JP2009207781A - 遊技機、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パチンコ遊技機は、第1特図ゲームの開始の契機を付与する第1始動通過口51と、第2特図ゲームの開始の契機を付与する第2始動入賞口52とを備える。第2始動入賞口52には、普通変動入賞装置5が設けられ、時短中に第2始動入賞口52に遊技球が多く入賞する。第1始動入賞口51、第2始動入賞口52に遊技球が入賞すると、小当たり、低入賞大当たり、高入賞大当たりが発生する。小当たりおよび低入賞大当たりでは特定変動入賞装置3が開放する。小当たりで特定変動入賞装置3のV入賞領域3aに遊技球が通過した場合にだけ特定当たりが発生して特別変動入賞装置8が開放して大量の遊技球を獲得できる。第2始動入賞口52に入賞した場合の方が小当たりが発生し易い。
【選択図】図1
Description
また、遊技球が入賞することに基づいて、変動入賞装置を開閉させる始動入賞口が設けられている。
但し、所定数の遊技球が入賞すると所定回数の開閉変動を行う前にラウンドが終了する。
また、デジパチでは、抽選の大当たり確率を通常の状態より高くするとともに、遊技球が入賞した際に大当たりの抽選の契機を付与する始動入賞口に設けられた電動役物(電動チューリップ)の開放となる契機を増加させる確率変動状態を設け、比較的短期間に大当たり状態が発生する確率変動状態があるが、基本的に抽選で大当たりを決めることがない羽根物には、確率変動状態が存在しない。
そこで、羽根物と呼ばれるパチンコ遊技機でも、変動入賞装置の開放の契機を付与する始動口に電動役物を設け、大当たり状態後に、電動役物の開放となる機会を増やした状態を発生させることにより、変動入賞装置の開放となる機会を増やした遊技機が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、パチンコ遊技機では、デジパチでの抽選による大当たりと、羽根物での遊技球がV入賞領域を通過することによる大当たりとの両方を兼ね備えたデジパチと羽根物との融合機も知られている。
そこで、たとえば、大当たりとなった際のラウンド数を複数段階とするとともに、ラウンド数を抽選で決定し、少ないラウンド数の大当たりがある程度の頻度で発生することにより、大当たりとなっても必ずしも遊技者が大量の遊技球を獲得できなくすることで、相対的に変動入賞装置への遊技球の入賞数や、V入賞領域への遊技球の通過数を増加させるようにしていた。
また、上述のように始動入賞口への遊技球の入賞機会を増やす状態(デジパチにおける時短状態のような状態)を設け、大当たり状態が発生しやすい状態としても、デジパチにおける確率変動状態の大当たりの発生しやすさと比較すると、羽根物では、大当たり確率自体は機械的に決まってしまうため限界があり、遊技店での稼働率を向上するには至らないものであった。
前記遊技盤上に設けられた第1始動入賞口と、
前記第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて大当たりおよびはずれを決める第1抽選を実行する第1抽選手段と、
前記遊技盤上に設けられ、遊技球が入賞不可能な閉状態と、遊技球が入賞し易い開状態との間で開閉変動する特定変動入賞装置と、
第1抽選の結果が大当たりだった場合に、通常の状態で閉状態となっている特定変動入賞装置を複数回に渡って開閉変動することにより前記特定変動入賞装置に遊技球の入賞を可能とする所定期間の大当たり状態を発生させる当たり状態制御手段とを備えた遊技機において、
前記特定変動入賞装置には、入賞した遊技球が流下する内部空間を有し、当該内部空間には遊技球が通過可能な特定領域と、当該特定領域を通過しなかった遊技球が通過する一般領域とを備え、
前記第1抽選手段は、第1抽選の結果に大当たりおよびはずれに加えて小当たりを有し、
前記当たり状態制御手段は、第1抽選の結果が小当たりだった場合に、前記大当たり状態と同様に前記特定変動入賞装置を開閉変動させる小当たり状態を発生させ、かつ、小当たり状態で前記特定変動入賞装置を開閉変動した場合に限り、前記特定変動入賞装置に入賞した遊技球が特定領域を通過した際に、前記小当たり状態および大当たり状態よりも遊技者が多くの遊技球を獲得可能な特定当たり状態を発生させることを特徴とする。
また、特定変動入賞装置に入賞した遊技球は、特定領域を通過可能となるが、小当たりで特定変動入賞装置が開状態となっている間に入賞した遊技球が特定領域を通過すると、小当たり状態や大当たり状態よりも遊技者が多くの遊技球を獲得可能な特定当たり状態が発生する。
したがって、特定変動入賞装置が開状態となって入賞した遊技球が特定領域を通過しても特定当たり状態が発生する場合と、特定当たり状態が発生しない場合とがあることになる。
これにより、特定領域を遊技球が通過しない状態が長期に渡るのを防止し、遊技が単調な状態となるのを防止できる。よって、遊技者が当該遊技機を敬遠することで当該遊技機の遊技店における稼働率が低下するのを防止できる。
そして、特定領域を遊技球が通過した際にも当たりおよびはずれの抽選が行われていると思うことで、特定領域を遊技球が通過した際に、当たりとなるかはずれとなるかに遊技者の興味が向かう。そして、特定領域を通過しても特定当たりとならない場合があり、特定当たりとならなければ、遊技球が特定領域を通過しても遊技球を払い出す必要がないことから、従来よりも多くすることが可能な特定領域を通過する遊技球によって遊技者の興趣がより高められる。
これによって、2回抽選処理を行う場合には、プログラムが長くなったり、プログラムで使われるデータ量が多くなり、遊技機およびその開発にさらなるコストがかかる可能性がある。
前記遊技盤上には、前記特定変動入賞装置に加えて、遊技球が入賞不可能な閉状態と、遊技球が入賞し易い開状態との間で開閉変動する特別変動入賞装置を備え、
前記第1抽選手段は、第1抽選の結果としての大当たりに、低入賞大当たりと、高入賞大当たりとを設定して、大当たりとなった際に、当該大当たりを低入賞大当たりもしくは高入賞大当たりに振り分け、
前記当たり状態制御手段は、前記大当たり状態に、第1抽選の結果が低入賞大当たりとなった場合に発生させる低入賞大当たり状態と、第1抽選の結果が高入賞大当たりとなった場合発生させる高入賞大当たり状態とを設定し、
前記低入賞大当たり状態となった場合と、前記小当たり状態となった場合に、前記特定変動入賞装置を開閉変動させ、
前記高入賞大当たり状態となった場合と、前記特定当たり状態となった場合に、前記低入賞大当たり状態および小当たり状態よりも遊技者が獲得する遊技球が多くなるように前記特別変動入賞装置を複数回に渡って開閉変動させることを特徴とする。
また、特定当たり状態と同様の遊技球を獲得可能な状態として、第1抽選の結果として高入賞大当たりを発生させることができ、遊技をより多彩なものとして遊技者の興趣を高めることができ、遊技店における当該遊技機の稼働率の向上を図ることができる。
なお、低入賞大当たり状態が請求項1に記載の大当たり状態に該当することになる。
前記遊技盤上に設けられた第2始動入賞口と、
前記第2入賞口に設けられ、第2入賞口に遊技球が入賞し難い閉状態と、第2入賞口に遊技球が入賞し易い開状態との間で開閉変動する普通変動入賞装置と
前記第2始動入賞口に遊技球が入賞したことに基づいて第1抽選と同様に大当たり、小当たりおよびはずれを決める第2抽選を実行する第2抽選手段とを備え、
前記当たり状態制御手段は、第2抽選の結果が小当たりおよび大当たりとなった場合に、第1抽選の結果が小当たりおよび大当たりとなった場合と同様の小当たり状態および大当たり状態を発生させるとともに、第2抽選の結果としての小当たりに基づく小当たり状態で開状態となった前記特定変動入賞装置に入賞した遊技球が前記特定領域を通過した場合に、前記特定当たり状態を発生させ、
第2抽選手段は、第2抽選の結果が小当たりとなる確率を、第1抽選の結果が小当たりとなる確率よりも高くし、
前記当たり制御手段には、前記大当たり状態および特定当たり状態のそれぞれの後に、普通変動入賞装置の単位時間当たりの開状態となる期間を通常の状態より長くして第2始動入賞口に遊技球を入賞し易くした高入賞状態を発生させるか否かを決定し、高入賞状態を発生させると決めた際に大当たり状態または特定当たり状態後に前記高入賞状態を発生させる高入賞状態制御手段を備えたことを特徴とする。
また、第2抽選においても、請求項2に記載のように、大当たりを低入賞大当たりと、高入賞大当たりとに振り分け、低入賞大当たり状態と高入賞大当たり状態を発生させる。
ここで、第2抽選の契機を付与する第2始動入賞口に普通変動入賞装置が設けられ、大当たり状態後に高入賞状態となった場合に、普通変動入賞装置が開状態となる機会が増加することで、第2始動入賞口への遊技球の入賞数が増え、高入賞状態中は、主に第2抽選が行われるようにすることができる。
また、この際に遊技者には、遊技球が特定領域を通過した際に特定当たり状態が発生する確率が高くなったように見える。
前記遊技盤に、演出のための表示を行う表示手段と、
小当たり状態もしくは大当たり状態となって、前記特定変動入賞装置が開状態となった際に当該特定変動入賞装置に遊技球が入賞した場合もしくは特定領域を遊技球が通過した場合に、前記表示手段に、前記特定当たり状態が発生する場合に当たりとなり、前記特定当たり状態が発生しない場合にはずれとなる疑似的遊技表示を表示させる演出表示制御手段とを備えることを特徴とする。
すなわち、実際には、小当たりとなった時点で特定領域を遊技球が通過した際に特定当たり状態が発生することが決定されるが、特定領域を通過した際に、前記擬似的遊技が開始され、この遊技で当たりとなることで特定遊技状態が発生するような演出をすることで、遊技者の興趣を高め、当該遊技機の遊技店での稼働率の向上を図ることができる。
前記遊技盤上に設けられた第1始動入賞口と、
前記第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて大当たりおよびはずれを決める第1抽選を実行する第1抽選手段と、
前記遊技盤上に設けられ、遊技球が入賞不可能な閉状態と、遊技球が入賞し易い開状態都の間で開閉変動する特定変動入賞装置と、
第1抽選の結果が大当たりだった場合に、通常の状態で閉状態となっている特定変動入賞装置を複数回に渡って開閉変動することにより前記特定変動入賞装置に遊技球の入賞を可能とする所定期間の大当たり状態を発生させる当たり状態制御手段とを備え、
前記特定変動入賞装置には、入賞した遊技球が流下する内部空間を有し、当該内部空間には遊技球が通過可能な特定領域と、当該特定領域を通過しなかった遊技球が通過する一般領域とを備える遊技機における遊技をコンピュータでシュミレーションするプログラムであって、
前記コンピュータを、前記第1抽選手段、前記当たり状態制御手段として機能させ、
前記第1抽選手段は、第1抽選の結果に大当たりおよびはずれに加えて小当たりを有し、
前記当たり状態制御手段は、第1抽選の結果が小当たりだった場合に、前記大当たり状態と同様に前記特定変動入賞装置を開閉変動させる小当たり状態を発生させ、かつ、小当たり状態で前記特別変動入賞装置を開閉変動した場合に限り、前記特別変動入賞装置に入賞した遊技球が特定領域を通過した際に、前記小当たり状態および大当たり状態よりも遊技者が多くの遊技球を獲得可能な特定当たり状態を発生させることを特徴とする。
また、請求項5に記載のプログラムに、請求項2から請求項4に記載の構成を模擬的に再現する機能を付加しても良い。
さらに、第1始動口に遊技球が入賞したことに基づいて行われる一回の第1抽選で、遊技者に二回の抽選が行われているように見せて、当該遊技機の稼働率の向上を図ることができるので、実際に二回の抽選を行う必要がなくなる。これにより、処理量を削減することでプログラムおよび当該プログラムで使われるデータの記憶容量の削減を図って、当該遊技機およびその開発にかかるコストの低減を図ることができる。
遊技盤1の盤面の遊技領域2a内には、その中央部の僅かに上側に特定変動入賞装置3が備えられている。特定変動入賞装置3は、遊技球が入賞する左右の入賞口31,31を備え、該入賞口31,31には、遊技球の入賞を検知する変動入賞球検知センサ32(図2に図示)が備えられている。
可動部材33は、所謂羽根物の羽根となるものである。
また、特定変動入賞装置3内の入賞した遊技球が一般領域3b、3bもしくはV入賞領域3aに向って流下する内部空間3cには、特定変動入賞装置3に入賞して内部空間3cに流入した遊技球を一般領域3b、3bとV入賞領域3aとのうちの一方の領域に振り分けるV入賞振分装置35が設けられている。
また、特定変動入賞装置3には、その内部空間からV入賞領域3a(特定領域)もしくは一般領域3b、3bを通過して遊技盤1の裏面に遊技球を排出するための排出口に、排出される遊技球を検知する排出球検知センサ36が設けられている。
また、特定変動入賞装置3には、後述の演出用の擬似表示ゲームを表示する演出表示装置4が設けられている。
そして、通常時は、可動片5a,5aが遊技球を1個だけ流下可能な間隔をあけて閉じた状態とされ、後述の普図通過口9を通過することにより開始される普通図柄変動表示ゲーム(普図ゲーム)の結果が当りとなった場合に予め設定された時間だけ2つの可動片5a,5aが開放するようになっている。
演出表示装置4は、例えば、液晶表示装置からなるもので、擬似的に当りおよびはずれのいずれかとなる演出用の擬似表示ゲームを表示するものである。
なお、擬似表示ゲームの表示内容は、例えば、従来のデジパチにおける変動表示ゲーム(可変表示ゲーム)と同様のスロットマシン状の表示を行うものとしてもよい。なお、擬似表示ゲームについては後述する。
また、演出表示装置4において、後述のように第1特図ゲームもしくは第2特図ゲームで、高入賞大当たり(直当たり)となった場合に、それを報知する演出表示を行うものとしてもよい。
また、第2特図表示器72は、二桁となる7セグ表示器から構成され、第2始動入賞口52に遊技球が入賞したことを契機として、主制御装置231で実行される第2抽選の結果を報知するための第2特図ゲームを表示するようになっている。
第2特図表示器72で行われる第2特図ゲームは、主制御装置231で行われる第2抽選の結果を報知するためのものである。なお、第2特図ゲーム(第2抽選)については後述する。
第1始動入賞口51には、当該第1始動入賞口51に遊技球が入賞したことを検知する第1始動入賞球検知センサ53が設けられ、第2始動入賞口52には、第2始動入賞口52に遊技球が入賞したことを検知する第2始動入賞球検知センサ54が設けられている。
第2始動入賞口52に遊技球が入賞して、第2始動入賞球検知センサ54に検知されると、主制御装置231において、第2特図ゲーム(第2抽選)の開始の契機が付与される。
また、普図通過口9も遊技盤1の右側に設けられており、遊技者が左打ちした場合に、遊技球が普図通過口9を通過せず、普図ゲームが行われることがなく、これにより後述のように普図ゲームが当たりとなって普通変動入賞装置5が開放することがない。
このことから、上述の時短では、第1特図ゲームが行われる可能性はほとんどなく、ほぼ第2特図ゲームだけが行われる状態となる。
また、主制御装置231に駆動源を制御される特別変動入賞装置8は、高入賞大当たり状態もしくは特定当たり状態なったことに対応して開放した際に、所定時間の経過および所定個数の遊技球の入賞という二つの条件のうちのいずれかの条件が達成された段階で閉塞するとともに、再び開放し、上述の条件の成立に基づいて閉塞することを所定回数(所定ラウンド数)繰り返すように制御される。なお、特別変動入賞装置8が開放してから閉塞するまでをラウンドと称する。すなわち、主制御装置231は、特別遊技状態中に、特別変動入賞装置8を複数の遊技球の連続的な入賞が可能となる開状態とした後に閉状態することを1ラウンドとして、前記ラウンドを所定回数繰り返すように特別変動入賞装置8を制御する。
また、遊技盤1の前面には、遊技球の流下方向を規制するととも流下方向を転換する遊技釘16(一部だけ図示)や風車18(一部だけ図示)等の流下規制転換部材が設けられている。
パチンコ遊技機の制御系は、大きく分けて主制御部23と、副制御部24と、これら主制御部23および副制御部24に電力を供給する電源供給装置29とから構成されている。
主制御部23には、例えば、遊技機用のワンチップマイコン等で構成される主制御装置231が備えられ、主制御装置231には、プログラムを実行するCPU23a、プログラムやプログラムで使用するデータを記憶したROM23bや、プログラムに基づいて発生したデータやROM23bから読み出した各種データ等を記憶するRAM23cや周波数発生回路部23d等が備えられている。
なお、ここで、払出制御装置25は実質的に賞球を払出すためのパチンコ遊技機における遊技の主要な制御を行うことから主制御部23に含まれるものとし、遊技の演出に係わる図柄制御装置26、ランプ制御装置27、音声制御装置28は副制御部24に含まれるものとなっている。
大当たりの際に特図表示器に停止表示される大当たり特別図柄を複数設定し、どの大当たり特別図柄を停止表示するかを第1抽選の際に抽選で決定するものとするとともに、大当たり特別図柄に低入賞大当たり特別図柄と、高入賞大当たり特別図柄とを設け、抽選で決定された大当たり特別図柄が低入賞大当たり特別図柄なら、発生する大当たりを低入賞大当たりとし、抽選で決定された大当たり特別図柄が高入賞大当たり特別図柄なら発生する大当たりを高入賞大当たりとする。
また、たとえば、高入賞大当たり状態および低入賞大当たり状態後のいずれか一方だけで時短を発生可能としてもよい。
また、大当たり状態後もしくは特定当たり状態後のどちらか一方の場合にだけ時短が発生し、他方の場合には時短が発生しないものとしてもよい。
また、いずれかの当たり状態後、もしくは全ての当たり状態後(但し小当たり状態を除く)に時短を発生させる際に、時短を発生させる当たり状態後の全てで時短を発生させるものとしてもよいし、抽選で時短となった場合にだけ時短を発生させるものとしてもよい。
また、次の当たり状態が発生する前でも、例えば、当たり状態後に時短が発生してから第1特図ゲームと第2特図ゲームとを合わせた実行回数が所定回数となった際に時短を終了するものとしてもよい。
また、時短は、次の高入賞大当たり状態、低入賞大当たり状態、特定当たり状態のいずれかが発生した場合に終了する。
なお、小当たり状態における特定変動入賞装置3が開閉する状態と、低入賞大当たり状態における特定変動入賞装置3が開閉する状態とでは、開閉動作の間隔等が同様となっており、遊技者には、小当たり状態なのか低入賞大当たり状態なのか区別がつかないようになっている。
なお、高入賞大当たり状態における上述の閉塞条件は、開放してから30秒弱の所定時間経過もしくは遊技球9個の入賞で、どちらか一方の条件が成立すれば、ラウンドが終了して特別変動入賞装置8が閉状態となる。
特定当たり状態では、主制御装置231が特別変動ソレノイド85を制御して特別変動入賞装置5をたとえば閉塞条件が成立するまで開状態とする1ラウンドの動作を15回行う(所定回数行う)特定当たり状態を発生させる。なお、閉塞条件は、上述の高入賞大当たり状態と同様である。
また、第2特図ゲームにおいても、第1特図ゲームと同様に小当たり状態中に特定変動入賞装置3に遊技球が入賞するとともに、当該遊技球がV入賞領域3aを通過すると上述の特定当たり状態が発生する。
一方、第2特図ゲーム(第2抽選)における小当たり確率は250/315で、大当たり確率は50/315で、はずれ確率が15/315となる。
また、第1特図ゲームおよび第2特図ゲームの結果としての大当たりは、その95%が低入賞大当たり状態(2ラウンド大当たり状態)となり、その5%が高入賞大当たり状態(15ラウンド大当たり状態)となる。
したがって、通常の状態で、第1特図ゲームが主に行われて特定変動入賞装置3が上述のように2回開閉動作した場合に、約1/3は低入賞大当たり状態であり、約2/3は小当たり状態となる。この場合に小当たり状態で入賞した遊技球がV入賞領域3aを通過した際に特定当たり状態となり、低入賞大当たり状態で入賞した遊技球がV入賞領域3aを通過した際に特定当たり状態とならず、通常の状態のままとなる。
ここで、遊技者には、小当たり状態と低入賞大当たり状態の区別がつかないことから、特定変動入賞装置3が開放して入賞した遊技球がV入賞領域3aを通過しても特定大当たり状態となる場合とならない場合とがあると思うことになり、遊技球がV入賞領域3aを通過しても抽選で当たりを引かないと特定大当たり状態にならないものと思うことになる。すなわち、第1始動入賞口51もしくは第2始動入賞口52に遊技球が入賞した際に一回抽選が行われ、当たると特定変動入賞装置3が2度開閉動作し、その際に遊技球が入賞してV入賞領域3aを通過すると再び抽選が行われ、当たると特定当たり状態が発生するように見えることになる。
したがって、遊技者には、通常の状態から時間短縮状態となると、始動入賞口(第1始動入賞口51および第2始動入賞口52)に入賞した際の特定変動入賞装置が開状態となる当たりの発生確率が2倍程度高くなったように見えることになる。
これにより、いわゆる羽根物のパチンコ遊技機でも、デジパチの当たり確率が低確率から高確率に変動する確率変動状態が発生するように見えることになる。
したがって、普図ゲームは、大当たり状態および小当たり状態に関係なく一つずつ順番に実行されるとともに、当たりとなった場合は、普通変動入賞装置5が開閉変動してから次の普図ゲームが開始される。
この状態で、普図ゲームの開始条件が成立している場合に、普図保留数を1減算するととともに、普図ゲームを行う(普図ゲームを普図表示器6に表示する)。そして、普図ゲームが当りの場合に、普通変動ソレノイド56を制御して普通変動入賞装置5の可動片5a,5aを通常の状態、大当たり状態0.3秒だけ開状態とし、時間短縮状態では、1,5秒だけ開状態とすることを3回行う。
なお、時短となった際に、必ずしも普通変動入賞装置5の開状態となる回数を複数回とする必要はなく、開状態となる期間が長くなればよい。
演出表示として、小当たり状態および低入賞大当たり状態が発生し、特定変動入賞装置3が開状態となって、当該特定変動入賞装置3に遊技球が入賞して、変動入賞球検知センサ32に遊技球が検知された際に開始される擬似表示ゲームが演出表示装置4に表示される。
また、ランプ制御装置27には、第1およい第2特図保留数表示ランプ73,74と普図保留数表示ランプ61が接続され、これらはLEDの点灯、消灯の制御により、保留数を表示可能となっている。
前記第1抽選手段としての主制御装置231は、第1抽選の結果としての大当たりに、低入賞大当たりと、高入賞大当たりとを設定して、大当たりとなった際に、当該大当たりを低入賞大当たりもしくは高入賞大当たりに振り分ける。
前記当たり制御手段としての主制御装置231には、前記高入賞大当たり状態および特定当たり状態のいずれかの後に、普通変動入賞装置5の単位時間当たりの開状態となる期間を通常の状態より長くして第2始動入賞口52に遊技球を入賞し易くした高入賞状態(時間短縮状態)を発生させるか否かを決定し、高入賞状態を発生させると決めた際に大当たり状態または特定当たり状態後に前記高入賞状態を発生させる高入賞状態制御手段としての機能が備えられている。
図3から図9に示すように、高入賞大当たり状態フラグがセットされているか否かが判定される(ステップS1)。高入賞大当たり状態フラグは、高入賞大当たり状態を発生させた際にセットされ、終了させた際にリセットされ、現状が高入賞大当たり状態であることを示すフラグである。
高入賞大当たり状態フラグがセットされている場合については後述する。
低入賞大当たり状態フラグがセットされている場合については後述する。
小当たり状態フラグがセットされている場合については後述する。
特定当たり状態フラグがセットされている場合については後述する。
第1特図フラグがセットされている場合については後述する。
第2特図フラグがセットされている場合については後述する。
第2特図保留数が1以上の場合については後述する。
第2特図保留数が0の場合には、第1特図保留数が1以上か否かが判定される(ステップS8)。
第1特図保留数が1以上の場合には、第2特図ゲームが開始できないことに基いて第1特図ゲームを開始する以下の処理を行う。
すなわち、第1抽選の判定を行い、第1抽選の結果が大当たり、小当たりおよびはずれのうちのいずれかを決定する(ステップS9)。
小当たりの場合には、小当たりフラグをセットする(ステップS10)。
そして。時短とする場合には、時短フラグをセットする(ステップS15)。
すなわち、第2抽選の判定を行い、第2抽選の結果が大当たり、小当たりおよびはずれのうちのいずれかを決定する(ステップS17)。
小当たりの場合には、小当たりフラグをセットする(ステップS18)。
そして。時短とする場合には、時短フラグをセットする(ステップS23)。
次に、ステップS5で第1特図フラグがセットされている場合には、第1特図ゲームが終了か否かを判定する(ステップS25)。なお、第1特図ゲームは、所定の第1変動表示時間(報知時間)が終了して、特別図柄を第1特図表示器71に確定表示することで終了するが、この例では1秒より短い所定時間で第1特図ゲームが終了するようになっている。
また、第1特図ゲームが終了とされた場合には、小当たりフラグがセットされているか否かが判定され(ステップS26)、小当たりフラグがセットされている場合には、小当たり状態フラグをセットして小当たり状態を開始する(ステップS27)。
なお、小当たり状態において、特定変動ソレノイド331を制御して特定変動入賞装置3を2回開閉変動する処理は別処理で行われる。
なお、高入賞大当たり状態において、特別変動ソレノイド85を制御して特別変動入賞装置8を15ラウンドに渡って開閉変動する処理は別処理として行われる。
なお、低入賞大当たり状態において、特定変動ソレノイド331を制御して特定変動入賞装置3を2回開閉変動する処理は別処理で行われる。
また、第2特図ゲームが終了とされた場合には、小当たりフラグがセットされているか否かが判定され(ステップS37)、小当たりフラグがセットされている場合には、小当たり状態フラグをセットして小当たり状態を開始する(ステップS38)。
なお、小当たり状態において、特定変動ソレノイド331を制御して特定変動入賞装置3を2回開閉変動する処理は別処理で行われる。
なお、高入賞大当たり状態において、特別変動ソレノイド85を制御して特別変動入賞装置8を15ラウンドに渡って開閉変動する処理は別処理として行われる。
なお、低入賞大当たり状態において、特定変動ソレノイド331を制御して特定変動入賞装置3を2回開閉変動する処理は別処理で行われる。
信号が入力している場合には、入賞フラグをセットする(ステップS48)。
次に、入賞フラグがセットされた場合に、セットされた入賞フラグが1つか否かを判定する(ステップS49)。すなわち、低入賞大当たり状態となって最初の入賞フラグがセットされたか否かを判定し、最初の入賞フラグである場合、すなわち、セットされた入賞フラグが一つである場合に、図柄制御装置26に対してはずれとなる擬似表示ゲームの開始を指示するはずれ開始コマンドを出力する(ステップS50)。
入賞フラグがセットされている場合には、V入賞球検知センサ34からの信号が入力しているか否かを判定する(ステップS52)。
V入賞球検知センサ34からの信号が入力している場合には、はずれV入賞フラグをセットする(ステップS53)。なお、このはずれV入賞フラグは、V入賞領域3aを遊技球が通過しても特定当たり状態を発生させない場合にセットされるものである。
そして、一つ目のはずれV入賞フラグの場合には、図柄制御装置26にはずれリーチコマンドを出力する(ステップS55)。このはずれリーチコマンドは、上述のはずれ開始コマンドに基いて図柄制御装置26により演出表示装置4にはずれとなる擬似表示ゲームが開始された後に、当該擬似表示ゲームではずれとなるリーチ表示を開始させるものである。
そして、排出球検知センサ36からの信号が入力している場合には、排出フラグをセットする(ステップS57)。なお、排出フラグも複数セット可能となっている。
特定変動入賞装置3を2度開閉変動させる動作が終了している場合には、入賞フラグの数から排出フラグの数を減算した値が0となっているか否かを判定する(ステップS59)。
そして、入賞フラグ、はずれV入賞フラグ、排出フラグを全てリセットし(ステップS61)、さらに低入賞大当たりフラグおよび低入賞大当たり状態フラグをリセットし、低入賞大当たり状態を終了する(ステップS62)。
なお、時短中における上述の普図ゲームの高確率化等のための時短処理は別処理として行われる。
信号が入力している場合には、入賞フラグをセットする(ステップS66)。
次に、入賞フラグがセットされた場合に、セットされた入賞フラグが1つか否かを判定する(ステップS67)。すなわち、小当たり状態となって最初の入賞フラグがセットされたか否かを判定し、最初の入賞フラグである場合、すなわち、セットされた入賞フラグが一つである場合に、図柄制御装置26に対して擬似表示ゲームの開始を指示する開始コマンドを出力する(ステップS68)。
入賞フラグがセットされている場合には、V入賞球検知センサ34からの信号が入力しているか否かを判定する(ステップS70)。
V入賞球検知センサ34からの信号が入力している場合には、当たりV入賞フラグをセットする(ステップS71)。なお、この当たりV入賞フラグは、V入賞領域3aを遊技球が通過したことに基いて特定当たり状態を発生させる場合にセットされるものである。
ここでは、たとえば、V入賞球検知センサ34からの信号が入力したことに基づいて乱数を用いた抽選を行い、時短を発生させるか否かを決定している。
そして、時短を発生すると判定された場合には、時短フラグをセットする(ステップS74)。
また、図柄制御装置26に当たりリーチコマンドを出力する(ステップS75)。この当たりリーチコマンドは、上述の開始コマンドに基いて図柄制御装置26により演出表示装置4に擬似表示ゲームが開始された後に、当該擬似表示ゲームで当たりとなるリーチ表示を開始させるものである。
そして、排出球検知センサ36からの信号が入力している場合には、排出フラグをセットする(ステップS77)。なお、排出フラグは、排出球検知センサ36からの信号が入力するたびにセットされ、複数となる可能性がある。
特定変動入賞装置3を2度開閉変動させる動作が終了している場合には、入賞フラグの数から排出フラグの数を減算した値が0となっているか否かを判定する(ステップS79)。
そして、入賞フラグ、排出フラグを全てリセットし(ステップS81)、さらに小当たりフラグおよび小当たり状態フラグをリセットして、小当たり状態を終了する(ステップS82)。
なお、特定あたり状態中に特別変動ソレノイド85を制御して特別変動入賞装置3を開閉変動させる特別当たり状態処理は別処理として行われる。
高入賞大当たり状態が終了の場合には、高入賞大当たりフラグおよび高入賞大当たり状態フラグをリセットして、高入賞大当たり状態を終了する(ステップS88)。
特定当たり状態が終了の場合には、特定当たり状態フラグをリセットして、特定当たり状態を終了する(ステップS92)。
まず、はずれ開始フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS100)。
はずれ開始フラグがセットされている場合については後述する。
はずれ開始フラグがセットされていない場合には、開始フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS101)。
開始フラグは、主制御装置から開始コマンドが入力されて、当たりとなる可能性のある擬似表示ゲームが開始された状態であることを示すフラグである。
はずれ開始フラグも開始フラグもセットされていない場合には、はずれ開始フラグコマンドが入力したか否かを判定する(ステップS102)。
はずれ開始コマンドが入力している場合には、はずれ開始フラグをセットするとともに、はずれとなる擬似表示ゲームの表示を演出表示装置4で表示開始する(ステップS103)。
なお、実際に装飾図柄を変動表示させる演出表示は、別処理として行われる。
開始コマンドが入力している場合には、開始フラグをセットするとともに、擬似表示ゲームの表示を演出表示装置4で表示開始する(ステップS105)。
この場合も実際の表示処理は別処理で行われる。
次に、ステップS100で、はずれ開始フラグがセットされている場合には、はずれリーチコマンドが入力されているか否かを判定する(ステップS106)。はずれリーチコマンドが入力されている場合には、現在表示中のはずれとなる擬似表示ゲームをリーチ状態の表示に変更する(ステップS107)。
はずれ終了コマンドが入力されている場合には、擬似表示ゲームをはずれで終了する(ステップS109)。
終了コマンドが入力されている場合には、当たりリーチフラグがセットされているか否かを判定する(ステップS114)。当たりリーチフラグがセットされていない場合には、擬似表示ゲームをはずれで終了する(ステップS115)。
当たりリーチフラグがセットされている場合には、擬似表示ゲームを当たりで終了する(ステップS116)。
また、この例では、時短でない通常の状態では第1特図ゲームが主に行われ、時短では第2特図ゲームが行われ、かつ、第1特図ゲームより第2特図ゲームの方が小当たりとなる確率が高くなっている。
なお、擬似的な表示ゲームは、従来の変動表示ゲームのようなスロットマシン状の表示に限られるものではなく、擬似的に当たりおよびはずれを報知できる表示ゲームならどうのような表示であってもよい。
また、擬似的表示ゲームにおいて、特定変動入賞装置3に遊技球が入賞した際に開始されるものとしたが、遊技球がV入賞領域3aを通過した場合に限り擬似的変動表示ゲームを開始するものとしてもよい。
また、その場合に、はずれ入賞フラグもしくは入賞フラグがセットされている場合に、排出球検知センサ36からの信号入力に基いて、これらフラグをリセットする処理を別処理として平行して行う。
3 特定変動入賞装置
3a 特定領域
3b 一般領域
4 演出表示装置(表示手段)
5 普通変動入賞装置
8 特別変動入賞装置
26 図柄制御装置(演出表示制御手段)
51 第1始動入賞口
52 第2始動入賞口
231 主制御装置(第1抽選手段、第2抽選手段、当たり状態制御手段、高入賞状態制御手段)
Claims (6)
- 遊技球が発射される遊技盤と、
前記遊技盤上に設けられた第1始動入賞口と、
前記第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて大当たりおよびはずれを決める第1抽選を実行する第1抽選手段と、
前記遊技盤上に設けられ、遊技球が入賞不可能な閉状態と、遊技球が入賞し易い開状態との間で開閉変動する特定変動入賞装置と、
第1抽選の結果が大当たりだった場合に、通常の状態で閉状態となっている特定変動入賞装置を複数回に渡って開閉変動することにより前記特定変動入賞装置に遊技球の入賞を可能とする所定期間の大当たり状態を発生させる当たり状態制御手段とを備えた遊技機において、
前記特定変動入賞装置には、入賞した遊技球が流下する内部空間を有し、当該内部空間には遊技球が通過可能な特定領域と、当該特定領域を通過しなかった遊技球が通過する一般領域とを備え、
前記第1抽選手段は、第1抽選の結果に大当たりおよびはずれに加えて小当たりを有し、
前記当たり状態制御手段は、第1抽選の結果が小当たりだった場合に、前記大当たり状態と同様に前記特定変動入賞装置を開閉変動させる小当たり状態を発生させ、かつ、小当たり状態で前記特定変動入賞装置を開閉変動した場合に限り、前記特定変動入賞装置に入賞した遊技球が特定領域を通過した際に、前記小当たり状態および大当たり状態よりも遊技者が多くの遊技球を獲得可能な特定当たり状態を発生させることを特徴とする遊技機。 - 前記遊技盤上には、前記特定変動入賞装置に加えて、遊技球が入賞不可能な閉状態と、遊技球が入賞し易い開状態との間で開閉変動する特別変動入賞装置を備え、
前記第1抽選手段は、第1抽選の結果としての大当たりに、低入賞大当たりと、高入賞大当たりとを設定して、大当たりとなった際に、当該大当たりを低入賞大当たりもしくは高入賞大当たりに振り分け、
前記当たり状態制御手段は、前記大当たり状態に、第1抽選の結果が低入賞大当たりとなった場合に発生させる低入賞大当たり状態と、第1抽選の結果が高入賞大当たりとなった場合発生させる高入賞大当たり状態とを設定し、
前記低入賞大当たり状態となった場合と、前記小当たり状態となった場合に、前記特定変動入賞装置を開閉変動させ、
前記高入賞大当たり状態となった場合と、前記特定当たり状態となった場合に、前記低入賞大当たり状態および小当たり状態よりも遊技者が獲得する遊技球が多くなるように前記特別変動入賞装置を複数回に渡って開閉変動させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記遊技盤上に設けられた第2始動入賞口と、
前記第2入賞口に設けられ、第2入賞口に遊技球が入賞し難い閉状態と、第2入賞口に遊技球が入賞し易い開状態との間で開閉変動する普通変動入賞装置と
前記第2始動入賞口に遊技球が入賞したことに基づいて第1抽選と同様に大当たり、小当たりおよびはずれを決める第2抽選を実行する第2抽選手段とを備え、
前記当たり状態制御手段は、第2抽選の結果が小当たりおよび大当たりとなった場合に、第1抽選の結果が小当たりおよび大当たりとなった場合と同様の小当たり状態および大当たり状態を発生させるとともに、第2抽選の結果としての小当たりに基づく小当たり状態で開状態となった前記特定変動入賞装置に入賞した遊技球が前記特定領域を通過した場合に、前記特定当たり状態を発生させ、
第2抽選手段は、第2抽選の結果が小当たりとなる確率を、第1抽選の結果が小当たりとなる確率よりも高くし、
前記当たり制御手段には、前記大当たり状態および特定当たり状態のそれぞれの後に、普通変動入賞装置の単位時間当たりの開状態となる期間を通常の状態より長くして第2始動入賞口に遊技球を入賞し易くした高入賞状態を発生させるか否かを決定し、高入賞状態を発生させると決めた際に大当たり状態または特定当たり状態後に前記高入賞状態を発生させる高入賞状態制御手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。 - 前記遊技盤に、演出のための表示を行う表示手段と、
小当たり状態もしくは大当たり状態となって、前記特定変動入賞装置が開状態となった際に当該特定変動入賞装置に遊技球が入賞した場合もしくは特定領域を遊技球が通過した場合に、前記表示手段に、前記特定当たり状態が発生する場合に当たりとなり、前記特定当たり状態が発生しない場合にはずれとなる疑似的遊技表示を表示させる演出表示制御手段とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の遊技機。 - 遊技球が発射される遊技盤と、
前記遊技盤上に設けられた第1始動入賞口と、
前記第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて大当たりおよびはずれを決める第1抽選を実行する第1抽選手段と、
前記遊技盤上に設けられ、遊技球が入賞不可能な閉状態と、遊技球が入賞し易い開状態都の間で開閉変動する特定変動入賞装置と、
第1抽選の結果が大当たりだった場合に、通常の状態で閉状態となっている特定変動入賞装置を複数回に渡って開閉変動することにより前記特定変動入賞装置に遊技球の入賞を可能とする所定期間の大当たり状態を発生させる当たり状態制御手段とを備え、
前記特定変動入賞装置には、入賞した遊技球が流下する内部空間を有し、当該内部空間には遊技球が通過可能な特定領域と、当該特定領域を通過しなかった遊技球が通過する一般領域とを備える遊技機における遊技をコンピュータでシュミレーションするプログラムであって、
前記コンピュータを、前記第1抽選手段、前記当たり状態制御手段として機能させ、
前記第1抽選手段は、第1抽選の結果に大当たりおよびはずれに加えて小当たりを有し、
前記当たり状態制御手段は、第1抽選の結果が小当たりだった場合に、前記大当たり状態と同様に前記特定変動入賞装置を開閉変動させる小当たり状態を発生させ、かつ、小当たり状態で前記特定変動入賞装置を開閉変動した場合に限り、前記特定変動入賞装置に入賞した遊技球が特定領域を通過した際に、前記小当たり状態および大当たり状態よりも遊技者が多くの遊技球を獲得可能な特定当たり状態を発生させることを特徴とするプログラム。 - 請求項5に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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