JP6113482B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
当該ステージは複数設定されており、例えば、抽選により1つのステージを選択することによってステージ変更するものがある。
ところで、当りの信頼度が高い予告演出が実行された場合、遊技者は、抽選結果が当りであることを強く期待するため、その結果外れたとき、大きく落胆することがあった。そして、これにより遊技を止めてしまうこともあり、遊技機の稼働率の低下を招く虞があった。
これにより、特定の変動パターンに基づいて、外れの抽選結果が表示される遊技後の遊技において、他の演出ステージへ変更させ易くする確率状態とし、他の演出ステージへ変更した場合は、演出ステージ毎に設定されている演出の表示態様(以下、ステージ構成ともいう)が一新されるため、外れ演出(演出図柄の変動表示)の結果(演出図柄の停止表示の態様)により落胆した遊技者の気分転換を促すことができる。
また、本発明の構成によれば、予め定めた所定値以上の当りの信頼度が設定された特定の変動パターンに係る演出図柄の変動表示(例えば、スーパーリーチ演出に係る外れ演出)が実行される遊技では、条件抽選に係る確率を第1所定値まで向上させず、条件達成し難い状態を維持して、その後の遊技(例えば、スーパーリーチ演出に係る外れ演出後の遊技)から予め定めた終了条件が満たされるまで、当該条件抽選に係る確率を第1所定値に向上させるようになっている。
この構成に対して、例えば、特定の変動パターンに係る演出図柄の変動表示が実行される遊技後から規定遊技数後(例えば2ゲーム後)に、強制的に演出ステージの変更を実行させる構成とした場合、遊技者は経験則により、当りの信頼度が高い外れ演出の遊技後には演出ステージの変更が決まって行われることを予期してしまう可能性がある。即ち、規則的な演出ステージの変更により遊技者の気分転換を促す効果が望めない虞がある。
一方、本発明の構成においては、当りの信頼度が高い特定の変動パターンに係る遊技後(例えば、スーパーリーチ演出に係る外れ演出後)に、条件抽選に係る抽選確率を向上させることによって、比較的に早期、かつランダムに条件達成となり演出ステージの変更を行うことができる。従って、演出ステージを、規則的に、即時変更したり、数ゲーム後に変更したりする場合と比較して、不規則に演出ステージが変更することによって、演出ステージ変更のタイミングを予期することができないようにすることが可能となる。
即ち、当りの信頼度が高いため当り演出を期待したにも関わらず外れ演出となり、遊技者の不快度合が高まったと考えられる遊技において、規則的な演出ステージの変更を感じさせないように、条件抽選に係る当選確率を第1所定値に向上させることが可能となる。
なお、「所定の終了条件」とは、例えば、条件抽選により条件達成となるまで、または予め定めた遊技回数となるまで等、適宜に設定可能なものである。
ここで演出ステージ(演出の表示態様)は、遊技状態(高確率遊技状態、低確率遊技状態)に対応するように設定しても良く、演出表示制御手段により実行されうる演出パターンの演出態様カテゴリーの範囲を確定するものであって、遊技状態に応じて演出の趣向を多様にすることにより遊技の単調化の抑制が図ることができるため好適である。
また、高確率遊技状態(所定の遊技状態)の場合は、当り遊技の提供に係る当否抽選の当選確率が向上して期待感が高まる遊技状態であるため、例えば、所定の遊技状態判断手段により現状の遊技状態を判定し、判定の結果、当否抽選の当選の期待感が高まる所定の遊技状態(例えば、高確率遊技状態、または、高確率遊技状態に係る演出ステージ)となっている場合には、条件抽選に係る処理を制御(抽選確率を低下させる、条件抽選を中止させる等)し、演出ステージを変更され難くして、当該期待感の高まりに影響を与えないようにすると好適である。
なお、以下の説明において遊技機(パチンコ機)の各部の左右方向は、その遊技機に対面する者にとっての左右方向に合わせて説明する。即ち、遊技機の正面から説明する場合は、遊技機の正面に対面する者(例えば、遊技者)の視点を基準とし、背面から説明する場合は、遊技機の背面に対面する者の視点を基準とする。
図1に示すように、本実施形態の遊技機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2に開き戸状に開閉自在に取り付けられた本体枠3と、当該本体枠3の内側に装着された遊技盤30と、本体枠3の前面に開き戸状に開閉自在に取り付けられ、遊技盤30を視認させるよう中央に大きくガラス窓4aが設けられたガラス扉4と、本体枠3の下側に開閉自在に設けられ、遊技球を貯留する受皿6を有する前面ボード5と、本体枠3内の下部に配設された遊技球を発射するための発射装置7B(図4参照)と、前面ボード5に取り付けられ、遊技者の回転操作に基づいて遊技球を発射装置7Bに発射させるためのハンドル7と、ガラス扉4の左右の上部にそれぞれ設けられ、遊技の状況に応じた効果音を出力するスピーカ8と、ガラス扉4の左右両側にそれぞれ設けられ、遊技の状況に応じて点灯、消灯及び点滅する照明演出を行う、例えばフルカラーLEDを搭載した照明装置9とを備える。
また、図2におけるサブ制御装置200の右隣には、入賞した賞球を払い出すための賞球払出装置301が設けられており、払出発射制御装置300の左隣には、各制御装置に電力を供給するための電源装置400が設けられている。
図3に示すように、遊技盤30はその盤面に遊技球が流下する遊技領域31を備える。受皿6に貯留された遊技球は、発射装置7Bにより発射されて図3に示す矢印X方向へ飛んで発射口34を通過し、遊技領域31の上部に到達し、遊技領域31内を流下することになる。
第1特別図柄表示装置40Aは、遊技球が後述する第1始動入賞口61に入賞したことを契機に、主制御装置100により実行される第1特別図柄抽選の結果を表示するためのものである。より具体的には、当該電子抽選の結果に基づいて数字や絵柄等の特別図柄(単に、特図ともいう。)を変動させた後に、所定の特別図柄を導出表示(停止表示)させるという態様で抽選結果が表示されるように主制御装置100により制御されるものである。
普通図柄表示装置41は、遊技球が後述するスルーチャッカ64を通過したことを契機に、普通図柄(単に、普図ともいう)に係る電子抽選(普図抽選)の結果、普図当り、または外れが表示されるよう主制御装置100により制御されるものである。
なお、以下の遊技領域31内に配置された上述の各構成部材の説明は、他に示すものが無い限り図3を参照するものであり、その旨の記載は省略する。
センター役物50は、遊技領域31のほぼ中央において、遊技領域31から前方へ突出し、その中央に前後方向の開口部50aを有する枠状をなしている。センター役物50の後方には、矩形状の演出表示装置51が設けられており、センター役物50の左側には、遊技領域31に打ち出された遊技球の一部を、センター役物50内に導入可能とするための遊技球案内路50bが設けられている。センター役物50の下部中央には、遊技球案内路50bから導入された遊技球を、誘導し、かつ揺動させるステージ52が設けられている。ステージ52の左右は中央へ向かって傾斜しており、ステージ52の中央には前後方向の溝52Aが、僅かに前側が傾斜するように形成されている。この溝52Aの真下の位置には第1始動入賞口61が配置されているため、溝52Aから落下した遊技球は、高い確率で第1始動入賞口61に導かれる。
演出表示装置51は、本実施形態の遊技機においては表示領域を有する液晶表示装置からなり、サブ制御装置200の制御に基づいて、所定の演出態様をセンター役物50の開口部50aを透して表示するものである。
演出表示装置51には、所定の演出態様として、第1特別図柄表示装置40Aに表示される第1特別図柄の変動と連動して変動表示される第1演出図柄S1と、第2特別図柄表示装置40Bに表示される第2特別図柄の変動と連動して変動表示される第2演出図柄S2とが、共通化されて液晶画像の表示領域内で表示制御される。また、各演出図柄S1、S2の裏側には遊技状態に対応する背景画像(変動画像または静止画像)が表示制御される。また、各演出図柄S1、S2が縮小表示され、背景画像が前面に表示されるような、後述するスーパーリーチ演出や擬似連続演出(以下、単に擬似連ともいう)等の特殊演出が表示制御される場合がある。
なお、第1演出図柄S1及び第2演出図柄S2を共通化した演出図柄としないで表示制御するようにしてもよい。また、後述するモード状態などの遊技状態の変化に応じて演出図柄の形状などの意匠を変化させる表示制御をするようにしてもよい。
ここで、当りに対する信頼度とは、例えば、所謂リーチ演出や擬似連等に係る変動パターンに対応して設定されている。
具体的には、擬似連1回<擬似連2回<擬似連3回という関係、また、ノーマルリーチ演出<スーパーリーチ演出という関係で信頼度の値がそれぞれ設定されている。
本実施形態の遊技機では、当りの信頼度が予め定めた所定の値以上に設定された外れ演出として、擬似連3回、スーパーリーチ演出を想定している。
第1始動入賞口61、第2始動入賞口62、大入賞口65、スルーチャッカ64、一般入賞口67のそれぞれには、遊技球の通過を検知する第1始動入賞口検知センサ91、第2始動入賞口検知センサ92、大入賞口検知センサ93、スルーチャッカ検知センサ94、一般入賞口検知センサ95が内蔵されている(図4参照)。
これらの検知センサ91〜95は、遊技球の通過に伴い遊技球検知信号(電気信号)を出力する磁気センサであり、その遊技球検知信号は主制御装置100に入力される(図4参照)。
また、「スルーチャッカ」は、遊技領域31に設けた遊技球の通過部を通過した後に、引き続き遊技領域31を流下させる遊技球通過口である。
第1始動入賞口61は、遊技領域31の略中央部におけるステージ52の下方に位置する。遊技球の第1始動入賞口61への入賞(第1始動入賞口検知センサ91による遊技球の検知)を契機に、主制御装置100により第1特別図柄抽選等が実行される。
本実施形態の遊技機においては、遊技者の操作により遊技球が、遊技領域31の左側部を流下する場合、第1始動入賞口61に入賞し易く、遊技球が右側部を流下しなければ第2入賞口62に入賞し得ない盤面構成となっている。
電動チューリップ63は、普通図柄に係る電子抽選(普通図柄抽選、または普図抽選という)の結果が当りとなった場合に、1対の羽根部材63Aが開放し、遊技球が受入れ可能となるように主制御装置100により制御される。
スルーチャッカ64は、上述したように遊技球が通過可能なゲート構造をなしたものであり、本実施形態の遊技機においては、遊技盤30の右側部に位置している。
遊技球がスルーチャッカ64を通過することを契機に、主制御装置100により普通図柄抽選を行う。
従って、本実施形態の遊技機では、遊技者がハンドル7の回転操作量を大とする操作をして、遊技球を遊技領域の右側に打ち出して、スルーチャッカ64に遊技球を通過させなければ普図抽選も行われないため、第2始動入賞口62への遊技球の入賞は不可能となっている。
大入賞口65は横長な長方形の開口であり、第2始動入賞口62の下方に設けられる。
アタッカ装置66は、大入賞口65における開口の下辺部に水平な軸を中心として前後方向にフラップ状に回動白在に設けられ、大入賞口65の形状とほぼ同じ長方形の蓋部材66Aを駆動させるアタッカ駆動装置66B(図4参照)の駆動により蓋部材66Aが閉鎖状態から前方向に回動して大入賞口65を開放状態とする(役物作動装置または役物連続作動装置を作動状態とする)ものである。
即ち、例えば、1ラウンドが上記条件(最大入賞可能個数が9個、アタッカ装置66の開放時間が30秒)の場合は、アタッカ装置66の開放時点から30秒経過する前に大入賞口65への遊技球の入賞個数が9個に達した場合と、大入賞口65への遊技球の入賞個数が9個に達する前にアタッカ装置66の開放時点から30秒が経過した場合に、1ラウンドが終了するようになっている。
なお、当り遊技が、2ラウンド、3ラウンド、10ラウンド又は15ラウンドの何れのラウンドとなるかは、主制御装置100による抽選の結果によって決定する。
例えば、主制御装置100による抽選(役物作動装置または役物連続作動装置における条件装置の作動許可とさせるか否かの抽選)の結果、有利遊技が15ラウンド(15ラウンド当り)となった場合には、大入賞口65が例えば30秒×15回の開閉パターン(当りパターン)を伴うことで約1000個〜1700個程度の期待出玉量となり、同じく、10ラウンド(10ラウンド当り)となった場合には、大入賞口65が例えば30秒×10回の開閉パターンを伴うことで約600個〜1200個程度の期待出玉量となり、同じく、3ラウンド(3ラウンド当り)となった場合には、大入賞口65が例えば30秒×3回の開閉パターンを伴うことで約200個〜350個程度の期待出玉量となる。
従って、例えば5ラウンドの当り遊技となる場合は、アタッカ装置66を作動させる1回分のコマンドが個別に5回分連続生成されることに基づいて、当該5ラウンドの当り遊技を実行することもできる。
図4を参照し、主要な制御装置について詳説しながら本実施形態の遊技機の機能(制御)を説明する。
なお、本実施形態の遊技機は、主制御装置100及びサブ制御装置200によって制御され、主制御装置100及びサブ制御装置200の以下に説明する機能は、ROMに予め記憶されている所定のプログラム(ソフトウェア)による情報処理が、CPUやROMやRAM、その他演出装置等のハードウェア資源により具体的に実現されることによって達成される。
図4に示すように、主制御装置100は、各検知センサ91〜95からの遊技球の検知信号の入力に基づいて、遊技に係る抽選や制御を実行する。
主制御装置100は、遊技に係る抽選や制御を実行するため、乱数抽選手段105、特別図柄用当否判定手段110、特別図柄用種類判定手段115、特別図柄用変動表示判定手段120、特別図柄変動表示制御手段130、乱数保留制御手段140、保留球乱数先判定手段145、当り遊技制御手段150、遊技モード制御手段160、普通図柄用当否抽選手段170、電動チューリップ制御手段180、払出制御手段190等を有する。
また、第2始動入賞口検知センサ92からの検知信号の入力を契機に、当該信号入力時の遊技状態(例えば、特図高確遊技モードまたは特図低確遊技モード)に基づいて当否判定を行うための第2特別図柄当否用テーブル(例えば、特図高確遊技判定用テーブル又は特図低確遊技判判定用テーブル)を決定し、当該第2特別図柄当否用テーブルを参照して抽出された第2特別図柄当否用乱数を判定し当否を決定する。
また、特別図柄用種類判定手段115は、第2始動入賞口検知センサ92からの検知信号の入力に基づいて、当否判定の結果及び遊技状態等に応じて第2特別図柄の種類を判定するための第2特別図柄種類テーブル(例えば、当り停止表示用テーブル又は外れ停止表示用テーブル)を決定し、当該第2特別図柄種類テーブルを参照して抽出された図柄種類用乱数を判定し、停止表示される第2特別図柄を決定する。
なお、本実施形態に係る遊技機で用いられる当りに係る特別図柄の種類は、2R特別図柄A、5R特別図柄A、5R特別図柄B、15R特別図柄Aの4種類であって、2R特別図柄Aは2ラウンド、5R特別図柄A、5R特別図柄Bは5ラウンド、15R特別図柄Aは15ラウンドの当り遊技に対応するようにそれぞれ設定されている。
なお、図5に示すツリー図は、一遊技状態(例えば、特図高確遊技モード)の変動パターンの判定においてノード同士の関係を示すものであって、遊技状態に応じて、最適な演出制御を実行すべく各ノード同士の関係が最適化されたものが設定されている。
ここで、変動パターンは後述する演出パターンを決定付けるための要素である。主制御装置100は、変動パターンの決定情報(結果情報)を制御コマンドとしてサブ制御装置200へ送信する。特に、制御コマンドとして、外れ変動パターン0〜外れ変動パターン4に対応してコマンドA〜コマンドDが設定されている(図6参照)。
なお、仮判定の結果は、特別図柄用当否判定手段110、特別図柄用種類判定手段115及び特別図柄用変動表示判定手段120による判定結果と同一となり、両者の判定の結果に差違はない。
具体的には、特図当り時における特図当りの種類が2Rに対応する2R特別図柄Aである場合にアタッカ装置66を2ラウンドだけ開閉させて遊技者に当り遊技を提供するものであり、特図当り時における特図当りの種類が5Rに対応する5R特別図柄A又は5R特別図柄Bである場合にアタッカ装置66を5ラウンドだけ開閉させて遊技者に当り遊技を提供するものであり、特図当り時における特図当りの種類が15Rに対応する15R特別図柄Aである場合にアタッカ装置66を15ラウンドだけ開閉させて遊技者に当り遊技を提供するものである。
ここでいう、モード状態は、複数種類設定されており、具体的は、特図当りが通常遊技状態時と比較して当選し易い「特図高確遊技モード」、特図当りが特図高確遊技モードと比較して当選し難い「特図低確遊技モード」、普図当りが通常遊技状態時と比較して当選し易い「普図高確遊技モード」、普図当りが普図高確遊技モードと比較して当選し難い「普図低確遊技モード」、又はこれら遊技モードの組合せ等である。
このモード状態の変化に基づいて、変動パターン及び演出パターンの選択に係る設定等及びそれらに依存する演出制御も変化する。
また、本実施形態の遊技機では、高確率遊技状態は、確変状態を含むが、潜確状態を含むようにしてもよく、または含まないようにしてもよい。
図4に示すように、サブ制御装置200は、演出モード決定部205と、ステージ変更制御手段210と、演出表示制御手段220とを有する。
(演出モード決定部)
演出モード決定部205は、遊技モード制御手段160が決定した遊技モードに基づいて演出モードを選択する。
ここで、演出モードとは、遊技モード制御手段160が管理する遊技モードに対応して、分類されている管理情報であって、具体的には、特図高確遊技モード及び特図低確遊技モードに対応して、高確率演出モード及び低確率演出モードが設定されている(図6参照)。
図4に示すように、ステージ変更制御手段210は、演出ステージを最適なタイミングで変更可能とするものであって、ステージ変更抽選部212、ステージ変更決定部214、抽選確率変更部216及びステージ変更部218を有する。
ステージ変更抽選部212は、特別図柄用変動表示判定手段120により決定された外れに係る所定の変動パターンが選択されたことを契機に、演出ステージの変更を実行するか否かを決定するための条件抽選(以下、ステージ変更決定抽選)を行う。
また、遊技状態が高確率遊技状態の場合において、ステージ変更抽選部212により演出ステージの変更を制御する代わりに、後述する抽選確率変更部216によりステージ変更決定抽選の抽選確率を低下させてもよい(例えば、抽選確率1/1000)。
ここで、演出ステージは、上述の演出モード(高確率演出モード、低確率演出モード)に対応するように設定され、各演出装置(スピーカ8、照明装置9、演出表示装置51等)において実行されうる演出パターンの表現上の範囲を確定するものであって、遊技状態(遊技モードまたは演出モード)に応じて演出の趣向を確定付けるものである。
なお、高確率演出モードには、例えば、確変時の演出モードが設定されている。
なお、低確率演出モードには、遊技状態が通常時の演出モードが設定されている。
なお、高確率演出モードでは単一の演出ステージを対応付けてられているが、低確率演出モードのように、複数の演出ステージを設定するようにしてもよい。
このように設定した場合、例えば、潜確状態等においてステージ変更が可能となって、演出のバリエーションが増加し、遊技者の気分転換を促すことができ、遊技の興趣性も向上する。
ステージ変更決定部214は、演出モードが低確率演出モードにおいて、ステージ変更抽選部212による抽選の結果、当選したことに基づいて、演出ステージを変更するための演出ステージ変更抽選を行い、変更先の演出ステージを決定する。
ステージ変更決定部214は、演出ステージ変更抽選を実行するにあたって、同じ演出ステージが再び設定されないように、現状設定されている演出ステージ(後述するステージフラグの有無)を判断して、当該演出ステージ以外の演出ステージが抽選対象として設定された演出ステージ抽選テーブルを参照して演出ステージ変更抽選を行う。例えば、現状、第2ステージが設定されている場合、第3ステージ及び第4ステージに係る演出ステージ抽選テーブルを選択し、当該抽選テーブルを参照して演出ステージ変更抽選を行う。
抽選確率変更部216は、特別図柄用変動表示判定手段120により、外れに係る特定の変動パターン(以下、単に、「特定変動パターン」という)が選択されたこと、または、外れ変動パターンの遊技数が第1所定数(例えば100回)以上となったことを契機(抽選確率変更契機)として、特定変動パターンが選択された遊技、または外れ変動パターンの遊技数が所定数以上となった遊技の次の遊技から、ステージ変更抽選部212によるステージ変更決定抽選の当選確率を、通常遊技状態時の「1/100」から第1所定値である「1/10」に変更する制御(抽選確率変更制御)を行う。
抽選確率変更部216は、外れ遊技数計数制御部が第1所定数(例えば100)を計数したことを契機に高確率フラグ設定処理を実行し、演出ステージ変更後に高確率フラグを削除している。
なお、以下の説明において、ステージ変更決定抽選の当選確率が「1/100」となった遊技状態を低確率ステージチェンジモードと称し、ステージ変更決定抽選の当選確率が「1/10」となった遊技状態を高確率ステージチェンジモードと称する。
これにより、ステージ変更した後すぐにステージ変更することを防止し、ステージ変更の目的(遊技者の気分転換の促進)を没却することを防ぐことができる。
ステージ変更部218は、現状の遊技において設定されている演出ステージから、ステージ変更決定部214により決定付けられた演出ステージへ変更する(移行させる)制御を行う。
ステージ変更部218は、ステージ移行テーブル(図示省略)を有しており、ステージ移行テーブルにおいて、ステージ変更決定部214により決定付けられたステージに対応するフラグを設定したり、削除したりすることによって、演出ステージの移行を管理している。
図4に示すように、演出表示制御手段220は、演出パターン決定乱数管理部222、演出図柄変動表示制御部224、及び演出パターン決定テーブル226を有する。
演出パターン決定乱数管理部222は、変動パターンの種類に応じた演出パターンを決定するための演出パターン決定乱数(乱数範囲:0〜99)を生成し、主制御装置100から送信された制御コマンド(例えば、コマンドA〜コマンドD)の受信に基づいて、乱数範囲から1つの演出パターン決定乱数を抽出する(図6参照)。
演出図柄変動表示制御部224は、演出表示装置51において変動表示させる演出図柄等に係る変動表示パターンである演出パターンを決定するとともに、当該演出パターンに基づいて演出図柄等を変動表示させる制御を実行する。ここで、演出パターンには、第1演出図柄S1及び第2演出図柄S2図柄を表示するための情報、その背景を表示するための情報、キャラクタを表示するための情報、その他、当選に対する期待度を示唆する態様の予告演出を表示等するための情報等がそれぞれ設定されている。また、このような演出表示装置51の変動表示態様に合わせて、サブ制御装置200が制御するスピーカ8及び照明装置9に係る演出を出力するための情報が設定されている。
演出パターン決定テーブル226は様々な演出バリエーションを提供するために、図6に示すように、演出パターンを決定付けるために必要な要素として、演出モード、演出ステージ、変動パターン(変動パターンに基づく制御コマンド)及び演出パターン決定乱数との関係について規定している。
払出発射制御装置300は、ハンドル7の回動操作量に対応して増減する発射ボリューム(可変抵抗器)7Aからの入力に基づいて所定の強度で遊技球が発射されるように発射装置7Bを駆動制御するようになっている。
また、払出発射制御装置300には、ハンドル7の円周上に設けられた発射停止スイッチ7Cやハンドル7に配設され、ハンドル7の回転操作が有効となる条件とするハンドル7の表面接触検出を行うためのタッチセンサ7Dが接続されている。
図7を参照して、演出表示装置51に表示されるステージ変更に至るまでの演出の流れを、ステージ変更抽選の当選確率の変位状態とともに説明する。なお、図7において、演出画面遷移S01〜S06に対応して付された斜線領域S07〜S09は、その画面遷移期間のステージチェンジモードを示すものである。即ち、S01〜S03が低確率ステージチェンジモード状態S07にあることを示し、S04〜S05が高確率ステージチェンジモード状態S08にあることを示し、S06が低確率ステージチェンジモード状態S09にあることを示す。
ここで、S01〜S03までの遊技(1遊技中)においては、上述のステージ変更決定抽選の当選確率が「1/100」に設定された低確率ステージチェンジモード状態(S07)となっている。
ステージ変更を示唆する(S05)の次の遊技、即ち、ステージ変更を実行した遊技から高確率ステージチェンジモードから、低確率ステージチェンジモードに変化させる(S09)。
図8及び図9を参照して、サブ制御装置200による演出ステージに係る変更処理の流れを説明する。
遊技球が始動入賞口61、62に入賞することを契機に(S100でYES)、特別図柄用当否判定手段110、特別図柄用種類判定手段115、特別図柄用変動表示判定手段120は、乱数抽選手段105により生成及び抽出された当否用乱数、図柄種類用乱数、変動パターン決定乱数等の始動用乱数抽選の判定を行う(S110)。また、S100の保留判定契機において、保留球乱数先判定手段145は、乱数保留制御手段140による保留乱数(始動用乱数抽選)の仮判定を行う(S110)。ここで、特別図柄用変動表示判定手段120は変動パターン決定乱数に基づいて変動パターンを決定する。
特定変動パターンが選択されず(S150でNO)、かつ外れ変動パターンの遊技数が所定数(天井回数「100ゲーム」)以上ではない場合(S160でNO)、当選確率が低確率状態の低確率ステージチェンジモードにおいてステージ変更決定抽選を行い、当否の判定をする(S180)。
ステージ変更部218は、現時点で選択している演出ステージを、S220、S240、S250における演出ステージ選択抽選で決定した演出ステージへ変更する(S260)。
一方、S120において変動パターンにおける変動時間が所定(5.5秒)秒数以上と判断しなかった場合、または、S140またはS180におけるステージ変更決定抽選の当否判定の結果、当該変更決定抽選が当選しなかった場合(S190でNO)、抽選確率変更部216(外れ遊技数計数制御部)は外れ遊技数のカウンタ値に1を加算する処理(S280)を行う。
また、変形例で説明する構成要件以外は、上記の実施例の構成要件と同様のものを採用する。また、上記実施例において説明した構成要素であっても、変形例において機能が拡充したものについては、改めてその説明をしている。
抽選確率変更部216は、ステージ変更を行った遊技以降から、当否抽選の結果が外れとなった遊技回数が第1所定数以上となった遊技において、特別図柄用変動表示判定手段120により特別の変動パターンが選択された場合に、ステージ変更抽選部212による抽選の当選確率を、第1所定値(例えば「1/10」)よりも高い第2所定値(例えば「1/2」)まで向上させる。
ステージ変更決定部214は、ステージ変更抽選部212による演出ステージの変更の条件抽選の結果、条件達成(当選)となる場合に、複数の演出ステージから他の演出ステージとは異なる演出態様に係る情報が設定された特別演出ステージを選択する。
(1)本発明は、所定の条件を満たすことによって、通常遊技よりも遊技者が有利となりうる当り遊技の提供に係る当否抽選を実行可能な抽選手段(特別図柄用当否判定手段110に相当する。以下、抽選手段110とする。)と、抽選手段110による当否抽選の結果に基づいて、複数種類の変動パターンから一つの当りまたは外れに係る変動パターンを選択するための抽選を行う変動パターン抽選手段(特別図柄用変動表示判定手段120に相当する。以下、変動パターン抽選手段120とする。)と、変動パターン抽選手段120により選択された変動パターンに基づいて演出図柄を変動表示させた後、当否抽選の結果に応じた態様で演出図柄S1、S2を停止表示させる演出を実行制御する演出表示制御手段220と、遊技の状態の示唆や所定の目的に応じて、演出に係る表示態様が予め設定されている複数の演出ステージから1つの演出ステージ選択をして表示変更を可能とするステージ変更制御手段210とを備える遊技機である。
ステージ変更制御手段210は、外れに係る変動パターンが抽選されて選択されたことを契機に、演出ステージの変更を実行するか否かを決定するための条件抽選を行うステージ変更抽選部212と、前記ステージ変更抽選部による前記条件抽選の結果、条件達成となる場合に、当該条件抽選時において選択されていた演出ステージを除いた前記複数の演出ステージから1つの演出ステージを選択するステージ変更決定部214と、変動パターン抽選手段120によって、外れに係る変動パターンの種類の1つである特定の変動パターンが抽選されたことを契機に、条件抽選に係る確率を第1所定値まで向上させ条件達成とする抽選結果となり易くする抽選確率制御を実行可能とする抽選確率変更部216とを有する。
上記構成によれば、外れに係る特定の変動パターンが抽選されて選択された場合に係る演出、例えば、外れに係る変動パターンの中でも選択確率が低く設定された特定の変動パターン(例えば、スーパーリーチ演出に係る変動パターン)に基づいて、演出図柄S1、S2による変動表示(例えば、当りの信頼度が高い外れ演出)が実行されてから当該演出図柄S1、S2の停止表示となった後に、ステージ変更抽選部212に係る条件抽選の条件達成とする当選確率を、例えば、第1所定値より低確率の通常用として定められた値である「1/100」から第1所定値である「1/10」まで向上させることにより、抽選結果を条件達成となり易くする。当該確率向上の状態後は、少ない遊技回数(1遊技(1回の遊技)は、1回ごとの当否抽選の結果が得られる単位遊技のことである。)で、現状の演出ステージから他の演出ステージへ早期に変更し易くする状態となる。
これにより、特定の変動パターンに基づいて、外れの抽選結果が表示される遊技後の遊技において、他の演出ステージへ変更させ易くする確率状態とし、他の演出ステージへ変更した場合は、演出ステージ毎に設定されている演出の表示態様(以下、ステージ構成ともいう)が一新されるため、外れ演出(演出図柄の変動表示)の結果(演出図柄の停止表示の態様)により落胆した遊技者の気分転換を促すことができる。
なお、ステージ変更決定部214が複数の演出ステージから1つの演出ステージを選択するために、現状の演出ステージを除くステージ選択抽選を行わせ、当該ステージ選択抽選の結果に基づいてランダムに1つの演出ステージを選択させ演出の意外性を向上させるようにしても良い。
ここで演出ステージ(演出の表示態様)は、遊技状態(高確率遊技状態、低確率遊技状態)に対応するように設定しても良く、演出表示制御手段220により実行されうる演出パターンの演出態様カテゴリーの範囲を確定するものであって、遊技状態に応じて演出の趣向を多様にすることにより遊技の単調化の抑制が図ることができるため好適である。
また、高確率遊技状態(所定の遊技状態)の場合は、抽選手段110による当否抽選の当選確率が向上して期待感が高まる遊技状態であるため、例えば、所定の遊技状態判定手段(遊技モード制御手段160に相当する。)により現状の遊技状態を判定し、判定の結果、当否抽選の当選の期待感が高まる所定の遊技状態(例えば、高確率遊技状態、または、高確率遊技状態に係る演出ステージ)となっている場合には、ステージ変更抽選部212は、条件抽選に係る処理を制御(抽選確率を低下させる、条件抽選を中止する等)し、演出ステージを変更され難くして、当該期待感の高まりに影響を与えないようにすると好適である。
上記構成によれば、演出表示制御手段220により、予め定めた所定値以上の当りの信頼度が設定された特定の変動パターンに係る演出図柄S1、S2の変動表示(例えば、スーパーリーチ演出に係る外れ演出)が実行される遊技では、ステージ変更抽選部212による条件抽選に係る確率を、第1所定値まで向上させずに条件達成とする抽選結果となり難いままの状態を維持して、その後の遊技から予め定めた終了条件が満たされるまで当該条件抽選に係る確率を第1所定値に向上させる。
上記構成に対して、例えば、演出表示制御手段220により特定の変動パターンに係る演出図柄S1、S2の変動表示が実行される遊技のとき、または当該遊技後から規定遊技数後(例えば2ゲーム後)に、強制的に演出ステージの変更を実行させる構成とした場合、遊技者は経験則等により、当りの信頼度が高い外れ演出の遊技後には演出ステージの変更が決まってあることを予期してしまう可能性がある。即ち、規則的な演出ステージの変更により遊技者の気分転換を促す効果が望めない虞がある。
一方、上記構成においては、当りの信頼度が高い特定の変動パターンに係る遊技後(例えば、スーパーリーチ演出に係る外れ演出後)に、ステージ変更抽選部212による条件抽選に係る抽選確率が向上したことに基づいて、比較的に早期、かつランダムに条件達成とする抽選結果を得られるようにできる。従って、演出ステージを、規則的に即時変更したり、数ゲーム後に変更したりする場合と比較して、不規則に演出ステージが変更することによって、演出ステージ変更のタイミングを予期することができないようにすることが可能となる。
即ち、当りの信頼度が高いため当り演出を期待したにも関わらず外れ演出となり、遊技者の不快度合が高まったと考えられる遊技において、規則的な演出ステージの変更を感じさせないように、条件抽選に係る当選確率を向上させて第1所定値を設定することが可能となる。
なお、「予め定めた終了条件」とは、例えば、ステージ変更抽選部212による条件抽選に基づいて条件達成とする抽選結果が得られるまで、または予め定めた遊技回数となるまで等、適宜に設定可能なものを例示できる。
上記構成によれば、ステージ変更抽選部212は、演出ステージを変更した後、抽選手段110による当否抽選の結果が外れとなった遊技回数が予め定められた所定数(例えば、5ゲームの連続的な遊技)未満の場合には、条件抽選を実行しない。
これにより、演出ステージが変更された後、直ぐに他の演出ステージへ変更することを防止し、演出ステージの変更の目的(遊技者の気分転換の促進等)を没却することを防ぐことができる。
上記構成によれば、ステージ変更抽選部212による条件抽選に係る確率が第1所定値である状態において、変動パターン抽選手段120により特定の変動パターンが抽選されて選択されたことを契機に、ダブル当選の特典として他の演出ステージとは異なる特別な特別演出ステージを提供することができる。
ここで「特別演出ステージを選択可能」な状態として、例えば、通常状態において、複数の演出ステージから特別演出ステージ以外の1つの演出ステージを選択させる状態から、一時的に特別演出ステージを選択可能な状態にすることを例示できる。
そして、特別演出ステージとなる場合のみ、演出表示制御手段220は、例えば、限定的に背景画像、キャラクタ画像、音響、照明等を比較的明るい印象に設定された表示態様のステージ構成に基づいて、他の所定の演出ステージに基づく演出とは明らかに異なる演出を実行する。
これにより、特定の変動パターンに係る外れ演出が実行された後の落胆した遊技者の気分転換をより効果的に促すことができる。
また、ステージ変更決定部214は、予め定めたステージ変更維持の終了条件が満たされた場合に、複数の演出ステージから特別演出ステージ以外の1つの演出ステージを選択する状態に移行するようにしても良い。
例えば、上述の終了条件を演出ステージ変更後の予め定めた遊技回数(例えば、20ゲーム)とした場合は、特別演出ステージの出現期間を制限することが可能となるため、特別演出ステージの特典的な付加価値の低下を抑制できるので好適である。
また、特定の変動パターンを複数種類設けた場合において、当該複数種類の特定の変動パターンにおいて、変動パターン抽選手段120により特別の変動パターンが抽選されて選択されたことを契機に、特典として特別演出ステージに移行するようにすると、より付加価値を高められるので好適である。
上記構成によれば、演出ステージの変更を行った遊技後から、抽選手段110による当否抽選の結果が外れとなった遊技回数が予め定めた複数回(例えば、100ゲームの連続的な遊技)以上となった場合に、ステージ変更抽選部212に係る条件抽選の条件達成とする当選確率を、通常の低確率値(例えば、「1/100」)から第1所定値(例えば「1/10」)まで向上させることにより、早期に現状の演出ステージから他の演出ステージへ変更し易くすることができる。
これにより、長期間(相当回数)、当否抽選に当選しない遊技(所謂、ハマリ遊技)を行った遊技者に対して、演出態様(演出図柄の変動表示)を新たに変化させることが可能となり、遊技進行に基づく演出態様のマンネリ化を防止して、遊技者に飽きのない遊技を提供することができる。
上記構成によれば、演出ステージの変更を行った遊技後から、抽選手段110による当否抽選の結果が外れとなった遊技回数が予め定めた複数回(例えば、100ゲームの連続的な遊技)以上となった状態で、さらに、変動パターン抽選手段120により特定の変動パターンが抽選されること契機とするように、演出ステージ変更に係る条件抽選の条件達成とする当選確率を向上させる契機が重複した場合は、抽選確率変更部216は、当該当選確率を、当該当選確率を向上させる契機が単独の場合に設定された確率値(第1所定値、例えば「1/10」)よりも高い値(第2所定値、例えば「1/2」)まで向上させることにより、早期に現状の演出ステージから他の演出ステージへ変更し易くすることができる。
これにより、遊技者が、長期間(相当回数)当否抽選に当選しない遊技(所謂、ハマリ遊技)を行った場合、さらに、演出態様(演出図柄の変動表示)に対し新たな変化をもたらし易くなるため、遊技進行に基づく演出態様のマンネリ化を防止して、遊技者に飽きのない遊技を提供することができる。
また、抽選確率変更部216が、上述の特定の変動パターンに係る演出ステージの変更契機に基づいて、条件抽選の条件達成とする当選確率を、上述の第1所定値以上の第2所定値まで向上させることにより、演出ステージ変更契機のバリエーションが増加し、演出の意外性を向上させることができる。
Claims (1)
- 所定の条件を満たすことによって、通常遊技よりも遊技者が有利となりうる当り遊技の提供に係る当否抽選を実行可能な抽選手段と、
前記当否抽選の結果に基づいて、複数種類の変動パターンから一つの当りまたは外れに係る変動パターンを選択するための抽選を行う変動パターン抽選手段と、
選択された前記変動パターンに基づいて、演出図柄を変動表示させた後、前記当否抽選の結果に応じた態様で当該演出図柄を停止表示させる演出を実行制御する演出表示制御手段と、
遊技の状態の示唆や所定の目的に応じて、前記演出に係る表示態様が予め設定されている複数の演出ステージから1つの演出ステージを選択可能とするステージ選択制御手段とを備える遊技機であって、
前記複数種類の変動パターンは、
前記当否抽選の結果が当りとなっている可能性を示唆するための当りの信頼度が所定値以上となる前記外れに係る変動パターンである特定の変動パターンとを含み、
前記ステージ選択制御手段は、
前記外れに係る変動パターンが選択されたことに基づいて、前記演出ステージの選択を実行するか否かを決定するための条件抽選を行うステージ抽選部と、
前記ステージ抽選部による前記条件抽選の結果、条件達成となる場合に、前記複数の演出ステージから1つの演出ステージを選択するステージ選択決定部と、
前記特定の変動パターンが選択されたことに基づいて、前記演出図柄が停止表示された後、所定の終了条件が満たされるまで、前記条件抽選に係る当選確率を第1所定値まで向上させる抽選確率制御を実行可能とする抽選確率変更部とを
有することを特徴とする遊技機。
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