JP2008079953A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】羽根部材で取り込まれた遊技球の入賞経路の周囲を賑やかにして演出性を一層高めるように、且つできるだけ簡略化できるようにした弾球遊技機を提供する。
【解決手段】ぱちんこ遊技機は、センター役物に、大当たり抽選部5の両側に延在する遊技球案内路(例えば4)と、大当たり抽選部5の両側に位置して当該遊技球案内路から交互に一定の周期で出没するように配置されたピストン状部材P1〜P4と、を備えている。これにより、センター役物内に取り込まれた遊技球の入賞経路である上記遊技球案内路の周囲を、ピストン状部材P1〜P4を交互に一定の周期で出没させることで賑やかにし、遊技者の視覚に訴えることで演出性をより高めることができる。
【選択図】図5
【解決手段】ぱちんこ遊技機は、センター役物に、大当たり抽選部5の両側に延在する遊技球案内路(例えば4)と、大当たり抽選部5の両側に位置して当該遊技球案内路から交互に一定の周期で出没するように配置されたピストン状部材P1〜P4と、を備えている。これにより、センター役物内に取り込まれた遊技球の入賞経路である上記遊技球案内路の周囲を、ピストン状部材P1〜P4を交互に一定の周期で出没させることで賑やかにし、遊技者の視覚に訴えることで演出性をより高めることができる。
【選択図】図5
Description
本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に係り、特に、弾球遊技機の演出性を向上させ得る構成を備えた弾球遊技機に関する。
弾球遊技機として、始動口への入球に基づいて抽選を行い、抽選結果に応じて変動される図柄が所定の態様で停止したときに、通常遊技から遊技者に有利な特別遊技に移行する第1種ぱちんこ遊技機が広く親しまれている。また、第1種ぱちんこ遊技機とは別機種として、役物と呼ばれる大入賞口内の特定領域を遊技球が通過したときに、通常遊技から特別遊技へと移行する第2種ぱちんこ遊技機も同様に広く親しまれている。従来、第1種ぱちんこ遊技機および第2種ぱちんこ遊技機のそれぞれに対して、遊技性を向上させるための様々な技術が提案されている。一方で、第1種ぱちんこ遊技機および第2種ぱちんこ遊技機の遊技を組み合わせた弾球遊技機(以下、「1種2種ぱちんこ遊技機」という)について提案するものもある(特許文献1参照)。
上述のような弾球遊技機、特に第2種ぱちんこ遊技機として、以下のようなものが知られている。すなわち、この遊技機では、遊技領域に役物装置を備え、この役物装置の上部左右に備えた一対の可動翼片(所謂羽根)を回動動作させ、回動する可動翼辺によって導入された遊技球を、第1通過経路と第2通過経路とに振り分けるように構成されている(特許文献2参照)。第1通過経路は、通過する遊技球を、一方向に回転する回転体(所謂クルーン)の一般入賞口および特定入賞口のいずれか一方に入賞させ得るように案内する。第2通過経路は、通過する遊技球を、第1通過経路の場合とは異なる位置(上記回転体の中央部分)に落下させて、第1通過経路よりも特定入賞口に入賞し易いように構成されている。
ところで、上記特許文献2に記載の弾球遊技機では、可動翼片で取り込まれた遊技球が第1通過経路と第2通過経路のいずれを通過するかによって特定入賞口への入賞の確率を異ならせ、遊技性を高めることは可能であるものの、遊技球を通過させる第1通過経路及び第2通過経路の周囲を賑やかにして演出性をより高めるような構造に乏しかった。したがって、このような第2種ぱちんこ遊技機において演出性をより一層向上できるような構造が切望される。
そこで本発明は、所謂羽根によって取り込まれた遊技球の入賞経路の周囲を賑やかにして演出性を一層高め得るように、しかもできるだけ簡略化し得るように構成し、もって上述した課題を解決した弾球遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1〜図4、図6及び図7参照)、遊技領域(52)に配置されて、該遊技領域(52)に打ち出された遊技球(Ba)を役物内部に取り込むように開閉動作する羽根部材(65)と、該羽根部材(65)の開閉動作で役物内部に取り込んだ遊技球の入球にて機械的に大当たり抽選を実行する大当たり抽選部(5)と、を有する入球役物(64)を備えた弾球遊技機(10)において、
前記大当たり抽選部(5)の両側に延びるように設けられた遊技球案内路(69,4,70)と、
前記大当たり抽選部(5)の両側に位置して前記遊技球案内路(69,4,70)から交互に一定の周期で出没するように配置された複数の昇降部材(P1,P2,P3,P4)と、
該複数の昇降部材(P1,P2,P3,P4)を昇降作動させる駆動機構(88)と、を備え、
該駆動機構(88)は、互に噛合した状態で前記遊技球案内路(69,4,70)に沿うように配列された複数の歯車(53a,53b,53c,53d,53e,53f)と、これら複数の歯車に動力を伝達する1つのモータ(M1)と、該複数の歯車(53a〜53f)うちの特定の歯車(53a,53b,53e,53f)と前記複数の昇降部材(P1〜P4)とを所定の関係を維持するように連結する連結部材(55,57,59,63)と、を有してなる、
ことを特徴とする弾球遊技機(10)にある。
前記大当たり抽選部(5)の両側に延びるように設けられた遊技球案内路(69,4,70)と、
前記大当たり抽選部(5)の両側に位置して前記遊技球案内路(69,4,70)から交互に一定の周期で出没するように配置された複数の昇降部材(P1,P2,P3,P4)と、
該複数の昇降部材(P1,P2,P3,P4)を昇降作動させる駆動機構(88)と、を備え、
該駆動機構(88)は、互に噛合した状態で前記遊技球案内路(69,4,70)に沿うように配列された複数の歯車(53a,53b,53c,53d,53e,53f)と、これら複数の歯車に動力を伝達する1つのモータ(M1)と、該複数の歯車(53a〜53f)うちの特定の歯車(53a,53b,53e,53f)と前記複数の昇降部材(P1〜P4)とを所定の関係を維持するように連結する連結部材(55,57,59,63)と、を有してなる、
ことを特徴とする弾球遊技機(10)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図4及び図5参照)、前記複数の昇降部材(P1,P2,P3,P4)が、前記遊技球案内路(69,4,70)に対して一定の状態で出没し得るように支持されると共に、それぞれの下部が前記特定の歯車の回転中心から所定量偏倚した位置に連結されてなる、
請求項1記載の弾球遊技機(10)にある。
請求項1記載の弾球遊技機(10)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図4及び図5参照)、前記駆動機構(88)が左右対称であり、
前記複数の昇降部材は、前記左右対称の前記駆動機構(88)の左右端部にて一対ずつ(P1とP2、P3とP4)が配置され、かつそれら左右で一対ずつの前記昇降部材が前記特定の歯車(53a,53b,53e,53f)に対する偏倚した位置にそれぞれリンク(55,57,59,63)を介して連結されてなる、
請求項2記載の弾球遊技機(10)にある。
前記複数の昇降部材は、前記左右対称の前記駆動機構(88)の左右端部にて一対ずつ(P1とP2、P3とP4)が配置され、かつそれら左右で一対ずつの前記昇降部材が前記特定の歯車(53a,53b,53e,53f)に対する偏倚した位置にそれぞれリンク(55,57,59,63)を介して連結されてなる、
請求項2記載の弾球遊技機(10)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、大当たり抽選部の両側に延在する遊技球案内路と、大当たり抽選部の両側に位置して遊技球案内路から交互に一定の周期で出没するように配置された複数の昇降部材とを備えるので、入球役物内に取り込まれた遊技球の入賞経路である遊技球案内路の周囲を、複数の昇降部材を交互に一定の周期で出没させることにより賑やかにし、遊技者の視覚に訴えることで演出性をより高めることができる。そして、昇降部材を昇降作動させる駆動機構が、互に噛合した状態で遊技球案内路に沿うように配列された複数の歯車と、該歯車に動力伝達する1つのモータと、特定の歯車と複数の昇降部材とを所定の関係を維持して連結する連結部材とを有する簡略構成からなるので、1つのモータの駆動力を複数の歯車を介して複数の昇降部材にそれぞれ効率良く伝達し、連結部材を介して昇降部材をそれぞれ円滑に作動させることができる。
請求項2に係る本発明によると、複数の昇降部材の下部を特定の歯車の回転中心から所定量偏倚した位置に連結することにより、1つのモータの駆動に基づき、各昇降部材を、遊技球案内路に対して一定の状態で円滑に出没させることができる。
請求項3に係る本発明によると、複数の昇降部材が、左右対称の駆動機構の左右端部にて一対ずつが配置され、かつそれら左右で一対ずつの昇降部材が特定の歯車に対する偏倚した位置にそれぞれリンクを介して連結されるので、駆動機構を左右対称なコンパクト構造とすることができると共に、1つのモータの駆動に基づく特定の歯車の回転を、リンクを介して各昇降部材に出没動作として確実に伝達することができる。
本実施形態のぱちんこ遊技機は、通常遊技より有利な状態である特別遊技を複数の形態で提供する。すなわち、第1の特別遊技として従来の第1種ぱちんこ遊技機における特別遊技に類似する遊技を提供し、第2の特別遊技として従来の第2種ぱちんこ遊技機における特別遊技に類似する遊技を提供する。また、第1の特別遊技または第2の特別遊技が終了すると、遊技状態に応じて第2の抽選は時間短縮等の変動状態(以下、その状態を「特定遊技」ともいう。)に入る。特定遊技中は、特別図柄の変動表示回数が設定回数に達するまで、上記第2の特別遊技を実行するための条件である第2の作動条件が成立しやすくなり、第2の特別遊技の獲得可能性が高まる。特定遊技中における図柄変動の設定回数は、特定遊技への移行契機となる遊技状態に応じて異なる。第1の特別遊技および第2の特別遊技が実行されるたびにその終了後に特定遊技が発生する可能性があるとともに、第2の特別遊技が何度も繰り返し発生する可能性もあり、いわゆる連チャン獲得の期待感を高めることができる。
図1は、ぱちんこ遊技機(弾球遊技機)の前面側における基本的な構造を示す正面図である。以下、本実施形態の弾球遊技機は、従来の第1種ぱちんこ遊技機の特徴と第2種ぱちんこ遊技機の特徴とを混在させたような構成を有する。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤50を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52が形成され、遊技領域52には、アウト口58、第1始動入賞口(以下、「第1始動口」という)24a,24b、普通電動役物26、第1大入賞口28、第2大入賞口30および普通図柄作動ゲート(以下、「第2始動口」という)68が設けられる。さらに遊技領域52には、複数の遊技釘(図示せず)や風車23などの機構が設置される。
第1始動口24a,24bは、後述するセンター役物64の遊技球ステージS1の直下方とセンター役物64の下部右側とに配置され、遊技球の入球を検出するための入球検出装置32(図10参照)をそれぞれに備える。普通電動役物26は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置34(図10参照)と、普通電動役物26を開閉させるための普通電動役物ソレノイド(図示せず)とを備える。第1大入賞口28は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置78(図10参照)と、第1大入賞口28を開閉させるための大入賞口ソレノイド82(図10参照)とを備える。第2大入賞口30は、遊技球のVゾーン5aへの入球を検出するための入球検出装置36(図10参照)と、第2大入賞口30の羽根部材65を開閉させるための大入賞口ソレノイド80(図10参照)とを備える。第2始動口68は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置38(図10参照)を備える。
普通電動役物26は、電動開閉式チューリップで構成され、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態との間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、普通電動役物ソレノイドを駆動制御することで、普通電動役物26は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする可変入球口として機能する。普通電動役物26は、第1始動口24bの斜め下方に設けられ、通常時は上部が閉塞されており、チューリップが開放状態となったときにはじめて遊技球が落入し得る。普通電動役物26は、通常遊技中においては所定の変化期間、例えば1秒未満という短時間しか開放状態にされず、したがって通常遊技中はほとんど遊技球が入球しない。
同様に、第1大入賞口28は、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、大入賞口ソレノイド82を駆動制御することで、第1大入賞口28は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする第1可変入球装置として機能する。第1大入賞口28は、特別遊技中に「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口であり(図1,図2では表側に配置された半透明カバー79の後方に隠れている)、アウト口58の上方等の位置に設けられる。第1大入賞口28が閉鎖状態にあるとき、遊技球は第1大入賞口28に入球できず、開放状態となったときにはじめて遊技球が第1大入賞口28に入球できる。
また、第2大入賞口30も、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、大入賞口ソレノイド80を駆動制御することで、第2大入賞口30は、開放状態と閉鎖状態をとることができる。第2大入賞口30は、普通電動役物26への遊技球の入球を契機として開放状態となる。第2大入賞口30が閉鎖状態にあるとき、遊技球は第2大入賞口30に入球できず、開放状態となったときにはじめて遊技球が第2大入賞口30に入球できる。
遊技盤50の遊技領域52の略中央にはセンター役物64が配置されており、このセンター役物64には、装飾図柄表示装置60が配置され、且つこの表示装置60の画面の適宜の位置に特別図柄変動用の保留ランプ(図示せず)が表示される。遊技領域52は、センター役物64の左側が第1流路52aとして構成され、かつセンター役物64の右側が第2流路52bとして構成されている。センター役物64は、第1流路52aを臨むように形成されたワープ導入口9を有しており、この第1流路52aにおける下方側には、風車23、一般入賞口19a,19b,19cが配置されている。また、第2流路52bにおける下方側には、第2始動口68、第1始動口24b、普通電動役物26が配置されている。遊技領域52の最下部に第1大入賞口28が配置されており、この第1大入賞口28とセンター役物64との間に第1始動口24aが位置している。
また、第1大入賞口28の左側には、特別図柄表示装置61、普通図柄変動用の保留ランプ21が設けられている。特別図柄表示装置61は、特別図柄202を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。特別図柄202は、第1始動口24a,24bへの遊技球の入球を契機として行われる抽選の結果に応じた図柄であり、大当たりを発生させるか否かを示す役割をもつ。
特別図柄表示装置61は、例えばLEDで構成される表示手段である。装飾図柄表示装置60は、特別図柄202の変動表示と連動する形で装飾図柄(図示せず)を変動させながら表示する。この装飾図柄は、特別図柄202で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。装飾図柄表示装置60は、装飾図柄として、例えば複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。装飾図柄表示装置60は、この実施形態では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。
なお、特別図柄202は演出的な役割をもつ必要がないため、本実施形態ではセンター役物64の下方の第1大入賞口28の左側にて目立たない大きさで表示されるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を装飾図柄表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。
特別図柄変動用の上記保留ランプは、所定数(例えば4個)が表示され、その表示個数によって特別図柄変動の保留球数を表示する。この保留球数は、特別図柄変動中に第1始動口24a,24bへ入賞した抽選乱数の個数であり、特別図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。普通図柄変動用の保留ランプ21は、所定数(例えば4個)のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留球数を表示する。この保留球数は、普通図柄変動中に第2始動口68へ入球した抽選乱数の個数であり、普通図柄変動がまだ実行されていない入球の数を示す。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車23に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が第1始動口24a,24b、普通電動役物26、第2大入賞口30、第1大入賞口28等の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。第1始動口24a,24b等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、「入球」は、「落入」「入賞」「通過」を含むものとする。
遊技球が第1始動口24a,24bに落入すると、特別図柄表示装置61および装飾図柄表示装置60において特別図柄202および装飾図柄(図示せず)が変動表示される。特別図柄202および装飾図柄の変動表示は、表示に先だって決定された変動時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄202が大当たりを示す図柄である場合、第1大入賞口28の開閉動作が開始され、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行する。本実施形態において、特別図柄202が大当たり図柄で停止した場合に実行する特別遊技を「第1特別遊技」と呼ぶ。特別図柄202が大当たりの図柄で停止されるとき、装飾図柄は、装飾図柄表示装置60の画面を左右方向に(又は上下方向)移動する例えば3つの図柄を一致させる表示態様をとる。第1特別遊技においては、第1大入賞口28は所定時間(例えば約30秒間)開放された後、または所定球数(例えば9球)以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。第1特別遊技は、1回以上の単位遊技で構成される。単位遊技の回数は、最大で15回(15ラウンド)等の所定回数であり、第1特別遊技が発生するたびに抽選で決定される。1回の単位遊技において1回開閉動作がなされるので、第1大入賞口28の開閉動作は単位遊技の回数分繰り返される。
第1特別遊技の終了後、特定遊技が開始される。特定遊技中における特別図柄202および装飾図柄の図柄変動が設定回数に達すると特定遊技終了条件が成立したものとして特定遊技は終了する。設定回数は、第1特別遊技または第2特別遊技が実行されるたびにそのときの遊技状態に応じて所定回数(例えば0回〜100回)の範囲で決定される。また、通常時においては特別図柄202および装飾図柄の図柄変動の時間が様々な時間に設定されるが、特定遊技中における特別図柄202および装飾図柄の図柄変動の時間は一律に所定秒(例えば6秒)等通常状態と比べて少しでも短い時間へ短縮される。したがって、比較的短時間に特別図柄202および装飾図柄を数多く変動させることができる。
第2始動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄と呼ばれる図柄(図示せず)が変動表示される。この普通図柄は、例えば装飾図柄表示装置60の画面の適宜の位置にて変動表示される。なお、普通図柄を他の表示装置において変動表示させてもよい。普通図柄が装飾図柄表示装置60にて表示される場合、装飾図柄表示装置60は、普通図柄表示装置としても機能することになる。普通図柄の変動表示は所定時間の経過後に停止され、所定の図柄で停止したときに普通電動役物26が所定時間開放される。特定遊技中における普通電動役物26は所定秒(例えば3秒)間の開放が間欠的に2回繰り返される。また、特定遊技開始を契機として普通図柄の変動時間(変動表示時間)が短縮される。
普通図柄変動遊技において時間短縮等の変動がなされる特定遊技中は、普通電動役物26が開放状態とされる変化時間も変動される。例えば、通常遊技中における変化時間は所定秒(例えば1秒)未満を1回であるのに対し、特定遊技中の変化時間は所定秒(例えば3秒)間を2回という比較的長時間に変動される。これにより、特定遊技中に普通電動役物26へ遊技球を入球させやすくすることができる。
開放された普通電動役物26に遊技球が落入すると、その落入を契機として羽根部材65が回動軸65aを中心に回動して第2大入賞口30が開放され、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行する。普通電動役物26に遊技球が入球した場合に実行する特別遊技を「第2特別遊技」と呼ぶ。また、第2特別遊技において第2大入賞口30が開放される状態を第2特別遊技の第1段階と呼ぶ。羽根部材65は、遊技領域52に打ち出されて第2流路52bを流下する遊技球を役物内部に取り込むように開閉動作するべくセンター役物64の中央右側部に設けられている。
ここで、センター役物64の構成について図2ないし図8を参照して詳細に説明する。なお、図2は遊技盤50の構成を示す正面図、図3はセンター役物64の単体構成を示す正面図、図4はセンター役物64における第2特別遊技用の遊技球ステージS2側の部分を示す正面図、図5は該遊技球ステージS2における駆動機構88の構成を詳細に示す正面図、図6は図4に示す部分を右上方から見下ろした状態で示す斜視図、図7は図4に示す部分を左上方から見下ろした状態で示す斜視図、図8はセンター役物64における第1特別遊技用の遊技球ステージS1側の部分を取り外して示す斜視図である。
すなわち、図2に示すように、センター役物64は、装飾図柄表示装置60の画面を露出させるための開口部64aを中央部に有すると共に、このセンター役物64の下方に、遊技領域52の手前側(遊技者側)に位置するように第1特別遊技用の遊技球ステージS1を有し、かつ遊技球ステージS1の奥側に位置するように第2特別遊技用の遊技球ステージS2を有している。
センター役物64は、図3に示すように、遊技球ステージS2の中央部に、羽根部材65の開閉動作で役物内部に取り込んだ遊技球の入球にて機械的に大当たり抽選を実行する大当たり抽選部5を有している。大当たり抽選部5に到達した遊技球が、大当たり抽選部5のVゾーン5aに入球したとき大当たり(即ち、第2特別遊技の第2段階)が確定する。このVゾーン5aは、大当たり抽選部5の内部で絶えず左右方向に揺動している部分であり、大当たり抽選部5に到達した遊技球が、タイミング良く移動してきたVゾーン5aに進入すると、上記大当たりが確定する。
遊技球ステージS2は、羽根部材65と大当たり抽選部5との間に配置されている。遊技球ステージS1と遊技球ステージS2との間には、第1特別遊技の遊技部位と第2特別遊技の遊技部位とを区画する透明パネル7(図8参照)が配置されている。この透明パネル7の上部は、左右方向に直線状に形成されて、開口部64aとの間に空間部8を形成する。この透明パネル7は、1種側と2種側とを分離・区画するもので、長孔7a,7b,7cが形成されている。なお、センター役物64の背面側には、羽根部材65を回動動作させるための大入賞口ソレノイド80(図10参照)と、開閉部材3cを開閉動作(回動動作)させるためのソレノイド(図示せず)とが配置されている。
図3及び図4に示すように、遊技球ステージS2には、羽根部材65が取り込んだ遊技球を大当たり抽選部5に到達させる第1案内路と、羽根部材65が取り込んだ遊技球を大当たり抽選部5に向けて第1案内路より低い確率で到達させる第2案内路と、羽根部材65が取り込んだ遊技球を第1案内路と第2案内路のいずれかに振り分ける振分け部3とを有している。
第1案内路は、センター役物64の左右幅方向の右側で羽根部材65から球通過部29を介して受けた遊技球を左側に転動移動させる案内レール部67,69(図6,図7参照)と、案内レール部67,69から受けた遊技球を大当たり抽選部5に向けて変位動作させつつ移動させる変位移動部75とから構成される。変位移動部75は、遊技球ステージS2の上下方向に交互に昇降動作を繰り返す2つのピストン状部材P1,P2から構成される。
第2案内路は、センター役物64の右側で羽根部材65から受けた遊技球を落下転動させる落下案内部70(図6,図7参照)と、落下案内部70から受けた遊技球を大当たり抽選部5に向けて移動させ又は該移動を遮断する移動選別部77とから構成される。移動選別部77は、遊技球ステージS2の上下方向に交互に昇降動作を繰り返す2つのピストン状部材P3,P4から構成される。振分け部3は、センター役物64の右側にあって第1案内路と第2案内路との交差部を所定のタイミングで開閉するように回動軸3aを中心に回動動作する略扇形の開閉部材3cを有している。この開閉部材3cは、裏面に凸部(図示せず)を有しており、センター役物64側に形成された摺動溝3bに当該凸部を摺動自在にガイドされて回動する。
このように、手前−奥方向にて区画した第1特別遊技用(即ち1種用)の遊技球ステージS1と第2特別遊技用(即ち2種用)の遊技球ステージS2とを有するセンター役物64では、1種用のステージS1側から常に視認できる2種用のステージS2に、ステージ左右方向に配列されて常時昇降動作する4つのピストン状部材P1,P2,P3,P4が配置されている。
大当たり抽選部5は、第1案内路又は第2案内路を経由して転動移動してきた遊技球を入球検出装置36(図10参照)に向けて取り込むVゾーン5aが左右に常時揺動している。この入球検出装置36が入球を検出した時点で、条件判定手段146が第2作動条件の成立と判定する。上記Vゾーン5aの左右上方には、左右から接近又は離間するように往復作動するキャラクタの左右の手1,2が配置されている。
図3ないし図5に示すように、キャラクタの手1,2の下方には、遊技球を大当たり抽選部5に直接的に導くテーブル部4が配置されている。このテーブル部4には、大当たり抽選部5の入口に対向する凹部4aと、この凹部4aの左右に位置する凸部4b,4cとが形成されている。これら凸部4b,4cの左右にはそれぞれピストン状部材P1,P2とピストン状部材P3,P4とが配置されているが、これらピストン状部材P1,P4の左右には更に、第1案内路を形成する案内レール部69と落下案内部70とがそれぞれ設けられている。これら案内レール部69と落下案内部70とは位置が固定されており、昇降動作することはない。上記テーブル部4は、上述した案内レール部69と落下案内部70とにより、大当たり抽選部5の両側に延びるように設けられる遊技球案内路を構成している。
テーブル部4の下方には、ピストン状部材P1,P2,P3,P4を昇降作動させるための駆動機構88が配置されている。この駆動機構88は、左右対称に構成されており、ケース部73の内方において互に噛合した状態で上記遊技球案内路(69,4,70)に沿うように配列された平歯車53a,53b,53c,53d,53e,53fと、これら平歯車53a〜53fに動力を伝達する1つの駆動モータM1と、平歯車53a〜53fうちの特定の歯車である平歯車53a,53b,53e,53fとピストン状部材P1,P2,P3,P4とを所定の関係を維持するように連結するリンク(連結部材)55,57,59,63と、を有している。
駆動モータM1は、図5中の破線で示すように、平歯車53fの背面側に配置されて該平歯車53fに直接的に回転力を付与している。この駆動モータM1は、不図示のモータ本体の回転を、該本体に一体に組み付けられた微細なギヤ列(図示せず)を介して減速した状態で回転軸(図示せず)から平歯車53fに伝える。なお、駆動機構88の下部側に配置される駆動モータM2は、左右の手1,2及び大当たり抽選部5のVゾーン5a等を作動させるためのものである。
平歯車53aは、ピストン状部材P1の下部に一端55bを連結したリンク55の他端55aを、回転中心c1から偏心させた状態で支持している。平歯車53bは、ピストン状部材P2の下部に一端57bを連結したリンク57の他端57aを、回転中心c2から偏心させた状態で支持している。平歯車53eは、ピストン状部材P3の下部に一端59bを連結したリンク59の他端59aを、回転中心c3から偏心させた状態で支持している。平歯車53fは、ピストン状部材P4の下部に一端63bを連結したリンク63の他端63aを、回転中心c4から偏心させた状態で支持している。
ピストン状部材P1〜P4は、それぞれ遊技球ステージS2の上下方向に昇降動作し得るように摺動自在に支持され、大当たり抽選部5の両側に位置して上記遊技球案内路(69,4,70)から交互に一定の周期で出没する昇降部材を構成している。つまり、ピストン状部材P1〜P4は、上記遊技球案内路に対して一定の状態で出没し得るように支持され、それぞれの下部が、特定の歯車である上記平歯車53a,53b,53e,53fの回転中心から所定量偏倚した位置に連結される。言い換えると、ピストン状部材P1〜P4は、左右対称の駆動機構88の左右端部にて一対ずつ(P1とP2、P3とP4)が配置され、かつそれら左右で一対ずつのピストン状部材P1〜P4が、特定の歯車である平歯車53a,53b,53e,53fに対する偏倚した位置に、上記リンク55,57,59,63を介してそれぞれ連結されている。
そして、遊技制御装置100の制御によって駆動モータM1が作動した際、その駆動力で平歯車53fが回転すると、この回転が平歯車53e,53d,53c,53b,53aに順次伝達される。これにより、遊技球ステージS2の下方において、左側ではピストン状部材P1,P2が交互に昇降動作し、また右側ではピストン状部材P3,P4が交互に昇降動作する。
図8に示すように、遊技球ステージS1は、ワープ導入口9から導かれた遊技球を第1始動口24aに高確率(略々100%)で入賞するように落下させる第1落下案内溝27aと、第1落下案内溝27aの両側に位置して、ワープ導入口9から導かれた遊技球を第1始動口24aとは異なる方向に落下させる一対の第2落下案内溝27b,27cとを有する振分け部27を備えている。
遊技球ステージS1の前側には、遊技領域52における該遊技球ステージS1下方に打ち込まれた道釘と呼ばれる障害釘(図示せず)で跳ね上げられた遊技球の進入を規制する規制プレート25が配置されている。この規制プレート25は、第1及び第2落下案内溝27a,27b,27cに対向する部位に形成された開口部25aを有している。遊技球ステージS1上には、案内部27の中央部前側に位置するように凹部35(図3参照)が形成されている。
一方、図3に示すように、センター役物64における開口部64aの上部には、左右方向にスライド移動する開閉扉31が配置され、且つこの開閉扉31の裏側には、本ぱちんこ機10のテーマとなっているキャラクタ像の顔33が配置されている。
また、センター役物64の内部は、開放された第2大入賞口30を通じて遊技球が流入するように形成されており、センター役物64内に流入した遊技球は、上述した第1案内路及び第2案内路のいずれかを経由して、大当たり抽選部5又は排出口74(図6参照)に進入する。開放された第2大入賞口30への入球は、不図示の入球検出装置により検出され、開放中の第2大入賞口30へのトータルの入球数がカウントされる。排出口74に進入した遊技球は、遊技盤50の背面側に排出される。
遊技球が、大当たり抽選部5のVゾーン5aに入球すると、第2特別遊技の第1段階から第2段階への継続条件が成立したこととなり、その後は、第1特別遊技と同様に、第2特別遊技の第2段階として第1大入賞口28の開閉動作が残りの単位遊技の回数分繰り返される。すなわち、第2特別遊技もまた1回以上の単位遊技で構成され、単位遊技の回数は最大で例えば15回であり、第2特別遊技が発生するたびに抽選で決定される。第2特別遊技の第1段階は1回目の単位遊技に相当し、第2段階が2回目以降の単位遊技に相当する。2回目以降は1回の単位遊技において1回開閉動作がなされるので、第1大入賞口28の開閉動作は2回目以降の残りの単位遊技の回数分繰り返される。本実施形態では、第1特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数が最大で例えば15回であるのに対し、第2特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数は最大で例えば14回である。
図9は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40は、ぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に第1始動口24a,24bおよび第2始動口68へ入球したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板49は、液晶ユニット42を備え、装飾図柄表示装置60および特別図柄表示装置61における表示内容を制御し、特にメイン基板41による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板41およびサブ基板49は、遊技制御装置100を構成する。
セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図10は、本実施形態におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、第1始動口24a,24b、第2始動口68、普通電動役物26、第1大入賞口28、第2大入賞口30、装飾図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、スピーカ18のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。また、遊技制御装置100には、駆動モータM1及び駆動モータM2が、それぞれ制御可能に電気的に接続されている。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄の変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板41と、図柄の演出等を制御するサブ基板49とに機能を分担させた形態で構成されてもよい。
遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。本実施形態の遊技制御装置100は、各入球口への入球を判定する入球判定手段110、第1始動口24a,24bへの遊技球の入球に基づき特別図柄抽選を実行する第1抽選手段112、第2始動口68への遊技球の入球に基づき普通図柄抽選を実行する第2抽選手段114、特別図柄、装飾図柄、普通図柄の変動表示パターンを保持するパターン記憶手段116、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で記憶する入賞記憶手段117、図柄変動の停止図柄および変動表示の表示パターンを決定する図柄決定手段120、図柄や電飾等の表示を制御する表示制御手段130、大当たり遊技などの通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技を制御する特別遊技制御手段140、図柄変動時間の短縮などの、通常遊技よりも遊技者に有利な特定遊技を制御する特定遊技制御手段160、並びに、遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態と不利な状態の間で状態変化させる第1、第2大入賞口28,30および普通電動役物26の開閉作動を制御する開閉制御手段170を備える。
入賞記憶手段117は、第1表示制御手段131による特別図柄の変動表示中に遊技球が第1始動口24a,24bのいずれかに入球したとき、その入球に対応する抽選結果を上限個数(例えば4個)まで保留球として記憶する第1記憶手段118と、第2表示制御手段132による普通図柄の変動表示中に遊技球が第2始動口68へ入球したとき、その入球に対応する抽選結果を上限個数(例えば4個)まで保留球として記憶する第2記憶手段119と、を含む。
入球検出装置32は、第1始動口24a,24bにそれぞれ設けられたセンサであり、第1始動口24a,24bへの遊技球の落入をそれぞれ検出し、落入を示す第1始動入賞情報を生成する。入球判定手段110は、第1始動入賞情報を受け取った際、遊技球が第1始動口24a,24bに入球したものと判定する。第1始動口24a,24bいずれかへの入球が判定されると、第1抽選手段112は、保留球数が上限に達しているか否かをチェックする。例えば、保留球数の上限が予め4つに設定されているとき、保留球数が上限に達していない場合、入球判定手段110が第1始動入賞情報を受け取ったタイミングで、第1抽選手段112は始動入賞に対する乱数を取得する。第1抽選手段112は、数学的に乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を乱数として取得してもよい。第1抽選手段112は、取得した乱数に基づいて、特別図柄抽選の当否を判定する。なお、抽選の当否判定のタイミングは、乱数の取得とともに行われてもよく、また特別図柄の変動を開始する直前に行われてもよい。
図柄決定手段120における特別図柄決定手段122および装飾図柄決定手段124は、第1抽選手段112による判定結果に応じた停止図柄と、図柄変動の表示パターンとを決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示するべき図柄である。パターン記憶手段116は、特別図柄や装飾図柄を変動表示させるときの表示パターンとして複数種のパターンを保持する。
表示パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときのパターンとが含まれる。また、リーチ状態を経るときのパターンとして、長短様々な表示時間をもつパターンが含まれる。これら各パターンとして、変動時間が通常の長さである通常表示パターンと、変動時間が通常より短い特定遊技用の特殊表示パターンとがパターン記憶手段116に記憶されている。各表示パターンは、その図柄変動の終了条件として定められた表示時間が経過すると、図柄変動が停止される。
特別図柄決定手段122は、第1抽選手段112による抽選結果に応じてパターン記憶手段116からいずれかのパターンを選択し、抽選結果に応じた特別図柄の停止図柄を決定する。装飾図柄決定手段124は、特別図柄決定手段122により選択された表示パターンに応じたパターンをパターン記憶手段116から選択し、抽選結果に応じた装飾図柄の停止図柄を決定する。装飾図柄決定手段124は、大当たりの場合に3つの同じ数字が揃った大当たり図柄を決定する。ここで言う「3つの同じ数字が揃う」大当たり態様は、あくまで一例であり、これに限らず大当たり態様には他の態様が種々存在することは勿論である。
入球検出装置38は、第2始動口68に設けられたセンサであり、第2始動口68への遊技球の落入を検出し、落入を示す第2始動入球情報を生成する。入球判定手段110は、第2始動入球情報を受け取ると遊技球が第2始動口68に入球したことを判定する。第2始動口68への入球が判定されると、第2抽選手段114は、保留球数が上限に達しているか否かをチェックする。例えば、保留球数の上限は予め4つに設定されている。保留球数が上限に達していない場合、入球判定手段110が第2始動入球情報を受け取ったタイミングで、第2抽選手段114は始動入賞に対する乱数を取得する。第2抽選手段114は、数学的に乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を乱数として取得してもよい。第2抽選手段114は、取得した乱数に基づいて、普通図柄抽選の当否を判定する。なお、抽選の当否判定のタイミングは、乱数の取得とともに行われてもよく、また普通図柄の変動を開始する直前に行われてもよい。
普通図柄決定手段126は、第2抽選手段114による抽選結果に応じてパターン記憶手段116からいずれかのパターンを選択し、抽選結果に応じた普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄決定手段126により決定された停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段170が、普通電動役物26を所定時間拡開する。パターン記憶手段116は、普通図柄の表示パターンとして、変動時間が通常の長さである通常表示パターンと、変動時間が通常より短い特定遊技用の特殊表示パターンとを記憶する。
表示制御手段130は、特別図柄および装飾図柄を変動表示させる第1表示制御手段131と、普通図柄を変動表示させる第2表示制御手段132とを備える。第1表示制御手段131は、特別図柄決定手段122により選択された表示パターンおよび停止図柄をもとに、特別図柄表示装置61に特別図柄を表示させる。また同時に、第1表示制御手段131は、装飾図柄決定手段124により選択された表示パターンおよび停止図柄をもとに、装飾図柄表示装置60に装飾図柄を表示させる。第1表示制御手段131による特別図柄を表示させる機能はメイン基板41側の処理として実行され、装飾図柄を表示させる機能はサブ基板49側の処理として実行される。第2表示制御手段132は、普通図柄決定手段126により選択された表示パターンおよび停止図柄をもとに、装飾図柄表示装置60に普通図柄を表示させる。なお、表示制御手段130は、遊技効果ランプや保留ランプ21などのランプ表示も制御する。
本実施形態において、特別遊技制御手段140は、2種類の特別遊技を選択的に実行することができる。特別遊技制御手段140において、条件保持手段142は、2種類の特別遊技の作動条件を保持する。特別遊技実行手段148は、所定の作動条件が成立したことに基づいて特別遊技を実行する機能をもつ。
第1条件保持手段143は、第1特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持する。第1作動条件は、第1表示制御手段131により変動表示される特別図柄が特別図柄表示装置61において所定の図柄で停止されることである。第2条件保持手段144は、第2特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持する。第2作動条件は、普通電動役物26に遊技球が落入することである。条件判定手段146は、遊技状況を監視し、特別遊技への移行条件である第1作動条件または第2作動条件の成立の可否を判定する。条件判定手段146は、それぞれの作動条件の判定結果をもとに、各種作動フラグのオンまたはオフの設定を行う。
特別遊技実行手段148は、作動条件のいずれかが成立すると、特別遊技を実行する。作動回避手段152は、第1作動条件の作動条件が成立したとき、第2作動条件の成立を回避させる機能をもつが、第2作動条件の成立による第2特別遊技の実行中に第1作動条件の作動条件が成立した場合には、第2特別遊技をその時点で終了して第1特別遊技の実行を優先させる。第2特別遊技の継続は、第1始動口24a,24bへの入球に基づく装飾図柄表示装置60での図柄変動が所定回数繰り返された際と、第1特別遊技の作動条件が成立した際とに停止される。
特定遊技制御手段160は、特別遊技とは異なる遊技者に有利な特定遊技、例えば図柄変動時間の短縮を制御する。特定遊技中は、特別図柄、装飾図柄、普通図柄のそれぞれについて図柄変動時間が短縮される。特定遊技制御手段160は、所定の特定遊技開始条件が成立してから所定の特定遊技終了条件が成立するまでの間、図柄変動時間の短縮を実行する。
特定遊技制御手段160は、特定遊技中における第1表示制御手段131による特別図柄202および装飾図柄(図示せず)の変動表示を制御する第1特定遊技実行手段162と、特定遊技中における第2表示制御手段132による普通図柄204の変動表示および第2抽選手段114による抽選処理を制御する第2特定遊技実行手段164とを含む。第1特定遊技実行手段162および第2特定遊技実行手段164は、それぞれ具体的には以下の通り機能する。
第1特定遊技実行手段162は、第1特別遊技が実行される場合に、その終了後の特定遊技における第1表示制御手段131による図柄変動の設定回数を例えば0回〜30回の範囲で決定する。第2特定遊技実行手段164は、第2特別遊技が実行される場合に、その終了後の特定遊技における第1表示制御手段131による図柄変動の設定回数を例えば10回〜30回の範囲で決定する。ここで、各特別遊技の実行順序としては、通常は第1特別遊技が実行された後に第2特別遊技が実行される順序となる可能性が高い。
第1特定遊技実行手段162は、特定遊技開始条件が成立してから特定遊技終了条件が成立するまで、第1表示制御手段131による特別図柄および装飾図柄の変動表示が短縮されるよう制御する。特定遊技終了条件が成立したときは、特別図柄および装飾図柄の変動表示時間を通常通りの時間に戻す。第2特定遊技実行手段164は、特定遊技開始条件が成立してから特定遊技終了条件が成立するまで、第2表示制御手段132による普通図柄の変動表示が短縮されるように制御する。
第2特定遊技実行手段164は、特定遊技中においては普通図柄が特定の図柄で停止した場合の普通電動役物26の開閉を間欠的な複数回の開閉、すなわち所定秒(例えば3秒)間の開閉を連続して所定回数(例えば2回)行う動作に切り替える。第2特定遊技実行手段164は、特定遊技終了条件が成立したときは、普通図柄の変動表示時間を通常通りの時間に戻す。
通常遊技中は、第2抽選手段114により参照される判定テーブルが非時短用テーブルに設定され、特定遊技中はその判定テーブルが時短用テーブルに設定される。第2特定遊技実行手段164は、普通図柄の変動時間を短縮(時短)させる間、普通電動役物26の変化期間の長さを変動させる。例えば、普通電動役物26は、普通図柄の時短中は或る比較的長い時間(例えば3秒間)開放状態にされる。
<第1特別遊技>
条件判定手段146により第1作動条件が成立したと判定されると、第1特別遊技実行手段149は、第1特別遊技を構成する単位遊技の回数を例えば1回から15回の範囲内で決定するとともに、第1特別遊技を実行する。第1大入賞口28の開閉は単位遊技の回数分だけ繰り返されるので、第1特別遊技に移行すると、遊技者は相当数の出玉を期待することができる。第1特別遊技実行手段149は、開閉制御手段170を制御して、第1大入賞口28の開閉を実行する。開閉制御手段170は、第1特別遊技中、大入賞口ソレノイド82に開放指示を送り、第1大入賞口28を開放させる。
条件判定手段146により第1作動条件が成立したと判定されると、第1特別遊技実行手段149は、第1特別遊技を構成する単位遊技の回数を例えば1回から15回の範囲内で決定するとともに、第1特別遊技を実行する。第1大入賞口28の開閉は単位遊技の回数分だけ繰り返されるので、第1特別遊技に移行すると、遊技者は相当数の出玉を期待することができる。第1特別遊技実行手段149は、開閉制御手段170を制御して、第1大入賞口28の開閉を実行する。開閉制御手段170は、第1特別遊技中、大入賞口ソレノイド82に開放指示を送り、第1大入賞口28を開放させる。
第1特別遊技の実行中、作動回避手段152は、第2特別遊技の第2作動条件の成立を回避させる。これにより、遊技者は、継続中の第1特別遊技を中断されることなく、第1特別遊技による利益を享受できる。
<第2特別遊技>
本ぱちんこ遊技機10を備える遊技場(ホール)の開店に伴い、当該ぱちんこ遊技機10の電源スイッチ40がオンされると、遊技制御装置100の制御により駆動モータM1が駆動を開始し、平歯車53a,53bの回転でピストン状部材P1,P2が交互に昇降動作すると共に、平歯車53e,53fの回転でピストン状部材P3,P4が交互に昇降動作する。この状態において、羽根部材65が開放すると、これに連動して開閉部材3cを閉止方向(図5の時計回り方向)に回動させ、球通過部29と案内レール部67(図6参照)との間を連通させる。この状態で、開放した第2大入賞口30に遊技球が入球すると、これに連動してソレノイド(図示せず)が開閉部材3cを開放方向(図5の反時計回り方向)に回動させ、球通過部29と案内レール部67との間を開放する。
本ぱちんこ遊技機10を備える遊技場(ホール)の開店に伴い、当該ぱちんこ遊技機10の電源スイッチ40がオンされると、遊技制御装置100の制御により駆動モータM1が駆動を開始し、平歯車53a,53bの回転でピストン状部材P1,P2が交互に昇降動作すると共に、平歯車53e,53fの回転でピストン状部材P3,P4が交互に昇降動作する。この状態において、羽根部材65が開放すると、これに連動して開閉部材3cを閉止方向(図5の時計回り方向)に回動させ、球通過部29と案内レール部67(図6参照)との間を連通させる。この状態で、開放した第2大入賞口30に遊技球が入球すると、これに連動してソレノイド(図示せず)が開閉部材3cを開放方向(図5の反時計回り方向)に回動させ、球通過部29と案内レール部67との間を開放する。
この閉止と開放の間に遊技球が案内レール部67側に上手く通過すると、当該遊技球は、案内レール部67を図6左側に転動した後、落下案内部69側に流下し、ピストン状部材P1,P2からなる変位移動部75の昇降動作によって一旦停止したり上下移動したりしながら、テーブル部4側に移動する。そして、凸部4bに乗り上げた遊技球は、凹部4aに落下した後、大当たり抽選部5の入口側への傾斜に沿って大当たり抽選部5側に転動移動する。
一方、開放した開閉部材3cから遊技球が落下すると、当該遊技球は、落下案内部70に落下した後、移動選別部77の昇降動作するピストン状部材P3又はP4に接触する。この際、例えば、ピストン状部材P4が下降し且つピストン状部材P3が上昇した状態のときに遊技球が接触すると、この遊技球はテーブル部4側に通過することができず、排出口74(図6参照)から遊技盤50の背面側に排出されることになる。また、例えば、ピストン状部材P4が上昇し且つピストン状部材P3が下降した状態のときに遊技球が接触すると、この遊技球はピストン状部材P4を通過した直後、ピストン状部材P3の下降で出現した凹部に落下し、更に当該ピストン状部材P3が上昇する際にテーブル部4側に通過する。これにより、凸部4bに乗り上げた遊技球は、凹部4aに落下して大当たり抽選部5側に転動移動することになる。
そして、上述のように大当たり抽選部5に到達した遊技球が、上手くVゾーン5aに入球すると、当該入球が入球検出装置36により検出され、その検出結果は、第2特別遊技を継続させるための継続条件となる。つまり、第1段階において遊技球が大当たり抽選部5のVゾーン5aへ入球したことで、第2特別遊技が第2段階に移行する。
なお、第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段階に分けられ、第1段階では、第2大入賞口30の羽根部材65を開放して、遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させる。第1段階では、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して、第2大入賞口30を所定時間開放させる。開閉制御手段170は、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、羽根部材65を回動させて第2大入賞口30を開放する。一方、第2段階では、第1大入賞口28の開閉が単位遊技の回数から初めの1回、即ち第1段階における単位遊技数を除いた回数分だけ繰り返されるので、第2段階に移行すると、遊技者は相当数の出玉を期待できる。第2特別遊技実行手段150は、開閉制御手段170を制御して、第1大入賞口28の開閉を実行する。開閉制御手段170は、大入賞口ソレノイド82に開放指示を送り、第1大入賞口28を開放させる。
以上のように本実施形態では、大当たり抽選部5の両側に延在する遊技球案内路(69,4,70)と、大当たり抽選部5の両側に位置して当該遊技球案内路から交互に一定の周期で出没するように配置されたピストン状部材P1〜P4とを備えている。このため、センター役物64内に取り込まれた遊技球の入賞経路である上記遊技球案内路の周囲を、ピストン状部材P1〜P4を交互に一定の周期で出没させることで賑やかにし、遊技者の視覚に訴えることで演出性をより高めることができる。
そして、ピストン状部材P1〜P4を昇降作動させる駆動機構88が、互に噛合した状態で上記遊技球案内路に沿うように配列された平歯車53a〜53fと、該平歯車53a〜53fに動力伝達する1つの駆動モータM1と、特定の歯車である平歯車53a,53b,53e,53fとピストン状部材P1,P2,P3,P4とを所定の関係を維持して連結するリンク55,57,59,63とを有する簡略構成からなる。これにより、1つの駆動モータM1の駆動力を平歯車53a〜53fを介してピストン状部材P1〜P4にそれぞれ効率良く伝達し、リンク55,57,59,63を介してピストン状部材P1〜P4をそれぞれ円滑に作動させることができる。
また、ピストン状部材P1〜P4の下部を平歯車53a,53b,53e,53fの回転中心から所定量偏倚した位置にそれぞれ連結することにより、駆動モータM1の駆動に基づき、各ピストン状部材P1〜P4を、上述の遊技球案内路に対して一定の状態で円滑に出没させることができる。更に、ピストン状部材P1〜P4が、左右対称の駆動機構88の左右端部にて一対ずつが配置され、かつそれら左右で一対ずつのピストン状部材P1〜P4が平歯車53a,53b,53e,53fに対する偏倚した位置にそれぞれ平歯車53a〜53fを介して連結されている。このため、駆動機構88を左右対称なコンパクト構造とすることができると共に、駆動モータM1の駆動に基づく特定の歯車の回転を、平歯車53a〜53fを介して各ピストン状部材P1〜P4に出没動作として確実に伝達することができる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
4,69,70 遊技球案内路(テーブル部、案内レール部、落下案内部)
5 大当たり抽選部
10 弾球遊技機(ぱちんこ遊技機)
52 遊技領域
53a,53b,53e,53f 特定の歯車(平歯車)
53c,53d, 歯車(平歯車)
55,57,59,63 連結部材(リンク)
64 入球役物(センター役物)
65 羽根部材
88 駆動機構
Ba 遊技球
M1 モータ(駆動モータ)
P1〜P4 昇降部材(ピストン状部材)
5 大当たり抽選部
10 弾球遊技機(ぱちんこ遊技機)
52 遊技領域
53a,53b,53e,53f 特定の歯車(平歯車)
53c,53d, 歯車(平歯車)
55,57,59,63 連結部材(リンク)
64 入球役物(センター役物)
65 羽根部材
88 駆動機構
Ba 遊技球
M1 モータ(駆動モータ)
P1〜P4 昇降部材(ピストン状部材)
Claims (3)
- 遊技領域に配置されて、該遊技領域に打ち出された遊技球を役物内部に取り込むように開閉動作する羽根部材と、該羽根部材の開閉動作で役物内部に取り込んだ遊技球の入球にて機械的に大当たり抽選を実行する大当たり抽選部と、を有する入球役物を備えた弾球遊技機において、
前記大当たり抽選部の両側に延びるように設けられた遊技球案内路と、
前記大当たり抽選部の両側に位置して前記遊技球案内路から交互に一定の周期で出没するように配置された複数の昇降部材と、
該複数の昇降部材を昇降作動させる駆動機構と、を備え、
該駆動機構は、互に噛合した状態で前記遊技球案内路に沿うように配列された複数の歯車と、これら複数の歯車に動力を伝達する1つのモータと、該複数の歯車うちの特定の歯車と前記複数の昇降部材とを所定の関係を維持するように連結する連結部材と、を有してなる、
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 前記複数の昇降部材は、前記遊技球案内路に対して一定の状態で出没し得るように支持されると共に、それぞれの下部が前記特定の歯車の回転中心から所定量偏倚した位置に連結されてなる、
請求項1記載の弾球遊技機。 - 前記駆動機構は左右対称であり、
前記複数の昇降部材は、前記左右対称の前記駆動機構の左右端部にて一対ずつが配置され、かつそれら左右で一対ずつの前記昇降部材が前記特定の歯車に対する偏倚した位置にそれぞれリンクを介して連結されてなる、
請求項2記載の弾球遊技機。
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JP2006265102A JP2008079953A (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | 弾球遊技機 |
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2006
- 2006-09-28 JP JP2006265102A patent/JP2008079953A/ja active Pending
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