JP2009077806A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】図柄と該図柄を囲む周囲の背景とを発光表示するそれぞれの光の光源からの伝達経路を区画することにより、両者を明瞭に発光表示させ、互いの発光色が混じり合わないように構成した遊技機を提供する。
【解決手段】本パチンコ機では、サイコロ図柄を発光表示する表示装置を備え、該表示装置が、表示面73aを前面に有した発光表示部73と、導光性を有して発光表示部73の背面から後方に向って延びるように一体的に設けられた柱状部材75a〜75gと、各対応する柱状部材75a〜75gを通して発光表示部73から光を発するLED77a〜77gと、柱状部材75a〜75gを通さずに発光表示部73から光を発するLED79とを備えてなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくは各種の図柄等を発光して表示する発光表示装置を有するように構成した遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にはそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて当たり外れや演出パターンの抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出される。この抽選結果に基づき選定された演出パターンに応じて、例えば遊技盤の中央部分に設けられた液晶表示画面や各種の照明装置を介した視覚的表現、スピーカを介した聴覚的表現などを用い、様々な演出が行われる。なお、当たり(以下、「大当たり」ともいう)の発生時(つまり、特別遊技状態の抽選に当選した時)には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される遊技者に有利な特別遊技状態となる。
そして、このようなパチンコ機に搭載される7セグメント表示器等の発光表示装置の中には、該発光表示装置の表面側に導光板を重ねて設けたものが提案されている(特許文献1参照)。この導光板は、その裏面の所定の場所に凹凸が設けられるとともに、その側面に該導光板内に光を導入できる発光素子が設けられている。これにより、発光表示装置における発光表示の背景色を変化させ、華やかな表示をすることができる発光表示装置を提供するものとしている。
特開2005−3735号公報
しかし、上記特許文献1に記載の発光表示装置においては、各セグメント(換言すると発光表示装置における表示対象とする図柄)の発光色と該セグメントの背景となる発光色とが重なることから、その表示面においてセグメントと該セグメントを囲む背景との境界が曖昧となり、両者が混じり合った状態で発光表示されるという問題があった。
そこで、本発明は、図柄と該図柄を囲む周囲の背景とを発光表示するそれぞれの光の光源からの伝達経路を区画することにより、両者を明瞭に発光表示させ、互いの発光色が混じり合わないように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図7参照)、各種の図柄を発光表示する図柄発光表示装置(72,110)を遊技領域(3a)又はその近傍に備え、該遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技してなる遊技機において、
前記図柄発光表示装置(72,110)は、
光透過性を有するとともに、前記遊技領域(3a)前方に向けて前記図柄を発光表示する表示面(73a)を前面に有した図柄発光表示部(73)と、
前記図柄の形状の端面(101a〜101g,102a〜102g)を有し且つその両端面(101a〜101g,102a〜102g)の間で導光性を有し、前記図柄発光表示部(73)の背面から後方に向って延びるように一体的に設けられた柱状部材(75a〜75g)と、
前記柱状部材(75a〜75g)の後部側端面(102a〜102g)に臨んで配置され、該柱状部材(75a〜75g)を通して前記図柄発光表示部(73)から光を発することで前記図柄を発光表示する第1発光部(77a〜77g)と、
前記図柄発光表示部(73)の背面側に配置され、前記柱状部材(75a〜75g)を通さずに前記図柄発光表示部(73)から光を発する第2発光部(79,112)と、を備えてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図2ないし4、及び図8参照)、前記第1発光部(77a〜77g)と前記第2発光部(79,112)とは、前記図柄発光表示部(73)からの距離が異なる位置に配置されてなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図8参照)、前記第1発光部(77a〜77g)が、発光素子であり、前記柱状部材(75a〜75g)の後部側端面(102a〜102g)に臨んで配置された第1基板(76)に実装され、
前記第2発光部(112)が、発光素子であり、前記図柄発光表示部(73)の背面側に配置された第2基板(111)に実装され、
前記第2基板(111)が、前記柱状部材(75a〜75g)を通す貫通孔(111a〜111g)が形成され、該貫通孔(111a〜111g)に該柱状部材(75a〜75g)が通された状態で前記図柄発光表示部(73)と前記第1基板(76)との間に配置されてなる、
請求項1又は2記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、遊技機は、各種の図柄を発光表示する図柄発光表示装置を備え、該図柄発光表示装置が、図柄を発光表示する表示面を前面に有した図柄発光表示部と、導光性を有して図柄発光表示部の背面から後方に向って延びるように一体的に設けられた柱状部材と、柱状部材を通して図柄発光表示部から光を発する第1発光部と、柱状部材を通さずに図柄発光表示部から光を発する第2発光部とを備えてなる。これにより、第1発光部からの光と第2発光部からの光とが、区画された状態で図柄発光表示部における表示面に達するので、表示面が全体に亘って発光するとともに、該表示面における図柄と該図柄を囲む周囲の背景との発光境界が明瞭となり、互いの発光色が混じり合わない状態で発光表示させることができる。
請求項2に係る本発明によると、第1発光部と第2発光部とが、図柄発光表示部からの距離が異なる位置に配置されてなるので、両者の配置された図柄発光表示部からの距離に応じ、表示面における図柄と該図柄を囲む周囲の背景との光量差や光の拡散度をそれぞれ異ならしめることができる。
請求項3に係る本発明によると、第1発光部が、発光素子であり、柱状部材の後部側端面に臨んで配置された第1基板に実装され、第2発光部が、発光素子であり、図柄発光表示部の背面側に配置された第2基板に実装され、第2基板が、柱状部材を通す貫通孔が形成され、該貫通孔に該柱状部材が通された状態で図柄発光表示部と第1基板との間に配置されてなる。これにより、第1発光部からの光のうち柱状部材に入射しなかった漏れ光が、第2基板によって遮蔽されるので、上記した漏れ光が図柄発光表示部の表示面まで達することを防ぐことができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。後述する各実施の形態では、本発明の遊技機を所謂1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、1種1種など他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。なお、図1は、本発明の実施形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図である。
本パチンコ機1は、図1に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
図1に示すように、本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、この筐体6に開閉可能に装着された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における上部左右、及び下部の皿ユニット16の左右には、スピーカ(図示せず)を有する放音装置12が夫々に配設されている。そして、前扉7の上部における両放音装置12,12の間には、演出用照明装置8が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等により遊技機本体が構成されている。
また、ガラス枠10における中央部右方には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放し、或いは、ガラス枠10を前扉7側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。なお、図1中の符号14は、不図示の発射装置によって打ち出された遊技球Baを遊技盤3側に案内するガイドレールを示している。本パチンコ機1には、遊技中に遊技領域3aにて入賞することなく落下してアウト口(図示せず)に進入した遊技球をパチンコ機背面側に導くアウト球通路(図示せず)が設けられている。
前扉7における下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。
また、皿ユニット16の右側には、発射装置を操作して遊技球を遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル2が配設されている。更に、皿ユニット16の左下方には、台座部15と灰皿21とが配設されており、台座部15には、中央部に遊技者参加ボタン(所謂チャンスボタン)22が配設され、かつ該参加ボタン22の左右に選択ボタン18a,18bが夫々配設されている。
遊技領域3aの中央部には、該遊技領域3aに打ち出された遊技球を導入し得るワープ導入口37を有するセンター飾り23が配設されている。このワープ導入口37には、これに対向するように一対の障害釘(不図示)が打ち込まれている。そして、このワープ導入口の周囲や上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(不図示)が打ち込まれている。
上記したセンター飾り23の中央部分には開口部36が形成され、かつ該開口部36の下部にはステージSが設けられている。センター飾り23のステージSにおける左側には、ワープ導入口37と、該ワープ導入口37から導入された遊技球をステージSに放出する放出口44とが形成されている。ステージSの中央下部には、該ステージS上を転動して不図示の案内口から落下した遊技球を始動チャッカー27に向けて落下させるための放出口49が形成されている。センター飾り23の正面視右側には、所定の契機で発光駆動する、本実施の形態の特徴となる表示装置(図柄発光表示装置)72が配置されている。
遊技盤3には画像表示装置35が、開口部36から画面35aを露出させた状態で遊技盤裏面から装着・固定されている。センター飾り23の左右下方には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる一般入賞口25,26が配設されており、センター飾り23の下方には、始動チャッカー27とアタッカー5とが順次配設されている。
始動チャッカー27は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、始動チャッカー開閉ソレノイド70(図6参照)によって開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる。始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技盤3の遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回(つまり、15ラウンド)繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の四方に風車31がそれぞれ配設されており、ステージSの下方における始動チャッカー27の左側には、普通図柄作動ゲート(スルーゲート)32が配設されている。このスルーゲート32は、始動チャッカー27を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。
遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、入賞口25,26及び始動チャッカー27等の周囲には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘33を含む多数の障害釘が打ち込まれている。また、ワープ導入口37の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘が打ち込まれている。このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを始動チャッカー27等に、ステージSを介して入球させ又はステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。
なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー27の左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
次いで、前述した表示装置72について図2ないし図4を参照して説明する。なお、図2は図1に示した表示装置72を取り出して分解して示した分解図、図3は表示装置72の発光表示部73を取り出して示したもので(a)は正面図、(b)は斜視図、図4は表示装置72の発光表示部73と基板76とを組み付けた状態で示したもので(a)は斜視図、(b)は側面図である。
図2ないし4に示すように、表示装置72は、所謂サイコロを模した立体造形物として形成され、遊技領域3aの前方に向けられた表示面73aに所定の契機で出目を発光表示するもので、該表示面73aを有する発光表示部(図柄発光表示部)73と、該発光表示部73に設けられた柱状部材75a〜75gと、基板(第1基板)76に実装されたカラーの発光ダイオード(第1発光部)77a〜77g(LED(第1発光部)77a〜77g)及び発光ダイオード(第2発光部)79(LED(第2発光部)79)とから構成されている。表示装置72は、センター飾り23に組み付けられた状態にあっては、上記発光表示部73と基板76とを上方から覆うような、全体にコの字状をなした半透明のカバー部材95が取り付けられる。
発光表示部73は、透明なアクリルの板状部材からなり、その前面にはシボ加工された表示面73aを有している。柱状部材75a〜75gは、各円形の前部側端面(端面)101a〜101g及び後部側端面(端面)102a〜102gを有したそれぞれ円柱状のアクリル部材であって、その両端面の間で導光性を有し、発光表示部73の背面から後方に向って延びるように一体に成形されている。そして、柱状部材75a〜75gは、発光表示部73背面に英大文字のHを描くように、上段と下段に左右2つずつ、中段が左右及び中央に3つとなる位置構成で配置されている。
LED77a〜77gは、基板76に面実装されており、LED79は、ピン挿入方式により足を長くとった状態で半田付けされている。LED77a〜77gは、柱状部材75a〜75gと同様に、基板76上に英大文字のHを描くように、上段と下段に左右2つずつ、中段が左右及び中央に3つとなる位置構成で配置されている。また、LED79は、基板76上に、左右方向に3行、上下方向に4列のマトリックス状で、上記LED77a〜77gを挟み込むように配置されている。
そして、上記したLED77a〜77g,79が実装された基板76が、発光表示部73の後方に配置されると、LED77a〜77gは、それぞれに対応する柱状部材75a〜75gの後部側端面102a〜102gを臨むように配置されることとなる。これにより、LED77a〜77gは、該柱状部材75a〜75gを通して発光表示部73の表示面73aから光を発し、サイコロの円形の出目を発光表示するものとなる。また、LED79は、全て柱状部材75a〜75gの直後には配置されないことから、柱状部材75a〜75gを通さずに発光表示部73の表示面73aから光を発することとなり、サイコロの出目以外の背景領域を発光表示し得るものとなる。
ここで、上記した表示装置72は、LED77dが発光することで出目の1を、LED77aとLED77gが発光することで出目の2を、LED77a、LED77d、及びLED77gが発光することで出目の3を、LED77a、LED77c、LED77e、及びLED77gが発光することで出目の4を、LED77a、LED77c、LED77d、LED77e、及びLED77gが発光することで出目の5を、LED77a、LED77b、LED77c、LED77e、LED77f、及びLED77gが発光することで出目の6を、表示面73aからそれぞれ発光表示することとなる。なお、例えば、出目の2を表示面73aに発光表示する場合には、上記したようにLED77aとLED77gとを発光させることとなるが、このとき、他のLED77b〜77fについては、サイコロの出目以外の背景領域と同色、つまりLED79の発光色と同色に発光させるものとする。
次いで、本パチンコ機1の背面構造について図5を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
すなわち、図5に示すように、パチンコ機1の前扉7背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、副制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配設されている。また、前扉7背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉7背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図6に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置8,11、画像表示装置35、及びLED77a〜77g,79とを備えている。
遊技制御装置80は、図5に示した主制御基板40や副制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、副制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、抽選手段83、普通図柄抽選手段94、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び表示制御手段92を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が始動チャッカー27、一般入賞口25,26、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー27、一般入賞口25,26、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
抽選手段83は、遊技領域3aに打ち出された遊技球の入賞を契機として大当たり抽選(即ち、特別遊技状態に移行するか否かの抽選)を実行する。すなわち、抽選手段83は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー27に対応する入賞信号の入力時、最大保留球数未満での入賞を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちの何れか一方に当選するように、大当たり乱数値を取得して、大当たり抽選を実行する。
そして抽選手段83は、大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」等の図柄が画像表示装置35の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。また抽選手段83は、大当たり抽選で通常当たりに当選した場合、変動の結果、通常当たりに対応する「222」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に抽選手段83は、大当たり抽選に外れた場合、変動の結果、外れに対応する「252」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
更に、抽選手段83は、上記大当たり抽選で確変当たり又は通常当たりが当選した場合に、表示装置72を発光駆動させて遊技者の高揚感を誘うような「特定演出」を併せて行わせるか否かの抽選を、特別演出乱数値を取得して実行する。
普通図柄抽選手段94は、始動チャッカー27を開閉動作させるための普通図柄抽選を、普通図柄作動ゲート32への遊技球通過を契機として行う。
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置8,11に放音、発光の演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、表示装置72に特定演出をさせる契機となる指令を演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、抽選手段83での抽選結果に応じて、画像表示装置35に表示すべき大当たり抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段92に送る。
保留手段87は、抽選手段83から出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、始動チャッカー27への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、大当たり抽選保留表示装置(図示せず)に、最大4個の保留球となるように点灯表示される。保留手段87は、保留球数が例えば4個になっているか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、始動チャッカー27への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送って該ソレノイド70を作動させ、始動チャッカー27を開放させ或いは閉塞させる。更に作動制御手段88は、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送って該ソレノイド71を作動させ、抽選手段83での抽選による大当たり発生時にアタッカー5を開放して所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド70及びアタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド70にあって、始動チャッカー27の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段94において抽選手段83の大当たり抽選とは別途行われる普通図柄抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、アタッカー5の閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時の全てのラウンドにおける入賞を完了した場合である。
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始をそれぞれに決定する。
演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光駆動し、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。また、演出制御手段91は、遊技制御手段86の指令に応答して、表示装置72のLED77a〜77g,79を発光駆動し、遊技者の視覚に訴える演出を行う。
表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。その際、表示制御手段92は、抽選手段83による各抽選結果を、画像表示装置35の画面35aに時系列に表示する。
次に、本パチンコ機1による作用について図7を参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー27や入賞口25,26に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口(図示せず)から遊技盤3背面側に排出される。
遊技領域3aに打ち出された遊技球の一部がワープ導入口37に入球すると、その遊技球は、ステージSに放出された後、該ステージSの傾斜に沿って転動し、落下案内孔(図示せず)に上手く落下した遊技球は、放出口49を経由して始動チャッカー27に高い入賞確率(略100%)で入賞する。
放出口49から放出された遊技球は、上述のように高確率で始動チャッカー27に入賞することになるが、障害釘30への当接状況によっては入賞できないこともある。一方、落下案内孔に導入されない遊技球の多くは、ステージS下方に放出されて始動チャッカー27とは異なる方向に落下するが、場合によっては、始動チャッカー27とは異なる方向に落下しても、障害釘30の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、このジャンプ釘から左右方向に配列された道釘(図示せず)で弾き返されることで、障害釘30に絡んでその間を落下して始動チャッカー27に入賞するものもある。
ところで、始動チャッカー27や入賞口25,26の何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段87は、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段86を介して表示制御手段92に順次送信し、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、当該保留球の消費に応じて、抽選手段83で行われる始動チャッカー27への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
そして、大当たり抽選で当選した場合(ステップS3)、抽選手段83が当たりフラグをオンすると、演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりに対応する変動パターンが決定される。
これにより、ステップS4において、画像表示装置35に表示されるべき当たり図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、画像表示装置35に表示される外れ図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
そして、遊技制御手段86が、画像表示装置35の画面35aに表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送信することに基づき、表示制御手段92は、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する(ステップS5)。
ところで、前述した抽選手段83にて大当りが抽選され、更に特定演出の実行が決定された場合には、画像表示装置35に大当りの抽選結果を表示動作させる旨の信号が遊技制御手段86から表示制御手段92へと送られると共に、表示装置72に特定演出の動作をさせる旨の信号が遊技制御手段86から演出制御手段91へと送られる。これにより、表示制御手段92によって画像表示装置35が表示制御されると共に、演出制御手段91によって表示装置72におけるLED77a〜77g,79が駆動制御されることとなる。
ここで、上記特定演出の実行が決定された場合の表示装置72の動作について説明する。
確変当たりもしくは通常当たりに拘らず、大当たりが当選表示される際には、その結果が表示される前の経過表示として画像表示装置35にリーチ状態が形成される。このリーチ状態は、3つの装飾図柄が並ぶように設定されている1つの大当たり有効ライン(図示せず)に沿って同じ数字が付された2つの装飾図柄が並び、あと1つの同じ装飾図柄が当該大当たり有効ライン上に揃うと大当たりが発生(実際には、既に抽選手段83で決定されている大当たりが現出)するものとなっている。
特定演出の実行が決定されている場合に、上記したリーチ状態になると、表示制御手段92は、これを契機として画面35aの映像を、例えばリーチ状態を示す映像から人の手をクローズアップしたアニメーション(図示せず)へと切り替える。このアニメーションの手は、その掌にサイコロを有しており、該サイコロを画面35aの正面視右側、つまりセンター飾り23右側に配置された表示装置72の方にふる動作をすることにより、遊技者にとっては該サイコロが画面35aの外側へ放り出されたように見受けられるものとなる。
上記した映像が映じられると、これを契機として、遊技制御手段86から特定演出の動作をさせる旨の信号が演出制御手段91へと送られ、該演出制御手段91の制御によって表示装置72のLED79が白色に発光表示を開始する。これにより、上述した画面35aの映像と表示装置72の発光表示とが連係したように視認され、映像とギミックによる視覚的な相乗効果が得られる。更に、表示装置72は、上記LED79の発光駆動と同時に、LED77a〜77gがそれぞれ緑色に発光制御されて、1〜6までのサイコロ図柄が、発光表示部73の表示面73aにて不規則で且つ比較的高速に切り替わるように発光表示された状態となる。
このとき、LED77a〜77gからの光は、各柱状部材75a〜75g内を効率よく導かれて前部側端面101a〜101gから発せられるため、発光表示部73の表示面73aにて輝度の高い状態でサイコロ図柄を発光表示することができる。また、LED79からの光は、表示装置72内壁面を適宜に反射しながら発光表示部73の表示面73aへと達するが、各柱状部材75a〜75gの外側面で反射されることによって柱状部材75a〜75g内部への透過が抑えられ、上記サイコロ図柄の発光表示に混ざり合わず、該サイコロ図柄の発光色が濁ることなく維持される。また、逆に、LED77a〜77gからの光は、各柱状部材75a〜75gの外側面で反射されることにより、柱状部材75a〜75g外部への透過が抑えられ、LED79によって発光表示されるサイコロ図柄の背景に混ざり合わず、該背景の発光色が濁ることなく維持されることとなる。表示装置72における発光表示が上記したように開始されることにより、遊技者は、当該大当たり抽選が通常時とは異なる期待感の高いものであることを認識するものとなる。
そして、上記したサイコロ図柄の不規則な発光表示が2〜3秒継続されると、この切り替えの速度が徐々に遅くなり、最終的には、例えばサイコロ図柄の2が発光表示部73の表示面73aに発光表示されて切り替えが停止する。本パチンコ機1にあっては、上記した最終的なサイコロ図柄の数字が大当たり抽選の結果に対する期待度を示すものとしており、1は期待度が最も低く、2、3と上がるごとに期待度が高くなり、6では最も期待度が高いものとして設定している。従って、上記例示したサイコロ図柄の2(又は1)では、その期待度がやや低めであるため、遊技者は、相応のハラハラ感を有しつつ当該大当たりの結果表示を待つこととなる。また、上記した最終的なサイコロ図柄の数字が3や4などで停止した場合には、大当たり当選する期待度が中程度となり、更に、上記した最終的なサイコロ図柄の数字が5や6などで停止した場合には、大当たり当選する期待度が高いことから、遊技者は、上述した表示装置72におけるサイコロ図柄の各様を視認することにより、それぞれの期待感をもって遊技を楽しむことができるものとなる。
なお、上述した特定演出以外の通常の遊技時にあっては、表示装置72は、LED77a〜77g及びLED79が、緑色、黄色、及びオレンジ色の順に2秒間隔で切り替わるように発光表示されている。このように、LED77a〜77gとLED79とが同色で光ることにより、発光表示部73の表示面73aが均一で高輝度に発光し、センター飾り23や遊技領域3a等を装飾的でかつ明るく発光表示することができる。
また、LED77a〜77gからの光のうちで柱状部材75a〜75gに入射しなかった(つまり基板76の面と平行に近い向きに発せられた)漏れ光が生じた場合にあっても、LED79が、該漏れ光の生じた位置より発光表示部73に近い位置で発光しているので、LED79の光量が漏れ光の光量を上回るものとなり、サイコロ図柄の背景の発光色に混じり合うことを抑制することができる。
そして、前述のステップS5に示した抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段61は、作動決定手段63の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、当該ソレノイド70を作動させてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
次いで、表示装置72における他の例について図8を参照して説明する。図8は、表示装置72の他の例を示したもので(a)は斜視図、(b)は側面図である。なお、図示していない構成については本実施の形態におけるパチンコ機1の構成に従うものとし、その説明を省略すると共に、図1ないし図7と同一符号のものは同一、又は相当部分を示すものとしてその説明を援用する。
図8に示すように、表示装置(図柄発光表示装置)110は、前述した表示装置72における基板76に実装されたLED79を無くし、発光ダイオード(第2発光部)112(LED(第2発光部)112)を実装した基板(第2基板)111を新たに配置した構成となっている。該基板111は、柱状部材75a〜75gを貫通させ得る大きさの貫通孔111a〜111gが形成されており、該貫通孔111a〜111gのそれぞれに対応する柱状部材75a〜75gが通された状態で、発光表示部73と基板76との間に略々平行となる状態に配置される。
ここで、大当たり抽選の特定演出等に係り、上記した表示装置110にサイコロの出目の例えば3を発光表示させるとする。発光表示部73の表示面73aにて3を発光表示するには、演出制御手段91により、基板76上のLED77a,77d,77gを例えば青色に発光駆動させ、これらの各光を柱状部材75a,75d,75gを通してそれぞれ表示面73aから前方へと投射させる。また、これと同時に、演出制御手段91によって基板111に実装されたLED112を黄色に発光駆動し、上記柱状部材75a,75d,75gを通して発光表示されたサイコロの出目以外の背景領域を発光表示させる。
これにより、LED77a,77d,77gからの光は、各柱状部材75a,75d,75g内を効率よく導かれて前部側端面101a,101d,101gから発せられるため、発光表示部73の表示面73aにて輝度の高い状態でサイコロ図柄の3の出目を発光表示することができる。また、LED112からの光は、表示装置110内部を適宜に反射しながら発光表示部73の表示面73aへと達するが、各柱状部材75a〜75gの外側面で反射されることによって柱状部材75a〜75g内部への透過が抑えられ、上記サイコロ図柄の発光表示に混ざり合わず、該サイコロ図柄の発光色が濁ることなく維持される。また、LED77a〜77gからの光のうちで柱状部材75a〜75gに入射しなかった漏れ光は、発光表示部73と基板76との間に配置された基板111に遮蔽され、該基板111より前方には通過しないことから、LED112によって発光表示されるサイコロ図柄の背景に混ざり合わず、該背景の発光色が濁ることなく維持されることとなる。
次に、柱状部材75a〜75gにおける後部側端面の他の形状例について図9を参照して説明する。図9は、柱状部材75aにおける後部側端面の他の形状例を示したもので、柱状部材75aを柱状の長手方向に断面して示した断面図である。なお、図示していない構成については本実施の形態におけるパチンコ機1の構成に従うものとし、その説明を省略すると共に、図1ないし図7と同一符号のものは同一、又は相当部分を示すものとしてその説明を援用する。
すなわち、本例における表示装置72は、図9に示すように、例えば、柱状部材75aの後端部が、該後端部の円周部から後方に延びるように形成された錐面を半ばで断面したような傾斜面部122と、該傾斜面部122の後端の円周部を通って前方に向って半球状にくりぬくようにして形成された半球面部123とからなる後端部121を有している。
このような表示装置72において、柱状部材75aの後端部121を臨むように配置されたLED77aから光が発せられると、半球面部123の中央付近から柱状部材75a内部に入射した光L1は略々直線状に前部側端面101aへと向かう。また、半球面部123のやや中央外側から柱状部材75a内部に入射した光L2は、柱状部材75aの側面に緩やかな角度で入反射しながら前部側端面101aへと向う。
更に、半球面部123の外側付近から柱状部材75a内部に入射した光L3は、まず傾斜面部122に当たって反射することにより、その進行方向が柱状部材75aの軸芯方向に変化される。これにより、該光L3は、柱状部材75aの側面に緩やかな角度で当たりながら入反射するように進行し、前部側端面101aへと向うようになる。このように、柱状部材75a〜75gの後端部を上述したような形状とすることにより、LED77a〜77gが発する光を、各柱状部材75a〜75gの後端部からより多く入射させ、有効に発光表示部73へと伝達させるので、表示装置72における発光表示時の光量を上げることができるようになる。
なお、以上説明した本実施の形態では、柱状部材75a〜75gの各外側面の態様について説明しなかったが、各外側面に光の反射性を向上させるようなシボ加工を施してもよい。このように、柱状部材75a〜75gの各外側面にシボ加工を施すことにより、柱状部材75a〜75gそれぞれの、内側から外側へ、及び/又は、外側から内側へ、の各光の透過を一層有効に抑制させることができるようになる。
また、以上説明した本実施の形態では、表示装置72,110は、サイコロ図柄を発光表示するものとして説明したが、7セグメント表示器や、ドットマトリクス表示器等に応用し得ることは勿論である。
また、以上説明した本実施の形態では、LED79(又はLED112)が、LED77a〜77gより発光表示部73に近い位置に配置されるとして説明したが、LED79(又はLED112)が、LED77a〜77gより発光表示部73から遠い位置に配置されるように構成してもよい。このように、LED79(又はLED112)とLED77a〜77gとを、発光表示部73からの距離が異なる位置に配置することにより、両者の位置に応じて、表示面73aにおけるサイコロ図柄と該サイコロ図柄を囲む周囲の背景との光量差や光の拡散度をそれぞれ異ならしめることができるようになる。
以上説明したように、本実施の形態におけるパチンコ機1は、サイコロ図柄を発光表示する表示装置72を備え、該表示装置72が、表示面73aを前面に有した発光表示部73と、導光性を有して発光表示部73の背面から後方に向って延びるように一体的に設けられた柱状部材75a〜75gと、各対応する柱状部材75a〜75gを通して発光表示部73から光を発するLED77a〜77gと、柱状部材75a〜75gを通さずに発光表示部73から光を発するLED79とを備えてなる。これにより、LED77a〜77gからの光とLED79からの光とが、区画された状態で発光表示部73における表示面73aに達するので、表示面73aにおけるサイコロ図柄と該サイコロ図柄を囲む周囲の背景との発光境界が明瞭となり、互いの発光色が混じり合わない状態で発光表示させることができるようになる。
また、LED79が、LED77a〜77gより発光表示部73に近い位置に配置されることにより、表示面73aにおけるサイコロ図柄と該サイコロ図柄を囲む周囲の背景との光量差を異ならしめて発光表示させることができるようになる。
また、LED77a〜77gが柱状部材75a〜75gの各後部側端面に臨んで配置された基板76に実装され、LED112が発光表示部73の背面側に配置された基板111に実装され、該基板111が、柱状部材75a〜75gを通す貫通孔111a〜111gが形成されるとともに、該貫通孔111a〜111gに該柱状部材75a〜75gが通された状態で発光表示部73と基板76との間に配置されてなる。これにより、LED77a〜77gからの光のうち柱状部材75a〜75gに入射しなかった漏れ光が、基板111によって遮蔽されるので、上記した漏れ光が発光表示部73の表示面73aまで達することを防ぐことができるようになる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 図1に示した表示装置を取り出して分解して示した分解図である。 表示装置の発光表示部を取り出して示したもので(a)は正面図、(b)は斜視図である。 表示装置の発光表示部と基板とを組み付けた状態で示したもので(a)は斜視図、(b)は側面図である。 本パチンコ機の背面構造を示す背面図である。 本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 本パチンコ機による作用を説明するためのフローチャートである。 表示装置の他の例を示したもので(a)は斜視図、(b)は側面図である。 柱状部材における後部側端面の他の形状例を示したもので、柱状部材を柱状の長手方向に断面して示した断面図である。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3 遊技盤
3a 遊技領域
72 図柄発光表示装置(表示装置)
73 図柄発光表示部(発光表示部)
73a 表示面
75a〜75g 柱状部材
76 第1基板(基板)
77a〜77g 第1発光部(発光ダイオード、LED)
79 第2発光部(発光ダイオード、LED)
101a〜101g 端面(前部側端面)
102a〜102g 端面(後部側端面)、後部側端面
110 図柄発光表示装置(表示装置)
111 第2基板(基板)
111a〜111g 貫通孔
112 第2発光部(発光ダイオード、LED)
Ba 遊技球

Claims (3)

  1. 各種の図柄を発光表示する図柄発光表示装置を遊技領域又はその近傍に備え、該遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機において、
    前記図柄発光表示装置は、
    光透過性を有するとともに、前記遊技領域前方に向けて前記図柄を発光表示する表示面を前面に有した図柄発光表示部と、
    前記図柄の形状の端面を有し且つその両端面の間で導光性を有し、前記図柄発光表示部の背面から後方に向って延びるように一体的に設けられた柱状部材と、
    前記柱状部材の後部側端面に臨んで配置され、該柱状部材を通して前記図柄発光表示部から光を発することで前記図柄を発光表示する第1発光部と、
    前記図柄発光表示部の背面側に配置され、前記柱状部材を通さずに前記図柄発光表示部から光を発する第2発光部と、を備えてなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1発光部と前記第2発光部とは、前記図柄発光表示部からの距離が異なる位置に配置されてなる、
    請求項1記載の遊技機。
  3. 前記第1発光部は、発光素子であり、前記柱状部材の後部側端面に臨んで配置された第1基板に実装され、
    前記第2発光部は、発光素子であり、前記図柄発光表示部の背面側に配置された第2基板に実装され、
    前記第2基板は、前記柱状部材を通す貫通孔が形成され、該貫通孔に該柱状部材が通された状態で前記図柄発光表示部と前記第1基板との間に配置されてなる、
    請求項1又は2記載の遊技機。
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