JP2010201241A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】一の弾球遊技機において、大当たりが、特定の図柄の表示及び特定の入賞領域への入賞のいずれかの条件により発生させ得るようにする。
【解決手段】所定の始動口11への入賞を契機に複数桁の図柄を変動表示を経て停止表示させる図柄表示装置12と、特定入賞領域53を含む複数の入球口を有する振分役物51とを備えた弾球遊技機10であって、前記図柄表示装置12に表示される図柄の組合せが所定の大当たり図柄である場合及び前記振分役物51の特定入賞領域53に遊技球が入賞した場合のいずれの場合にも大当たりが発生するように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の役物の作動の結果、所定の場合に大当たりが発生する弾球遊技機に関する。
従来の弾球遊技機には、通常の入賞口(「一般入賞口」と称する。)への入賞に対して遊技者に払い出される賞球の他に、所定の条件によって遊技者に特別の利益がもたらされる、いわゆる「大当たり」が発生するようなものがある。この大当たりの例としては、通常は閉鎖している特別な入賞口(「特別入賞口」と称する。)が開放するようなことが挙げられる。この特別入賞口は、一般入賞口より幅広に形成されていることで、開放により入賞が容易となるとともに、その入賞により払い出される賞球も一般入賞口より多く設定されているのが普通である。
上記大当たりが発生するような弾球遊技機は、概ね二種類に大別される。
第一に、スロットマシンのリールを模した複数桁の図柄が液晶画面等で画像として変動表示されるものがある。この種類の弾球遊技機では、上記入賞口のうちの特定の始動口への入賞を契機に画面上で図柄が変動を開始し、あらかじめ抽選により決定されていた図柄で停止表示がされる。そして、この際表示される図柄が所定の大当たり図柄である場合に大当たりが発生することとなっている。
第二に、特定入賞領域と称する所定の入賞領域を備えた役物領域を有するものがある。この種類の弾球遊技機では、通常は役物領域内への遊技球の進入は不可能となっているが、所定の始動口への入賞により、役物領域内への遊技球の進入が可能となる。そして、この役物領域内へ進入した遊技球が前記特定入賞領域へ入賞することで、大当たりが発生することとなっている。
特開2000−033154号公報 特開2000−079209号公報 特開平08−071214号公報
上記いずれの二種類の弾球遊技機においても、大当たりが発生する条件は一の弾球遊技機につきただ一つであった。したがって、ともすれば遊技が単調に陥りがちであった。
そこで、本発明は、一の弾球遊技機において、大当たりが前記大当たり図柄の表示及び前記特定入賞領域への入賞のいずれかの条件により発生させ得るようにすることを目的とする。
(第1の発明)
上記課題に鑑み、第1の発明は、所定の始動口11への入賞を契機に複数桁の図柄を変動表示を経て停止表示させる図柄表示装置12と、特定入賞領域53を含む複数の入球口を有する振分役物51と、落下してきた遊技球を排出するアウト口14とを備えた弾球遊技機であって、前記図柄表示装置12に表示される図柄の組合せが所定の大当たり図柄である場合及び前記振分役物51の特定入賞領域53に遊技球が入賞した場合のいずれの場合にも大当たりが発生するように形成されていることを特徴とする。
(第1の参考発明)
第1の参考発明は、所定の始動口11への入賞を契機に複数桁の図柄を変動表示を経て停止表示させる図柄表示装置12と、特定入賞領域53を含む複数の入球口を有する振分役物51とを備えた弾球遊技機10であって、前記図柄表示装置12に表示される図柄の組合せが所定の大当たり図柄である場合及び前記振分役物51の特定入賞領域53に遊技球が入賞した場合のいずれの場合にも大当たりが発生するように形成されていることを特徴とする。
「始動口」とは、弾球遊技機10の盤面に設けられる、遊技球が進入可能な複数の開口部であって、そこへ遊技球が進入することにより、通常、遊技者に所定個数の遊技球が払い出されるような「入賞口」のうち、下記の図柄表示装置12の作動に係る特別なものをいう。なお、上記始動口11を含む入賞口への遊技球の進入を、以下、「入賞」と称する。また、始動口11は通常一の弾球遊技機10につき1個が設けられることとなっている。
「図柄表示装置」とは、液晶、ブラウン管、ドットマトリクス等による画面上に画像を表示可能な装置をいう。この図柄表示装置12には、複数桁(通常3桁)の数字、文字、その他の絵柄からなる「図柄」が表示される。
遊技球が上記始動口11に入賞すると、図柄表示装置12が作動することとなる。図柄表示装置12の作動により、複数桁の図柄が変動表示を開始する。この変動表示は、複数種類の図柄が一定の順番で、一の図柄から他の図柄へと順次上下方向に循環するようにして、通常の動体視力の遊技者には視認不可能な程度の高速で行われるのが普通である。変動表示を経て、各桁で図柄が停止表示される。
ここで、本明細書中においては、「停止表示」とは、完全に停止している状態を指すのみならず、図柄が停止位置付近で揺れるような動きをもって表示されるいわゆる「揺れ変動」など、図柄は必ずしも完全に静止してはいないが、一の図柄から他の図柄への循環は行われていない状態をも含むものとする。この停止表示される図柄の組合せのうち、たとえば全て同一の図柄であるような、特別な組合せを「大当たり図柄」という。
「振分役物」とは、遊技球が進入可能な開口部が複数設けられている役物をいう。そして、その開口部の一部が「特定入賞領域」となっている。振分役物51の例としては、複数の穴が設けられている皿状の役物である、いわゆる「クルーン」がある。
「大当たり」とは、入賞口への入賞に伴う賞球の払い出しとは別に、たとえば、通常は閉鎖している特別な入賞口が開放することのような、遊技者に与えられる特別の利益をいう。
本発明に係る弾球遊技機10においては、大当たりの発生について、二通りの独立した条件が存在することとなっている。すなわち、
(1)図柄表示装置12に大当たり図柄が表示されること
(2)振分役物51の特定入賞領域53に入賞があること
のいずれか一方の条件が満たされることによって、大当たりが発生することとなっている。
上記二通りの条件は、上述の通り互いに独立したものであるので、同時に、あるいは相次いで発生することもあり得る。このような場合は、いずれの条件も有効とされる。すなわち、この場合は大当たりが少なくとも2回発生することが保証されることとなる。
もちろん、上記二通りの条件を、完全に独立とするのではなく、ある程度従属させるような構成とすることも可能である。たとえば、図柄表示装置12に大当たり図柄が表示される可能性が生じた場合にのみ、振分役物51に遊技球が誘導されるような構成とすることも可能である。
上記構成により、弾球遊技機10において、大当たり発生の条件を二通り設けることも可能となり、弾球遊技機10における遊技性の向上が図られることとなる。
(第2の参考発明)
また、第2の参考発明は、第1の参考発明の特徴に加え、所定個数の遊技球を保留可能な保留装置60と、所定の条件により上記保留装置60に保留された遊技球を前記振分役物51へ誘導する誘導装置40とを備えたことを特徴とする。
すなわち、本発明に係る弾球遊技機10においては、振分役物51へ誘導される遊技球は、一旦保留装置60により保留されることとなっている。ここで、「保留装置」とは、所定個数の遊技球を一時的に保留可能となっている装置をいう。
上記保留装置60に保留された遊技球は、所定の条件により「誘導装置」によって振分役物51へ誘導されることとなる。
たとえば、振分役物51へ至る遊技球は必ず所定の通過路を通ることとし、この通過路の起始部に上記保留装置60が設けられるような構造である場合、上記誘導装置40は、保留装置60と通過路との間を遮る扉として形成することができる。そして、上記所定の条件により、この扉が開放するように形成することで、保留装置60に保留されていた遊技球が通過路を経て振分役物51へ誘導されるようになる。
この所定の条件としては、たとえば、前記図柄表示装置10に大当たり図柄が表示される可能性が生じた場合とすることができる。
上記構成により、振分役物51への遊技球の誘導についても遊技性が向上されるとともに、上記所定の条件の発生を調節することで、大当たり発生の重複をある程度制御することも可能となる。
(第3の参考発明)
更に、第3の参考発明は、第2の参考発明の特徴に加え、前記図柄表示装置12においては、各桁の図柄は時間差をもって停止するように形成されているとともに、前記誘導装置40は、同図柄表示装置12において一部の図柄が停止表示された段階で、当該停止表示された図柄が所定のものである場合にのみ、前記保留装置60に保留された遊技球を前記振分役物51へ誘導するように形成されていることを特徴とする。
本発明に係る弾球遊技機10の図柄表示装置12においては、各桁の図柄は時間差をもって停止する、すなわち、各桁で変動する図柄が全て同時に停止することはない。
なお、ここで「時間差をもって停止」というのは、前記始動口11への入賞を契機とする変動表示の開始から、大当たり図柄又はそれ以外の図柄(「はずれ図柄」と称する。)が最初に停止表示されるまでの図柄の停止の場合のみであって、一旦ある図柄で停止表示されてから再び変動表示を経て再度停止表示が行われるような、いわゆる「再変動表示」における図柄の停止の場合にはこの限りではない。
本発明で遊技球が振分役物51へ誘導されるのは、たとえば、複数桁の図柄のうち、一の桁を除く他の桁が全て停止表示されており、当該一の桁で停止表示される図柄次第では大当たり図柄が表示されるような場合、いわゆる「リーチ」の場合が想定される。
すなわち、たとえば、上記のリーチの場合に前記誘導装置40が作動することで、前記保留装置60に保留された遊技球が前記振分役物51へ誘導されることとなる。もちろん、誘導装置40の作動の条件が、上記リーチの場合に限定されないのはいうまでもない。
上記構成により、振分役物51への遊技球の誘導についても遊技性が向上されるとともに、一部停止表示される図柄の発生(たとえば、リーチ発生の頻度)を調節することで、大当たり発生の重複をある程度制御することも可能となる。
(第4の参考発明)
また、第4の参考発明は、第3の参考発明の目的に加え、前記誘導装置40は、前記停止表示された一部の図柄が前記所定のもののうち特定のものである場合にのみ前記保留装置60に保留された遊技球を前記振分役物51へ誘導するとともに、前記停止表示された一部の図柄が前記所定のもののうち上記特定のものでない場合には前記保留装置60に保留された遊技球を盤面へ放出するように形成されていることを特徴とする。
本発明で遊技球が振分役物51へ誘導されるのは、たとえば、前記リーチの場合のうちで、特定の図柄によるリーチの場合のみとされる。
上記構成により、振分役物51への遊技球の誘導についても遊技性が向上されるとともに、一部停止表示される図柄の発生(たとえば、所定の図柄によるリーチ発生の頻度)を調節することで、大当たり発生の重複をより詳細に制御することも可能となる。
(第5の参考発明)
更に、第5の参考発明は、第3又は第4の参考発明の特徴に加え、前記誘導装置40が前記保留装置60に保留された遊技球を前記振分役物51へ誘導した場合には、前記図柄表示装置12は、当該遊技球による大当たり発生の有無が確定した後に全ての桁で図柄を停止表示するように形成されていることを特徴とする。
すなわち、本発明に係る弾球遊技機10においては、振分役物51による大当たりの発生と、大当たり図柄による大当たりの発生とが、同時に出現しないようになっている。
また、前記図柄表示装置12は、前記振分役物51による大当たりが発生した場合には、当該大当たりが終了した後に全ての桁で図柄を停止表示することとしてもよい。
上記構成により、大当たりが同時に発生することを防ぐことが可能となる。
(第6の参考発明)
加えて、第6の参考発明は、第2、第3、第4又は第5の参考発明の特徴に加え、前記振分役物51の特定入賞領域53への入賞と、前記図柄表示装置12における前記大当たり図柄の表示とが相前後して発生した場合に、大当たりが連続して発生する旨を表す連続大当たり情報を記憶する大当たり記憶手段32を備えるとともに、上記大当たり記憶手段32に上記連続大当たり情報が記憶されている場合には、上記の特定入賞領域53への入賞又は上記大当たり図柄の表示により発生した大当たりの終了後、連続して大当たりが発生するように形成されていることを特徴とする。
「大当たり記憶手段」には、たとえば、弾球遊技機10の遊技の制御を司るCPUに設けられるRAMの一部をもって充てることが可能である。
すなわち、大当たり発生の条件が連続して生じた場合に、後の大当たりの発生が保証されることとなっている。更に、後の大当たりの発生が保証されている旨を遊技者に報知する手段(たとえば、ランプによる表示)を、本請求項に係る弾球遊技機10に設けることとしてもよい。
本発明は、上記のように構成されているので、以下に記す効果を奏する。
すなわち、本発明の説明によると、一の弾球遊技機において、大当たりが前記大当たり図柄の表示及び前記特定入賞領域への入賞のいずれかの条件により発生させることが可能になる。
本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機の盤面の構成を模式的に示したものである。 本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機における大当たり発生に係る機能をブロック図で示したものである。 本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機における大当たり発生に係る処理の概要をフローチャートで示したものである。 本発明の一の実施の形態に係る弾球遊技機における保留装置に保留された遊技球の誘導を模式的に示したものである。
以下、本発明の一の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(1)弾球遊技機外観
図1は、本実施の形態に係る弾球遊技機の盤面の構成を模式的に示したものである。
本実施の形態に係る弾球遊技機10の盤面の上部には、三桁の図柄を液晶画面にて、変動表示を経て停止表示させる図柄表示装置12が設けられている。この図柄表示装置12における停止表示は、三桁のうち左の桁で最初に実行され、次に右の桁で実行され、最後に中の桁で実行されることとなっている。また、盤面の複数箇所に、賞球の払い出しに係る入賞口13、13、13、13が設けられている。更に、盤面の中央やや下方寄りには、上記図柄表示装置12の作動に係る始動口11が設けられている。
盤面の中央には、振分役物51を内蔵する役物領域50が設けられている。この振分役物51は、7個の開口部を有する皿状の外観を呈している。これらの開口部は、上方から見て中央に1個及びその周辺に6個が位置するように配列されている。この中央の1個が特定入賞領域53となっており、また、その他の6個が通常入賞領域52、52、52、52、52、52となっている。
上記役物領域50の上方には、遊技球80を最大5個まで保留可能な保留装置60が設けられている。この保留装置60からは、上記役物領域50へ通じる誘導通過路61と、盤面左下方へ開放する放出通過路62との二方向の遊技球80の通過路が設けられている。そして、上記役物領域50には、この誘導通過路61以外を通じた遊技球80の進入は不可能となっている。また、この保留装置60と上記誘導通過路61とは、誘導装置40(図2参照)の一部を構成する回動可能な誘導扉41により通常は遮られている。更に、この保留装置と上記放出通過路62とは、誘導装置40(図2参照)の一部を構成する回動可能な放出扉42により通常は遮られている。
盤面の下端には、落下してきた遊技球を排出するアウト口14が設けられている。また、このアウト口14の上方かつ前記始動口11の下方には、通常は閉鎖している大入賞口15が設けられている。なお、盤面には、遊技球の移動方向を変化させる図示しない風車及び多数の釘も設けられている。
盤面の下方には、賞球が払い出される賞球払出口17、払い出された賞球を受ける球受け皿18、及び盤面に遊技球80を弾球するための弾球ハンドル16が設けられている。
(2)機能ブロック
図2は、本実施の形態に係る弾球遊技機10における大当たりの発生に係る機能をブロック図で示したものである。この弾球遊技機10には、この弾球遊技機10における遊技の全体を制御するCPU20と、遊技の制御に係る制御プログラム及び遊技の進行中に必要となる各種データが記憶されているROM70とが設けられている。
(2-1)ROM
ROM70には、弾球遊技機10の制御に係る制御プログラム及び各種画像データを含む遊技に必要な各種遊技データが記憶されている。この画像データには、図柄表示装置12に表示される10種類の図柄(「0」から「9」までの数字)をそれぞれ表すデータも含まれる。
(2-2)CPU
CPU20には、上記ROM70に記憶された制御プログラムの一部及び遊技データの一部を一時的に記憶するRAM30が設けられている。そして、このRAM30に記憶された制御プログラム及び遊技データに従い、弾球遊技機10における遊技を制御する。すなわち、CPU20は、上記制御プログラムの所定の部分を実行することで、下記の各手段として機能する。
図柄決定手段21とは、前記始動口11への入賞を契機に乱数を取得し、これを所定の判定テーブル(前記ROM70に記憶される遊技データの一部を構成する)と比較して、各桁に停止表示される図柄の組合せである「停止図柄」を決定する手段である。ここで、この図柄決定手段21は、制御プログラムのソフトウェアリセットごとにカウントを累積的に加算(最大値に達すると、再び最小値に戻るものとする)する手段と、前記始動口11への入賞を検出した時点におけるこのカウントの値を乱数として取得する手段と、取得されたカウントの値をROM70に記憶されている判定テーブル(各カウントの値と、これに対応する図柄の組合せとから構成される遊技データ)と参照して該当する図柄の組合せを決定する手段とから構成される。
なお、上記停止図柄のうち、たとえば「777」のように全ての図柄が同一である組合せを「大当たり図柄」と称する。また、この大当たり図柄以外の組合せを「はずれ図柄」と称する。なお、このはずれ図柄のうち、たとえば「717」のように左の桁及び右の桁のみが同一である組合せを特に「リーチ図柄」と称する。
上記図柄決定手段21により決定された停止図柄のデータは、図柄記憶手段31に一時的に記憶される。更に、停止図柄が大当たり図柄である場合には、大当たりを発生させる旨の情報(以下、「大当たり情報」と称する。)が、大当たり記憶手段32に記憶される。
変動制御手段22とは、図柄表示装置12の各桁において、図柄をスロットマシンのリールの如く上から下へ「高速変動」(1個の図柄の表示時間が36msec程度の速度で変動することをいう)させるとともに、この高速変動の速度から徐々に変動速度を減少させる「減速変動」を経て、停止表示をさせる手段をいう。なお、ここでいう「停止」とは、図柄が揺れるように表示されるいわゆる「揺れ変動」等、図柄は完全停止していないものの、変動表示は行われていない状態をも含むものである。また、図柄の変動は、「0、1、2、3、4、5、6、7、8、9」の順番に循環するように行われることとなっている。
変動制御手段22は、図柄表示装置12の各桁において停止表示をする際には、前述の通り左の桁を最初に停止させ、次に右の桁を停止させ、最後に中の桁を停止させる。このとき、停止図柄が大当たり図柄又はリーチ図柄である場合には、左の桁及び右の桁が停止した段階で両桁に同一の図柄が停止表示されることとなる。この状態を「リーチ」と称する。なお、一旦全ての図柄を停止させた後に、再び各桁で変動表示を行ってから再び停止表示を行うような、いわゆる「再変動表示」を行うこともあるが、以下の説明における停止表示とは、この再変動表示を経た停止表示は意味しないこととする。
誘導制御手段23とは、誘導扉41と放出扉42とを有する誘導装置40の制御を司る手段である。具体的には、誘導扉41及び放出扉42の作動を制御することとなっている。この制御については、下記の処理の説明において述べる。
開閉制御手段24とは、特定入賞領域53への入賞又は図柄表示装置12における大当たり図柄の表示に伴い大入賞口15の開閉を制御する手段である。この制御については、下記の処理の説明において述べる。
(3)大当たり発生に係る処理
以下、本発明における大当たりの発生に係る処理を、図3及び図4を参照しつつ説明する。なお、図3は、大当たり発生に係る処理の概要をフローチャートで示したものであり、また、図4は、保留装置60に保留された遊技球80の誘導を模式的に示したものである。
始動口11へ入賞があると、図3のS100に示す段階において、図柄決定手段21によって停止図柄が決定される。この停止図柄に係るデータは、図柄記憶手段31に記憶される。そして、S110に示す段階へ進む。
S110に示す段階においては、停止図柄が大当たり図柄であるか否かが判断される。大当たり図柄であると判断された場合には、大当たり記憶手段32に大当たり情報が記憶された後、S140に示す段階へ進む。一方、大当たり図柄ではないと判断された場合には、S120に示す段階へ進む。
S120に示す段階においては、停止図柄がリーチ図柄であるか否かが判断される。リーチ図柄であると判断された場合には、S140に示す段階へ進む。一方、リーチ図柄ではないと判断された場合には、S130に示す段階へ進む。
(3-1)リーチが発生しない場合
S130に示す段階においては、変動制御手段22により、図柄表示装置12において図柄の変動表示が行われる。そして、最終的に、図柄表示装置12にリーチ図柄以外のはずれ図柄が停止表示され、処理を終了する。この後は、再び始動口11へ入賞があるまで、このはずれ図柄が図柄表示装置12に停止表示され続ける。
(3-2)リーチが発生する場合
S140に示す段階においては、変動制御手段22により、図柄表示装置12において図柄の変動表示が行われる。そして、左の桁及び右の桁が停止した段階で、リーチが発生することとなる。また、中の桁では、下記のS200に示す段階に至るまで、変動表示が継続されることとなっている。そして、S150に示す段階に進む。
(3-2-1)振分役物による大当たり
S150に示す段階に至るまでは、図4Aに示すように、誘導装置40の誘導扉41が誘導通過路61を遮断し、また、放出扉42が放出通過路62を遮断することで、遊技球80が最大5個、保留装置60に保留された状態となっている。そして、この段階において、リーチに係る図柄が、奇数であるか偶数であるかが判断される。
(3-2-1-1)奇数の場合
S150に示す段階において、リーチに係る図柄が奇数であると判断された場合には、S170に示す段階へ進む。
S170に示す段階においては、誘導制御手段23が、図4Bに示すように、誘導扉41を右方向へ回動させる。これにより、保留されていた遊技球80が誘導通過路61へ落下し、これを通じて役物領域50へ誘導されることとなる。保留されていた遊技球80が誘導通過路61へ落下すると、誘導制御手段23は、誘導扉41を左方向へ回動させることで、図4Aに示す状態に復することとなる。そして、S180に示す段階へ進む。
S180に示す段階においては、役物領域50へ誘導された遊技球80が、振分役物51へ落下することとなる。落下した遊技球80は、振分役物51上のいずれかの開口部に入球することとなる。
(3-2-1-1-1)大当たりが発生しない場合
ここで、これらの遊技球80のいずれもが通常入賞領域52へ入球した場合には、賞球の払い出しが行われるのみで、大当たりは発生しない。そして、S200に示す段階へ進む。
(3-2-1-1-2)大当たりが発生する場合
一方、これらの遊技球80のうちの少なくとも1個が特定入賞領域53に入賞した場合は、S190に示す段階へ進む。
S190に示す段階においては、開閉制御手段24が、大入賞口15の開閉を行うことで、大当たりが発生する。すなわち、開閉制御手段24は、大入賞口15を開放させて、30秒経過したか、又は10球入賞したかのいずれかによって、大入賞口15を一旦閉鎖させる。ここで、大入賞口15の開放の間に、入賞した遊技球が大入賞口15の内部に設けられた図示しない特定領域に入球していると、開閉制御手段24は再度大入賞口15を開放させる。このようにして、大当たりの間は、大入賞口15の開放は、最大16回行われることとなっている。そして、大当たりが終了すると、S200に示す段階へ進む。
(3-2-1-2)偶数の場合
S150に示す段階において、リーチに係る図柄が偶数であると判断された場合には、S160に示す段階へ進む。
S160に示す段階においては、誘導制御手段23が、図4Cに示すように、放出扉42を左方向へ回動させる。これにより、保留されていた遊技球80が放出通過路62へ落下し、これを通じて盤面へ放出されることとなる。保留されていた遊技球80が放出通過路62へ落下すると、誘導制御手段23は、放出扉42を右方向へ回動させることで、図4Aに示す状態に復することとなる。すなわち、この場合は、大当たりは発生しないこととなる。そして、S200に示す段階へ進む。
(3-2-2)図柄表示装置による大当たり
S200に示す段階においては、変動表示が継続していた中の桁において、停止表示が行われる。そして、S210に示す段階へ進む。
S210に示す段階においては、大当たり記憶手段32に大当たり情報が記憶されているか否かが判断される。
(3-2-2-1)大当たりが発生する場合
S210に示す段階において、大当たり記憶手段32に大当たり情報が記憶されている場合には、この大当たり情報を一旦クリアした後、S220へ進む。
S220に示す段階においては、前記の(3-2-1-1-2)の場合と同様に、大当たりが発生することとなる。大当たりが終了すると、当該停止図柄が図柄表示装置12に停止表示された状態で、処理を終了する。この後は、再び始動口11へ入賞があるまで、この停止図柄が図柄表示装置12に停止表示され続ける。
(3-2-2-2)大当たりが発生しない場合
一方、S210に示す段階において、大当たり記憶手段32に大当たり情報が記憶されていない場合には、当該停止図柄が図柄表示装置12に停止表示された状態で、処理を終了する。すなわち、この場合は、大当たりは発生しないこととなる。この後は、再び始動口11へ入賞があるまで、この停止図柄が図柄表示装置12に停止表示され続ける。
(4)その他の実施の形態
前記保留装置60から役物領域50へ誘導された複数の遊技球80のうち、特定入賞領域53に複数の遊技球80が入賞した場合には、その入賞の個数と等しい回数だけ、大当たりが発生することとしてもよい。この場合は、大当たり記憶手段32にその回数を大当たり情報として記憶させることとして、大当たり終了のたびに大当たり情報を減算し、大当たり情報がゼロになるまでは大当たりが発生するようにすることとしてもよい。
また、前記保留装置60から役物領域50へ誘導された複数の遊技球80のうち、特定入賞領域53に複数の遊技球80が入賞した場合には、その入賞した個数に応じて、大当たり発生の有無が決定されることとしてもよい。
更に、前記保留装置60から役物領域50へ誘導された複数の遊技球80のうち、特定入賞領域53に複数の遊技球80が入賞することを防止するために、一の遊技球80が特定入賞領域53に入賞すると、当該入賞に係る大当たりの終了まで、この特定領域53を閉鎖する手段を設けることとしてもよい。
加えて、前記保留装置60に保留されている遊技球80が役物領域50へ誘導されるか、又は盤面へ放出されるかは、図柄表示装置12に停止表示される図柄に依存することとしてもよい。たとえば、図柄表示装置12に大当たり図柄が停止表示された場合には保留されている遊技球80は盤面に放出するとともに、リーチは発生したもののはずれ図柄が停止表示された場合にはそれらの遊技球80を役物領域50へ誘導することとすれば、大当たりが同時に発生することを防ぐことが可能となる。
10 弾球遊技機
11 始動口 12 図柄表示装置
13 入賞口 14 アウト口
15 大入賞口 16 弾球ハンドル
17 賞球払出口 18 球受け皿
20 CPU
21 図柄決定手段 22 変動制御手段
23 誘導制御手段 24 開閉制御手段
30 RAM
31 図柄記憶手段 32 大当たり記憶手段
40 誘導装置
41 誘導扉 42 放出扉
50 役物領域
51 振分役物 52 通常入賞領域
53 特定入賞領域
60 保留装置
61 誘導通過路 62 放出通過路
70 ROM
80 遊技球

Claims (1)

  1. 所定の始動口への入賞を契機に複数桁の図柄を変動表示を経て停止表示させる図柄表示装置と、
    特定入賞領域を含む複数の入球口を有する振分役物と、
    落下してきた遊技球を排出するアウト口とを備えた弾球遊技機であって、
    前記図柄表示装置に表示される図柄の組合せが所定の大当たり図柄である場合及び前記振分役物の特定入賞領域に遊技球が入賞した場合のいずれの場合にも大当たりが発生するように形成されていることを特徴とする弾球遊技機。
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