JP2007159861A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】始動入賞口を複数設け、どの始動入賞口に入賞したかで昇格抽選や降格抽選の発生を遊技者が視覚的に認識しつつ弾球遊技を楽しく行い得るようにした遊技機を提供する。
【解決手段】第1及び第2始動チャッカー27,28の開閉動作の態様の違いを見ることで、現在の当選確率が高確率、低確率の何れであるかを容易に認識できるので、高確率であると認識した際には、降格抽選が行われる第2始動チャッカー28への入賞を避け、降格抽選が行われない第1始動チャッカー27への入賞を狙うように発射ストローク等を調節した打ち出しを行い得る。また低確率であると認識した際には、できるだけ多く昇格抽選が行われるように第2始動チャッカー28への入賞を狙った発射ストローク等で打ち出しを行い得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくは、遊技領域に打ち出された遊技球の入賞を契機として大当たり抽選を行う構造を有する遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技領域の中央部に設けられた液晶等の画像表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
上記大当たり抽選では、確変モードによる遊技状態で次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり(以下、確変当たりとも言う)、及び該特殊状態にならない通常当たりのいずれかに当選させるべく抽選が行われる。
特開2003−236210号公報
ところで、上記特許文献1に記載されるようなパチンコ機では、確変当たりに当選した場合、大入賞口が所定ラウンド数だけ開閉動作し、その各ラウンド毎に所定数の遊技球が入賞し、該入賞に対応する個数の遊技球が賞球として払い出され、賞球箱(所謂ドル箱)に略々一杯の遊技球を取得することができる。そして、この遊技球取得の後は、大入賞口の閉塞状態で、遊技領域に配置されたスルーゲートを遊技球が通過したことを契機として行われる普通図柄抽選に当選した際に、始動チャッカーの所謂チューリップが、通常遊技時より長い時間でかつ頻繁に開放するように制御される。このため、始動チャッカーに容易に入賞させることができ、次なる大当たりを取得するまで球受け皿上の遊技球数を減少させることなく遊技を続けることが可能になる。
しかし、このような従来のパチンコ機によると、始動チャッカーが比較的長い時間頻繁に開放し大当たり確率が通常遊技時に比して高くなる確率変動状態(以下、確変状態とも言う)は、大当たり発生後に移行するのみである。しかもこの状態は、次なる大当たりを取得するまで高い大当たり確率を維持したまま続行されるため、遊技者にとって当面は安心であるものの、遊技全体として見ると何か物足りないものがあった。そこで、通常遊技中に確変状態に突然移行させる抽選(以下「昇格抽選」とも言う)や、確変状態中に大当たり確率が通常遊技時の確率に転落する抽選(所謂転落抽選。以下「降格抽選」とも言う)を行って、遊技性を多彩にすることが考えられる。
しかし、上記昇格抽選や降格抽選を行う場合であっても、それらを1つの始動チャッカーへの入賞を契機として内部的(ソフト的)に行うだけでは、スロットマシンの場合のようなチェリーやスイカ等の特定小役を引くことによる確率モードの昇格や転落の契機を視覚的に演出することは困難であり、遊技者にとって遊技性に乏しいものとなる。
そこで本発明は、始動チャッカー等の始動入賞口を複数設け、どの始動入賞口に入賞したかによって昇格抽選や降格抽選の発生を遊技者が視覚的に認識しつつ弾球遊技を楽しく行い得るように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図4参照)、遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技する遊技機(1)において、
前記遊技領域(3a)の異なる位置に配置された第1始動入賞口(27)及び第2始動入賞口(28)と、
該第1及び第2始動入賞口(27,28)のいずれかへの入賞を契機として大当たり抽選を行う大当たり抽選手段(83)と、
前記第2始動入賞口(28)への入賞時における前記大当たり抽選の当選確率を判定し、該当選確率が予め設定された低確率(例えば1/350)であると判定した場合に、前記当選確率を予め設定された高確率(例えば1/35)に移行させ得る昇格抽選を実行し、かつ前記当選確率が前記高確率であると判定した場合に、前記当選確率を前記低確率に移行させ得る降格抽選を実行する判定抽選手段(84)と、
該判定抽選手段(84)によって判定された前記当選確率が前記高確率及び前記低確率のいずれであるかに応じて前記第1及び第2始動入賞口(27,28)の開閉動作の態様を異ならせる開閉動作変更手段(88,94)と、を備えてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図1及び図3参照)、前記第1及び第2始動入賞口(27,28)を開閉動作させるか否かの開閉抽選の契機となる入球が行われる入球部(32)を前記遊技領域(3a)に備え、かつ、
前記開閉動作変更手段は、
前記降格抽選で前記低確率に当選した場合には該低確率に対応して前記開閉抽選に要する時間を第1時間(例えば25〜30秒)に設定し、前記昇格抽選で前記高確率に当選した場合には該高確率に対応して前記開閉抽選に要する時間を前記第1時間より短い第2時間(例えば2〜5秒)に設定する抽選時間設定手段(94)と、
前記高確率への移行状態では、1回の前記開閉抽選に相当する前記第1及び第2始動入賞口(27,28)双方の開閉動作回数及び開放時間を前記低確率時に比して増大させる作動制御手段(88)と、を備えてなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図1及び図3参照)、前記遊技領域(3a)に画像表示装置(35)を備え、かつ、
前記判定抽選手段(84)による前記昇格抽選で前記高確率に移行した場合、前記抽選時間設定手段(94)により前記第2時間に設定された状態にて、前記画像表示装置(35)への演出表示内容を、前記低確率設定時の演出表示内容から変更する演出制御手段(91)を備えてなる、
請求項2記載の遊技機(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図1及び図3参照)、前記演出制御手段(91)が、前記第1及び第2始動入賞口(27,28)への入賞にそれぞれ対応して異なる音及び/又は光を発生させてなる、
請求項3記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、始動入賞口の開閉動作の態様の違いを見ることで現在の当選確率が高確率及び低確率のいずれであるかを容易に認識することができるので、遊技者は、高確率であると認識した場合には、降格抽選が行われる第2始動入賞口への入賞をできるだけ避けて、降格抽選が行われない第1始動入賞口への入賞を狙えるように、発射ストロークや発射タイミングを調節した打ち出しを行うことができる。また、低確率であると認識した場合には、できるだけ多く昇格抽選が行われるように第2始動入賞口への入賞を狙った発射ストロークや発射タイミングで打ち出しを行うことができる。つまり、低確率の遊技中には高確率への移行を期待して第2始動入賞口への入賞を狙い、高確率の遊技中には低確率への移行を阻止するために第1始動入賞口への入賞を狙って入賞させるように発射ストロークや発射タイミングを変えて遊技するなど、遊技球が第1及び第2始動入賞口のいずれに入賞するかを一喜一憂しながら遊技することができる。これにより、例えばスロットマシンにおいてボーナス放出確率の異なるモード間での移行抽選の契機となるチェリー、スイカ、リプレイ等の特定小役の抽選機能を付加したことと同等の効果を得ることができ、遊技者に、どの始動入賞口に遊技球が入賞したかによって昇格抽選や降格抽選の発生を視覚的に認識させつつ、弾球遊技を楽しく行わせることができる。
請求項2に係る本発明によると、開閉動作変更手段が、低確率に対応して開閉抽選に要する時間を第1時間に設定し、高確率に対応して開閉抽選に要する時間を第1時間より短い第2時間に設定し、高確率時には1回の開閉抽選に相当する第1及び第2始動入賞口双方の開閉動作回数及び開放時間を低確率時に比して増大させるので、現在の当選確率が高確率であるのか低確率であるかを遊技者に容易に認識させ得る開閉動作を実現できると共に、高確率時には、第1及び第2始動入賞口双方の開閉動作回数及び開放時間が低確率時に比して増大することで、より有利な状況下で弾球遊技を行うことができる。
請求項3に係る本発明によると、演出制御手段が、高確率に移行した場合に、第2時間の設定状態で、画像表示装置への演出表示内容を低確率設定時の演出表示内容から変更するので、低確率の遊技時に昇格抽選に当選することで確率変動状態に突然移行する演出が可能になり、遊技者が、突然変化した演出表示内容から確率変動状態に移行したことを一層容易に認識でき、それにより、大当たり後に得られる従来の確率変動状態とは異なる新奇な期待感が得られる興趣の高い遊技性を得ることができる。
請求項4に係る本発明によると、演出制御手段が、第1及び第2始動入賞口への入賞にそれぞれ対応して異なる音及び/又は光を発生させるように制御するので、遊技内容に深く関わる一喜一憂の要素である第1及び第2始動入賞口への入賞を、該入賞時に発生する音や光の違いで、より現実的に遊技者に認識させることができ、演出の幅をより広げることができる。また例えば、第1及び第2始動入賞口への入賞を契機として、画像表示装置の画面上に大当たりの期待度(信頼度)を示す数字やキャラクタ等を出現させ、或いは、画面の背景等の演出を変化させることで、演出の幅を更に広げることも可能である。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。なお、図1は、本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図、図2は本パチンコ機1の背面構造を示す背面図、図3は本パチンコ機1の制御系を示すブロック図、図4は本パチンコ機の作用を説明するためのフローチャートである。
本パチンコ機1は、同図に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球Baに対応する数の遊技球Baを払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(確変当たり)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、遊技盤3を支持した形で筐体6に開閉可能に支持された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における上部左右、及び下部の皿ユニット16の左右には、スピーカー(図示せず)を有する放音装置12がそれぞれ配設されている。そして、前扉7の上部における放音装置12の間には、演出用照明装置8が配設されている。
また、ガラス枠10における中央部右方には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放し、或いは、ガラス枠10を前扉7側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。なお、図1中の符号14は、発射装置によって打ち出された遊技球Baを遊技盤3側に案内するガイドレールを示している。本パチンコ機1には、遊技中に遊技領域3aにて入賞することなく落下してアウト口(図示せず)に進入した遊技球Baをパチンコ機1の背面側に導くアウト球通路(図示せず)が設けられている。
そして、前扉7における下部中央には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球Baが供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16の中央左部には、該皿ユニット16上の遊技球Baを発射装置付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aが配設されており、皿ユニット16の中央下部には、皿ユニット16上の遊技球Baを球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bが配設されている。
また、前扉7における皿ユニット16の右方下部の前壁部48には、発射装置を操作して遊技球Baを遊技盤3に向けて打ち出すための発射ハンドル2が設けられている。更に、皿ユニット16の下部左方には、灰皿21と遊技者参加ボタン22とが配設されている。
また、遊技領域3aの中央部分には、遊技球ステージSを有するセンター飾り23が配設されている。センター飾り23の左下方には、それぞれ大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる入賞口25,26が配設されている。センター飾り23の直下方に第1始動チャッカー27が配設され、該始動チャッカー27の直下方に第2始動チャッカー28が配設され、該始動チャッカー28の下方にアタッカー5が配設されている。第1始動チャッカー27は、開放状態は勿論、図1に示す閉止状態においても、球放出口49から落下する等の遊技球を一対の障害釘30aの間を通して入賞できるように構成されている。また、第2始動チャッカー28は、直上方に第1始動チャッカー27の底部が位置することにより、図1に示す閉止状態では入賞不能とされ、開放時にのみ入賞できるように構成されている。
第1及び第2始動チャッカー27,28は、遊技領域3aの異なる位置に配置されて大当たり抽選の契機となる入賞が行われる第1及び第2始動入賞口を構成している。これら第1及び第2始動チャッカー27,28は、それぞれ開放位置と閉止位置とに開閉動作するように第1及び第2始動チャッカー開閉ソレノイド69,70(図3参照)によって作動させられる。始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30aが打ち込まれている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技盤3の遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球Baを入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放(1ラウンド)で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の四方に風車31が配設されており、該センター飾り23の左方には、後述する普通図柄抽選手段94(図3参照)による、第1及び第2始動入賞口27,28を開閉動作させるか否かの開閉抽選の契機となる入球が行われる普通図柄作動ゲート(入球部)32が配設されている。普通図柄作動ゲート32には、第1及び第2始動チャッカー27,28の双方を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる。
遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、入賞口25,26及び始動チャッカー27,28等の周囲には、遊技球ステージSから零れた遊技球Baや、発射されてから遊技球ステージSに関与せずに落下してくる遊技球Baを適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘30aを含む多数の障害釘が打ち込まれている。
上記センター飾り23は、遊技盤3側に固定された画像表示装置35を露出する開口36を中央部に、ワープ導入口37を左上部に、該導入口37に連通する放出口54を左下部に、遊技球ステージSを開口36の下側に、球放出口49を該ステージSの中央下部にそれぞれ有している。また、ワープ導入口37の対向位置には、一対の障害釘39が打ち込まれている。ワープ導入口37の周囲や上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。
なお、上記「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを、該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、第1始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて第1始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球Baを始動チャッカー27,28方向に導く役割を担っている。
次に、本パチンコ機1の背面構造について図2を参照して説明する。
図2に示すように、パチンコ機1の前扉7の背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、サブ制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配置されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置用の発射制御基板53がこの順に配置されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図3に沿って説明する。
本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、第1始動チャッカー開閉ソレノイド69、第2始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置8,11、及び画像表示装置35と、を備えている。
遊技制御装置80は、図2に示した主制御基板40やサブ制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、サブ制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、大当たり抽選手段83、判定抽選手段84、普通図柄抽選手段94、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び表示制御手段92を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球Baが第1始動チャッカー27、第2始動チャッカー28、入賞口25,26、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する第1始動チャッカー27、第2始動チャッカー28、入賞口25,26、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
大当たり抽選手段83は、第1及び第2始動チャッカー27,28のいずれかへの入賞を契機として大当たり抽選を行う。すなわち、大当たり抽選手段83は、入賞信号出力手段82からの第1始動チャッカー27又は第2始動チャッカー28に対応する入賞信号の入力時、双方の始動チャッカー27,28で合計した最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちのいずれか一方に当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して、大当たり抽選を実行する。
大当たり抽選手段83は、大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」、「333」や「777」等の画像表示装置35の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため画像が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。大当たり抽選手段83はまた、大当たり抽選で通常当たりが当選した場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、通常当たりに対応する「222」、「444」や「888」等の画像が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。大当たり抽選手段83は更に、大当たり抽選で外れた場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「252」、「464」や「838」等の画像が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
判定抽選手段84は、第2始動チャッカー28への入賞時における大当たり抽選の当選確率を判定し、該当選確率が予め設定された低確率(例えば1/350)であると判定した場合に、当選確率を予め設定された高確率(例えば1/35)に移行させ得る昇格抽選を実行し、かつ当選確率が高確率であると判定した場合に、当選確率を低確率に移行させ得る降格抽選を実行する。この降格抽選は、転落抽選とも呼ぶことができ、例えば1/5の当選確率で行われる。
普通図柄抽選手段(抽選時間設定手段)94は、判定抽選手段84による降格抽選で低確率に当選した場合には、該低確率に対応して開閉抽選に要する時間を第1時間(例えば25〜30秒)に設定し、判定抽選手段84による昇格抽選で高確率に当選した場合には、該高確率に対応して開閉抽選に要する時間を第1時間より短い第2時間(例えば2〜5秒)に設定する。上記開閉抽選は、前述したように、予め設定された合計保留球数(例えば4個)未満での普通図柄作動ゲート32への入球を契機として、第1及び第2始動チャッカー27,28を開閉動作させるか否かの抽選である。
遊技制御手段86は、放音装置12、及び演出用照明装置8,11に放音、発光の演出をさせる契機となる指令を演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、大当たり抽選手段83での大当たり抽選の結果に応じて、画像表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送る。
保留手段87は、抽選手段83から出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、始動チャッカー27,28のいずれかへの入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。この保留球の記憶は、第1始動チャッカー27側での保留球数と第2始動チャッカー28側での保留球数の合計が4個を超えないように行われる。また、上記記憶状況は、大当たり抽選保留表示装置(図示せず)に、最大4個の保留球として点灯表示される。保留手段87は、例えば保留球数が4個未満であるか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、始動チャッカー27,28への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は、上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
そして保留手段87は、保留(記憶)している変動パターンに係る信号を順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための画像変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした画像変動禁止フラグを解除する時間を計測するための画像変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、保留球の消費に応じて保留球数が4個未満となった場合、大当たり抽選手段83で行われる始動チャッカー27,28への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
作動制御手段88は、高確率への移行状態では、1回の開閉抽選に相当する第1及び第2始動チャッカー27,28双方の開閉動作回数及び開放時間を低確率時に比して増大させるように制御する。つまり、作動制御手段88は、高確率への移行状態では、1回の開閉抽選に相当する第1及び第2始動チャッカー27,28双方の開閉動作回数及び開放時間を、低確率時に比して増大させる。また作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド69,70に駆動信号を送ってこれらソレノイド69,70を作動させ、始動チャッカー27,28を開放又は閉止動作(つまり、開閉動作)させる。更に作動制御手段88は、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送って該ソレノイド71を作動させ、大当たり抽選手段83での抽選による大当たり発生時にアタッカー5を開放して所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。
なお、作動制御手段88と普通図柄抽選手段94とにより、判定抽選手段84によって判定された当選確率が高確率及び低確率のいずれであるかに応じて第1及び第2始動チャッカー27,28の開閉動作を異ならせる開閉動作変更手段が構成される。
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド69,70及びアタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド69,70にあって、始動チャッカー27,28の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段94で行われる開閉抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ画像が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、アタッカー5の閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時における全ての入賞を完了した場合である。
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド69,70、アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始をそれぞれに決定する。
演出制御手段91は、判定抽選手段84による昇格抽選で高確率に移行した場合、普通図柄抽選手段94により第2時間に設定された状態にて、画像表示装置35への演出表示内容を、低確率設定時の演出表示内容から変更する。更に演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光させることで、第1及び第2始動チャッカー27,28への入賞にそれぞれ対応して異なる音と光の少なくとも一方を発生させ、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行うように制御する。
表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。
また、第1及び第2始動チャッカー開閉ソレノイド69,70は、それぞれ、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、始動チャッカー27,28を開閉動作させる。アタッカー開閉ソレノイド71は、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、アタッカー5を開閉動作させる。
放音装置12は、演出制御手段91の制御に従ってスピーカー(図示せず)を駆動させ、演出に応じた効果音を発する。演出用照明装置8,11は、演出制御手段91の制御に従ってその内蔵する電飾ランプ(図示せず)を発光駆動(点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。画像表示装置35は、表示制御手段92の制御に従って作動し、演出データや大当たり抽選手段83での大当たり抽選の結果に応じた演出表示を行う。
次に、本パチンコ機1による作用について、図4のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、第1、第2始動チャッカー27,28、入賞口25,26に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口(図示せず)から遊技盤3背面側に排出される。つまり、遊技領域3aに向けて打ち出された多数の遊技球は、その一部がワープ導入口37から導入されて放出口54から遊技球ステージS上に放出され、その一部が球放出口49から放出されて第1始動チャッカー27に向け落下し、この始動チャッカー27に高い確率で入賞する。この際、障害釘30への当接状況によっては、始動チャッカー27に入賞できないこともある。
上記遊技時において、始動チャッカー27,28や入賞口25,26の何れかに遊技球Baが入賞した場合、入賞判定手段81が、始動チャッカー27,28のいずれに入賞したかを判定し(ステップS1)、かつ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する。この際、保留手段87は、保留球が4個未満であるか否かを常時判定しており(ステップS2又はS3)、第1、第2始動チャッカー27,28のいずれかへの入賞時、保留球4個未満であると判定されれば、大当たり抽選手段83による大当たり抽選が実行される。
すなわち、上記ステップS1で、第1始動チャッカー27への入賞と判定された場合には、ステップS3にて、保留球が4個未満か否かを判定し、4個未満であれば、ステップS16に進んで上記大当たり抽選のみを実行する。更に、ステップS17にて、大当たりに当選したか否かを判定し、これに当選すれば、アタッカー5を所定ラウンド数だけ開放して入賞、賞球を繰り返し、多量の遊技球を皿ユニット16に払い出す大当たり処理を実行し(ステップS18)、当選しなければリターンする。
一方、上記ステップS1で、第2始動チャッカー28への入賞と判定された場合には、ステップS2にて、保留球が4個未満か否かを判定し、4個未満であれば、ステップS4に進み、判定抽選手段84により、第2始動チャッカー28への入賞時の当選確率が判定される。その結果、当選確率が低確率であると判定されれば、当選確率を高確率に移行させ得る昇格抽選が実行され、その際、大当たり抽選手段83による大当たり抽選も実行される(ステップS5)。また、判定抽選手段84により、当選確率が高確率であると判定されれば、当選確率を低確率に移行させ得る降格抽選(転落抽選)が実行され、その際、大当たり抽選手段83による大当たり抽選も実行される(ステップS6)。
また、ステップS7又はS12で、大当たりに当選したと判定すれば、大当たり処理を実行する(ステップS11)。一方、ステップS7で大当たりに当選しないと判定すれば、ステップS8で、判定抽選手段84が、昇格抽選に当選したか否かを判定する。その結果、昇格抽選に当選していれば、判定抽選手段84が、ステップS9で大当たり確率を高確率にアップしてリターンし、普通図柄抽選手段94が、高確率に対応して開閉抽選に要する時間を第2時間(例えば2〜5秒)に設定する。また、昇格抽選に当選しなければ、ステップS10に進んで低確率を維持してリターンし、普通図柄抽選手段94が、低確率に対応して開閉抽選に要する時間を第1時間(例えば25〜30秒)に設定する。
また、ステップS12で大当たりに当選しないと判定すれば、ステップS13で、判定抽選手段84が、降格抽選に当選したか否かを判定する。その結果、降格抽選に当選していれば、判定抽選手段84が、ステップS14で大当たり確率を低確率にダウンしてリターンし、普通図柄抽選手段94が、低確率に対応して開閉抽選に要する時間を第1時間に設定する。また、降格抽選に当選しなければ、ステップS15に進んで高確率を維持してリターンし、普通図柄抽選手段94が、高確率に対応して開閉抽選に要する時間を第2時間に設定する。
上述した一連の処理中、遊技制御手段86は、画像表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を表示制御手段92に送信し、これに基づき表示制御手段92が、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。そして、画像表示装置35の画面上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段88が、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、当該ソレノイド71を作動させてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口17から皿ユニット16に払い出される。
以上説明したように本実施形態によれば、第1及び第2始動チャッカー27,28の開閉動作の態様の違いを見ることで、現在の当選確率が高確率及び低確率のいずれであるかを容易に認識することができる。そのため、遊技者は、高確率であると認識した場合には、降格抽選が行われる第2始動チャッカー28への入賞をできるだけ避けて、降格抽選が行われない第1始動チャッカー27への入賞を狙えるように発射ストロークや発射タイミングを調節した打ち出しを行うことができる。また、低確率であると認識した場合には、できるだけ多く昇格抽選が行われるように第2始動チャッカー28への入賞を狙った発射ストロークや発射タイミングで打ち出しを行うことができる。
つまり、低確率の遊技中には高確率への移行を期待して第2始動チャッカー28への入賞を狙い、高確率の遊技中には低確率への移行を阻止するために第1始動チャッカー27への入賞を狙って入賞させるように発射ストロークや発射タイミングを変えて遊技するなど、遊技球が第1及び第2始動チャッカー27,28のいずれに入賞するかを一喜一憂しながら遊技することができる。これにより、例えばスロットマシンにおいてボーナス放出確率の異なるモード間での移行抽選の契機となるチェリー、スイカ、リプレイ等の特定小役の抽選機能を付加したことと同等の効果を得ることができ、遊技者に、第1及び第2始動チャッカー27,28のいずれに遊技球が入賞したかによって昇格抽選や降格抽選の発生を視覚的に認識させつつ、弾球遊技を楽しく行わせることができる。
また、本実施の形態では、作動制御手段88及び普通図柄抽選手段94が、低確率に対応して開閉抽選に要する時間を第1時間に設定し、高確率に対応して開閉抽選に要する時間を第1時間より短い第2時間に設定し、高確率時には1回の開閉抽選に相当する第1及び第2始動チャッカー27,28双方の開閉動作回数及び開放時間を低確率時に比して増大させる。このため、現在の当選確率が高確率であるのか低確率であるかを遊技者に容易に認識させ得る開閉動作を実現できると共に、高確率時には、第1及び第2始動チャッカー27,28双方の開閉動作回数及び開放時間が低確率時に比して増大することで、より有利な状況下で弾球遊技を行うことができる。
更に、本実施の形態によると、演出制御手段91が、高確率に移行した場合に、第2時間の設定状態で、画像表示装置35への演出表示内容を低確率設定時の演出表示内容から変更する。これにより、低確率の遊技時に昇格抽選に当選することで確率変動状態に突然移行する演出が可能になり、遊技者が、突然変化した演出表示内容から確率変動状態に移行したことを一層容易に認識でき、それにより、大当たり後に得られる従来の確率変動状態とは異なる新奇な期待感が得られる興趣の高い遊技性を得ることができる。
また、演出制御手段91が、第1及び第2始動チャッカー27,28への入賞にそれぞれ対応して異なる音及び/又は光を発生させるように制御するので、遊技内容に深く関わる一喜一憂の要素である第1及び第2始動チャッカー27,28への入賞を、該入賞時に発生する音や光の違いで、より現実的に遊技者に認識させることができ、演出の幅をより広げることができる。また例えば、第1及び第2始動チャッカー27,28への入賞を契機として、画像表示装置35の画面上に大当たりの期待度(信頼度)を示す数字やキャラクタ等を出現させ、或いは、画面の背景等の演出を変化させることで、演出の幅を更に広げることも可能である。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 パチンコ機の背面構造を示す背面図である。 パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 パチンコ機の作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3a 遊技領域
27 第1始動入賞口(第1始動チャッカー)
28 第2始動入賞口(第2始動チャッカー)
32 入球部(普通図柄作動ゲート)
35 画像表示装置
83 大当たり抽選手段
84 判定抽選手段
88 開閉動作変更手段(作動制御手段)
91 演出制御手段
94 開閉動作変更手段、抽選時間設定手段(普通図柄抽選手段)
Ba 遊技球

Claims (4)

  1. 遊技領域に遊技球を打ち出して遊技する遊技機において、
    前記遊技領域の異なる位置に配置された第1始動入賞口及び第2始動入賞口と、
    該第1及び第2始動入賞口のいずれかへの入賞を契機として大当たり抽選を行う大当たり抽選手段と、
    前記第2始動入賞口への入賞時における前記大当たり抽選の当選確率を判定し、該当選確率が予め設定された低確率であると判定した場合に、前記当選確率を予め設定された高確率に移行させ得る昇格抽選を実行し、かつ前記当選確率が前記高確率であると判定した場合に、前記当選確率を前記低確率に移行させ得る降格抽選を実行する判定抽選手段と、
    該判定抽選手段によって判定された前記当選確率が前記高確率及び前記低確率のいずれであるかに応じて前記第1及び第2始動入賞口の開閉動作の態様を異ならせる開閉動作変更手段と、を備えてなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1及び第2始動入賞口を開閉動作させるか否かの開閉抽選の契機となる入球が行われる入球部を前記遊技領域に備え、かつ、
    前記開閉動作変更手段は、
    前記降格抽選で前記低確率に当選した場合には該低確率に対応して前記開閉抽選に要する時間を第1時間に設定し、前記昇格抽選で前記高確率に当選した場合には該高確率に対応して前記開閉抽選に要する時間を前記第1時間より短い第2時間に設定する抽選時間設定手段と、
    前記高確率への移行状態では、1回の前記開閉抽選に相当する前記第1及び第2始動入賞口双方の開閉動作回数及び開放時間を前記低確率時に比して増大させる作動制御手段と、を備えてなる、
    請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技領域に画像表示装置を備え、かつ、
    前記判定抽選手段による前記昇格抽選で前記高確率に移行した場合、前記抽選時間設定手段により前記第2時間に設定された状態にて、前記画像表示装置への演出表示内容を、前記低確率設定時の演出表示内容から変更する演出制御手段を備えてなる、
    請求項2記載の遊技機。
  4. 前記演出制御手段は、前記第1及び第2始動入賞口への入賞にそれぞれ対応して異なる音及び/又は光を発生させてなる、
    請求項3記載の遊技機。
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