JP2000033141A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000033141A
JP2000033141A JP10203963A JP20396398A JP2000033141A JP 2000033141 A JP2000033141 A JP 2000033141A JP 10203963 A JP10203963 A JP 10203963A JP 20396398 A JP20396398 A JP 20396398A JP 2000033141 A JP2000033141 A JP 2000033141A
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JP
Japan
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game
control
ball
state
big hit
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JP10203963A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Toshio Ogura
敏男 小倉
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技プロセスを複数種類にしながらも、ある
遊技プロセスのみが偏って実行されるという偏った仕様
になることを防止する。 【解決手段】 第1種のパチンコ遊技機の遊技動作と第
2種のパチンコ遊技機の遊技動作とを兼ね備えたものに
おいて、共通始動口37に打玉が入賞することにより第
1種の遊技機の遊技制御と第2種の遊技機の遊技動作と
が同時に実行されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、パチン
コ遊技機やコイン遊技機等で代表される遊技に関し、詳
しくは、打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれる遊
技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものに、たとえば、可変表示装置が設
けられたものにおいては、可変表示装置が可変開始され
た後表示結果が導出表示されるという1つの遊技プロセ
スが実行された結果、その表示結果が予め定められた特
定の表示態様となった場合に遊技者にとって有利な特定
遊技状態に制御されるように構成されたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の一般
的な遊技機においては、遊技プロセスとしては1種類の
プロセスしか存在しなかったために、遊技の変化性に乏
しく今一歩興趣を盛り上げることができにくいという欠
点があった。
【0004】そこで、第1の遊技プロセスの実行の結果
予め定められた遊技結果となった場合に特定遊技状態に
制御する一方、その第1の遊技プロセスとは別の第2の
遊技プロセスを実行可能に遊技制御し、遊技プロセスを
複数種類設け、遊技の変化性を向上させることが考えら
れる。
【0005】しかし、このように、遊技プロセスの種類
を増やした場合において、たとえば、第1始動入賞領域
に打玉が入賞したことにより第1の遊技プロセスが実行
され、第2始動入賞領域に打玉が入賞したことのより第
2の遊技プロセスが実行されるように構成した場合に
は、遊技場側が勝手に釘調整してたとえば第2始動入賞
領域には打玉が殆ど入賞できないようにし、遊技者が殆
ど第1の遊技プロセスしか実行することができなような
偏った調整を行なう恐れがあるという不都合がある。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技プロセスを複数種類にしな
がらも、どちらか一方の遊技プロセスのみが実行されて
しまうという偏った仕様にならないようにすることであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれる遊技機
であって、前記遊技領域に設けられた共通入賞領域と、
前記遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段と、表示
状態が変化可能な可変表示装置と、前記遊技領域に設け
られ、遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとっ
て不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置とを
含み、前記遊技制御手段は、前記可変表示装置の表示結
果を導出表示させるための可変表示プロセスを含む第1
の遊技プロセスの実行の結果前記表示結果が予め定めら
れた特定の表示態様になったことを条件として遊技者に
とって有利な特定遊技状態に制御する第1遊技制御手段
と、前記第1の遊技プロセスとは別の遊技プロセスであ
って前記可変入賞球装置を第1の状態に制御する第1状
態制御プロセスを含む第2の遊技プロセスを実行可能に
遊技状態を制御する第2遊技制御手段とを含み、前記可
変表示プロセスの実行開始条件と前記第1状態制御プロ
セスの実行開始条件とが、前記共通入賞領域に打玉が入
賞することにより成立可能となることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記共通入賞領域に打玉が入
賞することにより、前記可変表示プロセスの実行開始条
件と前記第1状態制御プロセスの実行開始条件との両方
が同時に成立することを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、第1遊技制
御手段の働きにより、可変表示装置の表示結果を導出表
示させるための可変表示プロセスを含む第1の遊技プロ
セスの実行の結果前記表示結果が予め定められた特定の
表示態様になったことを条件として遊技者にとって有利
な特定遊技状態に制御される。第2遊技制御手段の働き
により、前記第1の遊技プロセスとは別の遊技プロセス
であって可変入賞球装置を第1の状態に制御する第1状
態制御プロセスを含む第2の遊技プロセスが実行可能と
なる。そして、可変表示プロセスの実行開始条件と前記
第2状態制御プロセスの実行開始条件とが、遊技領域に
設けられた共通入賞領域に打玉が入賞することにより成
立可能となる。
【0010】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記共通入賞領域に打
玉が入賞することにより、前記可変表示プロセスの実行
開始条件と前記第1状態制御プロセスの実行開始条件と
の両方が同時に成立する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、
遊技機の一例としてパチンコ遊技機を取り上げて説明す
るが、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機や
スロットマシン等であってもよく、遊技者によって遊技
が行なわれる遊技機であればすべて対象となる。
【0012】第1実施の形態 図1は、遊技機の一例のパチンコ遊技機の全体正面図で
ある。
【0013】パチンコ遊技機1の遊技盤には、遊技領域
11が形成されている。パチンコ遊技機1には、遊技者
が打球操作するための打球操作ハンドル5が設けられて
おり、この打球操作ハンドル5を遊技者が操作すること
により、上皿7内に貯留されているパチンコ玉を1個ず
つ発射すすることができる。発射されたパチンコ玉は、
区画レール3の間を通って遊技領域11内に導かれる。
【0014】遊技領域11の中央には、可変表示装置付
役物可変入賞球装置32が設けられている。この可変表
示装置付役物可変入賞球装置32は、従来から一般的な
第2種(飛行機タイプ)のパチンコ遊技機に設けられて
いるいわゆるセンター役物に対し、たとえば第1種(フ
ィーバータイプ)のパチンコ遊技機に設けられている可
変表示装置を一体的に設けたものである。図中23a,
23b,23cは、識別情報の一例としての特別図柄を
可変表示させることが可能な特別図柄表示器である。こ
の可変表示装置付役物可変入賞球装置32の両側面に
は、1対の開閉部材24が設けられている。また可変表
示装置付役物可変入賞球装置32内には、特定入賞口
(Vポケット)26とその左右に通常入賞口27とが設
けられている。特定入賞口26に入賞した特定入賞玉が
特定球検出スイッチ29により検出されるとともに、通
常入賞口27に入賞した入賞玉が球数検出スイッチ28
により検出されるように構成されている。
【0015】可変表示装置付役物可変入賞球装置32の
下方には、第1種始動入賞口と第2種始動入賞口と1つ
の入賞口で兼用された共通始動口37が設けられてい
る。この共通始動口37は、電動チューリップで構成さ
れており、チューリップ用のソレノイド149(図2参
照)によって可動片38が開閉するように構成されてい
る。
【0016】可変表示装置付役物可変入賞球装置32に
は、LED等からなる普通図柄表示器20が設けられて
いる。この普通図柄表示器20は、0〜10の数字を可
変表示可能なものである。そして、遊技領域11内に打
込まれたパチンコ玉が普通図柄用始動口19を通過して
通過球検出器113(図2参照)により検出されれば、
普通図柄表示器20が可変開始してその後停止し、その
停止時の表示結果がたとえば「7」であった場合に、普
通当りとなる。この普通当りとなれば、共通始動口37
の可動片38とが所定期間開成する。なお、普通図柄表
示器20が可変表示している際に再度打玉が普通図柄始
動口19を通過すれば、その普通図柄始動通過が記憶さ
れてその普通始動記憶数が普通図柄用始動記憶ランプ2
1により点灯表示される。この始動記憶の上限はたとえ
ば「4」に定められている。
【0017】遊技領域11内に打込まれたパチンコ玉が
共通始動口37に入賞して共通始動球検出器39により
検出されれば、1対の開閉部材24が2回開閉されると
同時に、特別可変表示装置の特別図柄表示器23a,2
3b,23cが一斉に可変開始し、その後左特別図柄表
示器23aが停止され、次に右特別図柄表示器23cが
停止され、最後に中特別図柄表示器23bが停止表示さ
れる。そして、たとえば「777」等のぞろ目が停止表
示されれば、第1種大当りとなる。この第1種大当りと
なれば、役物用のソレノイド250a,250b(図2
参照)が励磁されて1対の開閉部材24が開成され、打
玉が入賞可能な遊技者にとって有利な第1の状態とな
る。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)
の経過あるいはパチンコ玉の所定個数(たとえば10
個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立すること
により終了して左右1対の開閉部材24が閉成して打玉
が入賞不可能な遊技者にとって不利な第2の状態とな
る。
【0018】第1の状態となっている可変表示装置付役
物可変入賞球装置32内に進入したパチンコ玉は、特定
入賞口(Vポケット)26あるいは通常入賞口27のい
ずれかに入賞する。パチンコ玉が特定入賞口26に入賞
して特定球検出スイッチ29により検出されれば、繰返
し継続条件が成立して、可変表示装置付役物可変入賞球
装置32のその回の第1の状態が終了するのを待って、
再度開閉部材24を開成させて第1の状態にする繰返し
継続制御が実行される。この繰返し継続制御の実行上限
回数はたとえば16回と定められている。
【0019】前述した特別可変表示装置の特別図柄表示
器23a,23b,23cは、可変表示装置付役物可変
入賞球装置32が第1の状態となった特定遊技状態(大
当り状態)の期間中においては、第1種始動口15にパ
チンコ玉が入賞したとしても新たな可変表示動作が行な
われないように構成されている。ゆえに、この特別図柄
表示器23a,23b,23cが可変表示動作中あるい
は大当り制御中において打玉が共通始動口37に入賞す
れば、その始動入賞が記憶されて特別図柄用始動記憶ラ
ンプ22にその始動入賞記憶数が表示されるように構成
されている。この始動入賞記憶数の上限はたとえば
「4」に定められている。
【0020】また、特別図柄表示器23a,23b,2
3cの可変停止の表示結果がいわゆるぞろ目となれば、
特定遊技状態が発生して前述した大当り制御が実行され
るのであるが、このぞろ目の中でも予め定められた特定
のぞろ目(たとえば777や333)で停止表示された
場合には、その回の大当り制御が終了した後次回の大当
り(第2種大当り)が発生する確率が向上した確率変動
状態(確変状態)となるように制御される。また、左特
別図柄表示器23aと右特別図柄表示器23cとが停止
表示されて、左図柄と右図柄とが同じ種類の図柄(たと
えば7と7)となってリーチ状態が成立すれば、中特別
図柄表示器23bの可変表示動作期間を延長して通常よ
りゆっくりとした速度で可変表示させ、特定遊技状態
(大当り状態)発生に対する遊技者の期待感を盛り上げ
るように制御される。
【0021】パチンコ玉が共通始動口37に入賞して可
変表示装置付役物可変入賞球装置32の1対の開閉部材
24が2回開閉されている最中に可変表示装置付役物可
変入賞球装置32内に進入したパチンコ玉が特定入賞口
(Vポケット)26に入賞してその特定入賞玉が特定球
検出スイッチ29により検出されれば、特定遊技状態が
発生して、1対の開閉部材24が最大18回開閉させら
れて第1の状態に制御される第2種大当りとなる。この
第1の状態は、開閉部材24の18回の開閉または打玉
の所定個数(たとえば10個)入賞のうち早い方の条件
が成立することにより終了する。この第1の状態となっ
ている可変表示装置付役物可変入賞球装置32内に進入
したパチンコ玉が特定入賞口26に入賞してその入賞玉
が特定球検出スイッチ29により検出されれば、繰返し
継続条件が成立して、その時点でその回の第1の状態が
終了して次のラウンドの第1の状態への制御を行なって
繰返し継続制御が実行される。この繰返し継続制御の実
行上限回数はたとえば16回(16ラウンド)と定めら
れている。
【0022】特定入賞口(Vポケット)26は、1対の
可動片50により構成されており、V開放用ソレノイド
252(図2参照)が励磁されることによりこの1対の
可動片50が開放してパチンコ玉が特定入賞口(Vポケ
ット)26に入賞しやすくなる。この1対の可動片50
は、前述した確変状態のときあるいはリーチ状態の成立
中に開放されるように構成されている。
【0023】パチンコ玉が1つ共通始動口37に進入し
たことに伴って、パチンコ玉が特定入賞口(Vポケッ
ト)26に入賞しかつ特別図柄表示器23a,23b,
23cの表示結果が特定の表示態様(たとえば777)
になれば、第2種大当りと第1種大当りとが同時に発生
することとなる。その場合には、まず第2種大当り制御
が実行されて、それが終了した後に、第1種大当り制御
が実行されることとなる。これは、特別図柄表示器23
a〜23cの変動開始から停止までにある程度の時間を
要し、その間に玉がVポケット26に入賞するため、後
述する第1種大当りフラグよりも先に第2種大当りフラ
グの方がセットされるためである。
【0024】可変表示装置付役物可変入賞球装置32内
には、動的振分け装置25が設けられており、ソレノイ
ドやモータ(図示せず)により動いて、可変表示装置付
役物可変入賞球装置32内に進入したパチンコ玉を振分
けるように構成されている。この動的振分け装置25に
よるパチンコ玉の振分け状態次第で、パチンコ玉が特定
入賞口(Vポケット)26に入賞したり入賞しなかった
りする。図中2は、効果音等を発生させるためのスピー
カであり、12は風車、13は飾りランプ、14は通常
入賞口、10はアウト口、8は下皿である。また上皿7
に設けられているレバー6を遊技者が操作すれば、上皿
7内に貯留されているパチンコ玉が下皿8に流下するよ
うに構成されている。また下皿8に設けられているレバ
ー9を操作することにより、下皿8に貯留されているパ
チンコ玉を玉箱等に排出させることができる。図14は
鍵であり、遊技場の係員が鍵操作することにより、この
パチンコ遊技機1の前枠やガラス枠が解錠されて開成す
ることが可能に構成されている。
【0025】図2〜図4は、第1実施の形態に示された
パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブロック図
である。
【0026】図2および図3を参照して、制御回路は、
基本回路145、入力回路135、情報出力回路13
7、初期リセット回路138、定期リセット回路13
9、電飾信号回路140、アドレスデコード回路14
1、LED回路146、ソレノイド回路148、CRT
回路154、ランプ回路155、音声合成回路156、
音量増幅回路157、電源回路158を含む。
【0027】基本回路145は、遊技制御プログラムに
従ってパチンコ遊技機1の各種機器を制御する。基本回
路145の内部には、マイクロコンピュータ(マイコ
ン)168が設けられている。マイクロコンピュータ1
68には、遊技制御プログラムを記憶しているROM
(Read Only Memory)169、遊技制御プログラムに従
って制御動作を行なうためのCPU(Central Processi
ng Unit )171、CPUのワーク用メモリとして機能
するRAM(Random Access Memory)170、その他図
示を省略するがI/O(Input/Output)ポート、クロッ
ク発生回路などが設けられている。入力回路135に
は、可変表示装置付役物可変入賞球装置32内に設けら
れた通常入賞口に入賞した玉を検出する球数検出スイッ
チ28と、特定入賞口(Vポケット)に入賞した特定入
賞玉を検出する特定球検出スイッチ29と、普通図柄用
始動口19を通過した通過玉を検出する通過球検出器1
13と、第1種と第2種で共通の共通始動球検出器39
とがそれぞれ接続されている。入力回路135は、球数
検出スイッチ28から出力されてくる検出信号を基本回
路145へ送信する。
【0028】LED回路146には、普通図柄表示器2
0,普通始動記憶表示器としてのLED21、特別始動
記憶表示器22のLED、各種装飾用のLED147が
接続されている。LED回路146は、基本回路145
から出力される制御信号に応じて、上記各LEDの点灯
状態を制御する。
【0029】初期リセット回路138は、電源投入時に
基本回路145をリセットするための回路である。初期
リセット回路138から送られてきた初期リセットパル
スに応答して、基本回路145はパチンコ遊技機1を初
期化する。
【0030】定期リセット回路139は、基本回路14
5に対し、定期的(たとえば2msec毎)にリセット
パルスを与え、ROM169に記憶されている遊技制御
プログラムを先頭から繰返し実行させるための回路であ
る。
【0031】ソレノイド回路148は、共通始動口37
の可動片38を駆動するためのチューリップ用ソレノイ
ド149および可変表示装置付役物可変入賞球装置32
の開閉部材24を駆動するための役物用ソレノイド25
0a,250b、Vポケット26の可動片50を駆動す
るためのV開放用ソレノイド252を制御するための回
路である。ソレノイド回路148は、基本回路145か
ら出力される制御信号に応答して、所定のタイミングで
各種ソレノイドを励磁して駆動させる。
【0032】アドレスデコード回路141は、基本回路
145内のマイクロコンピュータ168から送られてき
たアドレス信号をデコードし、マイクロコンピュータ1
68内部に含まれるROM169、RAM170などの
いずれか1つを選択するための信号を出力する回路であ
る。
【0033】情報出力回路137は、基本回路145か
ら与えられるデータ信号に基づいて、第1種大当り情
報、第2種大当り情報、図柄確定回数情報、確率変動情
報(確変情報)、共通始動入賞回数、役物2回開閉回数
などの各種遊技情報を遊技場のホストコンピュータであ
るホール用管理コンピュータなどに対し出力する。ここ
で、第1種大当り情報とは、特別図柄表示器23a,2
3b,23cの表示結果に従って発生した大当りの発生
を示すための情報である。第2種大当り情報とは、前述
した開閉部材24が2回開閉している最中に進入したパ
チンコ玉が特定入賞口(Vポケット)26に入賞するこ
とにより発生した大当りの発生を示す情報である。図柄
確定数情報とは、共通始動口37に入賞した打玉の入賞
個数のうち実際に特別図柄表示器23a,23b,23
cにおける図柄の可変表示の始動に使用された個数を示
すための情報である。確率変動情報とは、前述した確変
状態の発生に関する情報である。共通始動入賞回数情報
とは、共通始動口37に入賞した始動入賞個数すべてを
示す情報である。役物2回開閉回数情報とは、パチンコ
玉が共通始動口37に入賞して開閉部材24が2回開閉
動作したその動作回数を示すための情報である。
【0034】電飾信号回路140は、パチンコ遊技機1
に設けられた複数種類の電飾の点灯状態を制御する電飾
基板(図示省略)へランプ制御データD0〜D3を送信
する。ランプ制御データD0〜D3は、電飾の点灯状態
を制御するためのデータであり、大当り時、あるいは確
変時などにおいて、電飾の点灯状態を指定する。なお、
ランプ制御データコモンは共通線信号である。
【0035】CRT回路154は、基本回路145から
出力される制御信号に従って、CRT表示器153を駆
動制御するための回路である。CRT回路154からC
RT表示器153に送信される信号の中には、コマンド
信号としてのCD0〜CD7と、表示制御通信トリガ信
号(割込信号)であるINPとが含まれている。さら
に、CRT回路154とCRT表示器153とを接続す
る信号線には、電源供給のための+5V線と、+12V
線と、グランド信号線であるGND線とがある。基本回
路145は、定期リセット回路139からの定期リセッ
ト信号が入力されたタイミングでCRT回路154を介
してCRT表示器153の可変表示制御基板(サブ基
板)216(図4参照)へ、割込信号(INP)と画像
表示制御信号(コマンド信号CD0〜CD7)とを出力
する。この両信号に基づいて、CRT回路154がCR
T表示器153を表示制御して、特別図柄表示器23
a,23b,23cが可変表示制御される。
【0036】ランプ回路155は、サイドランプ118
と接続される。ランプ回路155は、基本回路145か
ら出力される制御信号に応じて、サイドランプ118の
点灯状態を制御する。
【0037】電源回路158は、AC24Vの交流電源
に接続され、+30V、+21V、+12V、+5Vの
複数種類の直流電圧を各回路に供給するための回路であ
る。なお、電源回路158から発生される+30Vの直
流電圧はCRT表示器153へ出力される。
【0038】音声合成回路156は、基本回路145か
ら出力される音声発生指令信号に応じて効果音データを
合成し、合成した効果音データを音量増幅回路157に
与える。音量増幅回路157は、効果音を増幅して電飾
基板(図示せず)へ出力する。
【0039】図4は、可変表示制御基板(サブ基板)2
16に設けられた各種制御回路の構成を示すブロック図
である。可変表示制御基板216は、遊技制御基板(コ
ントロール基板)166からの制御信号に応じて可変表
示装置付役物可変入賞球装置32の特別図柄表示器32
a,32b,32cの表示状態を制御する。
【0040】可変表示制御基板216には、CRTコン
トロール回路167、VDP(Video Display Processo
r )159、リセット回路164、発振回路165、V
RAM160、キャラクタROM161、DA変換回路
162が設けられている。
【0041】CRTコントロール回路167は、図2、
図3に示した回路が形成されている遊技制御基板166
と接続されている。CRTコントロール回路167は、
遊技制御基板166から画像表示のためのコマンドデー
タCD0〜CD7、INT信号を定期的に受ける。さら
に、CRTコントロール回路167は、+12Vおよび
+5Vの2種類の電源電圧の供給を受ける。また、可変
表示制御基板216は、遊技制御基板166から延びる
GND線により接地されている。
【0042】CRTコントロール回路167は、受信し
たコマンドデータCD0〜CD7に応答して、可変表示
制御基板216に形成された回路全体を制御する。CR
Tコントロール回路167は、VDP159にアドレス
信号、データ信号および制御信号を送り、VDP159
とCRTコントロール回路167との間で、データ信号
の送受信を行なう。そして、CRTコントロール回路1
67は、受信したデータに基づいて、可変表示制御基板
216に形成された回路全体の制御を行なう。
【0043】VDP159は、発振回路165から供給
されるクロック信号を受けて動作し、リセット回路16
4から供給されるリセット信号を受けて動作がリセット
される。このVDP159は、CRTコントロール回路
167からの制御信号に応答して、画像データを生成す
る。VDP159は、VRAMアドレス信号、VRAM
データ信号、およびVRAM制御信号などの信号をVR
AM160へ送信する。VRAM160からVDP15
9へは、VRAMデータ信号などの信号が返信される。
VDP159は、キャラクタROMアドレス信号、キャ
ラクタROMデータ信号およびキャラクタROM制御信
号をキャラクタROM161へ送信する。キャラクタR
OM161からVDP159へは、キャラクタROMデ
ータ信号などの信号が返信される。
【0044】VDP159は、CRTコントロール回路
167から出力される制御信号に応答して、特別図柄表
示器23a,23b,23cの画像表示部に表示される
画像を構成するための画像データを生成する。VRAM
160は、VDP159が生成した画像データを一時的
に記憶する。VDP159が生成し、VRAM160に
記憶される画像データは、所定数のドットの集合を単位
としたキャラクタの識別番号である。
【0045】画像データには、複数のキャラクタの識別
番号が、表示される配列関係に従って含まれる。これを
マップデータという。個々のキャラクタの識別番号は、
CRTコントロール回路167内に予め記憶されてい
る。前述した画像表示部に表示される画像を構成するた
めに必要なキャラクタの識別番号がCRTコントロール
回路167から読出され、VDP159により、表示画
面におけるキャラクタの配列関係を示すためのマップデ
ータとして、VRAM160に記憶される。
【0046】キャラクタROM161は、キャラクタの
識別番号に応答するドットデータを予め記憶している。
VDP159は、所定のタイミングでVRAM160か
らマップデータを読出し、マップデータに含まれる各キ
ャラクタの識別番号に基づいて、各キャラクタのドット
データを読出す。VDP159は、読出したドットデー
タに基づいて、画像表示信号を生成する。生成された信
号は、DA変換回路162によりアナログのRGB(RE
D,GREEN,BLUE)信号に変換されて表示装置163に出力
される。さらにVDP159は、復号同期信号SYNC
を表示装置163へ供給する。表示装置163は、送信
されてきたRGB信号、復号同期信号SYNCに基づい
て、画像表示部に画像を表示する。なお、表示装置16
3は、遊技制御基板166から延びるGND線により接
地されている。
【0047】図5は、パチンコ遊技機1の遊技制御に用
いられる乱数を生成するための各種ランダムカウンタを
説明するための説明図である。
【0048】このパチンコ遊技機1は、前述した特定遊
技状態を発生させるか否か等をランダムカウンタのカウ
ント値(乱数)によりランダムに決定する。ランダムカ
ウンタには、ランダム1〜ランダム7の7種類のものが
ある。ランダム1カウンタは、特別図柄表示器23a,
23b,23cの表示結果に基づいて第1種特定遊技状
態(第1種大当り)を発生させるか否かをランダムに決
定するためのものである。このランダム1カウンタは、
0からカウントアップしてその上限である370までカ
ウントアップした後再度0からカウントアップし直すも
のである。このカウント動作は、定期リセット回路13
9からの定期リセット信号が入力される毎に1回ずつ加
算される。その結果、2msec毎に1ずつ加算される
こととなる。
【0049】ランダム2カウンタは、0からカウントア
ップして上限である10までカウントアップした後再度
0からカウントアップし直す。このランダム2カウンタ
のカウント値は、普通図柄表示器20の表示結果に基づ
いて発生する普図当りを発生させるか否かをランダムに
決定するためのものである。このランダム2カウンタ
も、定期リセット信号の入力毎に加算され、2msec
毎に1ずつ加算される。
【0050】ランダム3カウンタは、0からカウントア
ップしてその上限である127までカウントアップする
と再度0からカウントアップし直すものである。このラ
ンダム3カウンタのカウント値は、リーチ状態にするか
否かを乱数を用いて事前決定する場合に用いるためのも
のである。このランダム3カウンタも、前述した定期リ
セット信号の入力毎に加算されるために、2msec毎
に1ずつ加算される。
【0051】ランダム4カウンタは、0からカウントア
ップしてその上限である14までカウントアップした後
再度0からカウントアップし直すものである。このラン
ダム4カウンタのカウント値は、左停止図柄すなわち左
特別図柄表示器23aの予定停止図柄をランダムに決定
するためのものである。このランダム4カウンタは、定
期リセット信号の入力毎に加算されるばかりでなく、割
込処理余り時間を利用して無限ループで加算される。前
述したように、CPU171は、定期リセット信号の入
力と同時にプログラムを先頭から実行して最後まで実行
した後次の定期リセット信号の入力を待ち、次の定期リ
セット信号の入力があったことにより再度プログラムを
先頭から実行し直すように動作する。その次のリセット
信号の入力を待っているリセット待ち状態のときに、C
PU171は、無限ループを利用してランダムカウンタ
の加算更新処理を繰返し実行する(図6参照)。ランダ
ム4カウンタは、この無限ループを利用した加算処理も
行なわれている。
【0052】ランダム5カウンタは、0からカウントア
ップしてその上限である14までカウントアップした後
再度0からカウントアップし直すものである。このよう
な2msec毎に1ずつ加算することに加えて、割込処
理余り時間を利用して加算処理するものは、ランダム7
カウンタがある。
【0053】ランダム5カウンタは、0からカウントア
ップしてその上限である14までカウントアップした後
再度0からカウントアップし直すものである。このラン
ダム5カウンタは、ランダム4カウンタが上限値14ま
でカウントアップすることによる桁上げ毎に「1」ずつ
加算更新される。ランダム5カウンタのカウント値は、
中停止図柄すなわち中特別図柄表示器23bの予定停止
図柄をランダムに決定するために用いられる。
【0054】ランダム6カウンタは、0からカウントア
ップしてその上限である14までカウントアップした後
再度0からカウントアップし直すものである。ランダム
6カウンタは、ランダム5カウンタの桁上げ毎に「1」
ずつ加算更新される。ランダム6カウンタのカウント値
は、右停止図柄すなわち右特別図柄表示器23cの予定
停止図柄をランダムに決定するためのものである。
【0055】ランダム7カウンタは、0からカウントア
ップしてその上限である9までカウントアップした後再
度0からカウントアップし直すものである。ランダム7
カウンタのカウント値は、普通可変表示装置すなわち普
通図柄表示器20の外れ図柄をランダムに決定するため
のものである。普通図柄表示器20は、前述したよう
に、「7」が表示されたときに普図当りとなる。そし
て、前述したランダム2カウンタのカウント値に基づい
て普図当りにすることが事前決定された場合には、自動
的にその「7」で停止表示されるように制御される。一
方、ランダム2カウンタのカウント値が抽出されてその
抽出値に基づいて外れにすることが事前決定された場合
には、ランダム7カウンタのカウント値が抽出されて、
抽出値に基づいて普通図柄表示器20の図柄停止表示が
行なわれる。このランダム7カウンタは、0から9のカ
ウント値を呈するものであり、0〜6のカウント値のい
ずれかが抽出された場合にはその抽出値そのものの数字
が普通図柄表示器20により停止表示され、7が抽出さ
れた場合には「8」が普通図柄表示器20により停止表
示され、8が抽出された場合には「9」が普通図柄表示
器20により停止表示され、9が抽出された場合には
「10」が普通図柄表示器20により停止表示されるよ
うに制御される。ゆえに、このランダム7カウンタのカ
ウント値に基づいて普通図柄表示器20を停止表示制御
した場合には、「7」が停止表示されることがなく、当
り表示になることがない。
【0056】図6は、図2,図3に示した制御回路の動
作を示すフローチャートである。このフローチャートの
プログラムは、ROM169に記憶されている。
【0057】ステップS(以下単にSという)1によ
り、スタックセットがなされ、ステップS2に進み、R
AM170の記憶データが正常であるか否かの判断がな
される。電源投入時等においては、RAMの記憶データ
が正常でないために、制御がS9に進み、RAMが初期
化されてシステムイニシャルされる。次に制御がS10
に進み、ランダム1〜ランダム7のカウンタの更新処理
がなされる。このS10により、ランダム1〜ランダム
7のカウント値が「1」ずつ加算更新される。次にS1
1に進み、入賞記憶エリア格納処理がなされ、次にS1
1aに進み、情報出力処理がなされる。そしてS12に
進み、前述した定期リセット信号の入力待ち時間を利用
してランダムカウンタ4〜7のカウント値を更新する処
理がなされる。
【0058】RAMのデータが正常な場合にはS30に
進み、I/Oポートの出力処理がなされる。次にS4に
進み、入力回路135からのスイッチ入力処理がなさ
れ、S5に進み、特別可変表示処理すなわち特別図柄表
示器23a,23b,23cを表示制御するための処理
がなされる。次にS6に進み、普通可変表示処理すなわ
ち普通図柄表示器20の可変表示制御を行なう処理がな
される。次にS7に進み、役物駆動制御すなわち可変表
示装置付役物可変入賞球装置32を制御するための処理
がなされる。次にS8に進み、電動チューリップ駆動制
御すなわち電動チューリップで構成された共通始動口3
7の各可動片38を開閉駆動するための制御がなされ
る。その後制御がS10に進む。
【0059】図7は、前述したS4に示されたスイッチ
入力処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャー
トである。S13により、スイッチポート入力処理がな
され、S14に進み、球数検出スイッチ28がONにな
っているか否かの判断がなされる。球数検出スイッチ2
8がONになっていない場合には制御がS17に進む
が、パチンコ玉が通常入賞口27に入賞した球数検出ス
イッチ28により検出されれば、S14によりYESの
判断がなされてS15に進み、10カウントカウンタが
最大であるか否かの判断がなされる。この10カウント
カウンタは、可変表示装置付役物可変入賞球装置32内
に入賞したパチンコ玉を計数するカウンタであり、カウ
ント最大値が「10」に定められている。10カウント
カウンタのカウント値が既に最大になっている場合には
それ以上カウントできないためにS17に進むが、10
カウントカウンタのカウント値が最大になっていない場
合にはS16に進み、10カウントカウンタを「1」加
算更新する処理がなされる。
【0060】次にS17では、特定球検出スイッチ29
がONになっているか否かの判断がなされる。特定球検
出スイッチ29がONになっていない場合にはS21に
進むが、パチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)26に
入賞して特定球検出スイッチ29により検出されれば、
制御がS18に進み、10カウントカウンタが最大にな
っているか否かの判断がなされ、最大になっている場合
にS20に進むが、最大になっていない場合にはS19
により、その10カウントカウンタに「1」を加算更新
する処理がなされる。このS16,S19により、可変
表示装置付役物可変入賞球装置32内に進入した全パチ
ンコ玉数が計数される。次にS20に進み、V入賞フラ
グがセットされる。これは、パチンコ玉が特定入賞口
(Vポケット)26に入賞してきたために、その入賞に
基づいて第2種大当り制御を行なうためにVフラグをセ
ットして入賞した事実を記憶するためである。
【0061】次にS21に進み、共通始動球検出器がO
Nになっているか否かの判断がなされる。ONになって
いない場合にはS24に進むが、パチンコ玉が共通始動
口37に入賞してその始動入賞玉が始動球検出器39に
より検出されれば、制御がS22に進み、特別始動記憶
数が最大になっているか否かの判断がなされる。この特
別始動記憶数は前述したように「4」まで記憶可能であ
り、既に最大になっている場合にはS24に進むが、ま
だ最大になっていない場合にはS23により、その特別
始動記憶に「1」を加算する処理がなされる。
【0062】次にS24に進み、通過球検出器がONに
なっているか否かの判断がなされる。ONになっていな
い場合にはこのサブルーチンプログラムが終了するが、
パチンコ玉が普通図柄用始動口19を通過してその通過
玉が通過球検出器113により検出されれば、制御がS
25に進み、普通記憶数が最大になっているか否かの判
断がなされる。この普通始動記憶数も、前述したよう
に、その記憶上限数が「4」に定められている。そして
未だに最大になっていない場合にはS26に進み、普通
始動記憶に「1」を加算する処理がなされる。
【0063】図8(a)は、S11に示された入賞記憶
エリア格納処理のサブルーチンプログラムを示すフロー
チャートであり、図8(b)は、図9のS40に示され
た第1種大当り判定のサブルーチンプログラムを示すフ
ローチャートである。また図9,図10は、図5に示さ
れた特別可変表示処理のサブルーチンプログラムを示す
フローチャートである。
【0064】図8,図9,図10を参照して、S27に
より、特別始動記憶数が「0」であるか否かの判断がな
される。「0」の場合にはS29に進み、普通始動記憶
数が「0」であるか否かの判断がなされる。一方、S2
3の処理の結果特別始動記憶数が「0」でなくなった場
合には、S27によりNOの判断がなされてS28に進
み、ランダム1カウンタのカウント値が抽出されてその
抽出値を特別始動記憶エリアの対応するエリアに格納す
る処理がなされた後S29へ進む。この特別始動記憶エ
リアとは、第1種始動口15に入賞した始動入賞記憶の
古い順に対応させて、ランダム1カウンタの抽出値を記
憶させるための記憶領域である。
【0065】S28の処理の後制御はS29に進む。パ
チンコ玉が普通図柄用始動口19を通過して通過球検出
器113により検出されれば、S26の処理がなされて
普通始動記憶数が「0」ではなくなる。すると、S29
によりNOの判断がなされてS30に進み、ランダム2
カウンタの値が抽出されてその抽出値が普通始動記憶エ
リアの対応するエリアに格納される。この普通始動記憶
エリアも、前述した特別始動記憶エリアと同様の記憶領
域であり、普通始動記憶の古い順に対応させてランダム
2カウンタの抽出値を記憶させておくための記憶領域で
ある。次に図9に基づいて、特別可変表示処理のサブル
ーチンプログラムを説明する。S37により、大当り動
作中であるか否かの判断がなされる。可変表示装置付役
物可変入賞球装置32が第1の状態に制御され、その第
1の状態が所定回数繰返し継続制御される大当り動作中
においては、S37によりYESの判断がなされてS5
4に進み、特別可変表示装置としての特別図柄表示器2
3a,23b,23cの可変表示動作が行なわれないよ
うに制御される。S54では、繰返し継続制御の実行回
数(ラウンド回数)を計数するラウンドカウンタの値を
特別図柄表示器23a,23b,23cのいずれかに表
示させる処理がなされ、S55では、10カウントカウ
ンタの計数値を特別図柄表示器23a,23b,23c
のいずれかに表示させる処理がなされる。また、V入賞
フラグがセットされている場合にはS57により、特定
入賞口26へ玉が入賞した旨の表示処理がなされる。
【0066】一方、大当り動作中でない場合には制御は
S38に進み、既に可変表示動作中であるか否かの判断
がなされる。可変表示動作中である場合にはS42に進
むが、可変表示動作中でない場合にはS39に進み、特
別始動記憶があるか否かの判断がなされる。特別始動記
憶がない場合にはこのサブルーチンプログラムが終了す
るが、特別始動記憶がある場合にはS40に進み、第1
種大当り判定がなされる。この第1種大当り判定の具体
的な内容は、図8(b)に示されている。次にS41に
進み、特別始動入賞記憶があるために、それに基づい
て、特別可変表示装置可変開始処理がなされる。その結
果、特別図柄表示器23a,23b,23cが可変開始
される。
【0067】次にS42に進み、第1種大当りフラグが
「大当り」であるか否かの判断がなされる。この第1種
大当りフラグは、特別図柄表示器23a,23b,23
cの表示結果に従って大当りを発生させることが事前決
定された場合にその決定内容を記憶しておくためのフラ
グである。この第1種大当りフラグは、S40による第
1種大当り判定の処理がなされた結果、大当りを記憶さ
せるかまたは外れを記憶させるかの処理がなされる。こ
れについては後述する。第1種大当りフラグが「大当
り」でない場合には図10に示されたS58に進むが、
「大当り」になっている場合にS43に進み、左図柄停
止時期が経過したか否かの判断がなされ、経過していな
い場合にはサブルーチンプログラムが終了する。
【0068】この左図柄停止時期は、特別始動記憶に基
づいて特別図柄表示器23a,23b,23cが一斉に
可変開始した後、最初に停止表示される左特別図柄表示
器23aの停止時期のことであり、たとえば可変開始か
ら5秒程度の時間が計時されたときである。左図柄停止
時期が経過した場合には制御がS44に進み、現時点に
おけるランダム4カウンタの値を抽出し、その抽出値に
基づいて左図柄すなわち左特別図柄表示器23aを停止
表示させる制御がなされる。その結果、抽出されたラン
ダム4カウンタの値に対応した図柄がこの左特別図柄表
示器23aに停止表示されることとなる。次にS45に
進み、右図柄停止時期が経過したか否かの判断がなさ
れ、経過した段階で制御がS46に進み、左=右にして
右図柄を停止させる制御がなされる。このS46のステ
ップが実行されるということは、S42によりYESの
判断がなされたときすなわち第1種大当りフラグが「大
当り」になっているときであり、大当りが発生されるこ
とが事前に決定されている場合である。ゆえに、右図柄
を停止制御する際に、その右図柄を左図柄と一致させて
同じ図柄で停止表示させる制御がなされる。
【0069】次にS47に進み、リーチ中フラグがセッ
トされ、S48により、リーチ動作処理がなされる。こ
のリーチ中フラグは、現在リーチ状態となっていること
を記憶させておくためのフラグである。そして、左図柄
と右図柄とが同じ図柄で停止表示されたために、前述し
たように、中図柄をゆっくりと長期間にわたって可変表
示させる等のリーチ動作制御がなされる。
【0070】次にS49に進み、中図柄停止時期が経過
したか否かの判断がなされ、経過した段階で制御がS5
0に進み、左=中にして中図柄を停止させる制御がなさ
れる。この結果、中図柄も、左と右と全く同じ種類の図
柄が停止表示されることとなり、ぞろめの図柄が揃うこ
ととなる。次にS51に進み、リーチ動作中フラグをク
リアする処理がなされる。中図柄が停止した段階でリー
チ状態が終了するためにこのS51により、リーチ動作
中フラグがクリアされるのである。次にS52に進み、
左図柄が確変図柄であるか否かの判断がなされる。確変
図柄とは、前述したように、たとえば「777」や「3
33」のぞろめを構成する図柄(3や7)であり、左図
柄がこの確変図柄であった場合には制御がS53が進
み、確変フラグがセットされる。この確変フラグのセッ
トにより、普通図柄表示器20が頻繁に当り表示となる
ように制御される。
【0071】次に、S42に示された第1種大当り判定
のサブルーチンプログラムを図8(b)に基づいて説明
する。S31により、特別始動記憶エリア1に格納され
ているランダム1カウンタのカウント値を抽出する処理
がなされる。そしてその抽出されたランダム1カウンタ
の値が、大当り判定値と一致するか否かの判断がS32
によりなされる。大当り判定値とは、たとえば「5」等
の予め決められた値である。この大当り判定値がたとえ
ば「5」等の1つの数値であった場合には、S32によ
りYESの判断がなされる確率は1/371となる(図
5参照)。すなわち、1/371の確率で第1種大当り
が発生することとなる。このS32によりYESの判断
がなされた場合には、S33に進み、第1種大当りフラ
グを「大当り」にする処理がなされた後制御がS35に
進む。
【0072】一方、S32によりNOの判断がなされた
場合には、S34に進み、第1種大当りフラグを「外
れ」にセットする処理がなされた後S35に進む。S3
5では、特別始動記憶を「1」減算更新する処理がなさ
れ、次にS36により、特別始動記憶エリアをシフトす
る処理がなされる。S35により特別始動記憶の数が
「1」減算されたために、それに応じて一番古い始動記
憶データを消去するとともに2番目に古い始動記憶デー
タを一番古い始動記憶エリアにシフトし、3番目に古い
始動記憶データを2番目に古い始動記憶エリアにシフト
し、4番目に古い始動記憶データを3番目に古い始動記
憶エリアにシフトさせる処理がS36により行なわれる
のである。
【0073】前記S42により、大当りフラグが「大当
り」でない場合すなわち「外れ」にセットされている場
合には、第1種大当りを発生させないことが事前決定さ
れている場合であり、その場合には制御がS58に進
む。S58では、左図柄停止時期が経過したか否かの判
断がなされ、経過した段階でS59に進み、ランダム4
カウンタの値を抽出してその抽出値に基づいて左図柄を
停止させる制御がなされる。その結果、ランダム4カウ
ンタの抽出値に対応する種類の図柄が左特別図柄表示器
23aにより表示されることとなる。次にS60によ
り、右図柄停止時期が経過したか否かの判断がなされ、
経過した段階でS61に進み、ランダム6カウンタの値
を抽出してその抽出値に基づいて右図柄が停止処理され
る。その結果、ランダム6カウンタの抽出値に対応する
種類の図柄が右特別図柄表示器23cにより停止表示さ
れる。次にS63に進み、左停止図柄と右停止図柄とが
一致するか否かの判断がなされ、一致しない場合にはS
66に進むが、一致する場合にはリーチ状態であるため
に、S64に進み、リーチ中フラグがセットされ、S6
5により、前述したリーチ動作を行なうための処理がな
される。
【0074】次にS66では、中図柄停止時期がきたか
否かの判断がなされ、停止時期がきた段階でS67に進
み、リーチ中フラグをクリアし、S68により、ランダ
ム5カウンタの値を抽出してその抽出値に従った中図柄
が左と右の停止図柄の両方に一致するか否かの判断がな
される。一致しない場合にはその抽出したランダム5カ
ウンタの値に基づいて中図柄が停止され、中特別図柄表
示器23bにそのランダム5カウンタの抽出値に対応す
る図柄が停止表示される。一方、S68によりYESの
判断がなされた場合には、そのままランダム5カウンタ
の抽出値に従って中図柄を停止させれば、左停止図柄と
右停止図柄と中停止図柄とがすべて一致してぞろめの表
示となってしまう。そこで、S69により、ランダム5
カウンタの抽出値に対し「1」を加算してその加算値に
基づいて中図柄を停止制御する処理がなされる。その結
果、S69により、強制的に外れ図柄に制御されること
となる。
【0075】図11は、S6により示された普通可変表
示処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャート
であり、図12は、S72に示された普通図柄当り判定
のサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。S71により、普通図柄表示器20が可変表示動作
中であるか否かの判断がなされ、可変表示動作中である
場合にはS74に進む。一方、可変表示動作中でない場
合にはS71aに進み、普通始動記憶があるか否かの判
断がなされ、ない場合にはこのサブルーチンプログラム
が終了する。普通始動記憶がある場合にはS72に進
み、普図当り判定処理がなされる。次にS73に進み、
普通可変表示装置を可変開始させる制御がなされ、普通
図柄表示器22が可変表示動作を開始する。
【0076】次にS74により、停止時期が経過したか
否かの判断がなされ、経過した段階でS75に進み、普
図当りフラグが「当り」になっているか否かの判断がな
される。この普図当りフラグは、S72に示された普図
当り判定による判定結果に従って「当り」または「外
れ」にセットされるものである。普図当りフラグが「当
り」にセットされている場合には、S77に進み、普通
図柄表示器20を「7」で停止させる制御がなされる。
一方、普図当りフラグが「外れ」にセットされている場
合にはS76に進み、その時点におけるランダム7カウ
ンタのカウント値が抽出されてその抽出値に基づいて普
通図柄表示器20が停止表示される。
【0077】普図当り判定の具体的な制御動作を次に説
明する。S78により、普通始動記憶エリア1に格納さ
れているランダム2カウンタの値が抽出される。次にS
79により、確変フラグがセットされているか否かの判
断がなされ、セットされていない場合にはS80に進
み、リーチ中フラグがセットされているか否かの判断が
なされ、セットされていない場合にはS81に進む。S
81では、S78により抽出されたランダム2カウンタ
の値が通常時当り判定値と一致するか否かの判断がなさ
れる。この通常時当り判定値は、たとえば「2」等の予
め定められた1つの数字で構成されている。その結果、
ランダム2カウンタの抽出値が通常時当り判定値と一致
する確率は、1/11となり、通常当りの発生確率は1
/11となる。つまり、確変状態でなくかつリーチ状態
でない場合には、通常当りの発生確率は1/11であ
る。
【0078】S81によりYESの判断がなされた場合
にはS83により、普図当りフラグが「当り」にセット
され、一方、S81によりNOの判断がなされた場合に
は、S82により、普図当りフラグが「外れ」にセット
される。
【0079】確変状態のときあるいはリーチ状態のとき
には制御がS84に進み、S78により抽出したランダ
ム2カウンタの値が高確率時当り判定値と一致するか否
かの判断がなされる。この高確率時当り判定値は、たと
えば、「2,5,7」等の予め定められた3つの数値か
ら構成されている。その結果、確変時あるいはリーチ状
態時においては、S84によりYESの判断がなされて
普図当りとなる確率は、3/11となる。S84により
NOの判断がなされた場合にはS82に進み、普図当り
フラグが「外れ」にセットされ、S84によりYESの
判断がなされた場合にはS85に進む。
【0080】S85では、確変フラグがセットされてい
るか否かの判断がなされ、セットされていない場合には
S83に進み、普図当りフラグが「当り」にセットされ
る。一方、確変フラグがセットされている場合にS86
に進み、確変時当りカウンタを「1」加算更新する処理
がなされ、S87により、その確変時当りカウンタの値
がNになったか否かの判断がなされる。このNは、確変
状態で普通図柄表示器20が頻繁に当り表示になる回数
を制限するためのものであり、たとえば40等の数値で
ある。Nが40の数値の場合には、一旦確変状態となれ
ば、高い確率で普通図柄表示器20が「7」の当り表示
を行なうこととなり、その高い確率で「7」が表示され
る回数が40回に制限されることとなる。そして、確変
時当りカウンタの値がNに達した段階でS88に進み、
確変フラグがクリアされ、通常状態に戻る。次にS89
に進み、確変時当りカウンタがクリアされた後にS83
に進む。
【0081】なお、この確変時当りカウンタによっては
確変フラグがクリアされないように構成してもよい。そ
の場合には、特別図柄表示器23a,23b,23cに
よって予め定められた確変終了図柄が停止表示された場
合に確変フラグがクリアされるか、または、第2種大当
りが所定回数(たとえば2回)発生すれば確変フラグが
クリアされるようにする。
【0082】図13は、S8に示された電動チューリッ
プ駆動制御のサブルーチンプログラムを示すフローチャ
ートである。S90により、チューリップソレノイドが
既に駆動中であるか否かの判断がなされ、駆動中である
場合にS94へ進む。一方、電動チューリップが開放制
御されていないときすなわちチューリップソレノイドが
駆動中でないときにはS91へ進み、普通可変表示装置
20が停止しているか否かの判断がなされ、停止してい
ないときにはサブルーチンプログラムが終了する。普通
可変表示装置20が停止しているときにはS92へ進
み、普図当りフラグが「当り」になっているか否かの判
断がなされる。「当り」になっていない場合には外れで
あるためそのままサブルーチンプログラムが終了する
が、「当り」になっている場合にはS93へ進み、チュ
ーリップソレノイド149の駆動を開始して電動チュー
リップからなる共通始動口37のそれぞれの可動片38
を開放する制御を開始する。
【0083】次にS94へ進み、所定期間が経過したか
否かの判断がなされ、所定期間が経過した段階でS95
へ進み、チューリップソレノイドの駆動を停止させて共
通始動口37のそれぞれの可動片38の開放状態を終了
させる。次にS96に進み、普図当りフラグを「外れ」
に戻す処理がなされる。
【0084】図14は、S7に示された役物駆動制御の
サブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
S97により、始動入賞に伴い役物ソレノイド250
a,250bが駆動中であるか否かの判断がなされ、駆
動中である場合にはS102へ進む。一方、駆動中でな
い場合にはS98へ進み、第1種大当り制御中であるか
否かの判断がなされ、第1種大当り制御中である場合に
は制御がS110へ進む。一方第1種大当り制御中でな
い場合にはS99へ進み、第2種大当り制御中であるか
否かの判断がなされ、第2種大当り制御中である場合に
はS106へ進むが、第2種大当り制御中でない場合に
はS100へ進む。
【0085】S100では、共通始動球検出器39がO
Nになったか否かの判断がなされ、ONになっていない
場合にはS108に進み、第1種大当りフラグが「大当
り」になっているか否かの判断がなされ、なっていない
場合にはこのサブルーチンプログラムが終了する。一
方、パチンコ玉が共通始動口37に入賞すればS100
によりYESの判断がなされてS101に進み、役物ソ
レノイド250a,250bを2回駆動する制御が開始
される。
【0086】次にS101aへ進み、確変フラグがセッ
トされているか否かの判断がなされ、セットされていな
い場合にはS101bに進み、リーチ中フラグがセット
されているか否かの判断がなされ、セットされていない
場合にはS102へ進む。一方、前述したS53により
確変フラグがセットされている場合、あるいは、前述し
たS47あるいはS64によりリーチ中フラグがセット
されている場合には、制御がS101cへ進み、V開放
ソレノイド252を励磁して1対の可動片50を開放し
てパチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)26へ入賞し
やすい状態に制御される。
【0087】次にS102では、役物ソレノイドの2回
駆動制御が終了したか否かの判断がなされ、終了した段
階でS103へ進み、特定球検出スイッチ29がONに
なったか否かの判断がなされる。役物ソレノイドが2回
駆動制御されて可変表示装置付役物可変入賞球装置32
の1対の開閉部材24が2回開閉している最中に進入し
たパチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)26へ入賞す
れば、特定球検出スイッチがONになりS103により
YESの判断がなされる。その結果、制御がS104へ
進み、第2種大当りフラグが「大当り」にセットされ
て、以降第2種大当り制御が実行されることとなる。次
にS105へ進み、ラウンドカウンタを「1」にセット
する処理がなされる。このラウンドカウンタとは、前述
した大当りが発生して繰返し継続制御が実行された場合
のその繰返し継続制御の実行回数をカウントするための
カウンタである。そして、S106により第2種大当り
制御が実行されるのであり、この第2種大当り制御の実
行開始時の初期値としてラウンドカウンタに「1」がセ
ットされるのである。一方、開閉部材24が2回開閉し
た間にパチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)26へ全
く入賞しなかった場合には、S103によりNOの判断
がなされてS107へ進み、第2種大当りフラグを「外
れ」にセットする処理がなされる。
【0088】前述したS33により第1種大当りフラグ
が「大当り」にセットされている場合には、S108に
よりYESの判断がなされてS109へ進み、ラウンド
カウンタを「1」にセットし、S110により、第1種
大当り制御が実行される。
【0089】図15は、前記S110に示された第1種
大当り制御のサブルーチンプログラムを示すフローチャ
ートである。S111により、役物ソレノイド250
a,250bが励磁中であるか否かの判断がなされる。
励磁中である場合にはS114に進むが、励磁中でない
場合にはS112へ進み、インターバル期間が経過した
か否かの判断がなされる。このインターバル期間は、特
別図柄表示器23a,23b,23cの停止時の表示結
果がぞろめとなり大当りが発生する特定の表示態様とな
った後実際に可変表示装置付役物可変入賞球装置32が
第1の状態に制御されて大当り制御が開始されるまでの
5秒程度の期間のことである。このインターバル期間が
経過した段階でS113へ進み、役物ソレノイド250
a,250bを励磁して開閉部材24を開成させるとと
もに、30秒タイマがセットされる。次にS114へ進
み、10カウントカウンタが最大になったか否かの判断
がなされ、なっていない場合にS115へ進み、30秒
タイマがタイムアップしたか否かの判断がなされ、タイ
ムアップしていない場合にはそのままサブルーチンプロ
グラムが終了する。
【0090】10カウントカウンタが最大になるかまた
は30秒タイマがタイムアップした場合にはS116へ
進み、役物ソレノイドが消磁されて開閉部材24が閉じ
て第2の状態となる。次にS117により、10カウン
トカウンタと30秒タイマとがクリアされ、S118に
よりラウンドカウンタを「1」加算更新する処理がなさ
れる。そして、S119によりラウンドカウンタが「1
7」になったか否かの判断がなされる。既に最終ラウン
ドである16ラウンドが実行された後S118の処理が
なされれば、ラウンドカウンタが「17」になっている
ため、S120へ進み、第1種大当りフラグを「外れ」
にして第1種大当り制御が終了する。
【0091】最終ラウンドまで達していない場合にはS
121に進みV入賞フラグがセットされているか否か即
ち繰返し継続条件が成立しているか否かの判断を行な
う。セットされている場合にはそのままこのサブルーチ
ンプログラムが終了するため、第1種大当りフラグは
「大当り」のままであり、以降も第1種大当り制御が継
続される。V入賞フラグがセットされていない場合には
S120の処理がなされて第1種大当り制御が終了す
る。
【0092】図16は、前記S106に示された第2種
大当り制御のサブルーチンプログラムを示すフローチャ
ートである。S122により、役物ソレノイド250
a,250bが間欠励磁中であるか否かの判断がなされ
る。第2種大当りの場合には、前述したように、役物ソ
レノイドが間欠励磁されて開閉部材24が最大18回開
閉を繰返すのである。その役物ソレノイド250a,2
50bが間欠励磁されている最中の場合にはS125に
進むが、間欠励磁中でない場合にはS123へ進み、イ
ンターバル期間が経過したか否かの判断がなされる。こ
のインターバル期間は、開閉部材24が2回開閉中に進
入したパチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)26に入
賞した後実際に開閉部材24が開閉を繰返す大当り制御
が開始されるまでの期間のことである。このインターバ
ル期間が経過した段階でS124へ進み、役物ソレノイ
ド250a,250bを間欠励磁して開閉部材24を開
閉させる制御が開始される。
【0093】次にS125へ進み、10カウントカウン
タが最大になっているか否かの判断がなされ、なってい
ない場合にはS126へ進み、役物ソレノイド間欠励磁
回数が18回に達しているか否かの判断がなされ、達し
ていない場合にはS127へ進み、V入賞フラグがセッ
トされているか否かの判断がなされ、セットされていな
い場合にはサブルーチンプログラムが終了する。一方、
大当り制御中に可変表示装置付役物可変入賞球装置32
内にパチンコ玉が進入する度にS19により10カウン
トカウンタが「1」ずつ加算更新されるのであり、その
10カウントカウンタのカウント値が最大(たとえば1
0個)に達すればS125によりYESの判断がなされ
てS128に進み、役物ソレノイドが消磁されて開閉部
材24が閉鎖状態となる。また、役物ソレノイドの間欠
励磁回数が18回に達した場合にもS128に進み、役
物ソレノイド250a,250bが消磁される。一方、
大当りに伴う開閉部材24の開閉動作中に進入したパチ
ンコ玉が特定入賞口(Vポケット)26に入賞した場合
にはS20によりV入賞フラグがセットされるのであ
り、その場合にはS127によりYESの判断がなされ
てS128へ進み、役物ソレノイド250a,250b
が消磁されて開閉部材24が閉鎖状態となる。
【0094】次にS129へ進み、10カウントカウン
タをクリアし、S130に進み、ラウンドカウンタを
「1」加算更新する処理がなされる。つまり、大当りに
伴う開閉部材24の開閉動作が1回終了したために、ラ
ウンドカウンタを「1」加算更新して次回のラウンドに
更新するのである。次にS131に進み、ラウンドカウ
ンタが「17」に達しているか否かの判断がなされる。
この繰返し継続制御の実行上限回数は16回と定められ
ており、その最終ラウンドである16回が終了した場合
には、S130により「1」の加算更新が行なわれた結
果ラウンドカウンタが「17」となる。その場合には、
それ以上繰返し継続制御を実行させないために、制御が
S134へ進み、第2種大当りフラグを「外れ」に戻す
処理がなされる。一方、ラウンドカウンタが「17」に
達していない場合にはまだ最終ラウンドまで達していな
いということであるために、制御がS132へ進み、V
入賞フラグがセットされているか否かの判断がなされ、
パチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)26に入賞して
V入賞フラグがセットされた場合には、繰返し継続条件
が成立したということであるために、S134の処理が
なされることなく、第2種大当りフラグは「大当り」の
まま維持される。その結果、S99によりYESの判断
がなされて第2種大当り制御が継続されることとなる。
【0095】図17は、前記S11aに示された情報出
力処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャート
である。この情報出力処理のサブルーチンプログラム
は、図2に示した情報出力回路137からホール用管理
コンピュータに各種の遊技情報を出力するための制御動
作を示したものである。S135により、第1種大当り
フラグが「大当り」になっているか否かの判断がなさ
れ、なっていなければS136により、第2種大当りフ
ラグが「大当り」になっているか否かの判断がなされ、
なっていなければS137により、確変フラグがセット
されているか否かの判断がなされ、セットされなければ
S138に進み、特別可変表示装置の停止時であるか否
かの判断がなされ、停止時でなければS139に進み、
第1種用の始動球検出器がONであるか否かの判断がな
され、ONでなければS140に進み、第2種用の始動
球検出器がONであるか否かの判断がなされ、ONでな
ければこのサブルーチンプログラムが終了する。
【0096】前述したS33により第1種大当りフラグ
が「大当り」にセットされている場合には、S135に
よりYESの判断がなされてS141へ進み、第1種大
当り情報をホール用管理コンピュータに出力する処理が
なされる。この第1種大当り情報の出力は、第1種大当
りに伴う可変表示装置付役物可変入賞球装置32が第1
の状態に制御されるという大当り制御動作が開始されて
から大当り制御が終了するまでの間継続して出力され
る。
【0097】前述したS104により第2種大当りフラ
グが「大当り」にセットされている場合には、S136
によりYESの判断がなされてS144に進み、第2種
大当り情報がホール用管理コンピュータに出力される。
この第2種大当り情報の出力は、第2種大当りに伴い可
変表示装置付役物可変入賞球装置32が第1の状態に制
御される大当り制御が開始されてからその大当り制御が
終了するまでの間継続して出力される。
【0098】前述したS53により確変フラグがセット
されている場合には、S137によりYESの判断がな
されてS142へ進み、確変状態になっている旨を表わ
す確変情報がホール用管理コンピュータへ出力される。
特別可変表示装置の各特別図柄表示器23a,23b,
23cが可変開始した後停止し、現在がその停止時点に
相当する場合にはS138によりYESの判断がなされ
てS145へ進み、ホール用管理コンピュータに図柄確
定回数を集計させるためのパルス信号が出力される。ホ
ール用管理コンピュータは、このパルス信号を計数し
て、現時点で何回目の図柄が確定したかを集計する。
【0099】パチンコ玉が共通始動口37に入賞して共
通始動球検出器39により検出されれば、S139によ
りYESの判断がなされてS143へ進み、ホール用管
理コンピュータに共通始動入賞回数を計数させるための
パルス信号が出力される。ホール用管理コンピュータ
は、このパルス信号を受けて、現在までに何回共通始動
入賞(第1種始動入賞と第2種始動入賞との両者)が発
生したかを計数する。
【0100】次に、別の実施の形態を説明する。以下に
説明する別実施の形態において、前述した第1実施の形
態と同様の部品や装置類には同一の参照番号を付した。
【0101】第2実施の形態 次に、図18に基づいて第2実施の形態を説明する。
【0102】この第2実施の形態では、前述した第2実
施の形態と同様に、第2種大当り時に駆動制御される可
変表示装置付役物可変入賞球装置32と、第1種大当り
のときに駆動制御される可変表示装置(アタッカ)33
とが設けられている。また、共通始動口37に入賞した
入賞玉が共通始動球検出器39により検出されれば、開
閉部材24が2回開閉駆動されると同時に特別可変表示
装置の特別図柄表示器23a,23b,23cが可変開
始される。
【0103】そして、開閉部材24の2回開閉駆動中に
進入したパチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)26に
入賞すれば、第2種大当りが発生して、前述した開閉部
材24の最大18回の開閉駆動がなされる第2種大当り
制御が実行される。一方、特別図柄表示器23a,23
b,23cの可変停止時の表示結果が予め定められた特
定の表示態様(たとえば777)となれば、可変入賞球
装置(アタッカ)33が開成される前述した第1種大当
り制御が実行される。
【0104】この第2実施の形態では、図6〜図17に
示した第1実施の形態においてはフローチャート中の次
の点を変更する必要がある。可変表示装置付役物可変入
賞球装置32を駆動制御するS7の役物駆動制御のステ
ップの他に、可変入賞球装置(アタッカ)33を駆動制
御するためのアタッカ駆動制御を図6に示したメインル
ーチンに加える。図7のスイッチ入力のサブルーチンプ
ログラムにおいては、球数検出スイッチおよび特定球検
出スイッチを、可変表示装置付役物可変入賞球装置32
内に設けられた第2種用球数検出スイッチおよび第2種
用特定球検出スイッチと、可変入賞球装置(アタッカ)
33内に設けられた第1種用球数検出スイッチおよび第
1種用特定球検出スイッチの2種類に分け、S14〜S
20の処理は、それぞれ第1種用と第2種用とに分けて
処理する。図14に示した役物駆動装置においては、可
変表示装置付役物可変入賞球装置32のみの駆動制御内
容にする。具体的には、S97を、共通始動口37への
玉の入賞に伴う2回開閉駆動中であるか否かを判断する
ステップにし、S98,S108〜S110を削除す
る。
【0105】一方、この役物駆動制御の他に、アタッカ
駆動制御のサブルーチンプログラムを追加する。このサ
ブルーチンプログラムは、図14に示した役物駆動制御
中の第1種大当り制御に関するステップを分離独立させ
たものである。具体的には、サブルーチンプログラムの
最初に、S97に相当する始動入賞に伴いアタッカソレ
ノイド駆動中であるか否かの判断を行なうステップを設
け、それ以降に、図14に示したS98,S108〜S
110のステップを設ける。
【0106】図15に示した第1種大当り制御では、
「役物ソレノイド」を「アタッカソレノイド」に変更す
る。以上が、第2実施の形態において、第1実施の形態
に示されたフローチャートの主な変更点である。
【0107】次に、以上説明した実施の形態の変形例や
特徴点等を以下に列挙する。 (1) 図15に示した第1種大当り制御では、パチン
コ玉が特定入賞口(Vポケット)26に入賞してV入賞
フラグがセットされていることを条件として繰返し継続
制御を実行していたが、特定入賞口(Vポケット)26
をなくして、無条件で繰返し継続制御を実行するように
してもよい。また、前述した実施の形態では、第1種の
パチンコ遊技機の遊技制御と第2種のパチンコ遊技機の
遊技制御とを兼ね備えたものにおいて第1種大当りが発
生したときには第1種大当り制御を行ない、第2種大当
りが発生したときには第2種の大当り制御を行なうもの
を示したが、その代わりに、どちらの大当りが発生した
場合においてもいずれか一方の大当り制御のみを実行す
るようにしてもよい。同様に、第1種のパチンコ遊技機
の遊技制御と第3種のパチンコ遊技機の遊技制御とを兼
ね備えたものにおいても、どちらの大当りが発生した場
合においてもどちらか一方の大当り制御を実行するよう
にしてもよい。さらに、第2種のパチンコ遊技機の遊技
制御と第3種のパチンコ遊技機の遊技制御とを兼ね備え
たものにおいても、どちらの大当りが発生した場合でも
いずれか一方の大当り制御を実行するようにしてもよ
い。
【0108】さらに、前述した2種類の遊技制御が実行
されるものにおいて、通常時は一方のみの遊技制御が実
行され、たとえば確変時等の所定の遊技状態の成立によ
り他方の遊技制御に切換わるようにしてもよい。また確
変時等の所定の遊技状態の成立により、両方の遊技制御
が並行して実行可能となるものであってもよい。さら
に、前述した実施の形態では、2種類の遊技制御が可能
なものを示したが、その代わりに、第1種の遊技制御と
第2種の遊技制御と第3種の遊技制御の3種類の遊技制
御を兼ね備えたものであってもよい。前述した実施の形
態では、確変中においても開閉部材24の開閉時間(ま
たは開閉回数)が一定のものを示すが、その代わりに、
確変中になれば、開閉部材24の開閉時間(または開閉
回数)が増加するように構成してもよい。また確変中に
おいては、動的振分部材25が遊技者にとって有利な場
所に移動して、パチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)
26へ入賞しやすくなるように構成してもよい。
【0109】(2) 第3実施の形態,第4実施の形態
では、第1種用の始動口と第2種用の始動口とが兼用構
成された共通始動口が設けられており、その共通始動口
にパチンコ玉が入賞することにより、第1種の遊技制御
と第2種の遊技制御とが同時に進行していくものを示し
た。その代わりに、共通始動口内に進入したパチンコ玉
を振分ける振分部材を共通始動口内に設け、その振分部
材により第1種始動検出器の方に振分けられれば第1種
の制御が開始され、第2種始動検出器の方に玉が振分け
られれば第2種の遊技制御が開始されるように構成して
もよい。さらに、共通始動口を第1種用始動口と第2種
用始動口とに時間で切換えるようにし、ある時間帯に玉
が入賞すると第1種制御が開始され、また他の時間に玉
が入賞すると第2種の制御が開始されるように構成して
もよい。この第1種制御と第2種制御との切換は、たと
えば大当りの発生あるいは確変中等の遊技状態に基づい
て切換えるように構成してもよい。
【0110】(3) リーチ状態になったか否かを事後
判定(S63参照)する代わりにリーチ状態を発生させ
るか否かをランダムに事前決定する場合には、図5のラ
ンダム3カウンタを用いる。そのランダム3カウンタの
カウント値を抽出してその抽出値がたとえば7,17,
27,37,47,57,67,77,87,97のい
ずれかだった場合にリーチ状態にすることを事前決定す
るようにしてもよい。なお、リーチ状態とは、可変表示
装置の可変表示制御が進行して表示結果が導出表示され
る前段階にまで達した時点でも、前記特定の表示態様と
なる表示条件から外れていない表示状態をいう。
【0111】S101cとV開放用ソレノイド252と
可動片50,S79,S80,S83,S84により、
前記第1遊技制御手段により特定遊技状態に制御された
ことを条件として少なくとも前記第2遊技制御手段によ
る特定遊技状態への制御が行なわれる確率を向上させる
ことが可能な確率向上手段が構成されている。
【0112】特別図柄表示器23a,23b,23c,
普通図柄表示器20,判定図柄用可変表示装置58によ
り、表示状態が変化可能な可変表示装置が構成されてい
る。そして、前記第1遊技制御手段または前記第2遊技
制御手段のいずれかは、所定条件の成立により前記可変
表示装置が変動開始した後表示結果が導出表示されてそ
の表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば
777)となったことを条件として特定遊技状態(第1
種大当り)に制御する。
【0113】可変表示装置付役物可変入賞球装置32,
可変入賞球装置33により、遊技領域に設けられ、遊技
者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第
2の状態とに変化可能な可変入賞球装置が構成されてい
る。特定球検出スイッチ29,可変入賞球装置33内に
設けられた特定球検出スイッチ29により、前記可変入
賞球装置内の所定箇所に設けられた特定入賞領域に入賞
した特定入賞玉を検出する特定入賞玉検出手段が構成さ
れている。
【0114】そして、前記第1遊技制御手段または前記
第2遊技制御手段のいずれかは、所定条件の成立により
前記第1の状態となった前記可変入賞球装置内に進入し
た打玉が前記特定入賞玉検出手段により検出されたこと
を条件として特定遊技状態(第2種大当り状態)に制御
する。
【0115】なお、本発明でいう「入賞」とは、遊技領
域内のパチンコ玉が所定の入賞領域に進入して再度遊技
盤面に放出されるといういわゆる「通過」をも含む広い
概念である。
【0116】前記可変表示装置は、特定遊技状態中にお
いて新たに表示結果を導出表示しないように構成されて
いる(S37参照)。
【0117】また、前述したように、前記第1の遊技プ
ロセスの実行の結果発生する特定遊技状態は、前記遊技
領域に設けられた所定入賞領域(特定入賞口(Vポケッ
ト)26,1対の可動片43の間に形成された入賞領
域)への打玉の入賞を条件として発生するように定めら
れている。
【0118】前記確率向上手段は、確率向上動作中は前
記所定入賞領域に頻繁に打玉が入賞するように制御する
(S101a,S101c,S79,S84,S85,
S83)。
【0119】前記第2遊技制御手段は、特定遊技状態を
発生させるか否かに関わる所定の抽選を行ない(S7
8,S81,S84)、その抽選結果が予め定められた
特定の結果となったことを条件として特定遊技状態に制
御する。
【0120】そして、前記確率向上手段は、前記第2遊
技制御手段による抽選結果が前記特定の結果となる確率
を向上させる(S84,S85,S83)。
【0121】
【課題を解決するための手段の具体例】基本回路145
により、遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段が構
成されている。CRT表示器153と特別図柄表示器2
3a〜23cにより、表示状態が変化可能な可変表示装
置が構成されている。可変表示装置付役物可変入賞球装
置32または可変入賞球装置(アタッカ)33により、
遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利
な第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置が構成され
ている。S22〜S24,図8に示した入賞記憶エリア
格納サブルーチンプログラム,第1種大当り判定サブル
ーチンプログラム,図9,図10に示した特別可変表示
処理サブルーチンプログラム,S98,S108〜S1
21により、前記可変表示装置の表示結果を導出表示さ
せるための可変表示プロセスを含む第1の遊技プロセス
の実行の結果前記表示結果が予め定められた特定の表示
態様になったことを条件として遊技者にとって有利な特
定遊技状態に制御する第1遊技制御手段が構成されてい
る。
【0122】S14〜S20,S97,S99〜S10
7,図16に示す第2種大当り制御サブルーチンプログ
ラムにより、前記第1の遊技プロセスとは別の遊技プロ
セスであって前記可変入賞球装置を第1の状態に制御す
る第1状態制御プロセスを含む第2の遊技プロセスを実
行可能に遊技状態を制御する第2遊技制御手段が構成さ
れている。
【0123】前記可変表示プロセスの実行開始条件と前
記第1状態制御プロセスの実行開始条件とが、共通入賞
領域(共通始動口37)に打玉が入賞することにより成
立可能となる。
【0124】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、第1の遊技プロセスばかりでなく第2の遊
技プロセスも楽しむことができ、しかも、可変表示プロ
セスの実行開始条件と第1状態制御プロセスの実行開始
条件とが、共通入賞領域への打玉の入賞により成立可能
となるために、どちらか一方の遊技プロセスばかりが偏
って実行されるという偏った仕様になることを極力防止
することができる。
【0125】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、打玉の共通入賞領域への1回の入賞で可変
表示プロセスと第1状態制御プロセスとの両方の遊技を
行なうことができ、遊技者が得をした感覚となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の全体正面図である。
【図2】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図3】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図4】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図5】パチンコ遊技機に用いられる各種ランダムカウ
ンタを説明する説明図である。
【図6】図2に示した制御回路の制御動作を示すフロー
チャートである。
【図7】図2に示した制御回路の制御動作を示すフロー
チャートである。
【図8】図2に示した制御回路の制御動作を示すフロー
チャートである。
【図9】図2に示した制御回路の制御動作を示すフロー
チャートである。
【図10】図2に示した制御回路の制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】図2に示した制御回路の制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】図2に示した制御回路の制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】図2に示した制御回路の制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図14】図2に示した制御回路の制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図15】図2に示した制御回路の制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図16】図2に示した制御回路の制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図17】図2に示した制御回路の制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図18】パチンコ遊技機の全体正面図である。
【符号の説明】
1は遊技機の一例のパチンコ遊技機、32は可変表示装
置付役物可変入賞球装置、23a,23b,23cは可
変表示装置の一例の特別図柄表示器、37は共通始動
口、39は共通始動球検出器、29は特定球検出スイッ
チ、113は通過球検出器、19は普通図柄用始動口、
20は普通図柄表示器、50は可動片、145は基本回
路、33は可変入賞球装置(アタッカ)である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわ
    れる遊技機であって、 前記遊技領域に設けられた共通入賞領域と、 前記遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段と、 表示状態が変化可能な可変表示装置と、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利な第1の
    状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な
    可変入賞球装置とを含み、 前記遊技制御手段は、 前記可変表示装置の表示結果を導出表示させるための可
    変表示プロセスを含む第1の遊技プロセスの実行の結果
    前記表示結果が予め定められた特定の表示態様になった
    ことを条件として遊技者にとって有利な特定遊技状態に
    制御する第1遊技制御手段と、 前記第1の遊技プロセスとは別の遊技プロセスであって
    前記可変入賞球装置を第1の状態に制御する第1状態制
    御プロセスを含む第2の遊技プロセスを実行可能に遊技
    状態を制御する第2遊技制御手段とを含み、 前記可変表示プロセスの実行開始条件と前記第1状態制
    御プロセスの実行開始条件とが、前記共通入賞領域に打
    玉が入賞することにより成立可能となることを特徴とす
    る、遊技機。
  2. 【請求項2】 前記共通入賞領域に打玉が入賞すること
    により、前記可変表示プロセスの実行開始条件と前記第
    1状態制御プロセスの実行開始条件との両方が同時に成
    立することを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
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