JP4827241B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4827241B2
JP4827241B2 JP2006028349A JP2006028349A JP4827241B2 JP 4827241 B2 JP4827241 B2 JP 4827241B2 JP 2006028349 A JP2006028349 A JP 2006028349A JP 2006028349 A JP2006028349 A JP 2006028349A JP 4827241 B2 JP4827241 B2 JP 4827241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winning
prize
attacker
big
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006028349A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007202954A (ja
Inventor
秀臣 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Original Assignee
Sammy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2006028349A priority Critical patent/JP4827241B2/ja
Publication of JP2007202954A publication Critical patent/JP2007202954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4827241B2 publication Critical patent/JP4827241B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくは、打ち出された遊技球の入賞を契機とする大当たり抽選で大当たりが発生した際に開放する大入賞口を遊技領域に備える遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技領域の中央部に設けられた液晶等の画像表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
上記大当たり抽選では、確変モードによる遊技状態で次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり(以下、確変当たりとも言う)、及び該特殊状態にならない通常当たりのいずれかに当選させるべく抽選が行われる。
特開2003−236210号公報
ところで、上記特許文献1に記載されるようなパチンコ機では、確変当たり及び通常当たりのいずれの大当たりに当選した場合であっても、大入賞口が所定ラウンド数だけ開閉動作し、その各ラウンド毎に所定数の遊技球が入賞し、該入賞に対応する個数の遊技球が賞球として払い出され、賞球箱(所謂ドル箱)に略々一杯の遊技球を獲得することができる。そして、この遊技球獲得の後は、大入賞口の閉塞状態で、遊技領域に配置されたスルーゲートを遊技球が通過したことを契機として行われる普通図柄抽選に当選した際に、始動チャッカーの所謂チューリップが、通常遊技時より長い時間でかつ頻繁に開放するように制御される。このため、始動チャッカーに容易に入賞させることができ、次なる大当たりを取得するまで球受け皿上の遊技球数を減少させることなく遊技を続けることが可能になる。
しかし、このような従来のパチンコ機では、順次発生する何れの大当たりにおいても大入賞口の開閉状態は同じであり、1回の大当たり発生時に取得できる出玉数に違いはなく、大当たり中の賞球も遊技の一部として見る場合、遊技が単調ということになり、従って、遊技性に減り張りをつけてより多彩にすることが望まれる。
そこで本発明は、出玉数に優劣をつけた複数の大入賞口を設け、出玉数の状況が大当たり毎に異なり得るように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図5参照)、遊技領域(3a)に、大当たり抽選手段(83)による抽選実行の契機となり得る入賞が行われる始動入賞部(27)と、1回の大当たりに対応して予め設定された所定ラウンド数(例えば15回)だけ開閉動作する大入賞部(5,26)と、を備え、前記遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技してなる遊技機(1)において、
前記大入賞部1回の開閉動作がそれぞれに1ラウンドを構成する第1及び第2大入賞口(5,26)を有し、かつ該第2大入賞口(26)は、大当たり時における1ラウンドに対応した開閉動作による賞球数が前記第1大入賞口(5)より多く設定され
1回の大当たりに対応する前記第1及び第2大入賞口(5,26)の合計ラウンド数を前記所定ラウンド数(例えば15回)とし、かつ、1回の大当たり中の前記第2大入賞口(26)のラウンド数を前記第1大入賞口(5)より多くする優位状態と、1回の大当たり中の前記第1大入賞口(5)のラウンド数を前記第2大入賞口(26)より多くする劣位状態とに制御する制御手段(84,88)と、
前記第1及び第2大入賞口(5,26)それぞれへの入賞に対応して賞球を払い出す賞球装置(46)と、を備え、
前記制御手段(84,88)は、前記第1及び第2大入賞口双方における遊技球1個あたりの賞球数を同数としつつ、前記第2大入賞口(26)における1ラウンドでのカウント数を前記第1大入賞口(5)における1ラウンドでのカウント数より多くするように前記賞球装置(46)を制御してなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、制御手段が、第1及び第2大入賞口の合計ラウンド数を所定ラウンド数とし、第2大入賞口のラウンド数を第1大入賞口より多くする優位状態と、第1大入賞口のラウンド数を第2大入賞口より多くする劣位状態とに制御するので、優位状態か劣位状態かによって出玉数が大当たり毎に異なる状況を実現でき、従って遊技者は、どちらの大入賞口に多く入賞するかで自分にとって有利な状態なのか不利な状態なのかを判別し、一喜一憂しながら、減り張りのある遊技を行うことができる。また、制御手段が、第1及び第2大入賞口双方における遊技球1個あたりの賞球数を同数としつつ、第2大入賞口における1ラウンドでのカウント数を第1大入賞口における1ラウンドでのカウント数より多くするように賞球装置を制御するので、優位状態と劣位状態とを的確に区別した形で実現することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。なお、図1は本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図、図2は本パチンコ機の背面構造を示す背面図、図3は本パチンコ機の制御系を示すブロック図、図4は振分け抽選手段にてランダムに抽選される複数のレベルパターンを示す図、図5は本パチンコ機の作用を説明するためのフローチャートである。
本パチンコ機1は、同図に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でセンターアタッカー5、右アタッカー26に入球した遊技球Baに対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(確変当たり)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、遊技盤3を支持した形で筐体6に開閉可能に支持された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における上部左右、及び下部の皿ユニット16の左右には、スピーカー(図示せず)を有する放音装置12がそれぞれ配設されている。そして、前扉7の上部における放音装置12の間には、演出用照明装置8が配設されている。
また、ガラス枠10における中央部右方には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放し、或いは、ガラス枠10を前扉7側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。なお、図1中の符号14は、打ち出された遊技球Baを遊技盤3側に案内するガイドレールを示している。本パチンコ機1には、遊技中に遊技領域3aにて入賞することなく落下してアウト口(図示せず)に進入した遊技球Baをパチンコ機1の背面側に導くアウト球通路(図示せず)が設けられている。
そして、前扉7における下部中央には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16の中央左部には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aが配設されており、皿ユニット16の中央下部には、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bが配設されている。
また、前扉7における皿ユニット16の右方下部には、発射装置を操作して遊技球Baを遊技盤3に向けて打ち出すための発射ハンドル2が設けられている。更に、皿ユニット16の下部左方には、灰皿21と遊技者参加ボタン22とが配設されている。
また、遊技領域3aの中央部分には、ステージSを有するセンター飾り23が配設されている。センター飾り23の左下方には、それぞれ大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる入賞口25が配設されている。センター飾り23の直下方に始動チャッカー27が配設されており、該始動チャッカー27の直下方にセンターアタッカー(第1大入賞口)5が配設されている。始動チャッカー27の右方には、右アタッカー(第2大入賞口)26が配設されている。始動チャッカー27は、センター飾り23の球放出口49から落下する等の遊技球を一対の障害釘30の間を通して入賞できるように構成されて、開放位置と閉止位置とに開閉動作するように始動チャッカー開閉ソレノイド69(図3参照)によって作動させられる。
センターアタッカー5及び右アタッカー26はそれぞれ、大当たり発生時に、振分け抽選手段84にて抽選・決定選択された回数だけ開閉動作して、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させる。つまり、右アタッカー26は、作動制御手段88により、大当たり時における1ラウンドに対応した開閉動作による賞球数がセンターアタッカー5より多くなるように作動制御される。
具体的には、後述する優位状態及び劣位状態を実現するため、センターアタッカー5は、大当たり発生中、1回の開放(即ち1ラウンド)で9個の入賞(即ち9カウント)を完了した時点で閉じるように、作動制御手段88の制御によるセンターアタッカー開閉ソレノイド70(図3参照)によって作動させられ、その際、遊技球1個に対し10個が賞球(即ち賞球数10)される。そして右アタッカー26は、大当たり発生中、1回の開放(即ち1ラウンド)で9個の入賞(即ち9カウント)を完了した時点で閉じるように、作動制御手段88の制御による右アタッカー開閉ソレノイド71(図3参照)によって作動させられ、その際、遊技球1個に対し15個が賞球(即ち賞球数15)される。これに代えて、例えば、センターアタッカー5を7カウントで賞球数13とし、右アタッカー26を7カウントで賞球数20とするように設定すること、或いは、センターアタッカー5を5カウントで賞球数16とし、右アタッカー26を5カウントで賞球数25とするように設定することもできる。
なお、賞球数(出玉数)の設定はこれらに限定されるものではなく、右アタッカー26の1ラウンドでの賞球数がセンターアタッカー5の1ラウンドでの賞球数を上回るのであれば、他の設定でも構わないことは勿論である。すなわち、上記設定においては、大当たり中の各ラウンドにおけるカウント数を両アタッカー5,26で同じにしながら、右アタッカー26での遊技球1個あたりの賞球数を、センターアタッカー5での遊技球1個あたりの賞球数より多くすることで優位状態及び劣位状態を実現していた。これに代えて、例えば、大当たり中の各ラウンドにおける遊技球1個あたりの賞球数を両アタッカー5,26で同じにしながら、右アタッカー26での各ラウンドにおけるカウント数を、センターアタッカー5での各ラウンドにおけるカウント数より多くすることで優位状態及び劣位状態を実現することもできる。その場合には、例えば、センターアタッカー5を賞球数15で7カウントとし、右アタッカー26を賞球数15で9カウントとするように設定したり、センターアタッカー5を賞球数10で9カウントとし、右アタッカー26を賞球数10で15カウントとするように設定することができる。
そして、振分け抽選手段84による振分け抽選の結果に従う作動制御手段88により、1回の大当たりに対応する両アタッカー5,26の合計ラウンド数が所定ラウンド数(例えば15回)となるように制御されると共に、1回の大当たり中の右アタッカー26のラウンド数がセンターアタッカー5より多くなる優位状態と、1回の大当たり中のセンターアタッカー5のラウンド数が右アタッカー26より多くなる劣位状態と、が大当たり発生の度に抽選されて実行される。
すなわち、本実施の形態では、振分け抽選手段84が、図4に示す各レベルパターンのデータテーブルを有しており、このレベルパターンは、パターン1〜7として段階的に設定されている。パターン1では、センターアタッカー5が1R(ラウンド)から4R(ラウンド)まで継続した後に、右アタッカー26が5Rから15R(即ち、最終ラウンド)まで継続するように制御される。パターン2では、センターアタッカー5が1Rから5Rまで継続した後に、右アタッカー26が6Rから15Rまで継続するように制御され、パターン3では、センターアタッカー5が1Rから6Rまで継続した後に、右アタッカー26が7Rから15Rまで継続するように制御され、パターン4では、センターアタッカー5が1Rから7Rまで継続した後に、右アタッカー26が8Rから15Rまで継続するように制御される。また、パターン5では、センターアタッカー5が1Rから8Rまで継続した後に、右アタッカー26が9Rから15Rまで継続するように制御され、パターン6では、センターアタッカー5が1Rから9Rまで継続した後に、右アタッカー26が10Rから15Rまで継続するように制御され、パターン7では、センターアタッカー5が1Rから10Rまで継続した後に、右アタッカー26が11Rから15Rまで継続するように制御される。
遊技領域3aには、センター飾り23の四方に風車31が配設されており、始動チャッカー27の左方には、後述する普通図柄抽選手段94(図3参照)による、始動チャッカー27を開閉動作させるか否かの普通図柄抽選の契機となる入球が行われる普通図柄作動ゲート32が配設されている。
遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、入賞口25及び始動チャッカー27等の周囲には、ステージSから零れた遊技球Baや、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球Baを適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘30を含む多数の障害釘が打ち込まれている。
上記センター飾り23は、遊技盤3側に固定された画像表示装置35の画面を露出する開口36を中央部に、ワープ導入口37を左上部に、該導入口37に連通する放出口54を左下部に、ステージSを開口36の下側に、球放出口49を該ステージSの中央下部にそれぞれ有している。更に、センター飾り23におけるステージSの左右には、それぞれ演出用照明装置(発光装置)34が設けられている。また、ワープ導入口37の対向位置には、一対の障害釘39が打ち込まれている。ワープ導入口37の周囲や上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。
なお、上記「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを、該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球Baを始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
次に、本パチンコ機1の背面構造について図2を参照して説明する。同図に示すように、パチンコ機1の前扉7の背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、サブ制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配置されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置用の発射制御基板53がこの順に配置されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図3に沿って説明する。本制御系は、同図に示すように、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド69、センターアタッカー開閉ソレノイド70、右アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置8,11、画像表示装置35、演出用照明装置34、及び賞球装置46と、を備えている。
遊技制御装置80は、図2に示した主制御基板40やサブ制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、サブ制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、大当たり抽選手段83、振分け抽選手段84、普通図柄抽選手段94、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び表示制御手段92を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球Baが始動チャッカー27、入賞口25、センターアタッカー5、及び右アタッカー26等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー27、入賞口25、センターアタッカー5、右アタッカー26等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
大当たり抽選手段83は、始動チャッカー27への入賞を契機として大当たり抽選を実行する。すなわち、大当たり抽選手段83は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー27に対応する入賞信号の入力時、最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちのいずれか一方に当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して、大当たり抽選を実行する。
大当たり抽選手段83は、大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」、「333」や「777」等の画像表示装置35の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため画像が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。大当たり抽選手段83はまた、大当たり抽選で通常当たりが当選した場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、通常当たりに対応する「222」、「444」や「888」等の画像が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。大当たり抽選手段83は更に、大当たり抽選で外れた場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「252」、「464」や「838」等の画像が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
振分け抽選手段84は、1回の大当たり中の優位状態及び劣位状態のレベルを予め段階的に設定した複数のレベルパターン(パターン1〜7)を有して、大当たり発生の度にそれらレベルパターンの中から1つを抽選で決定する(振分け抽選)。つまり、振分け抽選手段84は、1回の大当たりに対応するセンターアタッカー5及び右アタッカー26の合計ラウンド数を所定ラウンド数(例えば15回)とし、かつ、1回の大当たり中の右アタッカー26のラウンド数をセンターアタッカー5より多くする優位状態と、1回の大当たり中のセンターアタッカー5のラウンド数を右アタッカー26より多くする劣位状態とを大当たり発生の度に、図4のデータテーブルから抽選して決定する。
本実施形態において当該抽選の形態は、図4のパターン1〜7を全くランダム(無作為)に選択するものとするが、これに代えて、前回の大当たり発生時の状態が劣位状態であった場合には、該劣位状態(例えばパターン5、6、7)から優位状態(例えばパターン1、2、3)に移行させるように昇格抽選する形態とすることも可能であり、また、前回の大当たり発生時の状態が優位状態であった場合には、該優位状態(例えばパターン1、2、3)から劣位状態(例えばパターン5、6、7)に移行させるように降格抽選することも可能である。
後述する作動制御手段88は、振分け抽選手段84による抽選結果に従い、アタッカー5,26をそれぞれ、抽選で決定されたレベルパターン(パターン1〜7の何れか)に対応する回数だけ開閉動作させる。これにより、1回の大当たりに対応する両アタッカー5,26の合計ラウンド数が所定ラウンド数(例えば15回)となるように作動され、1回の大当たり中の右アタッカー26のラウンド数がセンターアタッカー5より多くなる優位状態と、1回の大当たり中のセンターアタッカー5のラウンド数が右アタッカー26より多くなる劣位状態とが得られる。なお、振分け抽選手段84と作動制御手段88とにより制御手段が構成される。
普通図柄抽選手段94は、始動チャッカー27を開閉動作させるか否かの普通図柄抽選を、この普通図柄抽選の保留球数(例えば4個)の範囲内で、普通図柄作動ゲート32への入球を契機として実行する。
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置8,11,34に放音、発光の演出をさせる契機となる指令を演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、大当たり抽選手段83での大当たり抽選の結果に応じて、画像表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送る。
本実施の形態では、遊技制御手段86及び表示制御手段92により、大当たり発生時、振分け抽選手段84による抽選結果に基づき、画像表示装置35に右アタッカー26への入賞を促す案内表示を行う案内表示制御手段が構成される。また、遊技制御手段86及び演出制御手段91により、大当たり発生時、振分け抽選手段84による抽選結果に基づき、放音装置12に右アタッカー26への入賞を促す放音を行わせる放音制御手段が構成される。更に、遊技制御手段86及び演出制御手段91により、大当たり発生時、振分け抽選手段84による抽選結果に基づき、演出用照明装置34に右アタッカー26への入賞を促す発光(点灯、点滅)を行わせる発光制御手段が構成される。
保留手段87は、大当たり抽選手段83から出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、始動チャッカー27への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。この保留球の記憶は4個を超えないように行われる。また、上記記憶状況は、大当たり抽選保留表示装置(図示せず)に、最大4個の保留球として点灯表示される。保留手段87は、例えば保留球数が4個未満であるか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、始動チャッカー27への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は、上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
そして保留手段87は、保留(記憶)している変動パターンに係る信号を順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための画像変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした画像変動禁止フラグを解除する時間を計測するための画像変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、保留球の消費に応じて保留球数が4個未満となった場合、大当たり抽選手段83で行われる始動チャッカー27への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド69に駆動信号を送って該ソレノイド69を作動させ、始動チャッカー27を開放又は閉止動作(つまり、開閉動作)させる。また、作動制御手段88は、振分け抽選手段84の抽選結果に対応するように、センターアタッカー開閉ソレノイド70、右アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送って該ソレノイド70、71を作動させると共に、入賞信号出力手段82からの入賞信号を受け、振分け抽選手段84で決定されたレベルパターン(図4参照)に対応する賞球数となるように賞球装置46を作動制御する。また作動制御手段88は、始動チャッカー27、入賞口25に入賞した旨の入賞信号を入賞信号出力手段82から受けた場合、始動チャッカー27、入賞口25にそれぞれ対応する賞球数となるように賞球装置46を作動制御する。
すなわち、本実施形態では、作動制御手段88が、振分け抽選手段84にて抽選されたレベルパターン(パターン1〜7)の実行時に、センターアタッカー5及び右アタッカー26双方における1ラウンドでのカウント数を同数としつつ、右アタッカー26における遊技球1個あたりの賞球数をセンターアタッカー5における遊技球1個あたりの賞球数より多くするように賞球装置46を制御する。或いはこれに代えて、作動制御手段88が、振分け抽選手段84にて抽選されたレベルパターンの実行時に、センターアタッカー5及び右アタッカー26双方における遊技球1個あたりの賞球数を同数としつつ、右アタッカー26における1ラウンドでのカウント数をセンターアタッカー5における1ラウンドでのカウント数より多くするように賞球装置46を制御するも可能である。これらにより、振分け抽選手段84の抽選結果に対応した優位状態と劣位状態とを的確に区別した形で実現させることができる。
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド69、センターアタッカー開閉ソレノイド70、及び右アタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド69にあって、始動チャッカー27の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段94で行われる普通図柄抽選で当選した場合である。センターアタッカー開閉ソレノイド70又は右アタッカー開閉ソレノイド71にあって、センターアタッカー5又は右アタッカー26の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ画像が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、センターアタッカー5又は右アタッカー26の閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時の全ラウンドにおける入賞を完了した場合である。
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド69、センターアタッカー開閉ソレノイド70、右アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始をそれぞれに決定する。
演出制御手段91は、大当たり発生時には、遊技制御手段86からの指令に応答して、放音装置12に右アタッカー26への入賞を促す放音(例えば、「右アタッカーを狙え」や「右打ちせよ」などの音声、或いは、特定の擬音など)を行わせる。また、演出制御手段91は、大当たり発生時には、遊技制御手段86からの指令に応答して、演出用照明装置34に右アタッカー26への入賞を促す発光(例えば、突然強く点滅発光する、など)を行わせる。
表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。更に、表示制御手段92は、大当たり発生時には、遊技制御手段86からの指令に応答して、画像表示装置35に右アタッカー26への入賞を促す案内表示(例えば、「右アタッカーを狙え」や「右打ちせよ」などの文字表示)を行う。
また、始動チャッカー開閉ソレノイド69は、作動制御手段88からの駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、始動チャッカー27を開閉動作させる。センターアタッカー開閉ソレノイド70は、作動制御手段88からの駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、センターアタッカー5を開閉動作させる。また、右アタッカー開閉ソレノイド71は、作動制御手段88からの駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、右アタッカー26を開閉動作させる。
放音装置12は、演出制御手段91の制御に従ってスピーカー(図示せず)を駆動させ、演出に応じた効果音を発するものであり、大当たり抽選手段83による大当たり抽選結果に関連した音声を発する。本実施形態において、当該「音声」は、音楽的な音色、単なる擬音・効果音、遊技者に指示する声など、種々の音を含む広い概念を意味する。また、演出用照明装置8,11は、演出制御手段91の制御に従ってその内蔵する電飾ランプ(図示せず)を発光駆動(点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。画像表示装置35は、主に大当たり抽選手段83による大当たり抽選結果に関連した演出表示を行うもので、表示制御手段92の制御に従って作動し、種々の演出表示を行う。演出用照明装置(発光装置)34は、演出制御手段91の制御で、右アタッカー26への入賞を促す発光を行う。
賞球装置46は、始動チャッカー27、入賞口25、センターアタッカー5、右アタッカー26それぞれへの入賞に対応して賞球するように作動制御手段88によって作動制御される。
次に、本パチンコ機1による作用について、図5及び図6のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー27、入賞口25等に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口(図示せず)から遊技盤3背面側に排出される。つまり、遊技領域3aに向けて打ち出された多数の遊技球は、その一部がワープ導入口37から導入されて放出口54からステージS上に放出され、その一部が球放出口49から放出されて始動チャッカー27に向け落下し、この始動チャッカー27に高い確率で入賞する。この際、障害釘30への当接状況によっては、始動チャッカー27に入賞できないこともある。
ところで、上述したように始動チャッカー27や入賞口25の何れかに遊技球Baが入賞した場合、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、かつ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段87は、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段86を介して表示制御手段92に順次送信し、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、当該保留球の消費に応じて、大当たり抽選手段83で行われる始動チャッカー27への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
ステップS3において、大当たり抽選で当選した場合、抽選手段57は、当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりを決定する。そして、ステップS4において、画像表示装置35に表示されるべき図柄がセットされる。
以上のように、遊技制御手段86が、画像表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送信することに基づき、表示制御手段92は、画像表示装置35を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する(ステップS5)。
そして、図柄表示装置35の画面上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、始動チャッカー開閉ソレノイド69及びセンターアタッカー開閉ソレノイド70が作動制御されて、アタッカー5,26に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
すなわち、大当たり処理のサブルーチンである図6のフローチャートに示すように、大当たり抽選結果が大当たり当選である場合、振分け抽選手段84が、振分け抽選を実行し(ステップS7)、レベルパターンを図4のデータテーブルのパターン1〜7のうちから抽選で決定する(ステップS8)。これにより、作動制御手段88が、センターアタッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、アタッカー5,26をそれぞれ、抽選で決定されたレベルパターンに対応する回数となるように開閉動作させると共に、振分け抽選で決定されたレベルパターン(図4参照)に対応する賞球数となるように賞球装置46を作動制御する(ステップS9)。その場合、右アタッカー26が開閉動作を開始するときは、表示制御手段92が遊技制御手段86からの信号に従って画像表示装置35に右アタッカー26への入賞を促す案内表示(右打ち案内)を行い、演出制御手段91が放音装置12、演出用照明装置34に右アタッカー26への入賞を促す放音、発光(右打ち案内)を行う(ステップS10)。これらの表示、放音、発光の3種のガイドは同時に行うこともできるが、個別に行うこともできる。
以上説明したように本実施形態では、振分け抽選手段84及び作動制御手段88が、センターアタッカー5及び右アタッカー26の合計ラウンド数を所定ラウンド数とし、右アタッカー26のラウンド数をセンターアタッカー5より多くする優位状態と、センターアタッカー5のラウンド数を右アタッカー26より多くする劣位状態と、を大当たり発生の度に抽選して実行する。このため、振分け抽選手段84の抽選結果が優位状態か劣位状態かによって出玉数が大当たり毎に異なる状況を実現でき、従って遊技者は、どちらのアタッカーに多く入賞するかで自分にとって有利な状態なのか不利な状態なのかを判別し、一喜一憂しながら、減り張りのある遊技を行うこととなる。
また、振分け抽選手段84が、大当たり発生の度に複数のレベルパターン(パターン1〜7)の中から1つを抽選するので、遊技者にとって有利になったり不利になったりする状況を、ソフト的に極めてスピーディに選択決定することができ、軽快な遊技展開を実現できる。
そして、振分け抽選手段84が、大当たり発生時、前回の大当たり発生時の状態が劣位状態であった場合に、劣位状態から優位状態に移行させるように昇格抽選を行うようにすると、大当たりの都度に変化のある状況を体感させ、遊技者に与える喜悦感をより大きくすることができる。或いは、振分け抽選手段84が、大当たり発生時、前回の大当たり発生時の状態が優位状態であった場合に、優位状態から劣位状態に移行させるように降格抽選を行うようにすると、大当たりの都度に変化のある状況を体感させ、遊技者に、次の大当たりに対する期待感を与えることができる。
更に、本実施の形態では、表示制御手段92が、大当たり発生時、振分け抽選手段84による抽選結果に基づき、画像表示装置35に右アタッカー26への入賞を促す表示を行うので、遊技者は、大当たり時の賞球中、画像表示装置35の表示内容を見ることで、どのアタッカーを狙って発射すればよいかを容易に認識できる。また、演出制御手段91が、放音装置12又は演出用照明装置34に右アタッカー26への入賞を促す放音又は発光を行わせる場合、遊技者は、大当たり時の賞球中、放音装置12が発する音を聞き、又は演出用照明装置34が発する光を見ることで、どのアタッカーを狙って発射すればよいかを容易に認識できる。このため、遊技者は、優位状態であると認識した際には、右アタッカー26への入賞を狙うように発射ストロークや発射タイミングを調節した打ち出しを行うことができる。つまり、優位状態の遊技中には右アタッカー26の開放するタイミングを上手く掴んで入賞させ得るように発射ストロークや発射タイミングを変えて遊技するなど、遊技球が右アタッカー26に、少しでも効率良く入賞するように打ち出し、一喜一憂しながら遊技することができる。
なお、本実施形態では、大当たり中の1ラウンドにおけるカウント数を一定にして遊技球1個あたりの賞球数を異ならせたり、1ラウンド中における遊技球1個あたりの賞球数を一定にしてカウント数を異ならせたりすることで、振分け抽選手段84及び作動制御手段88の制御による優位状態及び劣位状態を実現したが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、作動制御手段88が、振分け抽選手段84にて抽選されたレベルパターン(パターン1〜7)の実行時に、右アタッカー26の1ラウンドの開放時間をセンターアタッカー5の1ラウンドの開放時間より長くするようにセンターアタッカー開閉ソレノイド70、右アタッカー開閉ソレノイド71を作動制御することで、振分け抽選手段84の抽選結果に対応した優位状態と劣位状態とを的確に区別した形で実現させるようにすることもできる。
具体的には、大当たり中における右アタッカー26の1ラウンドの開放時間tRをセンターアタッカー5の1ラウンドの開放時間tCより長くすることで、1ラウンドにおける右アタッカー26の出玉数が、1ラウンドにおけるセンターアタッカー5の出玉数より多くなるように設定して、上記優位状態及び劣位状態を実現させる。この場合、センターアタッカー5及び右アタッカー26にいずれにおいても、遊技球1個あたりの賞球数は同数とするが、1ラウンドにおけるカウント数には特に上限を設けなくても両アタッカー5,26それぞれが、一定の時間間隔で遊技領域3aに発射される遊技球を取り入れつつ、予め設定された開放時間tC、Rで閉止するため、各ラウンドでの出玉数は自ずと的確に制限される。このような設定とした場合にも、上述した本実施形態での効果と同様の効果を得ることができる。そして、この場合にも、本実施形態で説明した昇格抽選や降格抽選の実行、或いは、右アタッカー26への入賞を促す表示を画像表示装置35に行ったり、入賞を促す放音を放音装置12に行わせたり、入賞を促す発光を演出用照明装置34に行わせたりする制御を実行することができる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 本実施形態におけるパチンコ機の背面構造を示す背面図である。 本実施形態におけるパチンコ機の制御系を示すブロック図である。 振分け抽選手段にてランダムに抽選される複数のレベルパターンを示す図である。 本実施形態におけるパチンコ機の作用を説明するためのフローチャートである。 大当たり処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3a 遊技領域
5,26 大入賞部(センターアタッカー、右アタッカー)
12 放音装置
27 始動入賞部(始動チャッカー)
34 発光装置(演出用照明装置)
35 画像表示装置
46 賞球装置
83 大当たり抽選手段
84,88 制御手段(振分け抽選手段、作動制御手段)
86,91 放音制御手段、発光制御手段(遊技制御手段、演出制御手段)
86,92 案内表示制御手段(遊技制御手段、表示制御手段)
Ba 遊技球

Claims (1)

  1. 遊技領域に、大当たり抽選手段による抽選実行の契機となり得る入賞が行われる始動入賞部と、1回の大当たりに対応して予め設定された所定ラウンド数だけ開閉動作する大入賞部と、を備え、前記遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機において、
    前記大入賞部1回の開閉動作がそれぞれに1ラウンドを構成する第1及び第2大入賞口を有し、かつ該第2大入賞口は、大当たり時における1ラウンドに対応した開閉動作による賞球数が前記第1大入賞口より多く設定され
    1回の大当たりに対応する前記第1及び第2大入賞口の合計ラウンド数を前記所定ラウンド数とし、かつ、1回の大当たり中の前記第2大入賞口のラウンド数を前記第1大入賞口より多くする優位状態と、1回の大当たり中の前記第1大入賞口のラウンド数を前記第2大入賞口より多くする劣位状態とに制御する制御手段と、
    前記第1及び第2大入賞口それぞれへの入賞に対応して賞球を払い出す賞球装置と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1及び第2大入賞口双方における遊技球1個あたりの賞球数を同数としつつ、前記第2大入賞口における1ラウンドでのカウント数を前記第1大入賞口における1ラウンドでのカウント数より多くするように前記賞球装置を制御してなる、
    ことを特徴とする遊技機。
JP2006028349A 2006-02-06 2006-02-06 遊技機 Expired - Fee Related JP4827241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006028349A JP4827241B2 (ja) 2006-02-06 2006-02-06 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006028349A JP4827241B2 (ja) 2006-02-06 2006-02-06 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007202954A JP2007202954A (ja) 2007-08-16
JP4827241B2 true JP4827241B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=38482948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006028349A Expired - Fee Related JP4827241B2 (ja) 2006-02-06 2006-02-06 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4827241B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4980993B2 (ja) * 2008-06-30 2012-07-18 京楽産業.株式会社 遊技機
JP4980994B2 (ja) * 2008-06-30 2012-07-18 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5706472B2 (ja) * 2013-06-14 2015-04-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP5738373B2 (ja) * 2013-09-12 2015-06-24 京楽産業.株式会社 パチンコ遊技機
JP6385409B2 (ja) * 2016-10-19 2018-09-05 株式会社三共 遊技機
JP6395787B2 (ja) * 2016-10-19 2018-09-26 株式会社三共 遊技機
JP2019188064A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社三洋物産 遊技機
JP7010479B2 (ja) * 2018-05-08 2022-01-26 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005124940A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Sankyo Kk 遊技機
JP4581411B2 (ja) * 2004-01-27 2010-11-17 株式会社三洋物産 遊技機
JP2005305130A (ja) * 2004-03-26 2005-11-04 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007202954A (ja) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4827241B2 (ja) 遊技機
JP2007185256A (ja) 遊技機
JP5105515B2 (ja) 遊技機
JP2007159861A (ja) 遊技機
JP2009039371A (ja) 遊技機
JP4562036B2 (ja) 遊技機
JP2003154086A (ja) 遊技機
JP4726114B2 (ja) 遊技機
JP2008161461A (ja) 遊技機
JP4626960B2 (ja) 遊技機
JP2008161462A (ja) 遊技機
JP2007244499A (ja) 遊技機
JP4726113B2 (ja) 遊技機
JP6014453B2 (ja) 遊技機
JP4730736B2 (ja) 遊技機
JP4793794B2 (ja) 遊技機
JP4827271B2 (ja) 遊技機
JP2007267922A (ja) 弾球遊技機
JP2006115900A (ja) 遊技機
JP5071917B2 (ja) 遊技機
JP2023074438A (ja) 遊技機
JP2009172113A (ja) 弾球遊技機
JP2006095235A (ja) 遊技機
JP2009112711A (ja) 遊技機
JP4979725B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110912

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees