できる遊技利益
    の割合を異ならせ、かつ、特定の遊技領域と特定の遊技
    領域以外の遊技領域で通過させた場合による単位時間当
    りの獲得可能とさせる遊技利益をほぼ等しくさせる手段
    により機能させることを特徴とする遊技機のプログラ
    ム。
  16. 【請求項16】 請求項15のプログラムを記録したこ
    とを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒
    体。
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