JP2006051232A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一つの遊技機でありながら、遊技中に複数種類の遊技形態に移行する従来にない新たな遊技機を提供する。
【解決手段】 発射された遊技球を上部側から下部側へ流下案内する遊技盤と、この遊技盤の裏面側に配設され、当該遊技盤に設けられた特定入賞口に連通し、中途から分岐した複数の分岐路を有する遊技球排出路と、遊技者にとって有利な特別遊技状態時の遊技内容及び/又は当該特別遊技状態への移行条件が異なる複数種類の遊技形態のうち、選択されたいずれか一種類の遊技形態を実行する遊技制御手段とを備えた遊技機であって、前記遊技球排出路の所定位置に設けられ、前記特定入賞口に入球し各前記分岐路を通過する遊技球を検出可能とした複数の検出手段と、これら検出手段による検出結果に基づき、各前記分岐路を通過する遊技球の数をカウントする排出球カウント手段と、この排出球カウント手段によるカウント結果に応じて、前記遊技制御手段が実行する遊技形態の種類を切り替える遊技形態切替手段とを備えた構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は遊技機、特にパチンコ遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一つとしてパチンコ遊技機が知られており、このパチンコ遊技機は、遊技球を遊技盤上に発射して所定の入賞口に入賞させ、この入賞に応じて払い出される入賞球をより多く獲得することを目的として遊技するものである。
このようなパチンコ遊技機の遊技形態は、大別して第1種、第2種、第3種の3種類の遊技形態に分けられている。
この第1種の遊技形態における遊技を行うパチンコ遊技機は、遊技盤に液晶表示装置を配置し、この液晶表示装置上で、遊技機の一つであるスロットマシンのように、例えば図柄からなる識別情報を変動表示させ、この識別情報が所定の入賞態様で表示されると大入賞口を解放して遊技者に有利な遊技状態である第1種大当たり遊技状態に移行させる所謂「可変表示ゲーム」を実行するものである。
また、第2種の遊技形態における遊技を行うパチンコ遊技機は、遊技球が遊技盤に設けた所定の入賞口に入賞すると、同じく遊技盤上に設けた変動入賞装置の特別領域に設けた可動翼片が1回又は2回開放し、開放時に特別領域内に入賞した遊技球が所定の特定入賞口(以下、「Vゾーン」という。)に入賞すると前記可動翼片を所定回数あるいは所定回数解放することにより遊技者に有利な遊技状態である第2種大当たり遊技状態に移行させるものである。
また、第3種の遊技形態における遊技を行うパチンコ遊技機は、遊技球が遊技盤に設けた所定の入賞口に入賞すると、同じく遊技盤に設けた液晶表示装置上で、前記可変表示ゲームが実行される。
この可変表示ゲームにおいて、前記識別情報が所定の入賞態様で表示されると、遊技盤に設けた特定入賞口が開放し、この特定入賞口に遊技球を入賞させることで遊技者に有利な遊技状態である第3種遊技状態に移行させるための権利を発生させ、この権利の発生中に、遊技盤上に設けた回転入賞口に遊技球を入賞させることにより大入賞口を開放させて第3種大当たり遊技状態に移行させるものである。
これらのパチンコ遊技機は、いずれも1機種につき1種類の遊技形態における遊技を行うものが一般的であったため、1機種のパチンコ遊技機により提供可能な遊技の幅には制限があり、遊技者にとっても満足のいくパチンコ遊技機といえるものではなかった。
そのため、1機種のパチンコ遊技機でありながら、遊技盤に設ける始動口や入賞口などの様々の遊技部材を共通としつつ、遊技者又は遊技場関係者の操作によって前記第1種〜第3種の遊技形態のうちから一つを選択し、この選択した遊技形態における遊技を実行可能とすることで、1種類のパチンコ遊技機が提供できる遊技態様の幅を広げたパチンコ遊技機が提案された(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平9−271562号公報
ところが、上記従来のパチンコ遊技機は、1機種のパチンコ遊技機でありながら例えば第1種〜第3種の複数の遊技形態における遊技を行うことが可能ではあるが、遊技形態の選択が遊技者又は遊技場関係者の操作により行われるものであったため、各遊技形態の間には関連性がなかった。
そのため、遊技者又は遊技場関係者の操作により遊技形態の変更が行われた後では、1種類の遊技形態における遊技が行われることとなり、遊技中の遊技態様に変化を付けることが困難であった。
本発明は、上記課題を解決することのできる遊技機を提供することを目的としている。
請求項1記載の本発明では、発射された遊技球を上部側から下部側へ流下案内する遊技盤と、この遊技盤の裏面側に配設され、当該遊技盤に設けられた特定入賞口に連通し、中途から分岐した複数の分岐路を有する遊技球排出路と、遊技者にとって有利な特別遊技状態時の遊技内容及び/又は当該特別遊技状態への移行条件が異なる複数種類の遊技形態のうち、選択されたいずれか一種類の遊技形態を実行する遊技制御手段とを備えた遊技機であって、前記遊技球排出路の所定位置に設けられ、前記特定入賞口に入球し各前記分岐路を通過する遊技球を検出可能とした複数の検出手段と、これら検出手段による検出結果に基づき、各前記分岐路を通過する遊技球の数をカウントする排出球カウント手段と、この排出球カウント手段によるカウント結果に応じて、前記遊技制御手段が実行する遊技形態の種類を切り替える遊技形態切替手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明では、請求項1に記載の遊技機において、前記排出球カウント手段によるカウント結果が、前記実行する遊技形態の種類を切り替える条件を満たしたことを報知する報知手段を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明では、請求項2に記載の遊技機において、前記遊技盤は、一部又は全部が透明部材により形成されて背後が透視可能となっており、前記遊技盤を通して視認されるように当該遊技盤の背面側に配設され、当該遊技盤に演出表示可能領域を形成するとともに、この演出表示可能領域内において遊技に応じた演出表示を行う表示手段と、この表示手段において、遊技状況に応じた演出表示を行わせる表示制御手段とを備え、この表示制御手段は、前記排出球カウント手段によるカウント結果に応じて、前記表示手段を前記報知手段として機能させることを特徴とする。
請求項4記載の本発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機において、前記遊技球排出路内には、前記特定入賞口に入球した遊技球を各前記分岐路に振り分けるための所定の可動態様をとる可動部材を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、異なる種類の遊技形態を一台の遊技機で楽しめる遊技機において、遊技者が遊技盤上の特定入賞口に遊技球を入球させるという遊技行為によって能動的に遊技形態の種類を切り替えることが可能であるので、遊技者に対して特定入賞口へ遊技球を入球させようとする意欲を高めることが可能となる。また、排出球カウント手段によるカウント結果に応じて実行する遊技形態の種類を切り替えるので、特定入賞口内に入った遊技球の行方に関心を持つとともに、いずれの種類の遊技形態に切替わるか期待と興味を持ちながら遊技を行うことになる。
本実施形態に係る遊技機は、発射された遊技球を上部側から下部側へ流下案内する遊技盤と、この遊技盤の裏面側に配設され、当該遊技盤に設けられた特定入賞口に連通し、中途から分岐した複数の分岐路を有する遊技球排出路と、遊技者にとって有利な特別遊技状態時の遊技内容及び/又は当該特別遊技状態への移行条件が異なる複数種類の遊技形態のうち、選択されたいずれか一種類の遊技形態を実行する遊技制御手段とを備えた遊技機であって、前記遊技球排出路の所定位置に設けられ、前記特定入賞口に入球し各前記分岐路を通過する遊技球を検出可能とした複数の検出手段と、これら検出手段による検出結果に基づき、各前記分岐路を通過する遊技球の数をカウントする排出球カウント手段と、この排出球カウント手段によるカウント結果に応じて、前記遊技制御手段が実行する遊技形態の種類を切り替える遊技形態切替手段とを備えたものである。
例えば、上記した遊技者にとって有利な特別遊技状態時の遊技内容及び/又は当該特別遊技状態への移行条件が異なる複数種類の遊技形態を、第1種、第2種、第3種のパチンコ遊技機における遊技形態とし、一つの遊技機で3種類の遊技を楽しむことができるものであり、しかも、この遊技形態の切替えが遊技中になされるようになっている。
すなわち、ある遊技形態で遊技者が遊技をしている間、遊技盤上の特定入賞口(例えば始動口)に遊技球の入球数は増加していく。前記特定入賞口には、中途から分岐した複数の分岐路、例えばそれぞれが所定の遊技形態に対応付けられた分岐路A〜分岐路Cを有する遊技球排出路が連通しており、また、前記各分岐路A〜Cを通過する遊技球を検出可能とした複数の検出手段が備えられている。特定入賞口に入球した遊技球は前記分岐路A〜Cのいずれかに流下していき、前記検出手段により検出される。そして、検出結果に基づき、各前記分岐路を通過する遊技球の数が排出球カウント手段によってカウントされる。
この排出球カウント手段によるカウント結果が、例えば分岐路Aが所定数(50個)に達した場合、前記分岐路Aに対応する遊技形態となるように遊技形態切替手段が遊技形態の種類を切り替えるのである。
なお、遊技形態の切り替えは、例えば前記排出球カウント手段が所定数の排出球をカウントした時点が実行中の遊技形態における大当たり遊技状態の最中であれば、この大当たり遊技状態が終了した後に切り替えられる。また、例えば、大当たり遊技状態中は、前記排出球カウント手段を無効化して、大当たり遊技状態においては排出球のカウントを行わないようにすることもできる。
かかる構成により、遊技者は特定入賞口へ遊技球を入球させようとする意欲が高まり、遊技への熱中度合いも高まる。また、特定入賞口内に入った遊技球の行方に関心を持つことにより、遊技の興趣が高まるとともに、いずれの種類の遊技形態に切替わるか期待と興味を持ちながら遊技を行うことができる。
上記した遊技制御手段、排出球カウント手段、遊技形態切替手段は、遊技機内に搭載された制御回路にその機能を担わせるとよい。また、前記分岐路を通過する遊技球を検出する検出手段としては各種センサを用いることができる。
上記遊技機において、前記排出球カウント手段によるカウント結果が、前記実行する遊技形態の種類を切り替える条件を満たしたことを報知する報知手段を備えた構成とすることができる。
すなわち、実行する遊技形態の種類を切り替える条件を満たしたことを報知手段によって報知するので、例えば、特別遊技状態に移行してはじめて遊技形態の種類が切り替わったことを認識するといったおそれを防止し、遊技形態の種類が切り替わったことに対して遊技の行い方、すなわち遊技戦略の切り替えを遊技者に迅速に行わせることが可能となる。また、遊技形態の種類が切替わるということは、裏返せば特定入賞口にそれだけ多くの遊技球が入球したということであり、これを報知手段によって報知させることで、周囲にいる他の遊技者に対する優越感を持たせることも可能となる。
さらに、前記遊技盤は、一部又は全部が透明部材により形成されて背後が透視可能となっており、前記遊技盤を通して視認されるように当該遊技盤の背面側に配設され、当該遊技盤に演出表示可能領域を形成するとともに、この演出表示可能領域内において遊技に応じた演出表示を行う表示手段と、この表示手段において、遊技状況に応じた演出表示を行わせる表示制御手段とを備え、この表示制御手段は、前記排出球カウント手段によるカウント結果に応じて、前記表示手段を前記報知手段として機能させるようにすることもできる。
かかる構成とすることにより、背後が透視可能な遊技盤の背面側に配設された表示手段を前記報知手段として機能させることが可能となるので、例えば、表示手段によって遊技形態の種類が切り替わったことを演出表示により遊技者に報知することが可能となり、遊技者に対して遊技形態の種類が切り替わったことを、より分かりやすく、かつ演出表示という楽しめる態様で認識させることが可能となる。
当然ながら、上記報知手段としては表示手段のみならず、例えば音声によって報知することも可能である。
また、上述したパチンコ遊技機において、前記遊技球排出路内には、前記特定入賞口に入球した遊技球を各前記分岐路に振り分けるための所定の可動態様をとる可動部材を備えた構成とすることができる。
かかる構成とすることにより、前記遊技球排出路内に設けた可動部材によって、遊技球を各分岐路に振り分けることにより、通過する分岐路の行方を変えることが可能となるので、特に、遊技盤が前述したように一部又は全部が透明部材により形成された透明遊技盤であれば、この可動部材の可動状態が遊技盤の正面側から視認され、遊技者に対して可動部材の動きによって不規則に動きが変化する遊技球の行方に興味と期待感をよりもたせることが可能となる。
また、遊技者から可動部材の動きを視認できない場合であっても、例えば可動部材によって、現在遊技中の遊技形態に対応付けられた分岐路へは遊技球を振り分けないようにすることが可能となり、遊技を続けていれば、必ず遊技形態が他の遊技形態に切替えられるようにすることもできる。あるいは、遊技状況に応じて可動部材の動きを制御回路によりコントロールして、所定の遊技形態へ切替わるように制御することも可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態をより具体的に説明する。
(パチンコ遊技機の構成)
図1は本実施形態に係るパチンコ遊技機における本体の斜視図、図2は同パチンコ遊技機の正面図、図3は始動口に連通する遊技球排出路の説明図、図4は同遊技球排出路の変容例を示す説明図、図5及び図6は遊技状態の切替えに関する報知状態を示す説明図、図7は同パチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、パチンコ遊技機10は、遊技場に設けられる図示しない遊技機設置基台(遊技島)に当該パチンコ遊技機10を固定するための外枠11と、同外枠11内に配設された本体枠12と、同本体枠12に取付けられた遊技盤14及びその他図示しない各種部品と、前記本体枠12に一側が枢着されて開閉自在とした前枠16とを備えている。150はパチンコ遊技機10の本体に付設したカードユニットであり、所定のカードを挿入して所定量の遊技球の供給を受けることができる。
また、前記本体枠12の上部にはスピーカ46R,46Lが取付けられるとともに、下部右側には発射ハンドル26が取付けられている。すなわち、本パチンコ遊技機10で遊技を行う遊技者は、前記発射ハンドル26等の操作ができるように当該パチンコ遊技機10の前方側に位置することとなり、前記遊技盤14と対向状態となる。
また、発射ハンドル26の裏側には、ソレノイドなどからなる弾球装置を備える発射装置130(図7を参照)が設けられ、さらに、この発射ハンドル26の周縁部には、タッチセンサ(図示せず)が設けられており、このタッチセンサが触接されたときに、発射ハンドル26が遊技者により握持されたと検知される。そして、発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射装置130に電力が供給されて遊技球が遊技盤14に順次発射される。なお、発射ハンドル26に設けられるタッチセンサは、遊技者が発射ハンドル26を握持したと判別できるものであればよく、光学的に検知するものや、熱により検知するもの等、センサの種類を問わない。
なお、図1及び図2において、21は前記本体枠12の前面下部に取付けられた受皿ユニットであり、上皿20及び下皿22が形成され、前記前枠16の下側に位置するように配設されている。前記上皿20に貯留された遊技球が発射装置130に供給されるようになっており、上皿20の容量を越えた遊技球が下皿22に供給されるようになっている。また、19はガラスなどからなる透明保護板であり、前記前枠16の開口部に取付けられている。46’は前記スピーカ46R,46Lのカバーであり、前記前枠16の上部に形成されている。132は演出表示や報知などに用いられる各種ランプである。
本実施形態に係る前記遊技盤14の前面には円弧状のガイドレール30a,30bを設け、このガイドレール30a,30bに囲まれた内側を遊技領域15としている。前記発射ハンドル26の操作により発射された遊技球は、ガイドレール30aにより案内されて前記遊技領域15内を流下する。
また、遊技盤14上には、図示しない複数の障害釘を打ち込んでおり、遊技球が遊技領域15を上部から下部へ流下する際の流下方向を複雑に変化させるようにしている。さらに、この遊技盤14(遊技領域15)の略中央位置には、図2に示すように、遊技球の流下方向を大きく変化させる第1遊技球誘導部材3及び第2遊技球誘導部材4が上下に対向状態に配設されている。
また、本実施形態に係る遊技盤14は、その一部又は全部が透明な部材により形成されて前方から背後が視認可能に形成されている。なお、透明な部材としては、無色透明のアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂又はポリアリレート樹脂、メタクリル樹脂等の合成樹脂を好適に用いることができる。
そして、この透明な遊技盤14の背後に位置するように、前記本体枠12の裏側に表示手段としての液晶表示装置32が着脱自在に取付けられている。この液晶表示装置32は少なくとも前記遊技領域15と重合する大きさのものを用いており、液晶表示装置32上の全領域において様々な演出表示や後述する可変表示ゲームにおける識別情報の可変表示を行うことができる。したがって、遊技者は、前記液晶表示装置32上に表示される表示内容を前記遊技盤14を通して視認することになる。
また、本実施形態では、前記透明な遊技盤14上に、それぞれ遊技形態が異なる複数種類の遊技を行わせるための複数の遊技部材を備えている。ここで遊技形態が異なるというのは、遊技者にとって有利な特別遊技状態時の遊技内容及び/又は当該特別遊技状態への移行条件が異なることを指している。また、複数種類の遊技形態における遊技を可能とする遊技部材とは、一般に第1種、第2種、第3種と呼ばれる3種類に大別される遊技形態における遊技を可能とする遊技部材である。
ここで、本実施形態における第1種、第2種、第3種の遊技形態と、各遊技形態における遊技を実行可能とする遊技部材について、図2を参照しながら説明する。
第1種の遊技形態とは、前記液晶表示装置32上において、遊技盤14の略中央位置を矩形形状に窪ませて形成した中央特別領域32aと重合する領域に、遊技機の1つであるスロットマシンのように、例えば図示するような数字を含む図柄からなる識別情報を可変表示及び停止表示させ、この識別情報が所定の入賞態様で表示されると遊技者に有利な特別遊技状態へ移行させる「可変表示ゲーム」を実行する遊技形態である。
この可変表示ゲームは、遊技者が遊技盤14上に発射した遊技球が遊技盤14上で前記中央特別領域32aの下方に設けた特定入賞口である始動口6へ入賞すると、その入賞に基づき当選かはずれかを内部抽選し、この抽選結果が当選となって前記識別情報が予め定められた特定の入賞態様(例えば「222」)で表示された場合、遊技者に有利な特別遊技状態である所謂「第1種大当たり遊技状態」に移行する。なお、前記始動口6には、所謂「電動チューリップ」と呼ばれ、普通電動役物ソレノイド118(図7を参照)によって開閉駆動する開閉役物6aを付設しており、始動口6に遊技球が入賞しやすい開状態と入賞し難い閉状態とが創出されるようになっている。
そして、かかる第1種大当たり遊技状態では、前記始動口6の下方に設けられた大入賞口8と呼ばれる比較的大きな入賞口を所定時間(例えば、20秒間)又は、所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞する間、開放状態とするラウンド遊技が行われ、このラウンド遊技が所定回数(例えば15ラウンド)行われる。これにより、遊技者が、前記大入賞口8が開放状態の間にこの大入賞口8に入賞させた遊技球の個数に応じた入賞球を獲得できるようにしている。
また、第2種の遊技形態とは、前記中央特別領域32aに配置した変動入賞装置33を用いるものである。
この変動入賞装置33は、前記中央特別領域32aの左右両側部に一対の可動翼片36を回動軸37を支点に回動自在に取り付け、この可動翼片36を回動させることにより、前記中央特別領域32aを図2に示す閉鎖状態(実線で示す)と開放状態(破線で示す)との2種類の状態にすることができる構造としている。また、この変動入賞装置33は、中央特別領域32aの内部の中央位置に特別入賞口(以下、「Vゾーン」という。)34と、このVゾーン34の両側に設けた複数の副入賞口35とを備えており、前記Vゾーン34に遊技球が入賞すると、遊技者にとって有利な特別遊技状態である所謂「第2種大当たり遊技状態」に移行する。
また、この第2種の遊技形態では、遊技者が遊技盤14上に発射した遊技球が始動口6(第1種の遊技形態と共用)に入賞すると、前記可動翼片36が回動して前記中央特別領域32aが所定時間の間(例えば0.5秒間)1回又は2回開放状態となり、この中央特別領域32aが開放状態である間に、中央特別領域32a内部のVゾーン34に遊技球を入賞させることにより前記した第2種大当たり遊技状態が発生する。このとき、Vゾーン34に遊技球が入賞した際には内部抽選が行われ、この内部抽選により、第2種大当たり遊技状態におけるラウンド数が決定されるようになっている。
第2種大当たり遊技状態におけるラウンド遊技とは、変動入賞装置33の可動翼片36が所定回数(例えば15回)回動することにより、中央特別領域32aが所定回数開放状態と閉鎖状態とを繰り返すか、あるいは、中央特別領域32aが開放状態である間に所定個数(例えば、10個)の遊技球が前記Vゾーン34又は副入賞口35に入賞するまで、前記可動翼片36を所定回数回動させる遊技状態である。
このラウンド遊技は、Vゾーンに遊技球が入賞した際に行われる内部抽選により継続可能回数が決定され、例えば2回、7回、15回といった3種類の継続可能回数から1種類の継続可能回数を選択して行われるものであり、各ラウンド遊技中に少なくとも1個の遊技球を前記Vゾーン34に入賞させることを条件として次のラウンド遊技を行うことができるようにしている。これにより、遊技者が前記中央特別領域32aが開放状態の間に、前記Vゾーン34又は副入賞口35に入賞させた遊技球の個数に応じた入賞球を獲得できるようにしている。
また、第3種の遊技形態とは、前述した第1種の遊技形態と同様に、まず、遊技球を遊技盤14上に設けた前記始動口6へ入賞させることにより可変表示ゲームを実行する。
そして、この可変表示ゲームにおいて、液晶表示装置32上(ここでは前記中央特別領域32a内)に識別情報が予め定められた特定の入賞態様(たとえば「222」)で表示された場合に、上記した中央特別領域32aに設けた可動翼片36が回動して、図2において破線で示したように、前記中央特別領域32aが所定時間(例えば5秒間)開放状態となる。
この中央特別領域32aが開放状態である間に、この中央特別領域32a内に設けたVゾーン34(第2種の遊技形態と共用)に遊技球を入賞させることにより、遊技者にとって有利な特別遊技状態である所謂「第3種大当たり遊技状態」に移行する権利を発生させ、さらに、この権利発生中に、中央特別領域32aの右側下方位置に回動自在に設けた権利役物である回転入賞口38に遊技球を入賞させることにより、大入賞口8(第1種の遊技形態と共用)を開放させて第3種大当たり遊技状態に移行させる遊技形態である。
ここで、大入賞口8を開放させる契機となる回転入賞口38は、図2に示すように、略円柱形部材の側面の一部に、遊技球が入球可能な切欠部38aを有しており、この回転入賞口38が回転入賞口モータ123(図7を参照)により所定時間(たとえば10秒間)をかけて1回転するようにしている。
そして、回転入賞口38が回動して前記切欠部38aが最も上部に位置したところで遊技球が入賞し、この入賞を契機に大入賞口8が開放状態となるようにしている。そして、遊技者がこの大入賞口8が開放している間に入賞させた遊技球の個数に応じた入賞球を獲得できるようにしている。
このように、本実施形態に係るパチンコ遊技機には、第1種〜第3種の複数種類の遊技形態における遊技を可能とする複数の遊技部材を一部複数種類の遊技形態の間で共用させる形で設けるようにしている。
また、図2において、5は一般入賞口、7は上記した各入賞口に入賞しなかった遊技球が遊技領域外域へ排出されるアウト口である。また、55は球通過検出ゲートであり、このゲート55には通過球センサ114(図7参照)が設けられており、遊技球が通過したことを検知したことを契機に後述する主制御回路60により内部抽選を行い、抽選結果が当選の場合に前記始動口6に付設した前記開閉役物6aを所定時間(約0.2秒)開放させるようにしている。
また、上述した第1種の遊技形態及び第3種の遊技形態では、可変表示ゲームが実行中に遊技球が始動口6に入球した場合は、上限の保留個数に達していないことを条件として可変表示ゲームの実行を保留しておくことができる。すなわち、可変表示ゲームにおける識別情報群の変動表示中に遊技球が前記始動口6へ入賞した場合、変動表示中の識別情報群が停止表示されるまで、すなわち1回の可変表示ゲームが終了するまで、当該始動口6への遊技球の入賞に基づく識別情報群の変動表示の実行(開始)が保留される。そして、識別情報群の可変表示の実行が保留されている状態で、各識別情報群の識別情報が停止表示された場合に保留されている識別情報群の可変表示の実行が開始される。ここで、識別情報が停止表示された場合に実行される識別情報群の可変表示の実行は1回分である。例えば、識別情報群の変動表示の実行が3回分保留されている状態で、識別情報が停止表示された場合には、保留されている識別情報の可変表示のうち1回分が実行され、残りの2回分はその後も保留される。
また、前記一般入賞口5及び大入賞口8に入球した場合の入賞には、例えば入球1個につき15球の遊技球が賞球として払い出され、前記始動口6に入球した場合の入賞には、入球1個につき例えば4球の遊技球が賞球として払い出されるようにしている。
なお、以下の説明において第1種大当たり遊技状態と、第2種大当たり遊技状態と、第3種大当たり遊技状態とを総称して大当たり遊技状態と呼ぶこともある。
また、図2及び図3に示すように、本実施形態に係るパチンコ遊技機10は、各入賞口(一般入賞口5、始動口6、回転入賞口38)に連通する遊技球排出路9を備えている。特に、特定入賞口として遊技盤14に設けられた前記始動口6には、中途から分岐した複数の分岐路9a、9b,9cを有する遊技球排出路9’が連通している。
この遊技球排出路9’は、遊技盤14の裏面側に配設されており、透明な遊技盤14を通して視認できるように透明な材料によりチューブ状に形成されている。
そして、遊技球排出路9’の中途を膨出させて遊技球分配部90を形成し、この遊技球分配部90を介して第1分岐路9aと第2分岐路9bと第3分岐路9cとに分岐させている。すなわち、前記遊技球分配部90の凹状底部91に第1入球口9a’と第2入球口9b’と第3入球口9c’とを放射状に形成し、各入球口9a’〜9c’と各分岐路9a〜9cとが連通している。
また、前記凹状底部91の中央には、山形の突起部92を形成しており、始動口6に入球した遊技球が遊技球排出路9’を流下して遊技球分配部90に落下すると、前記突起部92の頂部に衝突してランダム方向に跳ね返るようにしている。
したがって、始動口6に入球した遊技球がいずれの分岐路9a〜9cに入球するかは略均等な確率となっている。
一方、各分岐路9a〜9cには、通過する遊技球を検出可能とした検出手段が設けられている。すなわち、第1分岐路9aには第1遊技球センサ115aが、第2分岐路9bには第2遊技球センサ115bが、第3分岐路9cには第3遊技球センサ115cが配設されている。
そして、各遊技球センサ115a〜115cで検知した検知信号が後述する主制御回路60に供給され、各分岐路9a〜9cを通過した遊技球の数がカウントされるようになっている。そして、このカウント結果に応じて、前述した第1種〜第3種の各遊技形態に切替わるようにしたことに特徴がある。すなわち、本実施形態では、主制御回路60が排出球カウント手段、及び遊技形態切替手段としての機能を担っている。
本実施形態では、第1分岐路9aを通過した遊技球数が50個となった場合は第1種の遊技形態へ、第2分岐路9bを通過した遊技球数が50個となった場合は第2種の遊技形態へ、第3分岐路9cを通過した遊技球数が50個となった場合は第3種の遊技形態へと切替えるようにしている。したがって、例えば、第1種の遊技形態で遊技中、第2分岐路9bを通過した遊技球の数が50個になった場合は、第2種の遊技形態に切替わる。なお、50個目をカウントしたときに第1種の遊技形態における大当たり遊技状態であれば、この大当たり遊技状態が終了するまで遊技形態の切替えは遅延されるようになっている。
また、第1種の遊技形態での遊技中に、他の分岐路よりも第1分岐路9aを通過した遊技球の数が先に50個に達した場合は第1種の遊技形態が継続することになる。そして、この継続を含めて、遊技形態が切替わったことで前記排出球カウント手段によるカウントはリセットされ、再度カウントを開始する。
また、本実施形態では、前記排出球カウント手段によるカウント結果が、実行する遊技形態の種類を切り替える条件を満たしたことを報知する報知手段を備えている。しかも、この報知手段として、前記液晶表示装置32にその機能を担わせている。
すなわち、背後が透視可能な遊技盤14の背面側に配設された前記液晶表示装置32を報知手段として機能させることにより、遊技形態の種類が切り替わったことを、遊技領域15内の適宜個所を用いて、例えば文字表示を含む様々な演出表示により遊技者に報知することが可能となり、遊技者は遊技形態の種類が切り替わったことを楽しみながら、かつより分かりやすく認識することができる。したがって、遊技形態の種類が切り替わったことに対し、遊技戦略の切り替えなどを遊技者は迅速に行うことができる。
また、遊技形態の種類が切替わるということは、それだけ始動口6に多くの遊技球が入球したということなので、遊技形態が切替わることを報知するということは、周囲にいる他の遊技者に対する優越感を持たせることも可能となる。
例えば、本実施形態では、遊技形態が第2種に切替わった場合は、図5に示すように、中央特別領域32a内で「第2種の遊技形態に変わりました」と文字により強調表示されるとともに、第2種の遊技形態で用いられる変動入賞装置33及び始動口6の背後に位置する領域が点灯点滅するようにしている。
また、遊技形態が第3種に切替わった場合は、図6に示すように、中央特別領域32a内で「第3種の遊技形態に変わりました」と文字により強調表示されるとともに、第3種の遊技形態で用いられる中央特別領域32aを含む前記変動入賞装置33、回転入賞口38、及び第入賞口8の背後に位置する領域が点灯点滅するようにしている。
ところで、前記遊技球排出路9’内に、前記始動口6に入球した遊技球を、前記各分岐路9a〜9cに振り分けるための所定の可動態様をとる可動部材95を設けることもできる。
例えば、図4に示すように、遊技球分配部90の内部に、第1入球口9a’の位置と第2入球口9b’の位置と第3入球口9c’の位置とにそれぞれ遊技球を選択的に案内するように回動する樋状に形成した可動部材95を配設するものである。
96はこの可動部材95と連結するピンであり、このピン96が小型モータなどからなる駆動源97に連動連結している。そして、前記駆動源97を主制御回路60により制御して駆動させるとよい。
かかる可動部材95によって、遊技球を各分岐路9a〜9cに振り分けるようにしたことで、特に本実施形態のように透明な遊技盤14を用いている場合、可動部材95の可動状態が遊技盤14の正面側から遊技者から視認されるので、可動部材95の動きによって遊技球の行方が変化するので興味と期待感をもたせることが可能となる。
(パチンコ遊技機の電気的構成)
前述した本発明の要部となるところの、現在の遊技形態を他の遊技形態に移行させる制御は、パチンコ遊技機10内に設けられた制御回路により行われている。
本実施形態では、この制御回路に、第1種〜第3種のうちいずれかの遊技形態を実行する遊技制御手段としての機能と、各分岐路9a〜9cを通過する遊技球の数をカウントする排出球カウント手段としての機能と、カウント結果に応じて実行する遊技形態の種類を切り替える遊技形態切替手段としての機能とを本パチンコ遊技機10に実現させるためのプログラムと、前記カウント結果が遊技形態の種類を切替える条件を満たしたことを報知する報知手段としての機能、さらには、その報知を前記液晶表示装置32上で演出表示することにより行う機能とを本パチンコ遊技機10に実現させるためのプログラムが格納されている。また、この制御回路には遊技形態の移行を遅延させるためのプログラムも格納されている。
なお、以下の説明では、第1種の遊技形態をモードA、第2種の遊技形態をモードB、第3の遊技形態をモードCと適宜呼ぶことにする。またモードA〜モードCにおける遊技での各大当たり遊技状態を「大当たり」と呼ぶこともある。
本実施形態に係るパチンコ遊技機10の制御回路を示すブロック図を図7に示す。図示するように、制御部は主制御回路60と副制御回路200とにより構成されており、主制御回路60は、メインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70を備えている。この主制御回路60は、遊技の進行を制御する。すなわち、主制御回路60は、第1種の遊技形態における可変表示ゲームで当選かはずれかを内部抽選する内部抽選手段、この内部抽選手段による抽選結果に基づき前記液晶表示装置32上に複数の識別情報を変動表示及び停止表示させるなど、実際の遊技に応じた所定の演出パターンからなる演出表示を行う表示制御手段、前記抽選結果が当選となって前記複数の識別情報が予め定められた特定組合せで停止表示された場合、遊技者に有利な大当たり遊技状態に移行させる大当たり遊技実行手段、さらには前記排出球カウント手段によるカウント結果に応じて遊技形態が切替わることを報知する報知手段など、複数の手段として機能することとなる。
前記メインROM68には、メインCPU66によりパチンコ遊技機10の動作を制御するための前記各種のプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される大当たり判定テーブルや、演出を選択する際に参照される演出条件選択テーブルなどの各種のテーブルが記憶されている。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブルなどを記憶する媒体としてメインROM68を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジなどの記憶媒体に記録されていてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードしてメインRAM70などに記録されるものでもよい。さらに、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。また、本実施形態においてはメインCPU66、メインROM68及びメインRAM70を別々に設けたが、これらが一体となっているワンチップマイコンを使用してもよい。
一方、前記メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。
なお、本実施形態においては、メインCPU66の一時記憶領域としてメインRAM70を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
また、この主制御回路60は、所定の周波数のクロックパルスを生成するリセット用クロックパルス発生回路62、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路64、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのシリアル通信用IC72を備えている。また、これらのリセット用クロックパルス発生回路62、初期リセット回路64、シリアル通信用IC72は、メインCPU66に接続されている。なお、このリセット用クロックパルス発生回路62は、後述するシステムタイマ割込処理を実行するために、所定の周期(例えば2ミリ秒)毎にクロックパルスを発生する。なお、このシリアル通信用IC72は、各種のコマンドを副制御回路200(副制御回路200に含まれる各種の手段)へ送信する送信手段に相当する。
また、主制御回路60には、各種の装置が接続されており、例えば、図7に示すように、Vカウントセンサ102、カウントセンサ104、一般入賞球センサ106、通過球センサ114、遊技球センサ115a〜115c、始動入賞球センサ116、普通電動役物ソレノイド118、大入賞口ソレノイド120、可動翼片ソレノイド121、シーソーソレノイド122、回転入賞口ソレノイド123、バックアップクリアスイッチ124が接続されている。前記遊技球センサ115a〜115cは、本実施形態において遊技球排出路9’の各分岐路9a〜9cを通過する遊技球を検知する検知手段でとして機能する。
ここで、前記Vカウントセンサ102は二種類あり、一つは中央特別領域32a内に設けた第2及び第3の遊技形態において用いる主入賞口(Vゾーン)34内に設けられ、もう一つは大入賞口8における図示しないVゾーン内に設けられている。この二つのVカウントセンサ102はVゾーン34を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号をそれぞれ主制御回路60に供給する。
カウントセンサ104も二種類あり、前記中央特別領域32aの副入賞口35と前記大入賞口8におけるVゾーンとは異なる一般入球ゾーンに設けられている。このカウントセンサ104は、前記副入賞口35や大入賞口8内の一般入球ゾーンを遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60にそれぞれ供給する。
一般入賞球センサ106は、一般入賞口5に設けられている。この一般入賞球センサ106は、各一般入賞口5を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
通過球センサ114は、球通過検出ゲート55にそれぞれ設けられている。この通過球センサ114は、球通過検出ゲート55を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
始動入賞球センサ116は始動口6に設けられている。この始動入賞球センサ116は、始動口6に遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
普通電動役物ソレノイド118は前記始動口6に付設された開閉役物6aに接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて開閉役物6aを開放状態又は閉鎖状態とする。
大入賞口ソレノイド120は、大入賞口8を開閉する蓋体(図示せず)に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて大入賞口8を開放状態又は閉鎖状態とする。
シーソーソレノイド122は、前記大入賞口8内に設けられている板形状のシーソー(図示せず)に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シーソーを変位させ、そのシーソーの傾斜を変更する。このシーソーが傾斜された結果、遊技球が前記Vゾーンを通過しやすくなるように、又は前記一般入球ゾーンを通過しやすくなるように切り替えることとなる。
可動翼片ソレノイド121は、中央特別領域32aの左右に配置した可動翼片36に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、可動翼片36を駆動させ、中央特別領域32aを開放状態又は閉鎖状態とする。
回転入賞モータ123は、回転入賞口38に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて回転入賞口38を所定速度で回転駆動させる。
バックアップクリアスイッチ124は、パチンコ遊技機10に内蔵されており、電断時などにおけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアする機能を有するものである。
また、主制御回路60には、払出・発射制御回路126が接続されている。この払出・発射制御回路126には、賞球となる遊技球の払出を行う払出装置128、遊技球の発射を行う発射装置130、カードユニット150が接続されている。
この払出・発射制御回路126は、主制御回路60から供給される賞球制御コマンド、カードユニット150から供給される貸し球制御信号を受け取り、払出装置128に対して所定の信号を送信することにより、払出装置128に遊技球を払い出させる。また、払出・発射制御回路126は、発射装置130に対して発射信号を供給することにより、遊技球を発射させる制御を行う。
さらには、シリアル通信用IC72には、副制御回路200が接続されている。
この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに応じて、液晶表示装置32における表示制御、スピーカ46R,46Lから発生させる音声に関する制御、各種ランプ132や表示装置33の制御などを行うもので、主に演出表示に関する制御を行うものである。
本実施形態では、この副制御回路200は報知手段としても機能し、前記液晶表示装置32上に遊技形態の種類が切り替わったことを表示させて報知させる機能も有する。
なお、本実施形態においては、主制御回路60から副制御回路200に対してコマンドを供給すると共に、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を送信できるように構成してもよい。
表示制御手段として機能するこの副制御回路200は、表示手段に対する表示制御を行う表示制御手段としてのサブCPU206、記憶手段としてのプログラムROM208、ワークRAM210、液晶表示装置32における表示制御を行うための表示制御回路250、スピーカ46R,46Lから発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路230、各種ランプ132の制御を行うランプ制御回路240から構成されており、主制御回路60からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。
サブCPU206には、前述したようにプログラムROM208、ワークRAM210などが接続されている。サブCPU206は、このプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU206は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路200の制御を行う。また、サブCPU206は、液晶表示装置32に対する表示制御を行うと共に、前記表示制御手段をはじめとして各種の手段として機能する。
前記プログラムROM208には、サブCPU206によりパチンコ遊技機10の遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には演出に関する決定を行うためのテーブル、さらには、前述したように遊技状態が切替わったことを演出表示するためのテーブルなどの各種テーブルも記憶されている。
また、プログラムROM208には、複数種類の演出パターンが記憶されている。この演出パターンは、演出表示の進行に関するものであり、この演出パターンが副制御回路200によって適宜呼び出されて実行されることにより、識別情報の変動表示及び停止表示を含む可変表示ゲームの進行に応じて各種演出表示が行われることとなる。
さらに、本実施形態では、遊技形態が切替わった場合に、切替わった遊技形態ではどの遊技部材が使用されるかを液晶表示装置32上で強調表示することもできる(図5、図6を参照)。
なお、本実施形態に係る副制御回路200において、プログラム、テーブルなどを記憶する記憶手段としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジなどの記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、記憶手段としてメインROM68を用いてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210などに記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
またさらに、本実施形態において、メインCPU66及びメインROM68を含む主制御回路60と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路200とを別々に構成したが、メインCPU66及びメインROM68を含む主制御回路60のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをメインROM68に記憶させ、メインCPU66により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路200のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したメインROM68に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。例えば、演出パターンを選択するための演出表示選択用乱数カウンタなど、各種の変数などが位置付けられている。
なお、本実施形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
表示制御回路250は、表示制御手段としての画像データプロセッサ(以下、VDPという)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路220から構成されている。
上述したVDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218、初期リセット回路220と接続されている。
このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路などの回路を含み、液晶表示装置32に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。つまり、VDP212は、液晶表示装置32に対する表示制御を行う。また、VDP212には、液晶表示装置32上の所定領域に画像を表示するためのバッファとしての記憶媒体(例えば、ビデオRAM)を備えている。この記憶媒体の所定の記憶領域に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで液晶表示装置32の所定領域に画像が表示されることとなる。
画像データROM216には、識別情報を示す識別情報画像データ、背景画像データ、演出画像データ、遊技状態切替報知用画像データなどの各種の画像データが別個に記憶されている。もちろん、関連画像を示す関連画像データも記憶されている。
また、VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令に応じて、画像データROM216から、識別情報を示す識別情報画像データ、普通図柄94を示す普通図柄画像データ、背景画像データ、演出画像データ、遊技状態切替報知用画像データなど各種の画像データを読み出し、液晶表示装置32に表示させる画像データを生成する。特に、本実施形態では、演出表示領域34を示すデータを受け取ると、その受け取ったデータに基づいて、演出表示領域34内に表示される各種画像データを生成し直し、演出表示領域34を変更する。さらに、このVDP212は、生成した画像データを、後方に位置する画像データから順に重ね合わせてバッファに記憶し、所定のタイミングでD/Aコンバータ218に供給する。このD/Aコンバータ218は、画像データを画像信号として変換し、この画像信号を液晶表示装置32に供給することにより、液晶表示装置32に画像を表示させる。
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音声データを記憶する音声データROM234、音声信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPという)から構成されている。
前記音源IC232は、サブCPU206、初期リセット回路220、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ46R,46Lから発生させる音声の制御を行う。
サブCPU206は、演出パターンを選択し、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。その後、サブCPU206は、選択された音声データを音声データROM234から読み出し、音源IC232に供給する。音声データを受け取った音源IC232は、その音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカ46R,46Lから音声を発生させる。
ランプ制御回路240は、表示装置制御信号、ランプ制御信号を供給するためのドライブ回路242、複数種類のランプ装飾パターンなどが記憶されている装飾データROM244から構成されている。
本実施形態に係るパチンコ遊技機10は上記構成となっており、遊技者は、カードユニット150内に所定金額分の遊技カードを挿入して遊技球の貸し出しを受け、発射ハンドル26を操作して遊技球を遊技盤14上に発射させてパチンコ遊技を開始する。
本実施形態では、パチンコ遊技機10に電源が投入されて立ち上がったときに初期状態にセットされ、前記主制御回路60が担う遊技制御手段によって、そのときには第1種の遊技形態であるモードAが実行されるように設定される。
そして、遊技者によりパチンコ遊技が開始されて遊技球が始動口6に入賞すると、遊技者は可変表示ゲームを楽しむことができる。一方、始動口6に入賞した遊技球は、図3に示すように遊技球分配部90において第1入球口9a’、第2入球口9b’、第3入球口9c’のうちいずれかに入球して各入球口9a’〜9c’に連通する分岐路9a〜9cのいずれかを流下し、いずれの分岐路9a〜9cを通過したかがカウントされる。しかも、遊技者は透明な遊技盤14を通して、入賞した遊技球の行方を視認することができることから新たな興趣を覚えながら遊技を楽しむことができる。
そして、遊技中に始動口6に遊技球が入賞する度に、通過する各分岐路9a〜9c毎にカウントされていき、例えば第2分岐路9bを通過した遊技球数が50個となった場合はモードBへと遊技形態が切替わる。
そして、図5に示すように、遊技盤14上の第一遊技球誘導部材3及び第二遊技球誘導部材4の間に位置する前記中央特別領域32a内において視認できるように、液晶表示装置32上には「第2種の遊技形態に変わりました」という文字表示に加え、モードBの遊技形態で用いられる変動入賞装置33及び始動口6の背後に位置する領域が点灯点滅するのである。
このように、本実施形態によれば、遊技者は、透明な遊技盤14を用いた新しいパチンコ遊技を楽しむとともに、一つのパチンコ遊技機10で、遊技の進行に伴い第1種の遊技形態から第3種の遊技形態までを楽しむことができる。
特に、本実施形態では、透明遊技盤14の背後に当該透明遊技盤14と略同じ大きさの液晶表示装置32を配設して遊技領域15の略全体を用いて自由に演出表示することが可能となっているので、前記可変表示ゲームの実行中には、遊技の進行に伴って様々な演出画像を遊技領域15のいたるところで自由に表示することが可能となって演出効果も著しく高められる。
(遊技形態移行処理)
以下に、上述したパチンコ遊技機10において、遊技形態を他の遊技形態に移行させる遊技形態移行処理について、図8〜図10に示すフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、モードAからモードBへの遊技形態の移行を例に挙げて説明を行う。
この遊技形態移行処理は、メイン処理を実行しているメインCPU66がメイン処理を中断させ、システムタイマ割込処理を実行して呼び出されるルーチンにより実行される。
先ず、図8に示すように、現在の遊技形態であるモードAを他の遊技形態に移行させるための移行条件の検出を行う移行条件検出処理を行い(ステップS1)、その後、処理をステップS2に移す。
ステップS2では、所定の遊技状態であるか否かによってモードAからモードBへの遊技形態の移行を遅延するか否かを判定する遅延判定処理を行うものであり、その後、処理をステップS3に移す。
ステップS3では、モードAからモードBへの遊技形態の移行を行うモード移行処理を行うもので、その後、処理をステップS4に移す。
ステップS4では、モードBに移行したことを表す文字や画像などを液晶表示装置32に表示させることによりこの遊技形態移行処理を終了する。
この一連の処理は、図7に示すメインCPU66とサブCPU206を中心に制御回路によって実行される。
なお、前記ステップS1の処理の後、実際に遊技状態を移行するか否かを抽選する抽選処理を行って、この抽選結果が当選である場合にのみ次のステップに移り、抽選結果がハズレの場合はそのまま遊技のメイン処理ルーチンにリターンするようにしてもよい。
また、ステップS4におけるモード情報報知処理では、遊技形態が変わったことを報知するのみならず、例えば、変わった遊技形態についての遊技情報を液晶表示装置32上で表示(報知)するようにしてもよい。
移行条件検出処理は、図9に示すように、まず、第1遊技球センサ115aが所定数(本実施形態では50球)の遊技球数を検知したかどうかを判定する(ステップS5)。所定数のカウントがなされたと判定された場合は形態移行フラグを立てた後、処理をステップS2(遊技形態以降処理)に移す。一方、まだ所定数のカウントがなされてないと判定された場合はステップS6に処理を移す。
ステップS6では、第2遊技球センサ115bが所定数(本実施形態では50球)の遊技球数を検知したかどうかを判定し、所定数のカウントがなされたと判定された場合は形態移行フラグを立てた後、処理をステップS2(遊技形態以降処理)に移す。一方、まだ所定数のカウントがなされてないと判定された場合はステップS7に処理を移す。
ステップS7では、第3遊技球センサ115cが所定数(本実施形態では50球)の遊技球数を検知したかどうかを判定し、所定数のカウントがなされたと判定された場合は形態移行フラグを立てた後、処理をステップS2(遊技形態以降処理)に移す。一方、まだ所定数のカウントがなされてないと判定された場合はステップS1(遊技形態以降処理)に処理を移す。
(遅延判定処理)
遅延判定処理は、図10に示すように、まず、現在の遊技状態が大当たり遊技状態であるか否かの判定を行う(ステップS8)。
このとき、現在の遊技状態が大当たり遊技状態であると判定した場合は、前記遊技形態移行フラグを立てたままの状態で所定時間遊技を継続させることにより、遊技形態の移行時期を遅延させる遅延処理を行い、その後、処理をステップS8に戻す。
一方、現在の遊技状態が大当たり遊技状態でないと判定した場合は、ステップS9に処理を移す。ステップS9では、現在の遊技状態において、特別遊技状態の発生の契機となる始動口6への遊技球の入賞を保留した保留入賞が存在するか否かを判定する。
このとき、保留入賞が存在すると判定した場合は、処理をステップS10に移し、保留入賞が存在しないと判断した場合は、遅延処理を行わずにステップS3(遊技形態以降処理)に処理を移す。この一連の処理は図7に示すメインCPU66により実行される。
(モード移行処理)
図8に示した遊技形態以降処理におけるステップS3ではモード移行処理を行う。
このモード移行処理では、メインCPU66がメインROM68からモードBにおける遊技を実行するためのプログラムを読み出し、このプログラムに基づいてモードBにおける遊技を実行する。また、メインCPU66は、モードBにおける遊技に関する演出用のコマンドを副制御回路200に供給し、このコマンドに基づいてサブCPU206がモードBにおける各種演出を実行するようにしている。
(モード情報報知処理)
図8に示した遊技形態以降処理におけるステップS4ではモード情報報知処理を行う。
このモード情報報知処理では、メインCPU66がメインROM68から遊技形態がモードAからモードBに移行したことを示す報知用の画像データを読み出すとともに、これらの画像データを用いて液晶表示装置32に表示するためのプログラムを読み出す。
そして、メインCPU66は、このプログラムに基づいて遊技形態がモードBに移行したことを報知する処理を実行する。
ここで報知する遊技に関する情報としては、前述したように、少なくとも遊技が移行したことを表す文字表示やモードBで用いる遊技部材を示す情報(ここでは変動入賞装置33や始動口6をその背後で強調表示する)を報知するが、その他にも例えばモードBにおける遊技方法などを表示してもよく、また、モードBにおけるラウンド遊技の継続可能回数情報など様々な情報を表示することができる。
なお、本実施形態では、モードAからモードBへの遊技形態の移行を例に挙げて説明したが、本発明に係る弾球遊技機は、モードAからモードCへの遊技形態の移行、モードBからモードCへの遊技形態の移行、モードBからモードAへの遊技形態の移行、モードCからモードAへの遊技形態の移行、モードCからモードBへの遊技形態の移行も同様に行われる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、ここでは具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。
すなわち、本発明は、主に、発射された遊技球を上部側から下部側へ流下案内する遊技盤と、この遊技盤の裏面側に配設され、当該遊技盤に設けられた特定入賞口に連通し、中途から分岐した複数の分岐路を有する遊技球排出路と、遊技者にとって有利な特別遊技状態時の遊技内容及び/又は当該特別遊技状態への移行条件が異なる複数種類の遊技形態のうち、選択されたいずれか一種類の遊技形態を実行する遊技制御手段とを備えた遊技機であって、前記遊技球排出路の所定位置に設けられ、前記特定入賞口に入球し各前記分岐路を通過する遊技球を検出可能とした複数の検出手段と、これら検出手段による検出結果に基づき、各前記分岐路を通過する遊技球の数をカウントする排出球カウント手段と、この排出球カウント手段によるカウント結果に応じて、前記遊技制御手段が実行する遊技形態の種類を切り替える遊技形態切替手段とを備えた構成としたことを特徴とするものであって、発明の主旨を逸脱することのない限り上記構成要件については適宜変更可能である。
また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものでもない。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機における本体の分解斜視図である。 同パチンコ遊技機の正面図である。 始動口に連通する遊技球排出路の説明図である。 同遊技球排出路の変容例を示す説明図である。 遊技状態の切替えに関する報知状態を示す説明図である。 遊技状態の切替えに関する報知状態を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の主制御回路及び副制御回路を示すブロック図である。 同パチンコ遊技機において実行される遊技形態移行処理を示すフローチャートである。 同移行条件検出処理示すフローチャートである。 同遅延判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
6 始動口(特定入賞口)
8 大入賞口
9,9’ 遊技球排出路
9a 第1分岐路
9b 第2分岐路
9c 第3分岐路
10 パチンコ遊技機(遊技機)
14 遊技盤
32 液晶表示装置(表示手段)
32a 中央特別領域
33 変動入賞装置
38 回転入賞口
60 主制御回路
66 メインCPU
95 可動部材
115a 第1遊技球センサ
115b 第2遊技球センサ
115c 第3遊技球センサ
200 副制御回路
206 サブCPU

Claims (4)

  1. 発射された遊技球を上部側から下部側へ流下案内する遊技盤と、
    この遊技盤の裏面側に配設され、当該遊技盤に設けられた特定入賞口に連通し、中途から分岐した複数の分岐路を有する遊技球排出路と、
    遊技者にとって有利な特別遊技状態時の遊技内容及び/又は当該特別遊技状態への移行条件が異なる複数種類の遊技形態のうち、選択されたいずれか一種類の遊技形態を実行する遊技制御手段とを備えた遊技機であって、
    前記遊技球排出路の所定位置に設けられ、前記特定入賞口に入球し各前記分岐路を通過する遊技球を検出可能とした複数の検出手段と、
    これら検出手段による検出結果に基づき、各前記分岐路を通過する遊技球の数をカウントする排出球カウント手段と、
    この排出球カウント手段によるカウント結果に応じて、前記遊技制御手段が実行する遊技形態の種類を切り替える遊技形態切替手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記排出球カウント手段によるカウント結果が、前記実行する遊技形態の種類を切り替える条件を満たしたことを報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技盤は、一部又は全部が透明部材により形成されて背後が透視可能となっており、
    前記遊技盤を通して視認されるように当該遊技盤の背面側に配設され、当該遊技盤に演出表示可能領域を形成するとともに、この演出表示可能領域内において遊技に応じた演出表示を行う表示手段と、
    この表示手段において、遊技状況に応じた演出表示を行わせる表示制御手段とを備え、
    この表示制御手段は、前記排出球カウント手段によるカウント結果に応じて、前記表示手段を前記報知手段として機能させることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技球排出路内には、前記特定入賞口に入球した遊技球を各前記分岐路に振り分けるための所定の可動態様をとる可動部材を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
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